JP3327893B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3327893B2
JP3327893B2 JP2000085993A JP2000085993A JP3327893B2 JP 3327893 B2 JP3327893 B2 JP 3327893B2 JP 2000085993 A JP2000085993 A JP 2000085993A JP 2000085993 A JP2000085993 A JP 2000085993A JP 3327893 B2 JP3327893 B2 JP 3327893B2
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、特に、転写後に像担持体表面に残留するトナーを除
去するクリーナーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機等の画像形成装置
において、像担持体表面に転写されずに残存する現像剤
を除去するために、特公昭63−23552号に開示さ
れているように、クリーニングブレードを有するクリー
ナーが用いられている。
【0003】また、磁性トナーを用いた画像形成装置で
は、クリーニングブレードにより掻き取られた像担持体
上の廃トナーを強制的に吸着するマグネット部材を備え
たものが知られている。ローラ状マグネット部材からト
ナーを剥離する方法としては、スクレーパ状トナー掻き
取り部材をマグネットローラに接触させて設置したり、
ベルト状シート部材の像担持体に近接する部分をマグネ
ットに接触させ、シート端部は磁性体より隔離し、トナ
ーを剥離するよう動作させる方法が知られている。
【0004】クリーニングブレードによりクリーナー内
の像担持体面上に塞き止められた残留トナーは、蓄積す
ると、通常のトナーに比較して高い充填密度を持つこと
になる。従って、蓄積した残留トナーの充填密度が極端
に高くなると、クリーニングブレードのクリーニング限
界をこえてクリーニング不良を発生させてしまう。或い
は、ブレードエッジが負荷の増大により損傷し、経時変
化を加速させ、クリーニング限界値を減少させて、同様
にクリーニング不良を発生させる原因となる。
【0005】従来、このトナーの蓄積量を減少させるた
めに、パドル状の回転体やロール状マグネットを設け
て、トナー圧を和らげていた。しかし、これら部材を設
けると、トナー掻き取り部材が、回転するローラやパド
ルと接触しているために、はたき音や摩擦音を発した
り、不必要な振動が発生してしまう。
【0006】また、クリーナーという閉鎖された空間内
で弾性シート状のトナー剥離部材が振動するため、クリ
ーナー内の気体が外部に排気され、それがトナー飛散の
原因につながっていた。更に、コピーライフ中に掻き取
り部材あるいはパドルやマグネットが摩耗して、トナー
の剥離が不均一になり、その結果、部分的にトナーが回
収されにくくなり、クリーニング不良を生じていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、像担
持体表面に残留する現像剤を、摩擦音や振動を発生させ
ることなく、効果的に除去回収することを可能とする画
像形成装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、像担持体表面に残留
する現像剤を、装置内に飛散させることなく、効果的に
除去回収することを可能とする画像形成装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様は、像担持体上の静電潜像を現
像剤を用いて現像する現像器と、現像された現像剤像を
転写材上に転写する転写器と、前記像担持体表面に摺接
され、転写後の像担持体上に残留する現像剤を除去する
ためのクリ−ナーとを具備する画像形成装置であって、
前記クリーナーは、像担持体上に残留する現像剤を像担
持体から除去するクリーニング部材、現像剤搬送面を有
し、前記クリーニング部材により像担持体から除去され
た現像剤を、回転しつつ像担持体近傍から上方へ搬送す
る回転パドル、および回転する回転パドルの前記現像剤
搬送面に先端が当接し、回転パドルに付着する現像剤を
掻き取る現像剤掻き取り部材を備え、前記回転パドルの
先端が前記像担持体と最も近づく位置において、前記回
転パドルの現像剤搬送面の接線と前記像担持体の接線の
