JP6477580B2 - トナー搬送装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー搬送装置およびそれを備えた画像形成装置に関し、特に、トナーを搬送する搬送スクリューと搬送スクリューに付着したトナーを崩すトナー崩しフィルムとを有するトナー搬送装置およびそれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、コピー機やプリンター等の画像形成装置は、現像に用いるトナーや像担持体から除去された廃トナーを搬送する搬送スクリューを有するトナー搬送装置を備えている。また、画像形成装置は省エネに対する要求により定着温度の低温化が進み、トナーの融点が低下しているので、搬送スクリューにトナーが固着しやすくなっている。
そこで、回転軸および螺旋羽根を有しトナーを搬送する搬送スクリューと、搬送スクリューに付着したトナーを崩すトナー崩しフィルムと、を有するトナー搬送装置が知られている。トナー崩しフィルムは、搬送スクリューの回転軸の軸方向に延びる基部と、基部から突出し、螺旋羽根の間に挿入されてトナーを崩す複数の突出片と、を有する。突出片は、搬送スクリューが回転することにより搬送スクリューの螺旋羽根の最外周面と回転軸の外周面との間を径方向に往復し、回転軸の外周面に付着しているトナーを崩す。
なお、トナーを搬送する搬送スクリューと、搬送スクリューに付着したトナーを崩すトナー崩しフィルムと、を有するトナー搬送装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2007−34340号公報
ところで、搬送スクリューとトナー崩しフィルムとを有する従来のトナー搬送装置では、トナー崩しフィルムの突出片が搬送スクリューの螺旋羽根の間に挿入されている状態で搬送スクリューが回転すると、突出片のトナー搬送方向上流側の端縁に螺旋羽根が当接し、その後、突出片が螺旋羽根からの負荷によって搬送スクリューの回転軸から遠ざかる方向に撓むとともに螺旋羽根の最外周面に接触する。
しかしながら、突出片のトナー搬送方向上流側の端縁に対する螺旋羽根の負荷が大きい場合、突出片が損傷するという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、トナー崩しフィルムが損傷するのを抑制することが可能なトナー搬送装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成のトナー搬送装置は、回転軸および螺旋羽根を有し、トナーを回転軸の軸方向に搬送する搬送スクリューと、搬送スクリューに付着したトナーを崩すトナー崩しフィルムと、を備える。トナー崩しフィルムは、回転軸の軸方向に延びるように配置される基部と、基部から回転軸の軸方向と交差する方向に突出し、螺旋羽根の間に挿入されてトナーを崩す複数の突出片と、を有し、突出片のトナー搬送方向上流側の端縁は、基部側の部分に比べて基部とは反対側の部分の方が螺旋羽根に対して近づくように形成されている。
本発明の第1の構成によれば、トナー崩しフィルムの突出片のトナー搬送方向上流側の端縁は、基部側の部分に比べて基部とは反対側の部分の方が搬送スクリューの螺旋羽根に対して近づくように形成されている。これにより、トナー崩しフィルムの突出片が搬送スクリューの螺旋羽根の間に挿入されている状態で搬送スクリューが回転した場合、突出片のトナー搬送方向上流側の端縁のうち、基部とは反対側の部分(先端部)に螺旋羽根が当接する。このため、突出片は搬送スクリューの回転軸から遠ざかる方向に撓みやすくなる(逃げやすくなる)ので、突出片に対する螺旋羽根の負荷が小さくなり、突出片が損傷するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態のトナー搬送装置を備えた画像形成装置の構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態のトナー搬送装置および感光体ドラム周辺の構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態のトナー搬送装置周辺の構造を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態のトナー搬送装置のトナー排出スクリューの構造を示した図である。 本発明の第1実施形態のトナー搬送装置のトナー崩しフィルムの構造を示した図である。 本発明の第1実施形態のトナー搬送装置の構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態のトナー搬送装置のトナー排出スクリューおよびトナー崩しフィルムの構造を示した図である。 本発明の第2実施形態のトナー搬送装置および感光体ドラム周辺の構造を示した断面図である。 本発明の第2実施形態のトナー搬送装置の構造を示した断面図である。 本発明の変形例のトナー搬送装置のトナー排出スクリューおよびトナー崩しフィルムの構造を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1〜図7を参照して、本発明の第1実施形態によるトナー搬送装置40を備えた画像形成装置100について説明する。
