JPH11305624A - 電子写真記録装置 - Google Patents

電子写真記録装置

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JPH11305624A
JPH11305624A JP10128245A JP12824598A JPH11305624A JP H11305624 A JPH11305624 A JP H11305624A JP 10128245 A JP10128245 A JP 10128245A JP 12824598 A JP12824598 A JP 12824598A JP H11305624 A JPH11305624 A JP H11305624A
Authority
JP
Japan
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charged toner
photosensitive drum
cleaning device
normally
oppositely
Prior art date
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Pending
Application number
JP10128245A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Yamane
勉 山根
Kuniharu Hayashi
邦治 林
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 クリーニング部60には、感光体ドラム
10に残留した正規帯電トナーをクーロン力により除去
する正規帯電トナークリーニング器61を設ける。ま
た、感光体ドラム10上に残留した逆帯電トナーを除去
する逆帯電トナークリーニング器63を設ける。 【効果】 逆帯電トナークリーニング器63を設けたこ
とによって、帯電部20の帯電ローラ21に付着する逆
帯電トナーの量を十分少なくし、印刷画質を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
や複写機、プリンタ装置等に適用される電子写真記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真記録装置は、ファクシミリ装
置、複写機、プリンタ装置等に広く使用されている。こ
の電子写真記録装置は、感光体ドラムを帯電させ、帯電
された感光体ドラムを露光して静電潜像を形成し、静電
潜像を現像してトナー像を形成し、トナー像を記録媒体
に転写して印刷を行う。転写されずに感光体ドラムに残
留したトナーはクリーニング部により除去される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電子
写真記録装置には、次のような解決すべき課題があっ
た。転写後の感光体ドラム表面には、未転写のトナーが
残留しているが、クリーニング部によってトナーが除去
された状態で帯電器に達する。ところが、クリーニング
部は、感光体ドラムとクリーニングローラとの間の電位
差によって、正規の極性に帯電したトナーをクーロン力
で引きつけて回収する。従って逆極性に帯電したトナー
は、クリーニング部を通過してしまう。
【0004】こうしたトナーは、帯電ローラに接触する
と、感光体ドラムと帯電ローラとの電位差により、感光
体ドラムから帯電ローラに移動して帯電ローラの表面に
吸着する。このとき、帯電ローラの見かけ上の電気抵抗
が大きくなり、帯電電位が変動して、感光体ドラムの帯
電量が減少することもある。その結果、感光体ドラムが
規定の電位に均一に帯電せず、現像処理後、トナーが不
要な部分に付着したり、かぶりや、濃度のむら等の画像
欠陥が現れ、印刷画質が低下してしまうといった問題が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉感光体ドラムと、上記感光体ドラムを所定の
電位に帯電する帯電部と、上記帯電部により帯電された
感光体ドラムを露光して静電潜像を形成する露光部と、
上記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像部と、
上記トナー像を記録媒体に転写する転写部と、上記感光
体ドラムに残留したトナーを除去するクリーニング部と
を備えた電子写真記録装置において、上記クリーニング
部は、少なくとも二つのトナークリーニング器を有し、
各々に異なる電圧を印加することを特徴とする電子写真
記録装置。
【0006】〈構成2〉構成1に記載の電子写真記録装
置において、クリーニング部は、現像部で正規の極性に
帯電して感光体ドラム上に付着し、転写部で上記記録媒
体に転写されずに上記感光体ドラムに残留している正規
帯電トナーを、感光体ドラムから回収する正規帯電トナ
ークリーニング器と、上記正規帯電トナーとは逆の極性
に帯電して上記感光体ドラム上に付着している逆帯電ト
ナーを、感光体ドラム上から回収する逆帯電トナークリ
ーニング器を備えたことを特徴とする電子写真記録装
置。
【0007】〈構成3〉構成1に記載の装置において、
帯電部は、感光体ドラムに電気的に接し、かつ、印刷動
作中に、上記感光体ドラムを所定の電位に帯電させるた
めの電位に保持された帯電器を備え、逆帯電トナークリ
ーニング器は、正規帯電トナークリーニング器よりも上
記帯電器に近い側に配置されたことを特徴とする電子写
真記録装置。
【0008】〈構成4〉構成2に記載の装置において、
印刷動作中に、正規帯電トナークリーニング器は感光体
ドラム上の順帯電トナーが引き付けられる電位となるよ
うに電圧を印加し、逆帯電トナークリーニング器は感光
体ドラム上の逆帯電トナーが引き付けられる電位となる
ように電圧を印加することを特徴とする電子写真記録装
置。
【0009】〈構成5〉構成2に記載の装置において、
逆帯電トナークリーニング器を、帯電器と同極性の電位
に保持することを特徴とする電子写真記録装置。
【0010】〈構成6〉構成1に記載の装置において、
逆帯電トナークリーニング器は、感光体ドラムに接触し
て感光体ドラムとの接点で周速差によるスリップを生じ
させながら回転するローラから成り、この逆帯電トナー
クリーニング器は、感光体ドラムから回収した逆帯電ト
ナーを、上記感光体ドラムとの接点で摩擦帯電させて正
規帯電トナーとすることを特徴とする電子写真記録装
置。
【0011】〈構成7〉構成1に記載の装置において、
現像部は、感光体ドラムに電気的に接して静電潜像の現
像を行う現像器を備え、転写部は、感光体ドラムに電気
的に接してトナー像の転写を行う転写器を備え、クリー
ニング動作中に、帯電部は所定のタイミングで、帯電器
を、この帯電器上の逆帯電トナーがクーロン力により感
光体ドラム側に移動する電位に保持し、上記現像部は、
感光体ドラム上に付着した上記逆帯電トナーが感光体ド
ラムの回転に伴って現像部に達したとき、その逆帯電ト
ナーが感光体ドラムに付着したまま現像器を通過する電
位に上記現像器を保持し、上記転写部は、感光体ドラム
上に付着した上記逆帯電トナーが感光体ドラムの回転に
伴って転写部に達したとき、その逆帯電トナーが感光体
ドラムに付着したまま転写器を通過する電位に上記転写
器を保持し、クリーニング部は、感光体ドラム上に付着
した上記逆帯電トナーが感光体ドラムの回転に伴って上
記正規帯電トナークリーニング器に達したとき、上記正
規帯電トナークリーニング器を、上記感光体ドラムの上
記逆帯電トナーが上記感光体ドラムに付着したまま上記
正規帯電トナークリーニング器を通過する電位に保持
し、上記正規帯電トナークリーニング器を通過した上記
感光体ドラムの上記逆帯電トナーが上記逆帯電トナーク
リーニング器に達したとき、上記逆帯電トナークリーニ
ング器を、上記感光体ドラムの上記逆帯電トナーが上記
逆帯電トナークリーニング器に回収される電位に保持す
ることを特徴とする電子写真記録装置。
【0012】〈構成8〉構成1に記載の装置において、
現像部は、感光体ドラムに電気的に接して静電潜像の現
像を行う現像器を備え、転写部は、感光体ドラムに電気
的に接してトナー像の転写を行う転写器を備え、クリー
ニング動作中に、正規帯電トナークリーニング器は、転
写器により所定の電位に帯電された感光体ドラム側へ、
正規帯電トナークリーニング器に回収された正規帯電ト
ナーが、クーロン力により移動する電位に保持し、逆帯
電トナークリーニング器は、正規帯電トナークリーニン
グ器から上記感光体ドラムに移動した上記正規帯電トナ
ーが逆帯電トナークリーニング器に達したとき、上記感
光体ドラムの上記正規帯電トナーが上記感光体ドラムに
付着したまま逆帯電トナークリーニング器を通過する電
位に保持し、帯電部は、正規帯電トナークリーニング器
から上記感光体ドラムに移動した上記正規帯電トナーが
帯電部に達したとき、上記感光体ドラムの上記正規帯電
トナーが上記感光体ドラムに付着したまま帯電部を通過
する電位に保持し、上記現像部は、正規帯電トナークリ
ーニング器から上記感光体ドラムに移動した上記正規帯
電トナーが現像部に達したとき、上記感光体ドラムの上
記正規帯電トナーがクーロン力により現像部へ回収され
る電位に保持することを特徴とする電子写真記録装置。
【0013】〈構成9〉構成1に記載の装置において、
現像部は、感光体ドラムに電気的に接して静電潜像の現
像を行う現像器を備え、転写部は、感光体ドラムに電気
的に接してトナー像の転写を行う転写器を備え、クリー
ニング動作中に、逆帯電トナークリーニング器は、転写
器により所定の電位に帯電された感光体ドラム側へ、逆
帯電トナークリーニング器に回収された逆帯電トナー
が、クーロン力により移動する電位に保持し、帯電部
は、逆帯電トナークリーニング器から上記感光体ドラム
に移動した上記逆帯電トナーが帯電部に達したとき、上
記感光体ドラムの上記逆帯電トナーがクーロン力により
帯電部に移動する電位に保持し、次のタイミングで上記
逆帯電トナークリーニング器は、上記帯電器と同電位に
切り換えて保持し、上記帯電器は、感光体ドラムから回
収した逆帯電トナーを、感光体ドラムとの接点で周速差
によるスリップを生じさせながら摩擦帯電させて正規帯
電トナーにして、感光体ドラム側に移動させ、上記現像
部は、帯電器で上記感光体ドラムに移動した上記正規帯
電トナーが現像部に達したとき、上記感光体ドラムの上
記正規帯電トナーがクーロン力により現像部へ回収され
る電位に保持することを特徴とする電子写真記録装置。
【0014】〈構成10〉構成1に記載の装置におい
て、現像部は、感光体ドラムに電気的に接して静電潜像
の現像を行う現像器を備え、転写部は、感光体ドラムに
電気的に接してトナー像の転写を行う転写器を備え、1
ページ分の印刷動作直後に行うクリーニング動作中に、
逆帯電トナーを帯電部から感光体ドラムを通じて逆帯電
トナークリーニング器に回収し、複数ページ分の印刷動
作直後に行うクリーニング動作中に、逆帯電トナーを帯
電部から感光体ドラムを通じて逆帯電トナークリーニン
グ器に回収するとともに、クリーニング部中の正規帯電
トナーを現像部に回収し、クリーニング部の逆帯電トナ
ーを摩擦帯電により正規帯電トナーにして現像部へ回収
することを特徴とする電子写真記録装置。
【0015】〈構成11〉構成1に記載の装置におい
て、クリーニング動作中に、所定のタイミングで正規帯
電トナークリーニング器は、逆帯電トナークリーニング
器と同電位に切り換えて、感光体ドラム上の逆帯電トナ
ーをクーロン力により正規帯電トナークリーニング器側
に回収し、その後再び電位を切り換えて、上記逆帯電ト
ナーをクーロン力により感光体ドラム側に移動させて、
上記逆帯電トナークリーニング器は、感光体ドラムに移
動した上記逆帯電トナーが逆帯電トナークリーニング器
に達したとき、上記感光体ドラムの上記逆帯電トナーが
クーロン力により逆帯電トナークリーニング器側へ回収
