JP2001075367A - 電子写真式記録装置及び転写方法 - Google Patents

電子写真式記録装置及び転写方法

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JP2001075367A
JP2001075367A JP24726699A JP24726699A JP2001075367A JP 2001075367 A JP2001075367 A JP 2001075367A JP 24726699 A JP24726699 A JP 24726699A JP 24726699 A JP24726699 A JP 24726699A JP 2001075367 A JP2001075367 A JP 2001075367A
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photosensitive drum
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transfer roller
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English (en)
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Tsuneo Mizuno
恒雄 水野
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6532Removing a copy sheet form a xerographic drum, band or plate
    • G03G15/6535Removing a copy sheet form a xerographic drum, band or plate using electrostatic means, e.g. a separating corona

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、被記録体の搬送性と分離性に優れ
た電子写真式記録装置及び転写方法を提供することを例
示的目的とする。 【解決手段】 印刷用紙を感光体ドラムに接触する以前
にその感光体ドラム側を感光体ドラムと同一極性に誘電
分極し、感光体ドラムと用紙の接触面との静電的反発力
を利用し、転写後の感光体ドラムからの分離を企図し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には記録装置
に係り、特に電子写真式記録装置に関する。本発明は、
例えば、電子写真式プリンタに好適である。ここで、
「電子写真式プリンタ」は、典型的にはレーザプリンタ
であり、露光用レーザを利用して感光体ドラムに形成さ
れた潜像にトナーを付着させてトナー像を形成した後に
かかるトナー像を印刷用紙に転写することによって画像
を形成するノンインパクトプリンタである。また、本発
明の記録装置は、単体のプリンタの他、記録機能を有す
る複写機やファクシミリ、コンピュータシステムあるい
はワードプロセッサ若しくはこれらの複合機などに広く
適用することができる。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の記録装置の一つで
ある電子写真式プリンタは、オフィスに手軽に設置でき
るデスクトップタイプとして開発され、操作性が良く、
幅広い媒体が利用でき、経済的であるなどの特徴を有し
ている。また、印字の品質も良く、今後更なる高品位か
つ高速印字が期待されている。
【0003】電子写真式プリンタは、一般に、感光体ド
ラムと転写ローラを有する転写ユニットを含んでいる。
感光体ドラムと転写ローラとの間を被記録体である印刷
用紙が通過する。感光体ドラムと転写ローラとの間を印
刷用紙が通過する。感光体ドラムは前帯電部によって一
様に負極に帯電され、レーザー(露光)によってトナーが
付着される部分が除電されて潜像が形成される。その
後、現像装置は、現像ローラを介して除電部分に帯電性
トナーを吸着させてトナー像を形成する。転写ユニット
は電界を利用して静電的吸着によって感光体ドラム表面
に形成されたトナー像を印刷用紙に吸引付着し、これに
よりトナー像を印刷用紙に転写する。印刷用紙は転写ロ
ーラによって転写ローラ側が正極に、感光体ドラム側が
負極に分極される。
【0004】転写後に印刷用紙は、その曲げ剛性と分極
電極により感光体ドラムから成功裡に分離される。印刷
用紙は曲率半径が小さければ小さいほど曲面に追従しや
すく、曲げ剛性は印刷用紙の厚さが厚いほど大きくな
る。また、分極電極は、印刷用紙の搬送路の転写ローラ
の後段に、転写ローラ側に設けられている。このため、
転写後は転写ローラ側が正極に帯電した印刷用紙は負極
の分極電極側に引き寄せられ、感光体ドラムからの分離
を助長する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の感光体
ドラムの径の大型化及び/又は印刷用紙の厚さの減少に
つれて印刷用紙の曲げ剛性が低下してきた。従来の分極
電極による帯電のみでは転写後の印刷用紙と感光体ドラ
ムとを分離することが困難になり、感光体ドラムに印刷
用紙が巻き込まれてジャムが生じやすかった。特に、分
極電極と印刷用紙が接触すると印刷用紙の正極に帯電し
た転写ローラ側が負極に反転し、その感光体ドラム側が
正極に分極する。この結果、負極に帯電した感光体ドラ
ムに引き寄せられ、上述の問題が一層起こりやすかっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、このような従来
の課題を解決する新規かつ有用な電子写真式記録装置及
び転写方法を提供することを本発明の例示的な概括的目
的とする。
【0007】より特定的には、本発明は、被記録体の搬
送性と分離性に優れた電子写真式記録装置及び転写方法
を提供することを例示的目的とする。
【0008】上記目的を達成するために、本発明の例示
的一態様としての電子写真式記録装置は、トナー像を形
成する感光体ドラムと、 前記トナー像を被記録体に転
写するための転写電圧を前記被記録体に印加する転写ロ
ーラであって、前記感光体ドラムと前記転写ローラとの
間を前記被記録体は通過する転写ローラと、前記被記録
体の搬送路の前記転写ローラの前段に配置され、前記被
記録体の前記感光体ドラム側を前記感光体ドラムと同一
極性に分極帯電させる分離部とを有する。かかる電子写
真式記録装置によれば、感光体ドラムと被記録体との接
触面が静電的に反発し合うため転写後の分離が容易とな
る。
【0009】本発明の例示的一態様としての転写方法
は、被記録体を感光体ドラムと転写ローラとの間に搬送
する前に前記被記録体の前記感光体ドラム側を前記感光
体ドラムと同一極性に分極帯電させる工程と、前記感光
体ドラム上に形成されたトナー像を前記被記録体に転写
するために前記転写ローラに転写電流を印加する工程と
を有する。かかる転写方法も上述の電子写真式記録装置
と同様の作用を有する。
【0010】本発明の他の目的と更なる特徴は、以下、
添付図面を参照して説明される実施例において明らかに
なるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、以下、図1乃至図5を参照
して、本発明の例示的一態様としての電子写真式記録装
置100とその動作方法を説明する。なお、同一参照符
号は同一部材を示し、重複説明は省略する。ここで、図
1は電子写真式記録装置100の概略断面ブロック図で
ある。図2は、被記録体である印刷用紙Pの分極状態を
説明するための転写ユニット50付近の一部拡大断面図
である。図3は、被記録体を分極する転写ユニット50
の別の実施例の概略断面図である。図4は、被記録体を
分極する転写ユニット50の更に別の実施例の概略断面
図である。
【0012】図1を参照するに、電子写真式記録装置1
00は、感光体ドラム10と、帯電ローラ20と、露光
用レーザー発生器30と、現像器40と、転写ユニット
50と、分離部60と、クリーニング部70と、定着器
80とを有している。印刷用紙Pは感光体ドラム10と
転写ユニット50(の転写ローラ52)との間を通る搬
送路に沿って搬送され、印刷用紙Pの上面(表面)は感
光体ドラム10に、その下面(裏面)は転写ローラ52
に接触する。また、印刷用紙Pは図1の右から左に搬送
される。
【0013】感光体ドラム10は、回転が可能なドラム
状導体支持体上に感光性誘電体層を有し、像保持部材と
して使用される。例えば、感光体ドラム10はドラム状
のアルミニウムの表面に機能分離型有機感光体を厚さ約
20μmに塗布したものであり、30mmで矢印方向に
周速度70mm/sで回転する。
【0014】帯電器20はスコロトロン帯電器であり、
かかるスコロトロン帯電器は感光体ドラム10の表面に
一定の電荷量を与える特性を有している。それにより、
感光体ドラム10の表面を約−700Vで均一に帯電す
ることが可能である。代替的に、帯電器は導電性回転ブ
ラシから構成される。帯電ブラシによる帯電は、例え
ば、ブラシを感光体ドラム10に直接接触させ、微小な
空隙で電荷を放電させることによってオゾンの発生を抑
えながら行う。帯電ブラシは、高密度に繊維が並べられ
ているもののドラムとの接触部に微小なムラがあり高速
化するに伴い帯電ムラになりやすいので、ブラシ回転数
(例えば、22ppm)、回転方向(例えば、感光体ド
ラム10とカウンタ方向)、ブラシとドラムの接触深さ
により帯電ムラを防止することが好ましい。
【0015】露光用レーザー発生器30は、光源とし
て、例えばLEDを使用し、原稿に即した光が、図1に
示されていないミラーやレンズ等の光学系を用いて感光
体ドラム10を露光する。露光によって、感光体ドラム
10表面の帯電電位は中和され、記録すべき画像の画像
データに応じた潜像を形成する。
【0016】現像器40は、図示しないトナーカートリ
ッジから微細な帯電粒子であるトナーを供給して、感光
体ドラム10とかかる帯電しているトナーとの間の静電
気力によって、感光体ドラム上にトナー像を形成し、可
視化させる。なお、トナーは一成分であると二成分(即
