JP4703996B2 - ズームレンズおよびこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特に、ライトバルブの情報を拡大投写する投映レンズとして好適なズームレンズ、およびこれを用いた投写型表示装置に関するものである。
ライトバルブの情報を拡大投写しコンピュータ画像やテレビ画像として表示する投写型表示装置の発展は、近年、目覚ましいものがある。その投写型表示装置に用いられる投映レンズとしては、画像の大きさを変えることができるズームレンズを用いることが多く、最近では、その変化の割合の大きなもの、すなわちズーム比が大きいズームレンズが求められるようになってきている。
また投写時に画像を投写型表示装置に対し大きくずらす、所謂レンズシフト投写機能や、投写型表示装置に近い投写位置で大きな画像を見られる機能も要求されるようになっているが、そのためにはズームレンズの広角化が必要となる。
また、より鮮明な画像を見るために、より明るいズームレンズが求められるようになってきている。
従来より、変倍の際に移動する移動群として3群以上のレンズ群を備え、小さな共役長側が略テレセントリックに構成されたズームレンズとして、例えば下記特許文献1〜7記載のものが知られている。特許文献1〜3記載のものは、ズーム比1.5倍以上のズームレンズであるが、画角に関しては、現在、さらに広角なレンズが求められている。また、特許文献4〜7記載のものは、画角60度以上の広角ズームレンズであるが、ズーム比は比較的小さい。
また、これらの従来技術のものはF値が1.8以上のものが多く、現在、市場ではさらに明るいレンズが求められている。
特許第3362613号公報 特開2001−337275号公報 特開2001−350096号公報 特開2002−131641号公報 特開2003−015036号公報 特開2003−015037号公報 特開2003−015038号公報
上述のとおり、従来例としては、現在要請されているような広角化またはズーム比拡大のいずれかを達成したものは存在しているが、その両方を達成し、さらに明るさも満足しているものはない。まさに、投写型表示装置の投映レンズとして用い得るようなズームレンズで、広角化、ズーム比拡大および明るさを同時に満足させることの難しさを示しているともいえる。
本発明は、上記事情に鑑みなさたもので、広角でズーム比が大きく、諸収差が良好に補正された明るいズームレンズおよびこれを用いた投写型表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明のズームレンズは、ライトバルブ上に表示された画像を投映面に投写するズームレンズにおいて、
大きな共役長側から順に、少なくとも1枚の非球面レンズを含み、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、少なくとも2枚のレンズを有し、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とを配列してなり、広角端側から望遠端側へのズーミングに際して前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群および前記第5レンズ群のそれぞれが移動し、広角端におけるズームレンズ全体の焦点距離をFw、望遠端におけるズームレンズ全体の焦点距離をFt、前記第3レンズ群の焦点距離をF3、前記第5レンズ群の焦点距離をF5としたとき、下記条件式(1)、(2)、(3)を満足することを特徴とするものである。
Ft/Fw≧1.5 (1)
|F3/Fw|>5.0 (2)
|F5/Fw|>5.0 (3)
また、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間に瞳が配されてなることが好ましい。
前記第1レンズ群は、大きな共役長側から順に、大きな共役長側に凸面を向けた負のメニスカスレンズと、少なくとも1枚の負レンズとを配列してなることが好ましい。
また、前記第5レンズ群は、大きな共役長側から順に、大きな共役長側に凸面を向けたメニスカスレンズと、接合レンズと、少なくとも1枚の正レンズとを配列してなることが好ましい。
さらに、第1レンズ群および第6レンズ群は、広角端側から望遠端側へのズーミングに際して固定であることが好ましい。
また、本発明の投写型表示装置は、光源と、この光源からの光束を光変調するライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、上記いずれかのズームレンズを備え、前記ライトバルブで光変調された前記光束を該ズームレンズにより投写することを特徴とするものである。
