JP5012240B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機,プリンタ,ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置に係り、特に、トナー像を保持して移動する像保持部材からトナー像を転写させた後に、この像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物をクリーニング装置によって除去するにあたり、移動する像保持部材の表面に2つのブラシ部材を接触させて、この像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物を除去する場合に、ブラシの接触によって像保持部材の表面が傷ついたり、トナー等の残留物が像保持部材の表面に付着してフィルミングが発生したりするのを防止しながら、トナー等の残留物を像保持部材の表面から適切に除去できるようにした点に特徴を有するものである。
複写機,プリンタ,ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置においては、トナー像を保持して移動する像保持部材、例えば、トナー像が形成される感光体や、感光体に形成されたトナー像が転写される中間転写体において、このような像保持部材からトナー像を記録媒体等に転写させた後、この像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物をクリーニング装置によって除去することが行われている。
ここで、上記のようにトナー像を転写させた後における像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物を除去するにあたり、従来においては、一般に板状になったクリーニングブレードを像保持部材の表面に圧接させて、像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物を除去するようにしていた。
しかし、このようにクリーニングブレードを像保持部材の表面に圧接させてトナー等の残留物を除去するようにした場合、クリーニングブレードが次第に摩耗してクリーニング性能が低下したり、像保持部材が摩耗してその寿命が短くなったりするなどの問題があった。
また、従来においては、特許文献1,2に示されるように、移動する像保持部材の表面に2つのブラシローラを接触させて回転させ、この2つのブラシローラにおけるブラシによって像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物を除去するようにしたものが提案されている。
しかし、このように2つのブラシローラを移動する像保持部材の表面に接触させて回転させ、この像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物を十分に除去するにあたり、像保持部材の表面に対して接触させる2つのブラシローラにおけるブラシの圧力を高くすると、ブラシとの接触によって像保持部材の表面が傷ついたり、トナー等の残留物が像保持部材の表面に付着してフィルミングが発生したりするという問題があった。
そして、特許文献1においては、像保持部材の移動方向上流側において接触するブラシローラにおけるブラシ繊維1本当りの像保持部材に対する押圧力を、像保持部材の移動方向下流側において接触するブラシローラにおけるブラシ繊維1本当りの像保持部材に対する押圧力よりも大きくして、像保持部材の表面が傷ついたりするのを防止することが提案されている。
また、特許文献2においては、像保持部材の移動方向上流側において接触する第1のブラシローラにより、像保持部材の表面における残留量が少ない一方の極性のトナーを静電的に吸引しながら掻き取る一方、像保持部材の移動方向下流側において接触する第2のブラシローラにより、像保持部材の表面における残留量が多い他方の極性のトナーを静電的に吸引しながら掻き取るようにして、像保持部材の表面にトナーがフィルミングされるのを防止することが提案されている。
しかし、上記の特許文献1,2の何れのものにおいても、依然として像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物を十分に除去することが困難であり、特に、高速で画像形成を行う場合において、トナーの外添剤などの残留物を像保持部材の表面から十分に回収することができないという問題があった。
特開2005−17416号公報 特開2005−275086号公報
本発明は、トナー像を保持して移動する像保持部材からトナー像を転写させた後に、この像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物をクリーニング装置によって除去する場合における上記のような問題を解決することを課題とするものである。
