JP4587289B2 - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置とそこに設置されるクリーニング装置とに関し、特に、中間転写体や感光体等の像担持体に付着する未転写トナーをクリーニングするクリーニング装置とそれを備えた画像形成装置とに関するものである。
従来から、複写機等の画像形成装置において、感光体ドラム、感光体ベルト等の感光体や、中間転写ベルト、中間転写ドラム等の中間転写体、等の像担持体の表面に付着する未転写トナーを除去するためにクリーニング装置を設置する技術が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
このようなクリーニング装置は、ブレード方式(さらに、カウンターブレード方式とトレーリングブレード方式とがある。)のものと、ブラシ方式のものと、に大きく分類される。
ブレード方式のクリーニング装置は、板状のクリーニングブレードを像担持体の表面に当接させて、像担持体上の未転写トナーを機械的に掻き落とすものである。
ブラシ方式のクリーニング装置は、クリーニングバイアスが印加されたブラシ状のクリーニングローラ(ブラシローラ)を像担持体の表面に当接(回転・摺擦)させて、像担持体上の未転写トナーを機械的かつ電気的に除去するものである。
ブラシ方式のクリーニング装置は、像担持体に摺接するクリーニングローラの摩擦抵抗が比較的小さいために、経時におけるクリーニングブレードの磨耗が大きなブレード方式のクリーニング装置に比べて、寿命が長くなる。また、ブラシ方式のクリーニング装置は、クリーニングローラを像担持体に対して接離させた場合でも、像担持体の駆動トルク変動を比較的小さくすることができる。このような利点から、カラー画像形成装置においては、中間転写体に対するクリーニング装置として、ブラシ方式のものが多く用いられている。なお、リボルバ型のカラー画像形成装置における中間転写体では、1つの感光体に順次形成された複数色のトナー像が重ねて転写された後に記録媒体への2次転写がおこなわれるために、それに対するクリーニング装置として接離機構を備えたものが用いられる。
一方、特許文献2等には、カラー画像形成装置に設置されるクリーニング装置として、ブラシ方式とブレード方式とを併用したものを用いる技術が開示されている。詳しくは、クリーニング装置には、像担持体に当接するブラシローラ(クリーニングブラシ)と、ブラシローラの下流側(ブラシローラの当接位置に対する像担持体の走行方向下流側である。)の位置で像担持体に当接するクリーニングブレードと、が設けられている。
特開平7−168460号公報 特開2003−150013号公報
上述した従来のブラシ方式のクリーニング装置は、ブレード方式のものに比べて長寿命で駆動トルク変動を小さくできるメリットがある反面、像担持体の表面に付着した記録媒体中の紙粉や炭カル等の付着物を充分に除去できないという問題があった。
すなわち、像担持体上に担持されたトナー像が記録媒体上に転写(又は2次転写)されるときに像担持体に付着する付着物として、未転写トナーの他に、紙粉や炭カル等の異物がある。このような付着物のうち、未転写トナーはブラシローラによって機械的かつ電気的に効率よく除去されるが、紙粉や炭カル等の異物は帯電極性が未転写トナーとは異なることがあってブラシローラによって電気的に除去されない場合があった。すなわち、電気的な除去力が発揮できないブラシローラは機械的な除去力のみで紙粉や炭カル等の異物を除去する必要がある。しかし、その機械的な除去力は、ブレード方式のクリーニングブレードのものに比べて劣り、紙粉や炭カル等の異物がブラシローラのブラシをすり抜けてしまうことがあった。
このような場合、ブラシローラによって除去されなかった紙粉や炭カル等の異物によって、像担持体自身や像担持体に当接する部材(中間転写体に当接する感光体等である。)を傷つけてしまっていた。そして、感光体の表面が異物によって傷つけられた場合等には、出力画像の濃度ムラ等の2次的な不具合が生じることもあった。
一方、上述した特許文献2等のようにブラシローラとクリーニングブレードとを備えたクリーニング装置や、ブレード方式のクリーニング装置は、クリーニングブレードによる大きな機械的除去力によって、上述した紙粉、炭カル等の異物であっても充分に取り除くことが期待できる。しかし、そのようなクリーニング装置は、寿命が短くなることになる。
