JP2003066798A - クリーナ装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

クリーナ装置及びそれを備えた画像形成装置

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JP2003066798A JP2001253404A JP2001253404A JP2003066798A JP 2003066798 A JP2003066798 A JP 2003066798A JP 2001253404 A JP2001253404 A JP 2001253404A JP 2001253404 A JP2001253404 A JP 2001253404A JP 2003066798 A JP2003066798 A JP 2003066798A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易かつ低コストで紙粉等の異物をトナーか
ら選択的に確実に除去する。 【解決手段】 クリーナレス方式のためのクリーニング
ローラ51に、負バイアス(−200V)と正バイアス
(700V)とに選択的に印加され、負バイアスは、転
写順バイアスが転写ローラ30に印加されている時であ
って、用紙に可視像が転写されている間に、転写後の残
存トナー(正極性)と共に紙粉(負極性)を電気的に吸
引して一時的に回収する。正バイアスは、画像形成動作
中の非転写時、クリーニングローラ51に吸引した残存
トナーを、再び感光体ドラム27上に電気的に吐出す
る。クリーニングローラ51と連れ回りする2次ローラ
52には、前記バイアスの切替えに拘らず電界の向きが
変化しないバイアス(−100V、または800V)を
印加して、紙粉のみを2次ローラ52に移行させ、2次
ローラ52に摺接する不織布等の摺接部材53にて紙粉
を掻き取り除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタな
どの電子写真方式の画像形成手段におけるコロナ帯電器
及びそれを使用する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザプリンタなどの画像形
成装置には、感光体ドラムと、その感光体ドラムの周り
に、帯電器、スキャナ装置、現像ローラおよび転写ロー
ラとが、感光体ドラムの回転方向に従って順次設けられ
ているプロセスユニットが備えられている。感光体ドラ
ムの表面は、その感光体ドラムの回転に伴なって、ま
ず、帯電器により一様に帯電された後、スキャナ装置か
らのレーザービームの高速走査により露光され、所定の
画像データに基づく静電潜像が形成される。一方、この
プロセスユニットには、現像ローラに供給するためのト
ナーが収容されており、現像ローラには、そのトナーが
供給されて、薄層として現像ローラ上に担持されてい
る。そのため、現像ローラの回転により、その現像ロー
ラ上に担持されているトナーが、感光体ドラムと対向す
る時に、感光体ドラムの表面上に形成されている静電潜
像に供給され、選択的に担持されることによって可視像
が形成される。その後、感光体ドラムの表面上に担持さ
れた可視像は、転写ローラと対向して、用紙が感光体ド
ラムと転写ローラとの間を通る間に、その用紙に転写さ
れる。
【0003】このような画像形成装置において、用紙に
転写された後に感光体ドラム上に残存するトナーを、現
像ローラによって再び回収する、いわゆるクリーナレス
方式によって、トナーを回収するものが知られている。
このようなクリーナレス方式によって感光体ドラム上の
残存トナーを回収すれば、ブレードなどのクリーナ装置
や、廃トナーの貯留手段を設ける必要がないため、装置
構成の簡略化、小型化およびコストの低減化を図ること
ができる。
【0004】しかるに、クリーナレス方式において、転
写後に残存トナーが多量に発生した場合には、残存トナ
ーが現像ローラによって回収しきれずに、次に感光体ド
ラム上に形成される可視像に対してその残存トナーの影
響が現われて、画像にゴーストを生じる場合がある。そ
のため、このようなクリーナレス方式が採用されるプロ
セスユニットにおいては、感光体ドラムの回転方向にお
ける転写ローラの下流側に、さらに、導電性の弾性体か
らなるクリーニングローラを、感光体ドラムと接触する
ように設けて、画像形成動作において、用紙への転写時
には、クリーニングローラに感光体ドラムの表面電位よ
りも低いバイアス(負バイアス)を印加して、感光体ド
ラム上に残存するトナーを一時的に回収する一方、用紙
への非転写時、つまり、順次画像が形成される用紙の間
には、感光体ドラムの表面電位よりも高いバイアス(正
バイアス)を印加して、クリーニングローラによって一
時的に回収されているトナーを感光体ドラム上に吐出
し、その戻されたトナーを現像ローラによって回収する
ようにしている。
【0005】ところで、他方、印刷中に感光体ドラムに
付着した用紙の紙粉を除去する手段として、例えば、特
開平9−127844号公報では、前記クリーニングロ
ーラによって一時的に回収されたトナーに混じった紙粉
を除去する手段として、クリーニングローラに導電性を
有するブラシ部材を摺接させる一方、該ブラシ部材に
は、クリーニングローラと同電位にする電圧を印加した
り、クリーニングローラによって一時的に回収されたト
ナーと同極性の電圧を印加することを提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ブ
ラシ部材は植設の密度が荒いため、クリーニングローラ
の回転周面全体に一様にブラシの先端が当接できず、紙
粉除去の効率が悪いという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、クリーニングローラに
対して回転する2次ローラを当接させることにより、紙
粉除去性能を高くでき、高い印字品質を保持できる画像
形成装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のクリーナ装置は、画像形成
装置における感光体上の異物を除去する第1ローラと、
該第1ローラに対峙させた第2ローラとからなり、第1
ローラに付着した異物のうち所定の帯電極性を有するも
のを電界によって第2ローラの表面に移動させるように
構成したことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のクリーナ装置において、前記第2ローラの表面
に摺接して異物を掻き取るための摺接部材を設けたもの
である。
【0010】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載のクリーナ装置において、前記
摺接部材はスポンジ、または不織布等の多孔性を有する
部材にて構成されていることを特徴とするものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載のクリーナ装置において、第1
ローラへの電圧印加手段と、第2ローラへの電圧印加手
段と、制御手段とを備え、該制御手段は、感光体上のト
ナーを吸引するときと吐き出すときとで第1ローラに印
加する電圧の極性を変更可能に制御し、且つ前記第1ロ
ーラと第2ローラとの間の電界の向きが、第1ローラに
印加する電圧を切替えても変化しないような電圧を第2
ローラに印加するするように制御することを特徴とする
ものである。
【0012】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
4に記載のクリーナ装置において、前記感光体の周速に
