JP4707175B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、像担持体に対向して配置された現像ローラと、該現像ローラに圧接して当該現像ローラ上に付着するトナーの量を規制するトナー規制部材とを有し、該トナー規制部材により規制された現像ローラ上のトナーを、像担持体に形成された静電潜像に静電的に移行させて該静電潜像をトナー像として可視像化する現像装置と、その現像装置を有するプロセスカートリッジと、該現像装置を備えた画像形成装置に関するものである。
電子複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはその複合機などとして構成される画像形成装置に上記形式の現像装置を採用することは従来より周知である(特許文献1参照)。この種の現像装置においては、現像動作が繰り返し行われるうちに、トナーに外添された添加剤がトナー粒子に埋没してトナーが劣化することは一般に避けられない。このように成ると、トナーの流動性が低下し、トナー同士が付着して凝集物が形成される。
凝集していないトナーは、トナー規制部材によって正常に規制され、現像ローラ上に層をなして担持され、静電潜像の可視像化に供される。ところが、トナーが凝集物となって異物化すると、その異物が、現像ローラとトナー規制部材との当接部や、その近傍に残り、これによって、現像ローラ上のトナー層に、すじ状にトナーの抜けた部分ができるおそれがある。このようになると、そのトナーによって可視像化されたトナー像にすじ状の異常画像が発生する。現像装置のトナー中に、例えば紙粉などの異物が存在するときも、同様な不具合が発生するおそれがある。
そこで、非現像動作時に、現像ローラを、現像動作時とは反対の方向に逆回転させて、現像ローラとトナー規制部材の間、又はその近傍に存する異物を除去する構成が公知であるが、この構成だけで、異物を完全に除去することは困難である。近年、省エネの目的で、低温度で定着できるトナーを用いることが多くなってきているが、かかるトナーは、その母体樹脂が軟らかいため、特に凝集しやすい。このようなトナーを用いたときも、トナー像にすじ状の異常画像が発生しないように構成することが望まれている。
特開2002−148937号公報
本発明の目的は、トナー規制部材と現像ローラとの当接部、又はその近傍に残された異物を従来よりも効果的に除去できる現像装置と、その現像装置を有するプロセスカートリッジと、該現像装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の現像装置において、前記現像ローラとトナー規制部材との当接部から離間した退避位置と、現像ローラとトナー規制部材との間に入り込んだ異物除去位置との間を移動可能に支持された異物除去部材を具備し、該異物除去部材は、前記現像ローラとトナー規制部材との当接部に、現像動作時の現像ローラの回転方向に関して下流側の領域から入り込むように構成され、かつ前記異物除去部材によって除去された異物が、現像装置のトナーケース外に落下するように構成されていることを特徴とする現像装置を提案する(請求項1)。
さらに、上記請求項1に記載の現像装置において、前記現像ローラは、非現像動作時に、現像動作時とは反対の方向に逆回転するように構成され、前記異物除去部材は、前記現像ローラが逆回転している時に、該現像ローラとトナー規制部材の間に入り込むように構成されていると有利である(請求項2)。
また、上記請求項2に記載の現像装置において、前記トナー規制部材は、回転可能に支持されたトナー規制ローラより成り、該トナー規制ローラは、前記現像ローラが逆回転するとき、その回転方向と逆方向に回転し、前記異物除去部材がトナー規制ローラの回転中心のまわりに回動して、退避位置から異物除去位置へと移動するように構成されていると有利である(請求項3)。
さらに、上記請求項3に記載の現像装置において、前記異物除去部材は、前記トナー規制ローラの周面に沿って、前記退避位置と異物除去位置の間を移動するように構成されていると有利である(請求項4)。
