JP4622515B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転写後に残留する現像剤をクリーニングするクリーニング装置、及び、前記クリーニング装置を備えて、周回する像担持体の表面を一様帯電する帯電手段と、前記帯電手段によって帯電された前記像担持体に静電潜像を形成する情報書き込み手段と、前記静電潜像に現像剤を供給して該静電潜像を可視化して可視化像を形成する現像手段とを備え、前記可視化像を直接又は転写部材を介して記録用紙に転写することで画像形成する画像形成装置に関する。
従来、転写型の電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の転写方式画像形成装置は、像担持体である感光体表面を、帯電装置が所定の極性及び電位に一様に帯電処理し、該帯電処理された感光体表面に情報書き込み手段が静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置が現像剤であるトナーにより可視化してトナー画像を形成し、該トナー画像を感光体面上から用紙等の転写材に転写し、転写材上のトナー画像を定着させることより画像を形成している。
しかし、通常は感光体表面に形成されたトナー画像のトナーは、全て用紙等の転写材に転写されることはなく、一部のトナーが感光体表面に残留してしまう。従って、残留してしまったトナーが次の画像形成に悪影響を与えないように、画像形成装置は、転写後の感光体表面に残留するトナーを静電的に回収して感光体表面を清掃するクリーニング装置を備えている。
前記クリーニング装置は、感光体表面の残留トナーを静電吸着するクリーニングブラシ、クリーニングブラシが吸着したトナーを回収する回収ロール、及び回収ロールの回収したトナーを回収ロールから掻き落すスクレーパで構成されるのが一般的である。
前記クリーニングブラシには直流電圧が印加されており、トナーの正規帯電極性の逆極性であるプラス極性に帯電されている。こうして感光体表面の残留トナーを静電吸引力によってブラシの毛体の間に吸着保持する。続いて、クリーニングブラシに吸着された残留トナーは、クリーニングブラシの回転に伴い回収ロール側へ移送される。回収ロールにはクリーニングブラシよりも高い電位のマイナス極性に帯電されており、クリーニングブラシの毛体の間に保持されているトナーは、回収ロールに回収される。さらに、回収ローラに回収されたトナーはスクレーパによって掻き落される。このように、クリーニングブラシに許容量以上のトナーが吸着保持されて、トナーが飛散することも防ぎながら、感光体表面の残留トナーは静電的に回収される。
ところで、電子写真方式のプロセスによっては、トナーにプラス極性のトナーが混入する場合がある。このような場合、クリーニング装置に備わるクリーニングブラシに前述するような直流電圧を印加しただけでは、正規帯電極性のマイナス極性のトナーのみしか回収されず、プラス極性のトナーを回収することができない。このような状態で、長期間にわたり装置を使用をすると、感光体の表面に残留するトナーがどんどん増加してしまう。これに伴い、装置のクリーニング特性は徐々に劣化していくことが知られている。
上述の不具合を解消するためには、プラス極性を印加するクリーニングブラシとマイナス極性を印加するクリーニングブラシの両方が必要である。しかし、上述したような直流電圧を印加する方式を採用しているために、2本のクリーニングブラシが必要であった。さらに、両方のクリーニングブラシからトナーを回収する回収ロール、及び回収ロールからトナーを掻き落すスクレーパも2本ずつ必要であり、装置が大型になってしまっていた。
しかし、上述の問題に対し、放電が起きない範囲の振幅の交流電圧を用い、1本のクリーニングブラシに正極性の電圧と負極性の電圧を交互に印加することにより、マイナス極性トナーだけでなくプラス極性トナーも回収回収可能にしたクリーニング装置が提案されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
特開平4−151187号公報 特開平8−194418号公報
しかしながら、前記特許文献1及び特許文献2の方式では、1本のクリーニングブラシのみで両極のトナーを静電吸着できるものの、1本のブラシ内に両極性のトナーが存在することになってしまう。このような、クリーニングブラシに吸着した両極性のトナーを、1本の回収ロールにて完全に回収することはできない。すなわち、回収ロールにてクリーニングブラシのトナーを完全に回収するためには、プラス極性の残トナーを回収する回収ロールとマイナス極性の残トナーを回収する回収ロールとの2本の回収ロールが必要となってしまい、結局、装置は大型になってしまう。
本発明は上記事実を考慮し、確実にプラス極性及びマイナス極性の両方の極性のトナーを感光体表面から静電的に回収するとともに、さらに部品点数を少なくし、低コスト化、小スペース化を可能にするクリーニング装置を備える画像形成装置を得ることを目的とする。
請求項1の発明は、周回する像担持体の表面を一様帯電する帯電手段と、前記帯電手段によって帯電された前記像担持体に静電潜像を形成する情報書き込み手段と、前記静電潜像に現像剤を供給して該静電潜像を可視化して可視化像を形成する現像手段とを備え、前記可視化像を直接又は転写部材を介して記録用紙に転写することで画像形成する画像形成装置であって、前記像担持体の表面に接触すると共に該像担持体の回転方向に対して逆回転し、前記像担持体の表面に残留する現像剤を静電的に保持するクリーニングブラシであって、該像担持体の表面との接触部における該像担持体の回転方向の上流側に上流側放電領域を形成すると共に下流側に下流側放電領域を形成し、該上流側放電領域にて断続的なマイナス放電を行うクリーニングブラシと、直流電圧と交流電圧とを重畳することで、前記像担持体と前記クリーニングブラシとの間の電界の向きを変化させ、かつ単一極性の放電をさせる電圧を前記クリーニングブラシに印加するクリーニング電圧印加手段とを有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、帯電手段が周回する像担持体の表面を一様帯電し、情報書き込み手段が前記帯電手段によって帯電された前記像担持体に静電潜像を形成し、現像手段が前記静電潜像に現像剤を供給して該静電潜像を可視化して可視化像を形成し、前記可視化像を直接又は転写部材を介して記録用紙に転写することで画像形成する。
そして、クリーニングブラシが、前記像担持体の表面に接触すると共に該像担持体の回転方向に対して逆回転し、前記像担持体の表面に残留する現像剤を静電的に保持し、該像担持体の表面との接触部における該像担持体の回転方向の上流側に上流側放電領域を形成すると共に下流側に下流側放電領域を形成し、該上流側放電領域にて断続的なマイナス放電を行う
前記クリーニングブラシに電圧を印加するのは、クリーニング電圧印加手段である。前記クリーニング電圧印加手段は、直流電圧と交流電圧とを重畳することで、前記像担持体と前記クリーニングブラシとの間の電界の向きを変化させ、かつ単一極性の放電をさせる電圧を印加する。
クリーニングブラシに印加される電圧は、単一極性の放電のみを起こす電圧のため、帯電極性が正規極性とは逆極性に反転している現像剤が存在したとしても、逆極性を正規の帯電極性に反転させることができ、全ての現像剤の帯電極性を正規極性とすることができる。また、単一極性の放電のみを起こす電圧のため、正規極性である現像剤の帯電極性が反転することもない。
また、像担持体とクリーニングブラシとの間の電界の向きを変化させることができるため、放電を起こさない電界の向きのとき、すなわち、現像剤の正規極性とは逆の極性の電圧が印加されているときに、正規極性の現像剤を像担持体からクリーニングブラシに移動させることができる。
このように、変化する電界の向きが放電を起こす向きのときは、全ての現像剤の帯電極性が正規極性となり、放電を起こさない向きのときは、現像剤は像担持体からクリーニングブラシに移動する。
従って、全ての現像剤の帯電極性を正規極性に揃えたうえで、像担持体上の現像剤をクリーニングブラシに保持させることができる。
請求項2の発明は、請求項1記載の発明において、前記クリーニング電圧印加手段により印加される交流電圧の振幅を、前記像担持体への帯電が起こる最小の印加電圧から前記像担持体の帯電電圧が飽和するときの印加電圧までの範囲内で設定することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、クリーニング電圧印加手段により印加する交流電圧の振幅は、像担持体の帯電が起こる最小の印加電圧から像担持体の帯電電圧が飽和するときの印加電圧までの範囲内で設定される。
よって、印加電圧の振幅を像担持体の帯電電圧が飽和するときの印加電圧よりも小さくすることにより、無駄な放電が起こることがなくなる。また、最小の印加電圧の振幅が像担持体の帯電が起こる電圧であることから、像担持体の帯電は正常に行われる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記クリーニング電圧印加手段により印加される交流電圧の振幅を、前記像担持体への帯電が起こる最小の印加電圧の絶対値の2倍より小さい値に設定することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、クリーニング電圧印加手段により印加する交流電圧の振幅は、像担持体の帯電が起こる最小の印加電圧の絶対値の2倍より小さい値に設定される。
こうして、前記振幅の電圧を印加されたクリーニングブラシは、単一極性の放電のみを起こして、像担持体を帯電できる。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項3記載の発明において、前記クリーニング電圧印加手段により印加される交流電圧の振幅を示すピークトゥピーク電圧を、以下に示す(1)式の範囲に設定することを特徴とする。
