JP2004117519A - 変倍光学系及びそれを有する画像投射装置 - Google Patents

変倍光学系及びそれを有する画像投射装置 Download PDF

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山崎 真司
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Abstract

【課題】変倍に伴い変動する収差を良好に補正し全変倍範囲にわたり良好なる光学性能を有した、例えば、液晶プロジェクターに適したズームレンズ及びそれを有する画像投射装置を得ること。
【解決手段】拡大側から順に、変倍のために移動しない負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5、変倍のためには移動しない正の屈折力の第6レンズ群L6を有し、広角端から望遠端への変倍に際して第2、第3、第4、第5レンズ群が拡大側に移動し、広角端における全系の焦点距離をfw、該第4レンズ群の焦点距離をf4、最終レンズ面からの空気換算バックフォーカスをbfとするとき、1.7<bf/(fw・|f4|)1/2<2.3を満足すること。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変倍光学系に関し、例えば広画角で長いバックフォーカスを有し、照明系との瞳整合性が良好に保たれたコンパクトなズームレンズであって、高精細のモバイル液晶プロジェクターに好適なものである。
【0002】
この他本発明はレンズシャッターカメラ、ビデオカメラ、デジタルカメラ等のうち比較的にバックフォーカスの長いカメラ(光学機器)に最適な高い光学性能を有したズームレンズに関する。
【0003】
【従来の技術】
従来より、液晶表示素子等の表示素子を用いて、その表示素子に基づく画像をスクリーン面に投射する液晶プロジェクター(画像投射装置)が種々提案されている。
【0004】
特に液晶プロジェクターはパソコン等の画像を大画面に投影してみることができる装置として会議およびプレゼンテーション等に広く利用されている。
【0005】
また最近では、ホームシアター用の小型化された液晶プロジェクターの普及がみられ、それと共に液晶表示素子のサイズも小型化される傾向にある。
【0006】
このような液晶プロジェクターに関しその種類は大きく分けて2種類ある。その一つは液晶表示素子を透過した変調画像を色合成して投影する透過型液晶プロジェクターであり、他方は液晶表示素子の裏側にミラーが設置されており、変調画像をそのミラーにより反射させて投影する反射型液晶プロジェクターである。
【0007】
液晶表示素子を3枚使用する3板方式の液晶プロジェクターでは、液晶表示素子により変調された色光を合成するダイクロイックプリズムおよび偏光板等の素子を配置するスペースを液晶表示素子と投写レンズとの間に設けなければならず、投写レンズにはある一定長のバックフォーカスを確保することが必要となる。この為投射レンズとして負の屈折力のレンズ群が先行するネガティブリード型のズームレンズが広く利用されている。このタイプのズームレンズは比較的広角化が容易であり、かつ近接撮影距離での性能が維持できる等の特長を有しているが、反面、ズーミング時に移動するレンズ群の移動量が増大し収差変動もそれに伴い増大し、また高変倍化が難しく、さらには変倍に伴う諸収差の変動を抑えることが難しい等の欠点がある。
【0008】
また、液晶プロジェクター用の投写レンズに関しては、おもに以下のような構成が必要となる。
【0009】
・色合成膜の角度依存の影響を極小にするため、また照明系との良好な瞳整合性を確保するために液晶表示素子(縮小)側の瞳が無限遠方にある所謂テレセントリック光学系であること。
【0010】
・3色の液晶表示素子の絵(画像)をスクリーンに合成投写したとき、パソコンの文字等が二重に見えたりして解像感および品位がそこなわれないように各色の画素を画面の全域にて重ね合わせられなければならない。そのため、投写レンズにて発生する色ずれ(倍率色収差)が可視光帯域にて良好に補正されていること。
【0011】
・投影された画像に関して輪郭部で歪んで見苦しくならないように歪曲収差が十分補正されていること(特に周辺および中間部等での急激な歪曲収差の変化等が残存すると、画像品位が低下して好ましくない)
等が必要とされている。
【0012】
また最近では、画面の高輝度・画像の高精細化といったニーズの一方で、小型パネル搭載のプロジェクターには機動性を重視した、装置の小型・軽量化が強く求められている。さらには、狭い室内において明るくかつ大画面投影を可能とする高輝度化・広画角化の仕様も求められている。
【0013】
従来の液晶プロジェクター用の投写レンズとして、拡大側より順に負・正・正・負・正(もしくは負)・正の屈折力の第1〜第6レンズ群の配列による全体として6つのレンズ群より構成し、このうち所定のレンズ群を適切に移動させて変倍を行っている6群ズームレンズが提案されている(例えば特許文献1)。この6群ズームレンズは、第1および6レンズ群を変倍の為には固定として広角端から望遠端への変倍に際してレンズ系内部の第2、3、4および5レンズ群を移動するため、レンズ全長が一定に保たれ、変倍時の色収差等の諸収差の変動を抑えたテレセントリックなズームレンズを構成している。しかしながら、このズームレンズを反射型液晶プロジェクターに用いるには、バックフォーカスが十分でない。
【0014】
この他の従来の液晶プロジェクター用の投写レンズとして、拡大側より順に負、正、負、正の屈折力の第1〜第4レンズ群の配列による全体として4つのレンズ群より構成し、このうち所定のレンズ群を適切に移動させて変倍を行っている4群ズームレンズが提案されている(例えば特許文献2)。この4群ズームレンズは、第1および4レンズ群を変倍の為には、固定として広角端から望遠端への変倍に際してレンズ系内部の第2〜3レンズ群を移動させるため、レンズ全長は一定に保たれ、かつ反射型液晶プロジェクターを考慮した十分に長いバックフォーカスと比較的広い画角を有するテレセントリックなズームレンズを構成している。しかしながら、このズームレンズは、開放F値(以後F値は開放を表す)が比較的大きく、明るさが十分でない。
