JP5263591B2 - 潤滑剤供給装置及びその制御方法、プロセスユニット、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置、及びその制御方法、並びに前記潤滑剤供給装置を備えたプロセスユニットと画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真方式の画像形成プロセスを利用した画像形成装置として、感光体の表面に担持されたトナー画像を紙等の記録媒体に直接転写する直接転写方式の画像形成装置と、感光体上のトナー画像を中間転写体を介して記録媒体に転写する間接転写方式の画像形成装置がある。トナー画像転写後の感光体や中間転写体の像担持体の表面には、未転写のトナー等が残留する。この残留するトナー等は、次の画像形成に悪影響を与えないようにするために、クリーニング装置によってクリーニングされる。クリーニング装置としては、ゴム等の弾性体からなるクリーニングブレードを像担持体の表面に摺擦させて、未転写トナー等の付着物を除去するものが一般的に知られている。
ところが、上記のようなクリーニングブレードやクリーニングブラシは、像担持体との摺擦を続けると、経時で摩耗し、欠けや変形等が起因してクリーニング性能が低下するという問題がある。また、像担持体の表面も摩耗するため、寿命が短くなる。そこで、像担持体とこれらのクリーニング部材との間に生じる摩擦抵抗を低減して、クリーニング部材、感光体の摩耗等の不具合を解消するために、感光体表面に潤滑剤を供給するなどの手法がとられている。
像担持体の表面に潤滑剤を供給する手段としては、例えば図5に示すような潤滑剤供給装置が多く用いられている(特許文献1参照)。図5に示す潤滑剤供給装置は、脂肪酸金属塩等の潤滑剤を棒状に形成した固形潤滑剤41と、像担持体(感光体)1の表面に当接するブラシローラ42と、固形潤滑剤41をブラシローラ42側へ押圧するバネ43と、像担持体1の表面に当接する均しブレード44等を備える。
この潤滑剤供給装置によれば、ブラシローラ42が回転駆動することにより、固形潤滑剤41がブラシローラ42の摺擦により削られて粉体となってブラシローラ42のブラシ繊維に付着する。そして、そのブラシローラ42に付着した粉体状の潤滑剤が像担持体1の表面に供給され、供給された潤滑剤が均しブレード44によって薄層に均されるようになっている。
図5に示す潤滑剤供給装置は、潤滑剤を供給する際、ブラシローラを像担持体の回転方向に対して連れ回り方向に回転させている。ブラシローラを連れ回り方向に回転させる場合は、像担持体への潤滑剤の供給量が相対的に多くなる傾向にある。過多な潤滑剤の供給は、他部品(特に帯電ローラ)の汚染を招き易く、画像不良等の不具合の原因となるため、上記潤滑剤供給装置は、均しブレードの圧接力を大きくして、余分な潤滑剤をせき止めるようにしている。
また、従来の潤滑剤供給装置に、ブラシローラを像担持体の回転方向に対してカウンタ方向(連れ回り方向と逆方向)に回転させるように構成したものがある(特許文献2参照)。ブラシローラをカウンタ方向に回転させることにより、像担持体への潤滑剤の供給量を相対的に少なくすることができる。これにより、均しブレードの圧接力を低減させ、均しブレードや像担持体の長寿命化を図るようにしている。
特開2007−140391号公報 特開2007−72414号公報
ところで、像担持体の表面に潤滑剤が供給されていない初期状態は、像担持体の表面に潤滑剤を多めに供給して、像担持体とそれに接触する部材間の摩擦抵抗を早く低減させることが好ましい。ところが、一旦、像担持体の表面に潤滑剤が十分に供給された後は、像担持体への潤滑剤の供給が過多とならないように、潤滑剤供給量を抑えなければならない。
また、像担持体上の残留トナーをクリーニングブレードで除去する際、残留トナーと一緒に潤滑剤も掻き取られるため、画像面積率の高い画像を連続して形成すると、像担持体上の潤滑剤量が減少する。このような場合は、像担持体への潤滑剤供給量を多くすることが好ましい。
このように、像担持体等の使用状態に応じて、潤滑剤の供給量を調整することが好ましいが、従来の潤滑剤供給装置では対応しきれなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑み、使用状態に応じて像担持体への潤滑剤の供給量を調整可能な潤滑剤供給装置及びその制御方法、並びに前記潤滑剤供給装置を備えたプロセスユニット及び画像形成装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、潤滑剤と、前記潤滑剤と像担持体に接触して前記潤滑剤を前記像担持体の表面に供給する潤滑剤供給部材と、前記潤滑剤供給部材を回転駆動させるための回転駆動手段と、前記像担持体の表面に当接して前記像担持体の表面に供給された潤滑剤を均す均し部材を備えた潤滑剤供給装置において、前記潤滑剤供給部材を、前記像担持体の回転方向に対して連れ回り方向とそれと逆方向に切り換えて回転可能に構成し、前記像担持体の表面に潤滑剤が供給されていない初期状態において、前記潤滑剤供給部材を前記像担持体の回転方向に対して連れ回り方向に回転させて潤滑剤を供給すると共に、予め設定したタイミングで前記潤滑剤供給部材の回転を前記連れ回り方向からそれと逆方向に切り換えるように構成したものである。
像担持体への潤滑剤の供給量が相対的に多く必要である場合は、潤滑剤供給部材を連れ回り方向に回転させることにより、潤滑剤の供給量を多くすることが可能である。一方、像担持体への潤滑剤の供給量が相対的に少なくてよい場合は、潤滑剤供給部材を連れ回り方向と逆方向に回転させることにより、潤滑剤の供給量を相対的に少なくすることが可能である。このように、潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えることによって、像担持体への潤滑剤の供給量を調整することができる。
像担持体がその表面に潤滑剤が供給されていない初期状態である場合は、像担持体と均し部材等の摩擦抵抗を早く低減させるために、像担持体への潤滑剤の供給量を相対的に多くする必要がある。そのため、潤滑剤供給部材を連れ回り方向で回転させることにより、像担持体への潤滑剤供給量を相対的に多くしている。また、一旦、像担持体へ潤滑剤が十分に供給された後は、潤滑剤供給過多とならないようにするために、像担持体への潤滑剤の供給量を相対的に少なくする方がよい。従って、予め設定したタイミングで、潤滑剤供給部材の回転を連れ回り方向からそれと逆方向に切り換えることによって、像担持体への潤滑剤供給量を相対的に少なくしている。
請求項の発明は、請求項に記載の潤滑剤供給装置において、前記潤滑剤供給部材の回転速度を制御可能に構成し、前記連れ回り方向に回転させるときの前記潤滑剤供給部材の回転速度を相対的に速い回転速度に設定すると共に、前記連れ回り方向と逆方向に回転させるときの前記潤滑剤供給部材の回転速度を相対的に遅い回転速度に設定したものである。
潤滑剤供給部材を連れ回り方向に回転させるとき、その回転速度を相対的に速い回転速度に設定することによって、像担持体への潤滑剤の供給量を一層多くすることができる。また、潤滑剤供給部材を連れ回り方向と逆方向に回転させるとき、その回転速度を相対的に遅い回転速度に設定することによって、像担持体への潤滑剤の供給量を一層少なくすることができる。
