JPH05333671A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05333671A
JPH05333671A JP16395692A JP16395692A JPH05333671A JP H05333671 A JPH05333671 A JP H05333671A JP 16395692 A JP16395692 A JP 16395692A JP 16395692 A JP16395692 A JP 16395692A JP H05333671 A JPH05333671 A JP H05333671A
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JP
Japan
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polarity
photoconductor
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opposite
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JP16395692A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Hara
好伸 原
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 画像形成装置における感光体が帯電器によっ
て帯電される主帯電極性と逆極性に帯電された場合にお
いても、良好な画像形成が行えるようにする。 【構成】 帯電器2によって帯電される感光体1の主帯
電極性と逆極性に感光体1を帯電させる逆帯電手段10
と、感光体1に光を照射する光照射手段15とを有する
画像形成装置において、上記の逆帯電手段10によって
逆極性に帯電された感光体1の部分が主帯電極性に帯電
される前に、光照射手段15から逆極性に帯電された感
光体1の部分に光が照射されるのを抑制する制御手段2
0を設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機やプリンター
等の画像形成装置に係り、特に、帯電器によって帯電さ
れる感光体の主帯電極性と逆極性に感光体が帯電される
ことがある画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンター等の電子写真
プロセスを利用した画像形成装置においては、帯電器に
よって帯電させる感光体の主帯電極性と逆極性の電圧が
印加されて、感光体が主帯電極性と逆極性に帯電される
ことがあった。
【0003】ここで、感光体が帯電器によって帯電され
る主帯電極性と逆極性に帯電される場合を、図1に示す
画像形成装置を例にして説明する。
【0004】ここで、図1に示す画像形成装置において
は、回転する感光体1の表面を帯電器(帯電ローラ)2
によって主帯電極性の負極性に帯電させ、このように負
極性に帯電された感光体1に対して、光学系(図示せ
ず)から光3を照射して画像情報に応じた露光を行な
い、この感光体1の表面に静電潜像を形成するようにな
っている。
【0005】そして、このように静電潜像が形成された
感光体1の表面に対し、現像装置4からトナーを供給し
て上記静電潜像を現像し、感光体1の表面にトナー像を
形成するようになっている。
【0006】一方、上記のようにして感光体1の表面に
トナー像を形成するのと同期して、給紙トレー5から捌
きローラ6と捌き板7を介してタイミングローラ8に送
られてきた転写紙9をこのタイミングローラ8によって
感光体1側に送り出し、転写紙9を感光体1と転写ロー
ラ10との間に導くようにしている。
【0007】そして、上記転写ローラ10に転写バイア
ス電圧を印加して、感光体1の表面に形成されたトナー
像を上記転写紙9に転写させ、このようにトナー像が転
写された転写紙9を除電針11に接触させて除電し、さ
らにガイド板12を通して定着ローラ13に導き、転写
紙9上に転写されたトナー像を定着ローラ13によって
転写紙9上に定着させて排出させるようになっている。
【0008】一方、上記のように転写紙9上にトナー像
を転写させた後の感光体1については、この感光体1の
表面に残留するトナーをクリーニング装置14によって
感光体1の表面から除去し、その後、この感光体1に対
してイレースランプ15から光を照射し、感光体1に残
留する電位をイレースするようにし、その後は再び前記
と同じプロセスによって画像形成を行なうようになって
いる。
【0009】ここで、上記のような画像形成装置におい
て、感光体1の主帯電極性である負極性とは逆極性の正
極性に帯電するトナーを現像装置4に使用して、いわゆ
る正規現像を行なうようにした場合には、上記転写ロー
ラ10に感光体1の主帯電極性と同極性で、トナーとは
逆極性の負の転写バイアス電圧を印加させて、感光体1
の表面に形成されたトナー像を転写紙9に転写させるよ
うになっている。
【0010】このように転写ローラ10に感光体1の主
帯電極性と同極性で、トナーとは逆極性の負の転写バイ
アス電圧を印加させてトナー像を転写紙9に転写させる
ようにした場合、上記転写ローラ10が常時感光体1の
表面に接触しているため、感光体1の表面に残っている
トナーが転写ローラ10に付着したり、また給紙の失敗
時に、感光体1の表面に形成されたトナー像が転写ロー
ラ10と接触して、トナーが転写ローラ10に付着する
ことがあった。
【0011】そして、このように転写ローラ10にトナ
ーが付着した状態で、上記のようにして感光体1の表面
に形成されたトナー像を転写紙9に転写させた場合、こ
の転写ローラ10に付着していたトナーが転写紙9の裏
面に付着して、転写紙9に裏汚れが生じるという問題が
あった。
【0012】そこで、従来においては、このような転写
紙9における裏汚れを防止するため、特公昭56−39
472号公報、特公昭61−22313号公報等に示さ
れるように、転写を行なわない非転写時において、上記
転写ローラ10に転写時とは逆極性の正の転写バイアス
電圧、すなわちトナーとは同極性で、感光体1の主帯電
極性とは逆極性の転写バイアス電圧を転写ローラ10に
印加して、転写ローラ10に付着したトナーを除去する
方法が開発された。
【0013】ここで、上記の画像形成装置において、n
枚の連続した画像形成を行ないながら、上記のように非
転写時に転写ローラ10に転写時とは逆極性の転写バイ
アス電圧を印加させて転写ローラ10に付着したトナー
を除去するにあたり、従来においては、プリントスイッ
チ,メインモータ,帯電ローラ2,イレースランプ1
5,光学系による画像露光,捌きローラ6,タイミング
ローラ8及び転写ローラ10に印加する転写バイアス電
圧の切り換えを、図2に示すタイムチャートに従って作
動させるようにしていた。
【0014】そして、図2のタイムチャートに示すよう
に、画像形成を行なう前の前回転時や、転写時と次の転
写時との間における非転写時や、n枚の画像形成を行っ
た後における後回転時において、転写ローラ10に転写
時とは逆極性の正の転写バイアス電圧を印加させると、
転写ローラ10に付着したトナーが除去されて、転写紙
9の裏汚れは抑制されるようになった。
【0015】しかし、上記のように転写時と次の転写時
との間における非転写時等において、転写時とは逆極
性、すなわち感光体1の主帯電極性とも逆極性の正の転
写バイアス電圧を転写ローラ10に印加させると、この
転写ローラ10と接した感光体1の部分が主帯電極性と
は逆極性の正極性に帯電され、この結果、逆極性に帯電
された感光体1の部分において、形成される画像にカブ
リが発生し、特に、ハーフトーンの画像形成にむらが発
生する等の問題が生じた。
【0016】また、上記の画像形成装置において、感光
体1の主帯電極性である負極性と同極性に帯電するトナ
ーを現像装置4に使用して、いわゆる反転現像を行なう
場合には、上記転写ローラ10に感光体1の主帯電極性
及びトナーの帯電極性と逆極性の正の転写バイアス電圧
を印加させて、感光体1の表面に形成されたトナー像を
転写紙9に転写させるようになっており、感光体1の表
面に形成されたトナー像を転写紙9に転写させる転写時
に、感光体1の主帯電極性と逆極性の正の転写バイアス
電圧が転写ローラ10に印加され、感光体1が転写ロー
ラ10によってその主帯電極性とは逆極性の正極性に帯
電されることがあった。
【0017】そして、このように反転現像を行なうにあ
たって、転写時に感光体1が転写ローラ10によってそ
の主帯電極性とは逆極性の正極性に帯電されると、この
ように逆極性に帯電された感光体1の部分において、形
成される画像にトビが発生する等の問題が生じた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、帯電器に
よって帯電される感光体の主帯電極性と逆極性に感光体
が帯電されることがある画像形成装置における上記のよ
うな問題を解決することを課題とするものである。
【0019】すなわち、上記のような画像形成装置を用
いて、正規現像を行なうにあたり、帯電器によって帯電
される感光体の主帯電極性と逆極性に帯電された感光体
の部分において、形成される画像にカブリが発生した
り、ハーフトーンの画像形成にむらが生じたりするとい
うことがなく、また反転現像を行なうにあたっても、帯
電器によって帯電される感光体の主帯電極性と逆極性に
帯電された感光体の部分において、形成される画像にト
ビが発生するということがなく、主帯電極性と逆極性に
帯電された感光体の部分においても良好な画像形成が行
えるようにすることを課題とするものである。
【0020】ここで、本発明者は、上記のような画像形
成装置において、正規現像を行った場合における転写ロ
ーラの清掃時や、反転現像を行った場合における転写時
のように、感光体が帯電器によって帯電される主帯電極
性と逆極性に帯電された場合において、形成される画像
に悪影響を及ぼす原因について検討した。
【0021】この結果、上記のように感光体の主帯電極
性と逆極性に帯電された感光体の部分に対してイレース
ランプから光を照射した場合、これによって逆極性に帯
電された部分における感光体の特性が低下し、その部分
においてトラップが発生しやすくなり、感光体の感度が
変化すると共に、感光体における残留電位が上昇し、正
規現像を行った場合には、その部分において形成される
画像にカブリが発生したり、ハーフトーンの画像形成に
むらが生じ、また反転現像を行った場合には、その部分
において、形成される画像にトビが発生するということ
がわかり、この発明を完成するに至ったのである。
【0022】ここで、図3に示すように、導電性基体1
a上に電荷発生層1bと電荷輸送層1cとが積層された
主帯電極性が負の感光体1を例にとって説明すると、こ
の感光体1の表面が帯電器によって主帯電極性である負
極性に帯電され、このように負極性に帯電された感光体
1の表面に画像露光用の光3が照射されると、照射され
た光3が吸収されて正,負一対の自由キャリアが生成さ
れ、このように生成された正のキャリアが、通常は同図
のaに示すように、電荷輸送層1bを通して感光体1の
表面まで移動し、これにより感光体1の表面における負
の電位が減衰されて、感光体1の表面に静電潜像が形成
されるようになる。
【0023】しかし、前記のように主帯電極性と逆極性
に帯電された感光体1の部分に対してイレースランプか
ら光が照射されると、上記のように画像露光用の光3が
照射されて正,負一対の自由キャリアが生成された場合
において、正のキャリアが電荷輸送層1bを通して感光
体1の表面に移動する移動速度や移動量が減少し、同図
のcに示すように、正のキャリアが感光体1の表面まで
移動できずに電荷輸送層1bの途中で停止したり、また
同図のbに示すように、電荷輸送層1bの途中で停止し
た正のキャリアが再び移動し始めたりして、感光体1に
おける光減衰特性が低下した。
【0024】そして、このように感光体1における光減
衰特性が低下した結果、上記のように逆極性に帯電され
た感光体1の部分における感度が変化すると共に、その
残留電位が上昇し、正規現像を行なった場合には、逆極
性に帯電された部分において形成される画像にカブリや
むら等が発生し、また反転現像を行なった場合には、そ
の部分において形成される画像にトビが発生するという
ことが判った。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、帯電器によって帯電さ
れる感光体の主帯電極性と逆極性に感光体を帯電させる
逆帯電手段と、感光体に光を照射する光照射手段とを有
する画像形成装置において、上記の逆帯電手段によって
逆極性に帯電された感光体の部分が主帯電極性に帯電さ
れる前に、光照射手段から逆極性に帯電された感光体の
部分に光が照射されるのを抑制する制御手段を設けるよ
うにしたのである。
【0026】ここで、感光体を主帯電極性と逆極性に帯
電させる逆帯電手段は、図1に示した前記のような画像
形成装置においては、感光体に形成されたトナー像を転
写させる際に使用する転写ローラであって、正規現像を
行なう場合には清掃時における転写ローラが、また反転
現像を行なう場合には転写時における転写ローラが逆帯
電手段として作用し、また上記転写ローラ以外の転写手
段である転写ブラシや転写ベルト等も同様にして逆帯電
手段として作用し、さらにクリーナーブラシやクリーナ
ーブレード等においても、感光体の主帯電極性と逆極性
の電圧を印加させることがあり、これらも感光体を主帯
電極性と逆極性に帯電させる逆帯電手段として作用する
ことがある。
【0027】また、感光体に光を照射する光照射手段
は、図1に示したように感光体に残留する電位をイレー
スランプによってイレースするようになった画像形成装
置においては、このイレースランプが該当するが、この
ようなイレースランプが設けられておらず、感光体に画
像情報を露光するのに使用する光学系によって感光体に
残留する電位をイレースするようになった画像形成装置
においては、この光学系が光照射手段として作用する。
【0028】また、逆帯電手段によって逆極性に帯電さ
れた感光体の部分が主帯電極性に帯電される前に、光照
射手段から逆極性に帯電された感光体の部分に光が照射
されるのを制御手段によって制御するにあたり、前記の
ようにイレースランプが設けられている画像形成装置に
おいては、逆極性に帯電された感光体の部分に対してイ
レースランプから光を照射しないように制御し、またイ
レースランプが設けられておらず、感光体に画像情報を
露光するのに使用する光学系によって感光体に残留する
電位をイレースするようになった画像形成装置において
は、この光学系からイレース用の光を逆極性に帯電され
た感光体の部分に照射しないように制御する。
【0029】
【作用】この発明に係る画像形成装置においては、上記
のように逆帯電手段によって感光体が帯電器によって帯
電される主帯電極性と逆極性に帯電された場合、このよ
うに逆極性に帯電された感光体の部分が主帯電極性に帯
電される前においては、逆極性に帯電された感光体の部
分に光照射手段から光が照射されるのを制御手段によっ
て抑制するようにしたため、逆極性に帯電された部分に
おける感光体の特性が低下するということがなく、逆極
性に帯電された感光体の部分においてトラップが発生し
て、感光体の感度が変化したり、残留電位が上昇したり
するということがなくなる。
【0030】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る画像形成装置
を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0031】この実施例における画像形成装置も、装置
自体は前記の図1に示した画像形成装置と同様であり、
回転する感光体1の表面を帯電器(帯電ローラ)2によ
って主帯電極性の負極性に帯電させた後、このように負
極性に帯電された感光体1に対して光学系(図示せず)
から光3を照射して画像情報に応じた露光を行ない、こ
の感光体1の表面に静電潜像を形成し、このように静電
潜像が形成された感光体1の表面に現像装置4からトナ
ーを供給して上記静電潜像を現像し、感光体1の表面に
トナー像を形成するようになっている。
【0032】また、上記のようにして感光体1の表面に
トナー像を形成するのと同期して、給紙トレー5から捌
きローラ6と捌き板7を介してタイミングローラ8に送
られてきた転写紙9をこのタイミングローラ8によって
感光体1側に送り出し、転写紙9を感光体1と転写ロー
ラ10との間に導き、上記転写ローラ10に転写バイア
ス電圧を印加して、感光体1の表面に形成されたトナー
像を上記転写紙9に転写させ、このようにトナー像が転
写された転写紙9を除電針11に接触させて除電し、さ
らにガイド板12を通して定着ローラ13に導き、転写
紙9上に転写されたトナー像を定着ローラ13によって
転写紙9上に定着させて排出させるようになっている。
【0033】一方、上記のように転写紙9上にトナー像
を転写させた後の感光体1については、この感光体1の
表面に残留するトナーをクリーニング装置14によって
感光体1の表面から除去し、その後、この感光体1に対
してイレースランプ15から光を照射し、感光体1に残
留する電位をイレースするようになっている。
【0034】ここで、この実施例の画像形成装置におい
て、感光体1の主帯電極性である負極性とは逆極性の正
極性に帯電するトナーを現像装置4に使用して、いわゆ
る正規現像を行なうようにすると共に、転写を行なわな
い非転写時において、上記転写ローラ10に転写時とは
逆極性の転写バイアス電圧、すなわちトナーとは同極性
で、感光体1の主帯電極性とは逆極性の正の転写バイア
ス電圧を転写ローラ10に印加して、転写ローラ10に
付着したトナーを除去する場合について説明する。
【0035】この実施例の画像形成装置において、上記
のように正規現像によりn枚の連続した画像形成を行な
いながら、非転写時に転写ローラ10に転写時とは逆極
性の転写バイアス電圧を印加させて、転写ローラ10に
付着したトナーを除去するにあたっては、この画像形成
装置に設けられた制御装置20によって制御を行なうよ
うにし、プリントスイッチ,メインモータ,帯電ローラ
6,光学系による画像露光,転写ローラ10に印加する
転写バイアス電圧の切り換え及びイレースランプ15を
図4に示すタイムチャートに従って作動させるようにし
た。
【0036】ここで、図4に示すタイムチャートに基づ
いて、プリントスイッチ,メインモータ,帯電ローラ
6,光学系による画像露光,転写ローラ10に印加する
転写バイアス電圧の切り換え及びイレースランプ15の
動作を具体的に説明すると、先ずプリントスイッチが入
ると、メインモータ,帯電ローラ2,イレースランプ1
5が作動し始めると共に、上記転写ローラ10に転写バ
イアス電圧が印加され、上記メインモータによって感光
体1が前回転する段階では、この感光体1を帯電ローラ
2によって負極性に帯電させると共に、上記転写ローラ
10に感光体1の主帯電極性と同極性の負の転写バイア
ス電圧を印加させ、さらに上記イレースランプ15から
回転する感光体1に対して光を照射するようにした。
【0037】そして、このように感光体1が前回転した
後で、この感光体1が上記帯電ローラ2によって負極性
に帯電され、このように帯電された感光体1の表面に光
学系から画像情報に応じた光3が照射されて、この感光
体1の表面に静電潜像が形成された後、このように静電
潜像が形成された感光体1の表面に現像装置4からトナ
ーが供給されて、感光体1の表面にトナー像が形成され
た場合、このようにトナー像が形成された感光体1の部
分が上記転写ローラ10の位置に達する以前の段階で、
転写ローラ10に感光体1の主帯電極性とは逆極性の正
の転写バイアス電圧を一時的に印加し、転写ローラ10
に付着しているトナーを転写ローラ10から除去するよ
うにし、その後は、この転写ローラ10に感光体1の主
帯電極性と同極性の負の転写バイアス電圧を印加させる
ようにした。
【0037】ここで、上記のように転写ローラ10に感
光体1の主帯電極性と逆極性の正の転写バイアス電圧が
一時的に印加されると、これにより感光体1がその主帯
電極性と逆極性の正極性に部分的に帯電した。
【0038】そして、感光体1が回転して、上記のよう
に主帯電極性と逆極性に帯電された感光体1の部分がク
リーニング装置14を通って上記イレースランプ15の
位置に達した場合には、このイレースランプ15を一時
的にオフさせ、主帯電極性と逆極性に帯電した感光体1
の部分にイレースランプ15から光を照射させないよう
にした。
【0039】一方、感光体1が回転して、前記のように
トナー像が形成された感光体1の部分が転写ローラ10
の位置に導かれると、これと同期して転写紙9をトナー
像が形成された感光体1とこの転写ローラ10との間に
導き、感光体1の帯電極性と同極性の負の転写バイアス
電圧が印加された転写ローラ10によって感光体1上に
形成されたトナー像を転写紙9に転写させるようにし
た。
【0040】そして、このようにトナー像が転写紙9に
転写された後の感光体1に対しては、この感光体1の表
面に残留するトナーを前記のようにクリーニング装置1
4によって除去した後、上記イレースランプ15によっ
て感光体1の表面に光を照射して、感光体1に残留する
電位をイレースするようにした。
【0041】また、上記のようにして感光体1の表面に
形成されたトナー像を転写紙9に転写させて、n枚の連
続した画像形成を行なうにあたっては、転写時と次の転
写時との間における非転写時において、上記転写ローラ
10に一時的に感光体1の主帯電極性と逆極性の正の転
写バイアス電圧を印加して、この転写ローラ10に付着
したトナーを除去する一方、このように正の転写バイア
ス電圧を転写ローラ10に一時的に印加した結果、主帯
電極性と逆極性に帯電された感光体1の部分に対して
は、このように逆極性に帯電された感光体1の部分が、
クリーニング装置14を通って上記イレースランプ15
の位置に達する度に、前記のようにイレースランプ15
を一時的にオフさせ、主帯電極性と逆極性に帯電した感
光体1の部分にイレースランプ15から光を照射させな
いようにした。
【0042】このように転写時と次の転写時との間にお
ける非転写時において、転写ローラ10に転写時とは逆
極性の転写バイアス電圧を印加させると、転写ローラ1
0に付着したトナーが除去され、転写紙9にトナー像を
転写する際に、転写ローラ10に付着したトナーが転写
紙9の裏面に付着して、転写紙9の裏面がトナーで汚れ
るということがなかった。
【0043】また、上記のように主帯電極性と逆極性に
帯電された感光体1の部分に、イレースランプ15から
光を照射させないようにして画像形成を行なうと、主帯
電極性と逆極性に帯電された感光体1の部分においてト
ラップが発生するということがなくなり、感光体1の感
度が変化したり、感光体1における残留電位が上昇する
ということがなく、形成された画像におけるカブリやむ
らの発生が抑制され、良好な画像が得られるようになっ
た。
【0044】さらに、この実施例の画像形成装置におい
ては、所定のn枚の画像形成を行なった後、感光体1の
後回転時において、上記転写ローラ10に転写時とは逆
極性の正の転写バイアス電圧を印加し、転写ローラ10
に付着したトナーを充分に除去させると共に、このよう
に転写ローラ10に正の転写バイアス電圧を印加した結
果、この転写ローラ10によって主帯電極性とは逆極性
に帯電された感光体1の部分が、上記のようにクリーニ
ング装置14を通って上記イレースランプ15の位置に
達した場合には、上記のようにイレースランプ15を一
時的にオフさせて、主帯電極性と逆極性に帯電された感
光体1の部分にイレースランプ15から光を照射させな
いようにした。
【0045】次に、この実施例の画像形成装置におい
て、感光体11の主帯電極性である負極性と同極性に帯
電するトナーを現像装置4に使用して、いわゆる反転現
像を行なう場合について説明する。
【0046】ここで、上記の画像形成装置を用いて反転
現像を行なうにあたっては、感光体1の表面に形成され
たトナー像を転写紙9に転写するにあたり、転写ローラ
10にトナーと逆極性、すなわち感光体1の主帯電極性
とも逆極性の正の転写バイアス電圧を印加させて、感光
体1の表面に形成されたトナー像を転写紙9に転写する
一方、この転写ローラ10に付着したトナーを転写ロー
ラ10から除去するにあたっては、上記転写ローラ10
に転写時とは逆極性、すなわちトナー及び感光体1の主
帯電極性と同極性の負の転写バイアス電圧を印加させ
て、転写ローラ10に付着したトナーを転写ローラ10
から除去するようになっている。
【0047】従って、上記の画像形成装置を用いて反転
現像を行なう場合には、感光体1の表面に形成されたト
ナー像を転写紙9に転写する際に、感光体1が上記転写
ローラ10によって主帯電極性と逆極性に帯電されるよ
うになった。
【0048】そこで、この実施例の画像形成装置におい
て、反転現像によりn枚の連続した画像形成を行ないな
がら、非転写時において転写ローラ10に転写時とは逆
極性の転写バイアス電圧を印加させて、転写ローラ10
に付着したトナーを除去するにあたっては、この画像形
成装置に設けられた上記制御装置20によって制御を行
なうようにし、プリントスイッチ,メインモータ,帯電
ローラ6,光学系による画像露光,転写ローラ10に印
加する転写バイアス電圧の切り換え及びイレースランプ
15を図5に示すタイムチャートに従って作動させるよ
うにした。
【0049】ここで、図5に示すタイムチャートと、前
記の図4に示すタイムチャートとを比較すると、転写ロ
ーラ10に印加する転写バイアス電圧の切り換え及びイ
レースランプ15の作動が逆になっている。
【0050】すなわち、上記のように反転現像を行なう
にあたっては、転写時において転写ローラ10に感光体
1の主帯電極性と逆極性の正の転写バイアス電圧を印加
するようにしており、このため、転写時において上記感
光体1が主帯電極性と逆極性に帯電され、このように逆
極性に帯電された感光体1の部分が回転してイレースラ
ンプ15の位置に達した際には、イレースランプ15を
オフさせて、逆極性に帯電された感光体1の部分に対し
てイレースランプ15から光を照射しないようにした。
【0051】一方、転写時と次の転写時との間における
非転写時においては、転写ローラ10に転写時とは逆極
性、すなわちトナー及び感光体1の主帯電極性と同極性
の負の転写バイアス電圧を印加するようにしており、こ
のため非転写時においては感光体1が主帯電極性と逆極
性に帯電されるということがなく、この感光体1の部分
に対しては、イレースランプ15から光を照射して、感
光体1に残留する電位をイレースするようにした。
【0052】このように転写時と次の転写時との間にお
ける非転写時において、転写ローラ10に転写時とは逆
極性の転写バイアス電圧を印加させると、転写ローラ1
0に付着したトナーが除去され、転写紙9にトナー像を
転写する際に、転写ローラ10に付着したトナーが転写
紙9の裏面に付着して、転写紙9の裏面がトナーで汚れ
るということがなかった。
【0053】また、転写時において主帯電極性と逆極性
に帯電された感光体1の部分に対しては、上記のように
イレースランプ15から光を照射しないようにしたた
め、主帯電極性と逆極性に帯電された感光体1の部分に
おいてトラップが発生するということがなくなり、感光
体1の感度が変化したり、感光体1における残留電位が
上昇するということがなく、形成される画像にトビが発
生するということがなくなり、良好な画像が得られるよ
うになった。
【0054】なお、上記の実施例における画像形成装置
においては、主帯電極性が負極性の感光体1を用いるよ
うにしたが、主帯電極性が正極性の感光体1を用いるよ
うにすることも可能であり、この場合には、主帯電極性
と逆極性の負極性に帯電した感光体1の部分に対してイ
レースランプ15から光を照射させないように制御す
る。
【0055】また、感光体1を主帯電極性と逆極性に帯
電させる逆帯電手段10も、上記のような転写ローラ1
0に限られず、転写ベルトや転写ブラシ等の他の転写手
段を用いた場合であってもよく、さらに感光体1の表面
に形成されたトナー像を転写させる転写部材も上記の転
写紙9に限られず、OHPフィルム等を用いるようにし
てもよい。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係る画
像形成装置においては、逆帯電手段によって感光体が帯
電器によって帯電される主帯電極性と逆極性に帯電され
た場合、このように逆極性に帯電された感光体の部分が
主帯電極性に帯電される前においては、逆極性に帯電さ
れた感光体の部分に光照射手段から光が照射されるのを
制御手段によって抑制するようにしたため、逆極性に帯
電された部分における感光体の特性が低下するというこ
とがなく、逆極性に帯電された感光体の部分においてト
ラップが発生して、感度が変化したり、残留電位が上昇
したりするということがなくなった。
【0057】この結果、この発明に係る画像形成装置に
おいて、感光体の主帯電極性と逆極性に帯電するトナー
を用いて正規現像による画像形成を行なうにあたり、前
記のように転写ローラに付着したトナーを除去するため
に、転写ローラに感光体の主帯電極性と逆極性の転写バ
イアス電圧を印加させた結果、感光体が主帯電極性と逆
極性に帯電した場合等において、従来のように、感光体
の感度が低下したり、残留電位が上昇して、形成される
画像にカブリが生じたり、ハーフトーン画像にむらが生
じたりするということがなくなり、良好な画像形成が行
なえるようになった。
【0058】また、この発明に係る画像形成装置におい
て、感光体の主帯電極性と同極性のトナーを用いて反転
現像による画像形成を行なうにあたり、前記のように転
写ローラに感光体の主帯電極性と逆極性の転写バイアス
電圧を印加して感光体に形成されたトナー像を転写紙に
転写する際に、感光体が逆極性に帯電された場合であっ
ても、従来のように、感光体の感度が低下したり、感光
体の残留電位が上昇して、形成される画像にトビが発生
するということがなくなり、良好な画像形成が行なえる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示した概略説明図であ
る。
【図2】従来の画像形成装置において、正規現像を行な
うと共に、非転写時に転写ローラに感光体の主帯電極性
と逆極性のバイアス電圧を印加させて画像形成を行なう
場合におけるプリントスイッチ,メインモータ,帯電ロ
ーラ,イレースランプ,光学系による画像露光,捌きロ
ーラ,タイミングローラ及び転写ローラに印加する転写
バイアス電圧の切り換えの動作を示した説明図である。
【図3】導電性基体上に電荷発生層と電荷輸送層とが積
層された感光体が負極性に帯電された状態で、この感光
体に光が照射された場合に、この感光体において発生し
たキャリアが移動する状態を示した説明図である。
【図4】この発明の一実施例の画像形成装置において、
正規現像を行なうと共に、非転写時に転写ローラに感光
体の主帯電極性と逆極性の転写バイアス電圧を印加させ
て画像形成を行なう場合におけるプリントスイッチ,メ
インモータ,帯電ローラ,光学系による画像露光,転写
ローラに印加する転写バイアス電圧の切り換え及びイレ
ースランプの動作を示した説明図である。
【図5】同実施例の画像形成装置おいて、反転現像を行
なうと共に、非転写時に転写ローラに転写時とは逆極性
の転写バイアス電圧を印加させて画像形成を行なう場合
におけるプリントスイッチ,メインモータ,帯電ロー
ラ,光学系による画像露光,転写ローラに印加する転写
バイアス電圧の切り換え及びイレースランプの動作を示
した説明図である。
【符号の説明】
1 帯電ローラ(帯電器) 2 感光体 3 光 4 現像装置 9 転写紙 10 転写ローラ(逆帯電手段) 14 クリーニング装置 15 イレースランプ(光照射手段) 20 制御装置(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電器によって帯電される感光体の主帯
    電極性と逆極性に感光体を帯電させる逆帯電手段と、感
    光体に光を照射する光照射手段とを有する画像形成装置
    において、上記の逆帯電手段によって逆極性に帯電され
    た感光体の部分が主帯電極性に帯電される前に、光照射
    手段から逆極性に帯電された感光体の部分に光が照射さ
    れるのを抑制する制御手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
JP16395692A 1992-05-28 1992-05-28 画像形成装置 Pending JPH05333671A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003114580A (ja) * 2002-09-27 2003-04-18 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置およびカラー画像形成方法
WO2015181619A1 (en) 2014-05-30 2015-12-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electricity storage system

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