JP2003140049A - 投影光学系及びそれを用いた投影装置 - Google Patents

投影光学系及びそれを用いた投影装置

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JP2003140049A JP2001339337A JP2001339337A JP2003140049A JP 2003140049 A JP2003140049 A JP 2003140049A JP 2001339337 A JP2001339337 A JP 2001339337A JP 2001339337 A JP2001339337 A JP 2001339337A JP 2003140049 A JP2003140049 A JP 2003140049A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像情報をスクリーン上に良好なる光学性能
を維持しつつ、投射することができる投影光学系及びそ
れを用いた投射装置を得ること。 【解決手段】 画像表示素子に形成される画像情報を被
投影面上に拡大投影する為の複数の光学素子を含む投影
光学系において、該画像表示素子と被投影面はいずれも
該投影光学系の基準光軸に対して垂直に配置されてお
り、該投影光学系を構成する複数の光学素子のうち1枚
以上の光学素子は、その光軸が該投影光学系の基準光軸
からシフト又は/及び該基準光軸に対してチルトしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投影光学系及びそ
れを用いた投影装置に関し、例えば液晶素子に基づく画
像情報を投影光軸に対して上方のスクリーン面上に拡大
投影する固定シフト機構を持つような液晶プロジェクタ
ーに好適なものである
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示装置(液晶パネル、
LCD)に基づく画像情報を所定面上に投影する液晶プ
ロジェクター(投影装置)は、例えばパソコン等の画像
を大画面に投影してみることができる装置として会議お
よびプレゼンテーション等に広く利用されてきている。
【0003】そのため液晶プロジェクター用の投影光学
系としてはスクリーンから装置までの距離が短く、又拡
大側の投影画像がなるべく高い位置、つまり上方に投影
されることが望まれている。上方投影する1つの方法と
して投影光学系の光軸と液晶表示装置の中心とを、故意
にずらして固定することによって(所謂シフト投影光学
系)、拡大側共役(スクリーン)面に関して投影光学系
の光(基準)軸から主に上側に画像が拡大投影する方法
がある。
【0004】つまり図14に示すように、縮小共役面に
関していえば投影光学系PLの光(基準)軸Laより主
に下側に液晶表示装置LCDの中心がくるようにシフト
した後固定配置している。この為、投影光学系PLの本
来の有効像円(有効画面)の(下側)半分程度の領域し
か使っていないといった例が多く見られる。
【0005】尚、図14はR(赤色)、G(緑色)、B
(青色)チャンネルのRチャンネルから見た図である。
【0006】一般に2〜3台といった複数の液晶プロジ
ェクターを用いてスクリーン上に複数の投影画像を重ね
合わせ投影をする大型の液晶プロジェクター等の場合で
は、この液晶表示装置のシフト量は可変になっているケ
ースがある。しかし、特に0.9型以下の液晶表示装置
を用いた小型軽量の液晶プロジェクターでは液晶表示装
置のシフト機構は固定で使用され、むしろ可変シフト機
構にしてセットが大型化したり複雑になったりすること
を嫌い、むしろ小型・軽量のため固定シフト機構が採用
されている。
【0007】この他、上方投影をするための別の手段と
して、投影光学系をスクリーンに対して斜めにあおって
投影する方法がある。その際スクリーン面と投影系光
(基準)軸との傾き角に起因する台形歪みおよび像面倒
れに関して光学系で補正する投影装置が、例えば特開平
9−304732号公報で提案されている。
【0008】また、近年、液晶表示装置の画素数の増加
等によって高い解像度、および明るい蛍光燈およびデイ
ライト下でも使用に耐えうる明るい大口径の投影光学系
が望まれてきている。一方、小型の液晶表示装置を用い
て5ポンド以下といった小型・軽量なプロジェクターも
強く望まれている。
【0009】そのため近年、液晶プロジェクター用の投
影レンズ(投影光学系)として4群または5群より成
り、高解像かつ小型化を実現したズームレンズが、例え
ば特開平10−186235号公報や特開平10−26
8193号公報等で提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】画像表示素子(液晶表
示装置)を投影光学系の光軸に対してシフトさせて使用
する場合でも又、スクリーンに対し投影光学系の光軸を
傾けて使用する場合でも、投影画像に台形歪が発生して
くる。また、スクリーンに対して投影装置の光軸を傾け
ない場合でも、画像表示素子の中心と光軸が異なってお
り、投影光学系を光軸に対して非対称に使用するため、
投影光学系に歪曲収差が残存している場合などに画像が
ひずんで投影されてしまう。
【0011】特開平9−304732号公報では、液晶
