JP2009098503A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被転写材を汚すことなく,外添剤による帯電ローラの汚染を抑制する画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置は,クリーニング動作として,2次転写ローラ72を中間転写ベルト7から離間する。その後,帯電ローラ2に画像形成時とは逆極性のバイアスを印加して外添剤を帯電ローラ2から感光体ドラム1に吐き出し,1次転写ローラ5にも画像形成時とは逆極性のバイアスを印加してその吐き出された外添剤を感光体ドラム1から中間転写ベルト7に転移させる。その後,クリーニング装置60で外添剤を回収しつつ,クリーニング装置60のクリーニングブレード61の先端部の清掃動作(クリーニングブレード61の当接離間動作や中間転写ベルト7の正逆回転動作等)を行う。
【選択図】 図6

Description

本発明は,複写機,ファクシミリ,プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置であって接触式の帯電装置を用いるものに関する。さらに詳細には,帯電装置に付着する外添剤のクリーニング技術に関するものである。
近年,低コスト,省スペース,オゾンレスといった観点から,電子写真方式の画像形成装置の帯電方式として帯電ローラ方式が採用されている。帯電ローラは,感光体と接触しながら感光体を帯電する故,転写残トナー等の感光体上の汚れが付着し易いという問題がある。そこで,従来から,非画像形成時に,帯電ローラに画像形成時とは逆極性のバイアスを印加し,帯電ローラに付着した汚れを感光体上に吐き出すといったクリーニング方法が採用されている。
また,例えば特許文献1には,中間転写体上の転写残トナーを除去するため,中間転写体のクリーニング動作時に,2次転写ローラに,中間転写体上の転写残トナーと逆極性の電圧を印加する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では,転写残トナーを2次転写ローラに電気的に転移させて中間転写体から除去する。
特開平8−314231号公報
しかしながら,前記した従来の画像形成装置には,次のような問題があった。すなわち,昨今の重合トナーの小径化や外添剤の機能向上,更なる低コスト化や省スペース化に応じ,現像装置として1成分現像方式のカートリッジが採用されている。この1成分現像方式のカートリッジでは,特に使用開始直後の段階において,トナーに加えて外添剤の飛翔性が高く,感光体上に多くの外添剤が付着する。これに伴って,1成分現像方式の画像形成装置では,転写先(中間転写体や用紙)に転写した後も,転写元(感光体や中間転写体)に多くの外添剤が残留する傾向にある。
上記の転写残外添剤は,感光体や中間転写体に接するクリーニングブレードの先端周辺に軟凝集気味に溜まり,クリーニングブレードの先端周辺に外添剤層を形成する。本来,この外添剤層は,感光体等とクリーニングブレードとの潤滑剤,あるいは感光体等の表面に付着した放電生成物等の付着物を研磨する研磨剤としての役割を担う。しかし,外添剤の量が多すぎると,クリーニングブレードが磨耗し,多くの外添剤がクリーニングブレードを通過してしまう。
そして,クリーニングブレードを通過した外添剤は,画像形成時の帯電バイアスによって帯電ローラに電気的に付着する。その後,帯電ローラ上の外添剤は,帯電ローラのクリーニング動作により,一旦,帯電ローラから吐き出される。しかし,吐き出された外添剤は,再びクリーニングブレードを通過し,画像形成時に再び帯電ローラに付着する。このように,結局は外添剤が帯電ローラに戻ることになり,帯電ローラが効果的に清掃されない。
また,特許文献1のように,2次転写ローラに,中間転写体上の転写残トナーと逆極性の電圧を印加したとしても,中間転写体上の転写残トナーは回収されるが,帯電ローラ内の外添剤は回収されない。また,転写残トナーを転写ローラに回収させると,次の画像形成時に,回収した転写残トナーが用紙の裏面に付着し,用紙を汚してしまう。
