JP3484304B2 - カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法

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JP3484304B2
JP3484304B2 JP30656896A JP30656896A JP3484304B2 JP 3484304 B2 JP3484304 B2 JP 3484304B2 JP 30656896 A JP30656896 A JP 30656896A JP 30656896 A JP30656896 A JP 30656896A JP 3484304 B2 JP3484304 B2 JP 3484304B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を用いてカラー画像を形成するカラー画像形成装置及び
カラー画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置及び方法としては、代表的
には、一つの感光体に複数色のトナー像を順に形成する
方式のものと、複数個の電子写真プロセス部を各色毎に
設け、各電子写真プロセス部から搬送ベルト上を搬送さ
れる転写紙に各色のトナー像を順に転写する方式のもの
とがある。前者はワンドラム方式、後者はタンデム方式
と呼ばれている。
【0003】図4は、ワンドラム方式のカラー画像形成
装置の一例を示す側面図である。このカラー画像形成装
置は、回転駆動される感光体としての感光ドラム101
の周囲に帯電器102、露光器103、四色のトナー
(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブ
ラック(Bk))を保持する四つの現像器104、転写
器105、及び感光体クリーナ106が配置された概略
構造をしている。
【0004】このような構造のものは、感光ドラム10
1が時計回りに回転する過程で、帯電器102による感
光ドラム101の一様帯電と帯電面に対する露光器10
3からのレーザ変調光の照射とが行われ、これによって
画像書き込み信号に応じた静電潜像が感光ドラム101
に形成される。この静電潜像は、各色の現像器104に
より現像され、これによって各色のトナーが静電潜像に
付着してカラーのトナー像が形成される。このカラーの
トナー像は、転写器105によって転写紙107に転写
された後、図示しない定着装置で過熱・加圧されて転写
紙107に強固に付着し、これによってカラー画像形成
がなされる。一方では、転写後に感光ドラム101に残
存するトナーは感光体クリーナ106によってクリーニ
ングされる。これが、図4に例示するワンドラム方式の
カラー画像形成装置による画像形成原理である。
【0005】図5は、タンデム方式のカラー画像形成装
置の一例を図5に示す側面図である。まず、転写紙20
1を案内するための給紙部202から排紙部203に至
る通紙経路204が設けられている。この通紙経路20
4は、図示しない駆動源より駆動力を付与されて回転す
るベルト駆動ローラ205と回転自在なベルト従動ロー
ラ206との間に掛け渡された搬送ベルト207を一部
に含む。そして、搬送ベルト207上には、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラック用の四つの電子写真プロセ
ス部208Y、208M、208C、208Bkが順に
配設されている。これらの電子写真プロセス部208
は、搬送ベルト207に接触する感光体としての感光ド
ラム209を主体として、この感光ドラム209の周囲
に帯電器210、露光器211、現像器212、転写器
213、及び感光体クリーナ214が順に配置されて形
成されている。さらに、通紙経路204は、搬送ベルト
207を抜けた場所に位置させて定着装置215を備え
る。
【0006】このような構造のものは、給紙部202か
ら最上位の転写紙201を通紙経路204に送り出し、
これを搬送ベルト207によって搬送する。その過程
で、各色の電子写真プロセス部208によって電子写真
プロセスを用いた画像形成を行う。これにより、転写紙
201にはカラーのトナー像が転写され、これが定着装
置215で過熱・加圧されることで転写紙201に強固
に付着する。これが、図5に例示するタンデム方式のカ
ラー画像形成装置による画像形成原理である。
【0007】ここで、図4及び図5には、ワンドラム方
式及びタンデム方式という二つの方式のカラー画像形成
装置を例示したが、何れの方式であっても、副走査方向
の画像ピッチムラをなくすためには感光ドラム101,
209を一定の周速度で回転駆動する必要がある。とこ
ろが、実際には、感光ドラム101,209を駆動する
駆動モータの回転速度変動や回転軸の偏心等によってそ
の周速度を一定にすることは難しい。このため、感光ド
