JP2020064250A - 画像形成システム - Google Patents

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Yoichi Yoshida
陽一 吉田
高島 弘一郎
Koichiro Takashima
弘一郎 高島
黒田 紀明
Noriaki Kuroda
紀明 黒田
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Abstract

【課題】像担持体の画像領域及び非画像領域を横断して潤滑剤の実質的に均一な層を塗布する。【解決手段】トナー像を担持する像担持体40と、潤滑剤供給源71から潤滑剤を前記像担持体の表面に転移する塗布ローラ72であって、像担持体と隣接して配置されて前記像担持体からトナーを受ける前記塗布ローラと、前記塗布ローラの軸線方向における前記塗布ローラのトナー量を調整するトナー調整要素73と、を備える、画像形成システム。【選択図】図6

Description

画像形成システムには、像担持体の表面を保護するために、像担持体に隣接して配置された塗布ローラにより潤滑剤を像担持体の表面に塗布するものがある。
図1は、本明細書に開示された種々の例を実施するために使用することができる例示的な画像形成装置の概略図である。 図2は、例示的な潤滑剤塗布装置の基本構成を示す模式側面図である。 図3は、図2に示す潤滑剤塗布装置の正面図である。 図4は、例示的なブラシローラの模式断面図である。 図5は、例示的な弾性ローラの模式断面図である。 図6は、例示的なスクレーパーを備える潤滑剤塗布装置の模式側面図である。 図7は、例示的なスクレーパーの模式正面図である。 図8は、図7に示すスクレーパーと塗布ローラとの位置関係を例示する模式正面図である。 図9は、図7に示すスクレーパーと塗布ローラとの位置関係を例示する模式正面図である。 図10は、図7に示すスクレーパーと塗布ローラとの位置関係を例示する模式側面図である。 図11は、図7に示すスクレーパーと塗布ローラとの位置関係を例示する模式側面図である。 図12は、図7に示すスクレーパーと塗布ローラとの位置関係を例示する模式側面図である。 図13は、トナー供給装置の動作を説明するための模式正面図である。 図14は、例示的なトナー供給装置を備える潤滑剤塗布装置の模式側面図である。 図15は、図14に示すトナー供給装置と塗布ローラとの位置関係を例示する模式正面図である。 図16は、他の例示的なトナー供給装置と塗布ローラとの位置関係を例示する模式正面図である。 図17は、他の例示的なトナー供給装置を備える潤滑剤塗布装置の模式側面図である。
以下、図面に基づいて説明するにあたり、同一の要素、又は同一の機能を有する類似する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。画像形成システムは、プリンタ等の画像形成装置であってもよく、画像形成装置等に搭載される像担持体研磨システム等であってもよい。
図1は、例示的な画像形成装置の概略構成を示す図である。図1に示す画像形成装置1は、例えば、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの各色を用いてカラー画像を形成する装置である。画像形成装置1は、例えば、記録媒体である用紙Pを搬送する搬送装置10と、静電潜像を現像する現像装置20と、トナー像を用紙Pに二次転写する転写装置30と、表面(周面)に静電潜像が形成される像担持体40と、トナー像を用紙Pに定着させる定着装置50と、用紙Pを排出する排出装置60と、を備える。
搬送装置10は、例えば、画像が形成される記録媒体としての用紙Pを搬送経路R1上で搬送する。用紙Pは、例えば、カセットKに積層されて収容され、給紙ローラ11によりピックアップされて搬送される。搬送装置10は、例えば、用紙Pに転写されるトナー像が転写ニップ部R2に到達するタイミングで、搬送経路R1を介して転写ニップ部R2に用紙Pを到達させる。
現像装置20は、例えば、色ごとに4個設けられる。各現像装置20は、例えば、トナーを像担持体40に担持させる現像剤担持体24を備える。現像装置20では、例えば、現像剤として、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を用いる。つまり、現像装置20では、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、トナー及びキャリアを混合撹拌してトナーを均一に分散させる。これにより、最適な帯電量が付与された現像剤が調整される。この現像剤は、現像剤担持体24に担持される。現像剤担持体24は、回転することにより現像剤を像担持体40と対向する領域まで搬送する。そして、現像剤担持体24に担持された現像剤のうちのトナーが像担持体40の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
転写装置30は、例えば、現像装置20で形成されたトナー像を用紙Pに二次転写する転写ニップ部R2に搬送する。転写装置30は、例えば、像担持体40からトナー像が一次転写される転写ベルト31と、転写ベルト31を懸架する懸架ローラ34,35,36,37と、像担持体40と共に転写ベルト31を挟持する一次転写ローラ32と、懸架ローラ37と共に転写ベルト31を挟持する二次転写ローラ33と、を備える。
