JP2002055580A - クリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

クリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ

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JP2002055580A
JP2002055580A JP2000242026A JP2000242026A JP2002055580A JP 2002055580 A JP2002055580 A JP 2002055580A JP 2000242026 A JP2000242026 A JP 2000242026A JP 2000242026 A JP2000242026 A JP 2000242026A JP 2002055580 A JP2002055580 A JP 2002055580A
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cleaning
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JP2000242026A
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Atsushi Suzuki
淳 鈴木
Satoshi Tsuruya
聡 鶴谷
Tomonori Mori
友紀 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被クリーニング部材の駆動トルクの増加を防
ぐとともに、被クリーニング部材表面へのトナーや外添
剤の融着を長期間に亘って防ぐことができるクリーニン
グ装置を提供すること。 【構成】 移動可能な感光ドラム(被クリーニング部
材)1表面に弾性ブレード2のエッジ部を当接させ、該
弾性ブレード2の当接部を前記感光ドラム1表面に摺擦
させて該感光ドラム1表面の異物を除去するクリーニン
グ装置おいて、前記感光ドラム1表面に潤滑剤5を塗布
するためのブラシローラ(潤滑剤塗布手段)6を設け、
該ブラシローラ6による感光ドラム1の長手中央域への
潤滑剤塗布量を長手両端域へのそれよりも低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性ブレードと潤
滑剤塗布手段を備えるクリーニング装置とこれをを搭載
した画像形成装置及びプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を採用する画像形成
装置に具備されるクリーニング手段としては、簡易な構
成で安価であるという観点から図9に示すような弾性ブ
レードを用いたブレードクリーニング方式のものが広く
採用されている。
【0003】図9において、101は矢印A方向に回転
駆動される円筒状の被クリーニング部材、102はクリ
ーニング手段であり、このクリーニング手段102は、
廃トナー回収容器103、該廃トナー回収容器103に
取り付けられた支持部材104、該支持部材104に保
持された弾性ブレード105及びトナー補集シート10
6で構成されている。
【0004】上記弾性ブレード105はポリウレタンゴ
ムで構成されており、これは被クリーニング部材101
の表面に対してカウンタ方向に当接されている。即ち、
支持部材104に保持された弾性ブレード105の少な
くとも先端部が被クリーニング部材101の表面に当接
するとともに、弾性ブレード105の被クリーニング部
材101表面に対する当接面の少なくとも一部が被クリ
ーニング部材101の回転方向下流方向に沿って被クリ
ーニング部材101表面から徐々に離間している。
【0005】一方、昨今ではより精細な出力画像が求め
られ、この要求を満たすための手段として、より均一な
荷電特性を得ることができるほぼ球形状のトナーやより
粒径を小さくした微粒子トナーが採用されつつある。
【0006】ところが、球形トナーや微粒子トナーを画
像形成に用いた場合、これらのトナーを被クリーニング
部材101の表面から除去することは従来のトナーに比
べて非常に困難であることが知られている。これは、被
クリーニング部材101が回転駆動される際、その表面
に当接させる弾性ブレード105に『びびり』が生じ、
このとき被クリーニング部材101表面と弾性ブレード
105との間に形成される僅かな間隙をほぼ球形状のト
ナーや微粒子トナーが摺り抜け易いためと考えられてい
る。
【0007】上記問題を解決するために、被クリーニン
グ部材101に対する弾性ブレード105の当接圧を高
めるという手段が用いられるが、この場合、被クリーニ
ング部材101と弾性ブレード105間の摩擦力が高ま
るため、これらの被クリーニング部材101と弾性ブレ
ード105のそれぞれに損傷及び摩耗が発生する可能性
が高まる。
【0008】又、被クリーニング部材101に対する弾
性ブレード105の当接圧が高い程、被クリーニング部
材101表面にトナーやトナーに付加される流動化剤及
びトリボ付与剤としての外添剤が被クリーニング部材1
01表面に固着する『融着』と呼ばれる不良現象が発生
し易いが傾向がある。