請求項の発明は、請求項又はに記載の潤滑剤供給装置において、前記潤滑剤供給部材が最初に回転を開始してからの当該潤滑剤供給部材の累積回転時間を計測する累積回転時間計測部を備え、前記潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを、前記潤滑剤供給部材の累積回転時間によって設定したものである。
潤滑剤供給部材の累積回転時間を計測することによって、像担持体の潤滑剤の塗布状態を把握することができる。このため、適切なタイミングで潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えることが可能となる。
請求項の発明は、請求項又はに記載の潤滑剤供給装置において、前記潤滑剤供給部材が最初に回転を開始してからの当該潤滑剤供給部材の累積回転距離を計測する累積回転距離計測部を備え、前記潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを、前記潤滑剤供給部材の累積回転距離によって設定したものである。
潤滑剤供給部材の累積回転距離を計測することによって、像担持体の潤滑剤の塗布状態を把握することができる。このため、適切なタイミングで潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えることが可能となる。
請求項の発明は、請求項又はに記載の潤滑剤供給装置において、前記像担持体が最初に回転を開始してからの当該像担持体の累積回転時間を計測する累積回転時間計測部を備え、前記潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを、前記像担持体の累積回転時間によって設定したものである。
像担持体の累積回転時間を計測することによって、像担持体の潤滑剤の塗布状態を把握することができる。このため、適切なタイミングで潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えることが可能となる。
請求項の発明は、請求項又はに記載の潤滑剤供給装置において、前記像担持体が最初に回転を開始してからの当該像担持体の累積回転距離を計測する累積回転距離計測部を備え、前記潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを、前記像担持体の累積回転距離によって設定したものである。
像担持体の累積回転距離を計測することによって、像担持体の潤滑剤の塗布状態を把握することができる。このため、適切なタイミングで潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えることが可能となる。
請求項の発明は、請求項からのいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置において、前記均し部材の前記像担持体に対する当接条件に応じて、前記潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを異ならせたものである。
一般に、均し部材の像担持体に対する当接条件を異ならせることによって、像担持体への潤滑剤の塗布量を変えることが可能である。均し部材の当接条件に応じて、潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを異ならせることにより、像担持体への潤滑剤の塗布量に合った潤滑剤供給を行うことができる。
請求項の発明は、請求項からのいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置において、前記均し部材を前記像担持体の回転方向に対してカウンタ方向に当接させている場合よりも、前記均し部材を前記像担持体の回転方向に対してトレーリング方向に当接させている場合に、前記潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを早くしたものである。
均し部材をカウンタ方向となるように当接させることにより、トレーディング方向で当接するものよりも潤滑剤の供給状態をさらに緻密な薄層とすることができる。反対に、均し部材をトレーリング方向となるように当接させた場合は、カウンタ方向で当接させた場合に比べて潤滑剤を薄層化しにくいので、潤滑剤供給過多となると他の部材に潤滑剤が付着して画像不良が発生する虞がある。このため、均し部材をトレーリング方向に当接させている場合に、潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを早くすることによって、潤滑剤の供給を早めに抑え、画像不良の発生の虞を低減させることができる。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置において、前記像担持体の表面に形成される画像の所定数ごとの平均画像面積率を算出する平均画像面積率算出手段を備え、前記平均画像面積率が予め設定した基準値以上である場合は、前記潤滑剤供給部材を前記連れ回り方向に回転させ、前記平均画像面積率が前記基準値未満である場合は、前記潤滑剤供給部材を前記連れ回り方向と逆方向に回転させるように構成したものである。
平均画像面積率が基準値以上である場合は、像担持体の表面に残留するトナーが多くなるため、これに伴い像担持体上の潤滑剤の減少量も多くなる。この場合は、潤滑剤供給部材を連れ回り方向に回転させることにより、像担持体への潤滑剤供給量を増加させて、潤滑剤供給不足となるのを防止することができる。一方、平均画像面積率が基準値未満である場合は、像担持体に残留するトナーが少ないため、像担持体上の潤滑材料も減少しにくい。この場合は、潤滑剤供給部材を連れ回り方向と逆方向に回転させることにより、像担持体への潤滑剤を低減させて、潤滑剤供給過多となるのを防止することができる。
請求項10の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置において、前記潤滑剤供給部材をブラシローラとしたものである。
潤滑剤供給部材をブラシローラとしたことにより、像担持体へ潤滑剤を効率良く供給することが可能である。
請求項11の発明は、表面に静電潜像を担持する像担持体としての感光体と、当該感光体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置を少なくとも一体的に有すると共に、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスユニットにおいて、前記潤滑剤供給装置として、請求項1からのいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置を備えたものである。
画像形成装置本体に着脱可能なプロセスユニットを採用することにより、メンテナンス作業及び交換作業が容易となる。また、プロセスユニットが本発明に係る潤滑剤供給装置を備えることによって、感光体や均し部材等の長寿命化を図れると共に、良好な画像形成を維持することが可能となる。