【0015】
この他の従来の液晶プロジェクター用の投写レンズとして、拡大側より順に負、正、正、負、正、正の屈折力の第1〜第6レンズ群の配列による全体として6つのレンズ群より構成し、このうち所定のレンズ群を適切に移動させて変倍を行っている6群ズームレンズが提案されている(例えば特許文献3)。この6群ズームレンズは、第1、4及び6レンズ群を固定として広角端から望遠端への変倍に際してレンズ系内部の第2、3及び5レンズ群を移動するため、レンズ全長が一定に保たれ、変倍時の色収差等の諸収差の変動を抑えたテレセントリックなズームレンズを構成している。しかしながらズームレンズを反射型液晶プロジェクターに用いるにはバックフォーカスが十分でない。
【特許文献1】
特開2001−235679号公報
【特許文献2】
特開2001−215410号公報
【特許文献3】
特開2001−108900号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
モバイル液晶プロジェクターの更なる小型化の要望とともに、特にホームシアター用に大きなメリットとなる近距離投影できること、つまり液晶プロジェクターの広画角化が求められている。
【0017】
透過型液晶プロジェクターの場合、液晶表示素子が小さくなるにつれ、その駆動回路により開口率が低下し光量が減少してしまう。これに対して反射型液晶表示の場合、駆動回路をパネルの裏側に設置することができるので開口率が高くなり光量低下を抑えることができる。そのため最近では、効率的に高輝度化を目指すため開口効率が良い反射型液晶プロジェクターが注目されており、それに伴い反射型液晶プロジェクターに特化した明るい投写レンズが必要となる。しかし反射型液晶プロジェクターにおいては、投写レンズと液晶表示素子との間にダイクロイックプリズム等の色合成光学系に加えて、偏光分離光学系等を挿入するために透過型液晶プロジェクターに比してより長いバックフォーカスを有した投写レンズが必要となる。
【0018】
又、蛍光燈下でも使用に耐えうるスクリーン照度を確保するために、小型プロジェクター用の投写レンズであっても広角端のF値が3.0程度以上の明るさが要望されている。
【0019】
つまり、小型軽量の液晶プロジェクターとしては、高輝度・高解像度を期待できる反射型液晶プロジェクターであって、かつ十分に長いバックフォーカスを有した近接距離で投影可能な投写レンズが要求されている。
【0020】
本発明は、レンズ系全体の小型化を図りつつ、変倍に伴う諸収差を良好に補正し、画面全体にわたり良好なる光学性能を有した液晶プロジェクター用の投写レンズに好適な変倍光学系の提供を目的とする。
【0021】
この他本発明は、画像情報をフィルム、CCD等の撮像手段面上に形成するビデオカメラ、フィルムカメラ、デジタルカメラ等の光学機器に好適なズームレンズの提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願第1発明は、前方(拡大側)から後方(縮小側)へ順に、変倍のために移動しない負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、変倍の為には移動しない正の屈折力の第6レンズ群を有し、短焦点距離端(いわゆる広角端)から長焦点距離端(いわゆる望遠端)への変倍に際して、第2、第3、第4、第5レンズ群が拡大側に移動する変倍光学系であって、特に、短焦点距離端における全系の焦点距離をfw、第4レンズ群の焦点距離をf4、最終レンズ面からの空気換算バックフォーカスをbfとするとき、
1.7<bf/(fw・|f4|)1/2<2.3
を満足することを特徴としている。
本願第2発明は、前方から後方へ順に、変倍のために移動しない負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、変倍のために移動しない正の屈折力の第6レンズ群を有し、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際して、第2、第3レンズ群が前方へ、第4、第5レンズ群が後方へ移動する変倍光学系であって、特に、最終レンズ面からの空気換算バックフォーカスをbf、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
0.25<fw/bf<0.4
を満足することを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の変倍光学系及び画像投写装置のいくつかの実施形態について説明する。各実施形態において、本発明の変倍光学系は、変倍に際してピント面が移動しないズームレンズとしている。
【0024】
図1は本発明の実施形態1のズームレンズを用いた画像投射装置(液晶ビデオプロジェクター)の要部概略図である。図2(A)、(B)は本発明の実施形態1に対応する後述する数値実施例1の数値をmm単位で表わした時の物体距離(第1レンズ群からの距離)1.8mのときの広角端(短焦点距離端)と望遠端(超焦点距離端)における収差図である。
【0025】
図3は本発明の実施形態2のズームレンズを用いた画像投射装置(液晶ビデオプロジェクター)の要部概略図である。図4(A)、(B)は本発明の実施形態2に対応する後述する数値実施例2の数値をmm単位で表わした時の物体距離(第1レンズ群からの距離)1.8mのときの広角端と望遠端における収差図である。
【0026】
図5は本発明の実施形態3のズームレンズを用いた画像投射装置(液晶ビデオプロジェクター)の要部概略図である。図6(A)、(B)は本発明の実施形態3に対応する後述する数値実施例3の数値をmm単位で表わした時の物体距離(第1レンズ群からの距離)1.8mのときの広角端と望遠端における収差図である。
【0027】
図7は本発明の実施形態4のズームレンズを用いた画像投射装置(液晶ビデオプロジェクター)の要部概略図である。図8(A)、(B)は本発明の実施形態4に対応する後述する数値実施例4の数値をmm単位で表わした時の物体距離(第1レンズ群からの距離)1.8mのときの広角端と望遠端における収差図である。
【0028】
