JP3472023B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3472023B2
JP3472023B2 JP06523096A JP6523096A JP3472023B2 JP 3472023 B2 JP3472023 B2 JP 3472023B2 JP 06523096 A JP06523096 A JP 06523096A JP 6523096 A JP6523096 A JP 6523096A JP 3472023 B2 JP3472023 B2 JP 3472023B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、回転駆動される像
担持体上に、潜像形成手段によって静電潜像を形成し、
その静電潜像を現像装置によってトナー像として可視像
化すると共に、像担持体上のトナー像を転写装置によっ
て記録媒体に転写し、トナー像転写後の像担持体上の転
写残トナーをクリーニング部材により回収して当該像担
持体の表面を清掃する画像形成装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は
その複合機などとして構成される上記形式の画像形成装
置においては、像担持体が繰返し使用されるので、トナ
ー像転写後の像担持体表面に残留付着する転写残トナー
をクリーニング部材によって除去回収し、像担持体表面
を清掃する必要がある。このため、従来より像担持体を
清掃する各種のクリーニング装置が提案され、かつ実用
化されているが、従来のクリーニング装置は、一般に像
担持体から回収したトナーを廃トナータンクなどに収容
し、これを廃棄するように構成されている。 【0003】ところで、近年、電子写真プロセスを採用
したこの種の画像形成装置においては、一段の低コスト
化と、環境問題対策の一環として、廃棄されるトナー量
の一層の低減化を図ることが要望されている。 【0004】このような点に鑑み、像担持体から記録媒
体へのトナー像の転写率を100%にして、トナー像転
写後の残留トナーを無くすようにすると、所謂、クリー
ナーレス方式を採用することができる。これにより、廃
棄するトナーをなくすことができるばかりでなく、クリ
ーニング装置を省略でき、画像形成システムの単純化
と、画像形成装置のコストの引き下げを達成できる。し
かしながら、現状では、トナー像の転写率を100%に
することは難しく、また信頼性の上からも問題がある。 【0005】そこで、次善の策として、トナー像の転写
後に像担持体表面に残留付着する転写残トナーをクリー
ニング部材に静電的に付着させて回収し、次いでこの回
収トナーを像担持体に静電的に再付着させて、現像装置
で静電的に回収し、これを再使用する方法が提案されて
いる(例えば、特公昭61−30274号公報参照)。
トナー像転写後に、像担持体上に残留付着する転写残ト
ナーを静電的にクリーニング部材に一時的に回収し、次
いで、その回収したトナーを、像担持体上の、次の静電
潜像形成に影響のない表面部分に静電的に再付着させ、
更に、像担持体表面に再付着させたトナーを現像装置で
静電的に回収するのである。これによるものでは、回収
したトナーを廃トナータンクや現像装置などに移送する
専用の手段が不要になるので、画像形成装置のコストを
下げることができ、しかもトナーをリサイクル使用でき
るので、廃棄トナーをなくすことができる。また、転写
残トナーをクリーニング部材に回収するとき、そのトナ
ーを、像担持体との間で摩擦帯電させ、当該トナーの帯
電極性を、現像時におけるトナーの帯電極性に揃え、こ
れをクリーニング部材に効率よく静電的に回収できるよ
うに構成した画像形成装置も提案されている。 【0006】この種の画像形成装置においては、画像形
成動作中に、記録媒体の搬送トラブル、すなわちジャム
を生じたとき、画像形成動作が停止し、ジャムを起こし
た記録媒体をオペレータが除去できるようにしている。
そして、かかるジャム処理時に、画像形成装置を再始動
させるのであるが、従来のこの種の画像形成装置におい
ては、ジャム発生時に、像担持体やクリーニング部材上
に付着していたトナーを、画像形成装置再始動時にいか
に効率よく処理して画像形成動作を開始するかにつき特
に考慮が払われていなかった。このため、画像形成装置
の再始動後に、所定の画像形成を可能にするまでの時間
に多くを要したり、或いは、その画像形成動作が行われ
たときのクリーニング部材によるクリーニング効率が低
下したり、また、ジャムを生じたとき、像担持体上に付
着していたトナーが、その像担持体上に一部残留して、
画像上の地汚れが発生するおそれがあった。 【0007】 【0008】 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、転写
残トナーをクリーニング部材に静電的に回収し、この回
収したトナーを像担持体に静電的に再付着させ、次い
で、再付着したトナーを現像装置にて静電的に回収する
形式の画像形成装置における上述の問題点を解決し、記
録媒体にジャムを生じたときに像担持体上にトナー像が
形成されていても、このあとの画像形成装置再始動時
に、そのトナー像のトナーを現像装置に短時間で回収し
終えるようにして、画像形成装置の再始動後に、画像形
成を可能にするまでの時間を短縮できる画像形成装置を
提供することにある。 【0010】 【0011】 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、回転駆動される像担持体と、該担持体上に
静電潜像を形成する潜像形成手段と、その静電潜像をト
ナー像として可視像化する現像装置と、像担持体上のト
ナー像を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転写
後の像担持体上の転写残トナーが現像時における帯電極
性に揃うように、像担持体との間で、その転写残トナー
を摩擦帯電させ、且つ、摩擦帯電させた転写残トナーを
静電的に一時的に回収し、次いでその回収したトナー
を、像担持体上の、次の静電潜像の形成に影響のない表
面部分に静電的に再付着させるクリーニング部材とを具
備し、像担持体表面に再付着させたトナーを現像装置に
おいて静電的に回収すると共に、画像形成動作が実行さ
れている状態で、記録媒体にジャムを生じたとき、その
画像形成動作が停止する画像形成装置において、像担持
体上のトナー像の像担持体回転方向先端が、転写装置に
よるトナー像転写の行われる転写部に到達する前に、記
録媒体にジャムを生じたとき、このあとの画像形成装置
再始動時に、像担持体を画像形成動作時の回転方向に回
転させつつ、前記トナー像のトナーの、クリーニング部
材への回収を行うことなく、前記トナー像のトナーを像
担持体上に保持させたままクリーニング部材を通過さ
せ、当該トナーを現像装置に静電的に回収するモードを
実行する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装
置を提案する(請求項1)。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。 【0014】図1は、本発明に係る画像形成装置の一例
を示す概略構成図である。同図において、像担持体の一
構成例であるドラム状の感光体1は、図示されない駆動
装置により図における時計方向に回転駆動され、この回
転時に、除電装置の一例である除電ランプ13によって
除電作用を受けて初期化され、次いで帯電装置の一例で
ある帯電ローラ2の作用により、感光体1の表面が所定
の極性に均一に帯電される。本例では、帯電ローラ2は
電圧電源E10に接続され、感光体1と接触回転する間
で、感光体1の表面を負(マイナス)極性に均一に帯電
する。帯電ローラ2の作用により、感光体1の表面が、
例えば−850Vに帯電されるのである。感光体1を均
一帯電させる帯電装置として、感光体から離間して配置
される帯電装置、例えばコロナ放電器などを用いること
もできる。 【0015】次いで、露光部3において、図示していな
い露光走査装置によって、例えば光変調されたレーザ光
11による光書き込み走査が行われることにより、感光
体1の表面には所定の静電潜像が形成される。感光体1
上のレーザ光11の照射された部分A、すなわち静電潜
像の表面電位は、例えば−150V程度となり、レーザ
光11が照射されない部分B、すなわち静電潜像の地肌
部の表面電位はほぼ−850Vに維持される。このよう
に、本例では帯電ローラ2と、露光走査装置が、感光体
1より成る像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手
段を構成している。 【0016】現像装置4は感光体1に対向配置された現
像剤担持搬送部材の一例である現像ローラ5と、一対の
撹拌パドル10A,10Bとを具備し、これらは、現像
装置の本体をなす現像ケーシング9内にそれぞれ設けら
れ、そのケーシング9に回転自在に支持されている。こ
のうちの現像ローラ5には電圧電源E1により、例えば
−600V程度の電圧が印加される。現像ローラ5に
は、感光体1の帯電極性と同極性の電圧が印加されるの
である。 【0017】ここに例示した現像装置4では、トナーと
キャリアを有する二成分系現像剤Dが使用され、この現
像剤Dは現像ケーシング9内に収容されている。そし
て、撹拌パドル10A,10Bの回転により、そのトナ
ーはキャリアとの摩擦により所定の極性、本例では感光
体1の帯電極性と同極性、すなわち負極性に帯電され
る。このように、本例の画像形成装置においては、現像
時におけるトナーの帯電極性が負極性となっている。キ
ャリアを有さない一成分系現像剤を使用する現像装置を
採用してもよい。 【0018】現像ローラ5は図示反時計方向に回転駆動
されるようになっていて、その周面上に担持された現像
剤は、現像ローラ5の回転方向に搬送され、該ローラ5
に対して所定のギャップをあけて対置された現像剤規制
部材15によって掻き取り作用を受ける。現像剤規制部
材15によって搬送量を規制された現像剤は、現像ロー
ラ5と感光体1とが互いに対向した現像部6に向けて運
ばれ、その現像部6において現像剤中のトナーが感光体
1上の静電潜像に静電的に引き寄せられ、その部分に付
着する。すなわち、感光体の帯電極性と同じ負極性に帯
電されたトナーがレーザ光の照射された感光体表面部分
Aに付着し、その静電潜像がトナー像として可視像化さ
れるのである。このように、本例の画像形成装置におい
ては反転現像方式(ネガ・ポジ現像方式)が採用されて
いる。 【0019】感光体1の下位には、転写装置の一例であ
る転写ローラ7が配設されている。転写ローラ7は、感
光体1の回転方向に対して順方向に回転し、この転写ロ
ーラ7と、これが対向する感光体1との間の転写部8に
向けて、転写紙16より成る記録媒体が矢印方向Pに送
られるようになっていて、転写ローラ7が転写部8に送
られた転写紙16を介して感光体1の表面に圧接し、こ
のとき転写ローラの機能により、感光体1上に形成され
ているトナー像が転写紙16上に転写される。すなわ
ち、電源E3により、転写ローラ7に対して、感光体1
上のトナーの帯電極性と反対の正(プラス)極性電圧、
例えば+950Vの電圧が印加され、このとき、感光体
1上の負極性のトナーTが、転写紙16の側に静電的に
引き寄せられ、該転写紙に付着する。感光体1に対して
離間した転写装置、例えばコロナ放電器より成る転写装
置を用いることもできる。 【0020】トナー像を転写された転写紙16は、図示
していない分離装置によって感光体1から分離され、同
じく図示していない定着装置に送られ、ここで転写紙1
6上のトナー像が定着される。このようにして、転写紙
16はコピー紙として画像形成装置本体外に排出され
る。 【0021】上述のように、本例の画像形成装置は、回
転駆動される感光体1より成る像担持体と、この像担持
体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、その静電潜
像をトナー像として可視像化する現像装置4と、像担持
体上のトナー像を転写紙16より成る記録媒体に転写す
る転写ローラ7より成る転写装置とを有していると共
に、次に説明するクリーニングローラ12より成るクリ
ーニング部材、及び前述の除電ランプ13より成る除電
装置を具備している。帯電装置、潜像形成手段による像
担持体への露光部3、現像装置4、転写装置、クリーニ
ング部材及び除電装置が、この順に像担持体の回転方向
に沿って配置されている。 【0022】感光体1上のトナー像は転写部8で転写紙
16に転写されるが、そのトナー像転写後に、感光体1
の表面には、転写紙16に転写されずに感光体1上に残
留したトナーが付着している。かかる転写残トナーT1
がクリーニング部14に至ると、クリーニング部材の一
例であるクリーニングローラ12の表面に一時的に回収
される。 【0023】クリーニングローラ12は、剛体より成る
芯部材12aと、その芯部材12aの表面に固設された
導電性又は中抵抗の弾性体12bとを有していて、図示
した例では芯部材12aが丸軸状の導電性金属より成
り、弾性体12bは、その芯部材12aと同心の円筒状
に形成された発泡体より成る。かかるクリーニングロー
ラ12は図1及び図15に示したクリーニングケース1
7に収容され、かつ芯部材12aの各端部が、クリーニ
ングケース17の前後の側壁17a,17b(図15)
にそれぞれ回転可能に支持されている。かかるクリーニ
ングローラ12は、現像ローラ5、帯電ローラ2、及び
転写ローラ7と共に、感光体1に対して実質的に平行に
位置している。 【0024】ここで、図1において、現像部6から転写
部8に向かうトナー像のトナーTは、そのほとんどのも
のが、現像時の帯電極性、本例では負極性のトナーとな
っている。これに対し、転写ローラ7にはトナー像の転
写時に、現像時のトナー帯電極性と反対極性、本例では
正極性の電圧が印加されるため、そのトナー像転写後に
おいて感光体1上に残留付着するトナー、すなわち転写
残トナーT1は、正極性のものに負極性のものが混在し
たトナーとなる。転写残トナーは、プラスとマイナスの
両方の極性のトナーが混在した状態で、クリーニング部
14に移送されるのである。 【0025】本例のクリーニングローラ12は、感光体
1上の転写残トナーT1を回収するとき、図1における
時計方向(矢印a方向)、すなわち感光体1の回転方向
に対してカウンタ方向に回転駆動されるようになってい
て、感光体1の表面に摺擦しながら回転する。クリーニ
ングローラ12は、自身の表面部分が、感光体1によっ
て弾性変形させられるように、感光体1と圧接し、図2
に示したように、この圧接部にはニップ領域Nが形成さ
れる。このニップ領域Nがクリーニング領域となる。な
お、ニップ領域Nの感光体周方向における幅は、例えば
1mm前後となるが、図2ではかかるニップ領域Nの幅を
誇張して示してある。 【0026】かかるニップ領域Nで、正、負両極性の転
写残トナーT1は、クリーニングローラ12に接触しな
がら現像時のトナーと同じ極性(本例では負極性)のト
ナーになるように、摩擦帯電される。すなわち、クリー
ニングローラ12より成るクリーニング部材は、トナー
像転写後の像担持体上の転写残トナーが、現像時におけ
るトナーの帯電極性(本来の極性)に揃うように、像担
持体との間で、その転写残トナーを摩擦帯電するのであ