される電位に保持することを特徴とする電子写真記録装
置。
【0016】〈構成12〉構成1に記載の装置におい
て、現像部は、感光体ドラムに電気的に接して静電潜像
の現像を行う現像器を備え、転写部は、感光体ドラムに
電気的に接してトナー像の転写を行う転写器を備え、ク
リーニング動作中に、所定のタイミングで正規帯電トナ
ークリーニング器は、逆帯電トナークリーニング器と同
電位に切り換えて、感光体ドラムを帯電し、上記逆帯電
トナークリーニング器は、逆帯電トナークリーニング器
上の逆帯電トナーを、感光体ドラムとの接点で周速差に
よるスリップを生じさせながら摩擦帯電させて正規帯電
トナーにして、感光体ドラム側に移動させ、上記現像部
は、帯電器で上記感光体ドラムに移動した上記正規帯電
トナーが現像部に達したとき、上記感光体ドラムの上記
正規帯電トナーがクーロン力により現像部へ回収される
電位に保持することを特徴とする電子写真記録装置。
【0017】〈構成13〉構成1に記載の装置におい
て、クリーニング動作中に、正規帯電トナークリーニン
グ器と、逆帯電トナークリーニング器と、帯電器とを、
共に転写部で帯電された感光体ドラムと同極性に保持し
て、正規帯電トナークリーニング器と、逆帯電トナーク
リーニング器と、帯電器中の逆帯電トナーを感光体ドラ
ムとの接点で周速差によるスリップを生じさせながら摩
擦帯電させて正規帯電トナーにして、感光体ドラム側に
移動させ、現像部は、帯電器で上記感光体ドラムに移動
した上記正規帯電トナーが現像部に達したとき、上記感
光体ドラムの上記正規帯電トナーがクーロン力により現
像部へ回収される電位に保持することを特徴とする電子
写真記録装置。
【0018】〈構成14〉構成13に記載の装置におい
て、転写部は、所定のタイミングで、転写部中の逆帯電
トナーがクーロン力により感光体ドラム側に移動するよ
うに電位を切り換えて、正規帯電トナークリーニング器
を、こうして転写部で感光体ドラム側に移動した逆帯電
トナーをクリーニング動作終了前に、クーロン力により
回収する電位に保持することを特徴とする電子写真記録
装置。
【0019】〈構成15〉構成1から14のうちのいず
れかに記載の装置において、正規帯電トナークリーニン
グ器と逆帯電トナークリーニング器とを、導電性スポン
ジブロックにより構成したことを特徴とする電子写真記
録装置。
【0020】〈構成16〉構成1から14のうちのいず
れかに記載の装置において、正規帯電トナークリーニン
グ器と逆帯電トナークリーニング器とを、導電性スポン
ジローラにより構成したことを特徴とする電子写真記録
装置。
【0021】〈構成17〉構成16に記載の装置におい
て、いずれかの導電性スポンジローラの周面が感光体ド
ラムの周面と逆方向に回るように導電性スポンジローラ
を回転させることを特徴とする電子写真記録装置。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1〉図1は、本発明による電子写真記録装置の
印刷機構断面図を示す。この図は、電子写真記録装置の
印刷機構全体を断面から見たもので、感光体ドラム10
の回りには、帯電部20、露光部30、現像部40、転
写部50及びクリーニング部60が配置されている。
【0023】感光体ドラム10はアルミニウム材等の基
材に負帯電型有機光導電性材料が塗布されており、矢印
A方向に一定の速度で回転駆動される。感光体ドラム1
0の回りに配置された帯電ローラ21、現像ローラ4
1、転写ローラ51、クリーニング器61、63は、図
示しないギア等によってそれぞれ図の矢印方向に回転駆
動させられている。帯電部20の帯電ローラ21は半導
電性ゴム材料から構成される。電源22は、帯電ローラ
21に、所定の帯電用電圧を供給する。露光部30は、
この感光体ドラム10上に印刷されるべき光像を照射
し、静電潜像を形成する部分である。
【0024】現像部40は、現像ローラ41と、電源4
2を備える。図示しないトナーは現像ローラ41の表面
に図示しないブレードによって薄層化され、感光体ドラ
ム10との接触面に達するよう構成されている。電源4
2は、現像ローラ41に負電圧を印加する。トナーはこ
の現像ローラ41の表面に図示しないスポンジローラ等
により押し付けられる際、摩擦帯電して負電荷を帯び
る。この現像ローラ41も半導電性ゴム材料により構成
されている。
【0025】転写部50は、転写ローラ51と電源52
とを備える。電源52は、転写ローラ51に対して、正
の高電圧を印加する。これにより、感光体ドラム10の
外周面に形成されたトナー像は静電気力を受け、図の左
方向に搬送される用紙1上に転写される。
【0026】クリーニング部60は、正規帯電トナーク
リーニング器61、電源62、逆帯電トナークリーニン
グ器63および電源64を備えている。電源62は、正
規帯電トナークリーニング器61に所定の電圧を印加す
る電源である。また、電源64は、逆帯電トナークリー
ニング器63に所定の電圧を印加する電源である。正規
帯電トナークリーニング器61および逆帯電トナークリ
ーニング器63は、例えば導電性のスポンジ材料から構
成されている。
【0027】正規帯電トナークリーニング器61は、感
光体ドラム10と接し、電源62により正の高電圧を印
加され、転写部50で用紙1に転写されずに感光体ドラ
ム10に残留した正規帯電トナーを回収する。逆帯電ト
ナークリーニング器63は、感光体ドラム10と接し、
電源64により負の高電圧を印加され、感光体ドラム1
0に残留した逆帯電トナーを回収する。なお、逆帯電ト
ナークリーニング器63は、正規帯電トナークリーニン
グ器61よりも、帯電ローラに近い側に配置されてい
る。
【0028】〈動作〉以上の構成の装置は、次のように
動作する。先ず、電源22によって負の高電圧が印加さ
れた帯電ローラ21と感光体ドラム10が接触すると、
感光体ドラム10は、所定の表面電位に帯電する。帯電
ローラ21には例えば−1300ボルト程度の電圧が印
加され、感光体ドラム10の表面を例えば−750ボル
ト程度に均一に帯電する。その部分が感光体ドラム10
の回転によって露光部30に達すると、光の照射された
部分の表面電位が他の部分よりも0Vに近い値になる。
この部分の電位は、例えば−50ボルト程度になる。こ
うして静電潜像の書き込みを終えた部分が感光体ドラム
10の回転によって現像部40に達する。現像ローラ4
1には、例えば−200ボルト〜−400ボルト程度の
電圧が印加されている。感光体ドラム10上に形成され
た静電潜像が現像部40に達すると、この静電潜像の部
分にトナーが吸引され、静電潜像に対応するトナー像が
形成される。
【0029】トナー像は感光体ドラム10の矢印A方向
の回転に伴って転写部50に達する。転写ローラ51に
は電源52によって正電圧が印加されている。例えば転
写ローラ51には、+1000ボルト〜+4000ボル
ト程度の電圧が印加される。これにより、感光体ドラム
10の外周面に形成されたトナー像は用紙1の方向に転
写される。この転写後の用紙1は、図示しない定着部に
送られ、トナー像の定着処理が行われる。
【0030】図2と図3とは、印刷機構の基本的な動作
説明図である。これらは、転写処理以降のトナーの移動
と各部の電位の関係を図解したものである。通常、この
転写部50を通過した感光体ドラム10の表面には、不
要なトナーが少量残留している。現像部40において正
規の極性に帯電して静電潜像を形成したトナーは正規帯
電トナーと呼び、負極性の電荷を帯びている。一方、例
えば、転写部50の転写ローラ51に接して正電荷を受
ける等の原因で、正極性に帯電したトナーは、正規帯電
トナーとは逆極性のため、逆帯電トナーと呼ぶ。この正
規帯電トナーと逆帯電トナーの両方が、感光体ドラム1
0の外周面に残留したままクリーニング部60に達する
(図2(a)、(b))。
【0031】クリーニング部60の正規帯電トナークリ
ーニング器61は、電源62により正の高電圧を印加さ
れており、感光体ドラム10上に残留した正規帯電トナ
ーを回収する(図2(b))。正規帯電トナークリーニ
ング器61の電圧は、例えば+200ボルト〜+500
ボルト程度が適する。逆帯電トナークリーニング器63
は、電源64により負の高電圧を印加されており、感光
体ドラム10に残留した逆帯電トナーを回収する(図2
(c))。逆帯電トナークリーニング器63の電圧は、
例えば−800ボルト〜−1300ボルト程度が適す
る。
【0032】上述の逆帯電トナークリーニング器63お
よび電源64がない場合には、感光体ドラム10上に付
着した逆帯電トナーは帯電ローラ21に達する(図3
(a))。帯電ローラ21には、負の高電圧が印加され
ているから、逆帯電トナーが帯電ローラの外周面に吸着
して蓄積し、帯電ローラ21の見かけ上の電気抵抗が大
きくなって、帯電電位が変動してしまうといった問題が
生じる。この具体例ではそれを防止している。
【0033】なお、逆帯電トナークリーニング器63で
完全に回収されずに帯電ローラ21に達した逆帯電トナ
ーは、帯電ローラ21側にクーロン力を受けて吸着す
る。ところが、電源64は逆帯電トナークリーニング器
63に対して、電源22と同電圧を供給している。従っ
て、逆帯電トナークリーニング器63を通過後の感光体
ドラム10の表面は、帯電ローラ21によって帯電され
る電位と同電位に帯電している。
【0034】このように、逆帯電トナークリーニング器
63は、感光体ドラム10が帯電ローラ21により帯電
される電位に近い電位まで、予め感光体ドラム10の表
面電位を調整する。これにより、帯電ローラ21と感光
体ドラム10間で、逆帯電トナーを摩擦帯電させる。従
って、逆帯電トナークリーニング器63の電位は、帯電
ローラ21と同極性であって、帯電ローラ21の電位に
近い電位に設定することが好ましい。
【0035】〈1ページ毎のクリーニングモード〉図4
は、具体例1の1ページ毎のクリーニングシーケンスチ
ャートである。また、図5〜図7は、具体例1の1ペー
ジ毎のクリーニングシーケンス説明図である。これら
は、上記シーケンスチャート上の各時刻におけるトナー
の移動と各部の電位の関係を図解したものである。1ペ
ージの印刷動作が終了後、引き続きクリーニングモード
に入る。クリーニングモードについては、図4に従って
説明する。クリーニングモードに入ると、時刻t1で電
源52は転写ローラ51に対して正電圧の供給から、0
Vの供給に切り換わる(図5(a))。このため、転写
ローラ51の表面電位は0Vとなり、転写ローラ51と
接触後の、感光体ドラム10は0Vに近い電位となる。
感光体ドラム10は矢印A方向に回転し、正規帯電トナ
ークリーニング器61に接触する。
【0036】接触する手前の時刻t2において、電源6
2は正規帯電トナークリーニング器61に対して正電圧
の供給から、負電圧の供給に切り換わる(図5
(b))。負電圧の電圧値は電源22が帯電ローラ21
に供給する負電圧値と同一電圧値とする。このため、正
規帯電トナークリーニング器61の表面は負電圧とな
り、正規帯電トナークリーニング器61に付着していた
正規帯電トナーは感光体ドラム10側にクーロン力を受
けて、感光体ドラム10側に付着する。正規帯電トナー
を付着させたまま、感光体ドラム10は矢印A方向に回
転し、逆帯電トナークリーニング器63、帯電ローラ2
1を通過する。
【0037】逆帯電トナークリーニング器63と帯電ロ
ーラ21は、それぞれ、電源64、電源22により負電
圧を供給されているため、正規帯電トナーは感光体ドラ
ム10に付着したままとなる(図5(c))。
【0038】感光体ドラム10は、更に矢印A方向に回
転し、現像ローラ41に接触する。現像ローラ41に電
圧を供給している電源42は、感光体ドラム10の表面
電位に対して0Vに近い負電圧を供給しているため、感
光体ドラム10上の正規帯電トナーは現像ローラ41側
にクーロン力を受けて、現像部40に移動する。即ち、
正規帯電トナーは、現像部40に回収される(図5