請求項12の発明は、表面に静電潜像を担持する像担持体としての感光体と、前記感光体の表面を帯電させる帯電手段と、前記感光体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して可視画像化する現像手段と、前記感光体の表面に形成された可視画像を直接的に又は像担持体としての中間転写体を介して間接的に記録媒体に転写する転写手段と、前記感光体の表面に残留するトナーを除去するクリーニング手段を少なくとも備えた画像形成装置において、前記感光体の表面又は前記中間転写体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置として、請求項1からのいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置を備えたものである。
画像形成装置が本発明に係る潤滑剤供給装置を備えることによって、感光体又は中間転写体、これらに当接する均し部材等の長寿命化を図れると共に、良好な画像形成を維持することが可能となる。
請求項13の発明は、潤滑剤と、前記潤滑剤と像担持体に接触して前記潤滑剤を前記像担持体の表面に供給する潤滑剤供給部材と、前記潤滑剤供給部材を回転駆動させるための回転駆動手段と、前記像担持体の表面に当接して前記像担持体の表面に供給された潤滑剤を均す均し部材を備えた潤滑剤供給装置の制御方法であって、前記像担持体の表面に潤滑剤が供給されていない初期状態において、前記潤滑剤供給部材が最初に回転を開始してからの当該潤滑剤供給部材の累積回転時間が予め設定した所定時間に到達するまでは、前記潤滑剤供給部材を前記像担持体の回転方向に対して連れ回り方向に回転させ、前記潤滑剤供給部材の累積回転時間が前記所定時間に到達した時点で、前記潤滑剤供給部材を前記連れ回り方向と逆方向に回転させるようにした制御方法である。
像担持体がその表面に潤滑剤が供給されていない初期状態である場合は、像担持体と均し部材等の摩擦抵抗を早く低減させるために、像担持体への潤滑剤の供給量を相対的に多くする必要がある。そのため、潤滑剤供給部材を連れ回り方向で回転させることにより、像担持体への潤滑剤供給量を相対的に多くしている。また、一旦、像担持体へ潤滑剤が十分に供給された後は、潤滑剤供給過多とならないようにするために、像担持体への潤滑剤の供給量を相対的に少なくする方がよい。従って、潤滑剤供給部材の累積回転時間が所定時間に到達した時点で、潤滑剤供給部材の回転を連れ回り方向からそれと逆方向に切り換えることによって、像担持体への潤滑剤供給量を相対的に少なくしている。
請求項14の発明は、請求項13に記載の潤滑剤供給装置の制御方法において、前記潤滑剤供給部材が最初に回転を開始してからの当該潤滑剤供給部材の累積回転時間が予め設定した所定時間に到達するまでは、前記潤滑剤供給部材を相対的に速い回転速度で前記連れ回り方向に回転させ、前記潤滑剤供給部材の累積回転時間が前記所定時間に到達した時点で、前記潤滑剤供給部材を相対的に遅い速度で前記連れ回り方向と逆方向に回転させるようにした制御方法である。
潤滑剤供給部材を連れ回り方向に回転させるとき、その回転速度を相対的に速い回転速度に設定することによって、像担持体への潤滑剤の供給量を一層多くすることができる。また、潤滑剤供給部材を連れ回り方向と逆方向に回転させるとき、その回転速度を相対的に遅い回転速度に設定することによって、像担持体への潤滑剤の供給量を一層少なくすることができる。
請求項15の発明は、請求項13又は14に記載の潤滑剤供給装置の制御方法において、前記像担持体の表面に形成される画像の所定数ごとの平均画像面積率を算出し、前記潤滑剤供給部材の累積回転時間が前記所定時間に到達した後、前記平均画像面積率が予め設定した基準値以上である場合は、前記潤滑剤供給部材を前記連れ回り方向に回転させ、前記平均画像面積率が前記基準値未満である場合は、前記潤滑剤供給部材を前記連れ回り方向と逆方向に回転させるようにした制御方法である。
平均画像面積率が基準値以上である場合は、像担持体の表面に残留するトナーが多くなるため、これに伴い像担持体上の潤滑剤の減少量も多くなる。この場合は、潤滑剤供給部材を連れ回り方向に回転させることにより、像担持体への潤滑剤供給量を増加させて、潤滑剤供給不足となるのを防止することができる。一方、平均画像面積率が基準値未満である場合は、像担持体に残留するトナーが少ないため、像担持体上の潤滑材料も減少しにくい。この場合は、潤滑剤供給部材を連れ回り方向と逆方向に回転させることにより、像担持体への潤滑剤を低減させて、潤滑剤供給過多となるのを防止することができる。
本発明によれば、像担持体等の使用状態に応じて、潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えることにより、像担持体への潤滑剤の供給量を調整することができる。これにより、適量の潤滑剤を像担持体の表面へ供給することができるので、潤滑剤供給不足による像担持体や均し部材等の摩耗、像担持体の回転負荷増大などの不具合を防止することができると共に、潤滑剤供給過多による画像不良の発生を防止することが可能である。従って、本発明によれば、像担持体や均し部材等の長寿命化を図れると共に、良好な画像形成を維持することが可能となる。
以下、本発明をタンデム型のカラー画像形成装置に適用した実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置は、画像形成部100と、給紙部200と、原稿読取部300と、原稿搬送部400によって構成される。また、画像形成装置は、その内部の各装置の動作を制御する図示しない制御部も備えている。
画像形成部100は、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された4つのプロセスユニット10Y,10M,10C,10Kを備えている。各プロセスユニット10Y,10M,10C,10Kは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの異なる色のトナーを収容している以外は基本的に同様の構成となっている。
各プロセスユニット10Y,10M,10C,10Kの基本構成について説明する。なお、以下の説明において、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の区別を示すY、M、C、Kの表示は便宜的に省略する。
各プロセスユニット10は、静電潜像を担持する像担持体としての感光体1と、感光体1の表面を帯電させる帯電手段2と、感光体1の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して可視画像化する現像手段3と、感光体1の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置4を備える。潤滑剤供給装置4内には、感光体1の表面に残留するトナーを除去するためのクリーニング手段が配設されている。
また、画像形成部100は、各感光体1の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段としての露光装置5と、各感光体1に形成された可視画像を紙等の記録媒体に転写する転写手段としての中間転写ユニット6と、記録媒体に転写された可視画像を定着させるための定着装置16を備えている。
