JP2009003275A - 画像形成装置 - Google Patents

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雅人 久保田
Satoshi Nishida
聡 西田
Toshiki Hayamizu
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Abstract

【課題】像担持体の表面に潤滑剤が好適に塗布される画像形成装置を実現する。
【解決手段】画像形成装置10に備えられる潤滑剤塗布装置20のブラシローラ21が固形状潤滑剤22を均一に削り取り、削り取った粉体状の潤滑剤を好適に像担持体1の表面に塗布することで、像担持体1に形成されたトナー像を転写材Pに良好に転写することができるようになり、画像形成装置10において良好な画像形成を行うことが可能になる。特に、潤滑剤塗布装置20におけるブラシローラ21と固形状潤滑剤22とを、その長手方向に相対的に移動させることにより、ブラシローラ21が像担持体1の表面から掻き取った残留トナーが、ブラシ部21bに凝集し難くしているので、固形状潤滑剤22の表面に残留トナーが堆積してしまうトラブルを低減することができ、その固形状潤滑剤22を継続して像担持体1の表面に塗布することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、電子複写機(コピー機)、プリンタ、ファクシミリ或いはその少なくとも2つの機能を兼ね備えた複合機などの画像形成装置において、像担持体上にトナー像を形成し、そのトナー像を転写装置によって紙などに転写する構成がとられている。
そして、図5(a)に示すように、像担持体の表面の摩擦係数を低下させるための固形潤滑剤Wを回転駆動する塗布ブラシBによって削り取り、その塗布ブラシBを介して潤滑剤Wを像担持体の表面に塗布することにより、像担持体上に形成されたトナー像が好適に紙などに転写されるようにする技術が知られている。
なお、この塗布ブラシBは、像担持体の表面の残留したトナーを掻き取って回収するための機能も有している。
また、その固形潤滑剤を像担持体の表面に当接させて直接塗布する際に、固形潤滑剤を揺動させることによって、潤滑剤を均一に塗布するようにする技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−6679号公報
しかしながら、上記従来技術の場合、ベタ画像などの高印字画像を連続し継続して形成する際には、像担持体の表面に残留するトナー量が増加してしまうため、塗布ブラシBに残留トナーが蓄積しやすくなって、塗布ブラシBにトナーが部分的に凝集してしまうことがあった。
そして、図5(b)に示すように、残留トナーが凝集してしまった部分の塗布ブラシBの毛が倒れてしまい、ブラシが部分的に細ってしまうと、像担持体への潤滑剤Wの供給機能が低下するとともに、残留トナーの回収機能も低下してしまうという問題があった。
更に、塗布ブラシBが部分的に細ってしまうことによって、その塗布ブラシBによって削り取られない固形潤滑剤Wの表面部分に残留トナーTが付着し堆積してしまうことがある。図5(c)に示すように、トナーTが堆積してしまった固形潤滑剤W部分は、ブラシに凝集してしまったトナーが徐々に除去されて形状が復元した塗布ブラシBであっても、そこの固形潤滑剤Wを削り取ることができなくなるという問題があった。
また、上記特許文献1の場合、固形潤滑剤が像担持体の表面に直接当接しているため、その比較的硬い像担持体によって固形潤滑剤が削り取られやすく、消耗が早いという問題や、潤滑剤を塗布し過ぎてしまうという問題があった。
また、その比較的硬い像担持体との接触によって固形潤滑剤が部分的に欠け落ちてしまい、潤滑剤を均一に塗布することができなくなることがあるという問題があった。
本発明の目的は、像担持体の表面に潤滑剤が好適に塗布される画像形成装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
トナー像が形成される像担持体と、
前記像担持体の表面に所定の画像データに基づき形成された静電潜像を、トナーにより現像してトナー像を形成する現像装置と、
