JP6821927B2 - 清掃装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、清掃装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、クリーニングブレードで感光体表面から掻き落としたトナーをトナー貯留部に回収し、オーガでトナー貯留部の排出口に向けて搬送する構成が開示されている。この特許文献1では、トナーの搬送方向下流側で上流よりもオーガの羽根のピッチを密に配置している。
特開平11−219089号公報
ユーザーの指示を受けてユーザー所望の画像に対応したトナー像を形成するのとは別に、感光体の軸方向の端部に現像装置から定期的にトナーを吐き出して端部トナー像を形成し、トナーをクリーニングブレードの先端に供給する画像形成装置が知られている。この画像形成装置としては、連帳紙の各転写領域に転写されるトナー像と、連帳紙の幅方向の端部に転写される端部トナー像と、を感光体に形成する構成が考えられる。ここで、感光体の軸方向の一端部にのみ端部トナー像を形成する場合、感光体の端部トナー像が形成されない領域では、トナー像の転写残トナーしか存在しない。このため、クリーニングブレードの先端は、端部トナー像が形成される領域に対し端部トナー像が形成されない領域で感光体との間の摩擦力が上昇する傾向がある。
本発明は、像保持体の軸方向の一端部のみに端部トナー像を形成する構成において、貯留部内のトナーを回転体に移動させない構成と比べて、像保持体と清掃部材との間の摩擦力が、端部トナー像が形成される領域に対し端部トナー像が形成されない領域で上昇するのを抑制することを目的とする。
第1態様の清掃装置は、軸方向の一端部に端部トナー像が形成される像保持体の表面に潤滑剤を供給する回転ブラシと、前記回転ブラシよりも前記像保持体の回転方向の下流側に配置され、前記表面からトナーを掻き落として前記像保持体を清掃する清掃部材と、前記清掃部材で掻き落とされた前記トナーを貯留する貯留部と、前記貯留部内の前記トナーを前記像保持体の軸方向の一端側から他端側へ向かって搬送する搬送部材と、前記貯留部内の前記トナーを前記回転ブラシに移動させる移動手段と、を備える。
第2態様の清掃装置は、第1態様の清掃装置において、前記移動手段による前記トナーの移動量は、前記搬送部材による前記トナーの搬送方向下流側よりも上流側で多い。
第3態様の清掃装置は、第2態様の清掃装置において、前記搬送部材は、前記トナーの搬送方向を軸方向として装置本体に回転可能に支持され、前記移動手段は、前記搬送部材に軸方向に間隔をあけて設けられた複数の板部材であり、複数の前記板部材は、前記トナーの搬送方向下流側よりも上流側で前記搬送部材からの突出高さが高い。
第4態様の清掃装置は、第2態様の清掃装置において、前記搬送部材は、前記トナーの搬送方向を軸方向として装置本体に回転可能に支持され、前記移動手段は、前記貯留部の底面であり、前記底面は、前記貯留部の深さが前記トナーの搬送方向下流側よりも上流側で浅くなるように傾いている。
第5態様の清掃装置は、第2態様の清掃装置において、前記搬送部材は、前記トナーの搬送方向を軸方向として装置本体に回転可能に支持される軸部と、前記軸部の表面から突出する螺旋状の突部と、を備え、前記移動手段は、前記貯留部よりも上方で装置本体に取り付けられた基部と、前記トナーの搬送方向に間隔をあけて設けられ、前記基部から先端部が前記軸部よりも前記像保持体側に位置するように延びて下面が前記搬送部材に接触する複数の延出部と、を有するフィルム状のフィルム部材であり、複数の前記延出部は、前記トナーの搬送方向下流側よりも上流側で前記基部からの延び出し量が多い。
第6態様の清掃装置は、第1態様の清掃装置において、前記移動手段によって前記回転ブラシに移動した前記トナーを該回転ブラシに接触して掻き落とし、前記回転ブラシから前記像保持体への前記トナーの戻り量を前記像保持体の軸方向で調整する調整手段をさらに備える。
第7態様の清掃装置は、第6態様の清掃装置において、前記調整手段による前記トナーの掻き落とし量は、前記搬送部材による前記トナーの搬送方向上流側よりも下流側で多い。
第8態様の清掃装置は、第7態様の清掃装置において、前記調整手段は、装置本体に取り付けられる基体と、前記基体に支持され、前記回転ブラシの軸方向が長手方向とされ、前記回転ブラシに接触して前記トナーを掻き落とす掻き落とし部と、を備えた長尺部材であり、前記掻き落とし部は、前記トナーの搬送方向上流側よりも下流側で前記回転ブラシに対する食い込み量が多くなるように前記回転ブラシ側への突出量が多くなっている。
第9態様の清掃装置は、第7態様の清掃装置において、前記調整手段は、装置本体に取り付けられる基体と、前記基体に支持され、前記回転ブラシの軸方向が長手方向とされ、前記回転ブラシに接触して前記トナーを掻き落とす掻き落とし部と、を備えた長尺部材であり、前記基体は、前記トナーの搬送方向上流側よりも下流側で前記掻き落とし部の前記回転ブラシに対する食い込み量が多くなるように前記回転ブラシの回転軸に対して傾いて配置されている。
第10態様の画像形成装置は、軸方向の一端部に端部トナー像が形成され、軸方向の中央部を含む部分にトナー像が形成される像保持体と、前記像保持体の表面のトナーを掻き落として前記表面を清掃する第1態様第9態様のいずれか1態様の清掃装置と、を備える。