中間転写ユニット6は、複数のローラ11,12,13,14に掛け渡された無端状の中間転写ベルト7と、各感光体1に対向する4つの一次転写ローラ8と、前記複数のローラのうちの1つのローラ11に対向する二次転写ローラ9によって構成されている。各一次転写ローラ8は中間転写ベルト7を介して感光体1と圧接しており、各感光体1と中間転写ベルト7との圧接部において一次転写ニップを形成している。また、二次転写ローラ9は中間転写ベルト7を介して対向するローラ11と圧接しており、二次転写ローラ9と中間転写ベルト7との圧接部において二次転写ニップを形成している。また、中間転写ベルト7上に残留するトナーを除去するクリーニング手段として、ベルトクリーニング装置15を配設している。
定着装置16は、内部にヒータ等の加熱源を有する加熱ローラ17と、定着ローラ18と、加熱ローラ17及び定着ローラ18に掛け渡された無端状の定着ベルト19と、定着ベルト19を介して定着ローラ18に圧接する加圧ローラ20によって構成されている。加圧ローラ20と定着ベルト19との圧接部において、定着ニップを形成している。
給紙部200は、記録媒体を収容可能な複数の給紙カセット21と、給紙カセット21から記録媒体を送り出す給紙ローラ22と、記録媒体を1枚ずつ分離する分離ローラ23等を備えている。また、画像形成装置内には、給紙部200から画像形成部100へ記録媒体を搬送するための搬送路24が配設されている。この搬送路24には、記録媒体を搬送する搬送ローラ25と、搬送した記録媒体を一旦停止するレジストローラ26が設けてある。
原稿読取部300は、原稿をセットするコンタクトガラス27と、コンタクトガラス27上の原稿を照明する光源28と、光源28からの光を反射する複数のミラー29,30と、ミラー29,30で反射された光を結像する結像レンズ31と、結像した画像から情報を読み取る読取センサ32を有している。
原稿搬送部400は、原稿をセットする原稿台33と、原稿台33にセットした原稿を送り出すピックアップローラ34と、送り出された原稿をコンタクトガラス27上に搬送する原稿搬送ローラ35を有する。
また、画像形成装置の図の左側部分には、記録媒体を装置外に排出する排紙ローラ36と、排出された記録媒体をストックする排紙トレイ37が設けてある。また、画像形成装置の図の右側部分には、手差しトレイ38と、手差しトレイ38上の記録媒体を装置内へ送り込む給紙ローラ39と、記録媒体を1枚ずつ分離する分離ローラ40が設けられている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本動作について説明する。
まず、原稿搬送部400の原稿台33上に原稿をセットするか、又は原稿搬送部400を開いて原稿読取部300のコンタクトガラス27上に原稿をセットして原稿搬送部400を閉じることで原稿を押さえる。そして、図示しないスタートスイッチを押すと、原稿搬送部400に原稿をセットしたときは、原稿搬送部400に設けたピックアップローラ34及び原稿搬送ローラ35によって原稿が原稿読取部300のコンタクトガラス27へ搬送される。そして、搬送される原稿がコンタクトガラス27上を通過する際に、光源28から発した光を原稿面で順次反射させながら、その反射光を複数のミラー29,30と結像レンズ31を経由させて読取センサ32に入れ、画像情報を読み取る。これにより、光源28やミラー29,30等からなる光学系を移動させることなく、原稿を読み取ることが可能である。他方、コンタクトガラス27上に原稿をセットしたときは直ちに、原稿読取部300を駆動し、光源28及びミラー29,30を移動させる。そして、コンタクトガラス27上の原稿に光源28から光を照射すると共に、原稿面からの反射光を上記と同様にミラー29,30と結像レンズ31を経由させて読取センサ32に入れ、画像情報を読み取る。
給紙部200において、給紙カセット21に収容されている記録媒体を、供給ローラ22と分離ローラ23によって一枚ずつ搬送路24へ送り出す。搬送路24に送り出された記録媒体は、搬送ローラ25によって搬送された後、レジストローラ26によって一旦停止される。また、手差しで記録媒体を送る場合は、手差しトレイ38上に記録媒体をセットし、給紙ローラ39及び分離ローラ40によって手差しトレイ38上の記録媒体が一枚ずつ装置内に送り込まれる。この送り込まれた記録媒体も、上記と同様に、レジストローラ26によって一旦停止される。
また、画像形成部100の各プロセスユニット10において、感光体1を図の矢印の方向に回転させ、その感光体1の表面を帯電手段2によって均一な高電位に帯電させる。次いで、上記原稿読取部300で読み取った画像情報に基づいて、露光装置5から感光体1の表面にレーザビームが照射され、照射された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。この感光体1の表面に形成された静電潜像の部分に、現像手段3によって帯電させたトナーを静電的に転移させ、各色のトナー画像を形成(可視画像化)する。
各感光体1に形成された各色のトナー画像は、感光体1と一次転写ローラ8との間の一次転写ニップにおいて、周回走行する中間転写ベルト7上に重なり合うように一次転写される。その後、レジストローラ26の駆動を再開し、転写ベルト7上に転写したトナー画像とタイミング(同期)をとって二次転写ローラ9と中間転写ベルト7との間の二次転写ニップへ記録媒体を送る。そして、二次転写ニップにおいて、送られてきた記録媒体にトナー画像を二次転写する。
トナー画像を転写された記録媒体は、定着装置16へと搬送される。記録媒体が定着ローラ18と加圧ローラ20間に形成された定着ニップにおいて加熱・加圧されることにより、トナー画像が記録媒体上に定着される。その後、記録媒体は排紙ローラ36によって装置外に排出され、排出された記録媒体が排紙トレイ37上にストックされる。
また、一次転写行程を経た後の感光体1の表面、及び二次転写工程を経た後の中間転写ベルト7の表面には、それぞれ転写されなかったトナーが残留している。これらの残留トナーは、クリーニング手段によって除去され、次の画像形成に備える。
以下、上記プロセスユニットの構成について詳しく説明する。
図2(a)は、ブラック用のプロセスユニット10Kの概略構成図、図2(b)は、他の3色用で共通の構成であるカラー用のプロセスユニット10Y(10M,10C)の概略構成図である。図2(a)(b)において、図1と同一の符号は図1と同一の部材を示している。
まず、ブラック用のプロセスユニット10Kの構成について説明する。
図2(a)に示すように、ブラック用のプロセスユニット10Kの潤滑剤塗布装置4Kは、ステアリン酸亜鉛等を固形化した固形潤滑剤41Kと、固形潤滑剤41Kと感光体1Kとに接触して潤滑剤を感光体1Kの表面に供給する潤滑剤供給部材としてのブラシローラ42Kと、固形潤滑剤41Kをブラシローラ42K側へ押圧する加圧手段としてのバネ43Kと、感光体1Kの表面に当接して感光体1Kに供給された潤滑剤を均すための均し部材としての均しブレード44Kと、ブラシローラ42Kを回転駆動させる図示しない回転駆動手段を有する。