図9は本発明の実施形態5のズームレンズを用いた画像投射装置(液晶ビデオプロジェクター)の要部概略図である。図10(A)、(B)は本発明の実施形態5に対応する後述する数値実施例5の数値をmm単位で表わした時の物体距離(第1レンズ群からの距離)1.8mのときの広角端と望遠端における収差図である。
【0029】
図11は本発明の実施形態6のズームレンズを用いた画像投射装置(液晶ビデオプロジェクター)の要部概略図である。図12(A)、(B)は本発明の実施形態6に対応する後述する数値実施例6の数値をmm単位で表わした時の物体距離(第1レンズ群からの距離)1.8mのときの広角端と望遠端における収差図である。
【0030】
図13は本発明の実施形態7のズームレンズを用いた画像投射装置(液晶ビデオプロジェクター)の要部概略図である。図14(A)、(B)は本発明の実施形態7に対応する後述する数値実施例7の数値をmm単位で表わした時の物体距離(第1レンズ群からの距離)1.8mのときの広角端と望遠端における収差図である。
【0031】
図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13の実施形態1〜7における画像投射装置ではLCDの原画をズームレンズPLを用いてスクリーン面S上に拡大投影している状態を示している。
【0032】
Sはスクリーン面(投影面)、LCDは液晶パネル(液晶表示素子)等の原画像(被投影面)である。スクリーン面Sと原画像LCDとは共役関係にあり、一般にはスクリーン面Sは距離の長い方の共役点(第1共役点)で拡大側(前方)に、原画像LCDは距離の短い方の共役点(第2共役点)で縮小側(後方)に相当している。
【0033】
GBは色合成プリズムや偏光フィルター、そしてカラーフィルター等のガラスブロックである。ASPは非球面、SPは絞りである。
【0034】
ズームレンズPLは接続部材(不図示)を介して液晶ビデオプロジェクター本体(不図示)に装着されている。ガラスブロックGB以降の液晶表示素子LCD側はプロジェクター本体に含まれている。
【0035】
図2、図4、図6、図8、図10、図12、図14の収差図においてGは波長550nm、Rは波長620nm、Bは波長450nmでの収差を示し、S(サジタル像面の倒れ)、M(メリジオナル像面の倒れ)はどちらも波長550nmでの収差を示す。Yは像高、FnoはFナンバーである。
【0036】
まず図1、図3、図5の実施形態1〜3について説明する。
【0037】
◎図1、図3、図5において、L1は負の屈折力の第1レンズ群、L2は正の屈折力の第2レンズ群、L3は負の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群、L5は正の屈折力の第5レンズ群、L6は正の屈折力の第6レンズ群である。
【0038】
実施形態1〜3では広角端から望遠端への変倍(ズーミング)に際して矢印のように第2レンズ群L2、第3レンズ群L3第4レンズ群L4そして第5レンズ群L5を拡大側である第1共役点側(スクリーンS側)へ独立に移動させている。第1レンズ群L1、第6レンズ群L6は変倍のためには移動しない。又、第1レンズ群L1を光軸上移動させてフォーカスを行っている。尚、フォーカスは表示パネルLCDを移動させて行っても良い。
【0039】
◎拡大側に負、縮小側に正の屈折力のレンズ群を配置し、レトロフォーカスタイプ(ネガティブリード型)を構成することによって、長いバックフォーカスを容易に確保している。又、スクリーンS上での照度分布を均一にするために、各レンズ面に多層コートを施している。
【0040】
◎負の屈折力のレンズ群が先行するネガティブリード型を採用することにより、広画角化および長いバックフォーカスを容易に確保しつつ近接投影距離において光学性能を良好に維持させている。反面、高変倍化および諸収差の補正が難しくなることに対しては、可動成分(レンズ群)を4成分とすることにより変倍時の収差変動を良好に抑えている。
【0041】
また、第1、第6レンズ群L1、L6はともに変倍の際は像面(縮小共役面)に対して固定してズーム全長を不変とすることで投写レンズ系としての堅牢性を確保し、また有効径の大きな第1レンズ群L1を固定とし重量バランス等の変化を少なくし機構面で有利に作用するようにしている。
【0042】
広角端に対する全系の焦点距離をfw、第4レンズ群L4の焦点距離をf4、最終レンズ面(第6レンズ群の最終レンズ面)からの空気換算バックフォーカスをbfとしたとき以下の条件式(1)を満足している。
【0043】
1.7<bf/(fw・|f4|)1/2<2.3 ・・・(1)
条件式(1)は、ズーミング(変倍)により移動する結像位置の変動を補正する為の第4レンズ群(コンペンセータ)L4の倍率を規定する条件である。条件式(1)の上限を超えると第4レンズ群L4の屈折力が強くなりすぎ、ズーミングによる収差変動が大きくなってしまい好ましくない。逆に下限を越えると第4レンズ群L4の屈折力が弱くなりすぎ、ズーミングにおける移動量が多くなりコンパクト化が困難となり好ましくない。更に好ましくは条件式(1)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0044】
1.8<bf/(fw・|f4|)1/2<2.2 ・・・(1a)
◎第3レンズ群L3の焦点距離をf3、広角端における全系の焦点距離をfwとしたとき、以下の条件式(2)を満足している。
【0045】
−65<f3/fw<−35 ・・・(2)
条件式(2)は、負の屈折力を有する第3レンズ群L3の焦点距離を適切に設定したものである。条件式(2)の上限を超えると第3レンズ群L3の屈折力が強くなり特に軸外光線における収差補正が困難になってくる。逆に下限を超えると第3レンズ群L3の屈折力が弱くなり過ぎるのでレンズ径が大きくなり、レンズ重量が増加傾向となるので好ましくなく、さらにはレンズ全長が長大化する傾向となる。更に好ましくは条件式(2)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0046】
−60<f3/fw<−40 ・・・(2a)
◎第5レンズ群L5の焦点距離をf5、第6レンズ群L6の焦点距離をf6とするとき以下の条件式(3)を満足している。