転写ベルト31は、例えば、懸架ローラ34,35,36,37により循環移動する無端状のベルトである。懸架ローラ34,35,36,37は、それぞれの軸線周りに回転可能なローラである。懸架ローラ37は、例えば、軸線周りに回転駆動する駆動ローラである。懸架ローラ34,35,36は、例えば、懸架ローラ37の回転駆動により従動回転する従動ローラである。一次転写ローラ32は、例えば、転写ベルト31の内周側から像担持体40を押圧するように設けられる。二次転写ローラ33は、例えば、転写ベルト31を挟んで懸架ローラ37と平行に配置されて、転写ベルト31の外周側から懸架ローラ37を押圧するように設けられる。これにより、二次転写ローラ33は、転写ベルト31との間に転写ニップ部R2を形成する。
像担持体40は、静電潜像担持体、感光体ドラム等とも呼ばれる。像担持体40は、例えば、色ごとに4個設けられる。各像担持体40は、例えば、転写ベルト31の移動方向に沿って設けられる。像担持体40の周上には、例えば、現像装置20と、帯電ローラ41と、露光ユニット42と、クリーニング装置43と、が設けられる。
帯電ローラ41は、例えば、像担持体40の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電手段である。帯電ローラ41は、例えば、像担持体40の回転に追従して動く。露光ユニット42は、例えば、帯電ローラ41によって帯電した像担持体40の表面を、用紙Pに形成する画像に応じて露光する。これにより、像担持体40の表面のうち露光ユニット42により露光された部分の電位が変化し、静電潜像が形成される。4個の現像装置20は、例えば、それぞれの現像装置20に対向して設けられたトナータンクNから供給されたトナーによって像担持体40に形成された静電潜像を現像し、トナー像を生成する。各トナータンクN内には、それぞれ、例えば、マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックのトナーが充填される。クリーニング装置43は、例えば、像担持体40上に形成されたトナー像が転写ベルト31に一次転写された後に像担持体40上に残存するトナーを回収する。
定着装置50は、例えば、加熱及び加圧する定着ニップ部R3に用紙Pを通過させることで、転写ベルト31から用紙Pに二次転写されたトナー像を用紙Pに付着させ、定着させる。定着装置50は、例えば、用紙Pを加熱する加熱ローラ52と、加熱ローラ52を押圧して回転駆動する加圧ローラ54と、を備える。加熱ローラ52及び加圧ローラ54は、例えば、円筒状に形成されており、加熱ローラ52は内部にハロゲンランプ等の熱源を備える。加熱ローラ52と加圧ローラ54との間には接触領域である定着ニップ部R3が設けられ、定着ニップ部R3に用紙Pを通過させることにより、トナー像を用紙Pに溶融定着させる。
排出装置60は、例えば、定着装置50によりトナー像が定着された用紙Pを装置外部へ排出するための排出ローラ62,64を備える。
続いて、画像形成装置1による印刷工程の一例について説明する。画像形成装置1に被記録画像の画像信号が入力されると、画像形成装置1の制御部は、給紙ローラ11を回転させて、カセットKに積層された用紙Pをピックアップして搬送する。そして、帯電ローラ41により像担持体40の表面を所定の電位に均一に帯電させる(帯電工程)。その後、受信した画像信号に基づいて、露光ユニット42により像担持体40の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する(露光工程)。
現像装置20では、静電潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程)。こうして形成されたトナー像は、像担持体40と転写ベルト31とが対向する領域において、像担持体40から転写ベルト31へ一次転写される(転写工程)。転写ベルト31には、4個の像担持体40上に形成されたトナー像が順次積層されて、1つの積層トナー像が形成される。そして、積層トナー像は、懸架ローラ37と二次転写ローラ33とが対向する転写ニップ部R2において、搬送装置10から搬送された用紙Pに二次転写される。
積層トナー像が二次転写された用紙Pは、定着装置50へ搬送される。そして、定着装置50は、用紙Pが定着ニップ部R3を通過する際に、用紙Pを加熱ローラ52と加圧ローラ54との間で加熱及び加圧することにより、積層トナー像を用紙Pへ溶融定着させる(定着工程)。その後、用紙Pは、排出ローラ62,64によって画像形成装置1の外部へ排出される。
図2及び図3に示すように、画像形成装置1は、例示的な潤滑剤塗布装置70を備える。潤滑剤塗布装置70は、潤滑剤供給源71と、塗布ローラ72と、を備える。潤滑剤塗布装置70は、塗布ローラ72によって潤滑剤供給源71から像担持体40の表面45に潤滑剤を転移することで、例えば、像担持体40の摩耗を抑制する。
潤滑剤供給源71は、例えば、潤滑剤の固形物である。潤滑剤供給源71を成す潤滑剤は、例えば、ステアリン酸亜鉛を含む材料によって構成される。潤滑剤供給源71は、コイルスプリング等の付勢機構により、塗布ローラ72に付勢されている。
塗布ローラ72は、潤滑剤供給源71から像担持体40に潤滑剤を転移する。塗布ローラ72は、像担持体40の回転方向における、像担持体40と転写ベルト31との対向領域(トナー像の一次転写領域)の下流側において、像担持体40に隣接して配置されている。塗布ローラ72は、例えば、画像形成装置1の筐体に直接的又は間接的に取り付けられた支持体(不図示)により、塗布ローラ72の中心軸線周りに回転可能に支持されている。塗布ローラ72の中心軸線(回転軸線)は、像担持体40の中心軸線(回転軸線)と平行である。そして、塗布ローラ72は、回転することにより、潤滑剤供給源71から潤滑剤を掻き取るとともに、この掻き取った潤滑剤を像担持体40に塗布する。