また、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置において、前記異物除去部材が退避位置から異物除去位置へ向けて移動するとき、最初に現像ローラとトナー規制部材の間に入り込む側の異物除去部材の端縁を先端縁としたとき、該先端縁は、前記現像ローラの中心軸線に対して平行ではない方向に延びていると有利である(請求項5)。
また、本発明は、上記目的を達成するため、少なくとも、前記請求項1乃至5のいずれかに記載の現像装置と、該現像装置によってトナー像が形成される像担持体を備え、画像形成装置本体に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジを提案する(請求項6)。
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、前記請求項1乃至5のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置を提案する(請求項7)。
また、上記請求項7に記載の画像形成装置において、0.9以上の円形度のトナーを使用するように構成されていると有利である(請求項8)。
本発明によれば、トナー規制部材と現像ローラとの当接部、又はその近傍に残された異物を従来よりも効果的に除去できる。
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
図1は、カラー画像を形成する画像形成装置の一例を示す垂直断面図である。ここに示した画像形成装置は、無端ベルト状の感光体として構成された像担持体1と、同じく無端ベルトにより構成された中間転写体2とを有している。ベルト状の像担持体に代えてドラム状の像担持体を用いることもできる。図1に示した像担持体1と中間転写体2は、それぞれ複数のローラに巻き掛けられて矢印A,B方向に走行駆動される。このとき、帯電ローラ3によって像担持体1が所定の極性に帯電され、その帯電面に露光装置4から出射した光変調されたレーザ光Lが照射される。これによって、像担持体1に第1の静電潜像が形成される。
一方、像担持体1に対向して第1乃至第4の現像装置5B,5C,5M,5Yが配置され、上述のように像担持体1に形成された第1の静電潜像が第1の現像装置5Bを通るとき、その現像装置5Bによって第1の静電潜像がブラックトナー像として可視像化される。このトナー像は、矢印B方向に走行する中間転写体2上に一次転写される。トナー像転写後の像担持体表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置6によって除去される。
全く同様にして、像担持体1には、第2の静電潜像が形成され、この潜像は第2の現像装置5Cによってシアントナー像として可視像化され、このトナー像も、ブラックトナー像の転写された中間転写体2上に重ねて一次転写される。
引き続き、像担持体1には、第3の静電潜像が形成され、この潜像が第3の現像装置5Mによってマゼンタトナー像として可視像化され、このマゼンタトナー像も中間転写体2上に一次転写される。次いで像担持体1に形成された第4の静電潜像が第4の現像装置5Yによってイエロートナー像として可視像化され、このトナー像も中間転写体2上に、先に転写された各トナー像に重ねて転写される。
一方、画像形成装置本体10の下部には、給紙トレイ7が配置され、この給紙トレイ7には、転写紙又は樹脂シートなどから成る記録媒体Pが収容されている。この記録媒体Pは給紙ローラ8の回転によって1枚ずつ送り出され、その送り出された記録媒体に、中間転写体2に一次転写された重ねトナー像が二次転写される。このようにしてトナー像を転写された記録媒体は、さらに上方に搬送され、定着装置9を通過する。このとき、熱と圧力の作用によって記録媒体に転写されたトナー像が記録媒体上に定着される。定着装置9を通った記録媒体は、画像形成装置本体10の上壁により構成された排紙部11に排出される。また、トナー像転写後の中間転写体2上に付着する転写残トナーは、ベルト用のクリーニング装置12によって除去される。