ブラシローラ42Kに対して感光体1Kの表面移動方向上流側には、感光体1Kの表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード45Kと、ファーブラシ46Kを備えている。また、潤滑剤供給装置4Kは、ファーブラシ46Kに付着したトナーをはじき飛ばすためのフリッカー47Kと、はじき飛ばされたトナー等を潤滑剤供給装置4K外に搬送する搬送スクリュー48Kを備える。さらに、潤滑剤塗布装置4Kに対して感光体1Kの表面移動方向上流側には、クリーニング前除電ランプ49Kが配置されている。
次に、カラー用のプロセスユニット10Y(10M,10C)の構成について説明する。なお、以下のカラー用のプロセスユニット10Y(10M,10C)の説明において、色の区別を示すM、Cの表示は便宜的に省略する。
図2(b)に示すように、カラー用の潤滑剤供給装置4Yも、上記ブラック用の潤滑剤供給装置4Kと同様に、固形潤滑剤41Yと、ブラシローラ42Yと、バネ43Yと、均しブレード44Yと、ブラシローラ42Yを回転駆動させる回転駆動手段を有する。また、カラー用の潤滑剤供給装置4Yは、上記ブラック用の潤滑剤供給装置4Kと同様に、クリーニングブレード45Yと、ファーブラシ46Yと、フリッカー47Yと、搬送スクリュー48Yを備える。さらに、潤滑剤塗布装置4Yに対して感光体1Yの表面移動方向上流側には、クリーニング前除電ランプ49Yが配置されている。
以下、上記プロセスユニットの基本動作について説明する。なお、ブラック用のプロセスユニット10Kとカラー用のプロセスユニット10Yの基本動作は同様であるので、図2(a)を参照してブラック用のプロセスユニット10Kを例に挙げて説明する。
画像形成を行う場合、感光体1Kが図の矢印の方向に回転し、その感光体1Kの表面を帯電手段2Kによって帯電させる。図示しない露光装置によって感光体1Kの表面が露光され、感光体1K上に静電潜像が形成される。そして、現像手段3Kによって感光体1Kの表面にトナーが供給され、感光体1K上にトナー画像が形成される。感光体1K上に形成されたトナー画像は、図の下方位置において図示しない中間転写ベルトに一次転写される。
一次転写後、感光体1Kの表面に残留する電荷は、クリーニング前除電ランプ49Kによって除電される。また、感光体1Kの表面にはトナーが残留しており、ファーブラシ46Kが回転駆動することによって、感光体1K上の残留トナーを掻き乱し、感光体1Kの表面から残留トナーが離れやすくする。そして、クリーニングブレード45Kで感光体1K上の残留トナーを掻き取って除去する。除去されたトナーは、搬送スクリュー48Kによって潤滑剤供給装置4K外に搬送される。また、ファーブラシ46Kに付着したトナーは、フリッカー47Kによってはじき飛ばされ、はじき飛ばされたトナーも搬送スクリュー48Kによって搬送される。
固形潤滑剤41Kは、バネ43Kによってブラシローラ42Kに押圧された状態となっている。この状態でブラシローラ42Kを回転駆動させることより、ブラシローラ42Kが固形潤滑剤41Kを削り取って潤滑剤を感光体1Kの表面に供給する。そして、感光体1Kの表面に供給された潤滑剤は、均しブレード44Kによって均一な厚さに均されて感光体1Kの表面に塗布される。
ところで、図2(a)に示すように、ブラック用のプロセスユニット10Kの帯電手段2Kは、帯電チャージャーであるチャージワイヤー2aを備えている。そして、チャージワイヤー2aに印加する帯電バイアスはDC成分のみを印加するDC帯電方式である。一方、図2(b)に示すように、カラー用のプロセスユニット10Yの帯電手段2Yは、非接触の帯電ローラ2bを備えている。そして、帯電ローラ2bに印加する帯電バイアスは、DC成分にAC成分を重畳して、印加するAC+DC帯電方式である。
カラー用のプロセスユニット10Yの帯電手段2Yとして採用したAC+DC帯電方式では、AC成分の電圧によるACハザードによって感光体1Y表面の潤滑剤が変質し、変質したものがクリーニング手段で回収されることで潤滑剤が減少する。このため、カラー用のプロセスユニット10Yは、減少した潤滑剤を補うだけの潤滑剤の塗布量が必要である。一方、ブラック用のプロセスユニット10Kの帯電手段2Kとして採用したDC帯電方式であれば、ACハザードによって感光体1K表面の潤滑剤が変質し、減少することが無い。このため、ブラック用のプロセスユニット10Kは、潤滑剤の塗布量をAC+DC帯電方式よりも少なくすることができる。
上記のように、カラー用のプロセスユニット10Yは、帯電手段2Yとして非接触型の帯電ローラ2bを採用している。この非接触型の帯電ローラ2bは、ブラック用のプロセスユニット10Kが備えるチャージワイヤー2aよりも感光体の表面に近接した位置に配設されているため、感光体に塗布した潤滑剤が付着する虞がある。そのため、カラー用のプロセスユニット10Yでは、潤滑剤を薄層化して感光体の表面に塗布する必要がある。
そこで、カラー用のプロセスユニット10Yは、均しブレード44Yを感光体1Yの回転方向に対してカウンタ方向(均しブレード44Yの先端の向く方向と感光体1Yの回転方向が逆向きになる方向)で当接させている。一方、ブラック用のプロセスユニット10Kは、均しブレード44Kを感光体1Kの回転方向に対してトレーリング方向(均しブレード44Kの先端の向く方向と感光体1Kの回転方向が同じ向きになる方向)で当接させている。
このように、カラー用のプロセスユニット10Yにおいて、均しブレード44Yを感光体1Yの回転方向に対してカウンタ方向となるように当接させることにより、トレーディング方向で当接するものよりも潤滑剤の供給状態をさらに緻密な薄層とすることができる。これにより、感光体1Yの表面上の潤滑剤が感光体1Yから離れにくくなり、帯電ローラ2bに潤滑剤が付着することを抑制して、画像不良の発生を防止するようにしている。
以下、本発明の特徴部分について説明する。
ブラック用の潤滑剤供給装置4K及びカラー用の潤滑剤供給装置4Y(4M,4C)において、ブラシローラ42K,42Yは回転駆動手段によって正逆方向に切り換えて回転可能に構成されている。このブラシローラ42K,42Yの回転方向の切り換えは、画像形成装置の制御部によって制御される。
また、本発明の画像形成装置は、ブラシローラ42K,42Yが回転を開始してからのブラシローラ42K,42Yの累積回転時間を計測する累積回転時間計測部と、各感光体1Y,1M,1C,1Kの表面に形成される画像の所定数ごとの平均画像面積率を算出する平均画像面積率算出手段を備えている(図示省略)。ここでいう平均画像面積率とは、感光体に形成される画像の画像面積率を所定の画像数ごとに合計し、その画像面積率の合計値を画像数で除算した値である。また、画像面積率とは、感光体上で画像形成可能な領域の全面積における、トナーを付着させるトナー付着面積の割合のことである。
以下、本発明に係る潤滑剤供給装置の制御方法について説明する。
まず、図2(a)及び図3のフローチャートを参照しつつ、ブラック用の潤滑剤供給装置の制御方法について説明する。
上述のように、潤滑剤供給装置4Kは、ブラシローラ42Kを回転させることにより、ブラシローラ42Kは固形潤滑剤41Kを削り取ってその潤滑剤を感光体1Kの表面に供給する。このように感光体1Kの表面に潤滑剤を供給することにより、感光体1Kと均しブレード44K等の間の摩擦抵抗を低減させ、感光体1K及び均しブレード44Kの摩耗や、感光体1Kの回転負荷が大きくなるのを抑制するようにしている。