プロジェクターにおいて上方に投影する際に、台形歪み
および像面倒れを光学的に補正する手段を開示している
が、投影光学系を構成するレンズおよびレンズ面の形
状、さらには加工上の負荷に無理が生じ、そのまま変倍
光学系に適用するのは困難である。
【0012】一般に、投影光学系を明るくし、かつ高解
像力化を図る為に、開放瞳径を大きくしながら高解像力
が可能な構成を探索していくには、各レンズ構成を適切
に設定する必要がある。
【0013】各レンズ群のレンズ構成を適切に設定しな
いと、例えば光学系全体の小型化は実現できても、変倍
に伴うレンズ群の移動が複雑になったり、レンズ鏡筒が
増える等に投影装置全体が複雑になってくる。
【0014】本発明は装置全体の簡素化を図りつつ、高
い光学性能を維持しつつ、画像情報をスクリーン上に上
方投影することができる投影光学系及びそれを用いた投
影装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の投影光
学系は画像表示素子に形成される画像情報を被投影面上
に拡大投影する為の複数の光学素子を含む投影光学系に
おいて、該画像表示素子と被投影面はいずれも該投影光
学系の基準光軸に対して垂直に配置されており、該投影
光学系を構成する複数の光学素子のうち1枚以上の光学
素子は、その光軸が該投影光学系の基準光軸からシフト
又は/及び該基準光軸に対してチルトしていることを特
徴としている。
【0016】請求項2の発明は請求項1の発明において
前記投影光学系の基準光軸からシフト又は及びチルトし
ている1以上の光学素子は、レンズ鏡筒に固定されてい
ることを特徴としている。
【0017】請求項3の発明は請求項1の発明において
前記画像表示素子は、その中心が前記投影光学系の基準
光軸からずれて固定されていることを特徴としている。
【0018】請求項4の発明は請求項1の発明において
前記画像表示素子は、その中心が前記投影光学系の基準
光軸と重力方向にずれて固定されており、かつ該投影光
学系の複数の光学素子のうち1枚以上の光学素子は、そ
の光軸が該投影光学系の基準光軸から重力方向にずれて
固定されていることを特徴としている。
【0019】請求項5の発明は請求項3の発明において
前記画像表示素子の中心の前記投影光学系の基準光軸に
対する重力方向へのずれ量をdya、該画像表示素子の
重力方向の有効幅をYaとするとき、 0.45 < dy / Ya < 0.75 の条件式を満足することを特徴としている。
【0020】請求項6の発明は請求項1の発明において
前記投影光学系を構成する、複数の光学素子はレンズを
含むことを特徴としている。
【0021】請求項7の発明は請求項6の発明において
前記投影光学系は、非球面レンズを有していることを特
徴としている。
【0022】請求項8の発明は請求項1の発明において
前記投影光学系は複数のブロックから構成され、該複数
のブロックのうち2以上を光軸上移動させることによっ
て像倍率を連続的に変化させることを特徴としている。
【0023】請求項9の発明は請求項8の発明において
前記投影光学系の複数のブロックのうち最も拡大側およ
び最も縮小側の2つのブロックは変倍の際に固定である
ことを特徴としている。
【0024】請求項10の発明は請求項1又は8の発明
において前記投影光学系の、最も拡大側に位置するブロ
ックを光軸上移動させて、フォーカス調整を行うことを
特徴としている。
【0025】請求項11の発明は請求項1乃至5のいず
れか1項に記載の発明において前記投影光学系は、拡大
側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の
第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力
の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群を有し、変
倍に際して、2以上のレンズ群を動かし、該第1レンズ
群と第5レンズ群は、変倍中固定であり、該第2レンズ
群は、正の屈折力のレンズと負の屈折力のレンズを有
し、それらの各レンズはその光軸が該投影光学系基準光
軸に対して、重力方向にシフトしていることを特徴とし
ている。
【0026】請求項12の発明は請求項1乃至5のいず
れか1項に記載1の発明において前記投影光学系は、拡
大側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力
の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折
力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群を有し、
変倍に際して、2以上のレンズ群を動かし、該第1レン
ズ群と第5レンズ群は、変倍中固定であり、該第4レン
ズ群は、負の屈折力のレンズを有し、該第5レンズ群は
正の屈折力のレンズを有し、それらの各レンズはその光
軸が、該投影光学系の基準光軸に対してチルトしている
ことを特徴としている。
【0027】請求項13の発明は請求項1乃至5のいず
れか1項に記載1の発明において前記投影光学系は、拡
大側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力
の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折
力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、正の屈
折力の第6レンズ群を有し、変倍に際して、2以上のレ
ンズ群を動かし、該第1レンズ群と第6レンズ群は、変
倍中固定であり、該第2レンズ群は正の屈折力のレンズ
を有し、第4レンズ群は負の屈折力のレンズを有し、そ
れらの各レンズはその光軸が該投影光学系基準光軸に対
して、重力方向にシフトしていることを特徴としてい
る。
【0028】請求項14の発明は請求項1乃至5のいず
れか1項に記載1の発明において前記投影光学系は、拡
大側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力
の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折
力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、を有
し、広角端のズーム位置から望遠端のズーム位置への変
倍に際して、2以上のレンズ群を動かし、該第1レンズ
群と第5レンズ群は、変倍中固定であり、該第4レンズ
群は、負、正、正の屈折力のレンズを有し、それらの各
レンズはその光軸が、該投影光学系の基準光軸に対して
チルトしていることを特徴としている。
【0029】請求項15の発明の投影装置は請求項1か
ら14のいずれか1項の投影光学系を用いて投影像原画
をスクリーン面上に投影していることを特徴としてい
る。
【0030】
【発明の実施の形態】本実施形態では複数の光学素子に
よって構成され、2つの共役面(スクリーン面と画像表
示面)のうち縮小側の画像をスクリーン面に拡大する投
影光学系において投影光学系の基準光軸(基準光軸と
は、投影光学系が有する複数の光学素子のうち過半数も
しくはすべての光学素子の中心を結んだ軸)に対して2
つの共役面は垂直に配置され、かつ投影光学系を構成す
る光学素子のうち少なくとも1枚の光学素子の中心は投
影光学系の基準光軸からずれて固定されており、投影光
学系の基準光軸は縮小側共役面の中心からずれて固定さ
れている。つまり、図14によって前述したように従来
の液晶表示装置用の投影光学系では縮小共役面では投影
光学系の基準光軸から下側のみを有効領域とする非対称
な光学系となっている点に着目して、故意に光学系内に
関して(非対称な)光学偏心を作用させ共軸光学系で問
題となっている残存収差に積極的に付加して、前記有効
領域に関して諸収差をキャンセルしている。
【0031】投影光学系の基準光軸は、共役面の中心か
ら重力(垂直)方向にずれていれば、前述のように拡大
側の画像を上方に投影することが可能となる。このよう
な系では、共役面中心に関して左右(水平)方向は対称
性が保存されているため、投影光学系を構成する偏心し
た光学素子の中心軸は投影光学系の基準光軸から非対称
性を有する方向と同じくする重力方向に偏心して固定す
れば、左右方向の対称性は保存されたまま液晶表示装置
が置かれる有効領域に積極的に偏心収差を作用させるこ
とができる。
【0032】また投影光学系の光基準光軸に関して、縮
小共役面の中心からの重力(垂直)方向へのずれ量は、
図14に示すように基準光軸が液晶表示装置の上端近傍
までずれているような、有効領域の非対称性が大きいと
きに特に有効である。つまり、液晶素子装置の中心の基
準光軸からのずれ量をdya、縮小共役面(液晶表示装
置)の垂直方向の有効幅をYaとするとき、条件式
(1)を満足するようにしている。
【0033】 0.45 < dy / Ya < 0.75 (1) 一般的にdya/Ya=0.5の状態を「フルシフトな
状態」と呼び、拡大側共役面での液晶表示領域は投影光
学系の基準光軸から下に画像は投影されない。
【0034】また、投影光学系を構成する、光学素子は
反射系の放物または楕円鏡等のミラーも考えられるが、
これらの構成によると投影光学系の用途としては、瞳径
を大きくしづらかったり、また光学素子の構成配置等を
含めて考えると、屈折系であるレンズで構成されている
ことが望ましい。 さらには、そのレンズに関して、非
球面形状を採用することによって諸収差を良好に補正す
ることができる。
【0035】また投影光学系は複数のブロックから構成
され、前記ブロックを少なくとも2つ移動させることに
よって像倍率を連続的に変化させる変倍光学系であれ
ば、スクリーンサイズと投影距離が決まっているような
投影条件にも投影レンズの倍率で投影サイズを調整して
フレキシブルに対応できるため好ましい。さらには、最
も拡大および縮小共役側の2つのブロックは縮小側共役
面に対して固定されていれば、変倍時に投影光学系の全
長は不変であり、投影光学系の構成として堅牢性を確保
できる。さらには、投影距離を変えて画面サイズを変え
るときのフォーカス調整は最も拡大側に配置されたブロ
ックで調整する(所謂前群フォーカス)であれば簡易的
な機構で変倍系投写レンズを実現できる。
【0036】次に本発明の各実施形態を説明する。
【0037】図1は本発明の数値実施例1の広角端のレ
