JPH09292809A - 画像形成装置用のクリーニング装置 - Google Patents

画像形成装置用のクリーニング装置

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JPH09292809A
JPH09292809A JP14324596A JP14324596A JPH09292809A JP H09292809 A JPH09292809 A JP H09292809A JP 14324596 A JP14324596 A JP 14324596A JP 14324596 A JP14324596 A JP 14324596A JP H09292809 A JPH09292809 A JP H09292809A
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JP
Japan
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roll
elastic roll
elastic
recovery
image forming
Prior art date
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Application number
JP14324596A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sato
昌宏 佐藤
Yasuhiro Ogasawara
康裕 小笠原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、潜像担持体1へのトナーの
固着を長期に渡って防止することができる画像形成装置
用のクリーニング装置の開発にある。 【解決手段】 本発明は、トナー像が形成される潜像担
持体1に当接して配置された弾性ロール7bを有する画
像形成装置用のクリーニング装置において、弾性ロール
7bに圧接して且つ回転可能に配置された回収ロール7
cを有する画像形成装置用のクリーニング装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザプ
リンタ等の画像形成装置に用いられるクリーニング装置
に係り、詳しくは、トナー像が形成される潜像担持体を
クリーニングするクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置は、例え
ば、回転可能に配設された感光体ドラムと、感光体ドラ
ムに対向して配置され、帯電電圧が印加される帯電手段
と、感光体ドラムを画像情報に応じて露光するレーザ露
光手段と、感光体ドラムに対向して配置され且つ現像剤
を保持する現像ロールを有すると共に当該現像ロールに
現像電圧が印加される現像手段と、感光体ドラムに対向
して配置され、転写電圧が印加される転写手段と、記録
シートを加熱加圧する定着手段とを有する。
【0003】そして、上記画像形成装置は、感光体ドラ
ムを回転させた状態で、帯電手段に帯電電圧を印加する
ことで感光体ドラムの周面を一様な電位に帯電し、レー
ザ露光手段を画像情報に応じて露光させることで感光体
ドラムの周面に静電潜像を形成し、現像ロールに現像電
圧を印加することで当該静電潜像を現像してトナー像を
形成し、転写手段と感光体ドラムとの間に記録シートを
搬入すると共に当該転写手段に転写電圧を印加すること
で上記トナー像を記録シート上に転写し、更に、定着手
段で当該記録シートを加熱加圧することで、記録シート
上に画像を形成する。
【0004】ところで、上記画像形成装置では、上記画
像形成工程を繰り返すことで多数の記録シート上に画像
を形成することができるようになっている。しかしなが
ら、上記画像形成装置では、画像形成工程を繰り返す内
に、上記感光体ドラムの周面にトナーやその外添剤等の
汚れが固着してしまう。そして、上記画像形成装置で
は、当該汚れが固着した感光体ドラムの部位は、レーザ
露光手段の露光光が散乱するため所定の電位に制御する
ことができなくなり、例えば、当該部位が画像部である
ならば当該画像に白抜けが発生してしまう。
【0005】そこで、特開平2−12288号公報に
は、感光体ドラムに圧接して且つ回転可能に配置された
弾性ロールを有するクリーニング装置が開示されてい
る。そして、上記クリーニング装置では、当該弾性ロー
ルで感光体ドラムから汚れを取り除くようになってい
る。
【0006】しかしながら、上記公報の技術では、上記
弾性ロールにクリーニング装置のハウジングを圧接させ
ることで、当該弾性ロールから汚れを回収している。つ
まり、上記公報のクリーニング装置において弾性ロール
は、回転することでハウジングとの当接部位で圧縮変形
されられた後、ハウジングと離間して急激に復元する際
