JP2020140156A - 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑剤供給ローラが回転しているときに、潤滑剤供給ローラに対する固形潤滑剤の姿勢を安定させる。【解決手段】固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aに圧接する方向に移動できるように保持部材16cを固形潤滑剤16bとともに収納するケース16fや、保持部材16cにおいて幅方向の離れた位置にそれぞれ回動可能に支持された一対の回動部材16gや、保持部材16cを潤滑剤供給ローラ16aに近づく方向に付勢するための引張スプリング16h(付勢部材)が設けられている。そして、潤滑剤供給ローラ16aが回転しているとき、固形潤滑剤16bの側面がケース16f内の底面16f3ではない第1内壁面16f1(第1面)に当接するとともに、回動部材16gがケース16f内の底面16f3ではない当接面16f4(第2面)に当接した状態で、潤滑剤供給ローラ16aに当接する固形潤滑剤16bの姿勢が定められる。【選択図】図7

Description

この発明は、感光体ドラム、中間転写ベルトなどの像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置と、さらにそれを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、感光体ドラムや中間転写ベルト等の像担持体に当接するクリーニングブレードの磨耗・欠損や像担持体の劣化を低減するとともに、経時におけるクリーニング不良や像担持体の表面へのフィルミングの発生を抑止することを目的として、像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置を設置する技術が広く知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
詳しくは、潤滑剤供給装置は、クリーニングブレード(クリーニング装置)の下流側の位置で像担持体に摺接する潤滑剤供給ローラ、潤滑剤供給ローラに摺接する固形潤滑剤、固形潤滑剤を保持する保持部材、固形潤滑剤を潤滑剤供給ローラに向けて付勢する加圧機構、保持部材を固形潤滑剤とともに収納するケース、潤滑剤供給ローラの下流側の位置で像担持体に当接する薄層化ブレード、等で構成される。また、加圧機構は、保持部材に回動可能に支持された一対の回動部材や、ケース内の底面に圧接するように一対の回動部材を付勢する引張スプリング(付勢部材)、などで構成されている。
そして、所定方向に回転する潤滑剤供給ローラによって固形潤滑剤から潤滑剤が徐々に削り取られて、潤滑剤供給ローラによって削り取られた潤滑剤が像担持体の表面に塗布(供給)される。その後、像担持体上に供給された潤滑剤は、薄層化ブレードによって薄層化(均一化)される。
一方、特許文献1には、回動部材が面倒れする不具合を防止することを目的として、回動部材が面倒れしないように規制するガイド部をケースに設ける技術が開示されている。
特許文献1の技術は、回動部材が面倒れしないように規制するガイド部がケースに設けられているものの、潤滑剤供給ローラが回転しているときに、潤滑剤供給ローラに対する固形潤滑剤の姿勢が充分に安定しないで、経時で固形潤滑剤が偏摩耗してしまう可能性があった。
そして、そのように固形潤滑剤に編摩耗が生じてしまうと、像担持体に潤滑剤を充分に供給することができない不具合や、固形潤滑剤の交換時期が早まってしまう不具合や、装置の駆動トルクが上昇してしまう不具合や、異常音が発生してしまう不具合、などが生じてしまう可能性がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、潤滑剤供給ローラが回転しているときに、潤滑剤供給ローラに対する固形潤滑剤の姿勢を安定させることができる、潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明における潤滑剤供給装置は、トナー像が担持される像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置であって、所定方向に回転するとともに、前記像担持体に摺接する潤滑剤供給ローラと、前記潤滑剤供給ローラに摺接する固形潤滑剤と、前記固形潤滑剤を保持する保持部材と、前記固形潤滑剤が前記潤滑剤供給ローラに圧接する方向に移動できるように前記保持部材を前記固形潤滑剤とともに収納するケースと、前記保持部材において幅方向の離れた位置にそれぞれ回動可能に支持された一対の回動部材と、前記ケース内の底面に圧接するように前記一対の回動部材を互いに異なる方向に回動させて前記保持部材を前記潤滑剤供給ローラに近づく方向に付勢する付勢部材と、を備え、前記潤滑剤供給ローラが回転しているとき、前記固形潤滑剤の側面が前記ケース内の前記底面ではない第1面に当接するとともに、前記回動部材が前記ケース内の前記底面ではない第2面に当接した状態で、前記潤滑剤供給ローラに当接する前記固形潤滑剤の姿勢が定められるものである。
本発明によれば、潤滑剤供給ローラが回転しているときに、潤滑剤供給ローラに対する固形潤滑剤の姿勢を安定させることができる、潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 潤滑剤ユニットを示す斜視図である。 加圧機構における回動部材を示す拡大図である。 固形潤滑剤の消費にともなう回動部材の動作を示す図である。 潤滑剤供給装置の要部を示す図である。 (A)初期における潤滑剤供給装置を示す図と、(B)経時における潤滑剤供給装置を示す図と、である。 比較例としての、(A)初期における潤滑剤供給装置を示す図と、(B)経時における潤滑剤供給装置を示す図と、である。 ケースに固形潤滑剤が組み付けられる動作を示す図である。 (A)先端が円弧状に形成された回動部材が設置された潤滑剤供給装置を示す図と、(B)先端が角状に形成された回動部材が設置された潤滑剤供給装置を示す図と、である。 変形例としての、潤滑剤供給装置の要部を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置における全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置1は、複数の作像部としてのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKが中間転写ベルト17に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機、3は原稿を原稿読込部4に搬送する原稿搬送装置、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、7は用紙等のシートPが収納される給紙装置、を示す。