(d))。
【0039】転写ローラ51に0Vを供給している電源
52は少なくとも、正規帯電トナークリーニング器61
の周距離一周分の時間T1が経過した後、時刻t3にお
いて、負電圧の供給に切り換わる(図6(a))。
【0040】次いで、時刻t4において、帯電ローラ2
1に負電圧を供給していた電源22は0Vを供給するよ
うに切り換わる。感光体ドラム10は、逆帯電トナーク
リーニング器63により、負電圧に帯電しているため、
帯電ローラ21に付着している逆帯電トナーは感光体ド
ラム10に対してクーロン力を受けるため、逆帯電トナ
ーは感光体ドラム10側に移動する(図6(b))。
【0041】逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム1
0の表面は矢印A方向に回転し、現像ローラ41に接触
する。現像ローラ41に接触する手前の時刻t5に、現
像ローラ41に負電圧を供給していた電源42は0Vを
供給するように切り換わる。感光体ドラム10上の逆帯
電トナーは感光体ドラム10側にクーロン力を受けるた
め、感光体ドラム10に付着したまま現像ローラ41を
通過する(図6(c))。
【0042】更に、逆帯電トナーを付着させた感光体ド
ラム10の表面は矢印A方向に回転し、転写ローラ51
に接触する。接触する手前の時刻t6において、転写ロ
ーラ51に負電圧を供給していた電源52は正電圧を供
給するように切り換わる。感光体ドラム10上の逆帯電
トナーは感光体ドラム10側にクーロン力を受けるた
め、感光体ドラム10に付着したまま転写ローラ51を
通過する(図7(a))。
【0043】更に、逆帯電トナーを付着させた感光体ド
ラム10の表面は矢印A方向に回転し、正規帯電トナー
クリーニング器61に接触する。接触する手前の時刻t
7において、正規帯電トナークリーニング器61に負電
圧を供給していた電源62は正電圧を供給するように切
り換わる。感光体ドラム10上の逆帯電トナーは感光体
ドラム10側にクーロン力を受けるため、感光体ドラム
10に付着したまま正規帯電トナークリーニング器6を
通過する(図7(b))。
【0044】更に、逆帯電トナーを付着させた感光体ド
ラム10の表面は矢印A方向に回転し、逆帯電トナーク
リーニング器63に接触する。電源64は逆帯電トナー
クリーニング器63に負電圧を供給しているため、感光
体ドラム10上の逆帯電トナーは逆帯電トナークリーニ
ング器63側にクーロン力を受け、逆帯電トナークリー
ニング器63側に移動する(図7(c))。即ち、逆帯
電トナーは逆帯電トナークリーニング器63に付着す
る。
【0045】一方、帯電ローラ21に0V電圧を供給し
ていた電源22は、少なくとも帯電ローラの周距離一周
分以上回転する時間T2の経過した後の時刻t8におい
て、負電圧を供給するように切り換わる。同様に、現像
ローラ41に0Vを供給していた電源42、転写ローラ
51に正電圧を供給していた電源52、正規帯電トナー
クリーニング部61に正電圧を供給していた電源62
は、T2時間経過した時刻t9,t10,t11に、負
電圧を供給するように切り換わる。その後、時刻t12
において、クリーニングモードを終了する。
【0046】〈nページ毎のクリーニングモード〉図8
は、nページ毎のクリーニングシーケンスに関するタイ
ムチャートである。また、図9〜図14は、具体例1の
nページ毎のクリーニングシーケンス説明図である。こ
れらは、上記シーケンスチャート上の各時刻におけるト
ナーの移動と各部の電位の関係を図解したものである。
上記したように、1ページ毎のクリーニングシーケンス
によって逆帯電トナーは逆帯電トナークリーニング器6
3に付着堆積していく。nページ毎のクリーニングシー
ケンスは、逆帯電トナークリーニング器63に付着堆積
した逆帯電トナーを除去することを目的とする。
【0047】nページ目の印刷が終了すると、1ページ
毎のクリーニングシーケンスに入らないでnページ毎の
クリーニングシーケンスに入る。クリーニングモードに
入ると、時刻t1で、電源52は転写ローラ51に対し
て正電圧の供給から、0Vの供給に切り換わる(図9
(a))。このため、転写ローラ51の表面電位は0V
となり、感光体ドラム10は0Vに近い電位となる。
【0048】感光体ドラム10は矢印A方向に回転し、
正規帯電トナークリーニング器61に接触する。接触す
る手前の時刻t2において、電源62は正規帯電トナー
クリーニング器61に対して正電圧の供給から、負電圧
の供給に切り換わる。負電圧の電圧値は感光体ドラム1
0の表面電位に対して、十分マイナス側になる値とす
る。このため、正規帯電トナークリーニング器61の表
面は負電圧となり、正規帯電トナークリーニング器61
に付着していた正規帯電トナーは感光体ドラム10にク
ーロン力を受けて、感光体ドラム10側に付着する(図
9(b))。
【0049】正規帯電トナーを付着させたまま、感光体
ドラム10は矢印A方向に回転し、逆帯電トナークリー
ニング器63、帯電ローラ21を通過する。逆帯電トナ
ークリーニング器63、帯電ローラ21にはそれぞれ、
電源62、電源22により負電圧を供給しているため、
逆帯電トナークリーニング器63、帯電ローラ21の表
面電位は感光体ドラム10に対して十分負電圧となる。
よって、正規帯電トナーは感光体ドラム10に付着した
ままとなる(図9(c))。
【0050】感光体ドラム10は、更に矢印A方向に回
転し、現像ローラ41に接触する。現像ローラ41に電
圧を供給している電源42は感光体ドラム10よりも0
Vに近い負電圧を供給しているため、感光体ドラム10
上の正規帯電トナーは現像ローラ41側にクーロン力を
受けて、現像ローラ41に移動する(図9(d))。即
ち、正規帯電トナーは現像ローラ41に回収される。
【0051】転写ローラ51に0Vを供給している電源
52は少なくとも、正規帯電トナークリーニング器61
の周距離一周分の時間が経過した後、時刻t3におい
て、負電圧の供給に切り換わる(図10(a))。この
時間T1は、正規帯電トナークリーニング器61に付着
している正規帯電トナーの量が多い場合は長くする必要
がある。
【0052】次いで、時刻t4において、逆帯電トナー
クリーニング器63に負電圧を供給している電源64が
0Vを供給するように切り換わる。逆帯電トナークリー
ニング器63の上流では電源62が正規帯電トナークリ
ーニング器61に対して、帯電部20の電源22が負電
圧を供給する場合と同じ電圧値の負電圧を供給している
ため、感光体ドラム10は負電圧に帯電している。この
ため、電源64が逆帯電トナークリーニング器63に0
V電圧を供給すると、逆帯電トナークリーニング器63
上の逆帯電トナーは感光体ドラム10側にクーロン力を
受けて、感光体ドラム10側に移動する(図10
(b))。
【0053】逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム1
0の表面は矢印A方向への回転と共に帯電ローラ21に
接触する。電源22は帯電ローラ21に負電圧を供給し
ているため、感光体ドラム上の逆帯電トナーは帯電ロー
ラ21側にクーロン力を受けて、帯電ローラ21側に移
動する(図10(c))。
【0054】電源64が逆帯電トナークリーニング器6
3に0V電圧を供給している時間T2は、逆帯電トナー
クリーニング器63の周距離一周分以上となる。逆帯電
トナークリーニング器63に付着している逆帯電トナー
の量が多くなると、時間T2を長くする必要がある。
【0055】時間T2経過後の時刻t5に、電源64は
0V供給から、負電圧の供給に切り換わる。電源64
は、逆帯電トナークリーニング器63に対して、帯電部
20の電源22が負電圧を供給する場合と同じ電圧値又
は小さい電圧値の負電圧を供給しているため、逆帯電ト
ナークリーニング器63接触後の感光体ドラム10の表
面電位は十分な負電圧に帯電している(図10
(d))。
【0056】負電圧に帯電した感光体ドラム10の表面
は矢印A方向の回転に伴い、帯電ローラ21に接触す
る。帯電ローラ21は電源22により負電圧を供給され
ているため、帯電ローラ21と感光体ドラム10の間で
は放電が起こらない。帯電ローラ21と感光体ドラム1
0間では周速比(例えば感光体ドラム:クリーニングロ
ーラ=1:1.3)を持っているため、摩擦帯電が起こ
り、帯電ローラ21に付着堆積している逆帯電トナーは
時間の経過と共に正規帯電となり、感光体ドラム10側
にクーロン力を受けて移動する(図11(a))。
【0057】正規帯電トナーを付着させた感光体ドラム
10は矢印A方向の回転に伴い現像ローラ41に接触す
る。現像ローラ41に電圧を供給している電源42は感
光体ドラム10よりも0Vに近い負電圧を供給している
ため、感光体ドラム10上の正規帯電トナーは現像ロー
ラ41側にクーロン力を受けて、現像ローラ41に移動
する(図11(b))。即ち、正規帯電トナーは現像ロ
ーラ41に回収される。
【0058】時刻t5から時刻t6の間の時間T3が帯
電ローラ21上の逆帯電トナーが正規帯電トナーに変わ
っている時間である。帯電ローラ21に付着堆積してい
る逆帯電トナーの量が多い場合は、T3の時間を長くす
る必要がある。
【0059】同様のことが逆帯電トナークリーニング器
63と正規帯電トナークリーニング器61の関係でも言
える。即ち、電源62が負電圧を供給しているため、正
規帯電トナークリーニング器61と接触後の感光体ドラ
ム10の表面は負電圧に帯電している(図11
(c))。帯電している感光体ドラム10の表面が逆帯
電トナークリーニング器63と接触する場合も、電源6
4が負電圧を供給しているため、放電が起こらず、逆帯
電トナークリーニング器63に残っていた逆帯電トナー
が摩擦帯電により、正規帯電トナーに変わる(図11
(d))。
【0060】次いで、時刻t6に帯電ローラ21に電圧
を供給している電源22は、負電圧の供給から0Vの要
求に切り換わる(図12(a))。このため、帯電ロー
ラ21の表面に残っている逆帯電トナーは、感光体ドラ
ム10側にクーロン力を受け、感光体ドラム10側に移
動する。逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム10の
表面は矢印A方向の回転に伴い、現像ローラ41に接す
る。
【0061】接する直前の時刻t7に、現像ローラ41
に電圧を供給している電源42は負電圧の供給から0V
の供給に切り換わる。感光体ドラム10上の逆帯電トナ
ーは感光体ドラム10側にクーロン力を受けるため、感
光体ドラム10に付着したままとなる(図12
(b))。
【0062】逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム1
0の表面は矢印A方向の回転に伴い、転写ローラ51に
接する。接する直前の時刻t8に、転写ローラ51に電
圧を供給している電源52は負電圧の供給から0Vの供
給に切り換わる。このため、転写ローラ51の表面は0
Vになる。感光体ドラム10上の逆帯電トナーは感光体
ドラム10側にクーロン力を受けるため、感光体ドラム
10に付着したままとなる(図12(c))。
【0063】逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム1
0の表面は矢印A方向の回転に伴い、正規帯電トナーク
リーニング器61に接する。接する直前の時刻t9に、
正規帯電トナークリーニング器61に電圧を供給してい
る電源62は負電圧の供給から正電圧の供給に切り換わ
る。このため、正規帯電トナークリーニング器61の表
面は正電圧になる(図13(a))。感光体ドラム10
上の逆帯電トナーは感光体ドラム10側にクーロン力を
受けるため、感光体ドラム10に付着したままとなる。
【0064】更に、逆帯電トナーを付着させた感光体ド
ラム10の表面は矢印A方向の回転に伴い、逆帯電トナ
ークリーニング器63に接する。逆帯電トナークリーニ
