JP5282442B2 - 画像形成装置及び潤滑剤塗布装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、像担持体をクリーニングブレードとの摩擦力等の力学的ストレス等から保護する潤滑剤を像担持体へ供給する手段を備えた画像形成装置及びこの画像形成装置に装備される潤滑剤塗布装置に関する。
電子写真プロセスを用いた画像形成装置においては、像担持体(例えば光導電性の感光体)に対して帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程を施すことにより画像形成が行われる。そして転写工程後に感光体表面に残る残留トナーや紙粉等の残留物はクリーニングプロセスを経て除去される。
また、一般に用いられるクリーニング方式としては、安価で機構が簡単でクリーニング性に優れたゴムやポリウレタンからなるクリーニングブレードが用いられている。そしてクリーニングブレードを用いたクリーニング装置については、クリニング性能を安定に保つための種々の工夫がなされている。
ここで一例として、特許文献1には、画像形成装置が備える像担持体表面を清掃するためのクリーニング装置において、像担持体の回転方向上流から順に、第一クリーニングブレードと、研磨剤を含有した離接可能な第二クリーニングブレードとを備え、周期的に前記第二クリーニングブレードを前記像担持体に当接させる第二クリニングブレード接離機構を有し、第二クリーニングブレード離間後、前記像担持体を少なくとも第一クリーニングブレードエッジ部に到達する前まで逆転させる構成のものが開示されている。
より具体的には、特許文献1の図1の構成では、像担持体である感光体21上の転写残トナーTはブラシローラ33と第一クリーニングブレード31でほぼ除去されるが第一クリーニングブレード31の下流側に第二クリーニングブレード32を設けて、さらに感光体21表面の汚れを除去する。第二クリーニングブレード32は感光体21と接離可能で、通常は離間し、電源投入直後や印刷終了時等に感光体21に当接し、感光体21を一定時間駆動させながら、さらなる汚れの除去を行う。そして第二クリーニングブレード34が離間後に感光体21を逆転させる。逆転量の上限幅Xは、第一クリーニングブレード11のエッジ部の感光体21との接触位置から第二クリーニングブレード32のエッジ部の接触位置との周方向幅内である。
このように、第二クリーニングブレード離間後に感光体を逆転させるように構成することで、感光体の逆転時において第二クリーニングブレードによって感光体を傷付けるような不具合を確実に防止でき、また、第一クリーニングブレードのクリーニング性能も常に安定した状態に保つことが可能となる。
特開2007−155867号公報
前述のクリーニング方式では、2つのクリーニングブレードを使用しているため、クリーニング性能を向上することができるが、クリーニングブレードは感光体に押し当てて感光体表面の残留物を除去するため、感光体表面とクリーニングブレード間の摩擦によるストレスが大きく、クリーニングブレードの磨耗や、感光体表面層の磨耗が生じ、クリーニングブレードおよび感光体の寿命を短くするという問題がある。
また、昨今の複写機、プリンター等のカラー化の進展とともに、高画質化が要求されるようになり、電子写真方式の画像形成装置では、小粒径で球形の重合トナーが採用されるようになってきた。しかし、小粒径で球形のトナーは、その形状ゆえに、上記のようなポリウレタンやゴムのブレードによって感光体上からトナーを掻き落とすブレードクリーニング方式では、クリーニングが困難であるという問題がある。
すなわち、小粒径で球形の重合トナーを用いた画像形成装置では、残トナーがクリーニングブレードをすり抜けていく割合が多くなり、特にクリーニングブレードの寸法精度、組み付け精度が十分でなかったり、クリーニングブレードが部分的に振動した場合には、トナーのすり抜けが激しくなってしまい、高画質の画像形成を妨げていた。
そのため、感光体の寿命を延ばし長期に渡って高画質を保持するには、摩擦による部材の劣化を低減し、クリーニング性を向上させる必要がある。
そこで、摩擦による部材の劣化を低減し、クリーニング性を向上させるために、感光体に潤滑剤を塗布して感光体の摩擦係数を低下させ、ブレードエッジの挙動を安定させる等の方策が採られている。
ここで、図5に潤滑剤塗布機構を備える画像形成装置の一例を示す。この画像形成装置では、潤滑剤塗布機構40は、ブラシローラ41と、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸からなる棒状の潤滑剤42と、潤滑剤42を保持するホルダ44と、潤滑剤42をブラシローラに押し付けるバネ等の押圧部材43を有し、ブラシローラ41はクリーニングブレード45の感光体回転方向上流側に配置され、潤滑剤42をブラシローラ41で削り取り、感光体1上に塗布する機構となっている。
このように、感光体1への潤滑剤塗布機構は、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸からなる潤滑剤42をブラシローラ41で削り取り、感光体上に塗布する機構となっている。
