JP2010152095A - 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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卓也 菅沼
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Abstract

【課題】潤滑剤と、潤滑剤塗布ブラシローラと、潤滑剤加圧手段とを備え、該潤滑剤塗布ブラシローラで潤滑剤を削って像担持体表面に塗布しながら該像担持体上のトナーを回収する潤滑剤塗布装置において、ブラシ毛に付着するトナーの除去効率を上げて、効率よく像担持体への潤滑剤の塗布を行なうこと。
【解決手段】潤滑剤塗布ブラシローラ111bの回転方向上、該潤滑剤111dよりも上流側に該潤滑剤と間隔を空けずに隣接して該潤滑剤ブラシローラに食い込むトナー回収部材111gを設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び複写装置、ファクシミリ、プリンタ、プロッタ、複合機、等の画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置では、帯電された像担持体としての感光体表面に露光によって静電潜像が形成され、静電潜像が形成された像担持体表面にトナーによる現像剤が供給されることにより、静電潜像がトナーにより可視像化されてトナー画像が形成される。
像担持体表面に形成されたトナー画像は、転写手段によって記録紙に転写される。トナー画像を記録紙に転写した後の像担持体表面に残留したトナーは、クリーニングブレードによって掻き取られる。クリーニングブレードによる像担持体表面上の残留トナーの掻き取り時、つまりクリーニング時において、クリーニングブレードと像担持体表面との間には摩擦が生じる。この摩擦が大きい場合、クリーニングブレードの像担持体との接触部が摩耗するとともに像担持体表面の皮膜が削れることがあり、それにより、クリーニングブレードと像担持体の寿命が短くなる可能性がある。
そこで、この摩擦を低減するために、像担持体表面に潤滑剤塗布手段によって潤滑剤を塗布する構成が知られている。潤滑剤はクリーニング時、像担持体表面とクリーニングブレードの間の摩擦を低減するように機能する。塗布ブラシ方式において、潤滑剤塗布手段は回転ブラシで構成され、像担持体と、固形潤滑剤からなる潤滑剤ブロックとに摺接し、ある回転位置で固形潤滑剤から削り取り担持した潤滑剤を別の回転位置で像担持体に塗布する構成となっている。
かかる塗布ブラシ方式である場合、像担持体表面に潤滑剤を塗布する際に、記録媒体(中間転写体或いは記録紙)へ転写されずに像担持体表面に付着したまま残留している残留トナーを塗布ブラシが掻き取って担持してしまうことがあった。この場合、塗布ブラシは、像担持体から掻き取った残留トナーを担持したままの状態で回転し、残留トナーを担持したままで潤滑剤ブロックに当接して、像担持体に塗布するための潤滑剤を掻き取ることになるので、当然、残留トナーを担持せずに潤滑剤ブロックに摺接する場合に比べて潤滑剤の掻き取り性能は減少する。
その結果、像担持体の表面に塗布される潤滑剤の量が減少し、潤滑剤を効率よく像担持体に塗布することができなくなり、クリーニングブレードの像担持体との接触部が摩耗するとともに像担持体表面の皮膜が削れ、クリーニングブレードと像担持体の寿命が短くなり、また、画像への影響を生じることがあった。
この問題を解決するために塗布ブラシにフリッカーを当てて、該フリッカーの部位で塗布ブラシ上に付着している残留トナー等を掻き落とす構成を採るという技術がある(例えば、特許文献1参照)。しかし、フリッキング部材を設けた場合でも、回転ブラシに対するフリッキング部材の食い込み量が少ないと、残留物が十分に取り除かれないし、食い込み量が大きすぎると、ブラシ毛の傷みが速くなるため、ブラシの交換頻度が増してしまう。
そこで、ブラシの交換頻度の抑制とブラシからの付着物の除去とを両立する工夫として、回転ブラシの回転方向に並んで配設されブラシに食い込むことでブラシに付着した付着物を叩き落す複数のフリッキング部材とを備えることとした技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
かかる先行技術では、ブラシに付着した残留トナーを除去する部材は、ブラシ毛を一旦曲げて、その弾性を利用して付着残留トナーを弾き飛ばすフリッキング部材であるが、この弾性エネルギーだけではブラシ毛から完全に付着残留トナーを除去するには不十分である。特に転写率が悪化した時など入力トナー量が多くなった時に完全にトナーを除去することが出来なくなるおそれがある。
同じくフリッキング部材を設けた先行技術として、潤滑剤塗布用の回転ブラシの回転方向上、該潤滑剤ブロックよりも上流側に間隔をあけてフリッキング部材を設けたものがある(例えば、特許文献3参照)。かかる先行技術においても、該フリッキング部材による弾性エネルギーだけではブラシ毛から完全に付着残留トナーを除去するには不十分である。