画像形成装置100(ここではカラープリンター)は、本実施形態では、異なる4色(イエロー、シアン、マゼンタおよびブラック)に対応する4つの感光体ドラム1a、1b、1cおよび1dを並列配置して画像形成を行う、4連タンデム型のカラープリンターである。
画像形成装置100の装置本体内には、4つの画像形成部Pa、Pb、PcおよびPdが、図1では左側から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(イエロー、シアン、マゼンタおよびブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像および転写の各工程によりイエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a〜1dがそれぞれ配設されており、さらに図1において反時計回りに回転する中間転写ベルト(像担持体)8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、各感光体ドラム1a〜1dに当接しながら移動する中間転写ベルト8上に順次転写された後、二次転写ローラー9によって記録媒体の一例としての用紙P上に一度に転写され、さらに、定着装置13において用紙P上に定着された後、装置本体より排出される。感光体ドラム1a〜1dを図1において時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される用紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラー12aおよびレジストローラー対12bを介して二次転写ローラー9へと搬送される。また、二次転写ローラー9の下流側には、中間転写ベルト8の表面に残存する残留トナーを除去するためのブレード状のベルトクリーナー17が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転可能に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲および下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電装置2a、2b、2cおよび2dと、各感光体ドラム1a〜1dに対して画像データに基づく露光を行う露光ユニット5と、感光体ドラム1a〜1d上に形成される静電潜像をトナーで現像する現像ユニット3a、3b、3cおよび3dと、感光体ドラム1a〜1d上でトナー像の転写後に残留したトナーを回収、除去するクリーニング装置7a、7b、7cおよび7dとが設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電装置2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット5によって画像データに基づいて光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像ユニット3a〜3dは、感光体ドラム1a〜1dに対向配置された現像ローラーを備え、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色のトナーを含む二成分現像剤が所定量充填されている。
なお、後述のトナー像の形成によって各現像ユニット3a〜3d内に充填された二成分現像剤中のトナーの割合が規定値を下回った場合にはトナーコンテナ4a〜4dから各現像ユニット3a〜3dにトナーが補給される。このトナーは、現像ユニット3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット5の露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a〜6dにより一次転写ローラー6a〜6dと感光体ドラム1a〜1dとの間に所定の転写電界が付与され、感光体ドラム1a〜1d上のイエロー、シアン、マゼンタおよびブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング装置7a〜7dにより除去される。