ラム101,209上における副走査方向の書き込みラ
イン間隔が一定せず、画像ピッチムラなどの画像濃度の
濃淡現象が生じ、画像品質が著しく低下してしまうとい
う問題がある。図5に例示したようなタンデム方式の画
像形成装置では、感光ドラム209の周速度の変動だけ
でなく、搬送ベルト207の速度変動によっても同様の
現象が生ずる。
【0008】そこで、本発明の発明者は、感光体上にお
ける副走査方向の画像ピッチムラをなくすことができる
カラー画像形成装置を発明した。本出願人は、これを平
成7年9月22日に特許出願している。図6は、このよ
うなカラー画像形成装置に用いる制御系の模式図であ
る。
【0009】まず、画像信号に基づいてLD駆動回路3
01がレーザダイオード302を駆動し、これによって
レーザダイオード302から照射されるレーザ光をポリ
ゴンモータ303に回転駆動される回転多面鏡としての
ポリゴンミラー304で反射し、その反射光を反射ミラ
ー305で更に反射して感光ドラム306に導く、とい
うのが図4及び図5に例示した画像形成装置における露
光器103,211の詳細である。つまり、6面あるポ
リゴンミラー304の各反射面の走査で1主走査ライン
が感光ドラム306に形成される。この際、反射ミラー
305の一端に配置された同期検知センサ307がポリ
ゴンミラー304の1面走査毎にレーザ光を受光し、主
走査方向の同期検知信号DETをLD駆動回路301に
入力する。
【0010】このような基本構造の下、感光ドラム30
6の回転速度をエンコーダ308で検出し、感光ドラム
306の回転に応じたエンコーダ308のパルス信号E
NCに基づいて周波数/速度変換器309で感光ドラム
306の回転速度を得る。周波数/速度変換器309で
は、感光ドラム306の回転速度を速度信号V1として
出力する。出力された速度信号V1は、回転制御回路3
10に入力され、この回転制御回路310では感光ドラ
ム306の速度変動に応じたパルス信号PLSを出力す
る。パルス信号PLSは、ポリゴンモータ303を回転
駆動するモータ駆動回路311に入力され、これによ
り、感光ドラム306の回転速度変動に応じたポリゴン
モータ303の回転制御がなされ、ポリゴンミラー30
4の回転速度が補正される。つまり、図6に示す制御系
では、感光ドラム306の回転速度変動に応じてポリゴ
ンミラー304の回転速度を補正し、これによって感光
ドラム306上に発生する画像ピッチムラをなくしてい
る。
【0011】一方、図6に示す制御系のように感光ドラ
ム306の速度変動に応じてポリゴンモータ303の回
転速度を制御すると、ポリゴンモータ303の速度変動
に応じてレーザ光の主走査方向速度も変化し、これに伴
い主走査方向のドット位置や主走査ライン長が変化して
しまう。そこで、図6に示す制御系では、レーザ光の書
込タイミングを決める基準周波数(画周波数)を感光ド
ラム306の速度変動に応じて制御している。つまり、
感光ドラム306の速度変動を示す速度信号V1は、画
像周波数制御回路312にも入力される。画像周波数制
御回路312では、速度信号V1に応じて画周波数を変
化させ、クロック信号WCLKとしてLD駆動回路30
1に出力する。そこで、LD駆動回路301は、反射ミ
ラー305の一端に配置された同期検知センサ307か
らの同期検知信号DETに基づいて主走査方向の書込開
始タイミングを決定し、クロック信号WCLKに基づい
て主走査方向の1ドット毎の書込タイミングを決定す
る。つまり、図6に示す制御系では、感光ドラム306
の回転速度変動に応じてLD駆動回路301の書込周波
数を制御し、主走査方向のドットの位置ずれや主走査ラ
イン長の変動を補正している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す制御系は、
感光ドラム312上における副走査方向の画像ピッチム
ラを補正し、画像濃度の濃淡現象の発生を回避するとい
う点では優れている。ところが、ポリゴンモータ303
の回転速度又は画周波数の何れかの変動量に関する制御
上の誤差に基づき、主走査方向のドット位置や主走査方
向のライン長に誤差が生じてしまうことが懸念される。
これを簡単な具体例をもって説明する。まず、 主走査速度:1.0×106 (mm/sec) 画周波数:23.623×106 (Hz) 主走査ラインのドット数:7016(dot) の時、主走査方向のライン長は、 主走査ライン長=7016×主走査速度/画周波数 =7016×1.0×106 /23.623×106 =296.997(mm) となる。ここで、主走査速度は、主走査ラインをレーザ
光が走査する速度であり、ポリゴンモータ303の回転
速度に比例する。今、ポリゴンモータ303の回転速度
が0.02%の制御誤差を持っていると仮定すると、主
走査ライン長は、 7016×(1.0×106 (1.0002)/23.