さらに、接離機構を必要とするクリーニング装置(例えば、中間転写体に対するものである。)としてブレード方式のものを用いた場合には、像担持体に対してクリーニングブレードを接離することによってクリーニングブレードの先端部に堆積したトナー等の付着物が落下してしまう不具合が生じてしまう。このようにクリーニングブレードの先端部に堆積した付着物が、像担持体に担持されたトナー像上に落下すると、異常画像となる場合がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、像担持体の表面に付着する付着物を紙粉や炭カル等の異物も含めて確実にクリーニングすることができて、比較的長寿命で、像担持体に対して接離させる場合にも不具合の生じない、クリーニング装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかるクリーニング装置は、所定方向に走行する像担持体の表面に付着する付着物をクリーニングするクリーニング装置であって、前記像担持体の表面に当接するブラシを周面に具備するとともに、前記像担持体との当接位置において前記像担持体の走行方向に対して逆方向に移動するように回転するクリーニングローラと、前記クリーニングローラの当接位置に対して前記像担持体の走行方向上流側に近設されるとともに、前記像担持体に圧接される弾性部材と、を備え、前記弾性部材は、前記クリーニングローラに近い先端部の側が自由端となるように固定されて前記像担持体の走行方向に沿うようにその面部が当接するとともに、前記先端部に前記クリーニングローラの周面に対向するように面取り部が形成された板状部材であって、前記面取り部に付着した付着物を前記ブラシによって除去可能な位置まで前記面取り部を前記クリーニングローラに対して接触しないよう近設させたものである。
また、請求項2記載の発明にかかるクリーニング装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記クリーニングローラ及び前記弾性部材は、前記像担持体に対して接離自在に構成されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかるクリーニング装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記像担持体を、当該像担持体とは異なる単数又は複数の像担持体上に担持された複数色のトナー像が転写されて2次的に担持される中間転写体としたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のクリーニング装置と前記像担持体とを備えたものである。
本発明は、像担持体に当接するクリーニングローラの当接位置に対して像担持体の走行方向上流側に、像担持体に圧接する弾性部材を設けている。これによって、像担持体の表面に付着する付着物を紙粉や炭カル等の異物も含めて確実にクリーニングすることができて、比較的長寿命で、像担持体に対して接離させる場合にも不具合の生じない、クリーニング装置及び画像形成装置を提供することができる。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、カラー画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、画像形成装置には、感光体ベルト1が、像担持体としての中間転写ベルト4に対向して配設されている。
ここで、感光体ベルト1の内周には、駆動ローラ1aと、2つの従動ローラ1b、1cとが配設されている。そして、これらのローラ1a〜1cによって、像担持体としての感光体ベルト1は、張架・支持されている。また、駆動ローラ1aによって、感光体ベルト1は、図中の矢印A方向に駆動される。
また、感光体ベルト1の外周には、帯電部2、書込部3、マゼンタ現像部20M、シアン現像部20C、イエロー現像部20Y、ブラック現像部20K、フォトセンサ30、感光体クリーニング装置6が配設されている。
ここで、4つの現像部20M、20C、20Y、20Kには、それぞれ、各色の1成分現像剤(マゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー、ブラックトナー)が収納されている。そして、リボルバ現像方式の4つの現像部20M、20C、20Y、20Kは、それぞれ、現像位置と非現像位置との間を移動可能に構成されていて、感光体ベルト1上に各色のトナー像を順次形成する。
具体的には、感光体ベルト1上にシアンのトナー像を形成する場合には、シアントナーを収納するシアン現像部20Cが感光体ベルト1に対する現像位置に移動する。これに対して、その他の現像部20M、20Y、20Kは、感光体ベルト1に対する非現像位置に移動する。