【0009】そこで、被クリーニング部材101や弾性
ブレード105の損傷や摩耗を防ぐために、例えば図1
0に示すように固形状の潤滑剤107と該潤滑剤107
と被クリーニング部材101に接触して所定方向に回転
する潤滑剤塗布ローラ108をそれぞれ配設し、潤滑剤
107を被クリーニング部材101表面に塗布する方式
が提案されている。この方式は、被クリーニング部材1
01表面と弾性ブレード105間の摩擦力が高まって弾
性ブレード105が不規則な振幅運動を起すことによっ
て発生する『ブレード鳴き』の防止にも効果を示すと同
時に、トナー及び外添剤の被クリーニング部材101表
面への付着力を弱める効果も示し、『融着』の発生も抑
制される。
【0010】尚、固形状の潤滑剤107としては、例え
ばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸化カルシウム等の脂
肪酸金属塩等が一般的に用いられ、塗布部材を介さない
で該潤滑剤107を被クリーニング部材101に直接当
接させても同様の効果が得られる。
【0011】以上説明したように、塗布部材を用いるか
若しくは直接被クリーニング部材に固形潤滑剤を押し当
てることによって被クリーニング部材表面に潤滑剤を塗
布するブレードクリーニング方式を採用するクリーニン
グ装置では、被クリーニング部材と弾性ブレード間に発
生する摩擦力を低減させることができ、これらの被クリ
ーニング部材と弾性ブレードの損傷や摩耗を防ぐことこ
とが可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなクリーニング装置において潤滑剤が過多に塗布さ
れた場合、時として被クリーニング部材の駆動に必要な
トルクを上昇させる場合があることが本発明者等によっ
て見い出されている。
【0013】図11に示すように、被クリーニング部材
101にカウンタ当接された弾性ブレード105のエッ
ジ部付近は、被クリーニング部材101表面の矢印方向
の移動に伴って被クリーニング部材101表面との摩擦
力とトナーや異物を掻き取る際の抵抗力を受けることに
よって被クリーニング部材101表面の移動方向へと変
形する。
【0014】一方、被クリーニング部材101表面に潤
滑剤107が過多に供給された場合、被クリーニング部
材101に当接された弾性ブレード105のエッジ部付
近に余分な潤滑剤107が堆積し、被クリーニング部材
101の移動に伴って弾性ブレード105が被クリーニ
ング部材101表面のトナーや異物を掻き取る際の抵抗
となるために弾性ブレード105の変形量は更に増加す
る。
【0015】上述のように弾性ブレード105の変形量
が大きくなる程、被クリーニング部材101表面と弾性
ブレード105の接触面積が増え、双方の間に働く摩擦
力が増加するために被クリーニング部材101の駆動に
要するトルクが上昇すると考えられる。
【0016】更に、図12に示すように、一般に用いら
れる弾性ブレード105の長手両端部のみをビス109
等で廃トナー回収容器103に固定するクリーニング装
置では、被クリーニング部材101の表面の移動に伴
い、長手両端域に比較して強度の弱い長手中央域の弾性
ブレード105の変形量が大きくなり、特に被クリーニ
ング部材101の駆動トルクの上昇が顕著である。
【0017】又、装置の簡略化及び小型化を目的として
固形潤滑剤を支持部材に固定した場合、装置の使用度合
いに応じて固形潤滑剤が摩耗することによって塗布部材
若しくは被クリーニング部材への潤滑剤供給量が減少す
る。従って、このような装置では、寿命末期においても
初期と同様の潤滑効果を得るために初期時点での固形潤
滑剤に対する塗布部材若しくは被クリーニング部材の侵
入量を可能な限り大きくする必要がある。このため、前
述のような装置では必然的に装置初期時点での潤滑剤供
給量が増加し、このときに被クリーニング部材の駆動ト
ルクが増大し易い。
【0018】尚、被クリーニング部材表面の移動に伴う
弾性ブレードの変形量は所定の条件下において、図13
に示す被クリーニング部材101に対する弾性ブレード
105の侵入量δを大きく、又、設定角θを大きくする
程強まる傾向にある。
【0019】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、被クリーニング部材の駆動ト
ルクの増加を防ぐとともに、被クリーニング部材表面へ
のトナーや外添剤の融着を長期間に亘って防ぐことがで
きるクリーニング装置とこれを搭載した画像形成装置及
びプロセスカートリッジを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、移動可能な被クリーニング
部材表面に弾性ブレードのエッジ部を当接させ、該弾性
ブレードの当接部を前記被クリーニング部材表面に摺擦
させて該被クリーニング部材表面の異物を除去するクリ
ーニング装置おいて、前記被クリーニング部材表面に潤
滑剤を塗布するための潤滑剤塗布手段を設け、該潤滑剤
塗布手段による被クリーニング部材の長手中央域への潤
滑剤塗布量を長手両端域へのそれよりも低減したことを
特徴とする。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記被クリーニング部材と該被クリーニン