なす角度を∠θ1とし、前記回転パドルの中央部におけ
る∠θ1を∠θ1A、前記回転パドルの先端部における
∠θ1を∠θ1Bとした場合、不等式∠θ1A>∠θ1
Bを満たすように、前記回転パドルが曲線状の形状を有
する画像形成装置を提供する。
【0010】以上のように構成される本発明の第1の態
様によると、回転パドルが、先端部に向かって∠θ1が
より小さくなるような曲線状を有しているため、即ち、
回転パドルの中央部の∠θ1Bを回転パドルの先端の∠
θ1Aよりも小さくすることにより、現像剤掻き取り部
材の回転パドルに対する摩擦抵抗を減少させることが可
能となる。そのため、回転パドルと現像剤掻き取り部材
との接触による接触音、摩擦音、不必要な振動の発生を
効果的に防止することが出来るとともに、回転パドルお
よび現像剤掻き取り部材の双方の寿命を長くすることが
可能となる。
【0011】また、本発明の第2の態様は、像担持体上
の静電潜像を現像剤を用いて現像する現像器と、現像さ
れた現像剤像を転写材上に転写する転写器と、前記像担
持体表面に摺接され、転写後の像担持体上に残留する現
像剤を除去するためのクリ−ナーとを具備する画像形成
装置であって、前記クリーナーは、像担持体上に残留す
る現像剤を像担持体から除去するクリーニング部材、現
像剤搬送面を有し、前記クリーニング部材により像担持
体から除去された現像剤を、回転しつつ像担持体近傍か
ら上方へ搬送する回転パドル、回転する回転パドルの前
記現像剤搬送面に先端が当接し、回転パドルに付着する
現像剤を掻き取る現像剤掻き取り部材、およびこの現像
剤掻き取り部材と前記クリーニング部材の間であって、
前記クリーニング部材の長手方向の、前記像担持体上に
画像が形成される領域より外側の領域に対応する位置に
設けられた隔壁を備える画像形成装置を提供する。
【0012】以上のように構成される本発明の第2の態
様によると、クリーニング部材の長手方向端部と現像剤
掻き取り部材との間に隔壁を設けることにより、現像剤
掻き取り部材の摺動によって発生するエアーの流れを隔
壁で遮断することが出来、それによって現像剤がクリー
ナー外へ飛散することを防止することが可能である。
【0013】また、特に、隔壁にスポンジ状シールを貼
ることにより、現像剤掻き取り部材の摺動によって圧迫
された装置内の空気が、クリーニング部材の端部より排
気されるのを防止することが出来る。
【0014】更に、本発明の第3の態様は、像担持体上
の静電潜像を現像剤を用いて現像する現像器と、現像さ
れた現像剤像を転写材上に転写する転写器と、前記像担
持体表面に摺接され、転写後の像担持体上に残留する現
像剤を除去するためのクリ−ナーとを具備する画像形成
装置であって、前記クリーナーは、像担持体上に残留す
る現像剤を像担持体から除去するクリーニング部材、現
像剤搬送面を有し、前記クリーニング部材により像担持
体から除去された現像剤を、回転しつつ像担持体近傍か
ら上方へ搬送する回転パドル、回転する回転パドルの前
記現像剤搬送面に先端が当接し、回転パドルに付着する
現像剤を掻き取る現像剤掻き取り部材、およびこの現像
剤掻き取り部材と前記クリーニング部材の間であって、
前記クリーニング部材の長手方向の、前記像担持体上に
画像が形成される領域より外側の領域に対応する位置に
設けられた隔壁を備え前記回転パドルの先端が前記像担
持体と最も近づく位置において、前記回転パドルの現像
剤搬送面の接線と前記像担持体の接線のなす角度を∠θ
1とし、前記回転パドルの中央部における∠θ1を∠θ
1A、前記回転パドルの先端部における∠θ1を∠θ1
Bとした場合、不等式∠θ1A>∠θ1Bを満たすよう
に、前記回転パドルが曲線状の形状を有する画像形成装
置を提供する。
【0015】以上のように構成される本発明の第3の態
様によると、上述した第1の態様による効果と第2の態
様による効果とを併せた効果を奏する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
種々の形態について説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態に係る画像形
成装置の電子写真プロセスユニットの概略構成を示す図
である。
【0018】図1において、像担持体としての感光体ド
ラム1(以下ドラム)は、周知の通り、導電性支持体、
光導電性層及び絶縁層を基本構成としている。このドラ
ム1の周囲に、矢印αで示す回転方向に沿って、ドラム
1の表面を一様に帯電するための帯電装置2、ドラム1
の表面に形成された静電潜像をトナーとキャリアからな
る二成分現像剤を用いて現像を行う現像装置3、ドラム
1上に現像された可視像を紙上に転写する転写装置4、
転写後にドラム1の表面に残存するトナーの除電を行う
クリーニング補助機能としてのクリーニング前除電装置
5、および残存トナーを除去するクリーナー6が順次配
置されている。
【0019】クリーナー6は、図2に示すような構造を
有する。即ち、ドラム1の上方に配置されたクリーナー
6は、その先端がドラム1に押圧するクリーニングブレ
ード11、このクリーニングブレード11の上方に配置
された回転パドル12、この回転パドル12に取り付け
られたマグネット13、回転パドル12に隣接して配置
された廃トナー搬送オーガ14、およびその先端が回転
する回転パドル12に当接するように配置されたトナー
掻き取りシート15から構成されている。
【0020】次に、このように構成される画像形成装置
の動作について説明する。
【0021】まず、帯電装置2によりドラム1の表面が
任意の帯電電位に一様に帯電される。続いて、画像情報
に基づきレーザ発振器(図示せず)から発振され、変調
器(図示せず)への入力信号に従って変調された後、回
転多面鏡(ポリゴンミラー:図示せず)によって走査さ
れ、結像レンズ(図示せず)を介して、レーザビーム7
がドラム1の表面に照射される。ドラム1の照射部の表
面電位は、光減衰により残留電位程度まで低下し、静電
潜像が形成される。
【0022】一方、現像装置3内の現像ローラ8には一
定のバイアス電圧が印加されており、静電潜像を担持し
たドラム1が現像ローラ8に接触すると、ドラム1と現
像ローラ8との間の電位差により、現像ローラ8上に磁
力で付着しているトナーは、ドラム1上のレーザ照射部
(残留電位部)に付着する。この結果、ドラム1上の静
電潜像は可視化される。
【0023】続いて、ドラム1上のトナー像は、転写装
置4との間に搬送されてきた用紙(図示せず)に転写さ
れ、用紙上のトナー像は定着装置(図示せず)にて定着
処理が行われる。
【0024】ドラム1の表面に残存する残転写トナー
は、クリーニング前除電装置5によりAC除電を受け、
クリーナー6によってドラム1上から分離される。クリ
ーニングの後、ドラム1上の静電潜像は、光除電装置9
により光除電され、その後、帯電装置2により再帯電さ
れて、次の画像形成工程に移行する。
【0025】クリーナー6によるドラム1上からのトナ
ーの除去は、次のようにして行われる。即ち、ドラム1
の表面の残留ドナーは、ドラム1の表面を押圧するクリ
ーニングブレード11によりドラム1の表面から除去さ
れる。ドラム1の表面から除去されたトナーは、次い
で、回転パドル12により掻き上げられ、廃トナー搬送
オーガ14に送られ、廃トナー搬送オーガ14により回
収される。そのため、ドラム1の表面から除去されたト
ナーは、自重により再びドラム1の表面に堆積すること
が防止される。
【0026】その際、回転パドル12に付着したトナー
は、トナー掻き取りシート15により掻き取られ、廃ト
ナー搬送オーガ14により回収される。また、トナーが
磁性トナーの場合、回転パドル12に取付けられたマグ
ネット13により、クリーニングブレード11によりド
ラム1の表面から除去されたトナーは、回転パドル12
に吸引され、廃トナー搬送オーガ14に送られることに
なる。
【0027】本発明は、以上説明した画像形成装置にお
いて、クリーナーを改良した構造として、以下の2つの
実施形態を特徴とするものである。
【0028】まず、第1の実施形態に係るクリーナーに
ついて、図3〜図6を参照して説明する。
【0029】本発明の第1の実施形態に係るクリーナー
は、回転パドル12の先端部においてより曲線の半径R
を小さくした形状を有することを特徴とする。
【0030】図2に示すクリーナーでは、回転パドル1
2は、トナー搬送面(図3(a)において、最小半径部
r2から最大半径r1までのトナー掻き上げ部)を2つ
有している。このような回転パドルの場合、回転パドル
の軸が一回転すると、像担持体近傍の残留トナーを2回
掻き上げることになる。同時に、トナー掻き取り部材1
5(本実施例の場合マイラ100μmシート)の先端
は、回転パドルの軸の一回転の間に、回転パドル12上
からトナーを掻き取る動作を2回行い、パドル先端とパ
ドルの無い軸部を2往復する摺動動作を行なう。