ここで、現像位置とは、現像部20M、20C、20Y、20Kの現像ローラ20aが感光体ベルト1に当接する位置であり、感光体ベルト1上の潜像を現像する位置である。また、非現像位置とは、現像ローラ20aが感光体ベルト1から退避する位置であり、感光体ベルト1上の潜像が現像されない位置である。
そして、感光体ベルト1上に形成された各色のトナー像は、順次、像担持体としての中間転写ベルト4上に重ねて転写されることになる。
また、フォトセンサ30は、発光ダイオード等の発光素子と、フォトダイオード等の受光素子とを備えている。そして、フォトセンサ30によって、所定のタイミングで、感光体ベルト1上に形成される複数のパッチパターン(トナー像)におけるトナー付着量が検出される。
一方、像担持体としての中間転写ベルト4(中間転写体)の内周には、駆動ローラ4a、2つの従動ローラ4b、4c、中間転写ローラ5、転写対向ローラ8が配設されている。そして、これらのローラ4a〜4c、5、8によって、中間転写体としての中間転写ベルト4は、張架・支持されている。また、駆動ローラ4aによって、中間転写ベルト4は、図中の矢印B方向に駆動される。
また、中間転写ベルト4の外周には、転写ローラ7、クリーニング装置9が配設されている。
ここで、転写ローラ7とクリーニング装置9とは、それぞれ、中間転写ベルト4に対して接離自在に構成されている。そして、中間転写ベルト4上において所望のトナー像の重ね合わせが完了するまで、転写ローラ7とクリーニング装置9とは、中間転写ベルト4から離れた位置に退避している。そして、中間転写ベルト4上においてトナー像の重ね合わせが完了した後に、転写ローラ7とクリーニング装置9とは、中間転写ベルト4に当接する位置に移動する。
こうして、中間転写ベルト4に当接した転写ローラ7によって、中間転写ベルト4上のカラートナー像が、記録媒体Pに転写されることになる。
また、中間転写ベルト4に当接したクリーニング装置9によって、2次転写工程後に中間転写ベルト4上に残存した未転写トナー等の付着物が回収されることになる。なお、クリーニング装置9の構成・動作については、後で詳しく説明する。
一方、画像形成装置における記録媒体Pの搬送経路には、搬送ローラ14、レジストローラ対15、定着部16、排紙ローラ17等が配設されている。
ここで、定着部16は、加熱部としての定着ローラ16aと加圧部としての加圧ローラ16bとを具備しており、記録媒体P上の未定着のトナー像を定着する。
以上のように構成された画像形成装置は、画像形成時に、次のように動作する。
図1を参照して、感光体ベルト1は、図中の矢印A方向に走行する。そして、まず、感光体ベルト1の表面が、帯電部2との対向部で帯電される。次に、感光体ベルト1表面は、書込部3との対向部に達する。そして、書込部3から発せられる露光光(レーザ光)によって、感光体ベルト1上に、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのうち所望の色の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
その後、感光体ベルト1表面は、4つの現像部20M、20C、20Y、20Kのうち所望の色に対応した現像部との対向部に達する。そして、対応する色のトナーが、現像部から、感光体ベルト1上の潜像に供給される。こうして、感光体ベルト1上には、1色のトナー像が形成される。
その後、感光体ベルト1表面は、中間転写ベルト4との対向部に達する。そして、感光体ベルト1上に形成されたトナー像は、所定の電圧が印加された中間転写ローラ5によって、中間転写ベルト4上に転写される。
ここで、中間転写ベルト4との対向部を通過した後の感光体ベルト1上には、中間転写ベルト4に転写されなかった未転写トナーが残存する。
そして、未転写トナーが付着した感光体ベルト1表面は、感光体クリーニング装置6との対向部に達する。そして、この位置で、未転写トナーが感光体クリーニング装置6内に回収される。
このような感光体ベルト1上の一連のプロセスが、他の各色についても同様におこなわれる。そして、4つの現像部20M、20C、20Y、20Kを順次移動して感光体ベルト1上に形成したトナー像は、中間転写ベルト4上に重ねて転写される。