特開2006−154372号公報 特開2005−257844号公報 特開2005−321833号公報
本発明は上述の事情の下になされたもので、潤滑剤塗布ブラシローラにより潤滑剤を像担持体に塗布する構成において簡単な構成により、ブラシ毛に付着するトナーの除去効率を上げて、効率よく像担持体への潤滑剤の塗布を行なうことができる潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを課題とする。
前記課題を達成するため請求項1に係る発明は、潤滑剤と、回転駆動しながら該潤滑剤を像担持体表面に塗布する潤滑剤塗布ブラシローラと、該潤滑剤を該潤滑剤塗布ブラシローラに押圧付勢する潤滑剤加圧手段とを備え、該潤滑剤塗布ブラシローラで該潤滑剤を削って該像担持体表面に塗布しながら該像担持体上のトナーを回収する潤滑剤塗布装置において、該潤滑剤塗布ブラシローラの回転方向上、該潤滑剤よりも上流側に該潤滑剤と間隔を空けずに隣接して該潤滑剤ブラシローラに食い込むトナー回収部材を設けた。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の潤滑剤塗布装置において、前記トナー回収部材の形状は、前記潤滑剤塗布ブラシローラと摺接する先端部が長手方向に凹凸のある構成とした。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の潤滑剤塗布装置において、前記トナー回収部材は前記潤滑剤塗布ブラシローラと摺接する先端側の部分にメッシュ状の部分が存在することとした。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の潤滑剤塗布装置において、前記潤滑剤はステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸の群から選択される少なくとも1以上の脂肪酸を含有し、亜鉛、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、リチウムの群から選択される少なくとも1以上の金属を含有する脂肪酸金属塩を主成分とすることとした。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の潤滑剤塗布装置において、該潤滑剤はステアリン酸亜鉛をバー状に固めたものとした。
請求項6に係る発明は、回転体として構成された像担持体と、少なくとも帯電手段と、該像担持体に担持された潜像を可視像化する現像手段と、転写後の前記像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段から選択されるプロセス部材を一体的に支持し、画像形成装置に対して着脱自在のプロセスカートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジが請求項1乃至5の何れかに記載の潤滑剤塗布装置を含む構成となっていることとした。
請求項7に係る発明は、回転体として構成された像担持体と、少なくとも帯電手段と、該像担持体に担持された潜像を可視像化する現像手段と、転写後の前記像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段から選択されるプロセス部材を一体的に支持したプロセスカートリッジを着脱自在としている画像形成装置において、前記プロセスカートリッジとして請求項6記載のプロセスカートリッジを用いることとした。
請求項1記載の潤滑剤塗布装置においては、コストを上げずに潤滑剤塗布ブラシローラに付着したトナーを効率よく掻き取ることができ、像担持体に対して潤滑剤を効率よく塗布できるため潤滑剤塗布不良を起こしにくくなる。
請求項2記載の潤滑剤塗布装置においては、ブラシが凹凸の凸部分を避けようとして回転毎に異なる方向に倒れ、ブラシの倒れ方が回転方向下流側だけでなく、長手側にも倒れることとなることからブラシローラのブラシ倒れに対する余裕度が上がり、ブラシの弾性により経時的に長く良好に潤滑剤を削り取ることができる。
請求項3記載の潤滑剤塗布装置においては、メッシュの穴からトナーがはきだされ、ブラシに付着したトナーを効率よく掻き落とすことができ、次工程で良好に潤滑剤を削り取ることができる。
請求項4記載の潤滑剤塗布装置においては、請求項に記載された脂肪酸塩を用いることで、像担持体上に均一な薄膜を形成し、像担持体寿命を延ばすことができる。
請求項5記載の潤滑剤塗布装置においては、脂肪酸の中でも特に潤滑剤として公的なステアリン酸亜鉛をバー状に固形化することで、回転ブラシによる削り取りが容易な状態にケース内に装着して塗布を容易に行なうことができる。
請求項6、7記載のプロセスカートリッジ、画像形成装置においては、本発明に係る潤滑剤塗布装置を、像担持体と、選択された他のプロセス手段とともに構成したプロセスカートリッジとして提供することで、潤滑剤が減った際に潤滑剤だけ画像形成装置に対して交換する手間がかからず、他のプロセス部材のメンテナンスと合わせて潤滑剤も交換できるので、ユーザーメンテナンスが容易となる。
