JP5109733B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機,プリンタ,ファクシミリ及びこれらの複合機などの画像形成装置に係り、トナー像を保持して移動する像保持部材からトナー像を転写させた後の像保持部材の表面に残留する残留物を除去するクリーニング装置と、このクリーニング装置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置で上記の像保持部材の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させる均し部材とが設けられた画像形成装置において、形成する画像の状態や、環境条件が変化した場合においても、潤滑剤供給手段によって像保持部材の表面に適切な量の潤滑剤が供給され、この潤滑剤が均し部材によって像保持部材の表面に適切に膜状に塗布されて、良好な画像形成が安定して行えるようにした点に特徴を有するものである。
複写機,プリンタ,ファクシミリ及びこれらの複合機などの画像形成装置においては、トナー像を保持して移動する像保持部材、例えば、トナー像が形成される感光体や、感光体に形成されたトナー像が転写される中間転写体において、このような像保持部材からトナー像を記録媒体や中間転写体等の被転写部材に転写させた後、この像保持部材の表面にクリーニングブレード等のクリーニング部材を圧接させて、この像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物を除去することが行われている。
ここで、上記のようにトナー像を転写させた後における像保持部材の表面にクリーニング部材を圧接させて、この像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物を除去する作業を長く続けると、クリーニング部材が摩耗してクリーニング性能が低下したり、また像保持部材の表面が摩耗して、像保持部材の寿命が短くなったりする等の問題があった。
このため、従来においては、トナー像を記録媒体等に転写させた像保持部材の表面に潤滑剤供給手段から金属石鹸等の潤滑剤を供給し、この潤滑剤により像保持部材の表面とクリーニング部材との間の摩擦抵抗を低減させると共に、像保持部材の表面の離型性を高め、像保持部材の表面に形成されたトナー像を上記の被転写部材に適切に転写させるようにすることが行われている。
そして、従来においては、上記のようにトナー像を被転写部材に転写させた像保持部材の表面に潤滑剤供給手段から潤滑剤を供給するにあたり、特許文献1,2に示されるように、固形潤滑剤からブラシロールによって潤滑剤を掻き取り、トナー像を転写させた後の像保持部材の表面にこのブラシロールを接触させて、掻き取った潤滑剤を像保持部材の表面に付与した後、この像保持部材の表面にクリーニング部材を圧接させ、このクリーニング部材により潤滑剤を押圧させて、潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させるようにしたものが提案されている。
しかし、このようにクリーニング部材によって像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物を除去する前に、像保持部材の表面にブラシロールを接触させて潤滑剤を付与するようにした場合、このブラシロールに像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物が付着して次第に蓄積し、これによりブラシロールにおける固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取る能力が次第に低下し、像保持部材の表面に潤滑剤を適切に付与することができなくなるという問題があった。
また、従来においては、上記のように像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物がブラシロールに付着するのを抑制するため、特許文献2,3に示されるように、像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物をクリーニング部材によって除去した後、上記のブラシロールを接触させて像保持部材の表面に潤滑剤を供給し、その後、板状の弾性体からなる均し部材の端部を、像保持部材の移動方向と同方向に向けて像保持部材の表面に圧接させ、像保持部材の表面に供給された潤滑剤をこの均し部材により押圧させて、像保持部材の表面に潤滑剤を膜状に塗布させるようにしたものが提案されている。
ここで、このように均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて像保持部材の表面に圧接させ、潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させる場合において、像保持部材の表面に対する均し部材の端部の圧接力が弱いと、像保持部材の表面に供給された潤滑剤が十分に被膜化されず、潤滑剤が粒子の状態で均し部材の端部を通過するようになる。
そして、このように潤滑剤の状態で均し部材の端部を通過すると、この潤滑剤が像保持部材の表面に接触する帯電ローラ等に付着して、像保持部材の表面を適切に帯電させることができなくなったり、この潤滑剤が現像装置内に混入してトナーの帯電不良が生じたりし、形成される画像に様々な不良が発生するという問題がある。