グ部材表面から離間して配置された固形状の潤滑剤の双
方に当接するように配された塗布部材を介して潤滑剤を
被クリーニング部材表面に塗布することを特徴とする。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記塗布部材への前記潤滑剤の侵入量を被
クリーニング部材の長手両端域では大きく、被クリーニ
ング部材の長手中央域では小さくしたことを特徴とす
る。
【0023】請求項4記載の発明は、回転可能な像担持
体の周囲に帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段及
びクリーニング手段を順次配設し、前記像担持体表面に
形成された静電潜像を現像剤により現像して現像像とし
て顕像化し、この現像像を転写部位において転写材に転
写した後、像担持体表面に残存する残留現像剤を像担持
体表面から前記クリーニング手段により除去するように
した画像形成装置の前記クリーニング手段として請求項
1,2又は3記載のクリーニング装置を搭載したことを
特徴とする。
【0024】請求項5記載の発明は、像担持体の周囲に
帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を順次配設
し、前記像担持体表面に形成された静電潜像を現像剤に
より現像して現像像として顕像化し、この現像剤を転写
部位において転写材に転写した後、転写手段表面に残存
する残留現像剤を転写手段表面から前記クリーニング手
段により除去するようにした画像形成装置の前記クリー
ニング手段として請求項1,2又は3記載のクリーニン
グ装置を搭載したことを特徴とする。
【0025】請求項6記載の発明は、像担持体上に形成
した現像剤像を中間転写体に1次転写した後、中間転写
体上の現像剤像を転写材に2次転写することによって出
力画像を得る画像形成装置の前記中間転写体のクリーニ
ング手段として請求項1,2又は3記載のクリーニング
装置を搭載したことを特徴とする。
【0026】請求項7記載の発明は、回転可能な像担持
体の周囲に帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段及
びクリーニング手段を順次配設し、前記像担持体表面に
形成された静電潜像を現像剤により現像して現像像とし
て顕像化し、この現像像を転写部位において転写材に転
写した後、像担持体表面に残存する残留現像剤を像担持
体表面から前記クリーニング手段により除去するように
した画像形成装置に着脱可能に設けられるプロセスカー
トリッジを、少なくとも前記像担持体と請求項1,2又
は3記載のクリーニング装置を一体化して構成したこと
を特徴とする。
【0027】従って、本発明によれば、潤滑剤塗布手段
による被クリーニング部材の長手中央域への潤滑剤塗布
量を長手両端域へのそれよりも少なくしたため、被クリ
ーニング部材の長手中央域に潤滑剤が過多に供給され
ず、弾性ブレードの中央部の変形量が小さく抑えられ、
特に弾性ブレードの中央部の変形に起因する被クリーニ
ング部材の駆動トルクの増加を防ぐとともに、被クリー
ニング部材表面へのトナーや外添剤の融着を長期間に亘
って防ぐことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0029】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係るクリーニング装置の断面図である。
【0030】本発明に係るクリーニング装置は、移動可
能な被クリーニング部材としての像担持体表面に弾性ブ
レードのエッジ部を当接させ、該弾性ブレードの当接部
を前記像担持体表面に摺擦させて該像担持体表面の異物
を除去するものであって、前記像担持体表面に潤滑剤を
塗布するための潤滑剤塗布手段としてブラシローラを設
け、該ブラシローラによる像担持体の長手中央域への潤
滑剤塗布量を長手両端域へのそれよりも低減したことを
特徴とする。
【0031】図1において、1は被クリーニング部材で
ある像担持体としての感光ドラムであり、該感光ドラム
1はOPC等の感光材料膜をアルミニウム等のシリンダ
状基体の外周面に形成して構成されている。
【0032】又、弾性ブレードであるクリーニングブレ
ード2は、板金2aの先端部にポリウレタンゴム2bを
一体的に保持して構成されており、感光ドラム1に対し
て所定の侵入量δ、設定角θの条件で感光ドラム1の回
転方向(図1の矢印B方向)に対してカウンタ方向より
当接されている。このクリーニングブレード2は、感光
ドラム1表面から除去したトナーや異物を収容するため
の収容部を兼ねた廃トナー回収容器(枠体)3に対して
板金2aの両端部をビス4で締め付けることによって固
定されている。
【0033】尚、本実施の形態では、感光ドラム1の長
手寸法は350mm、クリーニングブレード2の長手寸
法は330mmにそれぞれ設定されている。又、クリー
ニングブレード2の材質には、感光ドラム1へのクリー
ニングブレード2の侵入量が1.6mmを超えない範囲
で15〜100[g/cm]の当接圧が得られるよう硬
度の選定を行った。その過程で、クリーニングブレード
2の硬度を高め過ぎると、環境条件によって感光ドラム