[1]画像形成装置の概要
<画像形成装置の構成>
先ず本発明が適用されるフルカラー電子写真複写機について説明する。以下に示す実施形態はあくまで本発明を適用可能な一例であり、請求の範囲を限定するものではない。本発明は一般的な電子写真方式を用いる画像形成装置において広く実施可能なものである。
図1は、プリンタ部における主要部の概略構成図である。このプリンタ部には、像担持体としての感光体ドラム10が設けられており、該感光体ドラムの周囲に、図示しない露光手段としての書込光学ユニットと、クリーニング手段としての感光体クリーニング装置111と、帯電手段としての帯電チャージャ13と、現像手段としての回転型現像装置であるリボルバ現像ユニット110と、中間転写手段としての中間転写ユニット120とが配設されている。また、このプリンタ部には、転写手段としての転写ユニット130と、定着手段としての定着ユニット145と、図示しない給紙部及び制御部なども設けられている。
本発明に係る潤滑剤塗布装置は、感光体クリーニング装置111に含まれ一体化されている。図1に示した感光体クリーニング装置111のうち、潤滑剤塗布装置に係る主要部材は、ファーブラシ111b、固形潤滑剤111d、潤滑剤ホルダ111e、潤滑剤加圧スプリング111f、潤滑剤ケース(トナー回収部材)111g、スプリングケース部111hなどである。感光体クリーニング装置111は、潤滑剤塗布装置と感光体クリーニングブレード111cとを有し、1次転写後の感光体ドラム10の表面をクリーニングする。定着ユニット145は、定着ローラ対145aと、図示しない排出ローラ対とを有する。ファーブラシ111bの周囲には、潤滑剤としての固形潤滑剤111dがブラシ先端に接触するよう配置されている。
この固形潤滑剤111dとしては、バー状、板状に成型された微粒子からなるステアリン酸亜鉛を使用することができる。リボルバ現像ユニット110は、Bk現像器115と、C現像器116と、M現像器117と、Y現像器118とを有し、該リボルバ現像ユニットが回転することで、各色の現像器における感光体ドラム10と対向する現像位置を位置決めすることができる。
中間転写ユニット120は、中間転写体としての中間転写ベルト121を、電荷付与手段としての1次転写バイアスローラ122と、これに接続した電源としての1次転写電源128と、1次転写前除電手段としてのアースローラ123と、ベルト駆動手段としての駆動ローラ124と、テンションローラ125と、2次転写対向ローラ126と、クリーニング対向ローラ127とに張架した構成をとっている。
中間転写ベルト121を張架するすべてのローラは導電性材料で形成されており、1次転写バイアスローラ122以外の各ローラはそれぞれ接地されている。この1次転写バイアスローラ122には、1次転写電源128によって定電流又は定電圧制御された所定の1次転写バイアスが供給される。
中間転写ベルト121は、その体積抵抗率が1012〜1014Ωcm、好ましくは1013Ωcmとなるように形成されている。また、この中間転写ベルト121の表面層側における表面抵抗率は、107〜1014Ωcmとなるように構成されている。また、中間転写ベルト121の周囲には、潤滑剤付与手段としての潤滑剤塗布ブラシ129aと、ベルトクリーニングブレード129bと、転写ユニット130とが配設されており、これらは図示しない接離機構によってそれぞれ中間転写ベルト121から接離可能となっている。
転写ユニット130は、転写材担持体としての2次転写ベルト134と、該2次転写ベルト表面をクリーニングする転写クリーニングブレード132と、上記中間転写ユニット120の2次転写対向ローラ126に対向する2次転写バイアスローラ131と、これに接続された2次転写電源139と、給紙部側の端部に位置する第1支持ローラ135aと、定着ユニット145側の端部に位置する第2支持ローラ135bと、転写クリーニングブレード132に対向する第3支持ローラ135cと、転写紙除電チャージャ136と、転写ベルト除電チャージャ137とを有する。
2次転写ベルト134は、PVDFからなる体積抵抗率が1013Ωcm以上の高抵抗となるように形成されている。転写ユニット130は、この構成に限定されず、例えば上記2次転写ベルト134の変わりにドラムなどの他の形状の部材を適用した構成とすることも可能である。
<現像の順序>
現像の順序をBk、C、M、Yの順とした場合における上記複写機の動作について説明する。画像形成サイクルを開始する前に、感光体ドラム10が、図1における矢印Cの方向すなわち反時計回りに回転駆動し、帯電チャージャ13がコロナ放電を開始する。このとき、例えば負電荷で感光体ドラム10を所定電位に一様帯電する。
中間転写ユニット120の中間転写ベルト121は、感光体ドラム10と等速で駆動し、図1における矢印Dの方向すなわち時計回りに回転する。図示しないスキャナ部では、所定のタイミングで原稿のカラー画像情報を読み取り、この画像情報から得られたBk画像データに基づいて、上記書込光学ユニットによるレーザ光での光書き込み(例えばラスタ露光)を行う。これにより、感光体ドラム10上には、Bk画像データに対応したBk潜像が形成される。その後、感光体ドラム10上に形成されたBk潜像は、リボルバ現像ユニット110のBk現像器115によって、負帯電トナーで反転現像される。
これにより、感光体ドラム10上には、Bkトナー像が形成される。このように感光体ドラム10上に形成されたBkトナー像は、1次転写領域における転写電界によって中間転写ベルト121表面に1次転写される。この転写電界は、1次転写バイアスローラ122により中間転写ベルト121に付与される電荷によって形成される。このとき、1次転写バイアスローラ122には、1次転写電源128によって、例えば、1色目のBkトナー像に対して1.5kV、2色目のCトナー像に対して1.6〜1.8kV、3色目のMトナー像に対して1.8〜2.0kV、4色目のYトナー像に対して2.0〜2.2kVの適切な大きさの1次転写バイアスが印加される。
現像後に感光体ドラム10上に残留する1次転写残トナーは、感光体クリーニング装置111によって該感光体ドラム上から除去される。Bkトナー像が1次転写された中間転写ベルト121上の画像面は、再び1次転写領域に戻される。このとき、トナー像が乱されないよう、潤滑剤塗布ブラシ129a及びベルトクリーニングブレード129bを、それぞれ接離機構によって中間転写ベルト121から離間させる。
さらに、転写ユニット130における第1支持ローラ135a及び2次転写バイアスローラ131を図示しない転写用接離機構によって移動させ、該2次転写バイアスローラを中間転写ベルト121から離間させる。このとき、2次転写バイアスローラ131に接続した2次転写電源139による電圧印加を停止する。上記の状態は、中間転写ベルト121上に1次転写されたトナー像を転写紙に2次転写するまで維持される。
一方、上述したBk工程が終了した後、感光体ドラム10側ではC工程が開始され、所定のタイミングで再び原稿のカラー画像情報を読み取り、この画像情報から得られたC画像データに基づいて、レーザ光により感光体ドラム10上にC潜像を形成し、C現像器116によってCトナー像を形成する。
本実施形態においては、上記Bk潜像後端部分が通過した後、速やかにリボルバ現像ユニット110の回転動作が開始される。そして、この回転動作は、感光体ドラム10上に形成されたC潜像の先端部分がC現像器116の現像位置に到達する前に、完了するようにする。これにより、C現像器116は現像位置に位置決めされ、この現像位置に移動してくるC現像をCトナーで現像する。以後、M工程及びY工程においても、上述したC工程と同様に、それぞれの画像データに基づいて、潜像形成、現像、1次転写を行う。
このようにして、中間転写ベルト121上における同一の画像面に、感光体ドラム10上に順次形成されるBk、C、M、Yの各トナー像を1次転写することで、該中間転写ベルト上には、これら4色が重なり合ったトナー像が形成される。以上のようにして中間転写ベルト121上に転写されたトナー像は、シート状媒体である転写紙100上に2次転写するため、2次転写バイアスローラ131と2次転写対向ローラ126とが対向している2次転写領域に送られる。
このとき、転写ユニット130の2次転写バイアスローラ131は、図示しない転写用接離機構によって中間転写ベルト121に押圧される。その後、この2次転写バイアスローラ131には所定の2次転写バイアスが印加され、上記2次転写領域に2次転写電界を形成する。これにより、中間転写ベルト121上のトナー像は転写紙100上に転写される。
上記2次転写領域に搬送される転写紙100は、中間転写ベルト121上のトナー像の先端部が該2次転写領域に到達するタイミングに合わせて給紙される。上述のように、中間転写ベルト121上に4色が重なり合って形成されたトナー像が一括転写された転写紙100は、その後、転写ユニット130における転写紙除電チャージャ136との対向部に搬送される。
この対向部を通過するとき、転写紙100は、作動状態にある転写紙除電チャージャ136によって除電され、2次転写ベルト134から剥離される。そして、剥離した転写紙100は、定着ユニット145の定着ローラ対145aのローラ間に向けて送られる。この定着ローラ対145aでは、これらローラ間に形成されるニップ部からなる定着領域で、転写紙100上の未定着トナー像を溶融し、該未定着トナー像の定着を行う。この転写紙100は、図示しないコピートレイに搬出され、スタックされる。
一方、2次転写後の中間転写ベルト121は、ベルトクリーニングブレード129bが図示しないベルトクリーニング用接離機構によって中間転写ベルト121に押圧することで、その表面に残留した2次転写残トナーを除去する。さらに、クリーニング性の向上及び2次転写性の向上を図るために、図示しない接離機構で中間転写ベルト121に押圧される潤滑剤塗布ブラシ129aによって、潤滑剤収納部129cに収納された潤滑剤が塗布される。
この潤滑剤としては、例えば板状、バー状に成型された微粒子からなるステアリン酸亜鉛を使用することができる。また、転写紙を剥離した後、2次転写ベルト134表面に残留した電荷は、転写ベルト除電チャージャ137によって除電される。2次転写ベルト134表面は、さらに、ベルトクリーニングブレード129bによってクリーニングされる。
<画像形成装置の別例>
図2は、画像形成装置の別例であり、プリンタ部における主要部の概略構成を示し、前記図1に係る例と同様の構成部材については同じ符号を付している。この複写機は、主に低コスト化を図ったものであり、プリンタ部における構造及び動作は前記図1の例と僅かに異なっているのみであるので、前記図1に係る実施形態と同様に構成され、動作する部分についての説明は省略する。
本実施形態においては、中間転写ユニット220における中間転写ベルト221の中間層を、体積抵抗率が108〜1011Ωcmの中抵抗層としている。また、この中間転写ベルト221は、全体として、1010〜1012Ωcmの体積抵抗率を有している。また、この中間転写ベルト221の表面層側における表面抵抗率は、107〜1014Ωcmとなるように構成されている。
このような中抵抗の中間転写ベルト221を用いることで、1次転写後の中間転写ベルト221表面に発生する帯電ムラを防止することができる。また、本実施形態において、中間転写ユニット220における駆動ローラ224は、2次転写領域のベルト回転方向下流側かつ1次転写領域のベルト回転方向上流側に配置されている。そして、この駆動ローラ224に対向するようにベルトクリーニングブレード129bを配設することで、該駆動ローラを図1に示した例におけるクリーニング対向ローラ127としても兼用している。
また、本実施形態においては、転写手段として、図1の例における転写ユニットの代わりに、中間転写ユニット220の2次転写対向ローラ126に対向するように配設された2次転写バイアスローラ231を用いている。これにより、2次転写工程に必要な構成部材数が減少し、図1の例に比べて低コスト化を図ることができる。
本例における給紙の際、給紙された転写紙100は、上記2次転写バイアスローラ231と中間転写ベルト221との間で直接挟持され、定着ユニット145の定着ローラ対145aのローラ間に向けて送られる。
[2]潤滑剤塗布装置
<図3、4に示した例>
以下、本実施形態の特徴的な構成について説明する。
図3は本発明の画像形成装置に備える感光体クリーニング・潤滑剤塗布装置の周辺図である。像担持体である感光体ドラム10をクリーニングする感光体クリーニング装置111は、潤滑剤掻き取り手段であるクリーニングブラシであるファーブラシ111bと、感光体クリーニングブレード111cと、固形潤滑剤111dと、潤滑剤ホルダ111eと、潤滑剤加圧手段である潤滑剤加圧スプリング111fと、潤滑剤ケース111gと、加圧力変更手段であるスプリングケース部111hと、排トナースクリュー111iと、クリーニングケース111jと、感光体クリーニングブレードホルダ111kと、シール111mを備えて構成されている。
ファーブラシ111bは、感光体ドラム10及び固形潤滑剤111dに圧接して、感光体ドラム10の表面に掻き取った固形潤滑剤111dを供給する。潤滑剤加圧スプリング111fは、潤滑剤ケース111g内にファーブラシ111bに向けて摺動自在な潤滑剤ホルダ111eと、潤滑剤ケース111gのスプリングケース部111hとの間に挟持されている。
潤滑剤ケース111g内であって、潤滑剤ホルダ111eとファーブラシ111bとの間にはファーブラシ111bに向けて摺動自在な固形潤滑剤111dが収納され、固形潤滑剤111dは潤滑剤加圧スプリング111fによりファーブラシ111bに向けて加圧されている。この加圧による固形潤滑剤111dの移動は、固形潤滑剤111dの前端部がファーブラシ111bに当接することにより阻止されている。
潤滑剤ケース111gはシリンダー形状をした部材の側部を構成している。潤滑剤ホルダ111eは固形潤滑剤111dの後端部を保持して潤滑剤加圧スプリング111fにより押し動かされて該シリンダー形状部により案内される固形潤滑剤111dをファーブラシ111bに押し当てている。潤滑剤塗布ブラシローラであるファーブラシ111bは、固形潤滑剤111dに当接するとともに、感光体ドラム10の周面にも当接する配置である。
感光体ドラム10と同じ方向(図3において反時計回りの向き)に回転駆動されるファーブラシ111bは、その回転の過程で、回転方向上流に位置するシリンダー形状部から潤滑剤を削り取り、固形潤滑剤111dよりも下流に位置する感光体ドラム10との摺接部において感光体ドラム10と逆方向に移動して、固形潤滑剤111dから削り取った潤滑剤を感光体ドラム10の周面に塗布するとともに、該感光体ドラム10上の転写残トナーを回収する。