に弾性ロールの表面に付着した汚れを飛散し、それによ
って汚れを回収するようになっている。
【0007】その為、上記公報の技術では、比較的短い
期間の内にハウジングと弾性ロールとの間に汚れが溜ま
ってしまってその汚れが弾性ロールに再付着してしま
い、つまり比較的短い期間の内に弾性ロールの表面が汚
れたままになってしまうため、その弾性ロールを感光体
ドラムに当接させても感光体ドラムをクリーニングする
ことができなくなってしまう。その結果、上記公報の技
術では、比較的短い期間の内に感光体ドラムにトナー等
の汚れが固着することになり、画像に白抜けが発生する
ようになってしまう。
【0008】また、上記公報の技術では、弾性ロールに
ハウジングを圧接することで当該弾性ロールを圧縮変形
しているので、当該圧縮変形する際に弾性ロールとハウ
ジングとが擦れて弾性ロールにその回転方向とは逆方向
の大きな力が作用する。その結果、上記公報の技術で
は、弾性ロールを回転駆動するために使用している駆動
手段の駆動トルクが非常に大きくなってしまったり、弾
性ロールがその半径方向に伸びて破損したりしてしま
う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、潜像担持体へのトナーの固着を長期に渡って防止す
ることができる画像形成装置用のクリーニング装置を開
発することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ト
ナー像が形成される潜像担持体に当接して配置された弾
性ロールを有する画像形成装置用のクリーニング装置に
おいて、弾性ロールに圧接して且つ回転可能に配置され
た回収ロールを有する画像形成装置用のクリーニング装
置である。
【0011】本発明において、上記弾性ロールは、潜像
担持体に圧接して配置されることで、当該潜像担持体の
汚れを取り除くことができるものであればよく、例え
ば、金属性のシャフトの周囲に弾性材料を巻き付けて形
成すればよい。
【0012】上記弾性材料としては、圧力により弾性変
形するものであればよく、例えば、ウレタンゴム、シリ
コンゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ブタ
ジエンスチレンゴム(SBR)、ブタジエンアククロニ
トリルゴム(NBR)等がある。なお、当該弾性材料は
導電性であっても絶縁性であってもよい。
【0013】また、上記弾性材料は、好ましくは、発泡
させた状態に形成するとよい。それにより弾性ロールの
周面がざらざらになって潜像担持体に付着したタルクを
取り除くことができ、ひいては潜像担持体のフィルミン
グの発生を防止することができる。更に、好ましくは、
弾性ロールを発泡させた場合には、潜像担持体の線速度
に対する弾性ロールの線速度の速度比を1〜2倍に設定
すると、当該弾性ロールで効率良くタルクを取り除くこ
とが可能となる。
【0014】上記回収ロールは、少なくとも上記弾性ロ
ールに圧接された際に当該弾性ロールを圧縮変形させる
と共に、回転可能に配置されたものであればよく、例え
ば、ステンレスやアルミニウム等の金属や硬質プラスチ
ックをロール状に形成すればよい。なお、当該回収ロー
ルは導電性であっても絶縁性であってもよい。
【0015】そして、本発明のクリーニング装置では、
回転可能な回収ロールを弾性ロールに圧接することで、
当該回収ロールとの圧接部位で弾性ロールを圧縮変形
し、その後弾性ロールを回収ロールから離間させる際に
急激に復元させることができるので、弾性ロールから汚
れを回収することができる。
【0016】また、本発明のクリーニング装置では、弾
性ロールの回転に従動して回収ロールが回転するので、
弾性ロールと回収ロールとの間に汚れが溜まることはな
く、ひいては弾性ロールに汚れが再付着することはな
い。
【0017】更に、本発明のクリーニング装置では、弾
性ロールの回転に従動して回収ロールが回転するので、
弾性ロールと回収ロールとが擦れることはなく、弾性ロ
ールを圧縮変形する際に当該弾性ロールにその回転方向
とは逆方向の大きな力が作用することはない。
【0018】ところで、上記回収ロールは、好ましく
は、円筒形状に形成するとよい。これにより、回収ロー
ルが回転しても回収ロールと弾性ロールとの圧接状態が
安定し、つまり回収ロールが回転しても弾性ロール及び
潜像担持体に振動が生じることはなく、ひいては弾性ロ
ール及び潜像担持体を安定して回転させることができ
る。
【0019】また、上記回収ロールと弾性ロールとは、
好ましくは、下記に示す2つの条件の範囲内で互いに圧
接すると、回収ロールの振動や弾性ロールの回転負荷の
増大を抑えつつ、弾性ロールから汚れを効率良く且つ確
実に回収することができる。そして、第一の条件は、弾
性ロールの外径をD[mm]とし、弾性ロールと回収ロ
ールとのニップ幅をL[mm]とした場合に、L<0.