一方、像保持部材の表面に供給された潤滑剤が十分に被膜化されるように、像保持部材の表面に対する均し部材の端部の圧接力を強くした場合、像保持部材を駆動させるトルクが増加すると共に、均し部材の端部や像保持部材の表面の摩耗が大きくなり、また均し部材が次第に変形して永久ひずみも大きくなり、安定した画像形成が行えなくなる等の問題があった。
また、均し部材の端部を像保持部材の表面に圧接する圧接力を適切に設定した場合においても、画像濃度の低い画像形成が続くと、像保持部材の表面に潤滑剤が塗布された状態でさらに潤滑剤が供給されて過剰に塗布されるようになり、また低温低湿度の環境下で画像形成を行った場合にも、像保持部材の表面に潤滑剤を供給するブラシロールのブラシが硬くなり、このブラシロールによって過剰の潤滑剤が像保持部材の表面に供給されて過剰に塗布されるようになる。
そして、このように像保持部材の表面に過剰の潤滑剤が塗布されると、像保持部材の表面におけるトナー像の保持力が低下し、転写時にトナーの飛び散りが発生して、画像が滲んだりする等の問題が生じた。
逆に、画像濃度の高い画像形成を続けて行ったり、高温高湿度の環境下で画像形成を行ったりした場合には、像保持部材の表面に供給される潤滑剤の量が減少して、像保持部材の表面に潤滑剤が十分に塗布されなくなり、像保持部材の表面におけるトナー像の離型性が悪くなってトナー像が適切に転写されなくなり、ライン画像に中抜けが発生する等の問題が生じた。
特開2003−57996号公報 特開2006−251751号公報 特開2006−259450号公報
本発明は、トナー像を保持して移動する像保持部材からトナー像を転写させる位置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置に、像保持部材の表面に残留する残留物を除去するクリーニング装置と、このクリーニング装置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置で上記の像保持部材の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させる均し部材とが設けられた画像形成装置における上記のような問題を解決することを課題とするものである。
すなわち、本発明においては、形成する画像の状態や、環境条件が変化した場合においても、上記の潤滑剤供給手段によって像保持部材の表面に適切な量の潤滑剤が供給され、この潤滑剤が均し部材によって像保持部材の表面に適切に膜状に塗布されて、良好な画像形成が安定して行えるようにすることを課題とするものである。
本発明においては、上記のような課題を解決するため、トナー像を保持して移動する像保持部材からトナー像を転写させる位置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置に、像保持部材の表面に残留する残留物を除去するクリーニング装置と、このクリーニング装置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置で上記の像保持部材の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させる均し部材とが設けられた画像形成装置において、上記の潤滑剤供給手段に、固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って像保持部材の表面に供給する潤滑剤供給部材を設けると共に、上記の固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる押圧力を上記の均し部材と像保持部材との間の摩擦力に対応させて変化させる押圧力調整手段として、上記の均し部材を保持する均し部材保持部と上記の固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる固形潤滑剤押圧部とが回転支点を中心に回動する回動部材を設けた。
ここで、上記の押圧力調整手段によって固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる押圧力を、上記の均し部材と像保持部材との間の摩擦力に対応させて変化させるにあたっては、例えば、前記のように画像濃度の高い画像形成を続けて行ったり、高温高湿度の環境下で画像形成を行ったりした結果、像保持部材の表面における潤滑剤の量が減少して、像保持部材と均し部材との間の摩擦力が強くなった場合には、上記の押圧力調整手段により固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる押圧力を強くして、上記の潤滑剤供給部材により固形潤滑剤から掻き取る潤滑剤の量を多くし、像保持部材の表面に供給される潤滑剤の量が多くなるようにする。
一方、前記のように画像濃度の低い画像形成を続けて行ったり、低温低湿度の環境下で画像形成を行ったりした結果、像保持部材の表面に潤滑剤が塗布された状態でさらに潤滑剤が供給されて過剰に塗布され、像保持部材と均し部材との間の摩擦力が弱くなった場合には、上記の押圧力調整手段により固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる押圧力を弱くして、上記の潤滑剤供給部材により固形潤滑剤から掻き取る潤滑剤の量を少なくし、像保持部材の表面に供給される潤滑剤の量が少なくなるようにする。
また、上記の均し部材は、像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させることができるものであれば特に限定されず、例えば、板状の弾性体やローラ状の弾性体などを用いることができるが、上記のように押圧力調整手段として、均し部材を保持する均し部材保持部と固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる固形潤滑剤押圧部とが回転支点を中心に回動する回動部材を設けた場合、保持部材と均し部材との間の摩擦力の変化に伴って回動部材が適切に回動して、固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる押圧力を適切に制御できるようにするためには、板状の弾性体からなる均し部材を用い、この板状の弾性体からなる均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて当接させることが好ましい。
また、このように板状の弾性体からなる均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて当接させた場合において、保持部材と均し部材との間の摩擦力が高くなると、この均し部材の端部が移動する像保持部材に引っ張られて、均し部材の端部と像保持部材の表面との間のニップ幅が若干増加し、像保持部材の表面に潤滑剤が十分に塗布されるようになる。
一方、保持部材と均し部材との間の摩擦力が低くなると、均し部材の端部と像保持部材の表面との間の楔状の空間部における潤滑剤がこの均し部材によって堰き止められ、均し部材の端部と像保持部材の表面との間に導かれる潤滑剤の量が少なくなり、像保持部材の表面に塗布される潤滑剤の量が減少し、像保持部材の表面に潤滑剤が過剰に塗布されるのが防止される。
本発明の画像形成装置においては、像保持部材の表面に残留する残留物を除去するクリーニング装置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置で、上記の潤滑剤供給手段によって像保持部材の表面に潤滑剤を供給するようにしたため、像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物がクリーニング装置により除去されて潤滑剤供給手段に付着するのが防止され、この潤滑剤供給手段によって像保持部材の表面に潤滑剤が適切に供給されるようになる。
また、本発明の画像形成装置においては、潤滑剤供給部材により固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って像保持部材の表面に供給し、このように供給された潤滑剤を均し部材によって保持部材の表面に塗布させるにあたり、押圧力調整手段によって固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる押圧力を、均し部材と像保持部材との間の摩擦力に対応させて変化させるようにしたため、像保持部材と均し部材との間の摩擦力が強くなった場合には、押圧力調整手段により固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる押圧力を強くし、潤滑剤供給部材により固形潤滑剤から掻き取って像保持部材の表面に供給する潤滑剤の量を多くする一方、像保持部材と均し部材との間の摩擦力が弱くなった場合には、押圧力調整手段により固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる押圧力を弱くし、潤滑剤供給部材により固形潤滑剤から掻き取って像保持部材の表面に供給する潤滑剤の量を少なくすることができる。
この結果、画像濃度の高い画像形成を続けて行ったり、高温高湿度の環境下で画像形成を行ったりした結果、像保持部材の表面における潤滑剤の量が減少して、像保持部材と均し部材との間の摩擦力が強くなった場合には、上記の押圧力調整手段により固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる押圧力を強くして、像保持部材の表面に供給する潤滑剤の量を多くする一方、画像濃度の低い画像形成を続けて行ったり、低温低湿度の環境下で画像形成を行ったりした結果、像保持部材の表面における潤滑剤の量が増加して、像保持部材と均し部材との間の摩擦力が弱くなった場合には、上記の押圧力調整手段により固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる押圧力を弱くして、像保持部材の表面に供給する潤滑剤の量を少なくすることにより、形成する画像の状態や、環境条件が変化した場合においても、像保持部材の表面に適当量の潤滑剤が適切に塗布されるようになり、良好な画像形成が安定して行えるようになる。
次に、この発明の実施形態に係る画像形成装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る画像形成装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
この実施形態に係る画像形成装置においては、図1に示すように、黄色,マゼンタ色,シアン色,黒色の異なった色彩のトナーを収容させた4つの現像装置11に対応させて、像保持部材10となる4つの感光体ドラム10を設けている。
ここで、この画像形成装置において、フルカラーの画像形成を行うにあたっては、上記の各感光体ドラム10を回転させて、各感光体ドラム10の表面をそれぞれ帯電ローラからなる帯電装置12によって帯電させ、このように帯電された各感光体ドラム10に対して、それぞれ露光装置13により画像データに従った露光を行って、各感光体ドラム10の表面にそれぞれ静電潜像を形成する。
そして、このように静電潜像が形成された各感光体ドラム10に対して対応する各現像装置11からそれぞれ所定の色彩のトナーを各感光体ドラム10の静電潜像に供給して現像を行い、各感光体ドラム10の表面にそれぞれの色彩のトナー像を形成する。
次いで、上記の各感光体ドラム10に形成されたそれぞれの色彩のトナー像を、ローラ14に架け渡されて駆動される無端ベルト状になった中間転写体15にそれぞれローラ状になった一次転写装置16により順々に一次転写させて、この中間転写体15の上にフルカラーのトナー像を形成する。
そして、転写後の各感光体ドラム10の表面に残留しているトナー等の残留物をそれぞれ第1クリーニング装置20に導き、この第1クリーニング装置20に設けられた板状のウレタンゴム等の弾性体からなるクリーニングブレート21を感光体ドラム10の表面に圧接させて、各感光体ドラム10の表面からそれぞれトナー等の残留物を除去させる。
次いで、このようにトナー等の残留物が除去された各感光体ドラム10の表面にそれぞれ潤滑剤供給手段30により潤滑剤を供給し、このように潤滑剤が供給された各感光体ドラム10の表面に、それぞれウレタンゴム等の弾性体からなる板状の均し部材40の端部を感光体ドラム10の移動方向と同方向に向けて圧接させ、この均し部材40により各感光体ドラム10の表面に供給された潤滑剤を各感光体ドラム10の表面に均一に塗布させる。
一方、上記のように中間転写体15の上に形成されたフルカラーのトナー像を、この中間転写体15によりローラ状になった二次転写装置17と対向する位置に導くと共に、この画像形成装置の下部に収容されたシート状の記録媒体Sを、送りローラ18により中間転写体15と二次転写装置17との間に導き、上記の二次転写装置17により中間転写体15の上に形成されたフルカラーのトナー像をこの記録媒体Sに二次転写させる。
その後は、このようにフルカラーのトナー像が転写された記録媒体Sを定着装置19に導いて、転写されたフルカラーのトナー像を記録媒体Sに定着させた後、このようにフルカラーのトナー像が定着された記録媒体Sを排紙させる。
また、記録媒体Sに転写されずに上記の中間転写体15に残ったトナー等の残留物を第2クリーニング装置50に導き、この第2クリーニング装置50に設けられた板状のウレタンゴム等の弾性体からなるクリーニングブレード51を中間転写体15の表面に圧接させて、中間転写体15に残ったトナー等の残留物を中間転写体15から除去させる。
ここで、この実施形態においては、前記のように転写後における感光体ドラム10の表面に残留しているトナー等の残留物を第1クリーニング装置20によって除去した後、この感光体ドラム10の表面に潤滑剤供給手段30によって潤滑剤を供給するにあたり、図1及び図2に示すように、固形潤滑剤32から潤滑剤を掻き取って感光体ドラム10の表面に供給する潤滑剤供給部材31として、回転するローラ状のブラシ部材31を用いている。
そして、このローラ状のブラシ部材31を感光体ドラム10の表面に接触させて回転させると共に、上記の均し部材40と感光体ドラム10との間の摩擦力に対応させて、押圧力調整手段60により、このブラシ部材31に押圧させる固形潤滑剤32の押圧力を調整し、このブラシ部材31により固形潤滑剤32から潤滑剤を掻き取って、上記の感光体ドラム10の表面に供給するようにしている。
ここで、上記の潤滑剤としては、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸リチウム等の脂肪酸金属塩を用いることができる。
また、上記のブラシ部材31のブラシとしては、例えば、ナイロン,レーヨン,アクリル等の合成繊維や、金属繊維で構成された導電性又は絶縁性のブラシを用いることができる。
ここで、このブラシ部材31として、繊維太さが5〜15μmの範囲のブラシで構成されたものを用いると共に、このブラシ部材31を上記の固形潤滑剤32に押圧させる押圧力を2〜6N/mの範囲にすると、このブラシ部材31によって固形潤滑剤32から潤滑剤を掻き取った場合に、粒径が小さくて均一な潤滑剤が掻き取られて、感光体ドラム10の表面に供給されるようになる。
また、この実施形態においては、上記の押圧力調整手段60として、均し部材40を保持する均し部材保持部61と固形潤滑剤32を上記のブラシ部材31に押圧させる固形潤滑剤押圧部62とが回転支点63を中心に回動する回動部材60を設けている。
そして、この実施形態における画像形成装置において、画像濃度の高い画像形成を続けて行ったり、高温高湿度の環境下で画像形成を行ったりした結果、感光体ドラム10の表面における潤滑剤の量が減少して、感光体ドラム10と均し部材40との間の摩擦力が強くなると、この均し部材40の端部が移動する感光体ドラム10に引っ張られて、上記の回動部材60における均し部材保持部61が下方に付勢される力が増加し、これにより回転支点63を介して均し部材保持部61と反対側における固形潤滑剤押圧部62によって固形潤滑剤32をブラシ部材31に押圧させる押圧力が増加する。
この結果、上記のブラシ部材31により固形潤滑剤32から掻き取られる潤滑剤の量が多くなって、感光体ドラム10の表面に供給される潤滑剤の量が増加すると共に、均し部材40の端部が移動する感光体ドラム10に引っ張られて、均し部材40の端部と感光体ドラム10の表面とのニップ幅が若干増加し、感光体ドラム10の表面に潤滑剤が十分に塗布されるようになり、感光体ドラム10の表面におけるトナー像が中間転写体15に適切に転写されて、ライン画像に中抜けが発生したりするのが防止され、良好な画像が得られるようになる