623×106=297.058(mm) となり、誤差によって約61μmだけ主走査方向のライ
ン長が長くなってしまう。これは、画素密度600DP
Iのカラー画像においては、約1.5ドット分に相当す
る長さとなる。そして、主走査方向に生ずるこのような
誤差は、主走査方向のドット位置のずれとなっても現れ
る。なお、ここではポリゴンモータ303の回転速度が
制御誤差を持っている場合を例に挙げて説明したが、画
周波数に制御誤差がある場合も同様のライン長誤差とな
って現れる。
【0013】次に、図6に示す制御系においては、ポリ
ゴンモータ303の回転速度制御とレーザ光の書込タイ
ミングを決める画周波数制御とは、共に、感光ドラム3
06の回転速度変動を表す速度信号V1に基づきながら
も、別個独立して行われる。ところが、ポリゴンモータ
303の回転制御は、その機構上、感光ドラム306等
の速度変動に対して比較的長い周期の変動成分(低周波
成分)の補正しかできない。また、ポリゴンモータ30
3が置かれている環境の温度変化等の何らかの理由で、
ポリゴンモータ303の回転速度が所望の回転速度から
一旦微少量外れてしまった場合、所望の回転速度に戻る
には時間がかかる。さらに、ポリゴンモータ303を構
成しているメカ機構や回転制御回路定数のバラツキ等に
よって、ポリゴンモータ303毎に回転変動制御に対す
る応答にバラツキが生ずることが予想される。これに対
し、画周波数制御に基づき行われるレーザダイオード3
02からのレーザ光の書込タイミング補正は、比較的正
確になされる。このようなことから、別個独立に制御さ
れるポリゴンモータ303の回転速度とレーザダイオー
ド302からのレーザ光の書込タイミングとの間にはず
れが生じ、これが主走査方向のドット位置や主走査ライ
ン長に誤差を生じさせる原因となる。
【0014】そこで、本発明は、副走査方向の画像ピッ
チムラを防止するために感光体の速度変動に応じて速度
補正されるポリゴンモータの回転速度に多少の誤差が生
じても、主走査方向のドット位置や主走査ライン長に誤
差を生じさせないカラー画像形成装置及びカラー画像形
成方法を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のカラー画
像形成装置及び請求項4記載のカラー画像形成方法は、
回転多面鏡を反射した露光ビームを感光体上に照射して
静電潜像を形成し、これを現像する動作を複数回繰り返
して複数色のトナー像を感光体に重ねることによりカラ
ー画像を得るカラー画像形成装置又はカラー画像形成方
法を前提とする。また、請求項2記載のカラー画像形成
装置及び請求項5記載のカラー画像形成方法は、回転多
面鏡を反射した露光ビームを感光体上に照射して静電潜
像を形成しこれを現像する電子写真プロセス部を搬送ベ
ルトに沿って複数個配置し、電子写真プロセス部により
現像される複数色のトナー像を搬送ベルトに搬送される
転写紙に転写してカラー画像を得るカラー画像形成装置
又はカラー画像形成方法を前提とする。
【0016】そして、上記カラー画像形成装置におい
て、感光体の回転状況を検出する第一の検出手段と、検
出された感光体の回転状況に応じて回転多面鏡の回転速
度を制御する第一の制御手段と、回転多面鏡の回転状況
を検出する第二の検出手段と、検出された回転多面鏡の
回転状況に応じて露光ビームの書き込みタイミングを決
める基準周波数を制御する第二の制御手段とを設ける
(請求項1及び2)。また、上記カラー画像形成方法に
おいて、感光体の回転状況を検出し、検出された感光体
の回転状況に応じて回転多面鏡の回転速度を制御し、回
転多面鏡の回転状況を検出し、検出された回転多面鏡の
回転状況に応じて露光ビームの書き込みタイミングを決
める基準周波数を制御する。ここで、「感光体や回転多
面鏡の回転状況」は、例えば、感光体や回転多面鏡の回
転速度や回転周期である。
【0017】したがって、本発明においては、検出され
た感光体の回転状況に応じて回転多面鏡の回転速度が制
御され、これによって副走査方向の画像ピッチムラが防
止される。また、検出された回転多面鏡の回転状況に応
じて露光ビームの書き込みタイミングを決める基準周波
