JPH10213968A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10213968A
JPH10213968A JP9018483A JP1848397A JPH10213968A JP H10213968 A JPH10213968 A JP H10213968A JP 9018483 A JP9018483 A JP 9018483A JP 1848397 A JP1848397 A JP 1848397A JP H10213968 A JPH10213968 A JP H10213968A
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JP
Japan
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roller
image
sleeve
toner
photoconductor
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JP9018483A
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English (en)
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Koichi Eto
浩一 衛藤
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未転写のトナーを現像装置に回収する装置に
おいて、感光体のフィルミングを現像装置で除去できる
構成を提供する。 【解決手段】 回転可能に支持された感光体12と、感
光体に対向配置されたローラ28及び該ローラの外径よ
りも僅かに大きな内径を有し且つローラに外装されたス
リーブ30とを有し、感光体との対向部を除くスリーブ
外周をローラに押し付けることにより感光体との対向部
にスリーブ膨出部34を形成し、該膨出部を像担持体に
接触させた画像形成装置10において、感光体との対向
部においてローラがスリーブから離間している第1の状
態と、上記像担持体の対向部においてローラがスリーブ
を介して像担持体に当接している第2の状態とに切り替
えできるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法による
画像形成装置、特に、転写後の感光体に残留するトナー
を現像装置に回収して再利用できるようにした画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法による画像形成装置では、静
電潜像担持体であるドラム状又はベルト状の感光体の外
周面に形成した静電潜像をトナー像として可視像化した
後、該トナー像を紙などのシート基材に転写して画像を
形成する。また、感光体上に形成されたトナー像はシー
ト基材にすべて転写されず、一部は感光体に残留する。
そのため、画像形成装置には、転写後の残留トナーを回
収するために、ブレード式、ブラシ式等のクリーニング
装置が一般に付設されている。
【0003】一方、近年、資源再利用の観点から、上記
残留トナーを現像装置に回収して現像に再利用する技術
が開発されつつある。このトナー再利用型の画像形成装
置は、単に有限な資源を無駄なく利用するという点で優
れているだけでなく、上記クリーニング装置が不要とな
るので、感光体回りの空間を有効に利用できるという利
点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クリーニン
グ装置は、物理的に感光体に接触して残留トナーを掻き
取るもので、残留トナーを回収するだけでなく、感光体
の表面にできるフィルミングを除去する機能も有してい
る。そのため、クリーニング装置を持たないトナー再利
用型の画像形成装置では、フィルミングに起因する画像
濃度の低下や高温高湿環境下で生じるいわゆる像流れと
いった不都合を何らかの別の手段で解消しなければなら
ない。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、特
に、回転可能に支持された像担持体と、該像担持体に対
向配置されたローラ及び該ローラの外径よりも僅かに大
きな内径を有し且つ上記ローラに外装されたスリーブと
を有し、上記像担持体との対向部を除くスリーブ外周を
ローラに押し付けることにより上記像担持体との対向部
にスリーブ膨出部を形成し、該膨出部を像担持体に接触
させた画像形成装置において、上記像担持体との対向部
においてローラがスリーブから離間している第1の状態
と、上記像担持体の対向部においてローラがスリーブを
介して像担持体に当接している第2の状態とに切り替え
できるようにしたものである。
【0006】
【発明の効果】以上の構成を有する本発明によれば、現
像時はローラを第1の状態に設定しておくことで、スリ
ーブの外周に保持されたトナーによって像担持体上に形
成された静電潜像が良好に現像される。また、像担持体
のフィルミングを除去する場合、ローラを第2の状態に
設定することで、ローラに押されたスリーブ外周面がそ
こに保持されているトナーを介してより強く像担持体に
摺接すると共にスリーブと像担持体との接触幅が広が
り、像担持体からフィルミングが除去される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を説明する。図1は画像形成装置1
0の概略断面、図2は画像形成装置の部分断面図、図3
は画像形成装置10の画像形成プロセスを示し、これら
の図面を参照して画像形成装置10の構成と動作を簡単
に説明する。まず、画像形成装置10による画像形成動
作が開始すると、感光体12は時計回り方向に回転し、
その外周面が帯電装置14によって所定の電位に帯電さ
れる。
【0008】帯電装置14は回転式の帯電ブラシ16を
有し、該帯電ブラシ16のブラシ先端が感光体12に接
触した状態で回転可能としてある。具体的に、帯電ブラ
シ16には、抵抗値が105〜107Ω・cm(ブラシの
毛先を約1mm感光体に押し込み且つ1000Vの電圧
を印加して回転したときの電流値から算出した値)のも
のが好適に用いられる。ブラシの植毛密度は10,00
0〜100,000本/平方インチとし、導電材料から
なる軸に導電性レーヨンからなる毛を螺旋状に植毛した
ものが好ましい。感光体12に対する押し込み量は0.
