JPH07334054A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH07334054A
JPH07334054A JP15036494A JP15036494A JPH07334054A JP H07334054 A JPH07334054 A JP H07334054A JP 15036494 A JP15036494 A JP 15036494A JP 15036494 A JP15036494 A JP 15036494A JP H07334054 A JPH07334054 A JP H07334054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricant
roller
scraper
collecting roller
rotating body
Prior art date
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Pending
Application number
JP15036494A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Tokuhashi
正樹 徳橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP15036494A priority Critical patent/JPH07334054A/ja
Publication of JPH07334054A publication Critical patent/JPH07334054A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 潤滑剤と回収ローラとの間に異物が進入する
ことによって接触不良となりクリーニング不良の発生で
画像品質が低下することを防止し、合わせて潤滑剤をユ
ニット化して省スペース化及び交換時の作業が容易にお
こなわれるようにして、長期間にわたって安定して潤滑
剤の効果が得られるクリーニング装置を有する画像形成
装置を提供することを目的とする。 【構成】 回動する被クリーニング体1の表面に接触し
て回転する回転体2と、回転体2と接触しながら回転す
る回収ローラ3と、回収ローラ3の表面の残留物4を掻
き取るスクレーパ5と、スクレーパより下流の位置で回
収ローラ3の表面に押圧されて塗布される潤滑剤6と、
潤滑剤6より下流の位置で回収ローラ3の表面に押圧さ
れる遮蔽部材と、少なくともスクレーパ5と潤滑剤6と
遮蔽部材7とを支持して着脱可能な支持部材8とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、ファクシミリ、
プリンタ、スキャナー、或はこれらの機能を併有した複
合機等の画像形成装置において、電子写真方式を用いて
形成されたトナー像等を転写紙に転写した後に像担持体
又は中間転写体等の被クリーニング体の表面に潤滑剤を
塗布して残留した残留物を除去するクリーニング装置の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置として、例えば、電
子写真方式を用いて像担持体としての感光体上に形成さ
れたトナー像等を転写紙に転写した後に、セレン又はセ
レン合金系感光体等の被クリーニング体の表面に微粉体
の潤滑剤を塗布して、被クリーニング体の表面に付着し
て残留した残留物を除去するように構成したクリーニン
グ装置は公知である(特開昭57−17973号の公報
を参照)。図7は従来の画像形成装置に使用されるクリ
ーニング装置の説明図である。クリーニング前チャージ
ャ110はトナーや紙粉等の残留物104が付着した像
担持体としての被クリーニング体101の表面に向けて
コロナ放電を照射して、トナーや紙粉等の残留物104
及び被クリーニング体101の極性及び電位を制御す
る。次いで、像担持体としての被クリーニング体101
は矢印A方向に回動するが、シール111を通過したト
ナーや紙粉等の残留物104はクリーニング用のファー
ブラシ等の回転体102により、静電的吸着及び機械的
摺擦によって被クリーニング体101表面から除去され
る。
【0003】ファーブラシ等の回転体102は、所定の
バイアスが印加された芯金ローラ102aの周面に導電
性の繊維102bを多数植設したものであり、図示しな
い駆動モータにより矢印B方向に回転駆動されている
が、この回転体102だけでは被クリーニング体101