4Dが成立するように弾性ロールと回収ロールとを圧接
させるとよい。これにより、回転可能な回収ロールを弾
性ロールに圧接することで、当該回収ロールとの圧接部
位で弾性ロールを圧縮変形し、その後弾性ロールを回収
ロールから離間させる際に十分に効果的に(急激に)復
元させることができるがために、弾性ロールから汚れを
効率良く且つ確実に回収することが可能となるものと思
われる。また、第二の条件は、回収ロールの外径をd
[mm]とし、弾性ロールと回収ロールとのニップ深さ
をX[mm]とした場合に、X<0.5dが成立するよ
うに弾性ロールと回収ロールとを圧接させるとよい。こ
れにより、当該回収ロールは、その軸方向の長さがその
径よりも格段に大きいにもかかわらず、振動することが
なくなり、しかも、弾性ロールの回転負荷の増大を抑え
ることができる。
【0020】なお、これらの説明において、ニップと
は、弾性ロールと回収ロールとを所定の間隔で配置し、
且つ、これらのロールに変形が生じていないとみなした
場合に想定される弾性ロールと回収ロールとの空間上の
重なり部分を意味し、ひいては、ニップ幅とは、これら
ロールの回転軸に垂直な断面において想定される上記重
なり部分の回転方向の長さを意味し、また、ニップ深さ
とは、上記重なり部分の当該回転方向とは垂直な方向の
長さを意味する。そして、具体的には、弾性ロールの回
転軸と回収ロールの回転軸との距離をwとした場合、ニ
ップ深さは、 X=D+d−w でもとめられ、且つ、ニップ幅は、
【0021】
【数1】
【0022】で求められる。
【0023】更に、上記回収ロールは、好ましくは、弾
性ロールの回転軸及び潜像担持体の回転軸を含む平面内
に上記回収ロールの回転軸を配設するか、あるいは、当
該位置よりも弾性ロールの回転方向下流側において上記
回収ロールの回転軸を配設すると、弾性ロールからその
軸方向全幅に亘って汚れを効率良く且つ確実に回収する
ことができる。これは、弾性ロールが、潜像担持体との
圧接によりその軸方向において若干湾曲しても(具体的
には、軸方向中央部分が離間する方向に逃げるように湾
曲しても)、当該回収ロールとの圧接部位で弾性ロール
を圧縮変形し、その後弾性ロールを回収ロールから離間
させる際に十分に効果的に(急激に)復元させることが
できることが可能となるからであると思われる。
【0024】
【発明の実施の形態】図面を参照しながら本発明の実施
の形態を説明する。
【0025】実施形態1 図1及び図2に、本発明を適用した画像形成装置の要部
を示す。上記画像形成装置は、直径84mmの有機感光
体ドラム1と、その周囲に配設された一様帯電用スコロ
トロン2と、レーザ露光手段3と、感光体ドラム1に対
向して配置された現像ロール4aを有する現像手段4
と、転写コロトロン5と、剥離コロトロン6と、クリー
ニング手段7と、定着手段8とを有する。また、上記有
機感光体ドラム1はドラム駆動手段9により回転駆動さ
れる。なお、現像手段4に使用されているトナーの平均
粒径は9μmである。
【0026】そして、上記画像形成装置では、有機感光
体ドラム1を300mm/sのプロセススピードで所定
の方向(図1内の矢線B方向)に回転させた状態で、一
様帯電用スコロトロン2に電圧を印加して感光体ドラム
1を−750Vに一様に帯電し、レーザ露光手段3によ
り画像情報に応じて露光して−100Vの潜像を形成
し、現像ロール4aを回転させると共に当該現像ロール
4aに−550Vの現像DCバイアスを印加することで
上記潜像を現像してトナー像を形成し、更に、上記転写
コロトロン5に電圧を印加することで上記トナー像を記
録シートP上に転写する。更に、上記画像形成装置で
は、感光体ドラム1と記録シートPとが吸着しないよう
に剥離コロトロン6を作動させた後、記録シートPには
定着手段8により加熱加圧されることで画像が形成さ
れ、感光体ドラム1にはクリーニング手段7により残留
トナー等が除去される。
【0027】そして、本実施の形態では、上記クリーニ
ング手段7として、感光体ドラム1に圧接して固定して
配置された定変位型ブレード7aと、当該ブレード7a
よりも感光体ドラムの回転方向上流側に当接するように
配設された弾性ロール7bと、当該弾性ロール7bに圧
接して且つ回転可能に配置された回収ロール7cと、こ
れらを保持するハウジング7dと、当該ハウジング7d
とは別体に構成された図示外の回収容器と、上記ハウジ