ここで、ファーブラシ111bに関し、ファーブラシ111bを構成するブラシ毛の先端の回転軌跡は、外力によるブラシ毛の撓みが無い状態を過程した場合に、該円周輪郭線が図3(図4、図7でも同様)に示すように半月状の肉の厚い部分から次第に肉が薄い状態になるように潤滑剤ケース111gおよび固形潤滑剤111dと重なるような配置関係である。かかる配置は後述するように、固形潤滑剤111dに対してファーブラシ111bの回転上流方向に隣接してトナー除去機能を有するような潤滑剤ケース111gの配置であり、潤滑剤ケース111gの先端がブラシに食い込み、ブラシローラ上のトナーを効率よく掻き取るとともに、固形潤滑剤111dを効率よく削り取ることができる配置である。
上記シリンダー形状部において、固形潤滑剤111dは潤滑剤ケース111gに接している。すなわち、固形潤滑剤111dはファーブラシ111bの回転方向上、固形潤滑剤111dよりも上流側に該固形潤滑剤111dと間隔を空けずに隣接して配置されており、回転の過程で撓むことにより潤滑剤ケース111gを乗り越えたブラシ毛は潤滑剤ケース111gにより強くしごかれることで、保持していた付着トナーをブラシ毛から払い落とし、かつ、その直後に強い弾性で固形潤滑剤111dに当たり、固形潤滑剤を効率よく削り取る。
こうして、固形潤滑剤111dに対してファーブラシ111bの回転上流方向に隣接してトナー除去機能を有するように潤滑剤ケース111gを配置することで、ブラシローラ上のトナーを効率よく掻き取ることができる。さらに、ブレード機能をもつ潤滑剤ケース111gがブラシに食い込むように配置されるため、ブラシがブレードを通過する際、ブラシが曲がって元に戻る力で効率よく潤滑剤を掻き取り、感光体ドラム10上に塗布することができる。また、潤滑剤を保持するガイド(潤滑剤ケース111g)のブラシローラ回転上流側を数ミリ延長してブレードとするか、潤滑剤保持ガイドをブレード保持部材としても用いることができるため、新規にトナー除去部材を容易するよりもコストが低くて済む。もちろん、コストは高くなるが、従来どおりのトナー除去部材と本発明を併用してさら潤滑剤塗布不良の余裕度を上げることも可能である。
このような、潤滑剤ケース111gの配置特性により、固形潤滑剤111dに対してファーブラシ111bの回転方向上流側がファーブラシ111bに強く食い込む構成が本発明の特徴であり、かかる簡易な構成によりコストを上げずに潤滑剤塗布ブラシローラに付着したトナーを効率よく掻き取ることが可能であり、像担持体に対して潤滑剤を効率よく塗布できるため潤滑剤塗布不良を起こしにくくなる。
ブレードホルダ111kに保持されたブレード111cにより、感光体ドラム10の表面に残留したトナーをクリーニングケース111j内に回収する。回収されたトナーは、排トナースクリュー111iにより軸方向に搬送される。
図4は図3における特に主要な部分の拡大図であり、感光体10から掻き取られたトナー301とファーブラシ111bによって固形潤滑剤111dから掻き取られた粉末状の潤滑剤302の流れが示されている。
かつて、感光体10上に存在していた転写残トナー301はファーブラシ111bによって回収され、潤滑剤ケース111gにあたってせき止められ、排トナーケース111j内に回収され、廃トナースクリュー111iによって搬送される。ファーブラシ111bは潤滑剤ケース111gにあたることでブラシがたわみ、たわんだブラシが戻る力で固形潤滑剤111dから潤滑剤を掻き取り、粉末潤滑剤302としてファーブラシ上に付着させる。ファーブラシ上に付着した粉末潤滑剤302は感光体10に塗布される。
以上のような構成で、効率的に廃トナーを回収しつつ、潤滑剤を感光体に塗布することができる。
潤滑剤塗布装置及び関連部材の具体的な実施例は次のとおりである。
ブラシの径:12mm
ブラシの材質:導電PET
ブラシへのブレード食い込み量:1.2mm
ブラシの感光体に対する線速比:1.0
感光体の径:30mm
潤滑剤の材質:ステアリン酸亜鉛
<図5、図6に示した例>
図5、図6は装着された固形潤滑剤111dよりもファーブラシ111bの回転方向上流側に位置して該固形潤滑剤111dを支持しているトナー回収部材(潤滑剤ケース111g)の先端部形状について説明している。
潤滑剤ケース111gは図5(a)および図6(a)に示すように平板であっても良いが、ブラシ倒れ防止のために、ファーブラシ111bと摺接する先端部が、長手方向(ファーブラシ111bの軸方向)に凹凸のある構成、具体的には、図5(b)および図6(b)に示すような櫛歯形状であることが好ましく、或いは、図5(c)および図6(c)に示す様な鋸歯形状であることが好ましい。
図5(a)および図6(a)に示すように平板ブレードを食い込ませる場合、ファーブラシ111bの回転方向下流側にブラシを大きく寝かせることになるため、ブラシが何度もブレードを通過するとブラシに癖がついて寝たままとなる場合がある。このようになると、潤滑剤がうまく塗布できないという不具合が発生する。これに対して、ブレードの形状を櫛歯形状(図5(b)、図6(b))や鋸歯状(図5(c)、図6(c))のような長手方向に凹凸のある形状とすることで、ブレード通過の際にブラシがブレードの凸部分を避けようとするため、ブラシの倒れ方が回転方向下流側だけでなく、長手側にも倒れることとなる。したがって、平板ブレードよりもブラシ倒れに対する倒れ方向、倒れ度合いの規則性が緩和され、ブラシ倒れに対する余裕度があがり、倒れ癖がつきにくくなる。