なお、4つの現像部20M、20C、20Y、20Kの入れ替え移動の動作と、帯電工程、露光工程、転写工程、クリーニング工程等の作像工程とは連続的におこなわれる。すなわち、現像部の現像位置への移動中に、帯電工程や露光工程がおこなわれ、現像部の移動が完了するとすぐに現像工程がおこなわれる。そして、現像工程が完了するとその現像部の非現像位置への移動と次の現像部の現像位置への移動とがおこなわれるとともに、その間に転写工程やクリーニング工程等の作像工程がおこなわれる。こうして、一連の作像プロセスが効率よく短時間におこなわれることになる。
その後、中間転写ベルト4上に重ねて形成されたカラーのトナー像は、中間転写ベルト4の矢印B方向の走行によって、転写ローラ7との対向部に達する。そして、この位置で、搬送されてきた記録媒体P上に、トナー像が転写される。
ここで、転写ローラ7との対向部を通過した後の中間転写ベルト4上には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。さらには、記録媒体Pに含まれる紙粉や炭カル等の異物も、付着物として中間転写ベルト4に付着することがある。
そして、未転写トナー等の付着物が付着した中間転写ベルト4表面は、クリーニング装置9との対向部に達する。そして、この位置で未転写トナー等の付着物が、クリーニング装置9内に捕集される。
こうして、中間転写ベルト4上での一連のプロセスが完了する。
一方、給紙部13から給送された記録媒体Pは、搬送ローラ14を通過した後に、レジストローラ対15の位置に達する。レジストローラ対15の位置に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト4上に形成されたトナー像が所望の位置に転写されるように、転写ローラ7の位置に向けてタイミングを合わせて搬送される。
その後、転写ローラ7の位置を通過した記録媒体Pは、定着部16の位置に達する。そして、この位置で記録媒体P上のトナー像が定着される。
そして、出力画像としての記録媒体Pは、定着部16を通過した後に、排紙ローラ17を経て画像形成装置外に排出される。
こうして、画像形成装置における一連の画像形成動作が完了する。
以下、図2及び図3にて、本実施の形態で特徴的な、クリーニング装置9について詳述する。
図2は、中間転写ベルト4に付着した付着物をクリーニングするクリーニング装置9を示す構成図である。図3は、図2のクリーニング装置9におけるブラシローラ91の近傍を示す部分拡大図である。
図2に示すように、クリーニング装置9は、主として、中間転写ベルト4に接離自在に当接するクリーニングローラとしてのブラシローラ91、ブラシローラ91に当接するバイアスローラ92、バイアスローラ92に当接する掻取り部材としてのブレード93、装置内に捕集された未転写トナー等を装置外に排出するための搬送部材としての搬送スクリュ94、中間転写ベルト4上に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給部材95、中間転写ベルト4に圧接する弾性部材としての補助ブレード96、等で構成される。
図3を参照して、ブラシローラ91は、芯金91aの周面に導電性繊維からなるブラシ91b(ファーブラシ)を形成したものである。ブラシローラ91は、図中の反時計方向に回転して、そのブラシ91bが中間転写ベルト4表面を摺擦する。なお、ブラシ91bは、その体積抵抗が102〜109Ω・cmとなるように形成されたものである。
そして、このように構成されたブラシローラ91に対してクリーニングバイアス(トナーの帯電極性とは逆の極性である。)が印加されることで、中間転写ベルト4上に付着した未転写トナーが、ブラシ91bの摺擦による機械的な力に加えて、静電的な力でブラシローラ91によって除去される。
なお、ブラシローラ91に供給されるクリーニングバイアスは、所定の直流電圧を供給する電源部35に接続されたバイアスローラ92を介して間接的に供給されるものである。
図3を参照して、弾性部材としての補助ブレード96は、ウレタンゴムを材料とする板状部材である。補助ブレード96は、ブラシローラ91と中間転写ベルト4との当接位置に対して、中間転写ベルト4の矢印で示す走行方向の上流側の位置で中間転写ベルト4に当接するように配設されている。詳しくは、補助ブレード96は、一端が固定端として支持板97に固定されて、他端(先端部)が自由端としてブラシローラ91に極めて近い位置に配設されている。