前記現像装置により形成された前記像担持体上のトナー像を、転写材に転写する転写装置と、
トナー像が前記転写材に転写された後の前記像担持体の表面に、潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置と、
を備える画像形成装置において、
前記潤滑剤塗布装置は、回転駆動されて前記像担持体の表面に当接される回転体と、
前記回転体に圧接される固形状潤滑剤と、
前記回転体と前記固形状潤滑剤との相対位置を、前記回転体の回転方向と略直交する方向に変化させるように、前記回転体と前記固形状潤滑剤の少なくとも一方を移動させる移動機構と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記像担持体の表面に形成する静電潜像に対応する画像データに基づき、前記像担持体の表面に形成されるトナー像の印字率が所定値以上か否かを判断する判断手段を備え、
前記判断手段により、前記トナー像の印字率が所定値以上と判断される場合に、前記移動機構を動作させることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置が備える潤滑剤塗布装置の回転体に圧接された固形状潤滑剤は、回転する回転体によって少量ずつ削り取られ、その回転体によって像担持体の表面に塗布されるので、像担持体の表面に形成されたトナー像を転写材に良好に転写することができるようになり、画像形成装置において良好な画像形成を行うことが可能になる。
特に、潤滑剤塗布装置における回転体と固形状潤滑剤とが、回転体の回転方向と略直交する方向に相対的に移動するので、回転体が像担持体の表面から掻き取った残留トナーが回転体上に凝集してしまい、その回転体が部分的に機能しなくなってしまうことがあっても、回転体と固形状潤滑剤との相対位置を変化させることによって、固形状潤滑剤の一部分のみに機能しない回転体部分(例えば、像担持体や固形状潤滑剤の表面と摺接できない回転体部分)が作用しないようになっており、従来技術のように、固形状潤滑剤の表面に残留トナーが堆積してしまうというトラブルを低減することができる。また、互いに接触する回転体と固形状潤滑剤は、回転体の回転方向と、その回転方向と略直交する方向との2つの方向に沿って摺接し、その2方向の摩擦力が摺接面に作用することによって、像担持体の表面から掻き取られて回転体に付着してしまう残留トナーが、回転体から脱落しやすく、回転体上に凝集しにくくなっているので、従来技術のように、固形状潤滑剤の表面に残留トナーが堆積してしまうというトラブルを低減することができる。
そして、回転体が固形状潤滑剤を好適に削り取り、継続して像担持体の表面に塗布することができる。
従って、画像形成装置は、潤滑剤塗布装置により像担持体の表面に潤滑剤が好適に塗布されることによって、より良好な画像形成をおこなうことができる。
以下、図を参照して、本発明に係る画像形成装置の実施形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
(実施形態1)
画像形成装置10は、図1に示すように、図中時計回りに回転するドラム状の像担持体1と、像担持体1の外周面に対して図中時計回り順に配されている、帯電装置2と、露光装置3と、現像装置4と、転写装置5と、分離装置6と、クリーニング装置7と、転写装置5の上流側に配される転写材供給装置8と、分離装置6の下流側に配される定着装置9等を備えている。また、クリーニング装置7には、潤滑剤塗布装置20が一体的に設けられている。
像担持体1は、図示しない駆動部により回転されるドラム状の感光体として構成されており、ドラムの円筒側面に相当する像担持体1の外周面の表面にトナー像が形成されるようになっている。
帯電装置2は、像担持体1の外周面の表面を所定の極性に帯電させる装置であって、例えば、像担持体1の表面をマイナスに帯電させる。
露光装置3は、例えば、レーザ出力装置であって、帯電後の像担持体1の表面に向けて所定の画像データに基づき光変調されたレーザビームを出射し、その像担持体1の表面を露光して、像担持体1の表面に静電潜像を形成する。例えば、レーザビームが照射されて像担持体1の表面電位の絶対値が低下した部分が静電潜像となる。
