JP3429876B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

Info

Publication number
JP3429876B2
JP3429876B2 JP32245794A JP32245794A JP3429876B2 JP 3429876 B2 JP3429876 B2 JP 3429876B2 JP 32245794 A JP32245794 A JP 32245794A JP 32245794 A JP32245794 A JP 32245794A JP 3429876 B2 JP3429876 B2 JP 3429876B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
charging roller
toner
contact
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32245794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07234571A (ja
Inventor
謙三 巽
勝 田中
武男 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP32245794A priority Critical patent/JP3429876B2/ja
Publication of JPH07234571A publication Critical patent/JPH07234571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3429876B2 publication Critical patent/JP3429876B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転する像担持体の
外周面に当接しながら回転するローラ部材を備えた静電
複写機,光プリンタ,ファクシミリ等の電子写真装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、静電複写機,光プリンタ,ファク
シミリ等の電子写真装置においては、電圧を印加した帯
電ローラを回動する像担持体である感光体に直接接触さ
せてそれを帯電したり、その帯電された帯電面に所定の
画像形成プロセスを経て形成したトナー像を、電圧を印
加した転写ローラによって転写紙に転写したりする直接
接触式のものが注目されている。
【0003】しかしながら、このように回動する感光体
に帯電ローラや転写ローラを直接接触させる方法の場合
には、画像形成回数が増していくにしたがって、次第に
帯電ローラや転写ローラの周面が感光体の表面に残った
残留トナーや転写紙から出る紙粉、さらには塵等によっ
て汚れていくため、帯電ムラや転写ムラによる画像ムラ
が発生しやすいということがあった。
【0004】そこで、このような帯電ローラや転写ロー
ラ等のローラ部材を感光体に直接接触させる直接接触式
の電子写真装置では、例えば特開平2−301777号
公報に記載されているように、帯電ローラの外周面にフ
ェルト材からなるクリーニング部材を摺接させたり、特
開平3−101768号公報に記載されているように、
スポンジ材からなるクリーニング部材を摺接させたりし
て、その外周面をクリーニングするようにしている。さ
らに、特開平2−301779号公報に記載されている
ように、布製のウエブからなるクリーニング部材を摺接
させたりもして、その帯電ローラの外周面に付着した汚
れをクリーニングするようにしている。
【0005】また、帯電ローラに付着するトナー等の付
着物と逆極性の摩擦帯電性を有するクリーニング部材を
帯電ローラに摺接させるようにしたもの(例えば特開平
3−101768号公報参照)、さらにはクリーニング
装置のゴムブレードと帯電ローラとの間にクリーニング
洩れによって感光体面上に付着したままのトナー等の付
着物を、感光体面に当接しながら回転する汚れ防止ロー
ラにより取り除くようにしたものも提案されている(例
えば特開平3−228081号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフェルト材やウエブによって形成されたクリーニン
グ部材の場合には、帯電ローラの周面から除去したトナ
ー,塵,紙粉等の付着物(異物)が、そのフェルト材や
ウエブに付着したままの状態になるため、使用していく
につれて上記付着物をローラ上から除去する能力が徐々
に低下してしまうという問題点があった。
【0007】また、スポンジ材によって形成されたクリ
ーニング部材の場合には、目詰まりが生じてしまうと、
やはり上記付着物をローラ上から除去する能力が低下し
てしまうという問題点があった。このようになると、そ
の帯電ローラや転写ローラ等のローラ部材は、外周面に
付着したトナー等が除去されにくくなるため、帯電ムラ
や転写ムラ等の画像ムラが発生して画像品質が低下して
しまう。
【0008】したがって、このような場合には、サービ
スマンを呼んで帯電ローラや転写ローラ等のローラ部材
を清掃し、その外周面に付着したトナー等を取り除いた
り、その汚れが激しい場合にはそれを新しいものに交換
したりしなければならなかったので、その清掃や部品を
交換するためのメンテナンスが煩わしいということがあ
った。
【0009】また、上記した各種の方法は、いずれもタ
イプは異なるがクリーニング部材を帯電ローラ等のロー
ラ部材の外周面に当接させて、そこに付着したトナー等
の付着物を取り除く構成であるため、その取り除いたト