ング7dの下部から回収容器まで回収したトナー等を搬
送する搬送部材7eと、上記弾性ロール7bを回転駆動
する弾性ロール駆動モータ10とからなる。なお、上記
定変位型ブレード7aは、金属支持部材7fを介してハ
ウジング7dに固定されているため、その先端部分の位
置が経時的に変化し難くなっている。
【0028】上記定変位型ブレード7aは、硬度70H
sのポリウレタンゴム製のブレードであり、その感光体
ドラム1への押しつけ圧力は2g/mmに設定されてい
る。
【0029】上記弾性ロール7bは、アルミニウム製の
金属シャフトの周囲に発泡させたウレタンゴムを巻き付
けた構造であり、硬度40°に形成されている。また、
当該弾性ロール7bの感光体ドラム1へのニップ深さは
1mmになっており、その時に感光体ドラム1の回転軸
方向の単位長さ当たりに発生している圧力は1g/mm
である。なお、当該ニップ深さの値は、感光体ドラム1
の半径と弾性ロール7bの半径との和からそれらの中心
間距離を引いて求まる値であり、上記圧力が0.3〜
1.5g/mmになるように設定するとよい。
【0030】上記回収ロール7cは、ステンレスを円筒
形状に形成したものであり、その両端がベアリングを介
してハウジング7dに保持されている。そして、上記回
収ロール7cは円筒形状に形成されているので、それが
回転しても弾性ロール7bとの圧接状態は変化すること
なく、弾性ロール7bや感光体ドラム1に振動を生じさ
せることはない。
【0031】そして、本実施の形態では、先ず、上記弾
性ロール7bとしてその外径が18mmあるいは10m
mのものを使用すると共に、上記回収ロール7cとして
その外径が10mm,5mmあるいは4mmのものを使
用した上で、それらのニップ状態を適宜変更し、各設定
において、5万枚の画像を上記画像形成装置で形成させ
た。なお、上記弾性ロール7bの線速度は感光体ドラム
1の線速度の1.2倍になるように設定され、且つ、回
収ロール7cは、弾性ロール7bの回転軸及び感光体ド
ラム1の回転軸を含む平面内となる位置で弾性ロール7
bに圧接されている。
【0032】その結果、図3及び図4に示すように、弾
性ロール7bの外径をD[mm]とし、弾性ロール7b
と回収ロール7cとのニップ幅をL[mm]とした場合
に、L<0.4Dが成立するように、且つ、回収ロール
7cの外径をd[mm]とし、弾性ロール7bと回収ロ
ール7cとのニップ深さをX[mm]とした場合に、X
<0.5dが成立するように、弾性ロール7bと回収ロ
ール7cとを圧接させた場合には、5万枚の画像を形成
した後でも、感光体ドラム1にトナーやタルク等が固着
することはなく、画像に白抜けが生じたり、像流れが生
じたりすることはなかった。
【0033】また、上記条件における画像形成装置で
は、弾性ロール7bを上記線速度で回転させるために、
弾性ロール駆動モータ10を0.1kgf・cmの回転
トルクで回転させるだけでよく、画像形成中に回収ロー
ル7cが振動することもなく、更には、5万枚の画像を
形成した後でも弾性ロール7bが破損することもなかっ
た。
【0034】なお、図5に示すように、弾性ロール7b
は本来真円形状をしているが、回収ロール7cが圧接さ
れることにより図5の実線に示すように変形する。そし
て、上記状態において、弾性ロール7bは、回転するこ
とにより回収ロール7cとの当接部位で圧縮変形されら
れた後(図5のA枠からB枠への移動)、回収ロール7
cと離間して急激に復元する際に(図5のB枠からC枠
への移動)弾性ロール7bの表面に付着したトナー等の
汚れを飛散することができるみものと思われる。また、
回収ロール7cが回転可能であるので、回収ロール7c
と弾性ロール7bとの圧接位置に上記汚れが堆積するこ
とはない。
【0035】他方、L>0.4Dである場合には、開始
当初においては問題となるようなことは無かったが、1
0,000枚程度の画像形成後には感光体ドラム1にト
ナー等が再付着してしまい、それにより画像抜け等の問
題が発生してしまった。これは、回収ロール7cにより
弾性ロール7bを十分に圧縮させ且つ十分に急激に復元
させることができず、弾性ロール7b上にトナー等が残
留したために生じたものと思われる。
【0036】また、X≧0.5dである場合には、画像
形成を開始すると、回収ロール7cが振動をしてしま
い、ひいては感光体ドラム1も振動してしまい、画像が
乱れてしまった。これは、Xの値が0.5dを越える場
