JP2013218242A - 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP2013218242A
JP2013218242A JP2012091004A JP2012091004A JP2013218242A JP 2013218242 A JP2013218242 A JP 2013218242A JP 2012091004 A JP2012091004 A JP 2012091004A JP 2012091004 A JP2012091004 A JP 2012091004A JP 2013218242 A JP2013218242 A JP 2013218242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricant
supply device
solid lubricant
solid
lubricant supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012091004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5995135B2 (ja
Inventor
Kaoru Yoshino
薫 吉野
Satoshi Hatori
聡 羽鳥
Naohiro Kumagai
直洋 熊谷
Akira Fujimori
彰 藤森
Hideyasu Seki
秀康 関
Ryota Goto
良太 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012091004A priority Critical patent/JP5995135B2/ja
Priority to US13/847,556 priority patent/US8909122B2/en
Publication of JP2013218242A publication Critical patent/JP2013218242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5995135B2 publication Critical patent/JP5995135B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】潤滑剤の残量が少なくなったことを検知することができ、かつ、揺動部材が第1検知部材を摺動することによる供給対象への潤滑剤供給量の不均一を抑制することができる潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】揺動部材301aが揺動時に摺動する部材である収納ケース3eに設けた第1電極部材41と、揺動部材301aの揺動姿勢が、所定量の固形潤滑剤の残量に対応する揺動姿勢になったとき、第1電極部材41と当接するように揺動部材301aに取り付けられた第2電極部材42とを備え、第1電極部材41を、収納ケース3eの側面部に設けた。
【選択図】図7

Description

本発明は、潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジに関するものである。
プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置において、感光体や中間転写ベルトなどの像担持体の保護や低摩擦化のため像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置を備えたものが知られている(例えば、特許文献1)。
図18は特許文献1に記載の潤滑剤供給装置の概略構成図である。図18(a)は使用初期時における状態を示すものであり、図18(b)は固形潤滑剤162を使い切った時における状態を示すものである。また、図18は、固形潤滑剤162の長手方向一端側の構成を示すものであるが、他端側も同じ構成である。
図18に示すように、特許文献1に記載の潤滑剤供給装置は、バー状の固形潤滑剤162に当接し、これを摺擦することで削り取った微粉末状の潤滑剤を像担持体に供給する供給部材161を備えている。また、固形潤滑剤162の供給部材161と当接する側とは反対側の部分を保持する潤滑剤保持部材164を備えている。潤滑剤保持部材164は、供給部材161に対する固形潤滑剤162の接離方向に移動可能に潤滑剤供給装置のケース165に収納されている。また、ケース165内の潤滑剤保持部材164の固形潤滑剤162保持側と反対側の空間には、潤滑剤保持部材164の固形潤滑剤162保持側と反対側を供給部材側へ押圧する押圧機構163が設けられている。
押圧機構163は、潤滑剤保持部材164に一端側が揺動自在に設けられ、固形潤滑剤162の長手方向(固形潤滑剤162の供給部材161との当接面における供給部材摺擦方向と直交する方向)の中心を基準にして対称に配置された一対の揺動部材163Aを有している(潤滑剤保持部材長手方向他端側の揺動部材については不図示)。一対の揺動部材163Aには、付勢手段としてのバネ163Cの各端部がそれぞれ取り付けられている。各揺動部材163Aは、この1つのバネ163Cから潤滑剤保持部材164の長手方向中心に向かう図中矢印Dの向きの付勢力を得ている。この付勢力によって、各揺動部材163Aの他端側(以下、揺動端部という)は、図18に示すように潤滑剤保持部材164から離れる方向に付勢され、揺動端部側がケース165の潤滑剤保持部材対向面165Aと当接する。潤滑剤保持部材164は、ケース165の潤滑剤保持部材対向面165Aが受ける揺動部材163Aの押圧力(図中下側に加わる力)の反力により供給部材側へ押圧されることで固形潤滑剤162が所定の当接圧で供給部材161と当接する。
供給部材161が回転すると、これに当接している固形潤滑剤162が摺擦され、これにより削り取られて供給部材161に付着した潤滑剤が像担持体の表面に塗布される。固形潤滑剤162が供給部材161による摺擦で徐々に削られながら、図18(b)に示すように、揺動部材163Aが揺動して、潤滑剤保持部材164が供給部材側へと移動していく。固形潤滑剤162が初期から末期にかけて供給部材161に当接し、供給部材161により固形潤滑剤162を良好に削り取ることができる。
潤滑剤が枯渇した状態で画像形成動作が行われると、潤滑剤の保護作用が働かないため、像担持体が磨耗して劣化してしまう。このため、潤滑剤の残量が少なくなったことを検知(ニアエンド検知)して、潤滑剤の交換を行う必要がある。そこで、本出願人は、図19に示すような潤滑剤供給装置を試作した(以下、試作品という)。
図19に示すように、試作品は、ケース165の潤滑剤保持部材対向面165Aにおける揺動部材163Aが摺動する摺動領域(以下、摺動ケース領域という)Sの潤滑剤の残量が残り僅かとなったときに揺動部材163Aが当接する箇所に第1検知部材としての第1電極部材171が設けられている。また、揺動部材163Aの摺動ケース領域Sに当接する当接領域163Aにおける、潤滑剤の残量が残り僅か(ニアエンド)となったときに潤滑剤保持部材対向面165Aと当接する箇所に、第2検知部材としての第2電極部材172が設けられている。
この試作品においては、潤滑剤の残量が残り僅か(ニアエンド)となったときに揺動部材163Aの当接領域163Bに設けられた第2電極部材172と、摺動ケース領域Sに設けられた第1電極部材171とが当接(対向)する。これにより、電極部材間が導通して電極部材間で電流が流れ、検知部173で潤滑剤のニアエンドを検知することができる。