ところで、感光体1Kが未使用の初期状態である場合、その感光体1Kの表面には潤滑剤が供給されていない。従って、感光体1Kが初期状態である場合は、感光体1Kと均しブレード44K等との摩擦抵抗を早く低減させるために、感光体1Kへの潤滑剤の供給量を相対的に多くする必要がある。そこで、本発明は、感光体1Kが未使用の初期状態である場合は、ブラシローラ42Kを感光体1Kの回転方向に対して連れ回り方向に250rpm(回転/分)で回転させることによって、感光体1Kへ潤滑剤を相対的に多く供給するようにしている(図3のS11)。
しかし、一旦、感光体1Kの表面に潤滑剤が十分に供給された後も潤滑剤を多く供給し続けると、潤滑剤供給過多による画像不良の発生の虞がある。そのため、上記連れ回り方向の回転を持続させる時間を予め設定している。具体的には、ブラシローラ42Kが最初に回転を開始してからのブラシローラ42Kの累積回転時間を累積回転時間計測部で計測し、計測した累積回転時間が30分に到達するまで、ブラシローラ42Kを連れ回り方向に250rpmで回転させるようにしている。
その後、ブラシローラ42Kの累積回転時間が30分に到達した時点で、ブラシローラ42Kの回転を上記連れ回り方向と逆方向(以下、カウンタ方向という)で200rpmに切り換える(図3のS12)。このように、ブラシローラ42Kの回転方向を連れ回り方向からカウンタ方向にし、回転速度を250rpmから200rpmへ落とすことによって、潤滑剤供給量を通常の供給量に減らし、潤滑剤供給量が過多とならないようにする。
また、感光体1Kに画像の形成を開始した時点から、平均画像面積率算出手段によって、感光体1Kに形成される画像の所定数ごとの平均画像面積率を算出している。この実施形態では、例えば、100面の画像数ごとに平均画像面積率を算出する。ただし、平均画像面積率は、100面の画像数ごとに算出したものに限定されない。
上記のように、ブラシローラ42Kの回転をカウンタ方向に切り換えた後、算出した平均画像面積率が10%以上となっているか否かを判断する(図3のS13)。平均画像面積率が10%以上となっている場合は、感光体1Kの表面に残留するトナーが多くなるため、これに伴い感光体1K上の潤滑剤の減少量も多くなる。そこで、ブラシローラ42Kの回転方向をカウンタ方向から連れ回り方向に切り換えて、感光体1Kへの潤滑剤供給量を増加させる(図3のS14)。なお、連れ回り方向に切り換えた後のブラシローラ42Kの回転速度は200rpmのままである。一方、平均画像面積率が10%以上となっていない場合(10%未満の場合)は、感光体1Kの表面に残留するトナーが比較的少ないため、感光体1K上の潤滑剤量はあまり減少しない。この場合は、ブラシローラ42Kの回転をカウンタ方向のまま維持する。その後、平均画像面積率が10%以上となるか否かの判断を繰り返し行い(図3のS13)、平均画像面積率が10%以上となった場合は、ブラシローラ42Kの回転を連れ回り方向に切り換える(図3のS14)。
上記平均画像面積率の結果に基づいて、ブラシローラ42Kの回転を連れ回り方向に切り換えた後も、100面の画像数ごとの平均画像面積率が10%以上となるか否かの判断を行う(図3のS15)。平均画像面積率が10%以上とならなくなった場合(10%未満の場合)は、感光体1Kの表面に残留するトナーが少なくなり、感光体1K上の潤滑剤量が減少しにくくなるため、ブラシローラ42Kの回転方向を連れ回り方向からカウンタ方向に切り換える(図3のS12)。このようにブラシローラ42Kの回転方向をカウンタ方向切り換えることによって、潤滑剤供給量を通常の供給量に減らし、潤滑剤供給量が過多とならないようにする。一方、平均画像面積率が10%以上となっている場合は、依然として感光体1Kの表面に残留するトナーが多く、感光体1K上の潤滑剤の減少量も多いため、ブラシローラ42Kの回転を連れ回り方向のまま維持する。その後、平均画像面積率が10%以上となるか否かの判断を繰り返し行い(図3のS15)、平均画像面積率が10%以上とならなくなった場合は、ブラシローラ42Kの回転をカウンタ方向に切り換える(図3のS12)。
以降、同様に、算出した平均画像面積率に基づいて、ブラシローラ42Kの回転方向及び回転速度の切り換え又は維持することによって、潤滑剤供給量の調整を行う。
次に、図2(b)及び図4のフローチャートを参照しつつ、カラー用の潤滑剤供給装置の制御方法について説明する。
カラー用の潤滑剤供給装置4Yも上記ブラック用の潤滑剤供給装置4Kと同様に、感光体1Yが未使用の初期状態からしばらくの間は、感光体1Yへの潤滑剤の供給量を通常より多めに供給するようにしている。具体的には、ブラシローラ42Yが最初に回転を開始してからのブラシローラ42Yの累積回転時間を累積回転時間計測部で計測し、計測した累積回転時間が60分に到達するまでは、ブラシローラ42Yを感光体1Yの回転方向に対して連れ回り方向に300rpmで回転させる(図4のS21)。
この場合、カラー用のブラシローラ42Yの累積回転時間(60分)をブラック用のそれ(30分)よりも長くし、カラー用のブラシローラ42Yの回転速度(300rpm)をブラック用のそれ(250rpm)よりも速く設定している。すなわち、カラー用のプロセスユニット10Yは、ブラック用のプロセスユニット10Kに比べて、潤滑剤を通常より多く供給する時間を長く設定すると共に、そのときの潤滑剤の供給量を一層多くしている。これは、AC+DC帯電方式を採用したカラー用のプロセスユニット10Yは、DC帯電方式を採用したブラック用のプロセスユニット10Kよりも、潤滑剤を多く供給する必要があるからである。
反対に、ブラック用のプロセスユニット10Kは、均しブレード44Kをトレーリング方向に配設しているため、カウンタ方向で当接させたカラー用のプロセスユニット10Yに比べて潤滑剤を薄層化しにくい。従って、ブラック用のプロセスユニット10Kにおいいて、潤滑剤供給過多となると他の部材に潤滑剤が付着して画像不良が発生する虞がある。このため、ブラック用のプロセスユニット10Kは、カラー用のプロセスユニット10Yに比べて、潤滑剤を通常より多く供給する時間を短く設定すると共に、そのときの潤滑剤の供給量を少なくしている。
その後、ブラシローラ42Yの累積回転時間が60分に到達した時点で、ブラシローラ42Yの回転をカウンタ方向で250rpmに切り換える(図4のS22)。ブラシローラ42Yの回転方向を連れ回り方向からカウンタ方向にし、回転速度を300rpmから250rpmへ落とすことによって、潤滑剤供給量を通常の供給量に減らし、潤滑剤供給量が過多とならないようにする。なお、カウンタ方向に切り換えた際のブラシローラ42Yの回転速度(250rpm)を、ブラック用のそれ(200rpm)よりも速くしているのは、カラー用のプロセスユニット10Yはブラック用のプロセスユニット10Kに比べて潤滑剤供給量が多く必要であることによる。
また、カラー用のプロセスユニット10Yにおいても、平均画像面積率算出手段によって、感光体1Yに形成される画像の所定数(例えば100面)ごとの平均画像面積率を算出する。