【0047】
1.7<f5/f6<2.2 ・・・(3)
条件式(3)は第5レンズ群L5と第6レンズ群L6の焦点距離の関係を適切に設定したものである。条件式(3)の、上限を超えると第6レンズ群L6の屈折力が強くなりすぎてしまい長いバックフォーカスを確保するのが困難になるとともに軸外諸収差の補正が困難となる。また下限を超えると第6レンズ群L6の屈折力が弱くなりバックフォーカスが長くなり好ましくない。更に好ましくは、条件式(3)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0048】
1.8<f5/f6<2.1 ・・・(3a)
◎レンズ系全体のコンパクト化のため各レンズ群の屈折力を強めることに伴う諸収差の劣化を補正するために、レンズ系内部に少なくとも1枚の非球面レンズを採用している。
【0049】
このときの非球面は、硝子モールドタイプ非球面かレプリカ非球面等を選ぶことが好ましいが、解像度の目標と、非球面レンズの敏感度によっては、プラスチック材より成る非球面レンズとしてもよい。非球面の採用は、除去しようとする収差にもよるが、像面湾曲等の収差を良好に補正するために第1レンズ群L1に採用するのが効果的であるがこれに限らず、第5レンズ群L5または第6レンズ群L6といった絞り位置からなるべく遠い位置に採用することも効果的である。
【0050】
◎絞りSPは本来レンズ群と独立に移動させることが良いが、変倍の際、カム溝が追加される等、生産上要件を併せて考えると、第2レンズ群L2または3レンズ群L3内といった変倍作用するレンズ群内に配置するのが良く、これによれば変倍時の収差変動を効率良く補正することができる。
【0051】
◎第5レンズ群L5は、拡大側から順に、拡大側に凸を向けたメニスカス形状の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズ、縮小側に比べ拡大側に強い曲率(曲率半径Rの逆数:1/Rが大きい)を持ち縮小側に凸を向けたメニスカス形状の負レンズを独立又は2枚又は3枚の貼り合せレンズにより構成している。このように軸上光線の高さが最も小さくなる位置で強い負の屈折力を持ったレンズを配置することにより効率良くペッツバール和を小さく抑えている。さらに第5レンズ群L5を正の屈折力のレンズ群にすることにより、テレセントリック性をもたせるために強い正の屈折力が必要とされる第6レンズ群L6の屈折力の負担を軽減させている。
【0052】
◎第6レンズ群L6の正レンズは、絞りSPから縮小側に配置された負の屈折力の第3、第4レンズ群L3、L4で跳ね上げられた光線を緩やかに屈曲させて良好なテレセントリック性能を持たせなければならないので硝子材の屈折率はペッツバール和を小さくする意味においてもなるべく高い材料が好ましい。
【0053】
◎図1、図5の実施形態1、3において第1レンズ群L1は、拡大側より順に両レンズ面が凸面の正レンズ、拡大側に凸を向けた2枚のメニスカス形状の負レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズおよび縮小側に凸を向けたメニスカス形状の正レンズより成っている。図3の実施形態2において、第1レンズ群L1は、拡大側より順に、両レンズ面が凸面の正レンズ、拡大側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズ、縮小側に凹面を向けた負レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズ、縮小側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズより構成している。
【0054】
実施形態1、2、3では最も拡大側に正レンズを配置することにより主に歪曲収差を効率良く補正している。
【0055】
実施形態1、2、3においてはまた高次の倍率色収差を小さく抑えるために、軸外光線の高さの小さい最も縮小共役側に色分散の大きい(アッベ数の小さい)材料を使用している。また第1レンズ群L1の2枚の正レンズの間に配置される3枚の負レンズは、その各面における屈折力が均等に分割されており、負レンズによる歪曲収差、非点収差、コマ収差が最小になるように上記形状にて構成している。
【0056】
実施形態3では、第1レンズ群L1のメニスカス形状の負レンズの一枚(拡大側より1番目のレンズ)に非球面を採用している。実施形態3では硝子モールドタイプの非球面レンズであるが、必ずしもこれに限らずレプリカおよびプラスチックタイプの非球面であっても構わない。このように絞りSPから遠い位置に非球面を配置することによって、主に像面湾曲等の収差を良好に補正する作用をしている。特に非球面を配置する位置としては第1レンズ群L1に限定されるものではなく、第1〜6レンズ群L1〜L6において、収差補正等の目的に合わせて配置を選択することが望ましい。
【0057】
図1、図5の実施形態1、3において、第2レンズ群L2は、拡大側より順に、両レンズ面が凸面の正レンズ、拡大側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズ、絞りSP、両レンズ面が凸面の正レンズより成っている。図3の実施形態2において、第2レンズ群L2は、拡大側より順に両レンズ面が凸面の正レンズ、拡大側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズ、拡大側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズ、絞り、両レンズ面が凸面の正レンズより成っている。
【0058】
図1、図3、図5の実施形態1〜3において、第3レンズ群L3は、両レンズ面が凹面の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズより成っている。
【0059】