そして、本発明においては、上記のように移動する像保持部材の表面に2つのブラシ部材を接触させて、この像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物を除去するにあたり、ブラシの接触によって像保持部材の表面が傷ついたり、トナー等の残留物が像保持部材の表面に付着してフィルミングが発生したりするのを防止しながら、トナー等の残留物を像保持部材の表面から適切に除去できるようにすることを課題とするものである。
本発明に係る画像形成装置においては、上記のような課題を解決するため、トナー像を保持して移動する像保持部材からトナー像を転写させた後に、この像保持部材の表面に残留する残留物を除去するクリーニング装置が設けられた画像形成装置において、上記のクリーニング装置に、移動する像保持部材の表面に接触させる2つのブラシ部材を設け、像保持部材の移動方向上流側において接触する第1ブラシ部材におけるブラシ繊維1本当りが像保持部材から受ける力をf1、像保持部材の移動方向下流側において接触する第2ブラシ部材におけるブラシ繊維1本当りが像保持部材から受ける力をf2、上記の第1ブラシ部材が単位時間当たりに像保持部材から受ける力をF1、上記の第2ブラシ部材が単位時間当たりに像保持部材から受ける力をF2とした場合、f1>f2及びF1<F2の条件を満たすようにした。
ここで、上記の第1ブラシ部材及び第2ブラシ部材におけるブラシ繊維1本当りが像保持部材から受ける力f(N)は、像保持部材に対するブラシの食い込み量をK(m)、ブラシ繊維のヤング率をE(N/m2)、ブラシの繊維径をD(m)、ブラシの繊維長をL(m)とした場合、
f(N)=(3π/64)×K×E×D4×L-3
で表わされる。
なお、上記の式は、ブラシ部材におけるブラシを片持ち梁と仮定し、ブラシ繊維1本当りが像保持部材から受ける力fを片持ち梁の先端に加わる荷重とし、ブラシの食い込み量Kを片持ち梁の先端のたわみ量として算出したものである。
また、上記の第1ブラシ部材及び第2ブラシ部材が単位時間当たりに像保持部材から受ける力F(N/s)は、ブラシの繊維密度をM(本/m2)、ブラシと像保持部材とが当接する部分における相対速度をU(m/s)、ブラシと像保持部材とが当接する部分の幅をN(m)とした場合、
F(N/s)=f×M×U×N
で表わされる。
そして、上記の画像形成装置において、上記のように第2ブラシ部材におけるブラシ繊維1本当りが像保持部材から受ける力f2を、第1ブラシ部材におけるブラシ繊維1本当りが像保持部材から受ける力f1よりも小さくする(f1>f2)と共に、第2ブラシ部材が単位時間当たりに像保持部材から受ける力F2を、上記の第1ブラシ部材が単位時間当たりに像保持部材から受ける力F1よりも大きくする(F1<F2)にあたっては、例えば、上記の第2ブラシ部材におけるブラシの繊維密度を第1ブラシ部材におけるブラシの繊維密度よりも大きくしたり、上記の第2ブラシ部材におけるブラシの繊維径を第1ブラシ部材におけるブラシの繊維径よりも小さくしたり、また上記の第1ブラシ部材と第2ブラシ部材とに回転するブラシローラを用いた場合には、第2ブラシ部材の回転速度を第1ブラシ部材の回転速度よりも大きくさせるようにする。
本発明の画像形成装置のように、トナー像を転写させた後の像保持部材の表面に2つのブラシ部材を接触させて、像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物を除去する場合、像保持部材の移動方向上流側において接触する第1ブラシ部材には、像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物が多い状態で導かれる一方、この第1ブラシ部材よりも像保持部材の移動方向下流側において接触する第2ブラシ部材には、上記の第1ブラシ部材より像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物がある程度除去されて、少なくなった状態で導かれるようになる。
ここで、像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物が多い状態で導かれる第1ブラシ部材におけるブラシ繊維1本当りが像保持部材から受ける力f1を強くすると、像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物が、効率よく保持部材の表面から除去されるようになる。一方、この第1ブラシ部材が単位時間当たりに像保持部材から受ける力F1を大きくすると、像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物が、この第1ブラシ部材により全体的に像保持部材の表面に強く押し付けられて、フィルミングが発生しやすくなる。