ンズ断面図である。
【0038】図2は本発明の数値実施例1の広角端の収
差図である。
【0039】図3は本発明の数値実施例1の望遠端の収
差図である。
【0040】図4は本発明の数値実施例2の広角端のレ
ンズ断面図である。
【0041】図5は本発明の数値実施例2の広角端の収
差図である。
【0042】図6は本発明の数値実施例2の望遠端の収
差図である。
【0043】図7は本発明の数値実施例3の広角端のレ
ンズ断面図である。
【0044】図8は本発明の数値実施例3の広角端の収
差図である。
【0045】図9は本発明の数値実施例3の望遠端の収
差図である。
【0046】図10は本発明の数値実施例4の広角端の
レンズ断面図である。
【0047】図11は本発明の数値実施例4の広角端の
収差図である。
【0048】図12は本発明の数値実施例4の望遠端の
収差図である。
【0049】収差図では数値実施例をmm単位で表した
とき、像面より2.8m先のスクリーンに投影したとき
の球面収差(液晶側)、像面湾曲(液晶側)、および歪
曲収差(スクリーン側)を示している。
【0050】まず図1の実施形態1について説明する。
【0051】レンズ断面図において、PLは投影光学系
であり、ズームレンズより成っている。L1は負の屈折
力の第1群(第1レンズ群)、L2は正の屈折力の第2
群(第2レンズ群)、L3は正の屈折力の第3群(第3
レンズ群)、L4は、負の屈折力の第4群(第4レンズ
群)、L5は正の屈折力の第5群(第5レンズ群)であ
る。
【0052】Sはスクリーン面(投影面)、LCDは液
晶表示装置(液晶表示素子)等の原画像(被投影面)で
ある。スクリーン面Sと原画像LCDとは共役関係にあ
り、一般にはスクリーン面Sは距離の長い方の共役点
(第1共役点)に、原画像LCDは距離の短いほうの共
役点(第2の共役点)に相当している。
【0053】スクリーン面Sと原画像LCDは投影光学
系PLの基準光軸La(全てのレンズの光軸が一致して
いない為に、大部分のレンズの光軸が一致している軸を
いう。)に対して垂直に配置されている。
【0054】GBは色合成プリズムや偏光フィルター、
そしてカラーフィルター等のガラスブロックである。
【0055】投影光学系PLは接続部剤(不図示)を介
して液晶プロジェクター本体に装着されている。ガラス
ブロックGB以降の液晶表示素子LCD側はプジェクタ
ー本体に含まれている。
【0056】広角端から望遠端への変倍に際して、第1
レンズ群と第5レンズ群は固定で、変倍に際し全長が一
定であり、第2〜第4レンズ群は拡大側に独立に移動し
ている。またスクリーンS上での照度を確保するために
各レンズ面に多層コートを施している。
【0057】各レンズ面に多層コートを施すこと、及び
スクリーン面Sと液晶素子LCDが光軸Laに対して垂
直配置されていることは、後述する各実施形態において
も同様である。
【0058】図13は、本発明の投影装置において投影
光学系PLで画像表示装置(LCD)に基づく画像情報
をスクリーンS上に上方に拡大投影している状態の説明
図である。
【0059】カラー液晶プロジェクターのときには、液
晶表示装置(LCD)と光源手段(LS)との間には色
分解系(不図示)が配置され、又、投影光学系(PL)
と画像表示装置(LCD)との間には、色合成系(不図
示)が配置される。
【0060】画像表示素子(LCD)は、その中心LC
Daが投影光学系PLの基準光軸Laに対して、重力方
向(垂直方向)にシフト又は/及びチルトして配置され
ている。
【0061】本実施形態において液晶表示装置LCDは
その中心LCDaが投影光学系PLの基準光軸Laに対
して、重力方向(垂直方向、−Y方向)にずれている。
【0062】そのずれ量dyaは液晶素子装置LCDの
重力(垂直)方向の有効幅をYaとしたとき 0.45 < dya / Ya < 0.75 (1) を満足するようにしている。
【0063】具体的には、液晶表示装置LCDの重力方
向(Y方向)の表示領域の長さ13.9mmに対して約
6.95mmだけ基準光軸Laから下方向(−Y方)に
ずれることによって、拡大側で上方投影している所謂フ
ルシフト仕様となっている。
【0064】即ち、前述の条件式(1)の数値は dya / Ya =0.5 となっている。
【0065】尚、後述する数値実施例では、シフト及び
チルト偏心量に関して単位はそれぞれmmとdegであ
る。
【0066】本実施形態では第2レンズ群L2を構成す
る正と負の屈折力の2つのレンズG5,G6を一体的に
又は独立に投影光学系PLの光(基準)軸Laから下方
向(図1では−Y方向)に任意にずらして(シフト偏心
して)固定保持している。
【0067】このため、液晶表示領域に関して紙面と垂
直方向の水平方向(X方向)には対称性が保存されてい
る(液晶表示領域はY軸に関して左右対称)。
【0068】投影光学系PLはXZ断面内において、光
軸Laに対して対称となっているが、YZ断面内では、
光軸Laに対して非対称となっている。
【0069】これらのレンズG5,G6は偏心収差の見
地からすると、光軸Laに対してお互い同じ方向にレン
ズG5,G6の光軸をずらせば(シフト偏心のとき)偏
心コマ収差の劣化がほとんどなく、像面の湾曲を自由に
