JPH113020A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH113020A
JPH113020A JP9154001A JP15400197A JPH113020A JP H113020 A JPH113020 A JP H113020A JP 9154001 A JP9154001 A JP 9154001A JP 15400197 A JP15400197 A JP 15400197A JP H113020 A JPH113020 A JP H113020A
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JP
Japan
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toner
photosensitive drum
developing unit
bias voltage
image forming
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JP9154001A
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English (en)
Inventor
Naohiro Okada
直浩 岡田
Tadahiro Yokogawa
忠弘 横川
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字動作の前回転処理時に、現像器のトナー
が感光体の外面に付着することはなく、記録紙の裏面が
汚れたり、メモリ除去ブラシのトナー分散能力が低下し
たりするのを防止することができる画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 印字動作の前回転処理時に、帯電器13
により帯電された感光ドラム12上の帯電部分が現像器
ユニット15との対応位置に移行されるまでの間、現像
器ユニット15に通常と逆のプラスのバイアス電圧を印
加する。これにより、感光ドラム12上の帯電部分が現
像器ユニット15との対応位置に移行されるまでの間
は、トナー19を現像器ユニット15に引きつけ、感光
ドラム12の帯電されていない外面部分が現像器ユニッ
ト15に臨むことになっても、現像器ユニット15のト
ナー19が感光ドラム12の帯電されていない外面部分
に付着されないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファクシミリ装
置、複写機、プリンタ等に適用される電子写真式の画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真式の画像形成装置にお
いては、感光体としての感光ドラムの周囲に、帯電器、
露光器、現像器及び転写ローラが、感光ドラムの回転方
向に沿って順に配設されている。そして、印字動作時に
は感光ドラムが回転されながら、帯電器により感光ドラ
ムの外周面が一様に帯電され、露光器により感光ドラム
の外周面に光が照射されて静電潜像が形成される。さら
に、この感光ドラムの静電潜像には現像器によりトナー
が付着されてトナー画像が形成され、そのトナー画像が
転写ローラにより記録紙上に転写される。
【0003】従来のこの種の画像形成装置では、電源ス
イッチがオンされた場合等において、感光ドラムが少な
くとも一回転され、印字動作に先立って前回転処理が行
われるようになっている。すなわち、この前回転処理時
には、帯電器により感光ドラムの外周全体が一様に帯電
されるとともに、感光ドラムの外周に残留するトナー
が、メモリ除去ブラシにより掻き乱されて感光ドラム上
に一様に分散され、その後に残留トナーが静電吸引力に
より感光ドラム上から現像器に回収されるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の画像形成装置において、印字動作の前回転処理を行
う場合、帯電器により帯電された感光ドラム上の帯電部
分が、現像器との対応位置に回転移行されるまでの間
は、感光ドラムの帯電されていない外面部分が現像器に
臨むことになる。このため、現像器でマイナスに帯電さ
れているトナーが、この感光ドラムの帯電されていない
外面部分に付着するとともに、そのトナーが感光ドラム
上から転写ローラに付着して、印字動作時に記録紙の裏
面を汚すという問題があった。
【0005】また、感光ドラム上のトナーがメモリ除去
ブラシに付着して、そのメモリ除去ブラシのトナー分散