1に対するクリーニングブレード2の追従性が損なわれ
て弾性ブレードとしての機能を果たさなくなることが判
明しており、硬度60°以上85°以下(JIS−A)
のものを用いることが適していると判断してこれを使用
した。
【0034】又、廃トナー回収容器3の内部には、感光
ドラム1の回転方向(図1の矢印B方向)に対してクリ
ーニングブレード2の上流に固定配置された固形状の潤
滑剤5と、該潤滑剤5と感光ドラム1に接触するように
回転可能に配置されたブラシローラ6が設けられてい
る。ここで、ブラシローラ6は図1の矢印C方向に30
[rpm]の速度で回転駆動され、該ブラシローラ6に
よって掻き取られた潤滑剤5が感光ドラム1上に塗布さ
れる。尚、図1に示すように、感光ドラム1に対するブ
ラシローラ6の侵入量δ’は感光ドラム1の長手全域で
一様に1mmとなるように設定されている。
【0035】一方、図1に示す固形状の潤滑剤5に対す
るブラシローラ6の侵入量δ”はクリーニングブレード
2の両端部よりそれぞれ100mmの領域で2.0m
m、両端部以外の中央域では1.5mmとなるように潤
滑剤5の形状及び寸法が図2に示すように決定されてい
る。
【0036】又、ブラシローラ6にはその回転方向に対
して感光ドラム1との当接部より下流側にスクレーパ7
が配されており、ブラシローラ6に捕捉されたトナーや
潤滑剤5がスクレーパ7によってその都度廃トナー回収
容器3内に掻き落とされる。このような構成を採用する
ことによって、感光ドラム1表面から回収されたトナー
等が再び感光ドラム1表面に戻るのが防がれる。
【0037】感光ドラム1の回転に伴って該感光ドラム
1表面上のトナーや異物はクリーニングブレード2によ
って感光ドラム1から除去され、ブラシローラ6及び感
光ドラム1に当接して設けられた廃トナー補集シート8
によって外部へ飛散することなく廃トナー回収容器3内
に収容される。
【0038】尚、本実施の形態では、固形状の潤滑剤5
にステアリン酸亜鉛を用いたが、その他にもステアリン
酸鉄、ステアリン酸銅、パルチミン酸マグネシウム、パ
ルチミン酸カルシウム、オレイン酸マンガン、オレイン
酸鉛等の比較的高次の脂肪酸等を用いることができる。
【0039】本発明に係るクリーニング装置において効
果を確認するために、本発明に係るクリーニング装置
(a)に加え、固形状の潤滑剤5に対するブラシローラ
6の侵入量δ”がクリーニングブレード2の長手全域で
一様に2.0mmとなるようにしたクリーニング装置
(b)、又、クリーニングブレード2の両端部よりそれ
ぞれ100mmの領域で1.5mm、それ以外の中央域
では2.0mmとなるようにしたクリーニング装置
(c)、更には潤滑剤塗布を一切行わないクリーニング
装置(d)を準備し、図3に示すように帯電手段9と現
像手段10を配置して空回転実験を行った。
【0040】実験は明光下で行い、感光ドラム1をトル
ク測定器11を接続した不図示の外部モータによって図
1の矢印B方向に100[mm/sec]の周速度で回
転駆動し、その周面を帯電手段9によって−700
[V]に一様帯電した後、現像手段10に印加するバイ
アスを−50〜−500[V]まで可変させることによ
って感光ドラム1表面に所定の量のトナーを転移させる
ようにした。
【0041】又、実験は感光ドラム1とクリーニングブ
レード2間に働く摩擦力が比較的大きくなる高温高湿
(35℃/85%)で3時間行い、その間の最大トルク
値と図4に示す固形状の潤滑剤5の削れ量(最深部深
さ)αをまとめたのが表1である。
【0042】
【表1】 表1に示す通り、両端域に対して中央域で潤滑剤塗布量
を減少させた本発明に係るクリーニング装置(a)で
は、全域に等しく潤滑剤塗布を行ったクリーニング装置
(b)や中央域に対して端部域で潤滑剤塗布量を減少さ
せたクリーニング装置(c)の何れに対しても感光ドラ
ム1の駆動トルクを低く抑えることができた。
【0043】尚、潤滑塗布を行ったクリーニング装置
(a)〜(c)では、何れも空回転実験を開始してから
約1.5時間で最大トルクを記録したのに対し、潤滑剤
塗布を行わないクリーニング装置(d)では、空回転実
験開始直後の駆動トルクが最大となった。これは、空回
転開始後1.5時間付近での潤滑剤5の削れ量が大き
く、この時点で感光ドラム1表面に最も過多に潤滑剤塗
布が行われたためと推測される。
【0044】又、感光ドラム1表面に潤滑剤塗布を行わ
ないクリーニング装置(d)では、空回転実験を行った
後に感光ドラム1表面にトナーの融着が見られたが、潤
滑剤5の塗布を行ったその他のクリーニング装置(a)
〜(c)では融着は一切発生しなかった。
【0045】尚、図5に示すように、例えば固形状の潤
滑剤5の形状を平行とし、ブラシローラ6の外径寸法β
を長手両端域では大きく、長手中央域では小さくするこ
とによって固形状の潤滑剤5へのブラシローラ6の侵入
量調整を行っても前記と同様の結果が得られる。又、ブ
ラシローラ6の形状としては図5に示すように段差を設
ける他、外径が連続的に変化する逆クラウン形状として
も良い。
【0046】以上のように、本発明に係るクリーニング
装置によれば、トナー等の感光ドラム1表面への融着を
防ぐことができるとともに、感光ドラム1の駆動に要す
るトルクの上昇を抑えることができる。
