JP2011085841A - 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、固体潤滑剤と粉体潤滑剤とを像担持体上に安定供給する。
【解決手段】潤滑剤供給部材としてのブラシローラ51と、固体潤滑剤52と、固体潤滑剤をブラシローラとは反対側で保持する潤滑剤保持部材53と、固体潤滑剤がブラシローラに所定圧で接触するように潤滑剤保持部材を介して固体潤滑剤を押圧する押圧手段としての潤滑剤押圧バネ54と、これらを収容する筺体としての枠体56とを設ける。ブラシローラの回転方向上流側または下流側で固体潤滑剤に隣接し、ブラシローラと潤滑剤保持部材と枠体に囲まれた空間に粉体潤滑剤55を充填し、潤滑剤押圧バネにより潤滑剤保持部材を介して粉体潤滑剤を押圧することにより、粉体潤滑剤をブラシローラに保持させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置が備える像担持体に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置、並びに、これを備えたプロセスカートリッジ、及び、画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置で、クリーニング部材を像担持体である感光体表面に摺擦させ、感光体上に付着した転写残トナー等を除去するクリーニング装置が広く用いられている。このクリーニング装置は、クリーニング部材を感光体表面に摺擦させ続けることにより、クリーニング部材が経時で摩耗して欠けや変形等が発生し、クリーニング性能が低下するという問題がある。また、クリーニング部材を摺擦させ続けることにより感光体表面も摩耗して感光体寿命が短くなるという問題もある。このような問題に対して、感光体表面とクリーニング部材との間の摩擦抵抗を低減して、クリーニング部材及び感光体の摩耗を抑制するよう、感光体表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
潤滑剤供給装置では、感光体表面に潤滑剤を適量供給することが望まれる。供給量が少なすぎると、潤滑剤が十分供給されていない部分でクリーニング不良が発生したり、クリーニング部材の摩耗が進行したりする。一方、潤滑剤の供給量が多すぎると、感光体表面と近接又は接触する位置に配置された帯電部材を汚染したり、高温高湿の環境下で潤滑剤が吸湿することにより感光体表面に形成される静電潜像が流れ、画像ボケを発生させたりする。したがって、感光体表面に、必要最少量に近い適量の潤滑剤を安定して供給することが望まれる。
特許文献1に、潤滑剤供給装置の代表的な構成が記載されている。この潤滑剤供給装置は、感光体表面に外周面が接するように潤滑剤供給部材としてのブラシローラやスポンジローラなどの供給ローラを回転可能に設ける。この供給ローラに、潤滑剤押圧手段である圧縮スプリングなどにより、ステアリン酸亜鉛などを固体化した固体潤滑剤を潤滑剤保持部材を介して押圧する。これにより、固体潤滑剤は所定圧を確保して供給ローラに当接する。供給ローラは回転に伴い、固体潤滑剤を削りとって、削りとった粉(以下、削り粉という)を感光体表面に供給する。このような構成の潤滑剤供給装置は、所定圧を確保して固体潤滑剤を供給ローラに当接することにより、供給ローラが適量の固体潤滑剤を削りとるようにして、供給ローラ上に保持される削り粉を適量に調整することが可能である。よって、この潤滑剤供給装置は、適量の潤滑剤を感光体表面に供給し続けることが可能である。また、構成も比較的簡易である。
また、潤滑剤供給装置では、感光体表面に潤滑剤をむらなく均一に供給することも望まれる。このためには、供給される潤滑剤の粒径または形状が制御されていることが好ましい。しかしながら、上記供給ローラで固体潤滑剤の削り粉を供給する構成では、削り粉の粒径や形状を制御することは困難であり、感光体表面に潤滑剤を均一な状態で供給するという点では限界がある。
一方、特許文献2に、粉体潤滑剤を収容して感光体表面に供給する潤滑剤供給装置が記載されている。この潤滑剤供給装置では、粒径または形状が制御された粉体潤滑剤を用いることにより、感光体表面に潤滑剤を均一な状態で供給しやすいというメリットがある。しかしながら、粉体潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置では、比較的簡易な構成で適量の潤滑剤を感光体表面に供給し続けることが困難である。例えば、特許文献2に記載される、粉体潤滑剤を直接感光体表面に接触させる構成では、供給量を制御することが難しい。
また、上述の固体潤滑剤を供給ローラを用いて感光体表面に供給する構成と同じような構成で、粉体潤滑剤を感光体表面に供給することも考えられる。具体的には、粉体潤滑剤を供給ローラと潤滑剤保持部材との間の空間に充填し、圧縮スプリングなどにより潤滑剤保持部材を介して粉体潤滑剤を所定圧を確保して供給ローラに当接するよう構成する。この構成では、供給ローラに必要最少量に近い量の粉体潤滑剤を供給するには、固体潤滑剤を用いた場合に比べて上記所定圧を非常に小さく設定する必要があり、圧縮スプリングによる押圧力は小さくなる。この押圧力の割合が、潤滑剤保持部材と周辺部材との摺動抵抗に対して小さい場合には、押圧力は摺動抵抗のバラツキに左右されやすく安定した所定圧を確保することが困難となる。すなわち、粉体潤滑剤を安定して非常に小さな所定圧を維持して供給ローラに当接させることは難しく、現実的には困難である。この結果、供給ローラ上に保持される粉体潤滑剤の量が変化してしまい、感光体表面に上記適量の潤滑剤を供給し続けることは難しい。
供給ローラ上に保持される粉体潤滑剤の量を一定にするよう、供給用アジテータや規制部材を別途設けることも考えられるが、潤滑剤供給装置の構成が複雑になってしまう。
このように、粉体潤滑剤を収容して感光体表面に供給するものでは、簡易な構成で、必要最少量に近い適量の潤滑剤を感光体表面に供給し続けることが難しい。このため、感光体表面へ潤滑剤を均一な状態で供給するという点では限界があるものの、従来は固体潤滑剤を用いた潤滑剤供給装置が主に用いられている。