能力が低下し、感光ドラム上の残留トナーを十分に回収
することができなくなるという問題もあった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、印字動作の前回転処理時に、現像器のト
ナーが感光体の外面に付着することはなく、記録紙の裏
面を汚すのを防止することができるとともに、メモリ除
去ブラシのトナー分散能力が低下するのを防止すること
ができる画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、帯電器により感光体
を帯電させた状態で、露光器により感光体上に静電潜像
を形成し、現像器により静電潜像にトナーを付着させ
て、トナー画像を形成するようにした画像形成装置にお
いて、印字動作の前回転処理時に、感光体上の帯電部分
が現像器との対応位置に移行されるまでの間、現像器に
通常と逆のバイアス電圧を印加するように制御する制御
手段を設けたものである。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の画像形成装置において、前記制御手段は、印字動作
の開始時においても、感光体上の帯電部分が現像器との
対応位置に移行されるまでの間、現像器に通常と逆のバ
イアス電圧を印加するように制御するものである。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の画像形成装置において、前記現像器
に通常と逆のバイアス電圧を印加する時間は、タイマに
より設定するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態
を、図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すよう
に、装置ケース11の内部には、外周面に光導電膜を有
する感光体としての感光ドラム12が配設され、装置ケ
ース11を介してアースされている。そして、この感光
ドラム12は、ドラムユニット18外に設けられた後述
する駆動モータ42により、図2に矢印A1で示す方向
へ回転されるようになっている。
【0011】前記感光ドラム12の周囲には、帯電器1
3、露光器14、現像器ユニット15、転写ローラ16
及びメモリ除去ブラシ17が、感光ドラム12の回転方
向A1に沿って順に配設されている。帯電器13は、軸
の外周に多数の導電性刷毛体を植設してなるブラシロー
ラ式となっている。そして、この帯電器13は印字動作
時に、所定のバイアス電圧が印加された状態で回転され
て、感光ドラム12の外周面を約−600〜−800V
に一様に帯電させるようになっている。
【0012】前記露光器14は多数のLEDを配設して
なり、入力された画データに基づき感光ドラム12の外
周面に光を照射する。そして、この光の照射に伴い、感
光ドラム12の外周面において、光が照射された部位
(画データの黒に対応する部分)の電位が約−80V以
下程度になり、光の照射部位と非照射部位(画データの
白に対応する部分)との間で電位差が生じる。その結
果、感光ドラム12の外周面には、画データに対応する
静電潜像が形成されるようになっている。
【0013】前記現像器ユニット15は、トナー19を
貯留するためのトナーケース20と、そのトナーケース
20内の下部に配置された供給ローラ21と、その供給
ローラ21と感光ドラム12との間に位置するようにト
ナーケース20の下端開口部に配置された現像ローラ2
2とを備えている。そして、現像ローラ22は供給ロー
ラ21及び感光ドラム12の外周面に接触され、この状
態で供給ローラ21及び現像ローラ22が、現像器ユニ
ット15外に設けられた図示しない駆動モータによっ
て、図2にそれぞれ矢印A2、矢印A3で示す方向へ回
転されるようになっている。
【0014】前記供給ローラ21は、ステンレス鋼等の
金属製の軸21aと、その軸21aの周囲に取り付けら
れた導電性を有する発泡ウレタン等の発泡体層21bと
により構成されている。そして、供給ローラ21には印
字動作時に、所定のバイアス電圧(−600〜−700
V、好ましくは約−650V)が印加されるようになっ
ている。
【0015】前記現像ローラ22は、ステンレス鋼等の
金属製の軸22aと、その軸22aの周囲に取り付けら
れた導電性を有するゴム層22bとにより構成されてい
る。また、この導電性を有するゴム層22bの形成に
は、ブタジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、シリ