【0031】なお、図3(a)に示すように、回転パド
ル12のトナー搬送面16は、1つ設けられていてもよ
い。
【0032】図4において、回転パドル12の先端が像
担持体1と最も近づくポイントP1において、回転パド
ル12の廃トナー搬送面の接線mと像担持体の接線nの
なす角度を∠θ1とすると、∠θ1は、トナー搬送性に
影響を与える角度であって、仮に回転パドル12の先端
と像担持体1との距離が同じ場合、この角度が小さい方
が廃トナーの搬送性は低くなる。
【0033】トナー掻き取り部材15は、回転パドル1
2上のトナーを掻き取るために設けられているので、そ
の先端部からパドル軸の中心付近に対して当接し、トナ
ーを掻き取り始めて、回転パドル12の先端に達するま
で、先端部が回転パドル12に接触しているように設定
されている。
【0034】トナー掻き取り部材15の先端部と回転パ
ドル12のトナー搬送面16との接触角度を∠θ2とす
ると、∠θ2が90°以上であると、トナー掻き取り部
材15は回転パドル12との当たりによって折れる可能
性がある。従って、回転パドル12が回転しても、∠θ
2は常に90°未満になるよう設定されている。
【0035】∠θ2は、トナー掻き取り部材15の先端
と回転パドル12との摩擦抵抗に影響を与える角度であ
る。トナー掻き取り部材15の摺動幅が同じである場
合、∠θ2を小さくすると、摩擦抵抗は低下する。
【0036】回転パドル12が直線形状の場合と、三角
柱の場合(図3(b)に示す)とを比較すると、∠θ
1,∠θ2とも三角柱の方が小さくなり、トナー掻き取
り部材15と回転パドル12との摩擦抵抗は低くなる
が、トナーの搬送力も低下する。直線形状の回転パドル
のように、トナー搬送面の角度∠θ1を大きくすると、
トナーの搬送性は向上するが、∠θ2も増加するため、
摩擦抵抗が大きくなる。この場合、摩擦抵抗は、トナー
掻き取り部材15の先端が回転パドル12の先端に摺動
されて到達した時(図5(b)に示すポイントP2)、
最も高くなる。
【0037】本実施形態に係るクリーナーでは、∠θ1
が90°以下、∠θ2が90°未満に設定され、回転パ
ドル12は、軸中心より先端部に向かって回転方向より
後方に曲線形状を一部または全面に有する形状とされて
いる。この曲線形状は、廃トナーの搬送性確保と部材間
(回転パドル12と掻き取り部材15)の摩擦の低抵抗
を確保するために、回転パドル12の先端部においてよ
り曲線の半径Rを小さくして、先端の∠θ1と∠θ2を
小さくした特徴を有する。
【0038】即ち、図6(a)に示す直線状の回転パド
ルの場合の∠θ2よりも、図6(b)に示す先端部が曲
線状の回転パドルの場合∠θ2の方が小さくなってい
る。
【0039】従って、先端部以外の回転パドル12のト
ナー搬送面は、廃トナー搬送性を確保するため、90°
に近い設定とされている。回転パドル12の中央部にお
ける∠θ1を∠θ1A、回転パドル先端における∠θ1
を∠θ1Bとすると、本実施形態に係るクリーナーの特
徴は、∠θ1≦90°、∠θ2<90°、かつ∠θ1A
>∠θ1Bの条件を満たすとともに、回転パドルは先端
部に向かって∠θ1がより小さくなる曲線の形状を有す
ることにある。
【0040】以上のように、本発明の第1の実施形態に
よると、回転パドル12が、先端部に向かって∠θ1が
より小さくなるような曲線状を有しているため、即ち、
回転パドル12の中央部の∠θ1Bを回転パドル12の
先端の∠θ1Aよりも小さくすることにより、トナー掻
き取り部材15の回転パドル12に対する摩擦抵抗を減
少させることが可能となる。
【0041】そのため、回転パドル12とトナー掻き取
り部材15との接触による接触音、摩擦音、不必要な振
動の発生を効果的に防止することが出来るとともに、回
転パドル12およびトナー掻き取り部材15の双方の寿
命を長くすることが可能となる。
【0042】図2に示すクリーナーでは、回転パドル1
2には、マグネット13が取付けられている。次に、マ
グネット13の作用について説明する。
【0043】特に、クリーナーが像担持体の上方に存在
する画像形成装置において、磁性トナーを用いた場合に
は、回転パドル12にマグネット13を貼りつけて像担
持体1上の廃トナー溜りを磁力で効率的に除去すること
が望ましい。
【0044】マグネット13を、トナー搬送面の裏側
に、回転パドル12の最大径r2より外周に存在しない
ような小サイズとし、回転パドル12に貼ることによっ