ング器63に電圧を供給している電源64は負電圧を供
給している。感光体ドラム10上の逆帯電トナーは逆帯
電トナークリーニング器63側にクーロン力を受けるた
め、逆帯電トナークリーニング器63側に移動し付着す
る(図13(b))。
【0065】一方、帯電ローラ21に0V電圧を供給し
ていた電源22は、少なくとも帯電ローラの周距離一周
分以上回転する時間T4の経過した後の時刻t10にお
いて、負電圧を供給するように切り換わる(図14
(a))。同様に、現像ローラ41に0Vを供給してい
た電源42、転写ローラ51に正電圧を供給していた電
源52、正規帯電トナークリーニング器61に正電圧を
供給していた電源62はT4時間経過した時刻t11,
t12,t13に負電圧を供給するように切り換わる
(図14(b)、(c))。その後、時刻t14におい
て、クリーニングモードを終了する。n枚毎のクリーニ
ングシーケンスのnの値は、逆帯電トナークリーニング
器63上に付着堆積する逆帯電トナーの量によって変え
る必要がある。
【0066】〈具体例1の効果〉以上の具体例によれ
ば、逆帯電トナークリーニング器63を追加して、印刷
中に、帯電ローラ21に供給される電圧と同極性の電圧
を供給することにより、逆帯電トナーを回収すると共
に、感光体ドラムを帯電し、帯電ローラと感光体ドラム
間の放電を抑え、帯電ローラに付着した逆帯電トナーを
摩擦帯電により、本来の極性の帯電トナーに変えること
が可能となる。こうして、帯電ローラ上の逆帯電トナー
の付着を抑えることができる。
【0067】更に、逆帯電トナークリーニング器63上
に付着堆積した逆帯電トナーはn枚印刷毎に入るクリー
ニングシーケンスにより正規帯電トナーに変え、現像ロ
ーラ41に回収することができる。
【0068】〈具体例2〉上記のような構成によれば、
印刷動作中に逆帯電トナーがクリーニング部60に回収
された。今度は、印刷動作と次の印刷動作の間のクリー
ニング動作について説明をする。具体例1においては、
逆帯電トナークリーニング器63上に付着している逆帯
電トナーのクリーニングをn枚印刷毎に1回、正規帯電
トナークリーニング器61上に付着している正規帯電ト
ナーのクリーニングを毎回印刷毎に行っている。
【0069】このため、印刷からクリーニング終了まで
に要する時間が長くなる。具体例2においては、未転写
の正規帯電トナー量が少ない場合、印刷からクリーニン
グまでの時間をより短くする。
【0070】具体例2の装置も、図1に示すとおりの構
成になる。図15は、具体例2による1ページ毎のクリ
ーニングモードシーケンスを示したものである。また、
図16〜図17は、具体例2の1ページ毎のクリーニン
グシーケンス説明図である。これらは、上記シーケンス
チャート上の各時刻におけるトナーの移動と各部の電位
の関係を図解したものである。
【0071】〈動作〉印刷の過程は、具体例1と同じで
ある。1ページの印刷が終了すると引き続きクリーニン
グモードに入る。クリーニングモードに入ると、時刻t
1で電源52は転写ローラ51に対して正電圧の供給か
ら、0Vの供給に切り換わる(図16(a))。このた
め、転写ローラ51の表面電位は0Vとなり、転写部5
0を通過した感光体ドラム10は0Vに近い電位とな
る。
【0072】感光体ドラム10は矢印A方向に回転し、
正規帯電トナークリーニング器61に接触する。電源6
2は、正規帯電トナークリーニング器61に正電圧を供
給している。正規帯電トナークリーニング器61に付着
堆積している正規帯電トナーは正規帯電トナークリーニ
ング器61側にクーロン力を受けているのでそのまま、
付着している(図16(b))。
【0073】感光体ドラム10は矢印A方向に回転し、
逆帯電トナークリーニング器63に接触する。電源64
は逆帯電トナークリーニング器63に負電圧を供給して
いる。逆帯電トナークリーニング器63に付着堆積して
いる逆帯電トナーは逆帯電トナークリーニング器63側
にクーロン力を受けているので移動しない(図16
(c))。
【0074】次いで、時刻t2において、帯電ローラ2
1に負電圧を供給していた電源22は0Vを供給するよ
うに切り換わる。感光体ドラム10は逆帯電トナークリ
ーニング器63により、負電圧に帯電しているため、帯
電ローラ21に付着している逆帯電トナーは、感光体ド
ラム10に対してクーロン力を受ける。逆帯電トナーは
感光体ドラム10側に移動する(図16(d))。
【0075】逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム1
0の表面は矢印A方向に回転し、現像ローラ41に接触
する。現像ローラ41に接触する手前の時刻t3に現像
ローラ41に負電圧を供給していた電源42は0Vを供
給するように切り換わる(図17(a))。感光体ドラ
ム10上の逆帯電トナーは感光体ドラム10側にクーロ
ン力を受けるため、感光体ドラム10に付着したまま現
像ローラ41を通過する。
【0076】更に、逆帯電トナーを付着させた感光体ド
ラム10の表面は矢印A方向に回転し、転写ローラ51
に接触する。接触する手前の時刻t4において、転写ロ
ーラ51に0Vを供給していた電源52は正電圧を供給
するように切り換わる。感光体ドラム10上の逆帯電ト
ナーは感光体ドラム10側にクーロン力を受けるため、
感光体ドラム10に付着したまま転写ローラ51を通過
する(図17(b))。
【0077】更に、逆帯電トナーを付着させた感光体ド
ラム10の表面は矢印A方向に回転し、正規帯電トナー
クリーニング器61に接触する。正規帯電トナークリー
ニング器61には電源62より正電圧を供給しているの
で、感光体ドラム10上の逆帯電トナーは感光体ドラム
10側にクーロン力を受け、感光体ドラム10に付着し
たまま正規帯電トナークリーニング器61を通過する
(図17(c))。
【0078】更に、逆帯電トナーを付着させた感光体ド
ラム10の表面は矢印A方向に回転し、逆帯電トナーク
リーニング器63に接触する。電源64は逆帯電トナー
クリーニング器63に負電圧を供給しているため、感光
体ドラム10上の逆帯電トナーは逆帯電トナークリーニ
ング器63側にクーロン力を受け、逆帯電トナークリー
ニング器63側に移動する(図17(d))。
【0079】一方、帯電ローラ21に0V電圧を供給し
ていた電源22は、少なくとも帯電ローラの周距離一周
分以上回転する時間T1の経過した後の時刻t5におい
て、負電圧を供給するように切り換わる。同様に、現像
ローラ41に0Vを供給していた電源42、転写ローラ
51に正電圧を供給していた電源52はT1時間経過し
た時刻t6,t7に負電圧を供給するように切り換わ
る。その後、時刻t8において、クリーニングモードを
終了する。nページ毎のクリーニングシーケンスは、具
体例1と同じである。
【0080】〈具体例2の効果〉具体例2は具体例1と
比較して、正規帯電トナー量が少ない場合に、1ページ
毎のクリーニングシーケンスを短くすることが可能とな
る。このため、印刷速度のスループットを速くすること
が可能となる。
【0081】〈具体例3〉図18に、具体例3の1ペー
ジ毎のクリーニングシーケンスを示す。また、図19〜
図21は、具体例3の1ページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図である。これらは、上記シーケンスチャート
上の各時刻におけるトナーの移動と各部の電位の関係を
図解したものである。クリーニングモードに入ると、時
刻t1で電源52は転写ローラ51に対して正電圧の供
給から、0Vの供給に切り換わる。このため、転写ロー
ラ51の表面電位は0Vとなり、転写ローラ51と接触
後の、感光体ドラム10は0Vに近い電位となる(図1
9(a))。
【0082】感光体ドラム10は矢印A方向に回転し、
正規帯電トナークリーニング器61に接触する。接触す
る手前の時刻t2において、電源62は正規帯電トナー
クリーニング器61に対して正電圧の供給から、負電圧
の供給に切り換わる。負電圧の電圧値は、電源22が供
給する電圧値に対して絶対値で小さい値とする。このた
め、正規帯電トナークリーニング器61の表面は負電圧
となり、正規帯電トナークリーニング器61に付着して
いた正規帯電トナーは感光体ドラム10側にクーロン力
を受けて、感光体ドラム10側に付着する(図19
(b))。
【0083】正規帯電トナーを付着させたまま、感光体
ドラム10は矢印A方向に回転し、逆帯電トナークリー
ニング器63、帯電ローラ21を通過する。逆帯電トナ
ークリーニング器63、帯電ローラ21はそれぞれ、電
源64、電源22により、負電圧を供給されているた
め、正規帯電トナーは感光体ドラム10に付着したまま
となる(図19(c))。
【0084】感光体ドラム10は、更に矢印A方向に回
転し、現像ローラ41に接触する。現像ローラ41に電
圧を供給している電源42は感光体ドラム10の表面電
位と比較して0V側に近い負電圧を供給しているため、
感光体ドラム10上の正規帯電トナーは現像ローラ41
側にクーロン力を受けて、現像ローラ41に移動する。
即ち、正規帯電トナーは、現像ローラ41に回収される
(図19(d))。
【0085】転写ローラ51に0Vを供給している電源
52は少なくとも、正規帯電トナークリーニング器61
の周距離一周分の時間が経過した後、時刻t3におい
て、負電圧の供給に切り換わる(図20(a))。
【0086】次いで、時刻t4において、帯電ローラ2
1に負電圧を供給していた電源22は0Vを供給するよ
うに切り換わる(図20(b))。感光体ドラム10は
逆帯電トナークリーニング器63により、負電圧に帯電
されているため、帯電ローラ21に付着している逆帯電
トナーは感光体ドラム10に対してクーロン力を受け、
逆帯電トナーは感光体ドラム10側に移動する(図20
(b))。
【0087】逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム1
0の表面は矢印A方向に回転し、現像ローラ41に接触
する。現像ローラ41に接触する手前の時刻t5に、現
像ローラ41に負電圧を供給していた電源42は0Vを
供給するように切り換わる。感光体ドラム10上の逆帯
電トナーは感光体ドラム10側にクーロン力を受けるた
め、感光体ドラム10に付着したまま現像ローラ41を
通過する(図20(c))。更に、逆帯電トナーを付着
させた感光体ドラム10の表面は矢印A方向に回転し、
転写ローラ51に接触する。
【0088】接触する手前の時刻t6において、転写ロ
ーラ51に負電圧を供給していた電源52は正電圧を供
給するように切り換わる。感光体ドラム10上の逆帯電
トナーは感光体ドラム10側にクーロン力を受けるた
め、感光体ドラム10に付着したまま転写ローラ51を
通過する(図21(a))。
【0089】更に、逆帯電トナーを付着させた感光体ド
ラム10の表面は矢印A方向に回転し、正規帯電トナー
クリーニング器61に接触する。正規帯電トナークリー
ニング器61には、電源62が負電圧を供給しているの
で、感光体ドラム10上の逆帯電トナーは正規帯電トナ
ークリーニング器61側にクーロン力を受けるため、感
光体ドラム10から正規帯電トナークリーニング器61
に移動する(図21(b))。即ち、逆帯電トナーは正
規帯電トナークリーニング器61に付着する。
【0090】一方、帯電ローラ21に0V電圧を供給し
ていた電源22は、少なくとも帯電ローラ21の周距離
一周分以上回転する時間T2の経過した後の時刻t7に
おいて、負電圧を供給するように切り換わる。
【0091】同様に、現像ローラ41に0Vを供給して
いた電源42、転写ローラ51に正電圧を供給していた
電源52はそれぞれ、T2時間経過した時刻t8,t9
に負電圧を供給するように切り換わる。
【0092】その後、時刻t10において、クリーニン
グモードを終了し、印刷動作を終了する。正規帯電トナ
