JPH117209A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH117209A
JPH117209A JP15975397A JP15975397A JPH117209A JP H117209 A JPH117209 A JP H117209A JP 15975397 A JP15975397 A JP 15975397A JP 15975397 A JP15975397 A JP 15975397A JP H117209 A JPH117209 A JP H117209A
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JP
Japan
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bias voltage
photosensitive drum
transfer roller
image forming
toner
Prior art date
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Pending
Application number
JP15975397A
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English (en)
Inventor
Naohiro Okada
直浩 岡田
Tadahiro Yokogawa
忠弘 横川
Takahiro Sasai
隆博 笹井
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPH117209A publication Critical patent/JPH117209A/ja
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字動作の前回転処理時に、転写ローラに付
着している正規チャージトナーを回収除去することがで
きて、印字動作時に記録紙の裏面が汚れるおそれを防止
することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 印字動作の前回転処理時に、転写ローラ
16に通常とは逆のマイナスのバイアス電圧を印加す
る。これにより、転写ローラ16に付着している正規チ
ャージトナーを、転写ローラ16上から感光ドラム12
上に回収した後、その感光ドラム12上から現像器15
に回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファクシミリ装
置、複写機、プリンタ等に適用される電子写真式の画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の画像形成装置においては、
感光体としての感光ドラムの周囲に、帯電器、露光器、
現像器及び転写ローラが、感光ドラムの回転方向に沿っ
て順に配設されている。そして、印字動作時には感光ド
ラムが回転されながら、帯電器により感光ドラムの外周
面が一様に帯電され、露光器により感光ドラムの外周面
に光が照射されて静電潜像が形成される。さらに、この
感光ドラムの静電潜像には現像器によりトナーが付着さ
れてトナー画像が形成され、そのトナー画像が転写ロー
ラにより記録紙上に転写されるようになっている。
【0003】また、この種の画像形成装置では、電源ス
イッチがオンされた場合等において、感光ドラムが少な
くとも一回転され、印字動作に先立って前回転処理が行
われるようになっている。すなわち、この前回転処理時
には、帯電器により感光ドラムの外周全体が一様に帯電
されるとともに、感光ドラムの外周に残留するトナー
が、メモリ除去ブラシにより掻き乱されて感光ドラム上
に一様に分散され、その後に残留トナーが静電吸引力に
より感光ドラム上から現像器に回収されるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置においては、例えば紙詰まりの除去を行う
と、記録紙上の未定着トナーが、転写ローラの外周面に
付着し、そのトナーが記録紙の裏面に付着して、記録紙
の裏面を汚すという問題があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、印字動作の前回転処理時に、マイナスに
帯電されている正規チャージトナーを転写ローラから回
収除去することができて、印字動作時に記録紙の裏面が
汚れるおそれを防止することができる画像形成装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、転写ローラを感光体
と対向するように配設し、その転写ローラにより記録紙
を感光体に密着させるとともに、転写ローラに所定のバ
イアス電圧を印加して、感光体上のトナー画像を記録紙
上に転写するようにした画像形成装置において、印字動
作の前回転処理時に、前記転写ローラにマイナスのバイ
アス電圧を印加するように制御する制御手段を設けたも