対して第1ローラの周速を大きく設定し、且つ第1ロー
ラと第2ローラとの周速を略同一とし、且つ両ローラの
接触部での周面の移動方向を同方向とするように構成し
たものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載のクリーナ装置において、前記
第1ローラの表面は多孔性を有する弾性部材にて構成さ
れているものである。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項6のいずれかに記載のクリーナ装置において、前記
第2ローラは導電性を有し、表面が滑らかに形成されて
いるものである。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請
求項7のいずれかに記載のクリーナ装置において、前記
第1ローラは、機械的な掻き落とし力と静電的な吸引力
とを合わせた力でトナー及び紙粉等の異物を吸引可能で
あり、第2ローラは、静電的な吸引力を主として、前記
第1ローラから前記紙粉等の異物のみを選択的に吸引可
能に構成されているものである。
【0016】請求項9に記載の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のクリーナ装置
を備えたことを特徴とするものである。
【0017】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の画像形成装置において、前記感光体の周囲には、そ
の回転方向の上流側から順に、帯電手段と現像手段と転
写手段と、クリーナ装置における第1ローラとが配置さ
れているものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像形成装置と
してのレーザプリンタの一実施形態を示す概略側断面
図、図2は画像形成部(プロセスユニット)の要部拡大
側断面図、図3はプロセスユニットの電源構成を示すブ
ロック図、図4はタイムチャートである。図1におい
て、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録
媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、
給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形
成部5などを備えている。
【0019】フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底
部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレ
イ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一
端側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パ
ット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流
側に設けられる紙粉取りローラ10、搬送ローラ11
と、搬送ローラ11に対し用紙3の搬送方向の下流側に
設けられるレジストローラ12とを備えている。
【0020】用紙押圧板7は、用紙3を積層状にスタッ
ク可能とされ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部にお
いて揺動可能に支持されることによって、近い方の端部
が上下方向に移動可能とされており、また、その裏側か
ら図示しないばねによって上方向に付勢されている。そ
のため、用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従
って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点とし
て、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。給紙ロ
ーラ8および給紙パット9は、互いに対向状に配設さ
れ、給紙パット9の裏側に配設されるばね13によっ
て、給紙パット9が給紙ローラ8に向かって押圧されて
いる。用紙押圧板7上の最上位にある用紙3は、用紙押
圧板7の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ8
に向かって押圧され、その給紙ローラ8の回転によって
給紙ローラ8と給紙パット9とで挟まれた後、1枚毎に
給紙される。給紙された用紙3は、紙粉取りローラ10
にて紙粉がある程度取り除かれた後、搬送ローラ11に
よって、レジストローラ12に送られる。レジストロー
ラ12は、1対のローラから構成されており、用紙3を
所定のレジスト後に、画像形成部5に送るようにしてい
る。
【0021】なお、このフィーダ部4は、さらに、マル
チパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上
に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス側
給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パット25
とを備えており、マルチパーパス側給紙ローラ15およ
びマルチパーパス側給紙パット25は、互いに対向状に
配設され、マルチパーパス側給紙パット25の裏側に配
設されるばねによって、マルチパーパス側給紙パット2
5がマルチパーパス側給紙ローラ15に向かって押圧さ
れている。マルチパーパストレイ14上に積層される用
紙3は、マルチパーパス側給紙ローラ15の回転によっ
てマルチパーパス側給紙ローラ15とマルチパーパス側
給紙パット25とで挟まれた後、1枚毎に給紙されて前
記レジストローラ12に送られる。
【0022】画像形成部5は、スキャナユニット16、
プロセスユニット17、定着部18などを備えている。
【0023】スキャナユニット16は、本体ケーシング
2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、
回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20及び2
2、反射鏡21などを備えており、レーザ発光部から発
光される所定の画像データに基づくレーザビームを、鎖
線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反
射鏡21、レンズ22の順に通過あるいは反射させて、
後述するプロセスユニット17の感光体ドラム27の表
面上に高速走査にて照射させている。
【0024】プロセスユニット17は、スキャナユニッ
ト16の下方に配設され、図2に示すように、本体ケー
シング2に対して着脱自在に装着されるドラムケース2
6内に、感光体としての感光体ドラム27、現像カート
リッジ28、スコロトロン型帯電器29、転写手段とし
ての転写ローラ30、後に詳述するクリーナ装置として
のクリーニングローラ51、2次ローラ52及び摺接部
材53等を備えている。
【0025】現像カートリッジ28は、ドラムケース2
6に対して着脱自在に装着されており、現像剤担持体と
しての現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ロ
ーラ33およびトナーボックス34などを備えている。
【0026】トナーボックス34内には、現像剤とし
て、正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填されてい
る。このトナーとしては、重合性単量体、たとえば、ス
チレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキ
ル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C
4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁
重合などの公知の重合方法によって共重合させることに
より得られる重合トナーが使用されている。このような
重合トナーは、球状をなし、流動性が極めて良好であ
る。なお、このようなトナーには、カーボンブラックな
どの着色剤やワックスなどが配合されるとともに、流動
性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加され
ている。その粒子径は、約6〜10μm程度である。
【0027】そして、トナーボックス34内のトナー
は、トナーボックス34の中心に設けられる回転軸35
に支持されるアジテータ36の矢印方向(図2で反時計
方向)への回転により、攪拌されて、トナーボックス3
4の側部に開口されたトナー供給口37から放出され
る。なお、トナーボックス34の側壁には、トナーの残
量検知用の窓38が設けられており、回転軸35に支持
されたクリーナ39によって清掃される。
【0028】トナー供給口37の側方位置には、供給ロ
ーラ33が矢印方向(図2で時計方向)に回転可能に配
設されており、また、この供給ローラ33に対向して、
現像ローラ31が矢印方向(図2で時計方向)に回転可
能に配設されている。そして、これら供給ローラ33と
現像ローラ31とは、そのそれぞれがある程度圧縮する
ような状態で互いに当接されている。
【0029】供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、
導電性の発泡材料からなるローラが被覆されている。ま
た、現像ローラ31は、金属製のローラ軸に、導電性の
ゴム材料からなるローラが被覆されている。より具体的
には、現像ローラ31のローラ部分は、カーボン微粒子
などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴム
からなるローラ本体の表面に、フッ素が含有されている
ウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆さ
れている。なお、現像ローラ31には、図示しない現像
バイアス印加電源から現像バイアスが印加される。
【0030】また、現像ローラ31の近傍には、層厚規
制ブレード32が配設されている。この層厚規制ブレー
ド32は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端
部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の
押圧部40を備えており、現像ローラ31の近くにおい
て現像カートリッジ28に支持されて、押圧部40がブ
レード本体の弾性力によって現像ローラ31上に圧接さ
れるように構成されている。
【0031】そして、トナー供給口37から放出される
トナーは、供給ローラ33の回転により、現像ローラ3
1に供給され、この時、供給ローラ33と現像ローラ3
1との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ31
上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴っ
て、層厚規制ブレード32の押圧部と現像ローラ31と
の間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一
定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
【0032】感光体の一例としての感光体ドラム27
は、現像ローラ31の側方位置において、その現像ロー
ラ31と対向するような状態で矢印方向(図2で反時計
方向)に回転可能に配設されている。この感光体ドラム
27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部
分が、ポリカーボネートなどから構成される正帯電性の
感光層により形成されている。なお、この感光体ドラム
27は、図示しないメインモータからの動力によって回
転駆動されるように構成されている。
【0033】帯電手段としてのスコロトロン型帯電器2
9は、感光体ドラム27の上方に、感光体ドラム27に
接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されてい
る。スコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの
帯電用ワイヤ(後述する放電ワイヤ53)からコロナ放
電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であ
り、感光体ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させ
るように構成されている。また、このスコロトロン型帯
電器29は、図示しない帯電電源によりオン・オフされ
る。
【0034】そして、感光体ドラム27の表面は、その
感光体ドラム27の回転に伴なって、まず、スコロトロ
ン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ
ユニット16からのレーザービームの高速走査により露
光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成され
る。
【0035】次いで、現像ローラ31の回転により、現
像ローラ31上に担持されかつ正帯電されているトナー
が、感光体ドラム27に対向して接触する時に、感光体
ドラム27の表面上に形成される静電潜像、すなわち、
一様に正帯電されている感光体ドラム27の表面のう
ち、レーザービームによって露光され電位が下がってい
る露光部分に供給され、選択的に担持されることによっ
て可視像化され、これによって反転現像が達成される。
【0036】転写ローラ30は、感光体ドラム27の下
方において、この感光体ドラム27に対向するように配
置され、ドラムケース26に矢印方向(時計方向)に回
転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属
製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるロー
ラが被覆されており、後で詳述するが、転写時には、後
述する転写バイアス印加電源54から転写バイアス(転
写順バイアス)が印加されるように構成されている。そ
のため、感光体ドラム27の表面上に担持された可視像
は、用紙3が感光体ドラム27と転写ローラ30との間
を通る間に用紙3に転写される。
【0037】定着部18は、図1に示すように、プロセ
スユニット17の側方下流側に配設され、加熱ローラ4
1、加熱ローラ41を押圧する押圧ローラ42、およ
び、これら加熱ローラ41および押圧ローラ42の下流
側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。加
熱ローラ41は、金属製で加熱のためのハロゲンランプ
を備えており、プロセスユニット17において用紙3上
に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧
ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、