現像装置4は、トナーを含む現像剤を像担持体1の表面に付与してトナー像を形成する装置であって、現像ローラ4aによって像担持体1側に運ばれたトナーを、像担持体1の表面に形成された静電潜像に静電的に移行させることによって、静電潜像をトナー像として可視化し現像する。
転写装置5は、像担持体1の表面に形成されたトナー像を転写材Pに転写する装置であって、トナー像が形成された像担持体1の表面に接触して転写材Pが通過する際に、像担持体1の表面のトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧を印加することによって、トナー像を転写材Pの表面に転写する。
なお、転写材Pは図示しない転写材収納部に積載されており、転写材Pは転写材収納部から転写材供給装置8により搬送路Rに沿って搬送されて、像担持体1と転写装置5の間に供給されるようになっている。この転写材Pとしては、紙、布、樹脂フィルムなどを用いることができる。
分離装置6は、像担持体1の表面から転写材Pを分離させて、その転写材Pを搬送路Rに沿って定着装置9へ向かわせる装置である。
定着装置9は、搬送路Rに沿って搬送されてくるトナー像が転写された転写材Pを、定着ローラ9a、9aの間を通して加圧、加熱することで、トナー像を転写材Pの表面に定着させる装置である。
クリーニング装置7は、像担持体1の回転方向における転写装置5より下手側に設けられており、潤滑剤塗布装置20を内部に収容するクリーニングケーシング7aと、クリーニングケーシング7aに配設されるクリーニングブレード7bと、を有している。
クリーニングブレード7bは、例えば、ウレタンゴムなどの弾性体からなり、その基端部がクリーニングケーシング7aに固定されて支持されており、先端部が像担持体1の表面に当接するように配設されている。なお、このクリーニングブレード7bは、その先端部が像担持体1と当接する箇所に向けて、像担持体1の回転に伴うその表面の回転移動方向とは反対方向であるカウンター方向に延在している。
潤滑剤塗布装置20は、像担持体1の回転方向におけるクリーニングブレード7bより上手側に設けられている。
潤滑剤塗布装置20は、図2に示すように、図示しないモータなどの駆動機構によって回転駆動されて像担持体1の表面に当接される回転体としてのブラシローラ21と、ブラシローラ21に圧接される固形状潤滑剤22と、ブラシローラ21と固形状潤滑剤22との相対位置を、ブラシローラ21の回転方向と略直交する方向に変化させるように、固形状潤滑剤22を移動させる移動機構23等を備えている。
ブラシローラ21は、像担持体1の回転軸方向と略平行な方向に延在するローラ軸21aと、ローラ軸21aの軸心から放射状に毛先を立てたブラシ部21bとを有している。
ブラシ部21bは、例えば、導電性のアクリル系やナイロン系などの樹脂繊維がローラ軸21aに高密度(例えば、1平方センチメートルあたり13000本)に植設されたものである。
このブラシローラ21は、像担持体1との当接箇所において、像担持体1の回転によるその表面の移動方向とは逆方向に向かって回転するように構成されている。
固形状潤滑剤22は、例えば、ステアリン酸亜鉛などの脂肪酸金属塩からなる潤滑剤であって、金属性の潤滑剤ホルダ22aに固定されており、その潤滑剤ホルダ22aとクリーニングケーシング7aとの間に配設された第一圧縮バネ22bによって、潤滑剤ホルダ22aがブラシローラ21側に付勢されることにより、固形状潤滑剤22がブラシローラ21のブラシ部21bに圧接されるようになっている。
なお、第一圧縮バネ22bは、ブラシローラ21が像担持体1に好適に接触するように調整された状態を維持するように、固形状潤滑剤22をブラシローラ21に圧接可能とする付勢力を有している。
また、ブラシローラ21のローラ軸21aの一方の軸端側には、駆動機構からの動力が伝達されるギアが設けられており、そのギアに隣接して円筒溝カム23aが設けられている。また、潤滑剤ホルダ22aの一端には円筒溝カム23aの蛇行溝に係合する係合ピン23bが設けられ、潤滑剤ホルダ22aの他端には、潤滑剤ホルダ22aをその一端側に付勢する第二圧縮バネ23cが設けられている。
