JP2000206722A - 画像形成装置および画像形成装置の像担持体への潤滑剤塗布装置および固形潤滑剤 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の像担持体への潤滑剤塗布装置および固形潤滑剤

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JP2000206722A
JP2000206722A JP11005616A JP561699A JP2000206722A JP 2000206722 A JP2000206722 A JP 2000206722A JP 11005616 A JP11005616 A JP 11005616A JP 561699 A JP561699 A JP 561699A JP 2000206722 A JP2000206722 A JP 2000206722A
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solid
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Akiyo Nakajima
章代 中嶋
Ryuta Takechi
隆太 武市
Hirota Sakon
洋太 左近
Hiroshi Nagame
宏 永目
Shigeto Kojima
成人 小島
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】潤滑剤塗布の効果を、塗布の初期から長期間に
わたって安定させる。 【解決手段】帯電・露光・現像・転写の各工程を行う画
像形成装置において、トナー像を一時的に担持する像担
持体の表面に潤滑剤を塗布する装置であって、固形潤滑
剤38と、この固形潤滑剤を保持する保持手段37と、
この保持手段に保持された固形潤滑剤を像担持体11の
表面に対して押圧する押圧手段32,33とを有し、固
形潤滑剤38は、ポリテトラフルオロエチレンのファイ
ンパウダを固形状に構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置お
よび画像形成装置の像担持体への潤滑剤塗布装置および
固形潤滑剤に関する。
【0002】
【従来の技術】帯電・露光・現像・転写の各工程を行う
画像形成装置は、デジタル方式やアナログ方式の複写装
置や、レーザプリンタ、ファクシミリ装置等として広く
知られている。このような画像形成装置では、帯電工程
と露光工程とにより光導電性の感光体に形成された静電
潜像が現像工程でトナー像として可視化される。形成さ
れたトナー像は、トナー像を最終的に担持することにな
る転写シート上に転写工程で転写され、しかるのち転写
シートに定着される。トナー像の転写シートへの転写
は、感光体から直接的に行われる場合もあるし、中間転
写ベルトのような中間転写媒体を介して行われることも
ある。上記感光体や中間転写媒体はトナー像を一時的に
担持するので、これらを「トナー像を一時的に担持する
像担持体」と称する。トナー像は100%転写されるわ
けではなく、転写後の像担持体には一部のトナーが不可
避的に残留するので、これを像担持体から除去するクリ
ーニングが必要となる。像担持体のクリーニングは、通
常、クリーニングブレードやクリーニングブラシにより
像担持体表面を機械的に摺擦することにより行われる。
この摺擦により像担持体の表面が摩耗すると、感光体で
は感光特性が劣化して適正な静電潜像の形成を妨げる原
因となり、中間転写媒体では転写不良の原因となる。ク
リーニングに伴う像担持体の摩耗の防止には、像担持体
表面の摩擦係数の低減化が有効であることが知られ、従
来、摩擦係数の低減化のために像担持体表面に潤滑剤を
塗布することが行われている。潤滑剤としては、従来か
ら各種のワックスや脂肪酸金属塩等からなる固形状のも
のや粉体のものが知られている。これらの潤滑剤は微量
ずつ、粉末の形態で像担持体表面に塗布されるのである
が、これらの物質は温度の影響を受けやすく、温度によ
り粉体としての流動性が変化するため、画像形成装置内
の温度により、像担持体への塗布効果が変化し、過剰に
塗布されたり、塗布不足が生じたりする問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、潤滑剤塗
布の効果を、塗布の初期から長期間にわたって安定させ
ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の固形潤滑剤
は、帯電・露光・現像・転写の各工程を行う画像形成装
置において、トナー像を一時的に担持する像担持体の表