本発明は,前記した従来の画像形成装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,被転写材を汚すことなく,外添剤による帯電ローラの汚染を抑制する画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,トナー像を担持する像担持体と,像担持体と接触して像担持体の表面を一様に帯電する帯電部と,像担持体上のトナー像の転写を受ける中間転写体と,像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する第1転写部と,中間転写体上のトナー像を被転写材に転写する第2転写部と,中間転写体に当接し転写後に中間転写体上に残留する残留物を除去するクリーニングブレードとを有し,非画像形成時にクリーニング動作を行う画像形成装置であって,そのクリーニング動作として,第2転写部を中間転写体から離間し,帯電部および第1転写部に画像形成時とは逆極性のバイアスを印加し,クリーニングブレードの先端部の清掃動作を行うことを特徴としている。
本発明の画像形成装置は,非画像形成時のクリーニング動作として,第2転写部を中間転写体から離間する。これにより,残留物の2次転写部への移動が抑制される。よって,クリーニング動作後の画像形成時に,被転写材の裏面が汚れることが回避できる。
さらに,本発明の画像形成装置は,クリーニング動作時に,帯電部および第1転写部に画像形成時とは逆極性のバイアスを印加する。すなわち,帯電部に画像形成時とは逆極性のバイアスを印加すると,帯電部に付着していた外添剤が吐き出される。これにより,帯電部が清掃され,帯電部の汚染が抑制される。そして,第1転写部に画像形成時とは逆極性のバイアスを印加することで,その吐き出された外添剤を中間転写体に転移させる。これにより,像担持体上の外添剤量が減少し,像担持体上のクリーニングブレードの磨耗が抑制されるとともに,吐き出された外添剤が再度帯電部に付着することが抑制される。
さらに,本発明の画像形成装置は,クリーニング動作時に,クリーニングブレードの先端部の清掃動作を行う。これにより,外添剤の回収効率を高めるとともに,クリーニングブレードの磨耗や中間転写体のフィルミングが抑制される。
清掃動作としては,例えばクリーニングブレードの中間転写体に対する当接および離間の繰り返し動作であることとするとよい。すなわち,クリーニングブレードの接離を繰り返すことによって,クリーニングブレードの先端部に軟凝集気味に蓄積した外添剤が解され,その外添剤の塊を振り払うことができる。また,クリーニングブレードの当接離間機構は従来からあるものであり,清掃部材として新たに構成を加える必要はない。よって,構造はシンプルである。
また,この他の清掃動作としては,例えば中間転写体の正回転および逆回転の繰り返し動作であることとするとよい。すなわち,中間転写体の逆回転によって,一旦,クリーニングブレードの先端部に軟凝集気味に蓄積した外添剤が解され,その後の正回転によって一気にその外添剤の塊を除去することができる。また,中間転写体の逆回転機構は従来からあるものであり,清掃部材として新たに構成を加える必要はない。よって,構造はシンプルである。
また,この他の清掃動作としては,例えばクリーニングブレードの先端部と摺接し,クリーニングブレードの長手方向に移動可能に設けられ,画像形成時には前記中間転写体の画像領域外に位置する清掃部材を有し,清掃動作は,その清掃部材のクリーニングブレードの長手方向への往復移動動作であることとするとよい。すなわち,清掃部材がクリーニングブレードの先端部を摺動することによって,クリーニングブレードの先端部が直接的に清掃される。よって,クリーニングブレードの先端部の清掃が確実である。
本発明によれば,被転写材を汚すことなく,外添剤による帯電ローラの汚染を抑制する画像形成装置が実現している。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお,本実施の形態は,4台の現像装置を収容するロータリ方式の現像ユニットを備えた電子写真方式のカラープリンタに本発明を適用したものである。