塗布ローラ72は、駆動ローラであってもよく、従動ローラであってもよい。塗布ローラ72は、像担持体40と接触することにより像担持体40との間に摩擦抵抗が生じる。このため、塗布ローラ72が従動ローラである場合は、塗布ローラ72は、像担持体40の回転に追従して回転する。
塗布ローラ72としては、例えば、図4に示すようなブラシローラ71a、図5に示すような弾性ローラ72b等を用いることができる。ブラシローラ72aは、例えば、ローラ軸72a1の周面に、多数のブラシ毛72a2が植毛(固定)されて構成される。ブラシ毛72a2の材料は、例えば、アクリル繊維、ナイロン繊維又はPET繊維である。弾性ローラ72bは、例えば、ローラ軸72b1の周面に、スポンジ状の弾性体72b2が装着されて構成される。弾性体72b2としては、例えば、ウレタン、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)などを用いることができる。
図3に示すように、像担持体40の表面45は、トナー像を担持する画像領域40Aと、画像領域40Aの外側に位置してトナー像を担持しない非画像領域40Bと、を有する。画像領域40Aは、像担持体40の軸線方向における中央部に位置しており、非画像領域40Bは、像担持体40の軸線方向における両端部に位置している。画像領域40Aは、像担持体40に設定された特定の領域であって、像担持体40の軸線方向における、トナー像が担持される最大領域である。
塗布ローラ72は、像担持体40の画像領域40Aに接触する第一部分72Aと、像担持体40の非画像領域40Bに接触する第二部分72Bと、を有する。第一部分72Aは、塗布ローラ72の軸線方向における中央部に位置しており、第二部分72Bは、塗布ローラ72の軸線方向における両端部に位置している。
ところで、像担持体40に担持されたトナー像は、転写ベルト31に転写されるが(図1参照)、トナー像の一部のトナーは、転写ベルト31に転写されずに像担持体40の画像領域40Aに残存する。像担持体40に残存したトナーの一部は、塗布ローラ72と像担持体40とが接触することで、塗布ローラ72に転移される。これにより、塗布ローラ72は、像担持体40からトナーを受けて、トナーを担持する。塗布ローラ72に担持されたトナーは、潤滑剤供給源71から潤滑剤を掻き取る働きをする。このため、塗布ローラ72に担持されているトナーの量が多くなるほど、潤滑剤供給源71からの潤滑剤の掻き取り量が多くなって、像担持体40への潤滑剤の塗布量が多くなる。
ここで、像担持体40の表面45においては、画像領域40Aにのみトナー像が担持され、非画像領域40Bにはトナー像が担持されない。このため、塗布ローラ72においては、画像領域40Aに接触する第一部分72Aにはトナーが転移されやすく、非画像領域40Bに接触する第二部分72Bにはトナーが転移されにくい。つまり、塗布ローラ72の第二部分72Bのトナー量(トナー担持量)が塗布ローラ72の第一部分72Aのトナー量よりも少なくなる。すると、塗布ローラ72の第二部分72Bにおける潤滑剤供給源71からの潤滑剤の掻き取り量は、塗布ローラ72の第一部分72Aにおける潤滑剤供給源71からの潤滑剤の掻き取り量よりも少なくなる。これにより、像担持体40の非画像領域40Bにおける潤滑剤の塗布量は、像担持体40の画像領域40Aにおける潤滑剤の塗布量よりも少なくなる。その結果、像担持体40の非画像領域40Bでは、潤滑剤の塗布量が不足して、摩耗速度が速まる可能性がある。
そこで、画像形成装置1は、塗布ローラ72の軸線方向における塗布ローラ72のトナー量のばらつきを小さくするために、塗布ローラ72の軸線方向における塗布ローラ72のトナー量を調整するトナー調整要素を備える。トナー調整要素は、例えば、塗布ローラ72の第二部分72Bのトナー量と塗布ローラ72の第一部分72Aのトナー量との差を小さくするように、塗布ローラ72の第一部分72A及び塗布ローラ72の第二部分72Bの少なくとも一方のトナー量を選択的に変化させる。また、トナー調整要素は、例えば、像担持体40の画像領域40A及び非画像領域40Bを横断して潤滑剤の実質的に均一な層を塗布するために、塗布ローラ72の第一部分72A及び塗布ローラ72の第二部分72Bの少なくとも一方のトナー量を選択的に変化させる。
図6に示すように、潤滑剤塗布装置70は、トナー調整要素としてのスクレーパー73を備える。スクレーパー73は、スクラッパー、スクラッピング部材などとも呼ばれる。スクレーパー73は、例えば、塗布ローラ72からトナーを掻き落とすために塗布ローラ72に隣接して配置されている。