第1態様の構成によれば、像保持体の軸方向の一端部のみに端部トナー像を形成する構成において、貯留部内のトナーを回転ブラシに移動させない構成と比べて、像保持体と清掃部材との間の摩擦力が、端部トナー像が形成される領域に対し端部トナー像が形成されない領域で上昇するのを抑制することができる。
第2態様の構成によれば、トナーの移動量をトナーの搬送方向下流側と上流側で同じにする構成と比べて、像保持体と清掃部材との間の摩擦力が像保持体の軸方向でばらつくのを抑制することができる。
第3態様の構成によれば、板部材を回転させる回転機構を搬送部材とは別に装置本体に設ける構成と比べて、清掃装置の構造を簡単にできる。
第4態様の構成によれば、部材を用いて貯留部からトナーを回転ブラシへ移動させる構成と比べて、清掃装置の構造を簡単にできる。
第5態様の構成によれば、搬送部材に貯留部内のトナーを回転ブラシへ移動させる部材を設ける構成と比べて、搬送部材に作用するトルクの上昇を抑制することができる。
第6態様の構成によれば、回転ブラシに移動したトナーを掻き落として像保持体へのトナーの戻り量を像保持体軸方向で調整しない構成と比べて、像保持体と清掃部材との間の摩擦力が像保持体の軸方向でばらつくのを抑制することができる。
第7態様の構成によれば、トナーの掻き落とし量をトナーの搬送方向下流側と上流側で同じにする構成と比べて、トナーの戻り量が像保持体の軸方向でばらつくのを抑制することができる。
第8態様の構成によれば、掻き落とし部の形状をトナーの搬送方向上流側よりも下流側で回転ブラシ側への突出量が多くなる形状とする簡易な構造でトナーの戻り量が像保持体の軸方向でばらつくのを抑制することができる。
第9態様の構成によれば、基体を回転ブラシの回転軸に対して傾かせて配置する簡単な構造でトナーの戻り量が像保持体の軸方向でばらつくのを抑制することができる。
第10態様の構成によれば、例えば、第1態様第9態様のいずれか1態様の清掃装置を用いない構成と比べて、消費電力を抑制することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置を正面側から見た構成を示す概略図である。 第1実施形態に係るトナー画像形成部を示す概略図である。 第1実施形態に係る清掃装置の側断面図である。 第1実施形態に係る清掃装置で用いられるオーガの正面図である。 第1実施形態に係る感光体ドラムを展開した展開図である。 第1実施形態に係る連帳紙に転写された転写画像及びトナーバンドを示す概略図である。 第2実施形態に係る清掃装置のトナー搬送方向上流側の側断面図である。 第2実施形態に係る清掃装置のトナー搬送方向下流側の側断面図である。 第3実施形態に係る清掃装置の側断面図である。 第3実施形態に係る清掃装置で用いられるフィルム部材の正面図である。 第4実施形態に係る清掃装置の要部のトナー搬送方向上流側の側断面図である。 第4実施形態に係る清掃装置の要部のトナー搬送方向上流側の側断面図である。 第4実施形態に係る清掃装置の変形例の要部の上面図である。 図13の14−14線断面図である。 図13の15−15線断面図である。
以下に、本発明の第1実施形態に係る清掃装置及び画像形成装置を図面に基づき説明する。なお、各図に示す矢印Vは鉛直方向を示し、矢印Wは水平方向であって装置幅方向を示す。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の画像形成装置10を正面側から見た構成を示す概略図である。この図に示されるように、画像形成装置10は、電子写真方式によりラベル紙等の連帳紙Pに画像を形成する画像形成部12と、連帳紙Pを搬送する搬送装置50と、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部58と、を有している。
図1に示されるように、搬送装置50は、連帳紙Pを巻き出す巻出ロール51と、連帳紙Pを巻き取る巻取ロール53と、連帳紙Pを搬送する搬送ロール52、54、56と、を有している。巻取ロール53は、駆動部(図示省略)によって回転駆動される。これにより、巻取ロール53が連帳紙Pを巻き取ると共に、巻出ロール51が連帳紙Pを巻き出す。
搬送ロール52は、巻出ロール51から二次転写位置NTへ連帳紙Pを搬送する。搬送ロール54は、二次転写位置NTから定着装置40へ連帳紙Pを搬送する。搬送ロール56は、定着装置40から巻取ロール53へ連帳紙Pを搬送する。
画像形成部12は、トナー画像を形成するトナー画像形成部20と、トナー画像形成部20で形成されたトナー画像を連帳紙Pに転写する転写装置30と、連帳紙Pに転写されたトナー画像を加熱及び加圧して連帳紙Pに定着する定着装置40と、を有している。
トナー画像形成部20は、色ごとにトナー画像を形成するように複数備えられている。この実施形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、特別色(V)の計5色のトナー画像形成部20が設けられている。この各色のトナー画像形成部20は、特別色(V)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順で、後述の転写ベルト31の搬送方向の上流側から下流側に向けて配置されている。
図1に示す(V)、(Y)、(M)、(C)、(K)は、上記各色に対応する構成部分を示している。また、特別色(V)には、例えば、銀色や金色等の色が用いられる。