コンゴム或いはウレタンゴムが好適に使用できる。そし
て、現像ローラ22には印字動作時に、所定のバイアス
電圧(−300〜−400V、好ましくは−350V)
が印加されるようになっている。
【0016】前記トナーケース20内には攪拌体23が
回転可能に配設されている。そして、この攪拌体23が
図示しない駆動モータにより回転されて、トナーケース
20内のトナー19を攪拌するようになっている。
【0017】前記トナーケース20の下端開口部には、
規制ブレード24が現像ローラ22の外周面に弾性接触
可能に取り付けられ、現像ローラ22の外周面に付着し
たトナー19の層厚を均一化するようになっている。ま
た、この規制ブレード24は、導電性を有するゴム製ま
たは金属製の弾性材料、好ましくはウレタンゴムシート
或いはステンレス鋼製の板材からなっている。さらに、
この規制ブレード24には印字動作時に、所定のバイア
ス電圧(−600〜−700V、好ましくは約−650
V)が印加されるようになっている。
【0018】そして、印字動作時においては、前記現像
器ユニット15における供給ローラ21及び現像ローラ
22が摩擦接触しながら回転されるとともに、それらの
ローラ21,22にバイアス電圧が印加される。これに
よって、両ローラ21,22の付近に存在するトナー1
9が帯電される。
【0019】また、供給ローラ21の回転に伴い、同ロ
ーラ21の発泡体層21bにおける気孔内に充填された
トナー19が現像ローラ22側に移送される。すなわ
ち、供給ローラ21と現像ローラ22との圧接部では、
両ローラ21,22の電位差に基づき、トナー19が供
給ローラ21から現像ローラ22へ移動して、現像ロー
ラ22の外周面に付着する。
【0020】そして、現像ローラ22の外周面に付着し
たトナー19は、現像ローラ22の回転に伴い、規制ブ
レード24を経て感光ドラム12側に移送される。ま
た、この現像ローラ22上のトナー19は、規制ブレー
ド24を通過するとき、そのブレード24によって層厚
が均一にされる。
【0021】さらに、現像ローラ22上のトナー19
は、規制ブレード24により約−650Vに帯電され
る。このため、現像ローラ22上のトナー19が感光ド
ラム12上に接触すると、そのトナー19と感光ドラム
12上の静電潜像との電位差に基づき、トナー19が静
電潜像に吸着されて、感光ドラム12上にトナー画像が
形成される。
【0022】図1に示すように、装置ケース11の下部
には給紙カセット25が着脱可能に装着されている。こ
の給紙カセット25内には、用紙としての多数枚の記録
紙26が積層状態で収容されている。そして、ピックア
ップローラ27の回転に伴い、記録紙26が給紙カセッ
ト25内から1枚ずつ繰り出されて、用紙ガイド28及
び各一対の搬送ローラ29,30を介して、前記感光ド
ラム12と転写ローラ16との間に送り込まれるように
なっている。
【0023】図1,図2に示すように、前記転写ローラ
16は、記録紙搬送経路を挟んで感光ドラム12の外周
面と接触するように配置され、図示しない駆動モータに
より回転されるようになっている。また、この転写ロー
ラ16は、ステンレス鋼等の金属製の軸16aと、その
軸16aの周囲に取り付けられた導電性を有する発泡ウ
レタン等の発泡体層16bとにより構成されている。さ
らに、この転写ローラ16には印字動作時に、所定のプ
ラスのバイアス電圧が印加されるようになっている。
【0024】そして、前記感光ドラム12と転写ローラ
16との間に送り込まれた記録紙26は、転写ローラ1
6によって感光ドラム12の外周面に密着される。これ
によって、記録紙26の裏面側が、電圧印加された転写
ローラ16に接触することになる。すると、感光ドラム
12側と転写ローラ16側との電位差に基づいて、感光
ドラム12上のトナー画像が記録紙26に向かって引き
寄せられて、その記録紙26上に転写される。このよう
に、トナー画像が転写された後の記録紙26は、感光ド
ラム12及び転写ローラ16の回転によって、定着ユニ
ット31に向かって送り出される。
【0025】前記定着ユニット31は、感光ドラム12
の記録紙送り出し側に位置するように装置ケース11内
に配設され、加熱ローラ31aと、その加熱ローラ31
aに記録紙搬送経路を挟んで圧接される加圧ローラ31
bとを有している。そして、記録紙26が用紙ガイド3
2を経て加熱ローラ31aと加圧ローラ31bとの間に
送り込まれることにより、トナー中の樹脂成分が溶融さ
れて記録紙26上に融着される。その結果、記録紙26
上にトナー画像が永久像として定着される。その後、記