合には、回収ロール7cの回転中心自体が弾性ロール7
bの外径の内側に入ってしまうためであると思われる。
また、この場合には、弾性ロール駆動モータ10の回転
トルクも格段に高くしなければならなかった。
【0037】次に、本実施の形態では、D=18mm,
d=5mm,L=3.7mm,X=1.0mmとした上
で、図6に示すように、回収ロール7cの弾性ロール7
bに対する圧接位置を変えて、具体的には、弾性ロール
7bの回転軸及び感光体ドラム1の回転軸を含む平面内
に上記回収ロール7cの回転軸を配設した場合(図6
(a))、当該平面よりも弾性ロール7bの回転方向下
流側に当該回収ロール7cの回転軸を配設した場合(図
6(b))、あるいは、当該平面よりも弾性ロール7b
の回転方向上流側に当該回収ロール7cの回転軸を配設
した場合(図6(c))とにおいて、5万枚の画像を上
記画像形成装置で形成させた。なお、上記弾性ロール7
bの線速度は感光体ドラム1の線速度の1.2倍になる
ように設定されている。
【0038】その結果、回収ロール7cの回転軸を、弾
性ロール7bの回転軸及び感光体ドラム1の回転軸を含
む平面内に配設した場合(図6(a))及び当該平面よ
りも弾性ロール7bの回転方向下流側に配設した場合
(図6(b))では、図7に示すように、弾性ロールは
感光体ドラムとの圧接により上記平面方向に微妙に湾曲
し湾曲した状態であっても、5万枚の画像を形成した後
に、感光体ドラム1にトナーやタルク等が固着すること
はなく、画像に白抜けが生じたり、像流れが生じたりす
ることはなかった。
【0039】他方、回収ロール7cの回転軸を、上記平
面よりも弾性ロール7bの回転方向上流側に配設した場
合(図6(c))には、開始当初においては問題となる
ようなことは無かったが、10,000枚程度の画像形
成後には感光体ドラム1にトナー等が再付着してしま
い、それにより画像抜け等の問題が発生してしまった。
これは、弾性ロール7bは感光体ドラム1との圧接によ
り上記平面方向に微妙に湾曲しており、図8(a)に示
すように、上記平面よりも弾性ロール7bの回転方向上
流側に回収ロール7cの回転軸を配設した場合には、そ
の他の場合(図8(b)を参照)と異なり、回収ロール
7cと弾性ロール7bとが離間する位置が上記湾曲に伴
って若干潰されてしまい、ひいては弾性ロール7bを十
分に急激に復元させることができないために生じるもの
と思われる。
【0040】従来形態1 本従来形態では、上記クリーニング手段の一部を変更し
た以外は、実施の形態1と同様の画像形成装置である。
【0041】上記クリーニング手段は、図9に示すよう
に、感光体ドラム1に圧接して固定して配置された定変
位型ブレード11aと、当該ブレード11aよりも感光
体ドラム1の回転方向上流側に当接するように配設され
た弾性ロール11bと、これらを保持するハウジング1
1cと、当該ハウジング11cとは別体に構成された図
示外の回収容器と、上記ハウジング11cの下部から回
収容器まで回収したトナー等を搬送する搬送部材11d
と、上記弾性ロール11bを回転駆動する駆動モータと
からなる。そして、上記クリーニング手段11は、ハウ
ジング11cの底面を突出させると共に、当該突起部1
1fに弾性ロール11bを圧接させることで、弾性ロー
ル11bを圧縮変形させその復元時にトナー等の汚れを
飛散させるように構成されている。なお、上記クリーニ
ング手段11の各部材は、実施の形態1と同様のものを
使用している。
【0042】そして、上記実施の形態1と同様に上記弾
性ロール11bの線速度を感光体ドラム1の線速度の
1.2倍になるように設定した上で、5万枚の画像を上
記画像形成装置で形成させた。
【0043】その結果、上記画像形成装置では、500
0枚の画像を形成した時点で感光体ドラム1にトナー等
が固着して、画像に白抜けが発生してしまった。また、
上記画像形成装置では、1万枚の画像を形成した時点で
感光体ドラム1にタルクが付着して、画像に像流れが発
生してしまった。
【0044】また、上記画像形成装置では、弾性ロール
11bを上記線速度で回転させるために、弾性ロール駆
動モータを2.5kgf・cmの回転トルクで回転させ
る必要があり、当該駆動モータには強力で大型のものを
使用しなければならず、更には、約2万枚の画像を形成
して時点で弾性ロール11bの弾性部材がそのシャフト
から剥がれてしまうといった問題が生じた。