5〜3mm、回転速度(周速)は感光体の周速の2〜5
倍とするのが好ましい。帯電ブラシ16に印加する電圧
は、例えば、最大電圧−1200〜−1500V、ピー
クツーピーク電圧600〜1200V、周波数20〜2
00Hzの交流が用いられ、これにより帯電ブラシ16
の対向部を通過する感光体12の表面は約−700〜−
1200Vに帯電される。ただし、以下の説明では、感
光体12の外周面は画像形成時に−900Vに帯電され
るものとする。
【0009】画像読取及び露光装置18は画像読取部2
0と露光部22とを備えており、画像読取部20で図示
しない原稿の画像が読み取られ、その画像データに基づ
いて画像露光部22が感光体12の帯電領域を露光して
静電潜像を形成する。
【0010】上記静電潜像は現像装置24により反転現
像され、トナー像として可視像化される。現像装置24
は、図2に示すように、ハウジング26を備えている。
ハウジング26は感光体対向部に導電性の芯金すなわち
現像ローラ28を収容しており、この現像ローラ28は
図示しないモータにより反時計回り方向に回転駆動可能
としてある。現像ローラ28には導電性の薄膜からなる
円筒状の現像スリーブ30が外装されている。現像スリ
ーブ30は現像ローラ28の外径よりも僅かに大きな内
径を有し、感光体12と反対側の両端部が弾性押圧部材
32で現像ローラ28に押し付けられ、これにより感光
体側に形成された膨出部34が感光体12の外周面に接
触させてある(図4参照)。また、現像スリーブ30の
感光体12と反対側には、導電性の薄板からなる規制ブ
レード36が配置されており、このブレード36の一端
はハウジング26に固定され、他方の自由端が弾性押圧
部材32に挟まれた現像スリーブ30の外周面に接触
(接触圧:2〜10gf/mm)させてある。現像ロー
ラ28の感光体12と反対側には空室38が形成され、
そこには供給ローラ40と撹拌羽根42がそれぞれ回動
自在に設けてある。現像剤であるトナーは空室38に収
容されており、撹拌羽根42と供給ローラ40の回転に
より現像スリーブ30の近傍に運ばれる。現像スリーブ
30は現像ローラ28の回転により、この現像ローラ2
8と共に反時計回り方向に回転し、現像スリーブ30と
ブレード36との接触部にトナーを搬送する。現像スリ
ーブ30により搬送されるトナーの量は上記接触部で調
節される。また、上記接触部を通過する際に、トナーは
所定の極性(本実施形態ではマイナス極性とする。)に
帯電され、これにより接触部を通過した現像スリーブ3
0の外周面には荷電トナーからなる薄膜(例えば、トナ
ー付着量:0.4〜1.0mg/cm2、荷電量(Q/
M):10〜50μC/g)が形成される。次に、トナ
ーは、現像スリーブ30と感光体12との接触領域(現
像領域)に搬送され、現像スリーブ30と感光体12と
の間に形成されている電界の作用を受けて、静電潜像画
像部(感光体帯電領域のうち露光部)に付着し、原稿画
像に対応したトナー像が作成される。現像領域を通過し
た現像スリーブ30は、図4に示すように、該現像スリ
ーブ30の外周面に接触する除電シート44と接触する
ことにより除電された後、現像スリーブ30とハウジン
グ26との間をシールしている弾性部材46の接触領域
を通過して空室38に送り戻される。
【0011】感光体12上に形成されたトナー像は、用
紙などのシート基材に転写装置52で転写される。用紙
は給紙装置50から供給され、トナー像とレジスト調整
された後、転写装置52と感光体12との対向部(転写
領域)に搬送される。また、転写装置52は、導電性弾
性材料の円筒体(体積抵抗値:106〜109Ω)からな
る転写ローラ54を備えている。また、図3に示すよう
に、転写ローラ54は、スプリング56等の付勢部材に
より感光体12の外周面に押圧(例えば、押圧力400
