JPH08211760A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08211760A
JPH08211760A JP7017078A JP1707895A JPH08211760A JP H08211760 A JPH08211760 A JP H08211760A JP 7017078 A JP7017078 A JP 7017078A JP 1707895 A JP1707895 A JP 1707895A JP H08211760 A JPH08211760 A JP H08211760A
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JP
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voltage
time
image
roller
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Application number
JP7017078A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Takatou
明尋 高藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH08211760A publication Critical patent/JPH08211760A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】転写ローラの汚れに起因する用紙裏面汚れを防
止できると共に転写ローラ清掃のための余分な時間を不
要にしコピーの生産性を向上させた画像形成装置を提供
する。 【構成】用紙先端がレジストセンサ42を通過したこと
を検出して検出信号を電圧印加時間制御装置36に入力
し、電圧印加時間制御装置36に内蔵された清掃電圧タ
イマに所定時間のカウントを開始させ、これにより前回
と今回に搬送される被転写材の時間間隔を求め、この時
間間隔に応じて清掃電圧から転写電圧に切り替えるタイ
ミングを変更し転写器を清掃する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、トナー等の現
像剤を用いて現像を行う電子写真複写機や電子写真プリ
ンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真方式を利用した画像形
成装置が広く普及している。この電子写真方式の画像形
成装置は、通常、ドラム状に構成された像担持体(感光
体ドラム)を一様に帯電し、原稿に記録された画像の情
報を担持した光をその感光体ドラムに照射することによ
りその感光体ドラム上に静電潜像を形成し、その静電潜
像とは反対の極性に帯電された現像剤(トナー)でその
静電潜像を静電的に現像してその現像像を用紙に転写す
ることにより、プリント(コピー)画像を得る装置であ
る。
【0003】現像像を用紙に転写する転写方法の一つと
して、感光体ドラムに接触しながら回転する、現像像と
は反対の極性の電圧が印加される転写ローラを用い、感
光体ドラムと転写ローラの間に用紙を挟んで、感光体ド
ラムに形成された現像像を静電的に用紙に転写する方法
が知られている。ところが、感光体ドラムには、転写後
にトナーが残存することがあり、このトナーの中には、
静電潜像とは反対の極性のトナー、すなわち現像像と同
じ極性のトナー(正規帯電トナー)だけでなく、静電潜
像と同じ極性のトナー、すなわち現像像とは反対の極性
のトナー(逆極性トナー)も存在していることがある。
このため、転写ローラに現像像とは反対の極性の電圧が
印加されている場合において、感光体ドラムと転写ロー
ラの間に用紙が挟まれていないときは、転写ローラに正
規帯電トナーが付着する。また、正規帯電トナーの付着
を防止するために、感光体ドラムと転写ローラの間に用
紙が挟まれていないときに転写ローラに現像像と同じ極
性の電圧を印加すると、転写ローラに逆極性トナーが付
着する。このように転写ローラに正規帯電トナーや逆極
性トナーが付着したままの状態で現像像を用紙に転写す
ると、用紙の裏面(現像像が転写されない方の面)がこ
れらトナーで汚される。
【0004】図3に、用紙裏面の汚れを調べた実験結果
を示す。ここでは、現像像の極性(正規帯電トナーの極
性)をマイナスとし、転写ローラに印加する転写電圧の
極性をプラスとして実験を行った。図3は、現像像を前
回転写された用紙の後端が転写ローラを通過した後か
ら、現像像が今回転写される用紙の先端が転写ローラに
到達するまでの時間(用紙間隔の時間)内に回転した転
写ローラの回転数と用紙裏面汚れとの関係を示すグラフ
である。縦軸は、用紙裏面汚れのレベルを示し、G1は
許容できないが少ない汚れ、G2は許容できない多い汚
れ、G3は許容できない非常に多い汚れを表し、横軸
は、転写ローラの回転数を表す。また、実線は、使い始
めたばかりの感光体ドラムユニット11(図1参照)を
用いたときの実験結果を示し、破線は、4万回分の複写
に使った感光体ドラムユニット11を用いたときの実験
結果を示す。図3に示すように、感光体ドラムユニット
11の使用回数にかかわらず、上記の用紙間隔の時間に
おける転写ローラの回転数が多くなるほど、用紙裏面汚
れは激しくなる。
【0005】このような用紙裏面汚れを防止する技術と
して、転写ローラを2回転以上させ1回転毎に転写ロー
ラへの印加電圧の極性を変えて、転写ローラに付着して
いる正規帯電トナーや逆極性トナーを感光体ドラムに移
動させる技術が知られている(特開平3−69978号
公報参照)。通常、同じサイズの用紙に現像像を続けて
転写する場合、前回転写された用紙の後端が転写ローラ
を通過後から今回転写される用紙の先端が転写ローラに
到達するまでの時間は、転写ローラの1回転分以下の時
間である。従って、上記の従来技術では、転写ローラを
清掃するために転写ローラを余分に回転させなくてはな
らず、コピーの生産性が低下するという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、転写ローラの汚れに起因する用紙裏面汚れを防止
できると共に転写ローラ清掃のための余分な時間を不要
にし転写効率を向上させた画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の画像形成装置は、現像像が形成される像担持
体と、この像担持体に接しこの像担持体との間の転写位
置に搬送されてきた被転写材にこの像担持体に形成され
た現像像を転写する転写器とを備え、上記像担持体に潜
像を形成しこの潜像を現像剤を用いて現像し現像像を被
転写材に転写する画像形成装置において、 (1)上記転写器に、現像像の極性と同じ極性の清掃電
圧及び現像像の極性とは反対の極性の転写電圧を選択的
に印加する電源装置 (2)被転写材が上記転写位置を通過したタイミングで
上記清掃電圧を上記転写器に印加するように上記電源装
置を制御すると共に、上記転写位置から被転写材が前回
搬出された時刻から上記転写位置に被転写材が今回搬入
される時刻までの時間間隔が第1の所定時間を超えるか
否かに応じて、それぞれ、今回搬送された被転写材が上
記転写位置に到達する到達時刻よりも第2の所定時間前
から上記清掃電圧を上記転写電圧に切り替え、もしくは
上記到達時刻までに上記清掃電圧を上記転写電圧に切り
替えるように上記電源装置を制御する制御装置とを備え
たことを特徴とするものである。
【0008】ここで、上記制御装置が、所定条件下にお
ける1枚目の被転写材が上記転写位置に到達する時刻よ
りも第3の所定時間前までは上記清掃電圧を上記転写器
に印加し、その後、上記清掃電圧を上記転写電圧に切り
替えるように上記電源装置を制御するものであることが
好ましい。また、上記制御装置が、上記転写位置に今回
搬送される被転写材が一枚もしくは複数枚の一連の画像
形成の最終の被転写材の場合場合においては、今回搬送
された被転写材が上記転写位置を通過した時刻から第4
の所定時間上記転写器に上記清掃電圧を印加し、その
後、上記清掃電圧を上記転写電圧に切り替えて第5の所
定時間上記転写器に上記転写電圧を印加し、その後、電
圧印加を停止するように上記電源装置を制御するもので
あることが好ましい。
【0009】
【作用】本発明の画像形成装置によれば、被転写材が転
写器を通過したタイミングで清掃電圧(現像像の極性と
同じ極性)が上記転写器に印加され、これにより、転写
器に付着している正規帯電トナー(現像像の極性と同じ
極性のトナー)が像担持体に移動すると共に、逆極性ト
ナー(現像像の極性とは反対の極性のトナー)が像担持
体から転写器に移動する。しかし、転写器に被転写材が
前回搬出された時刻から転写器に被転写材が今回搬入さ
れるまでの時間間隔が第1の所定時間を超える場合は、
今回搬送された被転写材が転写器に到達する到達時刻よ
りも第2の所定時間前から清掃電圧が転写電圧に切り替
えられるため、転写器に移動してきた逆極性トナーは像
担持体に再び移動し、転写器は清掃される。一方、上記
の時間間隔が第1の所定時間を超えない場合は、上記到
達時刻までに清掃電圧が転写電圧に切り替えられ、この
切り替えまでは、正規帯電トナーが像担持体から転写器
に移動することが阻止される。逆極性トナーの量は、通
常、正規帯電トナーの量に比べ僅かであり、このため、
上記の時間間隔が第1の所定時間を超えない場合は、転
写器に清掃電圧を印加しても転写器に逆極性トナーはほ
とんど移動しない。このようにして、上記の時間間隔に
応じて清掃電圧から転写電圧に切り替えるタイミングを
変更し、転写器を清掃して転写器の汚れに起因する用紙
裏面汚れを防止するため、上記時間間隔が長くなったり
短くなったりするような場合、転写器の汚れに起因する
用紙裏面汚れを防止でき、しかも、転写器清掃のための
余分な時間を不要にし転写効率を向上させることができ
る。
【0010】ここで、上記制御装置が、所定条件下にお
ける1枚目の被転写材が上記転写位置に到達する時刻よ
りも第3の所定時間前までは上記清掃電圧を上記転写器
に印加し、その後、上記清掃電圧を上記転写電圧に切り
替えるように上記電源装置を制御するものである場合
は、例えば長時間未使用の画像形成装置を使用するよう
な所定条件下のときに、転写器に正規帯電トナーと逆極
性トナーが付着していても、これらのトナーを像担持体
に移動させた後、一枚目の被転写材に現像像を転写する
のでこの一枚目の用紙の裏面汚れを防止できる。
【0011】また、上記制御装置が、上記転写位置に今
回搬送される被転写材が一枚もしくは複数枚の一連の画
像形成の最終の被転写材の場合においては、今回搬送さ
れた被転写材が上記転写位置を通過した時刻から第4の
所定時間上記転写器に上記清掃電圧を印加し、その後、
上記清掃電圧を上記転写電圧に切り替えて第5の所定時
間上記転写器に上記転写電圧を印加し、その後、電圧印
加を停止するように上記電源装置を制御するものである
場合は、転写器に付着している正規帯電トナーと逆極性
トナーを像担持体に移動させて転写器を清掃した状態で
画像形成装置を停止できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の画像形成装置
の一実施例を説明する。図1は、画像形成装置の概略構
成を示す模式図である。この画像形成装置10は、矢印
12aで示す方向に回転する感光体ドラム(外径30m
mのOPC感光体)12と、この感光体ドラム12を一
様に帯電させる、帯電電源14に接続された帯電ローラ
16と、感光体ドラム12をレーザビーム18で露光す
ることにより潜像を形成する露光手段(図示せず)と、
現像剤を用いて感光体ドラム12の潜像を現像して現像
像(トナー像)を形成する、現像電源20に接続された
現像スリーブ21と、後述するレジストローラ40から
用紙ガイド22に案内されてきた用紙24に現像像を転
写する転写する転写ローラ26と、転写後の用紙24を
除電する、除電電源28に接続された除電装置30と、
転写後の感光体ドラム12に残存したトナーを除去する
クリーナ31を備えている。
【0013】転写ローラ26は、この転写ローラ26に
電圧を印加する転写電源32に接続されており、転写電
源32は、印加電圧の極性を切り替える極性切替え装置
34に接続されている。さらに、極性切替え装置34
は、電圧を印加する時間を制御する電圧印加時間制御装
置36(本発明にいう制御装置の一例)と印加電圧の大
きさを制御する電源制御装置38とに接続されている。
転写ローラ26に印加される電圧の極性は、上記のよう
に、極性切替え装置34によって切り替えられており、
従って、本発明にいう電源装置は、本実施例では転写電
源32と極性切替え装置34で構成される。転写ローラ
26の下方には、用紙トレー(図示せず)から搬送され
てきた用紙24の搬送タイミングを調整して、その用紙
24を転写ローラ26と感光体ドラム12とに挟まれた
転写位置に搬送するレジストローラ40と、用紙の先端
及び後端が通過したか否かを検出するレジストセンサ4
2が配置されている。レジストセンサ42によって用紙
の後端がレジストセンサ42を通過したことが検出され
ると、この検出信号は電圧印加時間制御装置36に入力
され、この電圧印加時間制御装置36に内蔵された清掃
電圧タイマ(図示せず)が、後述するように所定時間の
カウントを開始する。
【0014】上記の画像形成装置10のプロセススピー
ドは136mm/secであり、感光体ドラム12の表
面が帯電ローラ16によって−420Vに一様に帯電さ
れ、この帯電された表面にレーザビーム18が照射さ
れ、この照射領域の電圧が−100Vとなって静電潜像
が形成される。この静電潜像が現像領域に到達すると現
像スリーブ21によって現像像が形成される。現像スリ
ーブ21には、ピーク間電圧2200V、周波数240
0Hzの交流電圧に−300Vの直流電圧を重畳したバ
イアスが印加される。形成された現像像が、転写ローラ
26と感光体ドラム12が接触する転写位置に到達する
と、その到達時刻にタイミングを合わせてレジストロー
ラ40から用紙24が転写位置に搬送される。転写ロー
ラ26には、現像像とは反対極性の転写電圧が印加さ
れ、これにより、感光体ドラム12上の現像像が用紙2
4に静電的に転写される。その後、除電装置30によ
り、現像像が転写された用紙24が除電され、排出搬送
路44を経て図示しない定着部に搬送される。転写後に
感光体ドラム12に残存したトナーは、クリーナー31
によって除去され、感光体ドラム12は次の潜像形成工
程にはいる。
【0015】次に、図1、図2を参照して、転写ローラ
に印加される電圧の制御タイミングと、用紙の搬送タイ
ミングを説明する。図2は、転写ローラに印加される電
圧の制御タイミングと、用紙の搬送タイミングを示すタ
イミングチャートである。画像形成装置10(図1参
照)のスタートスイッチがONされると、メインモータ
が回転し始め(時刻t1)、この回転から100ms後
の時刻t2に、転写ローラ26に現像像と同じ極性の清
掃電圧(1KV)が印加され、正規帯電トナーが感光体
ドラム12から転写ローラ26に移動することが阻止さ
れるものの、感光体ドラム12上の逆極性トナーは転写
ローラ26に移動しがちである。スタートスイッチがO
Nされてから250ms後の時刻t3に、用紙トレーに
収容された用紙を取り出すT/Aローラ(用紙トレーに
近接して配置されているが図示していない)用のクラッ
チがONされてT/Aローラが回転し始め、用紙を搬送
するフィードローラ(図1においてレジストセンサ42
の用紙搬送方向上流側であって、かつT/Aローラの用
紙搬送方向下流側に配置されているが図示していない)
へ用紙が送られる。T/Aローラ用クラッチがONされ
て50ms後の時刻t4にフィードローラ用のクラッチ
がONされてフィードローラが回転し始め、用紙がレジ
ストセンサ42へ送られる。用紙の先端がレジストセン
サ42で検出されて(時刻t5)から155ms後の時
刻t6に、フィードローラ用クラッチがOFFされてフ
ィードローラが停止する。用紙先端は時刻t6までにレ
ジストローラ40に到達しているが、レジストローラ4
0は回転していないため、用紙先端はそれ以上進まな
い。フィードローラは、用紙先端がレジストローラ40
に到達した後も少しの時間回転しており、このため、レ
ジストローラ40とフィードローラとの間で用紙先端部
がループ状になる。フィードローラ用クラッチがOFF
されて30ms後の時刻t7に、T/Aローラ用クラッ
チがOFFされてT/Aローラが停止する。このように
して、用紙先端部がレジストローラ40とフィードロー
ラとの間に張り出してループ状になった状態で用紙が待
機する。
【0016】原稿画像の情報の読み込みは、スタートス
イッチがONされると同時に開始され、この読み込みが
終了すると、静電潜像の形成を開始させるプリントスタ
ート信号が出力される(時刻t8)。プリントスタート
信号が出力されるとレーザビーム18が感光体ドラム1
2を照射し始め静電潜像が形成され始める。その52.
5ms後の時刻t9に、レジストローラ用クラッチがO
Nされてレジストローラ40が回転し始め、待機してい
る用紙が転写ローラ26と感光体ドラム12の転写位置
に搬送され、感光体ドラム12上の現像像と用紙先端が
一致して転写が開始される。尚、レーザビーム18は静
電潜像を形成後停止する(時刻t8’)。
【0017】例えば長時間未使用の画像形成装置を使用
するような場合は装置の立ち上がりに時間がかかり、こ
のため、スタートスイッチがONされてから1枚目の用
紙の転写が開始するまでに、転写ローラに清掃電圧を印
加する時間が転写ローラの2回転分以上ある。そこで、
用紙先端が転写ローラ26に到達する時刻よりも、転写
ローラの1回転分の時間と極性切り替えの時間(470
ms)との合計時間(本発明にいう第3の所定時間の一
例)だけ早い時刻に、時刻t2以降清掃電圧が印加され
ている転写ローラ26の印加電圧を転写電圧に切り替え
る。これにより、清掃電圧を印加しているときに転写ロ
ーラ26に付着した逆極性トナーを感光体ドラムに移動
させて転写ローラ26を清掃できる。その後、転写ロー
ラ26と感光体ドラム12の転写位置に用紙先端が到達
するので用紙裏面が転写ローラ26により汚されること
がない。
【0018】転写が進み、用紙後端がレジストセンサ4
2を通過する(時刻t11)と、通過信号がレジストセ
ンサ42から電圧印加時間制御装置36に入力され、こ
の電圧印加時間制御装置36に内蔵された清掃電圧タイ
マがカウントを開始する。カウントする時間は1500
ms(転写ローラ2回転分の時間と、用紙後端がレジス
トセンサ42から転写ローラに到達するまでの時間と、
マージンの時間との合計時間であり、本発明にいう第1
の所定時間の一例である)である。用紙後端がレジスト
センサ42を通過した時刻t11の100ms後の時刻
t12に、レジストローラ用クラッチがOFFされてレ
ジストローラ40が停止する。用紙後端がレジストセン
サ42を通過した時刻t11の468.5ms後の時刻
t13に、転写ローラ26に印加される電圧が転写電圧
から清掃電圧に切り替えられ、正規帯電トナーが感光体
ドラム12から転写ローラ26に移動することが阻止さ
れる。現像像が転写された用紙は定着器で定着され、外
部へ排出される。
【0019】2枚目以降の用紙に転写する場合について
説明する。この場合、用紙サイズにより予め決められた
タイミングでT/Aローラ及びフィードローラがそれぞ
れ時刻t14及びt15から回転し始め用紙トレーから
用紙が搬送され、搬送された用紙は、レジストローラ4
0に用紙先端が当接してループを作った状態で待機して
いる。次の静電潜像の形成を開始させるプリントスター
ト信号が再び出力されたとき(時刻t16)に、上記し
た清掃電圧タイマがカウント中のとき(カウント開始か
ら1500msを経過していないとき)は、転写ローラ
26には清掃電圧が印加されているので、転写ローラ2
6と感光体ドラム12の転写位置に用紙先端が到達する
時刻までに、転写ローラ26に印加される電圧を清掃電
圧から転写電圧に切り替える。一方、次の静電潜像の形
成を開始させるプリントスタート信号が出力されたとき
(時刻t16)に、上記した清掃電圧タイマがカウント
終了しているとき(カウント開始から1500msを経
過しているとき)は、転写ローラ26と感光体ドラム1
2の転写位置に用紙先端が到達する時刻よりも、転写ロ
ーラ26の1回転分の時間と極性切り替えの時間(47
0ms)との合計時間分(本発明にいう第2の所定時間
の一例)だけ早く、転写ローラ26に印加される電圧を
清掃電圧から転写電圧に切り替える。このように、転写
ローラに用紙が前回搬送された時刻から今回搬送される
までの時間間隔に応じて、転写ローラの印加電圧を切り
替え転写ローラを清掃して転写器の汚れに起因する用紙
裏面汚れを防止するため、上記の時間間隔が長くなった
り短くなったりするような場合、転写ローラ清掃のため
の余分な時間を不要にしコピーの生産性を向上させるこ
とができる。
【0020】1枚目の用紙だけで複写を終了させる場合
を説明する。この場合、2枚目の用紙への転写がないた
め、レジストローラ40には用紙は搬送されない。上記
した清掃電圧タイマがカウント終了後、すなわち、カウ
ント開始から1500ms(本発明にいう第4の所定時
間の一例)を経過後、転写ローラ26に印加する電圧を
清掃電圧から転写電圧に切り替えて、転写ローラ26に
付着している逆極性トナーを感光体ドラム12に移動さ
せる。この転写電圧の印加時間は、転写ローラ1回転分
の時間と極性切り替えの時間(470ms)時間の合計
時間(本発明にいう第5の所定時間)であり、この時間
経過後、転写ローラに印加する電圧をOFFにする。こ
れにより、転写ローラに付着している正規帯電トナーと
逆極性トナーを転写ローラから像担持体に移動させて転
写ローラを清掃した状態で画像形成装置を停止できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、前回と今回に搬送される被転写材の時間間
隔に応じて清掃電圧から転写電圧に切り替えるタイミン
グを変更し、転写器を清掃して転写器の汚れに起因する
用紙裏面汚れを防止するため、上記時間間隔が長くなっ
たり短くなったりしても、転写ローラの汚れに起因する
用紙裏面汚れを防止でき、しかも、転写ローラ清掃のた
めの余分な時間を不要にしコピーの生産性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例の概略構成を
示す模式図である。
【図2】転写ローラに印加される電圧の制御タイミング
と、用紙の搬送タイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【図3】用紙裏面の汚れを調べた結果を示すグラフであ
る。
【符号の説明】 10 画像形成装置 12 感光体ドラム 26 転写ローラ 32 転写電源 34 極性切替え装置 36 電圧印加時間制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 398

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像像が形成される像担持体と、該像担
    持体に接し該像担持体との間の転写位置に搬送されてき
    た被転写材に該像担持体に形成された現像像を転写する
    転写器とを備え、前記像担持体に潜像を形成し該潜像を
    現像剤を用いて現像し現像像を被転写材に転写する画像
    形成装置において、 前記転写器に、現像像の極性と同じ極性の清掃電圧及び
    現像像の極性とは反対の極性の転写電圧を選択的に印加
    する電源装置と、 被転写材が前記転写位置を通過したタイミングで前記清
    掃電圧を前記転写器に印加するように前記電源装置を制
    御すると共に、前記転写位置から被転写材が前回搬出さ
    れた時刻から前記転写位置に被転写材が今回搬入される
    時刻までの時間間隔が第1の所定時間を超えるか否かに
    応じて、それぞれ、今回搬送された被転写材が前記転写
    位置に到達する到達時刻よりも第2の所定時間前から前
    記清掃電圧を前記転写電圧に切り替え、もしくは前記到
    達時刻までに前記清掃電圧を前記転写電圧に切り替える
    ように前記電源装置を制御する制御装置とを備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置が、 所定条件下における1枚目の被転写材が前記転写位置に
    到達する時刻よりも第3の所定時間前までは前記清掃電
    圧を前記転写器に印加し、その後、前記清掃電圧を前記
    転写電圧に切り替えるように前記電源装置を制御するも
    のであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置が、 前記転写位置に今回搬送される被転写材が一枚もしくは
    複数枚の一連の画像形成の最終の被転写材の場合場合に
    おいては、今回搬送された被転写材が前記転写位置を通
    過した時刻から第4の所定時間前記転写器に前記清掃電
    圧を印加し、その後、前記清掃電圧を前記転写電圧に切
    り替えて第5の所定時間前記転写器に前記転写電圧を印
    加し、その後、電圧印加を停止するように前記電源装置
    を制御するものであることを特徴とする請求項1又は2
    記載の画像形成装置。
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