JP4449719B2 - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関するものであり、特に、像担持体表面をクリーニングする画像形成装置のクリーニング装置に関する。
従来、複写機やプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置では、帯電された感光体(像担持体)表面に露光によって静電潜像が形成され、静電潜像が形成された像担持体表面に現像剤(トナー)が供給されることにより、その表面に画像(トナー画像)が形成(現像)される。像担持体表面に形成されたトナー画像は、転写装置によって記録紙に転写される。トナー画像を記録紙に転写した後の像担持体表面に残留したトナーは、クリーニングブレードによって掻き取られる。
クリーニングブレードによる像担持体表面上の残留トナーの掻き取り時(クリーニング時)、クリーニングブレードと像担持体表面との間には摩擦が生じる。この摩擦が大きい場合、クリーニングブレードの像担持体との接触部が摩耗するとともに像担持体表面の皮膜が削れることがあり、それにより、クリーニングブレードと像担持体の寿命が短くなる可能性がある。この摩擦を低減するために、像担持体表面に潤滑剤塗布手段によって潤滑剤を塗布する構成が知られている。潤滑剤は、クリーニング時、像担持体表面とクリーニングブレードの間の摩擦を低減するように機能する。
ところが、潤滑剤塗布手段が回転することによって潤滑剤ブロックから掻き取って潤滑剤を担持し、担持した潤滑剤を像担持体の表面に回転しながら塗布する塗布ブラシである場合、像担持体表面に潤滑剤を塗布する際、像担持体に付着しているトナー(記録紙に転写されずに残ったトナー)を掻き取って担持することがあった。この場合、塗布ブラシは、トナーを担持したまま潤滑剤ブロックから像担持体に塗布する潤滑剤を掻き取ることになり、当然、トナーを担持してない場合に比べて潤滑剤の掻き取り性は減少する。その結果、像担持体の表面に塗布される潤滑剤の量が減少することがあった。
塗布ブラシによって像担持体の表面に塗布される潤滑剤の量の減少を抑制する構成を備えた画像形成装置が、特許文献1によって提案されている。この構成は、塗布ブラシと、潤滑剤ブロックから潤滑剤を削り取る研削ローラと、塗布ブラシからトナーを回収するバイアスローラを有する。研削ローラが潤滑剤ブロックから像担持体に塗布すべき潤滑剤を回転しながら削り取り、削り取った潤滑剤を接触している塗布ブラシに供給する。塗布ブラシは、供給された潤滑剤を像担持体の表面に塗布する。バイアスローラは、接触している塗布ブラシが像担持体表面から掻き取って担持しているトナーを回転しながら回収する。塗布ブラシが担持しているトナーがバイアスローラによって回収されるため、塗布ブラシの潤滑剤掻き取り性の低下が抑制される。また、塗布ブラシは、塗布ブラシが潤滑剤ブロックから直接潤滑剤を掻き取ることがないので潤滑剤ブロックを掻くことができる硬度のブラシ毛を有する必要がなく、そのため、柔らかいブラシ毛が使用でき、像担持体を傷つける可能性が小さくなる。
また、別の形態の画像形成装置が、特許文献2によって提案されている。これは、像担持体の回転方向に関して塗布ブラシの上流に像担持体の表面に残っているトナーの帯電極性を揃える帯電調整手段を配置し、極性が揃ったトナーを接地されている塗布ブラシに電気力によって移動させるものである。また、塗布ブラシに担持されたトナーは、塗布ブラシと接触し塗布ブラシの回転方向に関して塗布ブラシに掻き取られる潤滑剤ブロックより下流に配置されているフリッカーによって塗布ブラシから掻き取られる。
特開平9−81005号公報 特開2003−57996公報
特許文献1のクリーニング装置は、記録紙に転写されずに残ったトナーをクリーニングブレードによって掻き取るものの一部がクリーニングブレードと像担持体の接触部に堆積する。堆積したトナーは像担持体表面に塗布された潤滑剤を削り取る恐れがある。また、特許文献2のクリーニング装置は、像担持体表面に残ったトナーを回収するが、塗布ブラシに担持されたトナーを掻き取るフリッカーが潤滑剤ブロックより塗布ブラシ回転方向に関して下流に配置されており、そのため、塗布ブラシはトナーを担持したまま潤滑剤ブロックから像担持体に塗布する潤滑剤を掻き取ることになる。当然、塗布ブラシの掻き取り性が低下し、像担持体に塗布される潤滑剤量が減少することになる。
そこで、本発明は、像担持体表面とクリーニングブレードの接触部においてトナーが像担持体表面に塗布された潤滑剤を削り取ることを抑制するとともに、像担持体への潤滑剤塗布量の減少を抑制することができるクリーニング装置を提供することを目的とする。
本発明に係るクリーニング装置は、潤滑剤を画像形成装置の像担持体表面に塗布するとともに、像担持表面のトナーを回収するクリーニング装置であって、像担持体表面のトナーを回収するクリーニングブレードと、潤滑剤ブロックと、像担持体の回転方向に関してクリーニングブレードの上流に配置され、回転することによって潤滑剤ブロックを掻き取って潤滑剤を担持し、次に像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、像担持体に担持されているトナーが電気力によって潤滑剤塗布手段に移動するように像担持体と潤滑剤塗布手段の間に電界を発生させる電界発生手段と、潤滑剤塗布手段の回転方向に関して潤滑剤ブロックの上流に配置され、潤滑剤塗布手段に担持されているトナーを回収するトナー回収手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、電界発生手段によって像担持体と潤滑剤塗布手段との間に発生した電界により、像担持体表面に担持されているトナーが電気力を受けて潤滑剤塗布手段に移動する。それにより、像担持体に担持されているトナー量が減少し、像担持体表面とクリーニングブレードの接触部においてトナーが像担持体表面に塗布された潤滑剤を削り取ることが抑制される。また、潤滑剤塗布手段に担持されているトナーを潤滑剤塗布手段の回転方向に関して潤滑剤ブロックの上流に配置された回収部材が回収することにより、潤滑剤塗布手段の潤滑剤掻き取り性の低下が抑制される。その結果、像担持体表面に塗布される潤滑剤量の減少が抑制される。
第1の実施形態.
図1は、本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態の概略的な構成図である。画像形成装置10は、回転中心線12(図面垂直方向)を有する円筒形状の像担持体14を有し、像担持体14の周囲に回転方向に沿って順に配置されている、像担持体14の外周面16を帯電する帯電装置18、像担持体14の外周面16に静電潜像を形成する露光装置20、静電潜像が形成された像担持体14の外周面16にトナー画像を形成する現像装置22、トナー画像を記録媒体24に転写する転写体26、および像担持体14の外周面16をクリーニングするクリーニング装置28を有する。クリーニング装置28以外の画像形成装置10の構成要素は周知であるため、これらの説明は簡略化する。また、本実施形態の画像形成装置10は、負極性のトナーを用いて画像を形成するものである。
像担持体14は、円筒形状の感光体であって、外周面16に、露光装置20や現像装置22によって静電潜像やトナー画像が形成される。像担持体14は、例えばモータなどの回転駆動手段(図示せず)によって回転中心線12を中心に矢印30方向に回転される。
帯電装置18は、像担持体14の外周面16を一様に帯電するように構成されている。
露光装置20は、最終的に出力される(記録媒体24表面に形成される)画像に対応する画像データに基づいて、帯電されている像担持体14の外周面16に静電潜像を形成するように構成されている。
現像装置22は、像担持体14の外周面16に形成された静電潜像にトナーを供給して現像するように構成されている。トナーの供給は、像担持体14の回転中心線12と略平行の回転中心線を有し、像担持体14の外周面16と対向している外周面を有するローラ形状の現像剤(トナー)担持体32を介して行われる。
転写体26は、像担持体14の外周面16に形成されている現像された画像(トナー画像)を、例えば紙などの記録媒体24に転写するように構成されている。また、転写体26は、像担持体14の回転中心線12と略平行な回転中心線を有するローラ形状であって、その外周面は像担持体14の外周面16と対向し、像担持体14と協働して記録媒体24を対向部で挟持しながら回転し、これにより、定着装置(図示せず)向かって送り出す。
図2は、クリーニング装置28と像担持体14の一部を概略的に示している。クリーニング装置28は、ハウジング34を有し、その内部に、像担持体14の外周面16に潤滑剤を塗布する塗布ブラシ(潤滑剤塗布手段)36と、潤滑剤ブロック38と、潤滑剤ブロック38を塗布ブラシ36に向かって押圧するバネ40と、塗布ブラシ36が担持しているトナーを掻き取るフリッカー(トナー回収手段)42と、像担持体14の回転方向30に関して塗布ブラシ36の下流に設けられたクリーニングブレード44を有する。