[第1の形態]
第1形態の画像形成装置100は,図1に示すように,像担持体である感光体ドラム1を有し,その感光体ドラム1の周囲に,感光体ドラム1の表面を一様に帯電するための帯電ローラ2と,感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成するための露光装置3と,感光体ドラム1上の静電潜像を可視像(トナー像)とするための現像ユニット4と,感光体ドラム1上のトナー像を転写するための1次転写ローラ5と,転写残留物を感光体ドラム1から取り除くためのクリーニングブレード6とを,感光体ドラム1の回転方向(図1中の矢印A)に沿って備えている。
また,画像形成装置100は,感光体ドラム1上のトナー像が転写される中間転写ベルト7と,転写残留物を中間転写ベルト7から取り除くためのクリーニング装置60とを備えている。さらに,用紙搬送路には,用紙Sを収容する給紙カセット8,中間転写ベルト7上のトナー像を転写するための2次転写ローラ72,および転写されたトナー像を用紙に定着させるための定着装置9,印刷後の用紙Sを収容する排紙トレイ10が設けられている。また,中間転写ベルト7は,2次転写ベルト72と対向する駆動ローラ71と,クリーニング装置60と対向する従動ローラ73と,テンションローラ74と,巻き付けローラ75とに張架されている。
現像ユニット4は,4台の現像装置を収容し,回転可能に配置された回転ラック40を備えている。具体的に回転ラック40には,イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色に対応する現像装置4Y,4M,4C,4Kが組み込まれている。そして,各現像装置が現像を行う際には,各現像装置を感光体ドラム1と対向する位置,すなわち現像位置まで回転ラック40を図1中の矢印C方向に回転させる。本形態の現像ユニット4は,4台の現像装置で構成されることから,回転ラック40を各色の現像ごとに90度回転させ,1周(4サイクル)でフルカラー画像を形成する。
各現像装置4Y,4M,4C,4Kは,キャリアを含まない非磁性1成分現像方式を採用し,感光体ドラム1に対して非接触で現像を行う。本形態では,トナーとして,平均粒径が8μm程度,帯電摩擦量が−38μC/gであり,重合法によって形成された負帯電性トナーを適用する。また,本形態で使用するトナーには,2種類の外添剤が添加されており,トナーに対して,第1の外添剤の添加量が0.05〜2.0重量%,第2の外添剤の添加量が0.1〜3.0重量%で処理されている。第1の外添剤としては,平均粒径が8nm程度,帯電摩擦量が−110μC/gの疎水性シリカを適用する。第1の外添剤により,良好なトナー帯電性が得られる。第2の外添剤としては,平均粒径が0.5μm程度,帯電摩擦量が+40μC/gのPMMA粒子を適用する。第2の外添剤により,良好なトナー流動性が得られる。この第2の外添剤は,感光体ドラム1側に飛翔してクリーニングブレード6に達すると,クリーニングブレード6と感光体ドラム1との間に外添剤層を形成し,潤滑剤として機能する。以下の説明では,この第2の外添剤を「外添剤」として説明する。
また,中間転写ベルト7上のクリーニング装置60は,中間転写ベルト7に対して当接離間可能に設けられている。具体的に,クリーニング装置60は,図2に示すように,中間転写ベルト7と接するクリーニングブレード61と,クリーニングブレード61を収容するとともに,クリーニングブレード61によって掻き取られた廃トナー等を回収して廃トナーボックスとして機能するハウジング62と,中間転写ベルト7の回転方向(図1中の矢印B)上,クリーニングブレード61よりも上流側で残留物の除電を行う除電シート621と,ハウジング62を回動可能に支持する支点63と,ハウジング62を中間転写ベルト7側に付勢する引きばね64と,ハウジング62を中間転写ベルト7から離間する側に押圧可能な押圧部材65と,押圧部材65の移動量を調節するクランク66とを有している。
