JP3342613B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3342613B2 JP24408295A JP24408295A JP3342613B2 JP 3342613 B2 JP3342613 B2 JP 3342613B2 JP 24408295 A JP24408295 A JP 24408295A JP 24408295 A JP24408295 A JP 24408295A JP 3342613 B2 JP3342613 B2 JP 3342613B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機,プリン
タ等の電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機,プリンタ等の電子写真方式の画
像形成装置では、帯電工程、書き込み工程を経て感光体
の表面に形成した潜像を現像器によりトナー像とし、そ
のトナー像を転写手段により転写紙上に転写している。
この転写手段による転写で、転写紙上に転写されなかっ
た少量のトナーは感光体の表面にそのまま残る。この感
光体の表面に残った残留トナーは、クリーニング手段に
よりその大部分が除去されるが、そのうちごく少量のト
ナーが除去されずに、そのままクリーニング手段を通過
してしまうことがある。
【0003】その場合、帯電手段がコロナ帯電チャージ
ャのように非接触式の帯電手段であるときは、このクリ
ーニング洩れしたトナーによる帯電性能への影響はほと
んどないので安定した画像品質が得られる。しかしなが
ら、このコロナ帯電チャージャを有する帯電手段の場合
には、帯電の際に発生するオゾンの量が多いという欠点
があるので、最近ではこのコロナ帯電チャージャに代わ
ってオゾンの発生量が少ない接触帯電方式の帯電手段を
採用する傾向がある。
【0004】ところが、このような接触帯電方式の帯電
手段の場合には、例えば帯電ローラ等の帯電部材を感光
体の表面に接触させるので、上述したクリーニング洩れ
となったトナーが帯電部材の表面に付着して、その表面
を汚してしまう恐れがあった。このようになると、画像
品質が低下してしまう。そこで、このような接触帯電方
式の帯電装置では、このような帯電部材が汚れることに
よって発生する帯電ムラ等を防止するため、帯電部材で
ある帯電ローラの表面にスポンジ材からなるクリーニン
グ材を摺擦させて、帯電ローラの表面を積極的にクリー
ニングするようにしたりしている(例えば特開平3−1
00676号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帯電ロ
ーラは、その表面が一般的に導電性ゴム等の弾性素材で
形成されていて摩擦係数が非常に大きいため、その表面
にスポンジ材等のクリーニング部材を強く押し当てる
と、摩擦抵抗によって帯電ローラの回転が妨げられてし
まい、帯電不良を起こしてしまう恐れがあった。また、
その押し付け力を弱めると、今度は帯電ローラの表面に
付着したトナーや紙粉等を除去するクリーニング性が低
下してしまうため、長期に渡って均一で安定した帯電が
得られなくなってしまうということがあった。
【0006】一方、転写ローラや転写ベルト等の転写部
材を感光体の表面に接触させながらトナー像の転写紙へ
の転写を行なう接触式の転写手段の場合には、感光体と
転写部材との間に転写紙が存在しないときに、感光体の
表面に付着している少量のトナーが転写部材に付着す
る。このトナーの付着量が増加すると、転写紙と転写部
材との間にトナーが存在することによる転写不良や、転
写紙の裏面に転写部材の表面に付着したトナーが転移す
ることによる転写紙の裏汚れといった不具合が発生す
る。
【0007】そこで、このような接触式の転写手段の場
合には、転写部材の表面を摺擦することによってクリー
ニングするクリーニングブレード等のクリーニング部材
を設けるのが一般的であるが、そのクリーニング部材に
転写紙から出る紙粉が挾まったときにはクリーニング性
能が劣化してしまうため、上述したような転写不良や転
写紙の裏汚れが発生してしまうという問題点があった。
【0008】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、帯電部材の回転を妨げることなしに、感光