ナー等を回収するための収容部をその付近に設けなけれ
ばならず、その分だけ装置を小型化しようとした時に不
利になってしまうという問題点があった。
【0010】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、サービスマンを呼んで行なう面倒で煩わ
しい帯電ローラや転写ローラ等のローラ部材の清掃や交
換を必要とせずに、そのローラ部材の外周面をきれいな
状態に保つことによって画像ムラや、転写材の裏面汚れ
等を防止して、安定した良質の画像が長期に亘って得ら
れるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、回転しながら外周面に静電潜像を形成
する像担持体と、その像担持体の外周面に当接しながら
回転するローラ部材と、像担持体に形成された静電潜像
を現像する現像装置と、像担持体上の残留トナー等を回
収するクリーニング装置とを備えた電子写真装置におい
て、上記ローラ部材の表面像担持体の表面よりも同一
部材に対する静止摩擦係数の小さな材料で形成し、その
ローラ部材の像担持体に対する当接圧を変化させる当接
圧可変手段と、ローラ部材が像担持体の非画像形成領域
に当接している時の上記当接圧を画像形成領域に当接し
ている時の当接圧に比べて大きくするように当接圧可変
手段を制御する手段とを設け、その当接圧を大きくした
ときに上記ローラ部材の静止摩擦係数と像担持体の静止
摩擦係数との差により上記ローラ部材の外周面に付着し
ているトナー等が像担持体側に移動するようにしたもの
である。その電子写真装置において、上記ローラ部材が
帯電ローラ,転写ローラ,除電ローラのいずれかである
ようにするとよい。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】このように構成した電子写真装置によれば、像
担持体の外周面に当接しながら回転するローラ部材が、
その像担持体の非画像形成領域に当接している時にはそ
の像担持体との当接圧が画像形成領域に当接している時
に比べて大きな当接圧に換えられて、そのローラ部材の
外周面よりも大きな静止摩擦係数の材料で表面が形成さ
れている像担持体に押し付けられるので、そのローラ部
材の外周面にトナー等が付着していた場合には、そのト
ナーとローラ部材との静止摩擦力よりもトナーと像担持
体との静止摩擦力の方が大きいため、そのトナー等が像
担持体側に移動してローラ部材の外周面から取り除かれ
る。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】また、上記ローラ部材が帯電ローラであれ
ば、それが像担持体の画像形成領域に当接している時に
は、その当接圧が非画像形成領域に当接している時より
も弱まるので、正常な帯電動作ができる。さらに、その
ローラ部材が転写ローラであれば、その外周面がトナー
等により汚れるようなことがあっても、それが非画像形
成領域に当接している時にトナー等が像担持体側に移動
することにより取り除かれるので、転写材の裏面汚れを
防止できる。さらにまた、そのローラ部材が除電ローラ
であれば、その外周面が清掃されることによって除電効
果が高まる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例を示す電子
写真装置の感光体付近を示す概略図である。この電子写
真装置は、像担持体であるドラム状の感光体1の外周面
(表面)1aに当接しながら回転するそれぞれローラ部
材である帯電ローラ2,転写ローラ3,除電ローラ4と
を備えた接触帯電方式の電子写真装置であり、その帯電
ローラ2が同図の矢示A方向に所定の周速度で回転する
感光体1に当接しながら矢示B方向に等速で回転し、感
光体1の外周面1aを所定の電位に一様に帯電する。
【0020】感光体1は、その外周面1aがポリカーボ
ネート系の樹脂でコーティングされており、その感光体
1の回りには、帯電ローラ2と転写ローラ3と除電ロー
ラ4の他に、現像装置6と、分離部材7と、クリーニン
グ装置8とがそれぞれ配設されている。そして、そのク
リーニング装置8と帯電ローラ2との間に、除電ローラ
4が配設されている。なお、このポリカーボネート系の
樹脂でコーティングされている感光体1の外周面1a
は、トナーとの静止摩擦係数μ2 が、例えばμ2 =0.
5〜0.65である。
【0021】帯電ローラ2は、鉄等からなる導電性芯金
15の外側に、導電性ゴムローラ部16を一体に装着し
たものであり、その表面は感光体1の外周面1aよりも
トナーとの静止摩擦係数μ1 が、μ1 =0.2〜0.37
と小さな材料であるフッ素系樹脂でコーティングされて
いる。また、転写ローラ3は、例えば導電性支持シャフ
ト11の外側に弾性層を形成し、その外側に薄い層の導
電層及び抵抗層を形成したものであり、その導電性支持
シャフト11に電源21から転写電圧が印加されるよう
になっている。
【0022】帯電ローラ2の導電性芯金15の両端は、
後述する導電性軸受(以下端に軸受と云う)10でそれ
ぞれ回転自在に支持されていて、その各軸受10が導電
性のスプリング12(図2も参照)によって感光体1の方
向(図1で下方)に付勢されて、帯電ローラ2が感光体1
の外周面1aに接するようになっている。
【0023】その帯電ローラ2の導電性芯金15には、
電源20からスプリング12及び軸受10を介して帯電
電圧が印加されるようになっており(図1に図示のよう
に直接導電性芯金15に帯電電圧を印加するようにして
もよい)、それによって感光体1の外周面1aを一様に
帯電する。
【0024】この電子写真装置は、露光装置9からの光