〜2000gf)しており、図示しない電源から所定の
電圧(転写電流:+5〜80μA)が印加され、これに
より用紙にトナー像が転写される。
【0012】トナー像が転写された用紙は、用紙自体の
腰の強さで又は分離爪等の分離手段(図示せず)によ
り、感光体12から剥離される。このとき、用紙と感光
体12との間に剥離放電が生じて転写されたトナー像が
乱れるのを防止するために、転写装置52の近傍には除
電部材58(図3参照)が設けてある。
【0013】次に、用紙は搬送装置60により定着装置
62に搬送され、この定着装置62でトナー像が定着さ
れた後、排出トレイ64に排出される。定着装置62
は、定着上ローラ66とこれに圧接した定着下ローラ6
8とを備えている。定着上ローラ66はヒータ70を内
蔵しており、定着上ローラ66と定着下ローラ68との
接触部を通過するトナー像がヒータ70からの熱により
加熱されて溶融し、両ローラ66、68の接触圧により
用紙に固定される。
【0014】上記転写において、感光体12上のトナー
像はすべて用紙に転写されず、常に一部のトナーは感光
体12上に残留する。この残留トナーは感光体12の回
転と共に帯電ブラシ16の接触領域に移動し、帯電ブラ
シ16によって掻き取られる。したがって、帯電ブラシ
16の対向部を通過した感光体12の外周面には残留ト
ナーがないので、この残留トナーがその後に作成される
画像上に不要に付着して画像メモリを生じたり、残留ト
ナーによって露光が遮られて画像が部分的に欠損すると
いうことがない。帯電ブラシ16に掻き取られた残留ト
ナーは帯電ブラシ16との接触によりマイナス電荷が注
入される。したがって、帯電ブラシ16に取り込まれた
トナーのほとんどはマイナス電荷を有するが、一部のト
ナーはプラス電荷を保持する。
【0015】このように、上記画像形成装置では、画像
形成時に残留トナーが帯電ブラシ16に回収される。し
かし、回収したトナーをそのまま帯電ブラシ16が保持
すると、帯電ブラシ16による感光体12の帯電性能が
低下して、中間調画像や白紙部分に黒筋を生じる。ま
た、帯電ブラシ16の残留トナー掻き取り性能も低下
し、それは上述した画像メモリや画像欠損を招来する。
そこで、上記画像形成装置では、画像形成動作が終了す
ると、以下に説明するクリーニング処理が実行され、こ
れにより帯電ブラシ16からトナーを吐き出して、現像
装置24に回収する処理が行われる。
【0016】クリーニング処理は3つの工程により行わ
れる(図5〜7参照)。クリーニング第1工程(図5参
照)では、帯電ブラシ16に印加する電圧が、上述した
交流成分を含む電圧から直流電圧に切り替えられ、マイ
ナス極性の一定電圧が印加される。これにより、帯電ブ
ラシ16に付着しているマイナス荷電トナーが電気的な
反発力により感光体12上に吐き出される。また、感光
体12は帯電ブラシ16により、画像形成時よりも10
0〜200V高い電圧(例えば、−1000V)に帯電
される。感光体12上に吐き出されたマイナス荷電トナ
ーは、感光体12の回転と共に現像領域に搬送される。
現像装置24では、現像スリーブ30に画像形成時(現
像時)と同一の電圧〔VB=−200〜−400V(図
面上ではVB=−300Vとして表してある。)〕が印
加されており、これにより感光体12と現像スリーブ3
0との間に形成された電界により、マイナス荷電トナー
は現像スリーブ30に吸着し回収される。また、転写ロ
ーラ54には画像形成時とは異なる電圧(例えば、−5
00〜−1500V)が印加され、これにより転写ロー
ラ54の対向部を通過する感光体12の表面電位は所定
の高電位(−700V)に保たれる。
【0017】クリーニング第2工程(図6参照)では、
帯電ブラシ16に残っているプラス荷電トナーを感光体