しかしながら、このような塗布方式では、潤滑剤塗布時の感光体上のトナー量差等により感光体への塗布量が安定しないという問題があった。すなわち、感光体上に残留するトナー量差によりブラシローラ上の潤滑剤と感光体表面との接触面積が変化して潤滑剤の塗布量が安定しないという問題がある。
さらに、潤滑剤42の新品時と経時で、潤滑剤42の感光体1への塗布量が変化してしまうという問題がある。すなわち、潤滑剤42の新品時には、潤滑剤42の表面に凹凸が無く、ブラシローラ41により潤滑剤が削れにくいので、塗布量不足となってしまい、潤滑剤塗布量不足によるクリーニング不良、ブレードめくれ等の問題が発生する。また、潤滑剤新品時の塗布量不足を補うためにバネ等の押圧部材43による潤滑剤加圧力を大きくして、新品時の潤滑剤塗布量を大きくすると、経時では、潤滑剤表面に凹凸ができて潤滑剤が削れやすくなるために、潤滑剤の塗布量過多になり、経時での帯電ローラ汚れによる帯電不良等の問題が発生する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成により潤滑剤の塗布量を安定化させて、潤滑剤塗布量不足によるクリーニング不良、ブレードめくれ等の問題、及び、潤滑剤塗布量過多による経時での帯電ローラ汚れによる帯電不良の問題等を解消し、良好な画像形成を長期に渡って行えるようにした画像形成装置を提供することを目的とする。また、本発明は、その画像形成装置に装備される潤滑剤塗布装置及びプロセスカートリッジを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明では以下のような解決手段を採っている。
本発明の第1の手段は、潤滑剤と、該潤滑剤を微粉状に削り取り像担持体に供給する潤滑剤供給部材と、該潤滑剤供給部材よりも前記像担持体の回転方向下流側に位置し該像担持体に当接して前記潤滑剤を膜状に塗布する潤滑剤塗布部材とを有し、前記潤滑剤供給部材には前記潤滑剤の削り取り促進のための微粉粒子を分散させてある潤滑剤塗布機構を備え、前記像担持体の回転時には、前記潤滑剤を前記潤滑剤供給部材で微粉状に削り取り前記像担持体上へ供給するとともに前記潤滑剤塗布部材により前記潤滑剤を膜状に塗布し、前記像担持体の停止時には、該像担持体が逆転する構成であり、前記像担持体の逆転量を制御す画像形成装置であって、前記潤滑剤の消耗量を検知する手段を備え、該潤滑剤が新品状態では、前記像担持体の逆転量を前記潤滑剤塗布部材の当接位置と前記潤滑剤供給部材の当接位置の距離よりも長くし、前記潤滑剤の消耗過程では、前記像担持体の逆転量を前記潤滑剤塗布部材と前記潤滑剤供給部材の当接位置間の距離よりも短くすることを特徴とする。
本発明の第2の手段は、潤滑剤と、該潤滑剤を微粉状に削り取り像担持体に供給する潤滑剤供給部材と、該潤滑剤供給部材よりも前記像担持体の回転方向下流側に位置し該像担持体に当接して前記潤滑剤を膜状に塗布する潤滑剤塗布部材とを有し、前記潤滑剤供給部材には前記潤滑剤の削り取り促進のための微粉粒子を分散させてある潤滑剤塗布機構を備え、前記像担持体の回転時には、前記潤滑剤を前記潤滑剤供給部材で微粉状に削り取り前記像担持体上へ供給するとともに前記潤滑剤塗布部材により前記潤滑剤を膜状に塗布し、前記像担持体の停止時には、該像担持体が逆転する構成であり、前記像担持体の逆転量を制御する画像形成装置であって、前記潤滑剤供給部材に分散する潤滑剤削り促進微粉粒子として、粉砕トナーを使用することを特徴とする。
本発明の第3の手段は、第1または第2の手段の画像形成装置において、前記潤滑剤塗布部材は、前記像担持体をクリーニングするクリーニング手段を兼ねることを特徴とする。
また、本発明の第4の手段は、第1または第2の手段の画像形成装置において、前記潤滑剤塗布機構を、前記像担持体の回転方向に対して、前記像担持体をクリーニングするクリーニング手段の下流側に備えることを特徴とする。
本発明の第5の手段は、第1〜第4のいずれか1つの手段の画像形成装置において、前記潤滑剤として棒状の金属石鹸を用い、前記潤滑剤供給部材としてブラシローラを用い、前記潤滑剤塗布部材としてブレードを用いることを特徴とする。
また、本発明の第6の手段は、第1〜第5のいずれか1つの手段の画像形成装置において、前記像担持体は光導電性の感光体であり、該感光体を帯電する帯電手段を備え、該帯電手段として、前記感光体に接触または微少ギャップをもって対向するローラ状の帯電装置を備えることを特徴とする。
本発明の第7の手段は、第1〜第6のいずれか1つの手段の画像形成装置において、前記像担持体に潜像を形成する手段と、該像担持体上の潜像を現像剤で現像して顕像化する現像手段を備え、前記現像剤として重合トナーを使用することを特徴とする。