|Vth|+α≦Vpp<2|Vth|…(1)
但し、
Vth:像担持体の帯電が起こる最小の印加電圧
Vpp:交流電圧のピークトゥピーク電圧
α:クリーニング電圧印加手段により印加する印加電圧によって定まる所定の電圧
である。
請求項4の発明によれば、クリーニング電圧印加手段が前記クリーニングブラシに印加する交流電圧の振幅を示すピークトゥピーク電圧は、上記(1)式の範囲に設定される。αは印加電圧に基づいて設定される値であり、αを設けることで、最適な振幅の電圧を特定することができる。例えば、像担持体の帯電が起こる最小の印加電圧の絶対値(|Vth|)が500Vの場合のαは200Vであるが、特に線形な関係を持つものではない。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の発明において、前記クリーニングブラシが静電的に保持する現像剤を回収する回収手段と、前記クリーニング電圧印加手段が前記クリーニングブラシに印加する交流電圧と同位相の交流電圧を少なくとも含む電圧を前記回収手段に印加する回収電圧印加手段とを更に有することを特徴とする。
請求項5の発明によれば、回収手段が、クリーニングブラシに静電的に保持される現像剤を回収する。
前記回収手段に電圧を印加するのは、回収電圧印加手段である。前記回収電圧印加手段は、前記クリーニング電圧印加手段が前記クリーニングブラシに印加する交流電圧と同位相の交流電圧を少なくとも含む電圧を前記回収手段に印加する。
よって、クリーニングブラシと回収手段との間で生じる電位差は、略一定に保たれる。こうして、クリーニングブラシと回収手段との間には、クリーニングブラシに保持されている正規極性の現像剤がクリーニングブラシから回収手段に移動する方向の電界が生じ、現像剤は、回収手段に回収される。
仮に、同位相でないとすると、クリーニングブラシと回収手段との間には適切な電位差が生じない。電位差が小さすぎると、現像剤が回収手段に回収されなくなってしまい、電位差が大きすぎると、回収手段とクリーニングブラシとの間で放電が発生し、現像剤が逆極性に帯電してしまう。
以上説明した如く、本発明は、確実にプラス極性及びマイナス極性の両方の極性のトナーを感光体表面から静電的に回収するとともに、さらに部品点数を少なくし、低コスト化、小スペース化を可能にするクリーニング装置を備える画像形成装置を得るという優れた効果を有する。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下では説明の便宜上、具体的数値を挙げることがあるが、本発明はこれらの数値に限定されないことはもちろんである。
図1には、本実施の形態の画像形成装置であるカラーページプリンタ10(以下、プリンタという)が示されている。プリンタ10は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の現像ユニット12Y、12M、12C、12Kと感光体14Y、14M、14C、14Kが中間転写ベルト16に面して並列して配置され、中間転写ベルト16が1周する間に4色のトナー像を重ね合せる、いわゆるタンデム式のフルカラーページプリンタである。
前記プリンタ10は、底部に給紙トレイ20を備える。前記給紙トレイ20にセットされた用紙Pの搬送方向の先端部には給紙ロール22が当接しており、該給紙ロール22と図示しない用紙捌き手段によって、用紙Pが1枚ずつ給紙トレイ20から搬送方向下流側へ給紙されるようになっている。そして、給紙ロール22の搬送方向下流側には、2組の搬送ロール24が配置されており、用紙Pは、この搬送ロール24からの搬送力で上方の転写部26へ搬送されるようになっている。
前記転写部26には、中間転写ベルト16が巻き掛けられたベルト搬送ロール28Aと、このベルト搬送ロール28Aに圧接された二次転写ロール30が配設されている。ベルト搬送ロール28Aと二次転写ロール30とのニップ部には、中間転写ベルト16が挟み込まれており、用紙Pはこのニップ部を通過する際に中間転写ベルト16からトナー像を転写されるようになっている。
そして、転写部26の上方かつ搬送方向下流側には定着ユニット32が配設されている。前記定着ユニット32には、高温になるヒートロール32Aと、該ヒートロール32Aに圧接されたバックアップロール32Bが配設されており、用紙Pが、ヒートロール32Aとバックアップロール32Bとのニップ部を通過する際に、トナーが溶融、凝固して用紙Pに定着されるようになっている。そして、用紙Pは、定着ユニット32の搬送方向下流側に配置された排紙ロール34によって排紙されるようになっている。