また、像保持部材の表面に残留するトナー等の残留物がある程度除去された状態で導かれる第2ブラシ部材におけるブラシ繊維1本当りが像保持部材から受ける力f2を強くすると、像保持部材の表面がこの第2ブラシによって傷つきやすくなる。一方、この第2ブラシ部材が単位時間当たりに像保持部材から受ける力F2を大きくすると、像保持部材の表面に残留するトナーやその外添剤等の残留物が、この第2ブラシ部材によって全体的に像保持部材の表面から適切に除去されるようになる。
このため、本発明の画像形成装置のように、第1ブラシ部材におけるブラシ繊維1本当りが像保持部材から受ける力f1よりも第2ブラシ部材におけるブラシ繊維1本当りが像保持部材から受ける力f2を小さくする(f1>f2)と共に、第2ブラシ部材が単位時間当たりに像保持部材から受ける力F2を、上記の第1ブラシ部材が単位時間当たりに像保持部材から受ける力F1よりも大きくする(F1<F2)と、トナー等の残留物が像保持部材の表面にフィルミングされたり、像保持部材の表面がブラシによって傷ついたりするのが防止され、トナーやその外添剤等の残留物が像保持部材の表面から適切に除去されるようになる。
次に、この発明の実施形態に係る画像形成装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る画像形成装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
この実施形態の画像形成装置においては、図1に示すように、その装置本体1内に4つのイメージングカートリッジ10A〜10Dを装着させるようにしている。
ここで、上記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおいては、回転するドラム状の感光体11と、この感光体11の表面を帯電させる帯電装置12と、帯電された感光体11の表面に画像情報に応じた露光を行って感光体11の表面に静電潜像を形成する露光装置13と、上記の感光体11の表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置14と、感光体11の表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト2に転写させた後の感光体11の表面にクリーニングブレード15aを圧接させて感光体11の表面に残留するトナー等の残留物を除去する第1クリーニング装置15が設けられている。
そして、この実施形態に係る画像形成装置において、フルカラーの画像形成を行うにあたっては、上記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおける各現像装置14に、黒色,黄色,マゼンダ色,シアン色の異なった色彩のトナーを収容させ、各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおいて、各感光体11の表面にそれぞれの色彩のトナー像を形成するようにしている。
次いで、このように各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおける各感光体11の表面に形成された各色彩のトナー像を、ローラ2aに架け渡されて回転移動する中間転写ベルト2に順々に転写させて、この中間転写ベルト2の上にフルカラーのトナー像を形成する一方、各感光体11の表面に残留するトナー等の残留物を上記の第1クリーニング装置15によって除去するようにしている。
そして、給紙ローラ3により記録媒体Sを給紙し、タイミングローラ4によってこの記録媒体Sを適当なタイミングで上記の中間転写ベルト2と転写ローラ5との間に導き、中間転写ベルト2上に形成された上記のフルカラーのトナー像をこの記録媒体Sに転写させ、このようにフルカラーのトナー像が転写された記録媒体Sを定着装置6に導き、上記のフルカラーのトナー像を記録媒体Sに定着させた後、この記録媒体Sを排紙ローラ7により排紙させるようにしている。
また、上記のように中間転写ベルト2上に形成された上記のフルカラーのトナー像を記録媒体Sに転写させた場合に、記録媒体Sに転写されずに中間転写ベルト2の表面に残ったトナー等の残留物を第2クリーニング装置30によって中間転写ベルト2から除去するようにしている。