また、本発明の第8の手段は、第1〜第7のいずれか1つの手段の画像形成装置に具備され、前記像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布機構を構成する潤滑剤塗布装置であって、棒状の金属石鹸からなる潤滑剤と、該潤滑剤を支持する支持部材と、前記潤滑剤を微粉状に削り取り像担持体に供給するブラシ状の潤滑剤供給部材と、前記潤滑剤を前記潤滑剤供給部材のブラシに押し当てて潤滑剤を該潤滑剤供給部材のブラシに移行させる押圧力付与機構と、前記潤滑剤供給部材により前記像担持体上に供給された潤滑剤を膜状に塗布するブレード状の潤滑剤塗布部材とを備え、前記潤滑剤供給部材のブラシには前記潤滑剤の削り取り促進のための微粉粒子を分散させてあることを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、潤滑剤塗布機構の潤滑剤供給部材には潤滑剤の削り取り促進のための微粉粒子を分散させてあるので、新品の潤滑剤でも、潤滑剤供給部材による削り取りを促進することができ、像担持体への塗布量不足を防ぐことが可能となる。そして像担持体の回転時には、潤滑剤を潤滑剤供給部材で微粉状に削り取り像担持体上へ供給するとともに潤滑剤塗布部材により潤滑剤を膜状に塗布し、像担持体の停止時には、該像担持体が逆転する構成であり、像担持体の逆転量を制御する構成としたので、像担持体の逆転量を制御することによって、像担持体及び潤滑剤供給部材の回転に伴って、潤滑剤供給部材から像担持体上へ流出した潤滑剤削り取り促進微粉粒子の供給部材上への回収量を制御することが可能となり、潤滑剤供給部材での潤滑剤削り取り量を制御することが可能となり、潤滑剤の塗布量を安定化することが可能となる。従って、本発明によれば、潤滑剤塗布量不足時のクリーニング不良やブレードめくれ等の問題や、潤滑剤塗布量過多時の帯電ローラ汚れによる帯電不良等の問題の発生を抑制することができる。
さらに本発明では、像担持体の回転数等から潤滑剤の消耗量を検知して、潤滑剤が削れにくく塗布量が少なくなる新品状態では、像担持体の逆転量を潤滑剤塗布部材の当接位置と潤滑剤供給部材の当接位置の距離よりも長くして、像担持体上へ流出し潤滑剤塗布部材のブレードエッジに滞留した潤滑剤削り取り促進微粉粒子を潤滑剤供給部材まで戻し、潤滑剤供給部材に回収できるので、削り取り促進微粉粒子の流出による潤滑剤塗布量低減を抑制することができ、また、潤滑剤が経時で削れやすくなると、像担持体の逆転量を潤滑剤塗布部材と潤滑剤供給部材の当接位置間の距離よりも短くして、像担持体上へ流出した潤滑剤削り取り促進微粉粒子を潤滑剤供給部材へと回収できなくするので、潤滑剤の塗布量を抑え、潤滑剤塗布量を適正に維持することが可能となる。
以下、本発明の構成、動作及び作用効果を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図1に本発明による潤滑剤塗布装置を備えた画像形成装置の一実施例を示す。
図1(a)は画像形成装置の潤滑剤塗布装置20の設置部分のみを示したものであり、帯電手段、潜像形成手段、現像手段、転写手段等の図示は省略している。また、図1(b)は、潤滑剤塗布装置20を拡大して示す図である。
図1の実施例の画像形成装置に含まれる潤滑剤塗布装置20は、像担持体である光導電性の感光体1の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布機構を構成するものであり、潤滑剤22と、潤滑剤22を支持する支持部材(ホルダ)24と、潤滑剤22を微粉状に削り取り感光体1に供給するブラシ状の潤滑剤供給部材21と、潤滑剤22を潤滑剤供給部材21のブラシに押し当てて潤滑剤22を該潤滑剤供給部材21のブラシに移行させる押圧力付与機構(バネ、スプリング等)23と、潤滑剤供給部材21により感光体1上に供給された潤滑剤を膜状に塗布するブレード状の潤滑剤塗布部材25とを備え、潤滑剤供給部材21のブラシには潤滑剤の削り取り促進のための微粉粒子26を分散させてある構成となっている。
ここで、本実施例では潤滑剤として棒状のステアリン酸亜鉛等の金属石鹸を用い、潤滑剤供給部材21としてブラシローラを用い、潤滑剤塗布部材25としてゴムブレードを用いている。また、このゴムブレード25は、感光体1をクリーニングするクリーニング手段(クリーニングブレード)を兼ねる構成となっている。なお、図示していないが、ゴムブレード25の感光体回転方向下流側には、帯電部材として、発生オゾン低減のために帯電ローラが搭載されている。
図1に示す画像形成装置では、潤滑剤供給部材(ブラシローラ)21に分散する潤滑剤削り促進微粉粒子として、粉砕トナー26を使用しており、感光体1の回転時(正転時)には、潤滑剤削れ促進のために粉砕トナー26をブラシに分散させたブラシローラ21で潤滑剤22を微粉状に削り取り、感光体上に潤滑剤を微粉状で供給する。その感光体回転方向下流側にはクリーニングブレードを兼ねたゴムブレード25備え、ゴムブレード25により潤滑剤を膜状に塗布する。
なお、潤滑剤の供給過程においては、感光体1の正転により、ブラシローラ21に分散させた潤滑剤削り促進微粉粒子(粉砕トナー)26は微粉状の潤滑剤とともにブラシローラ21から感光体1へ流出して、ゴムブレード25のエッジ部25aに到る。そして微粉状の潤滑剤はゴムブレード25によって膜状に塗布され、ブレードのエッジ部25aを通過するが、粉砕トナー26はブレードのエッジ部25aに溜まった状態となる。