中間転写ベルト8は、従動ローラー10及び駆動ローラー11に掛け渡されており、駆動ローラー11の回転に伴い中間転写ベルト8が反時計回りに回転を開始すると、用紙Pがレジストローラー対12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラー9と中間転写ベルト8とのニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送され、ニップ部において用紙P上にフルカラー画像が二次転写される。トナー像が転写された用紙Pは定着装置13へと搬送される。
定着装置13に搬送された用紙Pは、加熱ローラーと加圧ローラーとで構成される定着ローラー対13aの定着ニップ部を通過する際に加熱および加圧されてトナー像が用紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙Pは、搬送ローラー対15を経て用紙搬送路18の分岐部に配置された分岐部材21によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、両面搬送路22に送られて両面コピーされた後に)、排出ローラー対19を介して排出トレイ20に排出される。
次に、クリーニング装置7a〜7dおよびその周辺の構造について説明する。なお、以下の説明ではクリーニング装置7a周辺の構成を例示するが、感光体ドラム1b〜1dに付着したトナーを除去するクリーニング装置7b〜7d周辺の構成についても基本的にクリーニング装置7a周辺の構成と同様であるため説明を省略する。
クリーニング装置7aは図2に示すように、一次転写ローラー6aよりも感光体ドラム1aの回転方向下流側で、帯電装置2aよりも感光体ドラム1aの回転方向上流側に配置されている。なお、感光体ドラム1a、クリーニング装置7aおよび帯電装置2aによって、ドラムユニットが構成されている。
クリーニング装置7aは、クリーニングローラー31、トナー層厚規制ローラー32、クリーニングブレード33、トナー受け部材34、トナー排出スクリュー(搬送スクリュー)50、及びハウジング35を備えている。
クリーニングローラー31は、感光体ドラム1aに回転可能に当接し、感光体ドラム1a上の残留トナーを回収すると共に、回収したトナーの一部を感光体ドラム1aの表面に供給する。また、クリーニングローラー31は、クリーニングローラー31の表面(外周面)のトナー層を用いて感光体ドラム1aの表面を研磨する。
トナー層厚規制ローラー32は、回転可能であり、クリーニングローラー31の表面のトナーの一部を回収するとともに、回収したトナーの一部やトナー受け部材34のトナーをクリーニングローラー31の表面に供給する(戻す)ことによって、クリーニングローラー31表面のトナー層の厚みを規制する。
クリーニングブレード33は、クリーニングローラー31に対し感光体ドラム1aの表面の回転方向下流側に配設され、感光体ドラム1aの表面の残留トナーを掻き落とす。
トナー受け部材34は、クリーニングローラー31の真下の位置に配置され、クリーニングブレード33により感光体ドラム1aの表面から掻き落とされたトナーおよびクリーニングローラー31により回収されたトナーを受け止める。
トナー排出スクリュー50は、回転可能であり、余剰となってトナー受け部材34の上面から落下した廃トナーを搬送してクリーニング装置7aの外部に排出する。
また、トナー排出スクリュー50の近傍には、トナー排出スクリュー50に付着したトナーを崩すトナー崩しフィルム60が設けられている。なお、トナー排出スクリュー50、トナー崩しフィルム60およびハウジング35の一部によって、トナー搬送装置40が構成されている。
トナー排出スクリュー50は図3および図4に示すように、感光体ドラム1aの軸方向(矢印AA´方向)に延びる回転軸51と、回転軸51に一体に設けられ、矢印AA´方向に一定のピッチで螺旋状に形成される螺旋羽根52と、を有する。トナー排出スクリュー50は、図2の時計回り方向に回転(正回転)することにより廃トナーを矢印A方向に搬送する。
トナー崩しフィルム60は図3および図5に示すように、可撓性を有するフィルム(例えばPETフィルムなど)からなり、矢印AA´方向に延びるように配置される基部61と、基部61から矢印AA´方向と交差する方向に突出する複数の突出片62と、を有する。突出片62は図6に示すように、トナー排出スクリュー50の回転軸51に接触可能に配置されているとともに、基部61側の部分(根元部)を支点として基部61とは反対側の部分(先端部)が揺動可能に形成されている。
基部61は、両面テープ等からなる接着層63を用いてハウジング35に貼り付けられているとともに、接着層64を用いて上端が折り返されており、その折り返された部分の下端に繋がって突出片62が設けられている。突出片62は、基部61に対して鋭角に折り曲げられた状態でトナー排出スクリュー50に接触する。なお、トナー排出スクリュー50が正回転(図6の時計回り方向に回転)する場合、トナー排出スクリュー50は突出片62の根元部から先端部に向かって擦れるので、突出片62の巻き込みは生じない。