ここで、この実施形態においては、図1及び図2に示すように、上記のように記録媒体Sに転写されずに中間転写ベルト2の表面に残ったトナー等の残留物を除去する第2クリーニング装置30に、2つのブラシ部材として、上記の中間転写ベルト2の表面に接触して回転する2つのブラシローラ31,32を設け、この2つのブラシローラ31,32におけるブラシ31a,32aが上記の中間転写ベルト2の表面に接触する位置において、各ブラシローラ31,32が中間転写ベルト2と逆方向に移動するように回転させ、中間転写ベルト2の表面に残ったトナー等の各ブラシローラ31,32によって中間転写ベルト2の表面から回収するようにしている。
そして、上記の各ブラシローラ31,32と接触して回転する回収ローラ33,34を設け、各回収ローラ33,34にそれぞれ回収用電源33a,34aを接続させ、各回収用電源33a,34aから各回収ローラ33,34に上記の各ブラシローラ31,32によって回収された残留物を回収する方向の電圧を印加させて、各ブラシローラ31,32から残留物を各回収ローラ33,34に回収し、このように残留物を回収した各回収ローラ33,34にそれぞれブレード35,36を圧接させて、各回収ローラ33,34から回収された残留物を除去するようにしている。
ここで、この実施形態においては、中間転写ベルト2の移動方向下流側において接触する第2ブラシローラ32におけるブラシ繊維1本当りが中間転写ベルト2から受ける力f2を、中間転写ベルト2の移動方向上流側において接触する第1ブラシローラ31におけるブラシ繊維1本当りが中間転写ベルト2から受ける力f1よりも小さくする(f1>f2)と共に、上記の第2ブラシ部材が単位時間当たりに中間転写ベルト2から受ける力F2を、上記の第1ブラシ部材が単位時間当たりに中間転写ベルト2から受ける力F1よりも大きくした。
このようにすると、前記のようにトナー等の残留物が中間転写ベルト2の表面にフィルミングされたり、中間転写ベルト2の表面がブラシにより傷ついたりするのが防止され、トナーやその外添剤等の残留物が中間転写ベルト2の表面から適切に除去されるようになった。
なお、この実施形態においては、中間転写ベルト2の表面に残ったトナー等の残留物を除去する2つのブラシ部材として、それぞれ中間転写ベルト2の表面に接触して回転するブラシローラ31,32を用いるようにした、中間転写ベルト2の表面に残ったトナー等の残留物を除去するのに使用するブラシ部材はこのようなものに限定されず、図示していないが、基材にブラシを植設させた通常のブラシ部材を中間転写ベルトの表面に接触させるようにすることも可能である。
また、この実施形態においては、中間転写ベルト2の表面に残留するトナー等の残留物を除去する第2クリーニング装置30に、2つのブラシローラ31,32を設けるようにしただけであるが、上記の各感光体11の表面に残留するトナー等の残留物を除去させる第1クリーニング装置15を、上記の第2クリーニング装置30と同様に構成することも可能である。
次に、市販の複写機(コニカミノルタ社製:BizhubC450)を改造し、中間転写ベルトの表面に残ったトナー等の残留物を除去する第2クリーニング装置に、上記の実施形態に示すように、中間転写ベルトの表面に接触して回転する2つのブラシローラを設けるようにした。
ここで、上記のように2つのブラシローラを中間転写ベルトの表面に接触させて回転させるにあたり、ブラシローラを中間転写ベルトの表面に接触させて回転させる条件を、下記の表1のブラシ条件A〜Sに示すように、ブラシ繊維のヤング率E(N/m2)、ブラシの繊維径D(m)、ブラシの繊維長L(m)、ブラシの食い込み量K(m)、ブラシの繊維密度M(本/m2)、ブラシと中間転写ベルトとが当接する部分の幅N(m)、ブラシと中間転写ベルトとが当接する部分における相対速度U(m/s)を変更させて、ブラシ繊維1本当りが中間転写ベルトから受ける力f(N)及びブラシ全体が単位時間当たりに中間転写ベルトから受ける力F(N/s)を変更させるようにした。
Figure 0005012240
そして、中間転写ベルトの移動方向上流側における第1ブラシローラと、中間転写ベルトの移動方向下流側における第2ブラシローラとを、中間転写ベルトの表面に接触させて回転させるにあたり、第1ブラシローラと第2ブラシローラにおけるブラシ条件を、上記のブラシ条件A〜Sの中から下記の表2に示すように組合せた実験1〜37を行い、第1ブラシローラのブラシ繊維1本当りが中間転写ベルトから受ける力f1と、第2ブラシローラのブラシ繊維1本当りが中間転写ベルトから受ける力f2との大小、、第1ブラシローラが単位時間当たりに中間転写ベルトから受ける力F1と、第2ブラシローラが単位時間当たりに中間転写ベルトから受ける力F2との大小を求めると共に、中間転写ベルトの表面における残留物の回収性能及び中間転写ベルトの表面にフィルミングや傷が発生しているかの表面状態の評価を行い、その結果を、下記の表2に合わせて示した。
ここで、中間転写ベルトの表面における残留物の回収性能及び中間転写ベルトの表面にフィルミングや傷が発生しているかの表面状態の評価を行うにあたっては、第1ブラシローラと第2ブラシローラとを同じブラシ条件Aにした実験1のものを基準とした。