そこで図1に示す画像形成装置では、感光体1の停止時には、感光体1が逆転する構成となっており、感光体1の逆転量を図示しない制御部で制御する構成となっている。また、この画像形成装置では、感光体の回転量を図示しない検出手段でカウントすることにより、潤滑剤消費量(潤滑剤の消耗量)を検知する構成となっている。そして、潤滑剤22が新品状態では、感光体1の逆転量をゴムブレード25の当接位置とブラシローラ21の当接位置の距離よりも長くし、潤滑剤22の消耗過程では、感光体1の逆転量をゴムブレード25とブラシローラ21の当接位置間の距離よりも短くするように制御している。
ここで、図2(a),(b)は、図1に示す潤滑剤塗布装置20を備えた画像形成装置の感光体逆転時の動作を説明するための図である。
本実施例の画像形成装置では、潤滑剤新品時には、感光体1の逆転量を、ゴムブレード25とブラシローラ21の当接位置間の距離よりも長くしているので、潤滑剤新品時には、感光体1の回転(正転)によってブラシローラ21から感光体1上へ流出し、ゴムブレード25の当接エッジ部25aに滞留した潤滑剤削れ促進部材である粉砕トナー26を、図2(a)に示すように、感光体1の逆転によりブラシローラ21へと戻して回収し、潤滑剤塗布不足を防止するようになっている。
また、本実施例の画像形成装置では、潤滑剤22がある一定量消費された状態では、感光体1の逆転量をゴムブレード25とブラシローラ21の当接位置間の距離よりも短くするように制御しているので、潤滑剤22が一定量消費されて新品でなくなると、図2(b)に示すように、感光体1の逆転量がゴムブレード25とブラシローラ21の当接位置間の距離よりも短くなり、感光体1の回転(正転)によってブラシローラ21から感光体1へ流出した潤滑剤削れ促進部材である粉砕トナー26を、ブラシローラ21まで戻さなくなるので、ブラシローラ21に分散されていた粉砕トナー26は徐々に感光体側に移行し、ブラシローラ21から消失するので、潤滑剤22の削れが抑制されて、潤滑剤塗布量過多が防止され、経時での帯電ローラ汚れによる帯電不良等の問題の発生を抑制できる。
[実施例2]
図3に本発明による潤滑剤塗布装置を備えた画像形成装置の別の実施例を示す。
図3(a)は画像形成装置の潤滑剤塗布装置20及びクリーニング手段6の設置部分のみを示したものであり、帯電手段、潜像形成手段、現像手段、転写手段等の図示は省略している。また、図3(b)は、潤滑剤塗布装置20及びクリーニング手段6を拡大して示す図である。
図3の実施例の画像形成装置に含まれる潤滑剤塗布装置20は、像担持体である光導電性の感光体1の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布機構を構成するものであり、潤滑剤22と、潤滑剤22を支持する支持部材(ホルダ)24と、潤滑剤22を微粉状に削り取り感光体1に供給するブラシ状の潤滑剤供給部材21と、潤滑剤22を潤滑剤供給部材21のブラシに押し当てて潤滑剤22を該潤滑剤供給部材21のブラシに移行させる押圧力付与機構23と、潤滑剤供給部材21により感光体1上に供給された潤滑剤を膜状に塗布するブレード状の潤滑剤塗布部材25とを備え、潤滑剤供給部材21のブラシには潤滑剤の削り取り促進のための微粉粒子26を分散させてある構成となっている。
ここで、本実施例では、潤滑剤塗布装置20を、感光体1の回転方向に対して、感光体1をクリーニングするクリーニング手段6の下流側に備える構成としており、クリーニング手段6で残留トナー27を除去された後に潤滑剤塗布装置20により潤滑剤を塗布する構成である。
また、本実施例では、潤滑剤塗布装置20の潤滑剤22として棒状のステアリン酸亜鉛等の金属石鹸を用い、潤滑剤供給部材21としてブラシローラを用い、潤滑剤塗布部材25としてゴムブレードを用いている。また、クリーニング手段6はクリーニングブレードである。
なお、図示していないが、潤滑剤塗布装置20の感光体回転方向下流側には、帯電部材として、発生オゾン低減のために帯電ローラが搭載されている。
図3に示す画像形成装置では、潤滑剤塗布装置20は、潤滑剤供給部材(ブラシローラ)21に分散する潤滑剤削り促進微粉粒子として、粉砕トナー26を使用しており、感光体1の回転時(正転時)には、潤滑剤削れ促進のために粉砕トナー26をブラシに分散させたブラシローラ21で潤滑剤22を微粉状に削り取り、感光体上に潤滑剤を微粉状で供給する。その感光体回転方向下流側にはゴムブレード25備え、ゴムブレード25により潤滑剤を膜状に塗布する。
本実施例では、潤滑剤塗布装置20が感光体クリーニングブレード6の下流側にあるので、潤滑剤塗布時の感光体表面には残留トナー27がなく、残留トナー27が無い状態で潤滑剤を塗布することができるので、感光体1への潤滑剤塗布が安定して行われ、入力画像によることなく潤滑剤塗布量が安定するので、感光体表面の摩擦係数が安定し、トナークリーニング性が安定して向上する。
なお、本実施例の画像形成装置においても、潤滑剤の供給過程においては、感光体1の正転により、ブラシローラ21に分散させた潤滑剤削り促進微粉粒子(粉砕トナー)26は微粉状の潤滑剤とともにブラシローラ21から感光体1へ流出して、ゴムブレード25のエッジ部25aに到る。そして微粉状の潤滑剤はゴムブレード25によって膜状に塗布され、ブレードのエッジ部25aを通過するが、粉砕トナー26はブレードのエッジ部25aに溜まった状態となる。