12に吐き出すために、帯電ブラシ16を接地する。こ
れにより、帯電ブラシ16に付着しているプラス荷電ト
ナーが感光体12に吸引されて吐き出される。また、帯
電ブラシ16と感光体12との電位差がそれらの間に放
電を生じる電圧(放電開始電圧)よりも大きくなり、感
光体12の表面は−400Vまで除電される。このプラ
ス荷電トナーは感光体12の回転によって現像領域に搬
送される。
【0018】このとき、感光体12の表面は−400V
に帯電されている。したがって、現像スリーブ30に画
像形成時の電圧(−200〜−400V)を印加してお
くと、現像スリーブ30上に保持されているマイナス荷
電トナーが感光体12に付着する恐れがある。特に、上
記現像装置はいわゆる接触現像方式の現像装置であるこ
とから、現像スリーブ30上のトナー薄層の電荷が自己
バイアスとして作用するので、現像バイアス値よりも数
十ボルト程高い電位のところが現像閾値となり、感光体
12の表面電位が−400V程度では現像スリーブ30
から感光体12にマイナス荷電トナーが移動する。
【0019】そこで、このようなトナーの移動を防止す
るために、少なくともプラス荷電トナーを保持し且つ表
面電位が−400V程度の感光体外周部分が現像領域を
通過する間は、現像スリーブ30にはプラス極性の電圧
を印加する。これにより、プラス荷電トナーは現像スリ
ーブ30に付着することなく現像領域を通過していく。
【0020】次に、プラス荷電トナーは転写領域に進
む。ここで、転写ローラ54にクリーニング第1工程と
同一の電圧を印加すると、プラス荷電トナーが転写ロー
ラ54に付着する。そこで、少なくともプラス荷電トナ
ーが保持され且つ表面電位が−400V程度の感光体外
周部分が転写領域を通過する間は、転写ローラ54には
画像形成時と同一の電圧が印加され、これによりプラス
荷電トナーの転写ローラ54への移動が防止される。
【0021】クリーニング第3工程(図7参照)では、
帯電ブラシ16にクリーニング第1工程と同様に負極性
の電圧が印加される。これにより、プラス荷電トナーは
マイナス電荷が注入されて極性がマイナスに転換され
る。また、感光体12の表面は約−1000Vに帯電さ
れる。次に、マイナス荷電トナーは現像領域に搬送され
る。このとき、現像スリーブ30にはクリーニング第1
工程(図5参照)と同一の電圧(−300V)が印加さ
れており、感光体12と現像スリーブ30との間に形成
された電界によりマイナス荷電トナーが現像スリーブ3
0に回収される。
【0022】以上のようにして、帯電ブラシ16に付着
したトナーは現像スリーブ30に回収される。そのた
め、帯電ブラシ16は長期に亘って正常な帯電性能を維
持する。なお、帯電ブラシ16のクリーニング効果を高
めるために、上述したクリーニング処理又は各工程を複
数回行ってもよい。また、紙詰まり等により装置が緊急
停止或いは電源がオフされた後の復帰時に上述のクリー
ニング処理を行えば、感光体12上に残留しているトナ
ーも回収され、その後の画像形成において画像上にノイ
ズを生じることもない。
【0023】感光体12のフィルミング対策について説
明する。感光体12には帯電ブラシ16が接触し、この
帯電ブラシ16の周速は感光体12のそれと違えてあ
る。したがって、帯電ブラシ16が画像形成装置10に
装着されて間もないころは、帯電ブラシ16が感光体1
2の表面を削ってフィルミングを防止する。しかし、時
間の経過と共にブラシの先端が感光体12の回転方向に
沿って傾き、それと共にフィルミングの防止効果も減退
する。本発明者が下記の条件で感光体12の膜厚減少を
測定したところ、図8に示すように、耐刷枚数が約20
00枚までは膜厚が耐刷枚数の増加と共に減少するが、
耐刷枚数が約2000を越えると感光体12の膜厚減少