上記固体潤滑剤を用いた潤滑剤供給装置では、固体潤滑剤としてステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩を固体化したものが広く使用されており、一定の摩擦係数の低減効果、感光体の保護効果が得ることができる。近年、これに加え、無機または有機潤滑剤を供給することで、より高いクリーニング性能の安定化、感光体の保護効果がみられることがわかってきた。詳しくは、脂肪酸金属塩は、画像形成プロセスによる静電的ハザードで変質して潤滑性が劣化する。このため、感光体表面に供給された潤滑剤による摩擦係数低減効果が経時で減少する傾向を有している。これに対して、無機潤滑剤である窒化ホウ素は、静電的ハザードで変質しないため、経時においても安定して摩擦係数低減効果を有しており、クリーニング部材の経時劣化を抑え、経時でクリーニング性能を安定化させる効果が大きい。しかしながら、窒化ホウ素のみでの感光体の保護効果は小さい。このため、脂肪酸金属塩と窒化ホウ素とを混合して供給することで、経時でより安定した摩擦係数低減効果が得られると共に、感光体の保護効果が得られる。
しかし、脂肪酸金属塩と無機および有機潤滑剤とを混合した固体潤滑剤を製造して、上記固体潤滑剤を用いる潤滑剤供給装置により供給しようとすると、いくつかの問題がある。
固体潤滑剤の製造方法として一般に融点以上に溶かした後に金型等に固める溶融成形や粉末に金型等で高圧をかけて固める圧縮成形などがある。脂肪酸金属塩と無機および有機潤滑剤とを混合した固体潤滑剤の溶融成形に関しては、脂肪酸金属塩に対する無機および有機潤滑剤の混合比が大きいと固体潤滑剤は著しく硬くなる。このため、無機および有機潤滑剤の混合比がおよそ5%を超えるあたりから、供給ローラで削るには非常に高い圧力で押圧する必要があり、供給ローラの耐久性に関して実用上問題となる。また、圧縮成形による固体潤滑剤に関しては、従来どおり供給ローラで削って感光体表面に供給することが可能であるが、溶融成形にくらべて成形装置が大きくなりコストが高いという問題がある。
このような製造上の問題のため、脂肪酸金属塩と無機および有機潤滑剤の混合した固体潤滑剤を使用することは困難な場合が多い。そのため、無機および有機潤滑剤は、通常、粉体潤滑剤として使用することになる。
一方で、脂肪酸金属塩は粉体潤滑剤としても製造可能であるが、粉体潤滑剤のみを供給する潤滑剤供給装置では、上述のように適量供給が難しいという問題がある。このため、脂肪酸金属塩を固体潤滑剤として、無機および有機潤滑剤は粉体潤滑剤として安定して供給することができれば、より高いクリーニング性能の安定化、及び、感光体の保護効果が期待できる。このように固体潤滑剤と粉体潤滑剤との両方を安定して供給したいという要求はあるが、それぞれを安定して供給する手段を別々に設けると、さらに潤滑剤供給装置の構成が複雑となってしまう。
また、上述の感光体表面へ潤滑剤を均一な状態で供給するという点からも、固体潤滑剤と粉体潤滑剤との両方を安定して供給することが望まれる。例えば、脂肪酸金属塩のみでも固体潤滑剤だけでなく、脂肪酸金属塩の粉体潤滑剤を合わせて供給することにより、固体潤滑剤の削り粉よりも細かで均一な粉体潤滑剤を供給してムラを補い、感光体表面に潤滑剤を均一に供給する効果が期待できる。しかし、この場合も、それぞれ別の供給手段が必要であり、潤滑剤供給装置の構成が複雑となってしまう。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、簡易な構成で、固体潤滑剤と粉体潤滑剤とを像担持体上に安定供給することのできる潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体表面に外周面が接するよう配置された回転可能な潤滑剤供給部材と、固体潤滑剤と、該固体潤滑剤を該潤滑剤供給部材とは反対側で保持する潤滑剤保持部材と、該固体潤滑剤が該潤滑剤供給部材に所定圧で接触するように該潤滑剤保持部材を介して該固体潤滑剤を押圧する押圧手段と、これらを収容する筺体とを設け、該潤滑剤供給部材が回転しながら該固体潤滑剤を削りとった削り粉を該像担持体表面に供給する潤滑剤供給装置において、上記潤滑剤供給部材の回転方向上流側または下流側で上記固体潤滑剤に隣接し、上記潤滑剤保持部材と上記潤滑剤供給部材と上記筺体の一部とに囲まれる空間に粉体潤滑剤を充填し、上記押圧手段により該潤滑剤保持部材を介して該粉体潤滑剤を押圧することにより、該粉体潤滑剤を該潤滑剤供給部材に保持させることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、像担持体表面に外周面が接するよう配置された回転可能な潤滑剤供給部材と、該潤滑剤供給部材に外周面が接するように配置され回転可能な潤滑剤削り部材と、固体潤滑剤と、該固体潤滑剤を該潤滑剤削り部材とは反対側で保持する潤滑剤保持部材と、該固体潤滑剤が該潤滑剤削り部材に所定圧で接触するように該潤滑剤保持部材を介して該固体潤滑剤を押圧する押圧手段と、これらを収容する筺体とを設け、該潤滑剤削り部材が回転しながら該固体潤滑剤を削りとった削り粉を該潤滑剤供給部材の表面に供給し、該潤滑剤供給部材が回転しながら該削り粉を該像担持体表面に供給する潤滑剤供給装置において、上記潤滑剤供給部材の回転方向上流側または下流側で上記固体潤滑剤に隣接し、上記潤滑剤保持部材と上記潤滑剤供給部材と上記筺体の一部とに囲まれる空間に粉体潤滑剤を充填し、上記押圧手段により該潤滑剤保持部材を介して該粉体潤滑剤を押圧することにより、該粉体潤滑剤を該潤滑剤供給部材に保持させることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の潤滑剤供給装置において、上記粉体潤滑剤と上記固体潤滑剤とは異なる種類の潤滑剤であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3の潤滑剤供給装置において、上記固体潤滑剤は脂肪酸金属塩を含有することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の潤滑剤供給装置において、上記固体潤滑剤はステアリン酸亜鉛を含有することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5の何れかの潤滑剤供給装置において、上記粉体潤滑剤は無機潤滑剤を含有することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の潤滑剤供給装置において、上記粉体潤滑剤は窒化ホウ素を含有することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7の何れかの潤滑剤供給装置において、上記粉体潤滑剤の平均粒径が上記削り粉の平均粒径よりも小さいことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持体上のトナー像を被転写体に転写する転写手段と、該像担持体上の転写残トナーを除去するクリーニング手段と、該像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを備えた画像形成装置において、
