JP2006138891A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 環境やトナー濃度の変化によりトナーの帯電量が変化しても、2次転写時で安定した画像を形成できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 像担持体上のトナー像を中間転写体に1次転写した後、当該トナー像を前記中間転写体から2次転写手段にて転写材に転写し、当該2次転写手段の下流側で残留トナーを清掃する清掃手段を有する画像形成装置において、最下流側の1次転写位置と2次転写位置との間で前記中間転写体上のトナー像に対して電荷を付与する2次転写前除電手段を設け、所定の画像パターンを前記中間転写体上に形成後、当該画像パターンを清掃時、クリーニング部材に流れる電流値の変化量を検出し、検出された電流値の変化量によって、前記2次転写前除電手段の電荷付与条件を決定するように制御することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図2
【解決手段】 像担持体上のトナー像を中間転写体に1次転写した後、当該トナー像を前記中間転写体から2次転写手段にて転写材に転写し、当該2次転写手段の下流側で残留トナーを清掃する清掃手段を有する画像形成装置において、最下流側の1次転写位置と2次転写位置との間で前記中間転写体上のトナー像に対して電荷を付与する2次転写前除電手段を設け、所定の画像パターンを前記中間転写体上に形成後、当該画像パターンを清掃時、クリーニング部材に流れる電流値の変化量を検出し、検出された電流値の変化量によって、前記2次転写前除電手段の電荷付与条件を決定するように制御することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、中間転写ベルトを用いた画像形成装置に関する。
従来、中間転写ベルトを用いた電子写真方式の画像形成装置としては、感光体に形成したトナー像を中間転写ベルトに転写し、その中間転写ベルト上のトナー像を用紙(記録紙)等の転写材に転写するものが知られている。すなわち、感光体上に形成された所定の極性に帯電しているトナー像を静電気力を利用して中間転写ベルトに転写した後、その中間転写ベルトのトナー像を静電気力を利用して転写材上に転写する。
このような中間転写ベルトを用いた画像形成装置は、静電気力を利用して、各感光体上に形成したトナー像を順次中間転写ベルト上に重ね合わせ、さらに、重ね合わせトナー像を転写材に一括転写することができるので、カラー画像形成装置としてに広く用いられている。
トナー像を構成しているトナーの帯電量については、トナー1粒子当たりの帯電量はほぼ均一であることから、中間転写ベルト上の電位は所定面積内でのトナー付着量によって決まり、カラー画像形成装置では中間転写ベルト上のトナー像のうち複数色のトナーが重ね合わされた部分の帯電電位は、1色のトナーのみが付着している部分の帯電電位よりも大きくなる。
一次転写後の中間転写ベルト上の電位のバラツキが大きいと、二次転写時に様々な画像不良が生じ易くなる。この画像不良を回避するために、二次転写前に中間転写ベルト上のトナー像を除電することにより、中間転写ベルト上のトナーの帯電量を均一化して二次転写を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平10−274892号公報
特開平11−143255号公報
しかしながら、上記提案の方法でも、トナー像の帯電量を均一化することで、ある程度の2次転写時の転写性能を改善させることはできるが、装置の稼働環境や2成分現像剤中のトナー濃度、画像出力数の履歴等により、トナーの帯電量が様々に異なるため、2次転写前のコロナ帯電条件をトナーの帯電量に応じて制御する必要がある。また、2次転写前で、コロナ帯電条件を変更させるとトナー帯電量も変化し、それに応じて2次転写の適正条件も変化することになる。
本発明は、稼働環境や現像剤中のトナー濃度の変化によりトナーの帯電量が変化しても2次転写に対して適正なトナー帯電量を保持し、安定した画像を形成できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の構成によって達成できる。
