JP4684634B2 - 潤滑剤塗布装置、及びこれを備えるプロセスカートリッジ、画像形成装置、 - Google Patents

潤滑剤塗布装置、及びこれを備えるプロセスカートリッジ、画像形成装置、 Download PDF

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本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置に搭載される、感光体等の像担持体表面の摩擦係数低減を目的としてそれらの表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置に関する。また、この潤滑剤塗布装置を搭載した画像形成装置、プロセスカートリッジに関する。
電子写真プロセスを用いる画像形成装置は、像担持体として感光体を備え、感光体の表面に放電によって電荷を与え帯電させ、帯電した感光体表面を露光して静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを供給して可視像化し、形成された感光体表面の可視像を転写紙表面に転写した後、定着して排出する。
可視像を転写後の感光体表面には未転写のトナー等が残留するため、これらが次の画像形成に悪影響を与えないように、感光体表面は、クリーニングブレード、クリーニングブラシ等のクリーニング部材を備えたクリーニング装置によりクリーニングされて、次の画像形成プロセスに備えられる。
近年、画像の高画質化、高精細化の需要が高まる中、現像工程においては、小粒径化、球形化されたトナーが使用されるようになってきている。このようなトナーを用いることで、静電潜像に対し、より緻密にトナーを付着させることができる。
しかしながら、上記の小粒径化、球形化されたトナーは、クリーニング工程においてクリーニング不良を起こしやすいという問題点がある。
上記問題点の解決手段として、感光体に潤滑剤を塗布し、感光体の摩擦係数を下げることでクリーニング手段であるクリーニングブレードのビビリを防止し、トナーのクリーニング性を向上させる方法が用いられている。
これら潤滑剤の塗布方法としては、例えば特許文献1又は特許文献2では、固形潤滑剤をばね等の加圧部材により塗布手段側に加圧し、塗布する方法が開示されている。
前記のように、クリーニング性を向上させることを目的として潤滑剤塗布を行う場合、その塗布量に関しては、可能な限り、均等な量を維持、継続させることが望ましい。
塗布量が少ないと、感光体の摩擦力を低下させる効果が少なくなり、クリーニング性向上の効果が薄れてしまう。逆に、塗布量が多すぎると、潤滑剤の消費量が過剰となるため、所定の潤滑剤をすぐに使い切ってしまう。
潤滑剤塗布量を一定とし、安定した塗布状態を継続させるためには、固形潤滑剤が筐体内で常に一定の姿勢を保ち、ブラシローラ等の塗布手段に対し、常に一定の姿勢で付勢されることが必要となる。
このような潤滑剤塗布装置を実現するためには、筐体自体に固形潤滑剤の姿勢を規制するガイドの役割を持たせることが有効である。
また、上述の固形潤滑剤は、ブラシローラ等による塗布に伴い経時で摩耗するが、この摩耗に応じて、固形潤滑剤は付勢部材により塗布手段側に付勢され、常に塗布手段と接触した状態とされる。このように固形潤滑剤が塗布手段と常に接触した状態とするためには、潤滑剤が匡体内においてスムーズに移動することが必要となるが、そのための公知の手段として、筐体内壁に固形潤滑剤と直接当接しないよう複数のガイドリブを設け、このガイドリブにより、固形潤滑剤の姿勢を一定に保持する方法が、従来より用いられている。
上記のように固形潤滑剤を支持する方法として、例えば特許文献3では、固形潤滑剤を固定したホルダを収納した潤滑剤ケースを、ガイドにより移動可能に保持すると共に、その潤滑剤ケースをスプリングにより常に付勢し、その潤滑剤ケースの背面を押圧レバーで押圧することにより、固形潤滑剤を潤滑剤ケースと共に移動させる潤滑剤塗布手段を備えた画像形成装置が開示されている。
特開平2002−244487号公報 特開2000−231298号公報 特開平9−090839号公報
ところで、上記固形潤滑剤の塗布手段へのガイドは、固形潤滑剤に対し、直接当接させる事が望ましい。これにより、固形潤滑剤を直接先端付近までガイドする事ができるため、その当接姿勢をより安定化させることができる。
しかし、このようにガイドリブを潤滑剤に対して直接当接させる構成とした場合、特に小型化されたプロセスカートリッジ内においては、固形潤滑剤が隣接する他の部材と接触することによる、割れの発生が生じやすくなるという不具合が生じてくる。
