JP2005165022A - クリーニング装置、塗布装置、該クリーニング装置または該塗布装置を備えた画像形成装置、およびプロセスカートリッジ - Google Patents

クリーニング装置、塗布装置、該クリーニング装置または該塗布装置を備えた画像形成装置、およびプロセスカートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】 ブラシローラを従動回転させる相手部材や起毛の摩擦係数が下がっても、ブラシローラのスリップを抑制することができるクリーニング装置、塗布装置、および画像形成装置、プロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】 ブラシローラ2bの起毛22植毛領域W1を回転軸体21の長さよりも短く設定する。そして、回転軸体21の両端の非植毛領域にスペーサ27、28を設ける。ブラシローラ2bの自重によって帯電ローラ2aの表面に各スペーサ27、28および起毛22を当接させて、ブラシローラ2bを帯電ローラ2aに対して従動回転させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、クリーニング装置、塗布装置、該クリーニング装置または該塗布装置を備えた画像形成装置、およびプロセスカートリッジに関するものである。
従来、様々な技術分野における機械や装置において、ブラシローラが使用されている。例えば、被画像形成体に画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリなどといった画像形成装置においては、クリーニング装置や潤滑剤塗布装置にブラシローラを用いるものが知られている。即ち、感光体等の潜像担持体や、これを接触方式によって帯電せしめる帯電部材たる帯電ローラなど、トナーで汚れてしまった相手部材をブラシローラによってクリーニングするクリーニング装置である。また、感光体等の潜像担持体の表面にブラシローラによって潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置である。
特許文献1には、ブラシローラを用いたクリーニング装置として、次のような構成のものが提案されている。即ち、帯電ローラ等の相手部材の表面移動速度と、自らの表面移動速度とに線速差が生ずるように回転するブラシローラを、相手部材に当接させてその表面に付着したトナーを掻き取るものである。
しかしながら、かかる構成では、ブラシローラを回転駆動せしめる駆動手段が必要になってしまう。更には、いわゆる「倒れ」と呼ばれる起毛の永久変形を抑えるべく、相手部材に対する起毛の食い込み量(当接による撓みを生ずる先端側長さ)を規制する移動量規制機構を設ける必要もある。これらの結果、クリーニング装置をコスト高にしたり、その構成を複雑にしたりといった不具合を招来していた。
そこで、本出願人は、先に特許文献2において、表面移動する相手部材に対してブラシローラの起毛を自重によって当接させながら従動回転させるクリーニング装置を提案した。かかる構成によれば、ブラシローラを回転駆動させる駆動手段を設けることなく、帯電ローラ等の相手部材をクリーニングすることができる。更に、ブラシローラの移動量を規制する移動量規制機構によらず、ブラシローラの重量によって相手部材に対する起毛の食い込み量を調整することができる。これらの結果、上記駆動手段や移動規制機構を設けることによるクリーニング装置のコスト高や構成の複雑化を回避することができる。
特開平7−140763号公報 特開2002−221883号公報
近年、潤滑剤塗布手段を設け感光体表面に潤滑剤を供給して、感光体ドラムの摩擦係数を下げて感光体表面に付着した転写残トナーを剥がれ易くしてクリーニング性を向上させる画像形成装置が提案されている。感光体表面に塗布された潤滑剤は、ブラシローラを従動回転させる相手部材である帯電ローラにも付着し、帯電ローラの摩擦係数を下げてしまう。また、上記ブラシローラは相手部材に付着したトナーとともに相手部材に付着した潤滑剤も除去する。従って、ブラシローラの起毛に潤滑剤が付着することとなり、ブラシローラの摩擦係数も下がってしまう。このように、相手部材とブラシローラ両方の摩擦係数が下がってしまう結果、相手部材に対しブラシローラがスリップして従動回転しなくなってしまうといった不具合を招来していた。その結果、相手部材である帯電ローラの清掃能力が低下してしまい異常画像を引き起こす場合があった。また、従動回転しなくなるという不具合は、感光体等の潜像担持体の表面にブラシローラによって潤滑剤を塗布する塗布装置においても同様に招来する。その結果、相手部材である感光体への潤滑剤の塗布能力が低下してしまい、異常画像などの不具合を引き起こす。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ブラシローラを従動回転させる相手部材や起毛の摩擦係数が下がっても、ブラシローラのスリップを抑制することができるクリーニング装置、塗布装置、および画像形成装置、プロセスカートリッジを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1のクリーニング装置は、回転軸体上に複数の起毛を有し、且つ表面移動する相手部材に対して自重で当接しながら従動回転して該相手部材の表面をクリーニングするブラシローラを用いるクリーニング装置において、上記ブラシローラの上記回転軸体両端に起毛が設けられていない非植毛部を設け、該非植毛部は常時相手部材に当接していることを特徴とするものである。
また、請求項2のクリーニング装置は、請求項1のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、上記非植毛部の表面粗さは、上記相手部材の表面粗さ以上であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項3のクリーニング装置は、請求項1または2のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、上記非植毛部は、上記回転軸体と別部材であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項4のクリーニング装置は、請求項1、2または3のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、起毛の長さが2[mm]以下であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項5のクリーニング装置は、請求項1、2、3または4のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛の配設密度が10000[本/cm]以上であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6のクリーニング装置は、請求項1、2、3、4または5のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛が導電性材料からなるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項7のクリーニング装置は、請求項1、2、3、4、5または6のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛の電気抵抗値が1×1010Ω以下であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項8のクリーニング装置は、請求項1、2、3、4、5、6または7のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛が上記回転軸体表面の法線方向から傾斜するように該回転軸体上に設けられたものを用いることを特徴とするものである。
また、請求項9の塗布装置は、回転軸体上に複数の起毛を有し、且つ表面移動する相手部材に対して自重で当接しながら従動回転して該相手部材の表面に塗布物を塗布するブラシローラを用いた塗布装置において、上記ブラシローラの上記回転軸体両端に起毛が設けられていない非植毛部を設け、該非植毛部は常時相手部材に当接していることを特徴とするものである。
また、請求項10の塗布装置は、請求項9の塗布装置において、上記ブラシローラとして、上記非植毛部の表面粗さは、相手部材の表面粗さ以上であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項11の塗布装置は、請求項9または10の塗布装置において、上記ブラシローラとして、上記非植毛部は、上記回転軸体と別部材であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項12の塗布装置は、請求項9、10または11の塗布装置において、上記ブラシローラとして、起毛の長さが2[mm]以下であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項13の塗布装置は、請求項9、10、11または12の塗布装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛の配設密度が10000[本/cm]以上であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項14の塗布装置は、請求項9、10、11、12または13の塗布装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛が導電性材料からなるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項15の塗布装置は、請求項9、10、11、12、13または14の塗布装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛の電気抵抗値が1×1010Ω以下であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項16の塗布装置は、請求項9、10、11、12、13、14または15の塗布装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛が上記回転軸体表面の法線方向から傾斜するように該回転軸体上に設けられたものを用いることを特徴とするものである。
また、請求項17の画像形成装置は、像担持体と、該像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持体に当接しながら表面移動して該像担持体を帯電せしめる帯電部材と、トナー像を転写材に転写した後に残留する転写残トナーを除去するクリーニング手段とを備える画像形成装置において、上記クリーニング手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7または8のクリーニング装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項18の画像形成装置は、像担持体と、該像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑塗布手段とを備える画像形成装置において、上記潤滑剤塗布手段として、請求項9、10、11、12、13、14、15または16の塗布装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項19の画像形成装置は、請求項17の画像形成装置において、上記像担持体の表面に潤滑剤を塗布する塗布手段を備ており、上記クリーニング装置のブラシローラの起毛が設けられている領域は、該塗布手段が像担持体へ潤滑剤を塗布する領域以上であることを特徴とするものである。
また、請求項20の画像形成装置は、請求項19の画像形成装置において、上記塗布手段として、請求項9、10、11、12、13、14、15または16の塗布装置を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項21の画像形成装置は、請求項17の画像形成装置において、上記トナーは、滑剤を添加したトナーであることを特徴とするものである。
また、請求項22の画像形成装置は、請求項21の画像形成装置において、トナーが付着しない領域に上記クリーニング装置のブラシローラの非植毛部が当接することを特徴とするものである。