本発明のズームレンズによれば、強い負の屈折力を有する第1レンズ群中に少なくとも1枚の非球面レンズを含み、第2レンズ群を少なくとも2枚のレンズにより構成するとともに、少なくとも第2レンズ群、第4レンズ群および第6レンズ群を正の屈折力を有するレンズ群とすることにより、正のパワーを分散して収差の発生を抑制しているので、広角でズーム比が大きく諸収差が良好に補正された明るいズームレンズとすることができる。また、このズームレンズを用いることにより本発明の投写型表示装置は、明るく広角でズーム比の大きい投写型表示装置とすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明に係るズームレンズを代表するものとしての、本発明の実施例1に係るズームレンズの基本構成を示すもので、広角端および望遠端におけるレンズ構成、ならびに広角側から望遠側に到る各レンズ群の移動軌跡が示されている。
このズームレンズは、変倍の際に移動する移動群として3群以上のレンズ群を備え、小さな共役長側が略テレセントリックに構成されたズームレンズとされている。図1のズームレンズでは、大きな共役長側から順に、変倍の際に固定の第1レンズ群G、変倍の際に移動する移動群としての第2レンズ群G、第3レンズ群G、第4レンズ群Gおよび第5レンズ群G、ならびに変倍の際に固定の第6レンズ群Gが配列されている。
ここで、第1レンズ群Gは、少なくとも1枚の非球面レンズを含み、全体として負の屈折力を有しており、第2レンズ群Gは、少なくとも2枚のレンズを有し、全体として正の屈折力を有しており、第4レンズ群Gおよび第6レンズ群Gは正の屈折力を有している。
また、このズームレンズは、広角端におけるズームレンズ全体の焦点距離をFw、望遠端におけるズームレンズ全体の焦点距離をFtとしたとき、下記条件式(1)を満足する。
Ft/Fw≧1.5 (1)
すなわち、ズーム比が1.5以上とされている。
本発明に係るズームレンズでは、強い負の屈折力を有する第1レンズ群G中に少なくとも1枚の非球面レンズを含み、第2レンズ群Gを少なくとも2枚のレンズにより構成するとともに、少なくとも第2レンズ群G、第4レンズ群Gおよび第6レンズ群Gを正の屈折力を有するレンズ群とすることにより、正のパワーを分散して収差の発生を抑制しているので、広角でズーム比が大きく諸収差が良好に補正された明るいズームレンズとすることができる。
また、このズームレンズは、最も大きな共役長側に、負の屈折力を有し変倍の際固定でフォーカス作用を担う第1レンズ群Gが配され、最も小さな共役長側に、正の屈折力を有し変倍の際固定の第6レンズ群Gが配されてなる。最も大きな共役長側に強い負の第1レンズ群Gを配する構成は長いバックフォーカスを確保するために適しており、この第1レンズ群Gではレンズ径が大きくなるので、変倍の際固定とすることが好ましい。他方、最も小さな共役長側に配される第6レンズ群Gは、リレーレンズとして作用する。
また、このズームレンズは、第3レンズ群Gと第4レンズ群Gとの間に瞳が配され、第5レンズ群Gが正の屈折力を有することが好ましい。このような構成とすることにより、瞳位置よりも小さな共役長側のレンズ群、すなわち、第4レンズ群G、第5レンズ群Gおよび第6レンズ群Gがすべて正の屈折力を有するレンズ群となり、瞳位置以降における正の屈折力を分散することができるので、諸収差の発生をさらに抑制することが可能となるためである。
また、第1レンズ群Gは、大きな共役長側から順に、大きな共役長側に凸面を向けた負のメニスカスレンズと、少なくとも1枚の負レンズとを配列してなることが好ましい。これは、本実施形態のズームレンズのように広角のものにおいてはディストーションの発生が問題となるが、このようなディストーションの発生を効率よく抑えることができるためである。
また、第5レンズ群Gは、大きな共役長側から順に、大きな共役長側に凸面を向けたメニスカスレンズと、接合レンズと、少なくとも1枚の正レンズとを配列してなることが好ましい。これは、このような構成とすることにより、諸収差、特に球面収差や色収差を良好に抑制することができるためである。
また、このズームレンズでは、上記第3レンズ群Gの焦点距離をF3、上記第5レンズ群Gの焦点距離をF5としたとき、下記条件式(2)、(3)を満足することが好ましい。
|F3/Fw|>5.0 (2)
|F5/Fw|>5.0 (3)
上記条件式(2)、(3)を満足し、第3レンズ群Gと第5レンズ群Gのパワーを所定の範囲に規定することにより、特に球面収差と色収差の発生をさらに効率よく抑えることが可能となる。
またこのズームレンズは、図1に示すように、大きな共役長側より順に、負の第1レンズ群G、正の第2レンズ群G、第3レンズ群G、正の第4レンズ群G、第5レンズ群G、および正の第6レンズ群Gが配列されてなり、変倍に際し第2レンズ群G、第3レンズ群G、第4レンズ群G、および第5レンズ群Gが移動群として、各々独立して移動する構成とすることにより、簡易な構成でその作用効果を得ることができる。
また、前述した第1レンズ群Gに含まれる、少なくとも1枚の非球面レンズの非球面形状は、下記非球面式によって表される(後述する実施例2においても同じ)。
Figure 0004703996
また、このズームレンズでは、移動群となるレンズ群同士の間、または移動群となるレ
ンズ群のレンズ群中に、少なくとも1つの可変絞りが配設されることが好ましく、この可
変絞りは変倍に際し、少なくとも1つの前記移動群となるレンズ群と一体に、または可変絞りが単体で、移動するように構成することができる。可変絞りを移動群となるレンズ群と一体に、または絞り単体で移動させる構成では、大きな共役長側のレンズをコンパクトに構成することができる。
もっとも、前述した、第3レンズ群Gと第4レンズ群Gの間に配される瞳は、現実の絞りに限られるものではない。
なお、以下に2つの実施例について具体的に説明するが、各実施例の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明については省略する。
<実施例1>
図1は、実施例1に係るズームレンズの基本構成を示すもので、広角端および望遠端におけるレンズ構成、ならびに広角側から望遠側に到る各レンズ群の移動軌跡が示されている。
実施例1に係るズームレンズは図1に示すように、大きな共役長側より順に、負の第1レンズ群G、正の第2レンズ群G、負の第3レンズ群G、正の第4レンズ群G、正の第5レンズ群G、および正の第6レンズ群Gが配列されてなり、変倍に際し第2レンズ群G、第3レンズ群G、第4レンズ群G、および第5レンズ群Gが移動群としてそれぞれ独立して移動する。各移動群は、相互に関係をもって移動することで、連続変倍、およびその連続変倍によって生じる像面移動の補正を行なう機能を有する。また、第1レンズ群Gおよび第6レンズ群Gは変倍に際し固定とされ、第1レンズ群Gはフォーカス作用を担っている。
なお、これらのズームレンズでは、第6レンズ群Gの小さな共役長側には、赤外線をカットするフィルタやローパスフィルタさらには色合成光学系(色分解光学系)に相当するガラスブロック1、および液晶表示パネルやDMD等の画像変調ライトバルブ(図示せず)が配列されている(以下の実施例2においても同様である)。また、図中、Xは光軸を表している(以下の実施例2においても同様である)。また、これらのズームレンズは小さな共役長側が略テレセントリックな光学系となっている。
ここで、第1レンズ群Gは、大きな共役長側から順に、負の第1レンズL、負の第2レンズL、および負の第3レンズLが配列されてなる。第1レンズ群Gは全て負レンズより構成されている。第1レンズ群Gにおいて第2レンズLは、両面に非球面が形成された非球面レンズとされている。
また、第2レンズ群Gは、正の第4レンズLおよび正の第5レンズLからなる。
また、第3レンズ群Gは、大きな共役長側から順に、正の第6レンズLと負の第7レンズLとの接合レンズからなる。
また、第4レンズ群Gは、正の第8レンズLからなる。
また、第5レンズ群Gは、大きな共役長側から順に、小さな共役長側の面が小さな共役長側に凹形状とされた負の第9レンズL、大きな共役長側の面が大きな共役長側に凹形状とされた負の第10レンズL10と正の第11レンズL11との接合レンズ、および正の第12レンズL12が配列されてなる。
さらに、第6レンズ群Gは、正の第13レンズL13からなる。
このズームレンズに関する条件式(1)〜(3)に対応する値は、後述する実施例2のものと併せて後段に表3として示すが、本実施例のズームレンズは条件式(1)〜(3)を全て満足している。
下記表1の上段に、この実施例1に係るズームレンズの各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを示す。なお、この表1および後述する表2における曲率半径Rと空気間隔Dの数値は、それぞれの広角端における全系の焦点距離を1として規格化した場合の値を示すものであり、各記号R、D、N、νに対応させた数字は物体側から順次増加するようになっている。さらに、広角端と望遠端における、レンズ全系の焦点距離F、Fno(F値)および画角(2ω:度)について示す。