のである。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の画像形成装置において、前記制御手段は、帯電器の
バイアス電圧を前回転処理時の途中までゼロにするとと
もに、その後にマイナスに変更し、現像器のバイアス電
圧を前回転処理時の最初はプラスにするとともに、帯電
器により帯電された感光体上の部分が現像器との対応位
置に移行されたときに、プラスからマイナスに切り換え
るように制御するものである。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の画像形成装置において、前記制御手段は、帯電器の
バイアス電圧を前回転処理時の最初からマイナスにし、
現像器のバイアス電圧を前回転処理時の最初はプラスに
するとともに、その後にプラスからマイナスに切り換え
るように制御するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下に、この発明の第1の実施形態
を、図面に基づいて説明する。
【0010】図1及び図2に示すように、装置ケース1
1の内部には、外周面に光導電膜を有する感光体として
の感光ドラム12が配設され、装置ケース11を介して
アースされている。そして、この感光ドラム12は、ド
ラムユニット18外に設けられた後述する駆動モータ4
2により、図2に矢印A1で示す方向へ回転されるよう
になっている。
【0011】前記感光ドラム12の周囲には、帯電器1
3、露光器14、現像器ユニット15、転写ローラ16
及びメモリ除去ブラシ17が、感光ドラム12の回転方
向A1に沿って順に配設されている。前記帯電器13
は、軸の外周に多数の導電性刷毛体を植設してなるブラ
シローラ式の帯電器となっている。そして、この帯電器
13は印字動作時に、所定のバイアス電圧が印加された
状態で回転されて、感光ドラム12の外周面を約−75
0Vに一様に帯電させるようになっている。
【0012】前記露光器14は多数のLEDを配設して
なり、入力された画データに基づき感光ドラム12の外
周面に光を照射する。そして、この光の照射に伴い、感
光ドラム12の外周面において、光が照射された部位
(画データの黒に対応する部分)の電位が約−50V程
度になり、光の照射部位と非照射部位(画データの白に
対応する部分)との間で電位差が生じる。その結果、感
光ドラム12の外周面には、画データに対応する静電潜
像が形成されるようになっている。
【0013】前記現像器ユニット15は、トナー19を
貯留するためのトナーケース20と、そのトナーケース
20内の下部に配置された供給ローラ21と、その供給
ローラ21と感光ドラム12との間に位置するようにト
ナーケース20の下端開口部に配置された現像ローラ2
2とを備えている。そして、現像ローラ22は供給ロー
ラ21及び感光ドラム12の外周面に接触され、この状
態で供給ローラ21及び現像ローラ22が、現像器ユニ
ット15外に設けられた図示しない駆動モータによっ
て、図2にそれぞれ矢印A2、矢印A3で示す方向へ回
転されるようになっている。
【0014】前記供給ローラ21は、ステンレス鋼等の
金属製の軸21aと、その軸21aの周囲に取り付けら
れた導電性を有する発泡ウレタン等の発泡体層21bと
により構成されている。そして、供給ローラ21には印
字動作時に、所定のバイアス電圧(−400〜−600
V、好ましくは約−500V)が印加されるようになっ
ている。
【0015】前記現像ローラ22は、ステンレス鋼等の
金属製の軸22aと、その軸22aの周囲に取り付けら
れた導電性を有するゴム層22bとにより構成されてい
る。また、この導電性を有するゴム層22bの形成に
は、ブタジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、シリ
コンゴム或いはウレタンゴムが好適に使用できる。そし
て、現像ローラ22には印字動作時に、所定のバイアス
電圧(−200〜−400V、好ましくは−300V)
が印加されるようになっている。
【0016】前記トナーケース20内には攪拌体23が
回転可能に配設されている。そして、この攪拌体23が
図示しない駆動モータにより回転されて、トナーケース
20内のトナー19を攪拌するようになっている。
【0017】前記トナーケース20の下端開口部には、
規制ブレード24が現像ローラ22の外周面に弾性接触
可能に取り付けられ、現像ローラ22の外周面に付着し
たトナー19の層厚を均一化するようになっている。ま
た、この規制ブレード24は、導電性を有するゴム製ま
たは金属製の弾性材料、好ましくはウレタンゴムシート
或いはステンレス鋼製の板材からなっている。さらに、
この規制ブレード24には印字動作時に、所定のバイア
ス電圧(−200〜−700V、好ましくは約−400
V)が印加されるようになっている。
【0018】そして、印字動作時においては、前記現像
器ユニット15における供給ローラ21及び現像ローラ
22が摩擦接触しながら回転されるとともに、それらの
ローラ21,22にバイアス電圧が印加される。これに