その用紙3を搬送ローラ43によって、排紙パス44に
搬送するようにしている。排紙パス44に送られた用紙
3は、排紙ローラ45に送られて、その排紙ローラ45
によって排紙トレイ46上に排紙される。
【0038】このレーザプリンタ1では、転写ローラ3
0によって用紙3に転写された後に感光体ドラム27の
表面上に残存する残存トナーを、現像ローラ31によっ
て回収する、いわゆるクリーナレス方式によって残存ト
ナーを回収するようにしている。このようなクリーナレ
ス方式によって感光体ドラム27の表面上の残存トナー
を回収すれば、ブレードなどのクリーナ装置や廃トナー
の貯留手段を設ける必要がないため、装置構成の簡略
化、小型化およびコストの低減化を図ることができる。
【0039】さらに、このようなクリーナレス方式での
残存トナーの回収において、このレーザプリンタ1で
は、上記したように、プロセスユニット17のドラムケ
ース26内に、図2及び図3に示すように、クリーナ装
置としてのクリーニングローラ51、2次ローラ52及
び摺接部材53が設けられている。以下に、このクリー
ナ装置の構成について詳述する。
【0040】第1ローラとしてのクリーニングローラ5
1は、感光体ドラム27の側方位置、より具体的には、
感光体ドラム27の回転方向における転写ローラ30よ
り下流側であって、かつ、スコロトロン型帯電器29の
上流側において、感光体ドラム27と接触するように、
ドラムケース26内において矢印方向(図2の時計方
向)に回転可能に支持されている。換言すると、感光体
ドラム27とクリーニングローラ51との摺接箇所にお
いて、同一方向に回転する。そして、感光体ドラム27
の周速に対してクリーニングローラ51の周速を速くし
て、後述するトナー吐き出しのバイアスを印加している
ときには、そのバイアスによってトナー以外の異物であ
る紙粉をクリーニングローラ51側に移行させて除去
し、トナーの吸い込みのバイアスを印加しているときに
は、感光体ドラム27の表面に対して速い周速でクリー
ニングローラ51を摺接させて機械的に、前記異物であ
る紙粉を掻き落とす効果を持たせるものである。具体的
には、感光体ドラム27の周速に対してクリーニングロ
ーラ51の周速を略1.5倍程度に設定する。
【0041】このクリーニングローラ51は、金属製の
ローラ軸に、導電性のゴム材料等の柔らかく多孔性を有
するローラが被覆されている。より具体的には、クリー
ニングローラ51のローラ部分は、導電性のシリコーン
ゴム、ウレタンゴム、EPDM等の発泡ゴム材料から形
成されている。発泡ゴム材料の硬度はasker-Cで35度
程度である。このように、発泡ゴム材料を使用すること
により、クリーニングローラ51の表面積が大きくな
り、前記バイアスによる紙粉(異物)の除去効果が大き
くなり、且つ紙粉(異物)を機械的に掻き取る効果も大
きくなる。
【0042】このクリーニングローラ51には、クリー
ニングバイアス印加電源55から、基準電位としての正
バイアスと、負バイアスとが選択的に印加されるように
構成されており、画像形成動作時における用紙3への転
写時には、負バイアスが印加され、その間、残存トナー
を電気的に吸引し続ける一方、用紙3への非転写時、す
なわち、順次画像が形成される用紙3の間には、正バイ
アスが印加されることにより、その電気的に吸引した残
存トナーを、再び感光体ドラム27上に電気的に吐出す
ることによって、画像形成動作中に生じる残存トナーを
電気的に一時回収するようにしている。なお、非転写時
に感光体ドラム27上に電気的に吐出された残存トナー
は、感光体ドラム21の回転により、スコロトロン型帯
電器29と対向した時に、必要により正極性に帯電さ
れ、現像ローラ31と対向した時に、この現像ローラ3
1によって回収される。
【0043】そのため、このレーザプリンタ1では、こ
のようなクリーニングローラ51を設けることによっ
て、たとえば、環境、耐久、その他の転写状態の変化に
よって、転写後に、現像ローラ31だけでは回収しきれ
ない程、残存トナーが多量に発生した場合においても、
このクリーニングローラ51によって残存トナーを一時
的に回収することで、次に感光体ドラム27上に形成さ
れる可視像に対して残存トナーの影響を少なくして、画
像にゴーストなどが生じないようにしている。
【0044】さらに、前記第1ローラとしてのクリーニ
ングローラ51に対して第2ローラとしての2次ローラ
52を平行状に配置し、クリーニングローラ51と2次
ローラとの接触部において、両ローラの周面の移動方向
が同一方向となるように回転駆動させる。この2次ロー
ラ52は、感光体ドラム29からクリーニングローラ5
1に移行したトナー中に混在している紙粉等の異物を除
去・回収して、クリーニングローラ51から感光体ドラ
ム27にトナーを吐き出すときに感光体ドラム27の紙
粉を戻さないようにするためのものである。
【0045】2次ローラ52は金属製の回転軸の回りに
表面がニッケルメッキされた金属ローラ部等の導電性を
有する材料が装着されたものである。そして、2次ロー
ラ52とクリーニングローラ51とは、その当接側で同
じ向きに連れ回りするように回転させる。図2において
クリーニングローラ51を時計方向回りとするとき、2
次ローラ52は反時計回り方向とし、略同じ周速に設定
する。クリーニングローラ51の表面には、前述したよ
うに、所定の極性(実施形態では正極性)のトナーと、
異物である紙粉(通常負極性)とが付着しているから、
クリーニングローラ51と2次ローラ52とに周速差を
設けると、前記トナーまでもが掻き取られることにな
り、このトナーをクリーニングローラ51から感光体ド
ラム27に戻すことが不能となる。クリーニングローラ
51と2次ローラ52とを同じ周速にすることで、前記
の掻き取り作用が発生せず、しかも後述するように、ク
リーニングローラ51の電位より2次ローラ52の電位
を高くすることで、クリーニングローラ51から2次ロ
ーラ52の表面に紙粉が簡単に移ることができるのであ
る。
【0046】さらに、この2次ローラ52の周面に付着
した紙粉を除去するための摺接部材53を、2次ローラ
52の周面の一側にその軸線と略平行状に摺接配置する
ものであり、摺接部材53はスポンジや不織布等の多孔
質状に表面積が大きく且つ柔らかい材料にて構成する。
2次ローラ52における滑らかで固い表面に静電気のみ
で付着している紙粉を摺接部材53で掻き取り、からめ
捕った後、摺接部材53から2次ローラ52の表面に戻
さないようにするためである。
【0047】図3は、このレーザプリンタ1のプロセス
ユニット17の電源構成を示すブロック図である。図2
及び図3において、このレーザプリンタ1のプロセスユ
ニット17には、上記したように、スコロトロン型帯電
器29、現像ローラ31、転写ローラ30およびクリー
ニングローラ51が、感光体ドラム27の周りにおい
て、その感光体ドラム27の回転方向に従って順次配置
されている。
【0048】そして、このレーザプリンタ1において
は、帯電電源56、現像バイアス印加電源57、転写バ
イアス印加電源58、クリーニングバイアス印加電源5
5、2次ローラバイアス印加電源59および、制御手段
としての制御回路54が設けられており、これら帯電電
源56、現像バイアス印加電源57、転写バイアス印加
電源58、クリーニングバイアス印加電源55及び2次
ローラバイアス印加電源59が制御回路54に接続さ
れ、制御回路54によって各電源が制御されるように構
成されている。図4は各部分のタイミングチャートであ
る。
【0049】すなわち、帯電電源56は、スコロトロン
型帯電器29に接続されており、制御回路54の制御に
よって、帯電電源56がスコロトロン型帯電器29に対
してオン・オフされるように構成されている。なお、こ
のレーザプリンタ1においては、帯電電源56のオンに
より、スコロトロン型帯電器29がオンされると、それ
に対向する感光体ドラム27の表面電位が、約900V
に帯電されるように設定されている。
【0050】現像バイアス印加電源57は、現像ローラ
31のローラ軸に接続されており、制御回路54の制御
によって、現像バイアス印加電源57から現像ローラ3
1に印加される現像バイアスが、オン・オフされるよう
に構成されている。
【0051】転写バイアス印加電源58は、転写ローラ
30のローラ軸に接続されており、制御回路54の制御
によって、転写バイアス印加電源58から転写ローラ3
0に印加される転写バイアスが、第1バイアスとしての
転写順バイアスと、第2バイアスとしての転写逆バイア
スとに選択的に切り替えられるように構成されている。
より具体的には、この転写バイアス印加電源58は、選
択切替手段としての切替スイッチ60と、第1バイアス
印加手段としての定電流電源61と、第2バイアス印加
手段としての定電圧電源62とを備えている。切替スイ
ッチ60は、転写ローラ30のローラ軸に接続されると
ともに、その切替スイッチ60に、定電流電源61およ
び定電圧電源62が選択的に接続されている。そして、
制御回路54の制御によって、切替スイッチ60が、転
写ローラ30に接続される電源を、定電流電源61と定
電圧電源62とに選択的に切り替えることによって、転
写ローラ30に印加される転写バイアスが、定電流電源
61からの転写順バイアスと、定電圧電源62からの転
写逆バイアスとに選択的に切り替えられるように構成さ
れている。
【0052】転写順バイアスは、定電流電源61の定電
流制御によって印加され、転写ローラ30の表面電位
が、その転写ローラ30に対向接触する直前の感光体ド
ラム27の表面電位よりも低くなるように設定されてい
る。そのため、転写ローラ30に転写順バイアスを印加
すれば、感光体ドラム27と転写ローラ30との間を通
過する用紙3に、感光体ドラム27に形成されている可
視像を良好に転写することができる。また、この転写順
バイアスは、より具体的には、−12μAの定電流で設
定されている。これによって、たとえば、転写ローラ3
0に対向接触する直前の感光体ドラム27の表面電位
が、スコロトロン型帯電器29からの帯電によって約9
00Vに設定されている場合には、転写順バイアスが印
加されている転写ローラ30と対向接触した後において
は、その感光体ドラム27の表面電位、すなわち、第1
表面電位が、約200〜400Vとされる。
【0053】また、転写逆バイアスは、定電圧電源62
の定電圧制御によって印加され、転写ローラ30の表面
電位が、その転写ローラ30に対向接触する直前の感光
体ドラム27の表面電位よりも高くなるように設定され
ている。そのため、転写ローラ30に転写逆バイアスを
印加すれば、画像形成動作中において転写ローラ30に
付着したトナーを、感光体ドラム27上に電気的に吐出
させることができる。また、この転写逆バイアスは、よ
り具体的には、1.6kVの定電圧で設定されている。
これによって、たとえば、転写ローラ30に対向接触す
る直前の感光体ドラム27の表面電位が、スコロトロン
型帯電器29からの帯電によって約900Vに設定され
ている場合には、転写逆バイアスが印加されている転写
ローラ30と対向接触した後においては、その感光体ド
ラム27の表面電位、すなわち、第2表面電位が、約9
00〜1000Vとされる。
【0054】また、クリーニングバイアス印加電源55
は、クリーニングローラ51のローラ軸に接続されてお
り、制御回路54の制御によって、クリーニングバイア
ス印加電源55からクリーニングローラ51に印加され
るクリーニングバイアスが、負バイアスと正バイアスと
に選択的に印加されるように構成されている。負バイア
スは、画像形成動作中の転写時、すなわち、転写順バイ
アスが転写ローラ30に印加されている時であって、用
紙3に可視像が転写されている間に、転写後の残存トナ
ーを電気的に吸引して一時的に回収するために、第1表
面電位(約200〜400V)よりも低く設定されてお
り、より具体的には、−200Vに設定されている。ま
た、正バイアスは、画像形成動作中の非転写時、すなわ
ち、転写順バイアスが転写ローラ30に印加されている
時であって、順次画像が形成される用紙3の間に、その
電気的に吸引した残存トナーを、再び感光体ドラム27
上に電気的に吐出するために、第1表面電位(約200
〜400V)よりも高く設定されており、より具体的に
は、700Vに設定されている。
【0055】他方、2次ローラバイアス印加電源59
は、2次ローラ52のローラ軸に接続されており、2次
ローラバイアス印加電源59から2次ローラ52に印加
されるバイアスは、前記クリーニングローラ51と2次
ローラ52との間での電界の向きが、クリーニングロー
ラ51に印加する電圧を切り替えても変化しないように
制御回路54の制御を実行する。具体的には、クリーニ
ングローラ51が正バイアス(700V)のとき(トナ
ー吐き出し時)には、2次ローラ52は750〜800
V程度に設定され、クリーニングローラ51が負バイア
ス(−200B)のとき(トナー吸い込み時)には、2
次ローラ52が0V〜−100V程度になるように設定
されている。
【0056】次に、このレーザプリンタ1において、図
4を参照して、画像形成動作前におけるクリーニングロ
ーラ(CLNローラ)51および転写ローラ30のクリ
ーニング動作、画像形成動作時におけるクリーニングロ
ーラ51によるトナーの一時回収動作および、クリーナ
装置50(クリーニングローラ51と2次ローラ52摺
接部材53)による紙粉除去動作について説明する。
【0057】まず、電源投入時には、画像形成動作に先
立って、クリーニングローラ51に回収され残存してい
るトナーや、転写ローラ30に付着しているトナーのク
リーニング動作、並びに紙粉除去動作が行なわれる。す
なわち、電源がオンされると、メインモータがオンされ
るとともに、スコロトロン型帯電器29がオンされた
後、転写ローラ30がフロート状態(電源オフであっ
て、接触している感光体ドラム27の電位と同じ電位状
態)のまま、クリーニングローラ51(CLNローラ)
に負バイアス(−200V)が印加され、2次ローラ5
2にはそれよりも電位の高い負バイアス(−100V)
が印加される。
【0058】これにより、クリーニングローラ51に付
着している正極性のトナーと負極性の紙粉等の異物との
うち、正極性のトナーはクリーニングローラ51に付着
されたまま、負極性の紙粉等の異物は電位の高い2次ロ
ーラ52に移行する。このとき、クリーニングローラ5
1と2次ローラ52とは同じ周速で連れ回り方向に回転
するので、クリーニングローラ51の表面に対して2次
ローラ52が機械的な掻き落とし作用が発生せず、従っ
て、クリーニングローラ51の表面のトナーは2次ロー
ラ52によって掻き落とされることがないのである。そ
して、この2次ローラ52に対して不織布製等の摺接部
材53が当接しているから、滑らかな表面の2次ローラ
52上の紙粉等の異物は、摺接部材53にて掻き落とさ
れて捕捉できるから、2次ローラ52から異物が確実に
除去されるのである。
【0059】次いで、転写ローラ30に転写逆バイアス
が印加され、その印加された部位がクリーニングローラ
51に達するタイミングで、クリーニングローラ51
(CLNローラ)に正バイアス(700V)が印加され
る一方、2次ローラ52にはそれよりも高い電位の正バ
イアス(800V)が印加される。これにより、前述と
同じく、正極性のトナーはクリーニングローラ51に付
着されたまま、負極性の紙粉等の異物は電位の高い2次
ローラ52に移行し、その異物は摺接部材53にて掻き
落とされて捕捉できるから、2次ローラ52から異物が
確実に除去されるのである。これ以降の状態でも上記の
ようにしてクリーニングローラ51及び2次ローラ52
が回転しているかぎり、紙粉等のの異物の除去作業は続
行しつづけるのである。
【0060】他方、感光体ドラム27の表面は、スコロ
トロン型帯電器29によって約900Vに帯電された
後、その帯電された感光体ドラム27の表面が、転写逆
バイアスが印加されている転写ローラ30と接触した時
には、転写逆バイアスが、転写ローラ30と対向接触す
る直前の感光体ドラム27の表面電位よりも高いことか
ら、その転写ローラ30に付着しているトナーが感光体
ドラム27上に電気的に吐出され、これによって、転写
ローラ30のクリーニングが行なわれる。そして、この
転写逆バイアスが印加されている転写ローラ30と接触
した後の感光体ドラム27の表面電位が、第2表面電位
(約900〜1000V)とされる。
【0061】次いで、その第2表面電位とされた感光体
ドラム27の表面が、正バイアスが印加されているクリ
ーニングローラ51と接触した時には、そのクリーニン
グローラ51と対向接触する直前の第2表面電位(約9
00〜1000V)が、クリーニングローラ51に印加
されている正バイアス(700V)よりも高いことか
ら、転写ローラ30から感光体ドラム27上に電気的に
吐出されたトナーが、クリーニングローラ51によって
電気的に吸引され、このクリーニングローラ51によっ
て一時的に回収される。
【0062】次いで、クリーニングローラ51に正バイ
アスを印加したまま、転写ローラ30の転写バイアス
を、転写逆バイアスから転写順バイアスに切り替える。
そうすると、スコロトロン型帯電器29によって約90
0Vに帯電されている感光体ドラム27の表面が、転写
順バイアスが印加されている転写ローラ30と接触した
後には、転写順バイアスが、転写ローラ30と対向接触
する直前の感光体ドラム27の表面電位よりも低いこと
から、その接触後の感光体ドラム27の表面電位が、第
1表面電位(約200〜400V)とされる。次いで、
その第1表面電位とされた感光体ドラム27の表面が、
正バイアスが印加されているクリーニングローラ51と
接触した時には、そのクリーニングローラ51と対向接
触する直前部位の第1表面電位(約200〜400V)
が、クリーニングローラ51に印加されている正バイア
ス(700V)よりも低いことから、このクリーニング
ローラ51によって一時的に回収されているトナーが、
感光体ドラム27の表面上に電気的に吐出され、これに
よって、クリーニングローラ51のクリーニングが行な
われる。
【0063】そして、クリーニングローラ51に正バイ
アスを印加したまま、再度、転写ローラ30の転写バイ
アスを、転写順バイアスから転写逆バイアスに切り替え
ると、上記と同様に、転写ローラ30に付着しているト
ナーが、感光体ドラム27上に電気的に吐出され、これ
によって、転写ローラ30のクリーニングが行なわれる
とともに、その感光体ドラム27の表面電位が、第2表
面電位(約900〜1000V)とされ、その後、転写
ローラ30から感光体ドラム27上に電気的に吐出され
たトナーが、クリーニングローラ51によって再び電気
的に吸引される。
【0064】さらに、クリーニングローラ51に正バイ
アスを印加したまま、転写ローラ30の転写バイアス
を、転写逆バイアスから転写順バイアスに切り替える
と、感光体ドラム27の表面が第1表面電位(約200
〜400V)とされた後、クリーニングローラ51によ
って一時的に回収されているトナーが、感光体ドラム2
7の表面上に電気的に吐出され、これによって、クリー
ニングローラ51のクリーニングが行なわれる。なお、
クリーニングローラ51から感光体ドラム27の表面上
に電気的に吐出されたトナーは、スコロトロン型帯電器
29によって正帯電された後、現像ローラ31によって
回収される。
【0065】そのため、このような画像形成動作前にお
けるクリーニング動作によれば、クリーニングローラ5
1に正バイアスを印加した状態で、制御回路54による
切替スイッチ57の切り替えによって、転写ローラ30
に対して転写逆バイアスを印加すれば、転写ローラ30
に付着しているトナーが感光体ドラム27上に電気的に
吐出されることにより、転写ローラ30のクリーニング
を行なうことができ、一方、転写ローラ30に対して転
写順バイアスを印加すれば、クリーニングローラ51に
よって回収され残存しているトナーが電気的に吐出され
ることにより、クリーニングローラ51のクリーニング
を行なうことができる。
【0066】したがって、クリーニングローラ51に、
クリーニングバイアスを正バイアスと負バイアスとに選
択的に印加せずとも、転写ローラ30に印加する転写バ
イアスを切り替えるのみで、感光体ドラム27の表面電
位を切り替えることによって、クリーニングローラ51
によるトナーの電気的な吸引および吐出を行なうことが
できるので、電源構成を簡略化して、コストの低減化を
図ることができながら、クリーニングローラ51のクリ
ーニング動作を確実に行なうことができる。
【0067】また、クリーニングローラ51に印加する
クリーニングバイアスの切り替えによって、トナーの電
気的な吸引および吐出を行なう場合には、除電ランプに
より一定のレベルまで下げられた感光体ドラム27にお
けるクリーニングローラ51と対向接触する直前の表面
電位が基準とされるので、除電ランプが必須の構成とな
るが、このように感光体ドラム27におけるクリーニン
グローラ51と対向接触する直前の表面電位を切り替え
ることによって、クリーニングローラ51によるトナー
の電気的な吸引および吐出を行なえば、そのような除電
ランプを必須の構成とする必要がなく、装置構成の簡略
化によるコストの低減化を図ることができる。
【0068】次いで、このようなクリーニングローラ5
1のクリーニング動作が終了した後に、用紙3に画像を
形成する画像形成動作が行なわれる。
【0069】画像形成動作時には、図4に示すように、
引き続き、メインモータおよびスコロトロン型帯電器2
9がオンされた状態で、転写ローラ30に転写順バイア
スが印加されるとともに、現像ローラ31に現像バイア
スが印加される。そして、1枚目の用紙3への転写時、
つまり、1枚目の用紙3が感光体ドラム27と転写ロー
ラ30との間を通過している間には、クリーニングロー
ラ51には、負バイアス(−200V)が印加され、2
次ローラ52には、負バイアス(−100V)が印加さ
れる。そうすると、感光体ドラム27におけるクリーニ
ングローラ51と対向接触する直前の表面電位が第1表
面電位(非露光部で約200〜400V、露光部で約5
0〜100V)とされる一方で、クリーニングローラ5
1には、負バイアス(−200V)が印加されているの
で、転写後に感光体ドラム27上に残存しているトナー
は、その表面がクリーニングローラ51と接触した時
に、クリーニングローラ51によって電気的に吸引さ
れ、このクリーニングローラ51によって一時的に回収
される。つまり、感光体ドラム27における用紙3と接
触する表面部分が、クリーニングローラ51と接触して
いる間中、クリーニングローラ51は、その接触する感
光体ドラム27の表面上の残存トナーを電気的に吸引し
続ける。
【0070】一方、現像ローラ31と感光体ドラム27
との接触部が用紙3への非現像領域となるタイミング、
つまり、順次画像が形成される用紙3の間、より具体的
には、1枚目の用紙3への現像が終了し、次の2枚目の
用紙3への現像が開始されるまでの間に相当する領域が
上記接触部に達するタイミングで、クリーニングローラ
51には、正バイアスが印加される。そうすると、転写
ローラ30にはそのまま転写順バイアスが印加されてい
るので、感光体ドラム27におけるクリーニングローラ
51と対向接触する直前の表面電位は、そのまま第1表
面電位とされている一方で、クリーニングローラ51に
は、正バイアス(700V)が印加され、2次ローラ5
2には正バイアス(800V)が印加されるので、電気
的に吸引した残存トナーが、再び感光体ドラム27に電
気的に吐出される。つまり、感光体ドラム27における
現像されない表面部分が、クリーニングローラ51と接
触している間中、クリーニングローラ51によって回収
されている残存トナーが、その接触する感光体ドラム2
7の表面上に電気的に吐出され続ける。
【0071】そのため、このようなクリーニングローラ
51による電気的な吸引および吐出によって、上記した
ように、転写後に、現像ローラ31だけでは回収しきれ
ない程、残存トナーが多量に発生した場合においても、
このクリーニングローラ51によって残存トナーを一時
的に回収することで、次に感光体ドラム27上に形成さ
れる可視像に対して残存トナーの影響を少なくして、画
像にゴーストなどが生じないようにすることができる。
【0072】そして、このような画像形成動作が所定枚
数の用紙3について行なわれた後には、現像バイアスが
オフされた後に、クリーニングローラ51には再び正バ
イアスが印加されることにより、最後の用紙3の転写中
に電気的に吸引した残存トナーが、再び感光体ドラム2
7に電気的に吐出され、その後、クリーニングバイア
ス、転写順バイアスが順次オフされた後に、メインモー
タおよびスコロトロン型帯電器29がオフされ、これに
よって、レーザプリンタ1の動作が終了する。
【0073】そして、このレーザプリンタ1では、転写
ローラ30によって用紙3に転写された後に感光体ドラ
ム27の表面上に残存するトナーを、現像ローラ31に
よって回収する、いわゆるクリーナレス方式によって残
存トナーを回収するようにしているが、このレーザプリ
ンタ1では、クリーニングローラ51のクリーニング動
作時において、クリーニングローラ51にクリーニング
バイアスを選択的に印加することなく、感光体ドラム2
7の表面電位を、第1表面電位と第2表面電位とに切り
替えることによって、クリーニングローラ51によるト
ナーの電気的な吸引および吐出を行なっている。そのた
め、電源構成を簡略化して、コストの低減化を図ること
ができながら、クリーニングローラ51のクリーニング
動作を確実に行なうことができ、さらには、除電ランプ
を必須の構成とする必要もなく、装置構成の簡略化によ
るコストの低減化が図られている。したがって、このレ
ーザプリンタ1では、簡易な構成により、装置構成の小
型化およびコストの低減化を図ることができるととも
に、良好な画像形成を長期にわたって達成することがで
きる。
【0074】なお、以上の説明においては、画像形成動
作前のクリーニングローラ51のクリーニング動作時に
おいて、切替スイッチ57を、定電圧電源59および定
電流電源58のいずれにも接続しないフロート状態とし
て転写バイアスを印加せずに、スコロトロン型帯電器2
9をオンするとともに、スキャナユニットから照射する
レーザビームをオン・オフすることによって、感光体ド
ラム27の表面電位を第1表面電位と第2表面電位とに
切り替えるようにしたが、転写ローラ30に印加する転
写バイアスを転写逆バイアスと転写順バイアスとに切り
替えることによって、感光体ドラム27の表面電位を第
1表面電位と第2表面電位とに切り替えるようにしても
良い。
【0075】なお、本実施形態では、正帯電トナーを用
いた場合について説明したが、負帯電トナーを用いるこ
ともできる。その場合、帯電手段、現像手段、転写手
段、クリーニングローラ51、2次ローラ52に印加す
る電圧の極性を前記実施形態と逆にする必要がある。そ
して、負帯電トナーを用いた実施形態では、正極性の紙
粉のみが2次ローラ52にて除去されるのである。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明のクリーナ装置は、画像形成装置における感光体上の
異物を除去する第1ローラと、該第1ローラに対峙させ
た第2ローラとからなり、第1ローラに付着した異物の
うち所定の帯電極性を有するものを電界によって第2ロ
ーラの表面に移動させるように構成したことを特徴とす
るものである。従って、感光体上の異物を第1ローラに
よって一旦全て除去したのち、第1ローラと第2ローラ
との間に作用させる電界力により特定の帯電極性を有す
る異物のみを選択して第2ローラに移行させるて除去す
るので、極性が異なる2種類の異物のうちの特定の異物
のみを確実に除去できるという効果を奏する。
【0077】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のクリーナ装置において、前記第2ローラの表面
に摺接して異物を掻き取るための摺接部材を設けたもの
である。第2ローラに移行させた異物をそれに摺接させ
た摺接部材にて機械的に除去できるから、第2ローラに
異物が蓄積せず、絶えず新しい状態(異物のない状態)
の表面を第1ローラと対面させることができ、第1ロー
ラに異物が戻るのを確実に防止でききるから、異物除去
の効率を高めることができるという効果を奏する。
【0078】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載のクリーナ装置において、前記
摺接部材はスポンジ、または不織布等の多孔性を有する
部材にて構成されているので、当該摺接部材の多孔部分
に異物を機械的にからめ捕って保持でき、第2ローラに
異物が戻ることを確実に防止でき、且つ摺接部材での異
物の保持能力が大きいから、長期間の使用に耐えること
ができて経済的であるという効果を奏する。
【0079】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載のクリーナ装置において、第1
ローラへの電圧印加手段と、第2ローラへの電圧印加手
段と、制御手段とを備え、該制御手段は、感光体上のト
ナーを吸引するときと吐き出すときとで第1ローラに印
加する電圧の極性を変更可能に制御するので、感光体の
画像領域で転写後に残存したトナーを第1ローラに一旦
回収し、非画像領域にてそのトナーを再び感光体上に吐
き出すことにより、トナーの無駄な消費を防止できる。
そして、本発明では、前記第1ローラと第2ローラとの
間の電界の向きが、第1ローラに印加する電圧を切替え
ても変化しないような電圧を第2ローラに印加するする
ように制御することを特徴とするものであるから、トナ
ーの極性と異物の極性とが異なる場合に、前記第1ロー
ラにトナーと共に回収された異物だけを、電界力にて第
2ローラに選択的に除去できるから、異物除去のための
構造が前記第1ローラに少なくとも第2ローラを付加す
るだけの簡単な構成で実現できるから製造コストも低減
できるという効果を奏する。
【0080】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
4に記載のクリーナ装置において、前記感光体の周速に
対して第1ローラの周速を大きく設定したので、感光体
から第1ローラにトナーを吸引する動作時には、第1ロ
ーラとの周速差により感光体上の異物を機械的に掻き取
ることができる一方、第1ローラと第2ローラとの周速
を略同一とし、且つ両ローラの接触部での周面の移動方
向を同方向とするように構成したものであるから、第1
ローラにトナーと異物とが混合していても、両ローラの
周速差にて第2ローラで機械的にトナーを掻き取ること
がなく、電界力にて異物のみを選択的に移行できるので
トナーの無駄な消費を防止できるという効果を奏する。
【0081】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載のクリーナ装置において、前記
第1ローラの表面は多孔性を有する弾性部材にて構成さ
れているものであるから、第1ローラの表面積が大きく
なり、電界力によるトナー及び異物除去効果が向上する
と共に、感光体に対する第1ローラの接触面積が大きく
なるから、機械的な除去効果も向上できるという効果を
奏する。
【0082】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項6のいずれかに記載のクリーナ装置において、前記
第2ローラは導電性を有し、表面が滑らかに形成されて
いるものであるので、第1ローラに付着した極性の異な
るトナーと異物とを機械的に第2ローラに掻き取る作用
を無くすことができ、電界力によって異物のみを第2ロ
ーラに付着できると共に、第2ローラに摺接させた摺接
部材での異物の掻き取り作用も向上できるという効果を
奏する。
【0083】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請
求項7のいずれかに記載のクリーナ装置において、前記
第1ローラは、機械的な掻き落とし力と静電的な吸引力
とを合わせた力でトナー及び紙粉等の異物を吸引可能で
あり、第2ローラは、静電的な吸引力を主として、前記
第1ローラから前記紙粉等の異物のみを選択的に吸引可
能に構成されているものであるから、第1ローラに回収
したトナーは第2ローラに移行させることなく、感光体
に戻すことができる一方、第1ローラに付着した異物の
みを第2ローラに移行させることができる。
【0084】請求項9に記載の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のクリーナ装置
を備えたものであるから、クリーナ装置の構成が小型
化、簡略化した結果、画像形成装置もコンパクトにで
き、クリーナ装置の製造コストが低減できる結果、画像
形成装置も廉価になるという効果を奏する。
【0085】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の画像形成装置において、前記感光体の周囲には、そ
の回転方向の上流側から順に、帯電手段と現像手段と転
写手段と、クリーナ装置における第1ローラとが配置さ
れているものであり、これによりクリーナレス方式のプ
ロセスユニットを構成できるから、トナーの無駄な消費
を無くしつつ、画像形成装置をコンパクトにでき、且つ
廉価になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置としての、レーザプリン
タの一実施形態を示す概略側断面図である。
【図2】図1に示すレーザプリンタのプロセスユニット
を示す要部側断面図である。
【図3】プロセスユニットの電源及び制御装置を示すブ
ロック図である。
【図4】プロセスユニットの作動状態を示すタイミング
図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ 3 用紙 17 プロセスユニット 27 感光体ドラム 29 スコロトロン型帯電器 30 転写ローラ 31 現像ローラ 51 クリーニングローラ(CLNローラ) 52 2次ローラ 53 摺接部材 54 制御手段としての制御回路 55 クリーニングバイアス印加電源 56 帯電電源 57 現像バイアス印加電源 58 転写バイアス印加電源 59 2次ローラバイアス印加電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H134 GA01 GB02 GB05 HA01 HA03 HA05 HA09 HA12 HA16 HA17 HF06 KA12 KB04 KB06 KB14 KD04 KF03 KG08 KH10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置における感光体上の異物を
    除去する第1ローラと、該第1ローラに対峙させた第2
    ローラとからなり、第1ローラに付着した異物のうち所
    定の帯電極性を有するものを電界によって第2ローラの
    表面に移動させるように構成したことを特徴とするクリ
    ーナ装置。
  2. 【請求項2】 前記第2ローラの表面に摺接して異物を
    掻き取るための摺接部材を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のクリーナ装置。
  3. 【請求項3】 前記摺接部材はスポンジ、または不織布
    等の多孔性を有する部材にて構成されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載のクリーナ装置。
  4. 【請求項4】 第1ローラへの電圧印加手段と、第2ロ
    ーラへの電圧印加手段と、制御手段とを備え、 該制御手段は、感光体上のトナーを吸引するときと吐き
    出すときとで第1ローラに印加する電圧の極性を変更可
    能に制御し、且つ前記第1ローラと第2ローラとの間の
    電界の向きが、第1ローラに印加する電圧を切替えても
    変化しないような電圧を第2ローラに印加するするよう
    に制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載のクリーナ装置。
  5. 【請求項5】 前記感光体の周速に対して第1ローラの
    周速を大きく設定し、且つ第1ローラと第2ローラとの
    周速を略同一とし、且つ両ローラの接触部での周面の移
    動方向を同方向とするように構成したことを特徴とする
    請求項4に記載のクリーナ装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ローラの表面は多孔性を有する
    弾性部材にて構成されていることを特徴とする、請求項
    1乃至請求項5のいずれかに記載のクリーナ装置。
  7. 【請求項7】 前記第2ローラは導電性を有し、表面が
    滑らかに形成されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項6のいずれかに記載のクリーナ装置。
  8. 【請求項8】 前記第1ローラは、機械的な掻き落とし
    力と静電的な吸引力とを合わせた力でトナー及び紙粉等
    の異物を吸引可能であり、第2ローラは、静電的な吸引
    力を主として、前記第1ローラから前記紙粉等の異物の
    みを選択的に吸引可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のクリーナ装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    のクリーナ装置を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記感光体の周囲には、その回転方向
    の上流側から順に、帯電手段と現像手段と転写手段と、
    クリーナ装置における第1ローラとが配置されているこ
    とを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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