また、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部としてのプロセスカートリッジ、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像をシートPに転写する2次転写ローラ、を示す。
また、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、28は各プロセスカートリッジ(作像部)10Y、10M、10C、10BKの現像装置に各色のトナーを補給するためのトナー容器、を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)は、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11、帯電装置12、現像装置13、クリーニング装置15、潤滑剤供給装置16が一体化されたものである(図2参照)。そして、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、寿命に達したときに装置本体1に対して交換される。
各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにおける感光体ドラム11(像担持体)上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿は、原稿搬送装置3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部6に送信される。そして、書込み部6からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に向けて照射される。
一方、4つの感光体ドラム11は、それぞれ、図の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11の表面は、帯電装置12(帯電ローラ)との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11の表面は、それぞれのレーザ光Lの照射位置に達する。
書込み部6において、光源から画像信号に対応したレーザ光Lが各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラーに入射して反射した後に、複数のレンズを透過する。複数のレンズを透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ10Yの感光体ドラム11の表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電装置12にて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、シアン成分のレーザ光は、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ10Cの感光体ドラム11の表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ10Mの感光体ドラム11の表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目(中間転写ベルト17の走行方向に対して最も下流側である。)のプロセスカートリッジ10BKの感光体ドラム11の表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11の表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11の表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、1次転写工程後の感光体ドラム11の表面は、それぞれ、クリーニング装置15との対向位置に達する。そして、クリーニング装置15で、感光体ドラム11上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11の表面は、潤滑剤供給装置16、除電装置の位置とを順次通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト17表面は、図中の矢印方向に走行して、2次転写ローラ18の位置に達する。そして、2次転写ローラ18の位置で、シートP上に中間転写ベルト17上のフルカラーの画像が2次転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17の表面は、中間転写ベルトクリーニング装置の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング装置に回収されて、中間転写ベルト17上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、2次転写ローラ18の位置に搬送されるシートPは、給紙装置7から搬送ガイド、レジストローラ19等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、シートPを収納する給紙装置7から、給紙ローラ8により給送されたシートPが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ19に導かれる。レジストローラ19に達したシートPは、中間転写ベルト17上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ18の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写されたシートPは、定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像がシートP上に定着される。