録紙26は一対の排出ローラ33によって、装置ケース
11外に排出される。
【0026】前記メモリ除去ブラシ17は導電性ブラシ
から構成されている。また、このメモリ除去ブラシ17
には印字動作時に、所定のプラスのバイアス電圧が印加
されるようになっている。そして、トナー画像の転写後
の感光ドラム12の外周面が、感光ドラム12の回転に
伴ってメモリ除去ブラシ17と対向する位置に移動され
る。このとき、感光ドラム12の外周面に残留している
若干の未転写トナーが、メモリ除去ブラシ17により掻
き乱されて、感光ドラム12の外周面上に一様に分散さ
れる。
【0027】さらに、この分散された残留トナーは、感
光ドラム12の回転に伴い帯電器13と対向する位置に
搬送され、その帯電器13によって約−600〜−80
0Vに帯電される。その後、この残留トナーは、感光ド
ラム12の回転に伴い現像器ユニット15の現像ローラ
22と対向する位置に搬送され、現像ローラ22との電
位差に基づき、その現像ローラ22に吸着されてトナー
ケース20内に戻される。言い換えれば、現像器ユニッ
ト15は、現像動作と並行して、帯電器13により分散
された残留トナーを回収するクリーニング動作も行う。
【0028】次に、この画像形成装置の主要構成部分の
回路構成について説明する。図3に示すように、CPU
(中央処理装置)36には、装置全体の動作を制御する
プログラムを記憶したROM(リードオンリメモリ)3
7と、各種データを一時的に記憶するRAM(ランダム
アクセスメモリ)38とが接続されている。そして、こ
のCPU36、ROM37及びRAM38により、制御
手段が構成されている。
【0029】前記CPU37には入出力インターフェー
ス回路39が接続されている。入出力インターフェース
回路39には操作パネル40が接続され、操作パネル4
0は電源スイッチや各種の操作キーを備えている。そし
て、この操作パネル40上の電源スイッチや操作キーが
操作されたとき、入出力インターフェース回路39を介
して、CPU36に操作信号が入力される。
【0030】前記CPU36は、入出力インターフェー
ス回路39及びドライバ41を介して、感光ドラム12
を回転させる駆動モータ42に駆動信号を出力する。ま
た、CPU36は、入力された画データに基づき、入出
力インターフェース回路39を介して、露光器14のL
EDに発光信号を出力する。さらに、CPU36は、入
出力インターフェース回路39及び高圧発生回路(HV
PS)43,44,45,46を介して、前記転写ロー
ラ16、メモリ除去ブラシ17、帯電器13及び現像器
ユニット15に、所定のバイアス電圧を所定のタイミン
グで印加する。しかも、CPU36は、入出力インター
フェース回路39及びドライバ47を介して、前記定着
ユニット31にオンオフ信号を出力する。
【0031】そして、前記CPU36は、操作パネル4
0上の電源スイッチがオンされたとき、駆動モータ42
を駆動させて感光ドラム12を少なくとも一回転させ、
印字動作に先立って前回転処理を行わせる。また、CP
U36は前回転処理時において、図4に示すように、帯
電器13に所定のマイナスのバイアス電圧を印加すると
ともに、転写ローラ16にはマイナスのバイアス電圧を
印加し、メモリ除去ブラシ17に所定のプラスのバイア
ス電圧を印加する。
【0032】さらに、前記CPU36は前回転処理時に
おいて、現像器ユニット15の供給ローラ21、現像ロ
ーラ22及び規制ブレード24に対して、所定時間T1
にわたって、通常と逆のプラスのバイアス電圧を印加
し、その後に所定のマイナスのバイアス電圧を印加す
る。しかも、CPU36は、操作パネル40上の印字開
始キーの操作により、印字動作が開始される時点におい
ても、前回転処理時と同様に、現像器ユニット15に対
して所定時間T1にわたり、通常と逆のプラスのバイア
ス電圧を印加した後、所定のマイナスのバイアス電圧を
印加する。
【0033】また、この現像器ユニット15に対するプ
ラスのバイアス電圧の印加時間T1は、帯電器13にて
帯電された感光ドラム12上の帯電部分が現像器ユニッ
ト15との対応位置に回転移行されるまでの時間と一致
するように、入出力インターフェース39に接続された
タイマ48により設定されている。そして、前回転処理
時及び印字動作の開始時において、このタイマ48がシ
ーケンスのスタートと同時に起動され、帯電器13によ
り帯電された感光ドラム12上の帯電部分が現像器ユニ
ット15との対応位置に回転移行された時点で、タイム
アップするようになっている。なお、この実施形態で