上述した第1乃至第4の現像装置5B乃至5Yは、全て実質的に同一の構成を有しているので、主として、第1の現像装置5Bについてだけ説明する。図2はこの現像装置5Bの拡大断面図であり、図3は図2のIII−III線断面図である。ここに示した現像装置5Bは、上壁13と、互いに対向する一対の側壁14,14Aと、底壁15とによって一体に形成されたケーシング16を有し、その上壁13と、両側壁14,14Aと、その両側壁14,14Aに固着されたケース壁17とによってトナーケース18が構成され、このトナーケース18には、添加剤の外添されたトナーTが収容されている。このトナーTは、一般に一成分系現像剤と称せられる乾式の現像剤であり、かかる現像剤にはキャリアは含まれていない。第1の現像装置5Bのトナーケース18には、ブラックトナーTが収容され、第2乃至第4の現像装置5C,5M,5Yのトナーケースには、それぞれシアントナー、マゼンタトナー及びイエロートナーが収容されている。
現像装置5Bは、像担持体1に対向して配置された現像ローラ19を有し、この現像ローラ19の各軸部20,20Aが、図3に示すように、ケーシング16の各側壁14,14Aに軸受を介して回転可能に支持されている。その一方の軸部20には、第1のギア21と第2のギア22が固定され、第1のギア21は、図示していないモータにより回転駆動される駆動ギア(図示せず)に噛み合っている。
また、トナーケース18内には、現像ローラ19の周面に圧接するトナー供給ローラ23が配置され、このトナー供給ローラ23の各軸部は、ケーシング16の各側壁14,14Aに回転可能に支持されている。
さらに、現像ローラ19の周面には、トナー規制部材24が圧接している。本例のトナー規制部材24は、その周面が現像ローラ19の周面に圧接したトナー規制ローラにより構成されている。以下の説明では、この部材をトナー規制ローラと称するときには、これに符号25を付し、トナー規制部材と称するときには、これに符号24を付することにする。ブレードより成るトナー規制部材を用いることもできる。
図3に示すように、トナー規制ローラ25の各軸部26,26Aは、軸受を介して筒状部材27,27Aに回転可能に支持され、その各筒状部材27,27Aは、軸受を介して、可動部材28,28Aに回転可能に支持されている。さらに、その各可動部材28,28Aは、ケーシング16の各側壁14,14Aに形成された孔29,29Aに現像ローラ19に対して接近又は離間する方向に移動可能に組み付けられ、各側壁14,14Aと各可動部材28,28Aとの間に圧装された圧縮ばね30,30Aによって現像ローラ19に向けて加圧されている。これにより、トナー規制ローラ25が現像ローラ19の周面に圧接する。また、図3に示すように、トナー規制ローラ25の一方の軸部26には、一方クラッチ36を介して第3のギア37が支持され、この第3のギア37は、前述の第2のギア22に噛み合っている。
また、図2に示すように、トナーケース18内にはアジテータ31が配置され、このアジテータ31が回転することによって、トナーケース18内のトナーTが撹拌される。さらに、現像装置5Bには、ブラックトナーの収容されたトナーカートリッジ32が着脱可能に組み付けられ、そのトナーカートリッジ32内のトナーは、回転するアジテータ33によって撹拌されながら、トナーカートリッジ32とトナーケース18にそれぞれ形成された開口34,35を通して、トナーケース18に供給される。他の現像装置5C,5M,5Yにも、シアントナー、マゼンタトナー及びイエロートナーをそれぞれ収容したトナーカートリッジが着脱可能に組みつけられている。各現像装置は、これらに組み付けられた各トナーカートリッジと共に、図1の紙面に対して垂直な手前方向に引き出し可能に画像形成装置本体10に支持されている。各トナーカートリッジだけを着脱することもできる。このため、各トナーカートリッジ内のトナーが無くなったとき、又は各現像装置が寿命となったとき、これらを容易に交換することができる。
各現像装置5B乃至5Yは、像担持体1に対して接近した現像位置と、像担持体1から離間した非現送位置との間を移動可能に画像形成装置本体10に支持され、現像動作を行う現像装置だけが、図示していない駆動装置によって現像位置に移動させられる。現像装置が現像位置を占めたとき、その現像ローラは、像担持体1の表面に接触するか、又は近接して位置する。