このように、ブラシローラ91の走行方向上流側に補助ブレード96を近設させることで、中間転写ベルト4に付着する紙粉、炭カル等の異物を確実に除去することができる。すなわち、中間転写ベルト4に付着する紙粉、炭カル等の異物は、補助ブレード96によってその中間転写ベルト4に対する付着力が弱められる。そして、付着力の弱まった異物がブラシローラ91の除去力によってクリーニング装置9内に捕集される。なお、異物に作用するブラシローラ91の除去力は、主として機械的除去力であるが、異物の帯電極性によっては電気的除去力も作用する。こうして、異物が中間転写ベルト4に固着することによる、中間転写ベルト4の損傷や、中間転写ベルト4に当接する感光体ベルト1等の当接部材の損傷が生じるのを抑止することができる。
また、図3を参照して、補助ブレード96の先端部には、ブラシローラ91に対向するように面取り部96aが形成されている。詳しくは、破線で示す補助ブレードの先端部に面取りが施されている。
このような構成によって、経時に補助ブレード96の先端部に未転写トナーや異物が堆積する不具合が抑止される。すなわち、補助ブレード96の先端部は面取り部96aとなっているために、この面取り部96aに未転写トナーや異物が付着してもそれらは対向するブラシローラ91によって効率的に除去されることになる。また、面取り部96aを設けることで、トナーや異物が堆積するスペースがなくなることになる。
したがって、補助ブレード96及びブラシローラ91が中間転写ベルト4表面に対して繰り返し接離されても、補助ブレード96の先端部からトナー落ちが生じることがなく、異常画像の発生を未然に抑止することができる。
なお、上述したように、クリーニング装置9は、接離機構によって、中間転写ベルト4に対して図2中の両矢印D方向に接離自在に移動する。詳しくは、クリーニング装置9のケースに係合するカム(不図示である。)の回転駆動に連動して、回転軸98を中心にしてクリーニング装置9が両矢印D方向に移動する。これにより、補助ブレード96及びブラシローラ91が中間転写ベルト4表面に対して接離されて、中間転写ベルト4上での複数色のトナー像の重ね合わせと2次転写工程後の中間転写ベルト4のクリーニングとが可能になる。
図2を参照して、潤滑剤供給部材95は、潤滑剤を固形化したものであって、不図示の付勢部材によってブラシローラ91表面に圧接されている。本実施の形態では、潤滑剤として、ステアリン酸亜鉛を主成分とする潤滑油添加剤を用いている。
なお、潤滑剤は、上述のものの他に、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉛、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸マグネシウム、オレイン酸亜鉛、オレイン酸マンガン、オレイン酸鉄、オレイン酸コバルト、オレイン酸鉛、オレイン酸マグネシウム、オレイン酸銅、パルチミン酸、亜鉛パルチミン酸コバルト、パルチミン酸銅、パルチミン酸マグネシウム、パルチミン酸アルミニウム、パルチミン酸カルシウム、カプリル酸鉛、カプロン酸鉛、リノレン酸亜鉛、リノレン酸コバルト、リノレン酸カルシウム、及び、リコリノレン酸カドミウムのように比較的高次の脂肪酸等を用いることもできる。また、カルナウバワックスのような天然ワックスを用いることもできる。
このような構成によって、潤滑剤供給部材95の潤滑剤は、塗布ローラとして機能するブラシローラ91によって少量ずつ掻き取られる。そして、ブラシローラ91のブラシ91bに移行した潤滑剤は、ブラシ91bに接触しながら矢印方向に走行する中間転写ベルト4の表面に微量塗布される。
こうして、中間転写ベルト4に圧接する補助ブレード96の摩擦抵抗が軽減されるために、中間転写ベルト4の損傷を未然に抑止することができる。また、補助ブレード96及びブラシローラ91が中間転写ベルト4表面に対して接離される場合にも、中間転写ベルト4に対する接触時の駆動トルクと非接触時の駆動トルクとの差(駆動トルク変動)を小さくすることができるために、転写工程(中間転写工程)時の色ずれや2次転写工程時の転写ずれ等の不具合を未然に抑止することができる。さらに、上述の潤滑剤供給部材95は、ブラシローラ91を潤滑剤の塗布ローラとして用いているために、専用の塗布ローラを設置する構成に比べて、装置を小型化、低コスト化することができる。
このように構成されたクリーニング装置9は、クリーニング工程時に次のように動作する。
図2の矢印方向に走行する中間転写ベルト4上に付着する未転写トナー(異物が付着する場合もある。)は、補助ブレード96の位置でその付着力が減ぜられた後に、矢印方向に回転するブラシローラ91によって捕集される。ブラシローラ91によって捕集された未転写トナーは、その回転に沿って移動して、バイアスローラ92の位置でバイアスローラ92に捕集される。バイアスローラ92に捕集された未転写トナーは、その回転に沿って移動して、ブレード93の位置でブレード93に掻き落とされる。