ち、キャリアを含む)であるとを問わない。
【0017】転写ローラ52は、静電的にトナーを吸着
するような電界を発生させるものであり、転写電流を利
用して感光体ドラム10上に吸着しているトナー像を用
紙Pに転写する。転写ユニット50は、印刷用紙Pの下
面から電圧を印加した導電性のゴムローラ等からなる転
写ローラ52と転写ローラ52に接続された転写電源5
4とを有している。転写電源54は転写ローラ52にト
ナーとは逆極性の電荷を用紙Pに与えてトナーを用紙P
に転写させる。転写ローラ52と感光体ドラム10との
距離は、高速搬送における反力によって感光体ドラム1
0と非接触にならず、かつ、トナーをドラム10に押し
付けすぎてかえって転写を妨げないように調節される。
【0018】分離部60は、転写ユニット50を通過し
た印刷用紙Pが感光体ドラム10から分離する機能を有
する。図2に示すように、分離部60は、直流電源61
と、スイッチ63及び68と、帯電ブラシ64と、制御
部65と、導電ローラ66と、分離電極69とを有して
いる。分離部60の一部又は全部は転写ユニット50と
一体的に構成されてもよい。図2に示す例では、印刷用
紙Pは帯電ブラシ64と導電ローラ66によって分極さ
れる。感光体ドラム10表面の極性と印刷用紙Pの感光
ドラム10側(即ち、用紙表面)との極性が同一になり
電気的に反発するため、転写後の印刷用紙Pの効率の良
い分離が可能になる。
【0019】分離部60は、一端が直流電源61に接続
され、他方が設置されている。図2においては印刷用紙
Pの上側が直流電源61に接続されており、下側が設置
されているがこれは逆でもよい。また、図4に示すよう
に、駆動源は直流電源61と交流電源62とを重畳的に
使用してもよい。直流成分に交流成分を重畳した波形で
回転ブラシ64を駆動することによって環境変動や感光
体ドラム10の膜厚変化に影響されることなく安定的な
帯電が行うことができる。直流電圧に交流電圧を重畳す
ると、印刷用紙Pへの帯電電圧は直流分に収束するの
で、かかる直流分が約−20V乃至−100Vになるよ
うに調整することが好ましい。また、直流電源61は、
定電圧源でもよいし定電流源でもよい。
【0020】帯電ブラシ64と導電ローラ66は印刷用
紙Pを誘電分極させるために、使用されているが、その
組合せは、図3及び図4に示すように、帯電部材及び導
電部材もブラシ、ローラ及びプレートを含むがこれらに
限定されないグループから選択される。図3及び図4で
は帯電ブラシと64と導電プレート67を利用した。な
お、誘電分極は誘電体に外部から電界を加え、その作用
によって誘電体の一つの端面には正の電荷が現れて正極
(プラス帯電)が、他の端面には負の電荷が現れて負極
(マイナスの帯電)が生じる現象をいう。図2に示すよ
うに、一般にローラ66は搬送性がよいが、回転軸と軸
受けが必要であり、プレート67は回転軸と軸受けは不
要であるが搬送性はローラ66に劣る。従って、使用に
応じた形状が選択されることになる。帯電ブラシ64は
上述した導電性回転ブラシと同様の構成を有する。帯電
ブラシ64は比抵抗105Ω・cm乃至1010Ω・c
m、より好ましくは比抵抗107Ω・cm乃至108Ω
・cmを有する。
【0021】スイッチ63及び68は、印刷用紙Pの誘
電分極領域、期間などを限定するために設けられてい
る。印刷用紙Pはその先端が感光体ドラム10と分離す
れば、一般には、その後に再度感光体ドラム10に静電
吸着することはなくなる。また、高温多湿(例えば、気
温30℃、湿度80%)では、印刷用紙Pが湿気を含む
ために電流が流れやすくなり、転写電流が用紙Pを伝わ
り直流電源61やアースに流れ込むことがある。この結
果、用紙Pに与えられるべき転写用の電荷が不足し、ト
ナーを用紙Pに十分に引き付けられず転写効率が低下し
印字がかすれたり、全く印字されない部分が生じるなど
の問題が発生する。そのため、印刷用紙Pの分極は、感
光体ドラム10との接触以前に完了するか、用紙Pの先
端部のみを分極し、上記スイッチによって電気的に切り
離す必要がある。転写電流が電源やアースに流入するこ
とを防止し、印字品質を良好に保つために、スイッチ6
3及び/又は68はトランジスタやリレーを使用し、必
要なときのみ接続する方法が好ましい。
【0022】制御部65は、スイッチ63及び68と
(必要があれば)帯電ブラシ64の回転動作を制御す
る。また、帯電ブラシ64を往復移動可能に構成して制
御部65はかかる往復運動を制御してもよい。帯電ブラ
シ64にゴミ(トナーの添加剤や紙粉)がたまることを
防止することもできる。代替的に、ブラシ64の表面を
クリーニングするブラシクリーナを設けて制御部65は
これを制御してもよい。なお、これらの構成を要素を個
別的に制御するために異なる複数の制御部を設けてもよ
い。更に、制御部65は、転写ローラ52に印加される
転写電流や、選択的に設けられる分離電極に印加される
電圧も制御することができる。
【0023】制御部65は、印刷用紙Pの先端部が帯電
ブラシ64を通過してから所定距離だけ移動する間はス
イッチ63及び68がオンになるようにスイッチ63及
