JP3804469B2 - クリーニング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機やレーザビームプリンタ等の画像形成装置において、トナー像転写後の感光体ドラムや中間転写体等に残留するトナーを清掃するためのクリーニング装置に係り、詳細には、被清掃体に接触するトナー除去部材に対してクリーニングバイアスを印加しながら該被清掃体の清掃を行うタイプのクリーニング装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真複写機やレーザビームプリンタ等の画像形成装置においては、画像データに応じて感光体ドラムの表面にトナー像を形成した後、かかるトナー像を記録シートに転写し、転写されたトナー像を記録シートに加熱定着することで記録画像を得ている。また、近年のフルカラー複写機、フルカラレーザビームプリンタにおいては、感光体ドラム上に形成したトナー像を中間転写体に一次転写し、かかる中間転写体上でイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの4色のトナー像を重ね合わせ、これら合成トナー像を記録シートに一括して二次転写することでフルカラー記録画像を形成するものも知られている。
【0003】
トナー像の転写効率は感光体ドラムや中間転写体の表面状態、温度・湿度の変化に伴う記録シートや中間転写体の抵抗値の変動に影響を受けるので、これを常に100%に保つことは困難であり、トナー像の転写元である感光体ドラムや中間転写体の表面にはトナー像の転写後にもトナーが残留付着している。このため、従来より、感光体ドラムや中間転写体に対しては、トナー像の転写部位の下流側にクリーニング装置が設けられ、次のトナー像の形成に先立って残留トナーの除去が行われている。
【0004】
また、近年ではこれら感光体ドラムや中間転写体から記録シートにトナー像を転写するものとして、これら感光体ドラム等との間に転写バイアスが印加された転写ロールが用いられているが、この転写ロールは記録シートが搬送されていないときは直接感光体ドラム等に接していることから、感光体ドラム等の表面から転写ロールの表面に残留トナーが転移し易い。従って、記録シートの裏面汚れを防止するためには、かかる転写ロールに付着したトナーも清掃する必要があり、近年ではこの転写ロールに対してもクリーニング装置が設けられる傾向にある。
【0005】
この種のクリーニング装置としては、特開平4−29283号公報に開示されるように、無数の摺擦毛を植えたブラシロールを感光体ドラム等の被清掃体に接触させると共に、このブラシロールと被清掃体との間にトナーの帯電極性に応じた電位差を与え、残留トナーを被清掃体からブラシロールへ静電吸着させるように構成したものが知られている。また、ブラシロールではなく、軟弾性体からなるソフトロールを被清掃体に接触させ、やはり残留トナーを被清掃体からソフトロールの表面へ静電吸着させるように構成したクリーニング装置も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようなクリーニング装置における残留トナーのクリーニング性能は、ブラシロールやソフトロールといったトナー除去部材と被清掃体との間に印加されるクリーニングバイアスの大きさと共にこれらの間を流れる電流値に依存している。しかし、これらのトナー除去部材は半導電性材料から形成されており、温度や湿度といった雰囲気環境の変動によってその抵抗値が大きく変化してしまう傾向にある。また、クリーニング対象である被清掃体が中間転写体や転写ロールの場合、これら中間転写体等の表面は抵抗値を調整した弾性層によって被覆されていることが多いので、雰囲気環境が変動すると、中間転写体等の抵抗値も大きく変化してしまう傾向にある。従って、一定の清掃性能を維持するためには、雰囲気環境等に応じてトナー除去部材に印加するクリーニングバイアスの大きさを細かく制御し、抵抗値の変動に拘らず、トナー除去部材と被清掃体との間のを流れる電流を常に略一定に保持する必要がある。
【0007】
また、従来のクリーニング装置では、トナーが付着したブラシロールの摺擦毛をフリッカーバに叩きつけ、かかるトナーをブラシロールから強制的に叩き落として回収する等の所謂デトーニング機構が備えられており、トナー除去部材が多くのトナーを保持したままの状態で被清掃体のクリーニングを継続するということはなかった。しかし、最近ではクリーニング装置の小型化に鑑み、デトーニング機構を具備しないクリーニング装置も提案されている(特開2001−075448号公報)。この新たなクリーニング装置では、トナー像の形成及び転写の邪魔にならないよう、画像形成ジョブ中はトナー除去部材が残留トナーを一時的に保持するように働く一方、画像形成ジョブの合間にはトナー除去部材が保持していたトナーを被清掃体へ吐き出し、これをトナー像の転写と同様に下流側のロールへと転移させていき、最終段のロールに対して設けられたクリーニング装置で回収するように構成されている。このため、画像形成ジョブ中はトナー除去部材が次第に多くのトナーを含んでいくことになり、清掃中においてもトナー除去部材の抵抗値が変化する傾向にある。従って、この点においてもトナー除去部材に印加するクリーニングバイアスの大きさを細かく制御し、抵抗値の変動に拘らず、トナー除去部材と被清掃体との間を流れる電流を常に略一定に保持する必要がある。