この円筒溝カム23aと係合ピン23bと潤滑剤ホルダ22aと第二圧縮バネ23cとによって、固形状潤滑剤22を移動させてその配置を切り替える移動機構23が構成されている。
そして、図示しない駆動機構によってブラシローラ21が回転駆動されると、ブラシローラ21のブラシ部21bが固形状潤滑剤22の表面に摺接することで、固形状潤滑剤22を少量適量ずつ削り取り、その削り取った粉体状の潤滑剤をブラシローラ21が像担持体1の表面に塗布するようになっている。
また、ブラシローラ21は、潤滑剤を像担持体1の表面に塗布する機能とともに、転写装置5において転写材Pに転写しきれずに像担持体1の表面に残留したトナーを掻き取って除去する機能を有している。このブラシローラ21が像担持体1の表面から掻き取り、ブラシ部21bに付着した残留トナーは、クリーニングケーシング7aに設けられているフリッカ7c(図1参照)とブラシ部21bが接触して、ブラシ部21bの繊維束が撓まされ弾かれることで、ブラシ部21bから脱落し分離されるようになっている。
特に、図示しない駆動機構によってブラシローラ21が回転駆動された際に、図2に示すように、ブラシローラ21の回転とともに回転する円筒溝カム23aに係合している係合ピン23bが蛇行溝に倣って図中左右に移動することに伴い潤滑剤ホルダ22aがその長手方向に揺動することとなって、その潤滑剤ホルダ22aとともに固形状潤滑剤22がブラシローラ21の軸方向に揺動する。この固形状潤滑剤22のブラシローラ21に対する揺動ストロークは、例えば、1〜3mm程度である。
なお、潤滑剤ホルダ22aとクリーニングケーシング7aとの間に配設された第二圧縮バネ23cにより、潤滑剤ホルダ22aがその一端側に付勢されることによって、潤滑剤ホルダ22aがその長手方向に好適に揺動するようになっている。
このように、移動機構23による潤滑剤ホルダ22aの揺動に伴い、潤滑剤ホルダ22aとともに固形状潤滑剤22がブラシローラ21の軸方向に揺動することによって、ブラシローラ21のブラシ部21bは、ブラシローラ21の回転方向と、固形状潤滑剤22の揺動方向の2つの方向に沿って固形状潤滑剤22の表面に摺接することとなるので、固形状潤滑剤22をより均一に削り取ることが可能になり、削り取った粉体状の潤滑剤をより好適に像担持体1の表面に塗布することができる。
また、ブラシローラ21が像担持体1の表面から掻き取った残留トナーがブラシ部21bに凝集してしまい、そのブラシ部21bが部分的に細ってしまうことがあっても、ブラシローラ21に対して固形状潤滑剤22が揺動してその相対位置を変化させているので、固形状潤滑剤22の一部分のみに細ってしまったブラシ部21bが作用しないようになっており、従来のように、固形状潤滑剤22の表面に残留トナーが堆積してしまうというトラブルを低減することができる。
特に、ブラシローラ21のブラシ部21bがその回転方向にフリッカ7cと接触することに加えて、ブラシローラ21のブラシ部21bがその軸方向に相対的に移動するようにして固形状潤滑剤22の表面と接触することによって、ブラシ部21bの繊維束が2方向(回転方向と軸方向)に撓まされ弾かれるようになり、ブラシ部21bに付着した残留トナーが脱落しやすく分離されやすくなるので、残留トナーがブラシ部21bに凝集しにくくなり、また、凝集してしまった場合でも、その残留トナーが速やかに除去されるようになっている。これにより、固形状潤滑剤22の表面に残留トナーが堆積してしまうというトラブルを更に低減することができる。
以上のように、画像形成装置10が潤滑剤塗布装置20を備えることにより、潤滑剤塗布装置20のブラシローラ21が固形状潤滑剤22を均一に削り取り、削り取った粉体状の潤滑剤を好適に像担持体1の表面に塗布することで、像担持体1に形成されたトナー像を転写材Pに良好に転写することができるようになり、画像形成装置10において良好な画像形成を行うことが可能になる。