【0047】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0048】本実施の形態に係る画像形成装置は、回転
可能な像担持体の周囲に帯電手段、露光手段、現像手
段、クリーニング手段を順次配設し、前記像担持体表面
に形成された静電潜像を現像剤により現像剤像として顕
像化し、この現像剤像を転写部位において転写材表面に
転写した後、前記像担持体表面に残存する残留現像剤を
前記像担持体表面から前記クリーニング手段により除去
するようにした画像形成装置において、前記クリーニン
グ手段として本発明に係る前記実施の形態1に係るクリ
ーニング装置を搭載したことを特徴とする。
【0049】図6は本発明に係る画像形成装置要部の断
面図であり、同図において、12は被クリーニング部材
である像担持体としての感光ドラムであり、該感光ドラ
ム12はOPC等の感光材料膜をアルミニウム等のシリ
ンダ状基体の外周面に形成して構成されている。
【0050】上記感光ドラム12は図6の矢印D方向に
100[mm/sec]の周速度で回転駆動され、その
表面は接触帯電手段としての帯電ローラ13によって暗
部電位VDとして−700[V]に一様帯電される。
【0051】次に、第1の画像情報に応じてON/OF
F制御されたスキャナー14によって走査露光が施さ
れ、明部電位VLとして−100[V]の第1の静電潜
像が感光ドラム12に形成される。そして、このように
形成された静電潜像は現像装置15によって現像されて
トナー像として可視化される。尚、現像方法としては、
ジャンピング現像法、2成分現像法、FEED現像法等
が用いられ、イメージ露光と反射現像とを組み合わせて
用いられることが多い。
【0052】而して、可視化された感光ドラム12上の
トナー像は、感光ドラム12表面に所定の押圧力を持っ
て圧接・駆動回転される転写ローラ16に対して不図示
の高圧電源よりトナーの帯電極性とは逆極性の電圧を印
加することにより、所定のタイミングで転写部位に搬送
されてくる転写材Pの表面に転写される。その後、転写
材Pは不図示の定着装置へと搬送され、トナー像が転写
材P上に永久画像として定着され、トナー像が定着され
た転写材Pは機外へと排出される。
【0053】一方、転写が終了した感光ドラム12表面
に若干量残存するトナーは、本発明に係るクリーニング
装置17を構成するクリーニングブレード2によって感
光ドラム12の表面から除去され、ブラシローラ6と廃
トナー補集シート8によってクリーニング装置17の外
部へ飛散することなく廃トナー回収容器3内に収容され
る。
【0054】又、本実施の形態に係る画像形成装置にお
いては、感光ドラム12を駆動するモータの許容トルク
値は消費電力や発熱量等の兼ね合いから1.3kgf・
cmとしており、感光ドラム12を駆動するのに必要な
トルクがこの値を上回ると直ちに装置は脱調してしま
う。
【0055】本発明の画像形成装置の効果を確認するた
め、本発明に係るクリーニング装置(a)に代えて、固
形状の潤滑剤5に対するブラシローラ6の侵入量δ”が
クリーニングブレード2の長手全域で一様に2.0mm
となるようにしたクリーニング装置(b)、クリーニン
グブレード2の両端部よりそれぞれ100mmの領域で
1.5mm、それ以外の中央域では2.0mmとなるよ
うにしたクリーニング装置(c)、潤滑剤塗布を一切行
わないクリーニング装置(d)をそれぞれ画像形成装置
本体に組み込んでA3−2000枚の連続耐久を行っ
た。
【0056】実験はそれぞれ低温低湿環境(10℃/1
0%)、常温常湿環境(25℃/60%)、高温高湿環
境(35℃/85%)で行い、脱調の発生の有無をまと
めたのが表2である。
【0057】
【表2】 表2に示す通り、両端域に対して中央域で潤滑剤塗布量
を減少させた本発明に係るクリーニング装置(a)を組
み込んだ画像形成装置では何れの環境条件下においても
脱調は発生しなかったが、全域に等しく潤滑剤塗布を行
ったクリーニング装置(b)や、中央域に対し端部域で
潤滑剤塗布量を減少させたクリーニング装置(c)では
脱調が発生した。
【0058】又、感光ドラム12表面に潤滑剤塗布を行
わないクリーニング装置(d)を画像形成装置に組み込
んだ際に脱調は発生しなかったが、感光ドラム12の寿
命まで画像出力を継続した時点で、潤滑剤塗布を行った
構成では見られなかった感光ドラム12表面へのトナー
の融着が見られた。
【0059】以上のように、本発明に係る画像形成装置
では、感光ドラム12表面へのトナー等の融着を防ぐこ
とができるとともに、感光ドラム12の駆動に要するト
ルクの上昇を抑制し、より幅広い環境条件下で装置を安
定して作動させることができる。
【0060】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3について説明する。
【0061】本実施の形態の画像形成装置は、回転可能
な像担持体表面に形成された静電潜像を現像剤により現
像剤像として顕像化してこれを中間転写体上に1次転写
し、前記現像剤像を再び転写材上に2次転写して出力画
像を得た後に、前記中間転写体表面及び転写ベルト表面
に残存する残留する現像剤をクリーニング手段により除
去するようにした画像形成装置において、前記クリーニ