図1及び図2は、第1の現像装置5Bが現像位置を占めて現像動作を行っているときの様子を示している。このとき、前述のモータが作動し、その回転が、図示していない駆動ギアと図3に示した第1のギア21を介して現像ローラ19の一方の軸部20に伝えられ、これによって現像ローラ19が図2に矢印Cで示した方向に回転する。現像ローラ19の軸部20の回転によって、第2のギア22が回転し、これに噛み合う第3のギア37も回転するが、一方クラッチ36の作用によって、トナー規制ローラ25の軸部26は回転せず、従ってトナー規制ローラ25は停止したままである。
一方、アジテータ31,33はそれぞれ図2における反時計方向に回転して、トナーTをトナー供給ローラ23に搬送する。このとき、トナー供給ローラ23は、現像ローラ19の周面に圧接しながら、図示していない駆動装置によって適宜な方向に回転駆動される。図示したトナー供給ローラ23は、図2における反時計方向に回転駆動されるように構成されている。これにより、トナーが予備帯電されながら、現像ローラ19の周面に供給され、その供給されたトナーが、現像ローラ19の周面に圧接したトナー規制ローラ25より成るトナー規制部材24を通過するとき、その通過量が規制され、現像ローラ19上に付着するトナーの量が規制される。同時に、当該トナーが現像ローラ19とトナー規制ローラ25の周面との接触によって摩擦帯電される。このようにして、トナー規制部材24によって量を規制され、かつ所定の極性に摩擦帯電されたトナーは、現像ローラ19上に層をなして担持され、現像ローラ19と像担持体1との間の現像領域に搬送され、ここで前述のように像担持体1に形成された静電潜像に静電的に移行する。これにより、静電潜像がブラックトナー像として可視像化される。このように、トナー規制部材24により規制された現像ローラ19上のトナーを、像担持体1に形成された静電潜像に静電的に移行させて該静電潜像をトナー像として可視像化するのである。現像に供されずに現像領域を通過した現像ローラ19上のトナーは、その現像ローラ19の周面に圧接したスクレーパ38によって掻き落とされる。スクレーパ38は、その基端部が支持部材39に固定支持されている。
他の現像装置5C乃至5Yによっても、全く同様にして、像担持体1に形成された静電潜像が各色のトナー像として可視像化される。
ここで、先にも説明したように、凝集していないトナーは、トナー規制部材24によって正しく量を規制されて現像領域へ搬送され、ここで現像に供されるが、凝集物となって異物化したトナーは、現像ローラ19とトナー規制ローラ25との当接部や、この当接部よりも現像ローラ19の回転方向上流側の領域D(図2)に残される。また、凝集物が、現像ローラ19とトナー規制ローラ25との当接部よりも現像ローラ回転方向下流側のトナー規制ローラ周面部分に、図2に符号T1を付して示すように付着することもある。かかる凝集物が存在すると、トナー規制ローラを通過した現像ローラ上のトナー像にすじ状にトナーの欠けた部分ができ、これによって現像されたトナー像にすじ状の異常画像が発生するおそれがある。凝集物以外の異物が存在するときも同様である。そこで、本例の現像装置には、次の構成が採用されている。ここでも、第1の現像装置5Bについて説明するが、他の現像装置5C乃至5Yも同じく構成されている。
先ず、現像ローラ19は、非現像動作時に、現像動作時とは反対の方向に逆回転するように構成されている。すなわち、現像装置5Bが、非現像位置を占めた状態で、現像動作が開始される前、又はその動作終了後に、前述の図示していないモータが作動し、現像ローラ19が図2における矢印C方向と反対の鎖線矢印Eで示す方向(時計方向)に所定の角度だけ回転駆動される。このとき、図3に示した現像ローラ19の軸部20と、これに固定された第2のギア22が回転するので、このギア22に噛み合った第3のギア37も回転する。この回転は一方クラッチ36を介して、トナー規制ローラ25の軸部26に伝えられ、これによってトナー規制ローラ25が、図2に鎖線矢印Fで示した反時計方向に回転する。トナー規制ローラ25が現像ローラ19の逆回転方向と反対の方向に回転するのである。このように、現像ローラ19が逆回転し、トナー規制ローラ25がその現像ローラ19の回転に連れ回りする方向に回転することによって、現像ローラ19とトナー規制ローラ25との当接部と、領域Dに残された異物を除去することが可能であり、この構成自体は従来より公知である。ところが、この構成だけであると、異物を効果的に除去することが困難である。