各色のトナー画像形成部20は、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されている。具体的には、各色のトナー画像形成部20は、図2に示されるように、図2における時計周り方向に回転する感光体ドラム21(感光体の一例)と、感光体ドラム21を帯電させる帯電器22と、帯電器22によって帯電された感光体ドラム21を露光して感光体ドラム21に静電潜像を形成する露光装置23と、を有している。さらに、各色のトナー画像形成部20は、露光装置23によって感光体ドラム21に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置24と、転写装置30へのトナー画像の転写後に感光体ドラム21の表面に残留したトナーを清掃する清掃装置60と、を有している。
帯電器22は、例えば、感光体ドラム21の表面(感光層)を負極性に帯電させる。負極性に帯電した感光体ドラム21の表面は、露光装置23によって露光光Lが照射された部分が正極性を呈し、感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。そして、現像装置24内で負極性に摩擦帯電されたトナーが、正極性を呈する静電潜像に付着して静電潜像が現像される。このように、感光体ドラム21の表面(外周面)21Aにトナー画像が形成される。すなわち、本実施形態では、帯電器22、露光装置23及び現像装置24が、感光体ドラム21にトナー画像を形成する形成部の一例として機能する。
清掃装置60は、後述する清掃部材の一例としてのブレード64を感光体ドラム21の表面21Aに接触させて、感光体ドラム21の表面21Aに残留したトナーを掻き落とし、掻き落としたトナーを貯留部66に一時的に貯留した後、図示しない排出口から排出する。貯留部66から排出されたトナーは、図示しないトナー回収ボックスへ送られる。
転写装置30は、各色の感光体ドラム21のトナー画像を、転写ベルト31(中間転写体)に重畳して一次転写し、該重畳されたトナー画像を二次転写位置NT(転写ニップの一例)で連帳紙Pに二次転写するようになっている。具体的には、転写装置30は、図1に示されるように、転写ベルト31と、一次転写ロール33と、二次転写ロール34と、を備えている。
転写ベルト31は、図1に示されるように、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。この実施形態では、転写ベルト31は、正面視で装置幅方向に長い逆鈍角三角形状の姿勢とされている。複数のロール32のうち、図1に示すロール32Dは、図示しないモータの動力により転写ベルト31を矢印A方向に周回させる駆動ロールとして機能する。転写ベルト31は、矢印A方向に周回することで、一次転写された画像を二次転写位置NTへ搬送するようになっている。
また、複数のロール32のうち、図1に示すロール32Tは、転写ベルト31に張力を付与する張力付与ロールとして機能する。複数のロール32のうち、図1に示すロール32Bは、二次転写ロール34の対向ロール32Bとして機能する。対向ロール32Bには、前述の通り逆さ鈍角三角形状の姿勢とされた転写ベルト31の鈍角を成す下端側の頂部が巻き掛けられている。この転写ベルト31は、前述した姿勢で装置幅方向に延びる上辺部において、各色の感光体ドラム21に下方から接触している。
一次転写ロール33は、各感光体ドラム21のトナー画像を転写ベルト31に転写させるロールであり、図1に示されるように、転写ベルト31の内側に配置されている。各一次転写ロール33は、転写ベルト31を挟んで対応する色の感光体ドラム21に対して対向配置されている。また、一次転写ロール33には、給電部37(図2参照)によって、トナー極性とは逆極性の一次転写電圧が印加されるようになっている。この一次転写電圧の印加により、感光体ドラム21に形成されたトナー画像が、感光体ドラム21と一次転写ロール33との間の一次転写位置Tで転写ベルト31に転写される。
二次転写ロール34は、転写ベルト31に重畳されたトナー画像を連帳紙Pに転写するロールである。二次転写ロール34は、図1に示されるように、対向ロール32Bとの間に転写ベルト31を挟むように配置されており、二次転写ロール34と転写ベルト31とは予め定められた荷重にて接触している。このように接触している二次転写ロール34と転写ベルト31の間が二次転写位置NTとされる。この二次転写位置NTには、巻出ロール51から連帳紙Pが供給されるようになっている。二次転写ロール34は、図1における時計周り方向へ回転駆動される。
また、二次転写ロール34には、印加部(図示省略)によって、対向ロール32Bに負極性の電圧が印加され、対向ロール32Bと二次転写ロール34との間に電位差が生じる。すなわち、対向ロール32Bに負極性の電圧が印加されることで、対向ロール32Bの対向電極をなす二次転写ロール34にトナー極性と逆極性の二次転写電圧(正極性の電圧)が間接的に印加される。これにより、対向ロール32Bと二次転写ロール34との間に転写電界が形成されて、転写ベルト31のトナー画像に対して静電力が作用し、二次転写位置NTを通過する連帳紙Pに、転写ベルト31からトナー画像が転写される。
<要部構成>
つぎに、本実施形態の要部構成について説明する。
図5には、感光体ドラム21の表面21Aを展開した展開図が示されている。なお、図5では、感光体ドラム21の軸方向が矢印B方向にて示されている。この図に示されるように、感光体ドラム21には、連帳紙Pの転写領域P1(図6参照)に転写される転写画像110(本発明におけるトナー像の一例)と、ブレード64保護用のトナーバンド112(本発明における端部トナー像の一例)と、がトナー画像として形成される。具体的には、感光体ドラム21の表面21Aの軸方向の中央部を含む部分に転写画像110が形成され、軸方向の一端部にトナーバンド112が形成される。