そこで図3に示す画像形成装置では、感光体1の停止時には、感光体1が逆転する構成となっており、感光体1の逆転量を図示しない制御部で制御する構成となっている。また、この画像形成装置では、感光体の回転量を図示しない検出手段でカウントすることにより、潤滑剤消費量(潤滑剤の消耗量)を検知する構成となっている。そして、潤滑剤22が新品状態では、感光体1の逆転量をゴムブレード25の当接位置とブラシローラ21の当接位置の距離よりも長くし、潤滑剤22の消耗過程では、感光体1の逆転量をゴムブレード25とブラシローラ21の当接位置間の距離よりも短くするように制御している。
本実施例の画像形成装置では、潤滑剤新品時には、感光体1の逆転量を、ゴムブレード25とブラシローラ21の当接位置間の距離よりも長くしているので、潤滑剤新品時には、感光体1の回転(正転)によってブラシローラ21から感光体1上へ流出し、ゴムブレード25の当接エッジ部25aに滞留した潤滑剤削れ促進部材である粉砕トナー26を、感光体1の逆転によりブラシローラ21へと戻して回収し(図2(a)と同様の動作)、潤滑剤塗布不足を防止するようになっている。
また、本実施例の画像形成装置では、潤滑剤22がある一定量消費された状態では、感光体1の逆転量をゴムブレード25とブラシローラ21の当接位置間の距離よりも短くするように制御しているので、潤滑剤22が一定量消費されて新品でなくなると、感光体1の逆転量がゴムブレード25とブラシローラ21の当接位置間の距離よりも短くなり、感光体1の回転(正転)によってブラシローラ21から感光体1へ流出した潤滑剤削れ促進部材である粉砕トナー26を、ブラシローラ21まで戻さなくなるので(図2(b)と同様の動作)、ブラシローラ21に分散されていた粉砕トナー26は徐々に感光体側に移行し、ブラシローラ21から消失するので、潤滑剤22の削れが抑制されて、潤滑剤塗布量過多が防止され、経時での帯電ローラ汚れによる帯電不良等の問題の発生を抑制できる。
以上本発明に係る画像形成装置の要部の実施例1,2を示したが、本発明に係る画像形成装置では、像担持体である感光体1を含む作像ユニットは、保守性、メインテナンス性が容易で、現像部材、帯電部材、クリーニング部材の対感光体位置精度がよくなるように、感光体1と潤滑剤塗布装置20と、帯電装置、現像装置、感光体クリーニング装置を一体化したプロセスカートリッジとなっている。
また、本発明に係る画像形成装置では、高画質化のために、現像装置の現像剤として重合トナーを採用している。
以下に本発明に係る画像形成装置のより具体的な実施例を示す。
[実施例3]
図4は本発明に係る画像形成装置の全体構成の一例を示す概略構成図であり、像担持体である感光体1Y,1C,1M,1Kを含む4つの作像ユニット11Y,11C,11M,11Kを中間転写体7に沿って並設したカラープリンタ100の一例を示している。
このカラープリンタ100の本体ケース101内には、プリンタエンジン10、光ビームを出射する光書込装置3、被転写体である記録媒体Pを収納する給紙カセット12、トナー画像が転写された記録媒体Pを定着処理する定着装置17等が設けられている。
プリンタエンジン10は、トナー画像を形成し、形成したトナー画像を記録媒体Pに転写する部分であり、第一の像担持体である4つの感光体1Y,1C,1M,1K、各感光体1Y,1C,1M,1Kの周囲に配置された帯電装置である帯電ローラ2Y,2C,2M,2K、現像装置4Y,4C,4M,4K、一次転写手段である一次転写ローラ5Y,5C,5M,5K、感光体クリーニング手段である感光体クリーニング装置6Y,6C,6M,6K、感光体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置(例えば実施例2の構成の潤滑剤塗布装置)20Y,20C,20M,20K、第二の像担持体及び被転写体であるベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトと言う)7、二次転写手段である二次転写ローラ16、中間転写ベルト7のクリーニング手段であるベルトクリーニング装置9等により構成されている。ここで、本明細書及び図面の記載において、Y、C、M、Kの添え字は、各々イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの色を示している。
なお、図4は、中間転写ベルト7を用いたタンデム・中間転写方式のカラープリンタの例であるが、中間転写ベルトに代えて、記録媒体Pを各感光体位置に担持搬送する転写ベルトを用いることにより、タンデム・直接転写方式のカラープリンタとすることもできる。また、カラープリンタの構成に原稿読取装置(スキャナ)や画像処理装置等を付加することにより、デジタル複写機やファクシミリ、あるいは複合機の構成とすることができる。
図4において、各感光体1Y,1C,1M,1Kは、円筒状に形成されてギヤ等を介して駆動モータ(図示せず)が連結され、駆動モータからの駆動力により中心線回りに回転する。感光体1Y,1C,1M,1Kの外周面には静電潜像が形成される感光層が設けられている。
