JPH09160375A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH09160375A
JPH09160375A JP32336695A JP32336695A JPH09160375A JP H09160375 A JPH09160375 A JP H09160375A JP 32336695 A JP32336695 A JP 32336695A JP 32336695 A JP32336695 A JP 32336695A JP H09160375 A JPH09160375 A JP H09160375A
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JP
Japan
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developer
potential
developing
bias voltage
toner
Prior art date
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Pending
Application number
JP32336695A
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English (en)
Inventor
Kiyoichi Ota
喜代一 太田
Kenjiro Nishiwaki
健次郎 西脇
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光ドラムにトナーを吸着させて現像を行う
現像装置において、現像後に現像ローラ上に残っている
残留トナーをより完全に除去することが可能な現像装置
を提供する。 【解決手段】 可視像の形成(現像)を行わない時に、
トナーTが正に帯電している場合には、現像ローラの電
位に対して供給ローラの電位が低くなるように、供給ロ
ーラに印加するバイアス電圧を変化させる。現像ローラ
の電位に対して供給ローラの電位が低くなるので、現像
に用いられなかった正に帯電したトナーが供給ローラに
静電的に吸着され、現像ローラの表面を清浄且つ均一な
状態として次の現像を行うことができる。また、現像ロ
ーラ上に残留トナーが凝集固着することがないので、印
刷画像の鮮明度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子コピーやプリ
ンタ等の、感光ドラムにレーザ等により静電潜像を形成
し、これにトナーを付着させて現像し、当該現像により
形成された可視像を所定の用紙に転写することにより印
刷出力を得る出力装置における現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子コピーやプリンタ等の印刷出
力を得る出力装置においては、円筒形の感光ドラムに印
刷すべき情報に基づいて変調されたレーザ光等を照射す
ることにより当該感光ドラム上に印刷すべき情報に対応
する静電潜像を形成し、これに帯電したトナー(粉状又
は液状の現像剤)を付着させて当該静電潜像を現像して
記録すべき情報に対応する可視像を得、この可視像を所
定の用紙に転写することにより記録すべき情報が印刷さ
れた印刷出力(印刷物)を得ていた。
【0003】このときの感光ドラムに対するトナーの付
着は、円筒形の現像ローラにトナーを供給し、この現像
ローラと上記感光ドラムが相互に同方向に回転しつつ接
触することにより行われていた。更に、現像ローラに対
するトナーの供給は、トナーを溜めているトナーボック
ス内に配置された円筒形の供給ローラが回転し、この供
給ローラと現像ローラとが相互に同方向に回転しつつ接
触することにより行われていた。
【0004】ここで、感光ドラム上において鮮明な可視
像を現像するためには、感光ドラムへのトナーの付着が
終了する度に感光ドラムに付着せずに現像ローラ上に残
留しているトナーを除去し、現像ローラ上を清浄且つ均
一な状態にした後に新たなトナーを現像ローラに供給す
ることが必要である。この残留トナーの除去工程を実行
しない場合には、現像の度に残留しているトナー上に新
たなトナーが重なって供給されることとなり、現像の回
数を重ねるうちに残留しているトナーが現像ローラ上に
凝集固着し、現像ローラ表面の平滑性が損なわれること
となる。そして、現像ローラ表面の平滑性が損なわれる
と、出力される印刷物における画像濃度の低下等の画質
劣化の弊害が発生することとなる。
【0005】そこで、従来においては、上記の現像ロー
ラと供給ローラとの動作において、当該現像ローラと供
給ローラが接触する際に、接触部においては現像ローラ
と供給ローラとが反対方向に移動していることを利用し
て現像ローラ上の残留トナーを物理的に掻き取ることに