る。クリーニングローラ12の弾性体12bは、トナー
に対して、これを本来の極性、本例では負極性に摩擦帯
電させ得る帯電系列の帯電材料で構成されている。 【0027】図1に戻って、転写紙16より成る記録媒
体へのトナー像転写後の感光体1上の転写残トナーT1
は、感光体1に対して圧接しながら回転するクリーニン
グローラ12より成るクリーニング部材に回収される
が、その回収時にクリーニングローラ12の芯部材12
aには、当該ローラ12によって摩擦帯電されたトナー
の帯電極性と反対の極性、本例では正極性の電圧、例え
ば+200Vの電圧が電圧電源E4により印加される。
従って、転写部8を通過したトナー像転写後の残留トナ
ー、すなわちクリーニングローラ12によって摩擦帯電
された転写残トナーT1は、正極性の電圧が印加された
クリーニングローラ12の表面に静電的に引き寄せられ
て、該ローラ12の表面に付着し、このローラに一時的
に回収される。これにより、感光体1の表面はクリーニ
ング状態にされる。感光体1に対して接触回転するクリ
ーニングローラ12には、このように、感光体1との間
で、感光体上の転写残トナーT1が、クリーニングロー
ラ12の表面に静電的に吸引され得る電界が形成される
ように、現像時におけるトナーの帯電極性と反対極性
(本例では正極性)の電圧が印加されるのである。 【0028】上述のようにしてクリーニングローラ12
の表面に回収されたトナーに関して、図では符号T2
付して示してある。図3乃至図11は、感光体1上の転
写残トナーT1をクリーニングローラ12に回収し、次
いで後述するようにその回収トナーT2を感光体1の表
面に再付着させる動作の一例を示す説明図であり、これ
らの図のうち図3は、感光体1上のトナー像が、矢印P
方向に搬送される転写紙16に転写され、その転写残ト
ナーT1がクリーニングローラ12の表面に回収されて
いるときの様子を示す概略図である。クリーニングロー
ラ12によってクリーニングされた感光体1の表面部分
は、除電ランプ13によって除電作用を受け、その表面
電位が基準値まで下げられる。除電ランプ13は画像形
成動作中、点灯し続けている。除電作用を受けた感光体
表面は、図3から判るように引き続き帯電ローラ2によ
って帯電され、前述した画像形成動作が続けられる。 【0029】このようにして、感光体1が例えば、数回
転する間に1枚分のトナー像が感光体1上に形成され、
これが転写紙16に連続的に転写されるのであるが、か
かるトナー像が形成される感光体1上の周方向領域が画
像形成領域である。図3には、この画像形成領域に符号
Xを付し、またその感光体回転方向先端に符号Yを付し
てある。同様に、図4には、この画像形成領域Xの感光
体回転方向後端に符号Zを付してある。 【0030】かかる画像形成領域Xの先端Yがクリーニ
ングローラ12に達したときに、クリーニングローラ1
2への転写残トナーT1の回収動作が開始される。また
図示した例では、画像形成領域Xの後端Zがクリーニン
グローラ12に達するまで、転写残トナーの回収動作が
続けられる。クリーニングローラ12を通過した画像形
成領域Xの部分は、既にクリーニングローラによってク
リーニングされた状態となっている。 【0031】図4に示すように、画像形成領域Xの感光
体回転方向後端Zが帯電ローラ2を通過すると、このと
き、その帯電ローラ2は感光体1の表面から離れるよう
になっている(図5参照)。同時に、図1に示したスイ
ッチS10が切り換わって、帯電ローラ2への電圧の印加
がオフされる。 【0032】画像形成領域後端Zが図5に示すように現
像装置4の現像ローラ5を通過すると、図1に示したス
イッチS1が切り換えられ、現像ローラ5は電圧電源E2
の方に接続され、その現像ローラ5には、トナーが感光
体1に付着しないように、トナーの帯電極性と反対の正
極性の電圧、例えば+500Vの電圧が印加される。引
き続き、図6に示すように画像形成領域後端Zが転写部
8を通過すると、このとき転写ローラ7への電圧印加が
停止される。このとき、本例では転写ローラ7が感光体
1から離間する(図7参照)。 【0033】クリーニングローラ12は、前述の如くト
ナー像転写後の感光体1上の転写残トナーT1を摩擦帯
電し、かつこれを静電的に一時的に回収して感光体1の
表面を清掃するが、次いでその回収したトナーT2を、
感光体1上の、次の静電潜像の形成に影響のない表面部
分に再付着させる。すなわち、トナー像が転写紙16に
転写された後の画像形成領域後端Zが図7に示したよう
にクリーニングローラ12を通過した時、図1に示した
スイッチS2が切り換えられ、クリーニングローラ12
は電圧電源E5の方に接続され、そのクリーニングロー
ラ12の芯部材12aには、クリーニングローラ12に
よって摩擦帯電されたトナーの帯電極性と同じ負極性
の、例えば−3000Vの電圧が印加される。このよう
にしてクリーニングローラ12と、画像形成領域後端Z
よりも感光体1の回転方向後方側の感光体表面の非画像
形成領域W(図7)との間に、クリーニングローラ12
上のトナーT2が感光体1の方に放出される方向の電界
が形成されるのである。 【0034】かかる電界によって、図8に示すように、
クリーニングローラ12上に一時的に回収されたトナー
2は、感光体1上の非画像形成領域Wに再付着して戻
される。このとき、本例のクリーニングローラ12は、
感光体1に対して順方向(図1における反時計方向)に
回転駆動される。感光体1上に再付着したトナーT
3は、図9に示すように、引き続く感光体1の回転によ
って、除電ランプ13及び感光体1から離れた帯電ロー
ラ2の下を通過し、図10に示した如く現像装置4に至
る。このとき、その現像ローラ5には、前述のように、
現像時のトナーの帯電極性と反対の正極性の電圧が印加
されているので、感光体1上に再付着した負極性のトナ
ーT3は、その現像ローラ5の側に静電的に移行し、現
像装置内の現像剤中に回収される。 【0035】上述のように、クリーニングローラ12
は、その表面に、摩擦帯電させた転写残トナーT1を静
電的に一時的に回収し、次いでその回収したトナーT2
を、感光体1より成る像担持体上の、次の静電潜像の形
成に影響のない表面部分に静電的に再付着させ、更に、
像担持体表面に再付着されたトナーT3は、現像装置4
において静電的に回収される。現像装置4に回収された
トナーは、その現像装置4において再利用される。この
ようにして、廃棄トナーをなくすことができ、しかもク
リーニングローラ12で回収したトナーを現像装置4へ
戻すトナー搬送パイプなどを設ける必要もない。 【0036】図9に示したように、クリーニングローラ
12上の回収トナーが感光体1上に再付着され終えたと
き、そのクリーニングローラ12に対して、再び現像時
のトナーの帯電極性と逆の正極性の電圧を印加し、かつ
クリーニングローラ12を、例えば感光体1の回転方向
に対してカウンタ方向に回転駆動して、感光体1上に本
来付着しているべきではないトナーが極く少量でも付着
していたとき、そのトナーを回収するように当該クリー
ニングローラ12を制御することが好ましい。 【0037】画像形成動作が引き続き行われるときは、
図9及び図10に示した次の画像形成領域X1が連続し
て除電ランプ13による除電作用を受け、その感光体回
転方向先端Y1が帯電ローラ2のところに移動したと
き、帯電ローラ2が感光体1の表面に当接し、次の画像
形成領域X1を負極性に帯電し、次いで前述したところ
と全く同様にして、次の画像形成領域X1に静電潜像が
形成され、これが図11に示すように現像装置4におい
てトナー像として可視像化される。このとき、当然、現
像ローラ5には負極性の電圧が印加されている。そし
て、その画像形成領域先端Y1が転写部8に至ったと