て、トナー掻き取り部材15とマグネット13が擦れな
い構造をとることが可能となる。磁力によって回転パド
ル12上に付着した磁性トナーは、図2に示すクリーナ
ーにおいては、低抵抗の摩擦で、トナー掻き取り部材1
5により除去される。
【0045】以上のように、回転パドル12にマグネッ
ト13を取り付けることにより、像担持体1上の廃磁性
トナーを、磁力により効率良く回収することが出来る。
また、マグネット13は、回転パドル12のトナー搬送
面の裏側の、パドル外周径より内側に貼り付けることに
よって、摩擦抵抗の高いマグネット13、あるいはマグ
ネットに直接付着した磁性トナーとトナー掻き取り部材
15とが擦れるのを防ぐことが出来る。
【0046】次に、本発明の第2の実施形態に係るクリ
ーナーの構造について説明する。
【0047】第1の実施形態において説明したように、
トナー掻き取り部材15は回転パドル12の回転によっ
て回転パドル12のトナー搬送面と摺動し、図5(b)
に示す位置P2より回転パドル12の最小半径位置に戻
る時、クリーナー6内の気体を扇ぐ動作をする。図7に
おいて、Sは、トナー掻き取り部材15の回転パドル1
2のトナー搬送面との摺動範囲を示す。
【0048】更に、その動作によって、回転パドル12
の図7に示す領域A(クリーニングブレード11、像担
持体1、リカバリーシート、および回転パドル12で囲
まれる領域)の気圧を変動させる。この扇ぎ動作によっ
て発生するエアーの流れや気圧変動によって、クリーニ
ングブレード11の端部からクリーナー6内のトナー粉
を含むエアーが洩れ、クリーナー6外にトナーを飛散さ
せてしまう。
【0049】本実施形態では、図8に示すように、トナ
ー掻き取り部材15とクリーニングブレード11の間に
隔壁21が設けられる。隔壁21は、クリーニングブレ
ード11の長手方向において、像担持体1上の画像が形
成される領域より外側の領域に対応する位置に設けられ
る。
【0050】このように、隔壁21を設けることによ
り、回転パドル12の回転によるトナー掻き取り部材1
5の扇ぎ動作によって発生する風を、隔壁21により受
け止めることができる。そのため、クリーナー内のトナ
ーがクリーナー外へ飛散することを防止することが可能
である。
【0051】トナー掻き取り部材15は、隔壁21と長
手方向の位相が重なる位置に設置され、回転パドル12
は、トナー掻き取り部材15と同位相かそれより内側に
設置される。
【0052】クリーニングブレード11の長手方向端部
から吹き出そうとするエアーをシールするため、図9に
示すように、隔壁21にスポンジ状シール部材22を貼
ることが出来る。シール部材22は、クリーニングブレ
ード11の支持板金、ブレードゴム及び像担持体1に接
触する様にして隔壁21に貼られる。
【0053】以上のように、本発明の第2の実施形態に
よると、クリーニングブレード11の長手方向端部とト
ナー掻き取り部材15との間に隔壁21を設けることに
より、トナー掻き取り部材15の摺動によって発生する
エアーの流れを隔壁21で遮断することが出来、それに
よってトナーがクリーナー外へ飛散することを防止する
ことが可能である。
【0054】また、特に、隔壁21にスポンジ状シール
22を貼ることにより、トナー掻き取り部材15の摺動
によって圧迫された装置内の空気が、クリーニングブレ
ード11の端部より排気されるのを防止することが出来
る。
【0055】
【発明の効果】本発明の第1の態様によると、回転パド
ルが、先端部に向かって∠θ1がより小さくなるような
曲線状を有しているため、現像剤掻き取り部材の回転パ
ドルに対する摩擦抵抗を減少させることが可能となる。
そのため、回転パドルと現像剤掻き取り部材との接触に
よる接触音、摩擦音、不必要な振動の発生を効果的に防
止することが出来るとともに、回転パドルおよび現像剤
掻き取り部材の双方の寿命を長くすることが可能とな
る。
【0056】また、本発明の第2の態様によると、クリ
ーニング部材の長手方向端部と現像剤掻き取り部材との
間に隔壁を設けることにより、現像剤掻き取り部材の摺
動によって発生するエアーの流れを隔壁で遮断すること
が出来、それによって現像剤がクリーナー外へ飛散する
ことを防止することが可能である。また、特に、隔壁に
スポンジ状シールを貼ることにより、現像剤掻き取り部
材の摺動によって圧迫された装置内の空気が、クリーニ