そこで、本例の現像装置5Bにおいては、図2及び図3に示すように、前述の各筒状部材27,27Aに形成された保持部40,40Aに異物除去部材41の基端部が固定されている。しかも、一方の筒状部材27には第4のギア42が固定され、このギア42は、図示していないモータにより回転駆動されるギア(図示せず)に噛み合っている。異物除去部材41は、通常、図2に示したように、現像ローラ19と、トナー規制ローラ25との当接部から離間した退避位置で静止している。
前述のように、現像ローラ19が現像動作時と反対の鎖線矢印Eで示した方向に逆回転し、これに伴ってトナー規制ローラ25が鎖線矢印Fで示した方向に回転するとき、上述のモータが作動し、その回転が図示していないギアと第4のギア42を介して筒状部材27に伝えられ、これによって異物除去部材41が、トナー規制ローラ25の回転中心のまわりを、図2に鎖線矢印Gで示した方向に回動する。これにより、異物除去部材41は、図4に示すように、現像ローラ19とトナー規制ローラ25との間に入り込む。このときの異物除去部材41の位置を異物除去部材41の異物除去位置と称することにすると、異物除去部材41をこの異物除去位置にもたらすことによって、現像ローラ19とトナー規制ローラ25との当接部と、その当接部よりも現像ローラ回転方向上流側の領域Dと、下流側のトナー規制ローラ25の周面部分に付着していたトナーの凝集物を効果的に除去することができる。これにより、像担持体1上に形成されるトナー像にすじ状の異常が発生する不具合を防止することができ、高品質な画像を得ることができる。
異物除去部材41が図4に示した異物除去位置まで回動した後、上述のモータが逆回転し、これによって異物除去部材41は矢印Gと反対の方向に回動して、図2に示した退避位置に戻される。他方の筒状部材27Aにもギアを固定し、このギアをモータにより回転駆動し、両方の筒状部材27,27Aを同じ方向に駆動するように構成して、異物除去部材41をより円滑に作動させることもできる。
上述のように、本例の現像装置には、現像ローラ19とトナー規制部材24との当接部から離間した退避位置と、現像ローラ19とトナー規制部材24との間に入り込んだ異物除去位置との間を移動可能に支持された異物除去部材が設けられ、これによってトナー像の画質を高めることができる。
しかも、本例の現像装置においては、異物除去部材41が、現像ローラ19とトナー規制部材24との当接部に、現像動作時の現像ローラ19の回転方向に関して、下流側の領域から入り込むように構成されているので、現像ローラ19とトナー規制ローラ25との当接部よりも現像ローラ回転方向下流側のトナー規制ローラ25の周面部分に付着したトナーの凝集物T1も効率よく除去することができる。
さらに、本例の現像装置においては、前述のように、現像ローラ19が、非現像動作時に、現像動作時とは反対の方向に逆回転するように構成され、しかも異物除去部材41は、現像ローラ19が逆回転している時に、その現像ローラ19とトナー規制部材24の間に入り込むように構成されているので、異物除去部材41は無理なく円滑に現像ローラ19とトナー規制部材24との間に進入することができる。
しかも、本例の現像装置においては、トナー規制部材24が、回転可能に支持されたトナー規制ローラ25より成り、そのトナー規制ローラ25は、現像ローラ19が逆回転するとき、その回転方向と逆方向に回転するように構成されているので、異物の除去効果を高めることができる。さらに、異物除去部材41はトナー規制ローラ25の回転中心のまわりに回動して、退避位置から異物除去位置へと移動するように構成されているので、異物除去部材41が大きなスペースを占める不具合を阻止できる。
異物除去部材41は、異物を押し出すことのできる適宜な硬さと厚みを有するシート状の弾性部材より成ることが好ましい。例えば、PETシートや、ウレタンゴムシートなどにより異物除去部材41を構成することが好ましく、その厚みは0.2乃至0.5mmが好適である。ウレタンゴムシートより成る異物除去部材41は、PETシートより成る異物除去部材に比べて、摩擦係数が高いため、現像ローラ19とトナー規制ローラ25が回転したとき、これらに対して滑り難くなり、簡単に現像ローラ19とトナー規制ローラ25の間に入り込むことができる。