また、突出片62は図7に示すように、トナー排出スクリュー50の螺旋羽根52の間に挿入可能に形成されているとともに、基部61側の部分(根元部)に比べて基部61とは反対側の部分(先端部)の方が矢印AA´方向の幅が広くなるように略台形状に形成されている。そして、突出片62のトナー搬送方向上流側(矢印A´方向)の端縁62aは、基部61側の部分(根元部)に比べて基部61とは反対側の部分(先端部)の方が螺旋羽根52に対して近づくように傾斜して形成されている。また、突出片62のトナー搬送方向下流側(矢印A方向)の端縁62bは、基部61側の部分(根元部)に比べて基部61とは反対側の部分(先端部)の方が螺旋羽根52に対して近づくように傾斜して形成されている。
トナー排出スクリュー50が廃トナーを搬送するために正回転すると、突出片62はトナー排出スクリュー50の螺旋羽根52の最外周面と回転軸51の外周面との間を回転軸51の径方向に往復するように揺動し、回転軸51の外周面や螺旋羽根52の側面に付着しているトナーを崩す。このとき、突出片62がトナー排出スクリュー50の螺旋羽根52の間に挿入されている状態(図7の状態)でトナー排出スクリュー50が回転すると、突出片62のトナー搬送方向上流側(矢印A´方向)の端縁62aに螺旋羽根52が当接し、その後、螺旋羽根52からの負荷によって突出片62がトナー排出スクリュー50の回転軸51から遠ざかる方向に撓むとともに螺旋羽根52の最外周面に接触する。
本実施形態では、上記のように、トナー崩しフィルム60の突出片62のトナー搬送方向上流側の端縁62aは、基部61側の部分(根元部)に比べて基部61とは反対側の部分(先端部)の方がトナー排出スクリュー50の螺旋羽根52に対して近づくように形成されている。これにより、トナー崩しフィルム60の突出片62がトナー排出スクリュー50の螺旋羽根52の間に挿入されている状態(図7の状態)でトナー排出スクリュー50が正回転した場合、突出片62のトナー搬送方向上流側の端縁62aのうち、基部61とは反対側の部分(先端部)に螺旋羽根52が当接する。このため、突出片62はトナー排出スクリュー50の回転軸51から遠ざかる方向に撓みやすくなる(逃げやすくなる)ので、突出片62に対する螺旋羽根52の負荷が小さくなり、突出片62が損傷するのを抑制することができる。
また、上記のように、突出片62のトナー搬送方向下流側の端縁62bは、基部61側の部分(根元部)に比べて基部61とは反対側の部分(先端部)の方が螺旋羽根52に対して近づくように形成されている。これにより、トナー搬送装置40の組立時などにおいて、トナー崩しフィルム60の突出片62がトナー排出スクリュー50の螺旋羽根52の間に挿入されている状態でトナー排出スクリュー50を逆回転させた場合、突出片62のトナー搬送方向下流側の端縁62bのうち、基部61とは反対側の部分(先端部)に螺旋羽根52が当接する。このため、突出片62はトナー排出スクリュー50の回転軸51から遠ざかる方向に撓みやすくなる(逃げやすくなる)ので、突出片62に対する螺旋羽根52の負荷が小さくなり、突出片62が損傷するのをより抑制することができる。
また、突出片62のトナー搬送方向下流側の端縁62bに螺旋羽根52が線接触するのを抑制することができるので、トナー排出スクリュー50を逆回転させた場合における突出片62に対する螺旋羽根52による逆回転方向の負荷が大きくなるのを抑制することができる。これにより、突出片62が巻き込まれて回転軸51の下方に配置されるのを抑制することができる。なお、突出片62の端縁62bが螺旋羽根52と略平行に配置されている場合、端縁62bに螺旋羽根52が線接触して突出片62に対する螺旋羽根52の逆回転方向の負荷が大きくなり、突出片62が螺旋羽根52に巻き込まれて回転軸51の下方に配置される場合がある。
また、上記のように、突出片62は、基部61に対して鋭角に折り曲げられた状態でトナー排出スクリュー50に接触する。これにより、トナー崩しフィルム60の復元力を利用して、突出片62を容易に螺旋羽根52の間に挿入することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、クリーニング装置7aは図8に示すように、クリーニングローラー31、トナー層厚規制ローラー32及びトナー受け部材34を備えておらず、クリーニングブレード33、トナー排出スクリュー50、トナー崩しフィルム60及びハウジング35を備えている。
トナー排出スクリュー50は、上記第1実施形態と異なり、図8の反時計回り方向に回転(正回転)することにより廃トナーを矢印A方向に搬送する。
トナー崩しフィルム60の基部61は、両面テープ等からなる接着層63を用いてハウジング35の上面に貼り付けられている。突出片62は、基部61に対して鋭角に折り曲げられた状態でトナー排出スクリュー50に接触する。なお、トナー排出スクリュー50が正回転(図9の反時計回り方向に回転)する場合、トナー排出スクリュー50は突出片62の根元部から先端部に向かって擦れるので、突出片62の巻き込みは生じない。