より残留トナーの除去を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように物理的に残留トナーを掻き取る方法によると、現
像ローラ及び供給ローラの表面状態によっては、残留ト
ナーの除去が不完全となる場合があるという問題点があ
った。
【0007】そこで、本発明は上記の問題点に鑑みて成
されたもので、その課題は、現像後に現像ローラ上に残
っている残留トナーをより完全に除去することが可能な
現像装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、請求項1に記載の発明は、感光ドラム等の静電
潜像記録媒体に記録された静電潜像をトナー等の現像剤
により現像する現像装置であって、帯電した前記現像剤
を現像ローラ等の現像剤担持手段に供給する供給ローラ
等の現像剤供給手段と、前記供給された現像剤を担持す
ると共に、前記静電潜像記録媒体に前記現像剤を付着さ
せて前記静電潜像に対応する可視像を形成する前記現像
剤担持手段と、前記可視像の形成を行わない非現像時に
おいて、前記現像剤担持手段に担持されている前記現像
剤を前記現像剤供給手段に付着させるべく、前記可視像
の形成を行う現像時における前記現像剤担持手段の電位
と前記現像剤供給手段の電位の高低関係と、前記非現像
時における前記現像剤担持手段の電位と前記現像剤供給
手段の電位の高低関係とを異ならせるためのバイアス電
圧を印加する印加装置等のバイアス電圧印加手段と、を
備えて構成される。
【0009】請求項1に記載の発明の作用によれば、現
像剤供給手段は、帯電した現像剤を現像剤担持手段に供
給する。そして、上記現像剤担持手段は、供給された現
像剤を担持すると共に、静電潜像記録媒体に現像剤を付
着させて静電潜像に対応する可視像を形成する。
【0010】このとき、バイアス電圧印加手段は、非現
像時において現像剤担持手段に担持されている現像剤を
現像剤供給手段に付着させるべく、現像時における現像
剤担持手段の電位と現像剤供給手段の電位の高低関係
と、非現像時における現像剤担持手段の電位と現像剤供
給手段の電位の高低関係とを異ならせるためのバイアス
電圧を印加する。
【0011】よって、非現像時においては、現像剤担持
手段に担持されている現像剤が現像剤供給手段に付着す
るので、可視像の形成に使用されなかった現像剤担持手
段上の不用な現像剤を除去することができる。
【0012】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の現像装置において、前
記現像剤は正に帯電していると共に、前記バイアス電圧
印加手段は、前記現像時においては、前記現像剤担持手
段の電位が前記現像剤供給手段の電位よりも低くなるよ
うに前記バイアス電圧を印加するとともに、前記非現像
時においては、前記現像剤担持手段の電位が前記現像剤
供給手段の電位よりも高くなるように前記バイアス電圧
を印加するように構成される。
【0013】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、現像剤は正に帯電
していると共に、バイアス電圧印加手段は、現像時にお
いては、現像剤担持手段の電位が現像剤供給手段の電位
よりも低くなるようにバイアス電圧を印加するととも
に、非現像時においては、現像剤担持手段の電位が現像
剤供給手段の電位よりも高くなるようにバイアス電圧を
印加する。
【0014】よって、現像剤が正に帯電している場合
に、可視像の形成に使用されなかった現像剤担持手段上
の不用な現像剤を除去することができると共に、現像時
には、現像剤が静電力により現像剤担持手段に吸着され
ることとなり、むらのない鮮明な可視像の形成を行うこ
とができる。
【0015】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1に記載の現像装置において、前
記現像剤は負に帯電していると共に、前記バイアス電圧
印加手段は、前記現像時においては、前記現像剤担持手
段の電位が前記現像剤供給手段の電位よりも高くなるよ
うに前記バイアス電圧を印加するとともに、前記非現像
時においては、前記現像剤担持手段の電位が前記現像剤
供給手段の電位よりも低くなるように前記バイアス電圧
を印加するように構成される。
【0016】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、現像剤は負に帯電
していると共に、バイアス電圧印加手段は、現像時にお
いては、現像剤担持手段の電位が現像剤供給手段の電位
よりも高くなるようにバイアス電圧を印加するととも
に、非現像時においては、現像剤担持手段の電位が現像
剤供給手段の電位よりも低くなるようにバイアス電圧を
印加する。
【0017】よって、現像剤が負に帯電している場合