が感光体1の外周面1aに入射して、帯電ローラ2によ
って一様に帯電された帯電面が露光され、そこに静電潜
像が形成される。その静電潜像は、現像装置6の現像ス
リーブ6aによって供給される母体がポリエステル樹脂
等からなるトナーにより現像され、トナー像(可視像)
となる。
【0025】一方、給紙カセット(図示せず)内の転写
紙Pは、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより
1枚ずつ送り出され、それがレジストローラ13とそれ
に圧接回転する加圧ローラ14との間で一旦停止されて
タイミング調整された後に、感光体1上のトナー像と一
致する正確なタイミングで転写ローラ3が設けられてい
る転写部に向けて搬送される。
【0026】その転写紙Pは、図1で上面側にトナー像
が転写され、それが感光体1から鋸刃状の除電針を有す
る分離部材7によって分離されて図示しない定着装置へ
搬送され、そこでトナーが定着された後に装置外部の排
紙トレイ等へ排出される。そして、その転写終了後に感
光体1上に残った残留トナー及び紙粉等は、クリーニン
グ装置8に設けられているクリーニングブレード8aに
より取り除かれ、その感光体1上に残った残留電位は接
地された除電ローラ4によって取り除かれて、次の帯電
ローラ2による帯電に備える。
【0027】帯電ローラ2は、図2に示すように軸部と
なる導電性芯金15の両端部が、軸受10,10を介し
て前後の各側板22,23にそれぞれ形成されている各
軸受保持部22a,23aに、矢示C方向に移動可能に
嵌入されて保持されている。そして、その各軸受10,
10の上面にスプリング12,12の一端面を当接さ
せ、その各スプリング12の他端面をコ字状のカバー2
4,24の各下面にそれぞれ当接させて、その各カバー
24を図3に示す所定の組付位置に取り付けた時に、各
スプリング12が圧縮されて、それらの付勢力によって
帯電ローラ2が各軸受10を介して押圧付勢されて、そ
れが感光体1に所定の当接圧で当接するようにしてい
る。
【0028】その帯電ローラ2の図2で右方側の一端部
には、軸側カップリング25を固定し、それに対応させ
てモータM1 によって回転される駆動軸26には、駆動
側カップリング27を固定している。そして、帯電ロー
ラ2の組付時に、その軸側カップリング25に駆動側カ
ップリング27が嵌入し、駆動軸26からの回転力がそ
の駆動側カップリング27,軸側カップリング25を介
して帯電ローラ2の軸部である導電性芯金15に伝達さ
れ、それが回転する。
【0029】一方、感光体1は、その長手方向の一端に
固定されたギヤ28に感光体駆動ギヤ29が噛み合って
いて、その感光体駆動ギヤ29がモータM2 によって駆
動されて回転する。したがって、この帯電ローラ2と感
光体1は、それぞれ別のモータM1 とM2とによってそ
れぞれ回転され、それによって固有の回転速度でそれぞ
れが回転できるようにもなっている。
【0030】また、両側のカバー24,24の上方に
は、それぞれカム18,18を配設し、その各カム18
をカム支持軸17の両端部に、その両側の各カバー24
にそれぞれ対応させて固定している。そして、その両側
のカム18,18のカム支持軸17の周方向に対する取
り付け位相を互いに同一にしている。したがって、その
両側のカム18,18は、両側のカバー24,24の各
上面に同時に当接する。
【0031】そのカム支持軸17には、一端部にL形板
金部材19を固定し、そのL形板金部材19の一端部に
スプリング31を装置の固定部との間に取り付けると共
に、そのL形板金部材19の他端部にソレノイド32の
可動軸32aを取り付けている。
【0032】そして、ソレノイド32がオフの時に、L
形板金部材19がスプリング31の付勢力によって図3
に示す位置となり、オン時にL形板金部材19がソレノ
イド32の吸引力によってスプリング31の付勢力に抗
して図4に示す位置まで回動し、それによってカム支持
軸17を介してカム18が図示の位置に回動して、カバ
ー24を押し下げる。
【0033】なお、この実施例では、ソレノイド32
と、L形板金部材19と、スプリング31と、カム支持
軸17と、それぞれ両側の各カム18と、各カバー24
及び各スプリング12とが、ローラ部材である帯電ロー
ラ2の感光体1に対する当接圧を変化させる当接圧可変
手段に相当する。
【0034】また、この電子写真装置は、帯電ローラ2
が感光体1の非画像形成領域に当接している時の当接圧
を画像形成領域に当接している時の当接圧に比べて大き
くするように上記当接圧可変手段を制御する手段を備え
ている。その当接圧可変手段を制御する手段としては、
この実施例では図1に示すマイクロコンピュータ50が
機能し、そのマイクロコンピュータ50は、各種判断及
び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各種の
プログラム及び固定データを格納したプログラムメモリ
であるROMと、入力データやCPUによる処理データ
を格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路
(I/O)と、タイマとを備えている。
【0035】そして、このマイクロコンピュータ50
は、コピーをスタートさせる際に押すコピースタートキ
ーが押されると、コピースタート信号を入力する。ま
た、図1では図示を省略しているが、転写紙サイズ,コ
ピー枚数,転写濃度等の各種の画像形成条件を選択する
キー群からはオペレータによって選択される各種の情報
に応じた信号をそれぞれ入力する。そして、ソレノイド
32に対してそれを駆動させるための駆動信号を出力す
ると共に、この電子写真装置の各種駆動系を含む各種負
荷類に対して所定のタイミングでそれらを駆動したりす
る各種の信号をそれぞれ出力する。
【0036】このマイクロコンピュータ50は、図示し
ないコピースタートキーが押されてコピースタート信号
を入力すると、図5に示すルーチンをスタートさせる。
まず、感光体1を回転させる図2に示すモータM2 と帯
電ローラ2を回転させるモータM1 をそれぞれ駆動(O
N)させて、感光体1と帯電ローラ2を図1の矢示A及
びB方向(共に正方向)にそれぞれ両者の当接する外周
面の周速が等しくなる回転速度で回転させる。
【0037】なお、この場合、帯電ローラ2が感光体1
の外周面1aとの摩擦力によって連れ回りされ、それが
独自に回転されるモータを持たない構成になっている場
合には、モータM2 のみを駆動させる。そして、最初は
ソレノイド32がオフ状態であるため、その状態を引き
続き継続させる。
【0038】したがって、図3で説明したように、カム
18がカバー24を介してスプリング12を強く圧縮さ
せない位置にあるため、帯電ローラ2がそのスプリング
12の通常の付勢力によって、帯電に適した所定の当接
圧で感光体1の外周面1aに当接しながら矢示B方向に
回転する。
【0039】そして、帯電ローラ2が画像形成領域に当
接したか否かを図6に示す時間t1が経過したか否かに
よって判断し、まだ時間t1 が経過していなければその
まま待って、それが経過すると帯電ローラ2が画像形成
領域上に当接するようになるが、ここではその状態(ソ
レノイド32はOFF)のまま帯電ローラ2の当接部が
非画像形成領域に達するのを待つ。
【0040】その帯電ローラ2が、非画像形成領域に達
したことを時間t2 の経過により判断すると、ソレノイ
ド32をオン状態にする。すると、図4で説明したよう
に、L形板金部材19がソレノイド32によって図示の
位置まで回動され、それによってカム18がカバー24
をさらに押し下げるためスプリング12が強く圧縮され
て、その反力によって帯電ローラ2の感光体1に対する
当接圧が強まる。
【0041】したがって、その当接圧が、画像形成領域
に帯電ローラ2が当接している時に比べて大きくなる。
そして、2枚目のコピーのための画像形成領域、あるい
は1枚だけのコピーの場合にはその処理が終了する時間
の若干手前の所定時間、すなわち図6に示す時間t3 よ
りも若干余裕をみた手前のタイミングt3′ で、次のコ
ピーがあるか否かを判断する。
【0042】その判断で、次のコピーがあれば(YES
の判断)、前述したソレノイド32をオフ状態にする処
理以降を繰り返し行なって、再びカム18を図3に示し
た位置にして帯電ローラ2をスプリング12による通常
の付勢力によって帯電に適した所定の当接圧で感光体1
の外周面1aに当接させる。
【0043】そして、このような処理及び判断を、指定
されたコピー枚数に対応する回数だけ繰り返し行なう。
また、次のコピーがなければ(NOの判断)、ソレノイ
ド32をオフ状態にした後にモータM1 ,モータM2 を
停止させて処理を終了する。
【0044】このように、この実施例では、帯電ローラ
2が感光体1の非画像形成領域に当接している時にはそ
の感光体1との当接圧が画像形成領域に当接している時
の当接圧に比べて大きくなるので、帯電ローラ2の外周
面にトナー等(紙粉等の付着物も含むが主にトナー)が
付着して汚れていた場合には、それが大きな当接圧によ
って感光体1に押し付けられることによってそのトナー
等が感光体1の外周面1a側に移動する。そして、その
感光体1の外周面1aに戻されたトナー等は、図1に示
した現像装置6の位置まで運ばれて現像スリーブ6aに
より、あるいはクリーニング装置8まで運ばれて、そこ
で回収される。
【0045】次に、帯電ローラ2の外周面に付着したト
ナー等が、帯電ローラ2の外周面から感光体1の外周面
1aへ移動するメカニズムについて、図7乃至図9を参
照して説明する。帯電ローラ2とトナーTnとの静止摩
擦係数をμ1 ,感光体1とトナーTnとの静止摩擦係数
をμ2 とすると、その静止摩擦係数μ1 とμ2 は前述し
たようにμ1<μ2の関係にある。いま、感光体1と帯電
ローラ2とが同じ周速になる回転速度(V3 =V2 )
で、それぞれ別のモータM2 とM1 によって回転されて
いる場合を考える。
【0046】この場合、帯電ローラ2の外周面がトナー
Tnで汚れていると、帯電ローラ2は感光体1に図3及
び図4等で説明した機構により押圧されているため、そ
の帯電ローラ2の外周面に吸着力fで付着しているトナ
ーTnが図7に示すように感光体1との間に入り込む
と、そのトナーTnは帯電ローラ2から力N1 を、感光
体1から力N2 (共に画像形成領域に当接時)をそれぞ
れ受け、それらはN1 =N2(=N)の関係にある。した
がって、この時トナーTnが帯電ローラ2から受ける
力、すなわち静止摩擦力F1 は、F1 =μ1 N1 とな
り、トナーTnが感光体1から受ける静止摩擦力F2
は、F2 =μ2 N2 となる。
【0047】次に、感光体1と帯電ローラ2がそれぞれ
矢示方向に回転することによって、その間に位置してい
るトナーTnが、図8に示すように帯電ローラ2又は感
光体1のいずれかから離れる直前になると、帯電ローラ
2が感光体1上の画像形成領域に当接している時にトナ
ーTnが帯電ローラ2から受ける上述した静止摩擦力F
1 、及びその帯電ローラ2が非画像形成領域に当接して
いる時にトナーTnが帯電ローラ2から受ける静止摩擦
力F1′ は、次のようになる。 F1 =μ1 N F1′=μ1 N′
【0048】なお、この実施例では前述したように、帯