さらに、本例の現像装置においては、図2及び図4から判るように、異物除去部材41は、トナー規制ローラ25の周面に沿って湾曲形成され、そのトナー規制ローラ25の周面に沿って移動するように構成されている。異物除去部材41が、トナー規制部材24に沿って、退避位置と異物除去位置の間を移動する形態に形成されているのである。これにより、異物除去部材41の占めるスペースをより一層小さなものにすることができる。
ところで、異物除去部材41が現像ローラ19とトナー規制部材24の間に入り込むとき、その異物除去部材41には或る厚みがあるため、その異物除去部材41に大きな外力が作用して該異物除去部材41が変形し、異物除去部材41が円滑に現像ローラ19とトナー規制部材24との当接部に入り込めなくなるおそれがある。そこで、異物除去部材41が退避位置から異物除去位置へ向けて移動するとき、最初に現像ローラ19とトナー規制部材24の間に入り込む側の異物除去部材41の端縁を先端縁43としたとき、その先端縁43が、現像ローラ19の中心軸線に対して平行ではない方向に延びているように構成することが好ましい。例えば、図5の(a)に示すように、異物除去部材41の先端縁43の中央部が突出するように、異物除去部材41を形成する。このようにすれば、異物除去部材41の先端縁43が現像ローラ19とトナー規制ローラ25との当接部に進入するとき、先ずその先端縁43の突出した中央部が現像ローラ19とトナー規制ローラ25との当接に入り込み、次いで他の先端縁の部分が順次入り込んで行くので、異物除去部材41に加えられる外力が小さくなり、その異物除去部材41が円滑に現像ローラ19とトナー規制ローラ25との間に進入することができる。図5の(b)に示すように、異物除去部材41の先端縁43が、現像ローラ19の中心軸線に対して傾斜しているときも同様な効果を奏することができる。また、異物除去部材41の先端部が、その先端縁に向けてテーパ状に厚みが薄くなるように形成しても、異物除去部材41を現像ローラ19とトナー規制部材24との間に円滑に進入させることができる。
また、異物除去部材41によって異物を除去した後、その異物が再び領域Dや、現像ローラ19とトナー規制ローラ25との間に入り込むことがあると、その異物によって、トナー像の画質が劣化するおそれがある。そこで、本例の現像装置においては、異物除去部材41によって除去された異物が、現像装置5Bのトナーケース18外に落下するように構成されている。すなわち、図2に示すように、スクレーパ38を支持する支時部材39が、ケーシング16の両側壁14,14Aに、支軸46を介して回動可能に支持され、通常はスクレーパ38がトナー規制ローラ25の周面に圧接している。このとき、スクレーパ38とケース壁17との間は、そのケース壁17に固定されたスポンジ44によってシールされている。図4に示すように、異物除去部材41が異物除去位置に移動すると、図示していない駆動装置によって、支持部材39は、支軸46のまわりを回動し、これによってスクレーパ38がトナー規制ローラ25の周面から離間する。このため、異物除去部材41によって除去された異物は、スクレーパ38とトナー規制ローラ25との間から下方に落下し、ケーシング16の底壁15上に配置された異物受け45に受け止められる。異物除去部材41が図2に示した退避位置に戻ると、支持部材38も図2に示した位置に回動し、スクレーパ38がトナー規制ローラ25に圧接する。
上述のように、異物除去部材41によって除去された異物がトナーケース18外に排出されるので、この異物によって再び現像ローラ19上のトナー像にすじ状のトナー欠除部ができる不具合を阻止できる。
図1に示した画像形成装置は、上述した各構成を備えた現像装置を具備しているが、そのほか、複数の像担持体を有し、その各像担持体に、各現像装置によって異なった色のトナー像をそれぞれ形成し、そのトナー像を中間転写体に順次一次転写し、次いで、その重ねトナー像を記録媒体に二次転写するタンデム型の画像形成装置にも、上述した構成の現像装置を採用することができる。その際、いずれの形式の画像形成装置においても、0.9以上の円形度のトナーを使用することが好ましい。円形度が0.9以上のトナーは、球形に近いため、粉砕トナーに比べて転がりやすくなり、その結果、トナーにかかるストレスが少なくなり、添加剤の埋没が抑えられる。このため、円形度が0.9以上のトナーを用いることによって、トナーの流動性の低下を抑え、凝集物の形成を抑えることができるので、すじ画像などの異常画像の発生を抑制することができる。