クリーニング装置60は,クランク66が回転することで,中間転写ベルト7に対して圧接状態あるいは離間状態となる。すなわち,圧接状態では,図2に示したように,引きばね64によってハウジング62が中間転写ベルト7側に付勢されており,ハウジング62の移動に伴ってクリーニングブレード61が中間転写ベルト7に当接する。一方,離間状態では,図3に示すように,押圧部材65が引きばね64に抗してハウジング62を押圧し,ハウジング62が支点63を中心に中間転写ベルト7から離れる向きに回動する。このハウジング62の移動に伴ってクリーニングブレード61が中間転写ベルト7から離間する。
続いて,画像形成装置100によるカラー画像形成の動作について簡単に説明する。画像形成装置100は,スタート信号や画像データ等を受信することにより動作を開始する。そして,画像形成装置100では,各色に対応する画像データを作成する。感光体ドラム1は,図1中の矢印A方向に回転駆動される。そして,帯電ローラ2と対向する位置で一様に帯電される。次に,露光装置3によって露光され,表面上に画像データに基づいた静電潜像が形成される。
次に,静電潜像が現像ユニット4の位置に達すると,現像ローラに印加された現像バイアスと感光体ドラム1の静電潜像との間で形成される電界により,帯電したトナーが感光体ドラム1に移動し,静電潜像がトナーによって現像される。そして,1次転写ローラ5によって感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト7に転写される。1次転写ローラ5によって中間転写ベルト7に転写されず,感光体ドラム1上に残った転写残トナーはクリーニングブレード6によって掻き取られる。これにより,1色分の画像形成が終了する。
その後,次の色の画像形成に備えて回転ラック40を90度回転させる。これらの動作をイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの順に行い,4色のトナー像が中間転写ベルト7上に重ね合わせられてフルカラー画像となる。なお,画像形成時には,中間転写ベルト7上のクリーニング装置60は,中間転写ベルト7から離間している。
一方,給紙カセット8を出発して用紙搬送路を搬送されてきた用紙Sは,中間転写ベルト7と2次転写ローラ72との間に搬送される。そして,2次転写ローラ72によって中間転写ベルト7上のカラー画像が用紙Sに転写される。さらに,トナー像の転写を受けた用紙Sには,定着装置9によって熱と圧力とが加えられ,トナー像が用紙Sに定着される。これにより,1枚分のカラー画像形成が終了する。定着後の用紙Sは,排紙トレイ10に送られる。
また,画像形成装置100内では,画像形成プロセスの一環として,用紙Sへの2次転写後に,クリーニング装置60が中間転写ベルト7に当接する。そして,2次転写ローラ72によって用紙Sに転写されず,中間転写ベルト7上に残った転写残トナー等がクリーニング装置60によって掻き取られる。
続いて,画像形成時の外添剤の移動概略を,図4を参照しつつ説明する。図4中,(+)の丸印は正極側に荷電された外添剤を,(−)の丸印は負極側に荷電された外添剤をそれぞれ意味している。また,図5に,各プロセスでの制御手順を示す。各プロセスの時間は,画像形成装置における各プロセスの配置,規模によって異なる。
まず,画像形成時には,帯電ローラ2に−1200Vの帯電バイアスが印加され,感光体ドラム1上が−500Vに帯電される(ステップ2,3)。なお,帯電バイアスは,感光体ドラム1の表面電位を所定の値に設定できるものであればよい。例えば,直流電圧や交流電圧であってもよいし,直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧であってもよい。また,パルス電圧,その他の波形の電圧でもよい。その後,露光装置3によって露光が行われる(ステップ3,4)。