電ローラ2が感光体1の非画像形成領域に当接している
時の当接圧を画像形成領域に当接している時の当接圧に
比べて大きくするようにしているので、上式における力
NとN′はN<N′の関係にある。
【0049】また、図8の状態において帯電ローラ2が
画像形成領域に当接している時にトナーTnが感光体1
から受ける静止摩擦力F2 、及び帯電ローラ2が非画像
形成領域に当接している時にトナーTnが感光体1から
受ける静止摩擦力F2′ は、次のようになる。 F2 =μ2 N F2′=μ2 N′ ここで、トナーTnに加わる分力としてy方向の力の関
係を、帯電ローラ2の外周面に付着しているトナーTn
が感光体1側に最も移動しにくい条件であるトナーTn
の感光体1に対する吸着力を0(零)とした場合で考え
ると、次のようになる。
【0050】帯電ローラ2が、感光体1の画像形成領域
に当接している時に、その帯電ローラ2が感光体1を押
圧する押圧力は、この実施例では例えば1.5〜3(ニュ
ートン)と小さい。そして、その際の静止摩擦力F1
(μ1 N)は、前述したμ1<μ2の関係から静止摩擦力
F2(μ2 N)よりも小さくなるが、上記の条件ではト
ナーTnを帯電ローラ2の外周面に押し付けるy方向の
力F1y には吸着力fのy方向の吸着力fyが更に加わ
るので、次のような関係になる。 F1y+fy>F2y
【0051】したがって、この帯電ローラ2が感光体1
上の画像形成領域に小さな押圧力(N1 )で当接してい
る時には、帯電ローラ2の外周面に付着しているトナー
Tnは感光体1側には移動しにくい。そのため、感光体
1上の画像形成領域には帯電ローラ2の外周面に付着し
ているトナーが付着しにくいので、画像汚れを防止でき
る。なお、トナーの吸着力fは、F1 ,F2 に比べると
非常に小さな値である。
【0052】これに対し、帯電ローラ2が感光体1の非
画像形成領域に当接している時は、それが画像形成領域
に当接している時の感光体1に対する押圧力に比べ、例
えば10〜15(ニュートン)と大きくなる。そのた
め、帯電ローラ2が感光体1の非画像形成領域に当接し
ている時のトナーTnを帯電ローラ2の外周面に押し付
けるy方向の力F1y′ と、トナーTnを感光体1の外
周面に押し付けるy方向の力F2y′ とは、次のような
関係になる。 F1′y+fy<F2′y したがって、この当接圧が大きくなる帯電ローラ2が感
光体1の非画像形成領域に当接する時は、帯電ローラ2
の外周面に付着しているトナーTnが感光体1側に移動
する。
【0053】このトナーTnが帯電ローラ2から感光体
1側に移動するメカニズムを、図9を使用して説明す
る。なお説明の簡略化のため、帯電ローラ2が感光体1
の画像形成領域に当接している時の押圧力に対して、非
画像形成領域に当接している時の押圧力を3倍にした場
合について説明する。
【0054】図9に示すように、帯電ローラ2が感光体
1の画像形成領域に当接している時(押圧力1倍)に
は、トナーTnを帯電ローラ2の外周面に押し付けるy
方向の力「F1y+fy」 とトナーTnを感光体1の外
周面1aに押し付けるy方向の力F2yとは、F1y+f
y>F2y の関係にあるので、帯電ローラ2側のトナー
Tnは感光体1側には移動しにくい。
【0055】しかしながら、上記押圧力を3倍にする
と、F1yとF2yはF1y<F2yの関係にあるので、図
示のようにトナーTnを感光体1の外周面に押し付ける
y方向の力F2′y の方がトナーTnを帯電ローラ2の
外周面に押し付けるy方向の力F1′y +fyよりも大
きくなるため、帯電ローラ2の外周面1aに付着してい
るトナーTnが感光体1側に移動しやすくなる。
【0056】なお、上記の説明では、帯電ローラ2上の
トナーが、感光体1側に最も移動しにくい一番厳しい条
件(トナーの感光体1への吸着力を0としている)のもの
であり、実際にはトナーは感光体1に対しても吸着力が
働くので、帯電ローラ2上のトナーはさらに感光体1側
に移動しやすくなる。
【0057】また、この実施例では、感光体1と帯電ロ
ーラ2とがそれぞれ独自のモータM2,M1 によって回転
される場合について説明したが、帯電ローラ2は独自の
駆動源を持たずに感光体1によって連れ回りされるタイ
プの電子写真装置であっても、同様に帯電ローラ2上の
トナーを感光体1側に移動させることができる。
【0058】すなわち、帯電ローラ2が感光体1によっ
て連れ回りされる場合には、図7に示した状態で感光体
1が矢示方向に回転をすると、それにトナーTnを介し
て所定の押圧力で圧接されている帯電ローラ2が矢示方
向に回転されるが、その際に帯電ローラ2とトナーTn
との間には滑りが生じる。したがって、トナーTnが帯
電ローラ2の外周面に保持される力は、帯電ローラ2が
独自の駆動源によって回転される場合に比べて小さくな
るので、帯電ローラ2上のトナーTnが感光体1側に移
動しやすくなる。
【0059】図11は感光体と帯電ローラの両者の当接
する外周面の周速を帯電ローラが画像形成領域に当接し
ている時には等しくし、非画像形成領域に当接している
時には異ならせるようにした実施例を示すフロー図であ
る。なお、この実施例による電子写真装置は、図1の実
施例に対し機構部分の構成が、ソレノイド32とL形板
金部材19とスプリング31とカム18とスプリング1
2等からなる当接圧可変手段が設けられていない点のみ
が異なるだけであるためその図示を省略し、必要に応じ
て図1乃至図4及び図6を参照して説明する。
【0060】また、帯電ローラ2が感光体1の画像形成
領域に当接している時には両者が当接する外周面の周速
が等しくなるように、非画像形成領域に当接している時