第2実施形態のその他の構造および効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、カラープリンターに本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限らない。言うまでもなく、モノクロプリンター、カラー複写機、モノクロ複写機、デジタル複合機、ファクシミリ等の、トナーを搬送する搬送スクリューとトナーを崩すトナー崩しフィルムとを有するトナー搬送装置を備えた種々の画像形成装置に本発明を適用できる。
また、上記実施形態では、感光体ドラムから除去された廃トナーを搬送するトナー搬送装置に本発明を適用する例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば、中間転写ベルト(像担持体)から除去された廃トナーを搬送するトナー搬送装置に本発明を適用してもよいし、現像に用いるトナーを供給搬送するトナー搬送装置に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、突出片62の端縁62aおよび62bが略直線状に形成されている例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば図10に示した本発明の変形例のトナー搬送装置40のように、突出片62の端縁62aを凸状の略円弧状(曲線状)に形成してもよい。このように構成すれば、突出片62がその材質に起因して撓んでいる場合であっても、突出片62の端縁62aに螺旋羽根52が線接触に近い状態で当接するのを抑制することができる。このため、突出片62に対する螺旋羽根52の当接位置が回転軸51の径方向にばらつくのを抑制することができるので、突出片62の端縁62aのうち、基部61側の部分(根元部)に螺旋羽根52が当接するのを抑制することができる。また、突出片62の端縁62bを凸状の略円弧状(曲線状)に形成してもよい。このように構成すれば、突出片62がその材質に起因して撓んでいる場合であっても、突出片62の端縁62bに螺旋羽根52が線接触に近い状態で当接するのを抑制することができる。このため、トナー排出スクリュー50を逆回転させた場合において、突出片62に対する螺旋羽根52による逆回転方向の負荷が大きくなるのをより抑制することができる。これにより、突出片62が巻き込まれて回転軸51の下方に配置されるのをより抑制することができる。
また、上述した実施形態および変形例の構成を適宜組み合わせて得られる構成についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
40 トナー搬送装置
50 トナー排出スクリュー(搬送スクリュー)
51 回転軸
52 螺旋羽根
60 トナー崩しフィルム
61 基部
62 突出片
62a、62b 端縁
100 画像形成装置

Claims (4)

  1. 回転軸および螺旋羽根を有し、トナーを前記回転軸の軸方向に搬送する搬送スクリューと、
    前記搬送スクリューに付着したトナーを崩すトナー崩しフィルムと、
    を備え、
    前記トナー崩しフィルムは、前記回転軸の軸方向に延びるように配置される基部と、前記基部から前記回転軸の軸方向と交差する方向に突出し、前記螺旋羽根の間に挿入されてトナーを崩す複数の突出片と、を有し、
    前記突出片のトナー搬送方向上流側の端縁は、前記基部側の部分に比べて前記基部とは反対側の部分の方が前記螺旋羽根に対して近づくように形成され
    前記基部は、第1接着層を用いてハウジングに貼り付けられているとともに、第2接着層を用いて上端が折り返されており、その折り返された部分の下端に繋がって前記突出片が設けられ、
    前記突出片は、前記基部に対して鋭角に折り曲げられた状態で前記搬送スクリューに接触することを特徴とするトナー搬送装置。
  2. 前記突出片のトナー搬送方向下流側の端縁は、前記基部側の部分に比べて前記基部とは反対側の部分の方が前記螺旋羽根に対して近づくように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
  3. 前記突出片のトナー搬送方向上流側の端縁は、凸状の略円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー搬送装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載のトナー搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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