数が制御され、これによって主走査方向のドット位置や
主走査ライン長が補正される。この際、回転多面鏡の実
際の回転状況に基づいて露光ビームの書き込みタイミン
グを決める基準周波数が制御されるため、その制御が正
確になる。
【0018】ここで、回転多面鏡の回転状況の検出は、
例えば、露光ビームの主走査方向の開始位置を検出する
同期検知センサの検知タイミングに基づいて行う(請求
項3及び6)。したがって、本来的に必要な同期検知セ
ンサの検知信号が利用されて回転多面鏡の回転状況が検
出されるため、部品が共通化されて構成が簡略化され
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図3に基づいて説明する。本実施の形態は、図4(ワ
ンドラム方式)や図5(タンデム方式)に例示したよう
なカラー画像形成装置を前提とする。そして、感光体の
回転状況を検出して回転多面鏡の回転速度を制御する制
御系に関しては、図6に示す制御系と同一である。つま
り、感光ドラム306の回転状況を検出する第一の検出
手段(エンコーダ308)と、検出された感光体の回転
状況に応じて回転多面鏡の回転速度を制御する第一の制
御手段(周波数/速度変換器309,回転制御回路31
0)とを備える。したがって、図6に示す制御系と同一
部分は同一符号で示し説明も省略する。
【0020】図1は、ポリゴンモータの回転速度とレー
ザダイオードによるレーザ照射タイミングとを制御する
制御系の模式図である。ポリゴンミラー304の回転周
期を検出する第一の検出手段としての同期検知器307
から出力された同期検知信号DETを取り込むポリゴン
モータ速度算出回路1が設けられている。このポリゴン
モータ速度算出回路1は、ポリゴンモータ303の回転
速度を算出し、これを速度信号V2として出力する。そ
して、この速度信号V2は、画周波数制御回路312に
入力される。したがって、ポリゴンモータ速度算出回路
1、画像周波数制御回路312、及びLD駆動回路30
1が、検出されたポリゴンミラー304の回転周期に応
じて画周波数を決定する第二の制御手段として機能す
る。
【0021】図2は、ポリゴンモータ速度算出回路1に
おける速度算出処理を説明するためのタイミングチャー
トである。図2に示すように、ポリゴンモータ速度算出
回路1は、同期検知信号DETの検出周期をカウント
し、ポリゴンモータ303の回転速度を算出する回路で
ある。図2中、同期検知信号DETは同期検知の際にL
OW出力となる。ここで、ポリゴンミラー304は6面
ミラーなので、同期検知信号DETが6回出力される時
間Tがポリゴンモータ303の1周分の時間となる。そ
して、この時間Tより、 ω=2π/T(rad/sec) の演算式に基づいて角速度ωが求められる。例えば、T
=2.6(msec)の時、角速度ωは、ω=2.42×1
6 (rad/sec) である。ポリゴンモータ速度算出回路
1は、求めた角速度ωに基づく速度信号V2を出力す
る。
【0022】したがって、前述した通り、LD駆動回路
301は、画周波数制御回路312からのクロック信号
WCLKに基づき主走査方向の1ドット毎の書込タイミ
ングを決定する。この場合、画像周波数制御回312に
おけるクロック信号WCLKは、同期検知器307から
出力された同期検知信号DETに基づいてポリゴンモー
タ303の回転速度を直接的に検出するポリゴンモータ
速度算出回路1が出力する速度信号V2に基づいて生成
される。したがって、ポリゴンモータ303の回転速度
に多少の誤差が生じても、ポリゴンモータ303により
駆動されるポリゴンミラー304とレーザダイオード3
02より照射されるレーザ光の出力タイミングとの同期
が正確に取られ、主走査方向のライン長変動や主走査方
向のドット位置ずれがほとんど生じなくなる。これによ
り、制御精度が向上して色ムラ等のない良好なカラー画
像形成が行われる。
【0023】もっとも、本実施の形態の方式では、ポリ
ゴンモータ303の回転速度を検出してその結果を画周
波数に反映させているので、多少の時間遅延による誤差
の発生が予想される。しかし、実際に行われるポリゴン
モータ303の回転変動制御は、感光ドラム306の回