第2レンズ群L2および第3レンズ群L3は、主たる変倍作用の役割を担っており、大きな屈折力が与えられている都合上、正レンズには屈折率の高い硝子材がペッツバール和および変倍時の球面収差等の収差変動を小さく設計するために良い。特にペッツバール和に関して、本発明のような大口径レンズにおいて高い解像力が要求されると、縮小側の像面深度が浅くなり、中間像高等での像面湾曲および非点収差が大きいと解像感が急激に劣化するためペッツバール和は小さく補正されていることが重要である。また、第3レンズ群L3は弱いパワー(屈折力)を持たせているがこれは変倍に際して移動量が大きくなるために発生する収差の変動量を抑えるためである。
【0060】
なお、絞りSPは第2レンズ群L2内に存在し、変倍時に第2レンズ群L2とともに移動しており、変倍時の軸外収差変動をおさえている。
【0061】
図1、図3、図5の実施形態1〜3において第4レンズ群L4は、変倍に伴うピント面の移動を補正する役割を担っている。
【0062】
第4レンズ群L4は拡大側より順に、両レンズ面が凹面の負レンズ、拡大側のレンズ面が凸面の正レンズの貼り合せによって構成しており、主に倍率色収差を効率よく抑える作用をしている。
【0063】
図1、図3の実施形態1、2において、第5レンズ群L5は拡大側に凸を向けたメニスカス形状の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズ、縮小側に凸を向けたメニスカス形状の負レンズの3枚の貼り合せにより構成している。又、図5の実施形態3において第5レンズ群L5は、拡大側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズと縮小側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズとを接合した2群3枚のレンズより構成している。
【0064】
実施形態1〜3では、最も縮小側には負レンズを位置させている。この負レンズは、効率よくペッツバール和を小さくする作用をする。また、実施形態1、2では3つのレンズを貼り合わせにすることにより倍率色収差を効率良く抑える役割を担っている。さらに主平面位置を液晶表示素子側に配置できることから瞳に関して良好なテレセントリックを得ると共に十分なバックフォーカスを確保している。
【0065】
図1、図3、図5の実施形態1〜3において、第6レンズ群L6は高い屈折力かつ高分散の材料より成る両レンズ面が凸面の正レンズを使用し、像面に対してテレセントリック性を持たせると同時に第5レンズ群L5の負レンズで発生する高次の倍率色収差を抑える作用をしている。
【0066】
◎以上のように、実施形態1〜3によれば大口径で縮小側にて良好なテレセントリック性能を有し、高解像・低歪曲で、可視光広帯域にて倍率色収差が良好に補正された長いバックフォーカスを有するズームレンズを実現している。
【0067】
次に、図7、図9、図11、図13の実施形態4〜7について説明する。
【0068】
◎図7、図9、図11、図13においてL1は負の屈折力の第1レンズ群、L2は正の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群、L5は負の屈折力の第5レンズ群、L6は正の屈折力の第6レンズ群である。
【0069】
実施形態4〜7では広角端から望遠端への変倍(ズーミング)に際して矢印のように第2レンズ群L2、第3レンズ群L3を第1共役点側(スクリーンS側)へ独立に移動させている。又、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5を第2共役点側(縮小側)へ移動させている。変倍に際し、第1レンズ群L1、第6レンズ群L6は固定である。又、第1レンズ群L1を光軸上移動させてフォーカスを行っている。尚、フォーカスは表示パネルLCDを移動させて行っても良い。
【0070】
◎拡大側に負、縮小側に正の屈折力のレンズ群を配置しレトロフォーカスタイプ(ネガティブリード型)を構成することによって、長いバックフォーカスを容易に確保している。又、スクリーンS上での照度分布を均一にするために、各レンズ面に多層コートを施している。
【0071】
◎負の屈折力のレンズ群が先行するネガティブリード型を採用することにより、広画角化および長いバックフォーカスを容易に確保している。反面、高変倍化が難しくなることに対しては、変倍時の可動時の可動成分を4成分とすることにより変倍時の収差変動を抑えたコンパクトな光学系を実現している。
【0072】
◎第1レンズ群L1および第6レンズ群L6はともに変倍に際して、縮小共役面に対して固定してズーム全長を不変とすることで投写レンズ系としての堅牢性を確保し、また有効径の大きな第1レンズ群L1を変倍時に固定とし重量バランスの変化を少なくし機構面で有利に作用するようにしている。
【0073】
◎空気換算バックフォーカスをbf、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき以下の条件式を満足している。
【0074】
0.25<fw/bf<0.4 ・・・(4)
条件式(4)は、長いバックフォーカスを容易に得るための条件である。条件式(4)の上限を超えるとバックフォーカスが短くなってしまい、プリズムやフィルター等の挿入に必要な長いバックフォーカスを得ることが困難になる。逆に下限を超えるとバックフォーカスが長くなりすぎると同時にレンズ全長も長大化する傾向となり、メカ構造上好ましくない。更に好ましくは条件式(4)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0075】
0.3<fw/bf<3.5 ・・・(4a)
◎第1レンズ群L1の焦点距離をf1、空気換算バックフォーカスをbf、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、以下の条件式を満足している。
【0076】
2.3<bf/(|f1|・fw)1/2<2.8 ・・・(5)
条件式(5)は、おもに収差補正の為に第1レンズ群L1の焦点距離を適切に設定したものである。上限を超えると第1レンズ群L1の屈折力が強くなり過ぎてしまい特に軸外光線における収差補正が困難になってしまう。逆に下限を超えると第1レンズ群L1のパワーが弱くなるのでレンズ径が大きくなる傾向となり高重量となるので好ましくなく、さらにはレンズ全長が長大化する傾向となる。更に好ましくは、条件式(5)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0077】