図7に示すように、スクレーパー73は、例えば、細長い板状に形成されている。スクレーパー73は、第一スクレ―ピング部分73Aと、第二スクレ―ピング部分73Bと、中間スクレ―ピング部分73Cと、を有する。第一スクレ―ピング部分73Aは、スクレーパー73における、塗布ローラ72の第一部分72Aに係合する部分である。第一スクレ―ピング部分73Aは、スクレーパー73の延在方向における中央部に位置している。第二スクレ―ピング部分73Bは、スクレーパー73における、塗布ローラ72の第二部分72Bに係合する部分である。第二スクレ―ピング部分73Bは、スクレーパー73の延在方向における両端部に位置している。中間スクレ―ピング部分73Cは、スクレーパー73における、第一スクレ―ピング部分73Aと第二スクレ―ピング部分73Bとの間に延びる部分である。中間スクレ―ピング部分73Cは、スクレーパー73の延在方向における第一スクレ―ピング部分73Aの両側に位置しており、第一スクレ―ピング部分73A及び第二スクレ―ピング部分73Bに隣接している。なお、像担持体40の画像領域40Aと非画像領域40Bとの境界位置は、第一スクレ―ピング部分73Aと中間スクレ―ピング部分73Cとの境界位置に対応してもよく、中間スクレ―ピング部分73Cの何れかの位置に対応してもよく、中間スクレ―ピング部分73Cと第二スクレ―ピング部分73Bとの境界位置に対応してもよい。
図7〜図9に示すように、第一スクレ―ピング部分73Aの塗布ローラ72の中心軸線L側の端縁を第一端縁73A1といい、第二スクレ―ピング部分73Bの塗布ローラ72の中心軸線L側の端縁を第二端縁73B1といい、中間スクレ―ピング部分73Cの塗布ローラ72の中心軸線L側の端縁を中間端縁73C1という。第一スクレ―ピング部分73Aの第一端縁73A1は、第二スクレ―ピング部分73Bの第二端縁73B1よりも塗布ローラ72の中心軸線L側に突出している。スクレーパー73の延在方向(塗布ローラ72の軸線方向)と直交する方向において、第一スクレ―ピング部分73Aの幅は、第二スクレ―ピング部分73Bの幅よりも大きくてもよい。中間スクレ―ピング部分73Cの中間端縁73C1は、塗布ローラ72の中心軸線Lに対して傾斜している。
第一スクレ―ピング部分73Aの第一端縁73A1の中間スクレ―ピング部分73C側の端部は、直線状に形成されていてもよく、第二スクレ―ピング部分73Bの第二端縁73B1に向かうように曲線状に形成されていてもよい。第二スクレ―ピング部分73Bの第二端縁73B1の中間スクレ―ピング部分73C側の端部は、直線状に形成されていてもよく、第一スクレ―ピング部分73Aの第一端縁73A1に向かうように曲線状に形成されていてもよい。
中間スクレ―ピング部分73Cの中間端縁73C1は、曲線状に形成されていてもよく、直線状に形成されていてもよい。中間スクレ―ピング部分73Cの中間端縁73C1が曲線状に形成されている場合、第一スクレ―ピング部分73Aの第一端縁73A1と中間スクレ―ピング部分73Cの中間端縁73C1とは、曲線状に繋がっていてもよく、また、第二スクレ―ピング部分73Bの第二端縁73B1と中間スクレ―ピング部分73Cの中間端縁73C1とは、曲線状に繋がっていてもよい。
図6,8,9に示すように、スクレーパー73は、塗布ローラ72に食い込むように配置されている。図8に示すように、スクレーパー73は、第二スクレ―ピング部分73B及び中間スクレ―ピング部分73Cが塗布ローラ72に食い込まないように配置されていてもよい。また、図9に示すように、スクレーパー73は、第一スクレ―ピング部分73A、第二スクレ―ピング部分73B及び中間スクレ―ピング部分73Cが塗布ローラ72に食い込むように配置されていてもよい。また、スクレーパー73は、中間スクレ―ピング部分73Cの一部が塗布ローラ72に食い込むように配置されてもよい。なお、スクレーパー73の移動させる移動機構(不図示)を備えるものとして、塗布ローラ72に対するスクレーパー73の食い込み量を調整可能としてもよい。
ここで、塗布ローラ72に対するスクレーパー73の食い込み量が大きくなるほど、スクレーパー73による塗布ローラ72からのトナーの掻き落とし能力が高くなる。例えば、塗布ローラ72がブラシローラ72a(図4参照)である場合、スクレーパー73は、ブラシ毛72a2を弾くことにより、塗布ローラ72からトナーを脱落させる。そして、塗布ローラ72に対するスクレーパー73の食い込み量が大きくなるほど、スクレーパー73によるブラシ毛72a2の撓み量が大きくなるため、塗布ローラ72からより多くのトナーが脱落する。また、例えば、塗布ローラ72が弾性ローラ72b(図5参照)である場合、スクレーパー73は、弾性体72b2を押し込んで弾性体72b2との接触摩擦を大きくすることで、塗布ローラ72からトナーを脱落させる。そして、塗布ローラ72に対するスクレーパー73の食い込み量が大きくなるほど、スクレーパー73による弾性体72b2の押し込み量が大きくなるため、塗布ローラ72からより多くのトナーが脱落する。
上述したように、第一スクレ―ピング部分73Aの第一端縁73A1は、第二スクレ―ピング部分73Bの第二端縁73B1よりも塗布ローラ72の中心軸線L側に突出している。このため、塗布ローラ72の第一部分72Aの方が、塗布ローラ72の第二部分72Bよりも、スクレーパー73によりトナーが掻き落とされやすくなる。これにより、塗布ローラ72の第一部分72Aのトナー量と塗布ローラ72の第二部分72Bのトナー量との差が小さくなる。
そして、上述したように、中間スクレ―ピング部分73Cの中間端縁73C1が塗布ローラ72の中心軸線Lに対して傾斜している。このため、塗布ローラ72の、第一スクレ―ピング部分73Aに係合する部分と第二スクレ―ピング部分73Bに係合する部分との間で、トナー量の急激な変化を抑制することができる。これにより、例えば、像担持体40の画像領域40A及び非画像領域40Bを横断して潤滑剤の実質的に均一な層を塗布することができる。
また、中間スクレ―ピング部分73Cの中間端縁73C1が曲線状に形成されている場合は、トナー量の急激な変化を更に抑制することができる。