上記潤滑剤供給手段として請求項1乃至8の潤滑剤供給装置を採用することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の画像形成装置において、上記クリーニング手段を、上記像担持体の表面移動方向に関して、上記潤滑剤供給装置の下流に配置することを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項9の画像形成装置において、上記クリーニング手段を、上記像担持体の表面移動方向に関して、上記潤滑剤供給装置の上流に配置することを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項11の画像形成装置において、上記像担持体の表面移動方向に関して、上記潤滑剤供給装置の下流に上記像担持体表面に供給された潤滑剤を均す潤滑剤均し部材を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、像担持体と少なくとも上記請求項1乃至8の潤滑剤供給装置を一体的に構成し、画像形成装置本体に脱着可能に構成したことを特徴とするものである。
本発明においては、固体潤滑剤に隣接し、潤滑剤供給部材と潤滑剤保持部材と筺体の一部とに囲まれる空間に粉体潤滑剤を充填し、押圧手段が潤滑剤保持部材を介して粉体潤滑剤を押圧することにより、粉体潤滑剤を上記空間から潤滑剤供給部材に保持させる。また、押圧手段は潤滑剤保持部材を介して固体潤滑剤を押圧して潤滑剤供給部材または潤滑剤削り部材に所定圧で接触させて、固体潤滑剤を削りとった削り粉を潤滑剤供給部材に保持させる。経時では、固体潤滑剤は削りとられて減容するが、押圧手段に押圧される潤滑剤保持部材が潤滑剤供給部材に近づくよう変位して、固体潤滑剤を潤滑剤供給部材に所定圧で接触させる。また、上記空間に充填される粉体潤滑剤は潤滑剤供給部材に保持されて減量するので粉体潤滑剤と潤滑剤供給部材との接触圧は減少するが、粉体潤滑剤は固体潤滑剤の減容により潤滑剤供給部材に近づくよう変位した潤滑剤保持部材を介して押圧されているため、粉体潤滑剤と潤滑剤供給部材との接触圧の減少を抑制することができる。よって、上記空間から潤滑剤供給部材に保持させる粉体潤滑剤の量を安定させることができる。この構成においては、押圧手段による押圧力は固体潤滑剤を押圧するもので比較的大きいため、筺体との摺動抵抗等の影響を受けることが少なく、安定して所定圧を確保し易い。このため、適量の粉体潤滑剤と適量の固体潤滑剤の削り粉とを潤滑剤供給部材に安定して保持させることができる。よって、像担持体表面に適量の固体潤滑剤の削り粉と、適量の粉体潤滑剤とを安定供給することができる。
また、この構成は、従来の固体潤滑剤のみを供給する構成に対して、固体潤滑剤が収容される領域の一部に粉体潤滑剤を充填するだけであり、部品の追加はほとんどない。このため、粉体潤滑剤と固体潤滑剤とをそれぞれを供給する手段を別々に設ける装置に比べると、構成が簡易である。
本発明によれば、簡易な構成で、固体潤滑剤と粉体潤滑剤とを像担持体上に安定供給することのできるという優れた効果がある。
本実施形態の係るプリンタの概略構成を示す断面図。 プリンタの本体ケースに設けられている側面カバーを開放した状態を示す斜視図。 潤滑剤供給装置を備えた画像形成ユニットの要部概略構成図。 図3で、経時で潤滑剤が消費された様子を説明するための概略構成図。 潤滑剤供給装置を備えた画像形成ユニットの変形例の概略構成図。 潤滑剤供給装置を備えた画像形成ユニットの他の変形例の概略構成図。 潤滑剤供給装置を備えた画像形成ユニットの他の変形例の概略構成図。 潤滑剤供給装置を備えた画像形成ユニットの他の変形例の概略構成図。 潤滑剤供給装置の長手方向端部に粉体潤滑剤シール部材を設けたものの概略構成図。
以下、本発明を画像形成装置であるカラープリンタ(以下、プリンタという)に適用した一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の係るプリンタの概略構成を示す断面図である。プリンタ1の本体ケース2内には、プリンタエンジン3、光ビームを出射する光書込装置4、記録媒体としての記録紙Pを収納する給紙カセット5、トナー画像が転写された記録紙Pを定着処理する定着装置6、トナー画像を転写した後に発生した廃トナーを回収する廃トナー回収容器7等が設けられている。
プリンタエンジン3は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4つの有色トナー像を形成する有色トナー像形成手段としての画像形成ユニット22Y、C、M、Kが並列配置され、各画像形成ユニットにより形成されたY、C、M、Kの各有色トナー像を重ね合わせてフルカラー画像を形成する、所謂タンデム型画像形成装置である。各画像形成ユニット22Y、C、M、Kは、像担持体である感光体8Y、C、M、Kを備えている。
画像形成ユニット22Y、C、M、Kに対向するように、中間転写体としての中間転写ベルト13が配置されている。中間転写ベルト13を介して感光体8Y、C、M、Kと相対する位置には、一次転写ローラ12Y、C、M、Kが配置されている。また、中間転写ベルト13の表面移動方向に関して画像形成ユニット22Y、C、M、Kの下流には、中間転写ベルト13上のトナー像を転写紙Pに一括転写する二次転写ローラ14が配置されている。さらに、二次転写ローラ14よりも下流には、中間転写ベルト13表面に残留するトナーを取り除くためのベルトクリーニング装置15が設けられている。