しかしながら、この試作した潤滑剤供給装置について、像担持体表面に均一に潤滑剤を塗布できない場合があるという新たな課題が生じた。具体的に説明すると、潤滑剤保持部材164は、ケース165内部で移動できるように構成する必要があるため、ケース165に対してある程度のガタがある状態でケース165に収納される。その結果、潤滑剤保持部材164の位置が、使用中に固形潤滑剤162の長手方向にずれてしまう場合がある。潤滑剤保持部材164の位置が上記長手方向にずれると、潤滑剤保持部材164に揺動自在に取り付けられている揺動部材163Aの位置も上記長手方向にずれてしまう。その結果、揺動部材163Aの当接領域163Bにおける第2電極部材172が設けられた箇所以外の箇所が、ケース165の第1電極部材171と当接してしまう。ケース165に設けられた第1電極部材171の摩擦係数とケース165の摩擦係数とは異なるため、揺動部材163Aがケース内面を摺動するときと、ケース165の第1電極部材171の表面を摺動するときとで摺動抵抗が異なる。その結果、ケース165と摺動する他方側の揺動部材と、第1電極部材171と摺動する一方側の揺動部材とで摺動抵抗が互いに異なり、揺動部材163Aの揺動量が一方側と他方側とで異なってしまう。これにより、固形潤滑剤162を長手方向に均一な当接圧で供給部材161に当接できなくなり、供給部材161により削れられる潤滑剤の量が長手方向に異なり、像担持体表面に均一に潤滑剤が塗布できなくなるである。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、潤滑剤の残量が少なくなったことを検知することができ、かつ、揺動部材が第1検知部材を摺動することによる供給対象への潤滑剤供給量の不均一を抑制することができる潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、固形潤滑剤と、上記固形潤滑剤に当接し、これを摺擦することで削り取った潤滑剤を潤滑剤供給対象に供給する供給部材と、上記固形潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材と、上記潤滑剤保持部材を収納する収納ケースと、上記収納ケース内に揺動自在に支持された一対の揺動部材、および、上記一対の揺動部材を付勢する付勢手段を備え、上記付勢手段の付勢力により上記揺動部材が上記収納ケースの内周面または上記潤滑剤保持部材を摺動しながら揺動して上記固形潤滑剤を上記供給部材へ押圧する押圧機構と、上記固形潤滑剤の残量が所定量以下であることを検知する残量検知手段とを備えた潤滑剤供給装置において、上記残量検知手段は、上記揺動部材が揺動時に摺動する部材における、上記揺動部材に対し上記供給部材による固形潤滑剤摺擦の方向に所定の間隔を持って対向する対向面部に設けた第1検知部材と、上記揺動部材の揺動姿勢が、上記所定量の固形潤滑剤の残量に対応する揺動姿勢になったとき、上記第1検知部材と対向するように、上記揺動部材に取り付けられた第2検知部材とを備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、揺動部材が揺動時に摺動する部材(以下、摺動部材という)における上記揺動部材に対し上記供給部材による固形潤滑剤摺擦の方向に所定の間隔を持って対向する対向面部に第1検知部材を配置したので、以下のような効果を得ることができる。すなわち、潤滑剤保持部材と収納ケースとのガタにより潤滑剤保持部材の位置が固形潤滑剤の供給部材との摺擦面における供給部材摺擦方向と直交する方向にずれて、揺動部材の上記摺動部材との摺動位置が上記直交する方向にずれても、揺動部材が第1検知部材に接触することがない。
これにより、一対の揺動部材を、固形潤滑剤量が所定以下となるまで、摺動部材と摺動させることができる。よって、一方の揺動部材と、他方の揺動部材との揺動量が異なるのを抑制することができ、固形潤滑剤を上記直交する方向に均一な当接圧で供給部材に当接させることができる。その結果、供給部材により削れられる潤滑剤の量を上記直交する方向に均一にでき、供給対象に均一に潤滑剤を供給することができる。
実施形態1に係るプリンタを示す概略構成図である。 4つの作像ユニットのうちの1つを示す拡大図である 潤滑剤塗布装置の概略構成図。 使用末期における潤滑剤塗布装置の概略構成図。 変形例の押圧機構を備えた潤滑剤塗布装置を示す概略構成図 図5に示す潤滑剤塗布装置の使用末期の状態を示す概略構成図。 残量検知機構を備えた潤滑剤塗布装置の概略構成図。 図7の潤滑剤塗布装置の一方側の揺動部材周辺の下面図。 図7のB1−B1断面図。 固形潤滑剤がニアエンドの状態を示す図。 図10のA1−A1断面図。 第1電極部材を収納ケースの塗布ローラ表面移動方向上流側側面に設けた潤滑剤塗布装置の概略構成図。 図3に示す押圧機構を備えた潤滑剤塗布装置に残量検知機構を適用した形態を示す図。 図13の潤滑剤塗布装置の一方側の揺動部材周辺の上面図。 図13のB2−B2断面図。 図13に示す形態において、固形潤滑剤がニアエンドの状態を示す図。 図16のA2−A2断面図。 従来の潤滑剤供給装置を示す概略構成図。 先願の潤滑剤供給装置を示す概略構成図。
以下に、本発明を、電子写真方式の画像形成装置であるプリンタに適用した一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。
このプリンタは、その内部の略中央に像担持体である中間転写体としての中間転写ベルト56を備えている。中間転写ベルト56は、ポリイミドやポリアミド等の耐熱性材料からなり、中抵抗に調整された基体からなる無端状ベルトで、4つのローラ52,53,54,55に掛け渡して支持され、図中矢印A方向に回転駆動される。中間転写ベルト56の下方にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナーに対応した4つの作像ユニットが中間転写ベルト56のベルト面に沿って並んでいる。
図2は、4つの作像ユニットのうちの1つを示す拡大図である。
いずれの作像ユニットも同様の構成であるので、ここでは、色の区別を示すY、M、C、Kの添え字を省略する。各作像ユニットは、像担持体としての感光体1を有し、各感光体1の周りには、感光体表面を所望電位(マイナス極性)となるように一様に帯電させる帯電手段としての帯電装置2、感光体表面に形成された静電潜像をマイナス極性に帯電された各色トナーで現像してトナー像とする現像手段としての現像装置4、感光体表面に潤滑剤を塗布により供給する潤滑剤供給装置である潤滑剤塗布装置3、トナー像転写後の感光体表面のクリーニングを行うクリーニング装置8がそれぞれ配置されている。
作像ユニットは、画像形成装置から着脱可能なプロセスカートリッジとして構成、感光体1、帯電装置2、現像装置4、クリーニング装置8および潤滑剤塗布装置3が一括で交換される構成となっている。
また、図1を参照すると、4つの作像ユニットの下方には、帯電した各感光体表面に各色の画像データに基づいて露光して露光部分の電位を落とし、静電潜像を書き込む静電潜像形成手段としての露光装置9が備えられている。また、中間転写ベルト56を挟んで、各感光体1と対向する位置には、感光体1上に形成されたトナー像を中間転写ベルト56上に一次転写する転写手段としての一次転写ローラ51がそれぞれ配置されている。一次転写ローラ51は、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。
中間転写ベルト56のローラ52で支持された部分の外側には、二次転写手段としての二次転写ローラ61が圧接されている。二次転写ローラ61は、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。二次転写ローラ61と中間転写ベルト56との接触部が二次転写部であり、中間転写ベルト56上のトナー像が記録材としての転写紙に転写される。中間転写ベルト56のローラ55で支持された部分の外側には、二次転写後の中間転写ベルト56の表面をクリーニングする中間転写ベルトクリーニング装置57が設けられている。二次転写部の上方には、転写紙上のトナー像を転写紙に定着させる定着装置70が備えられている。定着装置70は、内部にハロゲンヒータを有する加熱ローラ72及び定着ローラ73に巻き掛けられた無端の定着ベルト71と、定着ベルト71を介して定着ローラ73に対向、圧接して配置される加圧ローラ74とから構成されている。プリンタの下部には、転写紙を載置し、二次転写部に向けて転写紙を送り出す給紙装置20が備えられている。
感光体1は、有機感光体であり、ポリカーボネート系の樹脂で表面保護層が形成されている。帯電装置2は、帯電部材として導電性芯金の外側に中抵抗の弾性層を被覆して構成される帯電ローラ2aを備える。帯電ローラ2aは、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。帯電ローラ2aは、感光体1に対して微小な間隙をもって配設される。この微小な間隙は、例えば、帯電ローラ2aの両端部の非画像形成領域に一定の厚みを有するスペーサ部材を巻き付けるなどして、スペーサ部材の表面を感光体1表面に当接させることで、設定することができる。また、帯電ローラ2aには、帯電ローラ2a表面に接触してクリーニングする帯電クリーニング部材2bが設けられている。
