JPH1138848A - クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JPH1138848A
JPH1138848A JP19858697A JP19858697A JPH1138848A JP H1138848 A JPH1138848 A JP H1138848A JP 19858697 A JP19858697 A JP 19858697A JP 19858697 A JP19858697 A JP 19858697A JP H1138848 A JPH1138848 A JP H1138848A
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JP
Japan
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toner
polarity
bias
conductor portion
cleaning blade
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JP19858697A
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English (en)
Inventor
Takeshi Konishi
岳 小西
Hiroshi Sato
浩 佐藤
Masanobu Saito
雅信 斉藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転写工程後に感光体等の像担持体上に残ったト
ナーの除去の改善を図るクリーニング装置を提供する。 【解決手段】感光体等の像担持体2の表面に残留する転
写残トナーを掻き落とす為に該像担持体2の表面に摺接
した板形状の本体部15aに導電体部15bを設けた2
層構造のクリーニングブレード15を有し、前記導電体
部15bにトナー母体粒子と同極性でかつ放電開始電圧
より低い直流バイアスを印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用したレーザプリンタや複写機等に適用される画像形成
装置、この画像形成装置に用いられるブレード式のクリ
ーニング装置およびこのクリーニング装置を備えたプロ
セスカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を用いた画像形成装
置では、像担持体である感光体表面を帯電装置で帯電
し、その後に光を照射して静電潜像を形成し、この潜像
を現像装置から供給されたトナーで現像することによっ
て顕像化し、このトナー像を転写手段で転写紙上に感光
体から転写する。感光体は、その後クリーニング部材で
表面上に残ったトナーが除去され、再度帯電装置による
帯電工程に供される。また、転写紙は定着装置を経て画
像形成装置から出力される。ここで、上述した画像形成
プロセスにおけるクリーニング工程は重要かつ必須であ
る。
【0003】すなわち、転写工程において、顕像化され
たトナー像を転写材に100%転写することは困難であ
り、転写工程後に像担持体としての感光体に残ったトナ
ー(以下転写残トナーと称す)を感光体上から除去する
工程、つまりクリーニング工程がなければ、次の帯電工
程あるいは露光工程で均一な帯電や露光が損なわれ、画
像品位を低下させる虞がある。
【0004】従来のクリーニング方法としては、板形状
のゴムブレードを感光体に当接させて転写残トナーを掻
き取る方法や、帯電したトナー母体粒子と逆極性のバイ
アスを印加したクリーニングローラやファーブラシを使
用して転写残トナーを電気的に剥ぎ取る方法が一般的で
ある。
【0005】またゴムブレードを像担持体に当接させて
転写残トナーを掻き取るクリーニング方法では、掻き取
られたトナーは、すくいシート等のトナー漏洩防止部材
ですくい受けられ、廃棄のための廃トナーとしてクリー
ナー容器内に蓄積される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、板形状のゴ
ムブレードを感光体に当接させ転写残トナーを掻き取る
クリーニング方法を採用している画像形成装置に於いて
は、環境温度が低下するに従って該ゴムブレードのゴム
特性が低下し、該ゴムブレードの感光体への追従性が落
ちる傾向にあるので、このため該ゴムブレードが振動す
るようになり、結果として転写残トナーのクリーニング
装置への回収が充分にできない場合があり、クリーニン
グ能力の低下を徐々に招く虞がある。
【0007】ところが、現像剤中のトナー母体粒子の中