補正することが可能である。逆にレンズG5,G6をお
互い逆方向に光軸をずらせば像面の湾曲がほとんどな
く、偏心コマによってコマ収差をある程度補正すること
ができる構成となっている。本実施例では、レンズG
5,G6を光軸Laに対してお互いに同じ方向(−Y方
向)にそれらの光軸をずらしている。レンズG5,G6
のお互いずらす量は独立であるが、共軸系の構成では除
去できなかった、特に画面中間〜画面最周辺の像高での
像面湾曲を補正することができている。また、問題とな
っている収差によってはレンズG5およびレンズ6がお
互いに逆に光軸がずれるようにしてコマ収差を補正する
ようにしても良い。
【0070】光軸Laに対して、光軸をシフトさせるレ
ンズとしてはレンズG5,G6の代わりに他の単一又は
複数のレンズであっても良い。
【0071】本実施形態において、光軸Laに対して光
軸をずらすレンズを選択する際、回転しながら移動する
機構を持つレンズ群等には用いることが難しいため、全
て直進方式の保持機構とするのが良い。
【0072】本実施形態では第1群を光軸上移動させて
フォーカスを行っている。尚、フォーカスは変倍の際に
固定の第5群を移動させて行っても良い。
【0073】図2、図3は後述する数値実施例をmm単
位で表し、液晶表示素子LCDからスクリーンSまでの
距離を2.8mとし、第1群L1でフォーカスしたとき
の、広角端および望道端での収差の状況を示している。
これらの図で非点収差の像高はLCD表示領域側の像高
である。また、歪曲収差に関してはスクリーン側の歪曲
を表している。
【0074】尚、収差図の表示方法は後述する各実施形
態において、全て同じである。
【0075】次に図4の本発明の実施形態2について説
明する。
【0076】本実施形態は実施形態1に比べてレンズを
シフトさせる代わりにレンズをチルトさせている点が異
なっている。投影光学系PLのズームタイプは5群構成
で同じである。
【0077】本実施形態では第4レンズ群L4を構成す
る負の屈折力のレンズG8および第5レンズ群L5を構
成する正の屈折力のレンズG12をそれぞれ図4に示す
ように投影光学系PLの基準軸Laから独立に光軸を倒
して(チルト偏心して)固定保持している。
【0078】液晶表示領域に関して水平方向(X方向)
には対称性が保存されている(液晶表示領域はY軸に関
して左右対称)。
【0079】これらのレンズG8,G12は偏心収差の
見地からすると、お互い同じ方向に光軸を倒せば(チル
ト偏心のとき)偏心コマ収差の劣化がほとんどなく、像
面の湾曲を自由に補正することが可能である。逆にお互
い逆に光軸を倒せば像面の湾曲がほとんどなく、偏心コ
マによってコマ収差を補正することができる。本実施形
態に関しては、レンズG8およびレンズG12をお互い
に同じ方向に独立に光軸を倒すことによって、共軸系の
みの構成では除去できなかった特に画面中間〜画面最周
辺の像高での像面湾曲を補正することができている。ま
た、問題となっている収差によってはレンズG8および
レンズ12がお互いに逆に倒れてコマ収差を補正するよ
うにしても良い。
【0080】前述の各条件式(1)に対する数値は dya / Ya = 0.5 である。
【0081】尚、本実施形態において、レンズG8、レ
ンズG12をチルトさせるとともにシフトさせても良
い。
【0082】その他の点については、実施形態1と同様
なので詳細な説明は省略する。
【0083】次に図7の本発明の実施形態3について説
明する。
【0084】レンズ断面図において、PLは投影光学系
でありズームレンズより成っている。L1は負の屈折力
の第1群(第1レンズ群)、L2は正の屈折力の第2群
(第2レンズ群)、L3は正の屈折力の第3群(第3レ
ンズ群)、L4は負の屈折力の第4群(第4レンズ
群)、L5は正の屈折力の第5群(第5レンズ群)L6
は正の屈折力の第6群(第6レンズ群)である。
【0085】Sはスクリーン面(投影面)、LCDは液
晶パネル(液晶表示素子)等の原画像(被投影面)であ
る。スクリーン面Sと原画像LCDとは共役関係にあ
り、一般にはスクリーン面Sは距離の長い方の共役点
(第1共役点)に、原画像LCDは距離の短い方の共役
点(第2共役点)に相当している。
【0086】GBは色合成プリズムや偏光フィルター、
そしてカラーフィルターなどのガラスブロックである。
【0087】投影光学系PLは接続部材(付図示)を介
して液晶プロジェクター本体に装着されている。ガラス
ブロックGB以降の液晶表示素子LCD側はプロジェク
ター本体に含まれている。
【0088】広角端から望道端への変倍に際して、第1
レンズ群と第6レンズ群は固定で、変倍に際し全長が一
定であり、第2〜第5レンズ群は拡大側に独立に移動し
ている。またスクリーンS上での照度を確保するため
に、各レンズ面に多層コートを施している。
【0089】スクリーン面Sと液晶素子(LCD)は投
影光学系PLの基準軸(Z軸)Laに対して垂直に配置
されている。
【0090】本実施形態において液晶素子LCDはその
中心LCDaが投影光学系PLの光軸Laに対して、重
力方向(垂直方向、−Y方向)にずれている。
【0091】具体的には、液晶表示素子LCDの重力方
向(Y方向)の表示領域の長さ13.9mmに対して約
5.53mmだけレンズ基準軸Laから下方向(−Y方