<図7〜図9に示した例>
図7はファーブラシ111bと潤滑剤ケース111gの位置関係および潤滑剤ケース111gの形状例を示す。図8は潤滑剤ケース111gの先端部111zをメッシュ状にした場合の構成図、図9は潤滑剤ケース111g先端部111zをメッシュ状にし、かつ、先端部のうち、端縁部を長手方向に凹凸の形状としたものである。
先端部がメッシュを含む構成(図7、図8)では、トナーがメッシュ部分から掻き出されるので、トナーの流れが促進されて、良好にクリーニングケース111j内に回収される。また、先端部がメッシュと長手方向に凹凸を含む構成(図9)では、トナーがメッシュ部分から掻き出されトナーの流れが促進されるとともに、ブラシの倒れ癖が軽減される利点がある。
図7に示した感光体クリーニング装置111の構成では、メッシュ部分から掻き出されたトナーの排出を良好にするために、図3の例と異なり、潤滑剤ケース111gの板面をファーブラシ111bの外径輪郭円の接線方向に延長した構成としている。そして、メッシュ部分を通過して裏側へ抜けたトナーが潤滑剤ケース111gとクリーニングケース111jとの隙間から落下して排トナースクリュー111iにより回収されるように、潤滑剤ケース111gとクリーニングケース111jとの隙間Δtを2mm〜3mm空けた構成としている。
<固形潤滑剤に関する例>
固形潤滑剤111dはステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸の群から選択される少なくとも1以上の脂肪酸を含有し、亜鉛、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、リチウムの群から選択される少なくとも1以上の金属を含有する脂肪酸金属塩を主成分とするのがよい。
上記脂肪酸塩を用いることで、像担持体上に均一な薄膜を形成し、像担持体寿命を延ばすことができる。
ここで、固形潤滑剤111dはステアリン酸亜鉛をバー状に固めたものがよい。上記のとおり各種脂肪酸塩の中でもステアリン酸亜鉛が特に好適だからであり、バー状に固めることにより、潤滑剤加圧スプリング111fにより加圧が可能となる。
<各種画像形成装置に対する適用>
以上において、一例として、潤滑剤の塗布対象が感光体(像担持体)であり、感光体クリーニング方式の潤滑剤塗布装置に本発明を用いる場合を説明したが、潤滑剤の塗布対象が中間転写体(像担持体)である場合の潤滑剤塗布装置に応用してもよく、同様の構成が適用可能である。また、感光体から記録紙へ直接画像を転写し、紙搬送ベルトが存在する場合でも、紙搬送ベルト上に画像補正パターンを描く場合にはベルトクリーニングに応用できる。
<プロセスカートリッジの例>
回転体として構成された像担持体と、少なくとも帯電手段と、該像担持体に担持された潜像を可視像化する現像手段と、転写後の前記像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段から選択されるプロセス部材を一体的に支持し、画像形成装置に対して着脱自在のプロセスカートリッジにおいて、このプロセスカートリッジについて、上記した本発明の潤滑剤塗布装置を含む構成とすることができる。
<プロセスカートリッジを用いる画像形成装置>
回転体として構成された像担持体と、少なくとも帯電手段と、該像担持体に担持された潜像を可視像化する現像手段と、転写後の前記像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段から選択されるプロセス部材を一体的に支持したプロセスカートリッジを着脱自在としている画像形成装置において、このプロセスカートリッジとして上記<プロセスカートリッジの例>で述べたプロセスカートリッジを用いることができる。
図1、図2で説明した画像形成装置に当てはめれば、感光体ドラム10と、少なくとも帯電チャージャ13と、リボルバ現像ユニット110と、感光体クリーニング装置111から選択されるプロセス部材を一体的に支持し、かつ、本発明の潤滑剤塗布装置を含むプロセスカートリッジとして提供することとなる。なお、一般的な4連タンデムのカラー複写機において、感光体をクリーニングし潤滑剤塗布する構成を持ったプロセスカートリッジとしてもよい。かかるプロセルカートリッジを用いれば、潤滑剤が減った際に潤滑剤だけ交換する手間がかからず、ユーザーメンテナンスが容易な構成となる。
画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置の概略構成図である。 潤滑剤塗布装置を含む感光体クリーニング装置の断面図である。 潤滑剤塗布装置のうち、固形潤滑及びファーブラシの構成部を取り出して拡大して示した断面図である。 (a)、(b)、(c)は、各種回収部材のファーブラシに対する配置を説明した図である。 (a)、(b)、(c)は、トナー回収部材の部分正面図である。 潤滑剤塗布装置を含む感光体クリーニング装置の断面図である。 メッシュ状に構成した回収部材の、ファーブラシに対する配置を説明した図である。 メッシュ状に構成した変形例としての回収部材の、ファーブラシに対する配置を説明した図である。