ング手段として本発明に係る実施の形態1において示し
たクリーニング装置を搭載したことを特徴とする。
【0062】図7に示す本実施の形態に係る画像形成装
置では、感光ドラム18よりも表面平滑性が劣る中間転
写体21及び転写ベルト23を使用するため、クリーニ
ング装置25におけるクリーニングブレード2の侵入量
と設定角θは何れも実施の形態1において示したクリー
ニング装置での設定よりも小さくなるようにし、クリー
ニングブレード2の摺擦抵抗を軽減できるようにした。
又、併せて固形状の潤滑剤5に対するブラシローラ6の
侵入量δ”も、クリーニングブレード2の両端部よりそ
れぞれ100mmの領域で2.5mm、それ以外の中央
域では2.0mmとなるように固形状の潤滑剤5の形状
を設定し、潤滑剤5の塗布量を相対的に増やすことによ
ってクリーニングブレード2の捲れ防止に配慮した。
【0063】又、本実施の形態では、中間転写体21の
長手寸法を345mm、転写ベルト23の長手寸法を3
40mmとし、クリーニングブレード2の長手寸法を3
30mmとした。
【0064】図7において、18は被クリーニング部材
である像担持体としての感光ドラムであり、この感光ド
ラム18はOPC等の感光材料膜をアルミニウム等のシ
リンダ状基体の外周面に形成して構成されている。
【0065】上記感光ドラム18は図7の矢印D方向に
100[mm/sec]の周速度で回転駆動され、その
表面は接触帯電手段としての帯電ローラ19によって暗
部電位VDとして−700[V]に一様帯電される。
【0066】次に、第1の画像情報に応じてON/OF
F制御されたスキャナー14による走査露光が施され、
明部電位VLとして−100[V]の第1の静電潜像が
感光ドラム18上に形成される。このように形成された
静電潜像は、現像装置20によって現像されてトナ像と
して可視化されるが、現像装置20は、第1色目のトナ
ーとしてイエロートナーが内包された第1の現像装置2
0a、第2色目のトナーとしてマゼンタトナーが内包さ
れた第2の現像装置20b、第3色目のトナーとしてシ
アントナーが内包された第3の現像装置20c、第4色
目のトナーとしてブラックトナーが内包された第4の現
像装置20dを一体化して構成されており、先ず、前記
第1の静電潜像は第1色目のトナーとしてイエロートナ
ーが内包された第1の現像装置20aによって現像され
て第1色目のトナー像として可視化される。尚、現像方
法としては、ジャンピング現像法、2成分現像法、FE
ED現像法等が用いられ、イメージ露光と反転現像とを
組み合わせて用いられることが多い。
【0067】而して、可視化された第1色目のトナー像
は、回転駆動される第2の像担持体としての中間転写体
21と対向する第1の転写部位において、中間転写体2
1表面に静電転写(1次転写)される。ここで、中間転
写体21は、転写材Pの長さよりも若干長い周長を有
し、感光ドラム18に対して所定の押圧力で圧接されつ
つ、感光ドラム18の周速度と略等しい周速度で感光ド
ラム18の回転方向に対して順方向に回転駆動される。
【0068】そして、前述のように、感光ドラム18の
表面に形成されたトナー像は、高圧電源22により前記
中間転写体21に対してトナーの帯電極性とは逆極性の
電圧(1次転写バイアス)が印加されることによって中
間転写体21の表面に静電転写(1次転写)される。
【0069】続いて、以上の工程を3回繰り返し、その
都度、マゼンタトナーにより現像された第2色目のトナ
ー像、シアントナーにより現像された第3色目のトナー
像、ブラックトナーにより現像された第4色目のトナー
像が順次中間転写体21の表面に転写されて積層され
る。
【0070】その後、中間転写体21の表面に対して離
間状態にあった転写ベルト23が所定の押圧力で中間転
写体21の表面に圧接されて回転駆動される。ここで、
転写ベルト23はバイアスローラ23aとテンションロ
ーラ23bによって支持され、前記バイアスローラ23
aに対しては高圧電源24によりトナーの帯電極性とは
逆極性の電圧(2次転写バイアス)が印加されることに
より、第2の転写部位に所定のタイミングで搬送されて
くる転写材Pの表面に、中間転写体21表面に形成され
たトナー像が一括転写(2次転写)され、トナー像が転
写された転写材Pは不図示の定着装置へと搬送され、定
着装置においてトナー像が転写材P上に永久画像として
定着され、トナー像が定着された転写材Pは機外へと排
出される。
【0071】一方、1次転写及び2次転写がそれぞれ終
了した後、中間転写体21表面及び転写ベルト23に若
干量残存するトナーは、クリーニング装置25を構成す
るクリーニングブレード2によって感光ドラム18表面
から除去され、ブラシローラ6及び廃トナー補集シート
8によってクリーニング装置25の外部へ飛散すること
なく廃トナー回収容器3内に収容される。
【0072】尚、本実施の形態の画像形成装置において
は、中間転写体21と転写ベルト23は共通の単一モー
タを用によって駆動され、消費電力や発熱量等の兼ね合
いからモータの許容トルクは2.8kgf・cmに設定
されている。このため、中間転写体21と転写ベルト2
3の駆動に必要なトルク値の総和が前記許容トルク値を
超えた場合には直ちに装置は脱調してしまう。
【0073】本発明に係る画像形成装置において効果を