よって、両ローラ21,22の付近に存在するトナー1
9が帯電される。
【0019】また、供給ローラ21の回転に伴い、同ロ
ーラ21の発泡体層21bにおける気孔内に充填された
トナー19が現像ローラ22側に移送される。すなわ
ち、供給ローラ21と現像ローラ22との圧接部では、
両ローラ21,22の電位差に基づき、トナー19が供
給ローラ21から現像ローラ22へ移動して、現像ロー
ラ22の外周面に付着する。
【0020】そして、現像ローラ22の外周面に付着し
たトナー19は、現像ローラ22の回転に伴い、規制ブ
レード24を経て感光ドラム12側に移送される。ま
た、この現像ローラ22上のトナー19は、規制ブレー
ド24を通過するとき、そのブレード24によって層厚
が均一にされる。
【0021】さらに、現像ローラ22上のトナー19
は、規制ブレード24により約−650Vに帯電され
る。このため、現像ローラ22上のトナー19が感光ド
ラム12上に接触すると、そのトナー19と感光ドラム
12上の静電潜像との電位差に基づき、トナー19が静
電潜像に吸着されて、感光ドラム12上にトナー画像が
形成される。
【0022】図1に示すように、装置ケース11の下部
には給紙カセット25が着脱可能に装着されている。こ
の給紙カセット25内には、用紙としての多数枚の記録
紙26が積層状態で収容されている。そして、ピックア
ップローラ27の回転に伴い、記録紙26が給紙カセッ
ト25内から1枚ずつ繰り出されて、用紙ガイド28及
び各一対の搬送ローラ29,30を介して、前記感光ド
ラム12と転写ローラ16との間に送り込まれるように
なっている。
【0023】図1,図2に示すように、前記転写ローラ
16は、記録紙搬送経路を挟んで感光ドラム12の外周
面と接触するように配置され、図示しない駆動モータに
より回転されるようになっている。また、この転写ロー
ラ16は、ステンレス鋼等の金属製の軸16aと、その
軸16aの周囲に取り付けられた導電性を有する発泡ウ
レタン等の発泡体層16bとにより構成されている。さ
らに、この転写ローラ16には印字動作時に、所定のプ
ラスのバイアス電圧(500V〜4kV程度)が印加さ
れるようになっている。
【0024】そして、前記感光ドラム12と転写ローラ
16との間に送り込まれた記録紙26は、転写ローラ1
6によって感光ドラム12の外周面に密着される。これ
によって、記録紙26の裏面側が、電圧印加された転写
ローラ16に接触することになる。すると、感光ドラム
12側と転写ローラ16側との電位差に基づいて、感光
ドラム12上のトナー画像が記録紙26に向かって引き
寄せられて、その記録紙26上に転写される。このよう
に、トナー画像が転写された後の記録紙26は、感光ド
ラム12及び転写ローラ16の回転によって、定着ユニ
ット31に向かって送り出される。
【0025】前記定着ユニット31は、感光ドラム12
の記録紙送り出し側に位置するように装置ケース11内
に配設され、加熱ローラ31aと、その加熱ローラ31
aに記録紙搬送経路を挟んで圧接される加圧ローラ31
bとを有している。そして、記録紙26が用紙ガイド3
2を経て加熱ローラ31aと加圧ローラ31bとの間に
送り込まれることにより、トナー中の樹脂成分が溶融さ
れて記録紙26上に融着される。その結果、記録紙26
上にトナー画像が永久像として定着される。その後、記
録紙26は一対の排出ローラ33によって、装置ケース
11外に排出される。
【0026】前記メモリ除去ブラシ17は導電性ブラシ
から構成されている。また、このメモリ除去ブラシ17
には印字動作時に、所定のプラスのバイアス電圧が印加
されるようになっている。そして、トナー画像の転写後
の感光ドラム12の外周面が、感光ドラム12の回転に
伴ってメモリ除去ブラシ17と対向する位置に移動され
る。このとき、感光ドラム12の外周面に残留している
若干の未転写トナーが、メモリ除去ブラシ17により掻
き乱されて、感光ドラム12の外周面上に一様に分散さ
れる。
【0027】さらに、この分散された残留トナーは、感
光ドラム12の回転に伴い帯電器13と対向する位置に
搬送され、その帯電器13によって約−750Vに帯電
される。その後、この残留トナーは、感光ドラム12の
回転に伴い現像器ユニット15の現像ローラ22と対向
する位置に搬送され、現像ローラ22との電位差に基づ
き、その現像ローラ22に吸着されてトナーケース20
内に戻される。言い換えれば、現像器ユニット15は、
現像動作と並行して、メモリ除去ブラシ17により分散
された残留トナーを回収するクリーニング動作も行う。
【0028】次に、この画像形成装置の主要構成部分の
回路構成について説明する。図3に示すように、CPU
(中央処理装置)36には、装置全体の動作を制御する
プログラムを記憶したROM(リードオンリメモリ)3
7と、各種データを一時的に記憶するRAM(ランダム
アクセスメモリ)38とが接続されている。そして、こ
のCPU36、ROM37及びRAM38により、制御
手段が構成されている。
【0029】前記CPU36には入出力インターフェー