そして、定着工程後のシートPは、排紙ローラ29によって装置本体1外に出力画像として排出された後に、排紙部5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置の作像部について詳述する。
なお、図2は黒色用の作像部としてのプロセスカートリッジ10BKを示す構成図である。黒色用のプロセスカートリッジ10BKと、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cと、は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる点を除き、ほぼ同じ構成部材によって構成されているため、カラー用のプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cの図示と説明は適宜省略する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10BKには、像担持体としての感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電する帯電装置12(帯電ローラ)と、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する現像装置13と、感光体ドラム11上の未転写トナーを回収するクリーニング装置15と、感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置16と、がケースに一体的に収納されている。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。
感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、保護層(表面層)が順次積層されている。
帯電装置12は、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなる帯電ローラであって、潤滑剤供給装置16に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている
そして、帯電装置12には電源部から所定の電圧が印加されて、これにより対向する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。
現像装置13は、主として、感光体ドラム11に対向する現像ローラ13aと、現像ローラ13aに対向する第1搬送スクリュ13b1と、仕切部材を介して第1搬送スクリュ13b1に対向する第2搬送スクリュ13b2と、現像ローラ13aに対向するドクターブレード13cと、で構成される。現像ローラ13aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。マグネットによって現像ローラ13a(スリーブ)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ13a上に現像剤が担持されることになる。
現像装置13内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
クリーニング装置15は、潤滑剤供給装置16に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。クリーニング装置15には、感光体ドラム11に当接するクリーニングブレード15a、クリーニング装置15内に回収されたトナーを廃トナーとして廃トナー回収容器に向けて搬送する搬送コイル15b、等が設置されている。クリーニングブレード15aは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11の表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー等の付着物が機械的に掻き取られてクリーニング装置15内に回収されることになる。ここで、感光体ドラム11上に付着する付着物としては、未転写トナーの他に、シートP(用紙)から生じる紙粉、帯電装置12による放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等がある。
潤滑剤供給装置16は、固形潤滑剤16b、感光体ドラム11と固形潤滑剤16bとに摺接する潤滑剤供給ローラ16a、固形潤滑剤16bを保持する保持部材16c、保持部材16cを固形潤滑剤16bとともに収納するケース16f、保持部材16cとともに固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに向けて付勢する回動部材16g及び引張スプリング16h(加圧機構)、潤滑剤供給ローラ16aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化するブレード状部材16d、等で構成される。なお、ブレード状部材16dは、潤滑剤供給ローラ16aに対して感光体ドラム11の回転方向下流側の位置で感光体ドラム11に対してカウンタ方向に当接するように構成されている。
このように構成された潤滑剤供給装置16によって、感光体ドラム11上に薄層化された潤滑剤が供給される。なお、潤滑剤供給装置16の構成・動作については、後で詳しく説明する。
図2にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向(反時計方向)に回転している。現像装置13内の現像剤は、間に仕切部材を介在するように配設された第1搬送スクリュ13b1及び第2搬送スクリュ13b2の回転によって、トナー容器28から補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2の紙面垂直方向である。)。
そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、キャリアとともに現像ローラ13a上に担持される。現像ローラ13a上に担持された現像剤は、その後にドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤は、ドクターブレード13cの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤中のトナーが、感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ13aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーが潜像に付着する(トナー像が形成される)。