(1)像担持体上に担持されたトナー像を中間転写体に1次転写手段にて転写した後、当該トナー像を前記中間転写体から転写材に2次転写手段にて転写し、当該2次転写手段の下流側で前記中間転写体上の残留トナーを清掃する清掃手段を有する画像形成装置において、最下流側の1次転写位置と2次転写位置との間で前記中間転写体上のトナー像に対して電荷を付与する2次転写前除電手段を設け、所定の画像パターンを前記中間転写体上に形成後、当該画像パターンを清掃時、クリーニング部材に流れる電流値の変化量を検出し、検出された電流値の変化量によって、前記2次転写前除電手段の電荷付与条件を決定するように制御することを特徴とする画像形成装置(第1の発明)。
(2)像担持体上に担持されたトナー像を中間転写体に1次転写手段にて転写した後、当該トナー像を前記中間転写体から転写材に2次転写手段にて転写し、当該2次転写手段の下流側で前記中間転写体上の残留トナーを清掃する清掃手段を有する画像形成装置において、最下流側の1次転写位置と2次転写位置との間で前記中間転写体上のトナー像に対して電荷を付与する2次転写前除電手段を設け、所定の画像パターンを前記中間転写体上に形成後、当該画像パターンに対して前記2次転写前除電手段によって電荷を付与し、当該画像パターンの清掃時、クリーニング部材に流れる電流値の変化量を検出し、検出された電流値の変化量によって、前記2次転写手段の電位付与条件を決定するように制御することを特徴とする画像形成装置(第2の発明)。
クリーニング部材に流れる電流値変化量を検知し、それに応じて2次転写前除電電位付与条件または2次転写電位付与条件を制御することによって安定した画像を得ることができる。
はじめに、本発明に係わる定着装置を装着する画像形成装置について説明する。
本発明の実施の形態における説明では、本明細書に用いる用語により本発明の技術範囲が限定されることはない。
図1は画像形成装置の全体構成の一例を示す模式図である。
図1において、10は像担持体である感光体、11は帯電手段であるスコロトロン帯電器、12は画像書き込み手段である書き込み装置、13は現像手段である現像装置、14は感光体10の表面を清掃するためのクリーニング手段であるクリーニング装置、15はクリーニングブレード、16は現像スリーブ、20は中間転写体である中間転写ベルトを示す。画像形成手段1は感光体10、スコロトロン帯電器11、現像装置13、およびクリーニング装置14等からなっており、各色毎の画像形成手段1の機械的な構成は同じであるので、図1ではY(イエロー)系列のみの構成について参照符号を付けており、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(黒)の構成要素については参照符号を省略した。
各色毎の画像形成手段1の配置は中間転写ベルト20の走行方向に対して、Y、M、C、Kの順になっており、各感光体10は中間転写ベルト20の張設面に接触し、接触点で中間転写ベルト20の走行方向と同方向、かつ、同線速度で回転する。
中間転写ベルト20は駆動ローラ21、アースローラ22、テンションローラ23、従動ローラ24に張架され、これらのローラと中間転写ベルト20、1次転写ローラ25、クリーニング装置28等でベルトユニット3を構成する。
中間転写ベルト20の走行は不図示の駆動モータによる駆動ローラ21の回転によって行われる。
一般に、転写率向上のため感光体10と中間転写ベルト20に速度差(感光体>中間転写ベルト)を設けた場合、1次転写と2次転写の間にあるローラでベルトを駆動するのが、ベルトのたわみが発生しにくく、ベルトの速度変動を低減させるのに有利である。
感光体10は、例えばアルミ材によって形成される円筒状の金属基体の外周に導電層、a−Si層あるいは有機感光体(OPC)等の感光層を形成したものであり、導電層を接地した状態で図1の矢印で示す反時計方向に回転する。
読み取り装置80からの画像データに対応する電気信号は画像形成レーザで光信号に変換され、書き込み装置12によって感光体10上に投光される。