転写画像110は、各感光体ドラム21から転写ベルト31に転写された後、図6に示されるように、連帳紙Pにおける各転写領域P1に転写される。一方、本実施形態のトナーバンド112は、各感光体ドラム21から転写ベルト31に転写された後、連帳紙Pにおける幅方向(長手方向と交差する方向)の一端部に転写される。
なお、トナーバンド96に例示される端部トナー像は、定期的に現像装置から吐き出されるトナーにより感光体に形成されるものである。端部トナー像のトナーは、ブレード64の保護のためにブレード64の先端に供給される。トナーバンド96は、帯状に形成された端部トナー像であり、画像密度(単位面積当たりのトナー量)が大きく設定されている。なお、本発明における端部トナー像は、帯状でなくてもよい。
図3に示されるように、感光体ドラム21を清掃する清掃装置60は、装置本体の一例としての筐体61を備えている。この筐体61は、感光体ドラム21の軸方向が長手方向とされ、感光体ドラム21側が開放されている。
また、清掃装置60は、感光体ドラム21の表面21Aに潤滑剤を供給する回転ブラシ62と、回転ブラシ62よりも感光体ドラム21の回転方向の下流側に配置され、感光体ドラム21の表面21Aからトナーを掻き落とすブレード64と、ブレード64で掻き落とされたトナーを貯留する貯留部66と、貯留部66内のトナーを感光体ドラム21の軸方向の一端側から他端側へ向かって搬送する搬送部材の一例としてのオーガ68と、貯留部66内のトナーを回転ブラシ62に移動させる移動手段の一例としての複数のパドル部材70と、を備えている。
回転ブラシ62は、筐体61内に配置され、筐体61の長手方向の両端側に設けられた図示しない軸受部によって回転可能に支持されている。この回転ブラシ62は、図示しない駆動源からの駆動力によって感光体ドラム21の回転方向(図3では矢印R1方向)と同じ方向(図3では矢印R2方向)に回転するようになっている。このため、回転ブラシ62と感光体ドラム21の表面21Aとの接触部TPにおいては、回転ブラシ62のブラシ繊維と感光体ドラム21の表面21Aとが互いに逆向きに移動している。この回転ブラシ62は、回転ブラシ62の周辺に配置された棒状の潤滑剤供給部材72に接触し、その後感光体ドラム21の表面に接することで潤滑剤を感光体ドラム21の表面21Aに供給するように構成されている。なお、潤滑剤供給部材72は、接触部TPよりも回転ブラシ62の回転方向上流側に配置されている。また、潤滑剤供給部材72は、長手方向が筐体61の長手方向と同じであり、筐体61にブラケット74を介して取り付けられている。
ブレード64は、筐体61の上部にブラケット76を介して取り付けられている。このブレード64は、先端が感光体ドラム21に接しており、感光体ドラム21の表面21Aから転写残トナー(転写後に表面21Aに残留したトナー)を掻き落として表面21Aを清掃する。
貯留部66は、筐体61の下部に形成されている。具体的には、貯留部66は、回転ブラシ62よりも感光体ドラム21から離れた位置に形成されている。言い換えると、回転ブラシ62が感光体ドラム21と貯留部66との間に配置されている。この貯留部66は、溝状とされ、筐体61の長手方向の一端部から他端部まで延びている。この貯留部66の深さは、貯留部66の延びている方向で略同じ深さとされている。
オーガ68は、貯留部66内に配置され、筐体61の長手方向に沿って延び、筐体61の長手方向の両端側に設けられた図示しない軸受部によって回転可能に支持されている。具体的には、オーガ68を構成する軸部68Aの両端部が筐体61の長手方向の両端側に設けられた上記軸受部によって回転可能に支持されている。このオーガ68は、図示しない駆動源からの駆動力によって感光体ドラム21と同じ方向に回転するようになっている。また、オーガ68は、図4に示されるように、軸部68Aを中心として螺旋状に形成された搬送羽根68Bを備えている。この搬送羽根68Bは、軸部68Aの表面(外周面)から突出する突出部の一例であり、軸部68Aが受ける回転力を、貯留部66内のトナーを感光体ドラム21の軸方向の一端側から他端側へ向かって搬送する搬送力へと変換するようになっている。なお、以下では、オーガ68によるトナーの搬送方向(感光体ドラム21の軸方向の一端側から他端側へ向かう方向)を適宜「トナー搬送方向」と記載する(図4及び図5では矢印Yで示す方向)。オーガ68で搬送されたトナーは、筐体61の長手方向の他端部に形成され、貯留部66内とつながる図示しない排出口から排出される。
図4に示されるように、オーガ68の搬送羽根68B間には、オーガ68(軸部68A)の軸方向に間隔をあけて板部材の一例としての板状のパドル部材70が複数設けられている。これらのパドル部材70は、トナー搬送方向下流側よりも上流側で軸部68Aからの突出高さが高くされている。具体的には、オーガ68の軸方向の一端側には、突出高さH1のパドル部材70Aが設けられ、軸方向の他端側には、突出高さH1よりも高さが低い突出高さH2のパドル部材70Bが設けられている。なお、ここでいう「突出高さ」とは、軸部68Aの表面からパドル部材70の突出方向の先端までの距離を指している。また、本実施形態では、オーガ68の軸方向の一端側がトナー搬送方向上流側に対応し、軸方向の他端側がトナー搬送方向下流側に対応している。上記構成により、オーガ68の回転によってパドル部材70が貯留部66内のトナーを回転ブラシ62側に向かって掻き上げる量(掻き上げ量)がオーガ68の軸方向の他端側よりも一端側で多くなる。すなわち、パドル部材70によるトナーの移動量(以下、適宜「トナー移動量」と記載する。)は、トナー搬送方向下流側よりも上流側で多くなる。
