JP2011197123A - 潤滑剤塗布装置、画像形成装置、プロセスユニット及び固形潤滑剤 - Google Patents
潤滑剤塗布装置、画像形成装置、プロセスユニット及び固形潤滑剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011197123A JP2011197123A JP2010061297A JP2010061297A JP2011197123A JP 2011197123 A JP2011197123 A JP 2011197123A JP 2010061297 A JP2010061297 A JP 2010061297A JP 2010061297 A JP2010061297 A JP 2010061297A JP 2011197123 A JP2011197123 A JP 2011197123A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricant
- solid lubricant
- application device
- rotation axis
- holding member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
【解決手段】固形潤滑剤10Y、及び図示しない感光体にそれぞれ接触しながら回転するのに伴って、固形潤滑剤10Yから掻き取った潤滑剤粉末を感光体に塗布する塗布ブラシローラ7Yと、固形潤滑剤10Yを塗布ブラシローラ7Yに向けて付勢するコイルバネとを備える潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤10Yの厚みの減少量に応じた移動量で、固形潤滑剤をブラシ軸線方向に移動させる潤滑剤移動手段と、固形潤滑剤10Yを保持する保持部材17Yのブラシ軸線方向の移動量を検知する距離センサ156とを設けた。
【選択図】図18
Description
また、請求項2の発明は、請求項1の潤滑剤塗布装置であって、前記塗布部材が、前記固形潤滑剤及び被塗布体にそれぞれ接触する自らの表面を無端移動させるのに伴って、前記固形潤滑剤から掻き取った潤滑剤粉末を前記被塗布体に塗布するものであり、且つ、前記潤滑剤移動手段が、前記固形潤滑剤の厚みの減少量に応じた移動量で、前記固形潤滑剤と前記塗布部材との摺擦面における塗布部材表面移動方向と直交する方向に前記固形潤滑剤を移動させるものであることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の潤滑剤塗布装置において、前記直交する方向の移動量を検知する移動量検知手段と、これによる検知結果に基づいて前記固形潤滑剤の消費量を把握する消費量把握手段とを設けたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の潤滑剤塗布装置であって、前記潤滑剤移動手段が、前記固形潤滑剤を厚みの減少量よりも多い移動量で前記直交する方向に移動させるものであることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項3又は4の潤滑剤塗布装置であって、前記塗布部材が、回転可能に支持される回転軸部材、及びこれの周面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシローラ部を具備する塗布ブラシローラであり、且つ、前記直交する方向が、前記塗布ブラシローラの回転軸線方向であることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の潤滑剤塗布装置であって、前記潤滑剤移動手段が、前記回転軸線方向及び前記固形潤滑剤の厚み方向に対してそれぞれ傾いた傾斜を具備するガイドレール又はガイド溝を有し、前記ガイドレール又はガイド溝に係合する前記固形潤滑剤又は保持部材を、前記固形潤滑剤の厚みの減少に伴って前記厚み方向及び前記回転軸線方向の両方の成分を含む前記ガイドレール又はガイド溝に沿った方向に移動させるものであることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の潤滑剤塗布装置であって、前記固形潤滑剤又は前記保持部材が、前記ガイドレールに係合する凹部、又は前記ガイド溝に係合する凸部を有するものであることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項5の潤滑剤塗布装置であって、前記潤滑剤移動手段が、前記回転軸線方向及び前記固形潤滑剤の厚み方向に対してそれぞれ傾いた傾斜を具備するガイド棒を有し、前記ガイド棒に係合している前記固形潤滑剤又は保持部材を、前記固形潤滑剤の厚みの減少に伴って、前記厚み方向及び前記回転軸線方向の両方の成分を含む前記ガイド棒に沿った方向に移動させるものであることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の潤滑剤塗布装置であって、前記固形潤滑剤及び前記保持部材が、前記ガイド棒に係合する穴部を有するものであることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項5の潤滑剤塗布装置であって、前記潤滑剤移動手段が、前記回転軸線方向及び前記固形潤滑剤の厚み方向に対してそれぞれ傾いた傾斜面を有し、前記保持部材の前記回転軸線方向の一端を前記傾斜面に突き当てながら、前記保持部材及び固形潤滑剤を、前記固形潤滑剤の厚みの減少に伴って前記厚み方向及び前記回転軸線方向の両方の成分を含む前記傾斜面に沿った方向に移動させるものであることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項6乃至7あるいは請求項10、の何れかの潤滑剤塗布装置において、消費していない初期状態の前記固形潤滑剤を、所定の厚み分だけ消費するのに伴って前記回転軸線方向に移動させる量よりも、寿命近くまで消費している状態の前記固形潤滑剤を、前記所定の厚み分だけ消費するのに伴って前記回転軸線方向に移動させる量を多くするように、前記ガイドレール、ガイド溝又は傾斜面の傾斜角を少なくとも2段階で変化させたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項5の潤滑剤塗布装置であって、前記潤滑剤移動手段が、湾曲面を有し、前記保持部材の前記回転軸線方向の一端を前記湾曲面に突き当てながら、前記保持部材及び固形潤滑剤を、前記固形潤滑剤の厚みの減少に伴って前記厚み方向及び前記回転軸線方向の両方の成分を含む前記湾曲面に沿った方向に移動させるものであることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項12の潤滑剤塗布装置において、消費していない初期状態の前記固形潤滑剤を、所定の厚み分だけ消費するのに伴って前記回転軸線方向に移動させる量よりも、寿命近くまで消費している状態の前記固形潤滑剤を、前記所定の厚み分だけ消費するのに伴って前記回転軸線方向に移動させる量を多くするように、前記湾曲面の曲率を少なくとも2段階で変化させたことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項5の潤滑剤塗布装置であって、前記固形潤滑剤が、前記回転軸線方向の一端側よりも中央側を肉厚にする段差を前記回転軸線方向の一端部に具備するものであり、且つ、前記潤滑剤移動手段が、前記固形潤滑剤の前記一端部を突き当て部材に突き当てた状態で、前記固形潤滑剤を前記突き当て部材に向けて付勢するものであることを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項6乃至14の何れかの潤滑剤塗布装置において、前記固形潤滑剤に対して前記回転軸線方向に向かう移動力を付与する移動力付与手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項15の潤滑剤塗布装置において、前記塗布ブラシローラが、前記起毛の配列偏差、剛性偏差、植毛密度偏差、あるいは毛倒れ癖により、前記固形潤滑剤との摺擦面で前記固形潤滑剤に対して前記無端移動方向の力に加えて前記回転軸線方向の力を付与することで、前記移動力付与手段として機能するものであることを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、請求項6乃至16の何れかの潤滑剤塗布装置において、前記固形潤滑剤として、前記回転軸線方向の長さが、前記塗布ブラシローラのブラシローラ部の長さよりも大きく、且つ長さの差が初期状態から寿命到達までにおける前記固形潤滑剤の前記回転軸線方向の移動量と同等以上であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項18の発明は、請求項17の潤滑剤塗布装置において、前記消費量把握手段による把握結果に基づいて特定される前記固形潤滑剤の初期状態からの厚みの減少量が、前記塗布ブラシローラの前記回転軸部材の外周面から前記ブラシローラ部の外周面までの距離と同じ値になるのに先立って、前記固形潤滑剤の寿命到来を報知する報知手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項19の発明は、請求項17又は18の潤滑剤塗布装置において、前記固形潤滑剤として、前記回転軸線方向に沿った移動方向とは反対側の端部に、端側から中央側に向かうにつれて前記塗布ブラシローラに近づいていくテーパーを設けたものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項20の発明は、請求項6乃至16の何れかの潤滑剤塗布装置において、前記塗布ブラシローラとして、前記ブラシローラ部の回転軸線方向の長さが前記被塗布体における前記回転軸線方向の長さよりも大きいものを用いるとともに、前記固形潤滑剤として、前記回転軸線方向の長さが前記被塗布体における前記回転軸線方向の長さよりも大きいものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項21の発明は、請求項1乃至20の何れかの潤滑剤塗布装置において、前記付勢手段を前記回転軸線方向に沿って移動可能に支持する支持部材を設け、前記固形潤滑剤及び保持部材の前記回転軸線方向への移動に連動させて、前記支持部材を前記回転軸線方向に移動させるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項22の発明は、請求項1乃至20の何れかの潤滑剤塗布装置において、前記付勢手段として、回転可能なカム部材を前記保持部材に押し当てて、前記保持部材及び固形潤滑剤を前記塗布部材に向けて付勢するものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項23の発明は、請求項5の潤滑剤塗布装置であって、前記潤滑剤移動手段が、前記保持部材の前記回転軸線方向における両端部をそれぞれ揺動可能な揺動アームによって支持しながら、揺動アームを揺動軌道における一端側から他端側に向けて付勢して、前記保持部材及び固形潤滑剤を前記厚み方向及び前記回転軸線方向の両方の成分を含む方向に移動させるものであることを特徴とするものである。
また、請求項24の発明は、請求項1乃至23の何れかの潤滑剤塗布装置において、前記移動量検知手段を、前記直交する方向における前記固形潤滑剤又は保持部材の側方に配設したことを特徴とするものである。
また、請求項25の発明は、トナー像を担持する像担持体と、これの表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを備える画像形成装置において、前記潤滑剤塗布手段として、請求項1乃至24の何れかの潤滑剤塗布装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項26の発明は、トナー像を担持する像担持体と、これの表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置と、前記像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段とを備える画像形成装置に用いられ、少なくとも、前記像担持体と前記潤滑剤塗布装置とを共通の保持体に保持させて1つのユニットとして画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能に構成したプロセスユニットであって、前記潤滑剤塗布装置が、請求項1乃至24の何れかの潤滑剤塗布装置であることを特徴とするものである。
また、請求項27の発明は、固形潤滑剤及び被塗布体にそれぞれ接触しながら回転するのに伴って、前記固形潤滑剤から掻き取った潤滑剤粉末を前記被塗布体に塗布する塗布部材と、前記固形潤滑剤を保持する保持部材と、前記保持部材を付勢して前記保持部材上の前記固形潤滑剤を前記塗布部材に当接させる付勢手段とを備える潤滑剤塗布装置に搭載される前記固形潤滑剤であって、請求項7の潤滑剤塗布装置における前記ガイドレール部に対応する前記凹部、又は前記ガイド溝に対応する前記凸部、を具備しているか、あるいは、請求項9の潤滑剤塗布装置における前記ガイド棒に対応する前記穴部を具備していることを特徴とするものである。
まず、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、トナー像形成手段たる作像ユニットとして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す)用の4つの作像ユニット1Y,C,M,Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY,C,M,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。Yトナー像を生成するための作像ユニット1Yを例にすると、これは図2に示すように、プロセスユニット2Yと現像ユニット25Yとを有している。これらユニットは、図3に示すように作像ユニット1Yとしてプリンタ本体に対して一体的に着脱される。プリンタ本体から取り外した状態では、図4に示すように現像ユニット25Yを図示しないプロセスユニット(図3の2Y)に対して着脱することができる。
図8は、Y用の潤滑剤塗布装置の内部を部分的に示す拡大部分斜視図である。同図において、固形潤滑剤10Yは、C型鋼からなる保持部材17Yの表面に、両面テープなどによって固定されている。保持部材17Yにおける潤滑剤固定面の裏面には、コイルバネ19Yが押し当てられている。このコイルバネ19Yは、保持部材17Yを介して、固形潤滑剤10Yを図示しない塗布ブラシローラに向かう図中矢印A方向に付勢している。この矢印A方向は、塗布ブラシローラ7Yの回転軸線方向に直交する直交仮想面に沿い、且つ、塗布ブラシローラ7Yの中心に向かう方向である。
[第1変形例]
図18は、第1変形例に係るプリンタにおける初期状態の固形潤滑剤10Yとその周囲構成とを示す側面図である。また、図19は、第1変形例に係るプリンタにおける寿命まで消耗した状態の固形潤滑剤10Yとその周囲構成とを示す側面図である。第1変形例に係るプリンタでは、新品検知用の電極や寿命検知用の電極の代わりに、距離センサ156を設けている。また、保持部材17Yにおける距離センサ156との対向箇所には、被検部材155を固定している。距離センサ156は、超音波、赤外線などの反射により、自らと被検部材155との距離を検知する。そして、その距離の変化量に基づいて、保持部材17Yの矢印B1方向への移動量を把握する。新品状態から寿命状態までに相当する移動量だけしか検知できない実施形態に係るプリンタとは異なり、保持部材17Yの細かい移動を検知することができる。このため、寿命到達まであとどのくらいなのかをユーザーに把握してもらって、固形潤滑剤10Yの交換準備のタイミングを正確に把握してもらうことができる。
図20は、第2変形例に係るプリンタにおけるY用の潤滑剤塗布装置の内部を部分的に示す拡大部分斜視図である。第2変形例に係るプリンタにおいては、固形潤滑剤10Yの斜め移動をガイドするためのレールと凹部との関係が、実施形態とは逆になっている。具体的には、ケーシングの内壁には、ガイドレールの代わりに、ガイド溝GDを設けている。また、固形潤滑剤10Yには、傾斜溝状の凹部の代わりに、ガイドレール状の凸部111Yを設けている。固形潤滑剤10Yに設けた4つの凸部111Yを、ケーシング内壁に設けた4つのガイド溝GDに係合させる姿勢で、保持部材17Y及び固形潤滑剤10Yをセットする。このように、レールと凹部との関係が実施形態とは逆になっていても、実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図21は、第3変形例に係るプリンタにおけるY用の潤滑剤塗布装置の内部を部分的に示す拡大部分斜視図である。第3変形例に係るプリンタにおいては、ケーシング内壁のガイドレールGLに係合させるための傾斜溝として、固形潤滑剤10Yに凹部を設ける代わりに、金属製の保持部材17Yに凹部18Yを設けている。
図22は、第4変形例に係るプリンタにおけるY用の潤滑剤塗布装置の内部を部分的に示す拡大部分斜視図である。第4変形例に係るプリンタにおいては、ケーシング内壁のガイド溝GDに係合させるための係合部として、固形潤滑剤10Yに凸部を設ける代わりに、金属製の保持部材17Yに凸部119Yを設けている点が、第2変形例に係るプリンタと異なっている。固形潤滑剤10Yをガイド溝DGに強く押し付けてしまうことによる固形潤滑剤10Yの割れ等の発生を回避したり、凹部の幅の広がりによる固形潤滑剤10Yのガタツキの発生を回避したりすることができる。この反面、金属製の凸部119Yを、ガイド溝GDの表面の微小凹凸に引っ掛けて固形潤滑剤10Yの押圧不良を引き起こし易くなるというデメリットがある。
図23は、第5変形例に係るプリンタにおけるY用の潤滑剤塗布装置の内部を部分的に示す拡大部分斜視図である。第5変形例に係るプリンタにおいては、固形潤滑剤10Yに凹部11Yを設けていることに加えて、その凹部11Yに連結し且つその凹部11Yと傾斜の等しい凹部18Yを保持部材17Yに設けている点が実施形態と異なっている。凹内の幅は、互いに等しくなっている。金属からなる保持部材17Yの凹部18YをガイドレールGLに当接させることで、固形潤滑剤10Yに何らかの力がかかった場合における固形潤滑剤10Yのレールに対する押し付け力を低減する。これにより、実施形態に係るプリンタに比べて、固形潤滑剤10YをガイドレールGLに押し付けることによる固形潤滑剤10Yの割れ等の発生を抑えることができる。また、固形潤滑剤10Yの凹部11Yの幅の広がりを抑えて、幅広がりに起因する固形潤滑剤10Yのガタツキの発生を抑えることもできる。しかも、固形潤滑剤10Yの凹部11YをガイドレールGLの側面に摺擦させてその側面に潤滑剤粉末を塗布することで、金属製の保持部材17Yの凹部18Yと、ガイドレールGLとの摩擦力を低下させる。これにより、第3変形例に係るプリンタよりも、保持部材17YをスムーズにガイドレールGL上でスライド移動させることができる。また、保持部材17YにもガイドレールGLに係合する凹部18Yがあるため、ガイドレールGLをより短くしても、保持部材17Y上の固形潤滑剤10Yを塗布ブラシローラ7Yとの当接位置まで移動させることができる。
図24は、第6変形例に係るプリンタにおけるY用の潤滑剤塗布装置の内部を部分的に示す拡大部分斜視図である。第6変形例に係るプリンタにおいては、固形潤滑剤10Yに凸部111Yを設けていることに加えて、その凹部111Yに連結し且つその凸部111Yと傾斜の等しい凸部119Yを保持部材17Yに設けている点が、第2変形例に係るプリンタと異なっている。それら凸部の幅は互いに等しくなっている。
図25は、第7変形例に係るプリンタにおけるY用の潤滑剤塗布装置の内部を部分的に示す拡大部分斜視図である。第7変形例に係るプリンタにおいては、潤滑剤塗布装置のケーシング内における複数の内壁面のうち、ケーシング内に配設された固形潤滑剤10Yを挟んで相対向する2つの内壁面Sa1及び内壁面Sa2における一方である内壁面Sa2に対して2つのガイドレールGLを設けている。また、他方である内壁面Sa1においては、内壁面Sa2の2つのガイドレールGLとの対向位置に対してそれぞれガイド溝GDを設けている。
図26は、第8変形例に係るプリンタにおけるY用の固形潤滑剤10Yと保持部材17Yとを示す組み立て分解斜視図である。第8変形例に係るプリンタでは、固形潤滑剤10Yの動きをガイドするためのガイド部として、ガイドレールの代わりに、ガイド棒GBを設けている。このガイド棒GBは、ケーシングの底壁面(図11のSb)において固形潤滑剤に向けて斜め方向に突出する姿勢で設けられている。本例では、ガイド棒GBをケーシングの底壁と一体形成しているが、別体として形成してもよい。この場合、ケーシングと異なる材料(例えば金属)でガイド棒GBを構成することも可能である。
図27は、第9変形例に係るプリンタにおけるY用の塗布ブラシローラ7Yの一端部を示す部分拡大斜視図である。第9変形例に係るプリンタにおいては、図示のように、塗布ブラシローラ7として、螺旋状の毛倒れ癖を付けたものを用いている。このような塗布ブラシローラ7は、植毛ブラシシートを螺旋状に巻き付けたものと同様に、回転に伴って、図示しない固形潤滑剤に対して摺擦面で回転方向の力とともに回転軸線方向の力を付与することができる。
図28は、第10変形例に係るプリンタにおけるY用の塗布ブラシローラに用いられる植毛ブラシシート9cYを示す斜視図である。同図において、植毛ブラシシート9cYは、シート長手方向(矢印X方向)における植毛密度が、シート短手方向(矢印Y方向)における植毛密度よりも低くなっている。詳しくは、図示の植毛ブラシシート9cYにおいて、シート短手方向では、複数の起毛9aYを束ねた起毛束が隙間なく植毛されている。これに対し、シート長手方向では、起毛束がある程度の間隔をおいて植毛されている。
図29は、第11変形例に係るプリンタにおけるY用の塗布ブラシローラに用いられる植毛ブラシシート9cYを示す斜視図である。同図において、植毛ブラシシート9cYは、シート長手方向(矢印X方向)において、比較的長い起毛9aYを束ねた起毛束と、比較的短い起毛9aYを束ねた起毛束とを交互に植毛している。
図30は、第12変形例に係るプリンタにおけるY用の塗布ブラシローラ7Y、固形潤滑剤10Y、及び保持部材17Yを示す側面図である。図示しない感光体に対しては、少なくともその回転軸線方向における画像形成有効領域に対しては、潤滑剤を塗布する必要がある。そこで、塗布ブラシローラ7Yについては、ブラシローラ部9Yの回転軸線方向の長さを、感光体の回転軸線方向における画像形成有効領域の長さよりも大きくしている。そして、ブラシ回転軸線方向に移動させる固形潤滑剤10Yについては、ブラシ回転軸線方向の長さをブラシローラ部9Yの長さよりも大きくしている。
図32は、第13変形例に係るプリンタにおけるY用の固形潤滑剤10Yをその周囲構成とともに示す側面図である。同図において、塗布ブラシローラ7Yは、ブラシローラ部9Yの回転軸線方向の長さが、被塗布体たる感光体3Yの回転軸線方向の長さよりも大きくなっている。そして、図示のように、固形潤滑剤10Yのブラシ回転軸線方向に沿った移動方向である矢印B1方向におけるブラシローラ端部を、感光体の端よりも突出させる姿勢で配設されている。
図34は、第14変形例に係るプリンタにおけるY用の固形潤滑剤10Yをその周囲構成とともに示す側面図である。同図において、塗布ブラシローラ7Yは、ブラシローラ部9Yの回転軸線方向の長さが、感光体3Yの回転軸線方向の長さとほぼ同じになっている。
固形潤滑剤10Y及び保持部材17Yをブラシ回転軸線方向に沿って移動させていくと、図36に示すように、保持部材17Yを裏側から塗布ブラシローラ7Yに向けて付勢するコイルバネ19Yを大きく湾曲させて、良好な付勢を困難にしてしまうおそれがある。そこで、第15変形例に係るプリンタにおいては、コイルバネ19Yを保持部材17Yとともにブラシ回転軸線方向に沿った矢印B1方向に移動させるようになっている。
図38は、第16変形例に係るプリンタにおけるY用の付勢機構を示す拡大構成図である。第16変形例に係るプリンタにおいては、図示しない保持部材及び固形潤滑剤を塗布ブラシローラに向けて付勢する付勢手段として、コイルバネの代わりに、同図に示す付勢機構を用いる。この付勢機構は、回動軸132Yを中心にして回動可能に構成されたカム部材131Yを有しており、このカム部材131Yをカム用コイルバネ133Yによって引っ張っている。これにより、カム部材131Yに対して、回動軸132Yを中心にして図中時計回り方向に回転させる力が付与されている。
図39は、第17変形例に係るプリンタのY用の塗布ブラシローラ7Yをその周囲構成とともに示す側面図及び正面図である。同図において、保持部材17Yは、ブラシ回転軸線方向に延在する図示しないレール上でブラシ回転軸線方向にスライド移動可能に支持されている。また、保持部材17Yを塗布ブラシローラ17Yに向けて付勢する2本のコイルバネ17Yは、何れも第15変形例で説明したスライド板130Y上に固定されており、保持部材17Yに連動して矢印B1方向に移動する。
第18変形例に係るプリンタは、次に説明する点だけが、第17変形例と異なっている。即ち、図41は、第18変形例に係るプリンタのY用の潤滑剤塗布装置におけるケーシングの内部に設けたテーパーを、固形潤滑剤10Yの端部とともに示す拡大構成図である。同図において、テーパーの傾斜面Sa3は、第1傾斜角θ1と、第2傾斜角θ2との2段階で傾斜角を変化させるように設けられている。第2傾斜角θ2は、第1傾斜角θ1よりも斜面の上側に位置する傾斜の角度であり、第1傾斜角θ1よりも緩やかになっている。図示の傾斜面Sa3では、傾斜角θが緩やかになるにつれて、固形潤滑剤の厚みが1[mm]減少するのに伴う固形潤滑剤の矢印B1方向への移動量が多くなる。固形潤滑剤10Yが初期状態で使用され初めてしばらくの間は、保持部材17Yの先端は、傾斜角θ1の斜面箇所に沿って移動する。その後、固形潤滑剤10Yの厚みが寿命近くまで消耗すると、保持部材17Yの先端は、傾斜角θ2の斜面箇所に沿って移動するようになる。よって、固形潤滑剤10Yの厚みが寿命近くまで消耗したときの方が、初期状態のときに比べて、厚みの減少に対する矢印B1方向への移動量が大きくなる。つまり、寿命近くでは、初期状態に比べて固形潤滑剤の厚みの減少を感度良く検知している。
第19変形例に係るプリンタは、次に説明する点だけが、第18変形例と異なっている。図42は、第19変形例に係るプリンタのY用の潤滑剤塗布装置におけるケーシングの内部に設けたテーパーを、固形潤滑剤10Yの端部とともに示す拡大構成図である。図示のように、第19変形例に係るプリンタでは、傾斜面Sa3の上端近くの傾斜角が下端側よりも緩やかになっているのではなく、傾斜角がゼロ、即ち、傾斜がなくなっている。そして、矢印B1方向に延在する面が傾斜面Sa3の上端に続いている。このように、矢印B1方向に延在している面に、寿命検知用の電極137Yが固定されている。
第20変形例に係るプリンタは、次に説明する点だけが、第17変形例と異なっている。即ち、図44は、第20変形例に係るプリンタのY用の潤滑剤塗布装置におけるケーシングの内部に設けた湾曲部材を、固形潤滑剤10Yの端部とともに示す拡大構成図である。図示のように、ケーシング内には、傾斜面の代わりに、湾曲部材による湾曲面Sa4を設けている。この湾曲面Sa4は、先端を突き当てている保持部材17Yを、固形潤滑剤10Yの厚みの減少に伴って潤滑剤厚み方向及び回転軸線方向(矢印B1方向)の両方の成分を含む方向に移動させる。これにより、第17変形例と同様に、固形潤滑剤10Yを厚みの減少に伴って矢印B1方向に移動させる。湾曲面Sa4は、潤滑剤移動手段の一部として機能している。
第21変形例に係るプリンタは、次に説明する点だけが、第20変形例と異なっている。即ち、図45に示すように、湾曲面Sa4に対しては、次のような曲率の変化をもたせている。消費していない初期状態の固形潤滑剤10Yを、所定の厚み分だけ消費するのに伴って矢印B1方向に移動させる量よりも、寿命近くまで消費している状態の固形潤滑剤10Yを所定の厚み分だけ消費するのに伴って矢印B1方向に移動させる量を多くする曲率の変化である。これにより、第18変形例に係るプリンタと同様に、寿命到来タイミングを高精度に検知しつつ、潤滑剤塗布装置の大型化を抑えることができる。
図46は、第22変形例に係るプリンタにおける初期状態の固形潤滑剤10Yをその周囲構成とともに示す側面図及び正面図である。また、図47は、第22変形例に係るプリンタにおける寿命が到来した時点の固形潤滑剤10Yをその周囲構成とともに示す側面図及び正面図である。これらの図に示すように、保持部材17Yのブラシ回転軸線方向における両端部には、それぞれ揺動可能な揺動アーム141Yが接続されている。潤滑剤移動手段や移動力付与手段の一部を構成している2つの揺動アーム141Yにより、保持部材17Y及び固形潤滑剤10Yがケーシング内で支持されている、揺動アーム141Yは、引っ張りコイルバネ140Yにより、揺動軌道における一端側から他端側に向けて付勢されている。これにより、保持部材17Y及び固形潤滑剤10Yは、潤滑剤厚み方向及びブラシ回転軸線方向の両方の成分を含む方向に移動する。
第23変形例に係るプリンタにおいては、次に説明する点だけが、第17変形例に係るプリンタと異なっている。即ち、図48は、初期状態の固形潤滑剤10Yをその周囲構成とともに示す側面図である。初期状態の固形潤滑剤10Yは、移動方向の先端部に、先端側よりも中央側を肉厚にする段差が設けられている。そして、この先端部は、保持部材17Yの先端よりも前側に突出しており、保持部材17Yが軸方向コイルバネ136Yによって付勢されていることで、固形潤滑剤10Yの先端が突き当て部材としてのケーシング内壁に突き当たっている。これにより、固形潤滑剤10Yの矢印B1方向への移動が阻止されている。
7Y:塗布ブラシローラ(塗布部材)
8Y:回転軸部材
9Y:ブラシローラ部
10Y:固形潤滑剤
17Y:保持部材
19Y:コイルバネ(付勢手段)
Claims (27)
- 固形潤滑剤と、
前記固形潤滑剤から掻き取った潤滑剤粉末を被塗布体に塗布する塗布部材と、
前記固形潤滑剤を保持する保持部材と、
前記保持部材を付勢して前記保持部材上の前記固形潤滑剤を前記塗布部材に当接させる付勢手段とを備える潤滑剤塗布装置において、
前記固形潤滑剤と前記塗布部材との摺擦面における塗布部材表面移動方向と直交する方向に前記固形潤滑剤を移動させる潤滑剤移動手段を設けたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1の潤滑剤塗布装置であって、
前記塗布部材が、前記固形潤滑剤及び被塗布体にそれぞれ接触する自らの表面を無端移動させるのに伴って、前記固形潤滑剤から掻き取った潤滑剤粉末を前記被塗布体に塗布するものであり、
且つ、前記潤滑剤移動手段が、前記固形潤滑剤の厚みの減少量に応じた移動量で、前記固形潤滑剤と前記塗布部材との摺擦面における塗布部材表面移動方向と直交する方向に前記固形潤滑剤を移動させるものであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1又は2の潤滑剤塗布装置において、
前記直交する方向の移動量を検知する移動量検知手段と、これによる検知結果に基づいて前記固形潤滑剤の消費量を把握する消費量把握手段とを設けたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項3の潤滑剤塗布装置であって、
前記潤滑剤移動手段が、前記固形潤滑剤を厚みの減少量よりも多い移動量で前記直交する方向に移動させるものであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項3又は4の潤滑剤塗布装置であって、
前記塗布部材が、回転可能に支持される回転軸部材、及びこれの周面に立設せしめられた複数の起毛からなるブラシローラ部を具備する塗布ブラシローラであり、
且つ、前記直交する方向が、前記塗布ブラシローラの回転軸線方向であることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項5の潤滑剤塗布装置であって、
前記潤滑剤移動手段が、前記回転軸線方向及び前記固形潤滑剤の厚み方向に対してそれぞれ傾いた傾斜を具備するガイドレール又はガイド溝を有し、前記ガイドレール又はガイド溝に係合する前記固形潤滑剤又は保持部材を、前記固形潤滑剤の厚みの減少に伴って前記厚み方向及び前記回転軸線方向の両方の成分を含む前記ガイドレール又はガイド溝に沿った方向に移動させるものであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項6の潤滑剤塗布装置であって、
前記固形潤滑剤又は前記保持部材が、前記ガイドレールに係合する凹部、又は前記ガイド溝に係合する凸部を有するものであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項5の潤滑剤塗布装置であって、
前記潤滑剤移動手段が、前記回転軸線方向及び前記固形潤滑剤の厚み方向に対してそれぞれ傾いた傾斜を具備するガイド棒を有し、前記ガイド棒に係合している前記固形潤滑剤又は保持部材を、前記固形潤滑剤の厚みの減少に伴って、前記厚み方向及び前記回転軸線方向の両方の成分を含む前記ガイド棒に沿った方向に移動させるものであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項8の潤滑剤塗布装置であって、
前記固形潤滑剤及び前記保持部材が、前記ガイド棒に係合する穴部を有するものであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項5の潤滑剤塗布装置であって、
前記潤滑剤移動手段が、前記回転軸線方向及び前記固形潤滑剤の厚み方向に対してそれぞれ傾いた傾斜面を有し、前記保持部材の前記回転軸線方向の一端を前記傾斜面に突き当てながら、前記保持部材及び固形潤滑剤を、前記固形潤滑剤の厚みの減少に伴って前記厚み方向及び前記回転軸線方向の両方の成分を含む前記傾斜面に沿った方向に移動させるものであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項6乃至7あるいは請求項10、の何れかの潤滑剤塗布装置において、
消費していない初期状態の前記固形潤滑剤を、所定の厚み分だけ消費するのに伴って前記回転軸線方向に移動させる量よりも、寿命近くまで消費している状態の前記固形潤滑剤を、前記所定の厚み分だけ消費するのに伴って前記回転軸線方向に移動させる量を多くするように、前記ガイドレール、ガイド溝又は傾斜面の傾斜角を少なくとも2段階で変化させたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項5の潤滑剤塗布装置であって、
前記潤滑剤移動手段が、湾曲面を有し、前記保持部材の前記回転軸線方向の一端を前記湾曲面に突き当てながら、前記保持部材及び固形潤滑剤を、前記固形潤滑剤の厚みの減少に伴って前記厚み方向及び前記回転軸線方向の両方の成分を含む前記湾曲面に沿った方向に移動させるものであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項12の潤滑剤塗布装置において、
消費していない初期状態の前記固形潤滑剤を、所定の厚み分だけ消費するのに伴って前記回転軸線方向に移動させる量よりも、寿命近くまで消費している状態の前記固形潤滑剤を、前記所定の厚み分だけ消費するのに伴って前記回転軸線方向に移動させる量を多くするように、前記湾曲面の曲率を少なくとも2段階で変化させたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項5の潤滑剤塗布装置であって、
前記固形潤滑剤が、前記回転軸線方向の一端側よりも中央側を肉厚にする段差を前記回転軸線方向の一端部に具備するものであり、
且つ、前記潤滑剤移動手段が、前記固形潤滑剤の前記一端部を突き当て部材に突き当てた状態で、前記固形潤滑剤を前記突き当て部材に向けて付勢するものであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項6乃至14の何れかの潤滑剤塗布装置において、
前記固形潤滑剤に対して前記回転軸線方向に向かう移動力を付与する移動力付与手段を設けたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項15の潤滑剤塗布装置において、
前記塗布ブラシローラが、前記起毛の配列偏差、剛性偏差、植毛密度偏差、あるいは毛倒れ癖により、前記固形潤滑剤との摺擦面で前記固形潤滑剤に対して前記無端移動方向の力に加えて前記回転軸線方向の力を付与することで、前記移動力付与手段として機能するものであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項6乃至16の何れかの潤滑剤塗布装置において、
前記固形潤滑剤として、前記回転軸線方向の長さが、前記塗布ブラシローラのブラシローラ部の長さよりも大きく、且つ長さの差が初期状態から寿命到達までにおける前記固形潤滑剤の前記回転軸線方向の移動量と同等以上であるものを用いたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項17の潤滑剤塗布装置において、
前記消費量把握手段による把握結果に基づいて特定される前記固形潤滑剤の初期状態からの厚みの減少量が、前記塗布ブラシローラの前記回転軸部材の外周面から前記ブラシローラ部の外周面までの距離と同じ値になるのに先立って、前記固形潤滑剤の寿命到来を報知する報知手段を設けたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項17又は18の潤滑剤塗布装置において、
前記固形潤滑剤として、前記回転軸線方向に沿った移動方向とは反対側の端部に、端側から中央側に向かうにつれて前記塗布ブラシローラに近づいていくテーパーを設けたものを用いたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項6乃至16の何れかの潤滑剤塗布装置において、
前記塗布ブラシローラとして、前記ブラシローラ部の回転軸線方向の長さが前記被塗布体における前記回転軸線方向の長さよりも大きいものを用いるとともに、
前記固形潤滑剤として、前記回転軸線方向の長さが前記被塗布体における前記回転軸線方向の長さよりも大きいものを用いたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1乃至20の何れかの潤滑剤塗布装置において、
前記付勢手段を前記回転軸線方向に沿って移動可能に支持する支持部材を設け、前記固形潤滑剤及び保持部材の前記回転軸線方向への移動に連動させて、前記支持部材を前記回転軸線方向に移動させるようにしたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1乃至20の何れかの潤滑剤塗布装置において、
前記付勢手段として、回転可能なカム部材を前記保持部材に押し当てて、前記保持部材及び固形潤滑剤を前記塗布部材に向けて付勢するものを用いたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項5の潤滑剤塗布装置であって、
前記潤滑剤移動手段が、前記保持部材の前記回転軸線方向における両端部をそれぞれ揺動可能な揺動アームによって支持しながら、揺動アームを揺動軌道における一端側から他端側に向けて付勢して、前記保持部材及び固形潤滑剤を前記厚み方向及び前記回転軸線方向の両方の成分を含む方向に移動させるものであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1乃至23の何れかの潤滑剤塗布装置において、
前記移動量検知手段を、前記直交する方向における前記固形潤滑剤又は保持部材の側方に配設したことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - トナー像を担持する像担持体と、これの表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを備える画像形成装置において、
前記潤滑剤塗布手段として、請求項1乃至24の何れかの潤滑剤塗布装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - トナー像を担持する像担持体と、これの表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置と、前記像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段とを備える画像形成装置に用いられ、
少なくとも、前記像担持体と前記潤滑剤塗布装置とを共通の保持体に保持させて1つのユニットとして画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能に構成したプロセスユニットであって、
前記潤滑剤塗布装置が、請求項1乃至24の何れかの潤滑剤塗布装置であることを特徴とするプロセスユニット。 - 固形潤滑剤及び被塗布体にそれぞれ接触しながら回転するのに伴って、前記固形潤滑剤から掻き取った潤滑剤粉末を前記被塗布体に塗布する塗布部材と、前記固形潤滑剤を保持する保持部材と、前記保持部材を付勢して前記保持部材上の前記固形潤滑剤を前記塗布部材に当接させる付勢手段とを備える潤滑剤塗布装置に搭載される前記固形潤滑剤であって、
請求項7の潤滑剤塗布装置における前記ガイドレール部に対応する前記凹部、又は前記ガイド溝に対応する前記凸部、を具備しているか、あるいは、請求項9の潤滑剤塗布装置における前記ガイド棒に対応する前記穴部を具備していることを特徴とする固形潤滑剤。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010061297A JP5541574B2 (ja) | 2010-03-17 | 2010-03-17 | 潤滑剤塗布装置、画像形成装置、プロセスユニット及び固形潤滑剤 |
US13/046,907 US20110229232A1 (en) | 2010-03-17 | 2011-03-14 | Lubricant applying device, image forming apparatus, process unit, and solid lubricant |
EP11158308.4A EP2367073B1 (en) | 2010-03-17 | 2011-03-15 | Lubricant applying device, image forming apparatus, process unit, and solid lubricant |
CN201110121397.6A CN102221806B (zh) | 2010-03-17 | 2011-03-17 | 润滑剂施加装置,成像设备,处理单元和固体润滑剂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010061297A JP5541574B2 (ja) | 2010-03-17 | 2010-03-17 | 潤滑剤塗布装置、画像形成装置、プロセスユニット及び固形潤滑剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011197123A true JP2011197123A (ja) | 2011-10-06 |
JP5541574B2 JP5541574B2 (ja) | 2014-07-09 |
Family
ID=44875478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010061297A Expired - Fee Related JP5541574B2 (ja) | 2010-03-17 | 2010-03-17 | 潤滑剤塗布装置、画像形成装置、プロセスユニット及び固形潤滑剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5541574B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013130798A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置 |
JP2013195899A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2013218242A (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-24 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2013225087A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-10-31 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2013225093A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-10-31 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2014044398A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-03-13 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2014092687A (ja) * | 2012-11-05 | 2014-05-19 | Konica Minolta Inc | 潤滑剤塗布装置及び画像形成装置 |
JP2018081274A (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | コニカミノルタ株式会社 | 固形滑剤塗布装置および画像形成装置 |
JP2020201414A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | コニカミノルタ株式会社 | クリーニングユニット |
JP2021071499A (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 株式会社リコー | 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11344904A (ja) * | 1998-06-02 | 1999-12-14 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置 |
JP2000330425A (ja) * | 1999-05-20 | 2000-11-30 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2004361698A (ja) * | 2003-06-05 | 2004-12-24 | Ricoh Co Ltd | 固形潤滑材、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2006091415A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007293240A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-11-08 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、画像形成装置及び押圧装置 |
JP2008107661A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤塗布装置及び画像形成装置 |
JP2008241750A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2009003275A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2009042274A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2009053535A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Sharp Corp | 潤滑剤供給構造及びクリーニング装置並びに画像形成装置 |
JP2009134117A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤塗布装置並びにこれを備えたクリーニング装置及び画像形成装置 |
-
2010
- 2010-03-17 JP JP2010061297A patent/JP5541574B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11344904A (ja) * | 1998-06-02 | 1999-12-14 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置 |
JP2000330425A (ja) * | 1999-05-20 | 2000-11-30 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2004361698A (ja) * | 2003-06-05 | 2004-12-24 | Ricoh Co Ltd | 固形潤滑材、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2006091415A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007293240A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-11-08 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、画像形成装置及び押圧装置 |
JP2008107661A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤塗布装置及び画像形成装置 |
JP2008241750A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2009003275A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2009042274A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2009053535A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Sharp Corp | 潤滑剤供給構造及びクリーニング装置並びに画像形成装置 |
