JPH10119355A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JPH10119355A
JPH10119355A JP8297985A JP29798596A JPH10119355A JP H10119355 A JPH10119355 A JP H10119355A JP 8297985 A JP8297985 A JP 8297985A JP 29798596 A JP29798596 A JP 29798596A JP H10119355 A JPH10119355 A JP H10119355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation speed
control
polygon mirror
image forming
color image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8297985A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Shinohara
賢史 篠原
Nobuo Iwata
信夫 岩田
Mitsugi Sugiyama
貢 杉山
Toshiya Sato
敏哉 佐藤
Yutaka Shio
豊 塩
Tomonori Yabuta
知典 薮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP8297985A priority Critical patent/JPH10119355A/ja
Publication of JPH10119355A publication Critical patent/JPH10119355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリゴンモータの回転数を変化させた際に発
生するオーバーシュートおよびアンダーシュートを小さ
くする。 【解決手段】 本発明のカラー画像形成装置は,感光体
ドラム402Yの回転速度の変動に応じたエンコーダパ
ルスを出力するエンコーダ検出回路102と,制御単位
時間内(エンコーダパルス間)における感光体ドラム4
02Yの回転速度の変動量(カウントデータ)を出力す
るタイマ回路103と,カウントデータからポリゴンミ
ラー111の回転速度を変化させる速度データを求め,
RAM106に記憶させる演算回路105と,速度デー
タに基準回転速度分のデータを加算する加算回路107
と,加算回路107で得たデータから複数の制御信号を
生成する駆動パルスジェネレータ108と,ポリゴンモ
ータ110を制御するポリゴンモータドライバ109
と,を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は,電子写真方式・静
電方式の複写機・プリンタ・ファクシミリ等のカラー画
像形成装置に関し,より詳細には,副走査方向のピッチ
ムラを正確に補正可能としたカラー画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置には,以下に説明す
る2つの方式のものがある。図4は,搬送ベルトに沿っ
て画像形成部が並んだタンデムタイプと呼ばれるカラー
画像形成装置の概略構成図である。図4に示すように,
このカラー画像形成装置では,各々異なる色(イエロ
ー:Y,マゼンタ:M,シアン:C,ブラック:K)の
画像を形成する画像形成部401Y,401M,401
C,401Kが,転写紙410を搬送する搬送ベルト4
11に沿って一列に配置されている。搬送ベルト411
は,駆動回転する駆動ローラ412と,従動回転する従
動ローラ413とによって架設されており,駆動ローラ
412の回転により図4中に示す矢印方向に回転駆動さ
れる。搬送ベルト411の下方には,転写紙410が収
納された給紙トレイ414が設けられている。画像形成
時には,給紙トレイ414に収納された転写紙410の
うち,最も上位に位置する転写紙410から給紙され,
静電吸着によって搬送ベルト411上に吸着される。吸
着された転写紙410は,イエロー用の画像形成部40
1Yに搬送され,ここでイエローの画像形成が行われ
る。
【0003】画像形成部401Yは,感光体ドラム40
2Yと,感光体ドラム402の周囲に設けられた帯電器
403Y,現像器405Y,感光体クリーナ406Yお
よび転写器407Yと,イエローの画像に対応したレー
ザ変調光409Yを照射する露光器408Yとから構成
されている。
【0004】画像形成部401Yにおいて,感光体ドラ
ム402Yは,帯電器403Yにより表面が一様に帯電
された後,露光器408Yでイエローの画像に対応した
レーザ変調光409Yにより露光され,静電潜像が形成
される。なお,露光器408Yは,例えばLEDアレイ
ヘッド等で構成される。
【0005】形成された静電潜像は,現像器405Yで
現像され,感光体ドラム402Y上にトナー像が形成さ
れる。形成されたトナー像は,感光体ドラム402Yと
搬送ベルト411上の転写紙410とが接する位置(転
写位置)で,転写器407Yによって転写紙410上に
転写され,転写紙410上に単色(イエロー)の画像が
形成される。
【0006】転写終了後,感光体ドラム402Yは,感
光体クリーナ406Yによって表面に残った不要なトナ
ーが取り除かれ,次の画像形成に備えることになる。
【0007】このように,画像形成部401Yで単色の
カラー(イエロー)が転写された転写紙410は,搬送
ベルト411によってマゼンタ用の画像形成部401M
に搬送される。画像形成部401Mにおいても同様に,
感光体ドラム402M上に形成されたマゼンタのトナー
像が転写紙410上に重ねて転写される。
【0008】転写紙410は,更に,シアン用の画像形
成部401Cとブラック用の画像形成部401Kに順に
搬送され,それぞれ感光体ドラム402C,402Kに
形成されたトナー像が転写される。ブラック用の画像形
成部401Kを通過してカラー画像が形成された転写紙
410は,搬送ベルト411から剥離され,定着器41
5で定着された後,排紙される。
【0009】図5は,中間転写体上にカラー画像を形成