表面に付着したトナーや紙粉等の残留物104を完全に
除去できないために、除去しきれないトナーや紙粉等の
残留物104は、ファーブラシ等の回転体102の下流
側に配置されたクリーニングブレード112の機械的摺
擦により除去され、ファーブラシ等の回転体102上に
掻き落されるようになっている。トナーや紙粉等の残留
物104を捕捉したファーブラシ等の回転体102はフ
リッカバー113と接触し、接触により発生する衝撃力
によってトナーや紙粉等の残留物104は、ファーブラ
シ等の回転体102から分離するか、若しくは付着力が
弱められ、更に高圧のバイアス電圧が印加されて図示の
矢印C方向に回転駆動される回収ローラ103に吸着さ
れる。回収ローラ103上のトナーや紙粉等の残留物1
04は、スクレーパ105により機械的に掻き落され、
矢印D方向に回転駆動される排出コイル114の回転に
より所定の場所に排出されるようになっている。
【0004】固形の潤滑剤106はスプリング等の押圧
部材106aによって押圧されることにより回収ローラ
103に接触しており、回収ローラ103の表面に潤滑
剤106からなる薄層が形成されるようになっている。
回収ローラ103の表面に潤滑剤106からなる薄層が
一旦形成され、スクレーパ105やファーブラシ等の回
転体102によって引き伸ばされると同時に掻き取られ
るが、回収ローラ103の表面上の潤滑剤106からな
る薄層がすぐに無くなるわけではない。回収ローラ10
3の表面上の薄層の潤滑剤106の一部は、ファーブラ
シ等の回転体102を介して、像担持体の被クリーニン
グ体101の表面にも塗布される。このようにして回収
ローラ103の表面、及び被クリーニング体101の表
面は摩擦係数が低下するとともに、潤滑剤106からな
る薄層が塗布され、かつ掻き取りが行われることにより
各表層が常にリフレッシュされるようになっている。
【0005】画像形成装置におけるクリーニング装置を
長期間にわたって使用していくと、クリーニングブレー
ド112と被クリーニング体101との当接部やスクレ
ーパ105と回収ローラ103との当接部には、トナー
や紙粉等の残留物104が堆積し、これが各エッジ部に
除々に押し込まれクリーニングブレード112やスクレ
ーパ105を持ち上げるようになる。一部のトナーや紙
粉等の残留物104が各エッジ部分を持ち上げた状態で
滞留してしまい、密着不良によってクリーニング不良が
生じる。特に、小粒径のトナーを用いる場合ではトナー
の流動性が低下し、このような問題が生じ易くなってい
るが、被クリーニング体101の表面は、潤滑剤106
が塗布され薄層が形成されることで滑り易くなり、クリ
ーニングブレード112やスクレーパ105の当接部分
でのトナーや紙粉等の残留物104の噛み込みによるク
リーニング不良の発生が防止される。又、像担持体等の
被クリーニング体101の表面が滑り易くなることによ
り、像担持体等の被クリーニング体101の表面の地肌
部に付着するトナー量が減少し、同量のトナーでより多
くの画像形成が可能となり使用トナーの節約が可能にな
る。更に、潤滑剤106によって、常に像担持体等の被
クリーニング体101の表面がリフレッシュされるの
で、トナー固着や画像ボケの原因となる物質が表面に付
着しても、常に薄層の潤滑剤106と共に取り除かれる
ので、それらが成長して画像品質に悪影響を及ぼすこと
が避けられるようになっている。
【0006】然し、このように像担持体の被クリーニン
グ体101の表面に微量の潤滑剤106を塗布すること
によって大きな効果が得られるが、回収ローラ3の周面
と潤滑剤106の先端部との接触部には異物が侵入し易
い。即ち、従来装置においては、回収ローラ103の上
流側(下側)はスクレーパ105により閉止されている
為、上流側からの異物はスクレーパ105により除去さ
れるが、下流側(図面上側)は開放状態にある為、下流
側から侵入した異物が固形潤滑剤の先端部と回収ローラ
との間に入り込んで溜ったり、潤滑剤の下流側の回収ロ
ーラ外周面(回転体102との間)に付着する。異物が
固形潤滑剤の先端部と回収ローラとの間に入り込んで溜
ると(これは感光体を逆転させる場合に特に生じやす
い)、潤滑剤と回収ローラ周面との接触不良が発生して
潤滑剤の塗布量が低下して潤滑機能が阻害され、回転体
の植毛からの異物を除去する能力が低減するため、植毛
上の異物が被クリーニング体101に逆付着し易くな
る。また、潤滑剤と回転体との間に露出する回収ローラ
周面に付着した異物は植毛上に付着し、最終的に被クリ
ーニング体101を汚損する不具合をもたらす。このよ
うに回収ローラの回転方向下流側から侵入した異物は、
被クリーニング体のクリーニング不良を招来して画像品
質を低下させる。更に潤滑剤は柔らかくて摩耗しやすい
ために短期間で消耗してしまいその交換作業も複雑で、
その効果を持続することが困難で、潤滑剤の塗布量の過
不足が生じ長期間にわたって安定した潤滑剤の効果が得
られないという不具合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した、従来の画像
形成装置は、回収ローラの下流側から侵入した異物が潤
滑剤と回収ローラとの間に溜って両者の接触不良をもた
らし、その結果クリーニング不良が発生して画像品質が
低下し、更に潤滑剤は柔らかくて摩耗しやすいために短
期間で消耗してしまいその交換作業も複雑で、その効果
を持続することが困難で、潤滑剤の塗布量の過不足が生
じ長期間にわたって安定した潤滑剤の効果が得られない
という問題があった。
【0008】
【発明の目的】そこで本発明は、このような問題点を解
決するものである。すなわち、本発明は、潤滑剤と回収
ローラとの間に異物が侵入することによって両者が接触
不良となりクリーニング不良の発生で画像品質が低下す
ることを防止し、併せて潤滑剤をユニット化して省スペ
ース化及び交換時の作業が容易におこなわれるようにし
て、長期間にわたって安定して潤滑剤の効果が得られク
リーニング装置を有する画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電子写真方式により被クリーニング体の
表面に形成されたトナー像等を転写紙に転写した後に、
該被クリーニング体の表面に潤滑剤を塗布して残留した
残留物を除去するクリーニング装置を有する画像形成装
置において、回転する被クリーニング体の表面に接触し
て回転する回転体と、上記回転体と接触しながら回転す
る回収ローラと、上記回収ローラの表面の残留物を掻き
取るスクレーパと、上記スクレーパより下流の位置で上
記回収ローラの表面に押圧されて塗布される固形潤滑剤
と、上記潤滑剤より下流の位置で上記回収ローラの表面
に押圧される遮蔽部材と、少なくとも上記スクレーパと
上記潤滑剤と上記遮蔽部材を支持し且つ上記クリーニン
グ装置に対して着脱可能な支持部材とを有すること、上
記回収ローラは表面温度を所定値に保持するための温度
制御手段を有すること、上記回収ローラは上記回転体が
回転を開始した後に回転し、上記回転体は上記回収ロー
ラが回転を停止した後に停止するよう制御されることを
特徴とする。
【0010】
【作用】上記のように構成された画像形成装置は、回収
ローラの表面の残留物を掻き取るスクレーパと、スクレ
ーパより下流の位置で上記回収ローラの表面に押圧され
て塗布される潤滑剤と、上記潤滑剤より下流の位置で回
収ローラの表面に押圧される遮蔽部材とを着脱可能な支
持部材によって一体的にユニット化して支持するように
して、潤滑剤と回収ローラとの間に異物が進入すること
によって接触不良となりクリーニング不良の発生で画像
品質が低下することを防止し、併せて潤滑剤をユニット
化して省スペース化及び交換時の作業が容易におこなわ
れるようになり、長期間にわたって安定して潤滑剤の効
果が得られるクリーニング装置を提供することができ
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明を適用する画像形成装置の作
像部の構成例であり、矢印A方向に回動する像担持体と
しての被クリーニング体1(感光体ドラム)の表面は、
帯電チャージャ15によって均一に帯電され、露光手段
16によって静電潜像が形成されて、現像手段17によ
ってトナー像が形成される。他方、給紙手段18から給
紙された転写紙20はレジストローラ19によって所定
のタイミングで転写器21に給紙され、該転写器21の
作動によって被クリーニング体1上のトナー像が転写紙
上に転写される。転写を受けた転写紙は、定着器22に
おいてトナー像の定着を受けて、図示しない排紙手段で
排紙されて収納されるようになっている。
【0012】上記定着器22で定着した後に、被クリー
ニング体1は、矢印A方向に回動して、クリーニング前
チャージャ10で、トナーや紙粉等の残留物4及び被ク
リーニング体1の表面に向けてコロナ放電を照射して、
トナーや紙粉等の残留物4及び被クリーニング体1の極
性及び電位が所定に制御され、次いで、シール11を通
過してクリーニング用のファーブラシ等の回転体2によ
り静電的吸着及び機械的摺擦により上記残留物4が表面
から除去される。ファーブラシ等の回転体2は、所定の
バイアスが印加された芯金ローラ2aに導電性の繊維2
bを多数植設したものであり、図示しない駆動モータで
矢印B方向に回転駆動されているが、像担持体又は中間
転写体等の被クリーニング体1の表面に付着した残留物
4を完全に除去できないために、除去しきれない残留物
4は、ファーブラシ等の回転体2の下流側に配置された
クリーニングブレード12の機械的摺擦により残留物4
をファーブラシ等の回転体2上に掻き落すようになって
いる。
【0013】トナーや紙粉等の残留物4を捕捉したファ
ーブラシ等の回転体2は、その植毛部がフリッカバー1
3と接触し、植毛部の弾性復帰時の衝撃力によってトナ
ーや紙粉等の残留物4はファーブラシ等の回転体2から
分離するか若しくは付着力が弱められ、更に高圧のバイ
アス電圧が印加されて矢印C方向に回転駆動される回収
ローラ3に吸着される。回収ローラ3上のトナーや紙粉
等の残留物4は、該ローラ表面に圧接するスクレーパ5
により機械的に掻き落され、矢印D方向に回転駆動され
る排出コイル14の回転により所定の場所に排出される
ようになっている。
【0014】固形の潤滑剤6は、スプリング等の押圧部
材6aによって押圧されることにより回収ローラ3の外
周面に接触しており、回収ローラ3の表面に潤滑剤6か
らなる薄層が塗布形成されるようになっている。回収ロ
ーラ3の表面に上記潤滑剤6からなる薄層が一旦形成さ
れ、上記スクレーパ5やファーブラシ等の回転体2によ
って引き伸ばされると同時に掻き取られるが、回収ロー
ラ3の表面上の上記潤滑剤6からなる薄層が直ぐに無く
なるわけではない。回収ローラ3の表面上の薄層の上記
潤滑剤6の一部は、ファーブラシ等の回転体2を介し
て、被クリーニング体1の表面にも塗布される。
【0015】尚、固形の潤滑剤6の乾燥した固体疎水性
潤滑剤の代表例としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリ
ン酸バリゥム、ステアリン酸鉛、ステアリン酸鉄、ステ
アリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン
酸銅、ステアリン酸ストロンチゥム、ステアリン酸カル
シゥム、ステアリン酸カドミゥム、ステアリン酸マグネ
シゥム、オイレン酸亜鉛、オイレン酸マンガン、オイレ
ン酸鉄、オイレン酸コバルト、オイレン酸鉛、オイレン
酸マグネシゥム、オイレン酸銅、パルチミン酸、亜鉛パ
ルチミン酸コバルト、パルチミン酸銅、パルチミン酸マ
グネシゥム、パルチミン酸アルミニゥム、パルチミン酸
カルシゥム、カプリル酸鉛、カプロン酸鉛、リノレン酸
亜鉛、リノレン酸コバルト、リノレン酸カルシゥム、及
びリコリノネン酸カドミゥムの如き比較的高次の脂肪
酸、例えばカポットコーポレーションから市販されてい
るCab−O−S11の如きコロイド状高温シリカ粉末
が使用される。又、カルナウバワックスのような天然ワ
ックスも効果が有り使用される。
【0016】このようにして回収ローラ3の表面、及び
像担持体又は中間転写体等の被クリーニング体1の表面
は潤滑剤6によって摩擦係数が低下するとともに、上記
潤滑剤6からなる薄層が塗布、及び掻き取られることに
より各表層が常にリフレッシュされるようになってい
る。又、像担持体又は中間転写体等の被クリーニング体
1、ファーブラシ等の回転体2、回収ローラ3の駆動タ
イミングは、回収ローラ3が回転し始める時は常に、フ
ァーブラシ等の回転体2及び被クリーニング体1が図示
しない駆動装置によって同時かそれ以前に回転し始める
ようになっている。他方、回収ローラ3が回転を停止す
る時以降に、ファーブラシ等の回転体2及び被クリーニ
ング体1が回転を停止するようなタイミングになってお
り、ファーブラシ等の回転体2及び被クリーニング体1
の一部分が他の部分よりも過剰の上記潤滑剤6が塗布さ
れるということがないように配慮されている。
【0017】上記の如き各部の回転タイミングの制御
は、図示しない制御部によって行われる。着脱可能な支
持部材8は、回収ローラ3の表面の残留物4を掻き取る
ブレード状のスクレーパ5と、上記スクレーパ5より下
流の位置で回収ローラ3の表面に押圧されて塗布される
固形の潤滑剤6と、上記潤滑剤6より下流の位置で回収
ローラ3の表面に押圧される弾性板材である遮蔽部材7
とを一体的にユニット化して支持するようになってい
る。遮蔽部材7は、回収ローラ3の下流側を閉止してい
る為、下流側から侵入した異物が潤滑剤と回収ローラと
の間に入り込んで溜り、両者の接触不良(潤滑剤の塗布
不良)をもたらすことがない。従って、遮蔽部材7の遮
蔽機能により、潤滑剤6と回収ローラ3との間に異物が
侵入することが防止されるから、潤滑剤6と回収ローラ
3が接触不良となりクリーニング不良の発生で画像品質
が低下することを防止出来る。更に、潤滑剤6をユニッ
ト化して省スペース化及び交換時の作業が容易におこな
われるから、長期間にわたって安定して潤滑剤6の効果
が得られる。
【0018】図2は要部拡大図であり、回収ローラ3
は、矢印C方向に回転することによって、回収ローラ3
上のトナーや紙粉等の残留物4は、上記スクレーパ5に
よって取り除かれた後、潤滑剤6と接触する。潤滑剤6
は、一端が固定されているスプリング等の押圧部材6a
によって、回収ローラ3と接触しており、両者の摺接に
よって、回収ローラ3の表面に微量の潤滑剤6が塗布さ
れる。上記遮蔽部材7は、潤滑剤6の下流に配置され、
クリーニング装置内のトナーや紙粉等の異物が、回収ロ
ーラ3と潤滑剤6との間の方向に進入することを防止し
ている。
【0019】クリーニング装置に対して着脱可能な上記
支持部材8は、回収ローラ3の表面の残留物4を掻き取
るスクレーパ5と、スクレーパ5より下流の位置で回収
ローラ3の表面に押圧されて塗布される潤滑剤6と、潤
滑剤6より下流の位置で回収ローラ3の表面に押圧され
る上記遮蔽部材7とを一体的にユニット化した構成を有
している。潤滑剤6とスクレーパ5の使用による寿命の
期間はほぼ同じであり、これらの交換部品を定期的に交
換する時に上記支持部材8ごと、クリーニング装置から
取り出すようになっているから、ユニット化して省スペ
ース化及び交換時の作業が容易におこなわれることとな
り、長期間にわたって安定して潤滑剤6の効果が得られ
クリーニング装置を有する画像形成装置を提供すること
とができる。
【0020】図3は本発明の他の実施例の要部構成を示
す略図であり、回収ローラ3は、温度制御手段9によっ
て、所定の表面温度を保持するようになっている。上記
温度制御手段9は、回収ローラ3の表面に接触して温度
を検知するサーミスター9aを有し、検知温度が最適温
度よりも低い場合は、回収ローラ3に接続されたヒータ
9bが発熱するように制御基板9cが制御を行い、一定
温度に達した時点で発熱を停止することによって、回収
ローラ3の表面温度を一定に保ち、潤滑剤6の塗布量の
安定化を図るようになっている。
【0021】図4は固形潤滑剤の支持構造の他の例を示
す略図であり、支持部材8によって支持される潤滑剤6
は、図示のように回収ローラ3に対して鉛直方向に取り
付けられており、スプリング等の上記押圧部材6aによ
って上向きに加圧されている。長期間の使用によって潤
滑剤6が摩耗するのに従って、潤滑剤6はスプリング等
の上記押圧部材6aによって上向きに押し上げられる
が、上記押圧部材6aのスプリングが除々に伸びるため
にその押圧力は次第に減少する。また、潤滑剤6は摩耗
によって重量が減少するので押圧力の減少分が相殺され
て、更に常に安定した押圧力が得られるとともに長期間
にわたって使用することも可能となる。
【0022】図5は潤滑剤の支持構造の他の例であり、
この潤滑剤6は、ローラ状に成形されており、支持部材
6cの先端部の軸6dによりその軸心を回転自在に支持
され、該軸を中心に矢印F方向に回転して回収ローラ3
に対して圧接状態で回転するようになっている。上記ロ
ーラ状の潤滑剤6bは、スプリング等の上記押圧部材6
aによって、回収ローラ3と接触しており、回収ローラ
3の回転によって連れ回りするようになっていて、回収
ローラ3と上記ローラ状の潤滑剤6bとの間に働く摩擦
力を弱めることができる。従って、上記ローラ状の潤滑
剤6bが微量且つ均一に塗布される。
【0023】図6は潤滑剤の支持構造の他の例であり、
潤滑剤6は、硬度の異なる潤滑剤、即ち硬度の低い潤滑
剤6eと硬度の高い潤滑剤6fを層状に重ね合わせたも
のであり、回収ローラ3に接触するようになっている。
上記硬度の低い潤滑剤6eは柔らかく均一に回収ローラ
3に接触でき塗布ムラを防止できる反面、摩耗しやすい
ために塗布量が過剰になったり、短期間で交換が必要に
なるといった不具合が生じる。他方、上記硬度の高い潤
滑剤6fは、逆に摩耗しにくいものの、接触不良が生じ
るという問題がある。本実施例の潤滑剤6は、硬度の異
なる、硬度の低い潤滑剤6eと、硬度の高い潤滑剤6f
を層状に重ね合わせることによって、摩耗が少なく、且
つ均一な接触が可能となる。以上、被クリーニング体1
については、主に像担持体について説明したが中間転写
体等の被クリーニング体1の場合も同様の構成で同様の
効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、回収ローラの表面の残留物を掻き取るスク
レーパと、スクレーパより下流の位置で回収ローラの表
面に押圧されて塗布される潤滑剤と、潤滑剤より下流の
位置で回収ローラの表面に押圧される遮蔽部材とを着脱
可能な支持部材によって一体的にユニット化して支持す
るようにしたので、潤滑剤と回収ローラとの間に異物が
進入することによって接触不良となりクリーニング不良
の発生で画像品質が低下することを防止し、併せて潤滑
剤をユニット化して省スペース化及び交換時の作業が容
易におこなわれるようになり、長期間にわたって安定し
て潤滑剤の効果が得られクリーニング装置を有する画像
形成装置を提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す画像形成装置の概略を説
明する説明図。
【図2】本発明の実施例を示す画像形成装置の要部の説
明図。
【図3】本発明の実施例を示す画像形成装置の他の要部
の説明図。
【図4】本発明の他の実施例を示す画像形成装置の要部
を説明する説明図。
【図5】本発明の他の実施例を示す画像形成装置の要部
を説明する説明図。
【図6】本発明の他の実施例を示す画像形成装置の要部
を説明する説明図。
【図7】従来の画像形成装置の要部を説明する説明図。
【符号の説明】
1・・・被クリーニング体、2・・・回転体、2a・・
芯金ローラ、2b・・・繊維、3・・・回収ローラ、4
・・・残留物、5・・・スクレーパ、6・・・潤滑剤、
6a・・・押圧部材、6b・・・ローラ状の潤滑剤、6
c・・・支持部材、6d・・・軸、6e・・・硬度の低
い潤滑剤、6f・・・硬度の高い潤滑剤、7・・・遮蔽
部材、8・・・支持部材、9・・・温度制御手段、9a
・・・サーミスタ、9b・・・ヒータ、9c・・・制御
基板、10・・・クリーニング前チャージャ、11・・
・シール、12・・・クリーニングブレード、13・・
・フリッカバー、14・・・排出コイル、15・・・帯
電チャージャ、16・・・露光手段、17・・・現像手
段、18・・・給紙手段、19・・・レジストローラ、
20・・・転写紙、21・・・転写器、22・・・定着
器、101・・・被クリーニング体、102・・・回転
体、102a・・・芯金ローラ、102b・・・繊維、
103・・・回収ローラ、104・・・残留物、105
・・・スクレーパ、106・・・潤滑剤、106a・・
・押圧部材、110・・・クリーニング前チャージャ、
111・・・シール、112・・・クリーニングブレー
ド、113・・・フリッカバー、114・・・排出コイ
ル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式により被クリーニング体の
    表面に形成されたトナー像等を転写紙に転写した後に、
    該被クリーニング体の表面に潤滑剤を塗布して残留した
    残留物を除去するクリーニング装置を有する画像形成装
    置において、回転する被クリーニング体の表面に接触し
    て回転する回転体と、上記回転体と接触しながら回転す
    る回収ローラと、上記回収ローラの表面の残留物を掻き
    取るスクレーパと、上記スクレーパより下流の位置で上
    記回収ローラの表面に圧接して潤滑剤を塗布する固形潤
    滑剤と、上記潤滑剤より下流の位置で上記回収ローラの
    表面に押圧されて下流側からの異物の侵入を防ぐ遮蔽部
    材と、少なくとも上記スクレーパと上記潤滑剤と上記遮
    蔽部材を支持し且つ上記クリーニング装置に対して着脱
    可能な支持部材とを有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 上記回収ローラは表面温度を所定値に保
    持するための温度制御手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記回収ローラは上記回転体が回転を開
    始した後に回転し、上記回転体は上記回収ローラが回転
    を停止した後に停止するよう制御されることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の画像形成装置。
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