転速度変動の低周波成分に基づいて行われており、この
ような遅延による誤差は無視することができる。図3
は、ポリゴンモータ303の回転速度の変動周期の一例
を示すグラフである。図3の例ではポリゴンモータ30
3の1周分の周期2.6(msec)に対し、ポリゴンモー
タ303の回転速度の変動周期は1(sec )となってお
り、非常に長い周期で速度変動していることがわかる。
【0024】以上のように、本実施の形態によれば、感
光ドラム306の回転速度変動に応じてポリゴンモータ
303の速度制御を行う場合、ポリゴンモータ303の
回転速度に多少の制御誤差が生じてしまっても主走査ラ
イン長及び主走査方向のドット位置に誤差が生ずること
がなくなる。また、ポリゴンモータ303の回転状況の
検出は、画像形成装置には本来的に必須の構成要素であ
る露光ビームの主走査方向の開始位置を検出する同期検
知センサ307に基づいて行われるので、部品が共通化
されて構成が簡略化する。
【0025】なお、実施に当たっては、ポリゴンモータ
303の回転状況を検知する第二の検知手段として、エ
ンコーダ等の速度検出装置を用いても良い。また、同期
検知センサ307によるポリゴンモータ303の回転速
度の検知は、本実施の形態のようにポリゴンモータ30
3の1回転分の時間Tを検出することに限定されるわけ
ではなく、前述したような遅延による誤差に問題がなけ
れば、数周分の時間を検知するような方式であっても良
い。この場合、数周分のデータの平均値を用いることに
より、回転速度の検出精度が向上する。
【0026】
【発明の効果】本発明は、感光体の回転状況を検出し、
検出された感光体の回転状況に応じて回転多面鏡の回転
速度を制御するようにしたので、副走査方向の画像ピッ
チムラの発生を防止することができる。また、回転状況
を検出し、検出された回転状況に応じて露光ビームの書
き込みタイミングを決める基準周波数(画周波数)を制
御するようにしたので、主走査方向のドット位置や主走
査ライン長を補正してそれらの誤差の発生を防止するこ
とができる。この場合、画周波数の制御を回転多面鏡の
実際の回転速度又は回転周期に基づいて行うようにした
ので、ポリゴンモータの回転速度に多少の誤差が生じて
も、主走査方向のドット位置や主走査ライン長に誤差を
生じさせないようにすることができ、これにより、制御
精度を向上させて色ムラ等のない良好なカラー画像形成
を行うことができる。
【0027】請求項3及び6記載の発明は、回転状況の
検出を、画像形成装置には本来的に必須の構成要素であ
る露光ビームの主走査方向の開始位置を検出する同期検
知器の検知タイミングに基づいて行うようにしたので、
部品を共通化して構成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すポリゴンモータの
回転速度とレーザダイオードによるレーザ照射タイミン
グとを制御する制御系の模式図である。
【図2】ポリゴンモータ速度算出回路における速度算出
処理を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】ポリゴンモータの回転速度の変動周期の一例を
示すグラフである。
【図4】従来の一例として、ワンドラム方式のカラー画
像形成装置の一例を示す側面図である。
【図5】従来の他の一例として、タンデム方式のカラー
画像形成装置の一例を示す側面図である。
【図6】ポリゴンモータの回転速度とレーザダイオード
によるレーザ照射タイミングとを制御する制御系を示す
模式図である。
【符号の説明】
1,301,312 第二の制御手段 207 搬送ベルト 208 電子写真プロセス部 304 回転多面鏡 306 感光体 307 第二の検出手段(同期検知センサ) 308 第一の検出手段 309,310 第一の制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 敏哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 塩 豊 鳥取県鳥取市北村10−3 リコーマイク ロエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 薮田 知典 鳥取県鳥取市北村10−3 リコーマイク ロエレクトロニクス株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転多面鏡を反射した露光ビームを感光