体の表面に残ったトナーが帯電部材の表面に付着するこ
とによって生じる画像品質の低下を防止することができ
るようにすることを目的する。また、接触式の転写部材
の表面がトナーで汚れて転写不良や転写紙の裏汚れが発
生しないようにすることも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、感光体の表面を接触した状態で帯電する
帯電部材を備えた接触帯電方式の帯電手段と、感光体の
表面に残った異物を取り除くクリーニングブラシを備え
たクリーニング装置とを有する画像形成装置において、
上記感光体の表面に潤滑剤による皮膜を形成する潤滑剤
皮膜形成手段を設け、その潤滑剤皮膜形成手段を、上記
クリーニングブラシに一定量食い込む位置に配置されて
上記潤滑剤が所定の加圧力で接した状態で回転する塗布
ローラと上記クリーニングブラシを介して上記潤滑剤を
感光体の表面に塗布するように構成し、上記潤滑剤を上
記塗布ローラに対して接触させたり離したりする移動機
構を設けたものである。
【0010】このようにすれば、潤滑剤皮膜形成手段が
感光体の表面に潤滑剤による皮膜を形成するため、トナ
ー等の付着物はその皮膜上に付着するようになるので、
その付着物が取り除きやすくなる。したがって、感光体
の表面に帯電部材が接触する接触帯電方式の帯電手段で
あっても、その帯電部材の表面を汚れにくくすることが
できる。
【0011】また、感光体の表面を接触した状態で帯電
する帯電部材を備えた接触帯電方式の帯電手段と、感光
体の表面に残った異物を取り除くクリーニングブラシを
備えたクリーニング装置と、感光体の表面に接触した状
態でその表面に形成されたトナー像を転写紙へ転写する
接触式の転写手段とを有する画像形成装置において、上
記感光体の表面に潤滑剤による皮膜を形成する潤滑剤皮
膜形成手段を設け、その潤滑剤皮膜形成手段を、上記ク
リーニングブラシに一定量食い込む位置に配置されて上
記潤滑剤が所定の加圧力で接した状態で回転する塗布ロ
ーラと上記クリーニングブラシを介して上記潤滑剤を感
光体の表面に塗布するように構成し、上記潤滑剤を上前
記塗布ローラに対して接触させたり離したりする移動機
構を設ければ、転写手段の感光体に接触する転写部材に
も潤滑剤による皮膜が形成されるので、転写部材の表面
にトナー等の付着物が付着しても、それを取り除きやす
くなる。また、移動機構を動作させることにより、潤滑
剤の感光体の表面への塗布を間欠的に行なうことができ
るので、潤滑剤の寿命を延ばすことができる。 そして、
その潤滑剤皮膜形成手段は、クリーニングブラシにより
感光体の表面に潤滑剤を塗布して上記皮膜を形成する構
成であるため、潤滑剤を感光体へ塗布する専用の塗布手
段を設けなくて済む分だけ構成を簡略化して、部品点数
を減らすことができる。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態を
説明するための画像形成装置の作像部を示す概略構成図
である。この画像形成装置は、感光体ドラム1の回りに
接触帯電方式の帯電手段を構成する帯電部材である帯電
ローラ2と、非接触式の転写手段である転写チャージャ
19とを備えた電子写真方式の画像形成装置である。
【0014】そして、この作像部を構成する感光体ドラ
ム1の回りには、上述した帯電ローラ2及び転写チャー
ジャ19の他に、現像器3と、分離チャージャ20と、
クリーニングブラシ5,クリーニングブレード14を有
するクリーニング装置10と、除電ランプ15とがそれ
ぞれ配設されている。クリーニング装置10には、詳し
い説明を後述する潤滑剤塗布装置30が設けられてい
る。感光体ドラム1は、ドラム駆動タイミングベルト及
びドラム駆動プーリ(共に図示せず)等を介して回転駆
動するモータによって駆動され、その表面1aには常に
帯電ローラ2が、導電性加圧バネ22の付勢力により、
帯電に適した所定の加圧力で圧接している。
【0015】したがって、帯電ローラ2が、図1の矢示
A方向に所定の周速度で回転する感光体ドラム1に接触
しながら連れ回りにより矢示B方向に等速で従動回転
し、感光体ドラム1の表面1aを所定の電位に一様に帯
電する。その帯電ローラ2によって一様に帯電された感
光体ドラム1の表面1aには、書き込み装置18からの
光が入射してそこに静電潜像が形成され、それが現像器
3によって供給されるトナーにより現像されてトナー像
(可視像)となる。
【0016】一方、給紙カセット(図示せず)内の転写
紙Pは、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより
1枚ずつ送り出され、それがレジストローラ23とそれ
に圧接回転する加圧ローラ24との間で一旦停止されて
タイミング調整された後に、感光体ドラム1上のトナー
像と一致する正確なタイミングで転写チャージャ19が
設けられている転写部に向けて搬送される。
【0017】その転写紙Pは、図1で上面側にトナー像
が転写され、それが感光体ドラム1から分離チャージャ
20により分離されて搬送ベルト21により図示しない
定着装置へ搬送され、そこでトナーが定着された後に装
置外部の排紙トレイ等へ排出される。そして、その転写
終了後に感光体ドラム1上に残った残留トナー及び紙粉
等の異物は、クリーニング装置10のクリーニングブラ
シ5及びクリーニングブレード14によりほとんどが取
り除かれ、その感光体ドラム1上に残った残留電位は除
電ランプ15により取り除かれて、次の帯電ローラ2に
よる帯電に備える。
【0018】なお、転写紙Pが感光体ドラム1に吸着さ
れた状態のままクリーニング装置10に突入する不具合
を防止するため、分離チャージャ20とクリーニング装
置10との間には分離爪17を設け、その分離爪17の
先端を感光体ドラム1に当接させている。帯電ローラ2
は、例えばステンレス製の導電性芯金の外側にゴムで形
成した導電性弾性層を一体に装着したものであり、その
導電性芯金に直流電源から帯電バイアス電圧が印加され
ることによって、感光体ドラム1の表面1aを一様に帯
電する。
【0019】次に、感光体ドラム1の表面1aに潤滑剤
を塗布して、そこに皮膜を形成する潤滑剤皮膜形成手段
である潤滑剤塗布装置30について説明する。この潤滑
剤塗布装置30は、固形潤滑剤7を固定したホルダ8を
潤滑剤ケース9内に納め、そのホルダ8を図示しないガ
イドに係合させて、図1で左右方向に移動自在に保持し
ている。
【0020】そして、そのホルダ8の背面と潤滑剤ケー
ス9の内面との間にスプリング31を介装し、そのスプ
リング31の付勢力によって固形潤滑剤7をホルダ8と
共に図1で右方へ付勢し、その固形潤滑剤7が塗布ロー
ラ6の外周面に所定の加圧力で接するようにしている。
塗布ローラ6は、クリーニングブラシ5に一定量食い込
む位置に配置されており、固形潤滑剤7は塗布ローラ
6、クリーニングブラシ5を介して感光体ドラム1の表
面1aに塗布される。この固形潤滑剤7としては、例え
ばステアリン酸亜鉛、カルナウバワックス等の潤滑性に
優れたものを使用することが好ましい。
【0021】ところで、前述したように、感光体ドラム
1の表面1aに付着したトナーは、クリーニングブレー
ド14によって感光体ドラム1から掻き落される。そこ
で、上述したように固形潤滑剤7を感光体ドラム1の表
面1aに塗布するようにすると、その表面1aは滑らか
になるため、トナーと感光体ドラム1の表面1aとの摩
擦係数が低下する。そのため、このように固形潤滑剤7
を感光体ドラム1の表面1aに塗布すると、トナーを感
光体ドラム1の表面1aから掻き落す(表面1a上にお
けるずらし作用)ために必要な力が少なくて済む。
【0022】その結果、クリーニング洩れとなってクリ
ーニングブレード14を通過してしまうトナーの量が著
しく減少するためクリーニング性能が向上する。それに
よって、帯電ローラ2の表面が経時的にも汚れにくくな
るので、そのローラ表面にトナーが付着することによっ
て生じる帯電ムラに起因する画像不良の発生を防止する
ことができる。
【0023】図2は共に接触式の帯電手段と転写手段を
有する画像形成装置の実施の形態を説明するための図1
と同様な概略構成図であり、図1と対応する部分には同
一の符号を付してある。この実施の形態では、転写手段
に非接触式の転写チャージャに代えて感光体ドラム1に
対して接触式の転写手段である転写ベルト4を設けてい
る。
【0024】その転写ベルト4は、ベルト張装ローラ2
6と27との間に張装され、そのベルト張装ローラ2
6,27の回転により、表面が感光体ドラム1の表面1
aに接触した状態で矢示C方向に回動される。そして、
その転写ベルト4の表面を摺擦可能に転写ベルトクリー
ニングブレード16を配設し、転写ベルト4の表面に付
着したトナーや紙粉等の付着物をその転写ベルトクリー