には両者が当接する外周面の周速が異なるように帯電ロ
ーラ2の回転速度を制御する手段は、図1で説明したマ
イクロコンピユータ50と同様な構成のマイクロコンピ
ユータが機能し、それと制御プログラムが異なるだけで
あるため、その図示も省略する。
【0061】この実施例では、コピーがスタートされて
コピースタート信号を入力すると、図11に示すよう
に、まずモータM1 とモータM2 を駆動させて、帯電ロ
ーラ2の図1で矢示B方向(正方向)に回転する回転速
度をV2(mm/sec)に設定する。なお、この回転速度V2
は、帯電ローラ2が感光体1の画像形成領域に当接して
いる時の回転速度であり、感光体1の回転速度V3(mm
/sec)に対してV2 ≒V3 の関係にあるものである
が、図6に示したコピースタート後から時間t1 まで
は、それが非画像形成領域であっても、帯電ローラ2を
この回転速度V2 で回転させる。
【0062】次に、帯電ローラ2が画像形成領域に当接
したか否かを図5の実施例の場合と同様に、図6の時間
t1 が経過したか否かによって判断し、その時間t1 の
経過後もその状態(回転速度V2の状態)のまま当接部が
非画像形成領域に達するのを待つ。そして、時間t2 の
経過により、帯電ローラ2が非画像形成領域に達したこ
とを判断すると、帯電ローラ2の回転速度をV1(mm/s
ec)に設定する。この回転速度V1 は、帯電ローラ2と
感光体1とが当接する外周面の周速が異なるようにする
回転速度である。
【0063】なお、この回転速度V1 ,V2 ,V3 は、好
ましくは V2 ≒V3 ≠0で、V1 ≒(0〜0.5 )・V2 又は、V2 ≒V3 ≠0で、V1 ≒(1.5〜10)・V
2 とするとよい。このようにすることによって、帯電ロー
ラ2の外周面にトナー等が付着している場合には、その
トナー等が掻き落とされて感光体1の外周面1a側に移
動する。なお、このトナー等が帯電ローラ2から感光体
1側に移動するメカニズムについては後述する。
【0064】それ以降は、図5の実施例の場合と同様
に、2枚目のコピーのための画像形成領域、あるいは1
枚だけのコピーの場合には、その処理が終了する時間t
3 の若干手前のタイミングとする所定時間で、次のコピ
ーがあるか否かを判断する。その判断で、次のコピーが
あれば帯電ローラ2の回転速度をV2 に設定する処理以
降を繰り返し行ない、次のコピーがなければモータM1
,モータM2 を共に停止させて処理を終了する。
【0065】なお、画像形成領域(図6の時間t1 〜t2
の間)では、感光体1と帯電ローラ2の両者の当接する
外周面の周速が等しいので、帯電ローラ2の外周面にト
ナー等が付着していても、それが感光体1側に殆ど移動
しないので感光体1が汚れることがない。
【0066】次に、帯電ローラ2が感光体1の非画像形
成領域に当接している時にその両者の当接する外周面の
周速を異ならせることによって、帯電ローラ2の外周面
に付着しているトナー等が感光体1側へ移動するメカニ
ズムについて図10を参照して説明する。このように帯
電ローラ2と感光体1の周速を互いに異ならせた場合に
は、帯電ローラ2とトナーTnとの間で滑りが生じるた
め、そのトナーTnが帯電ローラ2から受ける力は動摩
擦力F3 となり、そのF3 と図8で説明した静止摩擦力
F1 ,F2 との関係、及びその各y方向の力の大きさの
関係は次のようになる。 F3 <F1 <F2 F3y<F1y<F2y
【0067】そして、その帯電ローラ2とトナーTnと
の滑りにより、そのトナーTnの帯電ローラ2に対する
吸着力fも減少するため、そのy方向の力fyはF2
y,F3yに比べて非常に小さくなり、それが限りなく
0に近い値になる。したがって、「F3y+fy(→0)
<F2y」の関係が成り立ち、帯電ローラ2が感光体1
の非画像形成領域に当接している時に、その両者が当接
する外周面の周速を異ならせることによって、帯電ロー
ラ2の外周面に付着しているトナー等を感光体1の外周
面1aへ移動させることができる。
【0068】図12は帯電ローラが感光体の非画像形成
領域に当接している時には帯電ローラを逆方向に回転さ
せるようにした実施例を示すフロー図である。なお、こ
の実施例では、図1の実施例に対しソレノイド32等か
らなる当接圧可変手段が設けられていない点と、帯電ロ
ーラ2が感光体1の非画像形成領域に当接している時に
は、帯電ローラ2と感光体1の当接部における回転方向
が逆方向になるように帯電ローラ2の回転方向を変える
手段を設けた点のみが異なるだけであり、その手段は図
1で説明したマイクロコンピユータ50と同様な構成の
マイクロコンピユータが機能するものであって、それと
制御プログラムが異なるだけであるため、その装置の機
構部分及びマイクロコンピユータの図示を省略し、必要
に応じて図1乃至図4及び図6を参照して説明する。
【0069】この実施例では、コピーがスタートされて
コピースタート信号を入力すると、図12に示すよう
に、まずモータM1 とモータM2 を駆動させて、帯電ロ
ーラ2の図1で矢示B方向の正方向に回転する回転速度
をV2(mm/sec)に設定する。次に、帯電ローラ2が画像
形成領域に当接したか否かを図5及び図11の各実施例
と同様に図6の時間t1 が経過したか否かによって判断
し、その時間t1 の経過後もその状態(正回転で回転速
度V2 の状態)のまま当接部が非画像形成領域に達する
のを待つ。
【0070】そして、時間t2 の経過により、帯電ロー
ラ2が非画像形成領域に達したことを判断すると、帯電
ローラ2の回転方向を変えてそれを逆回転させる。した
がって、帯電ローラ2の外周面にトナー等が付着してい