特に、潤滑剤塗布装置20におけるブラシローラ21と固形状潤滑剤22とが、相対的に移動することによって、ブラシローラ21が像担持体1の表面から掻き取った残留トナーが、ブラシ部21bから脱落しやすく、ブラシ部21bに凝集されにくくなっているので、固形状潤滑剤22の表面に残留トナーが堆積してしまうというトラブルを低減することができる。そして、部分的に固形状潤滑剤22が削り取れなくなって、部分的に潤滑剤の塗布が行えないといったトラブルを低減し、継続的に潤滑剤を像担持体1の表面の全面に塗布することが可能になる。
従って、潤滑剤塗布装置20を備える画像形成装置10は、像担持体の表面に潤滑剤が好適に塗布される画像形成装置であるといえる。
(実施形態2)
次に、本発明に係る画像形成装置の実施形態2について説明する。なお、実施形態1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
実施形態2の画像形成装置10には、潤滑剤塗布装置30が備えられている。
潤滑剤塗布装置30は、図3に示すように、図示しないモータなどの駆動機構によって回転駆動されて像担持体1の表面に当接される回転体としてのブラシローラ21と、ブラシローラ21に圧接される固形状潤滑剤22と、ブラシローラ21と固形状潤滑剤22との相対位置をブラシローラ21の回転方向と略直交する方向に変化させるように、ブラシローラ21と固形状潤滑剤22をそれぞれ移動させる移動機構24等を備えている。
ブラシローラ21のローラ軸21aの一方の軸端部には、小ギア21cが設けられており、その小ギア21cに隣接して円筒溝カム23aが設けられている。また、ブラシ部21bと円筒溝カム23aの間のローラ軸21a上に、円形鍔状の係合プレート21dが設けられている。
また、図示しない駆動機構からの動力が伝達される大ギア24aがブラシローラ21の小ギア21cと歯合しており、その大ギア24aの軸心である駆動軸24bの先端側には蛇行溝を有する円筒溝カム24cが設けられている。そして、ブラシローラ21の係合プレート21dの縁部が円筒溝カム24cの蛇行溝に係合している。
また、固形状潤滑剤22が固定された潤滑剤ホルダ22aの一端に設けられた係合ピン23bは、円筒溝カム23aの蛇行溝に係合している。
この大ギア24aと駆動軸24bと円筒溝カム24cと、ローラ軸21aと小ギア21cと円筒溝カム23aと係合プレート21dと、係合ピン23bと潤滑剤ホルダ22aと第二圧縮バネ23cとによって、ブラシローラ21と固形状潤滑剤22をそれぞれ移動させてその配置を切り替える移動機構24が構成されている。
そして、図示しない駆動機構によって大ギア24aを介して駆動軸24bが回転駆動されると、大ギア24aの回動が小ギア21cに伝達されてブラシローラ21が回転駆動される。
このブラシローラ21が回転駆動された際に、図3に示すように、ブラシローラ21の回転とともに回転する円筒溝カム23aに係合している係合ピン23bが蛇行溝に倣って図中左右に移動することに伴い潤滑剤ホルダ22aがその長手方向に揺動することとなって、その潤滑剤ホルダ22aとともに固形状潤滑剤22がブラシローラ21の軸方向に揺動する。
更に、駆動軸24bが回転駆動されることで回転する円筒溝カム24cに係合している係合プレート21dが蛇行溝に倣って図中左右に移動することに伴い、ブラシローラ21自体もその軸方向に揺動する。
なお、固形状潤滑剤22のブラシローラ21に対する揺動ストロークを、1〜3mm程度とする場合、ブラシローラ21側の揺動ストロークを0.5〜1.5mm程度にし、固形状潤滑剤22側の揺動ストロークを0.5〜1.5mm程度にすればよいので、何れか一方のみを揺動させる場合に比べて、それぞれの揺動を半分程度に小さく抑えることが可能になり、揺動に伴う振動やノイズの発生を抑えることができる。
このような構成の潤滑剤塗布装置30であっても、ブラシローラ21によって固形状潤滑剤22を均一に削り取り、削り取った粉体状の潤滑剤を像担持体1の表面の全面に好適に塗布することができる。
従って、潤滑剤塗布装置30を備える画像形成装置10は、像担持体の表面に潤滑剤が好適に塗布される画像形成装置であるといえる。
(実施形態3)
次に、本発明に係る画像形成装置の実施形態3について説明する。なお、実施形態1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
画像形成装置10aは、図4に示すように、潤滑剤塗布装置40を備えている。
また、画像形成装置10aは、像担持体1の表面に形成されるトナー像の印字率が所定の閾値以上か否かを判断する判断手段としての制御装置11を備えている。
制御装置11は、像担持体1の表面に静電潜像を形成するために露光装置3に入力される、静電潜像に対応する画像データに基づき、像担持体1の表面に形成されるトナー像の印字率が所定値以上か否かを判断する制御を実行する。
つまり、制御装置11は、静電潜像に対応する画像データの画素の濃度値(明暗の階調)を集計するようにして、トナー像の印字率(例えば、トナー像を転写可能な最大面積に対する、実際にトナー像が占める面積の割合)が所定の閾値(例えば、60%)以上となるか否かを判断する処理を行う。
そして、制御装置11が、トナー像の印字率が所定の閾値以上となると判断すると、後述する移動機構25のソレノイド26に動作信号を出力する。
潤滑剤塗布装置40は、図4に示すように、図示しないモータなどの駆動機構によって回転駆動されて像担持体1の表面に当接される回転体としてのブラシローラ21と、ブラシローラ21に圧接される固形状潤滑剤22と、ブラシローラ21と固形状潤滑剤22との相対位置を、ブラシローラ21の回転方向と略直交する方向に変化させるように、固形状潤滑剤22を移動させる移動機構25等を備えている。
ブラシローラ21のローラ軸21aの一方の軸端側には、駆動機構からの動力が伝達されるギアが設けられている。
固形状潤滑剤22が固定された潤滑剤ホルダ22aの一端側にソレノイド26が設けられており、潤滑剤ホルダ22aの一端部にはソレノイド26の磁芯26aが設けられ、その磁芯26aに対してソレノイド26のコイル26bが配されている。また、潤滑剤ホルダ22aの他端には、潤滑剤ホルダ22aをその一端側(ソレノイド26側)に付勢する第二圧縮バネ23cが設けられている。
このソレノイド26と潤滑剤ホルダ22aと第二圧縮バネ23cとによって、固形状潤滑剤22を移動させてその配置を切り替える移動機構25が構成されている。
そして、図示しない駆動機構によってブラシローラ21が回転駆動されると、ブラシローラ21のブラシ部21bが固形状潤滑剤22の表面に摺接することで、固形状潤滑剤22を少量適量ずつ削り取り、その削り取った粉体状の潤滑剤をブラシローラ21が像担持体1の表面に塗布するようになっている。
特に、制御装置11が、トナー像の印字率が所定の閾値以上になると判断して出力した動作信号がソレノイド26に入力されると、ソレノイド26は、磁芯26aを図中左右に移動させて、滑剤ホルダ22aをその長手方向に揺動させる。そして、この潤滑剤ホルダ22aとともに固形状潤滑剤22がブラシローラ21の軸方向に揺動するようになっている。
なお、制御装置11が出力した動作信号に応じてソレノイド26が動作して、潤滑剤ホルダ22aとともに固形状潤滑剤22を揺動させる動作時間は予め設定されており、例えば、動作信号入力後、延べ10分間、または、転写材Pを10枚分処理する時間などである。そして、所定の動作時間後にソレノイド26は停止し、次の動作信号入力のタイミングまで待機する。
このような構成の潤滑剤塗布装置40であっても、ブラシローラ21によって固形状潤滑剤22を均一に削り取り、削り取った粉体状の潤滑剤を像担持体1の表面の全面に好適に塗布することができる。
特に、潤滑剤塗布装置40において、制御装置11が、トナー像の印字率が所定の閾値以上になると判断した際にソレノイド26を動作させて、ブラシローラ21と固形状潤滑剤22とを相対的に移動させることができるので、残留トナーの量が多くなるタイミングに合わせて効率的にブラシローラ21のブラシ部21bに付着した残留トナーを除去することができる。
また、その残留トナーの量が多くなるタイミングに応じて、固形状潤滑剤22をブラシローラ21の軸方向に揺動させることによって、固形状潤滑剤22を揺動させないインターバルにおける固形状潤滑剤22とブラシローラ21との摺接頻度を低減し、固形状潤滑剤22の消耗を抑えることができる。つまり、通常動作状態では、固形状潤滑剤22がブラシローラ21の回転方向のみの摺接を行い、残留トナーの量が多くなるタイミングに、ブラシローラ21の回転方向と固形状潤滑剤22の揺動方向の2方向の摺接を行うようになっているので、通常状態(高印字率の画像形成がない状態)である期間が長いほど、固形状潤滑剤22の消耗を抑えることができる。
このような潤滑剤塗布装置40を備える画像形成装置10aも、像担持体1の表面に潤滑剤が好適に塗布されることとなって、良好な画像形成を行うことができる。
なお、以上の実施の形態においては、画像形成装置に1つの像担持体を備える構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、カラー印刷用の画像形成装置であれば、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色用の4つの像担持体を備える構成にすればよい。
また、以上の実施の形態においては、潤滑剤塗布装置における固形状潤滑剤側のみが揺動するパターンと、潤滑剤塗布装置におけるブラシローラ側と固形状潤滑剤側がともに揺動するパターンを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、潤滑剤塗布装置におけるブラシローラ側のみが揺動するパターンであってもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置を示す説明図である。 本発明の実施形態1における潤滑剤塗布装置を示す説明図である。 本発明の実施形態2における潤滑剤塗布装置を示す説明図である。 本発明の実施形態3における潤滑剤塗布装置を示す説明図である。 従来の画像形成装置における潤滑剤塗布装置を示す説明図(a)と、従来の潤滑剤塗布装置のブラシに生じるトラブルの説明図(b)と、従来の潤滑剤塗布装置の潤滑剤に生じるトラブルの説明図(c)である。
符号の説明
1 像担持体
2 帯電装置
3 露光装置
4 現像装置
5 転写装置
6 分離装置
7 クリーニング装置
7a クリーニングケーシング
7b クリーニングブレード
7c フリッカ
8 転写材供給装置
9 定着装置
10、10a 画像形成装置
11 制御装置(判断手段)
20、30、40 潤滑剤塗布装置
21 ブラシローラ(回転体)
21a ローラ軸
21b ブラシ部
21c 小ギア
21d 係合プレート
22 固形状潤滑剤
22a 潤滑剤ホルダ
22b 第一圧縮バネ
23 移動機構
23a 円筒溝カム
23b 係合ピン
23c 第二圧縮バネ
24 移動機構
24a 大ギア
24b 駆動軸
24c 円筒溝カム
25 ソレノイド
25a 磁芯
25b コイル
P 転写材
R 搬送路

Claims (2)

  1. トナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体の表面に所定の画像データに基づき形成された静電潜像を、トナーにより現像してトナー像を形成する現像装置と、
    前記現像装置により形成された前記像担持体上のトナー像を、転写材に転写する転写装置と、
    トナー像が前記転写材に転写された後の前記像担持体の表面に、潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置と、
    を備える画像形成装置において、
    前記潤滑剤塗布装置は、回転駆動されて前記像担持体の表面に当接される回転体と、
    前記回転体に圧接される固形状潤滑剤と、
    前記回転体と前記固形状潤滑剤との相対位置を、前記回転体の回転方向と略直交する方向に変化させるように、前記回転体と前記固形状潤滑剤の少なくとも一方を移動させる移動機構と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体の表面に形成する静電潜像に対応する画像データに基づき、前記像担持体の表面に形成されるトナー像の印字率が所定値以上か否かを判断する判断手段を備え、
    前記判断手段により、前記トナー像の印字率が所定値以上と判断される場合に、前記移動機構を動作させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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