次に、本実施形態に係る作用について説明する。
本実施形態の清掃装置60では、感光体ドラム21の軸方向の一端部にトナーバンド112が形成されるため、トナーバンド112が形成される領域(以下、適宜「バンド形成領域」と記載する。)ではトナーがブレード64の先端に供給される。一方、トナーバンド112が形成されない領域(以下、適宜「バンド非形成領域」と記載する。)では貯留部66内のトナーがパドル部材70によって回転ブラシ62に移動し、回転ブラシ62を介して感光体ドラム21の表面21Aに再供給されたトナーがブレード64の先端に供給される。
このため、清掃装置60では、貯留部66内のトナーを回転ブラシ62に移動させない構成と比べて、感光体ドラム21とブレード64との間の摩擦力が、バンド形成領域に対しバンド非形成領域で上昇するのを抑制することができる。
これにより、ブレード64のめくれや鳴きに起因する不具合の発生を抑制することができる。
また、感光体ドラム21の表面21Aから掻き落とされたトナーは、オーガ68によって貯留部66の排出口側、すなわち、トナー搬送方向の下流側に集められる。このため、貯留部66内のトナー堆積量は、トナー搬送方向の下流側が上流側よりも多く、下流側においては貯留部66から溢れたトナーが回転ブラシ62に移動することがある。したがって、清掃装置60では、貯留部66内のトナーを回転ブラシ62へ移動するトナー移動量をトナー搬送方向下流側よりも上流側で多くすることで、トナー移動量を搬送方向下流側と上流側で同じにする構成と比べて、感光体ドラム21とブレード64との間の摩擦力
が感光体ドラム21の軸方向でばらつくのを抑制することができる。言い換えると、摩擦力を感光体ドラム21の軸方向で均一に近づけることができる。
さらに、清掃装置60では、パドル部材70がオーガ68の回転力を利用して貯留部66内のトナーを回転ブラシ62へ移動させるため、パドル部材を回転させる回転機構をオーガ68とは別に筐体61に設ける構成と比べて、清掃装置60の構造を簡単にできる。
また、画像形成装置10では、清掃装置60を備えない構成と比べて、感光体ドラム21とブレード64との間の摩擦力をバンド形成領域に対しバンド非形成領域で上昇するのを抑制することができるため、感光体ドラム21に作用するトルクの上昇を抑制できる。これにより、消費電力を抑制することができる。
なお、第1実施形態では、オーガ68に設けるパドル部材70を突出高さの異なる2種類のパドル部材70A、70Bで構成したが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、パドル部材70は、トナー搬送方向の上流側から下流側へ向けて次第に突出高さが高くなるように、3つ以上の突出高さの異なるパドル部材70で構成してもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る清掃装置を図面に基づき説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を適宜省略する。
図7及び図8に示されるように、本実施形態の清掃装置80は、筐体82の貯留部84の構成、オーガ68の軸部68Aの傾き及びオーガ68にパドル部材70を設けない構成を除き、その他の構成は第1実施形態の清掃装置60と同様の構成である。
筐体82の下部には、筐体82の長手方向の一端部から他端部まで延びる溝状の貯留部84が形成されている。この貯留部84の底面84Aは、貯留部84の深さDがトナー搬送方向下流側よりも上流側で浅くなるように傾いている。なお、ここでいう「深さ」とは、貯留部84の延びる方向と直交する方向の断面において、底面84Aの中で最も下方に位置する部位X1から貯留部84の回転ブラシ62側の壁面84Bの最も上方に位置する部位X2までの鉛直方向に沿った距離を指している。また、本実施形態では、底面84Aがトナー搬送方向上流側から下流側へ連続して傾斜する構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、底面84Aがトナー搬送方向上流側から下流側へ階段状に傾いていてもよい。なお、本実施形態の底面84Aは、本発明における移動手段の一例である。
また、オーガ68は、軸心SCから底面84Aまでの距離が一定となるように鉛直方向に対して傾いて配置されている。
次に、本実施形態に係る作用について説明する。なお、第1実施形態に係る清掃装置60と同様の構成で得られる作用については説明を省略する。
清掃装置80では、貯留部84の深さDをトナー搬送方向下流側よりも上流側で浅くなるように底面84Aを傾けているため、例えば、貯留部84の深さDをトナー搬送方向下流側と上流側で同じ深さとする構成と比べて、貯留部84のトナー搬送方向上流側において底面84Aの部位X1が壁面84Bの部位X2に近いため、トナーが壁面84Bを越えて回転ブラシ62へ移動しやすくなる。これにより、感光体ドラム21とブレード64との間の摩擦力が感光体ドラム21の軸方向でばらつくのを抑制することができる。
また、清掃装置80では、貯留部84の形状を工夫して貯留されたトナーを回転ブラシ62に移動させるため、例えば、他の部材を用いて貯留部84からトナーを回転ブラシ62へ移動させる構成と比べて、清掃装置80の構造を簡単にできる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る清掃装置を図面に基づき説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を適宜省略する。
図9及び図10に示されるように、本実施形態の清掃装置90は、フィルム部材92を備える構成及びオーガ68にパドル部材70を設けない構成を除き、その他の構成は第1実施形態の清掃装置60と同様の構成である。
フィルム部材92は、基部93が貯留部66よりも上方で筐体61の内壁面に取り付けられている。この基部93は、長手方向が筐体61の長手方向と同じ方向とされている。また、基部93には、長手方向に間隔をあけて延出部94が複数設けられている。これらの延出部94は、先端部がオーガ68の軸部68Aよりも感光体ドラム21側に位置するように基部93から延びている。このため、延出部94の下面が、オーガ68の搬送羽根68Bに接触するようになっている。また、延出部94は、フィルム状とされており、可撓性を有している。これらの延出部94は、オーガ68の回転により、定期的に搬送羽根68Bによって持ち上げられる。このとき、延出部94の先端部上面で貯留部66内のトナーが回転ブラシ62に向かってすくい上げられて移動する。
また、これらの延出部94は、トナー搬送方向下流側よりも上流側で基部93からの延び出し量(延び出し方向の長さ)Eが長くされている。このため、オーガ68の回転によって延出部94が貯留部66内のトナーを回転ブラシ62側に向かってすくい上げるすくい上げ量がトナー搬送方向下流側よりも上流側で多くなる。このため、フィルム部材92によるトナー移動量は、トナー搬送方向下流側よりも上流側で多くなる。
次に、本実施形態に係る作用について説明する。なお、第1実施形態に係る清掃装置60と同様の構成で得られる作用については説明を省略する。
清掃装置90では、フィルム部材92の複数の延出部94の延び出し量Eをトナー搬送方向下流側よりも上流側で多くしているため、例えば、トナー搬送方向下流側と上流側で延び出し量Eを同じにする構成と比べて、感光体ドラム21とブレード64との間の摩擦力が感光体ドラム21の軸方向でばらつくのを抑制することができる。
また、清掃装置90では、フィルム部材92がオーガ68の回転力を利用して貯留部66内のトナーを回転ブラシ62へ移動させるため、例えば、オーガ68に貯留部66内のトナーを回転ブラシ62へ移動させるための別部材を設ける構成と比べて、オーガ68に作用するトルクの上昇を抑制することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る清掃装置を図面に基づき説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を適宜省略する。
図11及び図12に示されるように、本実施形態の清掃装置100は、オーガ68に設けられるパドル部材70の構成及び調整手段の一例としての長尺部材102を備える構成を除き、その他の構成は第1実施形態の清掃装置60と同様の構成である。
本実施形態では、オーガ68に設けられるパドル部材70の突出高さがすべて同じ高さとされている。
長尺部材102は、回転ブラシ62の回転方向で回転ブラシ62と感光体ドラム21との接触部TPと潤滑剤供給部材72との間に配置されている。この長尺部材102は、筐体61の天井面61Aに取り付けられている。また、長尺部材102は、長手方向が筐体61の長手方向と同じ(回転ブラシ62の軸方向と同じ)であり、天井面61Aに取り付けられる基体102Aと、基体102Aの長手方向の両端部から下方に延びる一対のアーム部102Bによって両端部が支持され、回転ブラシ62に接触してトナーを掻き落とす掻き落とし部102Cと、を備えている。具体的には、長尺部材の掻き落とし部102Cに回転する回転ブラシ62のブラシ繊維が衝突することで、ブラシ繊維に付着したトナーが回転ブラシ62から掻き落とされるようになっている。
この長尺部材102は、オーガ68のパドル部材70によって貯留部66から回転ブラシ62へ移動したトナーを回転ブラシ62から掻き落とし、回転ブラシ62から感光体ドラム21へのトナーの戻り量(以下、適宜「トナー戻り量」と記載する。)を感光体ドラム21の軸方向で調整可能とされている。長尺部材102による回転ブラシ62からのトナーの掻き落とし量「以下、適宜「トナー掻き落とし量」と記載する。」は、トナー搬送方向下流側よりも上流側で多くされている。具体的には、掻き落とし部102Cは、トナー搬送方向上流側よりも下流側で回転ブラシ62に対する食い込み量が多くなるように回転ブラシ62側への突出量(突出量S)が多くなっている。なお、ここでいう「突出量」とは、掻き落とし部102Cの背面から表面までの距離を指している。これにより、掻き落とし部102Cは、トナー搬送方向上流側よりも下流側で回転ブラシ62に対する食い込み量が多くなり、トナー掻き落とし量も多くなる。
次に、本実施形態に係る作用について説明する。なお、第1実施形態に係る清掃装置60と同様の構成で得られる作用については説明を省略する。