び68を制御する。かかる先端部は、印刷用紙Pの記録
可能(又は印刷可能)領域外であり、所定距離は例え
ば、用紙Pの端部から約2mm乃至20をいう。また、
印字品質の低下を防止するために制御部65は、用紙P
の分極帯電を感光体ドラム10との接触以前に完了する
ように(即ち、スイッチ63及び/又は68が感光体ド
ラム10に到達する前にオフになるように)、スイッチ
63及び/又は68を制御することが好ましい。
【0024】分離電極69は選択的に分離部60に設け
られる。分離電極69は、印刷用紙Pの搬送路に対して
転写ローラ52の後段に配置され、印刷用紙Pの転写ロ
ーラ52側に感光体ドラム10と同一極性の電圧を印加
する。分離電極69は印刷用紙Pの感光体ドラム10か
らの分離を補助し、用紙Pを除電することが可能である
が、その構造及び動作は当業界で周知であるので、ここ
では詳しい説明は省略する。
【0025】クリーニング部70は転写後に感光体ドラ
ム10上に残っているトナーを回収し、必要があれば、
回収したトナーをトナーカートリッジに返却する。ま
た、トナー以外にも紙などのごみが現像部において帯電
し、トナーの帯電に悪い影響を与え、印字能力が低下す
ることを防止するために設けられている。クリーニング
部70はトナー等を除去するために磁気やゴム摩擦を含
む各種のエネルギーを使用することができる。
【0026】定着器80は印刷用紙Pにトナーを永久的
に固着させる装置である。転写後のトナーは用紙Pに対
して弱い力で付着していることから、簡単に剥がれ落ち
てしまう。このため、圧力や熱などのエネルギーを使用
しトナーを定着させるが、十分な定着性能を得るには、
固体状態のトナーを液体状態にすることが必要である。
エネルギーを付与することで、固体トナーは半融、広が
り、浸透と進み定着が完了する。
【0027】図1の示す記録装置の動作においては、感
光体ドラム10は帯電器20により一様に負極(約−7
00V)に帯電されている。感光体ドラム10に露光用
レーザ発生装置30からレーザ光が照射されると、感光
体ドラム10上の均一な帯電はレーザ光による露光で画
像に対応する部分が消失し、これにより潜像が形成され
る。その後、潜像は現像器40によって現像される。即
ち、約−50Vに帯電した荷電粒子(又は紛体)である
トナーが帯電の消失した部分の感光体ドラム10の表面
に静電力を利用して吸引される。この結果、感光体ドラ
ム10の潜像はトナー像として可視化される。用紙Pは
分離部60によって分極されて、感光体ドラム10との
接触面(図2では上面)は感光ドラム10表面と同一極
性にされ、電気的反発が生じるようにされる。トナー像
は、転写ユニット50にタイミング良く搬送された印刷
用紙Pに転写される。即ち、転写位置に印刷用紙Pが到
達すると、転写ユニット50は印刷用紙Pの感光体ドラ
ム10とは反対側からトナーとは逆極性の電界を生じさ
せる。この結果、感光体ドラム10の表面のトナー像が
印刷用紙Pに吸引されて付着し、トナー像は印刷用紙P
に転写される。次に、分極電極69が用紙Pの感光体ド
ラム10からの分離を助長すると共に除電する。残余し
ている感光体ドラム10上のトナーはクリーニング部6
0によって回収される。その後、印刷用紙P上のトナー
は定着器70を通過することで永久的に定着され、その
後、記録装置100の外部に排出される。
【0028】
【実施例】図2に示す構成において、感光体ドラム10
の表面と印刷用紙Pの上面は負極に帯電され、電気的反
発が発生するようにしている。印刷用紙Pと感光体ドラ
ム10との分離能力を測定するために次のように実験を
行った。帯電ブラシ64は比抵抗105Ω・cm乃至1
010Ω・cm、より好ましくは比抵抗107Ω・cm
乃至108Ω・cmを有する。この時の帯電電圧は−1
000V以下、望ましくは−200V乃至−500Vで
あり、印刷用紙Pの上面の電圧が−20V乃至−100
Vを示した。印刷用紙Pの停電電位は初期電位がプラス
であっても上記設定によりマイナスに帯電することがで
きる。
【0029】第1の実験例においては定電圧制御を行っ
た。即ち、駆動源に−300Vの定電圧源61を使用し
た。この場合、転写電圧に印加した電圧を+700V、
分離電極69の分離電圧を−500V、ドラム表面電位
−650Vとした。
【0030】第2の実験例においては定電流制御を行っ
た。即ち、用紙Pの上面の帯電電位を−300V、転写
電流を+8μA、分離電極69に流れる電流を−4μ
A、ドラム表面電位−650Vとした。
【0031】これら2つの実験において、薄紙で、秤量
が55g以下の印刷用紙P、感光体ドラム10の外径が
φ30乃至φ120mmであっても、転写後に感光体ド
ラム10からの分離が可能であった。
【0032】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はその要旨の範囲内で様々な変形及び変更が
可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の例示的一
態様としての電子写真式記録装置及び転写方法によれ