現像装置4は、感光体1と対向する位置に、内部に磁界発生手段を備える現像剤担持体としての現像スリーブ4aが配置されている。現像スリーブ4aの下方には、図示しないトナーボトルから投入されるトナーを現像剤と混合し、攪拌しながら現像スリーブ4aへ汲み上げるための2つのスクリュー4bが備えられている。現像スリーブ4aによって汲み上げられるトナーと磁性キャリアからなる現像剤は、ドクターブレード4cによって所定の現像剤層の厚みに規制され、現像スリーブ4aに担持される。現像スリーブ4aは、感光体1との対向位置において同方向に移動しながら、現像剤を担持搬送し、トナーを感光体1上の静電潜像部分に供給する。なお、図1においては、二成分現像方式の現像装置4の構成を示したが、これに限るものではなく、一成分現像方式の現像装置であっても適用可能である。
潤滑剤塗布装置3は、固定されたケースに収容された固形潤滑剤3bと、固形潤滑剤3bから削り取った粉体状の潤滑剤を感光体1の表面に塗布する塗布手段を構成する供給部材としての塗布ローラ3aとを備える。塗布ローラ3aは、ブラシローラ、ウレタン状発泡ローラを用いることができる。塗布ローラ3aとして、ブラシローラを用いる場合は、ナイロン、アクリル等の樹脂にカーボンブラック等の抵抗制御材料を添加して体積抵抗率1×10Ωcm以上1×10Ωcm以下の範囲内に調整された材料で形成されたブラシローラが好適である。塗布ローラ3aの回転方向は、感光体1に対して連れ回り方向である。また、塗布ローラ3aとして、発泡ウレタンローラを用いる場合は、発泡ポリウレタンローラを用いることができる。
固形潤滑剤3bは、直方体状に形成されており、後述する押圧機構3cにより塗布ローラ3a側に押圧されている。固形潤滑剤3bの潤滑剤としては、少なくとも脂肪酸金属塩を含有する潤滑剤を用いる。脂肪酸金属塩としては、例えば、フッ素系樹脂、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウムなどのラメラ結晶構造を持つ脂肪酸金属塩や、ラウロイルリジン、モノセチルリン酸エステルナトリウム亜鉛塩、ラウロイルタウリンカルシウムなどの物質を使用することができる。これらの脂肪酸金属塩のうち、特にステアリン酸亜鉛を用いることが好ましい。これは、ステアリン酸亜鉛が、感光体1表面上での伸展性が非常によく、しかも吸湿性が低く、さらに湿度が変化しても潤滑性が損なわれ難い特性を有しているためである。よって、環境変化に影響されにくく感光体表面を保護する能力の高い皮膜化された潤滑剤の保護層を形成することができ、良好に感光体表面を保護できる。また、潤滑性が損なわれ難い特性を有していることで、クリーニング不良の低減効果を良好に得ることができる。また、これらの脂肪酸金属塩の他に、シリコーンオイルやフッ素系オイル、天然ワックスなどの液状の材料、ガス状にした材料を外添法として添加することもできる。
また、固形潤滑剤3bの潤滑剤は、無機潤滑剤である窒化ホウ素を含むことが好ましい。窒化ホウ素の結晶構造としては、六方晶系の低圧相のもの(h−BN)や、立方晶系の高圧相(c−BN)等を挙げることができる。これらの構造の窒化ホウ素のうち、六方晶系の低圧相の窒化ホウ素の結晶は層状の構造を有しており、容易に劈開する物質であるため、摩擦係数は400°C近くまで約0.2以下を維持でき、放電により特性が変化し難く、放電を受けても他の潤滑剤に比べて潤滑性が失われることがない。このような窒化ホウ素を添加することで、感光体1表面に供給されて薄膜化された潤滑剤が、帯電装置2や一次転写ローラ51の作動時に発生する放電によって早期に劣化することはない。窒化ホウ素は、放電により特性が変化し難く、放電を受けても、他の潤滑剤に比べて潤滑性が失われることがない。しかも、感光体1の感光体層が放電により酸化、蒸発してしまうことを防止することもできる。また、窒化ホウ素は、わずかな添加量でも、その潤滑性を発揮できるので、帯電ローラ2aなどへの潤滑剤付着による不具合や、クリーニングブレード8aのブレード鳴きに対して有効である。
本実施形態の固形潤滑剤3bは、ステアリン酸亜鉛と窒化ホウ素とを含有した潤滑剤原料を圧縮成型したものを用いた。なお、固形潤滑剤3bの成型方法は、これに限定されることはなく、溶融成型などの他の成型方法を採用してもよい。これにより、上述したステアリン酸亜鉛の効果と上述した窒化ホウ素の効果とを得ることができる。
固形潤滑剤3bは塗布ローラ3aによって削り取られ消耗し、経時的にその厚みが減少するが、押圧機構3cにより押圧されているために常時塗布ローラ3aに当接している。塗布ローラ3aは、回転しながら削り取った潤滑剤を感光体表面に塗布する。その後、感光体1の表面とクリーニングブレード8aとの接触により、塗布された潤滑剤が押し広げられて薄膜状になる。これにより、感光体1の表面の摩擦係数が低下する。なお、感光体1の表面に付着した潤滑剤の膜は非常に薄いため、帯電ローラ2aによる帯電を阻害することはない。
クリーニング装置8は、クリーニング部材としてのクリーニングブレード8a、支持部材8b、トナー回収コイル8c、ブレード加圧スプリング8dを備える。クリーニングブレード8aは、ウレタンゴム、シリコーンゴム等のゴムを板状に形成してなり、そのエッジが感光体1表面に当接するようにして設けられ、転写後に残留する感光体1上のトナーを除去する。クリーニングブレード8aは、金属、プラスチック、セラミック等からなる支持部材8bに貼着されて支持され、感光体1表面に対し所定の角度で設置される。また、ブレード加圧スプリング8dによって所定の当接圧、食い込み量で感光体1表面に当接する。なお、クリーニング部材としては、クリーニングブレードのほか、クリーニングブラシなどの公知のものを広く利用することができる。
本実施形態において、潤滑剤塗布装置3は、感光体1が一次転写手段51と対向する位置(一次転写部)よりも感光体表面移動方向下流側で、クリーニング装置8よりも上流側に配置される。これにより、潤滑剤塗布装置3によって感光体表面に塗布された潤滑剤を、その後にクリーニングブレード8aが感光体表面を摺擦することで引き延ばし、感光体表面に塗布された潤滑剤の塗布ムラをおおまかに均すことができる。なお、感光体1がクリーニング装置8と対向する位置(クリーニング位置)よりも感光体表面移動方向下流側で、感光体1が帯電装置2と対抗する位置(帯電位置)よりも上流側に配置するようにしてもよい。この場合、帯電装置2での帯電処理前に感光体表面を除電する除電手段を備えているときには、感光体1が除電手段と対抗する位置(除電位置)よりも上流側に配置する。
また、本実施形態では、潤滑剤塗布装置3をクリーニング装置8の内部に設けている。これにより、感光体1を摺擦したときに塗布ローラ3aに付着するトナーを固形潤滑剤3b又は図示しないフリッカーで振り落とし、クリーニングブレード8aによって回収されるトナーと共に、トナー回収コイル8cによって容易に回収することができる。
潤滑剤塗布装置3についてより詳細に説明する。
図3は、潤滑剤塗布装置3の概略構成図である。
図3に示すように、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aと当接する面(図中下側の面)とは反対側の部分をその長手方向にわたって保持する潤滑剤保持部材3dが設けられている。潤滑剤保持部材3dは、収納ケース3eに塗布ローラ3aに対して接離可能に設けられている。また、収納ケース3eの潤滑剤保持部材3dより図中上部の空間には、潤滑剤保持部材3dを供給部材側へ押圧する押圧機構3cを備えている。
押圧機構3cは、潤滑剤保持部材3dの長手方向両端部付近にそれぞれ設けられ、収納ケース3eに揺動自在に取り付けられた揺動部材31aと、付勢手段であるバネ31bとを有している。バネ31bの各端部がそれぞれ揺動部材31aに取り付けられている。各揺動部材31aは、このバネ31bから潤滑剤保持部材の長手方向中心に向かう図中矢印Dの向きの付勢力を得ている。この付勢力によって、図中右側の揺動部材は図中反時計回りに、図中左側の揺動部材は図中時計回りに揺動するように付勢される。これにより、各揺動部材31aの潤滑剤保持部材3dと当接する円弧状の当接部311は、図3に示すように潤滑剤保持部材3d側へ付勢される。
使用初期時においては、各揺動部材31aの揺動端部がバネ31bの付勢力に抗して収納ケース3eの上面部の内周面32へ近づく方向に揺動した状態となっている。このような構成により、2つの揺動部材31aはバネ31bの付勢力を受けて互いに均等な力で潤滑剤保持部材3dを押し、潤滑剤保持部材3dに保持された固形潤滑剤3bを塗布ローラ3aへ押圧する。よって、固形潤滑剤3bは、その長尺方向において塗布ローラ3aへ均一に押圧される。その結果、塗布ローラ3aの回転により摺擦されることで削り取られる潤滑剤の量は、長尺方向において均一となり、感光体1の表面に潤滑剤をムラなく塗布することができる。
図4は、使用末期(固形潤滑剤の残量がわずかなとき)における潤滑剤塗布装置3の概略構成図である。
固形潤滑剤3bが塗布ローラ3aによる摺擦で徐々に削られていくと、揺動部材31aが揺動して、潤滑剤保持部材3dが塗布ローラ側へと移動する。そして、最終的に図4に示すように固形潤滑剤量が僅かになると、揺動部材31aの揺動端部が潤滑剤保持部材3dと当接する。
本実施形態の押圧機構3cにおいては、経時使用によって固形潤滑剤3bの高さが減っても固形潤滑剤3bの加圧力の減少を抑制できる。よって、初期から経時にかけて感光体1の表面に供給される粉末潤滑剤量の変動を小さく抑えることができる。
このような結果が得られる理由は、次の通りである。
一般に、初期から固形潤滑剤3bが無くなるまでの間に変化するバネの伸び変化量に対し、バネ全体の長さを長くすれば長くするほど、バネの伸び変化量に対するバネの付勢力変動は小さくて済む。従来の押圧機構は、バネを縮めた状態で配置し、その付勢力(押し出し力)の方向と塗布ローラ3aに対する固形潤滑剤3bの押圧方向とを一致させている。この構成においては、バネ全体の長さを長くするほど、バネの付勢力方向と塗布ローラ3aに対する固形潤滑剤3bの押圧方向とを一致させることが困難となることから、バネ全体の長さを長くするにも限界がある。加えて、従来の押圧機構では、塗布ローラ3aの径方向にバネの長さ分の配置スペースを確保しなければならず、装置の大型化につながる。これらの理由から、従来の押圧機構においては、比較的短いバネを使用しなければならず、経時的なバネの付勢力変動が大きくなる。
これに対し、本実施形態の押圧機構3cにおいては、図3に示したように、バネ31bを伸ばした状態で配置し、その付勢力(引っ張り力)で塗布ローラ3aに対して固形潤滑剤3bを押圧できる。よって、バネ全体の長さを長くしても従来の押圧機構のような問題は生じない。しかも、本実施形態の押圧機構3cでは、バネ31bの長さ方向が固形潤滑剤3bの長尺方向すなわち塗布ローラ3aの軸方向に一致するようにバネ31bが配置される。したがって、バネ31bの長さを長くしても、塗布ローラ3aの径方向に配置スペースが広がることはなく、装置を大型化する必要がない。そのため、本実施形態の押圧機構3cは、従来の押圧機構で使用していたバネの長さよりもずっと長いバネ31bを採用できる。その結果、経時的なバネの付勢力変動を小さく抑えることができる。
図5は、変形例の押圧機構を備えた潤滑剤塗布装置を示す概略構成図である。
この変形例の押圧機構300cは、潤滑剤保持部材3dに各揺動部材301aを揺動自在に取り付けたものである。その結果、各揺動部材301aは、バネ301bから潤滑剤保持部材3dの長手方向中心に向かう付勢力によって、各揺動部材301aの揺動端部が、潤滑剤保持部材3dから離れる方向に付勢され、各揺動部材301aの揺動端部が、収納ケース3eの上面部の内周面32に当接する構成となっている。
図5に示すように、使用初期においては、各揺動部材301aの揺動端部がバネ301bの付勢力に抗して潤滑剤保持部材3dへ近づく方向に揺動した状態で配置される。この変形例においては、2つの揺動部材301aはバネ301bの付勢力を受けて互いに均等な力でケース上面部の内周面32を押し、潤滑剤保持部材3dに保持された固形潤滑剤3bを塗布ローラ3aへ押圧する。この変形例においても、固形潤滑剤3bが塗布ローラ3aによる摺擦で徐々に削られていくと、揺動部材301aが揺動して、潤滑剤保持部材3dが塗布ローラ側へと移動する。そして、最終的に固形潤滑剤量が僅かになると、図6に示すような状態にまで、各揺動部材301aが揺動する。
次に、本実施形態の特徴点である固形潤滑剤のニアエンドを検知する残量検知手段としての残量検知機構40について説明する。
図7は、先の図5、図6に示した押圧機構300cを備えた潤滑剤塗布装置3に本実施形態の残量検知機構40を備えた構成を示す概略構成図であり、図8は、図7の潤滑剤塗布装置3の一方側の揺動部材301a周辺の下面図であり、図9は、図7のB1−B1断面図である。
図7に示すように、残量検知機構40は、第1検知部材としての第1電極部材41、第2検知部材としての第2電極部材42などを有している。第1電極部材41は、収納ケース3e側面の長手方向の両端部付近にそれぞれ設けられている。第2電極部材42は、図8、図9に示すように、各揺動部材31aの側面に設けられている。また、第2電極部材42は、図7に示すように、揺動部材31aの揺動側端部付近に設けられている。図7に示すように、固形潤滑剤使用初期においては、第1電極部材41が第2電極部材42よりも長手方向中央部寄りに位置している。
また、各第1電極部材41と各第2電極部材42とには、電圧印加手段としての電気抵抗検知手段44が接続されている。電気抵抗検知手段44は、電気抵抗検知手段44を制御する制御手段100に接続されている。電気抵抗検知手段44は、第1電極部材41と第2電極部材42との間に電圧を印加して、電気抵抗を計測する。
図7、図9に示すように、使用初期においては、各揺動部材301aに取り付けられた第2電極部材42は、第1電極部材41から離間しており、非導通状態である。よって、このとき、電気抵抗検知手段44により、第1電極部材41と第2電極部材42との間に電圧を印加しても第1電極部材41と第2電極部材42との間に電流が流れず、電気抵抗値の測定が不能な状態である。
図10は、固形潤滑剤3bがニアエンドの状態を示す図であり、図11は、図10のA1−A1断面図である。
固形潤滑剤3bが削られ潤滑剤が消費されて、揺動部材301aが、収納ケース3eの上面部内周面32を摺動しながら揺動していき、第2電極部材42が、徐々に第1電極部材41に近づいていく。そして、図10、図11に示すように、固形潤滑剤3bの量が残り僅か(ニアエンド)となると、第2電極部材42が第1電極部材41と当接する。第2電極部材42が第1電極部材41と当接すると、第1電極部材41と第2電極部材42とのが非導通状態から導通状態に切り替わる。これにより、電気抵抗検知手段44が、第1電極部材41と第2電極部材42との間に電圧を印加すると、第1電極部材41と第2電極部材42との間に電流が流れ、電気抵抗検知手段44で電気抵抗値が計測される。
制御手段100は、電気抵抗値検知手段44の測定結果を監視しており、電気抵抗検知手段44が検知した電気抵抗値が所定値以下であることを検知したら、制御手段100は、潤滑剤のニアエンドと判定する。そして、不図示の操作表示部に潤滑剤が残り少なくなくなった旨を報知し、ユーザーに固形潤滑剤3bの交換を促す。また、不図示の通信手段を用いて、サービスセンターに潤滑剤の交換が必要な旨を通知してもよい。
潤滑剤保持部材3dは、収納ケース内を塗布ローラ3aに対して接離する方向(図8における紙面と直交する方向)に移動できるように、収納ケース内に設けられている。このため、収納ケース3eに対してガタを有して収納ケース3eに保持されている。そのガタは、潤滑剤保持部材3dと固形潤滑剤3bとの固定精度や収納ケース3eの部品精度のばらつきなどにより最大で1mm程度のガタ(隙間)が生じる。よって、使用中に潤滑剤保持部材3dが長手方向に位置がずれることがある。
第1電極部材41を、上記摺動領域Sの図中左端に配置して、第2電極部材42を、揺動部材31aの当接部の揺動端部付近に配置することで、固形潤滑剤がニアエンドとなったら、第1電極部材41と第2電極部材42とを当接する構成とした場合、潤滑剤保持部材3dが長手方向に位置がずれると、いずれか一方の揺動部材301aの当接部311の第2電極部材42以外の箇所が、第1電極部材41と当接する場合がある。この場合、揺動部材301aが当接する材質が途中で変化してしまい、材質の摩擦係数の差で、摺動状態が変化してしまう。従って、当接部311が、第1電極部材41と当接した側の揺動部材301aと、していない側の揺動部材301aとで摺動状態が異なってしまう。その結果、長手方向一方側と他方側とで固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aに対する加圧力が異なってしまい、感光体軸方向で塗布される潤滑剤量が異なってしまう場合がある。
これに対し、本実施形態においては、先の図8に示したように、第1電極部材41を、収納ケース3eの側面に設けているので、使用中に潤滑剤保持部材3dの位置が長手方向のずれても、揺動部材301aの当接部311が、第1電極部材41と摺動することがない。その結果、各揺動部材が同様に揺動し、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aに対する加圧力を長手方向で均一にできる。従って、感光体に塗布される潤滑剤量を軸方向で均一にすることができる。
また、潤滑剤保持部材3dと収納ケース3eとは固形潤滑剤3bの短手方向(塗布ローラ3aの固形潤滑剤との摺擦方向)にもガタを有しており、潤滑剤保持部材3dとともに揺動部材301aが、短手方向ずれるおそれがある。しかし、揺動部材301aは、図8に示すように、潤滑剤保持部材3dの短手方向中央部に設けられているので、揺動部材301aが収納ケース側面に当接する前に、潤滑剤保持部材3dが収納ケース3e側面に当接する。従って、揺動部材301aは、収納ケース3eの側面に設けられた第1電極部材41と当接することはない。よって、揺動部材301aが潤滑剤保持部材3dとともに短手方向ずれても、揺動部材301aが、第1電極部材41と摺動することがない。
固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aとの当接部において、塗布ローラ3aの固形潤滑剤3bとの摺擦により、固形潤滑剤は、摺擦方向下流側(塗布ローラ3aの表面移動方向下流側)に向けて力を受ける。固形潤滑剤3bと潤滑剤保持部材との一体物の重心は、上記当接部から離間した位置にあるので、図9に示すように、固形潤滑剤3bと潤滑剤保持部材との一体物が、収納ケース3e内で反時計回りに回動しようとする。このとき、収納ケース3eと潤滑剤保持部材3dおよび収納ケース3eと固形潤滑剤3bとの間には隙間があるため、この回転しようとする力は、固形潤滑剤における塗布ローラ3aの当接部の塗布ローラ表面移動方向上流側で受けることになる。その結果、固形潤滑剤における塗布ローラ3aの当接部の塗布ローラ表面移動方向上流側が下流側よりも削れ、収納ケース内で固形潤滑剤との一体物が図中反時計回りに回動し、固形潤滑剤3bの塗布ローラ表面移動方向下流端が、収納ケースの下流側側面に当接し、潤滑剤保持部材3dの塗布ローラ表面移動方向上流端が、収納ケースの上流側側面に当接する。このとき、潤滑剤保持部材3dに揺動自在に支持されている揺動部材301aも図中反時計回りに傾く。
固形潤滑剤3bが削れていくと、固形潤滑剤3bと潤滑剤保持部材3dと揺動部材301aとの一体物の収納ケース内での傾きが徐々に大きくなり、図11に示すように、固形潤滑剤ニアエンドのときは、潤滑剤保持部材3dと潤滑剤保持部材と揺動部材301aの一体物が大きく傾いてしまう。これは、上記一体物の固形潤滑剤と塗布ローラとの当接部からの高さが短くなることで、大きく傾いた姿勢となるのである。また、図11に示すように、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3a表面移動方向上流側と下流側との高さの偏差が大きくなる。
図11に示すように、第1電極部材41を、収納ケース3eの塗布ローラ表面移動方向下流側側面に設けた場合、上記一体物(潤滑剤保持部材3dと潤滑剤保持部材と揺動部材301aからなるもの)の傾きで第2電極部材42が第1電極部材41から離間する方向へ移動するため、潤滑剤ニアエンド時に第1電極部材41と第2電極部材42とが当接しないおそれがあり、良好にニアエンド検知を行うことができないおそれがある。その結果、固形潤滑剤の塗布ローラ3a表面移動方向上流側が枯渇し塗布ローラ3aと潤滑剤保持部材3dとが摺動して、塗布ローラ3aが傷つくおそれがある。
このため、図12に示すように、第1電極部材41を収納ケース3eの塗布ローラ表面移動方向上流側側面に設けるのが好ましい。第1電極部材41を収納ケース3eの塗布ローラ表面移動方向上流側側面に設けることで、図12(b)に示すように、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3a表面移動方向上流側と下流側との高さの偏差により、上記一体物(固形潤滑剤3bと潤滑剤保持部材3dと揺動部材301aとからなる部材)が図中反時計回りに回転すると、揺動部材301aに設けた第2電極部材42が第1電極部材41に近づく方向へと移動する。これにより、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3a表面移動方向上流の潤滑剤量が所定以下となったとき、第1電極部材41が第2電極部材42と当接し、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3a表面移動方向上流の潤滑剤量が所定以下となったことを検知することができる。固形潤滑剤3bの塗布ローラ3a表面移動方向上流の潤滑剤量が所定以下となり、揺動部材301aが、収納ケース内で所定の回動姿勢となったときに、第1電極部材41と第2電極部材42とが当接するように、各電極部材を設ける。
また、本実施形態においては、潤滑剤量がニアエンド前は、第1電極部材41と第2電極部材42とが非通電状態となっており、電極部材間に電圧を印加しても電流が流れない。これにより、ニアエンド検知の度に電力が消費されることがないので、電力消費の低減を図ることができる。
また、本実施形態においては、潤滑剤保持部材3dの長手方向両端部付近で第1電極部材と第2電極部材との通電状態が検知される。これにより、固形潤滑剤3bが長手方向で潤滑剤の消費量が異なった場合においても、潤滑剤の消費量が多い側の端部がニアエンドとなった時点で、潤滑剤の消費量が多い側の端部側の第2電極部材42が第1電極部材41と当接し導通する。これにより、固形潤滑剤3bが長手方向で潤滑剤の消費量が異なった場合においても、正確に潤滑剤のニアエンドを検知することができる。これにより、消費量が多い方側の潤滑剤が枯渇して、感光体表面を保護できず、感光体表面が傷ついてしまうなどの不具合が発生するのを防止することができる。
図13は、先の図3、図4に示した押圧機構3cを備えた潤滑剤塗布装置3に本実施形態の残量検知機構40を備えた構成を示す概略構成図であり、図14は、図13の潤滑剤塗布装置3の一方側の揺動部材31a周辺の上面図であり、図15は、図14のB2−B2断面図である。
この図13に示す構成においては、揺動部材31aの当接部311が摺動する部材が、潤滑剤保持部材3dであり、この潤滑剤保持部材3dの塗布ローラ3a表面移動方向下流側側面における長手方向両端部付近に第1電極部材41が設けられている。
第2電極部材42は、図14、15に示すように、各揺動部材31aにおける塗布ローラ3aの固形潤滑剤との摺擦方向(塗布ローラ表面移動方向)下流側側面に設けている。また、第2電極部材42は、図13に示すように、揺動部材301aの揺動側端部付近に配置されている。
図16は、図13に示す形態において、固形潤滑剤3bがニアエンドの状態を示す図であり、図17は、図16のA2−A2断面図である。
この図13に示す構成においても、図15に示すように、使用初期においては、各揺動部材31aに設けられた第2電極部材42は、潤滑剤保持部材3dに設けられた第1電極部材41から離間している。固形潤滑剤3bが削られ潤滑剤が消費されて、揺動部材301aが、潤滑剤保持部材3dを摺動しながら揺動していき、第2電極部材42が、徐々に第1電極部材41に近づいていく。そして、図16、図17に示すように、固形潤滑剤3bの量が残り僅か(ニアエンド)となると、第2電極部材42が第1電極部材41と当接する。第2電極部材42が第1電極部材41と当接すると、第1電極部材41と第2電極部材42とのが非導通状態から導通状態に切り替わる。これにより、電気抵抗検知手段44が、第1電極部材41と第2電極部材42との間に電圧を印加すると、第1電極部材41と第2電極部材42との間に電流が流れ、電気抵抗検知手段44で電気抵抗値が計測される。
この図13に示す形態においても、第1電極部材41を、揺動部材301aが摺動する部材である潤滑剤保持部材3dの側面に設けているので、使用中に潤滑剤保持部材3dの位置が長手方向や短手方向にずれても、揺動部材301aの当接部311が、第1電極部材41と摺動することがない。その結果、各揺動部材301aが同様に揺動し、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aに対する加圧力を長手方向で均一にできる。従って、感光体に塗布される潤滑剤量を軸方向で均一にすることができる。
この図13に示す形態においても、図17に示すように潤滑剤保持部材3dにおける塗布ローラ3aの表面移動方向上流側が塗布ローラ3aに近接するように傾くと、潤滑剤保持部材3dが、図中反時計回りに傾く。その結果、この図13に示す態様においては、潤滑剤保持部材3dの塗布ローラ表面移動方向下流側の側面が揺動部材31aに近づいていく。よって、この図13に示す形態においては、第1電極部材41を、潤滑剤保持部材3dの塗布ローラ表面移動方向下流側の側面に設けることで、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3a表面移動方向上流側が下流側に比べて早期に減って、潤滑剤保持部材3dが傾いたときでも第2電極部材42を第1電極部材41に確実に当接させることができる。これにより、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3a表面移動方向上流側が枯渇するのを抑制することができる。
また、この図13に示す形態においても、潤滑剤量がニアエンド前は、第1電極部材41と第2電極部材42とが非通電状態となっており、電極部材間に電圧を印加しても電流が流れない。これにより、ニアエンド検知の度に電力が消費されることがないので、電力消費の低減を図ることができる。
また、残量検知機構の固形潤滑剤3bのニアエンド検知としては、上述に限られず、例えば、第1電極部材41に替えてプッシュスイッチし、第2電極部材に替えて押し当て部材とした構成にしてもよい。この場合、揺動部材に取り付けられた押し当て部材が、揺動部材の回転とともに第1検知部材としてのプッシュスイッチに近づいていき、固形潤滑剤3bがニアエンド状態となると、第2検知部材としての押し当て部材がプッシュスイッチを押し込み、ニアエンドが検知される。この構成においては、プッシュスイッチを、揺動部材が摺動する部材(収納ケースまたは潤滑剤保持部材)の側面に設けることで、ニアエンド前に揺動部材がプッシュスイッチを押してしまうことがなく、精度よく固形潤滑剤のニアエンドを検知することができる。
また、フォトセンサにて固形潤滑剤3bのニアエンドを検知する構成にすることもできる。この場合は、第1電極部材の替えて反射型フォトセンサを配置する。そして、第2電極部材に替えて反射板を配置する。この場合、固形潤滑剤がニアエンド状態となると、揺動部材に取り付けられた第2検知部材としての反射板が、第1検知部材としての反射型フォトセンサと対向する。その結果、フォトセンサが反射光を検知して、潤滑剤のニアエンドが検知される。また、反射型フォトセンサ(フォトリフレクタ)ではなく、透過型フォトセンサ(フォトインタラプタ)を用いて、潤滑剤のニアエンドを検知することもできる。
また、中間転写ベルト56に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置に、上述した潤滑剤塗布装置を適用してもよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の(1)〜(10)態様毎に特有の効果を奏する。
(1)
固形潤滑剤3bと、上記固形潤滑剤3bに当接し、これを摺擦することで削り取った潤滑剤を感光体1などの潤滑剤供給対象に供給する塗布ローラ3aなどの供給部材と、上記固形潤滑剤3bを保持する潤滑剤保持部材3dと、上記潤滑剤保持部材3dを上記供給部材側へ移動可能に収納する収納ケース3eと、上記収納ケース内に揺動自在に支持された一対の揺動部材31a、および、上記一対の揺動部材31aを付勢するバネ31bなどの付勢手段を備え、上記付勢手段の付勢力により上記揺動部材31aが上記収納ケース3eの内周面または上記潤滑剤保持部材3dを摺動しながら揺動して上記固形潤滑剤3bを上記供給部材へ押圧する押圧機構3cと、上記固形潤滑剤3bの残量が所定量以下であることを検知する残量検知機構40などの残量検知手段とを備えた潤滑剤供給装置において、上記残量検知手段は、上記揺動部材31aが揺動時に摺動する部材における、上記揺動部材31aに対し上記供給部材による固形潤滑剤摺擦の方向に所定の間隔を持って対向する対向面部に設けた第1電極部材41などの第1検知部材と、上記揺動部材31aの揺動姿勢が、上記所定量の固形潤滑剤3bの残量に対応する揺動姿勢になったとき、上記第1検知部材と対向するように、上記揺動部材に取り付けられた第2電極部材42などの第2検知部材とを備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、揺動部材が摺動する部材(収納ケースまたは潤滑剤保持部材)の摺動領域が、固形潤滑剤の長手方向にずれても、揺動部材が第1電極部材と摺動することがない。これにより、固形潤滑剤3bの長手方向で均一に固形潤滑剤3bを供給部材へ加圧することができる。これにより、感光体1などの潤滑剤供給対象に均一に潤滑剤を供給することができる。
(2)
また、上記(1)に記載の態様の潤滑剤供給装置において、上記揺動部材は、上記潤滑剤保持部材に揺動自在に取り付けられており、上記揺動部材が揺動時に摺動する部材が上記収納ケースであって、上記第1検知部材を、上記収納ケースにおける上記供給部材の上記固形潤滑剤に対する摺擦方向上流側側面に設けた。
かかる構成を備えることで、先の図12に示したように、固形潤滑剤の上記供給部材の上記固形潤滑剤に対する摺擦方向上流側が下流側よりも早く削れ、潤滑剤保持部材とともに揺動部材が傾くと、揺動部材に設けた第2電極部材42が第1電極部材41に近づいていく。これにより、固形潤滑剤の上記供給部材の上記固形潤滑剤に対する摺擦方向上流側が下流側よりも早く削れ、固形潤滑剤の上記供給部材の上記固形潤滑剤に対する摺擦方向上流側が所定量以下となったときに、第1電極部材と第2電極部材とを当接させることができる。その結果、固形潤滑剤3bにおける供給部材表面移動方向上流側の潤滑剤が枯渇することを防止することができる。
(3)
上記(1)に記載の態様の潤滑剤供給装置において、上記揺動部材は、上記収納ケースに揺動自在に取り付けられており、上記揺動部材が揺動時に摺動する部材が上記潤滑剤保持部材であって、上記第1検知部材を、上記潤滑剤保持部材における上記供給部材の上記固形潤滑剤に対する摺擦方向下流側側面に設けた。
かかる構成を備えることで、先の図17に示したように、固形潤滑剤の上記供給部材の上記固形潤滑剤に対する摺擦方向上流側が下流側よりも早く削れ、潤滑剤保持部材が傾くと、潤滑剤保持部材に設けた第1電極部材41が第2電極部材42に近づいていく。これにより、固形潤滑剤の上記供給部材の上記固形潤滑剤に対する摺擦方向上流側が下流側よりも早く削れ、固形潤滑剤の上記供給部材の上記固形潤滑剤に対する摺擦方向上流側が所定量以下となったときに、第1電極部材と第2電極部材とを当接させることができる。その結果、固形潤滑剤3bにおける供給部材表面移動方向上流側の潤滑剤が枯渇することを防止することができる。
(4)
また、上記(1)乃至(3)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置において、固形潤滑剤3bが、脂肪酸金属塩を含む。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、環境変化に影響されにくく感光体表面を保護する能力の高い皮膜化された潤滑剤の保護層を形成することができ、良好に感光体表面を保護できる。また、感光体表面の低摩擦状態を維持することができるので、クリーニング不良を抑えることができる。
(5)
また、上記(4)に記載の態様の潤滑剤供給装置において、上記脂肪酸金属塩が、ステアリン酸亜鉛であるので、上記(4)に記載の態様の効果を良好に得ることができる。
(6)
また、上記(1)乃至(5)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置において、上記固形潤滑剤が、無機潤滑剤を含む。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、感光体表面を良好に保護でき、帯電ローラ2aなどへの潤滑剤付着による不具合や、クリーニングブレード8aのブレード鳴きを抑制することができる。
(7)
また、上記(6)に記載の態様の潤滑剤供給装置において、無機潤滑剤が、窒化ホウ素である。
かかる構成を備えることで、上記(6)に記載の態様の効果を、良好に得ることができる。
(8)
また、上記(1)乃至(7)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置において、供給部材として、発泡ポリウレタンからなるローラ部材を用いた。
かかる構成を備えることで、潤滑剤を感光体などの潤滑剤供給対象に供給するときの潤滑剤供給対象に付着した異物を除去する能力がブラシローラに比べて向上する。これにより、ブラシローラに比べて潤滑剤供給対象への潤滑剤供給量を3〜5割減らしても、潤滑剤供給対象を良好に保護でき、潤滑剤消費量を抑えることができる。
(9)
また、感光体1などの像担持体と、像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを有し、像担持体上の画像を最終的に記録材上に転移させて該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、潤滑剤供給手段として、上記(1)乃至(9)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置を用いた。
かかる構成を備えることで、潤滑剤のニアエンドを良好に検知することができ、潤滑剤が枯渇した状態で画像形成動作が行われるのを抑制することができる。これにより、感光体の劣化を経時に亘り抑制することができる。
(10)
また、感光体1などの像担持体と、像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを有し、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、潤滑剤供給手段として、上記(1)乃至(10)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置を用いた。
かかる構成を備えることで、潤滑剤のニアエンドを良好に検知することができ、潤滑剤が枯渇した状態で画像形成動作が行われるのを抑制することができる。これにより、感光体の劣化を経時に亘り抑制することができるプロセスカートリッジを提供することができる。
1:感光体
3:潤滑剤塗布装置
3a:塗布ローラ
3b:固形潤滑剤
3c:押圧機構
3d:潤滑剤保持部材
3e:収納ケース
31a:揺動部材
31b:バネ
40:残量検知機構
41:第1電極部材
42:第2電極部材
44:電気抵抗値検知手段
100:制御手段
300c:押圧機構
301a:揺動部材
301b:バネ
311:当接部
S:摺動領域
特開2007−293240号公報

Claims (10)

  1. 固形潤滑剤と、
    上記固形潤滑剤に当接し、これを摺擦することで削り取った潤滑剤を潤滑剤供給対象に供給する供給部材と、
    上記固形潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材と、
    上記潤滑剤保持部材を収納する収納ケースと、
    上記収納ケース内に揺動自在に支持された一対の揺動部材、および、上記一対の揺動部材を付勢する付勢手段を備え、上記付勢手段の付勢力により上記揺動部材が上記収納ケースの内周面または上記潤滑剤保持部材を摺動しながら揺動して上記固形潤滑剤を上記供給部材へ押圧する押圧機構と、
    上記固形潤滑剤の残量が所定量以下であることを検知する残量検知手段とを備えた潤滑剤供給装置において、
    上記残量検知手段は、
    上記揺動部材が揺動時に摺動する部材における、上記揺動部材に対し上記供給部材による固形潤滑剤摺擦の方向に所定の間隔を持って対向する対向面部に設けた第1検知部材と、
    上記揺動部材の揺動姿勢が、上記所定量の固形潤滑剤の残量に対応する揺動姿勢になったとき、上記第1検知部材と対向するように、上記揺動部材に取り付けられた第2検知部材とを備えたことを特徴とする潤滑剤供給装置。
  2. 請求項1の潤滑剤供給装置において、
    上記揺動部材は、上記潤滑剤保持部材に揺動自在に取り付けられており、上記揺動部材が揺動時に摺動する部材が上記収納ケースであって、
    上記第1検知部材を、上記収納ケースにおける上記供給部材による上記固形潤滑剤の摺擦方向上流側の対向面部に設けたことを特徴とする潤滑剤供給装置。
  3. 請求項1の潤滑剤供給装置において、
    上記揺動部材は、上記収納ケースに揺動自在に取り付けられており、上記揺動部材が揺動時に摺動する部材が上記潤滑剤保持部材であって、
    上記第1検知部材を、上記潤滑剤保持部材における上記供給部材による上記固形潤滑剤の摺擦方向下流側の対向面部に設けたことを特徴とする潤滑剤供給装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかの潤滑剤供給装置において、
    上記固形潤滑剤が、脂肪酸金属塩を含むことを特徴とする潤滑剤供給装置。
  5. 請求項4の潤滑剤供給装置において、
    上記脂肪酸金属塩が、ステアリン酸亜鉛であることを特徴とする潤滑剤供給装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかの潤滑剤供給装置において、
    上記固形潤滑剤が、無機潤滑剤を含むことを特徴とする潤滑剤供給装置。
  7. 請求項6の潤滑剤供給装置において、
    上記無機潤滑剤が、窒化ホウ素であることを特徴とする潤滑剤供給装置。
  8. 請求項7の潤滑剤供給装置において、
    上記供給部材として、発泡ポリウレタンからなるローラ部材を用いたことを特徴とする潤滑剤供給装置。
  9. 像担持体と、該像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを有し、該像担持体上の画像を最終的に記録材上に転移させて該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
    上記潤滑剤供給手段として、請求項1乃至8いずれかの潤滑剤供給装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 像担持体と、該像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを有し、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、
    上記潤滑剤供給手段として、請求項1乃至8いずれかの潤滑剤供給装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
JP2012091004A 2012-03-22 2012-04-12 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ Active JP5995135B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012091004A JP5995135B2 (ja) 2012-04-12 2012-04-12 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
US13/847,556 US8909122B2 (en) 2012-03-22 2013-03-20 Lubricant supplying device, image forming apparatus, and process cartridge

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012091004A JP5995135B2 (ja) 2012-04-12 2012-04-12 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013218242A true JP2013218242A (ja) 2013-10-24
JP5995135B2 JP5995135B2 (ja) 2016-09-21

Family

ID=49590371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012091004A Active JP5995135B2 (ja) 2012-03-22 2012-04-12 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5995135B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020140156A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 株式会社リコー 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070068738A1 (en) * 2005-09-22 2007-03-29 Shinichi Kawahara Lubricant supply device, image forming apparatus, and pressing device
US20070092315A1 (en) * 2005-10-25 2007-04-26 Testu Koyama Image forming apparatus
JP2009150986A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Konica Minolta Business Technologies Inc 固形潤滑剤の塗布装置および画像形成装置
US20110229232A1 (en) * 2010-03-17 2011-09-22 Takeshi Kojima Lubricant applying device, image forming apparatus, process unit, and solid lubricant
US20110229195A1 (en) * 2010-03-17 2011-09-22 Ricoh Company, Limited Lubricant supply device, and process cartridge and image forming apparatus including the same
JP2011197123A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 潤滑剤塗布装置、画像形成装置、プロセスユニット及び固形潤滑剤

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070068738A1 (en) * 2005-09-22 2007-03-29 Shinichi Kawahara Lubricant supply device, image forming apparatus, and pressing device
JP2007293240A (ja) * 2005-09-22 2007-11-08 Ricoh Co Ltd 潤滑剤供給装置、画像形成装置及び押圧装置
US20070092315A1 (en) * 2005-10-25 2007-04-26 Testu Koyama Image forming apparatus
JP2009150986A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Konica Minolta Business Technologies Inc 固形潤滑剤の塗布装置および画像形成装置
US20110229232A1 (en) * 2010-03-17 2011-09-22 Takeshi Kojima Lubricant applying device, image forming apparatus, process unit, and solid lubricant
US20110229195A1 (en) * 2010-03-17 2011-09-22 Ricoh Company, Limited Lubricant supply device, and process cartridge and image forming apparatus including the same
JP2011197123A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 潤滑剤塗布装置、画像形成装置、プロセスユニット及び固形潤滑剤
JP2011215584A (ja) * 2010-03-17 2011-10-27 Ricoh Co Ltd 潤滑剤供給装置並びにこれを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020140156A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 株式会社リコー 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP7205766B2 (ja) 2019-03-01 2023-01-17 株式会社リコー 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5995135B2 (ja) 2016-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6066270B2 (ja) 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP5861939B2 (ja) 画像形成装置
JP5988148B2 (ja) 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP5871191B2 (ja) 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP5984049B2 (ja) 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
US9632475B2 (en) Lubricant applicator, image forming apparatus, and process cartridge
JP2012198425A (ja) 画像形成装置
JP6195150B2 (ja) 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP6103341B2 (ja) 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
US8909122B2 (en) Lubricant supplying device, image forming apparatus, and process cartridge
JP6103340B2 (ja) 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP4772589B2 (ja) 画像形成装置及びこれに用いられる転写装置
JP5995135B2 (ja) 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2016018190A (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP6120130B2 (ja) 画像形成装置
JP5874974B2 (ja) 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP6025025B2 (ja) 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP5999489B2 (ja) 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2015081969A (ja) 画像形成装置
JP2015132670A (ja) 画像形成装置
JP6086284B2 (ja) 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160811

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5995135

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151