面に、摩擦係数低減のために塗布される潤滑剤であり、
「ポリテトラフルオロエチレン(「PTFE」と略記す
る。)のファインパウダ(「FP」と略記する。)を固
形状に構成」してなる。PTFEは「(-CF2-CF2-)nとい
う炭素原子鎖を骨格としてその周囲をフッ素原子が取り
巻いている化学構造」を持つ。即ち、極めて強固な「C
−F結合」及びフッ素原子によって強化された「C−C結
合」からなる線状高分子であり、対称構造を持っている
ために耐熱性、耐薬品性、誘電特性が優れている。ま
た、炭素原子鎖の骨格を取り巻く原子が比較的大きなフ
ッ素原子であるため、分子表面はフッ素原子により隙間
なく取り囲まれ、シリンダー状に近い分子構造となてい
る。このため分子表面は凹凸がなく滑らかで、分子は屈
曲性に乏しく剛直である。このようにPTFEは分子間
凝集力が小さく、分子鎖表面の凹凸が小さいため摩擦係
数が小さい。また、PTFEは非常に柔らかい物質で分
子間の凝集力が小さいためPTFE分子間で滑りが起こ
りやすい。従って、PTFEが像担持体表面に塗布され
ると、塗布されたPTFEの一部がクリーニングブレー
ド等に付着する。すると像担持体とクリーニングブレー
ド等との接触部にはPTFEが介在することになり、像
担持体とクリーニングブレード等の摩擦はPTFE同志
の摩擦になる。上記の如く、PTFE同志の摩擦係数は
小さいので、像担持体にはクリーニングブレード等によ
る大きな剪断力が作用しなくなり、像担持体表面の摩耗
が有効に軽減される。FPは、乳化重合により製造され
るディスパージョンから、分離・造粒された粉末であ
り、粒径は0.2〜0.4μmであるが、外見的には、
このような微粒子(1次粒子)が団子状に造粒されて2
0メッシュ程度の径の2次粒子となっている。FPは、
上記の如く粒径が小さく、表面積が大きいため、有機溶
剤を吸収してペースト状となりやすく、小さな剪断力で
粒子が簡単に繊維化し塑性変形を生ずる。上記請求項1
記載の固形潤滑剤において、「FPを固形状に構成」し
た場合の固形の状態としては「未焼成の状体」であるこ
ともできるし(請求項2)、「焼成された状態」である
こともできる(請求項3)。固形の形態としては「ブロ
ック状」でも良いし「ファイバ状」でも良く、特に「シ
ート状」は、焼成・未焼成の状態に拘らず好適な形態で
ある(請求項4)。上記請求項1〜4の任意の1に記載
の固形潤滑剤において、ファインパウダーは「ポリテト
ラフルオロエチレンを乳化重合して得られたデイスパー
ジョンに充填剤を均一に混合・凝析したもの」であるこ
とができる(請求項5)。乳化重合法により製造したデ
ィスパージョンに、充填剤を均一に混合・凝析した粉末
は、充填剤をドライブレンドしたFPでは得られなかっ
た混合均一性と充填剤の混合率増加が可能となる。ま
た、後述の乾燥、焼成の工程において充填剤入りFPは
焼成時の形状保持性が高く、簡単な方法で寸法精度の良
い成形品を得ることができ、熱膨張も大幅に小さくな
る。充填剤としてはガラス繊維粉末、カーボン粉末、カ
ーボン繊維粉末、エコノール粉末、グラファイト、二硫
化モリブデン、ブロンズ、珪酸アルミ、滑石、金属酸化
物等の無機充填剤、ポリイミド樹脂、芳香族ポリエステ
ル系樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等の有機耐
熱性ポリマー等があり、重量%で5〜30%の含有が可
能である。この他にも低分子量PTFEを充填剤として
用いることもできる。これら充填剤を用いると、耐摩耗
性以外にも耐クリープ性、曲げ弾性率、硬さ、熱伝導
度、線膨張率等が改善できる。
【0005】ここでFPを固形状に構成することにつき
説明する。FPは、ペースト押出し成形やカレンダー成
形で成形加工される。「ペースト押出し成形」は、FP
に石油系溶剤を吸収させたペーストを冷間予備成形し、
ダイから押出しながら連続して焼成・冷却して成形品を
得る方法である。具体的には、FPに適当な有機溶剤を
加えたペースト状のコンパウンドを予め所定の形状に予
備成形したものを押出し機のシリンダーに入れ、加圧す
ると粒子が塑性変形してダイから押出され、所定形状の
連続した未焼成品が得られる。これを加熱によって有機
溶剤を除去し、360〜400℃で焼結する。この方法
によれば棒状やチューブ状等の「ブロック状の焼成され
た形態の固形潤滑剤」が得られる。「カレンダー成形」
は、上記ダイから押し出されたペーストを、そのまま圧
延する方法である。具体的には、FPに比較的粘度の高
い潤滑性の優れた押出し助剤を加えたペーストを押出
し、助剤が揮散しないように熱ロールで圧延して所定の
厚さのシートにする。その後、助剤を抽出・乾燥して除