その後、現像工程にて感光体ドラム11に付着したトナーは、そのほとんどが中間転写ベルト17上に転写される。そして、感光体ドラム11上に残存した未転写のトナーが、クリーニングブレード15aによってクリーニング装置15内に回収される。
ここで、装置本体1に設けられたトナー補給装置は、交換自在に構成されたボトル状のトナー容器28と、トナー容器28を保持・回転駆動するとともに現像装置13に新品トナーを補給するトナーホッパ部と、で構成されている。また、トナー容器28内には、新品のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。また、トナー容器28(トナーボトル)の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナー容器28内の新品トナーは、現像装置13内のトナー(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給口から現像装置13内に適宜に補給されるものである。図示は省略するが、現像装置13内のトナーの消費は、感光体ドラム11に対向する反射型フォトセンサと、現像装置13の第2搬送スクリュ13b2の下方に設置された磁気センサと、によって間接的又は直接的に検知される。
以下、本実施の形態における、潤滑剤供給装置16の構成・動作について詳しく説明する。
図2(及び、図6)に示すように、潤滑剤供給装置16は、固形潤滑剤16b、感光体ドラム11と固形潤滑剤16bとに摺接するブラシ毛(又は、発泡弾性層)が周設された潤滑剤供給ローラ16a、固形潤滑剤16bを保持する保持部材16c、保持部材16cを固形潤滑剤16bとともに収納するケース16f、保持部材16cとともに固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに向けて付勢する回動部材16g及び引張スプリング16h(加圧機構)、潤滑剤供給ローラ16aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化するブレード状部材16d(薄層化ブレード)、等で構成される。
ケース16fは、固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aに圧接する方向に移動できるように(移動を妨げないように)、保持部材16cを固形潤滑剤16bとともに収納する略長方体状の箱状部材であって、潤滑剤供給装置16(プロセスカートリッジ10BK)に保持されている。ケース16fは、固形潤滑剤16bや保持部材16cの圧接方向(固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aを圧接する方向である。)の移動を妨げないように、また固形潤滑剤16bや保持部材16cや加圧機構などからなる潤滑剤ユニットのケース16fへの組付け性を向上させるために、それらの部材との間に隙間が設けられている。
潤滑剤供給ローラ16aは、図2の時計方向に回転する感光体ドラム11に対してカウンタ方向で接触するように、駆動モータによって回転駆動される(図2の時計方向の回転である。)。また、潤滑剤供給ローラ16aは、固形潤滑剤16bと感光体ドラム11とに摺接するように配置されていて、潤滑剤供給ローラ16aが回転することによって固形潤滑剤16bから潤滑剤を掻き取り、その掻き取った潤滑剤を感光体ドラム11との摺接位置まで搬送した後に、その潤滑剤を感光体ドラム11上に塗布(供給)する。
固形潤滑剤16bの後方部には,潤滑剤供給ローラ16aと固形潤滑剤16bとの接触ムラをなくすために加圧機構16c、16g、16h、16jが配置されていて、保持部材16cに保持(貼着)された状態の固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに向けて加圧(付勢)している。ここで、加圧機構(押圧装置)は、保持部材16cと、保持部材16cに回動可能に支持された一対の回動部材16gと、一対の回動部材16gに連結された引張スプリング16h(付勢部材)と、軸受16jと、で構成されている。
ここで、固形潤滑剤16bは、脂肪酸金属亜鉛に無機潤滑剤を含有させて形成したものである。また、脂肪酸金属亜鉛としては、少なくともステアリン酸亜鉛を含んだものが好ましい。また、無機潤滑剤としては、タルク、マイカ、窒化ホウ素のうち少なくとも1つを用いることができ、特に、窒化ホウ素が好ましい。
窒化ホウ素は放電による特性変化がほとんどないため、窒化ホウ素を配合した固形潤滑剤16bを用いることで、感光体ドラム11上で帯電工程や転写工程がおこなわれた後にも放電による劣化が生じにくくなる。また、窒化ホウ素を配合した固形潤滑剤16bを用いることで、感光体ドラム11が放電により酸化、蒸発してしまうことを防止することもできる。
また、窒化ホウ素だけからなる潤滑剤を用いてしまうと、感光体ドラム11の表面に供給された潤滑剤がドラム表面全体にいきわたらずに、ドラム表面全体に均一な潤滑剤の皮膜が形成されなくなるおそれがある。そのため、固形潤滑剤16bに窒化ホウ素の他に脂肪酸金属塩を配合している。これにより、感光体ドラム11の表面の全体にわたって潤滑剤の皮膜を効率よく形成することができて、長期にわたって高い潤滑性を維持することができる。脂肪酸金属塩としては、例えば、フッ素系樹脂、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム等のラメラ結晶構造を持つ脂肪酸金属塩や、ラウロイルリジン、モノセチルリン酸エステルナトリウム亜鉛塩、ラウロイルタウリンカルシウム等の物質を使用することができる。特に、脂肪酸金属塩としてステアリン酸亜鉛を用いた場合には、感光体ドラム11上での伸展性が向上して、吸湿性が低くて湿度が変化しても潤滑性が損なわれにくくなる。
また、固形潤滑剤16bに配合する材料としては、脂肪酸金属塩や窒化ホウ素の他に、シリコーンオイル、フッ素系オイル、天然ワックス等の液状材料やガス状材料を外添剤として用いることもできる。
このように構成された固形潤滑剤16bは、粉体状の潤滑剤を型に入れて型内で圧力をかけて固形のバー状に形成することもできるし、紛体状の潤滑剤を加熱溶融したものを型の中に流し込んだ後に冷却して潤滑剤のブロックを形成することもできる。また、潤滑剤の構成材料をバー状に固める際に、必要に応じて、その構成材料中にバインダーを添加して成形することもできる。
なお、本実施の形態では、固形潤滑剤16bとして、脂肪酸金属亜鉛に無機潤滑剤を含有したものを用いたが、固形潤滑剤16bとして、無機潤滑剤を含有させずに脂肪酸金属亜鉛のみで形成されたものを用いることもできる。
固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aを介して感光体ドラム11の表面に塗布すると、感光体ドラム11の表面には粉体状の潤滑剤が塗布されるが、この状態のままでは潤滑性は充分に発揮されないため、ブレード状部材16d(薄層化ブレード)が潤滑剤を均一化する部材として機能することになる。ブレード状部材16dにより、感光体ドラム11上での潤滑剤の皮膜化がおこなわれて、潤滑剤はその潤滑性を充分に発揮することになる。
このとき、潤滑剤供給ローラ16aにより塗布する粉体状の潤滑剤は微粉であるほど、ブレード状部材16dにより感光体ドラム11上に分子膜レベルで薄膜化される。
図3は、潤滑剤ユニットを示す斜視図である。図3に示すように、潤滑剤ユニットは、保持部材16c、一対の回動部材16g、引張スプリング16h(付勢部材)、軸受16j等で構成された加圧機構に、固形潤滑剤16bが設置されたものである。
この潤滑剤ユニットは、潤滑剤供給装置16(プロセスカートリッジ10BK)に対して着脱可能(交換可能)に構成されている。すなわち、固形潤滑剤16bとともに加圧機構16c、16g、16h、16jが交換用部品となるように潤滑剤供給装置16に対して着脱可能に構成されている。
図3を参照して、固形潤滑剤16bは、保持部材16cに貼着され保持されている。具体的に、保持部材16cと固形潤滑剤16bとの間に両面テープや接着剤等が介在されて、保持部材16cは固形潤滑剤16bを貼着して保持することになる。ここで、保持部材16cは、コの字状に曲げ加工された板金であって、その両側面に軸受16jを介して回動部材16gを保持するための複数の穴部16c2が形成されている。
ここで、図3〜図5等を参照して、保持部材16cには、回転軸方向(図2の紙面垂直方向である。)の離れた位置に、一対の回動部材16gがそれぞれ回動可能に支持されている。この一対の回動部材16gは、引張スプリング16hによる付勢力によってそれぞれ所定方向に回動して保持部材16cを介して固形潤滑剤16bを間接的に押圧して、固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに圧接させるものである。
詳しくは、回動部材16gの両側面には、回動中心となる支軸16g1(軸部)が形成されている。そして、この回動部材16gの支軸16g1が、軸受16jの内径部に挿着された状態で保持部材16cの穴部16c2に嵌合して、回動部材16gが保持部材16cに回動可能に保持されることになる。なお、2つの回動部材16gは、それぞれ、幅方向(図2の紙面垂直方向であって、図5の左右方向である。)において左右対称になるように保持部材16cに設置される。
また、一対の回動部材16gは、引張スプリング16hで連結されている。詳しくは、図4、図5を参照して、引張スプリング16hの両端のフック部が、それぞれ、回動部材16gの穴部16g4に接続されている。
そして、この引張スプリング16hは、ケース16f内の底面16f3(図5、図6参照)に圧接するように一対の回動部材16gを互いに異なる方向に回動させて保持部材16cを潤滑剤供給ローラ16aに近づく方向に付勢する付勢部材として機能することになる。具体的に、2つの回動部材16gは、ケース16f(底面16f3)に当接するカム形状部16g2が互いに近づく方向のスプリング力(付勢力)を引張スプリング16hから受ける。これにより、図3、図5の左方の回動部材16gは、支軸16g1を回動中心として、反時計方向に回動するように付勢される。これに対して、図3、図5の右方の回動部材16gは、支軸16g1を回動中心として、時計方向に回動するように付勢される。
なお、本実施の形態において、回動部材16gのカム形状部16g2は、経時において固形潤滑剤16bが消費されて小さくなっても(加圧方向の高さが短くなっても)、潤滑剤供給ローラ16aに対する固形潤滑剤16bの加圧力がほぼ一定になって、潤滑剤供給ローラ16aによって固形潤滑剤16bから削り取られる潤滑剤量が一定になるように、そのカム形状が形成されている。
このように、本実施の形態において、加圧機構16c、16g、16h、16jは、固形潤滑剤16bに対して回転軸方向両端部(図2の紙面垂直方向の両端部である。)にそれぞれ加圧力が付与されるように構成されていることになる。
さらに詳しくは、図5(A)、(B)(又は、図7(A)、(B))に示すように、画像形成装置1における累積稼働時間の増加とともに、固形潤滑剤16bは、潤滑剤供給ローラ16aへの潤滑剤供給によって徐々に消費されて、その厚さ(潤滑剤供給ローラ16aへの圧接方向の厚さである。)が薄くなっていく。そして、一対の回動部材16gは、それぞれ、こうした固形潤滑剤16bの消費(薄肉化)にともない、引張スプリング16hによる付勢力によって上述した方向に回動することになる。
換言すると、一対の回動部材16gに形成されたカム形状部16g2は、それぞれ、固形潤滑剤16bの消費にともない保持部材16cが固形潤滑剤16bとともに潤滑剤供給ローラ16aに近づく方向に移動するように引張スプリング16hによる付勢力によって回動してケース16fに圧接することになる。
以下、図5(A)、(B)を用いて、固形潤滑剤16bの消費(薄肉化)にともなう回動部材16gの動作について詳述する。
まず、図5(A)に示すように、新品状態の固形潤滑剤16b(保持部材16cに貼着・保持された状態のものである。)が潤滑剤供給装置16(装置本体1)にセットされると、一対の回動部材16gのカム形状部16g2のスパン(ケース16fとの2つの圧接部同士間の幅方向の距離である。)が最長となる状態で、保持部材16c(加圧機構16g、16h)によって固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aに圧接する。そして、この状態で、潤滑剤供給装置16(潤滑剤供給ローラ16a)による感光体ドラム11上への潤滑剤の供給が開始される。なお、支軸16g1がスライド移動できるように穴部16c2を長穴とするとともに、回動部材16gの押圧部16g3(図4参照)が保持部材16cの内部の天井面を押圧するように構成することもできる。
その後、図5(B)に示すように、経時において、潤滑剤供給装置16(潤滑剤供給ローラ16a)による感光体ドラム11上への潤滑剤の供給が進められると、一対の回動部材16gのカム形状部16g2のスパンが徐々に漸減して、その状態で保持部材16c(加圧機構16g、16h)によって固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aに圧接する。
そして、最終的に、潤滑剤供給装置16(潤滑剤供給ローラ16a)による感光体ドラム11上への潤滑剤の供給がさらに進められて、固形潤滑剤16bの肉厚が僅かになった状態で、固形潤滑剤16bが保持部材16cとともに潤滑剤供給装置16(装置本体1)から取出されて、固形潤滑剤16bの交換メンテナンスがおこなわれることになる。なお、固形潤滑剤16bの交換メンテナンスをおこなう時期は、固形潤滑剤16bの消費を直接的又は間接的に検知する検知手段(例えば、装置16の累積稼働時間をカウントする手段や、固形潤滑剤16bの肉厚を光学的に検知する手段等である。)による検知結果に基づいて判断される。
以下、本実施の形態における潤滑剤供給装置16において、特徴的な構成・動作について詳述する。
図6に示すように、潤滑剤供給装置16には、潤滑剤供給ローラ16a、固形潤滑剤16b、保持部材16c、ケース16f、一対の回動部材16g、付勢部材としての引張スプリング16h(図3、図5参照)、などが設けられている。
そして、本実施の形態における潤滑剤供給装置16は、図7に示すように、潤滑剤供給ローラ16aが回転しているとき、固形潤滑剤16bの側面がケース16f内の底面16f3ではない第1面(第1内壁面16f1である。)に当接するとともに、回動部材16gがケース16f内の底面16f3ではない第2面(当接面16f4である。)に当接した状態で、潤滑剤供給ローラ16aに当接する固形潤滑剤16bの姿勢が定められている。
詳しくは、潤滑剤供給ローラ16aが回転しているとき、固形潤滑剤16bと回動部材16gとを除く部材はケース16fに当接せず、固形潤滑剤16bはケース16fにおける第1内壁面16f1(第1面)を除く部分には当接せず、回動部材16gはケース16fにおける底面16f3と当接面16f4(第2面)とを除く部分には当接しないことになる。
図6に示すように、ケース16fに対して、固形潤滑剤16bや保持部材16cや回動部材16gなどからなる潤滑剤ユニット(図3参照)は隙間をあけてルーズに収納されている。そして、先に説明した作像プロセスにともない潤滑剤供給装置16(潤滑剤供給ローラ16a)が駆動されると、図7に示すように、潤滑剤供給ローラ16aとの摩擦抵抗によって固形潤滑剤16bを図7の左方に倒すような力が作用する。そして、潤滑剤ユニットは、固形潤滑剤16bの側面(図7にて破線で囲んだA部である。)がケース16fの第1内壁面16f1に当接して、回動部材16g(図7にて破線で囲んだB部である。)がケース16fの当接面16f4に当接した状態で、その倒れが規制される。すなわち、潤滑剤ユニットは、ケース16fにおいて図7に示すA部とB部との2箇所に当接した状態で、ケース16f内における駆動時の姿勢(潤滑剤供給ローラ16aに当接する姿勢)が定められることになる。
そして、そのような当接状態(姿勢)は、図7(A)、(B)に示すように、初期から経時にかけて維持されることになる。すなわち、経時において、固形潤滑剤16bの厚さ(潤滑剤供給ローラ16aへの圧接方向の厚さである。)が薄くなっていっても、固形潤滑剤16bの側面が第1内壁面16f1(A部)に当接して、回動部材16gが当接面16f4(B部)に当接した状態で、固形潤滑剤16b(潤滑剤ユニット)の姿勢(倒れ)が定められることになる。
特に、本実施の形態では、固形潤滑剤16b(潤滑剤ユニット)は、その重力によってケース16f内から脱落しないように収納されている。具体的に、図2を参照して、ケース16fは第1内壁面16f1の側に傾いた状態で配置されているが、潤滑剤ユニットの重心から垂直方向下方に伸ばした仮想線が、第1内壁面16f1又は底面16f3に交わるように構成している。また、ケース16fを傾けた側(第1内壁面16f1の側である。)は、潤滑剤供給ローラ16aと固形潤滑剤16bとの当接位置からみて、潤滑剤供給ローラ16aの回転方向下流側である。このような構成により、上述した2箇所による当接状態をさらに維持しやすくなる。
ここで、本実施の形態において、ケース16fは、その内部が、底面16f3と底面16f3からそれぞれ起立する4つの内壁面とで略長方体状に形成されている。
そして、それらの4つの内壁面のうち、潤滑剤供給ローラ16aの回転方向下流側に対応する位置に配置された第1内壁面16f1が、駆動時に固形潤滑剤16bの側面が当接する第1面として機能する。
また、図7等に示すように、回動部材16gが当接する第2面としての当接面16f4は、上述した4つの内壁面のうち潤滑剤供給ローラ16aの回転方向上流側に対応する位置に配置された第2内壁面16f2に対して回転方向下流側に配置されていて、底面16f3から垂直角で起立するように形成されている。すなわち、当接面16f4は、第2内壁面16f2に対して図7の左方の位置で、底面から16f3から所定高さだけ垂直に起立するように形成されている。さらに換言すると、略長方体状に形成されたケース16fの内部に、第2内壁面16f2と底面16f3とに繋がるような突出部が形成されている。
回動部材16gが当接する第2面(当接面16f4)が、底面16f3から回転方向下流側に鈍角で起立するように形成された場合(後述する図11の角度θが90度を超える鈍角である場合である。)には、その鈍角で形成された傾斜面に沿って回動部材16gが底面16f3から離れるように移動してしまい、回動部材16g(潤滑剤ユニット)の姿勢が定まらなくなってしまう可能性がある。これに対して、本実施の形態では、当接面16f4を底面16f3に対して垂直面としているため、そのような不具合が生じにくくなる。
一方、本実施の形態において、固形潤滑剤16bは、図3等に示すように、略長方体状に形成されている。
そして、ケース16fは、図7等に示すように、固形潤滑剤16bにおいて潤滑剤供給ローラ16aに当接する側が露呈するように固形潤滑剤16bを収納している。
このような構成により、駆動時に固形潤滑剤16bの側面を第1内壁面16f1に当接させやすくなる。
このように、本実施の形態では、固形潤滑剤16bの消費(圧接方向の厚さ)の程度に関わらず、駆動時に潤滑剤ユニットをケース16f内の定められた2箇所に当接させている。そのため、駆動時における潤滑剤供給ローラ16aに対する固形潤滑剤16bの姿勢が安定して、経時で固形潤滑剤16bが偏摩耗してしまう不具合が軽減されることになる。
図8に示す比較例としての潤滑剤供給装置116は、ケース116fの底面16f3に突出部(当接面16f4)が形成されていない。このようにケース116fを構成した場合には、図8に示すように、固形潤滑剤16bの側面(A部)が第1内壁面16f1に当接して、保持部材16cのC部が第2内壁面16f2に当接した状態で、固形潤滑剤16b(潤滑ユニット)の姿勢が定めることになる。しかし、そのような場合、図8(A)から図8(B)に示すように、固形潤滑剤16bの消費(圧接方向の厚さ)が進んで、固形潤滑剤16bを保持する保持部材16cが図8の上方に移動してしまうと、第2内壁面16f2に当接する保持部材16cのC部も上方へ移動してしまう。そのため、固形潤滑剤16b(潤滑ユニット)の姿勢は徐々に左方に傾いてしまい、潤滑剤供給ローラ16aに対する固形潤滑剤16bの姿勢が安定しないで、双方16a、16bの当接位置が左方にオフセットしてしまい、経時で固形潤滑剤16bが偏摩耗してしまう。そして、図8(B)に示すように、固形潤滑剤16bに編摩耗した部分Mが形成されてしまうと、感光体ドラム11に潤滑剤を充分に供給することができない不具合や、固形潤滑剤16bの交換時期が早まってしまう不具合や、装置16の駆動トルクが上昇してしまう不具合や、異常音が発生してしまう不具合、などが生じてしまうことになる。
これに対して、本実施の形態では、駆動時における潤滑剤供給ローラ16aに対する固形潤滑剤16bの姿勢が初期から経時にかけて安定しているため、そのような不具合が生じにくくなる。
ここで、図6、図9等を参照して、本実施の形態において、ケース16fには、当接面16f4(第2面)から第2内壁面16f2に向けて潤滑剤供給ローラ16aに近づく方向(図6の上方である。)に傾斜する傾斜面16f5が形成されている。すなわち、当接面16f4と第2内壁面16f2とは傾斜面16f5を介して繋がっている。
このような傾斜面16f5をケース16fに設けることで、図9(A)から図9(B)に示すように、ケース16fに対して潤滑剤ユニットが傾いた状態で組み付けられてしまっても、潤滑剤ユニットの回動部材16gの先端が傾斜面16f5を滑るように移動して、最終的に、図6に示すように、ケース16f内に潤滑剤ユニットが正常な姿勢で組み付けられることになる。
また、図10(A)に示すように、本実施の形態において、回動部材16gは、潤滑剤供給ローラ16aの回転軸に直交する断面でみたときに、底面16f3に当接する部分(破線で囲んだ部分である。)が円弧状に形成されている。
このように回動部材16gの先端を円弧状に形成することで、図10(B)に示すように回動部材16gの先端を角状に形成した場合に比べて、底面16f3や当接面16f4に当接する回動部材16gの摩擦抵抗を減ずることができる。そのため、固形潤滑剤16b、保持部材16c、回動部材16gなどからなる潤滑剤ユニットがケース16f内でバランスよく2点支持されて、上述した本発明の効果が発揮されやすくなる。
<変形例>
図11は、変形例としての潤滑剤供給装置16の要部を示す図であって、本実施の形態における図6に対応する図である。
図11に示すように、変形例において、駆動時に回動部材16gが当接する当接面16f4(第2面)は、垂直面ではなくて、底面16f3から回転方向下流側に鋭角θで起立するように形成されている。
すなわち、図11に示す、底面16f3と当接面16f4とがなす角度θが、90度よりも小さくなるように構成されている。
底面16f3と当接面16f4とがなす角度θを鈍角とする場合には、その鈍角で形成された傾斜面に沿って回動部材16gが底面16f3から離れるように移動してしまい、回動部材16g(潤滑剤ユニット)の姿勢が定まらなくなってしまう可能性がある。これに対して、変形例では、底面16f3と当接面16f4とがなす角度θを鋭角としているため、そのような不具合が生じにくくなる。
そして、変形例のように構成した場合であっても、本実施の形態のものと同様に、駆動時の潤滑剤供給ローラ16aに対する固形潤滑剤16bの姿勢を安定させることができる。
以上説明したように、本実施の形態における潤滑剤供給装置16は、固形潤滑剤16bが潤滑剤供給ローラ16aに圧接する方向に移動できるように保持部材16cを固形潤滑剤16bとともに収納するケース16fや、保持部材16cにおいて幅方向の離れた位置にそれぞれ回動可能に支持された一対の回動部材16gや、保持部材16cを潤滑剤供給ローラ16aに近づく方向に付勢するための引張スプリング16h(付勢部材)が設けられている。そして、潤滑剤供給ローラ16aが回転しているとき、固形潤滑剤16bの側面がケース16f内の底面16f3ではない第1内壁面16f1(第1面)に当接するとともに、回動部材16gがケース16f内の底面16f3ではない当接面16f4(第2面)に当接した状態で、潤滑剤供給ローラ16aに当接する固形潤滑剤16bの姿勢が定められる。
これにより、潤滑剤供給ローラ16aが回転しているときに、潤滑剤供給ローラ16aに対する固形潤滑剤16bの姿勢を安定させることができる。
なお、本実施の形態では、作像部における各部(感光体ドラム11、帯電装置12、現像装置13、クリーニング装置15、潤滑剤供給装置16である。)を一体化してプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。
これに対して、作像部における各部11、12、13、15、16をプロセスカートリッジの構成部材とせずに、それぞれ単体で装置本体1に交換自在に設置されるように構成することもできる。このような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電装置と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置と、像担持体上をクリーニングするクリーニング装置と、のうち少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットと定義する。
また、本実施の形態では、カラー画像形成装置1に設置された潤滑剤供給装置16に対して本発明を適用した。これに対して、モノクロ画像形成装置に設置された潤滑剤供給装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、像担持体としての感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置16に対して本発明を適用したが、感光体ドラム11以外の像担持体に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置(例えば、中間転写ベルト17に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置である。)に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、クリーニングブレード15a(クリーニング装置15)の下流側に設置された潤滑剤供給装置16に対して本発明を適用したが、クリーニングブレード15aの上流側に潤滑剤供給装置を設置した場合であっても、その潤滑剤供給装置に対して本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
11 感光体ドラム(像担持体)、
16 潤滑剤供給装置、
16a 潤滑剤供給ローラ、
16b 固形潤滑剤、
16c 保持部材、
16f ケース、
16f1 第1内壁面(第1面)、 16f2 第2内壁面、
16f3 底面、
16f4 当接面(第2面)、
16f5 傾斜面、
16g 回動部材、
16h 引張スプリング(付勢部材)。
特開2012−103530号公報

Claims (9)

  1. トナー像が担持される像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置であって、
    所定方向に回転するとともに、前記像担持体に摺接する潤滑剤供給ローラと、
    前記潤滑剤供給ローラに摺接する固形潤滑剤と、
    前記固形潤滑剤を保持する保持部材と、
    前記固形潤滑剤が前記潤滑剤供給ローラに圧接する方向に移動できるように前記保持部材を前記固形潤滑剤とともに収納するケースと、
    前記保持部材において幅方向の離れた位置にそれぞれ回動可能に支持された一対の回動部材と、
    前記ケース内の底面に圧接するように前記一対の回動部材を互いに異なる方向に回動させて前記保持部材を前記潤滑剤供給ローラに近づく方向に付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記潤滑剤供給ローラが回転しているとき、前記固形潤滑剤の側面が前記ケース内の前記底面ではない第1面に当接するとともに、前記回動部材が前記ケース内の前記底面ではない第2面に当接した状態で、前記潤滑剤供給ローラに当接する前記固形潤滑剤の姿勢が定められることを特徴とする潤滑剤供給装置。
  2. 前記潤滑剤供給ローラが回転しているとき、前記固形潤滑剤と前記回動部材とを除く部材は前記ケースに当接せず、前記固形潤滑剤は前記ケースにおける前記第1面を除く部分には当接せず、前記回動部材は前記ケースにおける前記底面と前記第2面とを除く部分には当接しないことを特徴とする請求項1に記載の潤滑剤供給装置。
  3. 前記ケースは、その内部が、前記底面と前記底面からそれぞれ起立する4つの内壁面とで略長方体状に形成され、
    前記第1面は、前記4つの内壁面のうち、前記潤滑剤供給ローラの回転方向下流側に対応する位置に配置された第1内壁面であり、
    前記第2面は、前記4つの内壁面のうち前記潤滑剤供給ローラの回転方向上流側に対応する位置に配置された第2内壁面に対して回転方向下流側に配置されて、前記底面から回転方向下流側に鋭角又は垂直角で起立するように形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の潤滑剤供給装置。
  4. 前記ケースは、前記第2面から前記第2内壁面に向けて前記潤滑剤供給ローラに近づく方向に傾斜する傾斜面が形成されたことを特徴とする請求項3に記載の潤滑剤供給装置。
  5. 前記回動部材は、前記潤滑剤供給ローラの回転軸に直交する断面でみたときに、前記底面に当接する部分が円弧状に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の潤滑剤供給装置。
  6. 前記固形潤滑剤は、略長方体状に形成され、
    前記ケースは、前記固形潤滑剤において前記潤滑剤供給ローラに当接する側が露呈するように前記固形潤滑剤を収納することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の潤滑剤供給装置。
  7. 前記一対の回動部材は、それぞれ、前記固形潤滑剤の消費にともない前記保持部材が前記固形潤滑剤とともに前記潤滑剤供給ローラに近づく方向に移動するように前記付勢部材による付勢力によって回動して前記ケースに圧接するカム形状部を具備し、
    前記付勢部材は、前記一対の回動部材に連結されて、前記一対の回動部材が前記ケースに圧接する部分同士のスパンが漸減するように前記一対の回動部材を回動させる引張スプリングであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の潤滑剤供給装置。
  8. 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜請求項7のいずれかに記載の潤滑剤供給装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の潤滑剤供給装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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