は、タイマ48の設定時間T1が約1.5秒になってい
る。
【0034】次に、前記のように構成された画像形成装
置の動作を説明する。さて、この実施形態の画像形成装
置において、操作パネル40上の電源スイッチがオンさ
れると、駆動モータ42の駆動により、感光ドラム12
が少なくとも一回転され、印字動作に先立って前回転処
理が行われる。この前回転処理においては、図3及び図
4に示すように、高圧発生回路45から帯電器13に、
所定のマイナスのバイアス電圧が印加されるとともに、
高圧発生回路43,44から転写ローラ16及びメモリ
除去ブラシ17に、所定のプラスのバイアス電圧が印加
される。
【0035】また、この前回転処理時には、そのシーケ
ンスのスタートと同時にタイマ48が起動される。ま
た、このタイマ48の起動と同時に、高圧発生回路46
から現像器ユニット15の供給ローラ21、現像ローラ
22及び規制ブレード24に対して、通常と逆のプラス
のバイアス電圧が印加される。そして、タイマ48の起
動後に所定時間T1が経過して、感光ドラム12の回転
に伴い、帯電器13にて帯電された感光ドラム12上の
帯電部分が現像器ユニット15との対応位置まで回転移
行されると、タイマ48がタイムアップする。すると、
図4に示すように、現像器ユニット15に対するプラス
のバイアス電圧の印加が停止され、現像器ユニット15
に対して所定のマイナスのバイアス電圧が印加される。
【0036】このため、帯電器13により帯電された感
光ドラム12上の帯電部分が、現像器ユニット15との
対応位置に回転移行されるまでの所定時間T1中は、マ
イナスに帯電しているトナー19がプラスのバイアス電
圧が印加された現像器ユニット15に引きつけられてい
る状態にある。よって、この所定時間T1中に、感光ド
ラム12の回転に伴い、その帯電されていない外面部分
が現像器ユニット15に臨むことになっても、現像器ユ
ニット15のトナー19が感光ドラム12の帯電されて
いない外面部分に付着するおそれはない。
【0037】そして、現像器ユニット15に所定のマイ
ナスのバイアス電圧が印加された後、帯電器13にて感
光ドラム12の外周全体が一様に帯電される。それとと
もに、感光ドラム12の外周に残留するトナーが、メモ
リ除去ブラシ17により掻き乱されて感光ドラム12上
に一様に分散される。そして、この分散された残留トナ
ーが、静電吸引力により感光ドラム12上から現像器ユ
ニット15に回収される。
【0038】さらに、この前回転処理後に、操作パネル
40上の印字開始キーが操作されると、駆動モータ42
の駆動により、感光ドラム12が回転されて、印字動作
が開始される。この印字動作の開始時においても、図4
に示すように、現像器ユニット15に対して所定時間T
1にわたり、通常と逆のプラスのバイアス電圧が印加さ
れた後、所定のマイナスのバイアス電圧が印加される。
このため、前述した前回転処理時と同様に、帯電器13
により帯電された感光ドラム12上の帯電部分が、現像
器ユニット15との対応位置に回転移行されるまでの間
に、現像器ユニット15のトナー19が感光ドラム12
の帯電されていない外面部分に付着することはない。
【0039】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態の画像形成装置においては、印字動作
の前回転処理時に、帯電器13により帯電された感光体
としての感光ドラム12上の帯電部分が、現像器ユニッ
ト15との対応位置に移行されるまでの間、現像器ユニ
ット15に通常と逆のプラスのバイアス電圧が印加され
るようになっている。これにより、感光ドラム12上の
帯電部分が現像器ユニット15との対応位置に移行され
るまでの間は、現像器ユニット15のトナー19がプラ
スに帯電されている。このため、感光ドラム12の帯電
されていない外面部分が現像器ユニット15に臨むこと
になっても、現像器ユニット15のトナー19が感光ド
ラム12の帯電されていない外面部分に付着することは
ない。
【0040】よって、印字動作の前回転処理時に、感光
ドラム12上のトナー19が転写ローラ16に付着する
ことはなく、印字動作時に記録紙26の裏面を汚すのを
防止することができる。また、印字動作の前回転処理時
に、感光ドラム12上のトナー19がメモリ除去ブラシ
17に付着することもなく、そのメモリ除去ブラシ17
のトナー分散能力が低下するのを防止することもでき
て、感光ドラム12上の残留トナーを十分に回収するこ
とができる。
【0041】・ この実施形態の画像形成装置において
は、印字動作の開始時においても、帯電器13により帯