その後,現像ローラに感光体ドラム1上へトナーが飛翔する現像バイアスが印加され,トナーによる現像が行われる(ステップ4,5)。外添剤は,現像時のトナーの飛翔に伴って,現像ユニット4から感光体ドラム1上に飛翔する。現像バイアスとして本形態では,Vdcが−300V,Vppが1500V,周波数が2kHz,デューティが30%(マイナス成分が30%)の振動バイアス。なお,現像バイアスは,現像処理可能なものであればどのようなものであってもよい。例えば,直流電圧や交流電圧であってもよいし,直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧であってもよい。また,パルス電圧,その他の波形の電圧でもよい。
感光体ドラム1上の外添剤は,1000Vの転写バイアスが印加された1次転写ローラ5によって中間転写ベルト7上に転写される(ステップ5,6)。このとき,多くの外添剤が正極側への荷電によって反転し,その多くは感光体ドラム1上に残る。その後,中間転写ベルト7上の外添剤は,1500Vの転写バイアスが印加された2次転写ローラ72によって用紙S上に転写される(ステップ9,10)。このときも,トナーは用紙S上に転写されるが,外添剤の多くは正極側への荷電によって反転し,中間転写ベルト7上に残る。
1次転写および2次転写の際,外添剤の多くは転写されることはなく,転写残外添剤となる。転写残外添剤は,それぞれ1次転写ローラ5ないし2次転写ローラ72によって正極側に荷電されている。
そして,感光体ドラム1上では,転写残外添剤がクリーニングブレード6に達する。このクリーニングブレード6では,微小なサイズである外添剤はクリーニングブレード6と感光体ドラム2との間に外添剤層を形成し,さらに一部の外添剤はクリーニングブレード6を通過する。クリーニング装置6を通過した転写残外添剤は,負極性バイアスが印加されている帯電ローラ2に付着する。
一方,中間転写ベルト7上の転写残外添剤も,クリーニング装置60が中間転写ベルト7に当接した後,クリーニング装置60に達することにより(ステップ12〜14),クリーニングブレード61の先端周辺にて外添剤層を形成する。このとき,クリーニングブレード61に送られて来る転写残外添剤の量は,感光体ドラム1上のクリーニングブレード6と比較して少ない。そのため,クリーニングブレード61では,通過する外添剤の量がクリーニングブレード6と比較して少ない。
次に,非画像形成時におけるクリーニング動作時の外添剤の移動概略を,図6を参照しつつ説明する。また,図7に,各プロセスでの制御手順を示す。各プロセスの時間は,画像形成装置における各プロセスの配置,規模によって異なる。また,クリーニング動作の実行条件は,使用状態(出力枚数,環境,現像ローラの駆動時間,感光体ドラム1の駆動時間,中間転写ベルト7の駆動時間,印字率等)の情報を基に,一定間隔をもって非画像形成時に動作する。なお,クリーニング動作を開始するにあたって,2次転写ローラ72を中間転写ベルト7から離間しておく。
まず,クリーニング動作時には,帯電ローラ2に画像形成時とは逆極性になる500Vのクリーニングバイアスが印加される(ステップ2,3)。これにより,帯電ローラ2に付着している外添剤が吐き出される。その後,感光体ドラム1上の外添剤は,画像形成時とは逆極性になる−1000Vの転写バイアスが印加された1次転写ローラ5によって中間転写ベルト7上に転写される(ステップ5,6)。
中間転写ベルト7上に移動した外添剤は,クリーニング装置60が中間転写ベルト7に当接することにより(ステップ12〜15),クリーニング装置60によって中間転写ベルト7から掻き取られて回収される。すなわち,帯電ローラ2に付着した外添剤は,感光体ドラム1から中間転写ベルト7に移動し,クリーニング装置60によって回収される。つまり,外添剤は帯電ローラ2側に戻らない。よって,本形態は,帯電ローラ2の汚染を確実に抑制できる。
また,中間転写ベルト7上の外添剤の回収時,クリーニング装置60のクリーニングブレード61は,中間転写ベルト7に対して当接と離間とを所定の間隔で繰り返す(図7のステップ12〜15参照)。具体的に本形態では,当接離間動作を2秒間隔で4回行っている。
