JPH07191525A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH07191525A
JPH07191525A JP33213593A JP33213593A JPH07191525A JP H07191525 A JPH07191525 A JP H07191525A JP 33213593 A JP33213593 A JP 33213593A JP 33213593 A JP33213593 A JP 33213593A JP H07191525 A JPH07191525 A JP H07191525A
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JP
Japan
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roller
transfer
charging
contact
electrophotographic apparatus
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Application number
JP33213593A
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English (en)
Inventor
Masaru Tanaka
勝 田中
Kenzo Tatsumi
謙三 巽
Takeo Suda
武男 須田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電ムラや転写ムラ等による画像ムラが発生
する時期をできるだけ遅らせるようにして、帯電ローラ
や転写ローラ等のローラ部材をサービスマンが清掃した
り、交換したりする時期を遅らせることができるように
する。 【構成】 それぞれローラ部材である帯電ローラ2,転
写ローラ3,除電ローラ4の各周面に転接してその表面
を研磨する研磨用ローラ17,18,19を設け、その
各ローラ部材と研磨用ローラとの少なくとも表層の硬度
を異ならせる。それによって、圧接するいずれか硬度の
低い方が弾性変形して大きな接触面積で互いに接するの
で、高いクリーニング性でその各ローラ部材の周面を清
掃することができる。したがって、ローラ部材の周面が
トナー等で汚れることによって生じる画像ムラの発生時
期を遅らせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回動する像担持体で
ある感光体に接触しながら回転する帯電ローラ,転写ロ
ーラ等のローラ部材を備えた静電複写機,光プリンタ,
ファクシミリ等の電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、静電複写機,光プリンタ,ファク
シミリ等の電子写真装置においては、電圧を印加した帯
電ローラを回動する像担持体である感光体に直接接触さ
せてそれを帯電したり、その帯電された帯電面に所定の
画像形成プロセスを経て形成したトナー像を、電圧を印
加した転写ローラによって転写紙に転写したりする直接
接触式のものが注目されている。
【0003】しかしながら、このように回動する感光体
に帯電ローラや転写ローラを直接接触させる方法の場合
には、画像形成回数が増していくにしたがって、次第に
帯電ローラや転写ローラの周面が感光体の表面に残った
残留トナーや転写紙から出る紙粉、さらには塵等によっ
て汚れていくため、帯電ムラや転写ムラによる画像ムラ
が発生しやすいということがあった。
【0004】そこで、このような帯電ローラや転写ロー
ラ等のローラ部材を感光体に直接接触させる直接接触式
の電子写真装置では、例えば特開平2−301777号
公報に記載されているように、帯電ローラの周面にフェ
ルト材からなるクリーニング部材を摺接させたり、特開
平3−101768号公報に記載されているように、ス
ポンジ材からなるクリーニング部材を摺接させたりして
いる。
【0005】さらに、特開平2−301779号公報に
記載されているように、布製のウエブからなるクリーニ
ング部材を摺接させたりして、その帯電ローラの周面に
付着した汚れをクリーニングするようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフェルト材やウエブによって形成されたクリーニン
グ部材の場合には、帯電ローラの周面から除去したトナ
ー,塵,紙粉等の付着物(異物)が、そのフェルト材や
ウエブに付着したままの状態になるため、使用していく
につれて上記付着物をローラ上から除去する能力が徐々
に低下してしまうという問題点があった。
【0007】また、スポンジ材によって形成されたクリ
ーニング部材の場合には、目詰まりが生じてしまうと、
やはり上記付着物をローラ上から除去する能力が低下し
てしまうという問題点があった。
【0008】このようになると、その帯電ローラや転写
ローラ等のローラ部材の周面に付着した付着物によっ
て、帯電ムラや転写ムラ等の画像ムラが発生して画像品
質が低下してしまうため、サービスマンを呼んで帯電ロ
ーラや転写ローラ等のローラ部材を清掃したり、それら
のローラ部材を交換したりする必要があった。
【0009】したがって、この清掃時期や部品の交換時
期が、比較的少ない画像形成回数ごとにくると、そのメ
ンテナンスが煩わしかった。しかしながら、それをその
まま放置しておけば、転写した画像には帯電ムラや転写
ムラ等が発生してしまうため厄介であった。
【0010】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、帯電ムラや転写ムラ等によって起る画像
ムラが発生する時期をできるだけ遅らせるようにして、
帯電ローラや転写ローラ等のローラ部材をサービスマン
が清掃したり、交換したりする時期を遅らせることがで
きるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、上述したような電子写真装置におい
て、像担持体に接触しながら回転する帯電ローラ,転写
ローラ,除電ローラ等のローラ部材の周面に転接してそ
の表面を研磨する研磨用ローラを設け、上記ローラ部材
とその研磨用ローラとの少なくとも表層の硬度を異なら
せたものである。
【0012】また、そのローラ部材の周面に転接してそ
の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布用ローラを設け、
上記ローラ部材とその潤滑剤塗布用ローラとの少なくと
も表層の硬度を異ならせるとよい。さらに、そのローラ
部材の周面に転接してその表面にそのローラ部材と同じ
特性を持つ材料を粉末状態で塗布する回転塗布ローラを
設けるとよい。
【0013】また、そのローラ部材の周面に接触しなが
ら回転する転接ローラを設け、上記ローラ部材の線速を
V1 ,転接回転ローラの線速をV2 としたとき、その線
速V1 ,V2 の線速比V2 /V1 が0〜0.5 又は1.
5〜3 になるようにするとよい。
【0014】
【作用】このように構成した電子写真装置によれば、帯
電ローラ,転写ローラ,除電ローラ等のローラ部材の周
面が、そこに転接する研磨用ローラによって研磨され、
そのローラ部材と研磨用ローラとは少なくとも表層の硬
度を異ならせているので、いずれか硬度の低い方が弾性
変形することによって互いに接触する面積が多くなるの
で、高いクリーニング性でローラ部材の周面を清掃する
ことができる。
【0015】また、ローラ部材の周面に転接してその表
面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布用ローラを設け、上記
ローラ部材とその潤滑剤塗布用ローラとの少なくとも表
層の硬度を異ならせば、上記ローラが互いに大きな接触
面積で接触しながら回転し、しかも潤滑剤塗布用ローラ
が潤滑油をローラ部材の周面に塗布しながら転接するの
で、摩擦抵抗が小さくなってローラが摩耗しにくくなっ
て寿命が延び、クリーニング性も向上する。
【0016】さらに、ローラ部材の周面に転接してその
表面にそのローラ部材と同じ特性を持つ材料を粉末状態
で塗布する回転塗布ローラを設ければ、回転塗布ローラ
によってローラ部材と同じ特性を持つ抵抗値が同じ材料
がそのローラ部材の周面に付着されるので、帯電ムラ,
転写ムラ等を防止できる。
【0017】また、ローラ部材の周面に接触しながら回
転する転接ローラを設け、前記ローラ部材の線速をV1
,転接回転ローラの線速をV2 としたとき、該線速V1
,V2 の線速比V2 /V1 が0〜0.5 又は1.5〜3
になるようにすれば、ローラ部材とその周面に接触し
ながら回転する転接ローラとの接触面が、一度互いに接
した面と面が再び同じ部分の面と面で接する機会が少な
くなるため、クリーニング効果が高まる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例を示す電子
写真装置の感光体付近を示す概略図である。
【0019】この電子写真装置は、像担持体であるドラ
ム状の感光体1に接触しながら回転するそれぞれローラ
部材である帯電ローラ2,転写ローラ3,除電ローラ4
とを備えた接触帯電方式の電子写真装置であり、その帯
電ローラ2が同図の矢示A方向に所定の周速度で回転す
る感光体1に接触しながら連れ回りにより矢示B方向に
等速で従動回転し、感光体1の表面1aを所定の電位に
一様に帯電する。
【0020】感光体1の回りには、その帯電ローラ2と
転写ローラ3と除電ローラ4の他に、現像装置6と、分
離部材7と、クリーニング装置8とがそれぞれ配設され
ている。そして、そのクリーニング装置8と帯電ローラ
2との間に、除電ローラ4が配設されている。
【0021】帯電ローラ2は、鉄等からなる導電性芯金
15の外側に、導電性ゴムローラ部16を一体に装着し
たものである。また、転写ローラ3は、例えば導電性支
持シャフト11の外側に弾性層を形成し、その外側に薄
い層の導電層及び抵抗層を形成したものであり、その導
電性支持シャフト11に電源21から転写電圧が印加さ
れるようになっている。
【0022】帯電ローラ2の導電性芯金15の両端は、
図示しない導電性軸受でそれぞれ回転自在に支持されて
いて、その各導電性軸受が導電性加圧バネ(図示せず)
によって感光体1の方向(図1で下方)に付勢されて、
帯電ローラ2が感光体1の表面1aに接するようになっ
ている。
【0023】その帯電ローラ2の導電性芯金15には、
電源20から導電性加圧バネ及び導電性軸受を介して帯
電電圧が印加されるようになっており、それによって感
光体1の表面1aを一様に帯電する。
【0024】この電子写真装置は、露光装置9からの光
が感光体1の表面1aに入射して、帯電ローラ2によっ
て一様に帯電された帯電面が露光され、そこに静電潜像
が形成される。その静電潜像は、現像装置6の現像スリ
ーブ6aによってトナーが供給されて現像され、トナー
像(可視像)となる。
【0025】一方、給紙カセツト(図示せず)内の転写
紙Pは、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより
1枚ずつ送り出され、それがレジストローラ13とそれ
に圧接回転する加圧ローラ14との間で一旦停止されて
タイミング調整された後に、感光体1上のトナー像と一
致する正確なタイミングで転写ローラ3が設けられてい
る転写部に向けて搬送される。
【0026】その転写紙Pは、図1で上面側にトナー像
が転写され、それが感光体1から鋸刃状の除電針を有す
る分離部材7によって分離されて図示しない定着装置へ
搬送され、そこでトナーが定着された後に装置外部の排
紙トレイ等へ排出される。
【0027】そして、その転写終了後に感光体1上に残
った残留トナー及び紙粉等は、クリーニング装置8に設
けられているクリーニングブレード8aにより取り除か
れ、その感光体1上に残った残留電位は接地された除電
ローラ4によって取り除かれて、次の帯電ローラ2によ
る帯電に備える。
【0028】この電子写真装置は、帯電ローラ2,転写
ローラ3,除電ローラ4の各周面に転接してその表面を
研磨する各研磨用ローラ17,18,19をそれぞれ設
けている。その各研磨用ローラ17,18,19は、図
示しないスプリングの付勢力によって加圧されて、帯電
ローラ2,転写ローラ3,除電ローラ4の各周面を研磨
するのに適した加圧力でそれらのローラに転接するよう
になっている。
【0029】そして、その帯電ローラ2,転写ローラ
3,除電ローラ4とその各周面にそれぞれ転接する各研
磨用ローラ17,18,19との少なくとも表層の硬度
を異ならせている。
【0030】このようにすることによって、帯電ローラ
2が研磨用ローラ17により、転写ローラ3が研磨用ロ
ーラ18により、さらに除電ローラ4が研磨用ローラ1
9により、それぞれ各周面が研磨されるので、その周面
に帯電ムラや転写ムラ、さらには除電不良を起させるト
ナー等が付着しても、それを取り除くことができる。
【0031】しかも、帯電ローラ2,転写ローラ3,除
電ローラ4の各ローラ部材とその各周面に転接する各研
磨用ローラ17,18,19とは、少なくとも表層の硬
度を異ならせているので、その互いに圧接するローラの
うち硬度の低い方が弾性変形することによって互いの接
触面積が大きくなるので、よりクリーニング効果が高ま
る。
【0032】したがって、帯電ローラ2,転写ローラ
3,除電ローラ4の周面を長期に亘ってきれいな状態に
維持することができるので、トナー等の付着物がそれら
のローラの周面に付着することによって生じる帯電ムラ
や転写ムラ等の画像ムラや除電不良の発生時期を遅らせ
ることができる。なお、この研磨用ローラ17,18,
19は、ポリエステル樹脂,スチレン系樹脂等の物質で
形成するとよい。
【0033】また、帯電ローラ2,転写ローラ3,除電
ローラ4の各ローラ部材の各周面に、上記各研磨用ロー
ラ17,18,19に代えて、その帯電ローラ2,転写
ローラ3,除電ローラ4の各表面に潤滑剤を塗布する潤
滑剤塗布用ローラをそれぞれ設け、その帯電ローラ2,
転写ローラ3,除電ローラ4とその各潤滑剤塗布用ロー
ラとの少なくとも表層の硬度を異ならせるようにしても
よい。
【0034】このようにすれば、各潤滑剤塗布用ローラ
が、潤滑油を帯電ローラ2,転写ローラ3,除電ローラ
4の各周面に塗布しながら転接するので、摩擦抵抗が小
さくなってローラが摩耗しにくくなって寿命が延び、ク
リーニング性も向上する。
【0035】このようにする場合、その各潤滑剤塗布用
ローラは、シリコーン加流物,フッ素系樹脂,銅系化合
物(ステアリン酸亜鉛)等の中のいずれかの物質によっ
て表面が被覆されているか、その各ローラの表面にそれ
らの内のいずれかの物質が含浸されているようにすると
よい。
【0036】さらに、研磨用ローラ17,18,19に
代えて、帯電ローラ2,転写ローラ3,除電ローラ4の
各周面に転接してその表面に上記各ローラ2,3,4と
同じ特性を持つ材料を粉末状態で塗布する回転塗布ロー
ラを設ければ、その回転塗布ローラによって帯電ローラ
2,転写ローラ3,除電ローラ4と同じ特性を持つ抵抗
値が同じ材料がその各ローラの周面に付着されるので、
帯電ムラ,転写ムラ等を防止できる。
【0037】図2は、図1の各研磨用ローラ17,1
8,19と帯電ローラ2,転写ローラ3,除電ローラ4
の各ローラ部材とをそれぞれ硬度差をつけずに互いに転
接させた場合(△印で図示)と、帯電ローラ2,転写ロ
ーラ3,除電ローラ4に固定のスポンジ材を摺接させた
従来のクリーニング部材を備えたもの(○印で図示)
と、帯電ローラ2,転写ローラ3,除電ローラ4の周面
をクリーニングするクリーニング部材を設けなかった場
合(未清掃の場合であり×印で図示)とを比較するため
に、所定のコピー枚数毎に画像ムラの発生状況を確認し
て評価したものである。
【0038】なお、この実験における画像ムラの評価基
準は、コピーを行なって出力された転写紙をマクベス濃
度計で反射率を測定し、その数値が0.05 以下のもの
を「評価5」、0.2 程度を「評価3」、0.4以上を
「評価1」とした。そして、画像ムラの許容レベルを、
上記マクベス濃度計による反射率で「評価3」以上とし
た。
【0039】この線図から明らかなように、ローラ部材
である帯電ローラ2,転写ローラ3,除電ローラ4を清
掃するクリーニング部材を持たないものでは、コピー枚
数が3万枚を超えたあたりから問題となる画像ムラ(「評
価3」)が発生するのに対し、従来の固定されたスポンジ
材からなるクリーニング部材を各ローラ部材に摺接させ
たものでは6万枚程度から許容レベルを超える画像ムラ
が発生し始め、さらにこの発明を適用したものでは、8
万枚程度から画像ムラが発生し始めるようになり、その
発生時期を大幅に遅らせることができる。
【0040】また図3には、硬度をJISA70゜とし
た帯電ローラ2,転写ローラ3,除電ローラ4の各ロー
ラ部材に硬度をJISA50゜とした各研磨用ローラ1
7,18,19を転接させたもの(□印で図示)と、そ
れらのローラの硬度を共にJISA70゜として硬度差
を付けなかったもの(△印で図示)とを比較したものを
示す。
【0041】この実験結果によれば、各研磨用ローラ1
7,18,19と帯電ローラ2,転写ローラ3,除電ロ
ーラ4の各ローラ部材との間に硬度差をつけることによ
り、許容レベルを超える画像ムラが発生し始める時期
を、コピー枚数で9万枚にまで遅らせることができる。
【0042】なお、この各研磨用ローラ17,18,1
9の硬度はJISA50゜以上70゜未満にすることが
好ましく、帯電ローラ2,転写ローラ3,除電ローラ4
の硬度はJISA70゜以上にすることが好ましい。
【0043】さらに、帯電ローラ2,転写ローラ3,除
電ローラ4の各線速をV1 、それらのローラの各周面に
接触しながら回転する転接ローラである研磨用ローラ1
7,18,19(上述した潤滑剤塗布用ローラあるいは
回転塗布ローラであってもよい)の線速をV2 としたと
き、その線速V1 ,V2 の線速比V2 /V1 が0〜0.
5 又は1.5〜3 になるようにするとよい。
【0044】すなわち、上記線速比V2 /V1 を変えて
コピーを行なった際に、前述した画像ムラの評価基準で
「評価3」以下となる時点のコピー枚数を確認したもの
を図4に示すように、線速比V2 /V1 が0〜0.5 又
は1.5〜3 になる範囲に線速V1 とV2 をそれぞれ設
定するようにすれば、画像ムラが発生し始めるコピー枚
数を6万枚以上にすることができる。
【0045】なお、このような線速比を選択することに
よって画像ムラが発生し始める時期を遅らせることがで
きるのは、帯電ローラ2,転写ローラ3,除電ローラ4
の各ローラ部材とその周面に接触しながら回転する上記
転接ローラとの接触面が、一度互いに接した面と面が再
び同じ部分の面と面で接する機会が少なくなるためであ
り、それによってクリーニング効果が高まるためであ
る。
【0046】また、図1では帯電ローラ2,転写ローラ
3,除電ローラ4の全てのローラにその周面を研磨する
研磨用ローラ17,18,19を設けた場合の例につい
て説明したが、研磨用ローラは帯電ローラ2,転写ロー
ラ3,除電ローラ4のうちいいずれか1つ又は2つの周
面が汚れやすいローラについてのみ設けるようにしても
よい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、帯電ローラ,転写ローラ,除電ローラ等のローラ部
材の周面を、そこに転接する研磨用ローラによって研磨
することができ、そのローラ部材と研磨用ローラとは互
いに硬度が異なることによって大きな接触面積で接触し
ているので、高いクリーニング性でその各ローラ部材の
周面を清掃することができる。したがって、問題となる
画像ムラの発生時期を遅らせることができるので、上記
ローラ部材の清掃回数を減らしたり、その部材を交換す
る時期を遅らせることができる。
【0048】また、潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布用ロー
ラを設ければ、その潤滑剤塗布用ローラが潤滑油をロー
ラ部材の周面に塗布しながら転接するので、摩擦抵抗が
小さくなってローラが摩耗しにくくなって寿命が延び、
クリーニング性も向上する。
【0049】さらに、ローラ部材と同じ特性を持つ材料
を粉末状態で塗布する回転塗布ローラを設ければ、その
回転塗布ローラによってローラ部材と同じ特性を持つ抵
抗値が同じ材料がそのローラ部材の周面に付着されるの
で、帯電ムラ,転写ムラ等を防止できる。
【0050】また、ローラ部材の周面に接触しながら回
転する転接ローラとローラ部材の線速比V2 /V1 が0
〜0.5 又は1.5〜3 になるようにすれば、ローラ部
材とその周面に接触しながら回転する転接ローラとの接
触面が、一度互いに接した面と面が再び同じ部分の面と
面で接する機会が少なくなるため、クリーニング効果が
高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す電子写真装置の感光
体付近を示す概略図である。
【図2】この発明を実施した場合の効果を確認するため
に行なった実験データを示す線図である。
【図3】同じくこの発明を実施した場合の効果を確認す
るために行なった異なる実験データを示す線図である。
【図4】同じくこの発明を実施した場合の効果を確認す
るために行なったさらに異なる実験データを示す線図で
ある。
【符号の説明】
1:感光体(像担持体) 2:帯電ローラ 3:転写ローラ 4:除電ローラ 17,18,19:研磨用ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動する像担持体と、その像担持体に接
    触しながら回転する帯電ローラ,転写ローラ,除電ロー
    ラ等のローラ部材とを備えた電子写真装置において、 前記ローラ部材の周面に転接してその表面を研磨する研
    磨用ローラを設け、前記ローラ部材と該研磨用ローラと
    の少なくとも表層の硬度を異ならせたことを特徴とする
    電子写真装置。
  2. 【請求項2】 回動する像担持体と、その像担持体に接
    触しながら回転する帯電ローラ,転写ローラ,除電ロー
    ラ等のローラ部材とを備えた電子写真装置において、 前記ローラ部材の周面に転接してその表面に潤滑剤を塗
    布する潤滑剤塗布用ローラを設け、前記ローラ部材と該
    潤滑剤塗布用ローラとの少なくとも表層の硬度を異なら
    せたことを特徴とする電子写真装置。
  3. 【請求項3】 回動する像担持体と、その像担持体に接
    触しながら回転する帯電ローラ,転写ローラ,除電ロー
    ラ等のローラ部材とを備えた電子写真装置において、 前記ローラ部材の周面に転接してその表面に該ローラ部
    材と同じ特性を持つ材料を粉末状態で塗布する回転塗布
    ローラを設けたことを特徴とする電子写真装置。
  4. 【請求項4】 回動する像担持体と、その像担持体に接
    触しながら回転する帯電ローラ,転写ローラ,除電ロー
    ラ等のローラ部材とを備えた電子写真装置において、 前記ローラ部材の周面に接触しながら回転する転接ロー
    ラを設け、前記ローラ部材の線速をV1 ,転接回転ロー
    ラの線速をV2 としたとき、該線速V1 ,V2の線速比
    V2 /V1 が0〜0.5 又は1.5〜3 になるようにし
    たことを特徴とする電子写真装置。
JP33213593A 1993-12-27 1993-12-27 電子写真装置 Pending JPH07191525A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6282397B1 (en) 1999-07-22 2001-08-28 Nec Corporation Transfer and fixing device for electrophotographic image forming apparatus with improved cleaning system
JP2007114605A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2007286403A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Fuji Xerox Co Ltd 帯電ロール及び画像形成装置

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