JP4354348B2 - 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4354348B2
JP4354348B2 JP2004193779A JP2004193779A JP4354348B2 JP 4354348 B2 JP4354348 B2 JP 4354348B2 JP 2004193779 A JP2004193779 A JP 2004193779A JP 2004193779 A JP2004193779 A JP 2004193779A JP 4354348 B2 JP4354348 B2 JP 4354348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
charging
image
cleaning
charging device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004193779A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006017882A (ja
Inventor
英樹 善波
浩 細川
延雄 桑原
祥之 木村
弘恭 長島
敦史 三瓶
和歌子 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004193779A priority Critical patent/JP4354348B2/ja
Publication of JP2006017882A publication Critical patent/JP2006017882A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4354348B2 publication Critical patent/JP4354348B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、像担持体の表面を一様に帯電し、一様に帯電した像担持体を画像データに応じて露光することにより静電潜像を形成し、静電潜像をトナーで現像することによりトナー画像を形成している。
このような画像形成装置において、像担持体を帯電するために帯電ローラを用いる方式が普及している。帯電ローラは、像担持体に接触配置され、又は、非接触であっても近接配置されて、像担持体を帯電させている。このような帯電ローラには、像担持体上に残留しているトナーや紙粉等の異物が帯電ローラの外周面に付着することがある。このように、帯電ローラの外周面にトナーや紙粉等の異物が付着すると、像担持体の外周面に帯電ムラが発生し、像担持体上の帯電ムラが異常画像の発生原因になる。
そこで、ローラ形状のクリーニング部材を回転自在に設け、このクリーニング部材を帯電ローラに当接させた状態で回転させることにより、帯電ローラ上の異物を除去する提案が例えば特許文献1〜3になされている(特許文献1〜3参照)。
特許文献4には、密度5kg/m〜50kg/m、引っ張り強度0.6kg〜1.6kg、破断時の伸び8%〜20%、セル数80個〜300個の連続気泡構造の多孔体からなる拭き清掃具が開示されている。
特開平5−297690号公報 特開平7−140762号公報 特開2003−66807公報 特開平11−128137号公報
ところで、帯電ローラの表面に付着する汚れには、トナー樹脂の他、トナーに含まれるワックス成分、シリカや酸化チタン等の添加剤成分、紙に含まれる成分や、像担持体に一定塗布する潤滑剤等、多種含まれる。これらをクリーニングローラで除去する際に、汚れの種類によってはクリーニングローラの表面の摩擦係数をある程度高くしなければならない。これは、帯電ローラとの摺擦力を大きくし、帯電ローラ表面の汚れを積極的に除去するためである。しかしながら、クリーニングローラの全域で摩擦係数を高くし、清掃能力を高めてしまうと、帯電ローラ表面の汚れが少ない状態のときには、帯電ローラに対して過度に大きな摺擦力を与えてしまうために、帯電ローラ部分が早期に摩耗するという問題が発生してしまう。特許文献1〜4には、このような課題を解決する手段は開示されていない。
本発明の目的は、帯電ローラの表面に対するクリーニング力を確保し、かつ、帯電ローラの長寿命化を図ることができる帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
請求項1記載の発明は、回転自在に支持され像担持体を帯電する帯電ローラと、回転自在に支持され前記帯電ローラに、その外周面で当接して回転することにより前記帯電ローラをクリーニングするローラ形状のクリーニング部材とを備える帯電装置において、前記クリーニング部材は、外周面を含む部分をメラミン樹脂発泡体によって構成されたクリーニングローラであって、該クリーニングローラの外周面は、回転方向の摩擦に関して、その周方向複数の異なる摩擦係数を有することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1記載の帯電装置において、前記クリーニングローラは、前記帯電ローラに対する接離方向に移動自在に設けられ、前記クリーニングローラを前記帯電ローラに向けて付勢して前記クリーニングローラを前記帯電ローラに当接させる加圧手段を備えることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1記載の帯電装置において、前記クリーニングローラは、前記帯電ローラに対する接離方向に移動自在に設けられ、自重によって前記帯電ローラに当接することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1記載の帯電装置において、前記帯電ローラに対する前記クリーニングローラの位置を規制して前記帯電ローラに対する前記クリーニングローラの当接状態を維持する規制手段を備えることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか一記載の帯電装置において、前記クリーニングローラは、前記帯電ローラに連れ回りすることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか一記載の帯電装置において、前記クリーニングローラは、駆動装置によって回転駆動されることを特徴とする。
請求項記載の発明は、少なくとも像担持体とこの像担持体を帯電する帯電装置とを備え、画像形成装置の装置本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジにおいて、前記帯電装置として請求項1ないしの何れか一記載の帯電装置を備えることを特徴とする。
請求項記載の発明の画像形成装置は、回転自在に支持された像担持体と、前記像担持体を帯電する請求項1ないしの何れか一記載の帯電装置と、帯電された後の前記像担持体を画像データに基づいて露光することにより前記像担持体に静電潜像を形成する露光装置と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置と、現像されたトナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、を備えることを特徴とする。
請求項記載の発明は、電子写真方式で記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、装置本体と、この装置本体に着脱自在に装着される請求項記載のプロセスカートリッジと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、帯電ローラの表面に対するクリーニング力を確保し、かつ、帯電ローラの長寿命化を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。
図1は本実施の形態の画像形成装置であるフルカラープリンタの概略構成を示す縦断側面図、図2は作像ステーションの概略構成を示す縦断側面図である。図1に示すように、フルカラープリンタ1の装置本体2の内部には、画像形成部3、露光装置である光書込ユニット4、用紙収納部である給紙カセット5、定着装置6等が収納されている。
画像形成部3は、各々異なる色のトナー像を形成する4つの作像ステーション7Y,7M,7C,7K(Y,M,C,Kの添え字は各々イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの色を意味する。)、これらの作像ステーション7の上側に位置する転写ベルトユニットである中間転写ベルトユニット8、2次転写ローラ9等から構成されている。
作像ステーション7の構成について説明する。4つの作像ステーション7Y,7M,7C,7Kは、添え字に対応した各々異なる色のトナー像を形成する。これら4つの作像ステーション7の機械的構造は同じあり、図2に示すように、矢印方向に回転駆動される像担持体である感光体10、この感光体10の周囲に静電写真プロセスの順に配置された帯電装置11、現像装置12、クリーニング装置13等により構成されている。4つの感光体10は互いに平行であって等間隔に配置されている。
感光体10は、円筒状に形成され、駆動源(図示せず)により回転駆動される。感光体10の外周面部には感光層が設けられている。光書込ユニット4から出射された光ビームが感光体10の外周面に照射されることにより、感光体10の外周面には画像情報に応じた静電潜像が書き込まれる。
帯電装置11は、帯電ローラ21を採用した接触帯電方式のものであり、帯電ローラ21を感光体10に接触させて電圧を印加することにより感光体10の表面を一様に帯電する。なお、帯電装置11としては、感光体10に対して非接触で感光体10に帯電する非接触方式のものであってもよい。この帯電装置11には、帯電ローラ21に当接して帯電ローラ21の表面をクリーニングするローラ形状のクリーニング部材であるクリーニングローラ22が設けられている。このクリーニングローラ22の詳細は後述する。
現像装置12は、開口部を有する現像ケース31、感光体10の表面に近接対向するように配置された現像ローラ32、現像ローラ32上の現像剤を一定の層厚に規制する図示しないドクタブレード、現像ローラ32と対向する位置に配置される第1搬送スクリュ33と第2搬送スクリュ33等により構成されている。この現像装置12では、現像ケース31に収納されたトナーを含む現像剤が、第1搬送スクリュ33及び第2の搬送スクリュ34によって攪拌搬送されながら摩擦帯電された後、回転駆動された現像ローラ32の表面に担持される。そして、ドクタブレードによってその層厚が規制されてから感光体10に対向する現像領域に搬送され、ここで感光体10上に形成された静電潜像に付着する。この付着により、感光体10上にトナー像が形成される。この現像装置12には、対応する色のトナーが充填されているトナーボトル35(図1参照)から図示しない搬送経路を経由してトナーが供給される。
クリーニング装置13は、感光体10の外周面に付着している残留トナーなどをクリーニングするもので、開口部を有するクリーニングケース41、感光体10上の残留トナーをクリーニングする為のクリーニングブレード42、クリーニングした廃トナーを図示しない廃トナーボトルに搬送する為の廃トナースクリュ43等により構成されている。
図1に示すように、中間転写ベルトユニット8は、中間転写体である中間転写ベルト14、中間転写ベルト14を回転可能に支持する複数の支持ローラ15a〜15c、転写手段である4つの1次転写ローラ16Y,16M,16C,16K等により構成されている。4つの1次転写ローラ16Y,16M,16C,16Kは、中間転写ベルト14を介して各々感光体10Y,10M,10C,10Kの転写位置に対向配置されている。さらに、支持ローラ15aは中間転写ベルト14を回転させるための駆動ローラとなるもので、駆動系に連結されて回転駆動される。この中間転写ベルトユニット8の脇には、中間転写ベルト14をクリーニングするクリーニング装置17が設けられている。この中間転写ベルトユニット8は、2次転写ローラ9とともに転写装置18を構成している。
光書込ユニット4は作像ステーション7の下側に配置され、YMCKの各色毎の画像データに対応するレーザ光を各感光体10の表面に向けて照射し、各感光体10の表面に静電潜像を形成する。各帯電装置11と各現像装置12との間には、この光書込ユニット4から照射されるレーザ光が通過する細長いスリット(図示せず)が形成されている。この光書込ユニット4としては、レーザ光源、ポリゴンミラー等を用いたレーザスキャン方式のものを示しているが、LEDアレイと結像手段とを組合せた方式のものを用いてもよい。
給紙カセット5の内部には、記録媒体である記録用紙S1が収容保持され、この記録用紙S1は給紙ローラ5aにより一枚ずつ分離して給紙される。
定着装置6は、定着ローラ6aと加圧ローラ6bとを備え、トナー像が転写された記録用紙S1に熱と圧力とを加えることによりそのトナー像を記録用紙S1に定着する。
このような構成において、このフルカラープリンタ1の基本的な動作について説明する。帯電装置11によって一様に帯電された各感光体10の表面に、光書込ユニット4の半導体レーザから画像データに応じたレーザ光が照射されることにより各感光体10上に静電潜像が形成される。この静電潜像に対して各現像装置12から供給されたトナーが付着し、トナー像として顕像化される。このトナー像は、感光体10と同期して移動する中間転写ベルト14上に各1次転写ローラ16の転写作用で順次転写される。このように各感光体10上に形成された異なる色のトナー像が中間転写ベルト14上に順次重ね合わせて転写されることにより、中間転写ベルト14上にはカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト14上のカラートナー像は、給紙カセット5から給紙されて2次転写ローラ9と中間転写ベルト14との間の転写位置に送り込まれた記録用紙S1に2次転写ローラ9の転写作用で転写される。カラートナー像が転写された記録用紙S1は定着装置6で定着処理され、定着処理後に装置本体2の上面部に形成されている排紙トレイ19上に排紙される。
このような構成の下、帯電装置11について詳しく説明する。図3は現像装置12のクリーニングローラ22を示す斜視図、図4はクリーニングローラ22の支持構造を示す縦断側面図、図5はクリーニングローラ22の樹脂発泡体24を示す分解斜視図、図6はオイラーベルト方式による摩擦係数を求める実験構造を示す側面図である。
図2に示す帯電ローラ21は、感光体10と平行に対向して中心線回りに回転可能に支持され、外周面が感光体10の外周面に接触させて配置され、又は、感光体10の外周面との間に微小な隙間をもって配置されている。帯電ローラ21は、図示しないモータによって回転駆動される。さらに、帯電ローラ21には、感光体10を帯電させるために帯電ローラ21と感光体10との間でコロナ放電を発生させる電圧を印加する電圧印加部(図示せず)が接続されている。
クリーニングローラ22は、図3及び図4に示すように、金属や硬質樹脂などの剛体によって形成されたローラ軸23と、このローラ軸23の外周の全周にわたって設けられた連続気泡構造を有する円筒形状の当接部材としての樹脂発泡体24とを備えている。このクリーニングローラ22は、帯電ローラ21の下方であって帯電ローラ21と平行に対向する位置で、ローラ軸23の両端をローラ支持部25によって回転自在であって帯電ローラ21に対する接離方向に移動自在に嵌合支持されている。このように支持されたクリーニングローラ22は、図示しないバネなどの加圧手段によって、帯電ローラ21に向けて付勢されており、樹脂発泡体24が帯電ローラ21の外周面に圧接されている。なお、クリーニングローラ22を帯電ローラ21に当接させる手段としては、ローラ支持部25に支持されたクリーニングローラ22を、規制手段である突き当てコロによって下方から支持して位置を規制し、クリーニングローラ22と帯電ローラ21との当接状態を維持させてもよい。さらには、例えば、作像ステーション7が中間転写ベルト10の上方に配置されている場合において、クリーニングローラ22が帯電ローラ21の上方に配置されている場合には、ローラ支持部25に支持されたクリーニングローラ22を、自重により帯電ローラ21に圧接させてもよい。このように樹脂発泡体24が帯電ローラ21に当接しているクリーニングローラ22は、帯電ローラ21の回転に伴い、帯電ローラ21により連れ回り回転される。
次に、樹脂発泡体24について詳しく説明する。本実施の形態では、樹脂発泡体24として、メラミン樹脂発泡体が採用されている。メラミン樹脂発泡体は、メラミンとホルムアルデヒドとの反応により得られるメラミンホルムアルデヒド樹脂と、発泡剤成分とから製造される。なお、メラミン樹脂発泡体に関する公報としては、特開昭53−17697号公報、特公平2−50943号公報、特開平7−157590号公報等がある。
樹脂発泡体24は、図3及び図5に示すように、4つの構成部材24a,24b,24c,24dから構成されている。これらの構成部材24a,24b,24c,24dは、全てメラミン樹脂発泡体によって形成されている。各構成部材24a,24b,24c,24dは、円筒状の部材を軸回りに4分割した形状に形成されている。これらの構成部材24a,24b,24c,24dを円筒状に接続することにより、樹脂発泡体24が構成されている。対向する構成部材(24a,24c)(24b,24d)同士の外周面は、同じ摩擦係数を持つ。ここで、一方の対向する構成部材(24a,24c)の摩擦係数をμ1とし、他方の対向する構成部材(24b,24d)の摩擦係数をμ2とする。このとき、摩擦系数μ1のほうが摩擦係数μ2よりも高く設定されている。つまり、隣り合う構成部材24a,24b,24c,24d同士の外周面の摩擦係数は異なるものとなっており、クリーニング部材の外周面は、その周方向で複数の異なる摩擦係数μ1,μ2を有している。ここで、摩擦係数μ1,μ2は、0.45〜0.85の範囲が好適である。
ここで、摩擦係数の測定方法を説明する。図6はオイラーベルト方式による摩擦係数を求める実験構造を示す模式図である。この実験構造において、クリーニングローラ22の外周面の一部に、測定用紙(リコー製PPC用紙 TYPE6200 A4サイズT目)Sを297mm×30mmのサイズに裁断し、この測定用紙S2の中央をクリーニングローラ22の周方向で90度(π/2rad.)の範囲に巻き回す。測定用紙S2の巻き回し方向端部の一方には、一定重さ(0.98N(100g))の分銅Wを取り付け、他方にはデジタルフォースゲージを取り付け、分銅Wが揺れない状態で測定用紙S2を一定速度の条件で牽引し、クリーニングローラ22の表面で測定用紙S2が動き始めた瞬間でのデジタルフォースゲージの値を測定する。このときの測定値とF(N)とすると、摩擦係数μは、
μ=In(F/0.98)/(π/2)
で求められる。なお、前述した帯電ローラ21の摩擦係数は、この測定方法による0.2〜0.6の範囲が好適である。
また、樹脂発泡部材は、密度5kg/m〜15kg/m、引っ張り強度1.7±0.5kg/cm、伸び率20%〜40%のものが好適である。
このような構成においては、樹脂発泡体24は、トナーや紙粉等の異物を捕集する性能を有し、樹脂発泡体24が帯電ローラ21の外周面に当接した状態で帯電ローラ21とクリーニングローラ22とが回転することにより、帯電ローラ21の外周面に付着している異物が樹脂発泡体24により掻き取られ、樹脂発泡体24の内部に捕集される。
このとき、本実施の形態では、クリーニング部材であるクリーニングローラ22の外周面が、その周方向で2つの異なる摩擦係数μ1,μ2を有していることにより、帯電ローラ21の外周面とクリーニングローラ22の外周面との接触部分において、摺擦力の高い部分と低い部分とができるので、クリーニングローラ22による帯電ローラ21の外周面に対するクリーニング力を高い状態で確保することがきるとともに、帯電ローラ21の外周面に損傷を与えることを防止することができ、帯電ローラ21の外周面の長寿命化を図ることができる。
ここで、クリーニングローラ22の回転駆動手段の別の形態として、モータなどの駆動装置の回転駆動力をギヤなどの動力伝達系によってクリーニングローラ22に伝達して、クリーニングローラ22を回転駆動させてもよい。この場合、クリーニングローラ22の回転方向は、どちらでもよく、帯電ローラ21に対する従動回転方向とする場合には、クリーニングローラ22の外周面と帯電ローラ21の外周面とを等線速にしてもよいし、それらの線速に差をつけてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態を図7に基づいて説明する。前述した第1の実施の形態と同じ部分は同一符号で示し説明も省略する。
図7は本実施の形態のプロセスカートリッジが引き出された状態のフルカラープリンタ1を示す斜視図である。本実施の形態のフルカラープリンタ51は、前述した実施の形態で説明した、感光体10と帯電装置11と現像装置12とクリーニング装置13とを構成部品として有する各色毎のプロセスカートリッジ52を備えている。感光体10と帯電装置11と現像装置とクリーニング装置は、プロセスカートリッジ52の内部に収納保持されている。
これらのプロセスカートリッジ52は、画像形成装置の装置本体2の内部に着脱自在に取り付けられている。
このような構成において、このプロセスカートリッジ52を備えたフルカラープリンタ1における画像形成動作は、第1の実施の形態のフルカラープリンタ1での画像形成動作と同じように行われる。
このフルカラープリンタ51では、プロセスカートリッジ52を構成する各部に故障や障害が発生した場合には、プロセスカートリッジ52を交換すればよく、メンテナンス性が向上する。
本発明の効果確認のために行った実験について説明する。
帯電ローラ21は、表面層がポリアミド樹脂で形成されているものを採用した。クリーニングローラ22としては、摩擦係数μ1=0.85、摩擦係数μ2=0.45のものを用意した。このクリーニングローラ22を備える本発明の帯電装置11を帯電装置Aとする。比較例として、外周面全周の摩擦係数が0.85に設定されたクリーニングローラを備える帯電装置を帯電装置Bとし、外周面の摩擦係数が0.45に設定されているクリーニングローラを備えた帯電装置を帯電装置Cとして、用意した。これらの帯電装置B,Cは、クリーニングローラ22以外の部分は帯電装置Aと同じ構造である。
帯電ローラ21に対するクリーニングローラ22の当接圧を0.6Nで維持した状態で、帯電ローラ21を回転させてクリーニングローラ22を従動回転させ、帯電ローラ21に通常のオフセット電圧−600V、ピーク間電圧1900VなるAC電圧を印加しながら60時間空回しした。その後の帯電ローラ21の表層の劣化状態を調べた結果、帯電装置Aの帯電ローラ21と帯電装置Cの帯電ローラとの表層の劣化は殆ど無く、初期状態と変化無かった。一方、帯電装置Bについては、表層がやや曇り、荒れた状態になっていた。
さらに、上記3つの帯電装置A、B、Cを図1の画像形成装置であるフルカラープリンタ1に取り付けて、画像出力テストを室温環境にて行った。帯電ローラ21への印加電圧は、オフセット電圧−600V、ピーク間電圧1900VなるAC電圧とし、出力画像はベタ帯画像とした。すなわち、帯電ローラ21の長手方向所定の部位に相当する部分で、通紙方向で常にベタ画像を出力することになるため、帯電ローラ21の汚染確認に対しては最も不利な条件となる。なお、ベタ部の感光体10上のトナー付着量は0.50〜0.60mg/cmにおさまるようにトナー濃度、現像バイアス等をコントロールした。通紙用紙には再生パルプ使用率100%の再生紙を用いた。中間転写ベルト14等を介して、帯電ローラ21上にCaCO3等の紙粉成分が付着し易い条件である。
帯電ローラ21の汚染による画像汚れを目視判定した結果をプロットしたグラフを図8に示す。ランク4以上が通常使用上で問題無いレベルである。
30000枚の画像出力テストの結果、帯電装置Aについては、帯電ローラ21の汚染によると思われる帯電ムラによる画像汚れはほとんど見られずに、30000枚通紙後もランク4を維持した。一方、帯電装置Cについては帯電ムラによる異常画像による画像汚れが発生し、30000枚通紙後はランク2となった。これは、摩擦係数が低く、帯電ローラ21の表面の汚れを十分に掻き取って溜めることができなかったためと考えられる。また、帯電装置Bについては、帯電装置Cほどではないが、やや画像汚れが認知できた。帯電ローラ21の表層が摩耗劣化したために、摩耗隙間にトナー樹脂や添加剤、紙粉等の異物が付着したためと考えられる。
これにより、クリーニングローラ22の外周面がその周方向で複数の異なる摩擦係数を持つ構成であることによって、帯電ローラ21の表層を劣化させることなく、かつ帯電ローラ21の表面に付着した様々な汚れを効率よく除去することができることが確認された。
本発明の第1の実施の形態のフルカラープリンタの概略構成を示す縦断側面図である。 作像ステーションの概略構成を示す縦断側面図である。 現像装置のクリーニングローラを示す斜視図である。 クリーニングローラの支持構造を示す縦断側面図である。 クリーニングローラの樹脂発泡体を示す分解斜視図である。 オイラーベルト方式による摩擦係数を求める実験構造を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態のフルカラープリンタを示す斜視図である。 クリーニングローラによる帯電ローラのクリーニング実験の結果を示すグラフである。
符号の説明
1 フルカラープリンタ(画像形成装置)
2 装置本体
4 光書込ユニット(露光装置)
10 感光体(像担持体)
11 帯電装置
12 現像装置
18 転写装置
21 帯電ローラ
22 クリーニングローラ(クリーニング部材)
24 メラミン樹脂発泡体
51 フルカラープリンタ(画像形成装置)
52 プロセスカートリッジ

Claims (9)

  1. 回転自在に支持され像担持体を帯電する帯電ローラと、回転自在に支持され前記帯電ローラに、その外周面で当接して回転することにより前記帯電ローラをクリーニングするローラ形状のクリーニング部材とを備える帯電装置において、
    前記クリーニング部材は、外周面を含む部分をメラミン樹脂発泡体によって構成されたクリーニングローラであって、該クリーニングローラの外周面は、回転方向の摩擦に関して、その周方向複数の異なる摩擦係数を有することを特徴とする帯電装置。
  2. 前記クリーニングローラは、前記帯電ローラに対する接離方向に移動自在に設けられ、
    前記クリーニングローラを前記帯電ローラに向けて付勢して前記クリーニングローラを前記帯電ローラに当接させる加圧手段を備えることを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  3. 前記クリーニングローラは、前記帯電ローラに対する接離方向に移動自在に設けられ、自重によって前記帯電ローラに当接することを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  4. 前記帯電ローラに対する前記クリーニングローラの位置を規制して前記帯電ローラに対する前記クリーニングローラの当接状態を維持する規制手段を備えることを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  5. 前記クリーニングローラは、前記帯電ローラに連れ回りすることを特徴とする請求項1ないしの何れか一記載の帯電装置。
  6. 前記クリーニングローラは、駆動装置によって回転駆動されることを特徴とする請求項1ないしの何れか一記載の帯電装置。
  7. 少なくとも像担持体とこの像担持体を帯電する帯電装置とを備え、画像形成装置の装置本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジにおいて、
    前記帯電装置として請求項1ないしの何れか一記載の帯電装置を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 回転自在に支持された像担持体と、
    前記像担持体を帯電する請求項1ないしの何れか一記載の帯電装置と、
    帯電された後の前記像担持体を画像データに基づいて露光することにより前記像担持体に静電潜像を形成する露光装置と、
    前記像担持体に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置と、
    現像されたトナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 電子写真方式で記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    装置本体と、
    この装置本体に着脱自在に装着される請求項記載のプロセスカートリッジと、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2004193779A 2004-06-30 2004-06-30 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4354348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004193779A JP4354348B2 (ja) 2004-06-30 2004-06-30 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004193779A JP4354348B2 (ja) 2004-06-30 2004-06-30 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006017882A JP2006017882A (ja) 2006-01-19
JP4354348B2 true JP4354348B2 (ja) 2009-10-28

Family

ID=35792244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004193779A Expired - Fee Related JP4354348B2 (ja) 2004-06-30 2004-06-30 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4354348B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4957086B2 (ja) * 2006-06-12 2012-06-20 富士ゼロックス株式会社 クリーニング装置及び画像形成装置
JP5168862B2 (ja) * 2006-09-15 2013-03-27 株式会社リコー 帯電ローラのクリーニング装置及びクリーニング方法
JP2008111872A (ja) 2006-10-27 2008-05-15 Ricoh Co Ltd 帯電組立体及びこれを用いた画像形成装置
JP2008116752A (ja) 2006-11-06 2008-05-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006017882A (ja) 2006-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5310016B2 (ja) 潤滑性付与剤塗布装置及び画像形成装置
JP2008064891A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2008185720A (ja) 画像形成装置、帯電器および像保持体ユニット
JP4354348B2 (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2010210799A (ja) 潤滑剤塗布機構、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5251622B2 (ja) 画像形成装置
JP2009058827A (ja) 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2007187943A (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP3789292B2 (ja) 画像形成装置
JP6955698B2 (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP3944432B2 (ja) 画像形成装置
JP5282442B2 (ja) 画像形成装置及び潤滑剤塗布装置
JP2019008276A (ja) プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP7385176B2 (ja) 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2009300664A (ja) 帯電装置、及び帯電ユニット並びにそのような帯電ユニットを有した画像形成装置
JP7242270B2 (ja) 画像形成装置
JP5796482B2 (ja) 画像形成装置
JP4684634B2 (ja) 潤滑剤塗布装置、及びこれを備えるプロセスカートリッジ、画像形成装置、
JP5032881B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記録媒体
JP2008225076A (ja) 画像形成方法、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2010217609A (ja) 画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2003208068A (ja) 像担持体クリーニング装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2003241529A (ja) 画像形成装置
JP2021128281A (ja) 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2007286229A (ja) 画像プロセス装置及びそれを備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051021

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061225

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees