JP4855024B2 - 2群ズーム投影レンズおよび投写型表示装置 - Google Patents

2群ズーム投影レンズおよび投写型表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、投写型表示装置に搭載される2群ズーム投影レンズおよびその投写型表示装置に関し、特にライトバルブにDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を採用したプロジェクタ装置に用いられる投影レンズに関するものである。
近年、液晶表示装置に加え、DMD表示装置を用いた投影プロジェクタ装置(投写型表示装置)が知られるようになってきている。DMDは、入力されたビデオ信号に応じ、10度以上程度の範囲で傾きを変えることができる高反射率の矩形状の微小な鏡を用いて、光源からの光の反射方向を制御し、所望の反射光のみをスクリーン上に集束させてその映像の投影を可能としている。これは、例えば基板上に数百万個以上の鏡を縦横に配列し、全て独立してデジタル制御することによりなされるもので、各鏡が各々映像中の1画素に対応することとなる。
また、DMDは液晶表示装置と異なり、照射光を偏光する必要がないので光量の損失が少なく、階調表現の正確性という点でも優れている。それ故、このような利点を有するDMDを用いた投影プロジェクタ装置においては、DMDに応じて鮮明かつ高精度な投影画像を得ることができるように良好なレンズ特性を有する投影レンズが要求される。これらの要求に応えるべく、広画角で諸収差の補正を行い得る投影レンズが提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−271668号公報
上述したように、DMDを用いた投影プロジェクタ装置用の投影レンズとしては、そのプロジェクタの特性および要求に応じたものであることが必要である。したがって、第1に高性能で小型なものが要求されることになるが、さらに広画角で色収差や歪曲収差を始めとする諸収差の補正も良好であることが当然に要求される。特に高精細なカラー画像が要求される今日においては、色収差の面でも良好なものが要求される。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、DMDを用いた投影プロジェクタ装置に用いられる投影レンズにおいて、小型で広画角、かつ諸収差を良好に補正し得る2群ズーム投影レンズおよび投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明の2群ズーム投影レンズは、拡大側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群を配設してなり、広角端から望遠端への変倍に際し、前記第1レンズ群は、拡大側から縮小側に向かって連続的に移動するように構成され、前記第2レンズ群は、縮小側から拡大側に向かって連続的に移動するように構成された2群ズーム投影レンズにおいて、
前記第2レンズ群は前群、後群の順に拡大側より配設されてなり、前記前群は拡大側より順に、2枚以上の正レンズよりなる群と、1枚以上の負レンズよりなる群を配設し、前記後群は拡大側より順に、1枚以上の負レンズよりなる群と、2枚以上の正レンズよりなる群を配設してなり、
さらに、前記前群の負レンズよりなる群の1枚のレンズは拡大側に凹面を向けて配置されるとともに前記後群の負レンズよりなる群の1枚のレンズは縮小側に凹面を向けて配置されてなり、
下記条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とするものである。
(1)n2i>1.75
(2)0.8<D/f<1.2
(3)0.6<f/f<0.8
ただし、
2i:第2レンズ群内の負レンズを構成する硝材のd線に対する屈折率(iは該負レンズのレンズ番号)
:第2レンズ群の全長
:第2レンズ群の焦点距離
:レンズ全系の広角端での焦点距離
なお、条件式(3)は0.65<f/f<0.75であることがより望ましい。
また、前記第1レンズ群は、拡大側より順に、正レンズ、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ、負レンズ、正レンズおよび負レンズを配設してなるようにし、上記条件式(4)を満足することが好ましい。
(4)0.6<f/|f|<0.9
ただし、
:第1レンズ群の焦点距離
また、前記第1レンズ群は、拡大側より順に、正レンズ、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ、負レンズおよび正レンズを配設してなり、上記条件式(4)を満足するようにすることも好ましい。
さらに、本発明に係る投写型表示装置は、光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、上述した本発明に係る2群ズーム投影レンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記2群ズーム投影レンズによりスクリーンに投影することを特徴とするものである。
本発明の2群ズーム投影レンズによれば、負の屈折力を有する第1レンズ群をスクリーン側に配置することによりレトロフォーカスタイプとし、広角化を達成している。
また、第2レンズ群を前群と後群とに分けて、光軸方向に対称的な構成とし、前群の負レンズの凹面を拡大側へ向けるとともに後群の負レンズの凹面を縮小側へ向けて、該2つの凹面を互いに逆向きとしたレンズ配置とすることにより、色収差および歪曲収差を始めとする諸収差を抑制することができる。
さらに、所定の条件式(1)〜(4)を満足することにより、小型化を図りつつ諸収差をさらに良好なものとすることができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示す実施形態(実施例1のものを代表させて示している)の2群ズーム投影レンズは、拡大側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G、正の屈折力を有する第2レンズ群G、カバーガラス(フィルタ部)2およびDMD1を配設してなる。なお、図中Xは光軸を表している。
ここで第1レンズ群Gは、拡大側より順に正レンズである第1レンズL、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第2レンズL、負レンズである第3レンズL、正レンズである第4レンズLおよび負レンズである第5レンズLからなる。一方、第2レンズ群Gにおいては、前群は拡大側より順に、正レンズである第6レンズL、正レンズである第7レンズL、正レンズである第8レンズL、拡大側に凹面を向けた負レンズよりなる第9レンズLからなり、後群は拡大側より順に、縮小側に凹面を向けた負レンズよりなる第10レンズL10、正レンズである第11レンズL11および正レンズである第12レンズL12からなる。
なお、第1レンズ群Gは、上記構成に替えて、拡大側より順に正レンズである第1レンズL、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第2レンズL、負レンズである第3レンズLおよび正レンズである第4レンズLからなる4枚レンズ構成となるようにしても良い。
また、第2レンズ群Gのレンズ構成は上記の構成に限られるものではなく、負レンズをさらに1枚以上加えたり、正レンズをさらに1枚以上加えるようにしても良い。
また、第2レンズ群Gは前群と後群とが概略対称的に配され、前群の負レンズ(第9レンズL)の凹面を拡大側へ向け、後群の負レンズ(第10レンズL10)の凹面を縮小側へ向けて互いに逆向きにすることにより、ディストーション、倍率色収差といった軸外収差の発生を抑えることができるようになっている。
また、本実施形態の2群ズーム投影レンズは、第1レンズ群Gと第2レンズ群Gの2つのレンズ群を移動させることにより、ズーム機能を有する構成とされている。ここで、広角端から望遠端への変倍に際し、第1レンズ群Gは、拡大側から縮小側に向かって連続的に移動するように構成され、第2レンズ群Gは、縮小側から拡大側に向かって連続的に移動するように構成されている。
次に、上述した条件式(1)〜(4)の技術的意義について説明する。
上記条件式(1)は、第2レンズ群G内の負レンズの屈折率を規定するもので、この条件式(1)を満足することにより、球面収差を良好に補正することができる。
上記条件式(2)は、第2レンズ群G内のパワー配分を適切に設定するためのものである。この条件式(2)の範囲を逸脱すると、諸収差、とりわけ球面収差が悪化する。
上記条件式(3)は、レンズ系全体のパワー配分を適切に設定するためのものである。上限を上回ると第2レンズ群Gで発生する収差が大きくなり、レンズ系全体の収差補正が困難となる。一方、下限を下回ると第1レンズ群Gと第2レンズ群Gの間隔が大きくなり過ぎるため、レンズ系全体の小型化が困難となる。
上記条件式(4)はレンズ系全体のパワー配分を適切に設定するためのものである。上限を上回ると第1レンズ群Gで発生する収差が大きくなり、レンズ系全体の収差補正が困難となる。一方、下限を下回ると第1レンズ群Gと第2レンズ群Gの間隔が大きくなり過ぎるため、レンズ系全体の小型化が困難となる。
次に、本発明に係る投写型表示装置の実施形態について簡単に説明しておく。図9は本実施形態に係る投写型表示装置の概略構成図である。
図9に示すように、光源101より出射された光束は、不図示のカラーホイールによって、3原色光(R、G、B)の各光に時系列的に選択変換され、照明光学系102によって光束の光軸と垂直な断面における光量分布の均一化を図られてDMD103に照射される。このDMD103においては、入射光の色の切り替わりに応じて、その色光用への変調切替が行われ、DMD103により適宜変調された投影光は、2群ズーム投影レンズ104に入射し、最終的にはスクリーン105に到達する。
なお、図9に示す投写型表示装置は、本発明の1実施形態を示すものであって、種々の態様の変更が可能である。例えば、単板のDMDを設ける替わりに、各色光に応じた3枚のDMDによりRGB各色の変調を同時に行うようにしても良い。この場合2群ズーム投影レンズ104とDMD103との間に図示しない色分離/合成プリズムが配置される。
以下、具体的な実施例を用いて、本発明の2群ズーム投影レンズをさらに説明する。
<実施例1>
実施例1に係る2群ズーム投影レンズの概略構成を図1に示す。この2群ズーム投影レンズは、拡大側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、正の屈折力を有する第2レンズ群Gとを配設してなる。
ここで第1レンズ群Gは、拡大側より順に、拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第1レンズL、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第2レンズL、両凹レンズである第3レンズL、両凸レンズである第4レンズLおよび両凹レンズである第5レンズLからなる。一方、第2レンズ群Gにおいては、前群は拡大側より順に、両凸レンズである第6レンズL、両凸レンズである第7レンズL、両凸レンズである第8レンズL、拡大側に凹面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第9レンズLからなり、後群は拡大側より順に、両凹レンズである第10レンズL10、両凸レンズである第11レンズL11および両凸レンズである第12レンズL12からなる。
第2レンズ群Gを前後に分けた概略対称的な構成とし、前群の第9レンズLの拡大側凹面と、後群の第10レンズL10の縮小側凹面により、ディストーション、倍率色収差といった軸外収差の発生を抑えることができるようになっている。
この2群ズーム投影レンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔(以下、これらを総称して軸上面間隔という)D(mm)、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を表1に示す。なお、表中の数字は、拡大側からの順番を表すものである。また、表1の中段には、焦点距離f、バックフォーカスの距離bf、FNo.、画角2ωの値が示されている。
Figure 0004855024
また、実施例1の2群ズーム投影レンズによれば、表1の下段に示すように、条件式(1)〜(4)は満足されている。なお、レンズ系の全長(第1レンズLの物体側の面から最終レンズの像側の面までの距離:以下同じ)は75.0mmとされている。
図2は実施例1の2群ズーム投影レンズの球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差を示す収差図である。なお、非点収差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されている。これらの収差図においてhは像高を示す。
これらの収差図から明らかなように、実施例1の2群ズーム投影レンズによれば、各収差、特に倍率色収差を極めて良好に補正することができる。
<実施例2>
実施例2に係る2群ズーム投影レンズの概略構成を図3に示す。本実施例において、実施例1と重複する説明については省略する。
実施例2に係る2群ズーム投影レンズのレンズ構成は、実施例1のものと比較すると、第2レンズ群Gの構成が異なっている。具体的には、この第2レンズ群Gの前群の最も拡大側のレンズが、拡大側に凹面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第6レンズLとされている点で異なっている。
第2レンズ群Gを前後に分けた概略対称的な構成とし、前群の第9レンズLの拡大側凹面と、後群の第10レンズL10の縮小側凹面により、ディストーション、倍率色収差といった軸外収差の発生を抑えることができるようになっている。
この2群ズーム投影レンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を表2に示す。なお、表中の数字は、拡大側からの順番を表すものである。また、表2の中段には、焦点距離f、バックフォーカスの距離bf、FNo.、画角2ωの値が示されている。
Figure 0004855024
また、実施例2の2群ズーム投影レンズによれば、表2の下段に示すように、条件式(1)〜(4)は満足されている。なお、レンズ系の全長は63.0mmとされている。
図4は実施例2の2群ズーム投影レンズの球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差を示す収差図である。なお、非点収差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されている。これらの収差図においてhは像高を示す。
これらの収差図から明らかなように、実施例2の2群ズーム投影レンズによれば、各収差、特に倍率色収差を極めて良好に補正することができる。
<実施例3>
実施例3に係る2群ズーム投影レンズの概略構成を図5に示す。本実施例において、実施例1と重複する説明については省略する。
実施例3に係る2群ズーム投影レンズのレンズ構成は、実施例1のものと比較すると、第2レンズ群Gの構成が異なっている。特に、第2レンズ群Gの前群のレンズ枚数が、実施例1のものでは4枚構成であるのに対し、本実施例のものでは3枚構成とされている。この第2レンズ群Gの前群の具体的構成は、拡大側より順に、両凸レンズである第6レンズL、両凸レンズである第7レンズL、拡大側に凹面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第8レンズLからなり、後群の具体的構成は拡大側より順に、両凹レンズである第9レンズL、両凸レンズである第10レンズL10および両凸レンズである第11レンズL11からなる。
第2レンズ群Gを前後に分けた概略対称的な構成とし、前群の第8レンズLの拡大側凹面と、後群の第9レンズLの縮小側凹面により、ディストーション、倍率色収差といった軸外収差の発生を抑えることができるようになっている。
この2群ズーム投影レンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を表3に示す。なお、表中の数字は、拡大側からの順番を表すものである。また、表3の中段には、焦点距離f、バックフォーカスの距離bf、FNo.、画角2ωの値が示されている。
Figure 0004855024
また、実施例3の2群ズーム投影レンズによれば、表3の下段に示すように、条件式(1)〜(4)は満足されている。なお、レンズ系の全長は63.0mmとされている。
図6は実施例3の2群ズーム投影レンズの球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差を示す収差図である。なお、非点収差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されている。これらの収差図においてhは像高を示す。
これらの収差図から明らかなように、実施例3の2群ズーム投影レンズによれば、各収差、特に倍率色収差を極めて良好に補正することができる。
<実施例4>
実施例4に係る2群ズーム投影レンズの概略構成を図7に示す。本実施例において、実施例1と重複する説明については省略する。
実施例4に係る2群ズーム投影レンズのレンズ構成は、実施例1のものと比較すると、第1レンズ群G、第2レンズ群Gともに異なっている。特に、第1レンズ群Gのレンズ枚数が、実施例1のものでは5枚構成であるのに対し、本実施例のものでは4枚構成とされ、さらに、第2レンズ群Gの前群のレンズ枚数が、実施例1のものでは4枚構成であるのに対し、本実施例のものでは3枚構成とされている。ここで第1レンズ群Gの具体的構成は、拡大側より順に、両凸レンズである第1レンズL、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第2レンズL、両凹レンズである第3レンズLおよび拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第4レンズLからなる。一方、第2レンズ群Gにおいては、前群の具体的構成は拡大側より順に、両凸レンズである第5レンズL、両凸レンズである第6レンズL、拡大側に凹面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第7レンズLからなり、後群の具体的構成は拡大側より順に、両凹レンズである第8レンズL、両凸レンズである第9レンズLおよび両凸レンズである第10レンズL10からなる。
第2レンズ群Gを前後に分けた概略対称的な構成とし、前群の第7レンズLの拡大側凹面と、後群の第8レンズLの縮小側凹面により、ディストーション、倍率色収差といった軸外収差の発生を抑えることができるようになっている。
この2群ズーム投影レンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を表4に示す。なお、表中の数字は、拡大側からの順番を表すものである。また、表4の中段には、焦点距離f、バックフォーカスの距離bf、FNo.、画角2ωの値が示されている。
Figure 0004855024
また、実施例4の2群ズーム投影レンズによれば、表4の下段に示すように、条件式(1)〜(4)は満足されている。なお、レンズ系の全長は63.0mmとされている。
図8は実施例4の2群ズーム投影レンズの球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差を示す収差図である。なお、非点収差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されている。これらの収差図においてhは像高を示す。
これらの収差図から明らかなように、実施例4の2群ズーム投影レンズによれば、各収差、特に倍率色収差を極めて良好に補正することができる。
本発明の実施例1に係る2群ズーム投影レンズの構成を示す概略図 実施例1の2群ズーム投影レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図 本発明の実施例2に係る2群ズーム投影レンズの構成を示す概略図 実施例2の2群ズーム投影レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図 本発明の実施例3に係る2群ズーム投影レンズの構成を示す概略図 実施例3の2群ズーム投影レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図 本発明の実施例4に係る2群ズーム投影レンズの構成を示す概略図 実施例4の2群ズーム投影レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図 本発明の2群ズーム投影レンズを用いた投写型表示装置の概略構成図
符号の説明
〜L12 レンズ
〜G レンズ群
X 光軸
1、103 DMD
2 カバーガラス(フィルタ部)
101 光源
102 照明光学系
104 2群ズーム投影レンズ
105 スクリーン

Claims (4)

  1. 拡大側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群を配設してなり、広角端から望遠端への変倍に際し、前記第1レンズ群は、拡大側から縮小側に向かって連続的に移動するように構成され、前記第2レンズ群は、縮小側から拡大側に向かって連続的に移動するように構成された2群ズーム投影レンズにおいて、
    前記第2レンズ群は前群、後群の順に拡大側より配設されてなり、前記前群は拡大側より順に、2枚以上の正レンズよりなる群と、1枚以上の負レンズよりなる群を配設し、前記後群は拡大側より順に、1枚以上の負レンズよりなる群と、2枚以上の正レンズよりなる群を配設してなり、
    さらに、前記前群の負レンズよりなる群の1枚のレンズは拡大側に凹面を向けて配置されるとともに前記後群の負レンズよりなる群の1枚のレンズは縮小側に凹面を向けて配置されてなり、
    下記条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とする2群ズーム投影レンズ。
    (1)n2i>1.75
    (2)0.8<D/f<1.2
    (3)0.6<f/f<0.8
    ただし、
    2i:第2レンズ群内の負レンズを構成する硝材のd線に対する屈折率(iは該負レンズのレンズ番号)
    :第2レンズ群の全長
    :第2レンズ群の焦点距離
    :レンズ全系の広角端での焦点距離
  2. 前記第1レンズ群は、拡大側より順に、正レンズ、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ、負レンズ、正レンズおよび負レンズを配設してなり、下記条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1記載の2群ズーム投影レンズ。
    (4)0.6<f/|f|<0.9
    ただし、
    :第1レンズ群の焦点距離
  3. 前記第1レンズ群は、拡大側より順に、正レンズ、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ、負レンズおよび正レンズを配設してなり、下記条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1記載の2群ズーム投影レンズ。
    (4)0.6<f/|f|<0.9
    ただし、
    :第1レンズ群の焦点距離
  4. 光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、請求項1〜3のうちいずれか1項記載の2群ズーム投影レンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記2群ズーム投影レンズによりスクリーンに投影することを特徴とする投写型表示装置。
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