に、可視像の形成に使用されなかった現像剤担持手段上
の不用な現像剤を除去することができると共に、現像時
には、現像剤が静電力により現像剤担持手段に吸着され
ることとなり、むらのない鮮明な可視像の形成を行うこ
とができる。
【0018】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
現像装置において、前記現像剤担持手段は、前記静電潜
像記録媒体に対して相互に同方向に回転しつつ接触する
ことにより粉体である前記現像剤を付着させて前記可視
像の形成を行うと共に、前記現像剤供給手段は、前記現
像剤担持手段に対して相互に同方向に回転しつつ接触す
ることにより前記現像剤を供給するように構成される。
【0019】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項1から3のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、現像剤担持手段は、静電潜像記録媒体に対して相互
に同方向に回転しつつ接触することにより粉体である現
像剤を付着させて可視像の形成を行うと共に、現像剤供
給手段は、現像剤担持手段に対して相互に同方向に回転
しつつ接触することにより現像剤を供給する。
【0020】よって、現像剤担持手段と現像剤供給手段
とが互いに同方向に回転しつつ接触しているので、現像
剤担持手段と現像剤供給手段との接触部では相互に反対
方向に回転していることとなり、可視像の形成に使用さ
れなかった不用な現像剤を静電的に除去すると共に物理
的にも除去することができ、不用な現像剤をより完全に
除去することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について図面に基づいて説明する。始めに、請求項1、
2及び4に記載の発明に対応する実施形態の現像装置の
構成について、図1を用いて説明する。
【0022】図1に示すように、実施形態に係る現像装
置Sは、静電潜像が形成される静電潜像記録媒体として
の感光ドラム1と、後述の供給ローラ3から供給される
トナーTを感光ドラム1に付着させて現像を行い、感光
ドラム1上に印刷出力すべき情報に対応する可視像を形
成する現像剤担持手段としての現像ローラ2と、現像ロ
ーラ2にトナーTを供給するための現像剤供給手段とし
ての供給ローラ3と、トナーTを格納するトナーボック
ス6と、現像ローラ2に直流電圧(バイアス電圧)を印
加するともに、後述の印加装置8に対して直流電圧を供
給する直流電源7と、直流電源7から印加されている直
流電圧の極性を変えて供給ローラ3にバイアス電圧を印
加するバイアス電圧印加手段としての印加装置8と、印
刷出力すべき情報に対応して変調された光ビームBを出
射するスキャナユニット9と、感光ドラム1を帯電させ
る放電器10と、用紙12を送って感光ドラム1上にト
ナーTにより形成されている可視像を当該用紙12に転
写する転写ローラ11と、印加装置8におけるバイアス
電圧の変更タイミングを制御する制御部13とを備えて
いる。
【0023】また、トナーボックス6は、粉体であるト
ナーTを撹拌すると共に当該トナーTを供給ローラ3に
供給するアジテータ5と、現像ローラ2上に形成される
トナーTの薄層の厚さを規制する層規制ブレード4とを
備えている。
【0024】次に、図1及び図2を用いてその動作を説
明する。なお、以下の実施形態においてはトナーTは正
に帯電するものとする。また、図2は、現像ローラ2の
電位を基準(0V)として供給ローラ3の電位の時間変
化を示すものである。
【0025】始めに、感光ドラム1において現像を行い
当該感光ドラム1上に印刷すべき情報に対応する可視像
を形成するとき(以下、現像時という。)の動作につい
て説明する。
【0026】現像時においては、始めにスキャナユニッ
ト9から、予め印刷出力すべき情報に対応して変調され
たレーザビーム等の光ビームBが出射され、図1中矢印
方向に回転している感光ドラム1に照射される。このと
き、感光ドラム1の表面の光ビームBが照射された部分
では、放電器10からのコロナ放電により予め帯電され
た電荷が、印刷出力すべき情報により変調された上記光
ビームBにより放電されることにより、感光ドラム1上
に当該印刷出力すべき情報に対応する静電潜像が形成さ
れる。
【0027】一方、この静電潜像の形成と並行して、ト
ナーボックス6においては、アジテータ5が図1中矢印
方向に回転することによりトナーTを供給ローラ3方向
に供給する。そして、供給ローラ3が図1中矢印方向に
回転することによりトナーTがトナーボックス6から現
像ローラ2に対して供給される。このとき、現像ローラ
2に対しては直流電源7から正のバイアス電圧が供給さ
れている。また、同時に供給ローラ3に対しても印加装
置8を介して直流電源7からバイアス電圧が供給されて