電された感光ドラム12上の帯電部分が現像器ユニット
15との対応位置に移行されるまでの間、現像器ユニッ
ト15に通常と逆のプラスのバイアス電圧が印加される
ようになっている。このため、印字動作の開始時におい
ても前回転処理時と同様に、現像器ユニット15のトナ
ー19が感光ドラム12の外面に付着することはなく、
記録紙26の裏面が汚れるのを防止することができると
ともに、メモリ除去ブラシ17のトナー分散能力が低下
するのを防止することができる。
【0042】・ この実施形態の画像形成装置において
は、現像器ユニット15に通常と逆のプラスのバイアス
電圧を印加する時間T1が、タイマ48により設定され
るようになっている。このため、感光ドラム12の回転
速度等に応じて、現像器ユニット15に対するプラスの
バイアス電圧の印加時間を容易に設定することができ
る。
【0043】この実施形態は、以下のように変更するこ
とも可能である。 ・ 前回転処理時及び印字動作の開始時において、帯電
器13、転写ローラ16及びメモリ除去ブラシ17に対
するバイアス電圧の印加タイミングを適宜に変更するこ
と。
【0044】・ 前回転処理時及び印字動作の開始時に
おいて、現像器ニット15に対するプラス及びマイナス
のバイアス電圧の印加タイミングを適宜に変更するこ
と。
【0045】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、印字動作の前回転処理時に、現像器のトナ
ーが感光体の外面に付着することはなく、記録紙の裏面
を汚すのを防止することができるとともに、メモリ除去
ブラシのトナー分散能力が低下するのを防止することが
できる。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、印字動作
の開始時においても前回転処理時と同様に、現像器のト
ナーが感光体の外面に付着することはなく、記録紙の裏
面が汚れたり、メモリ除去ブラシのトナー分散能力が低
下したりするのを防止することができる。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、感光体の
移行速度等に応じて、現像器にプラスのバイアス電圧を
印加する時間を容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態における画像形成装置
を示す縦断面図。
【図2】 その画像形成装置の要部を拡大して示す部分
断面図。
【図3】 画像形成装置の回路構成を示すブロック図。
【図4】 前回転処理及び印字開始時の動作を説明する
タイムチャート。
【符号の説明】
12…感光体としての感光ドラム、13…帯電器、14
…露光器、15…現像器ユニット、16…転写ローラ、
17…メモリ除去ブラシ、19…トナー、21…供給ロ
ーラ、22…現像ローラ、24…規制ブレード、26…
記録紙、36…制御手段を構成するCPU、37…制御
手段を構成するROM、38…制御手段を構成するRA
M、48…タイマ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電器により感光体を帯電させた状態
    で、露光器により感光体上に静電潜像を形成し、現像器
    により静電潜像にトナーを付着させて、トナー画像を形
    成するようにした画像形成装置において、印字動作の前
    回転処理時に、感光体上の帯電部分が現像器との対応位
    置に移行されるまでの間、現像器に通常と逆のバイアス
    電圧を印加するように制御する制御手段を設けた画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、印字動作の開始時にお
    いても、感光体上の帯電部分が現像器との対応位置に移
    行されるまでの間、現像器に通常と逆のバイアス電圧を
    印加するように制御する請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記現像器に通常と逆のバイアス電圧を
    印加する時間は、タイマにより設定するようにした請求
    項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021033244A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 キヤノン株式会社 画像形成装置

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