    体上に照射して静電潜像を形成し、これを現像する動作
    を複数回繰り返して複数色のトナー像を前記感光体に重
    ねることによりカラー画像を得るカラー画像形成装置に
    おいて、 前記感光体の回転状況を検出する第一の検出手段と、 検出された前記感光体の回転状況に応じて前記回転多面
    鏡の回転速度を制御する第一の制御手段と、 前記回転多面鏡の回転状況を検出する第二の検出手段
    と、 検出された前記回転多面鏡の回転状況に応じて露光ビー
    ムの書き込みタイミングを決める基準周波数を制御する
    第二の制御手段と、を備えることを特徴とするカラー画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 回転多面鏡を反射した露光ビームを感光
    体上に照射して静電潜像を形成しこれを現像する電子写
    真プロセス部を搬送ベルトに沿って複数個配置し、前記
    電子写真プロセス部により現像される複数色のトナー像
    を前記搬送ベルトに搬送される転写紙に転写してカラー
    画像を得るカラー画像形成装置において、 前記感光体の回転状況を検出する第一の検出手段と、 検出された前記感光体の回転状況に応じて前記回転多面
    鏡の回転速度を制御する第一の制御手段と、 前記回転多面鏡の回転状況を検出する第二の検出手段
    と、 検出された前記回転多面鏡の回転状況に応じて露光ビー
    ムの書き込みタイミングを決める基準周波数を制御する
    第二の制御手段と、を備えることを特徴とするカラー画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 第二の検出手段は、露光ビームの主走査
    方向の開始位置を検出する同期検知センサの検知タイミ
    ングに基づいて回転多面鏡の回転状況を検出することを
    特徴とする請求項1又は2記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 回転多面鏡を反射した露光ビームを感光
    体上に照射して静電潜像を形成し、これを現像する動作
    を複数回繰り返して複数色のトナー像を前記感光体に重
    ねることによりカラー画像を得るカラー画像形成方法に
    おいて、 前記感光体の回転状況を検出し、 検出された前記感光体の回転状況に応じて前記回転多面
    鏡の回転速度を制御し、 前記回転多面鏡の回転状況を検出し、 検出された前記回転多面鏡の回転状況に応じて露光ビー
    ムの書き込みタイミングを決める基準周波数を制御す
    る、ことを特徴とするカラー画像形成方法。
  5. 【請求項5】 回転多面鏡を反射した露光ビームを感光
    体上に照射して静電潜像を形成しこれを現像する電子写
    真プロセス部を搬送ベルトに沿って複数個配置し、前記
    電子写真プロセス部により現像される複数色のトナー像
    を前記搬送ベルトに搬送される転写紙に転写してカラー
    画像を得るカラー画像形成方法において、 前記感光体の回転状況を検出し、 検出された前記感光体の回転状況に応じて前記回転多面
    鏡の回転速度を制御し、 前記回転多面鏡の回転状況を検出し、 検出された前記回転多面鏡の回転状況に応じて露光ビー
    ムの書き込みタイミングを決める基準周波数を制御す
    る、ことを特徴とするカラー画像形成方法。
  6. 【請求項6】 回転多面鏡の回転状況の検出を、露光ビ
    ームの主走査方向の開始位置を検出する同期検知センサ
    の検知タイミングに基づいて行うことを特徴とする請求
    項4又は5記載のカラー画像形成方法。
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