去し、焼成により焼結すると透明性の優れたシート形状
の固形潤滑剤が得られる。この固形潤滑剤は多孔性であ
る。
【0006】この発明の「画像形成装置の像担持体への
潤滑剤塗布装置」は、帯電・露光・現像・転写の各工程
を行う画像形成装置において、トナー像を一時的に担持
する像担持体の表面に潤滑剤を塗布する装置である。
「トナー像を一時的に担持する像担持体」は、光導電性
の「感光体」であることもできるし、中間転写ベルト等
の「中間転写媒体」であることもできる。請求項6記載
の潤滑剤塗布装置は、固形潤滑剤と、保持手段と、押圧
手段とを有する。「保持手段」は、固形潤滑剤を保持す
る手段である。「押圧手段」は、保持手段に保持された
固形潤滑剤を像担持体表面に対して押圧する手段であ
る。「固形潤滑剤」は、上記請求項1〜5の任意の1に
記載の固形潤滑剤である。請求項7記載の潤滑剤塗布装
置は、潤滑剤袋と、保持手段と、押圧手段とを有する。
「潤滑剤袋」は、PTFEのFPを粉末状体で袋状収容
具に収容させたものである。「保持手段」は、潤滑剤袋
を保持する手段である。「押圧手段」は、保持手段に保
持された潤滑剤袋を像担持体表面に押圧する手段であ
る。FPは、袋状収容具の目を通して像担持体表面に塗
布される。請求項8記載の潤滑剤塗布装置は、固形潤滑
剤と、保持手段と、潤滑剤塗布手段とを有する。「保持
手段」は、固形潤滑剤を保持する手段である。「潤滑剤
塗布手段」は、固形潤滑剤を摩耗させつつ、潤滑剤を微
量ずつ像担持体表面に塗布する手段である。「固形潤滑
剤」は、請求項1〜5の任意の1に記載の固形潤滑剤で
ある。この請求項8記載の潤滑剤塗布装置において、潤
滑剤塗布手段としては「固形潤滑剤と像担持体とに接触
する塗布ローラ」を用いることができ(請求項9)、ま
た「固形潤滑剤と像担持体とに接触する塗布ブラシロー
ラ」を用いることもでき(請求項10)、さらには「固
形潤滑剤に接触するローラと、このローラと像担持体と
に接触する塗布ブラシローラとを有する」ように潤滑剤
塗布手段を構成することもできる(請求項11)。上記
請求項10または11記載の潤滑剤塗布装置において、
潤滑剤塗布手段に用いられる塗布ブラシローラが、像担
持体に対するクリーニングブラシを兼ねていることがで
きる(請求項12)。
【0007】この発明の画像形成装置は、帯電・露光・
現像・転写の各工程を行う画像形成装置であって、トナ
ー像を一時的に担持する像担持体の表面に潤滑剤を塗布
する装置として、請求項6〜12の任意の1に記載の潤
滑剤塗布装置を有することを特徴とする(請求項1
3)。即ち、この発明の画像形成装置はアナログ方式や
デジタル方式の複写装置や、レーザプリンタや光印刷
機、ファクシミリ装置等として実施することが可能であ
る。「トナー像を一時的に担持する像担持体」は光導電
性の感光体あるいは中間転写媒体である。上記請求項1
3記載の画像形成装置において、潤滑剤を塗布されるべ
き像担持体を「光導電性の感光体」とする場合、潤滑剤
塗布装置を、感光体表面の移動方向に関し、転写位置よ
り下流で、クリーニング位置の上流側に配備することが
でき(請求項14)、あるいは、帯電位置の上流側で、
クリーニング位置の下流側に配備することができる(請
求項15)。勿論、潤滑剤塗布装置を2以上設けて、光
導電性の感光体と中間転写媒体の双方に対して潤滑剤塗
布を行うようにして良いことは言うまでもない。なお、
光導電性の感光体に潤滑剤塗布を行う場合には、潤滑剤
は「感光体表面の静止摩擦係数を0.4以下で0.08
以上とする」ように塗布するのが良い。この場合の静止
摩擦係数は「オイラーベルト方式」で測定される値であ
る。即ち、中厚の上質紙を紙すきが長手方向になるよう
にしたベルトを、円筒状の感光体の周面の1/4に掛け
回し、ベルトの一端に所定の荷重:W(例えば100
g)をかけ、他端にフォースゲージを取り付けて引っ張
り、ベルトが移動開始した時点でのフォースゲージの読
み:Fと上記加重:Wとから、式「μs=2/π×ln
(F/W)」により、静止摩擦係数:μsとして算出さ
れる値である。静止摩擦係数が0.4より大きい状態で
は、潤滑剤塗布による感光体表面の摩耗防止の実効を挙
げることができない。この場合、静止摩擦係数を常に
0.4以下を維持するようにしてもよいが、一時的に静
止摩擦係数が0.4を超えることがあってもよい。感光
体の静止摩擦係数が0.08を超えて小さくなると、イ
オン化付着物質等の影響を受け、画像不良が発生するこ
とがある。
【0008】潤滑剤として像担持体表面に塗布されたP
TFEは、PTFEどうしの摩擦でも分子の破断が起こ
る。このため、像担持体上に付着したPTFEは、ある
一定の割合で付着と除去が繰り返されることになる。除