そして、ブラシローラ42Yの回転を上記カウンタ方向に切り換えた後、算出した平均画像面積率が10%以上となっているか否かを判断する(図4のS23)。平均画像面積率が10%以上となっている場合は、感光体1Yの表面に残留するトナーが多くなり、感光体1Y上の潤滑剤の減少量も多くなるため、ブラシローラ42Yの回転を連れ回り方向に切り換える(図4のS24)。なお、連れ回り方向に切り換えた後のブラシローラ42Yの回転速度は250rpmのままである。これにより、感光体1Yへの潤滑剤供給量を増加させる。一方、平均画像面積率が10%以上となっていない場合(10%未満の場合)は、感光体1Yの表面に残留するトナーが比較的少なく、感光体1Y上の潤滑剤量はあまり減少しないため、ブラシローラ42Yの回転をカウンタ方向のまま維持する。その後、平均画像面積率が10%以上となるか否かの判断を繰り返し行い(図4のS23)、平均画像面積率が10%以上となった場合は、ブラシローラ42Yの回転を連れ回り方向に切り換える(図4のS24)。
上記平均画像面積率の結果に基づいて、ブラシローラ42Yの回転を連れ回り方向に切り換えた後も、所定の画像数ごとの平均画像面積率が10%以上となるか否かの判断を行う(図4のS25)。平均画像面積率が10%以上とならなくなった場合(10%未満の場合)は、感光体1Yの表面に残留するトナーが少なくなり、感光体1Y上の潤滑剤量が減少しにくくなるため、ブラシローラ42Yの回転方向をカウンタ方向に切り換える(図4のS22)。このようにブラシローラ42Yの回転方向をカウンタ方向に切り換えることによって、潤滑剤供給量を通常の供給量に減らし、潤滑剤供給量が過多とならないようにする。一方、平均画像面積率が10%以上となっている場合は、依然として感光体1Yの表面に残留するトナーが多く、感光体1Y上の潤滑剤の減少量も多いため、ブラシローラ42Yの回転を連れ回り方向のまま維持する。その後、平均画像面積率が10%以上となるか否かの判断を繰り返し行い(図4のS25)、平均画像面積率が10%以上とならなくなった場合は、ブラシローラ42Yの回転をカウンタ方向に切り換える(図4のS22)。
以降、同様に、算出した平均画像面積率に基づいて、ブラシローラ42Yの回転方向及び回転速度の切り換え又は維持することによって、潤滑剤供給量の調整を行う。
以上のように本発明は、感光体の初期状態や平均画像面積率が高い場合など、感光体への潤滑剤の供給量が相対的に多く必要である場合は、ブラシローラを連れ回り方向に相対的に速い回転速度で回転させる。一方、感光体の表面に潤滑剤が十分に供給された状態や平均画像面積率が低い場合など、感光体への潤滑剤の供給量が相対的に少なくてよい場合は、ブラシローラをカウンタ方向に相対的に遅い回転速度で回転させるように構成している。このように、本発明に係る潤滑剤供給装置は、感光体等の使用状態に応じて、ブラシローラの回転方向と回転速度を切り換えることにより、感光体への潤滑剤の供給量を調整することができる。
これにより、本発明に係る潤滑剤供給装置は、適量の潤滑剤を感光体の表面へ供給することができるので、潤滑剤供給不足による感光体や均しブレード等の摩耗、感光体の回転負荷増大などの不具合を防止することができると共に、潤滑剤供給過多による画像不良の発生を防止することが可能である。従って、本発明によれば、感光体や均しブレード等の長寿命化を図れると共に、良好な画像形成を維持することが可能となる。
また、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。上述の実施形態では、使用状態に応じてブラシローラの回転方向と回転速度の両方を変化させているが、回転方向のみを変化させることによって潤滑剤供給量を調整することも可能である。ただし、ブラシローラを連れ回り方向に回転させるとき、その回転速度を相対的に速い回転速度に設定することによって、感光体への潤滑剤の供給量を一層多くすることが可能である。また、ブラシローラをカウンタ方向に回転させるとき、その回転速度を相対的に遅い回転速度に設定することによって、感光体への潤滑剤の供給量を一層少なくすることが可能である。
上記実施形態では、ブラシローラの累積回転時間に基づいてブラシローラの回転方向を切り換えるタイミングを設定しているが、ブラシローラが回転を開始してからのブラシローラの累積回転距離を計測する累積回転距離計測部を備え、計測した累積回転距離が所定の距離に到達した時点で、ブラシローラの回転方向をカウンタ方向に切り換えるように構成してもよい。
また、感光体の回転速度は一定(例えば、300rpm)であり、初期状態の感光体が最初に回転を開始してからの感光体の累積回転時間又は累積回転距離を計測することによって、感光体への潤滑剤の塗布状態を把握することが可能である。従って、感光体の累積回転時間を計測する累積回転時間計測部、あるいは、感光体の累積回転距離を計測する累積回転距離計測部を備え、計測した感光体の累積回転時間又は累積回転距離が所定の値に達した時点で、ブラシローラの回転方向を切り換えるように構成することも可能である。
また、上記ブラシローラ及び感光体の累積回転時間や累積回転距離、ブラシローラの回転速度は、装置の性能等に応じて適宜設定可能である。また、ブラシローラの回転方向等を切り換える平均画像面積率の基準値も、上記実施形態において設定した10%に限らず、適宜設定可能である。
一般に、均しブレードの感光体に対する当接方向(トレーリング方向及びカウンタ方向)以外に、当接圧などを異ならせることによっても、感光体への潤滑剤塗布量が変化する。従って、均しブレードの感光体に対する当接圧やその他の当接条件に応じて、ブラシローラの回転方向を切り換える上記タイミングを異ならせてもよい。これにより、感光体への潤滑剤の塗布量に合った潤滑剤供給を行うことができる。
また、本発明の構成を、像担持体としての中間転写ベルト等の中間転写体に潤滑剤を供給する装置に適用することも可能である。また、本発明に係る潤滑剤供給装置を、図1に示す中間転写方式の画像形成装置に限らず、直接転写方式の画像形成装置、あるいはその他の画像形成装置に搭載することも可能である。
本発明に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明に係るプロセスユニットの概略構成図であって、(a)はブラック用のプロセスユニットの概略構成図、(b)はカラー用のプロセスユニットの概略構成図である。 本発明に係るブラック用の潤滑剤供給装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。 本発明に係るカラー用の潤滑剤供給装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。 従来の潤滑剤供給装置の概略構成図である。
符号の説明
1 感光体
2 帯電手段
3 現像手段
4 潤滑剤供給装置
5 露光装置
7 中間転写ベルト
41 固形潤滑剤
42 ブラシローラ
43 バネ
44 均しブレード

Claims (15)

  1. 潤滑剤と、前記潤滑剤と像担持体に接触して前記潤滑剤を前記像担持体の表面に供給する潤滑剤供給部材と、前記潤滑剤供給部材を回転駆動させるための回転駆動手段と、前記像担持体の表面に当接して前記像担持体の表面に供給された潤滑剤を均す均し部材を備えた潤滑剤供給装置において、