心粒径は6〜15μmと大きく、5〜15℃程度の低温
環境下では該ゴムブレードの振動による影響は殆ど受け
ず、転写残トナーのクリーニング装置への回収能力は殆
ど低下しない。
【0008】また現像剤中のシリカ等の外添剤は、中心
粒径が1×10-2(μm)以下と、トナー母体粒子に比
べて充分小さく、かつ殆どの粒子がトナー母体粒子表面
に吸着されてしまうので遊離粒子が少なく、該低温環境
下でも転写残トナー母体粒子とともに問題なくクリーニ
ング装置に回収される。
【0009】そして、クリーニングローラにトナー母体
粒子と逆極性のDCバイアスを印加して転写残トナーを
回収するクリーニング装置を採用した画像形成装置に於
いては、シリカ等の外添剤はトナー母体粒子と同極性の
帯電極性を持つので、例え転写残遊離粒子の成分が多く
ても該クリーニングローラに容易に回収される。
【0010】ところが、チタン酸ストロンチウム等、ト
ナー母体粒子よりやや小さい中心粒径(0.1〜2μ
m)を持ち、かつトナー母体粒子と逆極性に帯電される
外添剤が添加されたトナーを用いた場合、該逆極性外添
剤はトナー母体粒子表面に吸着はするがその吸着力は弱
く、簡単に該トナー母体粒子表面から遊離してしまい、
多くの該逆極性外添剤粒子は該トナー母体粒子から遊離
している。
【0011】そこで、ゴムブレードを感光体に当接させ
転写残トナーを掻き取るクリーニング方法を採用してい
る画像形成装置に於いては、5〜15℃程度の低温環境
下でも、該ゴムブレードの振動による感光体への追従性
の低下が該逆極性外添剤の遊離粒子には影響し、転写残
の該遊離外添剤の回収が困難となって該ゴムブレードを
すり抜けてスジ状に感光体上に残ってしまい、結果とし
て感光体の露光ムラを招くことがあり、画像上に白スジ
が発生する場合があった。
【0012】そして、クリーニングローラにトナー母体
粒子と逆極性のDCバイアスを印加して転写残トナーを
回収するクリーニング方法を採用した画像形成装置に於
いても、現像剤中のチタン酸ストロンチウム等の外添剤
はトナー母体粒子と逆の帯電特性を有する為に、その遊
離成分の回収が困難になり、該ゴムブレードを用いたク
リーニング方法を採用している画像形成装置と同様に、
結果として感光体の露光ムラを招くことがあり、画像上
に白スジが発生する場合があった。
【0013】本出願に係る発明は、このような従来の問
題を解決し、転写工程後に感光体等の像担持体上に残っ
たトナーの除去の改善を図ろうとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的を実現する
本発明は、第1に感光体等の像担持体の表面に残留する
転写残トナーを掻き落とす為に該像担持体の表面に摺接
した板形状の本体部に導電体部を設けた2層構造のクリ
ーニングブレードを有し、前記導電体部にトナー母体粒
子と同極性でかつ放電開始電圧より低い直流バイアスを
印加することを特徴とする。
【0015】第2に、前記クリーニングブレードの像担
持体対向部分より上流側に当接する可撓性シート等の本
体部に導電体部を設けた2層構造のトナー漏洩防止体を
備え、前記像担持体へ画像印字中は前記クリーニングブ
レードの導電体部にトナー母体粒子と同極性でかつ放電
開始電圧より低い直流バイアスを印加し、前記像担持体
への画像印字中以外では前記クリーニングブレードの導
電体部にトナー母体粒子と逆極性でかつ放電開始電圧よ
り低い直流バイアスを印加し、かつ前記トナー漏洩防止
体の導電体部にトナー母体粒子と同極性のバイアスを印
加することを特徴とする。
【0016】上記の構成により、板形状のクリーニング
体を像担持体に当接させ転写残トナーを掻き取るクリー
ニング方法を採用して、チタン酸ストロンチウム等、ト
ナー母体粒子の粒径(6〜15μm)より小さい粒径
(0.1〜2μm)を持ち、かつトナー母体粒子と逆極
性に帯電される外添剤が添加されたトナーを用いた画像
形成装置に於いて、低温環境下において該クリーニング
体のゴム部材で形成された本体部のゴム特性が低下し
て、転写残トナーの母材に対して逆極性の外添剤が前記
クリーニング体のゴム部材等で形成される本体部をすり
抜けても、該逆極性の外添剤が前記クリーニング体の導
電体部に吸着される為、外添剤が前記クリーニング体を
すり抜けてスジ状に感光体等の像担持体上に残り、感光
体等の像担持体の露光ムラを引き起こして画像上に白ス
ジを発生させてしまうこともなく、感光体等の像担持体
上の転写残トナー及び転写残トナーの母材と極性と逆極
性の外添剤の回収が効果的に行える。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1〜図6および図9の(a)は