確認するために、前記実施の形態1に示したクリーニン
グ装置(a)に代えて、固形状の潤滑剤5に対するブラ
シローラ6の侵入量δ”がクリーニングブレード2の長
手全域で一様に2.5mmとなるようにしたクリーニン
グ装置(b)、クリーニングブレード2の両端部よりそ
れぞれ100mmの領域で2.0mm、それ以外の中央
域では2.5mmとなるようにしたクリーニング装置
(c)、潤滑剤塗布を一切行わないクリーニング装置
(d)をそれぞれ画像形成装置本体に組み込んでフルカ
ラーA3−500枚の連続耐久を行った。実験はそれぞ
れ低温低湿環境(10℃/10%)、常温常湿環境(2
5℃/60%)、高温高湿環境(35℃/85%)で行
い、脱調の発生の有無をまとめたのが表2である。
【0074】
【表3】 表3に示す通り、両端域に対して中央域で潤滑剤塗布量
を減少させた本発明に係るクリーニング装置(a)を組
み込んだ画像形成装置では何れの環境条件下においても
脱調は発生しなかったが、全域に等しく潤滑剤塗布を行
ったクリーニング装置(b)や中央域に対して端部域で
潤滑剤塗布量を減少させたクリーニング装置(c)では
脱調が発生した。
【0075】又、中間転写体21表面に潤滑剤塗布を行
わないクリーニング装置(d)を画像形成装置に組み込
んだ際に脱調は発生しなかったが、中間転写体21と転
写ベルト23の寿命まで画像出力を継続した時点で潤滑
剤塗布を行った構成では見られなかった中間転写体21
表面へのトナーの融着が見られた。
【0076】以上のように、本実施の形態に係る画像形
成装置では、中間転写体21表面へのトナー等の融着を
防止することができるとともに、中間転写体21の駆動
に要するトルクの上昇を抑制してより幅広い環境条件下
で装置を安定して作動させることができる。
【0077】尚、転写ベルト23に代えて転写ローラを
2次転写手段として用いた場合にも、前記実施の形態1
に係るクリーニング装置を転写ローラのクリーニング手
段として用いることができる。
【0078】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4について説明する。
【0079】本実施の形態は、本発明の実施の形態2に
係る画像形成装置において図8に示すように感光ドラム
12と、帯電手段である帯電ローラ13と、クリーニン
グ装置17とを一体化してプロセスカートリッジ26と
し、このプロセスカートリッジ26を画像形成装置本体
に装着することによって画像形成動作を行うようにした
ことを特徴とする。
【0080】本実施の形態に係る画像形成装置では、構
成部品の寿命等を考慮してプロセスカートリッジ26を
構成することによって、感光ドラム12が摩耗したり、
感光ドラム12表面から除去したトナー等で廃トナー収
容容器3が満杯になる等して継続して画像形成が不可能
となった際にプロセスカートリッジ26の交換を行うこ
とによって容易にメンテナンスが可能となった。
【0081】又、感光ドラム12の駆動に要するトルク
を低く抑えることができるため、幅広い環境下での装置
の安定化を図ることが可能となり、感光ドラム12の表
面へのトナー等の融着も防止することができる。
【0082】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、移動可能な被クリーニング部材表面に弾性ブレ
ードのエッジ部を当接させ、該弾性ブレードの当接部を
前記被クリーニング部材表面に摺擦させて該被クリーニ
ング部材表面の異物を除去するクリーニング装置おい
て、前記被クリーニング部材表面に潤滑剤を塗布する潤
滑剤塗布手段を設け、該潤滑剤塗布手段による被クリー
ニング部材の長手中央域への潤滑剤塗布量を長手両端域
へのそれよりも低減したため、被クリーニング部材の駆
動トルクの増加を防ぐとともに、被クリーニング部材表
面へのトナーや外添剤の融着を長期間に亘って防ぐこと
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るクリーニング装置
の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る潤滑剤の斜視図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態1に係るクリーニング装置
の効果を確認するために用いた実験装置の断面図であ
る。
【図4】潤滑剤の削れ量測定箇所を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るクリーニング装置
において平板状の潤滑剤と段付状のブラシローラを示す
斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置要部
の断面図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置要部
の断面図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係るプロセスカートリ
ッジとこれを備える画像形成装置要部の断面図である。
【図9】従来のクリーニング装置の断面図である。
【図10】潤滑剤塗布手段を備える従来の画像形成装置
要部の断面図である。