向)にずれることによって、拡大側で上方投影してい
る。
【0092】即ち、前述の条件式(1)の数値は dya / Ya = 0.45 となっている。
【0093】本実施形態では第2レンズ群L2を構成す
る正の屈折力のレンズG5および第4レンズ群L4を構
成する負の屈折力のレンズG8をそれぞれ独立に投影光
学系PLの基準軸Laから任意にずらして(シフト偏心
して)固定保持している。液晶表示領域に関して水平方
向(X方向)には対称性が保存されている(液晶表示領
域はY軸に関して左右対称)。
【0094】投影光学系PLはXZ断面内において、光
軸Laに対して対称となっているが、YZ断面内では、
光軸Laに対して非対称となっている。
【0095】レンズG8はシフト偏心に対して偏心コマ
敏感度がほとんど0なことに着目して、レンズG5で共
軸系のコマ収差を補正する方向の偏心コマを積極的に発
生させるとともに、それに伴って発生する偏心による像
面の湾曲をレンズG8にて補正している。
【0096】本実施形態のような広角端にて口径比1.
7程度の大口径の投影レンズで、高い空間周波数でのレ
スポンスが要求されると許容錯乱径が小さくなることに
よって像面側の深度が浅くなる。このため、中間像高で
の像直湾曲および非点収差が大きいと解像感が急激に劣
化するため、特に像面系の収差に十分な配慮がなされて
いる。
【0097】次に図10の本発明の実施形態4について
説明する。
【0098】本実施形態では実施形態1に比べて、レン
ズをシフトさせる代わりにチルトさせていること。
【0099】投影光学系PLのズームタイプは5群構成
で同じであるが非球面ASPを用いている点が異なって
いる。
【0100】液晶表示素子LCDは、重力方向(垂直方
向)の表示領域の長さ13.9mmに対して約8.34
mmだけレンズ光(基準)軸Laから下方向(−Y方
向)にずれることによって、拡大側で上方投影してい
る。
【0101】即ち前述の条件式(1)の数値は dya / Ya = 0.63 となっている。
【0102】本実施形態の投影光学系の光(基準)軸L
aの位置は液晶表示素子LCDの表示領域よりも、上
(十Y)方向にはみ出している。
【0103】そのため、投影光学系に関して画角は大き
くなっておりレンズの外径等もつれて大きくなってい
る。その大きくなったレンズの周辺部分を通る光来によ
る高次の像面湾曲等の収差を補正するためにレンズG5
に非球面を、また高次の倍率色収差を補正するために正
の屈折力の、レンズG10の材質にFK01(商品名)
材を導入している。非球面は、採用する素子面の敏感度
によってはプラスチック材による非球面を採用すること
も考えられるが、特に小型の液晶表示装置を用いたXG
Aクラスの投影光学系に採用する非球面ということを考
えると面精度に優れる硝子モールドタイプの非球面が好
ましい。また、本実施形態では製作面での要件によりレ
ンズG5といった比較的光学系の内部に非球面を配置し
ているが、特にこの限りではなく、軸外収差、特に歪曲
収差等を効果的に非球面で補正しようとすれば、最も拡
大・縮小側といった第3レンズ群L3近傍に設ける絞り
から遠い素子に採用することが好ましい。
【0104】FK01材は、本実施形態では第4レンズ
L4群の貼り合わせレンズを構成する正の屈折力のレン
ズG10に採用しているが、この限りでなく特に絞り位
置から遠くなる最も拡大側のブロック(第1レンズ群)
の特に負の屈折力のレンズ等に採用すれば、特に可視光
短波長側の倍率色収差の補正に優れた構成とできる。
【0105】さらに、非球面に関して、本実施形態では
回転対称な非球面を導入しているが、例えば特殊な非球
面(ツエルニケ多項式等で定義される面)等も用いれ
ば、本実施形態のようなシフト機構をもった上方投影す
る投影光学系に特有の上下方向にみられる非対称な歪曲
収差等を補正するのに有利に作用する。このような特殊
非球面を採用するときには、変倍時の光線通過位置が変
動しない例えば第5レンズ群L5の固定のレンズ面等に
用いることが望ましい。
【0106】また、本実施形態では第4レンズ群L4を
構成する負、正、正の屈折力のレンズG9〜11は独立
に投影光学系光(基準)軸から任意に倒して(チルト偏
心して)固定保持されており、液晶表示領域に関して水
平方向には対称性が保存されている(液晶表示領域はY
軸に関して左右対称)。主に広角端において画面中間か
ら画面周辺までの像面の湾曲量およびアス(非点収差)
を補正することができる。また、問題になっている収差
によってはレンズ面のシフト偏心を採用するようにして
も良い。
【0107】その他の点については、実施形態1と同様
なので詳細な説明は省略する。
【0108】次に本発明の数値実施例を示す。尚、数値
実施例においてiはスクリーン側からの面の順番を示
し、Riは各面の曲率半径、Diはスクリーン側より順
に第i番目と第i+1番目の間の部材厚又は、空気間
隔、Niとνiはそれぞれ光学部材のd線に対する屈折
率とアッベ数である。
【0109】又、数値実施例における最後の2つの面は
光学フィルター、フェースプレート等を示す。
【0110】非球面形状は光軸からの高さHの位置での
光軸方向の変位を面頂点を基準にXとし、光の進行方向
を正とし、Rを近軸曲率半径、A,B,C,D,Eを各