【0008】
このため、前述の特開平4−29283号公報のクリーニング装置では、かかるクリーニング装置が設けられた雰囲気の温度及び湿度を検出する環境センサを設け、この環境センサの検出値に基づいてクリーニングバイアスを設定している。また、特開平8−292623号公報に開示されるクリーニング装置では、クリーニングバイアスを印加した際にトナー除去部材に現れる電圧値を検出し、この検出値をフィードバックしてクリーニングバイアスを調整することにより、抵抗値の変動に拘らず一定のクリーニング性能が得られるように構成している。
【0009】
しかし、これら従来のクリーニング装置では、雰囲気環境をモニタするためのセンサ類、検出した環境から最適なクリーニングバイアスを決定するための演算装置、検出した電圧値をフィードバックするための複雑な回路等が必要となり、製造コストの上昇に繋がってしまう。
【0010】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ブラシロール等のトナー除去部材の抵抗値や、中間転写体等の被清掃体の抵抗値が変動した場合であっても、何ら複雑な構成を用いることく、トナー除去部材に印加するクリーニングバイアスを該変動に対応させて変更することが可能なクリーニング装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、被清掃体の表面に付着する残留トナーを除去するクリーニング装置であって、上記除去された残留トナーを上記被清掃体へ転移させて当該残留トナーを回収する回収装置へ送るクリーニング動作を有し、上記被清掃体の表面に接触すると共に上記残留トナーを静電吸着するトナー除去部材と、このトナー除去部材に対して接続されると共に基準電圧を印加する定電圧電源と、一定の抵抗値を有すると共に上記トナー除去部材と定電圧電源との間に直列に接続され、上記基準電圧を環境変動に対応して変化させたクリーニングバイアスを作り出し、これをトナー除去部材に印加する環境補償抵抗とを具備し、上記トナー除去部材は上記クリーニング動作が開始されるまでは上記残留トナーを保持することを特徴とするものである。
【0012】
このような技術的手段によれば、上記定電圧電源に対して環境補償抵抗、トナー除去部材及び被清掃体が直列に接続されていることになるので、かかる定電圧電源が印加する基準電圧はこれら環境補償抵抗、トナー除去部材及び被清掃体の抵抗値によって分圧されることになる。ここで、上記環境補償抵抗は一定の抵抗値を有しているので、トナー除去部材及び被清掃体にはこれらの抵抗値の変動に応じた高さの電圧がクリーニングバイアスとして印加されることになる。例えば、雰囲気の温度及び湿度が低くなり、トナー除去部材及び被清掃体の抵抗値が上昇するような場合には、環境補償抵抗に印加される電圧が減じ、トナー除去部材及び被清掃体に印加されるクリーニングバイアスが上昇する。これにより、トナー除去部材の抵抗値が上昇しても、トナー除去部材と被清掃体との間を流れる電流が極端に小さくなることはなく、被清掃体に付着するトナーを十分に除去することが可能となる。
【0013】
一方、雰囲気の温度及び湿度が高くなり、トナー除去部材及び被清掃体の抵抗値が低下するような場合には、環境補償抵抗に印加される電圧が増加し、トナー除去部材及び被清掃体に印加されるクリーニングバイアスが低下する。仮に、トナー除去部材及び被清掃体の抵抗値が低下した状態で大きなクリーニングバイアスが印加されると、トナー除去部材と被清掃体との間に過大な電流が流れ、トーを被清掃体からトナー除去部材に静電吸着させるに十分な電界を形成することができなくなる。しかし、本発明ではトナー除去部材及び被清掃体の抵抗値の低下に合わせてクリーニングバイアスが抑えられるので、これらの間に過大な電流が流れることもなく、適切な大きさのクリーニングバイアスを印加することができるものである。
【0014】
そして、このような本発明では、温度及び湿度を検出するためのセンサ類や、複雑なフィードバック回路等が不要となるので、トナー除去部材や被清掃体の抵抗値に応じたクリーニングバイアスの制御を安価に実現することができ、クリーニング装置そのものの構成も簡易なものとすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明のクリーニング装置を詳細に説明する。