る場合には、そのトナー等が帯電ローラ2との当接部に
おける回転方向が逆方向に回転している感光体1によっ
て強制的に掻き落とされて、その掻き落とされたトナー
等が感光体1側に移動する。
【0071】それ以降は、2枚目のコピーのための画像
形成領域、あるいは1枚だけのコピーの場合には、その
処理が終了する時間t3 (図6)の若干手前のタイミン
グとする所定時間で、次のコピーがあるか否かを判断
し、次のコピーがあれば帯電ローラ2を正回転で回転速
度をV2 に設定してそれを回転させ、次のコピーがない
時にはモータM1 ,モータM2 を共に停止させて処理を
終了する。
【0072】以上、帯電ローラ2の感光体1に対する当
接圧や、その帯電ローラ2の外周面の周速を変化させた
り、回転方向を変えたりする各実施例について説明して
きたが、帯電ローラ2以外のローラ部材である転写ロー
ラ3や除電ローラ4について、感光体1に対する当接圧
や周速を変化させたり、回転方向を変えるようにしても
よい。
【0073】そして、それを転写ローラ3に適用すれ
ば、そのローラの外周面がトナー等により汚れるような
ことがあっても、その転写ローラ3が非画像形成領域に
当接している時にトナー等が感光体1側に移動すること
によってそれが取り除かれるので、転写材の裏面汚れを
防止することができる。また、それを除電ローラ4に適
用すれば、その外周面が清掃されることによって除電効
果が高まる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ローラ部材の像担持体に対する当接圧を、画像形成
領域に当接している時に比べて非画像形成領域に当接し
ている時を大きくすることによって、ローラ部材の外周
面に付着したトナー等を像担持体側に移動させることが
できるので、そのローラ部材の外周面を清掃するクリー
ニング部材や、そのクリーニング部材によって取り除い
たトナー等を回収する容器を設ける必要がないため装置
を小型にできる。
【0075】また、ローラ部材の外周面を摺擦してクリ
ーニングするクリーニング部材を使用しないため、その
クリーニング部材が劣化することによりローラ部材の外
周面にトナー等が付着したままの状態になって画像ムラ
が発生してしまうようなこともないので、長期に亘って
安定した良質の画像を得ることができ、サービスマンを
呼んでローラ部材やクリーニング部材を清掃したり、そ
れを交換したりする手間も省ける。そして、画像形成領
域ではローラ部材の像担持体の外周面に対する当接圧が
非画像形成領域に比べて小さくなるので、その像担持体
の外周面をトナーで汚すこともない。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す電子写真装置の感光
体付近を示す概略図である。
【図2】同じくその感光体付近を示す斜視図である。
【図3】図1の電子写真装置において帯電ローラが感光
体の画像形成領域に当接している際に当接圧可変手段が
通常の当接圧で帯電ローラを感光体の外周面に当接させ
ている状態を示す概略図である。
【図4】同じくその当接圧可変手段が帯電ローラを感光
体の外周面の非画像形成領域に画像形成領域に当接して
いる時の当接圧に比べて大きな当接圧で当接させている
状態を示す概略図である。
【図5】図1の電子写真装置に設けられているマイクロ
コンピュータ50が行なう帯電ローラが感光体の非画像
形成領域に当接している時の当接圧を画像形成領域に当
接している時の当接圧に比べて大きくする処理に関する
ルーチンを示すフロー図である。
【図6】図5のフローチャートの説明に供するタイミン
グ図である。
【図7】帯電ローラの感光体に対する当接圧を大きくし
た際に帯電ローラの外周面に付着しているトナー等が感
光体側へ移動するメカニズムを説明するための概略図で
ある。
【図8】同じくそのトナー等が感光体側へ移動する直前
の状態を示す概略図である。
【図9】トナーを帯電ローラに押し付ける力に対してト
ナーを感光体に押し付ける力が押圧力を3倍にすること
によって逆転する様子を説明するための説明図である。
【図10】この発明の異なる実施例において帯電ローラ
と感光体とが当接する外周面の周速を異ならせることに
よって帯電ローラに付着しているトナー等が感光体側へ
移動するメカニズムを説明するための概略図である。
【図11】同じくその実施例を示す図5と同様なフロー
図である。
【図12】この発明のさらに異なる他の実施例を示す図
5と同様なフロー図である。
【符号の説明】
1:感光体(像担持体) 2:帯電ローラ(ローラ部材) 3:転写ローラ(ローラ部材) 4:除電ローラ(ローラ部材) 12,31:スプリング 17:カム支持軸 18:カム 19:L形板金部材 24:カバー 32:ソレノイド 50:マイクロコンピュータ M1,M2:モータ(駆動手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−297690(JP,A) 特開 平5−210300(JP,A) 特開 平5−281827(JP,A) 特開 平5−6074(JP,A) 特開 平6−175466(JP,A) 特開 平5−100584(JP,A) 特開 平5−100583(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 G03G 15/16 103 G03G 21/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転しながら外周面に静電潜像を形成す
    る像担持体と、その像担持体の外周面に当接しながら回
    転するローラ部材と、前記像担持体に形成された静電潜