特に近年、画像形成装置本体及びプロセスカートリッジは小型化する傾向にあり、これらに搭載される潤滑剤塗布装置は、少ないスペース内において所定量の固形潤滑剤を収容するよう、その収容スペースの最大限を使用することとなる。このため、潤滑剤は隣接する部材と接触しやすい状態となる。
固形潤滑剤として用いられる物質は、割れの生じやすい物質である場合が多く、特に、固形潤滑剤として広く用いられているステアリン酸亜鉛は、脆く衝撃に弱いという特性を有している。このため、輸送中等における振動や衝撃により、固形潤滑剤が他の部材と接触した場合、特に衝撃応力が集中する角部において接触、割れが発生してしまうという不具合が生じやすい。
このように割れが発生すると、その際に発生した破片が作像装置内に入り込み、装置の破損や異常画像発生の原因となる他、割れの部分の塗布性能が低下することにより、塗布不良による異常画像の原因となってしまう。
そこで本発明は、簡易且つ低コストな方法により、輸送中等の固形潤滑剤の割れを防止し、潤滑剤塗布量を長期に渡って安定した状態を維持することで、小型のプロセスカートリッジにおいても長期に渡りクリーニング性を維持し続けることができる潤滑剤塗布装置、及びこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
1.固形潤滑剤と、回転して前記固形潤滑剤を像担持体に塗布する塗布手段と、前記固形潤滑剤を前記塗布手段に付勢する加圧手段と、を筐体内に備える潤滑剤塗布装置において、前記潤滑剤塗布装置は、前記筐体内壁に、前記固形潤滑剤が前記潤滑剤塗布手段に対して一定の方向で相対した状態で摺動されるよう固形潤滑剤側面に当接して前記固形潤滑剤側面を誘導するための複数のガイドリブを備え、前記ガイドリブの、前記塗布手段側の先端位置は、前記固形潤滑剤が前記加圧手段によって前記塗布手段に対し付勢された状態で常に、前記固形潤滑剤の、塗布手段側の端部よりも内側に位置することを特徴とする潤滑剤塗布装置である。
2.また、本発明の潤滑剤塗布装置は、1.に記載の発明において、前記固形潤滑剤が、ステアリン酸亜鉛であることを特徴とする。
3.また、本発明の画像形成装置は、潜像を担持する像担持体と、像担持体表面を均一に帯電する帯電手段と、像担持体表面を露光し、静電潜像を形成する露光手段と、像担持体表面の静電潜像にトナーを供給して可視像化する現像手段と、像担持体表面のトナー像を転写媒体に転写する転写手段と、転写後の像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置であって、1.又は2.に記載の潤滑剤塗布装置を備えることを特徴とする。
4.また、本発明の画像形成装置は、3.に記載の発明において、1.又は2.に記載の潤滑剤塗布装置を、転写手段よりも像担持体移動方向下流側で、クリーニング手段よりも上流側に備えることを特徴とする。
5.また、本発明のプロセスカートリッジは、潜像を担持する像担持体と、像担持体表面を均一に帯電する帯電手段、像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを供給し可視像化する現像手段、像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段から選択される1以上の手段とを含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されるプロセスカートリッジであって、該プロセスカートリッジは、少なくとも1.又は2.に記載の潤滑剤塗布装置を備えることを特徴とする。
上記解決するための手段により、本発明の画像形成装置は、小型化された装置内においても、潤滑剤塗布量を安定した状態に維持することができ、長期にわたって良好な画像を提供することができる。また、本発明の画像形成装置は、輸送中等における固形潤滑剤の割れの発生が防止されるため、異常画像の発生を防止することができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、フルカラー画像を形成する画像形成装置の概略構成を示す図である。
100Yはイエローのトナー像を形成するプロセスカートリッジ、100Cはシアンのトナー像を形成するプロセスカートリッジ、100Mはマゼンダのトナー像を形成するプロセスカートリッジ、100Kはブラックのトナー像を形成するプロセスカートリッジを示し、各プロセスカートリッジ100Y,100C,100M,100Kは、ドラム状の感光体よりなる像担持体1Y,1C,1M,1Kと、像担持体1Y,1C,1M,1Kを均一に帯電させる帯電装置3Y,3C,3M,3Kと、帯電した像担持体1Y,1C,1M,1K表面にトナーを供給し、光書き込み装置4による光書き込みによって形成された潜像を現像する現像装置5Y,5C,5M,5Kと、各像担持体に潤滑剤を塗布するとともに廃トナーを回収するクリーニング装置6Y,6C,6M,6Kとを一体化し、画像形成装置本体2に対して着脱可能に構成したものである。
なお、各プロセスカートリッジ100Y,100C,100M,100Kは、像担持体1Y,1C,1M,1K上にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト10に転写するものであり、そのトナー像の色が異なるだけで、実質的に全て同一である。したがって、以下の説明においてトナー色を区別する必要がない場合には、プロセスカートリッジ100Y,100C,100M,100Kについては、プロセスカートリッジ100と称し、プロセスカートリッジ100の内部構成または支持構成においても、例えば、像担持体1Y,1C,1M,1Kは像担持体1、現像装置5Y,5C,5M,5Kは現像装置5と称することにして、必要に応じて、符号にY,C,M,Kを付加することにする。
10は像担持体1において現像されたトナー像を一時的に担持する無端状の中間転写ベルトを示し、この中間転写ベルト10は支持ローラ12,13,15に巻き掛けられて矢印A方向に回転駆動される。プロセスカートリッジ100Y,100C,100M,100Kは画像形成装置本体内において並列配置されており、中間転写ベルト10は、プロセスカートリッジ100Y,100C,100M,100Kの上方に位置し、中間転写ベルト10の下側の走行辺には、中間転写ベルト10の移動方向に、像担持体1Y,1C,1M,1Kの順に周面が当接する。また、支持ローラ12,13は像担持体1K側の近傍に設けられており、支持ローラ15は像担持体1Y側近傍に配置されている。さらに、支持ローラ15は支持ローラ12,13よりも高い位置に設けられているため、中間転写ベルト10は傾斜している。したがって、本実施形態においては、中間転写ベルト10における支持ローラ15から支持ローラ12の間に、高い方からプロセスカートリッジ100Y,100C,100M,100Kが順に配置されている。
さらに、中間転写ベルト10における支持ローラ15から支持ローラ12の間でかつ中間転写ベルト10内側に、中間転写ベルト10を介して像担持体1Y,1C,1M,1Kに当接する一次転写ローラ14Y,14C,14M,14Kが設けられている。また、プロセスカートリッジ100Y,100C,100M,100Kの下方には、光書き込み装置4が設けられている。
画像形成装置本体1内の下部には、例えば転写紙よりなる記録媒体を収容した給紙カセット20と、給紙ローラ21とを有する給紙装置が配置され、給紙ローラ21による給紙方向下流側には、レジストローラ22が設けられており、さらに、中間転写ベルト10を介して支持ローラ13に当接する二次転写ローラ16が設けられており、さらに下流側には定着装置23が設けられている。また、画像形成装置本体1内の上部には、トナーボトル31Y,31C,31M,31Kが交換可能に配置されている。これらトナーボトル31Y,31C,31M,31Kには新規のトナーが収納されており、トナーボトル31Y,31C,31M,31Kの各色のトナーが図示していない搬送路を通して、各プロセスカートリッジの現像装置5Y,5C,5M,5Kにそれぞれ供給される。
トナー切れの際には、トナーボトル31Y,31C,31M,31Kのみの交換でトナーを補給する。また、プロセスカートリッジ100は交換時期にプロセスカートリッジのみを交換する。図1ではトナーボトル31が各色で装置本体2上側に配置され下側にある各色のプロセスカートリッジ100までトナーを搬送しトナーを補給する構成となっている。このような構成にすることにより、通常は、トナーボトルの交換のみですむためユーザの出費を低減できるようになる。また装置の他の部分を開け閉めや出し入れの回数が減るためにシャッタ部等でのトナー飛散が防止できるようになり、メンテナンス性の向上が図られるようになる各プロセスカートリッジ100Y,100C,100M,100Kにおいて作成された各色のトナー像は中間転写ベルト10上に順次重ねて一次転写され、中間転写ベルト10上に合成トナー像が形成される。
一方、給紙カセット20から給紙ローラ21の回転によって最上位の記録媒体が矢印B方向に送り出される。送り出された記録媒体は、レジストローラ対22によって、所定のタイミングで支持ローラ13に巻き掛けられた中間転写ベルト10の部分と、これに対向配置された二次転写ローラ16との間に給送される。このとき、二次転写ローラ16には所定の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト10上の合成トナー像が記録媒体に二次転写される。
合成トナー像が二次転写された記録媒体はさらに上方に搬送されて定着装置23を通り、このとき記録媒体上のトナー像が熱と圧力の作用により定着される。定着装置23を通過した記録媒体は、排出ローラ24によって、画像形成装置本体1の上部の排紙部に排出される。また、トナー像転写後の中間転写ベルト10上に付着する転写残トナーはベルトクリーニング装置17によって除去される。
図2は、図1に示す感光体1と、感光体1表面にトナー像を形成するための各作像装置を示す拡大図である。
画像形成装置本体内において、感光体1周辺には、現像装置5、帯電ローラ3a及び帯電クリーニング部材3bを含む帯電装置3、感光体クリーニング装置6が配置されている。
感光体1は、図2において反時計方向に回転駆動され、このとき帯電電圧を印加された帯電ローラ3aを有する帯電装置3によって、感光体1が所定の極性に帯電される。帯電後の感光体1には、図1に示した光書き込み装置4から出射する光変調された書き込み光が図中に示す光路に沿って照射され、これによって像担持体1 に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置5によってトナー像として可視像化される。
感光体1上に顕像化されたトナー像は、一次転写ローラ14により、紙に転写され、図1の定着装置23にて定着される。
以下に、本画像形成装置の特徴をより詳細に説明する。
感光体1は、有機感光体であり、ポリカーボネート系の樹脂で表面保護層が形成されている。
帯電装置3は、帯電部材として導電性芯金の外側に中抵抗の弾性層を被覆して構成される帯電ローラ3aを備える。帯電ローラ3aは、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。帯電ローラ3aは、感光体1に対して微小な間隙をもって配設される。この微小な間隙は、例えば、帯電ローラ3aの両端部の非画像形成領域に一定の厚みを有するスペーサ部材を巻き付けるなどして、スペーサ部材の表面を感光体1表面に当接させることで、設定することができる。また、帯電ローラ3aには、帯電ローラ3a表面に接触してクリーニングする帯電クリーニング部材3bが設けられている。
現像装置5は、感光体1と対向する位置に、内部に磁界発生手段を備える現像スリーブ5aが配置されている。現像スリーブ5aの下方には、図1におけるトナーボトル31から投入されるトナーを現像剤と混合し、攪拌しながら現像スリーブ5aへ汲み上げるための2つのスクリュー5b(不図示)が備えられている。現像スリーブ5aによって汲み上げられるトナーと磁性キャリアからなる現像剤は、ドクターブレード(不図示)によって所定の現像剤層の厚みに規制され、現像スリーブ5aに担持される。現像スリーブ5aは、感光体1との対向位置において同方向に移動しながら、現像剤を担持搬送し、トナーを感光体1の潜像面に供給する。
尚、図1においては、二成分現像方式の現像装置5の構成を示したが、これに限るものではなく、一成分現像方式の現像装置であっても適用可能である。
現像された潜像は、像担持体1と中間転写ベルト10のニップに達して中間転写ベルトに転写され、中間転写ベルト10に転写されなかった転写残トナーはクリーニング装置6によって回収される。
クリーニング装置6は、支持部材6a、クリーニングブレード6b、廃トナースクリュー6cを備える。
クリーニングブレード6bは、ウレタンゴム、シリコーンゴム等のゴムを板状に形成してなり、そのエッジが感光体1表面に当接するようにして設けられ、転写後に残留する感光体1上のトナーを除去する。なお、除去されたトナーは、廃トナースクリュー6cにより、図1でしめされる廃トナーボトル31に搬送される。
クリーニングブレード6bは、金属、プラスチック、セラミック等からなり、基端部がクリーニング装置筐体に固定支持された支持部材6aに貼着されて支持され、感光体1表面に対し所定の角度で設置される。
潤滑剤塗布装置60は、固形潤滑剤6f、固形潤滑剤6fに接触して潤滑剤を削り取り、感光体1に塗布する、ブラシローラ等の滑剤塗布ローラ6eを、固定されたケースとしての筐体6d内に収容して備える。固形潤滑剤6fは、加圧部材としてのばね6gによって、滑剤塗布ローラ6e側に付勢されている。加圧部材6gは、板バネ、圧縮バネ等のバネがよく、特に図に示すように圧縮バネを好適に用いることができる。
固形潤滑剤6fは、滑剤塗布ローラ6eによって削り取られて消耗し、経時的にその厚みが減少するが、加圧部材6gで加圧されているために常時滑剤塗布ローラ6eに当接している。滑剤塗布ローラ6eは、回転しながら削り取った潤滑剤6fを、感光体1表面に塗布する。
潤滑剤塗布装置60は、感光体1が一次転写ローラ14と対向する位置よりも感光体1移動方向下流側で、クリーニング装置6よりも上流側に配置される。
潤滑剤塗布装置60によって感光体1表面に塗布された潤滑剤を、その後にクリーニングブレード6bが感光体1表面を摺擦することで引き延ばし、感光体1表面に潤滑剤の薄層を形成することができる。
なお、潤滑剤塗布装置60は、前述のクリーニング装置6に隣接して設けるのがよい。
クリーニング装置6に隣接して設けることで、感光体1を摺擦したときに滑剤塗布ローラ6eに付着するトナーを固形潤滑剤6f又は図示しないフリッカーで振り落とし、クリーニングブレード6bによって回収されるトナーと共に、廃トナースクリュー6cによって容易に回収することができる。
本実施例では、潤滑剤塗布装置60及びクリーニング装置6を、壁面で分離しつつ、一体の筐体内に備えた構成としている。
画像形成工程における転写工程後、上述の潤滑剤塗布装置60に備えられた固形潤滑剤6fは、加圧部材6gにより付勢された潤滑剤塗布ローラ6eにより感光体1上に塗布され、次工程であるクリーニング装置6でのトナー除去の補助の役割を負っている。
なお、感光体1上の転写残トナーは、概ねクリーニング装置6により、感光体1表面から除去されるが、除去しきれなかった微量のトナーは帯電ローラ3aに付着する。この帯電ローラ3a上に付着したトナーは、更に帯電クリーニング部材3bにより、帯電ローラ3a表面から除去される。
また、一次転写ローラ14と感光体1とのニップ部を記録紙が通過した際に、その紙紛の一部が感光体1上に付着することがある。これらも感光体クリーニング装置6により除去することとしているが、その一部はクリーニング装置6を摺り抜けて、帯電ローラ3表面に付着、堆積する。このような紙粉も、前記トナーと同様に、帯電清掃部材3bにより、帯電ローラ3a表面から除去される。
次に、本発明の主要部である潤滑剤塗布装置60について、詳細に説明する。
図3は、潤滑剤塗布装置60内の構成を示す概略図である。
固形潤滑剤6fは、板金製等の台座6hに、両面テープ等の接着剤により貼り付けられて固定されている。また、台座6hには加圧部材としてのばね6gの一端が固定されており、当該ばね6gの他の一端は、潤滑剤6f等を収容する筐体6dの内壁面に当接している。固形潤滑剤6fは、ばね6gの付勢により潤滑剤塗布ローラ6eに対して加圧され、押し付けられる構成となっている。
なお、筐体6d内の固形潤滑剤6fは、筐体6d内壁に設けられた複数のガイドリブ6jにより、潤滑剤塗布ローラ6eに対して常時一定の方向で相対した状態で摺動されるよう、その側面が誘導される。
本発明においては、ガイドリブ6jを筐体6d内に設置する際、ガイドリブ6jの潤滑剤塗布ローラ6e側の端部pの位置が、固形潤滑剤6fが加圧部材6gによって潤滑剤塗布ローラ6eに対し付勢された状態における、固形潤滑剤6fの塗布ローラ6e側端部(角部)qと、接しない高さとなるように設置する。
即ち、ガイドリブ6jの端部pと、固形潤滑剤6fの角部qが、常に距離aを保つ位置関係となるように、ガイドリブ6jを筐体6d内壁に設置する。
固形潤滑剤において、特にその角部は衝撃に弱く割れやすい為、この部位が他の部材に接触すると全体に割れが生じ、使用時において不具合が生じさせることとなる。
本発明では、固形潤滑剤6fの角部qが接触することで、その割れを誘因することが予想されるガイドリブ6jの端部pを、固形潤滑剤の角部qと接触しない位置となるように配置することで、画像形成装置本体やプロセスカートリッジの輸送中に、衝撃等による振動が発生し、固形潤滑剤6fが筐体6d内で暴れた場合でも、ガイドリブ6jに、固形潤滑剤6fの角部qが直接衝突することが無いため、潤滑剤の割れ防止することができる。
なお、固形潤滑剤6fは、脂肪酸金属塩、フッ素系樹脂等からなるものが使用できるが、特に脂肪酸金属塩が好ましい。脂肪酸金属塩としては、例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の直鎖状炭化水素の脂肪酸金属塩が挙げられ、金属としては、リチウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、セリウム、チタン、鉄などが挙げられる。これらの中で、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸鉄などが好ましく、特に、ステアリン酸亜鉛が好ましい。
上記ステアリン酸亜鉛は、硬く且つ脆い特性を有しており、輸送中における割れ等の現象が、特に起こりやすかった。
本発明の潤滑剤塗布装置60は、筐体6d内壁に設けられたリブqにより、固形潤滑剤6fが輸送中の振動によって暴れる事を防止し、なおかつ固形潤滑剤6f角部qがガイドリブ6j端部pと接触しない構成としているため、割れ等の現象が起こるのを回避することができる。
小型化されたプロセスカートリッジにおいては、その単体での輸送中に受けた衝撃、振動により、潤滑剤の割れが発生しやすいが、上記したような構成とする事により、潤滑剤がガイドリブ6jと接触する事が回避されるため、その破損を防止でき、長期に渡って、安定なクリーニング性能を維持する事が可能となる。
フルカラー画像を形成する画像形成装置の概略構成を示す図である。 図1に示す感光体と、感光体表面にトナー像を形成するための各作像装置を示す拡大図である。 潤滑剤塗布装置内の構成を示す概略図である。
符号の説明
1 感光体(像担持体)
2 画像形成装置本体
3 帯電装置
帯電ローラ3a
帯電クリーニング部材3b
4 光書き込み装置
5 現像装置
5a 現像スリーブ
6 感光体クリーニング装置
6a 支持部材
6b クリーニングブレード
6c 廃トナースクリュー
60 潤滑剤塗布装置
6d 筐体
6e 滑剤塗布ローラ
6f 固形潤滑剤
6g 加圧部材(ばね)
6h 台座
6j ガイドリブ
p ガイドリブ端部
q 固形潤滑剤端部(角部)
10 中間転写ベルト
12、13、1 5 支持ローラ
14 一次転写ローラ
16 二次転写ローラ
17 ベルトクリーニング装置
20 給紙カセット
2 1 給紙ローラ
2 2 レジストローラ
23 定着装置
2 4 排紙ローラ対
31、31Y、31C、31M、31K トナーボトル
100 プロセスカートリッジ

Claims (5)

  1. 固形潤滑剤と、回転して前記固形潤滑剤を像担持体に塗布する塗布手段と、前記固形潤滑剤を前記塗布手段に付勢する加圧手段と、を筐体内に備える潤滑剤塗布装置において、
    前記潤滑剤塗布装置は、前記筐体内壁に、前記固形潤滑剤が前記潤滑剤塗布手段に対して一定の方向で相対した状態で摺動されるよう固形潤滑剤側面に当接して前記固形潤滑剤側面を誘導するための複数のガイドリブを備え、
    前記ガイドリブの、前記塗布手段側の先端位置は、前記固形潤滑剤が前記加圧手段によって前記塗布手段に対し付勢された状態で常に、前記固形潤滑剤の、塗布手段側の端部よりも内側に位置する
    ことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  2. 請求項1に記載の潤滑剤塗布装置において、
    前記固形潤滑剤が、ステアリン酸亜鉛である
    ことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  3. 潜像を担持する像担持体と、像担持体表面を均一に帯電する帯電手段と、像担持体表面を露光し、静電潜像を形成する露光手段と、像担持体表面の静電潜像にトナーを供給して可視像化する現像手段と、像担持体表面のトナー像を転写媒体に転写する転写手段と、転写後の像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、請求項1又は2に記載の潤滑剤塗布装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、請求項1又は2に記載の潤滑剤塗布装置を、転写手段よりも像担持体移動方向下流側で、クリーニング手段よりも上流側に備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 潜像を担持する像担持体と、像担持体表面を均一に帯電する帯電手段、像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを供給し可視像化する現像手段、像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段から選択される1以上の手段とを含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されるプロセスカートリッジにおいて、
    該プロセスカートリッジは、少なくとも請求項1又は2に記載の潤滑剤塗布装置を備える
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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