去は、例えばクリーニングユニット、現像ユニット、転
写紙などで行われる。感光体表面には通常、画像ボケを
生じさせる原因である放電生成物(NOx、SOxな
ど)などの異物質が付着する。潤滑剤塗布を行わない場
合は、クリーニング部等で起こる感光体表層の摩耗(削
れ)とともに異物質も除去される。潤滑剤を過剰に塗布
すると感光体の摩耗が少なくなり、異物質の除去できな
くなり、画像不良が起こることがあるが、PTFEのよ
うに供給・除去が繰り返し行われる潤滑剤では、異物質
も付着・除去が繰り返されることになり、画像不良を有
効に低減できる。このような潤滑剤としてのPTFEの
効果は当然に、FPにおいても得られるものである。な
お、感光体の形態は「円筒状のもの」に限らず、有端も
しくは無端のベルト状であることもできる。この場合の
オイラーベルト法による表面摩擦係数の測定は、ベルト
を円筒状の治具に巻きかけて円筒面を形成させ、この円
筒面にオイラーベルトを巻きかけて測定すればよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の画像形成装置
の実施の1形態を要部のみ略示している。感光体11は
円筒状に形成されて時計回りに等速回転し、その表面を
帯電手段12(帯電ローラによる「接触方式」のものを
図示しているが、コロナ放電方式のものでも良いし、ブ
ラシ接触帯電方式のものでもよい)により均一に帯電さ
れ(帯電工程)、光走査装置等の光書込装置13による
情報書込みで静電潜像を形成される(露光工程)。形成
された静電潜像は現像装置4により反転現像されてトナ
ー像として可視化される。トナー像を転写される転写シ
ートSは、転写紙あるいはOHPシート(オーバヘッド
プロジェクタ用のプラスチックシート)等の「シート状
の転写媒体」であり、図示されないレジストローラによ
り転写部へ向けて送りこまれ、転写ベルト15により搬
送されつつ、転写部においてトナー像を転写され、その
後、定着装置16に送られ、同装置16によりトナー像
を定着されて装置外へ排出される。トナー像転写後の感
光体11は除電器17により除電され、クリーニングブ
レード18により残留トナーや紙粉を除去される。図1
において、符号20A,20Bは「潤滑剤塗布装置」を
示す。これら2つの潤滑剤塗布装置20A,20Bは、
これらの内の一方が、選択的に図示の位置に配備され
る。潤滑剤塗布装置20A,20Bの具体的な構成は後
述するが、これらは、請求項6〜12の何れかに記載さ
れたものである。潤滑剤は、感光体11に塗布されるの
で、この実施の形態においては、感光体11が「トナー
像を一時的に担持する像担持体」である。
【0010】即ち、図1に実施の形態を示す画像形成装
置は、帯電・露光・現像・転写の各工程を行う画像形成
装置であって、トナー像を一時的に担持する像担持体1
1の表面に潤滑剤を塗布する装置として、請求項6〜1
2の任意の1に記載の潤滑剤塗布装置20Aもしくは2
0Bを有する(請求項13)。そして、潤滑剤を塗布さ
れるべき像担持体は、光導電性の感光体11であり、潤
滑剤塗布装置20Aが、感光体表面の移動方向に関し、
転写位置より下流で、クリーニング位置の上流側に配備
される(請求項14)。また、潤滑剤塗布装置20B
は、感光体表面の移動方向に関し、帯電位置の上流側
で、クリーニング位置の下流側に配備される(請求項1
5)。潤滑剤塗布装置20Aのように、感光体11に対
する潤滑剤の塗布をクリーニング工程の前に行うように
すると、塗布された潤滑剤を、感光体11に強い圧力で
圧接しているクリーニングブレード18により、感光体
11に「しっかり」と付着させることができる。また、
潤滑剤塗布装置20Bのように、感光体11に対する潤
滑剤の供給をクリーニング工程の後に行うようにする場
合は、感光体表面の残留トナーや紙粉等がクリーニング
工程で除去されているため、感光体表面に潤滑剤を均一
に塗布しやすいという利点がある。この場合も、塗布さ
れた潤滑剤を感光体11の表面に「しっかり」と付着さ
せるため、適当なブレードを設けて加圧を行っても良
い。この場合、ブレードはクリーニングを行うものでは
ないので、圧接力はクリーニングブレードほどの圧接力
を必要としない。
【0011】以下、潤滑剤塗布装置の具体的な実施形態
を説明する。図2(a)は、請求項6記載の潤滑剤塗布
装置の実施の1形態を示している。トナー像を一時的に
担持する像担持体としては光導電性の感光体(図1にお
けると同様符号11で示す)を想定している。固形潤滑
剤38は、PTFEのFPを固形状に構成したもので、
この実施の形態においては「シート状」であり、「保持
手段」としてのホルダ37に保持されている。シート状