そして、上記の回収性能の評価については、ベタ画像の画像形成を行い、クリーニング後において中間転写ベルトの表面に残留する残留物の量を調べ、残留物の量が実験1のものよりも少ない場合を◎、実験1のものと同等の場合を○、実験1のものよりも多い場合を×で示した。
また、上記の表面状態の評価については、文字画像を10万枚印字した後において、中間転写ベルトの表面におけるフィルミングや傷の発生を調べ、フィルミングや傷の発生が実験1のものよりも少ない場合を◎、実験1のものと同等の場合を○、実験1のものよりも多い場合を×で示した。
Figure 0005012240
この結果、本発明のように、第1ブラシローラのブラシ繊維1本当りが中間転写ベルトから受ける力f1と、第2ブラシローラのブラシ繊維1本当りが中間転写ベルトから受ける力f2とがf1>f2の条件を満たすと共に、第1ブラシローラが単位時間当たりに中間転写ベルトから受ける力F1と、第2ブラシローラが単位時間当たりに中間転写ベルトから受ける力F2とがF1<F2の条件を満たす実験14,17,18,33,37においては、残留物の回収性能が維持された状態で中間転写ベルトの表面にフィルミングや傷が発生するのが防止されていた。
なお、第1ブラシローラのブラシ繊維1本当りが中間転写ベルトから受ける力f1と、第2ブラシローラのブラシ繊維1本当りが中間転写ベルトから受ける力f2とがf1=f2で、第1ブラシローラが単位時間当たりに中間転写ベルトから受ける力F1と、第2ブラシが単位時間当たりに中間転写ベルトから受ける力F2とがF1<F2の条件を満たす実験10,12,13,22,24,25においては、中間転写ベルトの表面にフィルミングや傷の発生が実験1と同等で、回収性能が向上したものもあったが、逆に実験1よりも残留物の回収性能が低下したものもあり、必ずしも適切なクリーニング性能が得られるとはいえなかった。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示した概略説明図である。 同実施形態の画像形成装置において、転写後における中間転写ベルトの表面に残留するトナー等の残留物を、2つのブラシローラが設けられた第2クリーニング装置によって中間転写ベルトから除去する状態を示した概略説明図である。
符号の説明
1 装置本体
2 中間転写ベルト(像保持部材)
2a ローラ
3 給紙ローラ
4 タイミングローラ
5 転写ローラ
6 定着装置
7 排紙ローラ
9 トナーカートリッジ
10A〜10D イメージングカートリッジ
11 感光体
12 帯電装置
13 露光装置
14 現像装置
15 第1クリーニング装置
15a クリーニングブレード
30 第2クリーニング装置
31 第1ブラシローラ(第1ブラシ部材)
31a ブラシ
32 第2ブラシローラ(第2ブラシ部材)
32a ブラシ
33,34 回収ローラ
33a,34a 回収用電源
35,36 ブレード
S 記録媒体

Claims (4)

  1. トナー像を保持して移動する像保持部材からトナー像を転写させた後に、この像保持部材の表面に残留する残留物を除去するクリーニング装置が設けられた画像形成装置において、上記のクリーニング装置に、移動する像保持部材の表面に接触させる2つのブラシ部材が設けられ、像保持部材の移動方向上流側において接触する第1ブラシ部材におけるブラシ繊維1本当りが像保持部材から受ける力をf1、像保持部材の移動方向下流側において接触する第2ブラシ部材におけるブラシ繊維1本当りが像保持部材から受ける力をf2、上記の第1ブラシ部材が単位時間当たりに像保持部材から受ける力をF1、上記の第2ブラシ部材が単位時間当たりに像保持部材から受ける力をF2とした場合、f1>f2及びF1<F2の条件を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、上記の第2ブラシ部材におけるブラシの繊維密度が第1ブラシ部材におけるブラシの繊維密度よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、上記の第2ブラシ部材におけるブラシの繊維径が第1ブラシ部材におけるブラシの繊維径よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置において、上記の第1ブラシ部材と第2ブラシ部材とが回転するブラシローラで構成され、上記の第2ブラシ部材の回転速度が第1ブラシ部材の回転速度よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
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