した後,カラー画像を転写紙上に一括して転写するタイ
プのカラー画像形成装置の概略構成図である。図5に示
すカラー画像形成装置においては,回転する感光体ドラ
ム501の周囲に,帯電器502,露光器503,異な
る色のトナー(イエロー:Y,マゼンタ:M,シアン:
C,ブラック:K)を保持した4つの現像器504Y,
504M,504C,504K,感光体クリーナ505
が配置されている。
【0010】感光体ドラム501は,図5中に示す矢印
の向きに回転しており,帯電器502によって一様に帯
電される。露光器503は,画像書込信号に応じたレー
ザ変調光506を出力し,感光体ドラム501上を走査
する。レーザ変調光によって露光された感光体上には,
静電潜像が形成される。なお,露光器503は,例えば
LEDアレイヘッド等で構成される。
【0011】ここで,露光される画像パターンは,カラ
ー画像をイエロー,マゼンタ,シアンおよびブラックに
色分解した単色の画像パターンである。感光体ドラム5
01上に形成された1色目の静電潜像は,イエローの現
像器504Yで現像され,現像により形成されたトナー
像は中間転写ベルト507上に転写される。転写後,感
光体ドラム501上に残っている不要なトナーは,感光
体クリーナ505によって除去される。次に,第2色目
の静電潜像が感光体ドラム501上に形成され,マゼン
タ用の現像器504Mによって現像され,現像により形
成されたトナー像が中間転写ベルト507上のイエロー
画像上に転写される。
【0012】このようなプロセスをシアンおよびブラッ
クについても実行し,最終的に中間転写ベルト507上
に4色が重ね合わされて,カラー画像が形成される。中
間転写ベルト507上に形成されたカラー画像は,転写
バイアスローラ508によって転写紙401に一括転写
され,転写紙410上にカラー画像が形成される。その
後,転写紙410は,搬送ベルト509により搬送さ
れ,定着器510によって定着が行われた後,排紙され
る。なお,中間転写ベルト507上の不要なトナーは,
ベルトクリーナ511によって回収される。
【0013】前述した2つのタイプのカラー画像形成装
置においては,感光体ドラムを駆動する駆動モータ(図
示せず)の回転変動や感光体ドラムの回転軸の偏心等に
よる感光体ドラムの速度変動によって,レーザ変調光で
感光体ドラムを走査する際に,副走査方向の間隔にムラ
が生じてしまうことがあった。そのため,走査位置(書
込位置)の速度変動によって副走査方向の書込ライン間
隔が一定でなくなると共に,転写位置における感光体ド
ラムの回転速度の変動により,画像ピッチムラ等の画像
濃度の濃淡現象が生じ,画像品質が著しく劣化してしま
う。
【0014】また,図4に示したタンデムタイプのカラ
ー画像形成装置においては,感光体ドラムの回転速度変
動に加え,搬送ベルトの速度変動が原因で,副走査方向
のピッチムラや副走査方向の位置ずれが生じ,画像品質
が劣化するという問題があった。このタンデムタイプの
カラー画像形成装置は,搬送ベルトに沿って一列に各色
の画像形成部が配置される構成となっているため,特に
副走査方向のピッチムラ・位置ずれが生じやすい。
【0015】一方,図5に示した中間転写ベルトを用い
るタイプのカラー画像形成装置においても,感光体ドラ
ムの回転速度変動に加え,中間転写ベルトの速度変動が
原因となり,副走査方向のピッチムラや副走査方向の位
置ずれが生じ,画像品質が劣化するという問題があっ
た。
【0016】そこで,上述した副走査方向のピッチムラ
を補正する方法を以下に説明する。なお,以下に説明す
る補正方法は,図4および図5に示すカラー画像形成装
置のいずれにも適用することができるため,ここではタ
ンデムタイプのカラー画像形成装置を例にとって説明す
る。また,イエロー,マゼンタ,シアンおよびブラック
の画像形成部のいずれについても補正方法は同一である
ため,ここではイエローの画像形成部を例として説明す
る。
【0017】図6は,図4に示すカラー画像形成装置に
おけるイエロー用の画像形成部401Yの概略構成図で
ある。図6に示すように,画像形成部401Yは,感光
体ドラム402Yの回転軸に設けられたエンコーダ10
1を用いて,感光体ドラム402Yの位置を検出し,所
定の間隔のパルスを出力するエンコーダ検出回路102
と,クロック発生回路104で発生されたクロックを入
力し,エンコーダ検出回路102から出力されたパルス
の間隔をカウントし,カウントした結果をカウントデー
タとして出力するタイマ回路103と,カウントデータ
を入力し,感光体ドラム402Yの回転速度変動によっ
て生じる書込位置の変動によるピッチムラと転写位置で
のピッチムラを打ち消すための制御量を演算する演算回
路105と,演算回路105で演算した制御量を格納す
るRAM106と,を備えている。
【0018】上述した構成を有する画像形成部401Y
の動作を説明する。まず,画像形成動作に先立ち,エン
コーダ検出回路102は,エンコーダ101を用いて感
光体ドラム402Yの位置を検出し,所定の間隔のパル
スを出力する。図7は,エンコーダ101によって検出
された感光体ドラム402Yの回転速度変動の様子を示
す。図7から明らかなように,感光体ドラム402Yの
回転速度が速くなるとエンコーダパルスは密になり,一
方,回転速度が遅くなると粗になる。すなわち,感光体
ドラム402Yの回転速度が速くなると形成される画像
が縮み,一方,回転速度が速くなると伸びる。
【0019】続いてタイマ回路103は,エンコーダ検
出回路102から出力されたパルスとパルスとの間に入
力したクロック数をカウントし,カウントした結果をカ
ウントデータとして出力する。
【0020】演算回路105は,カウントデータを入力
し,感光体ドラム402Yの回転速度変動によって生じ
る書込位置の変動によるピッチムラと転写位置でのピッ
チムラを打ち消すための制御量を演算し,演算した制御
量をRAM106に格納する。ここで,露光がレーザ変
調光とポリゴンミラー等の回転多面鏡で行われる場合を
考えると,副走査方向のピッチムラの補正は,ポリゴン
モータの回転速度を変動させることによって行うことに
なる。したがって,この場合,演算回路105で演算す
る制御量としては,ポリゴンモータ駆動パルスの周波数