符号の説明
10 感光体ドラム
110 転写紙リボルバ現像ユニット
111 感光体クリーニング装置
13 帯電チャージャ
110 リボルバ現像ユニット
111b ファーブラシ
111c 感光体クリーニングブレード
111d 固形潤滑剤
111e 潤滑剤ホルダ
111f 潤滑剤加圧スプリング
111g 潤滑剤ケース(トナー回収部材)
111h スプリングケース部
111i 排トナースクリュー
111j クリーニングケース
111k ブレードホルダ
111m シール
111z 先端部

Claims (7)

  1. 潤滑剤と、回転駆動しながら該潤滑剤を像担持体表面に塗布する潤滑剤塗布ブラシローラと、該潤滑剤を該潤滑剤塗布ブラシローラに押圧付勢する潤滑剤加圧手段とを備え、
    該潤滑剤塗布ブラシローラで該潤滑剤を削って該像担持体表面に塗布しながら該像担持体上のトナーを回収する潤滑剤塗布装置において、
    該潤滑剤塗布ブラシローラの回転方向上、該潤滑剤よりも上流側に該潤滑剤と間隔を空けずに隣接して該潤滑剤ブラシローラに食い込むトナー回収部材を設けたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  2. 請求項1記載の潤滑剤塗布装置において、
    前記トナー回収部材の形状は、前記潤滑剤塗布ブラシローラと摺接する先端部が長手方向に凹凸のある構成となっていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  3. 請求項1又は2に記載の潤滑剤塗布装置において、
    前記トナー回収部材は前記潤滑剤塗布ブラシローラと摺接する先端側の部分にメッシュ状の部分が存在することを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の潤滑剤塗布装置において、
    前記潤滑剤はステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸の群から選択される少なくとも1以上の脂肪酸を含有し、亜鉛、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、リチウムの群から選択される少なくとも1以上の金属を含有する脂肪酸金属塩を主成分とすることを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  5. 請求項4に記載の潤滑剤塗布装置において、
    該潤滑剤はステアリン酸亜鉛をバー状に固めたものであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  6. 回転体として構成された像担持体と、少なくとも帯電手段と、該像担持体に担持された潜像を可視像化する現像手段と、転写後の前記像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段から選択されるプロセス部材を一体的に支持し、画像形成装置に対して着脱自在のプロセスカートリッジにおいて、
    前記プロセスカートリッジが請求項1乃至5の何れかに記載の潤滑剤塗布装置を含む構成となっていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 回転体として構成された像担持体と、少なくとも帯電手段と、該像担持体に担持された潜像を可視像化する現像手段と、転写後の前記像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段から選択されるプロセス部材を一体的に支持したプロセスカートリッジを着脱自在としている画像形成装置において、
    前記プロセスカートリッジとして請求項6記載のプロセスカートリッジを用いることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014013317A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Ricoh Co Ltd 固形潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2015106004A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 コニカミノルタ株式会社 滑剤塗布装置、クリーニング装置及び画像形成装置
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JP7385176B2 (ja) 2020-03-03 2023-11-22 株式会社リコー 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

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