清掃装置100では、オーガ68に設けられるパドル部材70の突出高さがすべて同じ高さのため、貯留部66から回転ブラシ62へのトナー移動量がトナー搬送方向上流側よりも下流側で多くなるが、長尺部材102の掻き落とし部102Cによって回転ブラシ62からトナーが掻き落とされるため、感光体ドラム21へのトナー戻り量が感光体ドラム21の軸方向で調整される。具体的には、長尺部材102の掻き落とし部102Cによってトナー搬送方向上流側よりも下流側で回転ブラシ62からのトナー掻き落とし量が多くなる。これにより、清掃装置100では、回転ブラシ62に移動したトナーを掻き落として感光体ドラム21へのトナー戻り量を感光体ドラム21の軸方向で調整しない構成と比べて、感光体ドラム21とブレード64との間の摩擦力が感光体ドラム21の軸方向でばらつくのを抑制することができる。また、トナーの掻き落とし量をトナー搬送方向下流側と上流側で同じにする構成と比べて、トナー戻り量が感光体ドラム21の軸方向でばらつくのを抑制することができる。
また、清掃装置100では、掻き落とし部102Cの形状をトナー搬送方向上流側よりも下流側で回転ブラシ62側への突出量Sが多くなる形状とする簡易な構造でトナー戻り量が感光体ドラム21の軸方向でばらつくのを抑制することができる。
第4実施形態の清掃装置100では、長尺部材102の掻き落とし部102Cの突出量Sをトナー搬送方向上流側よりも下流側で多くする構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、図13〜図15に示される変形例の清掃装置104の長尺部材106のように掻き落とし部102Cの突出量をトナー搬送方向上流側と下流側で同じとし、代わりに、掻き落とし部102Cの回転ブラシ62に対する食い込み量が多くなるように基体106Aを回転ブラシ62の回転軸CLに対して傾いて配置してもよい。具体的には、基体106Aを筐体61の天井面61Aにトナー搬送方向上流側よりも下流側で回転ブラシ62の回転軸CLとの水平方向(幅方向Wと同じ方向)に沿った距離LEが短くなるように天井面61Aに取り付ける。すなわち、基体106Aを回転ブラシ62の回転軸CLに対して傾いて配置する。これにより、基体106Aを回転ブラシ62の回転軸CLに対して傾かせて配置する簡単な構造でトナー戻り量が感光体ドラム21の軸方向でばらつくのを抑制することができる
また、第4実施形態の清掃装置100及び変形例の清掃装置104では、オーガ68に設けられるパドル部材70の突出高さをトナー搬送方向上流側と下流側で同じ高さにして、貯留部66内のトナーを回転ブラシ62に移動させているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、オーガ68にパドル部材70を設けずに、代わりに、筐体61に延出部94の延び出し量Eがすべて同じフィルム部材92を取り付けて貯留部66内のトナーを回転ブラシ62に移動させる構成としてもよい。
また、本実施形態では、トナーバンド112を連帳紙Pに転写したが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、トナーバンド112が転写ベルト31から連帳紙Pに転写されずに、転写ベルト31に残った状態で、清掃装置などで清掃される構成であってもよい。この場合、転写ベルト31の清掃装置として、清掃装置60、80、90、100、104のいずれかを用いてもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した実施形態1〜3の要部を、適宜、組み合わせてもよい。
10 画像形成装置
21 感光体ドラム(像保持体)
60 清掃装置
62 回転ブラシ
62B 搬送羽根(突出部)
TP 接触部
64 ブレード(清掃部材)
66 貯留部
68 オーガ(搬送部材)
68A 軸部
68B 搬送羽根
70 パドル部材(板部材(移動手段))
80 清掃装置
84 貯留部
84A 底面(移動手段)
90 清掃装置
92 フィルム部材(移動手段)
93 基部
94 延出部
100 清掃装置
102 長尺部材
102A 基体
102C 掻き落とし部
104 清掃装置
106 長尺部材
106A 基体
106C 掻き落とし部
112 トナーバンド(端部トナー像)
H1 突出高さ
H2 突出高さ
E 延び出し量
LE 水平距離(水平方向の距離)
TP 接触部
Y トナー搬送方向(搬送部材によるトナーの搬送方向)

Claims (8)

  1. 軸方向の一端部に端部トナー像が形成される像保持体の表面にトナーを供給する回転体と、
    前記回転体よりも前記像保持体の回転方向の下流側に配置され、前記表面から前記トナーを掻き落として前記像保持体を清掃する清掃部材と、
    前記清掃部材で掻き落とされた前記トナーを貯留する貯留部と、
    前記貯留部内の前記トナーを前記像保持体の軸方向の一端側から他端側へ向かって搬送する搬送部材と、
    前記貯留部内の前記トナーを前記回転体に移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記搬送部材は、前記トナーの搬送方向を軸方向として装置本体に回転可能に支持され、
    前記貯留部の底面は、前記貯留部の深さが前記トナーの搬送方向下流側よりも上流側で浅くなるように傾いており、
    前記貯留部内の前記トナーが前記搬送部材の回転にともなって前記貯留部の前記回転体側の壁面を超えて前記回転体に移動する、清掃装置。
  2. 軸方向の一端部に端部トナー像が形成される像保持体の表面にトナーを供給する回転体と、