情報であって,ポリゴンモータの駆動パルスは通常クロ
ックパルスを分周することによって生成されるため,こ
れはクロックパルスのカウントデータ値として与えられ
る。
【0021】画像形成時には,RAM106に格納され
たデータに基づいて,副走査方向の書込タイミング補正
を実行する。露光器408Yは,RAM105に格納さ
れたデータに従って,副走査方向の書込タイミングを調
整することにより,副走査方向のピッチムラを補正す
る。
【0022】上述した例では,感光体ドラムの速度変動
に合わせた補正方法について説明したが,搬送ベルトの
速度変動に合わせて補正を行う場合においても,速度検
出方法に違いがあるものの,基本的には同様の方法で副
走査方向のピッチムラを補正することができる。なお,
搬送ベルトの速度変動の測定方法としては,搬送ベルト
上にトナーの検出パターンを作成しておき,このパター
ンの間隔を計測する等の方法もある。
【0023】ただし,ポリゴンモータの回転速度を変化
させると,主走査方向のライン長が変化するといった問
題が発生するため,別途補正手段が必要となるが,ここ
での説明は省略する。
【0024】なお,上述したように,感光体ドラムの回
転移動量の変動を予め記憶しておく記憶手段を備え,記
憶手段から呼び出したデータにより転写位置によるずれ
量を演算し,その結果に応じて記録タイミングを制御す
るという補正方法を開示するものとして,特開平7−2
25544号公報『画像形成装置』がある。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上述し
た補正方法によれば,感光体および/または搬送ベルト
の速度変動に応じて,駆動パルスの周波数を変えること
によってポリゴンモータの回転速度を変化させた際,実
際のポリゴンモータの回転数の変動に,目標値に対して
オーバーシュートおよびアンダーシュートが現れるた
め,理想値との誤差が大きくなり,副走査方向のピッチ
ムラを正しく補正できないという問題があった。この問
題は,特に制御量が大きい場合に顕著に現れると共に,
エンコーダのスリット数が少なく,制御量の演算のため
のデータ数が少ない場合ほど頻繁に起こり得る。
【0026】また,駆動パルスの周波数をステップ状に
変化させた際,周波数の変化に対してポリゴンモータの
応答が遅れてしまうため,理想値に対して時間的に遅れ
てしまい,副走査方向のピッチムラを正しく補正するこ
とができないという問題があった。
【0027】さらに,ポリゴンモータの回転数の情報,
即ち駆動パルスの周波数を変化させるための情報をRA
Mに格納する際,その情報をそのまま格納すると必要な
ビット数が多いため,回路規模が大きくなるという問題
があった。
【0028】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,ポリゴンモータの回転数を変化させた際に発生する
オーバーシュートおよびアンダーシュートを小さくする
ことを第1の目的とする。
【0029】また,回転多面鏡の回転速度を変化させる
際に必要な整定時間を考慮した制御を行うこと第2の目
的とする。
【0030】さらに,RAMに記憶させる情報量を削減
し,RAMに必要なメモリ量を削減することを第3の目
的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め,請求項1に係るカラー画像形成装置は,回転多面鏡
で露光ビームを反射させ,前記反射した露光ビームを感
光体上に照射して静電潜像を形成し,前記形成した静電
潜像を現像して単色画像を形成する工程を所定の回数実
行することにより,複数の前記単色画像を転写紙上に転
写してカラー画像を形成するカラー画像形成装置におい
て,予め定めた制御単位時間内における前記感光体の回
転速度の変動量を検出する検出手段と,前記検出した変
動量に応じて前記回転多面鏡の回転速度を変化させる制
御量を演算して求める演算手段と,前記求めた制御量に
応じて前記回転多面鏡の回転速度を変化させる制御信号
を生成し,前記感光体の回転速度の変動に追従するよう
に,前記制御単位時間毎に前記生成した制御信号を用い
て前記回転多面鏡の回転速度を変化させる回転速度制御
手段と,を備え,前記回転速度制御手段が,前記回転多
面鏡の回転速度を変化させる制御信号を生成する際に,
前記演算手段で求めた制御量から複数の制御信号を生成
し,前記生成した複数の制御信号を用いて,前記制御単
位時間内に前記回転多面鏡の回転速度を段階的に変化さ
せるものである。
【0032】また,請求項2に係るカラー画像形成装置
は,各色に対応した複数の回転多面鏡により反射された
露光ビームを前記複数の回転多面鏡に対応して複数設け
られた感光体上に照射して静電潜像をそれぞれ形成し,
前記形成した静電潜像をそれぞれ現像して単色画像を形
成し,搬送ベルトにより搬送される転写紙上に前記単色
画像をそれぞれ転写することにより,カラー画像を形成
するカラー画像形成装置において,予め定めた制御単位
時間内における前記感光体の回転速度の変動量および/
または前記搬送ベルトの搬送速度の変動量を検出する検
出手段と,前記検出した変動量に応じて前記回転多面鏡
の回転速度を変化させる制御量を演算して求める演算手
段と,前記求めた制御量に応じて前記回転多面鏡の回転
速度を変化させる制御信号を生成し,前記感光体の回転
速度の変動に追従するように,前記制御単位時間毎に前
記生成した制御信号を用いて前記回転多面鏡の回転速度
を変化させる回転速度制御手段と,を備え,前記回転速
度制御手段が,前記回転多面鏡の回転速度を変化させる
制御信号を生成する際に,前記演算手段で求めた制御量
から複数の制御信号を生成し,前記生成した複数の制御
信号を用いて,前記制御単位時間内に前記回転多面鏡の
回転速度を段階的に変化させるものである。
【0033】また,請求項3に係るカラー画像形成装置
は,請求項1または2記載のカラー画像形成装置におい
て,前記回転速度制御手段が,前記回転多面鏡の回転速
度を変化させる制御信号を生成する際に,前記演算手段
で求めた制御量を制御量の分解能に基づく複数の所定の
単位制御量に分割した後,前記単位制御量にそれぞれ対
応した複数の制御信号を生成し,前記生成した複数の制
御信号を用いて複数回にわたり前記回転多面鏡の回転速
度を制御することにより,前記制御単位時間内に前記回
転多面鏡の回転速度を段階的に変化させるものである。
【0034】また,請求項4に係るカラー画像形成装置
は,請求項1,2または3記載のカラー画像形成装置に
おいて,前記回転速度制御手段が,前記回転多面鏡の回
転速度を変化させる際に,前記制御単位時間の始期に同
期して,前記回転多面鏡の回転速度をステップ状に変化
させることにより,前記回転多面鏡の回転速度を変化さ
せるものである。
【0035】また,請求項5に係るカラー画像形成装置
は,請求項1,2または3記載のカラー画像形成装置に
おいて,更に,前記演算手段で演算して求めた制御量を
予め記憶しておく記憶手段を備え,前記演算手段が,前
記回転多面鏡の回転速度を変化させる制御量を演算して
求める際に,前記感光体の回転速度の変動量に応じて前
記回転多面鏡の回転速度を変化させる変化分の速度デー
タを演算して求め,前記求めた速度データを前記制御量
として前記記憶手段に記憶させ,前記回転速度制御手段
が,前記記憶手段に記憶された前記速度データを読み出
し,前記読み出した速度データに前記回転多面鏡の基準
回転速度分のデータを加算することにより,前記制御量
を再生成する加算手段を備え,前記加算手段で再生成し
た制御量を用いて,前記回転多面鏡の回転速度を変化さ
せるものである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照しつつ,本発明
に係るカラー画像形成装置の一実施の形態を詳細に説明
する。
【0037】図1は,本実施の形態に係るカラー画像形
成装置の要部構成を示す構成図である。この図1は,従
来技術で説明した図4に示すタンデムタイプのカラー画
像形成装置のイエロー用の画像形成部401Y部分を示
したものである。なお,本実施の形態においては,説明
の便宜上,タンデムタイプのカラー画像形成装置のイエ
ロー用の画像形成部401Yを例として本発明のカラー
画像形成装置の特徴を説明するが,タンデムタイプのカ
ラー画像形成装置におけるマゼンタ,シアンおよびブラ
ックの画像形成部ならびに図5に示す中間転写体を用い
たカラー画像形成装置の画像形成部についても,図1を
用いて説明する構成と同様の構成を用いることができる
ため,ここでの説明は省略する。
【0038】図1に示す画像形成部401Yは,感光体
ドラム402Yの回転軸に設けられたエンコーダ101
を用いて,感光体ドラム402Yの回転速度の変動に応
じてパルス間隔が変化するエンコーダパルスを出力する
エンコーダ検出回路102と,クロック発生回路104
で発生されたクロック信号を入力し,制御単位時間とし
てのエンコーダパルスとエンコーダパルスとの間に入力
されたクロック信号数を計数し,制御単位時間内におけ
る感光体ドラム402Yの回転速度の変動量をカウント
データとして出力するタイマ回路103と,カウントデ
ータを入力し,ポリゴンミラー111の回転速度を変化
させる制御量として,ポリゴンミラー111の回転速度
を変化させる変化分の速度データを演算して求める演算
回路105と,演算回路105で求めた速度データを記
憶するRAM106と,RAM106に記憶された速度
データを読み出し,読み出した速度データに基準回転速
度分のデータを加算することにより,制御量を再生成す
る加算回路107と,加算回路107で再生成した制御
量を入力し,制御単位時間内にポリゴンミラー111の
回転速度を段階的に変化させるための複数の制御信号を
生成する駆動パルスジェネレータ108と,制御信号を
入力し,ポリゴンモータ110を制御するポリゴンモー
タドライバ109と,を備えている。
【0039】次に,(画像形成前の動作)・(画像形成
時の動作)の順で,以上の構成を有する画像形成部40
1Yの動作を説明する。
【0040】(画像形成前の動作)エンコーダ検出回路
102は,感光体ドラム402Yの回転軸に設けられた
エンコーダ101を用いて,図7に示すように,感光体
ドラム402Yの回転速度の変動に応じてパルス間隔が
変化するエンコーダパルスを出力する。なお,このエン
コーダパルスのパルス間隔は,ポリゴンミラー111の
回転速度を制御する際の制御単位時間となる。
【0041】続いて,タイマ回路103は,クロック発
生回路104で発生されたクロック信号を入力し,制御
単位時間内に入力されたクロック信号数を計数し,制御
単位時間内における感光体ドラム402Yの回転速度の
変動量をカウントデータとして出力する。
【0042】演算回路105は,タイマ回路103から
カウントデータを入力し,カウントデータに基づいて感
光体ドラム402Yの回転速度変動量を演算して求めた
後,ポリゴンモータ110の駆動パルスの周波数を演算
して求める。この際,演算回路105は,求めた駆動パ
ルスの周波数から,ポリゴンモータ110の回転数を変
動させないときの基準周波数fP0からの変動分のみを
抽出し,これを速度データ(パルス数データ(b))と
してRAM106に記憶させる。
【0043】(画像形成時の動作)画像形成時におい
て,加算回路107は,RAM106内の各アドレスの
パルス数データ(b)を読み出し,基準周波数fP0に
相当するクロックパルス(a)と加算し(c=a+
b),求めたデータ(c)を駆動パルスジェネレータ1
08に出力する。
【0044】駆動パルスジェネレータ108は,ポリゴ
ンミラー111の回転速度を感光体ドラム402Yの回
転速度の変動に追従させるため,加算回路107で得ら
れたデータ(c)を用いて,ポリゴンモータ110の駆
動パルスの周波数を変化させる制御信号を生成し,ポリ
ゴンモータドライバ109に出力する。
【0045】図2は,エンコーダパルス(ENC),各
エンコーダパルス間隔の時間差から求めたポリゴンモー
タの駆動パルス周波数の変化分(制御量:黒点にてプロ
ット)およびポリゴンモータの回転数Nの変化の様子を
示している。
【0046】ここで,周波数を変化させる前の駆動パル
スの基準周波数をfP0,変化後の駆動パルスの周波数
をfP,変化分をΔfP0とすると,これらは, fP=fP0+ΔfP0 という関係にある。
【0047】また,駆動パルス変化前のポリゴンモータ
の基準回転数(fP0に対応)をN0,変化後のポリゴ
ンモータの回転数(fPに対応)をN,回転数の変化分
をΔN0とすると,これらは, N=N0+ΔN0 という関係にある。
【0048】図2において,エンコーダ101の基準位
置(0パルス目:t=0)から1パルス目(t1),2
パルス目(t2),3パルス目(t3),・・・でのポ
リゴンモータ110の駆動パルスの周波数変化分ΔfP
0が,それぞれ(0.04/100)fP0,(0.0
8/100)fP0,(0.12/100)fP0,・
・・であるとする。実際に駆動パルスを変化させる場
合,周波数をステップ状に変化させることになる。
【0049】駆動パルスの周波数を変化させることによ
り,ポリゴンモータ110の回転数が図2中に示す理想
曲線のように滑らかに変化すれば,副走査方向のピッチ
ムラを正確に補正することができるが,実際には以下の
ような問題があるため,理想曲線からずれた変化を示
す。
【0050】すなわち,ポリゴンモータ110とポリゴ
ンミラー111とのイナーシャ(慣性)等の制御上の問
題から,図2中に示すようにポリゴンモータ110の回
転数の変化にはオーバーシュートおよびアンダーシュー
トが現れ,ポリゴンモータ110の回転数を理想曲線に
対して正確に追従させることはできない。これは,制御
量が大きい場合に顕著に現れる。
【0051】また,ポリゴンモータ110の駆動パルス
の周波数を変化させたとしても,整定時間を考慮しなけ
れば,ポリゴンモータ110の回転数の変化は,理想曲
線に対して常に時間的に遅れた挙動を示すことになり,
正確な補正を行うことができない。
【0052】そこで,本実施の形態におけるカラー画像
形成装置においては,駆動パルスジェネレータ108
が,ポリゴンモータ110の駆動パルスの周波数を変化
させる制御信号を生成する際,加算回路107で得られ
たデータ(c)を用いて,制御単位時間内にポリゴンモ
ータ110の回転数を段階的に変化させるための複数の
制御信号を生成するようにしている。
【0053】すなわち,エンコーダパルスとエンコーダ
パルスとの間(制御単位時間)における制御量が,単位
制御量(制御可能な分解能:本実施の形態では(0.0
1/100)fP0))より大きい場合には,単位制御
量による制御を繰り返し実行することにより,ポリゴン
モータ100の回転数を変化させることにする。例え
ば,図3に示すように,エンコーダパルスの0パルス目
と1パルス目との間では,単位制御量による制御を4回
繰り返すようにし,これを同様に他のエンコーダパルス
間(制御単位時間)においても実行することにする。そ
の結果,オーバーシュートおよびアンダーシュートが図
2に示す場合と比べて小さくなり,理想曲線に対しての
追従性が良好となる。その結果,副走査方向のピッチム
ラの発生を防止することができるようになる。
【0054】なお,エンコーダパルス間(制御単位時
間)において制御量が大きい場合,即ちエンコーダのス
リット数が少ない(サンプルデータが少ない)場合であ
っても,ポリゴンモータ110の駆動パルスの周波数を
細かく制御することができるため,オーバーシュートお
よびアンダーシュートを小さくすることができる。
【0055】一方,エンコーダパルス間(制御単位時
間)において制御量が小さい場合,即ちエンコーダのス
リット数が多い(サンプルデータが多い)場合では,理
想曲線に対する追従性がより向上し,副走査方向のピッ
チムラの発生をより確実に防止することができる。
【0056】また,本実施の形態において,駆動パルス
ジェネレータ108は,図2および3に示すように,各
エンコーダパルスの立ち上がり時(単位制御時間の始
期)に,ポリゴンモータ110の駆動パルスの周波数を
ステップ状に変化させることができるように,制御信号
をポリゴンモータドライバ109に出力する。その結
果,ポリゴンモータ110の回転数を変化させる際の整
定時間を吸収することができ,理想曲線に対する追従性
が向上し,副走査方向のピッチムラの発生をより確実に
防止することができる。
【0057】ポリゴンモータドライバ109は,駆動パ
ルスを入力し,入力した駆動パルスに基づいてポリゴン
モータ110を回転させる。そして,レーザダイオード
(LD)112から照射された露光ビームが,ポリゴン
モータ110によって回転駆動されたポリゴンミラー1
11で反射され,感光体ドラム402Y上に静電潜像が
形成される。なお,詳細な画像形成動作については,従
来技術の項で既に説明したため,ここでは説明を省略す
る。
【0058】このように,本実施の形態のカラー画像形
成装置によれば,加算回路107で得られたデータ
(c)を用いて,制御単位時間内にポリゴンモータ11
0の回転数を段階的に変化させるための複数の制御信号
を生成するようにしたため,ポリゴンモータ110の回
転数の変化に現れるオーバーシュートおよびアンダーシ
ュートが小さくなり,理想曲線に対しての追従性が良好
となる。その結果,副走査方向のピッチムラの発生を防
止することができるようになる。
【0059】また,本実施の形態のカラー画像形成装置
によれば,各エンコーダパルスの立ち上がり時(単位制
御時間の始期)に,ポリゴンモータ110の駆動パルス
の周波数をステップ状に変化させるため,ポリゴンモー
タ110の回転数を変化させる際の整定時間を吸収する
ことができ,理想曲線に対する追従性が向上する。その
結果,副走査方向のピッチムラの発生をより確実に防止
することができる。
【0060】さらに,本実施の形態のカラー画像形成装
置によれば,駆動パルスの周波数変動分のパルス数デー
タのみをRAM106に記憶させることにしたため,R
AM106に必要なメモリ量を削減することができる。
その結果,回路構成の簡素化を図ることができると共
に,装置の低コスト化を図ることができる。
【0061】以上説明したように,本実施の形態のカラ
ー画像形成装置は,(1)演算回路105で求めた制御
量に基づいて,駆動パルスジェネレータ108で複数の
制御信号を生成するという構成,(2)各エンコーダパ
ルスの立ち上がり時(単位制御時間の始期)にポリゴン
モータ110の駆動パルスの周波数をステップ状に変化
させるという構成および(3)駆動パルスの周波数変動
分のパルス数データのみをRAM106に記憶させると
いう構成を備えていることが特徴である。しかし,この
(1)〜(3)の構成は,互いに独立のものであって,
副走査方向のピッチムラの発生を改善するためには
(1)の構成を採用するのみであっても良いし,また,
回路構成の簡素化を図るには(3)の構成を採用するの
みで良い。
【0062】なお,本実施の形態の構成は,感光体ドラ
ム402Yの回転速度変動による副走査方向のピッチム
ラの発生を防止するという点のみならず,搬送ベルト4
11(図4参照)の速度変動による副走査方向のピッチ
ムラの発生を防止するということにも適用することがで
きる。この場合の搬送ベルト411の搬送速度変動の検
知方法としては,エンコーダを用いるものに限らず,例
えば,搬送ベルト411上にレジストマークを複数個形
成しておき,このレジストマークが通過する時間間隔を
計測するものであっても良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係るカラ
ー画像形成装置(請求項1)によれば,予め定めた制御
単位時間内における前記感光体の回転速度の変動量を検
出する検出手段と,検出した変動量に応じて回転多面鏡
の回転速度を変化させる制御量を演算して求める演算手
段と,求めた制御量に応じて回転多面鏡の回転速度を変
化させる制御信号を生成し,制御単位時間毎に生成した
制御信号を用いて回転多面鏡の回転速度を変化させる回
転速度制御手段と,を備え,回転速度制御手段が,回転
多面鏡の回転速度を変化させる制御信号を生成する際
に,演算手段で求めた制御量から複数の制御信号を生成
し,生成した複数の制御信号を用いて,制御単位時間内
に回転多面鏡の回転速度を段階的に変化させるため,回
転多面鏡の回転速度を変化させる際に現れるオーバーシ
ュートおよびアンダーシュートが小さくなり,理想曲線
に対しての追従性が良好となる。その結果,副走査方向
のピッチムラの発生を防止することができる。
【0064】また,本発明に係るカラー画像形成装置
(請求項2)によれば,予め定めた制御単位時間内にお
ける感光体の回転速度の変動量および/または搬送ベル
の搬送速度の変動量を検出する検出手段と,検出した変
動量に応じて回転多面鏡の回転速度を変化させる制御量
を演算して求める演算手段と,求めた制御量に応じて回
転多面鏡の回転速度を変化させる制御信号を生成し,制
御単位時間毎に生成した制御信号を用いて回転多面鏡の
回転速度を変化させる回転速度制御手段と,を備え,回
転速度制御手段が,回転多面鏡の回転速度を変化させる
制御信号を生成する際に,演算手段で求めた制御量から
複数の制御信号を生成し,生成した複数の制御信号を用
いて,制御単位時間内に回転多面鏡の回転速度を段階的
に変化させるため,回転多面鏡の回転速度を変化させる
際に現れるオーバーシュートおよびアンダーシュートが
小さくなり,理想曲線に対しての追従性が良好となる。
その結果,副走査方向のピッチムラの発生を防止するこ
とができる。
【0065】また,本発明に係るカラー画像形成装置
(請求項3)によれば,請求項1または2記載のカラー
画像形成装置において,回転速度制御手段が,回転多面
鏡の回転速度を変化させる制御信号を生成する際に,演
算手段で求めた制御量を制御量の分解能に基づく複数の
所定の単位制御量に分割した後,単位制御量にそれぞれ
対応した複数の制御信号を生成し,生成した複数の制御
信号を用いて複数回にわたり回転多面鏡の回転速度を制
御することにより,制御単位時間内に回転多面鏡の回転
速度を段階的に変化させるため,回転多面鏡の回転速度
を変化させる際に現れるオーバーシュートおよびアンダ
ーシュートが小さくなり,理想曲線に対しての追従性が
良好となる。その結果,副走査方向のピッチムラの発生
を防止することができる。
【0066】また,本発明に係るカラー画像形成装置
(請求項4)によれば,請求項1,2または3記載のカ
ラー画像形成装置において,回転速度制御手段が,回転
多面鏡の回転速度を変化させる際に,制御単位時間の始
期に同期して,回転多面鏡の回転速度をステップ状に変
化させることにより,回転多面鏡の回転速度を変化させ
るため,回転多面鏡の回転速度を変化させる際の整定時
間を吸収することができ,理想曲線に対する追従性が向
上する。その結果,副走査方向のピッチムラの発生をよ
り確実に防止することができる。
【0067】更に,本発明に係るカラー画像形成装置
(請求項5)によれば,請求項1,2または3記載のカ
ラー画像形成装置において,更に,演算手段で演算して
求めた制御量を予め記憶しておく記憶手段を備え,演算
手段が,回転多面鏡の回転速度を変化させる制御量を演
算して求める際に,感光体の回転速度の変動量に応じて
回転多面鏡の回転速度を変化させる変化分の速度データ
を演算して求め,求めた速度データを制御量として記憶
手段に記憶させ,回転速度制御手段が,記憶手段に記憶
された速度データを読み出し,読み出した速度データに
回転多面鏡の基準回転速度分のデータを加算することに
より,制御量を再生成する加算手段を備え,加算手段で
再生成した制御量を用いて,回転多面鏡の回転速度を変
化させるため,記憶手段に必要なメモリ量を削減するこ
とができる。その結果,回路構成の簡素化を図ることが
できると共に,装置の低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るカラー画像形成装置の要部構
成を示す構成図である。
【図2】エンコーダパルス(ENC),各エンコーダパ
ルス間隔の時間差から求めたポリゴンモータの駆動パル
ス周波数の変調分(制御量:黒点にてプロット)ΔfP
0,ポリゴンモータの回転数Nの変化ΔNを示す説明図
である。
【図3】実施の形態に係るカラー画像形成装置による制
御を説明する説明図である。
【図4】搬送ベルトに沿って画像形成部が並んだタンデ
ムタイプと呼ばれるカラー画像形成装置の概略構成図で
ある。
【図5】中間転写体上にカラー画像を形成した後,カラ
ー画像を転写紙上に一括して転写するタイプのカラー画
像形成装置の概略構成図である。
【図6】図4に示すカラー画像形成装置におけるイエロ
ー用の画像形成部の概略構成図である。
【図7】エンコーダによって検出された感光体ドラムの
回転速度変動の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
401 画像形成部 402,501 感光体ドラム 403,502 帯電器 405,504 現像器 406,505 感光体クリーナ 407 転写器 408,503 露光器 409,506 レーザ変調光 410 転写紙 411,509 搬送ベルト 412 駆動ローラ 413 従動ローラ 414 給紙トレイ 415,510 定着器 507 中間転写ベルト 508 転写バイアスローラ 511 ベルトクリーナ 101 エンコーダ 102 エンコーダ検出回路 103 タイマ回路 104 クロック発生回路 105 演算回路 106 RAM 107 加算回路 108 駆動パルスジェネレータ 109 ポリゴンモータドライバ 110 ポリゴンモータ 111 ポリゴンミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 敏哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 塩 豊 鳥取県鳥取市北村10−3 リコーマイクロ エレクトロニクス内 (72)発明者 薮田 知典 鳥取県鳥取市北村10−3 リコーマイクロ エレクトロニクス内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転多面鏡で露光ビームを反射させ,前
    記反射した露光ビームを感光体上に照射して静電潜像を
    形成し,前記形成した静電潜像を現像して単色画像を形
    成する工程を所定の回数実行することにより,複数の前
    記単色画像を転写紙上に転写してカラー画像を形成する
    カラー画像形成装置において,予め定めた制御単位時間
    内における前記感光体の回転速度の変動量を検出する検
    出手段と,前記検出した変動量に応じて前記回転多面鏡
    の回転速度を変化させる制御量を演算して求める演算手
    段と,前記求めた制御量に応じて前記回転多面鏡の回転
    速度を変化させる制御信号を生成し,前記感光体の回転
    速度の変動に追従するように,前記制御単位時間毎に前
    記生成した制御信号を用いて前記回転多面鏡の回転速度
    を変化させる回転速度制御手段と,を備え,前記回転速
    度制御手段が,前記回転多面鏡の回転速度を変化させる
    制御信号を生成する際に,前記演算手段で求めた制御量
    から複数の制御信号を生成し,前記生成した複数の制御
    信号を用いて,前記制御単位時間内に前記回転多面鏡の
    回転速度を段階的に変化させることを特徴とするカラー
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 各色に対応した複数の回転多面鏡により
    反射された露光ビームを前記複数の回転多面鏡に対応し
    て複数設けられた感光体上に照射して静電潜像をそれぞ
    れ形成し,前記形成した静電潜像をそれぞれ現像して単
    色画像を形成し,搬送ベルトにより搬送される転写紙上
    に前記単色画像をそれぞれ転写することにより,カラー
    画像を形成するカラー画像形成装置において,予め定め
    た制御単位時間内における前記感光体の回転速度の変動
    量および/または前記搬送ベルトの搬送速度の変動量を
    検出する検出手段と,前記検出した変動量に応じて前記
    回転多面鏡の回転速度を変化させる制御量を演算して求
    める演算手段と,前記求めた制御量に応じて前記回転多
    面鏡の回転速度を変化させる制御信号を生成し,前記感
    光体の回転速度の変動に追従するように,前記制御単位
    時間毎に前記生成した制御信号を用いて前記回転多面鏡
    の回転速度を変化させる回転速度制御手段と,を備え,
    前記回転速度制御手段が,前記回転多面鏡の回転速度を
    変化させる制御信号を生成する際に,前記演算手段で求
    めた制御量から複数の制御信号を生成し,前記生成した
    複数の制御信号を用いて,前記制御単位時間内に前記回
    転多面鏡の回転速度を段階的に変化させることを特徴と
    するカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のカラー画像形成
    装置において,前記回転速度制御手段が,前記回転多面
    鏡の回転速度を変化させる制御信号を生成する際に,前
    記演算手段で求めた制御量を制御量の分解能に基づく複
    数の所定の単位制御量に分割した後,前記単位制御量に
    それぞれ対応した複数の制御信号を生成し,前記生成し
    た複数の制御信号を用いて複数回にわたり前記回転多面
    鏡の回転速度を制御することにより,前記制御単位時間
    内に前記回転多面鏡の回転速度を段階的に変化させるこ
    とを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載のカラー画像
    形成装置において,前記回転速度制御手段が,前記回転
    多面鏡の回転速度を変化させる際に,前記制御単位時間
    の始期に同期して,前記回転多面鏡の回転速度をステッ
    プ状に変化させることにより,前記回転多面鏡の回転速
    度を変化させることを特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2または3記載のカラー画像
    形成装置において,更に,前記演算手段で演算して求め
    た制御量を予め記憶しておく記憶手段を備え,前記演算
    手段が,前記回転多面鏡の回転速度を変化させる制御量
    を演算して求める際に,前記感光体の回転速度の変動量
    に応じて前記回転多面鏡の回転速度を変化させる変化分
    の速度データを演算して求め,前記求めた速度データを
    前記制御量として前記記憶手段に記憶させ,前記回転速
    度制御手段が,前記記憶手段に記憶された前記速度デー
    タを読み出し,前記読み出した速度データに前記回転多
    面鏡の基準回転速度分のデータを加算することにより,
    前記制御量を再生成する加算手段を備え,前記加算手段
    で再生成した制御量を用いて,前記回転多面鏡の回転速
    度を変化させることを特徴とするカラー画像形成装置。
JP8297985A 1996-10-22 1996-10-22 カラー画像形成装置 Pending JPH10119355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8297985A JPH10119355A (ja) 1996-10-22 1996-10-22 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8297985A JPH10119355A (ja) 1996-10-22 1996-10-22 カラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10119355A true JPH10119355A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17853649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8297985A Pending JPH10119355A (ja) 1996-10-22 1996-10-22 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10119355A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7437100B2 (en) 2005-08-18 2008-10-14 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
US7725062B2 (en) 2005-08-29 2010-05-25 Ricoh Company, Ltd. Drive control unit, drive control method and image forming apparatus
JP2010139767A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP2016147450A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7437100B2 (en) 2005-08-18 2008-10-14 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
US7725062B2 (en) 2005-08-29 2010-05-25 Ricoh Company, Ltd. Drive control unit, drive control method and image forming apparatus
JP2010139767A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP2016147450A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7917045B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
EP1762903B1 (en) Phase matching of image carriers in tandem colour image forming apparatus
US5872586A (en) Apparatus for registration of plural image in an image forming apparatus
US8659629B2 (en) Image forming apparatus, image forming method, and computer program product
JP3130034B2 (ja) 画像形成装置
US20110058226A1 (en) Banding profile estimation using spline interpolation
US5634171A (en) Image recording apparatus and image recording method
JP3551066B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH10119355A (ja) カラー画像形成装置
JP3496566B2 (ja) 画像形成装置
JP4538251B2 (ja) 画像形成装置
US20090073515A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP2005346094A (ja) カラー画像形成装置
JP2004229486A (ja) モータ駆動装置および画像形成装置
US6947065B2 (en) Image forming apparatus having a rotating polygonal mirror
JP3743274B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2005215482A (ja) 画像形成装置
EP1950621A1 (en) Image forming apparatus and signal synchronising method thereof
JP2000194176A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP4546058B2 (ja) 画像形成装置、その制御方法
JP4351881B2 (ja) 画像形成装置
JP2007264310A (ja) 回転体駆動装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP2006251407A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2003263002A (ja) カラー画像形成装置
JP3484304B2 (ja) カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法