現像装置13は、感光体10の周面に対し所定の間隔を保ち、感光体10の回転方向と最接近位置において逆方向に回転する円筒状の非磁性ステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ16を有している。
中間転写ベルト20は、体積抵抗率106〜1012Ω・cmの無端ベルトであり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した、厚さ0.04〜0.10mmの半導電性シームレスベルトである。
1次転写ローラ25には、トナー(本実施の形態では負極性)と反対極性(本実施の形態では正極性)の直流電圧が印加され、感光体10上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20上に転写させる機能を有する。
26はアースローラ22から当接および当接解除可能な2次転写ローラで、トナーと逆極性の電圧が印加され、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像を転写材Pに再転写する。
28は清掃手段であるクリーニング装置で、中間転写ベルト20を挟んで従動ローラ24に対向して設けられている。トナー像を転写材Pに転写後、中間転写ベルト20は、前記クリーニング装置28のクリーニング部材であるファーブラシ281によって清掃される。さらに、クリーニングブレード29によってベルト周面上に残ったトナーが掻き落される。なお、クリーニング装置28に関しての詳細については後述する。
30は、2次転写前除電手段である、グリッド電極301を有する2次転写前除電器で、電源S1によりトナーと逆極性の電圧印加により電極ワイヤ301でコロナ放電を発し、中間転写ベルト20を挟んで前記駆動ローラ21に対向した位置に設けられている。
70は紙送り出しローラ、71はタイミングローラ、72は紙カセット、73は搬送ローラである。
4は定着装置で、ハロゲンランプ46によって熱せられる加熱ローラ41と不図示の加圧機構によって加圧される加圧ローラ42とで構成され、ニップTでトナー像を担持した転写材を挟持、加圧して定着する。
定着を終えた転写材Pは、そのまま直進して排紙ローラ81から排紙トレイ82上に排出される。
B1は、各駆動部、画像形成プロセス、定着温度、および本発明に関する2次転写前および2次転写時の中間転写ベルト20上の重ね合わせトナー像への印加電圧(電荷付与条件)を制御する制御手段であるコントロール部である。
以上、本実施の形態における画像形成装置の構成の概略についてのべたが、重ね合わせトナー像を転写材に転写する前、トナー像電荷の均一化するために、2次転写前除電器によってトナー像の除電を行う方法は、画質改善にはまだ不十分であることについては前述した。
次に、本発明である、2次転写前電荷および2次転写電荷の付与条件に関する制御方法について説明する。
図2は、図1における中間転写ベルトのクリーニング装置近傍を拡大した図である。
図2において、クリーニング装置28における281は、導電性のアクリル、レーヨン、ナイロン等の合成高分子系の繊維材料のファーブラシで、不図示の動力源から動力を得て反時計方向に回転する。282は中間転写ベルト20上の残留トナーを掻き落とすブレードである。283はファーブラシ281に付着したトナー、紙粉等を付着するステンレス製の棒状のフリッカで、不図示の動力源から動力を得て時計方向に回転する。284はフリッカ283に付着したトナーを掻き落とすスクレーパである。285はリサイクルスクリューで、掻き落とされた残留トナーを回収して再利用するトナーリサイクルシステム286を経由して現像装置13(図1参照)に搬送する。
なお、前記ブレード282でトナーを掻き落とす前に、回転するファーブラシ281によってもトナーが回収され、ブラシの毛によってかき乱されるためトナーと中間転写ベルト20との付着力も弱まり、ブレード282への負荷が減る。さらに、ファーブラシ281には、電源S2からトナーと逆極性のバイアス(0.1〜1kV)に印加されており、2次転写前のトナーの帯電量の変化に応じて、前記ファーブラシ281に流れる電流の変化を電流計Aにて検知することができる。
すなわち、第1に発明は、中間転写ベルト20に検知用の所定の画像パターンを形成後、そのトナー像のクリーニング時に前記ファーブラシ281に流れる電流変化を検知し、検知された電流値の変化量によって前記2次転写前除電器30に印加する電圧を決定するように制御することを特徴としている。これにより、稼働環境の変化や現像剤のトナー濃度の変化によりトナー帯電量が様々に変化しても、2次転写前除電器30に対して適正な印加電圧(電荷付与条件)を決定することができ、良好な画像を得ることができる。なお、クリーニング装置28に達する前記画像パターンは、2次転写ローラ(中間転写ベルトに当接解除状態にある。)で2次転写は行われないように制御される。
第2の発明は、中間転写ベルト20に検知用の所定の画像パターンを形成後、
そのトナー像に対して前記2次転写前除電気30によって電荷を付与し、前記画像パターンのクリーニング時に前記ファーブラシ281に流れる電流変化を検知し、検知された電流値の変化量によって前記2次転写ローラ26への印加電圧(電荷付与条件)を決定するように制御することを特徴としている。これにより、2次転写前除電器30によってトナー帯電量が様々に変化しても、電荷付与後のトナー電位に応じて、適正な2次転写ローラ26への印加電圧(電荷付与条件)を決定することができるため、良好な2次転写性能が得られることになる。
そのトナー像に対して前記2次転写前除電気30によって電荷を付与し、前記画像パターンのクリーニング時に前記ファーブラシ281に流れる電流変化を検知し、検知された電流値の変化量によって前記2次転写ローラ26への印加電圧(電荷付与条件)を決定するように制御することを特徴としている。これにより、2次転写前除電器30によってトナー帯電量が様々に変化しても、電荷付与後のトナー電位に応じて、適正な2次転写ローラ26への印加電圧(電荷付与条件)を決定することができるため、良好な2次転写性能が得られることになる。
また、トナー帯電量が変化すると画像パターンを作成したときの単位面積あたりのトナー付着質量も変化するため、クリーニング時の電流値の変化を測定しただけでは、トナーの単位質量あたりの電荷量まではわからない。これに対して、画像パターンの画像濃度とクリーニング時の電流値変化の両方を検出し、両者の関係から2次転写前除電器30への印加電圧を設定するように制御するとさらに好ましい。
以上から、稼働環境や現像剤のトナー濃度などが変動しても安定して良好な画像を得ることができる。
以下、中間転写ベルトを備えたタンデム型複写機を使用し、上記発明の確認実験を行った。
実験条件
中間転写ベルト材質: ポリイミド製、体積抵抗109Ωcm
転写ベルト・グリッド間距離: 1mm
放電電極: 60μmタングステン線にDC5kV 印加
電極サイドプレート: グリッドと同電位
電極対向ローラ(駆動ローラ): GNDに接地
クリーニング部材: 導電性ローラブラシ
上記条件の基で、第1の発明(対策1)と第2の発明(対策2)、対策無しの比較例について、実験を行った。
中間転写ベルト材質: ポリイミド製、体積抵抗109Ωcm
転写ベルト・グリッド間距離: 1mm
放電電極: 60μmタングステン線にDC5kV 印加
電極サイドプレート: グリッドと同電位
電極対向ローラ(駆動ローラ): GNDに接地
クリーニング部材: 導電性ローラブラシ
上記条件の基で、第1の発明(対策1)と第2の発明(対策2)、対策無しの比較例について、実験を行った。
・対策1
高湿度環境(湿度80%)において、2次転写を行わない2色重ね合わせベタ画像パターンを中間転写ベルト上に形成し、当該画像パターンをクリーニングする際、ファーブラシに流れる電流値の変化量を測定した。その結果、非画像部(画像パターンが無い部分)では電流値90μAであったのに対し、画像パターンのクリーニング時には、76μAに変化した。この非画像部と画像パターン部との電流値変化量14μAに対し、2次転写前除電器のグリッド電位を−80Vに設定するすることにより、適正なトナー電荷量となり良好な画像が得られた。また、低湿度環境(湿度20%)において、同様に2次転写を行わない画像パターンにおけるクリーニング時の電流値の変化量を測定したところ、22μAであった。これに対し、2次転写前除電器にのグリッド電位を−110Vに設定するすることにより、適正なトナー電荷量となり、表1に示すように良好な画像が得られた。
高湿度環境(湿度80%)において、2次転写を行わない2色重ね合わせベタ画像パターンを中間転写ベルト上に形成し、当該画像パターンをクリーニングする際、ファーブラシに流れる電流値の変化量を測定した。その結果、非画像部(画像パターンが無い部分)では電流値90μAであったのに対し、画像パターンのクリーニング時には、76μAに変化した。この非画像部と画像パターン部との電流値変化量14μAに対し、2次転写前除電器のグリッド電位を−80Vに設定するすることにより、適正なトナー電荷量となり良好な画像が得られた。また、低湿度環境(湿度20%)において、同様に2次転写を行わない画像パターンにおけるクリーニング時の電流値の変化量を測定したところ、22μAであった。これに対し、2次転写前除電器にのグリッド電位を−110Vに設定するすることにより、適正なトナー電荷量となり、表1に示すように良好な画像が得られた。
・比較例1−1
上記対策1の実験条件におけるクリーニング時の電流値の変化量にかかわらず、2次転写前除電器のグリッド電位を−80V一定に決定すると、低湿度環境(湿度20%)の電流値変化量22μAの際に除電過多となり、表1に示すように画像荒れが発生した。
上記対策1の実験条件におけるクリーニング時の電流値の変化量にかかわらず、2次転写前除電器のグリッド電位を−80V一定に決定すると、低湿度環境(湿度20%)の電流値変化量22μAの際に除電過多となり、表1に示すように画像荒れが発生した。
・比較例2−2
上記対策1の実験条件におけるクリーニング時の電流値の変化量にかかわらず、2次転写前除電器のグリッド電位を−110V一定に決定すると、低湿度環境(湿度20%)の電流値変化量14μAの際に除電不足となり、表1に示すように転写ムラが発生した。
上記対策1の実験条件におけるクリーニング時の電流値の変化量にかかわらず、2次転写前除電器のグリッド電位を−110V一定に決定すると、低湿度環境(湿度20%)の電流値変化量14μAの際に除電不足となり、表1に示すように転写ムラが発生した。
・対策2
2次転写を行わない2色重ね合わせベタ画像パターンを中間転写ベルト上に形成し、この画像パターンに対し、グリッド電位−80Vの条件で2次転写前除電器によりトナー電荷量を低減させた後、当該画像パターンをクリーニングする際、ファーブラシに流れる電流値の変化量を測定した。非画像部(画像パターンが無い部分)と画像パターン部との電流値変化量は9μAであり、これに対し2次転写電圧を3kVに設定することにより、良好な2次転写画像が得られた。また、同様にグリッド電位−130Vの条件で2次転写前除電によりトナー電荷量を低減させた後、画像パターン部をクリーニングした。その際、ファーブラシに流れる電流値の変化量を測定したところ非画像部と画像パターン部との電流値の変化量は15μAであり、これに対し2次転写電圧を4kVに設定することにより、良好な2次転写画像が得られた。
2次転写を行わない2色重ね合わせベタ画像パターンを中間転写ベルト上に形成し、この画像パターンに対し、グリッド電位−80Vの条件で2次転写前除電器によりトナー電荷量を低減させた後、当該画像パターンをクリーニングする際、ファーブラシに流れる電流値の変化量を測定した。非画像部(画像パターンが無い部分)と画像パターン部との電流値変化量は9μAであり、これに対し2次転写電圧を3kVに設定することにより、良好な2次転写画像が得られた。また、同様にグリッド電位−130Vの条件で2次転写前除電によりトナー電荷量を低減させた後、画像パターン部をクリーニングした。その際、ファーブラシに流れる電流値の変化量を測定したところ非画像部と画像パターン部との電流値の変化量は15μAであり、これに対し2次転写電圧を4kVに設定することにより、良好な2次転写画像が得られた。
・比較例2−1
上記対策2の実験条件におけるクリーニング時の電流値の変化量にかかわらず、2次転写電圧を3kV一定に設定すると、グリッド電位−130Vで2次転写前除電を行った場合に転写電圧不足となり、表2に示すように転写ムラが発生した。
上記対策2の実験条件におけるクリーニング時の電流値の変化量にかかわらず、2次転写電圧を3kV一定に設定すると、グリッド電位−130Vで2次転写前除電を行った場合に転写電圧不足となり、表2に示すように転写ムラが発生した。
・比較例2−2
上記対策2の実験条件におけるクリーニング時の電流値の変化量にかかわらず、2次転写電圧を4kV一定に設定すると、グリッド電位−80Vで2次転写前除電を行った場合に転写電圧過多となり、表2に示すように画像荒れが発生した。
上記対策2の実験条件におけるクリーニング時の電流値の変化量にかかわらず、2次転写電圧を4kV一定に設定すると、グリッド電位−80Vで2次転写前除電を行った場合に転写電圧過多となり、表2に示すように画像荒れが発生した。
以上、対策1、2の効果が確認された。
なお、本発明の実施の形態として中間転写体として、中間転写ベルトを構成要素として説明したが、他タイプの中間転写体、たとえば、ドラム状の中間転写体の場合でも対策の効果が得られるのは言うまでもない。
1 画像形成手段
10 感光体
16 現像スリーブ
20 中間転写ベルト
22 バックアップローラ
25 1次転写ローラ
26 2次転写ローラ
28 クリーニング装置
281 ファーブラシ
283 フリッカ
284 スクレーパ
30 2次転写前除電器
10 感光体
16 現像スリーブ
20 中間転写ベルト
22 バックアップローラ
25 1次転写ローラ
26 2次転写ローラ
28 クリーニング装置
281 ファーブラシ
283 フリッカ
284 スクレーパ
30 2次転写前除電器
Claims (4)
- 像担持体上に担持されたトナー像を中間転写体に1次転写手段にて転写した後、当該トナー像を前記中間転写体から転写材に2次転写手段にて転写し、当該2次転写手段の下流側で前記中間転写体上の残留トナーを清掃する清掃手段を有する画像形成装置において、最下流側の1次転写位置と2次転写位置との間で前記中間転写体上のトナー像に対して電荷を付与する2次転写前除電手段を設け、所定の画像パターンを前記中間転写体上に形成後、当該画像パターンを清掃時、クリーニング部材に流れる電流値の変化量を検出し、検出された電流値の変化量によって、前記2次転写前除電手段の電荷付与条件を決定するように制御することを特徴とする画像形成装置。
- 像担持体上に担持されたトナー像を中間転写体に1次転写手段にて転写した後、当該トナー像を前記中間転写体から転写材に2次転写手段にて転写し、当該2次転写手段の下流側で前記中間転写体上の残留トナーを清掃する清掃手段を有する画像形成装置において、最下流側の1次転写位置と2次転写位置との間で前記中間転写体上のトナー像に対して電荷を付与する2次転写前除電手段を設け、所定の画像パターンを前記中間転写体上に形成後、当該画像パターンに対して前記2次転写前除電手段によって電荷を付与し、当該画像パターンの清掃時、クリーニング部材に流れる電流値の変化量を検出し、検出された電流値の変化量によって、前記2次転写手段の電位付与条件を決定するように制御することを特徴とする画像形成装置。
- 前記2次転写前除電手段として、グリッド電極をもつスコロトロン除電手段を設け、前記クリーニング部材に流れる電流値の変化量に応じてグリッド電位を決定するように制御することを特徴とする請求項1ないし2のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記中間転写体上または前記像担持体上の画像濃度を検知する手段を設け、前記画像パターンの清掃時にクリーニング部材に流れる電流値の変化量と画像濃度の両方を検出し、前記2次転写前帯電手段の電位付与条件または前記2次転写手段の電位付与条件を決定するように制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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2004
- 2004-11-10 JP JP2004326011A patent/JP2006138891A/ja active Pending
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