また、請求項23の画像形成装置は、請求項17、18、19、20、21または22の画像形成装置において、上記像担持体と、上記トナー像形成手段、上記帯電部材、または上記クリーニング手段のうち少なくともひとつとを一体として上記画像形成装置から着脱可能としたプロセスカートリッジを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項24のプロセスカートリッジは、像担持体と、像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段、該像担持体に当接しながら表面移動して該像担持体を帯電せしめる帯電部材を備えた帯電手段、またはトナー像を転写材に転写した後に残留する転写残トナーを除去するクリーニング手段のうち少なくとも該クリーニング手段とを一体に構成し装置本体に対して着脱可能としたプロセスカートリッジにおいて、該クリーニング手段として、請求項1、2、3、5、6、7、8のクリーニング装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項25のプロセスカートリッジは、像担持体と、像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段、該像担持体に当接しながら表面移動して該像担持体を帯電せしめる帯電部材を備えた帯電手段、トナー像を転写材に転写した後に残留する転写残トナーを除去するクリーニング手段、または像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段のうち少なくとも該潤滑剤塗布手段とを一体に構成し装置本体に対して着脱可能としたプロセスカートリッジにおいて、該潤滑剤塗布手段として、請求項9、10、11、12、13、14、15の塗布装置を用いたことを特徴とするものである。
請求項1乃至25の発明によれば、上記回転軸体両端の起毛が設けられていない非植毛部を常時相手部材に当接させる。これにより、ブラシローラは、ブラシの起毛だけでなく非植毛部も相手部材に当接することとなる。よって、相手部材に対してブラシローラの追従性が向上する。その結果、相手部材やブラシローラの起毛の摩擦係数が下がっても、相手部材に対してブラシローラがスリップしにくくなる。よって、ブラシローラが従動回転しなくなるという不具合を抑制することができるという効果がある。
以下、本発明を画像形成装置である電子写真方式のレーザプリンタ(以下、単にプリンタという)に適用した一実施形態について説明する。
図1はこのプリンタを示す概略構成図である。図において、プリンタ100は、像担持体としての感光体ドラム1、帯電ユニット2、現像ユニット3、クリーニングユニット4等を備えている。また、転写ローラ10、潤滑剤供給ユニット7、感光体ドラム1上に静電潜像を書き込むための図示しない光書込ユニットなども備えている。また、プリンタ100には、感光体ドラム1上の残留電荷を除電すべく除電光bを照射する除電装置20も備えている。
現像ユニット3は現像ローラ3aを備えている。また、帯電ユニット2は帯電ローラ2a、帯電ローラ2aをクリーニングするブラシローラ2bを備えている。また、クリーニングユニット4には、クリーニングブレード4aとクリーニングブレード4aが掻き落としたトナーを所定の位置へ搬送するトナー搬送コイル4bを備えている。また、潤滑剤供給ユニット7には、潤滑剤塗布ローラ7aを備えている。
このような構成のプリンタ100において画像形成を行うとき、感光体ドラム1の回転と共に、先ず除電装置20で除電光bを照射して表面電位を所定の基準電位に平均化する。次いで感光体ドラム1は回転中に帯電ローラ2aからの電荷により一様に帯電され、表面電位が所定の帯電電位となる。
次いで、外部から読み込まれた画像情報に基づいて図示しない光書込ユニットが駆動され、これによって感光体ドラム1の帯電領域(画像形成領域)に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像ユニット3の現像ローラ3aから供給される現像剤中のトナーによって現像され、可視像としてのトナー像になる。
上記トナー像の形成は次のようにして行われる。不図示の光書込み装置でレーザー光Lを照射して光を照射した部分のみ表面電位を画像部電位にし、感光体ドラム上に静電潜像を形成する。その後、所定の現像バイアス電位を印加する現像ローラ3aに担持される二成分現像剤中のトナーで静電潜像を現像して感光体ドラム上にトナー像を形成する。
一方、この感光体ドラム1上へのトナー像の形成が行われている間に、転写紙が図示しない給紙カセットから引き出され、その先端をレジストローラ11のニップ部に当接させた状態で待機する。この転写紙は、感光体ドラム1上のトナー像に重ね合わされるタイミングで上記レジストローラ11が回転を開始することにより、感光体ドラム1と転写ローラ10とによって形成される転写ニップに送り出される。そして、転写ニップで感光体ドラム1上のトナー像が転写紙に転写せしめられた後、転写紙は図示しない定着装置に送られる。定着装置は、転写紙を定着ローラとプレスローラとからなる定着ローラ対との間に挟み込むことで、転写紙を加熱するとともに加圧してトナー像を転写紙上に定着せしめる所謂圧熱定着を行う。このようにしてトナー像が定着せしめられた転写紙は、排紙ローラ18によって排紙トレイ(図示せず)に排紙される。
上記転写ニップを通過した後の感光体ドラム1表面に残留した残留トナーには、上記潤滑剤供給ユニット7の潤滑剤塗布ローラ7aからステアリン酸亜鉛等の潤滑剤が塗布される。そして、潤滑剤が塗布された残留トナーは、クリーニングユニット4のクリーニングブレード4aによって感光体ドラム1上から除去され回収される。クリーニングブレード4aで掻き落とした残トナーは、トナー搬送コイル4bで所定の位置へ搬送する。一方、残留トナーが除去された感光体ドラム1の表面は、再び帯電部に戻る。上記クリーニングブレード4aによって感光体ドラム上の残留トナーはほぼ回収されるが、回収されなかった一部のトナーは帯電ローラ2aに付着する。そしてこの付着したトナーは、ブラシローラ2bにて帯電ローラ2aから除去される。
これら一連の動作を繰り返して連続的に転写紙へのトナー像形成が行われる。