次に、感光体14Y、14M、14C、14Kが、中間転写ベルト16にトナー像を重ね合せるプリント部36について説明する。なお、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色を区別する際には、符号の後にY、M、C、Kを付加して説明するが、各色を区別する必要がない場合は、符号の後のY、M、C、Kは省略する。
前記中間転写ベルト16は、上述したベルト搬送ロール28Aと、ベルト搬送ロール28Aの下方に配設されたベルト搬送ロール28Bと、ベルト搬送ロール28Bの斜め上方且つ用紙搬送路の反対側に配設されたベルト搬送ロール28Cに巻き掛けられている。
前記搬送ロール28Cには、圧接されて中間転写ベルトクリーナ18が配設されている。搬送ロール28Cと中間転写ベルトクリーナ18とのニップ部には、中間転写ベルト16が挟み込まれており、このニップ部を通過する際に中間転写ベルト16は転写残トナーを中間転写ベルトクリーナ18によりクリーニングされるようになっている。
中間転写ベルト16のベルト搬送ロール28Bとベルト搬送ロール28Cとの間の斜め下方を向いた面が感光体14からトナー像を転写される転写面16Aとなっている。前記転写面16Aに面して、現像ユニット12と、感光体14が並列して配置されており、感光体14が転写面16Aに当接している。また、一次転写ロール38が、転写面16Aを介して感光体14に圧接されている。
図2に示すように、感光体14の感光面14Aには、回転方向に順に、中間転写ベルト16、クリーニングブラシ40、帯電ロール42、現像ロール44が当接している。現像ロール44は、感光体14の回転方向と同方向に回転している。すなわち、現像ロール44は、ニップ部においては感光体14に対して逆回転している。これによって、現像ロール44から感光体14への現像効率が高められている。また、帯電ロール42と現像ロール44との間には、感光面14Aをライン露光するLEDアレイヘッド46が配置されている。
前記クリーニングブラシ40は、感光体14と平行な回転軸まわりに回転可能とされ、周囲に多数のブラシが植毛されている。クリーニングブラシ40は、感光体14との接触部分において互いに逆方向に相対移動するように回転するようになっている。
また、クリーニングブラシ40には、交流電圧と直流電圧とを重畳した電圧を印加可能なクリーニング重畳電源52が接続されている。クリーニングブラシ40は前記電圧により、感光体14上のトナーの帯電量を制御しつつ、該トナーをクリーニングブラシ40に付着させるようになっている。
前記クリーニングブラシ40には、隣接する位置に回収ロール54が配設されており、前記回収ロール54は、クリーニングブラシ40に付着したトナーを回収するようになっている。
また、回収ロール54には、交流電圧と直流電圧とを重畳した電圧を印加可能な回収重畳電源56が接続されている。前記回収重畳電源56は、回収ロール54にクリーニングブラシ40がクリーニング重畳電源52に印加されている交流電圧と同位相の交流電圧を印加するようになっている。
このように、クリーニングブラシ40に印加されている交流電圧と回収ロール54に印加されている交流電圧とは同位相であるために、常に一定の電位差が生じることになる。こうして、クリーニングブラシ40と回収ロール54との間には、吸着されているマイナス極性トナーがクリーニングブラシ40から回収ロール54に移動する方向の電界が生じるので、トナーは、回収ロール54に回収される。
さらに、前記回収ロール54には、隣接する位置にスクレーパ58が配設されており、前記スクレーパ58は、回収ロール54に回収されたトナーを回収ロール54から掻き落すようになっている。
ここで、クリーニングブラシ40への印加電圧に対する放電開始電圧、及び感光体14の表面電位との関係について説明する。
図3には、クリーニングブラシ40に直流電圧のみを印加し、該印加電圧を増加させていったときの印加電圧と感光体14表面電位との関係が示されている。
感光体14への帯電が開始されるときの印加電圧を放電開始電圧(Vth)と定義する。すなわち、本実施の形態では、Vthは3Aで示される−500Vである。
また、図4には、直流電圧−500Vに、周波数1KHzの交流電圧を重畳し、交流電圧のピークトゥピーク電圧(Vpp)を増加させたときのVppと感光体14表面電位との関係が示されている。
4Aで示されるように前記Vth(=−500V)の絶対値の2倍の値、すなわち1000V以上にVppを増加させたときに、感光体14の表面電位が、略印加した直流電圧−500Vに飽和している。一般的に、表面電位は、Vthの絶対値の略2倍の値で飽和することが分かっている。
図5(A)には、感光体14とクリーニングブラシ40とのニップ部の近傍が拡大して示されている。なお、図5(A)に示す矢印5Aは、対応する回転部材の回転方向を示している。ニップ部近傍の上流側には、所定の電圧を印加した場合にクリーニングブラシ40から感光体14への放電が起こる上流側放電領域14Uがあり、ニップ部近傍の下流側には、前記上流側放電領域14Uと同様の下流側放電領域14Lがある。