ークリーニング器61に付着した逆帯電トナーは次の印
刷動作が開始されると、電源62が正電圧を、電源64
が負電圧を供給するために、一度、感光体ドラム10に
付着し、更に逆帯電トナークリーニング器63に接する
と、逆帯電トナークリーニング器63に付着する(図2
1(c)、(d))。
【0093】〈nページ毎のクリーニングシーケンス〉
図22は、具体例3のnページ毎のクリーニングシーケ
ンスを示すタイムチャートである。また、図23〜図2
8は、具体例3のnページ毎のクリーニングシーケンス
説明図である。これらは、上記シーケンスチャート上の
各時刻におけるトナーの移動と各部の電位の関係を図解
したものである。上述したように、1ページ毎のクリー
ニングシーケンスによって逆帯電トナーは逆帯電トナー
クリーニング器63に付着堆積していく。nページ毎の
クリーニングシーケンスは、逆帯電トナークリーニング
器63に付着堆積した逆帯電トナーを除去することを目
的とする。
【0094】nページ目の印刷が終了すると、1ページ
毎のクリーニングシーケンスに入らないでnページ毎の
クリーニングシーケンスに入る。クリーニングモードに
入ると、時刻t1で電源52は転写ローラ51に対して
正電圧の供給から、0Vの供給に切り換わる(図23
(a))。このため、転写ローラ51の表面電位は0V
となり、感光体ドラム10は0Vに近い電位となる。感
光体ドラム10は矢印A方向に回転し、正規帯電トナー
クリーニング器61に接触する。
【0095】接触する手前の時刻t2において、電源6
2は正規帯電トナークリーニング器61に対して正電圧
の供給から、負電圧の供給に切り換わる。負電圧の電圧
値は感光体ドラム10の表面電位に対して、十分マイナ
ス側になる値とする。このため、正規帯電トナークリー
ニング器61の表面は負電圧となり、正規帯電トナーク
リーニング器61に付着していた正規帯電トナーは感光
体ドラム10にクーロン力を受けて、感光体ドラム10
側に付着する(図23(b))。
【0096】正規帯電トナーを付着させたまま、感光体
ドラム10は矢印A方向に回転し、逆帯電トナークリー
ニング器63、帯電ローラ21を通過する。逆帯電トナ
ークリーニング器63、帯電ローラ21にはそれぞれ、
電源64、電源22により負電圧を供給しているため、
逆帯電トナークリーニング器63、帯電ローラ21の表
面電位は感光体ドラム10に対して十分負電圧となる。
よって、正規帯電トナーは感光体ドラム10に付着した
ままとなる(図23(c))。
【0097】感光体ドラム10は、更に矢印A方向に回
転し、現像ローラ41に接触する。現像ローラ41に電
圧を供給している電源42は感光体ドラム10よりも0
Vに近い負電圧を供給しているため、感光体ドラム10
上の正規帯電トナーは現像ローラ41側にクーロン力を
受けて、現像ローラ41に移動する(図23(d))。
即ち、正規帯電トナーは現像ローラ41に回収される。
【0098】転写ローラ51に0Vを供給している電源
52は少なくとも、正規帯電トナークリーニング器61
の周距離一周分の時間が経過した後、時刻t3におい
て、負電圧の供給に切り換わる(図24(a))。この
時間T1は、正規帯電トナークリーニング器61に付着
している正規帯電トナーの量が多い場合は長くする必要
がある。
【0099】次いで、時刻t4において、逆帯電トナー
クリーニング器63に負電圧を供給している電源64が
0Vを供給するように切り換わる。逆帯電トナークリー
ニング器63の上流では電源62が正規帯電トナークリ
ーニング器61に対して、電源22が帯電ローラ21に
供給する電圧値よりも小さい電圧値の負電圧を供給して
いるため、感光体ドラム10は負電圧に帯電している。
このため、電源64が逆帯電トナークリーニング器63
に0V電圧を供給すると、逆帯電トナークリーニング器
63上の逆帯電トナーは感光体ドラム10側にクーロン
力を受けて、感光体ドラム10側に移動する(図24
(b))。
【0100】逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム1
0の表面は矢印A方向への回転と共に帯電ローラ21に
接触する。電源22は帯電ローラ21に負電圧を供給し
ているため、感光体ドラム10上の逆帯電トナーは帯電
ローラ21側にクーロン力を受けて、帯電ローラ21側
に移動する(図24(c))。
【0101】電源64が逆帯電トナークリーニング器6
3に0V電圧を供給している時間T2は、逆帯電トナー
クリーニング器63の周距離一周分以上となる。逆帯電
トナークリーニング器63に付着している逆帯電トナー
の量が多くなると、時間T2を長くする必要がある。
【0102】時間T2経過後の時刻t5に、電源64は
0V供給から、負電圧の供給に切り換わる(図24
(d))。電源64は、逆帯電トナークリーニング器6
3に対して、電源22が帯電ローラ21に供給する電圧
値よりも小さい電圧値の負電圧を供給しているため、逆
帯電トナークリーニング器63接触後の感光体ドラム1
0の表面電位は十分な負電圧に帯電している。
【0103】負電圧に帯電した感光体ドラム10の表面
は矢印A方向の回転に伴い、帯電ローラ21に接触す
る。帯電ローラ21には電源22により負電圧を供給し
ている。このとき、帯電ローラ21の表面電位と感光体
ドラム10の表面電位の電位差は放電開始電圧よりも低
い値であるため、放電が起こらない。また、帯電ローラ
21と感光体ドラム10間では周速比を持っているた
め、摩擦帯電が起こり、帯電ローラ21に付着堆積して
いる逆帯電トナーは時間の経過と共に正規帯電となり、
感光体ドラム10側にクーロン力を受けて移動し付着す
る(図25(a))。
【0104】正規帯電トナーを付着させた感光体ドラム
10は矢印A方向の回転に伴い現像ローラ41に接触す
る。現像ローラ41に電圧を供給している電源42は感
光体ドラム10よりも0Vに近い負電圧を供給している
ため、感光体ドラム10上の正規帯電トナーは現像ロー
ラ41側にクーロン力を受けて、現像ローラ41に移動
する(図25(b))。即ち、正規帯電トナーは現像ロ
ーラ41に回収される。
【0105】時刻t5から時刻t6の間の時間T3が帯
電ローラ21上の逆帯電トナーが正規帯電トナーに変わ
っている時間である。帯電ローラ21に付着堆積してい
る逆帯電トナーの量が多い場合は、T3の時間を長くす
る必要がある。
【0106】同様のことが逆帯電トナークリーニング器
63と正規帯電トナークリーニング器61の関係でも言
える。即ち、電源62が負電圧を供給しているため、正
規帯電トナークリーニング器61と接触後の感光体ドラ
ム10の表面は負電圧に帯電している(図25
(c))。帯電している感光体ドラム10の表面が逆帯
電トナークリーニング器63と接触する場合も、電源6
4が負電圧を供給しているため、放電が起こらず、逆帯
電トナークリーニング器63上に残っていた逆帯電トナ
ーが摩擦帯電により、正規帯電トナーに変わる(図25
(d))。
【0107】次いで、時刻t6に帯電ローラ21に電圧
を供給している電源22は、負電圧の供給から0Vの要
求に切り換わる。このため、帯電ローラ21の表面に残
っている逆帯電トナーは、感光体ドラム10側にクーロ
ン力を受け、感光体ドラム10側に移動する(図26
(a))。逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム10
の表面は矢印A方向の回転に伴い、現像ローラ41に接
する。
【0108】接する直前の時刻t7に、現像ローラ41
に電圧を供給している電源42は負電圧の供給から0V
の供給に切り換わる。感光体ドラム10上の逆帯電トナ
ーは感光体ドラム10側にクーロン力を受けるため、感
光体ドラム10に付着したままとなる(図26
(b))。
【0109】逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム1
0の表面は矢印A方向の回転に伴い、転写ローラ51に
接する。接する直前の時刻t8に、転写ローラ51に電
圧を供給している電源52は負電圧の供給から正電圧の
供給に切り換わる。このため、転写ローラ51の表面電
位は正電位となり、感光体ドラム10上の逆帯電トナー
は感光体ドラム10側にクーロン力を受けるため、感光
体ドラム10に付着したままとなる(図26(c))。
逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム10の表面は矢
印A方向の回転に伴い、正規帯電トナークリーニング器
61に接する。
【0110】正規帯電トナークリーニング器61に電圧
を供給している電源62は引き続き、負電圧を供給して
いる。このため、正規帯電トナークリーニング器61の
表面電位は感光体ドラム10に対して負電位となってお
り、感光体ドラム10上の逆帯電トナーは正規帯電トナ
ークリーニング器61側にクーロン力を受け、正規帯電
トナークリーニング器61に移動し、付着する(図26
(d))。
【0111】一方、帯電ローラ21に0V電圧を供給し
ていた電源22は、少なくとも帯電ローラの周距離一周
分以上回転する時間T4の経過した後の時刻t9におい
て、負電圧を供給するように切り換わる(図27
(a))。同様に、現像ローラ41に0Vを供給してい
た電源42、転写ローラ51に正電圧を供給していた電
源52もT4時間経過した時刻t10,t11に負電圧
を供給するように切り換わる(図27(b))。
【0112】時刻t11から時刻t12の間は、帯電ロ
ーラ21、転写ローラ51、正規帯電トナークリーニン
グ器61、逆帯電トナークリーニング器63の表面電位
は全て、負電位に設定される。このため、感光体ドラム
10は負電位に帯電するので、逆帯電トナーが付着して
いる状態の正規帯電トナークリーニング器61と感光体
ドラム10間、及び、逆帯電トナーが残存している逆帯
電トナークリーニング器63と感光体ドラム10間、及
び、逆帯電トナーが残存している帯電ローラ21と感光
体ドラム10間では放電が起こらず、摩擦帯電が起こる
状態となり逆帯電トナーが正規帯電トナーに戻る(図2
7(c))。
【0113】正規帯電に戻ったトナーは、感光体ドラム
10側にクーロン力を受けるため、感光体ドラム10に
移動し、最後には現像ローラ41に回収される。逆帯電
トナーの量によって時刻t11からt12の間の時間T
5を長くする必要がある。
【0114】また、T5期間、感光体ドラム10上に残
っていた逆帯電トナーの一部が、転写ローラ51に付着
する(図27(d))。転写ローラ51上の逆帯電トナ
ーを除去するために、時刻t12において、転写ローラ
51に電圧を供給している電源52が負電圧から正電圧
の供給に切り換わり、転写ローラ51上に付着していた
逆帯電トナーを感光体ドラム10側に移動させ、上記、
逆帯電トナーは正規帯電トナークリーニング器61に付
着する(図28(a)、(b))。時間T6は転写ロー
ラ51のローラ一周分以上である。
【0115】時刻t13にクリーニングシーケンスを終
了する。継続して印刷データがあり、印刷動作を行う場
合は、図22において、時刻t13以降は実線のような
電圧の設定となる。また、印刷動作を停止する場合は、
図22のt13以降は、点線のような電圧の設定とな
る。n枚毎のクリーニングシーケンスのnの値は、逆帯
電トナークリーニング器63上に付着堆積する逆帯電ト
ナーの量によって、変える必要がある。
【0116】〈具体例3の効果〉以上のように、具体例
3によれば、逆帯電トナークリーニング器63を追加
し、印刷中、帯電ローラ21に供給される電圧と同極性
の電圧を供給することにより、具体例1と同様にして、
摩擦帯電により、逆帯電トナーを本来の極性の帯電トナ
ーに変えることが可能となり、帯電ローラ上の逆帯電ト
ナーの付着を抑えることができる。
【0117】また、1ページ印刷後に、帯電ローラ上の
逆帯電トナーを除去し、逆帯電トナークリーニング器6
3に移動することができる。更に、逆帯電トナークリー