【図11】被クリーニング部材表面が移動した際の弾性
ブレードの変形を説明する図である。
【図12】弾性ブレードの長手2箇所を固定した構成を
有する従来のクリーニング装置の部分斜視図である。
【図13】被クリーニング部材に対する弾性ブレードの
侵入量δと設定角θを説明する図である。
【符号の説明】
1,12,18 感光ドラム(像担持体、被クリーニ
ング部材) 2 クリーニングブレード(弾性ブレー
ド) 5 潤滑剤 6 ブラシローラ(塗布部材、潤滑剤塗
布手段) 9,13,19 帯電ローラ(帯電手段) 10,15,20 現像装置(現像手段) 14 スキャナー(露光手段) 16 転写ローラ(転写手段) 17,25 クリーニング装置(クリーニング手
段) 21 中間転写体 23 転写ベルト(転写手段) 26 プロセスカートリッジ P 転写材 δ” 潤滑剤のブラシローラ(塗布部材)
への侵入量
フロントページの続き (72)発明者 森 友紀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H032 BA07 BA23 BA30 2H034 AA07 BF00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な被クリーニング部材表面に弾
    性ブレードのエッジ部を当接させ、該弾性ブレードの当
    接部を前記被クリーニング部材表面に摺擦させて該被ク
    リーニング部材表面の異物を除去するクリーニング装置
    おいて、 前記被クリーニング部材表面に潤滑剤を塗布するための
    潤滑剤塗布手段を設け、該潤滑剤塗布手段による被クリ
    ーニング部材の長手中央域への潤滑剤塗布量を長手両端
    域へのそれよりも低減したことを特徴とするクリーニン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 前記被クリーニング部材と該被クリーニ
    ング部材表面から離間して配置された固形状の潤滑剤の
    双方に当接するように配された塗布部材を介して潤滑剤
    を被クリーニング部材表面に塗布することを特徴とする
    請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記塗布部材への前記潤滑剤の侵入量を
    被クリーニング部材の長手両端域では大きく、被クリー
    ニング部材の長手中央域では小さくしたことを特徴とす
    る請求項2記載のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 回転可能な像担持体の周囲に帯電手段、
    露光手段、現像手段、転写手段及びクリーニング手段を
    順次配設し、前記像担持体表面に形成された静電潜像を
    現像剤により現像して現像像として顕像化し、この現像
    像を転写部位において転写材に転写した後、像担持体表
    面に残存する残留現像剤を像担持体表面から前記クリー
    ニング手段により除去するようにした画像形成装置の前
    記クリーニング手段として請求項1,2又は3記載のク
    リーニング装置を搭載したことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 像担持体の周囲に帯電手段、露光手段、
    現像手段及び転写手段を順次配設し、前記像担持体表面
    に形成された静電潜像を現像剤により現像して現像像と
    して顕像化し、この現像剤を転写部位において転写材に
    転写した後、転写手段表面に残存する残留現像剤を転写
    手段表面から前記クリーニング手段により除去するよう
    にした画像形成装置の前記クリーニング手段として請求
    項1,2又は3記載のクリーニング装置を搭載したこと
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像担持体上に形成した現像剤像を中間転
    写体に1次転写した後、中間転写体上の現像剤像を転写
    材に2次転写することによって出力画像を得る画像形成
    装置の前記中間転写体のクリーニング手段として請求項
    1,2又は3記載のクリーニング装置を搭載したことを
    特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 回転可能な像担持体の周囲に帯電手段、
    露光手段、現像手段、転写手段及びクリーニング手段を
    順次配設し、前記像担持体表面に形成された静電潜像を
    現像剤により現像して現像像として顕像化し、この現像
    像を転写部位において転写材に転写した後、像担持体表
    面に残存する残留現像剤を像担持体表面から前記クリー
    ニング手段により除去するようにした画像形成装置に着
    脱可能に設けられ、少なくとも前記像担持体と請求項
    1,2又は3記載のクリーニング装置を一体化して構成
    されることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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