いるが、このとき、印加装置8は、図2に示すように、
供給ローラ3の電位が現像ローラ2の電位より高くなる
ようにバイアス電圧を印加している。このときの供給ロ
ーラ3の電位V1 は、例えば、現像ローラ3に対して+
200Vとされる。このように帯電された現像ローラ2
に対して供給ローラ3によりトナーTが供給されるので
あるが、このトナーTの供給は現像ローラ2と供給ロー
ラ3が接触している部分(この部分では、現像ローラ2
と供給ローラ3が反対方向に移動していることとなる)
における摩擦によりトナーTが正に帯電し、更に供給ロ
ーラ3が現像ローラ2より高い電位となっていることか
ら、帯電したトナーTが現像ローラ2に静電力により吸
着されることにより行われる。
【0028】なお、供給ローラ3から現像ローラ2への
トナーTの供給の際には、現像ローラ2上にトナーTの
薄層が形成されると共に、その層の厚さが層規制ブレー
ド4により規制されている。
【0029】このようにして現像ローラ2にトナーTが
供給され、当該現像ローラ2が図1中矢印方向に回転す
ると、上記の放電器10とスキャナユニット9からの光
ビームBにより感光ドラム1上に形成された静電潜像に
対してトナーTが付着し、感光ドラム1上の当該静電潜
像が形成されている部分がトナーTにより現像され、静
電潜像に対応した、換言すれば印刷出力すべき情報に対
応した可視像が形成される。そして、この可視像が形成
された感光ドラム1が更に回転することにより、転写ロ
ーラ11の回転によって図示しない給紙カセットから給
紙されてくる用紙12に当該可視像が転写され、印刷す
べき情報が用紙12上に記録される。その後は、図示し
ない定着器等により転写されたトナーTが用紙12上に
定着され、最終的な印刷出力として出力される。
【0030】なお、上記の現像時において現像後に現像
ローラ2上に残留しているトナーTの除去は、供給ロー
ラ3と現像ローラ2とが接触することにより物理的にト
ナーTを掻き取ることにより行われている。
【0031】次に、用紙12が送られてきていない間
(次の用紙12が送られてくるまでの間)に感光ドラム
1において現像(可視像の形成)を行っていないとき
(以下、非現像時という。)の動作について説明する。
【0032】非現像時においては、スキャナユニット9
から光ビームBが出射されることはなく、感光ドラム1
上に静電潜像が形成されることはないが、感光ドラム1
の回転は継続されている。
【0033】一方、現像ローラ2及び供給ローラ3の回
転も継続されているが、このとき、供給ローラ3は、図
2に示すように、印加装置8により現像ローラ2より低
い電位となるようにバイアス電圧が印加される。このと
きの供給ローラ3の電位V2(図2参照)は、例えば、
現像ローラ2の電位に対して−200Vとされる。この
供給ローラ3におけるバイアス電圧の変更は、現像装置
Sにおける印刷が開始されたタイミングからの時間を制
御部13が計時し、この計時した時間に基づいて、制御
部13に予め記憶されている印刷が開始されたタイミン
グからの現像時と非現像時との切り換えタイミング(用
紙12が感光ドラム1に送られるタイミングに同期して
いる。)により当該切り換えタミングを検出した制御部
13が、印加装置8における供給ローラ3への印加すべ
きバイアス電圧を変更するように当該印加装置8を制御
する制御信号SC を出力することにより行われる。な
お、上記制御部13に記憶されている現像時と非現像時
の切り換えタイミングは、現像装置Sの製造時において
設定されているものである。
【0034】このように、非現像時において、現像ロー
ラ2の電位より供給ローラ3の電位が低くなるように当
該供給ローラ3のバイアス電圧が設定されると、非現像
時となる前の可視像形成における現像工程において使用
されずに現像ローラ2に残留しているトナーTは、現像
ローラ2側から供給ローラ3側へ静電的に吸着され、現
像ローラ2上の残留しているトナーTが除去される。こ
のとき、上述の供給ローラ3による物理的な掻き取りも
並行して行われることとなり、これらにより現像ローラ
2の表面は清浄且つ均一な状態になる。その後は、新し
いトナーTが供給ローラ3により供給され、その層の厚
さが層規制ブレード4によって規制されることにより現
像ローラ2上には新たなトナーTの薄層が形成される。
すなわち、非現像時においては、残留しているトナーT
の物理的及び静電的な除去と新しいトナーTの薄層の形
成が繰返して行われていることとなる。
【0035】このように、非現像時において現像ローラ
2上に残留しているトナーTが除去され、均一な厚さの
トナーTの薄層が形成された後、次の用紙12に対応す
る可視像の形成が開始される(現像が行なわれる)タイ
ミングになると、制御部13は、制御信号SC を出力し
て印加装置8を制御することにより供給ローラ3に印加
されるバイアス電圧の値を変更し、図2に示すように、