【0045】
【発明の効果】以上の通り、本発明のクリーニング装置
では、弾性ロールに圧接する回収ロールを回転可能に配
設したので、弾性ロールと回収ロールとの間に汚れが溜
まって当該汚れが弾性ロールに再付着することはないの
で、当該弾性ロールを用いて潜像担持体を長期に渡って
良好にクリーニングすることができ、ひいては潜像担持
体へのトナーの固着を長期に渡って防止することができ
る。
【0046】また、本発明のクリーニング装置では、弾
性ロールに圧接する回収ロールを回転可能に配設したの
で、圧縮変形する際に弾性ロールにその回転方向とは逆
方向の大きな力が作用することはなく、弾性ロールを回
転駆動する駆動手段の駆動トルクが非常に大きくなった
り、弾性ロールがその半径方向に伸びて破損したりする
ことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の
要部構成図。
【図2】 図1の画像形成装置の断面図(図1のA−
A’断面図)。
【図3】 図1の画像形成装置での試験結果(D=18
mmの場合)。
【図4】 図1の画像形成装置での試験結果(D=10
mmの場合)。
【図5】 図1の画像形成装置における弾性ロールと回
収ロールとの圧接状態の説明図。
【図6】 回収ロールの弾性ロールに対する圧接位置の
変化例。
【図7】 実際の弾性ロールの変形状態を示す概念説明
図。
【図8】 回収ロールの弾性ロールに対する圧接位置の
違いによる圧接状態の違いの概念説明図。
【図9】 従来例1に係る画像形成装置のクリーニング
装置周辺部拡大図。
【符号の説明】
1:感光体ドラム(潜像担持体)、7b:弾性ロール、
7c:回収ロール。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が形成される潜像担持体に当接
    して配置された弾性ロールを有する画像形成装置用のク
    リーニング装置において、弾性ロールに圧接して且つ回
    転可能に配置された回収ロールを有することを特徴とす
    る画像形成装置用のクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 弾性ロールが弾性材料を発泡させて形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置用のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 弾性ロールの外径をD[mm]とし、弾
    性ロールと回収ロールとのニップ幅をL[mm]とした
    場合に、L<0.4Dが成立するように、且つ、回収ロ
    ールの外径をd[mm]とし、弾性ロールと回収ロール
    とのニップ深さをX[mm]とした場合に、X<0.5
    dが成立するように、弾性ロールと回収ロールとを圧接
    させていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画
    像形成装置用のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 回収ロールの回転軸は、弾性ロールの回
    転軸及び潜像担持体の回転軸を含む平面内に、あるい
    は、当該位置よりも弾性ロールの回転方向下流側に配設
    されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の画像形成装置用のクリーニング装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6813468B2 (en) 2001-08-23 2004-11-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device with a cleaning unit
US6928252B2 (en) 2002-03-29 2005-08-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Process unit and image forming apparatus having a structure to remove foreign matter
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