その後、ブレード93によって装置内に掻き落とされた未転写トナーは、装置内に設置された搬送スクリュ94によって、不図示の排出口まで搬送される。そして、排出口から排出された未転写トナーは、廃トナーとして、不図示の収容ボトル内に回収される。
こうして、一連のクリーニング工程が完了する。
以上説明したように、本実施の形態においては、中間転写ベルト4に当接するブラシローラ91の当接位置に対して中間転写ベルト4の走行方向上流側に、中間転写ベルト4に圧接する補助ブレード96を設けている。これによって、中間転写ベルト4の表面に付着する付着物を紙粉や炭カル等の異物も含めて確実にクリーニングすることができて、中間転写ベルト4に対して接離させる場合にもトナー落ち等の不具合の発生を抑止することができる。また、潤滑剤供給部材95を設けることで、クリーニング装置9がさらに長寿命化されるとともに、中間転写ベルト4に対して接離させる場合の駆動トルク変動を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、リボルバ型のカラー画像形成装置における中間転写ベルト4用のクリーニング装置9に対して、本発明を適用した。これに対して、感光体クリーニング装置6に対しても、本発明を適用することができる。また、タンデム型のカラー画像形成装置における、感光体用のクリーニング装置や中間転写体用のクリーニング装置に対しても、本発明を適用することができる。そして、これらの場合にも、本実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す構成図である。 図1の画像形成装置に設置されるクリーニング装置を示す構成図である。 図2のクリーニング装置におけるブラシローラの近傍を示す部分拡大図である。
符号の説明
1 感光体ベルト(像担持体)、 2 帯電部、 3 書込部、
4 中間転写ベルト(中間転写体、像担持体)、
6 感光体クリーニング装置、 7 転写ローラ、
9 クリーニング装置、
20、20K、20Y、20C、20M 現像部、 35 電源部、
91 ブラシローラ(クリーニングローラ)、
91a 芯金、 91b ブラシ、
92 バイアスローラ、 93 ブレード(掻取り部材)、
94 搬送スクリュ(搬送部材)、 95 潤滑剤供給部材、
96 補助ブレード(弾性部材、板状部材)、
96a 面取り部、 97 支持板、 98 回転軸。

Claims (4)

  1. 所定方向に走行する像担持体の表面に付着する付着物をクリーニングするクリーニング装置であって、
    前記像担持体の表面に当接するブラシを周面に具備するとともに、前記像担持体との当接位置において前記像担持体の走行方向に対して逆方向に移動するように回転するクリーニングローラと、
    前記クリーニングローラの当接位置に対して前記像担持体の走行方向上流側に近設されるとともに、前記像担持体に圧接される弾性部材と、
    を備え、
    前記弾性部材は、
    前記クリーニングローラに近い先端部の側が自由端となるように固定されて前記像担持体の走行方向に沿うようにその面部が当接するとともに、前記先端部に前記クリーニングローラの周面に対向するように面取り部が形成された板状部材であって、
    前記面取り部に付着した付着物を前記ブラシによって除去可能な位置まで前記面取り部を前記クリーニングローラに対して接触しないよう近設させたことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記クリーニングローラ及び前記弾性部材は、前記像担持体に対して接離自在に構成されたことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記像担持体は、当該像担持体とは異なる単数又は複数の像担持体上に担持された複数色のトナー像が転写されて2次的に担持される中間転写体であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のクリーニング装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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