また、第一スクレ―ピング部分73Aの第一端縁73A1と中間スクレ―ピング部分73Cの中間端縁73C1とが曲線状に繋がっていている場合、及び/又は、第二スクレ―ピング部分73Bの第二端縁73B1と中間スクレ―ピング部分73Cの中間端縁73C1とが曲線状に繋がっていている場合は、トナー量の急激な変化を更に抑制することができる。
図6に示すように、スクレーパー73は、スクレーピング面73Dを有する。スクレーピング面73Dは、塗布ローラ72の回転方向における上流側に向けられる面である。
スクレーピング面73Dは、図10又は図11に示すように、塗布ローラ72の中心軸線Lに対してオフセットされていてもよく、図12に示すように、塗布ローラ72の中心軸線Lに対してオフセットされていなくてもよい。スクレーピング面73Dが塗布ローラ72の中心軸線Lに対してオフセットされているとは、スクレーピング面73Dから延長される仮想面が、塗布ローラ72の中心軸線Lを通らないことをいう。一方、スクレーピング面73Dが塗布ローラ72の中心軸線Lに対してオフセットされていないとは、スクレーピング面73Dから延長される仮想面が、塗布ローラ72の中心軸線Lを通ることをいう。
スクレーピング面73Dが塗布ローラ72の中心軸線Lに対してオフセットされている場合、スクレーピング面73Dは、図10に示すように、塗布ローラ72の中心軸線Lに対して、塗布ローラ72の回転方向における下流側にオフセットされていてもよく、図11に示すように、塗布ローラ72の中心軸線Lに対して、塗布ローラ72の回転方向における上流側にオフセットされていてもよい。前者の場合、塗布ローラ72の回転トルクの上昇を抑制することができる。一方、後者の場合、塗布ローラ72からのトナーの掻き落とし能力を向上することができる。
図13は、別のトナー調整要素を説明するための図である。図13に示すトナー調整要素は、追加トナーを塗布ローラに供給することで、塗布ローラ72の軸線方向における塗布ローラ72のトナー量を調整する。このトナー調整要素は、例えば、追加トナーを塗布ローラ72の第二部分72Bに供給してもよい。また、このトナー調整要素は、例えば、第一トナー供給量T1の追加トナーを塗布ローラ72の第一部分72Aに供給し、第一トナー供給量T1よりも多い第二トナー供給量T2の追加トナーを塗布ローラ72の第二部分72Bに供給してもよい。
図14及び図15に示す潤滑剤塗布装置70は、トナー調整要素としてのトナー供給装置74を備える。トナー供給装置74は、追加トナーを塗布ローラ72の第二部分72Bに供給する。トナー供給装置74は、例えば、トナー供給ローラ75と、トナー回収機構76と、を備える。
トナー供給ローラ75は、追加トナーを塗布ローラ72の各第二部分72Bに供給する。トナー供給ローラ75は、塗布ローラ72の各第二部分72Bに隣接して配置されている。トナー供給ローラ75は、例えば、画像形成装置1の筐体に直接的又は間接的に取り付けられた支持体(不図示)により、トナー供給ローラ75の中心軸線周りに回転可能に支持されている。そして、トナー供給ローラ75は、回転することにより、追加トナーを塗布ローラ72の各第二部分72Bに供給する。トナー供給ローラ75は、駆動ローラであってもよく、従動ローラであってもよい。トナー供給ローラ75は、塗布ローラ72と同様にブラシローラ(追加トナー供給用ブラシローラ)であってもよく弾性ローラ(追加トナー供給用弾性ローラ)であってもよい。
トナー回収機構76は、廃トナーを追加トナーとして回収し、この回収した追加トナーをトナー供給ローラ75に供給する。トナー回収機構76は、例えば、クリーニング装置43(図1参照)が像担持体40から回収したトナーを、廃トナーとして回収する。図14に示すように、クリーニング装置43が、像担持体40の表面45からトナーを掻き落とすクリーニングブレード44を備える場合、トナー回収機構76は、クリーニングブレード44が像担持体40の表面45から掻き落としたトナー(廃トナー)を、追加トナーとして回収する。トナー回収機構76は、回収した追加トナーを、例えば、オーガ等のトナー輸送機構により、トナー供給ローラ75まで輸送する。
このように、トナー供給装置74が追加トナーを塗布ローラ72の第二部分72Bに供給することで、塗布ローラ72の第一部分72Aのトナー量と塗布ローラ72の第二部分72Bのトナー量との差が小さくなる。これにより、例えば、像担持体40の画像領域40A及び非画像領域40Bを横断して潤滑剤の実質的に均一な層を塗布することができる。
図16に示す潤滑剤塗布装置70は、トナー調整要素としてのトナー供給装置77を備える。トナー供給装置77は、追加トナーを塗布ローラ72の第一部分72A及び第二部分72Bに供給する。トナー供給装置77は、例えば、トナー供給ローラ78と、トナー回収機構79と、を備える。
トナー供給ローラ78は、第一ローラ部78Aと、第二ローラ部78Bと、を備える。第一ローラ部78Aは、塗布ローラ72の第一部分72Aに隣接して配置されている。第二ローラ部78Bは、塗布ローラ72の各第二部分72Bに隣接して配置されている。トナー供給ローラ78は、例えば、画像形成装置1の筐体に直接的又は間接的に取り付けられた支持体(不図示)により、トナー供給ローラ78の中心軸線周りに回転可能に支持されている。そして、トナー供給ローラ78は、回転することにより、追加トナーを塗布ローラ72の第一部分72A及び各第二部分72Bに供給する。トナー供給ローラ78は、駆動ローラであってもよく、従動ローラであってもよい。トナー供給ローラ78は、塗布ローラ72と同様にブラシローラ(追加トナー供給用ブラシローラ)であってもよく弾性ローラ(追加トナー供給用弾性ローラ)であってもよい。
また、第一ローラ部78Aは、第一トナー供給量T1の追加トナーを塗布ローラ72の第一部分72Aに供給する。第二ローラ部78Bは、第二トナー供給量T2の追加トナーを塗布ローラ72の各第二部分72Bに供給する。第二トナー供給量T2は、第一トナー供給量T1よりも多い。
第一ローラ部78A及び第二ローラ部78Bは、例えば、追加トナーの担持しやすさにより、追加トナーの供給量を設定することができる。第一ローラ部78A及び第二ローラ部78Bが追加トナー供給用ブラシローラである場合は、例えば、ブラシ毛の総表面積、ブラシ毛の密度、ブラシ毛の平均長さ、ブラシ毛の平均径等により、追加トナーの担持しやすさ、つまり追加トナーの供給量を設定することができる。
このように、トナー供給装置77が追加トナーを塗布ローラ72の第一部分72A及び各第二部分72Bに供給するとともに、塗布ローラ72の第一部分72Aに対するトナー供給量よりも塗布ローラ72の第二部分72Bに対するトナー供給量を多くすることで、塗布ローラ72の第一部分72Aのトナー量と塗布ローラ72の第二部分72Bのトナー量との差が小さくなる。これにより、例えば、像担持体40の画像領域40A及び非画像領域40Bを横断して潤滑剤の実質的に均一な層を塗布することができる。
なお、トナー調整要素としてのトナー供給装置は、図17に示すように、追加トナーを塗布ローラ72に散布するトナー供給装置80であってもよい。追加トナーの散布形態としては、例えば、落下、吹き付け等が挙げられる。トナー供給装置80は、図14及び図15に示すトナー供給装置74のように、追加トナーを塗布ローラ72の第二部分72Bに散布(供給)するものであってもよく、図16に示すトナー供給装置77のように、追加トナーを塗布ローラ72の第一部分72A及び第二部分72Bに散布(供給)するものであってもよい。
本明細書に記載の全ての側面、利点及び特徴が、必ずしも、いずれかひとつの特定の例及び実施形態により達成される又は含まれるわけではないことは理解されたい。実際、本明細書において様々な例を記載し示したが、他の例もその配置及び詳細について修正することができることは明らかであるべきだ。ここに請求される保護主題の精神及び範囲に包含される全ての修正及び変形を請求する。
例えば、塗布ローラ72が、塗布ローラ72の第一部分72Aと第二部分72Bの両方を横切って延びるブラシローラを含む場合、トナー調整要素は、ブラシローラのブラシ毛によって提供されてもよい。
トナー調整要素が塗布ローラ72であるブラシローラのブラシ毛によって提供される場合、ブラシローラ(塗布ローラ72)の第一部分72Aのブラシ毛の密度は、ブラシローラ(塗布ローラ72)の第二部分72Bのブラシ毛の密度と異なっていてもよい。この場合、例えば、塗布ローラ72に追加トナーを適切に担持することができる範囲において、塗布ローラ72の第一部分72Aのブラシ毛の密度は、塗布ローラ72の第二部分72Bのブラシ毛の密度より大きくてもよい。塗布ローラ72に追加トナーを適切に担持することができるブラシ毛の密度の範囲は、例えば、25000本/平方インチ以上300000本/平方インチ以下である。
また、トナー調整要素が塗布ローラ72であるブラシローラのブラシ毛によって提供される場合、ブラシローラ(塗布ローラ72)の第一部分72Aのブラシ毛の平均長さは、ブラシローラ(塗布ローラ72)の第二部分72Bのブラシ毛の平均長さと異なっていてもよい。この場合、例えば、塗布ローラ72に追加トナーを適切に担持することができる範囲において、塗布ローラ72の第一部分72Aのブラシ毛の平均長さは、塗布ローラ72の第二部分72Bのブラシ毛の平均長さより大きくてもよい。塗布ローラ72に追加トナーを適切に担持することができるブラシ毛の平均長さの範囲は、例えば、1mm以上4mm以下である。
また、トナー調整要素が塗布ローラ72であるブラシローラのブラシ毛によって提供される場合、ブラシローラ(塗布ローラ72)の第一部分72Aのブラシ毛の平均径は、ブラシローラ(塗布ローラ72)の第二部分72Bのブラシ毛の平均径と異なっていてもよい。この場合、例えば、塗布ローラ72に追加トナーを適切に担持することができる範囲において、塗布ローラ72の第一部分72Aのブラシ毛の平均径は、塗布ローラ72の第二部分72Bのブラシ毛の平均径より大きくてもよい。塗布ローラ72に追加トナーを適切に担持することができるブラシ毛の平均径の範囲は、例えば、2デニール以上8デニール以下である。
前述した例の全部又は一部は、以下に記載する各クローズによって表現することができるが、以下の記載に限定されない。
[クローズ1]
トナー像を担持する像担持体と、
潤滑剤供給源から潤滑剤を前記像担持体の表面に転移する塗布ローラであって、像担持体と隣接して配置されて前記像担持体からトナーを受ける前記塗布ローラと、
前記塗布ローラの軸線方向における前記塗布ローラのトナー量のばらつきを小さくするために、前記塗布ローラの軸線方向における前記塗布ローラのトナー量を調整するトナー調整要素と、を備える、
画像形成システム。
[クローズ2]
前記像担持体は、トナー像を担持する画像領域と前記画像領域の外側に位置する非画像領域とを含む表面を有し、
前記塗布ローラは、前記像担持体の前記画像領域に接触する第一部分と、前記像担持体の前記非画像領域に接触する第二部分と、を有し、
前記トナー調整要素は、前記塗布ローラの前記第一部分のトナー量と前記塗布ローラの前記第二部分のトナー量との差を小さくするように、前記塗布ローラの前記第一部分及び前記塗布ローラの前記第二部分の少なくとも一方のトナーの量を選択的に変化させる、
クローズ1に記載の画像形成システム。
[クローズ3]
トナー像を担持する画像領域と前記画像領域の外側に位置する非画像領域とを含む表面を有する像担持体と、
潤滑剤供給源から潤滑剤を前記像担持体の表面に転移する塗布ローラであって、前記像担持体の前記画像領域に接触する第一部分と、前記像担持体の前記非画像領域に接触する第二部分と、を有し、前記像担持体の前記表面に接触した結果、前記像担持体からトナーを受け、前記潤滑剤供給源から前記塗布ローラに転移された前記潤滑剤の量が、前記塗布ローラ上に位置するトナーの量に基づいて変化する、前記塗布ローラと、
前記像担持体の前記画像領域及び前記非画像領域を横断して前記潤滑剤の実質的に均一な層を塗布するために、前記塗布ローラの前記第一部分及び前記塗布ローラの前記第二部分の少なくとも一方のトナーの量を選択的に変化させるトナー調整要素と、を備える、
画像形成システム。
[クローズ4]
前記トナー調整要素は、前記塗布ローラからトナーを掻き落とすために前記塗布ローラに隣接されたスクレーパーであって、前記塗布ローラの前記第一部分に係合する第一スクレ―ピング部分と、前記塗布ローラの前記第二部分に係合する第二スクレ―ピング部分と、前記第一スクレ―ピング部分と前記第二スクレ―ピング部分との間に延びる中間スクレ―ピング部分と、を有するスクレーパーを備え、
前記第一スクレ―ピング部分の前記塗布ローラの中心軸線側の端縁である第一端縁は、前記第二スクレ―ピング部分の前記塗布ローラの中心軸線側の端縁である第二端縁よりも前記塗布ローラの中心軸線側に突出しており、
前記中間スクレ―ピング部分の前記塗布ローラの中心軸線側の端縁である中間端縁は、前記塗布ローラの中心軸線に対して傾斜している、
クローズ3に記載の画像形成システム。
[クローズ5]
前記中間スクレ―ピング部分の前記中間端縁は、曲線状に形成されている、
クローズ4に記載の画像形成システム。
[クローズ6]
前記第一スクレ―ピング部分の前記第一端縁と前記中間スクレ―ピング部分の前記中間端縁とは、曲線状に繋がっており、
前記第二スクレ―ピング部分の前記第二端縁と前記中間スクレ―ピング部分の前記中間端縁とは、曲線状に繋がっている、
クローズ5に記載の画像形成システム。
[クローズ7]
前記スクレーパーは、前記塗布ローラの中心軸線に対してオフセットされたスクレ―ピング面を有する、
クローズ4〜6の何れか一に記載の画像形成システム。
[クローズ8]
前記塗布ローラの前記第一部分は、前記塗布ローラの前記第二部分に対して、前記像担持体からより多くの前記トナーを受け、
前記トナー調整要素は、追加トナーを前記塗布ローラの前記第二部分に供給するためのトナー供給装置を備える、
クローズ3に記載の画像形成システム。
[クローズ9]
前記トナー調整要素は、第一トナー供給量の前記追加トナーを前記塗布ローラの前記第一部分に供給する第一部と、第二トナー供給量の前記追加トナーを前記塗布ローラの前記第二部分に供給する第二部と、を有し、
前記第二トナー供給量は、前記第一トナー供給量よりも多い、
クローズ8に記載の画像形成システム。
[クローズ10]
前記画像形成システムは、前記像担持体に残存した前記トナーを回収するトナー回収機構を備え、
前記トナー供給装置は、前記トナー回収機構で回収した前記トナーを前記追加トナーとして前記塗布ローラに供給する、
クローズ8又は9に記載の画像形成システム。
[クローズ11]
前記トナー供給装置は、前記塗布ローラに隣接して配置されて前記トナー回収機構で回収された前記トナーを前記追加トナーとして前記塗布ローラに供給するためのブラシローラを含む、
クローズ10に記載の画像形成システム。
[クローズ12]
前記塗布ローラは、前記塗布ローラの前記第一部分と前記第二部分の両方を横切って延びるブラシローラを含み、
前記トナー調整要素は、前記ブラシローラのブラシ毛によって提供される、
クローズ3に記載の画像形成システム。
[クローズ13]
前記ブラシローラの前記第一部分の前記ブラシ毛の密度は、前記ブラシローラの前記第二部分の前記ブラシ毛の密度と異なる、
クローズ12に記載の画像形成システム。
[クローズ14]
前記ブラシローラの前記第一部分の前記ブラシ毛の平均長さは、前記ブラシローラの前記第二部分の前記ブラシ毛の平均長さと異なる、
クローズ12又は13に記載の画像形成システム。
[クローズ15]
前記ブラシローラの前記第一部分の前記ブラシ毛の平均径は、前記ブラシローラの前記第二部分の前記ブラシ毛の平均径と異なる、
クローズ12〜14の何れか一に記載の画像形成システム。

Claims (15)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    潤滑剤供給源から潤滑剤を前記像担持体の表面に転移する塗布ローラであって、像担持体と隣接して配置されて前記像担持体からトナーを受ける前記塗布ローラと、
    前記塗布ローラの軸線方向における前記塗布ローラのトナー量のバラつきを小さくするために、前記塗布ローラの軸線方向における前記塗布ローラのトナー量を調整するトナー調整要素と、を備える、
    画像形成システム。
  2. 前記像担持体は、トナー像を担持する画像領域と前記画像領域の外側に位置する非画像領域とを含む表面を有し、