は極めて緩慢であった。
【0024】実験条件 ・感光体 外径:30mm 周速:75mm/秒 ・帯電ブラシ 外径:16mm 周速:300mm/秒 感光体への毛先押し込み量:1mm ・耐刷条件 用紙、用紙搬送条件:A4サイズの用紙を縦通し一枚間
欠通し 印字密度:5%
【0025】そこで、本発明の画像形成装置では、現像
スリーブ30の感光体12に対する押し付け力を非画像
形成時に強めることで、感光体12上のフィルミングを
防止している。具体的に、画像形成時には現像ローラ2
8を感光体12から十分離間させて現像スリーブ30の
膨出部34だけを感光体12に接触し(図9(a)参
照)、非画像形成時(例えばクリーニング処理時)には
現像ローラ28を感光体12側に移動させると共に現像
スリーブ30を介して感光体12に押圧接触させている
(図9(b)参照)。その結果、感光体12の移動方向
に関して、感光体12と現像スリーブ30との接触長が
長くなると共に、感光体12に対する現像スリーブ30
の接触圧が増加し、これにより感光体12の表面を摺擦
し削る力が向上する。そのため、感光体12表面上でフ
ィルミングとなり得るトナーやNOx等が効果的に除去
できるので、このフィルミングに起因する画像濃度低下
や像流れといった不都合が解消できる。
【0026】現像ローラ28を、図9(a)に示す位置
(第1の位置又は第1の状態)と図9(b)に示す位置
(第2の位置又は第2の状態)に切り替える機構につい
て、図10と図11を参照して説明する。これらの図に
おいて、円板部材72は感光体回転軸74の両端に回動
自在に固定されている。ただし、円板部材72の回転中
心は感光体12の回転中心から偏心させてある。一方、
現像ローラ回転軸76の両端にはコロ部材78が取り付
けてあり、回転軸74、76を適当な付勢手段(例えば
スプリング80)で引き寄せて、コロ部材78の外周面
が円板部材72の外周面に当接してある。また、それぞ
れの円板部材72には固定ギヤ82が固定されている。
なお、固定ギヤ82の回転中心は感光体回転軸74の回
転中心に一致させてある。固定ギヤ82、82はまた、
シャフト84で互いに連結された2つのアイドルギヤ8
6、86にそれぞれかみ合っており、一方のアイドルギ
ヤ86が駆動ギヤ88を介してステッピングモータ90
に駆動連結されている。
【0027】したがって、ステッピングモータ90の回
転により、駆動ギヤ88、アイドルギヤ86、及び固定
ギヤ82を介して円板部材72が回転し、図10(a)
に示すように、円板部材72が現像ローラ側に偏心し、
現像ローラ28と感光体12との間に十分な距離が保た
れた第1の状態と、図10(b)に示すように、円板部
材72が第1の状態から180°回転して反対側に偏心
し、現像ローラ28が現像スリーブ30を介して感光体
12に圧接する第2の状態とに切り替えできる。
【0028】現像ローラ28の位置を切り替える機構は
上記実施形態に限るものでなく、ステッピングモータで
円板部材を回転する代わりに、円板部材と感光体の駆動
源とを適当なクラッチ機構で連結し、このクラッチ機構
のオン/オフ時間を制御することによって、現像ローラ
を第1の位置と第2の位置に切り替えることも可能であ
る。
【0029】また、円板部材を感光体回転軸に対して偏
心させるものとしたが、例えば異なる外径部分を有する
円板や偏心カムを利用してもよい。
【0030】現像ローラ切替機構の他の実施形態を図1
2に示す。この実施形態では、感光体回転軸74の両端
にそれぞれ切替板92が回動自在に設けてある。切替板
92は、回転軸74を中心とするギヤ部94と、現像装
置24に向かって膨出した突出部96を一体的に備えて
おり、この突出部96には回転軸74を中心とする仮想
円の接線に対して所定の角度を有する溝98が形成さ