また、表1の中段には、表1の上段において可変値とされた各空気間隔Dについて、広角端および望遠端における第1レンズ群Gと第2レンズ群Gの距離(*1)、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gの距離(*2)、第3レンズ群Gと第4レンズ群Gの距離(*3)、第4レンズ群Gと第5レンズ群Gの距離(*4)および第5レンズ群Gと第6レンズ群Gの距離(*5)を示す。
また、表1の下段に、本実施例のズームレンズ中の非球面レンズの非球面形状を上記非球面式で表した場合の非球面係数を示す。
Figure 0004703996
<実施例2>
図3は、実施例2に係るズームレンズの基本構成を示すもので、広角端および望遠端におけるレンズ構成、ならびに広角側から望遠側に到る各レンズ群の移動軌跡が示されている。
実施例2に係るズームレンズは図示のとおり、大きな共役長側より順に、負の第1レンズ群G、正の第2レンズ群G、正の第3レンズ群G、正の第4レンズ群G、正の第5レンズ群G、および正の第6レンズ群Gが配列されてなり、変倍に際し第2レンズ群G、第3レンズ群G、第4レンズ群G、および第5レンズ群Gが移動群としてそれぞれ独立して移動し、第1レンズ群Gおよび第6レンズ群Gは変倍に際し固定とされている。各移動群、および各固定群の作用は実施例1と同様である。また、これらのズームレンズは小さな共役長側が略テレセントリックな光学系となっている。
また、各レンズ群の構成も実施例1のものと略同様とされているが、第3レンズ群Gの接合レンズを構成する、正の第6レンズLと負の第7レンズLの具体的形状が異なっている。
なお、本実施例に係るズームレンズは、表3に示すように条件式(1)〜(3)を全て満足している。
また、下記表2の上段に、この実施例2に係るズームレンズの各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを示す。さらに、広角端と望遠端における、レンズ全系の焦点距離F、Fno(F値)および画角(2ω:度)について示す。
また、表2の中段には、表2の上段において可変値とされた各空気間隔Dについて、広角端および望遠端における第1レンズ群Gと第2レンズ群Gの距離(*1)、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gの距離(*2)、第3レンズ群Gと第4レンズ群Gの距離(*3)、第4レンズ群Gと第5レンズ群Gの距離(*4)および第5レンズ群Gと第6レンズ群Gの距離(*5)を示す。
また、表2の下段に、本実施例のズームレンズ中の非球面レンズの非球面形状を上記非球面式で表した場合の非球面係数を示す。
Figure 0004703996
図2および図4は、実施例1、2のズームレンズの広角端および望遠端における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。また、各非点収差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されている。図2および図4から明らかなように、実施例1、2のズームレンズによればズーム領域の全体に亘って良好な収差補正がなされている。
このように実施例1、2のズームレンズは、広角端での画角が各々64度程度、75.8度程度と広角で、ズーム比が1.5倍以上と大きく、さらにF値が1.7と明るく、諸収差が良好に補正されたズームレンズとされている。
また、下記表3は実施例1、2のズームレンズに関する条件式(1)〜(3)に対応する値を示すものである。
Figure 0004703996
