JP4386157B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザプリンタなどの電子写真方式の画像形成手段におけるコロナ帯電器及びそれを使用する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、レーザプリンタなどの画像形成装置には、感光体ドラムと、その感光体ドラムの周りに、帯電器、スキャナ装置、現像ローラおよび転写ローラとが、感光体ドラムの回転方向に従って順次設けられているプロセスユニットが備えられている。感光体ドラムの表面は、その感光体ドラムの回転に伴なって、まず、帯電器により一様に帯電された後、スキャナ装置からのレーザービームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。一方、このプロセスユニットには、現像ローラに供給するためのトナーが収容されており、現像ローラには、そのトナーが供給されて、薄層として現像ローラ上に担持されている。そのため、現像ローラの回転により、その現像ローラ上に担持されているトナーが、感光体ドラムと対向する時に、感光体ドラムの表面上に形成されている静電潜像に供給され、選択的に担持されることによって可視像が形成される。その後、感光体ドラムの表面上に担持された可視像は、転写ローラと対向して、用紙が感光体ドラムと転写ローラとの間を通る間に、その用紙に転写される。
【0003】
このような画像形成装置において、用紙に転写された後に感光体ドラム上に残存するトナーを、現像ローラによって再び回収する、いわゆるクリーナレス方式によって、トナーを回収するものが知られている。このようなクリーナレス方式によって感光体ドラム上の残存トナーを回収すれば、ブレードなどのクリーナ装置や、廃トナーの貯留手段を設ける必要がないため、装置構成の簡略化、小型化およびコストの低減化を図ることができる。
【0004】
しかるに、クリーナレス方式において、転写後に残存トナーが多量に発生した場合には、残存トナーが現像ローラによって回収しきれずに、次に感光体ドラム上に形成される可視像に対してその残存トナーの影響が現われて、画像にゴーストを生じる場合がある。そのため、このようなクリーナレス方式が採用されるプロセスユニットにおいては、感光体ドラムの回転方向における転写ローラの下流側に、さらに、導電性の弾性体からなるクリーニングローラを、感光体ドラムと接触するように設けて、画像形成動作において、用紙への転写時には、クリーニングローラに感光体ドラムの表面電位よりも低いバイアス(負バイアス)を印加して、感光体ドラム上に残存するトナーを一時的に回収する一方、用紙への非転写時、つまり、順次画像が形成される用紙の間には、感光体ドラムの表面電位よりも高いバイアス(正バイアス)を印加して、クリーニングローラによって一時的に回収されているトナーを感光体ドラム上に吐出し、その戻されたトナーを現像ローラによって回収するようにしている。
【0005】
ところで、他方、印刷中に感光体ドラムに付着した用紙の紙粉を除去する手段として、例えば、特開平9−127844号公報では、前記クリーニングローラによって一時的に回収されたトナーに混じった紙粉を除去する手段として、クリーニングローラに導電性を有するブラシ部材を摺接させる一方、該ブラシ部材には、クリーニングローラと同電位にする電圧を印加したり、クリーニングローラによって一時的に回収されたトナーと同極性の電圧を印加することを提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ブラシ部材は植設の密度が荒いため、クリーニングローラの回転周面全体に一様にブラシの先端が当接できず、紙粉除去の効率が悪いという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、クリーニングローラに対して回転する2次ローラを当接させることにより、紙粉除去性能を高くでき、高い印字品質を保持できる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、感光体と、前記感光体の周囲に、その回転方向の上流側から順に、帯電手段と現像手段と転写手段とを備えて画像形成動作を行なう画像形成装置において、前記転写手段よりも前記感光体の回転方向下流側且つ前記帯電手段よりも上流側に設けられ、前記感光体の周面に摺接して前記感光体上の残存トナー及び紙粉を有する異物を除去する第1ローラと、この第1ローラに対峙させた第2ローラと、前記第1ローラへの電圧印加手段と、第2ローラへの電圧印加手段と、前記転写手段への電圧印加手段と、前記第1ローラに付着した異物のうち残存トナーとは異なる帯電極性を持つ紙粉を電界によって前記第2ローラの表面に移動させるように前記各電圧印加手段を制御する制御手段とを備え、前記現像手段は、前記感光体上の残存トナーを回収可能に構成され、前記制御手段は、前記第1ローラに前記異物を回収するときには前記転写手段の表面電位よりも前記転写手段に対向する前記感光体の位置の表面電位が低くなるように前記転写手段へ印加される電圧を制御することで、前記感光体の表面電位を前記第1ローラの表面電位よりも高くし、さらに、前記第1ローラに回収した前記異物のうちの残存トナーを前記感光体上に吐出させるときは前記転写手段の表面電位よりも前記転写手段に対向する前記感光体の位置の表面電位が高くなるように前記転写手段へ印加される電圧を制御することで、前記感光体の表面電位を前記第1ローラの表面電位よりも低くするものである。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記第2ローラの表面に摺接して異物を掻き取るための摺接部材を設けたものである。
【0010】
そして、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記摺接部材はスポンジ、または不織布等の多孔性を有する部材にて構成されていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記制御手段は、感光体上のトナーを吸引するときと吐き出すときとで第1ローラに印加する電圧の極性を変更可能に制御し、且つ前記第1ローラと第2ローラとの間の電界の向きが、第1ローラに印加する電圧を切替えても変化しないような電圧を第2ローラに印加するように制御することを特徴とするものである。
【0012】
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記感光体の周速に対して第1ローラの周速を大きく設定し、且つ第1ローラと第2ローラとの周速を略同一とし、且つ両ローラの接触部での周面の移動方向を同方向とするように構成したものである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第1ローラの表面は多孔性を有する弾性部材にて構成されているものである。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第2ローラは導電性を有し、表面が滑らかに形成されているものである。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第1ローラは、機械的な掻き落とし力と静電的な吸引力とを合わせた力でトナーを有する異物を吸引可能であり、第2ローラは、静電的な吸引力を主として、前記第1ローラから前記紙粉のみを選択的に吸引可能に構成されているものである。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す概略側断面図、図2は画像形成部(プロセスユニット)の要部拡大側断面図、図3はプロセスユニットの電源構成を示すブロック図、図4はタイムチャートである。図1において、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
【0019】
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10、搬送ローラ11と、搬送ローラ11に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ12とを備えている。
【0020】
用紙押圧板7は、用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部が上下方向に移動可能とされており、また、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。給紙ローラ8および給紙パット9は、互いに対向状に配設され、給紙パット9の裏側に配設されるばね13によって、給紙パット9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。用紙押圧板7上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ8に向かって押圧され、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と給紙パット9とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。給紙された用紙3は、紙粉取りローラ10にて紙粉がある程度取り除かれた後、搬送ローラ11によって、レジストローラ12に送られる。レジストローラ12は、1対のローラから構成されており、用紙3を所定のレジスト後に、画像形成部5に送るようにしている。
【0021】
なお、このフィーダ部4は、さらに、マルチパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス側給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パット25とを備えており、マルチパーパス側給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パット25は、互いに対向状に配設され、マルチパーパス側給紙パット25の裏側に配設されるばねによって、マルチパーパス側給紙パット25がマルチパーパス側給紙ローラ15に向かって押圧されている。マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3は、マルチパーパス側給紙ローラ15の回転によってマルチパーパス側給紙ローラ15とマルチパーパス側給紙パット25とで挟まれた後、1枚毎に給紙されて前記レジストローラ12に送られる。
【0022】
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスユニット17、定着部18などを備えている。
【0023】
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20及び22、反射鏡21などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡21、レンズ22の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット17の感光体ドラム27の表面上に高速走査にて照射させている。
【0024】
プロセスユニット17は、スキャナユニット16の下方に配設され、図2に示すように、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されるドラムケース26内に、感光体としての感光体ドラム27、現像カートリッジ28、スコロトロン型帯電器29、転写手段としての転写ローラ30、後に詳述するクリーナ装置としてのクリーニングローラ51、2次ローラ52及び摺接部材53等を備えている。
【0025】
現像カートリッジ28は、ドラムケース26に対して着脱自在に装着されており、現像剤担持体としての現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーボックス34などを備えている。
【0026】
トナーボックス34内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填されている。このトナーとしては、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーが使用されている。このような重合トナーは、球状をなし、流動性が極めて良好である。なお、このようなトナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合されるとともに、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されている。その粒子径は、約6〜10μm程度である。
【0027】
そして、トナーボックス34内のトナーは、トナーボックス34の中心に設けられる回転軸35に支持されるアジテータ36の矢印方向(図2で反時計方向)への回転により、攪拌されて、トナーボックス34の側部に開口されたトナー供給口37から放出される。なお、トナーボックス34の側壁には、トナーの残量検知用の窓38が設けられており、回転軸35に支持されたクリーナ39によって清掃される。
【0028】
トナー供給口37の側方位置には、供給ローラ33が矢印方向(図2で時計方向)に回転可能に配設されており、また、この供給ローラ33に対向して、現像ローラ31が矢印方向(図2で時計方向)に回転可能に配設されている。そして、これら供給ローラ33と現像ローラ31とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
【0029】
供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、導電性の発泡材料からなるローラが被覆されている。また、現像ローラ31は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されている。より具体的には、現像ローラ31のローラ部分は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ本体の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。なお、現像ローラ31には、図示しない現像バイアス印加電源から現像バイアスが印加される。
【0030】
また、現像ローラ31の近傍には、層厚規制ブレード32が配設されている。この層厚規制ブレード32は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部40を備えており、現像ローラ31の近くにおいて現像カートリッジ28に支持されて、押圧部40がブレード本体の弾性力によって現像ローラ31上に圧接されるように構成されている。
【0031】
そして、トナー供給口37から放出されるトナーは、供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給され、この時、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32の押圧部と現像ローラ31との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
【0032】
感光体の一例としての感光体ドラム27は、現像ローラ31の側方位置において、その現像ローラ31と対向するような状態で矢印方向(図2で反時計方向)に回転可能に配設されている。この感光体ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が、ポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。なお、この感光体ドラム27は、図示しないメインモータからの動力によって回転駆動されるように構成されている。
【0033】
帯電手段としてのスコロトロン型帯電器29は、感光体ドラム27の上方に、感光体ドラム27に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。スコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの帯電用ワイヤ(後述する放電ワイヤ53)からコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。また、このスコロトロン型帯電器29は、図示しない帯電電源によりオン・オフされる。
【0034】
そして、感光体ドラム27の表面は、その感光体ドラム27の回転に伴なって、まず、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザービームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
【0035】
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム27に対向して接触する時に、感光体ドラム27の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光体ドラム27の表面のうち、レーザービームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成される。
【0036】
転写ローラ30は、感光体ドラム27の下方において、この感光体ドラム27に対向するように配置され、ドラムケース26に矢印方向(時計方向)に回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、後で詳述するが、転写時には、後述する転写バイアス印加電源54から転写バイアス(転写順バイアス)が印加されるように構成されている。そのため、感光体ドラム27の表面上に担持された可視像は、用紙3が感光体ドラム27と転写ローラ30との間を通る間に用紙3に転写される。
【0037】
定着部18は、図1に示すように、プロセスユニット17の側方下流側に配設され、加熱ローラ41、加熱ローラ41を押圧する押圧ローラ42、および、これら加熱ローラ41および押圧ローラ42の下流側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。加熱ローラ41は、金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えており、プロセスユニット17において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送するようにしている。排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45に送られて、その排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
【0038】
このレーザプリンタ1では、転写ローラ30によって用紙3に転写された後に感光体ドラム27の表面上に残存する残存トナーを、現像ローラ31によって回収する、いわゆるクリーナレス方式によって残存トナーを回収するようにしている。このようなクリーナレス方式によって感光体ドラム27の表面上の残存トナーを回収すれば、ブレードなどのクリーナ装置や廃トナーの貯留手段を設ける必要がないため、装置構成の簡略化、小型化およびコストの低減化を図ることができる。
【0039】
さらに、このようなクリーナレス方式での残存トナーの回収において、このレーザプリンタ1では、上記したように、プロセスユニット17のドラムケース26内に、図2及び図3に示すように、クリーナ装置としてのクリーニングローラ51、2次ローラ52及び摺接部材53が設けられている。以下に、このクリーナ装置の構成について詳述する。
【0040】
第1ローラとしてのクリーニングローラ51は、感光体ドラム27の側方位置、より具体的には、感光体ドラム27の回転方向における転写ローラ30より下流側であって、かつ、スコロトロン型帯電器29の上流側において、感光体ドラム27と接触するように、ドラムケース26内において矢印方向(図2の時計方向)に回転可能に支持されている。換言すると、感光体ドラム27とクリーニングローラ51との摺接箇所において、同一方向に回転する。そして、感光体ドラム27の周速に対してクリーニングローラ51の周速を速くして、後述するトナー吐き出しのバイアスを印加しているときには、そのバイアスによってトナー以外の異物である紙粉をクリーニングローラ51側に移行させて除去し、トナーの吸い込みのバイアスを印加しているときには、感光体ドラム27の表面に対して速い周速でクリーニングローラ51を摺接させて機械的に、前記異物である紙粉を掻き落とす効果を持たせるものである。具体的には、感光体ドラム27の周速に対してクリーニングローラ51の周速を略1.5倍程度に設定する。
【0041】
このクリーニングローラ51は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料等の柔らかく多孔性を有するローラが被覆されている。より具体的には、クリーニングローラ51のローラ部分は、導電性のシリコーンゴム、ウレタンゴム、EPDM等の発泡ゴム材料から形成されている。発泡ゴム材料の硬度はasker-Cで35度程度である。このように、発泡ゴム材料を使用することにより、クリーニングローラ51の表面積が大きくなり、前記バイアスによる紙粉(異物)の除去効果が大きくなり、且つ紙粉(異物)を機械的に掻き取る効果も大きくなる。
【0042】
このクリーニングローラ51には、クリーニングバイアス印加電源55から、基準電位としての正バイアスと、負バイアスとが選択的に印加されるように構成されており、画像形成動作時における用紙3への転写時には、負バイアスが印加され、その間、残存トナーを電気的に吸引し続ける一方、用紙3への非転写時、すなわち、順次画像が形成される用紙3の間には、正バイアスが印加されることにより、その電気的に吸引した残存トナーを、再び感光体ドラム27上に電気的に吐出することによって、画像形成動作中に生じる残存トナーを電気的に一時回収するようにしている。なお、非転写時に感光体ドラム27上に電気的に吐出された残存トナーは、感光体ドラム27の回転により、スコロトロン型帯電器29と対向した時に、必要により正極性に帯電され、現像ローラ31と対向した時に、この現像ローラ31によって回収される。
【0043】
そのため、このレーザプリンタ1では、このようなクリーニングローラ51を設けることによって、たとえば、環境、耐久、その他の転写状態の変化によって、転写後に、現像ローラ31だけでは回収しきれない程、残存トナーが多量に発生した場合においても、このクリーニングローラ51によって残存トナーを一時的に回収することで、次に感光体ドラム27上に形成される可視像に対して残存トナーの影響を少なくして、画像にゴーストなどが生じないようにしている。
【0044】
さらに、前記第1ローラとしてのクリーニングローラ51に対して第2ローラとしての2次ローラ52を平行状に配置し、クリーニングローラ51と2次ローラとの接触部において、両ローラの周面の移動方向が同一方向となるように回転駆動させる。この2次ローラ52は、感光体ドラム27からクリーニングローラ51に移行したトナー中に混在している紙粉等の異物を除去・回収して、クリーニングローラ51から感光体ドラム27にトナーを吐き出すときに感光体ドラム27の紙粉を戻さないようにするためのものである。
【0045】
2次ローラ52は金属製の回転軸の回りに表面がニッケルメッキされた金属ローラ部等の導電性を有する材料が装着されたものである。そして、2次ローラ52とクリーニングローラ51とは、その当接側で同じ向きに連れ回りするように回転させる。図2においてクリーニングローラ51を時計方向回りとするとき、2次ローラ52は反時計回り方向とし、略同じ周速に設定する。クリーニングローラ51の表面には、前述したように、所定の極性(実施形態では正極性)のトナーと、異物である紙粉(通常負極性)とが付着しているから、クリーニングローラ51と2次ローラ52とに周速差を設けると、前記トナーまでもが掻き取られることになり、このトナーをクリーニングローラ51から感光体ドラム27に戻すことが不能となる。クリーニングローラ51と2次ローラ52とを同じ周速にすることで、前記の掻き取り作用が発生せず、しかも後述するように、クリーニングローラ51の電位より2次ローラ52の電位を高くすることで、クリーニングローラ51から2次ローラ52の表面に紙粉が簡単に移ることができるのである。
【0046】
さらに、この2次ローラ52の周面に付着した紙粉を除去するための摺接部材53を、2次ローラ52の周面の一側にその軸線と略平行状に摺接配置するものであり、摺接部材53はスポンジや不織布等の多孔質状に表面積が大きく且つ柔らかい材料にて構成する。2次ローラ52における滑らかで固い表面に静電気のみで付着している紙粉を摺接部材53で掻き取り、からめ捕った後、摺接部材53から2次ローラ52の表面に戻さないようにするためである。
【0047】
図3は、このレーザプリンタ1のプロセスユニット17の電源構成を示すブロック図である。図2及び図3において、このレーザプリンタ1のプロセスユニット17には、上記したように、スコロトロン型帯電器29、現像ローラ31、転写ローラ30およびクリーニングローラ51が、感光体ドラム27の周りにおいて、その感光体ドラム27の回転方向に従って順次配置されている。
【0048】
そして、このレーザプリンタ1においては、帯電電源56、現像バイアス印加電源57、転写バイアス印加電源58、クリーニングバイアス印加電源55、2次ローラバイアス印加電源59および、制御手段としての制御回路54が設けられており、これら帯電電源56、現像バイアス印加電源57、転写バイアス印加電源58、クリーニングバイアス印加電源55及び2次ローラバイアス印加電源59が制御回路54に接続され、制御回路54によって各電源が制御されるように構成されている。図4は各部分のタイミングチャートである。
【0049】
すなわち、帯電電源56は、スコロトロン型帯電器29に接続されており、制御回路54の制御によって、帯電電源56がスコロトロン型帯電器29に対してオン・オフされるように構成されている。なお、このレーザプリンタ1においては、帯電電源56のオンにより、スコロトロン型帯電器29がオンされると、それに対向する感光体ドラム27の表面電位が、約900Vに帯電されるように設定されている。
【0050】
現像バイアス印加電源57は、現像ローラ31のローラ軸に接続されており、制御回路54の制御によって、現像バイアス印加電源57から現像ローラ31に印加される現像バイアスが、オン・オフされるように構成されている。
【0051】
転写バイアス印加電源58は、転写ローラ30のローラ軸に接続されており、制御回路54の制御によって、転写バイアス印加電源58から転写ローラ30に印加される転写バイアスが、第1バイアスとしての転写順バイアスと、第2バイアスとしての転写逆バイアスとに選択的に切り替えられるように構成されている。より具体的には、この転写バイアス印加電源58は、選択切替手段としての切替スイッチ60と、第1バイアス印加手段としての定電流電源61と、第2バイアス印加手段としての定電圧電源62とを備えている。切替スイッチ60は、転写ローラ30のローラ軸に接続されるとともに、その切替スイッチ60に、定電流電源61および定電圧電源62が選択的に接続されている。そして、制御回路54の制御によって、切替スイッチ60が、転写ローラ30に接続される電源を、定電流電源61と定電圧電源62とに選択的に切り替えることによって、転写ローラ30に印加される転写バイアスが、定電流電源61からの転写順バイアスと、定電圧電源62からの転写逆バイアスとに選択的に切り替えられるように構成されている。
【0052】
転写順バイアスは、定電流電源61の定電流制御によって印加され、転写ローラ30の表面電位が、その転写ローラ30に対向接触する直前の感光体ドラム27の表面電位よりも低くなるように設定されている。そのため、転写ローラ30に転写順バイアスを印加すれば、感光体ドラム27と転写ローラ30との間を通過する用紙3に、感光体ドラム27に形成されている可視像を良好に転写することができる。また、この転写順バイアスは、より具体的には、−12μAの定電流で設定されている。これによって、たとえば、転写ローラ30に対向接触する直前の感光体ドラム27の表面電位が、スコロトロン型帯電器29からの帯電によって約900Vに設定されている場合には、転写順バイアスが印加されている転写ローラ30と対向接触した後においては、その感光体ドラム27の表面電位、すなわち、第1表面電位が、約200〜400Vとされる。
【0053】
また、転写逆バイアスは、定電圧電源62の定電圧制御によって印加され、転写ローラ30の表面電位が、その転写ローラ30に対向接触する直前の感光体ドラム27の表面電位よりも高くなるように設定されている。そのため、転写ローラ30に転写逆バイアスを印加すれば、画像形成動作中において転写ローラ30に付着したトナーを、感光体ドラム27上に電気的に吐出させることができる。また、この転写逆バイアスは、より具体的には、1.6kVの定電圧で設定されている。これによって、たとえば、転写ローラ30に対向接触する直前の感光体ドラム27の表面電位が、スコロトロン型帯電器29からの帯電によって約900Vに設定されている場合には、転写逆バイアスが印加されている転写ローラ30と対向接触した後においては、その感光体ドラム27の表面電位、すなわち、第2表面電位が、約900〜1000Vとされる。
【0054】
また、クリーニングバイアス印加電源55は、クリーニングローラ51のローラ軸に接続されており、制御回路54の制御によって、クリーニングバイアス印加電源55からクリーニングローラ51に印加されるクリーニングバイアスが、負バイアスと正バイアスとに選択的に印加されるように構成されている。負バイアスは、画像形成動作中の転写時、すなわち、転写順バイアスが転写ローラ30に印加されている時であって、用紙3に可視像が転写されている間に、転写後の残存トナーを電気的に吸引して一時的に回収するために、第1表面電位(約200〜400V)よりも低く設定されており、より具体的には、−200Vに設定されている。また、正バイアスは、画像形成動作中の非転写時、すなわち、転写順バイアスが転写ローラ30に印加されている時であって、順次画像が形成される用紙3の間に、その電気的に吸引した残存トナーを、再び感光体ドラム27上に電気的に吐出するために、第1表面電位(約200〜400V)よりも高く設定されており、より具体的には、700Vに設定されている。
【0055】
他方、2次ローラバイアス印加電源59は、2次ローラ52のローラ軸に接続されており、2次ローラバイアス印加電源59から2次ローラ52に印加されるバイアスは、前記クリーニングローラ51と2次ローラ52との間での電界の向きが、クリーニングローラ51に印加する電圧を切り替えても変化しないように制御回路54の制御を実行する。具体的には、クリーニングローラ51が正バイアス(700V)のとき(トナー吐き出し時)には、2次ローラ52は750〜800V程度に設定され、クリーニングローラ51が負バイアス(−200B)のとき(トナー吸い込み時)には、2次ローラ52が0V〜−100V程度になるように設定されている。
【0056】
次に、このレーザプリンタ1において、図4を参照して、画像形成動作前におけるクリーニングローラ(CLNローラ)51および転写ローラ30のクリーニング動作、画像形成動作時におけるクリーニングローラ51によるトナーの一時回収動作および、クリーナ装置50(クリーニングローラ51と2次ローラ52摺接部材53)による紙粉除去動作について説明する。
【0057】
まず、電源投入時には、画像形成動作に先立って、クリーニングローラ51に回収され残存しているトナーや、転写ローラ30に付着しているトナーのクリーニング動作、並びに紙粉除去動作が行なわれる。すなわち、電源がオンされると、メインモータがオンされるとともに、スコロトロン型帯電器29がオンされた後、転写ローラ30がフロート状態(電源オフであって、接触している感光体ドラム27の電位と同じ電位状態)のまま、クリーニングローラ51(CLNローラ)に負バイアス(−200V)が印加され、2次ローラ52にはそれよりも電位の高い負バイアス(−100V)が印加される。
【0058】
これにより、クリーニングローラ51に付着している正極性のトナーと負極性の紙粉等の異物とのうち、正極性のトナーはクリーニングローラ51に付着されたまま、負極性の紙粉等の異物は電位の高い2次ローラ52に移行する。このとき、クリーニングローラ51と2次ローラ52とは同じ周速で連れ回り方向に回転するので、クリーニングローラ51の表面に対して2次ローラ52が機械的な掻き落とし作用が発生せず、従って、クリーニングローラ51の表面のトナーは2次ローラ52によって掻き落とされることがないのである。そして、この2次ローラ52に対して不織布製等の摺接部材53が当接しているから、滑らかな表面の2次ローラ52上の紙粉等の異物は、摺接部材53にて掻き落とされて捕捉できるから、2次ローラ52から異物が確実に除去されるのである。
【0059】
次いで、転写ローラ30に転写逆バイアスが印加され、その印加された部位がクリーニングローラ51に達するタイミングで、クリーニングローラ51(CLNローラ)に正バイアス(700V)が印加される一方、2次ローラ52にはそれよりも高い電位の正バイアス(800V)が印加される。これにより、前述と同じく、正極性のトナーはクリーニングローラ51に付着されたまま、負極性の紙粉等の異物は電位の高い2次ローラ52に移行し、その異物は摺接部材53にて掻き落とされて捕捉できるから、2次ローラ52から異物が確実に除去されるのである。これ以降の状態でも上記のようにしてクリーニングローラ51及び2次ローラ52が回転しているかぎり、紙粉等の異物の除去作業は続行しつづけるのである。
【0060】
他方、感光体ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29によって約900Vに帯電された後、その帯電された感光体ドラム27の表面が、転写逆バイアスが印加されている転写ローラ30と接触した時には、転写逆バイアスが、転写ローラ30と対向接触する直前の感光体ドラム27の表面電位よりも高いことから、その転写ローラ30に付着しているトナーが感光体ドラム27上に電気的に吐出され、これによって、転写ローラ30のクリーニングが行なわれる。そして、この転写逆バイアスが印加されている転写ローラ30と接触した後の感光体ドラム27の表面電位が、第2表面電位(約900〜1000V)とされる。
【0061】
次いで、その第2表面電位とされた感光体ドラム27の表面が、正バイアスが印加されているクリーニングローラ51と接触した時には、そのクリーニングローラ51と対向接触する直前の第2表面電位(約900〜1000V)が、クリーニングローラ51に印加されている正バイアス(700V)よりも高いことから、転写ローラ30から感光体ドラム27上に電気的に吐出されたトナーが、クリーニングローラ51によって電気的に吸引され、このクリーニングローラ51によって一時的に回収される。
【0062】
次いで、クリーニングローラ51に正バイアスを印加したまま、転写ローラ30の転写バイアスを、転写逆バイアスから転写順バイアスに切り替える。そうすると、スコロトロン型帯電器29によって約900Vに帯電されている感光体ドラム27の表面が、転写順バイアスが印加されている転写ローラ30と接触した後には、転写順バイアスが、転写ローラ30と対向接触する直前の感光体ドラム27の表面電位よりも低いことから、その接触後の感光体ドラム27の表面電位が、第1表面電位(約200〜400V)とされる。次いで、その第1表面電位とされた感光体ドラム27の表面が、正バイアスが印加されているクリーニングローラ51と接触した時には、そのクリーニングローラ51と対向接触する直前部位の第1表面電位(約200〜400V)が、クリーニングローラ51に印加されている正バイアス(700V)よりも低いことから、このクリーニングローラ51によって一時的に回収されているトナーが、感光体ドラム27の表面上に電気的に吐出され、これによって、クリーニングローラ51のクリーニングが行なわれる。
【0063】
そして、クリーニングローラ51に正バイアスを印加したまま、再度、転写ローラ30の転写バイアスを、転写順バイアスから転写逆バイアスに切り替えると、上記と同様に、転写ローラ30に付着しているトナーが、感光体ドラム27上に電気的に吐出され、これによって、転写ローラ30のクリーニングが行なわれるとともに、その感光体ドラム27の表面電位が、第2表面電位(約900〜1000V)とされ、その後、転写ローラ30から感光体ドラム27上に電気的に吐出されたトナーが、クリーニングローラ51によって再び電気的に吸引される。
【0064】
さらに、クリーニングローラ51に正バイアスを印加したまま、転写ローラ30の転写バイアスを、転写逆バイアスから転写順バイアスに切り替えると、感光体ドラム27の表面が第1表面電位(約200〜400V)とされた後、クリーニングローラ51によって一時的に回収されているトナーが、感光体ドラム27の表面上に電気的に吐出され、これによって、クリーニングローラ51のクリーニングが行なわれる。なお、クリーニングローラ51から感光体ドラム27の表面上に電気的に吐出されたトナーは、スコロトロン型帯電器29によって正帯電された後、現像ローラ31によって回収される。
【0065】
そのため、このような画像形成動作前におけるクリーニング動作によれば、クリーニングローラ51に正バイアスを印加した状態で、制御回路54による切替スイッチ57の切り替えによって、転写ローラ30に対して転写逆バイアスを印加すれば、転写ローラ30に付着しているトナーが感光体ドラム27上に電気的に吐出されることにより、転写ローラ30のクリーニングを行なうことができ、一方、転写ローラ30に対して転写順バイアスを印加すれば、クリーニングローラ51によって回収され残存しているトナーが電気的に吐出されることにより、クリーニングローラ51のクリーニングを行なうことができる。
【0066】
したがって、クリーニングローラ51に、クリーニングバイアスを正バイアスと負バイアスとに選択的に印加せずとも、転写ローラ30に印加する転写バイアスを切り替えるのみで、感光体ドラム27の表面電位を切り替えることによって、クリーニングローラ51によるトナーの電気的な吸引および吐出を行なうことができるので、電源構成を簡略化して、コストの低減化を図ることができながら、クリーニングローラ51のクリーニング動作を確実に行なうことができる。
【0067】
また、クリーニングローラ51に印加するクリーニングバイアスの切り替えによって、トナーの電気的な吸引および吐出を行なう場合には、除電ランプにより一定のレベルまで下げられた感光体ドラム27におけるクリーニングローラ51と対向接触する直前の表面電位が基準とされるので、除電ランプが必須の構成となるが、このように感光体ドラム27におけるクリーニングローラ51と対向接触する直前の表面電位を切り替えることによって、クリーニングローラ51によるトナーの電気的な吸引および吐出を行なえば、そのような除電ランプを必須の構成とする必要がなく、装置構成の簡略化によるコストの低減化を図ることができる。
【0068】
次いで、このようなクリーニングローラ51のクリーニング動作が終了した後に、用紙3に画像を形成する画像形成動作が行なわれる。
【0069】
画像形成動作時には、図4に示すように、引き続き、メインモータおよびスコロトロン型帯電器29がオンされた状態で、転写ローラ30に転写順バイアスが印加されるとともに、現像ローラ31に現像バイアスが印加される。そして、1枚目の用紙3への転写時、つまり、1枚目の用紙3が感光体ドラム27と転写ローラ30との間を通過している間には、クリーニングローラ51には、負バイアス(−200V)が印加され、2次ローラ52には、負バイアス(−100V)が印加される。そうすると、感光体ドラム27におけるクリーニングローラ51と対向接触する直前の表面電位が第1表面電位(非露光部で約200〜400V、露光部で約50〜100V)とされる一方で、クリーニングローラ51には、負バイアス(−200V)が印加されているので、転写後に感光体ドラム27上に残存しているトナーは、その表面がクリーニングローラ51と接触した時に、クリーニングローラ51によって電気的に吸引され、このクリーニングローラ51によって一時的に回収される。つまり、感光体ドラム27における用紙3と接触する表面部分が、クリーニングローラ51と接触している間中、クリーニングローラ51は、その接触する感光体ドラム27の表面上の残存トナーを電気的に吸引し続ける。
【0070】
一方、現像ローラ31と感光体ドラム27との接触部が用紙3への非現像領域となるタイミング、つまり、順次画像が形成される用紙3の間、より具体的には、1枚目の用紙3への現像が終了し、次の2枚目の用紙3への現像が開始されるまでの間に相当する領域が上記接触部に達するタイミングで、クリーニングローラ51には、正バイアスが印加される。そうすると、転写ローラ30にはそのまま転写順バイアスが印加されているので、感光体ドラム27におけるクリーニングローラ51と対向接触する直前の表面電位は、そのまま第1表面電位とされている一方で、クリーニングローラ51には、正バイアス(700V)が印加され、2次ローラ52には正バイアス(800V)が印加されるので、電気的に吸引した残存トナーが、再び感光体ドラム27に電気的に吐出される。つまり、感光体ドラム27における現像されない表面部分が、クリーニングローラ51と接触している間中、クリーニングローラ51によって回収されている残存トナーが、その接触する感光体ドラム27の表面上に電気的に吐出され続ける。
【0071】
そのため、このようなクリーニングローラ51による電気的な吸引および吐出によって、上記したように、転写後に、現像ローラ31だけでは回収しきれない程、残存トナーが多量に発生した場合においても、このクリーニングローラ51によって残存トナーを一時的に回収することで、次に感光体ドラム27上に形成される可視像に対して残存トナーの影響を少なくして、画像にゴーストなどが生じないようにすることができる。
【0072】
そして、このような画像形成動作が所定枚数の用紙3について行なわれた後には、現像バイアスがオフされた後に、クリーニングローラ51には再び正バイアスが印加されることにより、最後の用紙3の転写中に電気的に吸引した残存トナーが、再び感光体ドラム27に電気的に吐出され、その後、クリーニングバイアス、転写順バイアスが順次オフされた後に、メインモータおよびスコロトロン型帯電器29がオフされ、これによって、レーザプリンタ1の動作が終了する。
【0073】
そして、このレーザプリンタ1では、転写ローラ30によって用紙3に転写された後に感光体ドラム27の表面上に残存するトナーを、現像ローラ31によって回収する、いわゆるクリーナレス方式によって残存トナーを回収するようにしているが、このレーザプリンタ1では、クリーニングローラ51のクリーニング動作時において、クリーニングローラ51にクリーニングバイアスを選択的に印加することなく、感光体ドラム27の表面電位を、第1表面電位と第2表面電位とに切り替えることによって、クリーニングローラ51によるトナーの電気的な吸引および吐出を行なっている。そのため、電源構成を簡略化して、コストの低減化を図ることができながら、クリーニングローラ51のクリーニング動作を確実に行なうことができ、さらには、除電ランプを必須の構成とする必要もなく、装置構成の簡略化によるコストの低減化が図られている。したがって、このレーザプリンタ1では、簡易な構成により、装置構成の小型化およびコストの低減化を図ることができるとともに、良好な画像形成を長期にわたって達成することができる。
【0074】
なお、以上の説明においては、画像形成動作前のクリーニングローラ51のクリーニング動作時において、切替スイッチ57を、定電圧電源59および定電流電源58のいずれにも接続しないフロート状態として転写バイアスを印加せずに、スコロトロン型帯電器29をオンするとともに、スキャナユニットから照射するレーザビームをオン・オフすることによって、感光体ドラム27の表面電位を第1表面電位と第2表面電位とに切り替えるようにしたが、転写ローラ30に印加する転写バイアスを転写逆バイアスと転写順バイアスとに切り替えることによって、感光体ドラム27の表面電位を第1表面電位と第2表面電位とに切り替えるようにしても良い。
【0075】
なお、本実施形態では、正帯電トナーを用いた場合について説明したが、負帯電トナーを用いることもできる。その場合、帯電手段、現像手段、転写手段、クリーニングローラ51、2次ローラ52に印加する電圧の極性を前記実施形態と逆にする必要がある。そして、負帯電トナーを用いた実施形態では、正極性の紙粉のみが2次ローラ52にて除去されるのである。
【0076】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、感光体と、前記感光体の周囲に、その回転方向の上流側から順に、帯電手段と現像手段と転写手段とを備えて画像形成動作を行なう画像形成装置において、前記転写手段よりも前記感光体の回転方向下流側且つ前記帯電手段よりも上流側に設けられ、前記感光体の周面に摺接して前記感光体上の残存トナー及び紙粉を有する異物を除去する第1ローラと、この第1ローラに対峙させた第2ローラと、前記第1ローラへの電圧印加手段と、第2ローラへの電圧印加手段と、前記転写手段への電圧印加手段と、前記第1ローラに付着した異物のうち残存トナーとは異なる帯電極性を持つ紙粉を電界によって前記第2ローラの表面に移動させるように前記各電圧印加手段を制御する制御手段とを備え、前記現像手段は、前記感光体上の残存トナーを回収可能に構成され、前記制御手段は、前記第1ローラに前記異物を回収するときには前記転写手段の表面電位よりも前記転写手段に対向する前記感光体の位置の表面電位が低くなるように前記転写手段へ印加される電圧を制御することで、前記感光体の表面電位を前記第1ローラの表面電位よりも高くし、さらに、前記第1ローラに回収した前記異物のうちの残存トナーを前記感光体上に吐出させるときは前記転写手段の表面電位よりも前記転写手段に対向する前記感光体の位置の表面電位が高くなるように前記転写手段へ印加される電圧を制御することで、前記感光体の表面電位を前記第1ローラの表面電位よりも低くするものである。
従って、感光体上の異物を第1ローラによって一旦全て除去したのち、第1ローラと第2ローラとの間に作用させる電界力により特定の帯電極性を有する異物のみを選択して第2ローラに移行させて除去するので、極性が異なる2種類の異物のうちの特定の異物のみを確実に除去できるという効果を奏する。
また、本発明に従えば、第1ローラのクリーニング動作時において、第1ローラにクリーニングバイアスを選択的に印加することなく、感光体の表面電位を、第1表面電位と第2表面電位とに切り替えることによって、第1ローラによるトナーの電気的な吸引および吐出を行なっている。そのため、電源構成を簡略化して、コストの低減化を図ることができながら、第1ローラのクリーニング動作を確実に行なうことができる。さらには、除電ランプを必須の構成とする必要もなく、装置構成の簡略化によるコストの低減化を図ることができるという効果を奏する。
【0077】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記第2ローラの表面に摺接して異物を掻き取るための摺接部材を設けたものである。第2ローラに移行させた異物をそれに摺接させた摺接部材にて機械的に除去できるから、第2ローラに異物が蓄積せず、絶えず新しい状態(異物のない状態)の表面を第1ローラと対面させることができ、第1ローラに異物が戻るのを確実に防止できるから、異物除去の効率を高めることができるという効果を奏する。
【0078】
そして、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記摺接部材はスポンジ、または不織布等の多孔性を有する部材にて構成されているので、当該摺接部材の多孔部分に異物を機械的にからめ捕って保持でき、第2ローラに異物が戻ることを確実に防止でき、且つ摺接部材での異物の保持能力が大きいから、長期間の使用に耐えることができて経済的であるという効果を奏する。
【0079】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、第1ローラへの電圧印加手段と、第2ローラへの電圧印加手段と、制御手段とを備え、該制御手段は、感光体上のトナーを吸引するときと吐き出すときとで第1ローラに印加する電圧の極性を変更可能に制御するので、感光体の画像領域で転写後に残存したトナーを第1ローラに一旦回収し、非画像領域にてそのトナーを再び感光体上に吐き出すことにより、トナーの無駄な消費を防止できる。そして、本発明では、前記第1ローラと第2ローラとの間の電界の向きが、第1ローラに印加する電圧を切替えても変化しないような電圧を第2ローラに印加するするように制御することを特徴とするものであるから、トナーの極性と異物の極性とが異なる場合に、前記第1ローラにトナーと共に回収された異物(紙粉)だけを、電界力にて第2ローラに選択的に除去できるから、異物除去のための構造が前記第1ローラに少なくとも第2ローラを付加するだけの簡単な構成で実現できるから製造コストも低減できるという効果を奏する。
【0080】
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記感光体の周速に対して第1ローラの周速を大きく設定したので、感光体から第1ローラにトナーを吸引する動作時には、第1ローラとの周速差により感光体上の異物を機械的に掻き取ることができる一方、第1ローラと第2ローラとの周速を略同一とし、且つ両ローラの接触部での周面の移動方向を同方向とするように構成したものであるから、第1ローラにトナーと異物とが混合していても、両ローラの周速差にて第2ローラで機械的にトナーを掻き取ることがなく、電界力にて異物のみを選択的に移行できるのでトナーの無駄な消費を防止できるという効果を奏する。
【0081】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第1ローラの表面は多孔性を有する弾性部材にて構成されているものであるから、第1ローラの表面積が大きくなり、電界力によるトナー及び異物除去効果が向上すると共に、感光体に対する第1ローラの接触面積が大きくなるから、機械的な除去効果も向上できるという効果を奏する。
【0082】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第2ローラは導電性を有し、表面が滑らかに形成されているものであるので、第1ローラに付着した極性の異なるトナーと異物とを機械的に第2ローラに掻き取る作用を無くすことができ、電界力によって異物のみを第2ローラに付着できると共に、第2ローラに摺接させた摺接部材での異物の掻き取り作用も向上できるという効果を奏する。
【0083】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第1ローラは、機械的な掻き落とし力と静電的な吸引力とを合わせた力でトナー及び紙粉を有する異物を吸引可能であり、第2ローラは、静電的な吸引力を主として、前記第1ローラから前記紙粉のみを選択的に吸引可能に構成されているものであるから、第1ローラに回収したトナーは第2ローラに移行させることなく、感光体に戻すことができる一方、第1ローラに付着した異物である紙粉のみを第2ローラに移行させることができる。
【0084】
【0085】
そして、請求項1に記載の発明では、前記感光体の周囲には、その回転方向の上流側から順に、帯電手段と現像手段と転写手段と、クリーナ装置における第1ローラとが配置されているものであり、これによりクリーナレス方式のプロセスユニットを構成できるから、トナーの無駄な消費を無くしつつ、画像形成装置をコンパクトにでき、且つ廉価になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置としての、レーザプリンタの一実施形態を示す概略側断面図である。
【図2】図1に示すレーザプリンタのプロセスユニットを示す要部側断面図である。
【図3】プロセスユニットの電源及び制御装置を示すブロック図である。
【図4】プロセスユニットの作動状態を示すタイミング図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ
3 用紙
17 プロセスユニット
27 感光体ドラム
29 スコロトロン型帯電器
30 転写ローラ
31 現像ローラ
51 クリーニングローラ(CLNローラ)
52 2次ローラ
53 摺接部材
54 制御手段としての制御回路
55 クリーニングバイアス印加電源
56 帯電電源
57 現像バイアス印加電源
58 転写バイアス印加電源
59 2次ローラバイアス印加電源
Claims (8)
- 感光体と、前記感光体の周囲に、その回転方向の上流側から順に、帯電手段と現像手段と転写手段とを備えて画像形成動作を行なう画像形成装置において、
前記転写手段よりも前記感光体の回転方向下流側且つ前記帯電手段よりも上流側に設けられ、前記感光体の周面に摺接して前記感光体上の残存トナー及び紙粉を有する異物を除去する第1ローラと、
この第1ローラに対峙させた第2ローラと、
前記第1ローラへの電圧印加手段と、第2ローラへの電圧印加手段と、前記転写手段への電圧印加手段と、
前記第1ローラに付着した異物のうち残存トナーとは異なる帯電極性を持つ紙粉を電界によって前記第2ローラの表面に移動させるように前記各電圧印加手段を制御する制御手段とを備え、
前記現像手段は、前記感光体上の残存トナーを回収可能に構成され、
前記制御手段は、前記第1ローラに前記異物を回収するときには前記転写手段の表面電位よりも前記転写手段に対向する前記感光体の位置の表面電位が低くなるように前記転写手段へ印加される電圧を制御することで、前記感光体の表面電位を前記第1ローラの表面電位よりも高くし、
さらに、前記第1ローラに回収した前記異物のうちの残存トナーを前記感光体上に吐出させるときは前記転写手段の表面電位よりも前記転写手段に対向する前記感光体の位置の表面電位が高くなるように前記転写手段へ印加される電圧を制御することで、前記感光体の表面電位を前記第1ローラの表面電位よりも低くすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第2ローラの表面に摺接して前記異物を掻き取るための摺接部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記摺接部材はスポンジ、または不織布等の多孔性を有する部材にて構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、感光体上のトナーを吸引するときと吐き出すときとで第1ローラに印加する電圧の極性を変更可能に制御し、且つ前記第1ローラと第2ローラとの間の電界の向きが、第1ローラに印加する電圧を切替えても変化しないような電圧を第2ローラに印加するように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記感光体の周速に対して第1ローラの周速を大きく設定し、且つ第1ローラと第2ローラとの周速を略同一とし、且つ両ローラの接触部での周面の移動方向を同方向とするように構成したことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記第1ローラの表面は多孔性を有する弾性部材にて構成されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記第2ローラは導電性を有し、表面が滑らかに形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記第1ローラは、機械的な掻き落とし力と静電的な吸引力とを合わせた力でトナー及び紙粉を有する異物を吸引可能であり、第2ローラは、静電的な吸引力を主として、前記第1ローラから前記紙粉のみを選択的に吸引可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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