れ、この溝98に現像ローラ回転軸76又はこの回転軸
76と同軸上に設けた部材が挿入されている。また、ギ
ヤ部94にはステッピングモータ(図示せず)の出力軸
に固定した駆動ギヤ100がかみ合っている。これによ
り、ステッピングモータを正逆回転することにより、現
像ローラ回転軸76が溝98の中を相対的に移動し、現
像ローラ28が第1の位置と第2の位置に切り替えでき
る。なお、本実施形態によれば、現像ローラ28と感光
体12とをスプリング等の付勢手段で互いに引き寄せて
おく必要はない。
【0031】以上の説明では、帯電手段として帯電ブラ
シ16、転写手段として転写ローラ54を用いた場合を
説明したが、紙粉や紙の添加物や、放電に伴って発生す
るNOxの感光体付着に起因するフィルミングを防止す
るという観点からすれば、上記各手段としてコロトロン
形式、スコロトロン形式、針電極形式の放電式帯電装置
を用いた画像形成装置にも本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる画像形成装置の概略断面図で
ある。
【図2】 感光体及びその周囲に配置される現像装置等
の断面図である。
【図3】 画像形成装置の画像形成動作を説明する図で
ある。
【図4】 現像装置の部分断面図である。
【図5】 クリーニング第1工程の説明図である。
【図6】 クリーニング第2工程の説明図である。
【図7】 クリーニング第3工程の説明図である。
【図8】 耐刷枚数と感光体膜厚との関係を示す図であ
る。
【図9】 現像ローラが採り得る2つの位置を示す断面
図で、図9(a)は現像ローラが第1の位置にある状態
を示し、図9(b)は現像ローラが第2の位置にある状
態を示す。
【図10】 現像ローラ切替機構を示す側面図で、図1
0(a)は現像ローラが第1の位置にある状態を示し、
図10(b)は現像ローラが第2の位置にある状態を示
し、図10(c)は現像ローラと感光体との連結構造を
示す。
【図11】 現像ローラ切替機構の斜視図である。
【図12】 現像ローラ切替機構の他の実施形態を示す
側面図で、図12(a)は現像ローラが第1の位置にあ
る状態を示し、図12(b)は現像ローラが第2の位置
にある状態を示す。
【符号の説明】
10…画像形成装置、12…感光体、16…帯電ブラ
シ、28…現像ローラ、30…現像スリーブ、34…膨
出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に支持された像担持体と、該像
    担持体に対向配置されたローラ及び該ローラの外径より
    も僅かに大きな内径を有し且つ上記ローラに外装された
    スリーブとを有し、上記像担持体との対向部を除くスリ
    ーブ外周をローラに押し付けることにより上記像担持体
    との対向部にスリーブ膨出部を形成し、該膨出部を像担
    持体に接触させた画像形成装置において、 上記像担持体との対向部においてローラがスリーブから
    離間している第1の状態と、上記像担持体の対向部にお
    いてローラがスリーブを介して像担持体に当接している
    第2の状態とに切り替えできるようにした画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011069876A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置および画像形成装置
CN108628128A (zh) * 2017-03-15 2018-10-09 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置和显影单元

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