ば、転写後に印刷用紙を感光体ドラムから成功裡に分離
してジャムを防止することができる。従って、比較的薄
い印刷用紙と比較的径の大きな感光体ドラムを使用する
電子写真式記録装置には特に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的一態様としての電子写真式記
録装置の概略断面ブロック図である。
【図2】 被記録体の分極状態を説明するための図1に
示す転写ユニット付近の概略拡大断面図である。
【図3】 図2に示す電子写真式記録装置の分離部の別
の実施例の概略断面図である。
【図4】 図2に示す電子写真式記録装置の分離部の更
に別の実施例の概略断面図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 20 帯電ローラ 30 露光用レーザ発生器 40 現像器 50 転写ユニット 52 転写ローラ 61 直流電圧源 62 交流電圧源 63 スイッチ 64 帯電ブラシ 66 導電ローラ 67 導電プレート 68 スイッチ 69 分離電極 70 クリーニング部 80 定着器 100 電子写真式記録装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を形成する感光体ドラムと、 前記トナー像を被記録体に転写するための転写電圧を前
    記被記録体に印加する転写ローラであって、前記感光体
    ドラムと前記転写ローラとの間を前記被記録体は通過す
    る転写ローラと、 前記被記録体の搬送路の前記転写ローラの前段に配置さ
    れ、前記被記録体の前記感光体ドラム側を前記感光体ド
    ラムと同一極性に分極帯電させる分離部とを有する電子
    写真式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記分離部は、前記被記録体の搬送路の
    前記転写ローラの後段に配置され、前記被記録体の前記
    転写ローラ側に前記感光体ドラムと同一極性の電圧を印
    加する分離電極を更に有する請求項1記載の電子写真式
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記分離部は、 スイッチと、 前記被記録体の先端が前記分離部を通過してから所定距
    離だけ移動する間は前記スイッチがオンになるように前
    記スイッチを制御する制御部とを有する請求項1記載の
    電子写真式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記被記録体の前記先端から前記所定距
    離は前記被記録体の記録可能領域外である請求項3記載
    の電子写真式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記先端が前記感光体ド
    ラムに到達する前に前記スイッチがオフになるように前
    記スイッチを制御する請求項3記載の電子写真式記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、前記被記録体の前記先端
    から所定距離が帯電した後に前記スイッチがオフになる
    ように前記スイッチを制御する請求項3記載の電子写真
    式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記分離部は、直流電源及び交流電源を
    有する請求項1記載の電子写真式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記分離部は、 直流電源と、 前記直流電源に接続され、導電性ブラシ、導電性ローラ
    及び導電性プレートからなるグループから選択される第
    1の部材と、 前記被記録体を介して前記第1の部材に対向し、前記グ
    ループから選択されて接地された第2の部材とを有する
    請求項1記載の電子写真式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の部材は、107乃至108Ω
    ・cmの比抵抗を有する請求項8記載の電子写真式記録
    装置。
  10. 【請求項10】 被記録体を感光体ドラムと転写ローラ
    との間に搬送する前に前記被記録体の前記感光体ドラム
    側を前記感光体ドラムと同一極性に分極帯電させる工程
    と、 前記感光体ドラム上に形成されたトナー像を前記被記録
    体に転写するために前記転写ローラに転写電流を印加す
    る工程とを有する転写方法。
  11. 【請求項11】 前記分極帯電工程は、前記被記録体の
    記録可能領域外の先端部に対してのみ行われる請求項1
    0記載の転写方法。
  12. 【請求項12】 前記転写電流印加工程後に、前記被記
    録体の前記転写ローラ側に前記感光体ドラムと同一極性
    の電圧を印加する工程を更に有する請求項10記載の転
    写方法。
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