次に、上述したズームレンズを投映レンズとして搭載した投写型表示装置の一例を、図5により説明する。本発明に係る投写型表示装置は、光源と、この光源からの光束を光変調するライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、本発明に係るズームレンズを備え、前記ライトバルブで光変調された前記光束を該ズームレンズにより投写するように構成することができる。図5に示す投写型表示装置は、ライトバルブとして透過型液晶パネル11a〜cを備え、投映レンズ10として本発明に係るズームレンズを用いている。光源20とダイクロイックミラー12の間は図示を省略しているが、光源20からの白色光は照明光学部を介して、3つの色光光束(G光、B光、R光)にそれぞれ対応する液晶パネル11a〜cに入射されて光変調され、色合成されて投映レンズ10により投写される。この装置は、色分解のためのダイクロイックミラー12、13、色合成のためのクロスダイクロイックプリズム14、コンデンサレンズ16a〜c、全反射ミラー18a〜cを備えている。本発明に係るズームレンズを用いているので本発明の投写型表示装置は、広角でズーム比が大きく、投写画像の画質が良好な投写型表示装置とすることができる。
なお、本発明のズームレンズおよび投写型表示装置としては上記実施例のものに限られるものではなく、例えばズームレンズの各レンズ群を構成するレンズの枚数および形状は適宜選択し得る。
また、本発明のズームレンズは透過型の液晶表示パネルを用いた投写型表示装置の投映レンズとしての使用態様に限られるものではなく、反射型の液晶表示パネルあるいはDMD等の他の光変調手段を用いた装置の投映レンズ等として用いることも可能である。
さらに、CCD、撮像管等の撮像手段、さらには銀塩フィルム等を用いたカメラに使用されるズーム機能を有する結像レンズに転用することも可能である。
本発明の実施例1に係るズームレンズの広角端と望遠端のレンズ構成図 実施例1に係るズームレンズの各収差図 本発明の実施例2に係るズームレンズの広角端と望遠端のレンズ構成図 実施例2に係るズームレンズの各収差図 本発明の投写型表示装置の一例を示す概略構成図
符号の説明
1 画像変調ライトバルブ
2 ガラスブロック
3、3A、3B マスク
10 投映レンズ
11a〜c 透過型液晶パネル
12、13 ダイクロイックミラー
14 クロスダイクロイックプリズム
16a〜c コンデンサレンズ
18a〜c 全反射ミラー
20 光源
〜L13 レンズ
X 光軸

Claims (6)

  1. ライトバルブ上に表示された画像を投映面に投写するズームレンズにおいて、
    大きな共役長側から順に、少なくとも1枚の非球面レンズを含み、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、少なくとも2枚のレンズを有し、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とを配列してなり、広角端側から望遠端側へのズーミングに際して前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群および前記第5レンズ群のそれぞれが移動し、広角端におけるズームレンズ全体の焦点距離をFw、望遠端におけるズームレンズ全体の焦点距離をFt、前記第3レンズ群の焦点距離をF3、前記第5レンズ群の焦点距離をF5としたとき、下記条件式(1)、(2)、(3)を満足することを特徴とするズームレンズ。
    Ft/Fw≧1.5 (1)
    |F3/Fw|>5.0 (2)
    |F5/Fw|>5.0 (3)
  2. 前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間に瞳が配されてなることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群は、大きな共役長側から順に、大きな共役長側に凸面を向けた負のメニスカスレンズと、少なくとも1枚の負レンズとを配列してなることを特徴とする請求項1または2記載のズームレンズ。
  4. 前記第5レンズ群は、大きな共役長側から順に、大きな共役長側に凸面を向けたメニスカスレンズと、接合レンズと、少なくとも1枚の正レンズとを配列してなることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載のズームレンズ。
  5. 前記第1レンズ群および前記第6レンズ群は、広角端側から望遠端側へのズーミングに際して固定であることを特徴とする請求項1からのうちいずれか1項記載のズームレンズ。
  6. 光源と、この光源からの光束を光変調するライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、請求項1からのうちいずれか1項記載のズームレンズを備え、前記ライトバルブで光変調された前記光束を該ズームレンズにより投写することを特徴とする投写型表示装置。
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