ニング器63上に付着堆積した逆帯電トナーはn枚印刷
毎に入るクリーニングシーケンスにより正規帯電トナー
に変え、現像ローラ41に回収することができる。
【0118】〈具体例4〉具体例3においては、nペー
ジ毎のクリーニングシーケンス時に、逆帯電トナークリ
ーニング器63上の逆帯電トナーを感光体ドラム10を
介して、一度帯電ローラ21に付着させている。これ
は、逆帯電トナーを複数のローラに分散させ、その後、
ローラと感光体ドラム10間で摩擦帯電を行い、逆帯電
トナーを正規帯電トナーに戻すという目的があった。こ
れには、クリーニング時間が長くなってしまい、印刷速
度のスループットが低下することもある。具体例4にお
いては、逆帯電トナーの発生量が少ない場合に、よりク
リーニング時間を短くする。
【0119】図29は、具体例4のnページ毎のクリー
ニングモードシーケンスを示したものである。また、図
30〜図33は、具体例4のnページ毎のクリーニング
シーケンス説明図である。これらは、上記シーケンスチ
ャート上の各時刻におけるトナーの移動と各部の電位の
関係を図解したものである。印刷の過程は、具体例3と
同じである。1ページの印刷が終了すると引き続きクリ
ーニングモードに入る。毎ページ毎のクリーニングシー
ケンスも具体例3と同じである。次にnページ毎のクリ
ーニングシーケンスに関して図29のタイムチャートに
従って説明する。
【0120】上述したように、1ページ毎のクリーニン
グシーケンスによって逆帯電トナーは逆帯電トナークリ
ーニング器63に付着堆積していく。nページ毎のクリ
ーニングシーケンスは逆帯電トナークリーニング器63
に付着堆積した逆帯電トナーを除去することを目的とす
る。nページ目の印刷が終了すると、1ページ毎のクリ
ーニングシーケンスに入らないでnページ毎のクリーニ
ングシーケンスに入る。クリーニングモードに入ると、
時刻t1で、電源52は転写ローラ51に対して正電圧
の供給から、0Vの供給に切り換わる(図30
(a))。このため、転写ローラ51の表面電位は0V
となり、感光体ドラム10は0Vに近い電位となる。
【0121】感光体ドラム10は矢印A方向に回転し、
正規帯電トナークリーニング器61に接触する。接触す
る手前の時刻t2において、電源62は正規帯電トナー
クリーニング器61に対して正電圧の供給から、負電圧
の供給に切り換わる。負電圧の電圧値は感光体ドラム1
0の表面電位に対して、十分マイナス側になる値とす
る。このため、正規帯電トナークリーニング器61の表
面は感光体ドラム10に対して負電圧となり、正規帯電
トナークリーニング器61に付着していた正規帯電トナ
ーは感光体ドラム10にクーロン力を受けて、感光体ド
ラム10側に付着する(図30(b))。
【0122】正規帯電トナーを付着させたまま、感光体
ドラム10は矢印A方向に回転し、逆帯電トナークリー
ニング器63、帯電ローラ21を通過する。逆帯電トナ
ークリーニング器63、帯電ローラ21はそれぞれ、電
源64、電源22により負電圧を供給されているため、
逆帯電トナークリーニング器63、帯電ローラ21の表
面電位は感光体ドラム10に対して十分負電圧となる。
よって、正規帯電トナーは感光体ドラム10に付着した
ままとなる(図30(c))。
【0123】感光体ドラム10は、更に矢印A方向に回
転し、現像ローラ41に接触する。現像ローラ41に電
圧を供給している電源42は感光体ドラム10よりも0
Vに近い負電圧を供給しているため、感光体ドラム10
上の正規帯電トナーは現像ローラ41側にクーロン力を
受けて、現像ローラ41に移動する(図30(d))。
即ち、正規帯電トナーは現像ローラ41に回収される。
図29のタイムチャート上の時間T1は、正規帯電トナ
ークリーニング器61に付着している正規帯電トナーの
量が多い場合は長くする必要がある。
【0124】次いで、時刻t3において、逆帯電トナー
クリーニング器63に負電圧を供給している電源64が
0Vを供給するように切り換わる(図31(a))。逆
帯電トナークリーニング器63の上流では電源62が正
規帯電トナークリーニング器61に対して、電源22が
帯電ローラ21に供給する電圧値よりも小さい電圧値の
負電圧を供給しているため、感光体ドラム10は負電圧
に帯電している。このため、電源64が逆帯電トナーク
リーニング器63に0V電圧を供給すると、逆帯電トナ
ークリーニング器63上の逆帯電トナーは感光体ドラム
10側にクーロン力を受けて、感光体ドラム10側に移
動する(図31(a))。
【0125】逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム1
0の表面は矢印A方向への回転と共に帯電ローラ21に
接触する。接する直前の時刻t4に帯電ローラ21に電
圧を供給している電源22は負電圧の供給から0Vの供
給に切り換わる。このため、感光体ドラム10上に付着
していた逆帯電トナーは、感光体ドラム10に付着した
まま、帯電ローラ21を通過する(図31(b))。
【0126】また、帯電ローラ21に付着していた逆帯
電トナーは、感光体ドラム10側にクーロン力を受ける
ため、感光体ドラム10側に移動し、付着する。
【0127】逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム1
0の表面は矢印A方向の回転に伴い、現像ローラ41に
接する。接する直前の時刻t5に、現像ローラ41に電
圧を供給している電源42は負電圧の供給から0Vの供
給に切り換わる。感光体ドラム10上の逆帯電トナーは
感光体ドラム10側にクーロン力を受けるため、感光体
ドラム10に付着したままとなる(図31(c))。
【0128】逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム1
0の表面は矢印A方向の回転に伴い、転写ローラ51に
接する。接する直前の時刻t6に、転写ローラ51に電
圧を供給している電源52は負電圧の供給から正電圧の
供給に切り換わる。このため、転写ローラ51の表面電
位は正電位となり、感光体ドラム10上の逆帯電トナー
は感光体ドラム10側にクーロン力を受けるため、感光
体ドラム10に付着したままとなる(図31(d))。
【0129】逆帯電トナーを付着させた感光体ドラム1
0の表面は矢印A方向の回転に伴い、正規帯電トナーク
リーニング器61に接する。正規帯電トナークリーニン
グ器61に電圧を供給している電源62は引き続き、負
電圧を供給している。このため、正規帯電トナークリー
ニング器61の表面電位は感光体ドラム10に対して負
電位となっており、感光体ドラム10上の逆帯電トナー
は正規帯電トナークリーニング器61側にクーロン力を
受け、正規帯電トナークリーニング器61に移動し、付
着する(図32(a))。
【0130】一方、逆帯電トナークリーニング器63に
0Vを供給していた電源64は、少なくとも逆帯電トナ
ークリーニング器63の周距離一周分以上回転する時間
T2の経過した後の時刻t7において、負電圧を供給す
るように切り換わる。
【0131】同様に、帯電ローラ21に0Vを供給して
いた電源22、現像ローラ41に0Vを供給していた電
源42、転写ローラ51に正電圧を供給していた電源5
2もT3時間経過した時刻t8,t9,t10に負電圧
を供給するように切り換わる(図32(b))。時間T
3はT2+αである。
【0132】時刻t10から時刻t11の間は、帯電ロ
ーラ21、転写ローラ51、正規帯電トナークリーニン
グ器61、逆帯電トナークリーニング器63の表面電位
は全て、負電位に設定される。このため、感光体ドラム
10は負電位に帯電するので、逆帯電トナーが付着して
いる状態の正規帯電トナークリーニング器61と感光体
ドラム10間、及び、逆帯電トナーが残存している逆帯
電トナークリーニング器63と感光体ドラム10間、及
び、逆帯電トナーが残存している帯電ローラ21と感光
体ドラム10間では放電が起こらず、摩擦帯電が起こる
状態となり逆帯電トナーが正規帯電トナーに戻る(図3
2(c)、(d)、図33(a))。
【0133】正規帯電に戻ったトナーは、感光体ドラム
10側にクーロン力を受けるため、感光体ドラム10に
移動し、最後には現像ローラ41に回収される。逆帯電
トナーの量によって時刻t10からt11の間の時間T
4を長くする必要がある。
【0134】また、T4期間、感光体ドラム10上に残
っていた逆帯電トナーの一部が、転写ローラ51に付着
する。転写ローラ51上の逆帯電トナーを除去するため
に、時刻t11において、転写ローラ51に電圧を供給
している電源52が負電圧から正電圧の供給に切り換わ
り、転写ローラ51上に付着していた逆帯電トナーを感
光体ドラム10側に移動させる(図33(b))。その
逆帯電トナーは正規帯電トナークリーニング器61に付
着する(図33(c))。時間T5は転写ローラ51の
ローラ一周分以上である。
【0135】時刻t12にクリーニングシーケンスを終
了する。継続して印刷データがあり、印刷動作を行う場
合は、図29の時刻t12以降は実線のような電圧の設
定となる。また、印刷動作を停止する場合は、図29の
t12以降は、点線のような電圧の設定となる。n枚毎
のクリーニングシーケンスのnの値は、逆帯電トナーク
リーニング器63上に付着堆積する逆帯電トナーの量に
よって、変える必要がある。
【0136】〈具体例4の効果〉具体例4は具体例3と
比較して、逆帯電トナー量が少ない場合、nページ毎の
クリーニングシーケンスを短くすることが可能となる。
このため、印刷速度のスループットを速くすることが可
能となる。
【0137】〈具体例5〉上記のように、印刷動作中に
帯電ローラ上に蓄積する逆帯電トナーの量は、最終的に
飽和に達する。この飽和現象は、現像部40において、
摩擦帯電によって正規帯電トナーを帯電させる際わずか
に発生した逆帯電トナーが感光体ドラム10に移行する
量と、帯電ローラ21に付着した逆帯電トナーが感光体
ドラム10との摩擦接触によって、本来の正規帯電トナ
ーに戻る量とのバランスによって生じる。
【0138】ところが、摩擦帯電によって発生する逆帯
電トナーの量は、環境温度や湿度等によって変動するた
め、この飽和値自体も変動する。このため、帯電ローラ
による感光体ドラムの帯電電位が不安定になる。そこ
で、上記のような構成を採用し、印刷動作時やクリーニ
ング動作時に帯電ローラから逆帯電トナーを除去するよ
うにしている。ここで、上記の正規帯電トナークリーニ
ング器61や逆帯電トナークリーニング器63のクリー
ニング機能を高める例をここで説明する。
【0139】図34には、具体例5の装置の印刷機構断
面図を示す。この機構の大部分は、図1に示した具体例
1の装置と同様である。ここで、正規帯電トナークリー
ニング器61Aと逆帯電トナークリーニング器63A
が、それぞれ導電性スポンジブロックにより構成されて
いる。この導電性スポンジブロックは高発泡のゴム等に
より構成され、感光体ドラム10の周面に接触し、スリ
ップする構成になっている。これによって、感光体ドラ
ム10の外周面に付着した正規帯電トナーや逆帯電トナ
ーを電気的機械的に剥ぎ取る機能を持つ。
【0140】例えば、ここで帯電ローラ21に−130
0Vを与え、帯電後の感光体ドラム10の表面電位を−
750Vとする。また、露光部30で感光体ドラムの光
照射部分を−50Vに露光し、静電潜像を形成する。現
像部40の現像電圧は−200V〜−400V程度と
し、正規帯電トナーは−50Vに露光した感光体ドラム
10の光照射部分上に吸着される。一方、感光体ドラム
10の光照射部分以外の部分は−750Vに帯電してい
るため、正規帯電トナーは吸着されない。これに対し
て、現像部にある少量の逆帯電トナーが感光体ドラム1
0の光照射部分以外の部分に吸着される。転写部50に
おいて、転写ローラ51には、+1KV〜+4KV程度
の転写電圧が印加される。従って、用紙上には正規帯電