    像を現像する現像装置と、前記像担持体上の残留トナー
    等を回収するクリーニング装置とを備えた電子写真装置
    において、 前記ローラ部材の表面を前記像担持体の表面よりも同一
    部材に対する静止摩擦係数の小さな材料で形成し、該ロ
    ーラ部材の前記像担持体に対する当接圧を変化させる当
    接圧可変手段と、前記ローラ部材が前記像担持体の非画
    像形成領域に当接している時の前記当接圧を画像形成領
    域に当接している時の当接圧に比べて大きくするように
    前記当接圧可変手段を制御する手段とを設け、その当接
    圧を大きくしたときに前記ローラ部材の静止摩擦係数と
    前記像担持体の静止摩擦係数との差により前記ローラ部
    材の外周面に付着しているトナー等が前記像担持体側に
    移動するようにしたことを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 前記ローラ部材が帯電ローラ,転写ロー
    ラ,除電ローラのいずれかであることを特徴とする請求
    項1記載の電子写真装置。
JP32245794A 1993-12-28 1994-12-26 電子写真装置 Expired - Fee Related JP3429876B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32245794A JP3429876B2 (ja) 1993-12-28 1994-12-26 電子写真装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33448593 1993-12-28
JP5-334485 1993-12-28
JP32245794A JP3429876B2 (ja) 1993-12-28 1994-12-26 電子写真装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07234571A JPH07234571A (ja) 1995-09-05
JP3429876B2 true JP3429876B2 (ja) 2003-07-28

Family

ID=26570826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32245794A Expired - Fee Related JP3429876B2 (ja) 1993-12-28 1994-12-26 電子写真装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3429876B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69818124T2 (de) 1997-03-05 2004-07-15 Canon K.K. Aufladungsvorrichtung, Aufladeverfahren, Kassette und Bilderzeugungsgerät
JP6648707B2 (ja) * 2017-01-27 2020-02-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、画像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07234571A (ja) 1995-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5619316A (en) Image forming apparatus
JP3178756B2 (ja) 画像形成装置
JP3429876B2 (ja) 電子写真装置
US5220391A (en) Image forming apporating having cleaning roller rotatable at different speeds during periods of image formation and non-image formation
JPH07121003A (ja) 画像形成装置
JPH07175394A (ja) 電子写真装置
JPH08254909A (ja) トナー像転写装置、トナー像転写方法、画像形成装置、画像形成方法
JP3375023B2 (ja) 画像形成装置
JP3247833B2 (ja) 転写装置
JP3342613B2 (ja) 画像形成装置
JP3132518B2 (ja) 画像形成装置
JP3434413B2 (ja) 画像形成装置
JPH07120118B2 (ja) 画像形成装置
JP3606713B2 (ja) 画像形成装置及びその装置に用いられる像担持体収納カートリッジ
JPH063930A (ja) 画像形成装置
JPH10260621A (ja) 画像形成装置
JP2001042729A (ja) 画像形成装置
JPH07199602A (ja) 画像形成装置
JP3653936B2 (ja) 画像形成装置
JPH11265136A (ja) クリーニング装置
JPH05323835A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JP2001042722A (ja) 画像形成装置
JPH07110618A (ja) 画像形成装置
JPH07311526A (ja) 電子写真装置のクリーニング装置
JPH07168421A (ja) 接触帯電装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees