JPH08292654A - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

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JPH08292654A
JPH08292654A JP11924295A JP11924295A JPH08292654A JP H08292654 A JPH08292654 A JP H08292654A JP 11924295 A JP11924295 A JP 11924295A JP 11924295 A JP11924295 A JP 11924295A JP H08292654 A JPH08292654 A JP H08292654A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーニング素子に巻き込みや損傷を生じる
ことなく、常に安定に像担持体のクリーニングを行うこ
とが可能で、構造も簡単なクリーニング装置を提供す
る。 【構成】 制御手段により、クリーニングブレード22
bと塗布部材22cの中間転写ベルト19に対する接離
動作が制御され、クリーニングブレード22bが、中間
転写ベルト19に摺接された状態で、中間転写ベルト1
9の残存トナーを掻き落とし、塗布部材22cが、中間
転写ベルト19と対接した状態で、クリーニングブレー
ド22bの中間転写ベルト19との摺接幅よりも広い摺
接幅で、中間転写ベルト19に潤滑付与剤を塗布する。
制御手段は、画像形成の開始時または終了時の所定時間
の間、塗布部材22cを中間転写ベルト19に対して、
喰い込み量が多くなるように対接し、この対接領域がク
リーニングブレード22bによりクリーニングされるよ
うに制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に組み込
まれて使用されるクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザプリンタなどの画像形成
装置には、感光体や転写中間体のような像担持体が設け
られており、この像担持体に対しては、残存付着したト
ナーを次の画像形成サイクルまでにクリーニングする必
要がある。このために、ウレタンゴムのブレードのエッ
ジを像担持体に圧接させて、トナーを掻き落とすブレー
ドクリーニングや、毛ブラシを使用するファーブラシク
リーニングを行うクリーニングユニットが設けられ、こ
のクリーニングユニットによって、像担持体のクリーニ
ングが行われている。
【0003】ところが、像担持体上に微小トナーや熱と
圧力で溶融したトナーが生じると、このようなトナーに
よって、フィルミング層が形成され、トナーの除去が困
難になり、転写性能が低下して形成される画像の品質が
低下する。特に、中間転写体を使用したダブル転写方式
の場合には、フィルミング層が僅かに形成されても、転
写性能が大幅に低下することが知られている。
【0004】また、像担持体にフィルミング層が形成さ
れると、ブレードと像担持体の摩擦係数が増加し、ブレ
ードの巻き込み事故が発生し易くなる。
【0005】これに対して、特開平2−214882号
公報では、非粘着性で滑り特性に優れた高分子剤層が形
成されたクリーニングローラを設け、クリーニング素子
としてクリーニングブレードを使用し、クリーニングブ
レードによる掻き落としで残った薄層のトナーをクリー
ニングローラで除去するクリーニング方式が開示されて
いる。
【0006】また、特開平3−65973号公報では、
ホルダから潤滑油添加剤を流出させこの潤滑油添加剤を
像担持体上に当接させて、潤滑油添加剤の稠密膜を形成
し、像担持体の表面エネルギを低下させ、この状態で像
担持体に付着したトナーを、クリーニング素子としてフ
ァーブラシを使用し、ファーブラシにより除去するクリ
ーニング方式が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の開示に係るクリ
ーニング方式では、クリーニング素子の像担持体との当
接領域と、クリーニングローラの高分子剤やホルダから
の潤滑油添加剤の当接領域とが、部品取付の誤差によっ
てずれて、高分子剤や潤滑油添加剤が塗布されない領域
にクリーニング素子が接触し、クリーニング素子の巻き
込みや損傷が生じることがある。
【0008】本発明は、前述したような像担持体のクリ
ーニングの現状に鑑みてなされたものであり、その目的
は、クリーニング素子に巻き込みや損傷を生じることな
く、常に安定に像担持体のクリーニングを行うことが可
能で、構造も簡単なクリーニング装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、被形成画像のトナー像が、
像担持体に担持され、該トナー像が転写紙に転写され加
熱定着され、前記被形成画像の画像形成が行われる画像
形成装置に組み込まれ、前記像担持体の残存トナーをク
リーニングするクリーニング装置であり、前記像担持体
に摺接し、前記残存トナーを掻き落とすクリーニングブ
レードと、該クリーニングブレードの前記像担持体との
摺接幅よりも広い摺接幅で、前記像担持体と対接し、前
記像担持体に潤滑付与剤を塗布する塗布手段と、前記ク
リーニングブレードと前記塗布手段との前記像担持体に
対する接離動作を制御する制御手段とを有することを特
徴とするものである。
【0010】同様に前記目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記制
御手段が、画像形成の開始時または終了時の所定時間の
間、前記塗布手段を前記像担持体に対して、喰い込み量
が多くなるように対接させ、この対接領域を前記クリー
ニングブレードによりクリーニングするように制御する
ことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明は、被形成画像のトナー像
が、像担持体に担持され、該トナー像が転写紙に転写さ
れ加熱定着され、被形成画像の画像形成が行われる画像
形成装置に組み込まれて使用され、像担持体の残存トナ
ーをクリーニングする。この場合、制御手段によって、
クリーニングブレードと塗布手段との像担持体に対する
接離動作が制御され、クリーニングブレードが、被形成
画像のトナー像が担持される像担持体に摺接された状態
で、像担持体の残存トナーが、クリーニングブレードに
よって掻き落され、塗布手段が、クリーニングブレード
の像担持体との摺接幅よりも広い摺接幅で、像担持体と
対接した状態で、像担持体に塗布手段によって潤滑付与
剤が塗布される。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明での作用において、制御手段は、画像形成の開始時
または終了時の所定時間の間、塗布手段を像担持体に対
して、喰い込み量が多くなるように対接させ、この対接
領域がクリーニングブレードによりクリーニングされる
ように制御を行う。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を、像担持体を中
間転写ベルトとした場合について図面を参照して説明す
る。
【0014】図1は本発明の一実施例の要部の構成を示
す説明図、図2は本実施例が組み込まれた画像形成装置
の全体構成を示す説明図である。
【0015】本実施例が組み込まれる画像形成装置は、
図2に示すように、転写紙カセット32、33が収容さ
れた下筺体H1、下筺体H1上に配置され、カラープリ
ンタ2が収容された上筺体H2、及び上筺体H2上に配
置され、載置台1a上の原稿3の画像読取りを行うカラ
ースキャナ1を備えている。
【0016】カラースキャナ1には、原稿3を照光する
照明ランプ4、原稿3からの反射光を伝送するミラー群
5a〜5c、該反射光を集光するレンズ6、原稿3の光
像が結像されるカラーセンサ7が設けられている。
【0017】上筺体H2内のほぼ中央位置に、反時計回
り方向に回転自在で、トナー像が形成される感光体ドラ
ム9が配設され、この感光体ドラム9の上方には、カラ
ースキャナ1からのカラー画像データを光信号に変換し
て、感光体ドラム9に対して原稿画像に対応する光書込
を行う光学ユニット8が取り付けられている。
【0018】図1に示すように、感光体ドラム9の周面
に近接対向して、ファーブラシローラ10aとゴムブレ
ード10bを備え、感光体ドラム9をクリーニングする
クリーニングユニット10、感光体ドラム9の除電を行
う除電ランプ11、感光体ドラム9を一様に帯電する帯
電器12、感光体ドラム9の電位を検出する電位センサ
13、及び感光体ドラム9にトナー像を形成する現像ユ
ニットDが、この順で反時計回りに配設されている。そ
して、クリーニングユニット10と現像ユニットD間に
おいて、感光体ドラム9に対接可能に、中間転写ベルト
19が無軌道状に回転自在に配設されている。
【0019】現像ユニットDには、BK現像器14、C
現像器15、M現像器16、Y現像器17が設けられ、
各現像器には、対応する色の現像剤を感光体ドラム9に
供給する現像スリーブ14a、15a、16a、17
a、各現像剤を汲み上げ撹拌する現像パドル14b、1
5b、16b、17b、各現像剤のトナー濃度を検出す
るトナー検知センサ14c、15c、16c、17cが
設けられている。
【0020】中間ベルト19に接離自在に、紙転写バイ
アスローラ23a、ローラクリーニングブレード23
b、接離機構23cを備えた紙転写ユニット23が配設
されており、紙転写ユニット23と中間ベルト19間に
送り込まれる転写紙を搬送する紙搬送ユニット27が、
現像ユニットDの下方に配設されている。この紙搬送ユ
ニット27の搬送方向の端部位置には、定着ローラ28
aと加熱ローラ28bを備え、転写紙のトナー像を定着
する定着器28が設けられている。
【0021】また、紙搬送ユニット27の下方に転写紙
カセット31が設けられ、この転写紙カセット31と、
下筺体H1の転写紙カセット32、33から選択された
転写紙が、紙転写ユニット23の近傍に配されたレジス
トローラ26を介して、紙転写ユニット23と中間転写
ベルト19間に供給されるように構成されている。さら
に、上筺体H2に設けた手差し給紙トレイをセットし
て、OHP用紙や厚紙を紙転写ユニット23と中間電車
ベルト19間に供給し、これらの用紙にも画像形成を行
うことが可能に構成されている。
【0022】そして、中間転写ベルト19に近接対向し
て、本実施に係るクリーニング装置22が配設され、ク
リーニング装置22と中間転写ベルト19を挟む位置に
バックアップローラ35が配設されている。クリーニン
グ装置22には、中間転写ベルト19の移動の上流側
に、クリーニング時のシールを行う入口シール部材22
a、入口シール部材22aの下流に、トナーを掻き落と
すクリーニングブレード22b、クリーニングブレード
22bの下流に、潤滑性付与剤を、中間転写ベルト19
に塗布する塗布部材22cが設けられている。本実施例
では、潤滑性付与剤として、潤滑油にステアリン酸鉄を
添加したものが使用されている。
【0023】ここで、入口シール接離機構36、クリー
ニングブレード接離機構37、及び塗布部材接離機構3
8の構成を説明する。図3は本実施例の非動作時におけ
る細部の構成を示す説明図、図4は本実施例の動作時に
おける細部の構成を示す説明図、図5は本実施例のクリ
ーニングブレード駆動機構の説明図、図6は本実施例の
塗布手段駆動機構の説明図である。
【0024】入口シール接離機構36は、図3に示すキ
ープソレノイド36aのプランジャが開放状態になる
と、レバー解除用スプリング36bのばね力によって、
入口シール解除レバー36cが、レバー回転支点36d
を中心に反時計回り方向に回動し、入口シール部材22
aは、同図に示す位置から図4に示す位置に移動するよ
うに構成されている。
【0025】また、クリーニングブレード接離機構37
は、図3、図5に示すキープソレノイド37aのプラン
ジャが開放状態となると、加圧スプリング37bのばね
力によつて、クリーニングブレード解除レバー37c
が、レバー回転支点37dを中心に回動し、クリーニン
グブレード解除レバー37cに取り付けられたコロ37
eが、図3に示す矢印B方向に移動し、ブラケット回転
支点37fを中心に回動するブレード接離用ブラケット
37gと、ブレード接離用ブラケット37gに取り付け
られたクリーニングブレード22bが、図3に示す位置
から図4に示す位置に位置に移動するように構成されて
いる。
【0026】さらに、塗布部材接離機構38は、図6に
示すキープソレノイド38aのプランジャが開放状態と
なると、加圧スプリング38bのばね力によって、塗布
部材解除用レバー38cに取り付けられたコロ38e
が、図3に矢印Bで示す方向に移動し、ブラケット回転
支点38fを中心に回動自在な塗布部材接離用ブラケッ
ト38gと、塗布部材接離用ブラケット38gに取り付
けられた塗布部材22cが、図3に示す位置から図4に
示す位置に移動するように構成されている。また、塗布
部材22cは中間転写ベルト19への対接状態で、塗布
部材揺動機構により揺動されるように構成されている。
【0027】図7は本実施例における中間転写ベルトと
感光体ドラムの相対位置を示す説明図である。
【0028】中間転写ベルト19は、図7(a)に示す
ように、通常は感光体ドラム9に対して離間状態にあ
り、感光体ドラム9に形成されたトナー像を転写する際
に感光体ドラム9に対接するようになっている。この場
合、図示せぬモータが回転し、モータの回転が図示せぬ
ギヤを介してカム軸19bに伝達され、カム軸19bが
半回転して偏心カム19aが、バイアスローラブラケッ
ト19cを感光体ドラム9に押し付け、中間転写ベルト
19が感光体ドラム9上に対接されるように構成されて
いる。
【0029】図8は本実施例のクリーニングブレード及
び塗布手段の像担持体への当接領域の説明図であり、本
実施例では、同図に示すように、中間転写ベルト19の
搬送方向に直角な幅方向において、画像領域よりも広く
設定されているクリーニングブレード22bの幅より
も、塗布部材22cの幅が広く設定されている。
【0030】このような構成の本実施例の動作を、図9
及び図10をさらに参照して説明する。図9は本実施例
の動作を示す説明図、図10は本実施例の動作を示すタ
イムチャートである。
【0031】先ず、本実施例が組み込まれる画像形成装
置の画像形成動作を説明する。コピー動作が開始される
と、カラースキャナ1で、先ずBK画像データのデータ
の読取りがスタートし、得られた画像データに基づい
て、レーザ光による感光体ドラム9への光書込みによる
BK潜像の形成が行われる。
【0032】BK潜像の先端部から現像を可能にするた
めに、BK現像器14の現像位置に潜像先端部が到達す
る前に、現像スリーブ14aを回転して、現像位置に到
達したBK潜像のBKトナーによる現像を行い、BK潜
像後端がBK現像器14を通過した時点で、BK現像器
14の動作を停止する。
【0033】感光体ドラム9に形成されたBKトナー像
は、感光体ドラム9と中間転写ベルト19が接触状態に
セットされ、転写バイアスローラ20に所定のバイアス
電圧が印加されることによつて、感光体ドラム9と等速
駆動されている中間転写ベルト19にベルト転写され
る。
【0034】感光体ドラム9では、BK工程の次にC工
程に進み、カラースキャナ1によるC画像データの読取
り、レーザ光書込によるC潜像の形成、C現像器15に
よるCトナーによる現像が、BK工程の場合と同様に行
われ、感光体ドラム9では、以下M工程、Y工程が順次
同様にして行われる。
【0035】これに対応して、中間転写ベルト19に
は、感光体ドラム9に順次形成されるC、M、Yのトナ
ー像が、それぞれ位置合わせして形成され、最終的に中
間ベルト19には、BK、C、M、Yのトナー像が位置
合わせされた4色重ねのベルト転写画像が形成される。
【0036】この4色重ねのベルト転写画像の形成に際
して、1色目のBKトナー像のベルト転写が後端部まで
終了した後の中間ベルトの移動の方式には、(a)一定
速往動方式、(b)スキップ往動方式、(c)クイック
リターン方式の3通りの方式があり、この中の一方式か
コピー速度などを配慮して選択された方式の組合せが実
行される。
【0037】(a)一定速往動方式は、BKトナー像の
ベルト転写後も、中間転写ベルト19は一定速度で往動
を続け、感光体ドラム9では、中間転写ベルト19のB
K画像先端位置が、再び感光体ドラム9との接触位置に
達した時、次のCトナー像の先端部が該接触位置にくる
ようにタイミングを取って画像形成が行われる。そし
て、C工程、M工程、Y工程と進み、中間転写ベルト1
9には4色重ねトナー像が形成される。
【0038】(b)スキップ往動方式は、BKトナー像
のベルト転写後、中間転写ベルト19は感光体ドラム9
から離間されて、往動方向に所定距離高速スキップさ
れ、その後当初の往動動作に戻される。そして、感光体
ドラム9では、中間転写ベルト19のBK画像先端位置
が、再び感光体ドラム9との接触位置に達した時、次の
Cトナー像の先端部が該接触位置にくるようにタイミン
グを取って画像形成が行われる。そして、C工程、M工
程、Y工程と進み、中間転写ベルト19には4色重ねト
ナー像が形成される。
【0039】(c)クイックリターン方式は、BKトナ
ー像のベルト転写後、中間転写ベルト19は、感光体ド
ラム9から離間されて、逆方向に高速スキップされて、
中間転写ベルト19のBK画像の先端位置が、ベルト転
写が行われる位置を逆方向に所定距離移動した位置に停
止され、待機状態になる。そして、感光体ドラム9のC
トナー像の先端部が、ベルト転写位置の所定距離前に達
すると、中間転写ベルト19が再度往動方向にスタート
し、中間転写ベルト19が感光体ドラム9に接触され、
感光体ドラム9のC画像が中間転写ベルト19のBK画
像に一致するようにしてベルト転写が行われる。そし
て、C工程、M工程、Y工程と進み、中間転写ベルト1
9には4色重ねトナー像が形成される。
【0040】このようにして、中間転写ベルト19に形
成された4色重ねトナー像が、紙転写ユニット23位置
に達するのとタイミングを取って、転写紙が駆動ローラ
21位置の中間転写ベルト19と紙転写バイアスローラ
23a間に送り込まれ、接離機構23cによって、紙転
写バイアスローラ23aと中間転写ベルト19とで転写
紙が挟持され、紙転写バイアスローラ23aにバイアス
が印加され、中間転写ベルト19の4色重ねトナー像
が、転写紙に転写される。
【0041】このようにして、4色重ねトナー像が転写
された転写紙は、紙搬送ユニット27によって定着器2
8に送り込まれ、定着ローラ28aと所定温度に設定さ
れた加圧ローラ28bとに挟持されて、加熱定着処理が
行われ、転写紙に原稿3の画像が画像形成される。
【0042】そして、ベルト転写後の感光体ドラム9
は、感光体クリーニングユニット10のファーブラシ1
0aとゴムブレード10bとで表面がクリーニングさ
れ、除電ランプ11で均一に除電される。
【0043】次に、本実施例に係るクリーニング装置2
2による中間転写ベルト19のクリーニング動作を説明
する。
【0044】入口シール部材22aは、図10に示すよ
うに、中間転写ベルト19への色重ねトナー像作像動作
時には、中間転写ベルト19とは離間状態にあるが、図
示せぬ制御手段からの電気信号によって、キープソレノ
イド36aのプランジャが開放状態になると、レバー解
除用スプリング36bのばね力によって、入口シール解
除レバー36cが、レバー回転支点36dを中心に反時
計回り方向に回動し、入口シール部材22aは、図3に
示す位置から図4に示す位置に移動し、入口シール部材
22aの端部が中間転写ベルト19に対接し、クリーニ
ング動作でのトナーの外部への飛散を防止する。
【0045】次いで、図示せぬ制御手段からの電気信号
によって、キープソレノイド37aのプランジャが開放
状態となると、加圧スプリング37bのばね力によつ
て、クリーニングブレード解除レバー37cが、レバー
回転支点37dを中心に回動し、クリーニングブレード
解除レバー37cに取り付けられたコロ37eが、図3
に示す矢印B方向に移動し、ブラケット回転支点37f
を中心に回動するブレード接離用ブラケット37gと、
ブレード接離用ブラケット37gに取り付けられたクリ
ーニングブレード22bが、図3に示す位置から図4に
示す位置に位置に移動し、クリーニングブレード22b
の端部が、中間転写ベルト19と摺接する。
【0046】そして、中間転写ベルト19の移動に伴っ
て、クリーニングブレード22bによって、中間転写ベ
ルト19の残存トナーが掻き落とされ、クリーニング動
作が行われる。
【0047】さらに、図示せぬ制御手段からの電気信号
によって、キープソレノイド38aのプランジャが開放
状態となると、加圧スプリング38bのばね力によっ
て、塗布部材解除解除用レバー38cに取り付けられた
コロ38eが、図3に矢印Bで示す方向に移動し、ブラ
ケット回転支点38fを中心に回動自在な塗布部材接離
用ブラケット38gと、塗布部材接離用ブラケット38
gに取り付けられた塗布部材22cが、図3に示す位置
から図4に示す位置に移動し、塗布部材22cから潤滑
油にトナーの粒子径よりも小径のステアリン酸鉄が添加
された潤滑付与剤が、中間転写ベルト19に塗布され
る。
【0048】この場合、塗布部材22cは揺動機構によ
って揺動され、塗布部材22cからは、クリーニングブ
レード22bの中間転写ベルト19との対接幅よりも広
い幅で、潤滑付与剤が中間転写ベルト19に塗布され
る。
【0049】この潤滑付与剤の塗布によって、中間転写
ベルト19上には、ステアリン酸鉄の分子の稠密膜が形
成され、中間転写ベルト19の表面エネルギが減少し、
中間転写ベルト19の表面に、低エネルギ面が形成され
る。このために、本実施例によると、中間転写ベルト1
9の表面に付着するトナーの中間転写ベルト19との間
の表面エネルギが低下し、このトナーは、クリーニング
ブレード22bによって、容易に除去可能になり、中間
転写ベルト19にフィルミング層が形成されることがな
く、形成画像の品質の低下を防止することが可能にな
る。
【0050】また、潤滑付与剤が、クリーニングブレー
ド22bの中間転写ベルト19との対接幅よりも広い幅
で、中間転写ベルト19に塗布されるので、クリーニン
グブレード22bが、潤滑付与剤の未塗布領域に対接す
ることはなくなり、クリーニングブレード22bが巻き
込まれたり損傷を起こすことはなくなる。
【0051】さらに、本実施例では、中間転写ベルト1
9の感光体ドラム9に対する接触状態と離間状態で、塗
布部材22cの中間転写ベルト19に対する喰込み量が
異なる値に設定される。
【0052】中間転写ベルト19は、通常感光体ドラム
9に対して離間状態にあり、ベルト転写時に、図示せぬ
制御手段からモータに電気信号が入力され、モータが回
転し、モータの回転が図示せぬギヤを介してカム軸19
bに伝達され、カム軸19bが半回転して偏心カム19
aが、バイアスローラブラケット19cを感光体ドラム
9に押し付け、中間転写ベルト19が感光体ドラム9上
に対接される。
【0053】本実施例では、塗布部材22cの中間転写
ベルト19への喰込み量Dは、図9(a)に示すよう
に、中間転写ベルト19が感光体ドラム9に接した場合
に最大になる。このために、例えばコピー終了時に、中
間転写ベルト19を感光体ドラム9に、200msec
の間対接させると、塗布部材22cは表面全体が中間転
写ベルト19に接し、塗布部材22cの表面の汚れを中
間転写ベルト19に付着させ、これをクリーニング装置
22によってクリーニングすることができる。このよう
にして、塗布部材22cの表面を常にトナーで汚染され
ない状態に保持し、高品質の画像形成を行うことが可能
になる。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、制御手段
によって、クリーニングブレードと塗布手段との像担持
体に対する接離動作が制御され、クリーニングブレード
が、被形成画像のトナー像が担持される像担持体に摺接
された状態で、像担持体の残存トナーが、クリーニング
ブレードによって掻き落され、塗布手段が、クリーニン
グブレードの像担持体との摺接幅よりも広い摺接幅で、
像担持体と対接した状態で、像担持体に塗布手段によっ
て潤滑付与剤が塗布されるので、クリーニングブレード
は、常に潤滑付与剤が塗布された領域で像担持体の残存
トナーをクリーニングし、クリーニングブレードの巻き
込みや損傷がない状態で、像担持体のクリーニングを行
うことが可能になる。請求項2記載の発明によると、請
求項1記載の発明で得られる効果に加えて、制御手段に
よって、画像形成の開始時または終了時の所定時間の
間、塗布手段が像担持体に対して、喰い込み量が多くな
るように対接され、この対接領域がクリーニングブレー
ドによりクリーニングされるので、塗布手段の表面汚れ
が取り除かれ、塗布手段の表面汚れで画像品質を低下さ
せることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の構成を示す説明図で
ある。
【図2】同実施例が組み込まれた画像形成装置の全体構
成を示す説明図である。
【図3】同実施例の非動作時における細部の構成を示す
説明図である。
【図4】同実施例の動作時における細部の構成を示す説
明図である。
【図5】同実施例のクリーニングブレード駆動機構の説
明図である。
【図6】同実施例の塗布手段駆動機構の説明図である。
【図7】同実施例における中間転写ベルトと感光体ドラ
ムの相対位置を示す説明図である。
【図8】同実施例のクリーニングブレード及び塗布手段
の像担持体への当接領域の説明図である。
【図9】同実施例の動作を示す説明図である。
【図10】同実施例の動作を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 カラースキャナ 2 カラープリンタ 3 原稿 9 感光体ドラム 14 BK現像器 15 C現像器 16 M現像器 17 Y現像器 19 中間転写ベルト 22 クリーニング装置 22a 入口シール部材 22b クリーニングブレード 23 紙転写ユニット 28 定着器 36 入口シール接離機構 37 クリーニングブレード接離機構 38 塗布部材接離機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被形成画像のトナー像が、像担持体に担
    持され、該トナー像が転写紙に転写され加熱定着され、
    前記被形成画像の画像形成が行われる画像形成装置に組
    み込まれ、前記像担持体の残存トナーをクリーニングす
    るクリーニング装置であり、 前記像担持体に摺接し、前記残存トナーを掻き落とすク
    リーニングブレードと、 該クリーニングブレードの前記像担持体との摺接幅より
    も広い摺接幅で、前記像担持体と対接し、前記像担持体
    に潤滑付与剤を塗布する塗布手段と、 前記クリーニングブレードと前記塗布手段との前記像担
    持体に対する接離動作を制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、画像形成の開始時また
    は終了時の所定時間の間、前記塗布手段を前記像担持体
    に対して、喰い込み量が多くなるように対接させ、この
    対接領域を前記クリーニングブレードによりクリーニン
    グするように制御することを特徴とする請求項1記載の
    クリーニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100346682B1 (ko) * 1998-03-10 2002-09-18 삼성전자 주식회사 습식전자사진방식프린터의인쇄유니트
JP2021021821A (ja) * 2019-07-26 2021-02-18 シャープ株式会社 転写装置およびそれを備える画像形成装置

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