2.35<bf/(|f1|・fw)1/2<2.7 ・・・(5a)
◎第1レンズ群L1の焦点距離をf1、第2レンズ群L2の焦点距離をf2とするとき以下の条件式を満足している。
【0078】
0.3<|f1|/f2<0.5 ・・・(6)
条件式(3)は主たる変倍レンズ群である第2レンズ群L2と第1レンズ群L1の焦点距離の関係を適切に設定したものである。上限を超えると変倍における収差の変動が大きくなり、その補正が困難となる。また下限を超えると変倍に際して第2レンズ群L2の移動量が大きくなりレンズ系全体の小型化が困難になってくる。
【0079】
更に好ましくは、条件式(6)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0080】
0.35<|f1|/f2<0.45 ・・・(6a)
◎広角端における全系の焦点距離をfw、望遠端における全系の焦点距離をft、第6レンズ群L6の焦点距離f6とするとき以下の条件式を満足している。
【0081】
3.0<f6/(fw・ft)1/2<4.2 ・・・(7)
条件式(4)はテレセントリック性を確保するための適切な第6レンズ群L6の屈折力を規定したものである。上限を超えると第6レンズ群L6のパワーが長くなり過ぎて、バックフォーカスが大きくなり過ぎてしまい好ましくない。逆に下限を越えると十分なバックフォーカスを確保できずテレセントリック性が崩れる傾向となり、さらには軸外収差の補正が困難となり好ましくない。更に好ましくは、条件式(7)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0082】
3.3<f6/(fw・ft)1/2<4.0 ・・・(7a)
◎レンズ系全体のコンパクト化のため各レンズ群の屈折力を強めることに伴う諸収差の劣化を補正するために、レンズ系内部に少なくとも1枚の非球面レンズを採用している。
【0083】
このときの非球面は硝子モールドタイプ非球面かレプリカ非球面等を選ぶことが好ましいが、解像度の目標と、非球面レンズの敏感度によっては、プラスチック材より成る非球面レンズとしてもよい。非球面の採用は、除去しようとする収差にもよるが、像面湾曲等の収差を良好に補正するために第1レンズ群L1に採用するのが効果的であるがこれに限らず、第5レンズ群L5または第6レンズ群L6といった絞り位置からなるべく遠い位置に採用することも効果的である。
【0084】
◎絞りSPは本来レンズ群と独立に移動させることが良いが、変倍の際、カム溝が追加される等生産上要件を併せて考えると、第2レンズ群L2または3レンズ群L3内といった変倍作用をするレンズ群内に配置するのが良く、これによれば変倍時の収差変動を効率良く補正することができる。
【0085】
◎第5レンズ群L5には、拡大側から順に両レンズ面が凹面の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズおよび拡大側に比べ縮小側に屈折力の絶対値が大きい両レンズ面が凸面の正レンズにより構成している。このように軸上光線の高さが最も小さくなる位置で強い負の屈折力を持ったレンズを配置することにより効率良くペッツバール和を小さく抑えている。
【0086】
◎第6レンズ群L6の正レンズは、絞りSPから縮小側に配置された負の屈折力の第4、第5レンズ群L4、L5で跳ね上げられた光線を緩やかに屈曲させて良好なテレセントリック性能を持たせなければならないので硝子材の屈折率はペッツバール和を小さくする意味においてもなるべく高い材料が好ましい。
【0087】
◎図7、図9の実施形態4、5において
第1レンズ群L1は、拡大側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズ、拡大側に凸面を向けた2枚のメニスカス形状の負レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズと両レンズ面が凸面の正レンズとを接合した接合レンズより成っている。
【0088】
図11の実施形態6において、第1レンズ群L1は、拡大側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズ、拡大側に凸面を向けた2枚のメニスカス形状の負レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズより成っている。
【0089】
図13の実施形態7において、第1レンズ群L1は、拡大側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズ、拡大側に凸面を向けた3枚のメニスカス形状の負レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズと両レンズ面が凸面の正レンズとを接合した接合レンズ、より成っている。
【0090】
第1レンズ群L1は、6枚構成であり最も拡大側に正レンズを配置することにより、主に歪曲収差を効率良く補正している。
【0091】
また高次の倍率色収差を小さく抑えるために、軸外光線の高さの小さい最も縮小側に色分散の大きい(アッベ数の小さい)ガラスを使用したレンズを配置している。また第1レンズ群L1の2枚の正レンズの間に配置される4枚の負レンズは、4枚の負レンズの各面における屈折力がほぼ均等に分割され、負レンズによる歪曲収差、非点収差、コマ収差が最小になるように上記形状にて構成している。
【0092】
◎図7、図9、図11、図13の実施形態4〜7において第2レンズ群L2は、両レンズ面が凸面の正レンズと負レンズとを接合した正レンズそして絞りSPより成っている。
【0093】
又、第3レンズ群L3は、拡大側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズと正レンズとを接合した接合レンズより成っている。
【0094】
第2レンズ群L2および3レンズ群L3に関しては、主たる変倍作用の役割を担っており大きな屈折力が与えられている都合上、正レンズには屈折率の高い硝子材がペッツバール和および変倍時の球面収差等の収差変動を小さく設計するためによい。特にペッツバール和に関して、本発明のような大口径レンズにおいて高い解像力が要求されると、縮小側の像面深度が浅くなり、中間像高等での像面湾曲および非点収差が大きいと解像感が急激に劣化するためペッツバール和は小さく補正されていることが重要である。
【0095】
色にじみの観点では、可視光広帯域にて倍率色収差を良好に補正するためにも正レンズには異常分散性を有するランタン系の重フリント材等の使用が効率的である。
【0096】
なお、絞りSPは第2レンズ群L2内に存在し、変倍時に第2レンズ群L2とともに移動しており、変倍時の軸外収差変動をおさえている。
【0097】
◎図7、図9、図11、図13の実施形態4〜7において第4レンズ群L4は、両レンズ面が凹面の負レンズと両レンズ面が凸面の正レンズより成っている。第4レンズ群L4は、変倍に伴うピント面の移動を補正する作用を担っている。変倍全域に関して第4レンズ群L4の結像倍率は等倍以上である。
【0098】
◎図7、図9、図11、図13の実施形態4〜7において第5レンズ群L5は、両レンズ面が凹面の負レンズと両レンズ面が凸面の正レンズとを接合した接合レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズより成っている。
【0099】
第5レンズ群L5は、最も拡大側に負の屈折力を与えている。この負の屈折力により、効率よくペッツバール和を小さくする作用をする。また、接合レンズを用いることにより倍率色収差を効率良く抑える役割を担っている。さらに主平面位置を液晶表示素子側に配置できることから瞳に関して良好なテレセントリック性能およびバックフォーカス確保の面にて有利に作用している。
【0100】
◎図7、図9、図11、図13の実施形態4〜7において第6レンズ群L6は、両レンズ面が凸面の正レンズより構成している。
【0101】
第6レンズ群L6の正レンズには高屈折力かつ高分散な材料を使用し、像面に対してテレセントリック性を持たせると同時に第5レンズ群L5の負レンズで発生する高次の倍率色収差の発生を抑えている。
【0102】
◎図13の実施形態7では、第1レンズ群L1の負レンズの一枚(拡大側より2番目のレンズ)に非球面を採用している。実施形態では硝子モールドタイプの非球面レンズであるが、必ずしもこれに限らずレプリカおよびプラスチックタイプの非球面であっても構わない。このように絞りから問い位置に非球面を配置することによって、主に像面湾曲等の収差を良好に補正する作用をしている。
【0103】
また、非球面を配置する位置としては第1レンズ群L1に限らず、第1〜第6レンズ群L1〜L6の収差補正の目的に合わせて配置をすることが望ましい。
【0104】
以下に実施形態1〜7のズームレンズの数値データに各々対応する数値実施例1〜7を示す。各数値実施例においてiは拡大側からの光学面の順序を示し、riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、niとνiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材質の屈折率、アッベ数を示す。fは焦点距離、FnoはFナンバーである。
【0105】
また数値実施例1〜7の最も縮小側の3つの面は、色分解プリズム、フェースプレート、各種フィルター等に相当するガラスブロックGBを構成する面である。
【0106】
またkを離心率、A、B、C、Dを非球面係数、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
x=(h/r)/[1+[1−(1+k)(h/R)1/2]+Ah+Bh+Ch+Dh10
で表示される。但しrは曲率半径である。
【0107】
なお、例えば「e−Z」の表示は「10−Z」を意味する。
【0108】
前述の各条件式1〜3と数値実施例1〜3における諸数値との関係を表1に示す。
【0109】
又、各数値実施例4〜7における上述した条件式4〜7との対応を表2に示す。
【0110】
【外1】
Figure 2004117519
【0111】
【外2】
Figure 2004117519
【0112】
【外3】
Figure 2004117519
【0113】
【外4】
Figure 2004117519
【0114】
【外5】
Figure 2004117519
【0115】
【外6】
Figure 2004117519
【0116】
【外7】
Figure 2004117519
【0117】
【表1】
Figure 2004117519
【0118】
【表2】
Figure 2004117519
【0119】
図15は本発明の画像投射装置の実施形態の要部概略図である。
【0120】
同図は前述したズームレンズを3板式のカラー液晶プロジェクターに適用し複数の液晶表示素子に基づく複数の色光の画像情報を色合成手段を介して合成し、投射レンズでスクリーン面上に拡大投射する画像投射装置を示している。図15においてカラー液晶プロジェクター1はR、G、Bの3枚の液晶パネル5B、5G、5GからのRGBの各色光を色合成手段としてのプリズム2で1つの光路に合成し、前述したズームレンズより成る投影レンズ3を用いてスクリーン4に投影している。
【0121】
図16は本発明の光学機器の実施形態の要部概略図である。本実施形態ではビデオカメラ、フィルムカメラ、デジタルカメラ等の撮像装置を含む光学機器に撮影レンズとして前述したズームレンズを用いた例を示している。
【0122】
図16においては被写体9の像を撮影レンズ8で感光体7に結像し、画像情報を得ている。撮像装置に本発明のズームレンズを適用した場合には、被写体9側が拡大側(前方)に、感光体7側が縮小側(後方)に該当する。
【0123】
【発明の効果】
本発明によれば、レンズ系全体の小型化を図りつつ、変倍に伴う諸収差を良好に補正し、画面全体にわたり良好なる光学性能を有した液晶プロジェクター用に好適なズームレンズ及びそれを用いた画像投射装置を達成することができる。
【0124】
この他本発明によれば画像情報をフィルム、CCD等の撮像手段面上に形成するビデオカメラ、フィルムカメラ、デジタルカメラ等の光学機器に好適なズームレンズを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のズームレンズを用いた画像投射装置の要部概略図
【図2】本発明の数値実施例1のズームレンズをmm単位で表わしたときの物体距離1.8mのときの収差図
【図3】本発明の実施形態2のズームレンズを用いた画像投射装置の要部概略図
【図4】本発明の数値実施例2のズームレンズをmm単位で表わしたときの物体距離1.8mのときの収差図
【図5】本発明の実施形態3のズームレンズを用いた画像投射装置の要部概略図
【図6】本発明の数値実施例3のズームレンズをmm単位で表わしたときの物体距離1.8mのときの収差図
【図7】本発明の実施形態4のズームレンズを用いた画像投射装置の要部概略図
【図8】本発明の数値実施例4のズームレンズをmm単位で表わしたときの物体距離1.8mのときの収差図
【図9】本発明の実施形態5のズームレンズを用いた画像投射装置の要部概略図
【図10】本発明の数値実施例5のズームレンズをmm単位で表わしたときの物体距離1.8mのときの収差図
【図11】本発明の実施形態6のズームレンズを用いた画像投射装置の要部概略図
【図12】本発明の数値実施例6のズームレンズをmm単位で表わしたときの物体距離1.8mのときの収差図
【図13】本発明の実施形態7のズームレンズを用いた画像投射装置の要部概略図
【図14】本発明の数値実施例7のズームレンズをmm単位で表わしたときの物体距離1.8mのときの収差図
【図15】本発明の画像投射装置をカラー液晶プロジェクターに適用したときの要部概略図
【図16】本発明の光学機器の実施形態の要部概略図
【符号の説明】
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群
L6 第6レンズ群
ASP 非球面
LCD 液晶表示装置(像面)
SP 絞り
GB 硝子ブロック(色合成プリズム)
ΔS Sagittal像面の倒れ
ΔM Meridional像面の倒れ
1 液晶プロジェクター
2 色合成手段
3 投射レンズ
4 スクリーン
5(5B、5G、5R) 液晶パネル
6 撮像装置
7 撮像手段
8 撮影レンズ
9 被写体

Claims (13)

  1. 前方から後方へ順に、変倍のために移動しない負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、変倍のために移動しない正の屈折力の第6レンズ群を有し、短焦点端から長焦点端への変倍に際して該第2、第3、第4、第5レンズ群は前方に移動する変倍光学系であって、短焦点端における全系の焦点距離をfw、該第4レンズ群の焦点距離をf4、最終レンズ面からの空気換算バックフォーカスをbfとするとき、
    1.7<bf/(fw・|f4|)1/2<2.3
    を満足することを特徴とする変倍光学系。
  2. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    −65<f3/fw<−35
    を満足することを特徴とする請求項1の変倍光学系。
  3. 前記第5レンズ群の焦点距離をf5、前記第6レンズ群の焦点距離をf6とするとき、
    1.7<f5/f6<2.2
    を満足することを特徴とする請求項1又は2の変倍光学系。
  4. 前記第5レンズ群は、前方より後方へ順に、前方に凸を向けたメニスカス形状の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズ、後方に凸を向けたメニスカス形状の負レンズより成ることを特徴とする請求項1、2又は3の変倍光学系。
  5. 前記第1レンズ群は、1以上の非球面を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4の変倍光学系。
  6. 前方側から後方へ順に、変倍のために移動しない負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、変倍のために移動しない正の屈折力の第6レンズ群を有し、短焦点端から長焦点端への変倍に際して該第2、第3レンズ群は前方へ、該第4、第5レンズ群は後方へ移動する変倍光学系であって、最終レンズ面からの空気換算バックフォーカスをbf、短焦点端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    0.25<fw/bf<0.4
    を満足することを特徴とする変倍光学系。
  7. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    2.3<bf/(|f1|・fw)1/2<2.8
    を満足することを特徴とする請求項6の変倍光学系。
  8. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    0.3<|f1|/f2<0.5
    を満足することを特徴とする請求項6又は7の変倍光学系。
  9. 長焦点端における全系の焦点距離をft、前記第6レンズ群の焦点距離をf6とするとき、
    3.0<f6/(fw・ft)1/2<4.2
    を満足することを特徴とする請求項6、7又は8の変倍光学系。
  10. 前記第4レンズ群は、前方側より後方へ順に、両レンズ面が凹面の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズにより成ることを特徴とする請求項6、7、8又は9の変倍光学系。
  11. 前記第1レンズ群は、1以上の非球面レンズを含むことを特徴とする請求項6から10のいずれか1項の変倍光学系。
  12. 請求項1乃至11いずれか1項に記載の変倍光学系を用いて投影像原画をスクリーン面上に投射していることを特徴とする画像投射装置。
  13. 請求項1乃至11いずれか1項に記載のズームレンズを用いて画像情報を撮像手段面上に形成していることを特徴とする光学機器。
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