各画像形成ユニット22Y、C、M、Kは、収容される現像剤のトナーの色が異なる以外は、構成及び動作がほぼ同一であるので、適宜、添字Y、C、M、Kを省略して、画像形成ユニット22の構成及び動作について説明する。画像形成ユニット22は、感光体8の周囲に、帯電装置である帯電ローラ9、現像装置10、クリーニング装置11を備えている。
感光体8は、円筒状に形成されて駆動モータ(図示せず)が連結され、駆動モータからの駆動力により中心線回りに回転する。感光体8の外周面には静電潜像が形成される感光層が設けられている。
帯電ローラ9は、感光体8の外周面に当接、または、微小な隙間をもって配置されている。この帯電ローラ9に対して電源部(図示せず)から電圧が印加されることにより、帯電ローラ9と感光体8との間でコロナ放電が発生し、感光体8の外周面が一様に帯電される。
光書込装置4は、画像データに応じた光ビームを出射し、一様に帯電された感光体8の外周面を露光する。この露光により、感光体8の外周面に画像データに応じた静電潜像が形成される。
現像装置10は、感光体8に対してトナーを供給する。供給されたトナーは感光体8の外周面に形成されている静電潜像に付着し、感光体8の外周面上の静電潜像がトナー画像として顕像化される。
中間転写ベルト13は、樹脂フィルム又はゴムを基体として形成されたループ状のベルトであり、駆動ローラ16と、入口ローラ17と、テンションローラ18とに張架される。そして、駆動モータ(図示せず)に連結された駆動ローラ16が回転駆動されることにより矢印A方向に回転する。入口ローラ17とテンションローラ18とは、中間転写ベルト13が矢印A方向へ回転することにより中間転写ベルト13との摩擦力によって従動回転する。本実施形態のプリンタでは、中間転写ベルト13、駆動ローラ16、入口ローラ17、テンションローラ18、ベルトクリーニング装置15とは、ベルトケース13a内に収納されてユニット化されている。
一次転写ローラ12は中間転写ベルト13の内周面側(ループの内側)に配置されており、一次転写ローラ12に転写用電圧が印加されることによって各感光体8上のトナー画像が中間転写ベルト13上に転写される。各感光体8上に形成されたトナー画像は中間転写ベルト13上に順次転写されて重ね合わされ、中間転写ベルト13上にはカラーのトナー画像が形成される。
クリーニング装置11は、トナー画像が中間転写ベルト13に転写された後の感光体8の外周面をクリーニングする。このクリーニングによって、トナー画像が中間転写ベルト13に転写された後に感光体8の外周面上に残留しているトナーや紙粉等が廃トナーとして回収される。
記録紙Pは、給紙カセット5内から給紙されて搬送ローラ19やレジストローラ20により搬送され、中間転写ベルト13と二次転写ローラ14とが当接する二次転写位置に送り込まれる。このタイミングで、二次転写ローラ14に転写用電圧が印加されることにより、中間転写ベルト13上に形成されたカラーのトナー画像は記録紙Pに転写される。
記録紙Pはトナー画像を転写された後に定着装置6に送り込まれ、定着装置6内で熱と圧力とを加えられて定着処理される。この定着処理により溶融したトナー画像が記録紙Pに定着される。定着処理が終了した記録紙Pは本体ケース2の上面部に形成されている排紙トレイ21上に排紙される。
ベルトクリーニング装置15は、カラーのトナー画像が記録紙Pに転写された後の中間転写ベルト13の外周面をクリーニングする。このクリーニングによって、トナー画像の転写後に中間転写ベルト13の外周面上に残留したトナーや紙粉等が廃トナーとして回収される。
廃トナー回収容器7は、クリーニング装置11およびベルトクリーニング装置15で回収された廃トナーが投入され、投入された廃トナーを貯溜する。廃トナー回収容器7は本体ケース2に対して着脱可能に取付けられており、廃トナー回収容器7内の廃トナーが満杯状態に近づいた場合に本体ケース2から取り外され、空の廃トナー回収容器7が取付けられる。
また、画像形成ユニット22Y、C、M、Kはそれぞれケース内に収容され、プロセスカートリッジ23Y、C、M、Kの形態をなしている。各プロセスカートリッジ23は本体ケース2に着脱可能に装着されている。このようなプロセスカートリッジ23の形態をとることにより、交換やメンテナンスの作業が容易になる。また、各部材間の位置精度を高精度の維持することができ、形成される画像品質の向上を図ることができる。なお、本実施形態では、感光体8と、帯電ローラ9と、現像装置10と、クリーニング装置11とを一体化してユニット化したものを例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、プロセスカートリッジの構成としては様々のものがあり、例えば、帯電ローラ9、現像装置10、クリーニング装置11の少なくとも一つと感光体8と一体的に収納してユニット化したものが挙げられる。
図2は、本体ケース2に設けられている側面カバー24を開放した状態を示す斜視図である。側面カバー24を開放することにより、プリンタエンジン3と廃トナー回収容器7とが現われる。そして、プロセスカートリッジ23、中間転写ベルト13、または、廃トナー回収容器7の交換やその他のメンテナンスを行うことができる。
さらに、本実施形態のプリンタは、プロセスカートリッジ23の感光体上8に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置50を備えている。図3は、潤滑剤供給装置を備えた画像形成ユニットの要部概略構成図である。このプロセスカートリッジ23では、感光体8回転方向に対して上流側から、クリーニング装置11、潤滑剤供給装置50、帯電装置ローラ9が配設されている。感光体8上に付着した転写残トナー等を除去するクリーニング装置11としては、感光体8表面に摺擦するクリーニング部材であるクリーニングブレード31、クリーニングブレード31で掻き取った転写残トナー等の飛散防止のための飛散防止シート33、転写残トナー等を搬送する粉体搬送コイル32等を備えている。また、帯電手段としては、帯電ローラ9、帯電ローラ押圧バネ35、帯電ローラ表面をクリーニングする帯電クリーナローラ37、帯電クリーナローラ押圧バネ38等を備えている。