一方、画像濃度の低い画像形成を続けて行ったり、低温低湿度の環境下で画像形成を行ったりした結果、感光体ドラム10の表面における潤滑剤の量が多くなって、感光体ドラム10と均し部材40との間の摩擦力が低下すると、この均し部材40の端部が移動する感光体ドラム10に引っ張られる力が弱くなって、上記の回動部材60における均し部材保持部61が下方に付勢される力が減少し、これにより回転支点63を介して均し部材保持部61と反対側における固形潤滑剤押圧部62によって固形潤滑剤32をブラシ部材31に押圧させる押圧力が減少する。
この結果、上記のブラシ部材31により固形潤滑剤32から掻き取られる潤滑剤の量が少なくなって、感光体ドラム10の表面に供給される潤滑剤の量が減少すると共に、均し部材40の端部と感光体ドラム10の表面との間の楔状の空間部における潤滑剤がこの均し部材40によって堰き止められ、感光体ドラム10の表面に潤滑剤が過剰に塗布されるのが抑制されて、感光体ドラム10の表面におけるトナー像を中間転写体15に転写させる際にトナーが飛散するのが防止され、形成される画像が滲んだりするということがなく、良好な画像が得られるようになる。
なお、この実施形態の画像形成装置においては、板状の弾性体からなる均し部材40の端部を感光体ドラム10の移動方向と同方向に向けて感光体ドラム10の表面に圧接させるようにしたが、感光体ドラム10の表面に圧接させる均し部材40はこのようなものに限定されず、図示していないが、例えば、上記の板状の弾性体からなる均し部材の端部を感光体ドラムの移動方向と逆方向に向けて感光体ドラムの表面に圧接させるようにしたり、またローラ状の弾性体からなる均し部材を感光体ドラムの表面に圧接させるようにすることも可能である。
また、この実施形態の画像形成装置においては、固形潤滑剤32から掻き取った潤滑剤を感光体ドラム10の表面に供給する潤滑剤供給部材31に、ローラ状のブラシ部材31を用いるようにしたが、上記のブラシ部材31に代えて、ウレタンゴムやシリコンゴム等で構成されたソリッドタイプ又は発泡タイプのローラ部材などを用いることも可能である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示した概略説明図である。 同実施形態の画像形成装置において、感光体ドラムからトナー像を転写させる位置よりも感光体ドラムの移動方向下流側の位置に、感光体ドラムの表面に残留する残留物を除去する第1クリーニング装置と、感光体ドラムの表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、感光体ドラムの表面に供給された潤滑剤を感光体ドラムの表面に塗布させる均し部材と、固形潤滑剤をブラシ部材に押圧させる押圧力を均し部材と像保持部材との間の摩擦力に対応させて変化させる回動部材を設けた状態を示した概略説明図である。
符号の説明
10 感光体ドラム(像保持部材)
11 現像装置
12 帯電装置
13 露光装置
14 ローラ
15 中間転写体
16 一次転写装置
17 二次転写装置
18 送りローラ
19 定着装置
20 第1クリーニング装置
21 クリーニングブレート
30 潤滑剤供給手段
31 ブラシ部材(潤滑剤供給部材)
32 固形潤滑剤
33 押圧部材
40 均し部材
50 第2クリーニング装置
51 クリーニングブレード
60 回動部材(押圧力調整手段)
61 均し部材保持部
62 固形潤滑剤押圧部
63 回転支点
S 記録媒体

Claims (3)

  1. トナー像を保持して移動する像保持部材からトナー像を転写させる位置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置に、像保持部材の表面に残留する残留物を除去するクリーニング装置と、このクリーニング装置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置で上記の像保持部材の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させる均し部材とが設けられた画像形成装置において、上記の潤滑剤供給手段に、固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って像保持部材の表面に供給する潤滑剤供給部材を設けると共に、上記の固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる押圧力を上記の均し部材と像保持部材との間の摩擦力に対応させて変化させる押圧力調整手段として、上記の均し部材を保持する均し部材保持部と上記の固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる固形潤滑剤押圧部とが回転支点を中心に回動する回動部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、上記の均し部材と像保持部材との間の摩擦力が強くなった場合に、上記の押圧力調整手段により固形潤滑剤を潤滑剤供給部材に押圧させる押圧力を強くすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、上記の均し部材を板状の弾性体で構成し、この均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて当接させることを特徴とする画像形成装置。
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