帯電ローラ2Y,2C,2M,2Kは、感光体1Y,1C,1M,1Kの外周面に当接して配置され、又は、感光体1Y,1C,1M,1Kの外周面と微小な隙間をもって配置されている。この帯電ローラ2Y,2C,2M,2Kに対して電源部(図示せず)から電圧が印加されることにより、帯電ローラ2Y,2C,2M,2Kと感光体1Y,1C,1M,1Kとの間でコロナ放電が発生し、感光体1Y,1C,1M,1Kの外周面が一様に帯電される。
光書込装置3は、画像データに応じた光ビームを出射し、一様に帯電された感光体1Y,1C,1M,1Kの外周面を露光する。この露光により、感光体1Y,1C,1M,1Kの外周面に画像データに応じた静電潜像が形成される。
現像装置4Y,4C,4M,4Kは、感光体1Y,1C,1M,1Kに対してトナーを供給する。供給されたトナーは感光体1Y,1C,1M,1Kの外周面に形成されている静電潜像に付着し、感光体1Y,1C,1M,1Kの外周面上の静電潜像がトナー画像として顕像化される。なお、本実施例では、高画質化のために、現像装置の現像剤として重合トナーを採用している。また、この重合トナーは、トナー補給ボトル30から図示しない搬送手段により現像装置4Y,4C,4M,4Kに搬送され、補給されるようになっている。
中間転写ベルト7は、樹脂フィルム又はゴムを基体として形成されたループ状のベルトであり、駆動ローラ8aと入口ローラ8bとテンションローラ8cとの回りに巻回され、駆動モータ(図示せず)に連結された駆動ローラ8aが回転駆動されることにより矢印A方向に回転する。入口ローラ8bとテンションローラ8cとは、中間転写ベルト7が矢印A方向へ回転することにより中間転写ベルト7との摩擦力によって従動回転する。
一次転写ローラ5Y,5C,5M,5Kは中間転写ベルト7の内周面側(ループの内側)に配置されており、これらの一次転写ローラ5Y,5C,5M,5Kに転写用電圧が印加されることによって各感光体1Y,1C,1M,1K上のトナー画像が中間転写ベルト7上に転写される。各感光体1Y,1C,1M,1K上に形成されたトナー画像は中間転写ベルト7上に順次転写されて重ね合わされ、中間転写ベルト7上にはカラーのトナー画像が形成される。
感光体クリーニング装置6Y,6C,6M,6Kはクリーニングブレードからなり、トナー画像が中間転写ベルト7に転写された後の感光体1Y,1C,1M,1Kの外周面をクリーニングする。このクリーニングによって、トナー画像が中間転写ベルト7に転写された後に感光体1Y,1C,1M,1Kの外周面上に残留しているトナーや紙粉等が廃トナーとして回収される。クリーニング後の感光体1Y,1C,1M,1Kの外周面には、潤滑剤塗布装置(例えば実施例2の構成の潤滑剤塗布装置)20Y,20C,20M,20Kにより適量の潤滑剤が塗布される。
中間転写ベルト7上に形成されたカラーのトナー画像は、中間転写ベルト7と二次転写ローラ16とが当接された転写位置に記録媒体Pが送り込まれたタイミングで二次転写ローラ16に転写用電圧が印加されることにより、記録媒体Pに転写される。記録媒体Pは、給紙カセット12内から給紙ローラ13で給紙されて搬送ローラ14やレジストローラ15により搬送され、二次転写ローラ16でトナー画像を転写された後に定着装置17に送り込まれる。トナー画像が転写された記録媒体Pは定着装置17内で熱と圧力とを加えられて定着処理され、この定着処理により溶融したトナー画像が記録媒体Pに定着される。定着処理が終了した記録媒体Pは、排紙ローラ18により本体ケース101の上面部に形成されている排紙トレイ19上に排紙される。
ベルトクリーニング装置9は、カラーのトナー画像が記録媒体Pに転写された後の中間転写ベルト7の外周面をクリーニングする。このクリーニングによって、トナー画像の転写後に中間転写ベルト7の外周面上に残留したトナーや紙粉等が廃トナーとして回収される。
プリンタエンジン10の構成部材である各感光体1Y,1C,1M,1Kと、各感光体1Y,1C,1M,1Kの周囲に配置された帯電ローラ2Y,2C,2M,2Kと現像装置4Y,4C,4M,4Kと感光体クリーニング装置6Y,6C,6M,6Kと潤滑剤塗布装置20Y,20C,20M,20Kは、ユニット化してケース内に収納され、各作像ユニット11Y,11C,11M,11Kを構成するプロセスカートリッジが形成されている。各プロセスカートリッジ(作像ユニット)11Y,11C,11M,11Kは本体ケース101内に着脱可能に装着されている。
このように各感光体1Y,1C,1M,1Kと、各感光体1Y,1C,1M,1Kの周囲に配置された帯電ローラ2Y,2C,2M,2K、現像装置4Y,4C,4M,4K、感光体クリーニング装置6Y,6C,6M,6K、潤滑剤塗布装置20Y,20C,20M,20Kがプロセスカートリッジ23としてユニット化されることにより、交換やメンテナンスの作業が容易になり、また、各部材間の位置精度を高精度に維持することができ、形成される画像品質の向上を図ることができる。