本発明の第1の実施の形態を示す。
【0018】図1は、本発明に係る電子写真装置の縦断
面図を示し、この電子写真装置は、プロセスカートリッ
ジ方式の電子写真レーザービームプリンターである。
【0019】プロセスカートリッジ1内に配置された像
担持体である感光体2は、A方向の回転過程において、
帯電ローラ方式の帯電装置3により、負極性の均一帯電
を受け、次いで像露光装置4から送られたレーザー光5
により走査露光がなされ、プリンター本体に設置されて
いるミラー6を介して、感光体2の表面に静電潜像が形
成される。
【0020】次に、現像装置7内のトナー8は、不図示
の軸受によって回転自在に支持され、本実施の形態では
周速40mm/secで図示R方向に回転駆動される現
像剤担持体としての回転スリーブ9内に配置されたマグ
ネットローラ10に引き寄せられる。
【0021】ここで該トナーは磁性一成分現像剤であ
り、日本アエロジル社製のR972等のシリカ(負極
性)及び、チタン酸ストロンチウム等トナー母体粒子の
粒径(6〜15μm)より小さい粒径(0.1〜2μ
m)を持ち且つトナー母体粒子(負極性)と逆極性(正
極性)の帯電特性を持つ外添剤が添加されている。なお
本実施の形態では、磁性一成分現像剤を用いた非接触式
現像装置に限って説明するが、他の現像剤、例えば非磁
性一成分現像剤等を用いてもよい。
【0022】続いてトナー8は、現像剤担持体としての
回転スリーブ9と回転スリーブ9に腹当たりして接触し
ているDブレード11間に於いて、回転スリーブ9がR
方向に回転するにつれて摺擦されて負極性に摩擦帯電さ
れ、回転スリーブ9上に薄層にコーティングされる。
【0023】また、感光体2上に形成されている静電潜
像には、この帯電されたトナー8が回転スリーブ9から
供給される。
【0024】更に現像バイアス印加電源12により所定
のバイアス(本実施の形態では、標準設定でVpp=12
00V、f=1800Hz、Vdc=−425V)が回転
スリーブ9に印加されて、該静電潜像は反転現像されて
トナー像として顕像化されるることとなる。
【0025】このトナー像は、転写ローラ13の作用に
よって転写材P上に転写され、トナー像の転写を受けた
転写材Pは、感光体2から分離されて定着装置14へ導
入されて、そこでトナー像の定着を受けた後に複写物
(コピー)として、例えば機外に排出される。
【0026】なおトナー像転写後の感光体2は、該感光
体2の表面上に残留する転写残トナーを掻き落とす為に
感光体2の表面に摺接したクリーニング部材15を備え
たクリーニング装置16にて未転写トナーが除去され、
次の像形成プロセスに供せられる。
【0027】次に、本発明の実施の形態の特徴であるク
リーニング装置16について図2〜図6を用いて以下に
説明する。
【0028】通常、常温(20〜25℃)ではゴムブレ
ードを用いたクリーニング部材のゴム特性が変化してト
ナーのクリーニング能力が低下することはない。
【0029】しかし、図2に示すように、一般に板形状
のゴムブレード17を感光体2に当接させ転写残トナー
を掻き取るクリーニング方法を採用している画像形成装
置に於いては、環境温度が低下するに従ってゴムブレー
ド17のゴム特性が低下し、ゴムブレード17の感光体
2への追従性が落ちる傾向にあるので、ゴムブレード1
7が振動するようになり、結果として転写残トナーのク
リーニング装置16への回収が充分にできない場合があ
り、このためクリーニング能力の低下を徐々に招く虞が
ある。
【0030】ところが、トナー母体粒子の中心粒径は6
〜15μmと大きく、5〜15℃程度の低温環境下では
ゴムブレード17の振動による影響は殆ど受けず、転写
残トナーのクリーニング装置への回収能力は殆ど低下し
ない。
【0031】またシリカ等の外添剤は、中心粒径が1×
10-2(μm)以下と、トナー母体粒子に比べて充分小
さくかつ、殆どの粒子がトナー母体表面に吸着され遊離
粒子が少ないので、該低温環境下でも転写残トナー母体
粒子とともに問題なくクリーニング装置に回収される。
【0032】また、図3に示すように、クリーニングロ
ーラ18にトナー母体粒子と逆極性のDCバイアスを印
加して転写残トナーを回収するクリーニング装置を採用
した画像形成装置に於いては、現像剤のシリカ等の外添
剤はトナー母体粒子と同極性の帯電極性を持つので、例
え転写残遊離粒子の成分が多くてもクリーニングローラ
18に容易に回収される。
【0033】ところが、図4に示すように、現像剤中の
チタン酸ストロンチウム等、トナー母体粒子よりやや小
さい中心粒径(0.1〜2μm)を持ち、かつトナー母
体粒子と逆極性に帯電される外添剤19が添加されたト
ナーを用いた場合、該外添剤19はトナー母体粒子表面
に吸着はするがその吸着力は弱く、簡単に該トナー母体
粒子表面から遊離してしまい、多くの外添剤19粒子は
該トナー母体粒子から遊離することになる。
【0034】このため、板形状のゴムブレード17を感
光体に当接させ転写残トナーを掻き取るクリーニング方
法を採用している画像形成装置に於いては、5〜15℃
程度の低温環境下でも、ゴムブレード17の振動による
感光体への追従性の低下が遊離外添剤19粒子には影響
し、転写残の外添剤19の回収が困難となってゴムブレ
ード17をすり抜けてスジ状に感光体上に残ってしま
う。
【0035】そして、図5に示すように、クリーニング
ローラ18にトナー母体粒子と逆極性のDCバイアスを
印加して転写残トナーを回収するクリーニング装置を採
用した画像形成装置に於いても、該チタン酸ストロンチ
ウム等の外添剤19はトナー母体粒子と逆の帯電特性を
有する為、その遊離成分の回収が困難になり、該ゴムブ
レード17を採用した画像形成装置と同様に、転写残の
外添剤19の回収が困難となって感光体上に残ってしま
う。
【0036】そこで本実施の形態では、図6に示すよう
に、板形状のクリーニングブレード15を、ウレタンゴ
ムなどのゴム部材からなる本体部15aと、この本体部
15aの片面側に、カーボンブラック等の導電粒子を適
当に分散させて体積抵抗率を1×104 (Ω・cm)以
下とした導電部材等からなる導電体部15bを設けた2
層構造としている。
【0037】また、クリーニングブレード15の導電体
部15bには、トナー母体粒子(負極性)と同極性でか
つ放電開始電圧VTHより低い直流バイアス(本実施の形
態では−400Vとした)を印加電源15cにより印加
するようにしている。
【0038】ここで、感光体2の表面電位Vと該クリー
ニングブレード15に対する印加直流電圧VDCとの関係
を図9の(a)に示す。印加直流電圧VDCに対してその
帯電は閾値を有し、約−560Vから帯電が開始しさ
れ、その帯電開始電圧(若しくは放電開始電圧)をVTH
とする。
【0039】これにより、クリーニングブレード15の
ゴム部材で形成される本体部15aの力学的な作用で回
収しきれずに、該本体部15aをすり抜けてしまった、
トナー母体粒子の粒径(6〜15μm)より小さい粒径
(0.1〜2μm)を持ちトナー母体粒子と逆極性の帯
電特性を持つ外添剤19が、5〜15℃(本実施の形態
では10℃とした)程度の低温環境下においても、クリ
ーニングブレード15の導電体部15bに効果的に吸着
され、該外添剤19がクリーニング部材15をすり抜け
て感光体2上にスジ状に残り、感光体2の露光ムラを引
き起こしてしまうこともなくなり、安定した画像を供給
できるようになった。
【0040】(第2の実施の形態)図7、図8は本発明
の第2の実施の形態を示す。
【0041】本第2の実施の形態では、上述した第1の
実施の形態で述べた2層構造のクリーニングブレード1
5に加え、感光体2の回転方向上流側(転写位置とクリ
ーニングブレード15との間)に、感光体2の表面に当
接するマイラー等の可撓性シート20aの片面側に導電
ウレタン等の導電体部20bを設けた2層構造のトナー
漏洩防止体20をクリーニングブレード15と対向して
配置している。また、トナー漏洩防止体20の導電体部
20bには、スイッチ22をオンすると、バイアス電源
21により、外添剤19と逆極性のバイアス(DC=−
400V)が印加され、さらにクリーニングブレード1
5の導電体15bには切換スイッチ15dを切換ること
により、印加する電圧の極性が切換えられるようになっ
ている。本実施の形態において、図7に示すように、感
光体2への画像印字中は、切換スイッチ15dを負極側
に切換え、クリーニングブレード15bにトナー母体粒
子(負極性)と同極性でかつ放電開始電圧VTHより低い
直流バイアス(DC=−400V)を印加する。これに
より、クリーニングブレード15の本体部15aのゴム
部材の力学的な作用で回収しきれずに、本体部15aを
すり抜けてしまった、トナー母体粒子の粒径(6〜15
μm)より小さい粒径(0.1〜2μm)を有し、トナ
ー母体粒子(負極性)と逆極性(正極性)の帯電特性を
有する外添剤19が、直流バイアスが印加されたクリー
ニングブレード15の導電体部15bに吸着されること
となる。その際、トナー漏洩防止体20の導電体部20
bへの通電を制御するスイッチ22はオフとなってい
る。
【0042】一方、感光体2への画像印字中以外では、
図8に示すように、切換スイッチ15dは正極側に切換
えられ、クリーニングブレード15の導電体部15b
に、今度はトナー母体粒子(負極性)と逆極性(正極
性)でかつ放電開始電圧VTHの絶対値より低い直流バイ
アス(本実施の形態ではDC=400V)が印加され、
クリーニングブレード15の導電体部15bに吸着して
いる外添剤19を感光体2上に放出する。
【0043】また、同時にスイッチ21をオンとし、ト
ナー漏洩防止体20の導電体部20bに外添剤19と逆
極性のバイアス(DC=−400V)を印加する。
【0044】これにより、クリーニングブレード15の
導電体部15bに吸着していた外添剤19は、再度感光
体2とともに回転移動され、トナー漏洩防止体20の導
電体部20bに吸着され、最終的にクリーニング装置1
6の中に回収される。
【0045】本実施の形態によれば、該外添剤19の添
加量が多く、クリーニングブレード15の導電体部15
bに外添剤19が多量に付着しクリーニング効果が低下
することが防止され、クリーニングブレード15の導電
体部15bに吸着しきれなくなった外添剤19が、クリ
ーニングブレード15をすり抜けて感光体2上にスジ状
に残り、感光体2の露光ムラを引き起こしてしまうこと
もなくなり、安定した画像を供給できることとなる。
【0046】なお、第2実施の形態のクリーニングブレ
ード15とトナー漏洩防止体20に印加される直流バイ
アスのシーケンスは、図9の(b)に示すように切換ス
イッチ15dとスイッチ22とにより制御される。
【0047】ここで画像印字時にはスイッチ21をオフ
として、トナー漏洩防止体20の導電体部20bに印加
される直流バイアスをOFFとしたが、例えばバイアス
電源15のように極性切換スイッチを有するものに代
え、+400Vを印加するようにしても良い。
【0048】上記した各実施の形態のクリーニング装置
は、画像形成装置に単独に設けられても良く、また画像
形成装置本体に対して取り外し可能に装着されるプロセ
スカートリッジに設けられるものであっても良い。クリ
ーニング装置をプロセスカートリッジに設ける場合に
は、クリーニングブレードおよびトナー漏洩防止体に対
する印加電源は画像形成装置本体側に設けられ、プロセ
スカートリッジの装着により印加電源に接続される。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、例えば5〜20℃の低
温環境下でも、トナー母体粒子の粒径(6〜15μm)
より小さい粒径(0.1〜2μm)を持ち、トナー母体
粒子と逆極性の帯電特性を持つ外添剤がクリーニング装
置に回収されずに感光体上に残されることがなくなり、
感光体等の像担持体の露光ムラを発生することなく良好
な画像を提供することが可能となる。
【0050】また本発明によれば、クリーニング体の導
電体部に吸着しきれない程度の前記外添剤が多量にトナ
ーに添加されていても、前記クリーニング体のクリーニ
ング能力が徐々に低下しないように適宜該外添剤をクリ
ーニング装置に回収し、前記外添剤のすり抜けを防止し
て感光体の露光ムラを発生することなく良好な画像を提
供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像形成装置の概
略断面図。
【図2】従来のクリーニング装置の概略図。
【図3】従来のクリーニング装置の概略図。
【図4】従来のクリーニング装置の概略図。
【図5】従来のクリーニング装置の概略図。
【図6】図1に示すクリーニング装置の概略図。
【図7】本発明の第2の実施の形態のクリーニング装置
の概略図で、画像印字中を示す。
【図8】本発明の第2の実施の形態のクリーニング装置
の概略図で、画像印字中以外を示す。
【図9】(a)は第1、第2の実施の形態での印加電圧
と感光体表面電位との関係を示すグラフ、(b)は第2
の実施の形態での直流バイアスのシーケンスを示す図
表。
【符号の説明】
1…プロセスカートリッジ 2…感光体 3…帯電装置 4…像露光装置 5…レーザー光 6…ミラー 7…現像装置 8…トナー 9…現像剤担持体 10…マグネットローラ 11…Dブレード 12…現像バイアス印加電源 13…転写ローラ 14…定着装置 15…クリーニングブレード 15a…本体部 15b…導電体部 16…クリーニング装置 17…ゴムブレード 18…クリーニングローラ 19…外添剤 20…トナー漏洩防止体 20a…可撓性シート 20b…本体部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する像担持体表面に摺接して該表面
    のトナーを掻き落とすための板形状に形成された本体部
    に導電体部を設けたクリーニングブレードと、前記導電