本実施形態では、感光体ドラム1、その周囲に配置された帯電ユニット2、クリーニングユニット4、潤滑剤供給ユニット7等を一体化したプロセスカートリッジ200として構成している。このプロセスカートリッジ200は、プリンタ本体に対して着脱自在となっている。よって、プロセスカートリッジ200内に収容された部品に寿命が到来したり、メンテナンスが必要になったりしたときには、そのプロセスカートリッジ200を交換すればよい。このように、プロセスカートリッジを交換するだけで、早期に原状回復させることができサービス時間の短縮が行うことができる。
また、本実施形態では、潤滑剤供給ユニット7によって感光体表面に潤滑剤を塗布して感光体の摩擦係数を下げているが、潤滑剤をトナーに外添するなどして感光体表面に潤滑剤を供給するようにしてもよい。トナーに潤滑剤を添加させる方法は、種々公知の方法で添加させることができる。例えば、スーパーミキサ、ヘンシェルミキサなどの混合機を用いて、トナーに潤滑剤を添加することができる。このように、トナーに添加された潤滑剤が感光体に付着し、感光体の摩擦係数を下げることができる。
次に、本発明の特徴点であるブラシローラ2bについて説明する。
このブラシローラ2bは、図2に示すように、鉄またはSUS材などの剛性材料からなる回転軸体21上に複数の起毛22が立設せしめられている。剛性材料表面に接着剤を塗布し、その表面にブラシ繊維を静電的に植毛した起毛22が設けられている。起毛22は、ナイロン、アセテート、ポリエステル等が用いることができる。
ブラシローラ2bの両端には、軸部25、26を備えている。これら軸部25、26は、帯電ローラ2aに対して並行の位置関係を維持するようにプロセスユニット側板(以下、単に側板という)23,24に回転自在にそれぞれ支持されている。ブラシローラ2bの複数の起毛22は、回転軸体21の長さ方向における植毛領域W1の範囲において、周方向の全域に渡って設けられている。植毛領域W1は、回転軸体21の長さよりも短く設定されている。回転軸体21の両端にはスペーサ27、28が設けられている。これらのスペーサ27、28は、回転軸体21と一体に形成してもよいし、樹脂材料からなる別部材を回転軸体21に接着、圧入により取り付けてもよい。スペーサを別部材とすることで回転軸体21の加工が容易となる。また、帯電ローラ2aと回転軸体とのギャップを容易に調整することができ、起毛22の食い込み量の調整を容易に行うことができる。また、PETやPPなどのテープ等を回転軸体21の両端部に巻き付けることで、スペーサ27、28をそれぞれ形成してもよい。このように、テープを巻き付けることで、安価で容易にスペーサを形成することができる。
前記植毛領域W1は、図3に示すように、潤滑剤塗布ローラ7aの潤滑剤塗布領域W2より大きくなるように構成している。これにより、各スペーサ27、28に潤滑剤が付着することがない。よって、帯電ローラ2aに対して確実に従動回転することができる。また、図4に示すように、スペーサ27の外径R、回転軸体21の外径r、起毛22の長さD、起毛22が自重により毛倒れする量をdとすると、その関係がD>(R−r)≧(D−d)となるように設定する。起毛の仕様は、用いられる材質の特性に応じて設定する必要がある。例えば、ナイロンのヤング率は200〜450[Kg/mm]、アセテートのヤング率は350〜550[Kg/mm]、ポリエステルのヤング率は1100〜2000[Kg/mm]である。これらのヤング率を考慮して、トナーの掻き取り能力が十分得られるような適切な弾性力となるように起毛22の仕様を設定する。また、帯電ローラと回転軸体とのギャップによって起毛の毛倒れ量が変化するので、スペーサの外径Rは、上記起毛の弾性力などを考慮して決定する必要がある。
図5に示すように、2つの側板23、24には、それぞれ長穴状の軸支持切り欠き部30が設けられており、その長さ方向に遊動可能に軸部を支持している。このような支持により、ブラシローラ2bがその自重によって帯電ローラ2aの表面に各スペーサ27、28および起毛22が当接する。すると、その自重によって帯電ローラ2aの表面に押圧されながら、帯電ローラ2aの表面に追従して図中時計回りに従動回転する。そして、その連れ回りに伴い、帯電ローラ2aの表面に当接している起毛22によって帯電ローラ表面に付着しているクリーニング残トナーを除去して清掃する。このように、ブラシローラ2bは、表面移動する被清掃体たる帯電ローラ2aに対し、ブラシローラ2bを自重によって起毛22を当接させながら従動回転させるのである。かかる構成では、ブラシローラ2b用の駆動手段や移動規制機構を設けることによるコスト高や構成の複雑化を回避することができる。また、起毛22だけでなくスペーサ27、28も帯電ローラ2aに当接させているので、帯電ローラ2aへの追従性が向上する。このため、帯電ローラ表面および起毛22に潤滑剤が付着して双方の摩擦係数が下がっても、帯電ローラ2aに対しブラシローラ2bが従動回転することができる。
また、図6に示すように、各スペーサ27、28は、帯電ローラ2aのトナーが付着しない領域29に当接させる。具体的には、帯電ローラ2aの感光体の非画像形成領域と対向する領域に各スペーサ27、28を当接させたり、現像ローラ3aのトナーを担持する領域に対応する帯電ローラ2aの領域の領域外に当接させたりする。これにより、潤滑剤が外添されたトナーを用いた場合、各スペーサ27、28に潤滑剤が付着することがなく、各スペーサの摩擦係数が下がることがない。また、帯電ローラ2aのトナーが付着しない領域29は、摩擦係数が下がらない。これにより、各スペーサ27、28は、確実に帯電ローラ2aに対して従動回転することができる。
さらに、各スペーサ27、28の摩擦係数を帯電ローラ2aの摩擦係数よりも高く設定している。各スペーサ27、28の帯電ローラ2aへの追従性が向上する。この結果、帯電ローラ2aに対しブラシローラ2bが従動回転しなくなることがより抑制される。
本プリンタにおいては、ブラシローラ2bにおける起毛22の回転軸体21表面からの長さを2[mm]以下にしている。このような長さ設定にすることで、帯電ローラ2a表面に圧接して弾性変形した各起毛22の根元に作用する曲げモーメントを小さくして、より長期に渡って起毛22の永久変形を抑えることができるからである。
また、ブラシローラ2bは、起毛22の太さを5デニール以下とすることに加え、10000[本/cm]以上の密度で回転軸体21の周面に配設している。かかる構成では、その密度の高さ故に、起毛22に作用する曲げモーメントを小さくして、起毛22の永久変形を更に確実に抑えることができる。加えて、帯電ローラ2a上のトナーを高密度に配設された起毛22によって効率良くクリーニングすることができる。
また、ブラシローラ2bは、図7や図8に示すように、起毛22を回転軸体21の回転軌道における法線方向から傾斜させるように設けることが望ましい。図7は、起毛22を、図中一点鎖線で示した上記法線方向よりも、帯電ローラ2aの表面移動方向の上流側に向けて傾斜させた例を示している。上記法線方向を基準にした場合に、起毛22の先端を根元よりも帯電ローラ2aの表面移動方向の上流側に位置させていることがわかる。また、図8は、起毛22を、図中一点鎖線で示した上記法線方向よりも、帯電ローラ2aの表面移動方向の下流側に向けて傾斜させた例を示している。上記法線方向を基準にした場合に、起毛22の先端を根元よりも帯電ローラ2aの表面移動方向の下流側に位置させていることがわかる。以下、前者の例、後者の例における起毛22の傾斜をそれぞれカウンタ傾斜、順傾斜という。
図7や図8に示すように起毛22を傾斜させて設けると良いのは、以下に説明する理由による。即ち、本発明者は、次のような3つのブラシローラ2bを用意した。即ち起毛22を傾斜させずに法線方向に真っ直ぐに延ばしたいわゆる直毛にしたものと、上記カウンタ傾斜にしたものと、上記順傾斜にしたものとの3つである。そして、それらのクリーニング性の差を実験によって比較してみた。この実験については、まず、ブラシローラ2bをはずした状態で、面積率25[%](対A4版)の基準画像をA4用紙に5枚プリントアウトして、帯電ローラ2a表面を強制的に汚した。このときの帯電ローラ2a表面におけるトナー濃度は0.14であった。トナー濃度の測定については、帯電ローラ2aに透明テープ(日東電工社製プリンタック厚み0.05mm)を貼り付けてクリーニング残トナーをローラから透明テープに転写した。そして、そのテープ上のトナー濃度を反射濃度計(X−Rite社製508)によって測定した。次に、上述の3つのブラシローラ2bについて、それぞれ装着した状態で上記基準画像を出力しながら、所定の出力枚数毎に、帯電ローラ2a上のトナー濃度を測定した。帯電ローラ2aにおける濃度測定位置については、透明テープにトナーを転写する必要性から測定毎にずらした。なお、ブラシローラ2bの重量については、3つとも69gで統一した。また、カウンタ傾斜や順傾斜については、起毛22の法線方向からの傾斜を60〜80[°]とした。
図9は、この実験における帯電ローラ2a上のトナー濃度と、通紙枚数との関係を示すグラフである。図示のように、同じ重量のブラシローラ2bであるにもかかわらず、起毛22をカウンタ傾斜させたものや、順傾斜させたものは、直毛のものに比べて帯電ローラ2a上のトナー濃度を低くしていることがわかる。これは、カウンタ傾斜や順傾斜させたもののクリーニング性能が、直毛のものに比べて勝っていることを示している。起毛22を傾斜させたことによってクリーニング性能を向上させた理由は、次のように考えられる。即ち、カウンタ傾斜させたものでは、起毛22が先端を帯電ローラ2aに対してその表面移動に逆らいながら突き当てることにより、直毛のものに比べて、帯電ローラ2a上のトナーに大きな衝撃を与えるためと考えられる。これに対し、順傾斜させたものでは、各起毛22が、その先端だけでなく、側面(周面)も帯電ローラ2aに当接させることにより、ローラ上のトナーとの接触面積を広くする。そして、このように接触面積を広くしている側面をローラ回転に伴って帯電ローラ2aの表面から離間させる際に、側面に接触していたトナーを起毛22の撓みの復元に伴って跳ね除けるようになる。この結果、クリーニング性能を向上させると考えられる。
カウンタ傾斜させたものと、順傾斜させたものとの比較では、図8からわかるように、前者のクリーニング性の方が少しだけ勝っている。よって、クリーニング性の向上という観点だけからすれば、カウンタ傾斜の方がよい。但し、上述したように、カウンタ傾斜では、起毛22の先端を帯電ローラ2aに強く突き当てることから、帯電ローラ2aを傷付け易いと考えられる。よって、クリーニング性を向上させながら、帯電ローラ2aの寿命短縮化を抑えるという観点からすれば、順傾斜の方がよいと言える。参考までに、起毛22の状態と、60000枚通紙後における帯電ローラ2a上のトナー濃度との関係をまとめたものを次の表1に示す。
Figure 2005165022
起毛22の材料としては、絶縁性のものよりも導電性のものを用いることが望ましい。後者の方が、より高いクリーニング性を発揮するからである。具体的には、本発明者は、絶縁性材料からなる起毛22のブラシローラ2b、導電性材料からなる起毛22のブラシローラ2bとのクリーニング性について実験して比較検討した。絶縁性材料としては、ナイロンを用いた。また、導電性材料としては、66ナイロンやトリアセテートにカーボンを分散したものを用いた。その他の実験条件については、上述したものと同様である。
図10は、この実験における帯電ローラ2a上のトナー濃度と通紙枚数との関係を、起毛22の材料別に示すグラフである。図示のように、導電性材料を用いたブラシローラ2bの方が、トナー濃度を長期に渡ってより低く抑えている。即ち、より高いクリーニング性を発揮しているのである。参考までに、起毛22の材料と、45000枚通紙後における帯電ローラ2a上のトナー濃度との関係をまとめたものを次の表2に示す。
Figure 2005165022
起毛22に用いる導電性材料としては、1×1010[Ω]以下の電気抵抗値のものを用いることが望ましい。かかる導電性材料を用いることで、絶縁性材料に比べてより高いクリーニング性を発揮し得るという利点を、確実に発揮させることができるからである。
上述の実施形態においては、感光体ドラム1、その周囲に配置された帯電ユニット2、クリーニングユニット4、潤滑剤供給ユニット7等を一体化したプロセスカートリッジ200として構成しているが、これに限定されない。例えば、上述の画像形成プロセス装置の他に、転写装置10、現像ユニット3等を一体としたプロセスカートリッジとしてもよい。
また、上述の実施形態においては、ブラシローラ2bを帯電ローラ2a表面の残留トナーを除去するクリーニング部材として用いているが、これに限定されず、ブラシローラが適用可能なユニットに種々に適用することができる。例えば、感光体ドラム1上の残留トナーを除去するクリーニングユニット4を図11に示すような、本発明のブラシローラを適用したクリーニングユニット400としてもよい。
図11に示すクリーニングユニット400は、ブラシローラ401、ブラシローラ401に接するように回収ローラ402が設けられている。回収ローラ402にはクリーナ用電源403より所定バイアス電圧が印加されている。
図11に示すクリーニングユニット400において、ブラシローラ401の対向部位へ送られて来た感光体ドラム1上の残留トナーや潤滑剤は、まずブラシローラ401の従動回転によりブラシローラ401に捕獲される。この捕獲されたトナー等はブラシローラ401の回転とともに回収ローラ402との対向部へ導かれ、回収ローラ402に印加されている電圧で生じる静電気力により回収ローラ402上に静電回収される。回収ローラ402上に回収されたトナーは回収ローラ402の回転とともに、回収ローラ402に接触配置した清掃部材としてのスクレーパ404による清掃位置へ送られる。スクレーパ404と回収ローラ402の表面との摺擦効果により掻き落とされたトナー等は、回収ローラ402の下方に設置されたトナー排出部材405へ落下する。この落下したトナー等はトナー排出部材405の回転により生ずる搬送作用により、クリーニングユニット405の外へ適宜排出される。
ブラシローラ400は、図2と同様な構成をしており、回転軸体21の非植毛部にスペーサ27、28を備えている。ブラシローラ400は、前述の図5同様、2つの側板のそれぞれ長穴状の軸支持切り欠き部に遊動可能に軸部を支持されている。これにより、ブラシローラ401の自重によっての起毛22およびスペーサが感光体ドラム表面に当接し、感光体ドラムに対してブラシローラ400が従動回転する。ブラシローラ401の植毛領域W1は、感光体ドラムの画像形成領域よりも大きくなるように形成し、ブラシローラ401のスペーサ27、28は、感光体ドラムの非画像形成領域に当接する。これにより、残留トナーをブラシローラで確実に除去することができる。また、起毛だけでなくスペーサ27、28も感光体ドラム1に当接させているので、感光体ドラム1への追従性が向上する。このため、感光体ドラム表面および起毛に潤滑剤が付着して双方の摩擦係数が下がっても、感光体ドラムに対しブラシローラ401が従動回転することができる。その結果、残留トナーを感光体ドラムから確実に除去することができる。また、スペーサの摩擦係数を感光体ドラムの摩擦係数より高く設定すれば、感光体ドラムとの追従性が向上し、感光体ドラムに対しブラシローラ401がより確実に従動回転することができ、残留トナーをより確実に除去することができる。また、潤滑剤塗布ローラ7aの潤滑剤塗布領域W2を植毛領域W1以下とすれば、スペーサと当接する感光体ドラムの位置に潤滑剤が付着することがない。この結果、スペーサおよびスペーサと当接する感光体ドラムの位置の摩擦係数が下がることがないので、感光体ドラムに対してブラシローラの追従性が低下することがない。したがって、感光体ドラムと確実にとも回りすることができ、感光体ドラム表面の残留トナーを確実に回収することができる。
また、本発明のブラシローラは、図12に示すような、潤滑剤供給ユニット700の潤滑剤塗布ローラにも適用することができる。この潤滑剤供給ユニット700は、潤滑剤塗布ローラとしてのブラシローラ701、潤滑剤702、潤滑剤702をブラシローラ方向に押圧するための加圧バネ703とを備えている。潤滑剤702はバー状に成型された固体状となっている。また、ブラシローラ701は、前述の図5同様、2つの側板のそれぞれ長穴状の軸支持切り欠き部に遊動可能に軸部を支持されている。これにより、ブラシローラ701の自重によっての起毛22およびスペーサ27、28が感光体ドラム表面に当接し、感光体ドラムに対してブラシローラ701が従動回転する。ブラシローラ701の植毛領域W1は、感光体ドラムの画像形成領域よりも大きくなるように形成し、ブラシローラ701のスペーサは、感光体ドラムの非画像形成領域に当接するようにしている。ブラシローラ701が感光体ドラムとともに回転すると、潤滑剤702を一旦ブラシに汲み上げ、感光体ドラム表面との当接位置までブラシ上に担持搬送して感光体表面に塗布する。バー上に成形された個体潤滑剤702は、加圧バネ703によって所定の圧力で潤滑剤がブラシローラ701側に押圧されている。これにより、経時的に潤滑剤701がブラシローラ701に掻き削られて減少した場合でも、常にブラシローラ701に対して微量の潤滑剤702を均一に供給することができる。感光体ドラムの画像形成領域、およびブラシローラ701には潤滑剤が付着し摩擦係数が下がる。しかし、感光体ドラムの非画像形成領域およびスペーサには潤滑剤は付着しないので、摩擦係数は下がらない。よって、ブラシローラのスペーサが感光体ドラムに確実に追従回転することができ、感光体ドラムに確実に潤滑剤を供給することができる。また、ブラシローラ用の駆動手段等を潤滑剤供給ユニット700に設ける必要がなく、構成の複雑化を回避することができる。
以上、本実施形態によれば、非植毛部であるスペーサ27、28を相手部材である帯電ローラ2aに常時当接させている。これにより、帯電ローラ2aに対してブラシローラの追従性が向上する。その結果、帯電ローラ2aやブラシローラの起毛22の摩擦係数が下がっても、帯電ローラ2aに対してブラシローラがスリップしにくくなる。よって、ブラシローラが従動回転しなくなるという不具合を抑制することができ、ブラシローラの清掃能力が低下するのを抑制することができる。従って、十分な帯電能力を得ることができ、黒スジなどの異常画像が発生することがない。
また、ブラシローラの植毛領域W1を潤滑剤塗布ローラ7aの潤滑剤塗布領域W2よりも大きくしている。これにより、各スペーサ27、28に潤滑剤が付着することがなくなり、帯電ローラ2aに対して各スペーサ27、28の追従性が低下することがない。
また、各スペーサ27、28は、帯電ローラ2aのトナーが付着しない領域29に当接させる。これにより、潤滑剤が外添されたトナーを用いた場合でも、各スペーサに潤滑剤が付着することがない。よって、帯電ローラ2aに対して各スペーサ27、28の追従性が低下することがない。
また、スペーサ27、28の摩擦係数を帯電ローラ2aの摩擦係数よりも大きくしている。これにより、帯電ローラ2aに対してブラシローラの追従性がさらに向上して、ブラシローラがスリップするのをより抑制することができる。
また、スペーサ27、28を回転軸体21と別体としているので、回転軸体21の加工が容易となる。また、帯電ローラ2aと回転軸体とのギャップを容易に調整することができ、起毛22の食い込み量の調整を容易に行うことができる。
また、起毛22の長さを2[mm]以下にしているので、帯電ローラ2a表面に圧接して弾性変形した起毛22の根元に作用する曲げモーメントを小さくして、より長期に渡って起毛22の永久変形を抑えることができる。
また、起毛22の配設密度を10000[本/cm]以上にしている。このように、起毛22が高密度に配設しているので、帯電ローラ2a上のトナーを効率良くクリーニングすることもできる。
また、起毛22の材料として導電性材料からなるものを用いれば、ブラシローラ2bのクリーニング性を更に向上させることができる。
また、その導電性材料として、1×1010[Ω]以下の電気抵抗値のものを用いれば、絶縁性材料に比べてより高いクリーニング性を発揮し得るという利点を、確実に発揮させることができる。
また、ブラシローラ2bとして、起毛22を上記法線方向から傾斜させて設けたものを用いているので、法線方向にならわせたものに比べて、更に高いクリーニング性を発揮することができる。
また、本実施形態のブラシローラを潤滑剤供給ユニット700に用いれば、ブラシローラのスペーサが感光体ドラムに追従することができる。よって、ブラシローラがスリップして、従動回転しなくなることが抑制される。その結果、感光体ドラムに確実に潤滑剤を供給することができる。
また、感光体ドラム1、その周囲に配置された帯電ユニット2、クリーニングユニット4、潤滑剤供給ユニット7等を一体化したプロセスカートリッジ200としプリンタ本体に対して着脱自在としている。このように、プロセスカートリッジ化することにより、プロセスカートリッジ100内に収容された部品に寿命が到来したり、メンテナンスが必要になったりしたときには、そのプロセスカートリッジ200を交換すればよく、サービス時間の短縮が行える。また、帯電ローラ2aのクリーニング性が良好であるので、プロセスカートリッジを高寿命化することができる。
実施形態に係るレーザプリンタの概略構成図。 ブラシローラを示す平面図。 ブラシローラの植毛領域W1と潤滑剤塗布ローラの潤滑剤塗布領域W2とを示す図。 ブラシローラのスペーサの外径R、回転軸体の外径r、起毛の長さD、起毛が自重により毛倒れする量をdとの関係を示す概略図。 図2のA−A断面図。 帯電ローラとブラシローラとを示す概略図。。 起毛をカウンタ傾斜させたブラシローラを帯電ローラ及び感光体とともに示す側面図。 起毛を順傾斜させたブラシローラを帯電ローラ及び感光体とともに示す側面図。 帯電ローラ上のトナー濃度と、通紙枚数との関係を、起毛の傾斜状態別に示すグラフ。 帯電ローラ上のトナー濃度と、通紙枚数との関係を、起毛の材料別に示すグラフ。 クリーニングユニットの概略構成図。 潤滑剤供給ユニットの概略構成図。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 帯電ユニット
2a 帯電ローラ
2b、401、701 ブラシローラ
3 現像ユニット
4、400 クリーニングユニット
7、700 潤滑剤供給ユニット
7a 潤滑剤塗布ローラ
10 転写ローラ
11 レジストローラ
21 回転軸体
22 起毛
23、24 側板
25、26 軸部
27、28 スペーサ
100 プリンタ
200 プロセスカートリッジ

Claims (25)

  1. 回転軸体上に複数の起毛を有し、且つ表面移動する相手部材に対して自重で当接しながら従動回転して該相手部材の表面をクリーニングするブラシローラを用いるクリーニング装置において、上記ブラシローラの上記回転軸体両端に起毛が設けられていない非植毛部を設け、該非植毛部は常時相手部材に当接していることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、上記非植毛部の表面粗さは、上記相手部材の表面粗さ以上であるものを用いたことを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項1または2のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、上記非植毛部は、上記回転軸体と別部材であるものを用いたことを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項1、2または3のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、起毛の長さが2[mm]以下であるものを用いたことを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項1、2、3または4のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛の配設密度が10000[本/cm]以上であるものを用いたことを特徴とするクリーニング装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛が導電性材料からなるものを用いたことを特徴とするクリーニング装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛の電気抵抗値が1×1010Ω以下であるものを用いたことを特徴とするクリーニング装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6または7のクリーニング装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛が上記回転軸体表面の法線方向から傾斜するように該回転軸体上に設けられたものを用いることを特徴とするクリーニング装置。