    前記潤滑剤供給部材を、前記像担持体の回転方向に対して連れ回り方向とそれと逆方向に切り換えて回転可能に構成し
    前記像担持体の表面に潤滑剤が供給されていない初期状態において、
    前記潤滑剤供給部材を前記像担持体の回転方向に対して連れ回り方向に回転させて潤滑剤を供給すると共に、予め設定したタイミングで前記潤滑剤供給部材の回転を前記連れ回り方向からそれと逆方向に切り換えるように構成したことを特徴とする潤滑剤供給装置。
  2. 前記潤滑剤供給部材の回転速度を制御可能に構成し、
    前記連れ回り方向に回転させるときの前記潤滑剤供給部材の回転速度を相対的に速い回転速度に設定すると共に、前記連れ回り方向と逆方向に回転させるときの前記潤滑剤供給部材の回転速度を相対的に遅い回転速度に設定した請求項1に記載の潤滑剤供給装置。
  3. 前記潤滑剤供給部材が最初に回転を開始してからの当該潤滑剤供給部材の累積回転時間を計測する累積回転時間計測部を備え、
    前記潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを、前記潤滑剤供給部材の累積回転時間によって設定した請求項1又は2に記載の潤滑剤供給装置。
  4. 前記潤滑剤供給部材が最初に回転を開始してからの当該潤滑剤供給部材の累積回転距離を計測する累積回転距離計測部を備え、
    前記潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを、前記潤滑剤供給部材の累積回転距離によって設定した請求項1又は2に記載の潤滑剤供給装置。
  5. 前記像担持体が最初に回転を開始してからの当該像担持体の累積回転時間を計測する累積回転時間計測部を備え、
    前記潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを、前記像担持体の累積回転時間によって設定した請求項1又は2に記載の潤滑剤供給装置。
  6. 前記像担持体が最初に回転を開始してからの当該像担持体の累積回転距離を計測する累積回転距離計測部を備え、
    前記潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを、前記像担持体の累積回転距離によって設定した請求項1又は2に記載の潤滑剤供給装置。
  7. 前記均し部材の前記像担持体に対する当接条件に応じて、前記潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを異ならせた請求項1から6のいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置。
  8. 前記均し部材を前記像担持体の回転方向に対してカウンタ方向に当接させている場合よりも、前記均し部材を前記像担持体の回転方向に対してトレーリング方向に当接させている場合に、前記潤滑剤供給部材の回転方向を切り換えるタイミングを早くした請求項から7のいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置。
  9. 前記像担持体の表面に形成される画像の所定数ごとの平均画像面積率を算出する平均画像面積率算出手段を備え、
    前記平均画像面積率が予め設定した基準値以上である場合は、前記潤滑剤供給部材を前記連れ回り方向に回転させ、前記平均画像面積率が前記基準値未満である場合は、前記潤滑剤供給部材を前記連れ回り方向と逆方向に回転させるように構成した請求項から8のいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置。
  10. 前記潤滑剤供給部材をブラシローラとした請求項1から9のいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置。
  11. 表面に静電潜像を担持する像担持体としての感光体と、当該感光体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置を少なくとも一体的に有すると共に、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスユニットにおいて、
    前記潤滑剤供給装置として、請求項1から10のいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置を備えたことを特徴とするプロセスユニット
  12. 表面に静電潜像を担持する像担持体としての感光体と、前記感光体の表面を帯電させる帯電手段と、前記感光体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して可視画像化する現像手段と、前記感光体の表面に形成された可視画像を直接的に又は像担持体としての中間転写体を介して間接的に記録媒体に転写する転写手段と、前記感光体の表面に残留するトナーを除去するクリーニング手段を少なくとも備えた画像形成装置において、
    前記感光体の表面又は前記中間転写体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置として、請求項1から10のいずれか1項に記載の潤滑剤供給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置
  13. 潤滑剤と、前記潤滑剤と像担持体に接触して前記潤滑剤を前記像担持体の表面に供給する潤滑剤供給部材と、前記潤滑剤供給部材を回転駆動させるための回転駆動手段と、前記像担持体の表面に当接して前記像担持体の表面に供給された潤滑剤を均す均し部材を備えた潤滑剤供給装置の制御方法であって、
    前記像担持体の表面に潤滑剤が供給されていない初期状態において、
    前記潤滑剤供給部材が最初に回転を開始してからの当該潤滑剤供給部材の累積回転時間が予め設定した所定時間に到達するまでは、前記潤滑剤供給部材を前記像担持体の回転方向に対して連れ回り方向に回転させ、前記潤滑剤供給部材の累積回転時間が前記所定時間に到達した時点で、前記潤滑剤供給部材を前記連れ回り方向と逆方向に回転させるようにしたことを特徴とする潤滑剤供給装置の制御方法
  14. 前記潤滑剤供給部材が最初に回転を開始してからの当該潤滑剤供給部材の累積回転時間が予め設定した所定時間に到達するまでは、前記潤滑剤供給部材を相対的に速い回転速度で前記連れ回り方向に回転させ、前記潤滑剤供給部材の累積回転時間が前記所定時間に到達した時点で、前記潤滑剤供給部材を相対的に遅い速度で前記連れ回り方向と逆方向に回転させるようにした請求項13に記載の潤滑剤供給装置の制御方法。
  15. 前記像担持体の表面に形成される画像の所定数ごとの平均画像面積率を算出し、前記潤滑剤供給部材の累積回転時間が前記所定時間に到達した後、前記平均画像面積率が予め設定した基準値以上である場合は、前記潤滑剤供給部材を前記連れ回り方向に回転させ、前記平均画像面積率が前記基準値未満である場合は、前記潤滑剤供給部材を前記連れ回り方向と逆方向に回転させるようにした請求項13又は14に記載の潤滑剤供給装置の制御方法。
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