潤滑剤供給装置50としては、潤滑剤供給部材としてのブラシローラ51、固体潤滑剤52、固体潤滑剤52を保持する潤滑剤保持部材53、潤滑剤押圧手段である潤滑剤押圧バネ54、粉体潤滑剤55、これらを収容する枠体56等を備えている。また、感光体8上に供給された潤滑剤を均し薄膜塗布する潤滑剤均し部材としての潤滑剤均しブレード57を備えている。ブラシローラ51は、感光体8表面に外周面が接するように回転可能に設ける。固体潤滑剤52はステアリン酸亜鉛などを固体化したものであり、潤滑剤保持部材53に貼付けられて一体となっている。この固体潤滑剤52は、潤滑剤保持部材53を介して潤滑剤押圧バネ54により押圧され、所定圧を確保してブラシローラ51に当接する。さらに、この潤滑剤供給装置50、ブラシローラ51の回転方向に対して固体潤滑剤52の下流側に隣接し、ブラシローラ51と潤滑剤保持部材53と枠体56とに囲まれた空間に粉体潤滑剤55を充填する。
固体潤滑剤52は、潤滑剤保持部材53を介して押圧され、ブラシローラ51に所定圧で接触しているので、固体潤滑剤52が適量削りとられ、適量の削り粉がブラシローラ51保持される。また、固体潤滑剤52の下流側で、ブラシローラ51と潤滑剤保持部材53と枠体56とに囲まれる空間に充填された粉体潤滑剤55は、潤滑剤保持部材53を介して潤滑剤押圧バネ54により押圧されて、ブラシローラ51に所定圧で接触する。これにより、粉体潤滑剤55を上記空間からブラシローラ51に保持させる。ブラシローラ51に保持された固体潤滑剤の削り粉と粉体潤滑剤は、ブラシローラ51の回転に伴い感光体8上に供給される。
図4は、経時で上記潤滑剤供給装置50の潤滑剤が消費された時の様子を説明するための概略構成図である。経時で、固体潤滑剤52は削りとられて減容するが、潤滑剤押圧バネ54に押圧される潤滑剤保持部材53がブラシローラ51に近づくよう上方に移動して、固体潤滑剤52をブラシローラ51に所定圧で接触させる。これにより、所定量の固体潤滑剤52が削りとられ続けるので、所定量の削り粉がブラシローラ51に保持され続ける。また、経時で粉体潤滑剤55がブラシローラ51に保持されていくと充填されている粉体潤滑剤55の量が減少していく。このため、粉体潤滑剤55とブラシローラ51との接触圧が減少するが、粉体潤滑剤55は固体潤滑剤52の減容によりブラシローラ51に近づくよう上方に変位した潤滑剤保持部材53を介して押圧されているため、粉体潤滑剤55とブラシローラ51との接触圧の減少を抑制することができる。よって、上記空間からブラシローラ51に保持させる粉体潤滑剤55の量を安定させることができる。
この構成では、潤滑剤押圧バネ54による押圧力は固体潤滑剤52を押圧するもので比較的大きいため、枠体56との摺動抵抗等の影響を受けることが少なく、安定して所定圧を確保し易い。このため、適量の固体潤滑剤52の削り粉と、適量の粉体潤滑剤55とを、安定してブラシローラ51に保持させることができる。よって、感光体8表面に適量の固体潤滑剤52の削り粉と、粉体潤滑剤55とを安定供給することができる。
また、この構成は、従来の固体潤滑剤52のみを供給する構成に対して、固体潤滑剤52が収容される領域の一部に粉体潤滑剤55を充填するだけであり、部品の追加はほとんどない。このため、粉体潤滑剤55と固体潤滑剤52とをそれぞれを供給する手段を別々に設ける装置に比べると、構成が簡易である。
なお、図3において、ブラシローラ51の回転方向は限定されるものではない。また、固体潤滑剤52と粉体潤滑剤55の配置も限定されるものではない。粉体潤滑剤55は、固体潤滑剤52の上流側に隣接する、ブラシローラ51と潤滑剤保持部材53と枠体56とに囲まれた空間に充填してもよい。
図5は、潤滑剤供給装置を備えた画像形成ユニットの変形例の概略構成図である。上述の図3では、潤滑剤供給装置50は、感光体8の回転中心よりも鉛直方向下方の感光体8表面に下方より潤滑剤を供給するように配置されている。一方、図5では、潤滑剤供給装置50は、感光体8の回転中心よりも鉛直方向上方の感光体8表面に上方から潤滑剤を供給するように配置されている。この構成では、固体潤滑剤52の押圧方向が略鉛直下向きとなる。このような場合には、粉体潤滑剤55とブラシローラ51との接触部から、粉体潤滑剤55が過剰にブラシローラ51に保持されたり、粉体潤滑剤55が下方に落下したりする可能性がある。このような問題を抑制するため、粉体潤滑剤55とブラシローラ51との接触部を規制するよう粉体潤滑剤シール部材60を設ける。また、図5に示すように、固体潤滑剤52を押圧する押圧手段としては、錘63を用いることができる。さらに、押圧手段としては、特開2007−293240号公報に記載される加圧機構を用いることができ、より固体潤滑剤52の減容に対する押圧力の変動が抑制される。
図5の潤滑剤供給装置50においては、経時で、固体潤滑剤52は削りとられて減容すると錘63に押圧される潤滑剤保持部材53がブラシローラ51に近づくよう下方に移動して、固体潤滑剤52をブラシローラ51に所定圧で接触させる。これにより、所定量の固体潤滑剤52が削りとられ続けるので、所定量の削り粉がブラシローラ51に保持され続ける。また、経時で粉体潤滑剤55がブラシローラ51に保持されていくと充填されている粉体潤滑剤55の量が減少していくが、粉体潤滑剤55は固体潤滑剤52の減容によりブラシローラ51に近づくよう下方に変位した潤滑剤保持部材53を介して押圧されているため、上記空間からブラシローラ51に保持させる粉体潤滑剤55の量を安定させることができる。
図6は、潤滑剤供給装置を備えた画像形成ユニットの他の変形例の概略構成図である。図6の画像形成ユニットでは、潤滑剤供給装置50よりも感光体8の回転方向下流側にクリーニング装置11を配置した構成である。この構成においては、クリーニング装置11のクリーニングブレード31が、潤滑剤均し部材を兼ねている。このため、部品点数を減らすことができ、低コスト化が図れる。
図7は、潤滑剤供給装置を備えた画像形成ユニットの他の変形例の概略構成図である。図7の潤滑剤供給装置50は、感光体8表面に外周面が接触するよう配置された潤滑剤供給部材としてのスポンジローラ58と、スポンジローラ58に外周面が接触するように配置された潤滑剤削り部材としてのブラシローラ59とを備えている。潤滑剤削り部材としてのブラシローラ59に、潤滑剤押圧バネ54により、この固体潤滑剤52を潤滑剤保持部材53を介して押圧する。これにより、固体潤滑剤52は所定圧を確保してブラシローラ59に当接する。ブラシローラ59は回転しながら固体潤滑剤52を削り、削りとった削り粉を、スポンジローラ58の表面に供給し、スポンジローラ58が回転しながら削り粉を感光体8表面に供給する。上述の図3の潤滑剤供給装置50では、固体潤滑剤52を削る機能と、感光体8表面に供給する機能とを、1本のブラシローラ51で行っていたが、図8の潤滑剤供給装置50では、それぞれの機能をブラシローラ58と、スポンジローラ59とに分離しておこなう。そして、スポンジローラ59の回転方向に対して固体潤滑剤52の下流側に隣接し、スポンジローラ59と潤滑剤保持部材53と枠体56とに囲まれた空間に、粉体潤滑剤55を充填する。これにより、上述のように適量の固体潤滑剤52の削り粉と、適量の粉体潤滑剤55とを、安定してスポンジローラ59に保持させることができる。よって、感光体8表面に適量の固体潤滑剤52の削り粉と、適量の粉体潤滑剤55とを安定供給することができる。このように、削る機能と供給する機能とを分離した部材で行うことにより、それぞれの機能を最適化することが可能であり、さらなる高信頼化が図れる。
図8に、潤滑剤供給装置を備えた画像形成ユニットの他の変形例の概略構成図である。図8の潤滑剤供給装置50は、潤滑剤保持部材53と枠体56との摺動性を向上させるための潤滑剤摺動部材64を枠体56の一部に設けている。詳しくは、潤滑剤保持部材53の両端の内側2箇所にて摺動するよう、枠体56の対応する箇所に潤滑剤摺動部材64を一体的に設けている。摺動箇所を限定することで摺動部の瑕疵による摺動不良率を低減することが可能であり、摺動部に限定して高精度とすることで高機能かつ低コストとすることが可能となる。なお、潤滑剤摺動部64は枠体56と一体に構成されるものに限らず、別部材でも構わない。
しかしながら、このような潤滑剤摺動部材64を設けることで、潤滑剤保持部材53と枠体56の他部分との間に隙間が形成される。粉体潤滑剤55を充填する空間とそれを取り囲む枠体56との間に隙間が生じると、隙間に粉体潤滑剤55が入り込んでしまい、使用されない無駄な粉体潤滑剤55を発生させてしまう。
そこで、図8にしめすように粉体潤滑剤55を充填する領域とそれを取り囲む枠体56との間に生じる隙間に、粉体潤滑剤55が隙間に入り込むことを防止する粉体潤滑剤シール部材61を設ける。図8では、潤滑剤保持部材53に粉体潤滑剤シール部材61を貼り付けたものである。このような粉体潤滑剤シール部材61を設けることで、粉体潤滑剤55は上記隙間に入り込まないようになり、充填された粉体潤滑剤55を無駄なく使用することが可能となる。粉体潤滑剤シール部材61としては、可撓性を有するポリウレタンやポリウレタンテレフタレート等のシート部材やゴム、ポリウレタンなどの発泡部材などが適している。
図9は、潤滑剤供給装置50の長手方向端部で、固体潤滑剤保持部材53に粉体潤滑剤シール部材61を貼り付けたものの概略構成図である。粉体潤滑剤55を収容する領域とそれを取り囲む枠体56、ブラシローラ51などとの間に生じる隙間に、粉体潤滑剤55が隙間に入り込むことを防止する粉体潤滑剤シール部材61を設ける。これにより、粉体潤滑剤55は上記隙間に入り込まないようになり、充填された粉体潤滑剤55を無駄なく使用することが可能となる。この粉体潤滑剤シール部材61としても、可撓性を有するポリウレタンやポリウレタンテレフタレート等のシート部材やゴム、ポリウレタンなどの発泡部材などが適している。
このような潤滑剤供給装置50を用いて、感光体8上に固体潤滑剤52と粉体潤滑剤55との両方を供給する。また、固体潤滑剤52としては脂肪酸金属塩(A)を用い、粉体潤滑剤55としては無機潤滑剤(B)または有機潤滑剤(C)を供給する。固体潤滑剤52として脂肪酸金属塩(A)を用いる場合には、従来用いられている安価な製造方法である溶融成形での製造が可能である。また、粉体潤滑剤55として無機潤滑剤(B)を使用することで、安価でかつ最適な潤滑剤供給が可能となる。
脂肪酸金属塩(A)の例としては、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉛、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、オレイン酸マグネシウム、オレイン酸鉄、オレイン酸コバルト、オレインサン銅、オレイン酸鉛、オレイン酸マンガン、パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸コバルト、パルミチン酸鉛、パルミチン酸マグネシウム、パルミチン酸アルミニウム、パルミチン酸カルシウム、カプリル酸鉛、カプリン酸鉛、リノレン酸亜鉛、リノレン酸コバルト、リノレン酸カルシウム、リシノール酸亜鉛、リシノール酸カドミウム及びそれらの混合物があるが、これに限るものではない。また、これらを混合して使用してもよい。中でも、ステアリン酸亜鉛が、特に感光体8への成膜性に優れることから、最も好ましく用いられ、上述のように本実施形態の潤滑剤供給装置50においても使用している。
無機潤滑剤(B)とは、自身が劈開して潤滑する、或いは内部滑りを起こす無機化合物のことをさす。具体的な物質例としては、タルク・マイカ・窒化ホウ素・二硫化モリブデン・二硫化タングステン・カオリン・スメクタイト・ハイドロタルサイト化合物・フッ化カルシウム・グラファイト・板状アルミナ・セリサイト・合成マイカなどがあるがこれに限るものではない。中でも、窒化ホウ素は、原子がしっかりと組み合った六角網面が広い間隔で重なり、層間に働く力は弱いファンデルワールス力のみであるため、容易に劈開、潤滑することから、最も好ましく用いられ、上述のように本実施形態の潤滑剤供給装置50においても使用している。なお、これらの無機潤滑剤は疎水性付与等の目的で、必要に応じて表面処理がなされていても良い。
有機潤滑剤(C)としては、PTFE、メラミンシアヌレートなどが挙げられる。
脂肪酸金属塩(A)は、摩擦係数の低減効果、感光体8の保護効果があるものの、画像形成プロセスによる静電的ハザードで変質して潤滑性が劣化する。このため、感光体表面に供給された潤滑剤による摩擦係数低減効果が経時で減少する傾向を有している。一方、無機潤滑剤(B)または有機潤滑剤(C)は、静電的ハザードで変質し難いため、経時においても安定して摩擦係数低減効果を有しており、クリーニングブレード31の経時劣化を抑え、経時でクリーニング性能を安定化させる効果が大きい。しかしながら、無機潤滑剤(B)または有機潤滑剤(C)のみでの感光体の保護効果は小さい。このため、上述の脂肪酸金属塩(A)と、無機潤滑剤(B)または有機潤滑剤(C)との両方を供給することで、経時でより安定した摩擦係数低減効果が得られると共に、感光体8の保護効果が得られる。
また、脂肪酸金属塩(A)のみでも固体潤滑剤52だけでなく、脂肪酸金属塩の粉体潤滑剤55を合わせて供給することにより、固体潤滑剤52の削り粉よりも細かで均一な粉体潤滑剤55を供給してムラを補い、感光体8表面に潤滑剤を均一に供給することができる。
以上、本実施形態によれば、潤滑剤供給装置50として、感光体8表面に外周面が接するよう配置された回転可能な潤滑剤供給部材としてのブラシローラ51と、固体潤滑剤52と、固体潤滑剤52をブラシローラ51とは反対側で保持する潤滑剤保持部材53と、固体潤滑剤52がブラシローラ51に所定圧で接触するように潤滑剤保持部材53を介して固体潤滑剤52を押圧する押圧手段としての潤滑剤押圧バネ54と、これらを収容する筺体としての枠体56とを設ける。ブラシローラ51は、回転しながら固体潤滑剤52を削りとった削り粉を感光体8表面に供給する。このブラシローラ51の回転方向に関して固体潤滑剤52に上流側または下流側で隣接し、ブラシローラ51と潤滑剤保持部材53と枠体56とに囲まれる空間に粉体潤滑剤55を充填する。この粉体潤滑剤55を潤滑剤押圧バネ54が潤滑剤保持部材53を介して押圧することにより、粉体潤滑剤55を上記空間からブラシローラ51に保持させる。経時では、固体潤滑剤52は削りとられて減容するが、潤滑剤押圧バネ54に押圧される潤滑剤保持部材53がブラシローラ51に近づくよう変位して、固体潤滑剤52をブラシローラ51に所定圧で接触させる。また、上記空間に充填される粉体潤滑剤55はブラシローラ51に保持されて減量するので粉体潤滑剤55とブラシローラとの接触圧は減少するが、粉体潤滑剤55は固体潤滑剤52の減容によりブラシローラ51に近づくよう変位した潤滑剤保持部材53を介して押圧されているため、粉体潤滑剤55とブラシローラ51との接触圧の減少を抑制することができる。よって、上記空間からブラシローラ51に保持させる粉体潤滑剤55の量を安定させることができる。この構成においては、潤滑剤押圧バネ54による押圧力は固体潤滑剤52を押圧するもので比較的大きいため、枠体56との摺動抵抗等の影響を受けることが少なく、安定して所定圧を確保し易い。このため、適量の粉体潤滑剤55と適量の固体潤滑剤52の削り粉とをブラシローラに安定して保持させることができる。よって、感光体8表面に適量の固体潤滑剤52の削り粉と、適量の粉体潤滑剤55とを安定供給することができる。また、この構成は、従来の固体潤滑剤のみを供給する構成に対して、固体潤滑剤52が収容される領域の一部に粉体潤滑剤55を充填するだけであり、部品の追加はほとんどない。このため、粉体潤滑材55と固体潤滑剤52とをそれぞれを供給する手段を別々に設ける装置に比べると、構成が簡易である。
また、本実施形態によれば、潤滑剤供給装置50は、感光体8表面に外周面が接触するよう配置された潤滑剤供給部材としてのスポンジローラ58と、スポンジローラ58に外周面が接触するように配置された潤滑剤削り部材としてのブラシローラ59とを備えている。潤滑剤削り部材としてのブラシローラ59に、潤滑剤押圧バネ54により、この固体潤滑剤52を潤滑剤保持部材53を介して押圧する。これにより、固体潤滑剤52は所定圧を確保してブラシローラ59に当接する。ブラシローラ59は回転しながら固体潤滑剤52を削りとった削り粉を、スポンジローラ58の表面に供給し、スポンジローラ58が回転しながら削り粉を感光体8表面に供給する。この潤滑剤供給装置50では、固体潤滑剤52を削る機能と、感光体8表面に供給する機能とを、それぞれのブラシローラ58と、スポンジローラ59とに分離しておこなう。スポンジローラ59の回転方向に対して固体潤滑剤52の下流側に隣接し、スポンジローラ59と潤滑剤保持部材53と枠体56とに囲まれた空間に粉体潤滑剤55を充填する。そして、上述のように、適量の固体潤滑剤52の削り粉と、適量の粉体潤滑剤55とを、安定してスポンジローラ58に保持させることができる。よって、感光体8表面に適量の固体潤滑剤52の削り粉と、適量の粉体潤滑剤55とを安定供給することができる。このように、削る機能と供給する機能とを分離した部材で行うことにより、それぞれの機能を最適化することが可能であり、さらなる高信頼化が図れる。
また、本実施形態によれば、固体潤滑剤52と粉体潤滑剤55とを異なる種類の潤滑剤を用いることで、それぞれの潤滑剤の特性を生かし、経時でより安定した摩擦係数低減効果と、感光体8の保護効果が得られることができる。
また、本実施形態によれば、固体潤滑剤52が脂肪酸金属塩(A)を含有することにより、一定の摩擦係数低減効果と、感光体8の保護効果を得る。特に、脂肪酸金属塩(A)がステアリン酸亜鉛を含有することで、摩擦係数低減効果、感光体8の保護効果が優れ、感光体8への成膜性に優れる。また、脂肪酸金属(A)を固体潤滑剤52に成型する際、安価な製造方法である溶融成形での固体潤滑剤の製造が可能である。
また、本実施形態によれば、粉体潤滑剤55は無機潤滑剤(B)を含有することにより、静電的ハザードで変質し難いため、経時においても安定して摩擦係数低減効果を有しており、脂肪酸金属塩(A)の欠点を抑え、経時でクリーニング性能を安定化させる効果が大きい。特に、窒化ホウ素は、原子がしっかりと組み合った六角網面が広い間隔で重なり、層間に働く力は弱いファンデルワールス力のみであるため、容易に劈開、潤滑することから、最も好ましい。また、無機潤滑剤(B)を粉体潤滑剤55として使用することで、安価でかつ最適な潤滑剤供給が可能となる。
また、本実施形態によれば、脂肪酸金属塩(A)のみでも固体潤滑剤52だけでなく、脂肪酸金属塩の粉体潤滑剤55を合わせて供給することにより、固体潤滑剤52の削り粉よりも細かで均一な粉体潤滑剤55を供給してムラを補い、感光体8表面に潤滑剤を均一に供給することができる。