図1は本発明を適用したフルカラーレーザビームプリンタの概略構成を示すものである。尚、図1中の矢印は、各回転部材の回転方向を示している。
【0016】
このフルカラープリンタは、図1に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ (M)、シアン(C)、ブラック(K)用の各感光体ドラム11,12,13,14と、これら感光体ドラム11〜14 に接触する一次帯電用の帯電ロール21,22,23,24と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のレーザ光31,32,33,34を照射する図示しないレーザ光学ユニットと、現像器41,42,43,44と、上記4つの感光体ドラム11〜14のうちの2つの感光体ドラム11,12に接触する第1の一次中間転写ドラム51及び他の2つの感光体ドラム13,14に接触する第2の一次中間転写ドラム52と、上記第1、第2の一次中間転写ドラム51,52に接触する二次中間転写ドラム53と、この二次中間転写ドラム53に接触する最終転写ロール60とで、その主要部が構成されている。
【0017】
これらの構成のうち、各感光体ドラム11〜14、帯電ロール21〜24、現像器41〜44、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52及び二次中間転写ドラム53は単一の画像形成ユニット1として一体化されており、例えば感光体ドラムの劣化等によって画像品質が低下する場合等には、この画像形成ユニット1をそのまま交換するようになっている。
【0018】
感光体ドラム11,12,13,14は、共通の接平面Mを有するように一定の間隔をおいて配置されている。また、第1の一次中間転写ドラム51及び第2の一次中間転写ドラム52は、各回転軸が該感光体ドラム11〜14軸に対し平行かつ所定の対象面を境界とした面対象の関係にあるように配置されている。さらに、二次中間転写ドラム53は、該感光体ドラム11〜14と回転軸が平行であるように配置されている。
【0019】
フルカラー画像を形成する場合、各色毎の画像情報に応じた信号は、図示しない画像処理ユニットによりラスタライジングされて図示しないレーザ光学ユニットに入力される。このレーザ光学ユニットでは、イエロー(Y)、マゼンタ (M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のレーザ光31〜34が変調され、対応する色の感光体ドラム11〜14に照射される。
【0020】
上記各感光体ドラム11〜14の周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像形成プロセスが行なわれる。まず、上記感光体ドラム11〜14としてはOPC感光体を用いた感光体ドラムが用いられ、これらの感光体ドラム11〜14の表面は約−800VのDC電圧を印加した帯電ロール12,22,32,42によって、例えば約−300V程度に一様に帯電される。尚、この実施例では上記帯電ロールに対してDC成分のみを印加しているが、AC成分をDC成分に重畳するように構成することもできる。
【0021】
このようにして一様な表面電位を具備した感光体ドラム11〜14の表面には、各色毎の入力画像情報に応じて変調されたレーザ光31〜34が上記レーザ光学ユニットから照射され、各所色の画像情報に対応した静電潜像が所定のタイミングで形成される。レーザ光学ユニットで静電潜像が書き込まれることにより、感光体ドラム11〜14上の画像露光部の表面電位は−60V以下程度にまで除電される。
【0022】
また、上記感光体ドラム11〜14の表面に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した静電潜像は、対応する色の現像器41〜44によって現像され、感光体ドラム11〜14上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として可視化される。各現像器41〜44には、それぞれ色の異なったイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)色のトナー及びキャリアからなる現像剤が充填されている。
【0023】
次に、上記各感光体ドラム11〜14上に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム51及び第2の一次中間転写ドラム52上に、静電的に一次転写される。感光体ドラム11,12上に形成されたイエロー(Y)及びマゼンタ(M)色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム51上に、感光体ドラム13,14上に形成されたシアン(C)及びブラック(K)色のトナー像は、第2の一次中間転写ドラム52上に、それぞれ転写される。感光体ドラム11,12,13,14に対する静電潜像の書き込み開始タイミングを各色毎にずらすことにより、第1の一次中間転写ドラム51上では一次転写されたイエロー(Y)とマゼンタ(M)のトナー像が適切に重ね合わされた二重色像が形成され、また、第2の一次中間転写ドラム52上にもシアン(C)とブラック(K)のトナー像が適切に重ね合わされた二重色像が形成される。