なお、本実施例では、感光体1Y,1C,1M,1K、帯電ローラ2Y,2C,2M,2K、現像装置4Y,4C,4M,4K、感光体クリーニング装置6Y,6C,6M,6K、潤滑剤塗布装置20Y,20C,20M,20Kをユニット化したプロセスカートリッジを例に挙げて説明したが、プロセスカートリッジの構成としては様々のものがあり、例えば、感光体1Y,1C,1M,1Kと潤滑剤塗布装置20Y,20C,20M,20Kに加え、帯電ローラ2Y,2C,2M,2K、現像装置4Y,4C,4M,4K、感光体クリーニング装置6Y,6C,6M,6Kの少なくとも一つをケース内に収納してユニット化したものが挙げられる。
本実施例の画像形成装置では、各プロセスカートリッジ(作像ユニット)11Y,11C,11M,11Kの潤滑剤塗布装置20Y,20C,20M,20K(例えば実施例2の図3の構成)のブラシローラ21には潤滑剤22の削り取り促進のための微粉粒子(粉砕トナー)26を分散させてあるので、新品の潤滑剤22でも、ブラシローラ21による削り取りを促進することができ、感光体1Y,1C,1M,1Kへの塗布量不足を防ぐことが可能となる。そして感光体1Y,1C,1M,1Kの回転時には、潤滑剤22をブラシローラ21で微粉状に削り取り感光体1Y,1C,1M,1K上へ供給するとともにゴムブレード25により潤滑剤を膜状に塗布し、感光体1Y,1C,1M,1Kの停止時には、該感光体1Y,1C,1M,1Kが逆転する構成であり、感光体1Y,1C,1M,1Kの逆転量を図示しない制御部で制御する構成としたので、感光体1Y,1C,1M,1Kの逆転量を制御することによって、感光体1Y,1C,1M,1K及びブラシローラ21の回転に伴って、ブラシローラ21から感光体上へ流出した粉砕トナー26のブラシローラ上への回収量を制御することが可能となり、ブラシローラ21での潤滑剤削り取り量を制御することが可能となり、潤滑剤の塗布量を安定化することが可能となる。従って、潤滑剤塗布量不足時のクリーニング不良やブレードめくれ等の問題や、潤滑剤塗布量過多時の帯電ローラ汚れによる帯電不良等の問題の発生を抑制することができる。
さらに本実施例の画像形成装置では、感光体1Y,1C,1M,1Kの回転数等から潤滑剤の消耗量を検知して、潤滑剤が削れにくく塗布量が少なくなる新品状態では、感光体1Y,1C,1M,1Kの逆転量をゴムブレード25の当接位置とブラシローラ21の当接位置の距離よりも長くして、感光体上へ流出しゴムブレード25のブレードエッジに滞留した粉砕トナー26をブラシローラ21まで戻し、ブラシローラ21に回収できるので、粉砕トナー26の流出による潤滑剤塗布量低減を抑制することができ、また、潤滑剤が経時で削れやすくなると、感光体1Y,1C,1M,1Kの逆転量をゴムブレード25とブラシローラ21の当接位置間の距離よりも短くして、感光体上へ流出した粉砕トナー26をブラシローラ21へと回収できなくするので、潤滑剤の塗布量を抑え、潤滑剤塗布量を適正に維持することが可能となる。
本実施例の画像形成装置では、潤滑剤塗布装置20Y,20C,20M,20Kを感光体回転方向に対して、クリーニングブレード6Y,6C,6M,6Kの下流側に配置することにより、ブラシローラの転写残トナー汚れによる潤滑剤塗布能力低下を防止することができ、潤滑剤塗布を安定化できる。
また、帯電装置に、感光体に接触または、微少ギャップをもって対向する帯電ローラ2Y,2C,2M,2Kを採用することによって、オゾン発生量を抑制することが可能となり、オフィス環境が改善される。
また、現像装置4Y,4C,4M,4Kの現像剤に、形状が均一な重合トナーを使用するので、現像特性、転写性が向上して、画質が向上する。
さらにまた、潤滑剤削り促進部材として、粉砕トナーを用いるので、感光体への悪影響がなく、形状が重合トナーのように均一でなく潤滑剤を削りやすくなる。
さらにまた、作像ユニット11Y,11C,11M,11Kが、感光体1Y,1C,1M,1Kと潤滑剤塗布装置20Y,20C,20M,20Kを備え、帯電ローラ2Y,2C,2M,2K、現像装置4Y,4C,4M,4K、クリーニング装置(クリーニングブレード)6Y,6C,6M,6Kの少なくとも一つを備えたプロセスカートリッジであることによって、作像手段が一体化されて、セット性・メインテナンス性が良くなる。更に、一体化することにより、現像部材、帯電部材、クリーニング部材等の対感光体位置精度が良くなり、組み付けや調整、メンテンナンス性が向上する。
本発明による潤滑剤塗布装置を備えた画像形成装置の一実施例を示す図であって、(a)は画像形成装置の潤滑剤塗布装置の設置部分のみを示した概略要部断面図、(b)は潤滑剤塗布装置を拡大して示す概略要部断面図である。 図1に示す潤滑剤塗布装置を備えた画像形成装置の感光体逆転時の動作を説明するための図である。 本発明による潤滑剤塗布装置を備えた画像形成装置の別の実施例を示す図であって、(a)は画像形成装置の潤滑剤塗布装置及びクリーニング手段の設置部分のみを示した概略要部断面図、(b)は潤滑剤塗布装置及びクリーニング手段を拡大して示す概略要部断面図である。 本発明に係る画像形成装置の全体構成の一例を示す概略構成図である。 従来の潤滑剤塗布機構を備える画像形成装置の一例を示す概略要部断面図である。
符号の説明
1、1Y,1C,1M,1K:感光体(像担持体)
2Y,2C,2M,2K:帯電ローラ(帯電手段)
3:光書込装置(潜像形成手段)
4Y,4C,4M,4K:現像装置(現像手段)
5Y,5C,5M,5K:一次転写ローラ(一次転写手段)
6、6Y,6C,6M,6K:クリーニングブレード(感光体クリーニング手段)
7:中間転写ベルト(中間転写体)
11Y,11C,11M,11K:作像ユニット(プロセスカートリッジ)
12:給紙カセット
13:給紙ローラ
14:搬送ローラ
15:レジストローラ
16:二次転写ローラ
17:定着装置
18:排紙ローラ
19:排紙トレイ
20、20Y,20C,20M,20K:潤滑剤塗布装置(潤滑剤塗布機構)
21:潤滑剤供給部材(ブラシローラ)
22:潤滑剤
23:押圧力付与機構(バネ、スプリング等)
24:支持部材(ホルダ)
25:潤滑剤塗布部材(ゴムブレード)
25a:エッジ部
26:潤滑剤削り促進微粉粒子(粉砕トナー)
27:残留トナー

Claims (8)

  1. 潤滑剤と、該潤滑剤を微粉状に削り取り像担持体に供給する潤滑剤供給部材と、該潤滑剤供給部材よりも前記像担持体の回転方向下流側に位置し該像担持体に当接して前記潤滑剤を膜状に塗布する潤滑剤塗布部材とを有し、前記潤滑剤供給部材には前記潤滑剤の削り取り促進のための微粉粒子を分散させてある潤滑剤塗布機構を備え、
    前記像担持体の回転時には、前記潤滑剤を前記潤滑剤供給部材で微粉状に削り取り前記像担持体上へ供給するとともに前記潤滑剤塗布部材により前記潤滑剤を膜状に塗布し、
    前記像担持体の停止時には、該像担持体が逆転する構成であり、
    前記像担持体の逆転量を制御する画像形成装置であって、
    前記潤滑剤の消耗量を検知する手段を備え、該潤滑剤が新品状態では、前記像担持体の逆転量を前記潤滑剤塗布部材の当接位置と前記潤滑剤供給部材の当接位置の距離よりも長くし、前記潤滑剤の消耗過程では、前記像担持体の逆転量を前記潤滑剤塗布部材と前記潤滑剤供給部材の当接位置間の距離よりも短くすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 潤滑剤と、該潤滑剤を微粉状に削り取り像担持体に供給する潤滑剤供給部材と、該潤滑剤供給部材よりも前記像担持体の回転方向下流側に位置し該像担持体に当接して前記潤滑剤を膜状に塗布する潤滑剤塗布部材とを有し、前記潤滑剤供給部材には前記潤滑剤の削り取り促進のための微粉粒子を分散させてある潤滑剤塗布機構を備え、
    前記像担持体の回転時には、前記潤滑剤を前記潤滑剤供給部材で微粉状に削り取り前記像担持体上へ供給するとともに前記潤滑剤塗布部材により前記潤滑剤を膜状に塗布し、
    前記像担持体の停止時には、該像担持体が逆転する構成であり、
    前記像担持体の逆転量を制御する画像形成装置であって、
    前記潤滑剤供給部材に分散する潤滑剤削り促進微粉粒子として、粉砕トナーを使用することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記潤滑剤塗布部材は、前記像担持体をクリーニングするクリーニング手段を兼ねることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記潤滑剤塗布機構を、前記像担持体の回転方向に対して、前記像担持体をクリーニングするクリーニング手段の下流側に備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記潤滑剤として棒状の金属石鹸を用い、前記潤滑剤供給部材としてブラシローラを用い、前記潤滑剤塗布部材としてブレードを用いることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記像担持体は光導電性の感光体であり、該感光体を帯電する帯電手段を備え、該帯電手段として、前記感光体に接触または微少ギャップをもって対向するローラ状の帯電装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記像担持体に潜像を形成する手段と、該像担持体上の潜像を現像剤で現像して顕像化する現像手段を備え、前記現像剤として重合トナーを使用することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置に具備され、前記像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布機構を構成する潤滑剤塗布装置であって、
    棒状の金属石鹸からなる潤滑剤と、該潤滑剤を支持する支持部材と、前記潤滑剤を微粉状に削り取り像担持体に供給するブラシ状の潤滑剤供給部材と、前記潤滑剤を前記潤滑剤供給部材のブラシに押し当てて潤滑剤を該潤滑剤供給部材のブラシに移行させる押圧力付与機構と、前記潤滑剤供給部材により前記像担持体上に供給された潤滑剤を膜状に塗布するブレード状の潤滑剤塗布部材とを備え、前記潤滑剤供給部材のブラシには前記潤滑剤の削り取り促進のための微粉粒子を分散させてあることを特徴とする潤滑剤塗布装置。
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