供給ローラ3の電位を現像ローラ2の電位より高く設定
して上述の現像時の動作が再開される。
【0036】以後は、これまで説明した現像時の動作と
非現像時の動作を繰返すことにより、連続的に印刷出力
が得られる。以上説明したように、本実施形態によれ
ば、非現像時において、供給ローラ3の電位が現像ロー
ラ2の電位よりも低くなるので、現像ローラ2上のトナ
ーTが供給ローラ3に静電力により吸着されることとな
り、可視像の形成に使用されなかった現像ローラ2上の
不用なトナーTを除去することができる。
【0037】よって、不用な現像剤が現像ローラ2に凝
集固着することにより不鮮明な可視像の形成となること
を防止することができ、より鮮明な印刷を行うことがで
きる。
【0038】また、印加装置8が、現像時において現像
ローラ2の電位が供給ローラ3の電位よりも低くなるよ
うにバイアス電圧を印加するので、現像時には、トナー
Tが静電力により現像ローラ2に吸着されることとな
り、むらのない鮮明な可視像の形成を行うことができ
る。
【0039】更に、非現像時においては、残留している
トナーTの物理的な掻き取りと静電的な供給ローラ3へ
の吸着を並行して行うので、不用なトナーTをより完全
に除去することができる。
【0040】なお、上述の実施形態においては、非現像
時として、用紙12と他の用紙12との間の時間につい
て説明したが、本発明はこれに限らず、非現像時であっ
て、感光ドラム1、現像ローラ2及び供給ローラ3が回
転しているときであれば適用可能であり、例えば、電源
投入直後のウォーミングアップ中に本発明を適用させて
現像ローラ2に残留しているトナーTの除去を行っても
よい。
【0041】更に、上述の実施形態においては、トナー
Tが正に帯電する場合について説明したが、請求項3に
記載の発明に対応して、トナーTが負に帯電する場合に
も本発明は適用可能である。この場合には、図2におい
て現像ローラ2の電位と供給ローラ3の電位との関係は
逆となるようにバイアス電圧が印加される。すなわち、
非現像時においては、現像ローラ2の電位が供給ローラ
3の電位より低くなり、現像時においては、現像ローラ
2の電位が供給ローラ3の電位より高くなるようにバイ
アス電圧を印加するべく印加装置8が制御されることと
なる。
【0042】更にまた、本発明は、回転式の感光ドラ
ム、現像ローラ及び供給ローラを備え、感光ドラムに静
電潜像を形成し、これに対してトナーを付着させて可視
像の形成を行い、これを転写して印刷出力とする形式の
現像装置を備えるものであれば、複写機、ファックス、
プリンタ等広く応用が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、非現像時においては、現像剤担持手段に
担持されている現像剤が現像剤供給手段に付着するの
で、可視像の形成に使用されなかった現像剤担持手段上
の不用な現像剤を除去することができる。
【0044】よって、不用な現像剤が現像剤担持手段に
凝集固着することにより不鮮明な可視像の形成となるこ
とを防止することができ、より鮮明な印刷を行うことが
できる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、現像剤が正に帯電してい
る場合に、バイアス電圧印加手段は、現像時において
は、現像剤担持手段の電位が現像剤供給手段の電位より
も低くなるようにバイアス電圧を印加するとともに、非
現像時においては、現像剤担持手段の電位が現像剤供給
手段の電位よりも高くなるようにバイアス電圧を印加す
るので、可視像の形成に使用されなかった現像剤担持手
段上の不用な現像剤を除去することができると共に、現
像時には、現像剤が静電力により現像剤担持手段に吸着
されることとなり、むらのない鮮明な可視像の形成を行
うことができる。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、現像剤が負に帯電してい
る場合に、バイアス電圧印加手段は、現像時において
は、現像剤担持手段の電位が現像剤供給手段の電位より
も高くなるようにバイアス電圧を印加するとともに、非
現像時においては、現像剤担持手段の電位が現像剤供給
手段の電位よりも低くなるようにバイアス電圧を印加す
るので、可視像の形成に使用されなかった現像剤担持手
段上の不用な現像剤を除去することができると共に、現
像時には、現像剤が静電力により現像剤担持手段に吸着
されることとなり、むらのない鮮明な可視像の形成を行
うことができる。
【0047】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、現
像剤担持手段は、静電潜像記録媒体に対して相互に同方
向に回転しつつ接触することにより粉体である現像剤を
付着させて可視像の形成を行うと共に、現像剤供給手段