また、クリーニング装置28は、像担持体14と塗布ブラシ36間に電界を発生させる電場発生装置46を有する。
塗布ブラシ36は、像担持体14の回転中心線12と略平行な回転中心線を有するブラシ軸部50の外周面表面に放射方向に伸びる略一定長さの多数のブラシ毛を高密度に有する構造である。塗布ブラシ36は、塗布ブラシ36の外周面(ブラシ毛先端によって定義される端)に像担持体14が所定量食い込むように、像担持体14に対して所定の位置に配置されている。このとき、塗布ブラシ36は、回転中心線12が伸びる方向(以下、「回転中心線方向」と称する。)に関して像担持体14の外周面16全体に亘って接触している。また、塗布ブラシ36は、回転中心線方向に関して潤滑剤ブロック38全体に渡って接触している。
また、塗布ブラシ36は、像担持体14との間に電界発生装置46による電界が発生するように導電性を有する。例えば、導電性を有する塗布ブラシは、そのブラシ毛が導電性のナイロン繊維、アクリル繊維、レーヨンなどで形成され、導電性のブラシ毛を金属性のブラシ軸部50に導電性両面テープによって固定することにより構成される。
さらに、塗布ブラシ36は、回転駆動手段、例えばモータ(図示せず)などによって像担持体14の回転に対して所定の回転比で回転されるように構成されている。例えば、図2に示すように、像担持体14と塗布ブラシ36が異なる方向に回転し、像担持体14と塗布ブラシ36の接触部において両者の周速比が1.5(塗布ブラシ36の方が高い周速で回転している。)になるように回転される。塗布ブラシ36は、回転することにより、塗潤滑剤ブロック38から潤滑剤52を掻き取って像担持体14の外周面16に塗布することができる。図に示すように、像担持体14と異なる方向に塗布ブラシ36が回転する場合、塗布ブラシ36は、像担持体14と塗布ブラシ36とのニップ部においてそれぞれの周速の大きさが異なるように回転される必要がある。なお、回転方向は、同じであってもよい。
潤滑剤ブロック38は、板状または直方体形状に潤滑剤を固形化したものであって、像担持体14の外周面16に塗布される潤滑剤の元である。また、潤滑剤ブロック38は、バネ40によって塗布ブラシ36に向かって押圧され、塗布ブラシ36と接触している。これにより、潤滑剤ブロック38が塗布ブラシ36に掻き取られることによって摩耗し、その結果、大きさが小さくなっても、バネ40によって塗布ブラシ36と潤滑剤ブロック38との接触が維持される。
潤滑剤の材料は、表面エネルギーが低く、化学的に不活性で、熱的に安定していればよく、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウムなどの高級脂肪酸金属塩などのいわゆる金属石鹸や、ポリテトラフルオロエチレン、四フッ化エチレン-エチレン共重合樹脂、ポリフッ化ビニリデンなどのフッ素系ポリマーが挙げられる。
フリッカー42は、板状の部材であって、例えば、SUSなどで作製されている。フリッカー42は、塗布ブラシ36の回転方向に関して像担持体14と塗布ブラシ36との接触部の下流側で、塗布ブラシ36の外周面に当接するように配置されている。これにより、回転している塗布ブラシ36が担持しているトナー54を掻き取ることができる。また、フリッカー42は、塗布ブラシ36の回転方向に関して潤滑剤ブロック38の上流に配置されている。これにより、塗布ブラシ36はトナーを担持したまま潤滑剤を掻き取ることがなくなる。
クリーニングブレード44は、回転中心線方向に関して像担持体14全体に亘って接触し、像担持体14の外周面16上に残ったトナーを掻き取る。クリーニングブレード44が掻き取るトナー量は、後述するように像担持体14の回転方向に関して上流に配置されている塗布ブラシ36が像担持体14の外周面16から多くのトナーを回収するため少ない。それにより、像担持体14の外周面16とクリーニングブレード44の接触部において、トナーが像担持体表面に塗布された潤滑剤を削り取ることが抑制される。
また、クリーニングブレード44は、塗布ブラシ36の像担持体14の回転方向に関して下流に存在するため、言い換えると、塗布ブラシ36によって像担持体14の外周面16に潤滑剤が塗布された後であるため、像担持体14とクリーニングブレード44との間の摩擦が比較的小さい。これにより、クリーニングブレード44と像担持体14との間の摩擦による両者の寿命の低下を抑制できる。
電界発生装置46は、像担持体14の外周面16上のトナーが電気力によって塗布ブラシ36に向かって移動するような電界を形成するように構成されている。電界発生装置46は、像担持体14の外周面16と塗布ブラシ36の間に電位差を生じさせて像担持体14の外周面16と塗布ブラシ36の間に電界を発生させるものである。
具体的に、本実施形態では、図2に示すように、塗布ブラシ36に正極性の電圧を印加することにより、負極性の表面電位の像担持体14の外周面との間で塗布ブラシ36から像担持体14に向かう方向の電界を発生させる。これにより、負極性のトナーが像担持体14の外周面16から塗布ブラシ36に移動する。なお、塗布ブラシ36に印加する電圧は正極性に限定されるわけでなく、像担持体14の外周面16の表面電位より高ければ、負極性であってもよい。また、塗布ブラシ36は接地されていてもよい。この場合、塗布ブラシ36を接地する構成が電界発生装置46に該当する。
電界発生装置46が像担持体14と塗布ブラシ36の間に電界を発生させることにより、塗布ブラシ36は、像担持体14の外周面16上のトナーを回収する。なお、塗布ブラシ36が像担持体14から回収するトナーは、ほとんどが電気力によって塗布ブラシ36に移動したトナーであるが、少量ながら塗布ブラシ36が機械的に回収した(掻き取った)トナーも含まれている。
本実施形態に係る画像形成装置において、画像形成工程およびクリーニング工程は、以下のように行われる。
図1に戻り、まず、帯電装置18において、像担持体14の外周面16が一様に帯電される。帯電された像担持体14の部分は、像担持体14の回転によって露光装置20と対向する位置に送られ、そこで、静電潜像が形成される。静電潜像が形成された像担持体14の部分は、現像装置22の現像剤担持体32と対向する位置に送られ、静電潜像が現像される(静電潜像に対応したトナー画像が形成される。)。トナー画像を有する像担持体14の部分は転写体26と対向する位置に送られ、トナー画像が像担持体14と転写体26の間に送られた記録媒体24に転写される。トナー画像が転写された像担持体14の部分はクリーニング装置28に送られ、塗布ブラシ36によって潤滑剤を塗布されるとともに、転写されずに残っていたトナーのほとんどが電界発生装置46によって発生した電界によって塗布ブラシ36に移動して回収される。塗布ブラシ36に回収されて担持されたトナーは、フリッカー42によって塗布ブラシ36から掻き取られる。潤滑剤が塗布された像担持体14の部分は、クリーニングブレード44と接触する位置に送られ、そこで、クリーニングブレード44によって塗布ブラシ36に回収されずに像担持体14の外周面16に残った少量のトナーが掻き取られる。また、クリーニングブレード44と像担持体14との間の摩擦は、上流で潤滑剤が塗布されたことにより小さくされている。クリーニングブレード44によるクリーニングが完了した像担持体14の部分は、再び、帯電装置18と対向する位置に送られる。
本実施形態による効果を示す。図3は、像担持体の外周面上のトナーが外周面に塗布された潤滑剤に与える影響を示している。具体的には、クリーニングブレードと接触する前の像担持体の外周面の部分に大量のトナーがある場合(ケース1)と、ケース1と比較して小量のトナーがある場合(ケース2)において、トナーの量が像担持体の外周面に塗布されている潤滑剤へ与える影響を示している。
潤滑剤への影響は、実験によって求めた像担持体の外周面に滴下された純水の接触角と像担持体の外周面上のトナー量との関係で示されている。純水接触角は、外周面の摩擦係数に関連する指標であり、摩擦係数が低いほど純水接触角は大きくなる。摩擦係数が低いことは、潤滑剤が像担持体の外周面に十分に存在することを意味する。参考として、潤滑剤が塗布されていない像担持体の外周面において測定した純水接触角は約78°であった。また、図中の純水接触角は、クリーニングブレードによってクリーニングされた像担持体の外周面の部分を測定したものである。
図に示すように、像担持体の外周面上のトナー量が大きい方(ケース1)が、トナー量が小さい方(ケース2)に比べて純水接触角が小さくなっている。
したがって、クリーニングブレードと像担持体の外周面との接触部において、像担持体の外周面上のトナー量が大きくなるに従って像担持体の外周面に塗布されている潤滑剤を削り取る量が大きくなることがわかる。像担持体の外周面に塗布されている潤滑剤量は大きい方がクリーニングブレードと像担持体の外周面との間の摩擦をより低減できるので、クリーニングブレードと像担持体の外周面との接触部においてトナーは少ない方がクリーニングブレードと像担持体の寿命の観点から好ましいことがわかる。
また、図に示すように、感光体回転数が大きくなるに従って純水接触角は小さくなっていくが、その程度はトナー量の大きい方(ケース1)がトナー量の小さい方(ケース2)に比べて大きい。これより、像担持体回転数が大きくなればなるほど、像担持体の外周面に塗布されている潤滑剤は大きく削り取られるが、その削り取られる量はトナー量が小さいほど小さいことがわかる。
図4は、本実施形態のもう一つの効果を示している。図は、実験によって算出された潤滑剤の消費量と像担持体の摩耗量との関係を示している。また、フリッカーと電場発生装置が存在することによる効果を示している。
図4に示す関係を算出した実験には、像担持体の外周面の表面電位が約−150〜約−50V(平均−100V)、トナーが負極性、像担持体と塗布ブラシが異なる方向に回転してその周速比が1.5(塗布ブラシの周速の方が大きい)、塗布ブラシのブラシ毛が約5.5×10―4g/m(当業者で使用される単位を用いると、5.5デシテックス(6デニール))、塗布ブラシのブラシ毛の密度が6.45×10本/mm(当業者で使用される単位を用いると、100KF/inch)、塗布ブラシの抵抗値が100V印加で10〜10Ω、像担持体の塗布ブラシへの食い込み量が約0.5mmである画像形成装置が使用されている。この画像形成装置を使用して、フリッカーがクリーニング装置に設けられておらず電界発生装置によって塗布ブラシが接地されている場合(ケース3)と、フリッカーが設けられており塗布ブラシに+300Vが印加されている場合(ケース4)と、フリッカーが設けられており塗布ブラシが接地されている場合(ケース5)において、それぞれ20,000枚印刷して潤滑剤の消費量と像担持体の摩耗量との関係を算出した。また、3つの場合それぞれにおいて、バネの潤滑剤ブロックに対する押圧力が3N/mの場合と6N/mの場合の潤滑剤の消費量と像担持体の摩耗量との関係を算出した。
図に示すように、バネの潤滑剤ブロックに対する押圧力が6N/mであるとき、フリッカーが設けられていない場合(ケース3)の方が、フリッカーが設けられている場合(ケース4、5)に比べて潤滑剤の消費量が小さい。これは、フリッカーが設けられていないために塗布ブラシがトナーを担持したままで潤滑剤ブロックから潤滑剤を掻き取ることになり、その結果、塗布ブラシの掻き取り性が減少したことによる。また、フリッカーが設けられている場合、塗布ブラシに+300V印加されている方(ケース4)が、接地されている方(ケース5)に比べて像担持体の摩耗量が小さい。これは、+300Vが印加されている方が、接地されている方に比べて像担持体と塗布ブラシの間の電位差が大きくなり(接地されている場合は約50〜約150V、+300V印加されている場合は約350〜約450Vとなり)、より多くの像担持体の外周面上のトナーが電気力によって移動することによる。多くのトナーが像担持体の外周面から塗布ブラシに移動することによってクリーニングブレードと像担持体の外周面との接触部においてトナーが少なくなり、その結果、該接触部でトナーによって外周面から削り取られる潤滑剤の量が減少する。削り取られる潤滑剤量が減少することにより、クリーニングブレードと像担持体との摩擦の増加が抑制され、その結果、像担持体の摩耗量が小さくなる。また、バネの潤滑剤ブロックに対する押圧力が3N/mである場合、6N/mに比べて像担持体の摩耗量が増加している。これは、押圧力が小さくなることにより、塗布ブラシが掻き取る潤滑剤量が減少し、その結果、像担持体の外周面に塗布される潤滑剤量が減少したことによる。
したがって、像担持体の寿命の観点から見れば、バネの潤滑剤ブロックへの押圧力は大きい方が好ましく、また、フリッカーが設けられ、像担持体と塗布ブラシとの間の電位差が高いほど好ましいのがわかる。しかしながら、像担持体と塗布ブラシとの間の電位差は高すぎると両者の間で放電が起こる可能性があるので、像担持体と塗布ブラシとの間の電位差には上限が存在する。発明者は、塗布ブラシと像担持体の電位差が約450〜約550Vになると放電が生じることを確認している。