々非球面係数としたとき、
【0111】
【数1】
【0112】なる式で表している。
【0113】Wは広角端、Tは望遠端を示す。Y−De
centerはY方向のシフト量(mm)Y−Tilt
はチルト量(度)を示す。
【0114】
【外1】
【0115】
【外2】
【0116】
【外3】
【0117】
【外4】
【0118】
【発明の効果】本発明によれば装置全体の簡素化を図り
つつ、高い光学性能を維持しつつ、画像情報をスクリー
ン上に上方投影することができる投影光学系及びそれを
用いた投影装置を達成することができる。
【0119】この他、本発明によれば装置全体が複雑と
なる特別な手段を用いなくても光学素子の偏心にて収差
補正できるため、従来よりも少ない構成要素によって高
解像の投影光学系を実現できる。又、従来と同じ構成に
よって小型・軽量な例えば固定シフト機構をもつ液晶型
の投影光学系を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の投影装置の実施形態1の要部断面
図。
【図2】 本発明の数値実施例1の2.8mにフォーカ
スしたときの広角端の球面収差、像面湾曲(液晶側)、
歪曲収差(スクリーン側)。
【図3】 本発明の数値実施例1の2.8mにフォーカ
スしたときの望遠端の球面収差、像面湾曲(液晶側)、
歪曲収差(スクリーン側)。
【図4】 本発明の投影装置の実施形態2の要部断面
図。
【図5】 本発明の数値実施例2の2.8mにフォーカ
スしたときの広角端の球面収差、像面湾曲(液晶側)、
歪曲収差(スクリーン側)。
【図6】 本発明の数値実施例2の2.8mにフォーカ
スしたときの望遠端の球面収差、像面湾曲(液晶側)、
歪曲収差(スクリーン側)。
【図7】 本発明の投影装置の実施形態3の要部断面
図。
【図8】 本発明の数値実施例3の2.8mにフォーカ
スしたときの広角端の球面収差、像面湾曲(液晶側)、
歪曲収差(スクリーン側)。
【図9】 本発明の数値実施例3の2.8mにフォーカ
スしたときの望遠端の球面収差、像面湾曲(液晶側)、
歪曲収差(スクリーン側)。
【図10】 本発明の投影装置の実施形態4の要部断面
図。
【図11】 本発明の数値実施例4の2.8mにフォー
カスしたときの広角端の球面収差、像面湾曲(液晶
側)、歪曲収差(スクリーン側)。
【図12】 本発明の数値実施例4の2.8mにフォー
カスしたときの望遠端の球面収差、像面湾曲(液晶
側)、歪曲収差(スクリーン側)。
【図13】 本発明の投影装置の要部概略図
【図14】 従来の3板方式の投写ユニットをRch表
示装置側から眺めた図。
【符号の説明】 L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群 L6 第6レンズ群 ASP 非球面 LCD 液晶表示装置(像面) GB 硝子ブロック(色合成プリズム等) ΔS Sagittal像面の倒れ ΔM Meridional像面の倒れ S スクリーン面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA06 MA12 NA11 NA14 PA10 PA11 PA18 PA19 PB12 QA02 QA07 QA12 QA17 QA22 QA25 QA26 QA34 QA41 QA45 RA05 RA12 RA41 RA42 RA43 SA44 SA46 SA49 SA53 SA55 SA57 SA63 SA64 SA65 SA66 SA72 SA76 SB04 SB14 SB23 SB34 SB42 UA06 5C058 BA27 EA02 EA12 EA26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示素子に形成される画像情報を被
    投影面上に拡大投影する為の複数の光学素子を含む投影
    光学系において、該画像表示素子と被投影面はいずれも
    該投影光学系の基準光軸に対して垂直に配置されてお
    り、該投影光学系を構成する複数の光学素子のうち1枚
    以上の光学素子は、その光軸が該投影光学系の基準光軸
    からシフト又は/及び該基準光軸に対してチルトしてい
    ることを特徴とする投影光学系。
  2. 【請求項2】 前記投影光学系の基準光軸からシフト又
    は及びチルトしている1以上の光学素子は、レンズ鏡筒
    に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の投
    影光学系。
  3. 【請求項3】 前記画像表示素子は、その中心が前記投
    影光学系の基準光軸からずれて固定されていることを特
    徴とする請求項1に記載の投影光学系。
  4. 【請求項4】 前記画像表示素子は、その中心が前記投
    影光学系の基準光軸と重力方向にずれて固定されてお
    り、かつ該投影光学系の複数の光学素子のうち1枚以上
    の光学素子は、その光軸が該投影光学系の基準光軸から
    重力方向にずれて固定されていることを特徴とする請求
    項1に記載の投影光学系。
  5. 【請求項5】 前記画像表示素子の中心の前記投影光学
    系の基準光軸に対する重力方向へのずれ量をdya、該
    画像表示素子の重力方向の有効幅をYaとするとき、 0.45 < dy / Ya < 0.75 の条件式を満足することを特徴とする請求項3に記載の
    投影光学系。
  6. 【請求項6】 前記投影光学系を構成する、複数の光学
    素子はレンズを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    投影光学系。
  7. 【請求項7】 前記投影光学系は、非球面レンズを有し
    ていることを特徴とする請求項6に記載の投影光学系。
  8. 【請求項8】 前記投影光学系は複数のブロックから構
    成され、該複数のブロックのうち2以上を光軸上移動さ
    せることによって像倍率を連続的に変化させることを特
    徴とする請求項1に記載の投影光学系
  9. 【請求項9】 前記投影光学系の複数のブロックのうち
    最も拡大側および最も縮小側の2つのブロックは変倍の
    際に固定であることを特徴とする請求項8に記載の投影
    光学系。
  10. 【請求項10】 前記投影光学系の、最も拡大側に位置
    するブロックを光軸上移動させて、フォーカス調整を行
    うことを特徴とする請求項1又は8に記載の投影光学
    系。
  11. 【請求項11】 前記投影光学系は、拡大側から順に、
    負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ
    群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レン
    ズ群、正の屈折力の第5レンズ群を有し、変倍に際し
    て、2以上のレンズ群を動かし、該第1レンズ群と第5
    レンズ群は変倍中固定であり、該第2レンズ群は、正の
    屈折力のレンズと負の屈折力のレンズを有し、それらの
    各レンズはその光軸が該投影光学系の基準光軸に対し
    て、重力方向にシフトしていることを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれか1項に記載の投影光学系。
  12. 【請求項12】 前記投影光学系は、拡大側から順に、
    負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ
    群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レン
    ズ群、正の屈折力の第5レンズ群を有し、変倍に際し
    て、2以上のレンズ群を動かし、該第1レンズ群と第5
    レンズ群は、変倍中固定であり、該第4レンズ群は、負
    の屈折力のレンズを有し、該第5レンズ群は正の屈折力
    のレンズを有し、それらの各レンズはその光軸が、該投
    影光学系の基準光軸に対してチルトしていることを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の投影光学
    系。
  13. 【請求項13】 前記投影光学系は、拡大側から順に、
    負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ
    群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レン
    ズ群、正の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レ
    ンズ群を有し、変倍に際して、2以上のレンズ群を動か
    し、該第1レンズ群と第6レンズ群は、変倍中固定であ
    り、該第2レンズ群は正の屈折力のレンズを有し、第4
    レンズ群は負の屈折力のレンズを有し、それらの各レン
    ズはその光軸が該投影光学系の基準光軸に対して、重力
    方向にシフトしていることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれか1項に記載の投影光学系。
  14. 【請求項14】 前記投影光学系は、拡大側から順に、
    負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ
    群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レン
    ズ群、正の屈折力の第5レンズ群を有し、変倍に際し
    て、2以上のレンズ群を動かし、該第1レンズ群と第5
    レンズ群は、変倍中固定であり、該第4レンズ群は、
    負、正、正の屈折力のレンズを有し、それらの各レンズ
    はその光軸が、該投影光学系の基準光軸に対してチルト
    していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1
    項に記載の投影光学系。
  15. 【請求項15】 請求項1から14のいずれか1項の投
    影光学系を用いて投影像原画をスクリーン面上に投影し
    ていることを特徴とする投影装置。
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