【0024】
上記第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52上に感光体ドラム11〜14からトナー像を静電的に転写するために必要な表面電位は、+250〜500V程度である。最適な表面電位はトナーの帯電状態や雰囲気温度、湿度によって変動するが、トナーの帯電量が−20〜−35μC/g の範囲内にあり、常温常湿環境下にある場合には、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52の表面電位は、+380V程度が望ましい。
【0025】
この後、第1、第2の一次中間転写ドラム51,52上に形成された二重色のトナー像は、二次中間転写ドラム53上に静電的に二次転写される。従って、二次中間転写ドラム53上には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色が重なった最終的なトナー像が形成されることになる。
【0026】
この二次中間転写ドラム53上へ第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52からトナー像を静電的に転写するために必要な表面電位は、+600〜1200V程度である。最適な表面電位は一次転写の時と同様にトナーの帯電状態や雰囲気温度、湿度によって変動する。また、転写に必要なのは、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52と二次中間転写ドラム53との間の電位差であるので、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52の表面電位に応じた値に設定することが必要である。上述のように、トナーの帯電量が−20〜−35μC/gの範囲内にあり、常温常湿環境下であって、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52の表面電位が+380V程度の場合には、二次中間転写ドラム53の表面電位は、+880V程度、つまり第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52と二次中間転写ドラム53との間の電位差は、+500V程度に設定することが望ましい。
【0027】
最後に、上記二次中間転写ドラム53上に形成された四重色のトナー像は、最終転写ロール60によって、用紙搬送路Pを通る用紙に三次転写される。この用紙は、不図示の紙送り工程を経て用紙搬送ロール90を通過し、二次中間転写ドラム53と最終転写ロール60のニップ部に送り込まれる。この最終転写工程の後、用紙上に形成された最終的なトナー像は、定着器70によって定着され、一連の画像形成プロセスが完了する。
【0028】
このように構成された本実施例のレーザビームプリンタでは、各感光体ドラム11〜14及び一次中間転写ドラム51,52に対してクリーニング装置が配置されている。
【0029】
先ず、感光体ドラム11に対して配置されたクリーニング装置は、金属製回転軸の周囲に導電性の摺擦毛が起立したリフレッシャブラシ215を備えており、帯電ロール21に対するトナーの付着を防止するため、感光体ドラム11の回転方向に関して帯電ロール21の上流側に位置している。また、このリフレッシャブラシ215にはクリーニングバイアスが印加されりており、各転写部位において極性反転したトナーを感光体ドラム11の表面から一時的に回収し、後述するクリーニングモードが開始される迄の間、かかるトナーを保持するようになっている。すなわち、トナーは現像器41内において(−)極性に帯電しており、各転写行程においては、トナー像がより電位の高い方向へ向けて転写されていくことになる。しかし、かかるトナー像が各転写工程の転写部位を繰り返し通過する際、パッシェン放電や電荷注入により、(−)帯電しているトナーの一部が逆極性、すなわち(+)極性に反転して帯電してしまうことがあり、このように極性反転したトナーは次工程へ転写されず、上流側へ逆流していくことになる。そして、最終的には感光体ドラム11へ転移し、ひいては帯電ロール21に付着することになる。上記リフレッシャブラシ215はこのような極性反転したトナーを帯電ロール21の手前で捕え、帯電ロール21に対する付着を防止するために設けられている。従って、トナー像の作像時においては、感光体ドラム11の表面電位−300Vよりも低い電位である−400Vが上記リフレッシャブラシ215に印加されている。また、このリフレッシャブラシ215には何ら駆動手段が設けられておらず、かかるリフレッシャブラシ215は摺擦毛と感光体ドラム11との間に作用する摩擦力によって感光体ドラム11の回転に連れ回っている。