トナーのみが転写される。
【0141】正規帯電トナークリーニング器61Aに
は、+200V〜+500V程度の電圧が与えられてお
り、転写部50を通過後、感光体ドラム10上に残った
正規帯電トナーを吸着する。また、逆帯電トナークリー
ニング器63Aには、−800V〜−1300Vの電圧
が加えられ、感光体ドラム10上の逆帯電トナーを吸着
する。なお、正規帯電トナークリーニング器61Aの表
面電位は、バイアス電圧と、付着している正規帯電トナ
ーにより発生するマイナス電位とを加えた値になる。従
って、正規帯電トナークリーニング器61Aに正規帯電
トナーが付着し蓄積していくと、その表面電位は次第に
低下する。このため、正規帯電トナークリーニング器6
1Aの吸着能力は時間の経過とともに低下し、最終的に
は正規帯電トナーを剥ぎ取る能力がなくなる。
【0142】転写ローラ51を通過した後の静電潜像部
の感光体ドラム表面電位は+100Vである。従って、
正規帯電トナークリーニング器61Aのバイアス電圧を
400Vに設定したとき、−300V相当の正規帯電ト
ナーが付着すると、正規帯電トナーの吸着能力がなくな
る。ここで、既に説明したような要領で、クリーニング
動作中に正規帯電トナーを感光体ドラム10を通じて現
像部40に回収する処理を実行する。この具体例のよう
な導電性スポンジブロックを使用した場合、印刷枚数約
20枚毎に正規帯電トナーを感光体ドラム上に放出する
処理を行えば、印刷品質の低下が防止できる。
【0143】一方、逆帯電トナークリーニング器63A
に回収された逆帯電トナーは、本来、マイナスに帯電す
る性質を持っているため、感光体ドラム10と常に擦れ
合っている状態で摩擦帯電され、わずかずつ正規帯電ト
ナーに戻り、自動的に現像部40に回収される。この場
合、逆帯電トナーが正規帯電トナーに戻る際の速度が非
常に遅いことから、感光体ドラム10に付着して移動す
る量も少なく、露光の際の障害にはならない。
【0144】〈具体例5の効果〉これまでの具体例と比
較すると、導電性スポンジブロックと感光体ドラム10
とが効果的に擦れ合うことから、摩擦帯電による逆帯電
トナーの回収が促進されるという効果がある。
【0145】〈具体例6〉具体例5では、クリーニング
部に導電性スポンジブロックを用いたが、具体例6では
これをローラにする。図35には、具体例6の装置の印
刷機構断面図を示す。図の装置の大部分は、図34に示
した装置と同一である。この正規帯電トナークリーニン
グ器61Bと逆帯電トナークリーニング器63Bとが、
それぞれ導電性スポンジローラにより構成されていると
ころが異なる。このようにスポンジローラを使用する
と、回転によりローラ周面全体にトナーが吸着するた
め、体積当たりのトナー吸着面積が増大し、装置自体を
コンパクト化できる。
【0146】更に、スポンジローラであるから、感光体
ドラム10と接触しながらその相対速度差を適当に調整
して、摩擦帯電効果やトナーの機械的掻き取り力効果を
高めることができる。なお、スポンジ部分の磨耗が大き
い場合には、感光体ドラムとの相対速度差を小さくして
磨耗を防止することもできる。
【0147】逆に、感光体ドラム10からトナーを掻き
取る力を大きくしたい場合には、図35の破線の枠X内
に示したように、感光体ドラムと接触する部分で、その
周面が互いに逆方向に回るように、感光体ドラムとスポ
ンジローラの回転方向を定めればよい。こうして、相対
速度差を大きくして、摩擦帯電効果等も高めることがで
きる。なお、正規帯電トナークリーニング器61Bと逆
帯電トナークリーニング器63Bのいずれか一方のみを
導電性スポンジローラにしたり、あるいはいずれか一方
のみを回転方向を逆にするといった方法を採用すること
ができる。上記具体例5や具体例6の構成を用いて、具
体例1〜4のクリーニング動作等を実行するようにして
もよい。
【0148】また、上記の各具体例では、印刷動作終了
後の非印刷動作中にクリーニング動作を行う場合を挙げ
たが、電子写真記録装置の電源投入後、定着部のウオー
ムアップ中等の非印刷動作中にクリーニング動作を行う
ようにしてもよい。また、上記の各具体例では、帯電部
の電源が帯電ローラに負電圧を印加し、感光体ドラムを
帯電させて電子写真記録プロセスを実現するように構成
しているが、帯電部の電源が帯電ローラに正電圧を印加
するようにしてもよい。この場合、正規帯電トナーは正
帯電型となり、各電源の印加電圧が逆極性になることは
言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子写真記録装置の印刷機構断面
図である。
【図2】印刷機構の基本的な動作説明図(その1)であ
る。
【図3】印刷機構の基本的な動作説明図(その2)であ
る。
【図4】具体例1の1ページ毎のクリーニングシーケン
スチャートである。
【図5】具体例1の1ページ毎のクリーニングシーケン
ス説明図(その1)である。
【図6】具体例1の1ページ毎のクリーニングシーケン
ス説明図(その2)である。
【図7】具体例1の1ページ毎のクリーニングシーケン
ス説明図(その3)である。
【図8】具体例1のnページ毎のクリーニングシーケン
スチャートである。
【図9】具体例1のnページ毎のクリーニングシーケン
ス説明図(その1)である。
【図10】具体例1のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その2)である。
【図11】具体例1のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その3)である。
【図12】具体例1のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その4)である。
【図13】具体例1のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その5)である。
【図14】具体例1のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その6)である。
【図15】具体例2の1ページ毎のクリーニングシーケ
ンスチャートである。
【図16】具体例2の1ページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その1)である。
【図17】具体例2の1ページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その2)である。
【図18】具体例3の1ページ毎のクリーニングシーケ
ンスチャートである。
【図19】具体例3の1ページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その1)である。
【図20】具体例3の1ページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その2)である。
【図21】具体例3の1ページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その3)である。
【図22】具体例3のnページ毎のクリーニングシーケ
ンスチャートである。
【図23】具体例3のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その1)である。
【図24】具体例3のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その2)である。
【図25】具体例3のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その3)である。
【図26】具体例3のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その4)である。
【図27】具体例3のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その5)である。
【図28】具体例3のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その6)である。
【図29】具体例4のnページ毎のクリーニングシーケ
ンスチャートである。
【図30】具体例4のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その1)である。
【図31】具体例4のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その2)である。
【図32】具体例4のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その3)である。
【図33】具体例4のnページ毎のクリーニングシーケ
ンス説明図(その4)である。
【図34】具体例5の装置の印刷機構断面図である。
【図35】具体例6の装置の印刷機構断面図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 20 帯電部 21 帯電ローラ 22,42,52,62,64 電源 30 露光部 40 現像部 41 現像ローラ 50 転写部 51 転写ローラ 60 クリーニング部 61 正規帯電トナークリーニング器 63 逆帯電トナークリーニング器

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムと、前記感光体ドラムを所
    定の電位に帯電する帯電部と、前記帯電部により帯電さ
    れた感光体ドラムを露光して静電潜像を形成する露光部
    と、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像部
    と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写部と、前記
    感光体ドラムに残留したトナーを除去するクリーニング
    部とを備えた電子写真記録装置において、 前記クリーニング部は、 少なくとも二つのトナークリーニング器を有し、各々に
    異なる電圧を印加することを特徴とする電子写真記録装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子写真記録装置にお
    いて、 クリーニング部は、 現像部で正規の極性に帯電して感光体ドラム上に付着
    し、転写部で前記記録媒体に転写されずに前記感光体ド
    ラムに残留している正規帯電トナーを、感光体ドラムか
    ら回収する正規帯電トナークリーニング器と、 前記正規帯電トナーとは逆の極性に帯電して前記感光体
    ドラム上に付着している逆帯電トナーを、感光体ドラム
    上から回収する逆帯電トナークリーニング器を備えたこ
    とを特徴とする電子写真記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、 帯電部は、感光体ドラムに電気的に接し、かつ、印刷動
    作中に、前記感光体ドラムを所定の電位に帯電させるた
    めの電位に保持された帯電器を備え、 逆帯電トナークリーニング器は、正規帯電トナークリー
    ニング器よりも前記帯電器に近い側に配置されたことを
    特徴とする電子写真記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の装置において、 印刷動作中に、 正規帯電トナークリーニング器は感光体ドラム上の順帯
    電トナーが引き付けられる電位となるように電圧を印加
    し、逆帯電トナークリーニング器は感光体ドラム上の逆
    帯電トナーが引き付けられる電位となるように電圧を印
    加することを特徴とする電子写真記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の装置において、 逆帯電トナークリーニング器を、帯電器と同極性の電位