すなわち,クリーニングブレード61の先端周辺には,図8に示すように,軟凝集気味に蓄積した外添剤層が形成される。そこで,このクリーニングブレード61の当接離間動作により,図9に示すように,その外添剤層が解される。これにより,クリーニングブレード61の先端部に蓄積した外添剤の塊が振り払われ,結果としてクリーニングブレード61の先端部が清掃される。よって,クリーニングブレード61の磨耗やフィルミングが回避され,クリーニング性の低下が抑制される。
なお,クリーニングブレード61の当接離間機構は従来からあるものであり,特別な部材を新たに構成を加える必要はない。よって,構造はシンプルであり,装置の大型化やコストアップを招くことはない。
[第2の形態]
第2の形態の画像形成装置は,中間転写ベルト7のクリーニング装置60における外添剤の回収方法が第1の形態と異なる。すなわち,第1の形態では,クリーニングブレード61の当接と離間とを繰り返し行っているが,第2の形態では中間転写ベルト7の成果移転と逆回転とを繰り返し行う。画像形成装置の構成については第1の形態と同様であるため説明を省略する。
次に,第2の形態におけるクリーニング動作時の各プロセスでの制御手順を,図10を参照しつつ説明する。各プロセスの時間は,画像形成装置における各プロセスの配置,規模によって異なる。また,クリーニング動作の実行条件は,使用状態の情報を基に,一定間隔をもって非画像形成時に動作する。
まず,第2の形態におけるクリーニング動作時には,帯電ローラ2に画像形成時とは逆極性になる500Vのクリーニングバイアスが印加される(ステップ2,3)。これにより,帯電ローラ2に付着している外添剤が吐き出される。その後,感光体ドラム1上の外添剤は,画像形成時とは逆極性になる−1000Vの転写バイアスが印加された1次転写ローラ5によって中間転写ベルト7上に転写される(ステップ5,6)。
中間転写ベルト7上に移動した外添剤は,クリーニング装置60が中間転写ベルト7に当接することにより(ステップ12〜15),クリーニング装置60によって中間転写ベルト7から掻き取られて回収される。すなわち,帯電ローラ2に付着した外添剤は,感光体ドラム1から中間転写ベルト7に移動し,クリーニング装置60によって回収される。つまり,外添剤は帯電ローラ2側に戻らない。よって,本形態は,帯電ローラ2の汚染を確実に抑制できる。
また,中間転写ベルト7上の外添剤の回収時,中間転写ベルト7は正回転と逆回転とを所定の間隔で繰り返す(図10のステップ12〜15参照)。具体的に本形態では,20mmの逆回転移動を行った後,40mmの正回転移動を行う動作を4回行っている。
この中間転写ベルト7の正逆回転動作により,図8に示したように軟凝集気味に蓄積していた外添剤が,図11に示すように逆回転によって一旦クリーニングブレード61の先端エッジから外し,図12に示すようにその後の正回転によって外添剤の塊が一気に掻き落される。これにより,クリーニングブレード61の先端部に蓄積した外添剤の塊がハウジング62内に回収され,結果としてクリーニングブレード61の先端部が清掃される。よって,クリーニングブレード61の磨耗やフィルミングが回避され,クリーニング性の低下が抑制される。
なお,中間転写ベルト7の逆回転機構は従来からあるものであり,特別な部材を新たに構成を加える必要はない。よって,構造はシンプルであり,装置の大型化やコストアップを招くことはない。
[第3の形態]
第3の形態の画像形成装置は,中間転写ベルト7のクリーニング装置60における外添剤の回収方法が第1の形態と異なる。すなわち,第1の形態では,クリーニングブレード61の当接と離間とを繰り返し行っているが,第3の形態では後述する清掃部材が中間転写ベルト7上を幅方向に往復移動する。画像形成装置の構成については第1の形態と同様であるため説明を省略する。
第3の形態のクリーニング装置60は,中間転写ベルト7に対する当接離間機構に加え,図13に示すような清掃機構を有している。具体的に本形態のクリーニング装置60は,中間転写ベルト7の幅方向に平行配置されたボールねじ67と,ボールねじ67と係合し,中間転写ベルト7の幅方向に移動可能に設けられたホルダ68と,ホルダ68に接合し,クリーニングブレード61の先端部分に当接する清掃部材69とを有している。
清掃部材69には,クリーニングブレード61や中間転写ベルト7が傷つかない程度に柔軟性を有するゴム材やブラシを適用すればよい。画像形成時,清掃部材69は,中間転写ベルト7の幅方向上の画像領域外の位置(図13中の位置P)に待機している。そして,クリーニング動作時,清掃部材69は,中間転写ベルト7の幅方向に沿って往復運動する。
次に,第3の形態におけるクリーニング動作時の各プロセスでの制御手順を,図14を参照しつつ説明する。各プロセスの時間は,画像形成装置における各プロセスの配置,規模によって異なる。また,クリーニング動作の実行条件は,使用状態の情報を基に,一定間隔をもって非画像形成時に動作する。
まず,第3の形態におけるクリーニング動作時には,帯電ローラ2に画像形成時とは逆極性になる500Vのクリーニングバイアスが印加される(ステップ2,3)。これにより,帯電ローラ2に付着している外添剤が吐き出される。その後,感光体ドラム1上の外添剤は,画像形成時とは逆極性になる−1000Vの転写バイアスが印加された1次転写ローラ5によって中間転写ベルト7上に転写される(ステップ5,6)。
中間転写ベルト7上に移動した外添剤は,クリーニング装置60が中間転写ベルト7に当接することにより(ステップ12〜15),クリーニング装置60によって中間転写ベルト7から掻き取られて回収される。すなわち,帯電ローラ2に付着した外添剤は,感光体ドラム1から中間転写ベルト7に移動し,クリーニング装置60によって回収される。つまり,外添剤は帯電ローラ2側に戻らない。よって,本形態は,帯電ローラ2の汚染を確実に抑制できる。
また,中間転写ベルト7上の外添剤の回収時,清掃部材69が中間転写ベルト7の幅方向に1往復する。この清掃部材69の往復動作により,図8に示したように軟凝集気味に蓄積していた外添剤が払い落とされる。これにより,クリーニングブレード61の先端部が確実に清掃されるとともに,クリーニングブレード61の先端部に蓄積した外添剤がハウジング62内に回収される。よって,クリーニングブレード61の磨耗やフィルミングが回避され,クリーニング性の低下が抑制される。
以上詳細に説明したように本実施の形態の画像形成装置100は,非画像形成時に,クリーニング動作として,2次転写ローラ72を中間転写ベルト7から離間している。これにより,転写残トナーの2次転写ローラ72への移動が抑制される。よって,クリーニング動作後の画像形成時に,用紙Sの裏面が汚れることが回避できる。
その後,クリーニング動作として,帯電ローラ2および1次転写ローラ5に画像形成時とは逆極性のバイアスである正極性バイアスを印加している。すなわち,帯電ローラ2に画像形成時とは逆極性のバイアスを印加すると,帯電ローラ2に付着した外添剤が吐き出される。これにより,帯電ローラ2が清掃され,汚染が抑制される。そして,1次転写ローラ5に画像形成時とは逆極性のバイアスを印加することで,その吐き出された外添剤を中間転写ベルト7に転移させている。これにより,感光体ドラム1上の外添剤量が減少し,感光体ドラム1上のクリーニングブレードの磨耗が抑制されるとともに,吐き出された外添剤が再度帯電ローラ2に付着することが抑制される。
さらに,画像形成装置100は,クリーニング動作時に,クリーニング装置60にて外添剤を回収しつつ,クリーニング装置60のクリーニングブレード61の先端部の清掃動作(クリーニングブレード61の当接離間動作や中間転写ベルト7の正逆回転動作等)を行う。これにより,外添剤の回収効率を高めるとともに,クリーニングブレード61の磨耗や中間転写ベルト7のフィルミングが抑制される。これらにより,被転写材を汚すことなく,外添剤による帯電ローラの汚染を抑制する画像形成装置が実現している。
また,帯電ローラ2の外添剤の再回収が回避されることから,帯電ローラ2に付着する外添剤の量が少ない。よって,帯電ローラ2における外添剤の吐き出しに必要な時間を短縮することができ,結果としてクリーニング時間の短縮が図られる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,実施の形態ではプリンタに本発明を適用しているがこれに限るものではない。すなわち,複写機,スキャナ,FAXあるいはワードプロセッサ等であっても中間転写体を備えるものであれば適用可能である。また,回転ラックに収容される現像装置数も4台に限るものではない。また,ロータリ方式のカラー画像形成装置に限らず,タンデム方式のものであってもよい。また,カラー画像形成装置に限らず,モノクロ画像形成装置であってもよい。
また,実施の形態では,中間転写体としてベルト材を適用しているがこれに限るものではない。例えば,ローラ材を適用してもよい。また,実施の形態では,接触型の帯電部として帯電ローラを適用しているが,ブレード型,ブラシ型,シート型など各種のものが適用可能である。
また,実施の形態では,第1外添剤と第2外添剤との2種類の外添剤を添加しているが,外添剤は2種類以上であってもよい。
実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す図である。 中間転写ベルト上のクリーニング装置の概略構成(圧接状態)を示す図である。 中間転写ベルト上のクリーニング装置の概略構成(離間状態)を示す図である。 第1の形態の画像形成時におけるトナーおよび外添剤の流れを示す図である。 第1の形態の画像形成時における各プロセスの制御手順を示す図である。 第1の形態のクリーニング時におけるトナーおよび外添剤の流れを示す図である。 第1の形態のクリーニング時における各プロセスの制御手順を示す図である。 クリーニングブレードの圧接状態でのクリーニングブレード周辺を示す図である。 クリーニングブレードの離間状態でのクリーニングブレード周辺を示す図である。 第2の形態のクリーニング時における各プロセスの制御手順を示す図である。 中間転写ベルトの逆回転時の圧接状態でのクリーニングブレード周辺を示す図である。 中間転写ベルトの逆回転後における正回転時の圧接状態でのクリーニングブレード周辺を示す図である。 清掃部材の移動概略を示す図である。 第3の形態のクリーニング時における各プロセスの制御手順を示す図である。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 帯電ローラ
4 現像ユニット
5 1次転写ローラ
6 クリーニングブレード
60 クリーニング装置
61 クリーニングブレード
7 中間転写ベルト
72 2次転写ローラ
100 画像形成装置

Claims (4)

  1. トナー像を担持する像担持体と,前記像担持体と接触して前記像担持体の表面を一様に帯電する帯電部と,前記像担持体上のトナー像の転写を受ける中間転写体と,前記像担持体上のトナー像を前記中間転写体に転写する第1転写部と,中間転写体上のトナー像を被転写材に転写する第2転写部と,前記中間転写体に当接し転写後に前記中間転写体上に残留する残留物を除去するクリーニングブレードとを有し,非画像形成時にクリーニング動作を行う画像形成装置において,
    前記クリーニング動作として,
    前記第2転写部を前記中間転写体から離間し,
    前記帯電部および前記第1転写部に画像形成時とは逆極性のバイアスを印加し,
    前記クリーニングブレードの先端部の清掃動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記清掃動作は,前記クリーニングブレードの前記中間転写体に対する当接および離間の繰り返し動作であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記清掃動作は,前記中間転写体の正回転および逆回転の繰り返し動作であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記クリーニングブレードの先端部と摺接し,前記クリーニングブレードの長手方向に移動可能に設けられ,画像形成時には前記中間転写体の画像領域外に位置する清掃部材を有し,
    前記清掃動作は,前記清掃部材の前記クリーニングブレードの長手方向への往復移動動作であることを特徴とする画像形成装置。
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