ところで、本実施の形態では、導電性のクリーニングブラシ40に、Vthの絶対値の2倍以下のVppをもつ交流電圧を印加している。
図5(B)には、Vth=−500Vとして、Vpp=−800V、Vdc=−600Vの矩形波の電圧を印加した場合(本実施の形態の電圧印加)の、クリーニングブラシ40により帯電される感光体14の表面電位の時間推移の概念が示されている。
なお、クリーニングブラシ40に帯電される直前の感光体14の表面電位は0Vであるとする。通常、転写部26を通過後の感光体14の表面電位は、−200Vから+100V程度であるが、前記範囲の常識的な電位であれば、特に説明に変わりはない。
感光体14の表面電位は、上流側放電領域14Uにおけるクリーニングブラシ40からの断続的なマイナス放電により、断続的にマイナス側に増加し、飽和していく。該マイナス放電により、残留トナーのうちのマイナス極性のトナーはさらに帯電量の大きいマイナス極性とされ、プラス極性のトナーはマイナス極性に帯電されることになる。従って、感光体14とクリーニングブラシ40とのニップ部の近傍では、ほとんどのトナーがマイナス極性となる。
また、矢印5Bは、マイナス極性のトナーがクリーニングブラシ40側に移動する電界を示している。
こうして、本実施の形態の電圧を印加することで、1本のクリーニングブラシ40のみで、転写後に残留した両極性のトナーをクリーニングできるようになる。さらに、クリーニングブラシ40に吸着されるトナーはほとんどがマイナス極性であるので、1本の回収ロール54と、1本のスクレーパ58により、全てのトナーの回収ができることになる。
一方、図5(C)には、Vpp=800V、Vdc=0Vの放電を発生させない通常の矩形波の電圧を印加した場合の、クリーニングブラシ40により帯電される感光体14の表面電位の時間推移の概念が示されている。
矢印5C1で示すマイナス極性のトナーがクリーニングブラシ40側に移動する電界と、矢印5C2で示すプラス極性のトナーがクリーニングブラシ40側に移動する電界とが交互に現われるため、マイナス極性のトナーもプラス極性のトナーもクリーニングブラシ40に吸着される。
しかし、感光体14の表面電位が変わらないため、放電を発生させる本実施の形態とは異なり、転写後の残留トナーの極性は、感光体14とクリーニングブラシ40とのニップ部の近傍でも、マイナス極性はマイナス極性のまま、プラス極性はプラス極性のままである。このため、クリーニングブラシ40にはマイナス極性のトナーとプラス極性のトナーとの両方が吸着されることになるので、回収ロール54とスクレーパ58とは、プラス極性のトナー用とマイナス極性のトナー用との2本ずつ必要になってしまう。
また、絶対値の2倍以上のVppの矩形波の電圧を印加した場合は、両極性の放電を発生させるため、もともとマイナス極性だったトナーの極性がプラス極性となったり、逆にプラス極性であったトナーの極性がマイナス極性となったりする。マイナス極性のトナーがクリーニングブラシ40側に移動する電界と、プラス極性のトナーがクリーニングブラシ40側に移動する電界とが交互に現われるため、マイナス極性のトナーもプラス極性のトナーもクリーニングブラシ40に吸着されるのだが、図5(C)で示した場合と同様に、トナーが両極に存在してしまうことになり、クリーニングブラシ40にはマイナス極性のトナーとプラス極性のトナーとの両方が吸着されることになるので、回収ロール54とスクレーパ58とは、プラス極性のトナー用とマイナス極性のトナー用との2本ずつ必要になってしまい、望ましくない。
また、図6には、本実施の形態の各印加電圧とマイナス極性トナーを感光体14からクリーニングブラシ40に引き離す方向の電界の概念を示す。
何れの印加電圧の場合も、最終的な感光体14表面電位が500Vとなるように設定してあり、|Vth|は500Vである。
図6(A)に示す、Vpp=1000Vの場合は、500V(=1000V−500V)でマイナス極性トナーを感光体14からクリーニングブラシ40に引き離す。
図6(B)に示す、Vpp=800Vの場合は、300V(=800V−500V)でマイナス極性トナーを感光体14からクリーニングブラシ40に引き離す。
図6(C)に示す、Vpp=700Vの場合は、200V(=700V−500V)でマイナス極性トナーを感光体14からクリーニングブラシ40に引き離す。
図6(D)に示す、Vpp=600Vの場合は、100V(=600V−500V)でマイナス極性トナーを感光体14からクリーニングブラシ40に引き離す。
図6(E)に示す、Vpp=500Vの場合は、マイナス極性トナーを感光体14からクリーニングブラシ40に引き離すことができない(500V−500V=0V)。
以下、トナー像を中間転写ベルト16に転写するまでの流れを説明する。
感光体14が図中反時計回りに回転すると、まず、感光面14Aが、帯電ロール42によって均一に所定の極性電位に帯電される。
そして、更に感光体14が回転すると、感光面14Aの帯電面が、LEDアレイヘッド46によって露光され、帯電面の露光された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。その後、感光体14の帯電極性と同極性に帯電している現像トナーを、現像ロール44によって、帯電面の電位低下部に電気的に付着させることで、静電潜像を現像し、可視化する。そして、このトナーと逆極性の転写電圧が印加された一次転写ロール38に、トナーが電気的に引き寄せられる。これによって、トナー像が、感光体14から中間転写ベルト16へ転写される。
ここで、感光体14から中間転写ベルト16へトナー像が転写される際に、中間転写ベルト16に転写されずに感光体14に残留する転写残トナーが発生する。また、中間転写ベルト16に上流側で転写されたトナーが下流側の感光体14にオフセットするリトランスファートナーが発生する。このため、この転写残トナー、及びリトランスファートナーを感光体14から除去する必要がある。そこで、クリーニングブラシ40及び回収ロール54への印加電圧を調整して、感光体14上の転写残トナー、及びリトランスファートナーを感光体14から除去する。
次に、本実施の形態で行う第1の実験について記載する。
プリントチャートとして図7に示したチャート100を使用した。該チャート100では、べたの長い帯状のPK300%(Y、M、Cのそれぞれ100%べたを重ねて作った黒)画像102とべたの長い帯状のM100%画像104とが並んで配置されている。
前記チャート100で、1000枚の短期通紙テストを行い、シアン用の現像ユニット12Cのクリーニング性能を調べた。PK300%画像102には、マイナス極性のCの転写残トナーが、M100%画像104には、プラス極性のMのリトランスファートナーがそれぞれクリーニングブラシ40に突入することになる。
シアン用の現像ユニット12Cのクリーニングブラシ40には、Vpp=800V、Vdc=−600Vの矩形波電圧(本実施の形態の電圧)を印加する。回収ロール54へは、Vpp=800V、Vdc=−300Vで、クリーニングブラシ40と同位相の矩形波電圧を印加する。
また、比較例として、Vpp=800V、Vdc=0Vの放電しない範囲での矩形波電圧を印加した場合(比較例1)と、Vthの2倍以上のVppのVpp=1.5KV、Vdc=0Vの矩形波電圧を印加した場合(比較例2)でも、同様の実験を行う。
比較例1の回収ロール54へは、Vpp=800V、Vdc=+300Vの矩形波電圧を、比較例1の回収ロール54へは、Vpp=1.5KV、Vdc=0Vの矩形波電圧をそれぞれ印加する。
結果を表1に示す。
Figure 0004622515
本実施の形態の印加条件では、クリーニング不良は未発生であった。これに対し、比較例1では、M100%画像104で、比較例2では、PK300%画像102とM100%画像104との両方でクリーニング不良が発生した。
M100%画像104は、プラス極性のトナーがクリーニングブラシ40に突入する部分であるが、本実施の形態の印加方式では、プラス極性トナーがマイナス放電によりマイナス極性に変化し、回収ロール54により効率よく回収されたため、クリーニング不良が未発生であった。
しかし、比較例1では、マイナス放電がないので、プラス極性トナーは、プラス極性のままクリーニングブラシ40に突入する。プラス極性トナーは、振動電界の効果でクリーニングブラシ40に吸着されるものの、回収ロール54にはプラス極性トナーを引き付ける電圧が印加されていないために回収されない。こうして、徐々にクリーニングブラシ40にプラス極性のトナーが溜まってしまい、クリーニング不良が発生したと考えられる。逆にPK300%画像102はマイナス極性のトナーであるために、そのままクリーニングブラシ40に吸着され、回収ロール54に回収されたため、クリーニング不良は未発生であった。
一方、比較例2では、PK300%画像102とM100%画像104との両方でクリーニング不良が発生した。これは、比較例2での印加方式では、プラスとマイナスとの両極性の放電が発生するために、PK300%画像102とM100%画像104との両方の画像で両極性のトナーが存在することになり、両方の画像に存在するプラス極性トナーが回収ロール54に回収されずに、徐々にクリーニングブラシ40に溜まってしまったためにクリーニング不良が発生したと考えられる。
比較例1及び比較例2の結果から分かるように、本実施の形態の印加方式以外の印加方式では、1つの回収ロール54のみでは、片方の極性のトナーしか回収できない。よって両極性のトナーを回収するためには、回収ロール54、スクレーパ58のそれぞれを2つずつ備える必要があり、装置が大型化してしまう。
しかし、本実施の形態の印加方式にすることで、クリーニングブラシ40、回収ロール54、及びスクレーパ58はそれぞれ1つずつ備えるだけでよく、クリーニング用の部品点数を少なくし、低コスト、小スペースで、確実に両極性のトナーを回収することが可能となる。
続いて本実施の形態で行う第2の実験について記載する。
A3サイズ一面がM色べた100%の画像のプリント信号を送り、シアン用の現像ユニット12Cの転写電位を通常より若干増加させ、シアン用の現像ユニット12Cのクリーニングブラシ40に、プラス極性の0.2g/m2のM色リトランスファートナーが突入するようにする。
前記条件で、クリーニングブラシ40に印加する電圧のVppを変化させ、クリーニングブラシ40からすり抜けてしまうトナー量を測定した。プラス極性トナーは、クリーニングブラシ40で極性をマイナス極性に変化させて、さらにクリーニングブラシ40で吸着するというストレスな条件となるので、当該実験ではプラス極性のトナーを用いてクリーニング性能を判断する。
図8に結果を示す。VppとVthの絶対値との差が200V以上であると良好なクリーニング性能を示すことが分かる。これは、クリーニングブラシ40でトナー極性をプラスからマイナスに変化させ、さらに変化後のマイナス極性トナーを感光体14からクリーニングブラシ40に引き付けるには、電位差が200V以上あることが望ましいことを示している。
上記したように、クリーニングブラシ40への印加電圧を、放電を起こす電圧で、以下の(2)式を満たすことにより、クリーニング用の部品点数を少なくし、低コスト、小スペースで、確実に両極性のトナーを回収することを可能にできる。
|Vth|+200≦Vpp<2|Vth|(2)
但し、
Vth:感光体14への帯電が起こる最小の印加電圧
Vpp:交流電圧のピークトゥピーク電圧
である。
次に、回収ロール54にクリーニングブラシ40と同位相の交流電圧を印加したときの電位関係を、図9(A)に示す。
クリーニングブラシ40には、Vpp=800V、Vdc=−600Vの交流電圧が印加されており、回収ロール54には、Vp=800V、Vdc=−300Vのクリーニングブラシ40に印加されている交流電圧と同位相の交流電圧が印加されている。なお、交流電圧は、正弦波である必要はなく、矩形波、三角波等でもよい。
クリーニングブラシ40に印加されている交流電圧と回収ロール54に印加されている交流電圧とは同位相であるために、常に300Vの電位差が生じることになる。よって、クリーニングブラシ40と回収ロール54との間には、吸着されているマイナス極性トナーがクリーニングブラシ40から回収ロール54に移る方向の電界が生じるので、トナーは、回収ロール54に回収される。
ところで、効率的にトナーを回収するための電位差は300V程度である。そこで最低300Vの電位差となるように、回収ロール54に直流電流のみを印加すると、図9(B)に示すように、印加直流電流は+100Vとなる。すると、電位差は最大で1.1KVにもなってしまう。すると、回収ロール54とクリーニングブラシ40との間で放電が発生してしまい、トナーがプラスに帯電してしまうので好ましくない。
このように、回収ロール54とクリーニングブラシ40との間になるべく放電を発生させず、かつ回収ロール54とクリーニングブラシ40との電位差を大きくするために、回収ロール54には、クリーニングブラシ40と同位相の交流電圧を印加することが望ましい。
また、本実施の形態におけるトナーの回収効率をテストした。
クリーニングブラシ40には、Vpp=800V、Vdc=−600Vの電圧を印加し、回収ロール54には、Vpp=800V、Vdc=−300Vのクリーニングブラシ40に印加されている交流電圧と同位相の電圧を印加した場合(本実施の形態の印加方式)と、クリーニングブラシ40の条件は同じで回収ロール54には、Vdc=+100Vを印加した場合(比較例)とで、クリーニングのテストを行った。
一定量のトナーが表面に付着している感光体14を、本実施の形態の印加方式及び比較例の印加方式でクリーニングさせ、クリーニングブラシ40及び回収ロール54を介し最終的にスクレーパ58によって回収されたトナー重量を測定し、クリーニング装置の回収効率を算出する。
結果は、本実施の形態の印加方式では約80%のトナーが回収された。一方、直流電流のみを印加する比較例の方式では約40%のトナーしか回収されなかった。こうして、本実施の形態の印加方式の方が明らかによい回収効率であることが分かった。
このように、回収ロール54に、クリーニングブラシ40に印加される交流電圧と同位相の交流電圧を少なくとも含む電圧を印加することにより、効率よくトナーの回収が行われ、トナーがクリーニングブラシ40に吸着されたままのために発生するクリーニング不良を防ぐことができる。
なお、以上説明した実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。
また、交流電圧のDuty比を、転写残の極性毎の割合に応じて、設定してもよい。
さらに、交流電圧のDuty比を、プリント枚数の増加につれて変化させてもよい。
本実施の形態に係る画像形成装置を示す概略図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の現像ユニットを示す概略図である。 印加電圧と感光体表面電位との関係図である。 印加交流電圧のピークトゥピーク電圧と感光体表面電位との関係図である。 (A)は感光体とクリーニングブラシとのニップ部の周辺を示す図であり、(B)は、本実施の形態の電圧を印加した場合のクリーニングブラシにより帯電される感光体の表面電位の時間推移の概念図であり、(C)は、放電を発生させない通常の矩形波の電圧を印加した場合のクリーニングブラシにより帯電される感光体の表面電位の時間推移の概念図である。 本実施の形態の各印加電圧とマイナス極性トナーを感光体からクリーニングブラシに引き離す方向の電界の概念図であり、(A)はVpp=1000Vの場合、(B)はVpp=800Vの場合、(C)はVpp=700Vの場合、(D)はVpp=600Vの場合、(E)はVpp=500Vの場合である。 実験に用いられたプリントチャートである。 VppとVthの絶対値との差とクリーニング性能との関係図である。 (A)は、回収ロールにクリーニングブラシに印加される交流電圧と同位相の電圧を印加したときの電位関係図であり、(B)は、回収ロールにクリーニングブラシに印加される交流電圧と異なる位相の電圧を印加したときの電位関係図である。
符号の説明
10 カラーページプリンタ(画像形成装置)
14 感光体(像担持体)
26 転写部(転写手段)
32 定着ユニット(定着手段)
40 クリーニングブラシ(クリーニング手段)
42 帯電ロール(帯電手段)
44 現像ロール(現像手段)
46 アレイヘッド(情報書き込み手段)
52 クリーニング重畳電源(クリーニング電圧印加手段)
54 回収ロール(回収手段)
56 回収重畳電源(回収電圧印加手段)
58 スクレーパ

Claims (5)

  1. 周回する像担持体の表面を一様帯電する帯電手段と、前記帯電手段によって帯電された前記像担持体に静電潜像を形成する情報書き込み手段と、前記静電潜像に現像剤を供給して該静電潜像を可視化して可視化像を形成する現像手段とを備え、前記可視化像を直接又は転写部材を介して記録用紙に転写することで画像形成する画像形成装置であって、
    前記像担持体の表面に接触すると共に該像担持体の回転方向に対して逆回転し、前記像担持体の表面に残留する現像剤を静電的に保持するクリーニングブラシであって、該像担持体の表面との接触部における該像担持体の回転方向の上流側に上流側放電領域を形成すると共に下流側に下流側放電領域を形成し、該上流側放電領域にて断続的なマイナス放電を行うクリーニングブラシと、
    直流電圧と交流電圧とを重畳することで、前記像担持体と前記クリーニングブラシとの間の電界の向きを変化させ、かつ単一極性の放電をさせる電圧を前記クリーニングブラシに印加するクリーニング電圧印加手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニング電圧印加手段により印加される交流電圧の振幅を、前記像担持体への帯電が起こる最小の印加電圧から前記像担持体の帯電電圧が飽和するときの印加電圧までの範囲内で設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記クリーニング電圧印加手段により印加される交流電圧の振幅を、前記像担持体への帯電が起こる最小の印加電圧の絶対値の2倍より小さい値に設定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニング電圧印加手段により印加される交流電圧の振幅を示すピークトゥピーク電圧を、以下に示す(1)式の範囲に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の画像形成装置。
    |Vth|+α≦Vpp<2|Vth| … (1)
    但し、
    Vth:像担持体への帯電が起こる最小の印加電圧
    Vpp:交流電圧のピークトゥピーク電圧
    α:クリーニング電圧印加手段により印加する印加電圧によって定まる所定の電圧
    である。
  5. 前記クリーニングブラシが静電的に保持する現像剤を回収する回収手段と、
    前記クリーニング電圧印加手段が前記クリーニングブラシに印加する交流電圧と同位相の交流電圧を少なくとも含む電圧を前記回収手段に印加する回収電圧印加手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の画像形成装置。
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