    に保持することを特徴とする電子写真記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の装置において、 逆帯電トナークリーニング器は、感光体ドラムに接触し
    て感光体ドラムとの接点で周速差によるスリップを生じ
    させながら回転するローラから成り、 この逆帯電トナークリーニング器は、感光体ドラムから
    回収した逆帯電トナーを、前記感光体ドラムとの接点で
    摩擦帯電させて正規帯電トナーとすることを特徴とする
    電子写真記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の装置において、 現像部は、感光体ドラムに電気的に接して静電潜像の現
    像を行う現像器を備え、 転写部は、感光体ドラムに電気的に接してトナー像の転
    写を行う転写器を備え、 クリーニング動作中に、 帯電部は所定のタイミングで、帯電器を、この帯電器上
    の逆帯電トナーがクーロン力により感光体ドラム側に移
    動する電位に保持し、 前記現像部は、感光体ドラム上に付着した前記逆帯電ト
    ナーが感光体ドラムの回転に伴って現像部に達したと
    き、その逆帯電トナーが感光体ドラムに付着したまま現
    像器を通過する電位に前記現像器を保持し、 前記転写部は、感光体ドラム上に付着した前記逆帯電ト
    ナーが感光体ドラムの回転に伴って転写部に達したと
    き、その逆帯電トナーが感光体ドラムに付着したまま転
    写器を通過する電位に前記転写器を保持し、 クリーニング部は、 感光体ドラム上に付着した前記逆帯電トナーが感光体ド
    ラムの回転に伴って前記正規帯電トナークリーニング器
    に達したとき、前記正規帯電トナークリーニング器を、
    前記感光体ドラムの前記逆帯電トナーが前記感光体ドラ
    ムに付着したまま前記正規帯電トナークリーニング器を
    通過する電位に保持し、 前記正規帯電トナークリーニング器を通過した前記感光
    体ドラムの前記逆帯電トナーが前記逆帯電トナークリー
    ニング器に達したとき、前記逆帯電トナークリーニング
    器を、前記感光体ドラムの前記逆帯電トナーが前記逆帯
    電トナークリーニング器に回収される電位に保持するこ
    とを特徴とする電子写真記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の装置において、 現像部は、感光体ドラムに電気的に接して静電潜像の現
    像を行う現像器を備え、 転写部は、感光体ドラムに電気的に接してトナー像の転
    写を行う転写器を備え、 クリーニング動作中に、 正規帯電トナークリーニング器は、転写器により所定の
    電位に帯電された感光体ドラム側へ、正規帯電トナーク
    リーニング器に回収された正規帯電トナーが、クーロン
    力により移動する電位に保持し、 逆帯電トナークリーニング器は、正規帯電トナークリー
    ニング器から前記感光体ドラムに移動した前記正規帯電
    トナーが逆帯電トナークリーニング器に達したとき、前
    記感光体ドラムの前記正規帯電トナーが前記感光体ドラ
    ムに付着したまま逆帯電トナークリーニング器を通過す
    る電位に保持し、 帯電部は、正規帯電トナークリーニング器から前記感光
    体ドラムに移動した前記正規帯電トナーが帯電部に達し
    たとき、前記感光体ドラムの前記正規帯電トナーが前記
    感光体ドラムに付着したまま帯電部を通過する電位に保
    持し、 前記現像部は、正規帯電トナークリーニング器から前記
    感光体ドラムに移動した前記正規帯電トナーが現像部に
    達したとき、前記感光体ドラムの前記正規帯電トナーが
    クーロン力により現像部へ回収される電位に保持するこ
    とを特徴とする電子写真記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の装置において、 現像部は、感光体ドラムに電気的に接して静電潜像の現
    像を行う現像器を備え、 転写部は、感光体ドラムに電気的に接してトナー像の転
    写を行う転写器を備え、 クリーニング動作中に、 逆帯電トナークリーニング器は、転写器により所定の電
    位に帯電された感光体ドラム側へ、逆帯電トナークリー
    ニング器に回収された逆帯電トナーが、クーロン力によ
    り移動する電位に保持し、 帯電部は、逆帯電トナークリーニング器から前記感光体
    ドラムに移動した前記逆帯電トナーが帯電部に達したと
    き、前記感光体ドラムの前記逆帯電トナーがクーロン力
    により帯電部に移動する電位に保持し、 次のタイミングで前記逆帯電トナークリーニング器は、
    前記帯電器と同電位に切り換えて保持し、 前記帯電器は、感光体ドラムから回収した逆帯電トナー
    を、感光体ドラムとの接点で周速差によるスリップを生
    じさせながら摩擦帯電させて正規帯電トナーにして、感
    光体ドラム側に移動させ、 前記現像部は、帯電器で前記感光体ドラムに移動した前
    記正規帯電トナーが現像部に達したとき、前記感光体ド
    ラムの前記正規帯電トナーがクーロン力により現像部へ
    回収される電位に保持することを特徴とする電子写真記
    録装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の装置において、 現像部は、感光体ドラムに電気的に接して静電潜像の現
    像を行う現像器を備え、 転写部は、感光体ドラムに電気的に接してトナー像の転
    写を行う転写器を備え、 1ページ分の印刷動作直後に行うクリーニング動作中
    に、 逆帯電トナーを帯電部から感光体ドラムを通じて逆帯電
    トナークリーニング器に回収し、 複数ページ分の印刷動作直後に行うクリーニング動作中
    に、 逆帯電トナーを帯電部から感光体ドラムを通じて逆帯電
    トナークリーニング器に回収するとともに、クリーニン
    グ部中の正規帯電トナーを現像部に回収し、クリーニン
    グ部の逆帯電トナーを摩擦帯電により正規帯電トナーに
    して現像部へ回収することを特徴とする電子写真記録装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の装置において、 クリーニング動作中に、 所定のタイミングで正規帯電トナークリーニング器は、
    逆帯電トナークリーニング器と同電位に切り換えて、感
    光体ドラム上の逆帯電トナーをクーロン力により正規帯
    電トナークリーニング器側に回収し、その後再び電位を
    切り換えて、前記逆帯電トナーをクーロン力により感光
    体ドラム側に移動させて、 前記逆帯電トナークリーニング器は、感光体ドラムに移
    動した前記逆帯電トナーが逆帯電トナークリーニング器
    に達したとき、前記感光体ドラムの前記逆帯電トナーが
    クーロン力により逆帯電トナークリーニング器側へ回収
    される電位に保持することを特徴とする電子写真記録装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の装置において、 現像部は、感光体ドラムに電気的に接して静電潜像の現
    像を行う現像器を備え、 転写部は、感光体ドラムに電気的に接してトナー像の転
    写を行う転写器を備え、 クリーニング動作中に、 所定のタイミングで正規帯電トナークリーニング器は、
    逆帯電トナークリーニング器と同電位に切り換えて、感
    光体ドラムを帯電し、 前記逆帯電トナークリーニング器は、逆帯電トナークリ
    ーニング器上の逆帯電トナーを、感光体ドラムとの接点
    で周速差によるスリップを生じさせながら摩擦帯電させ
    て正規帯電トナーにして、感光体ドラム側に移動させ、 前記現像部は、帯電器で前記感光体ドラムに移動した前
    記正規帯電トナーが現像部に達したとき、前記感光体ド
    ラムの前記正規帯電トナーがクーロン力により現像部へ
    回収される電位に保持することを特徴とする電子写真記
    録装置。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の装置において、 クリーニング動作中に、 正規帯電トナークリーニング器と、逆帯電トナークリー
    ニング器と、帯電器とを、共に転写部で帯電された感光
    体ドラムと同極性に保持して、正規帯電トナークリーニ
    ング器と、逆帯電トナークリーニング器と、帯電器中の
    逆帯電トナーを感光体ドラムとの接点で周速差によるス
    リップを生じさせながら摩擦帯電させて正規帯電トナー
    にして、感光体ドラム側に移動させ、 現像部は、帯電器で前記感光体ドラムに移動した前記正
    規帯電トナーが現像部に達したとき、前記感光体ドラム
    の前記正規帯電トナーがクーロン力により現像部へ回収
    される電位に保持することを特徴とする電子写真記録装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の装置において、 転写部は、所定のタイミングで、転写部中の逆帯電トナ
    ーがクーロン力により感光体ドラム側に移動するように
    電位を切り換えて、 正規帯電トナークリーニング器を、こうして転写部で感
    光体ドラム側に移動した逆帯電トナーをクリーニング動
    作終了前に、クーロン力により回収する電位に保持する
    ことを特徴とする電子写真記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項1から14のうちのいずれかに
    記載の装置において、 正規帯電トナークリーニング器と逆帯電トナークリーニ
    ング器とを、導電性スポンジブロックにより構成したこ
    とを特徴とする電子写真記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項1から14のうちのいずれかに
    記載の装置において、 正規帯電トナークリーニング器と逆帯電トナークリーニ
    ング器とを、導電性スポンジローラにより構成したこと
    を特徴とする電子写真記録装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の装置において、 いずれかの導電性スポンジローラの周面が感光体ドラム
    の周面と逆方向に回るように導電性スポンジローラを回
    転させることを特徴とする電子写真記録装置。
JP10128245A 1998-04-22 1998-04-22 電子写真記録装置 Pending JPH11305624A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7295796B1 (en) 2002-08-30 2007-11-13 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having a temporary toner holding device and a toner collecting device
US9081346B2 (en) 2012-03-14 2015-07-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US9201377B2 (en) 2012-07-31 2015-12-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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