  9. 回転軸体上に複数の起毛を有し、且つ表面移動する相手部材に対して自重で当接しながら従動回転して該相手部材の表面に塗布物を塗布するブラシローラを用いた塗布装置において、上記ブラシローラの上記回転軸体両端に起毛が設けられていない非植毛部を設け、該非植毛部は常時相手部材に当接していることを特徴とする塗布装置。
  10. 請求項9の塗布装置において、上記ブラシローラとして、上記非植毛部の表面粗さは、相手部材の表面粗さ以上であるものを用いたことを特徴とする塗布装置。
  11. 請求項9または10の塗布装置において、上記ブラシローラとして、上記非植毛部は、上記回転軸体と別部材であるものを用いたことを特徴とする塗布装置。
  12. 請求項9、10または11の塗布装置において、上記ブラシローラとして、起毛の長さが2[mm]以下であるものを用いたことを特徴とする塗布装置。
  13. 請求項9、10、11または12の塗布装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛の配設密度が10000[本/cm]以上であるものを用いたことを特徴とする塗布装置。
  14. 請求項9、10、11、12または13の塗布装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛が導電性材料からなるものを用いたことを特徴とする塗布装置。
  15. 請求項9、10、11、12、13または14の塗布装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛の電気抵抗値が1×1010Ω以下であるものを用いたことを特徴とする塗布装置。
  16. 請求項9、10、11、12、13、14または15の塗布装置において、上記ブラシローラとして、上記起毛が上記回転軸体表面の法線方向から傾斜するように該回転軸体上に設けられたものを用いることを特徴とする塗布装置。
  17. 像担持体と、該像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持体に当接しながら表面移動して該像担持体を帯電せしめる帯電部材と、トナー像を転写材に転写した後に残留する転写残トナーを除去するクリーニング手段とを備える画像形成装置において、上記クリーニング手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7または8のクリーニング装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  18. 像担持体と、該像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑塗布手段とを備える画像形成装置において、上記潤滑剤塗布手段として、請求項9、10、11、12、13、14、15または16の塗布装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項17の画像形成装置において、上記像担持体の表面に潤滑剤を塗布する塗布手段を備ており、上記クリーニング装置のブラシローラの起毛が設けられている領域は、該塗布手段が像担持体へ潤滑剤を塗布する領域以上であることを特徴とする画像形成装置。
  20. 請求項19の画像形成装置において、上記塗布手段として、請求項9、10、11、12、13、14、15または16の塗布装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  21. 請求項17の画像形成装置において、上記トナーは、滑剤を添加したトナーであることを特徴とする画像形成装置。
  22. 請求項21の画像形成装置において、トナーが付着しない領域に上記クリーニング装置のブラシローラの非植毛部が当接することを特徴とする画像形成装置。
  23. 請求項17、18、19、20、21または22の画像形成装置において、上記像担持体と、上記トナー像形成手段、上記帯電部材、または上記クリーニング手段のうち少なくともひとつとを一体として上記画像形成装置から着脱可能としたプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  24. 像担持体と、像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段、該像担持体に当接しながら表面移動して該像担持体を帯電せしめる帯電部材を備えた帯電手段、またはトナー像を転写材に転写した後に残留する転写残トナーを除去するクリーニング手段のうち少なくとも該クリーニング手段とを一体に構成し装置本体に対して着脱可能としたプロセスカートリッジにおいて、該クリーニング手段として、請求項1、2、3、5、6、7、8のクリーニング装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  25. 像担持体と、像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段、該像担持体に当接しながら表面移動して該像担持体を帯電せしめる帯電部材を備えた帯電手段、トナー像を転写材に転写した後に残留する転写残トナーを除去するクリーニング手段、または像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段のうち少なくとも該潤滑剤塗布手段とを一体に構成し装置本体に対して着脱可能としたプロセスカートリッジにおいて、該潤滑剤塗布手段として、請求項9、10、11、12、13、14、15の塗布装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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US8218997B2 (en) * 2008-05-30 2012-07-10 Ricoh Company, Ltd. Cleaning member, charging device, process cartridge, and image forming apparatus

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