    体部に特定極性の直流バイアスを印加する印加手段とを
    有し、前記印加手段が前記導電体部に印加する特定極性
    は、前記クリーニングブレードの本体部をすり抜けたト
    ナーの外添剤の極性と逆極性とすることを特徴とするク
    リーニング装置。
  2. 【請求項2】 移動する像担持体表面に摺接して該表面
    のトナーを掻き落とすための板形状に形成された本体部
    に導電体部を設けたクリーニングブレードと、前記導電
    体部に極性を切換え可能として直流バイアスを印加する
    第1の印加手段と、前記クリーニングブレードに対して
    前記像担持体の移動方向上流側に当接する可撓性シート
    部に導電体部を設けたトナー漏洩防止体と、前記トナー
    漏洩防止体の導電体部への特定極性の直流バイアスを印
    加する第2の印加手段とを有し、前記第1の印加手段
    は、前記像担持体への画像印字中は前記クリーニングブ
    レードの本体部をすり抜けたトナーの外添剤の極性と逆
    極性の直流バイアスを、前記像担持体への画像印字中以
    外では前記クリーニングブレードの本体部をすり抜けた
    トナーの外添剤の極性と同極性の直流バイアスを前記ク
    リーニングブレードの導電体部に印加し、前記第2の印
    加手段は、前記像担持体への画像印字中以外に前記外添
    剤の極性と逆極性の直流バイアスを前記トナー漏洩防止
    体の導電体部に印加することを特徴とするクリーニング
    装置。
  3. 【請求項3】 移動する像担持体表面に摺接して該表面
    のトナーを掻き落とすための板形状に形成された本体部
    に導電体部を設けたクリーニングブレードと、前記導電
    体部に極性を切換え可能として直流バイアスを印加する
    第1の印加手段と、前記クリーニングブレードに対して
    前記像担持体の移動方向上流側に当接する可撓性シート
    部に導電体部を設けたトナー漏洩防止体と、前記トナー
    漏洩防止体の導電体部への特定極性の直流バイアスを印
    加する第2の印加手段とを有し、前記第1の印加手段
    は、前記像担持体への画像印字中は前記クリーニングブ
    レードの本体部をすり抜けたトナーの外添剤の極性と逆
    極性の直流バイアスを、前記像担持体への画像印字中以
    外では前記クリーニングブレードの本体部をすり抜けた
    トナーの外添剤の極性と同極性の直流バイアスを前記ク
    リーニングブレードの導電体部に印加し、前記第2の印
    加手段は、前記像担持体への画像印字中は前記外添剤と
    同極性の直流バイアスを、前記像担持体への画像印字中
    以外に前記外添剤の極性と逆極性の直流バイアスを前記
    トナー漏洩防止体の導電体部に印加することを特徴とす
    るクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記印加手段は、放
    電開始電圧より低い直流バイアスを前記クリーニングブ
    レードの導電体部に印加することを特徴とするクリーニ
    ング装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または3において、前記第1の
    印加手段は、放電開始電圧より低い直流バイアスを前記
    クリーニングブレードの導電体部に印加し、前記第2の
    印加手段は、放電開始電圧より低い直流バイアスを前記
    トナー漏洩防止体の導電体部に印加することを特徴とす
    るクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5におい
    て、クリーニング対象とするトナーは、母体粒子と逆極
    性に帯電される帯電系列を持った外添剤を有するもので
    あることを特徴とするクリーニング装置。
  7. 【請求項7】 移動する像担持体と、前記像担持体表面
    に摺接して該表面のトナーを掻き落とすための板形状に
    形成された本体部に導電体部を設けたクリーニングブレ
    ードとを少なくとも一体に有してユニット化され、画像
    形成装置本体に取り外し可能に装着されて前記クリーニ
    ングブレードの本体部をすり抜けたトナーの外添剤の極
    性と逆の極性の直流バイアスが前記導電体部に印加され
    ることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 移動する像担持体と、前記像担持体表面