    前記回転体よりも前記像保持体の回転方向の下流側に配置され、前記表面から前記トナーを掻き落として前記像保持体を清掃する清掃部材と、
    前記清掃部材で掻き落とされた前記トナーを貯留する貯留部と、
    前記貯留部内の前記トナーを前記像保持体の軸方向の一端側から他端側へ向かって搬送する搬送部材と、
    前記貯留部内の前記トナーを前記回転体に移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記移動手段は、前記像保持体の軸方向において少なくとも前記像保持体のトナー像が形成される領域に重なる位置に配置されており、
    前記搬送部材は、前記トナーの搬送方向を軸方向として装置本体に回転可能に支持される軸部と、前記軸部の表面から突出する螺旋状の突部と、を備え、
    前記移動手段は、前記貯留部よりも上方で装置本体に取り付けられた基部と、前記トナーの搬送方向に間隔をあけて設けられ、前記基部から先端部が前記軸部よりも前記像保持体側に位置するように延びて下面が前記搬送部材に接触する複数の延出部と、を有するフィルム状のフィルム部材であり、
    複数の前記延出部は、前記トナーの搬送方向下流側よりも上流側で前記基部からの延び出し量が多く、
    前記移動手段による前記トナーの移動量は、前記搬送部材による前記トナーの搬送方向下流側よりも上流側で多い、清掃装置。
  3. 軸方向の一端部に端部トナー像が形成される像保持体の表面にトナーを供給する回転体と、
    前記回転体よりも前記像保持体の回転方向の下流側に配置され、前記表面から前記トナーを掻き落として前記像保持体を清掃する清掃部材と、
    前記清掃部材で掻き落とされた前記トナーを貯留する貯留部と、
    前記貯留部内の前記トナーを前記像保持体の軸方向の一端側から他端側へ向かって搬送する搬送部材と、
    前記貯留部内の前記トナーを前記回転体に移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記移動手段は、前記像保持体の軸方向において少なくとも前記像保持体のトナー像が形成される領域に重なる位置に配置されており、
    前記搬送部材は、前記トナーの搬送方向を軸方向として装置本体に回転可能に支持される軸部と、前記軸部の表面から突出する螺旋状の突部と、を備え、
    前記移動手段は、前記貯留部よりも上方で装置本体に取り付けられた基部と、前記トナーの搬送方向に間隔をあけて設けられ、前記基部から先端部が前記軸部よりも前記像保持体側に位置するように延びて下面が前記搬送部材に接触する複数の延出部と、を有するフィルム状のフィルム部材であり、
    複数の前記延出部は、前記トナーの搬送方向下流側よりも上流側で前記基部からの延び出し量が多く、
    前記移動手段による前記トナーの移動量は、前記トナー像が形成される領域内において、前記搬送部材による前記トナーの搬送方向下流側よりも上流側で多い、清掃装置。
  4. 軸方向の一端部に端部トナー像が形成される像保持体の表面にトナーを供給する回転体と、
    前記回転体よりも前記像保持体の回転方向の下流側に配置され、前記表面から前記トナーを掻き落として前記像保持体を清掃する清掃部材と、
    前記清掃部材で掻き落とされた前記トナーを貯留する貯留部と、
    前記貯留部内の前記トナーを前記像保持体の軸方向の一端側から他端側へ向かって搬送する搬送部材と、
    前記貯留部内の前記トナーを前記回転体に移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記移動手段は、前記像保持体の軸方向において少なくとも前記像保持体のトナー像が形成される領域に重なる位置に配置されており、
    前記移動手段によって前記回転体に移動した前記トナーを該回転体に接触して掻き落とし、前記回転体から前記像保持体への前記トナーの戻り量を前記像保持体の軸方向で調整する調整手段をさらに備え、
    前記調整手段による前記トナーの掻き落とし量は、前記搬送部材による前記トナーの搬送方向上流側よりも下流側で多い、清掃装置。
  5. 前記調整手段は、装置本体に取り付けられる基体と、前記基体に支持され、前記回転体の軸方向が長手方向とされ、前記回転体に接触して前記トナーを掻き落とす掻き落とし部と、を備えた長尺部材であり、
    前記掻き落とし部は、前記トナーの搬送方向上流側よりも下流側で前記回転体に対する食い込み量が多くなるように前記回転体側への突出量が多くなっている、請求項に記載の清掃装置。
  6. 前記調整手段は、装置本体に取り付けられる基体と、前記基体に支持され、前記回転体の軸方向が長手方向とされ、前記回転体に接触して前記トナーを掻き落とす掻き落とし部と、を備えた長尺部材であり、
    前記基体は、前記トナーの搬送方向上流側よりも下流側で前記掻き落とし部の前記回転体に対する食い込み量が多くなるように前記回転体の回転軸に対して傾いて配置されている、請求項に記載の清掃装置。
  7. 軸方向の一端部に端部トナー像が形成され、軸方向の中央部を含む部分にトナー像が形成される像保持体と、
    前記像保持体の表面のトナーを掻き落として前記表面を清掃する請求項1〜のいずれか1項に記載の清掃装置と、
    を備える画像形成装置。
  8. 連帳紙に画像形成を行う、請求項に記載の画像形成装置。
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