本実施形態によれば、塗布ブラシと像担持体の間に所定の電位差を生じさせることにより、像担持体の外周面に担持されているトナーが電気力によって塗布ブラシに移動するため、クリーニングブレードと像担持体の外周面の接触部でトナーに削り取られる潤滑剤の量が少なくなり、その結果、像担持体とクリーニングブレードの間の摩擦の増加が抑制される。また、塗布ブラシに担持されているトナーが、塗布ブラシの回転方向に関して潤滑剤ブロック上流に配置されているフリッカーによって掻き取られるため、塗布ブラシの掻き取り性の低下も抑制される。
5には、本発明に関連する形態に係るクリーニング装置と、クリーニング装置によってクリーニングされる像担持体の一部が概略的に示されている。クリーニング装置110は、ハウジング112を有し、その内部に、像担持体114の外周面116に潤滑剤を塗布する塗布ブラシ(潤滑剤塗布手段)118と、潤滑剤ブロック120と、潤滑剤ブロック120から潤滑剤を掻き取って塗布ブラシ118に供給する潤滑剤供給ローラ(潤滑剤供給手段)122と、潤滑剤ブロック120を潤滑剤供給ローラ122に向かって押圧するバネ124と、潤滑剤供給ローラ122が担持しているトナーを掻き取るフリッカー(トナー回収手段)126と、像担持体114の回転方向128に関して塗布ブラシ118の下流に設けられたクリーニングブレード130を有する。本関連形態のクリーニング装置110を有する画像形成装置は、負極性のトナーを用いて画像を形成するものである。
また、クリーニング装置110は、像担持体114と塗布ブラシ118の間に電界(第1の電界)を発生させる電界発生装置(第1電界発生装置)132と、塗布ブラシ118と潤滑剤供給ローラ122の間に電界(第2の電界)を発生させる電界発生装置(第2電界発生装置)134を有する。
像担持体114、塗布ブラシ118、潤滑剤ブロック120、バネ124、クリーニングブレード130、電界発生装置132は、第1の実施の形態の像担持体14、塗布ブラシ36、潤滑剤ブロック38、バネ40、クリーニングブレード44、電界発生装置46の構成と同じであるため、必要な場合を除いて説明は省略する。以下、潤滑剤供給ローラ122、フリッカー126、電界発生装置134について説明する。
潤滑剤供給ローラ122は、ローラ形状の金属製部材であって、回転することにより、バネ124によって押圧されている潤滑剤ブロック120から潤滑剤を掻き取り、接触している塗布ブラシ118に掻き取った潤滑剤を供給するように構成されている。潤滑剤供給ローラ122の外周面は潤滑剤の掻き取り性を考慮して、例えば、約1〜約100μmの表面粗さを備える。また、潤滑剤供給ローラ122は、回転することにより機械的に塗布ブラシ118からトナーを掻き取って担持するとともに、電界発生装置134によって発生した塗布ブラシ118との間の第2の電界によって塗布ブラシ118が担持しているトナーを回収して担持する。
フリッカー126は、板状の部材であって、潤滑剤供給ローラ122に担持されているトナーを掻き取るために、潤滑剤供給ローラ122の回転方向に関して潤滑剤供給ローラと塗布ブラシ118との接触部の下流側で、潤滑剤供給ローラ122と当接するように配置されている。また、潤滑剤供給ローラ122の回転方向に関して潤滑剤ブロック120の上流に配置されている。これにより、潤滑剤供給ローラ122はトナーを担持したまま潤滑剤を掻き取ることがなくなる。
電界発生装置134は、塗布ブラシ118に担持されているトナーが潤滑剤供給ローラ122に電気力によって移動するような電界を形成するように構成されている。電界発生装置134は、塗布ブラシ118と潤滑剤供給ローラ122の間に電位差を生じさせて像塗布ブラシ118と潤滑剤供給ローラ122の間に電界を発生させるものである。
具体的に、本関連形態では、図5に示すように、塗布ブラシ118に印加されている正極性の電圧より高い電圧を潤滑剤供給ローラ122に印加することにより、塗布ブラシ118と潤滑剤供給ローラ122との間で潤滑剤供給ローラ122から塗布ブラシ118に向かう方向の電界を発生させる。これにより、塗布ブラシ118に担持されている負極性のトナーが潤滑剤供給ローラ122に移動する。なお、潤滑剤供給ローラ122に印加される電圧は、正極性に限定しておらず、電界発生装置132によって像担持体114の外周面116の負極性の表面電位より高い負極性の電圧が塗布ブラシ118に印加されている場合、塗布ブラシ118の電圧より高電圧であれば負極性であってもよい。また、このように塗布ブラシ118に負極性の電圧が印加されている場合、潤滑剤供給ローラ122は接地されてもよい。この場合、潤滑剤供給ローラ122を接地する構成が電界発生装置134に該当する。
電界発生装置134が塗布ブラシ118と潤滑剤供給ローラ12の間に電界を発生させることにより、潤滑剤供給ローラ122は、塗布ブラシ118が担持しているトナーを回収する。なお、潤滑剤供給ローラ122が塗布ブラシ118から回収するトナーは、ほとんどが電気力によって潤滑剤供給ローラ122に移動したトナーであるが、少量ながら潤滑剤供給ローラ122が機械的に回収した(掻き取った)トナーも含まれている。
関連形態のクリーニング工程に関して説明する(画像形成工程の説明は、第1の実施の形態と同じであるため省略する。)。まず、潤滑剤供給ローラ122が潤滑剤ブロック120から潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤を塗布ブラシ118に供給する。塗布ブラシ118は供給された潤滑剤136を像担持体114の外周面116に塗布するとともに、像担持体114の外周面116上のトナーのほとんどを電界発生装置132による電気力によって回収し、それを担持する。塗布ブラシ118に担持されているトナー138は、電界発生装置134による電気力によって潤滑剤供給ローラ122に回収されて担持される。潤滑剤供給ローラ122に担持されたトナーは、フリッカー126によって潤滑剤供給ローラ122から掻き取られる。また、塗布ブラシ118によって掻き取られずに像担持体114の外周面116上に残った少量のトナーは、クリーニングブレード130によって像担持体114の外周面116から掻き取られる。
関連形態よれば、塗布ブラシに担持されているトナーが潤滑剤供給ローラに第2電界発生装置による電気力によって移動するため、機械的には回収しにくい(例えば、フリッカーで掻き取りにくい)塗布ブラシの奥(ブラシ軸部近傍のブラシ毛の根元)に担持されているトナーを確実に回収できる。
最後に、塗布ブラシのブラシ毛やその密度は上述の値に限定したものでなく、例えば、1.8〜16.5×10−4g/m(当業者で使用される単位を用いると、1.8〜16.5デシテックス(2〜15デニール))、塗布ブラシのブラシ毛の密度が1.29〜32.25×10/mm(当業者で使用される単位を用いると、20〜500KF/inch)の範囲であってもよい。また、潤滑剤塗布手段は、塗布ブラシだけでなく、例えば、導電性のウレタンローラなどの発泡部材でもよい。さらに、潤滑剤ブロックは、塗布ブラシ(第1の実施形態)や潤滑剤供給ローラ(関連形態)に対し自重で当接してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す図である。 図1のクリーニング装置の詳細を示す図である。 実験によって求めた像担持体の外周面に滴下された純水の接触角と像担持体の外周面上のトナー量との関係を示す図である。 実験によって求めた潤滑剤の消費量と像担持体の摩耗量との関係を示す図である。 本発明に関連するクリーニング装置を概略的に示す図である。
符号の説明
14 像担持体
16 表面
28 クリーニング装置
36 潤滑剤塗布手段
38 潤滑剤ブロック
42 トナー回収手段
46 電界発生手段

Claims (2)

  1. 潤滑剤を画像形成装置の像担持体表面に塗布するとともに、像担持表面のトナーを回収するクリーニング装置であって、
    像担持体表面のトナーを回収するクリーニングブレードと、
    潤滑剤ブロックと、
    像担持体の回転方向に関してクリーニングブレードの上流に配置され、回転することによって潤滑剤ブロックを掻き取って潤滑剤を担持し、次に像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、
    像担持体に担持されているトナーが電気力によって潤滑剤塗布手段に移動するように像担持体と潤滑剤塗布手段の間に電界を発生させる電界発生手段と、
    潤滑剤塗布手段の回転方向に関して潤滑剤ブロックの上流に配置され、潤滑剤塗布手段に担持されているトナーを回収するトナー回収手段を有することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1のクリーニング装置と、
    像担持体を有する画像形成装置。
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