また、少なくとも、前述した各構成の現像装置と、その現像装置によってトナー像が形成される像担持体を備えたプロセスカートリッジを構成し、そのプロセスカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能に装着することもできる。
画像形成装置の垂直断面図である。 図1に示した現像装置の拡大断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 異物除去部材が現像ローラとトナー規制ローラの間に入り込んだ異物除去位置を占めたときの様子を示す図である。 異物除去部材の先端縁の形状を示す説明図である。
符号の説明
1 像担持体
5B,5C,5M,5Y 現像装置
18 トナーケース
19 現像ローラ
24 トナー規制部材
25 トナー規制ローラ
41 異物除去部材
43 先端縁
T トナー

Claims (8)

  1. 像担持体に対向して配置された現像ローラと、該現像ローラに圧接して当該現像ローラ上に付着するトナーの量を規制するトナー規制部材とを有し、該トナー規制部材により規制された現像ローラ上のトナーを、像担持体に形成された静電潜像に静電的に移行させて該静電潜像をトナー像として可視像化する現像装置において、
    前記現像ローラとトナー規制部材との当接部から離間した退避位置と、現像ローラとトナー規制部材との間に入り込んだ異物除去位置との間を移動可能に支持された異物除去部材を具備し、該異物除去部材は、前記現像ローラとトナー規制部材との当接部に、現像動作時の現像ローラの回転方向に関して下流側の領域から入り込むように構成され、かつ前記異物除去部材によって除去された異物が、現像装置のトナーケース外に落下するように構成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像ローラは、非現像動作時に、現像動作時とは反対の方向に逆回転するように構成され、前記異物除去部材は、前記現像ローラが逆回転している時に、該現像ローラとトナー規制部材の間に入り込むように構成されている請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記トナー規制部材は、回転可能に支持されたトナー規制ローラより成り、該トナー規制ローラは、前記現像ローラが逆回転するとき、その回転方向と逆方向に回転し、前記異物除去部材がトナー規制ローラの回転中心のまわりに回動して、退避位置から異物除去位置へと移動する請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記異物除去部材は、前記トナー規制ローラの周面に沿って、前記退避位置と異物除去位置の間を移動する請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記異物除去部材が退避位置から異物除去位置へ向けて移動するとき、最初に現像ローラとトナー規制部材の間に入り込む側の異物除去部材の端縁を先端縁としたとき、該先端縁は、前記現像ローラの中心軸線に対して平行ではない方向に延びている請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 少なくとも、前記請求項1乃至5のいずれかに記載の現像装置と、該現像装置によってトナー像が形成される像担持体を備え、画像形成装置本体に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジ。
  7. 前記請求項1乃至5のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置。
  8. 0.9以上の円形度のトナーを使用する請求項7に記載の画像形成装置。
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