ング部材の端部より排気されるのを防止することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の電子
写真プロセスユニットの概略構成を示す図。
【図2】本発明に係るクリーナの構成を示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るクリーナを説明
するための図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るクリーナを説明
するための図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るクリーナを説明
するための図。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るクリーナを説明
するための図。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るクリーナーの問
題点を説明するための図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るクリーナの概略
を示す図。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るクリーナの変形
例を示す図。
【符号の説明】
1…感光体ドラム 2…帯電装置 3…現像装置 4…転写装置 5…クリーニング前除電装置 6…クリーナー 6が順次配置されている。 11…クリーニングブレード 12…回転パドル 13…マグネット 14…廃トナー搬送オーガ 15…トナー掻き取りシート 16…トナー搬送面 21…隔壁 22…シール部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上の静電潜像を現像剤を用いて現
    像する現像器と、現像された現像剤像を転写材上に転写
    する転写器と、前記像担持体表面に摺接され、転写後の
    像担持体上に残留する現像剤を除去するためのクリ−ナ
    ーとを具備する画像形成装置であって、 前記クリーナーは、像担持体上に残留する現像剤を像担
    持体から除去するクリーニング部材、現像剤搬送面を有
    し、前記クリーニング部材により像担持体から除去され
    た現像剤を、回転しつつ像担持体近傍から上方へ搬送す
    る回転パドル、回転する回転パドルの前記現像剤搬送面
    に先端が当接し、回転パドルに付着する現像剤を掻き取
    る現像剤掻き取り部材、およびこの現像剤掻き取り部材
    と前記クリーニング部材の間であって、前記クリーニン
    グ部材の長手方向の、前記像担持体上に画像が形成され
    る領域より外側の領域に対応する位置に設けられた隔壁
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体上の静電潜像を現像剤を用いて現
    像する現像器と、現像された現像剤像を転写材上に転写
    する転写器と、前記像担持体表面に摺接され、転写後の
    像担持体上に残留する現像剤を除去するためのクリ−ナ
    ーとを具備する画像形成装置であって、 前記クリーナーは、像担持体上に残留する現像剤を像担
    持体から除去するクリーニング部材、現像剤搬送面を有
    し、前記クリーニング部材により像担持体から除去され
    た現像剤を、回転しつつ像担持体近傍から上方へ搬送す
    る回転パドル、回転する回転パドルの前記現像剤搬送面
    に先端が当接し、回転パドルに付着する現像剤を掻き取
    る現像剤掻き取り部材、およびこの現像剤掻き取り部材
    と前記クリーニング部材の間であって、前記クリーニン
    グ部材の長手方向の、前記像担持体上に画像が形成され
    る領域より外側の領域に対応する位置に設けられた隔壁
    を備え前記回転パドルの先端が前記像担持体と最も近づ
    く位置において、前記回転パドルの現像剤搬送面の接線
    と前記像担持体の接線のなす角度を∠θ1とし、前記回
    転パドルの中央部における∠θ1を∠θ1A、前記回転
    パドルの先端部における∠θ1を∠θ1Bとした場合、
    不等式∠θ1A>∠θ1Bを満たすように、前記回転パ
    ドルが曲線状の形状を有することを特徴とする画像形成
    装置。
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