ス回路39が接続されている。入出力インターフェース
回路39には操作パネル40が接続され、操作パネル4
0は電源スイッチや各種の操作キーを備えている。そし
て、この操作パネル40上の電源スイッチや操作キーが
操作されたとき、入出力インターフェース回路39を介
して、CPU36に操作信号が入力される。
【0030】前記CPU36は、入出力インターフェー
ス回路39及びドライバ41を介して、感光ドラム12
を回転させるための駆動モータ42に駆動信号を出力す
る。また、CPU36は、入力された画データに基づ
き、入出力インターフェース回路39を介して、露光器
14のLEDに発光信号を出力する。さらに、CPU3
6は、入出力インターフェース回路39及び高圧発生回
路(HVPS)43,44,45,46を介して、前記
転写ローラ16、メモリ除去ブラシ17、帯電器13及
び現像器ユニット15に、所定のバイアス電圧を所定の
タイミングで印加する。しかも、CPU36は、入出力
インターフェース回路39及びドライバ47を介して、
前記定着ユニット31にオンオフ信号を出力する。
【0031】そして、前記CPU36は、操作パネル4
0上の電源スイッチがオンされたとき、駆動モータ42
を駆動させて感光ドラム12を少なくとも一回転させ、
印字動作に先立って前回転処理を行わせる。また、CP
U36はこの前回転処理時において、図4に示すよう
に、転写ローラ16に対して、通常の印字動作時とは逆
のマイナスのバイアス電圧を印加する。
【0032】さらに、前記CPU36は、帯電器13に
印加するバイアス電圧を、前回転処理時の途中まで0に
するとともに、その後にマイナスに変更する。しかも、
CPU36は、現像器ユニット15の供給ローラ21、
現像ローラ22及び規制ブレード24に印加するバイア
ス電圧を、前回転処理時の最初はプラスにするととも
に、帯電器13のバイアス電圧の変更後に所定時間T1
を経過したとき、プラスからマイナスに切り換える。
【0033】また、前記現像器ユニット15のバイアス
電圧の切り換え所定時間T1は、帯電器13にて帯電さ
れた感光ドラム12上の帯電部分が現像器ユニット15
との対応位置に回転移行されるまでの時間と一致するよ
うに、入出力インターフェース39に接続されたタイマ
48により設定されている。そして、前回転処理時の途
中において、帯電器13のバイアス電圧が0からマイナ
スに変更された時点で、このタイマ48が起動され、帯
電器13により帯電された感光ドラム12上の帯電部分
が現像器ユニット15との対応位置に回転移行された時
点で、タイムアップするようになっている。なお、この
実施形態では、タイマ48の設定時間T1が約1.5秒
になっている。
【0034】次に、前記のように構成された画像形成装
置の動作を説明する。さて、この実施形態の画像形成装
置において、操作パネル40上の電源スイッチがオンさ
れると、駆動モータ42の駆動により、感光ドラム12
が少なくとも一回転され、印字動作に先立って前回転処
理が行われる。この前回転処理には、図4に示すよう
に、高圧発生回路43から転写ローラ16に、通常の印
字動作時と逆のマイナスのバイアス電圧(−1000V
程度)が印加される。
【0035】従って、転写ローラ16上にトナーが付着
している場合、そのトナーもマイナス電位の正規チャー
ジトナーとなる。このとき、感光ドラム12の転写ロー
ラ16と対応している部分はゼロ電位であるため、正規
チャージトナーは感光ドラム12側に移行してその感光
ドラム12の外周面に付着する。その後、感光ドラム1
2上に付着した正規チャージトナーは、感光ドラム12
の回転に伴い現像器ユニット15側に回転移行される。
【0036】一方、この前回転処理時には、高圧発生回
路46から現象器ユニット15に、バイアス電圧が印加
される。現象器ユニット15に対するバイアス電圧は、
前回転処理時の途中までプラスになっている。このた
め、感光ドラム12上の正規チャージトナーが現象器ユ
ニット15に回収される。
【0037】また、この前回転処理時の途中までは帯電
器13に対するバイアス電圧の印加はゼロである。従っ
て、この間において感光ドラム12と現象器ユニット1
5との間の電位差が大きくなるのが抑制され、現象器ユ
ニット15側から感光ドラム12側へのトナーの不要な
移動を防止できる。そして、感光ドラム12上のトナー
が現象器ユニット15に回収され終わると、帯電器13
にマイナスのバイアス電圧が付与されるとともに、タイ
マ48が起動される。
【0038】前記タイマ48の起動後に所定時間T1が
経過して、感光ドラム12の回転に伴い、帯電器13に
てマイナスに帯電された感光ドラム12上の帯電部分が
現像器ユニット15との対応位置まで回転移行される
と、タイマ48がタイムアップする。すると、図4に示
すように、現像器ユニット15に対するバイアス電圧
が、プラスからマイナスに切り換えられる。このよう
に、感光ドラム12及び現象器ユニット15がマイナス
電位になった状態で待機モードとなる。
【0039】なお、メモリ除去ブラシ17は前回転処理
時においては、ゼロ電位に維持される。次に、第1実施
形態から見い出せる効果を以下に記載する。
【0040】・ 第1実施形態の画像形成装置において
は、印字動作の前回転処理時に、転写ローラ16にマイ
ナスのバイアス電圧が印加されるとともに、現象器ユニ
ット15にプラスのバイアス電圧が印加されるようにな
っている。このため、転写ローラ16の外周面にトナー
が付着している場合には、その転写ローラ16上のトナ
ーが、転写ローラ16上から感光体としての感光ドラム
12上に回収された後、その感光ドラム12上から現像
器ユニット15に回収される。従って、その後の印字動
作時に、転写ローラ16に付着しているトナーにより、
記録紙26の裏面が汚れるおそれを防止することができ
る。
【0041】・ 第1実施形態の画像形成装置において
は、帯電器13のバイアス電圧が、前回転処理時の途中
までは0にされるとともに、その後にマイナスに変更さ
れるようになっている。また、現像器ユニット15のバ
イアス電圧が、前回転処理時の最初はプラスにされると
ともに、帯電器13により帯電された感光ドラム12上
の帯電部分が現像器ユニット15との対応位置に移行さ
れたときに、プラスからマイナスに切り換えられるよう
になっている。このため、前回転処理時の途中までは、
感光ドラム12と現像器ユニット15との電位差が抑え
られて、現像器ユニット15から感光ドラム12上にト
ナーが付着するのを防止することができる。そして、そ
の後は現像器ユニット15、感光ドラム12がマイナス
電位の待機モードになるため、現像器ユニット15から
感光ドラム12へのトナーの不要な移動を防止できる。
【0042】・ 第1実施形態の画像形成装置において
は、帯電器13のバイアス電圧が0からマイナスに変更
された後、現像器ユニット15のバイアス電圧がプラス
からマイナスに切り換えられるまでの時間T1が、タイ
マ48により設定されるようになっている。このため、
感光ドラム12の回転速度等に応じて、現像器ユニット
15のバイアス電圧の切り換えタイミングを、容易に設
定変更することができる。
【0043】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を、図5に基づいて説明する。さて、この実
施形態においては、転写ローラ16に対するバイアス電
圧が、前回転処理時の途中で、マイナスから0に変更さ
れるようになっている。そして、この転写ローラ16の
バイアス電圧の変更後に、帯電器13に対するバイアス
電圧が、0からマイナスに変更されるようになってい
る。さらに、この帯電器13のバイアス電圧の変更後、
第1の実施形態と同様の所定時間T1をおいて、現像器
ユニット15に対するバイアス電圧が、プラスからマイ
ナスに切り換えられるようになっている。
【0044】従って、この第2の実施形態においても、
前述した第1の実施形態と同様に、印字動作の前回転処
理時に、転写ローラ16に付着している正規チャージト
ナーを回収除去することができて、その後の印字動作時
に、記録紙26の裏面が汚れるおそれを防止することが
できる。また、この第2の実施形態においても前回転処
理時の途中まで、感光ドラム12と現像器ユニット15
との電位差が抑えられて、現像器ユニット15から感光
ドラム12上に、逆チャージトナーが移動付着するのを
防止することもできる。
【0045】(第3の実施形態)次に、この発明の第3
の実施形態を、図6に基づいて説明する。さて、この実
施形態においては、帯電器13に対して前回転処理時の
最初から、マイナスのバイアス電圧が印加されるように
なっている。また、現像器ユニット15に対するバイア
ス電圧は、前回転処理時の最初はプラスにされるととも
に、前回転処理の終了直前に、プラスからマイナスに切
り換えられるようになっている。
【0046】従って、この第3の実施形態においても、
前述した第1の実施形態と同様に、印字動作の前回転処
理時に、転写ローラ16に付着している正規チャージト
ナーを回収除去することができて、その後の印字動作時
に、記録紙26の裏面が汚れるおそれを防止することが
できる。また、この第3の実施形態においては、帯電器
13のバイアス電圧が、前回転処理時の最初からマイナ
スになっているため、転写ローラ16から感光ドラム1
2上に回収された正規チャージトナーが、感光ドラム1
2上から帯電器13側に移動して、その帯電器13に付
着するのを防止することができる。
【0047】(第4の実施形態)次に、この発明の第4
の実施形態を、図7に基づいて説明する。さて、この実
施形態においては、前記第3の実施形態と同様に、帯電
器13に対して前回転処理時の最初から、マイナスのバ
イアス電圧が印加されるようになっている。一方、転写
ローラ16に対するバイアス電圧は、前回転処理時の途
中で、マイナスから0に変更されるようになっている。
そして、この転写ローラ16のバイアス電圧の変更後
に、現像器ユニット15に対するバイアス電圧が、プラ
スからマイナスに切り換えられるようになっている。
【0048】従って、この第4の実施形態においても、
前述した第3の実施形態とほぼ同様の効果を発揮させる
ことができる。なお、この発明は、次のように変更して
具体化することも可能である。
【0049】・ 図3に鎖線で示すように、装置ケース
11内の温度及び湿度を検出するセンサ49を設け、こ
のセンサ49の検出データに基づいて、転写ローラ1
6、帯電器13、現像器ユニット15に対するバイアス
電圧及びその印加タイミングを調整できるように構成す
ること。
【0050】・ 前回転処理時において、転写ローラ1
6に対しマイナスのバイアス電圧を印加する際、その印
加の開始から終了までの時間を調整できるように構成す
ること。
【0051】・ 印字動作の開始時、及び印字動作終了
後の後回転処理時においても、前回転処理時と同様に、
転写ローラ16、帯電器13及び現像器ユニット15に
対して、前述した各実施形態に示すようなバイアス電圧
が付与されるように構成すること。
【0052】・ 前記各実施形態では、電源スイッチの
オンにともなって、前回転処理が行われるように構成し
たが、コピー開始スイッチのオン時またはファクシミリ
装置では画データの記録開始前に前回転処理が行われる
ように構成すること。
【0053】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、印字動作の前回転処理時に、マイナスに帯
電している正規チャージトナーを転写ローラから回収除
去することができて、印字動作時に記録紙の裏面が汚れ
るおそれを防止することができる。
【0054】請求項2に記載の発明によれば、前回転処
理時の途中までは、感光体と現像器との電位差が抑えら
れて、現像器から感光体上に逆チャージトナーが付着す
るのを防止することができる。
【0055】請求項3に記載の発明によれば、帯電器に
対して前回転処理時の最初からマイナスのバイアス電圧
が付与されていて、転写ローラから感光体上に回収され
た正規チャージトナーが、帯電器に付着するのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態の画像形成装置を
示す縦断面図。
【図2】 その画像形成装置の要部を拡大して示す部分
断面図。
【図3】 画像形成装置の回路構成を示すブロック図。
【図4】 前回転処理時の動作を説明するタイムチャー
ト。
【図5】 第2の実施形態の前回転処理時の動作を示す
タイムチャート。
【図6】 第3の実施形態の前回転処理時の動作を示す
タイムチャート。
【図7】 第4の実施形態の前回転処理時の動作を示す
タイムチャート。
【符号の説明】
12…感光体としての感光ドラム、13…帯電器、14
…露光器、15…現像器ユニット、16…転写ローラ、
19…トナー、26…記録紙、36…制御手段を構成す
るCPU、37…制御手段を構成するROM、38…制
御手段を構成するRAM。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写ローラを感光体と対向するように配
    設し、その転写ローラにより記録紙を感光体に密着させ
    るとともに、転写ローラに所定のバイアス電圧を印加し
    て、感光体上のトナー画像を記録紙上に転写するように
    した画像形成装置において、印字動作の前回転処理時
    に、前記転写ローラにマイナスのバイアス電圧を印加す
    るように制御する制御手段を設けた画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、帯電器のバイアス電圧
    を前回転処理時の途中までゼロにするとともに、その後
    にマイナスに変更し、現像器のバイアス電圧を前回転処
    理時の最初はプラスにするとともに、帯電器により帯電
    された感光体上の帯電部分が現像器との対応位置に移行
    されたときに、プラスからマイナスに切り換えるように
    制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、帯電器のバイアス電圧
    を前回転処理時の最初からマイナスにし、現像器のバイ
    アス電圧を前回転処理時の最初はプラスにするととも
    に、その後にプラスからマイナスに切り換えるように制
    御する請求項1に記載の画像形成装置。
JP15975397A 1997-06-17 1997-06-17 画像形成装置 Pending JPH117209A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4810072A (en) * 1984-12-22 1989-03-07 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4810072A (en) * 1984-12-22 1989-03-07 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens

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