    前記塗布ローラは、前記像担持体の前記画像領域に接触する第一部分と、前記像担持体の前記非画像領域に接触する第二部分と、を有し、
    前記トナー調整要素は、前記塗布ローラの前記第一部分のトナー量と前記塗布ローラの前記第二部分のトナー量との差を小さくするように、前記塗布ローラの前記第一部分及び前記塗布ローラの前記第二部分の少なくとも一方のトナーの量を選択的に変化させる、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. トナー像を担持する画像領域と前記画像領域の外側に位置する非画像領域とを含む表面を有する像担持体と、
    潤滑剤供給源から潤滑剤を前記像担持体の表面に転移する塗布ローラであって、前記像担持体の前記画像領域に接触する第一部分と、前記像担持体の前記非画像領域に接触する第二部分と、を有し、前記像担持体の前記表面に接触した結果、前記像担持体からトナーを受け、前記潤滑剤供給源から前記塗布ローラに転移された前記潤滑剤の量が、前記塗布ローラ上に位置するトナーの量に基づいて変化する、前記塗布ローラと、
    前記像担持体の前記画像領域及び前記非画像領域を横断して前記潤滑剤の実質的に均一な層を塗布するために、前記塗布ローラの前記第一部分及び前記塗布ローラの前記第二部分の少なくとも一方のトナーの量を選択的に変化させるトナー調整要素と、を備える、
    画像形成システム。
  4. 前記トナー調整要素は、前記塗布ローラからトナーを掻き落とすために前記塗布ローラに隣接されたスクレーパーであって、前記塗布ローラの前記第一部分に係合する第一スクレ―ピング部分と、前記塗布ローラの前記第二部分に係合する第二スクレ―ピング部分と、前記第一スクレ―ピング部分と前記第二スクレ―ピング部分との間に延びる中間スクレ―ピング部分と、を有するスクレーパーを備え、
    前記第一スクレ―ピング部分の前記塗布ローラの中心軸線側の端縁である第一端縁は、前記第二スクレ―ピング部分の前記塗布ローラの中心軸線側の端縁である第二端縁よりも前記塗布ローラの中心軸線側に突出しており、
    前記中間スクレ―ピング部分の前記塗布ローラの中心軸線側の端縁である中間端縁は、前記塗布ローラの中心軸線に対して傾斜している、
    請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記中間スクレ―ピング部分の前記中間端縁は、曲線状に形成されている、
    請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記第一スクレ―ピング部分の前記第一端縁と前記中間スクレ―ピング部分の前記中間端縁とは、曲線状に繋がっており、
    前記第二スクレ―ピング部分の前記第二端縁と前記中間スクレ―ピング部分の前記中間端縁とは、曲線状に繋がっている、
    請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記スクレーパーは、前記塗布ローラの中心軸線に対してオフセットされたスクレ―ピング面を有する、
    請求項4に記載の画像形成システム。
  8. 前記塗布ローラの前記第一部分は、前記塗布ローラの前記第二部分に対して、前記像担持体からより多くの前記トナーを受け、
    前記トナー調整要素は、追加トナーを前記塗布ローラの前記第二部分に供給するためのトナー供給装置を備える、
    請求項3に記載の画像形成システム。
  9. 前記トナー調整要素は、第一トナー供給量の前記追加トナーを前記塗布ローラの前記第一部分に供給する第一部と、第二トナー供給量の前記追加トナーを前記塗布ローラの前記第二部分に供給する第二部と、を有し、
    前記第二トナー供給量は、前記第一トナー供給量よりも多い、
    請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 前記画像形成システムは、前記像担持体に残存した前記トナーを回収するトナー回収機構を備え、
    前記トナー供給装置は、前記トナー回収機構で回収した前記トナーを前記追加トナーとして前記塗布ローラに供給する、
    請求項8に記載の画像形成システム。
  11. 前記トナー供給装置は、前記塗布ローラに隣接して配置されて前記トナー回収機構で回収された前記トナーを前記追加トナーとして前記塗布ローラに供給するためのブラシローラを含む、
    請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記塗布ローラは、前記塗布ローラの前記第一部分と前記第二部分の両方を横切って延びるブラシローラを含み、
    前記トナー調整要素は、前記ブラシローラのブラシ毛によって提供される、
    請求項3に記載の画像形成システム。
  13. 前記ブラシローラの前記第一部分の前記ブラシ毛の密度は、前記ブラシローラの前記第二部分の前記ブラシ毛の密度と異なる、
    請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記ブラシローラの前記第一部分の前記ブラシ毛の平均長さは、前記ブラシローラの前記第二部分の前記ブラシ毛の平均長さと異なる、
    請求項12に記載の画像形成システム。
  15. 前記ブラシローラの前記第一部分の前記ブラシ毛の平均径は、前記ブラシローラの前記第二部分の前記ブラシ毛の平均径と異なる、
    請求項12に記載の画像形成システム。
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