【0030】
尚、以上の説明では感光体ドラム11に対して設けられたリフレッシャブラシ215について説明したが、他の感光体ドラム12〜14に対しても同じ構造のリフレッシャブラシ216,217,218が設けられている。
【0031】
一方、一次中間転写ドラム51,52に対しては、やはり金属製回転軸の周囲に導電性の摺擦毛が起立した第1ブラシロール220,221が夫々配置されている。これらの第1ブラシロール220は二次転写の終了後に一次中間転写ドラム51の表面に残留したトナーを感光体ドラム12の手前側でブロックする位置に、第1ブラシロール221は二次転写の終了後に一次中間転写ドラム52の表面に残留したトナーを感光体ドラム14の手前側でブロックする値に夫々配置されている。
【0032】
また、これら第1ブラシロール220,221にはクリーニングバイアスが印加されているが、その極性はリフレッシャブラシ215に印加されていたものと逆極性である。一次転写では各感光体ドラムが1色のトナー像のみを一次中間転写ドラム51,52に転写していることから、転写効率をある程度高めに設定することができ、残留トナーを敢えて回収するクリーニング装置を設けずとも、作像上は大きな支承は生じず、また、各現像器41〜44において混色が発生することもない。しかし、二次転写では互いに重なり合った2色分のトナー像を二次中間転写ドラム53へ転写するので、転写されずに一次中間転写ドラム51,52に残留するトナーも多く、かかる残留トナーをクリーニング装置で回収しない場合には、次に転写されるトナー像にゴーストが発生してまうからである。このため、(−)極性に帯電している残留トナーが一次中間転写ドラム51,52から第1ブラシロール220,221へ静電的に転移してくるよう、かかる第1ブラシロール220,221には一次中間転写ドラム51,52の表面電位よりも高いクリーニングバイアス(例えば、+600V)が印加されている。もちろん、温度及び湿度といった雰囲気環境が変動し、一次中間転写ドラム51,52の表面電位が変動すれば、第1ブラシロール20,221と一次中間転写ドラム51,52との間の電位差を確保するため、クリーニングバイアスも変動させる必要が生じる。また、これら第1ブラシロール220,221にも何ら駆動手段が設けられておらず、リフレッシャブラシ215と同様、摺擦毛と一次中間転写ドラム51,52との間に作用する摩擦力によって一次中間転写ドラム51,52の回転に連れ回っている。
【0033】
また、二次中間転写ドラム53に対しても三次転写で残留したトナーを除去するための第2ブラシロール230が配置されている。上記第1ブラシロール220,221やリフレッシャブラシ215〜218と異なり、この第2ブラシロール230は図示外のモータによって二次中間転写ドラム53の回転方向と対向する方向へ回転駆動されている。この第2ブラシロール230にもクリーニングバイアスが印加されているが、三次転写で発生した残留トナーを二次中間転写ドラム53の表面から除去するという目的上、その極性は第1ブラシロール220,221に印加されていたものと同じである。すなわち、(−)極性に帯電している残留トナーが二次中間転写ドラム53から第2ブラシロール230へ静電的に転移してくるよう、かかる第2ブラシロール230には二次中間転写ドラム53の表面電位よりも高いクリーニングバイアス(例えば、1100V)が印加されている。
【0034】
上記リフレッシャブラシ215〜218、第1ブラシロール220,221、及び第2ブラシロール230は夫々対向する感光体ドラム11〜14、一次中間転写ドラム51,52、二次中間転写ドラム53からトナーを捕獲するものの、捕獲したトナーを排出するための機械的構成を何ら具備していない。従って、トナー像が繰り返し形成されると、捕獲したトナーが各ブラシロールの摺擦毛の間から溢れ出てしまうことになる。そこで、本実施例のプリンタでは、各ブラシロールによって捕獲されたトナーを回収するため、印字動作前、印字動作後、連続印字時の所定枚数毎など、ある所定のタイミングで以下のようなクリーニング動作を行ない、各ブラシロールによって一時的に捕獲されていたトナーを転写ロール60に対して設けた一括回収装置80で回収するようにしている。
【0035】
このクリーニング動作においては、先ず、帯電ロール21〜24、リフレッシャブラシ215〜218、感光体ドラム11〜14、一次中間転写ドラム51,52、二次中間転写ドラム53、最終転写ロール60に対し、最終転写ロール60が最もマイナス電位が高くなるように、順々に電位勾配をつけた電圧を印加し、これによって印字動作中にリフレッシャブラシ215〜218に回収保持された逆極性の(+)帯電トナーを、最終転写ロール60まで順々に転移させ、最終転写ロール60に接触して設けた一括回収装置80によって回収するように構成されている。この一括回収装置80ではシリコンゴム等の弾性体からなるクリーニングブレード801が転写ロール60の周面に接しており、転写ロール60に転移したトナーを該クリーニングブレード801によって削ぎ落とし、装置内に回収するようになっている。従って、このようなクリーニング動作が開始されると、リフレッシャブラシ215〜218に一時的に保持されていた (+)帯電トナーは感光体ドラム11〜14上に吐き出され、リフレッシャブラシ215〜218は清浄な状態に復帰することになる。
【0036】
また、このようにして(+)帯電トナーのクリーニングが終了すると、トナー像の作像時と同じ電位が帯電ロール21〜24、感光体ドラム11〜14、一次中間転写ドラム51,52、二次中間転写ドラム53、最終転写ロール60に与えられる一方、第1ブラシロール及び第2ブラシロールには作像時と逆極性の電位が与えられ、今度は第2ブラシーロール220,221及び第2ブラシロール230に付着している(−)帯電トナーのクリーニングが行われる。すなわち、第1ブラシロール220,221及び第2ブラシロール230に対して作像時と逆極性の電位を与えることにより、これらブラシロールに保持されていた(−)帯電トナーは一次中間転写ドラム51,52及び二次中間転写ドラム53上に吐き出され、通常のトナー像の転写と同様に二次中間転写ドラム53を経由して最終転写ロール60へ到達し、一括回収装置80によって回収される。
【0037】
このようなクリーニング動作を定期的に実行することにより、第1、第2及び第2ブラシロールに捕獲されていたトナーはいずれの極性のものも一括回収装置80によって回収され、これらブラシロールの清浄化が図られることになる。
【0038】
以上説明してきたように、本実施例のプリンタでは導電性の摺擦毛を備えたブラシロール215〜218,220,221,230で感光体ドラム11〜14、一次中間転写ドラム51,52及び二次転写ドラム53に付着した残留トナーを清掃しているが、かかる摺擦毛の抵抗値は温度及び湿度といった環境要因の変動に影響を受け易い。また、これらのブラシロールはトナー像の作像中は清掃したトナーを保持しながら回転しており、前述のクリーニング動作が開始されるまでは、ブラシロールの摺擦毛の間にトナーが蓄積されていくことになる。これによってもブラシロールのクリーニング性能は影響を受け易い。そのため、これらのブラシロール215〜218,220,221,230に対して印加されるクリーニングバイアスは、温度及び湿度といった環境要因の変動に合わせて、最適な値に制御されるようになっている。
【0039】
図2は上記リフレッシャブラシ215〜218に対してクリーニングバイアスを印加するための電源回路を示したものである。図中の接続点Aは帯電ロール21に対してDC電圧を印加している直流電源から分岐されており、この接続点Aに対してツェナダイオード2を直列に接続して定電圧電源とした。また、ツェナダイオード2に流れる電流を制限するため、接続点Aとツェナダイオード2との間に電流制限抵抗R0 を直列に接続した。そして、ツェナダイオード2のアノード側に環境補償抵抗Rc とリフレッシャブラシ215(216〜218)を直列に接続した。ツェナダイオードとしてはツェナ電圧500Vのものを用いたが、帯電ロールに印加されている電圧は(−)極性なので、ここではツェナダイオードのアノード側に−500Vの定電圧が発生することになる。
【0040】
図3は、リフレッシャブラシ215の抵抗をRA 、感光体ドラム11の抵抗をRB 、環境補償抵抗をRc として示した回路図である。これらの抵抗は−500Vの定電圧電源に対して直列に接続されていることになるが、感光体ドラム11は接地されているので、各抵抗RA 、RB 及びRC に対しては定電圧VC を分圧した電圧が印加されていることになる。リフレッシャブラシ215に印加されるクリーニングバイアスVA は抵抗RA とRC の接続点Xにおける電圧なので、ここでは以下の式によって計算することができる。
A =(RA +RB )×VC /(RA +RB +RC
【0041】
このため、低温、定湿度の環境になってリフレッシャブラシ215の抵抗値RA が大きくなると、クリーニングバイアスVA も自ずと上昇することになる。また、高温、高湿度の環境になってリフレッシャブラシ215の抵抗値RA が小さくなると、クリーニングバイアスVA も自ずと下降することになる。図4はリフレッシャブラシ215に印加されるクリーニングバイアスと環境変動との関係を示すものであり、環境補償抵抗RC の有無の二つのケースについて比較したものである。環境補償抵抗RC を設けたなかった場合は、リフレッシャブラシ215が定電圧電源に対して直接接続されることになるので、環境が変動してもクリーニングバイアスは何ら変化しないが、環境補償抵抗RC を設けた場合には、低温、低湿度の環境下(図中の環境C)でクリーニングバイアスが上昇し、高温、高湿度の環境下(図中の環境A)に移行するにつれ、クリーニングバイアスが下降してくる。尚、図中の環境Labは常温、常湿度の環境である。
【0042】
つまり、定電圧電源とリフレッシャブラシ215との間に一定の環境補償抵抗RC を設けると、かかるリフレッシャブラシ215の抵抗の変動に合わせてクリーニングバイアスを強めあるいは弱めることができ、環境変動に拘らずリフレッシャブラシ215のクリーニング性能を維持することができるのである。環境補償抵抗RC としてどの程度の大きさの抵抗を用いるかは、リフレッシャブラシの抵抗値の大きさとその変動幅、必要なクリーニングバイアスの大きさ、被清掃体である感光体ドラムの抵抗値、定電圧電源で発生する電圧を考慮して決定すれば良い。本実施例では、リフレッシャブラシの環境による抵抗値の変動を1〜100MΩ、感光体ドラムの抵抗値が100MΩ程度、クリーニングバイアスを380〜435V、定電圧電源の電圧を−500Vと考え、環境補償抵抗として33MΩのものを用いた。
【0043】
そして、このようなクリーニングバイアスの印加回路は、温度及び湿度を測定する環境センサや、実際のクリーニングバイアスを測定してフィードバックするための回路等、何ら特別な構成を用いることなく、リフレッシャブラシ215の抵抗の変動に合わせてクリーニングバイアスを変化させ、クリーニング性能を維持することができるので、極めて階に且つ安価に実施することができるものである。
【0044】
尚、第1ブラシロール220,221及び第2ブラシロール230に対してクリーニングバイアスを印加する電源回路は、一次中間転写ドラム51,52の二次中間転写ドラム53の表面電位の変動に合わせて、これらクリーニングバイアスも大きく変化させる必要があることから、この実施例では環境センサの検出結果を利用して積極的にクリーニングバイアスを制御することができるものにしている。
【0045】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明のクリーニング装置によれば、定電圧電源に対して環境補償抵抗、トナー除去部材及び被清掃体を直列に接続することにより、ブラシロール等のトナー除去部材の抵抗値や、中間転写体等の被清掃体の抵抗値が変動した場合であっても、トナー除去部材及び被清掃体にはこれらの抵抗値の変動に応じた高さの電圧がクリーニングバイアスとして印加されるこになるので、何ら複雑な構成を用いることく、トナー除去部材に印加するクリーニングバイアスを該変動に対応させて変更することができ、簡易且つ安価な構成で被清掃体に付着するトナーを十分に除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したフルカラーレーザビームプリンタの実施例の構成を示す概略図である。
【図2】 リフレッシャブラシに対してクリーニングバイアスを印加する電源の構成を示す回路図である。
【図3】 リフレッシャブラシ及び感光体ドラムを抵抗に置き換えて示したクリーニングバイアスの印加回路図である。
【図4】 リフレッシャブラシに印加されるクリーニングバイアスが環境変動に応じて変化する様子を示すグラフである。
【符号の説明】
11〜14…感光体ドラム(像担持体)、51,52…一次中間転写ドラム、53…二次中間転写ドラム、60…転写ロール、80…最終回収手段、215〜218…リフレッシャブラシ、220,221…第1ブラシロール、230…第2ブラシロール

Claims (2)

  1. 被清掃体の表面に付着する残留トナーを除去するクリーニング装置であって、
    上記除去された残留トナーを上記被清掃体へ転移させて当該残留トナーを回収する回収装置へ送るクリーニング動作を有し、上記被清掃体の表面に接触すると共に上記残留トナーを静電吸着するトナー除去部材と、
    このトナー除去部材に対して接続されると共に基準電圧を印加する定電圧電源と、
    一定の抵抗値を有すると共に上記トナー除去部材と定電圧電源との間に直列に接続され、上記基準電圧を環境変動に対応して変化させたクリーニングバイアスを作り出し、これをトナー除去部材に印加する環境補償抵抗と
    を具備し、
    上記トナー除去部材は上記クリーニング動作が開始されるまでは上記残留トナーを保持することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 上記トナー除去部材は、導電性の摺擦毛で上記被清掃体を摺擦するブラシロールであることを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
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