の固形潤滑剤38は図面に直交する方向に長く、感光体
11の感光面幅と略等しい長さを有する。符号32で示
す支持枠はホルダ37を支持するとともに、バネ等の弾
性部材33により、ホルダ37を介して固形潤滑剤38
を、感光体11の感光面にその幅方向全域にわたって押
圧させている。弾性部材33と支持枠32とが「押圧手
段」を構成する。弾性部材33は、図面に直交する方向
において固形潤滑剤38を感光体11に均一に圧接させ
るため、図面に直交する方向の複数箇所で弾性力を作用
させる。即ち、図2(a)に実施の形態を示す潤滑剤塗
布装置は、固形潤滑剤38と、この固形潤滑剤を保持す
る保持手段37と、この保持手段に保持された固形潤滑
剤を像担持体11の表面に対して押圧する押圧手段3
2,33とを有する。図2(b)は、請求項7記載の潤
滑剤塗布装置の実施の1形態を示している。トナー像を
一時的に担持する像担持体としては、光導電性の感光体
11が想定されている。潤滑剤袋35は、PTFEのF
P36を粉末状体で「袋状収容具」に収容させたもので
ある。潤滑剤袋35は図面に直交する方向に長く、その
長さは感光体11の感光面幅と略等しい。潤滑剤袋35
は「保持手段」としてのホルダ34に保持されている。
支持枠32は、ホルダ34を支持するとともに、バネ等
の弾性部材33により、ホルダ34を介して潤滑剤袋3
5を感光体11の感光面にその全幅にわたって押圧させ
ている。潤滑剤としてのFPは前述の如く、粒径が極め
て小さいため、容易に袋状収容具の目を通って外部へ
出、弾性部材33による押圧力により感光体11の表面
に塗布される。FPは小さな剪断力で容易に繊維化する
ので、上記弾性力をさほど大きくしなくても、感光体1
1への塗布は容易且つ確実に行われる。弾性部材33
は、図面に直交する方向において潤滑剤袋35を感光体
11に均一に圧接させるために、図面に直交する方向の
複数箇所で弾性力を作用させる。この実施の形態におい
ても、弾性部材33と支持枠32とが「押圧手段」を構
成する。即ち、図2(b)に実施の形態を示す潤滑剤塗
布装置は、PTFEのFP36を粉末状体で袋状収容具
に収容させた潤滑剤袋35と、この潤滑剤袋を保持する
保持手段34と、この保持手段に保持された潤滑剤袋3
5を像担持体11表面に押圧する押圧手段32,33と
を有し、袋状収容具の目を通して、ファインパウダを像
担持体表面に塗布するように構成した潤滑剤塗布装置で
ある。ファインパウダを粉末状のまま保持して像担持体
に塗布する方法としては、潤滑剤袋を用いる代わりに
「FPを保持させたスポンジ等の多孔質体」を像担持体
に押圧させて塗布を行う様にしてもよい。
【0012】図3は、請求項8,9記載の潤滑剤塗布装
置の実施の1形態を示している。なお、繁雑を避けるた
め、混同の虞れがないと思われるものについては、図3
以下においても図2に於けると同一の符号を使用する。
固形潤滑剤38は、図面に直交する方向に長いシート状
に形成されて「保持手段」としてのホルダ37に保持さ
れている。支持枠32はホルダ37を支持するととも
に、バネ等の弾性部材33により、ホルダ37を介して
固形潤滑剤38を「潤滑剤塗布手段」である塗布ローラ
39に圧接させる。塗布ローラ39は、感光体11の感
光面にその幅方向全域にわたって周面を押圧させてい
る。塗布ローラ39は金属ローラあるいは「感光体11
への圧接力を柔軟にするために、金属ローラの周面にゴ
ム層等を形成したもの」であり、図示されない駆動手段
により矢印方向へ回転駆動される。固形潤滑剤38は、
塗布ローラ39の周面により微量づつ「こすり取られ」
て塗布ローラ39の周面に付着し、次いで、塗布ローラ
39により感光体11の周面に塗布される。即ち、図3
に実施の形態を示す潤滑剤塗布装置は、固形潤滑剤38
と、この固形潤滑剤を保持する保持手段37と、固形潤
滑剤38を摩耗させつつ、潤滑剤を微量ずつ像担持体1
1の表面に塗布する潤滑剤塗布手段39とを有し、潤滑
剤塗布手段39は「塗布ローラ」である。
【0013】図4は、請求項8,10記載の潤滑剤塗布
装置の実施の1形態を示している。固形潤滑剤38は、
図面に直交する方向に長いシート状に形成されて「保持
手段」としてのホルダ37に保持されている。支持枠3
2はホルダ37を支持するとともに、バネ等の弾性部材
33により、ホルダ37を介して固形潤滑剤38を「潤
滑剤塗布手段」である塗布ブラシローラ40に圧接させ
る。塗布ブラシローラ40は、図面に直行する方向を軸
とするローラ状に形成されたポリエステルやアクリル樹
脂等のブラシであり、図示のように、感光体11と固形
潤滑剤38とに、軸方向にわたって圧接し、図示されな
い駆動手段により矢印方向へ回転駆動される。固形潤滑
剤38は、塗布ブラシローラ40の周面により微量づつ
「こすり取られ」て塗布ブラシローラ39の周面に付着
し、次いで、塗布ブラシローラ39により感光体11の
周面に塗布される。即ち、図4に実施の形態を示す潤滑
剤塗布装置は、固形潤滑剤38と、この固形潤滑剤を保
持する保持手段37と、固形潤滑剤38を摩耗させつ
つ、潤滑剤を微量ずつ像担持体11の表面に塗布する潤
滑剤塗布手段40とを有し、潤滑剤塗布手段40は「塗
布ブラシローラ」である。図2(a),(b)、図3、
図4に示した潤滑剤塗布装置は、図1に示した潤滑剤塗
布装置20A,20Bの何れとしても使用することがで
きる。図5は、請求項8,11記載の潤滑剤塗布装置の
実施の1形態を示している。固形潤滑剤38は、図面に
直交する方向に長いシート状で、ホルダ37に保持され
ている。ケーシング42はホルダ37を支持するととも
に、バネ等の弾性部材33により、ホルダ37を介して
固形潤滑剤38をローラ41に圧接させる。ローラ41
は金属ローラ等であり、図示されない駆動手段により矢
印方向へ回転駆動される。塗布ブラシローラ40は、図
面に直行する方向を軸とするローラ状に形成されたポリ
エステルやアクリル樹脂等のブラシで、図示のように、
感光体11と塗布ローラ41とに軸方向にわたって圧接
し、図示されない駆動手段により矢印方向へ回転駆動さ
れる。固形潤滑剤38はローラ41の周面により微量づ
つ「こすり取られ」てローラ39の周面に付着し、次い
で、塗布ブラシローラ40に移着し、塗布ブラシローラ
40により感光体11の周面に塗布される。図5に示さ
れているのは、全体としてはクリーニング装置であり、
ケーシング42には、クリーニングブレード18と、ク
リーニングブレード18で掻き取ったトナーを回収する
回収ローラ64と、掻き取ったトナーを規制するフリッ
カ68と、トナー漏れ防止のための入り口シール69が
配備されており、塗布ブラシローラ40は、像担持体で
ある感光体11をクリーニングする「クリーニングブラ
シ」を兼ね、トナー像転写後に、感光体11に残留する
トナーや紙粉の除去を行いつつ、潤滑剤の塗布を行う。
従って、この実施の形態の装置は、潤滑剤塗布装置とし
ては、図1における潤滑剤塗布装置20Aとして使用で
きる。即ち、図5に実施の形態を示す潤滑剤塗布装置
は、固形潤滑剤38と、この固形潤滑剤を保持する保持
手段37と、固形潤滑剤38を摩耗させつつ、潤滑剤を
微量ずつ像担持体表面に塗布する潤滑剤塗布手段40,
41とを有し、潤滑剤塗布手段が、固形潤滑剤38に接
触するローラ41と、このローラ41と像担持体11と
に接触する塗布ブラシローラ40とを有し、塗布ブラシ
ローラ40が、像担持体11に対するクリーニングブラ
シを兼ねている。
【0014】図2(a)、図3、図4、図5に示された
固形潤滑剤37は、PTFEのFPを固形状に構成した
もの(請求項1)であるが、未焼成のものでも良いし
(請求項2)、焼成されたものでもよく(請求項3)、
その形態は「シート状」であることもできるが(請求項
4)、ブロック状やロッド状のものでもよく、所望の機
械強度を持たせるため、PTFEを乳化重合して得られ
たデイスパージョンに充填剤を均一に混合・凝析したF
Pを用いることもできる(請求項5)。図3、図4や図
5に示すように、塗布ローラや塗布ブラシローラを用い
ると、これらが固形潤滑剤を掻き取るときの接触圧を
「弱めに設定」することができるので、未焼成のFPや
充填剤を混入していない、比較的やわらかい固形潤滑剤
の場合に、掻き取り量が過大にならないようにでき、適
量の潤滑剤を像担持体体上に供給することができる。上
記の実施の各形態において、粉末状のFP、あるいは固
形化されるFPとしては市販の適宜のものを用いてよ
く、例えば、ポリフロンF104,F201,F302
(ダイキン工業社製 商品名)、テフロン6J,6C
J,62J(デュポンフロロケミカル社製 商品名)、
フルオンCD1,CD076(旭ICIフロロポリマー
ズ社製 商品名)等を挙げることができる。
【0015】
【実施例】以下具体的な実施例を説明する。図1に示し
た如き画像形成装置における感光体11(OPC感光体
直径:100mm)に、図2(a)に即して説明した
現像剤塗布装置を用いて潤滑剤の塗布を行い、その効果
を、感光体11に表面における表面摩擦係数の経時的な
変化を調べた。表面摩擦係数の測定は前述の「オイラー
ベルト法」により行った。先ず、感光体に「全く潤滑剤
を塗布せず」に画像形成プロセスを繰り返した場合の表
面摩擦係数の変化を調べたところ、図6に示す如きもの
となった。この図6から以下のことが分かる。即ち、O
PC感光体は未使用状体においては表面摩擦係数が0.
4より小さい。従って、未使用状態における表面摩擦係
数がそのまま経時的に変化しなければ、潤滑剤の塗布は
必ずしも必要ないほどであるが、OPC感光体の表面摩
擦係数は、図6に示すように、画像形成プロセスの開始
とともに急激に増大し「0.6より若干小さい値」で飽
和する。このような大きな表面摩擦係数になった状態で
画像形成プロセスを行うと、クリーニングブレードの摺
擦圧が上昇し、所謂「ブレード鳴き」が発生したり、感
光体摩耗が促進される。
【0016】上記感光体に、図2(a)に示すごとき潤
滑剤塗布装置により、潤滑剤の塗布を行ったときの、
(オイラーベルト法により測定される)表面摩擦係数の
経時変化を図7に示す。破線7−1は、固形潤滑剤とし
て「シート状で未焼成」のものを用いた場合をを示す。
押圧手段による感光体への押圧力は、感光面幅方向の1
cmあたり240gwt/cmである。鎖線7−2は、
固形潤滑剤として「未焼成で繊維状のFPをブラシ状に
した」ものを用いた場合を示す。押圧手段による感光体
への押圧力は、感光面幅方向の1cmあたり240gw
t/cmである。実線7−3は、固形潤滑剤として「シ
ート状で焼成した」ものを用いた場合を示す。押圧手段
による感光体への押圧力は、感光面幅方向の1cmあた
り240gwt/cmである。図7に見られるように、
何れの形態の固形潤滑剤を用いる場合も、感光体の表面
摩擦係数は、時間の径化に拘らず当初から0.4以下の
値を示し、終始、潤滑剤塗布の効果が持続することが分
かる。特に、固形潤滑剤として「シート状で焼成した」
ものを用いると、表面摩擦係数を極めて低い値に保つこ
とができる。この場合、塗布の際の押圧力を強め、感光
体へのFP塗布量を増大させれば、表面摩擦係数を0.
1以下とすることも可能である。表面摩擦係数が0.1
以下になると、耐摩耗性が向上し、クリーニング性は向
上するが、感光体に必要以上の潤滑剤(FP)が付着
し、定着前のトナー像の滑りを生じて文字エッジが「か
すれた状態」になる。この状態は、一見解像度が向上し
たように見えるが、シャープ性が悪くなり、ハーフトー
ン画像についても均一性が希薄になり画像品質の低下が
起こりやすくなる。従って、潤滑剤の塗布は、表面摩擦
係数が0.4以下、更に好ましくは0.1〜0.3の範
囲となるように行うことが好ましい。
【0017】図7に示されたように「シート状の焼成し
た固形潤滑剤を用いて、潤滑剤塗布を行う」と、初期に
おける表面摩擦係数の減少が急である。像担持体表面の
摩擦係数を低減して「像担持体を長寿命化」する観点か
らは、なるべく早い時機から像担持体の表面摩擦係数を
低減し維持することが好ましく、この点からすると、特
にFPを焼成した固形潤滑剤を用いることが好ましい。
また、FPは粒子が直径0.2〜0.4μmと非常に細
かく、表面積が大きいため、小さな剪断力で粒子が簡単
に繊維化し塑性変形するので、像担持体上に供給された
後にも小さなせん断力で繊維化しやすく、像担持体上に
残留しやすい。また像担持体上に供給するのに小さな力
をかけるだけで済むのでコストが安くなる。FPを焼成
した固形潤滑剤は「無色透明」で透明度が高い。画像形
成装置においては、最終的に転写シート上にトナーを定
着させて可視像を得るため、潤滑剤の条件として、転写
シート上に潤滑剤が付着残留した場合でも、画像に悪影
響を及ぼさないことが必要である。転写シートは一般に
白色もしくは透明であり、トナーはカラーまたは黒色で
あるため、トナー以外の着色物質が記録紙上に付着する
と、人間の視覚特性として非常に目につきやすい。従っ
て、潤滑剤の色としては「白色または無色透明」が望ま
しい。白色であれば画像上に残留したとしても比較的見
た目には分かり難いし、無色透明であれば画像に悪影響
を及ぼすことはない。このような観点からすると、FP
を焼成した固形潤滑剤は、無色透明であるので潤滑剤と
して極めて好適である。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な固形潤滑剤および画像形成装置、画像形成装置
における像担持体への新規な潤滑剤塗布装置を実現でき
る。この発明の固形潤滑剤は、PTFEのFPを固形状
に構成して用いるが、FPは温度の影響を受けにくく、
従って、塗布の初期から長期間にわたって潤滑剤塗布の
効果を安定して持続させることができる。また、この発
明の潤滑剤塗布装置は、比較的小さな力で適量の潤滑剤
(FP)を像担持体に塗布し、良好な潤滑剤塗布効果を
実現でき、この発明の画像形成装置は、潤滑剤塗布効果
により常に良好な画像形成プロセスを実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置の実施の1形態を説明
するための図である。
【図2】この発明の潤滑剤塗布装置の実施の形態の2例
を説明するための図である。
【図3】この発明の潤滑剤塗布装置の実施の別形態を説
明するための図である。
【図4】この発明の潤滑剤塗布装置の実施の他の形態を
説明するための図である。
【図5】この発明の潤滑剤塗布装置の実施の他の形態を
説明するための図である。
【図6】実施例に関連し、感光体に潤滑剤を塗布せずに
画像形成プロセスを実行したときの感光体の表面摩擦係
数の経時的変化を示す図である。
【図7】実施例における潤滑剤塗布の効果を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
11 トナー像を一時的に担持する像担持体として
の感光体 32 支持枠 33 弾性部材 37 ホルダ(保持手段) 38 固形潤滑剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 左近 洋太 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 永目 宏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 小島 成人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯電・露光・現像・転写の各工程を行う画
    像形成装置において、トナー像を一時的に担持する像担
    持体の表面に、摩擦係数低減のために塗布される潤滑剤
    であって、 ポリテトラフルオロエチレンのファインパウダを固形状
    に構成してなる固形潤滑剤。
  2. 【請求項2】請求項1記載の固形潤滑剤において、 固形状に構成されたファインパウダが未焼成であること
    を特徴とする固形潤滑剤。
  3. 【請求項3】請求項1記載の固形潤滑剤において、 固形状に構成されたファインパウダが焼成されたもので
    あることを特徴とする固形潤滑剤。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の固形潤滑剤が、シ
    ート状であることを特徴とする固形潤滑剤。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の任意の1に記載の固形潤滑
    剤において、 ファインパウダーが、ポリテトラフルオロエチレンを乳
    化重合して得られたデイスパージョンに充填剤を均一に
    混合・凝析したものであることを特徴とする固形潤滑
    剤。
  6. 【請求項6】帯電・露光・現像・転写の各工程を行う画
    像形成装置において、トナー像を一時的に担持する像担
    持体の表面に潤滑剤を塗布する装置であって、 固形潤滑剤と、 この固形潤滑剤を保持する保持手段と、 この保持手段に保持された固形潤滑剤を像担持体表面に
    対して押圧する押圧手段とを有し、 上記固形潤滑剤が請求項1〜5の任意の1に記載の固形
    潤滑剤であることを特徴とする画像形成装置の像担持体
    への潤滑剤塗布装置。
  7. 【請求項7】帯電・露光・現像・転写の各工程を行う画
    像形成装置において、トナー像を一時的に担持する像担
    持体の表面に潤滑剤を塗布する装置であって、 ポリテトラフルオロエチレンのファインパウダを粉末状
    体で袋状収容具に収容させた潤滑剤袋と、 この潤滑剤袋を保持する保持手段と、 この保持手段に保持された潤滑剤袋を像担持体表面に押
    圧する押圧手段とを有し、 上記袋状収容具の目を通して、ファインパウダを像担持
    体表面に塗布するように構成したことを特徴とする像担
    持体への潤滑剤塗布装置。
  8. 【請求項8】帯電・露光・現像・転写の各工程を行う画
    像形成装置において、トナー像を一時的に担持する像担
    持体の表面に潤滑剤を塗布する装置であって、 固形潤滑剤と、 この固形潤滑剤を保持する保持手段と、 上記固形潤滑剤を摩耗させつつ、潤滑剤を微量ずつ像担
    持体表面に塗布する潤滑剤塗布手段とを有し、 上記固形潤滑剤が請求項1〜5の任意の1に記載の固形
    潤滑剤であることを特徴とする画像形成装置の像担持体
    への潤滑剤塗布装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の潤滑剤塗布装置において、 潤滑剤塗布手段が、固形潤滑剤と像担持体とに接触す
    る、塗布ローラであることを特徴とする画像形成装置の
    像担持体への潤滑剤塗布装置。
  10. 【請求項10】請求項8記載の潤滑剤塗布装置におい
    て、 潤滑剤塗布手段が、固形潤滑剤と像担持体とに接触す
    る、塗布ブラシローラであることを特徴とする画像形成
    装置の像担持体への潤滑剤塗布装置。
  11. 【請求項11】請求項8記載の潤滑剤塗布装置におい
    て、 潤滑剤塗布手段が、固形潤滑剤に接触するローラと、こ
    のローラと像担持体とに接触する塗布ブラシローラとを
    有することを特徴とする画像形成装置の像担持体への潤
    滑剤塗布装置。
  12. 【請求項12】請求項10または11記載の潤滑剤塗布
    装置において、 塗布ブラシローラが、像担持体に対するクリーニングブ
    ラシを兼ねていることを特徴とする画像形成装置の像担
    持体への潤滑剤塗布装置。
  13. 【請求項13】帯電・露光・現像・転写の各工程を行う
    画像形成装置において、 トナー像を一時的に担持する像担持体の表面に潤滑剤を
    塗布する装置として、請求項6〜12の任意の1に記載
    の潤滑剤塗布装置を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の画像形成装置におい
    て、 潤滑剤を塗布されるべき像担持体が、光導電性の感光体
    であり、 潤滑剤塗布装置が、感光体表面の移動方向に関し、転写
    位置より下流で、クリーニング位置の上流側に配備され
    ることを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項13記載の画像形成装置におい
    て、 潤滑剤を塗布されるべき像担持体が、光導電性の感光体
    であり、 潤滑剤塗布装置が、感光体表面の移動方向に関し、帯電
    位置の上流側で、クリーニング位置の下流側に配備され
    ることを特徴とする画像形成装置。
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