は、現像剤担持手段に対して相互に同方向に回転しつつ
接触することにより現像剤を供給するので、現像剤担持
手段と現像剤供給手段との接触部では相互に反対方向に
回転していることとなり、可視像の形成に使用されなか
った不用な現像剤を静電的に除去すると共に物理的にも
除去することができ、不用な現像剤をより完全に除去す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の現像装置の概要構成を示す図であ
る。
【図2】実施形態におけるバイアス電圧の時間変化を示
す図である。
【符号の説明】
1…感光ドラム 2…現像ローラ 3…供給ローラ 4…層規制ブレード 5…アジテータ 6…トナーボックス 7…直流電源 8…印加装置 9…スキャナユニット 10…放電器 11…転送ローラ 12…用紙 13…制御部 T…トナー SC …制御信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像記録媒体に記録された静電潜像
    を現像剤により現像する現像装置であって、 帯電した前記現像剤を現像剤担持手段に供給する現像剤
    供給手段と、 前記供給された現像剤を担持すると共に、前記静電潜像
    記録媒体に前記現像剤を付着させて前記静電潜像に対応
    する可視像を形成する前記現像剤担持手段と、 前記可視像の形成を行わない非現像時において、前記現
    像剤担持手段に担持されている前記現像剤を前記現像剤
    供給手段に付着させるべく、前記可視像の形成を行う現
    像時における前記現像剤担持手段の電位と前記現像剤供
    給手段の電位の高低関係と、前記非現像時における前記
    現像剤担持手段の電位と前記現像剤供給手段の電位の高
    低関係とを異ならせるためのバイアス電圧を印加するバ
    イアス電圧印加手段と、 を備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現像装置において、 前記現像剤は正に帯電していると共に、 前記バイアス電圧印加手段は、前記現像時においては、
    前記現像剤担持手段の電位が前記現像剤供給手段の電位
    よりも低くなるように前記バイアス電圧を印加するとと
    もに、前記非現像時においては、前記現像剤担持手段の
    電位が前記現像剤供給手段の電位よりも高くなるように
    前記バイアス電圧を印加することを特徴とする現像装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の現像装置において、 前記現像剤は負に帯電していると共に、 前記バイアス電圧印加手段は、前記現像時においては、
    前記現像剤担持手段の電位が前記現像剤供給手段の電位
    よりも高くなるように前記バイアス電圧を印加するとと
    もに、前記非現像時においては、前記現像剤担持手段の
    電位が前記現像剤供給手段の電位よりも低くなるように
    前記バイアス電圧を印加することを特徴とする現像装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    現像装置において、 前記現像剤担持手段は、前記静電潜像記録媒体に対して
    相互に同方向に回転しつつ接触することにより粉体であ
    る前記現像剤を付着させて前記可視像の形成を行うと共
    に、 前記現像剤供給手段は、前記現像剤担持手段に対して相
    互に同方向に回転しつつ接触することにより前記現像剤
    を供給することを特徴とする現像装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990018364A (ko) * 1997-08-27 1999-03-15 윤종용 전자사진 현상방식을 채용한 화상형성장치에서 현상기의 공급롤러 제어방법
JP2009282205A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7970305B2 (en) 2007-07-05 2011-06-28 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Development apparatus, image forming apparatus and image forming method for consuming degraded toner
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JP2021124543A (ja) * 2020-02-03 2021-08-30 キヤノン株式会社 電源装置及び画像形成装置

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