また、本実施形態によれば、クリーニング装置11を潤滑剤供給装置50の下流に配置する。この構成においては、クリーニング装置11のクリーニングブレード31が、潤滑剤均し部材を兼ねている、このため、部品点数を減らすことができ、低コスト化が図れる。
また、本実施形態によれば、クリーニング装置11を潤滑剤供給装置50の上流に配置する。この構成によれば、残トナーが除去された状態の感光体上8に均一に潤滑剤を供給しやすいというメリットがある。また、この構成では、潤滑剤供給装置50の下流に感光体8表面に供給された潤滑剤を均す潤滑剤均し部材57を設けることにより、より感光体上8で潤滑剤が均一な状態となる。
また、本実施形態によれば、感光体8と少なくとも潤滑剤供給装置50を一体的に構成し、画像形成装置本体に脱着可能に構成したプロセスカートリッジ23として構成することで、交換やメンテナンスの作業が容易になる。
8 感光体
9 帯電ローラ
10 現像装置
11 クリーニング装置
13 中間転写ベルト
22 画像形成ユニット
23 プロセスカートリッジ
31 クリーニングブレード
50 潤滑剤供給装置
51 ブラシローラ
52 固体潤滑剤
53 潤滑剤保持部材
54 潤滑剤押圧バネ
55 粉体潤滑剤
56 枠体
57 潤滑剤均しブレード
58 スポンジローラ
59 ブラシローラ
60、61 粉体潤滑剤シール部材
63 錘
64 潤滑剤摺動部材
特開2006−251751号公報 特開2005−18047号公報

Claims (13)

  1. 像担持体表面に外周面が接するよう配置された回転可能な潤滑剤供給部材と、固体潤滑剤と、該固体潤滑剤を該潤滑剤供給部材とは反対側で保持する潤滑剤保持部材と、該固体潤滑剤が該潤滑剤供給部材に所定圧で接触するように該潤滑剤保持部材を介して該固体潤滑剤を押圧する押圧手段と、これらを収容する筺体とを設け、該潤滑剤供給部材が回転しながら該固体潤滑剤を削りとった削り粉を該像担持体表面に供給する潤滑剤供給装置において、
    上記潤滑剤供給部材の回転方向上流側または下流側で上記固体潤滑剤に隣接し、上記潤滑剤保持部材と上記潤滑剤供給部材と上記筺体の一部とに囲まれる空間に粉体潤滑剤を充填し、上記押圧手段により該潤滑剤保持部材を介して該粉体潤滑剤を押圧することにより、該粉体潤滑剤を該潤滑剤供給部材に保持させることを特徴とする潤滑剤供給装置。
  2. 像担持体表面に外周面が接するよう配置された回転可能な潤滑剤供給部材と、該潤滑剤供給部材に外周面が接するように配置され回転可能な潤滑剤削り部材と、固体潤滑剤と、該固体潤滑剤を該潤滑剤削り部材とは反対側で保持する潤滑剤保持部材と、該固体潤滑剤が該潤滑剤削り部材に所定圧で接触するように該潤滑剤保持部材を介して該固体潤滑剤を押圧する押圧手段と、これらを収容する筺体とを設け、該潤滑剤削り部材が回転しながら該固体潤滑剤を削りとった削り粉を該潤滑剤供給部材の表面に供給し、該潤滑剤供給部材が回転しながら該削り粉を該像担持体表面に供給する潤滑剤供給装置において、
    上記潤滑剤供給部材の回転方向上流側または下流側で上記固体潤滑剤に隣接し、上記潤滑剤保持部材と上記潤滑剤供給部材と上記筺体の一部とに囲まれる空間に粉体潤滑剤を充填し、上記押圧手段により該潤滑剤保持部材を介して該粉体潤滑剤を押圧することにより、該粉体潤滑剤を該潤滑剤供給部材に保持させることを特徴とする潤滑剤供給装置。
  3. 請求項1または2の潤滑剤供給装置において、上記粉体潤滑剤と上記固体潤滑剤とは異なる種類の潤滑剤であることを特徴とする潤滑剤供給装置。
  4. 請求項1、2または3の潤滑剤供給装置において、上記固体潤滑剤は脂肪酸金属塩を含有することを特徴とする潤滑剤供給装置。
  5. 請求項4の潤滑剤供給装置において、上記固体潤滑剤はステアリン酸亜鉛を含有することを特徴とする潤滑剤供給装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5の何れかの潤滑剤供給装置において、上記粉体潤滑剤は無機潤滑剤を含有することを特徴とする潤滑剤供給装置。
  7. 請求項6の潤滑剤供給装置において、上記粉体潤滑剤は窒化ホウ素を含有することを特徴とする潤滑剤供給装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6または7の何れかの潤滑剤供給装置において、上記粉体潤滑剤の平均粒径が上記削り粉の平均粒径よりも小さいことを特徴とする潤滑剤供給装置。
  9. 像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持体上のトナー像を被転写体に転写する転写手段と、該像担持体上の転写残トナーを除去するクリーニング手段と、該像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを備えた画像形成装置において、
    上記潤滑剤供給手段として請求項1乃至8の潤滑剤供給装置を採用することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9の画像形成装置において、上記クリーニング手段を、上記像担持体の表面移動方向に関して、上記潤滑剤供給装置の下流に配置することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項9の画像形成装置において、上記クリーニング手段を、上記像担持体の表面移動方向に関して、上記潤滑剤供給装置の上流に配置することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11の画像形成装置において、上記像担持体の表面移動方向に関して、上記潤滑剤供給装置の下流に上記像担持体表面に供給された潤滑剤を均す潤滑剤均し部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 像担持体と少なくとも上記請求項1乃至8の潤滑剤供給装置を一体的に構成し、画像形成装置本体に脱着可能に構成したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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