ニングブレード16で掻き落してクリーニングするよう
にしている。
【0025】この実施の形態によれば、帯電ローラ2と
共に転写ベルト4も感光体ドラム1の表面1aに接触し
ているので、感光体ドラム1の表面1aに塗布された固
形潤滑剤7は、その転写ベルト4の表面にも塗布され
る。その結果、転写ベルト4とトナーや紙粉等の付着物
との摩擦係数が小さくなるので、転写ベルトクリーニン
グブレード16のクリーニング性能が向上する。それに
よって、転写ベルト4がトナーや紙粉等の付着物により
汚れることによって生じる転写不良や転写紙の裏汚れ等
の不具合を防止することができる。なお、この実施の形
態では、トナー像が転写された転写紙Pは、転写ベルト
4に吸着された状態でその転写ベルト4の矢示C方向へ
の回動により、次工程の図示しない定着装置へ搬送され
る。
【0026】図3は潤滑剤塗布装置の所定の位置に取り
付けられた固形潤滑剤を感光体ドラムの表面に塗布して
潤滑剤による皮膜を形成する位置と形成しない位置とに
移動させる機構を設けた画像形成装置の実施の形態を説
明するための図2と同様な概略構成図であり、図2と対
応する部分には同一の符号を付してある。この実施の形
態では、潤滑剤塗布装置30の所定の位置に取り付けら
れた固形潤滑剤7を感光体ドラム1の表面1aに塗布し
て潤滑剤による皮膜を形成する位置と形成しない位置と
に移動させる移動機構40を設け、その移動機構40に
より固形潤滑剤7を移動させて間欠的に感光体ドラム1
の表面1aに潤滑剤を塗布可能にしている。
【0027】その移動機構40は、固形潤滑剤7を固定
したホルダ8を収納した潤滑剤ケース9を、ガイド3
3,34より矢示E方向に移動可能に保持すると共に、
その潤滑剤ケース9をスプリング43により図3で左方
に常に付勢し、その潤滑剤ケース9の背面を押圧レバー
11で押圧することにより、固形潤滑剤7を潤滑剤ケー
ス9と共に同図で右方に移動させるようにしている。押
圧レバー11は、一端がピン44により揺動自在に支持
されており、他端には当接する潤滑剤ケース9を介して
スプリング43の付勢力が作用し、通常は矢示F方向に
回動付勢されている。
【0028】その押圧レバー11の略中間には、ソレノ
イド13の可動軸13aがレバー12を介して揺動可能
に取り付けられていて、ソレノイド13をオン状態にす
ると、可動軸13aが図3で右方に移動して押圧レバー
11をスプリング43の付勢力に抗して矢示Fと反対の
方向に揺動させる。それによって、潤滑剤ケース9が図
3で右方に押し出され、ホルダ8に固定されている固形
潤滑剤7が、同図の矢示方向に回転する塗布ローラ6に
接触し、その表面に固形潤滑剤7が塗布される。また、
ソレノイド13をオフ状態にすると、押圧レバー11が
スプリング43の付勢力により潤滑剤ケース9を介して
矢示F方向に揺動され、固形潤滑剤7がホルダ8,スプ
リング31及び潤滑剤ケース9と共に図3で左方へ戻さ
れて、塗布ローラ6から離れる。
【0029】このように、この実施の形態では、移動機
構40により固形潤滑剤7を塗布ローラ6に対して接触
させたり、それを離したりすることができる。この移動
機構40を動作させるタイミングは、例えば100枚の
画像形成(複写機の場合にはコピー)が行なわれる度
に、10秒間ソレノイド13を吸引(オン)し、それに
よって固形潤滑剤7を塗布ローラ6に接触させ、塗布ロ
ーラ6とクリーニングブラシ5を介して感光体ドラム1
の表面1aに潤滑剤を塗布する。この実施の形態によれ
ば、固形潤滑剤7の感光体ドラム1の表面1aへの塗布
を間欠的に行なうことができるので、常時固形潤滑剤7
を塗布する場合に比べて固形潤滑剤7の寿命を延ばすこ
とができる。
【0030】以上、図1乃至図3を使用してこの発明の
各実施の形態について説明したが、その各実施の形態で
はクリーニングブラシ5が、感光体ドラム1の表面1a
に固形潤滑剤7を塗布して皮膜を形成する塗布手段も兼
ねている。したがって、感光体ドラム1への塗布手段を
別途設けた場合に比べて構成を簡略化することができ、
部品数も低減できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、潤滑剤皮膜形成手段により感光体の表面に潤滑剤に
よる皮膜を形成することができるので、トナー等の付着
物がその皮膜上に付着するようになるため、それを取り
除きやすくなる。したがって、感光体の表面に帯電部材
が接触する接触帯電方式の帯電手段であっても、その帯
電部材の表面を経時的にも汚れにくくすることができる
ので、その汚れに伴う帯電ムラ等に起因した画像不良を
防止して、安定した画像品質が得られる。
【0032】また、画像形成装置が接触式の転写手段を
有している場合には、その転写手段の感光体に接触する
転写部材に潤滑剤による皮膜が形成されるので、転写部
材の表面に付着するトナー等の付着物が取り除きやすく
なる。したがって、転写部材をクリーニングするクリー
ニング性が向上するため、転写部材の表面が汚れること
によって生じる転写不良や転写紙の裏汚れを防止するこ
とができる。
【0033】さらに、移動機構を動作させることによ
り、潤滑剤の感光体の表面への塗布を間欠的に行なうこ
とができるので、潤滑剤の寿命を延ばすことができ、
リーニングブラシにより感光体の表面に潤滑剤を塗布す
ので、潤滑剤を感光体へ塗布する専用の塗布手段を設
けなくて済む分だけ構成を簡略化して、部品点数を削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を説明するための画像形
成装置の作像部を示す概略構成図である。
【図2】共に接触式の帯電手段と転写手段を有する画像
形成装置の実施の形態を説明するための図1と同様な概
略構成図である。
【図3】潤滑剤塗布装置の所定の位置に取り付けられた
固形潤滑剤を感光体ドラムの表面に塗布して潤滑剤によ
る皮膜を形成する位置と形成しない位置とに移動させる
機構を設けた画像形成装置の実施の形態を説明するため
の図2と同様な概略構成図である。
【符号の説明】
1:感光体ドラム 1a:表面 2:帯電ローラ(帯電部材) 4:転写ベルト(転写手段) 5:クリーニングブラシ 6:塗布ローラ 7:固形潤滑剤 30:潤滑剤塗布装置 40:移動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−199600(JP,A) 特開 平7−181860(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 G03G 21/10 - 21/12 G03G 15/02 - 15/02 103

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体の表面を接触した状態で帯電する
    帯電部材を備えた接触帯電方式の帯電手段と、前記感光
    体の表面に残った異物を取り除くクリーニングブラシを
    備えたクリーニング装置とを有する画像形成装置におい
    て、 前記感光体の表面に潤滑剤による皮膜を形成する潤滑剤
    皮膜形成手段を設け、該潤滑剤皮膜形成手段を、前記ク
    リーニングブラシに一定量食い込む位置に配置されて前
    記潤滑剤が所定の加圧力で接した状態で回転する塗布ロ
    ーラと前記クリーニングブラシを介して前記潤滑剤を前
    記感光体の表面に塗布するように構成し、前記潤滑剤を
    前記塗布ローラに対して接触させたり離したりする移動
    機構を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体の表面を接触した状態で帯電する
    帯電部材を備えた接触帯電方式の帯電手段と、前記感光
    体の表面に残った異物を取り除くクリーニングブラシを
    備えたクリーニング装置と、前記感光体の表面に接触し
    た状態で該表面に形成されたトナー像を転写紙へ転写す
    る接触式の転写手段とを有する画像形成装置において、 前記感光体の表面に潤滑剤による皮膜を形成する潤滑剤
    皮膜形成手段を設け、該潤滑剤皮膜形成手段を、前記ク
    リーニングブラシに一定量食い込む位置に配置されて前
    記潤滑剤が所定の加圧力で接した状態で回転する塗布ロ
    ーラと前記クリーニングブラシを介して前記潤滑剤を前
    記感光体の表面に塗布するように構成し、前記潤滑剤を
    前記塗布ローラに対して接触させたり離したりする移動
    機構を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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