き、転写ローラ7は感光体1に対して圧接し、次の転写
紙16の先端が転写部8に達し、次の画像形成領域X1
に形成されたトナー像がその転写紙16に転写される。
このときの転写残トナーは、先に説明した通り、クリー
ニングローラ12に静電的に一時的に回収され、前述し
た動作が繰返される。このようにして、画像形成動作が
所定回数繰返されるのである。 【0038】なお、帯電装置として、感光体1から離間
した、例えばコロナ放電器を用いた場合には、画像形成
領域Xの後端Zが、そのコロナ放電器を通過した後も、
当該放電器によって感光体1の表面をトナーの帯電極性
と同極性(本例では負極性)に帯電させ続けることもで
き、このようにすれば、図9に示した再付着トナーT3
を担持した感光体1の表面部分を、コロナ放電器によっ
てトナーの帯電極性と同極性の例えば−850Vに帯電
させることができるので、その再付着トナーT3が現像
装置4の現像ローラ5に対向したとき、現像ローラ5に
現像時と同じく、例えば−600Vの、トナーの帯電極
性と同極性の電圧を印加したままにしても、その再付着
トナーT3を現像ローラ5の方に静電的に回収すること
ができる。すなわち、現像ローラ5に対して印加する電
圧を、現像動作時と、現像ローラ5への再付着トナーの
回収時とで切換えなくとも、再付着トナーを現像装置4
に静電的に回収することができるのである。 【0039】なお、図9に示した状態では、次の画像形
成領域X1には、未だ静電潜像もトナー像も形成されて
おらず、正確には、図9に示した領域X1は、次の画像
形成領域となるべき領域と言うことができる。また、図
1、及び図2乃至図11においては、感光体1上ないし
はクリーニングローラ12上のトナーT,T1,T2,T
3,T4について、これらを模式的に拡大して示してあ
る。 【0040】前述のようにクリーニングローラ12に回
収されたトナーT2は、感光体1上の非画像形成領域W
に再付着するので、その再付着トナーT3によって、上
述した画像形成動作時の静電潜像はもとより、次に形成
される静電潜像にも影響が与えられることはない。画像
形成領域X内の後部に、クリーニングローラ12からの
トナーを再付着させるように構成することも可能であ
る。 【0041】要は、図4に示した画像形成領域Xの後端
Zとなるべき部分が、図4に示した状態よりも前の時点
で、クリーニングローラ12を通過しさえすれば、クリ
ーニングローラ12への転写残トナーT1の回収を終了
し、そのクリーニングローラ12上の回収トナーT2
感光体1の表面に戻す再付着動作を開始することができ
る。この場合、画像形成領域Xの後端Zが図7に示した
ようにクリーニングローラ12の部位に至るよりずっと
以前に、感光体1へのトナーの再付着動作を終了し、引
き続き、クリーニングローラ12によって画像形成領域
X上の転写残トナーを回収して、その感光体1の表面部
分を清掃し、その清掃面に次の静電潜像を形成するよう
に構成してもよく、このようにすれば、図3乃至図11
に示した例よりも、画像形成領域の間の非画像形成領域
の長さを短かくでき、画像形成動作に要する時間を短縮
することができる。 【0042】このように、クリーニングローラ12への
転写残トナーの回収と、その回収トナーの感光体1への
再付着は、各種の態様で実行できるが、いずれの場合
も、感光体1上の、次の潜像形成に影響のない表面部分
に回収したトナーを再付着させる必要がある。 【0043】以上のように、クリーニング部材に、現像
時におけるトナーの帯電極性と反対の極性のバイアス電
圧を印加することによって、像担持体上の転写残トナー
をクリーニング部材に静電的に転移させることができ、
これにより、転写残トナーをクリーニング部材の方に回
収することができる。また、その回収後に、クリーニン
グ部材に印加するバイアス電圧の極性を切り換え、クリ
ーニング部材に、現像時におけるトナーの帯電極性と同
じ極性のバイアス電圧を印加することにより、クリーニ
ング部材に回収したトナーを像担持体に静電的に転移さ
せることができるのである。これにより、回収トナーを
像担持体の方に再付着させ、更に、再付着したトナーを
現像装置に静電的に回収することができる。 【0044】ここで、図1において、記録媒体の一例で
ある転写紙16は、図示していない給紙部から転写部8
に向けて送られ、この転写部8を通って、同じく図示し
ていない定着装置を経て画像形成装置外に排出されるの
であるが、かかる転写紙の搬送中において転写紙にジャ
ムを生じる場合がある。 【0045】本例の画像形成装置には、転写紙搬送路の
各所にジャム検知手段(不図示)が設けられ、かかる検
知手段によってジャムが検知されると、感光体1を含む
画像形成装置本体内の回転要素の駆動が停止するように
なっている。すなわち、画像形成動作が実行されている
状態で、転写紙にジャムを生じたとき、回転要素駆動用
のモータが停止し、画像形成動作が停止するのである。
画像形成動作が停止したあと、オペレータがジャム紙を
除去し、図示していないプリントボタンを押して、当該
画像形成装置を再始動させると、次の画像形成動作が実
行される。 【0046】ところで、例えば、感光体1上の転写残ト
ナーをクリーニングローラ12に回収している中途状態
で、上述したようなジャムを生じると、図12に示すよ
うに、転写ローラ7より成る転写装置と、クリーニング
ローラ12より成るクリーニング部材との間であって、
転写ローラ7よりも下流側の感光体周面領域に、転写残
トナーT1が残留することになる。 【0047】すなわち、図12に示すように、画像形成
領域Xの後端Zが転写部8に到達する前に、ジャムを生
じたとき、転写部8とクリーニング部14との間の感光
体周面領域に、転写残トナーT1が残留するのである。
これに対して、画像形成領域Xの後端Zが、図13に示
すように、転写部8を通過し、転写部8とクリーニング
部14との間の位置に来た状態で、ジャムを生じても、
転写部8とクリーニング部14との間の感光体周面領域
に、転写残トナーT1が残留する。 【0048】画像形成領域Xの後端Zが、転写部8に到
達する前であっても、転写部8とクリーニング部14と
の間の位置に来たときであっても、ジャムを生じた場合
には、転写部8とクリーニング部14との間の感光体周
面領域の全域若しくは一部の領域にわたって、転写残ト
ナーT1が残留するのである。また、転写残トナーの回
収中途状態ではなく、その回収前であって、画像形成領
域Xの先端Y(図3)が、図12に示す転写部8とクリ
ーニング部14との間に位置しているときに、ジャムを
生じても、同様に、両者の間の周面領域に転写残トナー
1が残留する。転写残トナーの回収中途状態では、当
然のことながら、クリーニングローラ12の周面に、回
収トナーT2が残留することになる。 【0049】先にも述べたように、転写残トナーT
1は、クリーニングローラ12と感光体1との間で摩擦
帯電される前のものであるので、かかるトナーには、本
来の極性である負極性に帯電されたトナーの他に、転写
帯電作用によって正極性に帯電してしまったトナーも存
在する。これに対して、クリーニングローラ12上に残
留している回収トナーT2は、既に摩擦帯電済みである
ので、本来の負帯電極性に揃えられている。 【0050】従来は、ジャム処理後に画像形成装置を再
始動させたとき、感光体1やクリーニングローラ12上
に残留しているトナーをいかに効率よく処理するかにつ
いて特に考慮が払われていなかった。そこで、仮に、転
写残トナーT1が前述の周面領域に残留している状態
で、ジャムを生じたとき、画像形成装置の再始動時に、
転写残トナーT1(図12の場合は未転写トナーTも含
む)を、クリーニングローラ12に回収しないで、その
まま現像装置4(図1)に回収するように構成したとす
ると、正規の帯電極性でない転写残トナー(本例では正
極性の転写残トナー)が、正規の帯電極性の転写残トナ
ーと共に感光体1に担持されて現像部6(図1)に搬送
されるので、その正規の帯電極性でない転写残トナーに
ついては現像装置4に静電的に回収することができなく
なり、感光体1上にそのトナーが付着したままとなる。
この付着は画像上の地汚れを生じる原因となり、画質が
低下し易くなる。 【0051】また、転写残トナーをクリーニングローラ
12に回収している中途状態で、ジャムを生じたとき、
画像形成装置再始動時に、クリーニングローラ12上に
残留している回収トナーT2を感光体1に再付着させず
に、そのまま次の画像形成動作に移行したとすれば、ジ
ャム処理後の画像形成動作時に、感光体1からクリーニ
ングローラ12へのトナーの回収効率が低下し、感光体
1に対するクリーニング効率が低下する。 【0052】そこで、本例の画像形成装置においては、
感光体1より成る像担持体の回転方向に対して、転写ロ
ーラ7より成る転写装置よりも下流側であって、クリー
ニングローラ12より成るクリーニング部材よりも上流
側の像担持体周面領域、すなわち転写部8と、クリーニ
ング部14との間の感光体周面領域に、図12,13に
示すように、転写残トナーT1が存在している状態で、
図12には図示を省略した転写紙16より成る記録媒体
にジャムを生じたとき、このあとの画像形成装置再始動
時に、図示していない制御手段により、感光体1上に残
留した転写残トナーのクリーニングローラ12への回収
と、この回収したトナー並びに今までクリーニングロー
ラ12上に残留付着していた回収トナーの感光体への再
付着と、再付着トナーの現像装置4への回収動作が、そ
れぞれ次のように行われるように構成されている。 【0053】すなわち、画像形成装置の再始動時に、上
記制御手段によって、感光体1より成る像担持体が画像
形成動作時の回転方向に回転駆動されつつ、クリーニン
グローラ12より成るクリーニング部材によって、ジャ
ム発生時に感光体1の表面に残留していたトナーを静電
的に回収し、次いでこの回収トナーを感光体1の表面に
静電的に再付着させ、その再付着トナーを現像装置4に
静電的に回収するモードが実行されるのである。かよう
な一連の制御を行う制御手段が設けられているのであ
る。 【0054】図12に示すように、画像形成領域Xの後
端Zが転写部8に到達する前に、ジャムを生じたとき、
感光体等の回転が停止し、この状態で、オペレータはジ
ャムを生じた転写紙16(図1)を除去するのである
が、このあと、図示していないプリントボタンを押し
て、当該画像形成装置を再始動させると、感光体1が図
における時計方向に回転すると共に、クリーニングロー
ラ12が図における時計方向(図3参照)に回転する。
このとき、クリーニングローラ12には、先に説明した
現像時のトナーの帯電極性と反対極性の、例えば+20
0Vのバイアス電圧が印加されている。画像形成動作時
におけるトナー回収動作と同じ動作が実行され、クリー
ニングローラ12は、感光体1との間で転写残トナーT
1を現像時におけるトナーの帯電極性に摩擦帯電しつ
つ、その極性を揃えて静電的に回収する。クリーニング
ローラ12には、既に回収されたトナーT2の他に、画
像形成装置の再始動時に、転写残トナーT1が回収され
るのである。このとき、未転写トナーTも同時にクリー
ニングローラ12に静電的に回収される。図13に示す
ように、画像形成領域Xの後端Zが転写部8とクリーニ
ング部14との間に来たときに、ジャムを生じた場合に
は、画像形成装置の再始動時に、転写残トナーT1のみ
がクリーニングローラ12に静電的に回収される。 【0055】トナーを全て回収し終えたとき、クリーニ
ングローラ12にはその回収トナーと同極性の、例えば
−3000Vの電圧が印加され、当該ローラ12は、例
えば図における反時計方向に回転して、回収トナーを感
光体1に静電的に再付着させる。画像形成動作時におけ
るトナー再付着動作と同じ動作が実行されるのである。
この再付着トナーは、感光体1の引き続いての回転によ
り、当該感光体1から離間した帯電ローラ2を通過し、
現像部6(図1)まで搬送される。このとき、現像装置
4の現像ローラ5には、再付着トナーと反対極性の、例
えば+500Vのバイアス電圧が印加され、よって再付
着トナーは現像装置4に静電的に回収される。画像形成
動作時における現像装置4への再付着トナーの回収と同
じ動作が行われるのである。かかる再付着トナーよりも
後方の感光体1上に次の静電潜像が図10の場合と同様
にして形成される。再付着トナーの現像装置4への回収
に引き続いて、ジャム処理後の画像形成動作が開始され
るのである。 【0056】上記構成によれば、ジャム時に、転写残ト
ナーT1が図12,13に示すように、転写部8とクリ
ーニング部14との間の感光体周面領域に残留しても、
この残留転写残トナーが、そのまま現像装置4に回収さ
れることはなく、クリーニングローラ12と感光体1と
の間での摩擦帯電により、転写残トナーが本来の極性に
揃えられた状態で現像部6に搬送されるので、そのトナ
ーを現像装置4に支障なく静電的に回収することができ
る。本来の帯電極性ではないトナーが現像装置に回収さ
れなくなることを防止できるので、そのトナーが感光体
に付着したままになることによって生じる地汚れの発生
を防止できるのである。 【0057】また、図12,13に示すように、クリー
ニングローラ12上の回収トナーT2を、そのままにせ
ず、新たに回収した転写残トナーとともに感光体1に再
付着させるので、ジャム処理後の画像形成動作時におけ
るトナー回収時に、この回収を支障なく行うことができ
る。クリーニング効率が低下するのを防止できるのであ
る。 【0058】なお、図12に示したトナー像の未転写ト
ナーTが転写ローラ7を通過するとき、このトナーが転
写ローラ7に付着すると、これが次に行われる画像形成
動作時に転写紙に付着し、転写紙がトナーで汚されるの
で、トナーTが転写ローラ7を通るとき、図7乃至図1
0及び図13に示したように、この転写ローラ7を図示
していない接離駆動手段によって感光体1から離間させ
るとよい、或いは、未転写トナーTが転写ローラ7を通
るとき、当該ローラ7を感光体1に当接させたまま、こ
れを感光体1の回転方向に対して順方向に回転させると
きは、図1に示したスイッチS11を切り換えて、電源E
3′によって、転写ローラ7に未転写トナーTと同極性
の電圧を印加し、これによってトナーTが転写ローラ7
に付着することを阻止することもできる。転写ローラ7
を感光体1から離間させ、かつこのローラ7に未転写ト
ナーTと同一極性の電圧を印加してもよく、いずれの場
合も、転写ローラ7にトナーが付着することを防止でき
るように、そのローラ7を制御するのである。転写装置
として、感光体1から離間したコロナ放電器を用いたと
きは、かかる制御を不要なものとすることができる。 【0059】次に、感光体1上の画像形成領域Xの感光
体回転方向後端Zがクリーニングローラ12を通過し、
クリーニングローラ12に回収トナーが残留している状
態で、転写紙にジャムを生じたときは、このあとの画像
形成再始動時に、図示していない前述の制御手段によ
り、クリーニングローラ12上に残留しているトナーの
感光体1への再付着や、再付着トナーの現像装置4への
回収などが、それぞれ次のように行われる。 【0060】すなわち、像担持体上の画像形成領域の像
担持体回転方向後端がクリーニング部材を通過し、クリ
ーニング部材に回収トナーが残留している状態で記録媒
体にジャムを生じたとき、このあとの像形成装置の再始
動時に、上記制御手段によって、感光体1より成る像担
持体が画像形成動作時の回転方向に回転駆動されつつ、
クリーニングローラ12より成るクリーニング部材上の
残留回収トナーを、像担持体の表面に静電的に再付着さ
せ、その再付着トナーを現像装置4に静電的に回収する
モードが実行される。本例の制御手段は、かような一連
の制御も行うのである。 【0061】図7は、画像形成領域Zの後端Zがクリー
ニングローラ12の位置に来たときの状態を示すもので
あるが、この位置に至った画像形成領域Xの後端Zが、
図8に示すように、クリーニング部材12を通過した状
態で、ジャムを生じたとき、画像形成動作が停止されて
感光体等の回転が止められ、オペレータはこの状態で、
ジャムを生じた転写紙を除去するのであるが、このあと
図示していないプリントボタンを押して、当該画像形成
装置を再始動させると、感光体1が図における時計方向
に回転すると共に、クリーニングローラ12が図におけ
る反時計方向(矢印方向)に回転する。このときクリー
ニングローラ12には、回収トナーの帯電極性と同極性
の、例えば−3000Vの電圧が印加される。画像形成
動作時における回収トナーの感光体1への再付着動作と
同じ動作が実行されるのである。これにより、クリーニ
ングローラ12上の回収トナーT2は感光体1の非画像
形成領域Wに静電的に再付着し、この再付着トナーは、
感光体1の引き続いての回転により、既に感光体1上に
再付着しているトナーT3と共に感光体1から離間した
帯電ローラ2を通過し、現像装置4まで搬送される。こ
のとき現像装置4の現像ローラ5には、再付着トナーを
反対極性の、例えば+500Vのバイアス電圧が印加さ
れ、よって現像装置4まで搬送された再付着トナーは、
現像装置4に静電的に回収される。画像形成動作時にお
ける現像装置4への再付着トナーの回収と同じ動作が行
われるのである。かかる再付着トナーよりも後方の感光
体1上に、次の静電潜像が図10の場合と同様に形成さ
れる。このようにして、再付着トナーの現像装置4への
回収に引き続いて、ジャム処理後の画像形成動作が開始
されるのである。 【0062】仮に、画像形成領域Xの後端Zが、図8に
示すようにクリーニングローラ12を通過した状態で、
ジャムを生じたとき、画像形成装置の再始動時に、クリ
ーニングローラ12上の回収トナーT2を感光体1に再
付着させずに、そのままクリーニングローラ12上に残
して画像形成動作を再開したとすれば、その画像形成動
作時のトナー回収時に、トナーの回収能力が追いつかな
くなり、クリーニング効率が低下することになる。 【0063】本実施形態例においては、図8に示した回
収トナーT2の感光体1への再付着と、この再付着トナ
ーの現像装置4への回収とをそれぞれ行うので、次のト
ナー回収に支障を来たすことがなく、次のトナー回収時
におけるクリーニング効率が低下するおそれがなくな
る。クリーニングローラ12に回収されたトナーT
2は、既にクリーニングローラ12と感光体1との間で
摩擦帯電され、現像時のトナーの帯電極性に揃えられて
いるので、これを感光体1上に再付着させ、次いでこの
トナーを現像装置4に回収するとき、これを確実に静電
的に回収することができる。 【0064】次に、感光体1のトナー像の感光体回転方
向先端、すなわち画像形成領域Xの先端Yが、図14に
示すように、転写装置によるトナー像の転写の行われる
転写部8に到達する前に、転写紙16より成る記録媒体
にジャムを生じたとき、このあとの画像形成装置再始動
時において、図示していない前述の制御手段によって、
画像形成領域Xのトナー(未転写トナー)Tの現像装置
4への回収がストレートに行われるようになっている。 【0065】すなわち、ジャム処理後の画像形成装置の
再始動時に、上記制御手段によって、感光体1より成る
像担持体が画像形成動作時の回転方向に回転駆動されつ
つ、トナー像の未転写トナーTの、クリーニングローラ
12より成るクリーニング部材への回収を行うことな
く、そのトナー像のトナーを像担持体上に保持させたま
ま、クリーニング部材を通過させ、その未転写トナーT
を現像装置4に静電的に回収するモードが実行されるの
である。本例の制御手段は、かような一連の制御も行う
のである。 【0066】図14は、先にも述べたように、画像形成
領域Xの先端Yが転写部8に到達する前の状態を示すも
のであるが、この状態で転写紙16にジャムを生じたと
き、画像形成動作が停止されて感光体等の回転が止めら
れ、オペレータがジャムを生じた転写紙を除去するので
あるが、このあと図示していないプリントボタンを押し
て、当該画像形成装置を再始動させると、感光体1が図
における時計方向に回転し、負極性に帯電した未転写ト
ナーTが転写部8とクリーニング部14とをそれぞれ通
過し、現像装置4にそのままストレートに静電的に回収
される。すなわち、このとき現像装置4の現像ローラ5
には、未転写トナーTと反対極性の、例えば+500V
のバイアス電圧が印加され、これによって未転写トナー
Tが現像装置4に静電的に回収される。かかる未転写ト
ナーTよりも後方の感光体1上に、次の静電潜像が図1
0の場合と同様にして形成される。未転写トナーTの現
像装置4への回収に引き続いて、ジャム処理後の画像形
成動作が開始されるのである。 【0067】ジャム発生時に感光体上に付着している未
転写トナーTは、転写ローラ7を未だ通過していないの
で、実質的にその全てのトナーが負極性に揃えられたま
まとなっている。従って、ジャム処理後に、このトナー
をそのまま現像装置4に回収しても、これを確実に現像
装置4に静電的に回収することができる。 【0068】ここで、仮に、画像形成領域Xの先端Yが
転写部8に到達する前に、ジャムを生じたとき、画像形
成装置の再始動時に、クリーニングローラ12に未転写
トナーTを一旦回収し、この回収トナーを感光体に再付
着させて現像装置4に回収したとすれば、プリントボタ
ンを押したあと、ジャム処理後の画像形成を開始するま
での時間に、クリーニングローラ12へのトナー回収時
間が含まれることになるため、その開始が遅れることに
なる。画像形成を可能にする時間が長くなってしまうの
である。 【0069】本実施形態例においては、画像先端Yが転
写部8に到達する前にジャムを生じたとき、次の画像形
成装置の再始動時に、クリーニングローラ12への未転
写トナーTの回収を行わずに、そのままストレートに現
像装置4に回収してしまう構成であるので、画像形成装
置の再始動時において、画像形成を可能にする時間を短
くできる。 【0070】なお、この場合も、画像形成装置の再始動
時に図14に示した未転写トナーTが転写ローラ7を通
過するとき、このローラ7を接離駆動手段によって感光
体1から離間させるか、又はこの転写ローラ7を感光体
1に対して順方向に回転させつつ、図1に示した電源E
3′によって未転写トナーTと同極性の負の電圧を印加
するなどして、当該トナーTが転写ローラ7に付着しな
いように転写ローラ7を制御する。かかる処理により、
未転写トナーTが転写ローラ7によって現像時の帯電極
性と反対の極性に帯電されることも阻止できる。 【0071】また、画像形成装置の再始動に伴って、図
14に示した未転写トナーTがクリーニングローラ12
に至ったとき、そのクリーニングローラ12に対して、
図1に示した電源E5によって、そのトナーTと同極性
の電圧を印加し、或いはかかる電圧印加と共に、クリー
ニングローラ12を例えば感光体1に対して順方向に回
転させれば、未転写トナーTをクリーニングローラ12
に回収することなく、これを直に現像装置4の方へ搬送
することができる。画像形成動作時におけるトナー再付
着動作と同じ動作をクリーニングローラ12に実行させ
るのである。 【0072】これに対し、図14に示したクリーニング
ローラ12を感光体1に接したままにする構成ではな
く、クリーニングローラを感光体1に対して離接可能な
構成を採用してもよい。未転写トナーTがクリーニング
部14を通過する際、クリーニングローラ12を感光体
1から離間させ、その通過後に、クリーニングローラ1
2を感光体1に接触させるのである。 【0073】かような構成を採用した場合にも、未転写
トナーTをクリーニングローラ12に回収することな
く、これを通過させ、直に現像装置4に運ぶことができ
る。しかも、この場合には、図1に示したスイッチS2
を負極性電圧電源E5の方に切り換えなくとも、未転写
トナーをクリーニング部14のところで通過させること
ができ、かかるトナーを現像装置4に支障なく静電的に
回収できる。 【0074】クリーニングローラ12を感光体1に対し
て接離させる駆動手段に関しては、例えば、次のような
構成のものを採用することができる。 【0075】図1及び図15において、クリーニングロ
ーラ12を収納するクリーニングケース17は、図示し
ていない一対の画像形成装置本体側板に枢軸19によっ
て回動自在に支持されていて、クリーニングケース17
と、その本体側板との間には、引っ張りバネ18が掛け
られている。両枢軸19の中心軸線、すなわちクリーニ
ングケース17の揺動軸線は、クリーニングローラ12
及び感光体1(図1)の回転中心と平行に延びている。 【0076】クリーニングローラ12とほぼ平行に延び
るカム軸21は、図示していない一対の互いに対向する
画像形成装置本体側板に、その中心軸線のまわりに回転
自在に支持されていて、このカム軸21には一対の接離
切換えカム22が固装されると共に、その一方の軸端部
はモータ23に連結されている。 【0077】平生、図1に示したクリーニングケース1
7の、感光体1と反対側の背壁面には、引っ張りバネ1
8の緊縮弾力によって、切換えカム22のカム周面のう
ちカム表面部22aが圧接している。この状態で、クリ
ーニングケース17に対して回転可能であるものの、位
置不動に設けられているクリーニングローラ12は、感
光体1に接しているのである。このように、クリーニン
グローラ12は、平生において、感光体1に接している
のであるが、図14に示した画像先端Yがクリーニング
部14に近づく頃になると、図15に示したモータ23
が所定時間だけ、図における矢印方向に回転し、これに
よって、図1に示したカム22が、図16に示した位置
まで反時計方向に回転する。 【0078】すると、この間において、図1に示したク
リーニングケース17が、枢軸19の周りに図における
時計方向に回動する。そして、クリーニングケース17
は、図16に示すように、前述の本体側板に設けたスト
ッパピン24によって止められ、クリーニングローラ1
2は感光体1から離間した位置に保持される。すなわ
ち、切換えカム22のカム周面のうち、カム表面部22
cがクリーニングケース17に対向した位置に来ると、
クリーニングローラ12が感光体1から完全に離間する
のである。上記カム表面部22cはカム周面のうち、カ
ム軸21の軸心から最も近い位置に設定されている。 【0079】図14に示した未転写トナーTがクリーニ
ング部14を通過し終えると、モータ23(図15)が
再び今とは逆方向に回転するようになっていて、これに
伴い、図16のカム22は図における時計方向に図1に
示した位置まで回転し、カム表面部22aがクリーニン
グケース17に再び圧接して、該クリーニングケースを
押しやり、クリーニングローラ12を感光体1に圧接さ
せる。このように、クリーニングローラ12を感光体1
に対して接離させる構成を採用することにより、スイッ
チS2(図1)を切り換えないでも、未転写トナーT
(図14)をクリーニング部14のところで通過させる
ことができ、現像装置において、そのトナーを支障なく
静電的に回収できるのである。 【0080】なお、先に説明した通常の画像形成動作時
に、図1に示した転写部8を通過した感光体1上の転写
残トナーT1には、現像時におけるトナーの帯電極性と
逆極性に帯電したトナー(異常極性トナーという)が混
在しており、本例では、かかる異常極性トナーを、クリ
ーニングローラ12との摩擦帯電によって、現像時のト
ナーの帯電極性と同極性に揃えるようにしている。しか
しながら、図2に示したニップ領域Nに存する転写残ト
ナーの帯電極性を完全に揃えることは難しく、一部、現
像時におけるトナーの帯電極性と反対の帯電極性のまま
になっているトナー、すなわち、異常極性トナーが存在
することがある。通常の画像形成動作時に感光体1上の
トナーがクリーニングローラ12に回収されるとき、ク
リーニングローラ12には前述したように現像時におけ
るトナーの帯電極性と反対極性の電圧が印加され、現像
時における帯電極性になっているトナーがクリーニング
ローラ12に静電的に転移して、該ローラ12に回収さ
れるのであるが、このとき、現像時における帯電極性と
反対の極性になっているトナー(異常極性トナー)も、
クリーニングローラ12から受ける機械的掻き取り力に
より、クリーニングローラ12の表面に付着してしま
う。かかる異常極性トナーが、感光体1からのトナー回
収動作中に感光体1に転移してしまうと、画像上の地汚
れや帯電ローラ2の汚れなどが生じ易くなる。 【0081】そこで、本例の画像形成装置では、図2に
示すように、通常の画像形成動作時に、転写残トナーT
1を感光体1からクリーニングローラ12へ回収すると
き、先にも説明したように、感光体1とクリーニングロ
ーラ12との接触領域、すなわち、これらが圧接するニ
ップ領域Nにおいて、両者が互いに反対方向(カウンタ
方向)に移動するように、そのクリーニングローラ12
の回転方向を制御し、且つそのクリーニングローラ12
の1回転未満の回転で、感光体1上の転写残トナーT1
をクリーニングローラ12に回収するように、クリーニ
ングローラ12の回転を制御している。クリーニングロ
ーラ12の1回転未満の回転で、感光体1上の転写残ト
ナーT1の回収動作を終了するのである。ジャム処理後
に、画像形成装置を始動させたとき、感光体1上の残留
トナーをクリーニングローラに回収するときも、同じよ
うにクリーニングローラ12を制御することが好まし
い。 【0082】この構成により、クリーニングローラ12
に回収されたトナーT2は、そのトナー回収動作中に、
再び感光体1に接触することはない。しかも、クリーニ
ングローラ12上に回収された異常極性トナーが、その
トナー回収動作中に、クリーニング後の感光体1の表面
に静電的に移行することを防止できる。 【0083】もしも、転写残トナーT1をクリーニング
ローラ12に回収するとき、クリーニングローラ12
を、図2に鎖線矢印bで示すように、感光体1とのニッ
プ領域Nにおいて、両者が同じ方向(順方向)に移動す
る向きに回転させたとすると、感光体1の回転方向下流
側のクリーニングローラ12上に回収トナーT4が存在
することになり、このトナーT4が正極性に帯電したま
まの異常極性トナーであったとすると、クリーニングロ
ーラ12は、トナー回収時に、それと同じ正極性の電圧
が印加されているので、そのプラス極性のトナーT4
感光体1の方に静電的に引かれ、感光体表面に付着して
しまう。このようになると、感光体1のクリーニング不
良が発生し、また帯電ローラ2にそのトナーが付着し
て、引き続き形成されるトナー像に地汚れが発生する。 【0084】このような不具合を除去すべく、前述のよ
うにクリーニングローラ12が感光体1の回転方向に対
してカウンタ方向、すなわち図2における実線矢印aの
方向に回転するように、両者の回転方向を設定している
のである。 【0085】その際、クリーニングローラ12を1回転
以上回転させて、感光体1からの転写残トナーの回収を
行ったとすれば、クリーニングローラ12に回収された
トナー中に正極性に帯電した異常極性トナーが存在する
と、これが再び感光体1に近づき、又はこれに接したと
き、当該トナーが感光体1上に付着して感光体1のクリ
ーニング不良が発生する。このため、本例では、クリー
ニングローラ12を1回転未満で回転駆動する間で、感
光体1からクリーニングローラ12へのトナー回収動作
を終了させている。 【0086】上記構成によると、クリーニングローラ1
2に回収された現像時における帯電極性と反対の極性に
なっているトナー(異常極性トナー)を感光体1の方に
移行させにくくすることができる。 【0087】クリーニングローラ12上の回収トナーを
感光体1に再付着させるときのクリーニングローラ12
の回転方向はいずれであってもよく、本例では、前述の
ように、感光体1とのニップ領域Nにおいて、クリーニ
ングローラ12と感光体1が同じ方向(図2の鎖線矢印
bの向き)に回転するようにクリーニングローラ12の
回転方向を制御している。しかも、その回転速度をトナ
ー回収時よりも高め、感光体1の周速よりも高速で回転
させ、短時間で、効率よくトナーを感光体1へ再付着さ
せるようにしている。 【0088】またクリーニング部材を停止させたまま、
像担持体からのトナーの回収、或いはその回収トナーの
像担持体への再付着を行うように構成することも可能で
ある。 【0089】本発明は、クリーニング部材としてローラ
状のものの他、無端ベルト状のものなどを用いる画像形
成装置、或いは、像担持体としてドラム状のものの他
に、無端ベルト状のものを用いる画像形成装置にも適用
できる。また、本発明は、帯電装置によって像担持体を
帯電した後、その表面への像露光時に光の照射されない
部分によって静電潜像を形成し、その潜像電位の極性と
反対の極性に帯電されたトナーを当該静電潜像に付着さ
せて現像を行う所謂、ポジ・ポジ現像方式の画像形成装
置にも適用できる。 【0090】 【0091】 【0092】 【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、像担持体上の転写残トナーをクリーニング部材に回
収し、この回収したトナーを像担持体に再付着させ、次
いで、再付着したトナーを現像装置に回収し、記録媒体
にジャムを生じたとき、画像形成動作が停止する画像形
成装置において、ジャム時に、像担持体上に残留した未
転写トナーを、画像形成装置の再始動時に、クリーニン
グ部材に回収させずに、そのまま現像装置にストレート
で回収するので、画像形成装置を再始動させたあと、画
像形成を可能にするまでの時間を短くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明一実施形態例の画像形成装置の部分断面
説明図であって、感光体とクリーニングローラ上のトナ
ーを模式化して大きく示した図である。 【図2】感光体とクリーニングローラとの間でトナーの
帯電極性を揃えることを説明するための、両者の摩擦接
触部とトナーを拡大して模式的に示した説明図である。 【図3】帯電ローラ、現像ローラ、転写ローラ及びクリ
ーニングローラと、感光体との相対位置関係を示し、感
光体上の転写残トナーをクリーニングローラに回収して
いるときの様子を説明する説明図である。 【図4】画像形成領域後端が帯電ローラに対向する部位
に至ったときの様子を示す、図3と同様な説明図であ
る。 【図5】画像形成領域後端が現像ローラに対向する部位
に至ったときの様子を示す、図3と同様な説明図であ
る。 【図6】画像形成領域後端が転写ローラに対向する部位
に至ったときの様子を示す、図3と同様な説明図であ
る。 【図7】画像形成領域後端がクリーニングローラに対向
する部位に至ったときの様子を示す、図3と同様な説明
図である。 【図8】クリーニングローラ上の回収トナーを感光体上
に再付着させる様子を示す、図3と同様な説明図であ
る。 【図9】感光体上の再付着トナーが現像装置へ向けて搬
送される様子を示す、図3と同様な説明図である。 【図10】感光体上の再付着トナーが現像装置に回収さ
れる様子を示す、図3と同様な説明図である。 【図11】次の画像形成領域先端が転写ローラに対向す
る部位に至ったときの様子を示す、図3と同様な説明図
である。 【図12】画像形成領域後端が転写部の位置に来る前
に、ジャムを生じて、感光体上に転写残トナーと未転写
トナーとが残留している状態を示す、図3と同様の説明
図である。 【図13】画像形成領域後端がクリーニング部の位置に
来る前に、ジャムを生じて、感光体上に転写残トナーが
残留している状態を示す、図3と同様の説明図である。 【図14】画像形成領域先端が転写部の位置に来る前に
ジャムを生じて、感光体上に未転写トナーが残留した状
態を示す、図3と同様の説明図である。 【図15】接離切換えカムの作用によって感光体に対し
て接離するクリーニングローラの周辺構成部の部分断面
図である。 【図16】接離切換えカムの作用によって感光体から離
間したクリーニングローラの周辺構成部の部分断面図で
ある。 【符号の説明】 4 現像装置 8 転写部 T トナー T1 トナー T2 トナー T3 トナー X 画像形成領域 X1 画像形成領域 Z 後端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉井 雅子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平8−6454(JP,A) 特開 昭54−61538(JP,A) 特公 昭61−30274(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 512 G03G 15/00 526 G03G 15/08 507 G03G 21/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 回転駆動される像担持体と、該担持体上
    に静電潜像を形成する潜像形成手段と、その静電潜像を
    トナー像として可視像化する現像装置と、像担持体上の
    トナー像を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転
    写後の像担持体上の転写残トナーが現像時における帯電
    極性に揃うように、像担持体との間で、その転写残トナ
    ーを摩擦帯電させ、且つ、摩擦帯電させた転写残トナー
    を静電的に一時的に回収し、次いでその回収したトナー
    を、像担持体上の、次の静電潜像の形成に影響のない表
    面部分に静電的に再付着させるクリーニング部材とを具
    備し、像担持体表面に再付着させたトナーを現像装置に
    おいて静電的に回収すると共に、画像形成動作が実行さ
    れている状態で、記録媒体にジャムを生じたとき、その
    画像形成動作が停止する画像形成装置において、 像担持体上のトナー像の像担持体回転方向先端が、転写
    装置によるトナー像転写の行われる転写部に到達する前
    に、記録媒体にジャムを生じたとき、このあとの画像形
    成装置再始動時に、像担持体を画像形成動作時の回転方
    向に回転させつつ、前記トナー像のトナーの、クリーニ
    ング部材への回収を行うことなく、前記トナー像のトナ
    ーを像担持体上に保持させたままクリーニング部材を通
    過させ、当該トナーを現像装置に静電的に回収するモー
    ドを実行する制御手段を設けたことを特徴とする画像形
    成装置。
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