    に摺接して該表面のトナーを掻き落とすための板形状に
    形成された本体部に導電体部を設けたクリーニングブレ
    ードと、前記クリーニングブレードに対して前記像担持
    体の移動方向上流側に当接する可撓性シート部に導電体
    部を設けたトナー漏洩防止体とを少なくとも一体に有し
    てユニット化され、画像形成装置本体に取り外し可能に
    装着され、前記像担持体への画像印字中は前記クリーニ
    ングブレードの本体部をすり抜けたトナーの外添剤の極
    性と逆極性の直流バイアスを、前記像担持体への画像印
    字中以外では前記クリーニングブレードの本体部をすり
    抜けたトナーの外添剤の極性と同極性の直流バイアスを
    前記クリーニングブレードの導電体部に印加し、前記像
    担持体への画像印字中以外に前記外添剤の極性と逆極性
    の直流バイアスを前記トナー漏洩防止体の導電体部に印
    加することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 移動する像担持体と、前記像担持体表面
    に摺接して該表面のトナーを掻き落とすための板形状に
    形成された本体部に導電体部を設けたクリーニングブレ
    ードと、前記クリーニングブレードに対して前記像担持
    体の移動方向上流側に当接する可撓性シート部に導電体
    部を設けたトナー漏洩防止体とを少なくとも一体に有し
    てユニット化され、画像形成装置本体に取り外し可能に
    装着され、前記像担持体への画像印字中は前記クリーニ
    ングブレードの本体部をすり抜けたトナーの外添剤の極
    性と逆極性の直流バイアスを前記クリーニングブレード
    の導電体部に、前記トナー漏洩防止体の導電体部には前
    記外添剤と同極性の直流バイアスを夫々印加し、前記像
    担持体への画像印字中以外では前記トナーの外添剤の極
    性と同極性の直流バイアスを前記クリーニングブレード
    の導電体部に印加し、前記像担持体への画像印字中以外
    に前記外添剤の極性と逆極性の直流バイアスを前記トナ
    ー漏洩防止体の導電体部に印加することを特徴とするプ
    ロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 請求項7において、放電開始電圧より
    低い直流バイアスを前記クリーニングブレードの導電体
    部に印加することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 請求項8または9において、放電開始
    電圧より低い直流バイアスを前記クリーニングブレード
    の導電体部および前記トナー漏洩防止体の導電体部に印
    加することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 請求項7、8、9、10または11に
    おいて、クリーニング対象とするトナーは、母体粒子と
    逆極性に帯電される帯電系列を持った外添剤を有するも
    のであることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 請求項1、2、3、4、5または6に
    記載のクリーニング装置を像担持体の移動方向において
    転写位置から下流側に配置したことを特徴とする画像形
    成装置。
  14. 【請求項14】 請求項7、8、9、10、11、12
    に記載のプロセスカートリッジを画像形成装置に取り外
    し可能に装着したことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008151870A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
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US8457541B2 (en) 2008-11-21 2013-06-04 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus
JP2013114090A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2016136177A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
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