JP2009134117A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤塗布装置並びにこれを備えたクリーニング装置及び画像形成装置 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013130798A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置 |
JP2013225087A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-10-31 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2013225093A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-10-31 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2013195899A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2013218242A (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-24 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2014044398A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-03-13 | Ricoh Co Ltd | 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2014092687A (ja) * | 2012-11-05 | 2014-05-19 | Konica Minolta Inc | 潤滑剤塗布装置及び画像形成装置 |
JP2018081274A (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | コニカミノルタ株式会社 | 固形滑剤塗布装置および画像形成装置 |
JP2020201414A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | コニカミノルタ株式会社 | クリーニングユニット |
JP7395852B2 (ja) | 2019-06-11 | 2023-12-12 | コニカミノルタ株式会社 | クリーニングユニット |
JP2021071499A (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 株式会社リコー | 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
JP7445187B2 (ja) | 2019-10-29 | 2024-03-07 | 株式会社リコー | 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5541574B2 (ja) | 2014-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5541574B2 (ja) | 潤滑剤塗布装置、画像形成装置、プロセスユニット及び固形潤滑剤 | |
EP2367073B1 (en) | Lubricant applying device, image forming apparatus, process unit, and solid lubricant | |
JP6209312B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6222542B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5532408B2 (ja) | 潤滑剤塗布装置、画像形成装置、プロセスユニット及び固形潤滑剤 | |
JP6102490B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5957981B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6106974B2 (ja) | 転写装置及び画像形成装置 | |
JP6012929B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6476739B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5822124B2 (ja) | 接続装置、並びにこの接続装置を備えた帯電装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ | |
JP2008015477A (ja) | 帯電装置、並びにこれを用いるプロセスユニット及び画像形成装置 | |
JP5522524B2 (ja) | 潤滑剤塗布装置、画像形成装置、プロセスユニット、及び固形潤滑剤を保持する保持部材 | |
JP5967465B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4772589B2 (ja) | 画像形成装置及びこれに用いられる転写装置 | |
JP5787242B2 (ja) | 潤滑剤塗布装置、プロセスユニット、及び画像形成装置 | |
JP2001350321A (ja) | 画像形成装置及び像担持体ユニット | |
JP4564888B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6135990B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009069736A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6468496B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6233462B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6728636B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6112158B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6628130B2 (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140411 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140424 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5541574 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |